JP2022024824A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録ヘッド本体等様々な共振周波数の影響を軽減した駆動周波数に調整して、画像品質を向上させることができる液体吐出装置を提供する。【解決手段】インクを吐出する記録ヘッドと、記録ヘッドによるインクの吐出の対象となる記録媒体との相対位置を検出する検出部と、検出部による検出結果から導出される記録ヘッドの吐出周期に対する追加の演算により、同一の駆動周期が2周期以上連続しないような記録ヘッドを駆動する駆動周期を決定する決定部と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置およびプロッタ等の画像形成装置(画像記録装置)として使用するインクジェット記録装置(液体吐出装置)における記録ヘッドは、インクを吐出するノズルと、このノズルが連通する圧力発生室(圧力室、加圧液室、液室、インク室またはインク流路等とも称される)と、この圧力発生室内のインクを加圧するエネルギーを発生するアクチュエータ手段(エネルギー発生手段)と、を備える。このようなインクジェット記録装置は、アクチュエータ手段を駆動することにより圧力発生室内のインクを加圧してノズルからインクを吐出させる装置であり、記録が必要なときにのみインクを吐出するインク・オン・デマンド方式のものが主流である。
そして、インク(記録液体)を吐出させるためのアクチュエータ手段の種類により、幾つかの方式に大別される。まず、第1の方式として、圧力発生室の壁の一部を薄い振動板とし、これに対応して圧力発生素子としての圧電素子を配置し、電圧印加に伴って発生する圧電素子の変形により振動板を変形させることにより圧力発生室内の圧力を変化させてインクを吐出させるピエゾ方式がある。また、第2の方式として、液室内部に発熱体素子を配置し、通電による発熱体の加熱によって気泡を発生させ、気泡の圧力によってインクを吐出させるバブルジェット(登録商標)方式がある。さらに、第3の方式として、圧力発生室の壁面を形成する振動板と、この振動板に対向して配置された圧力発生室外の個別電極とを備え、振動板と電極との間に電界を印加することによって発生する静電力により振動板を変形させて、圧力発生室内の圧力および体積を変化させ、ノズルからインクを吐出させる静電型方式がある。
上述のような方式のうち電圧印加により振動板を変形させてインクを吐出させるピエゾ方式の画像形成装置では、圧電素子を駆動してインクを吐出させる際、記録ヘッド全体、または構造の一部が共振し、不安定な吐出状態になったり、インクの液滴の吐出速度が変化して画像品質が悪化するという問題がある。これは、記録ヘッドの構造的な共振周波数が、記録ヘッドの駆動周波数、すなわち圧電素子の駆動周波数と一致または近接することに起因する場合がある。
このような問題に対処するために、1駆動周期内で複数の駆動パルスからなる駆動波形によりノズルからインクを吐出させる画像形成装置において、当該装置の経時的な変化および個体差を考慮して、ノズルの共振によるクロストークの発生を防止するために、アクチュエータ素子の振動を検知する振動検知部で検知された振動波形に基づいて、ノズルの共振に影響を与える周波数を特定する周波数特定部と、特定された周波数に基づいて、生成された駆動波形の形状を変更し、周波数特性を補正する技術が知られている(例えば特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、生成された駆動波形の形状を変えることにより、特定した周波数成分を回避することはできても、その駆動波形を、記録ヘッドの構造的な共振周波数、またはその約数で駆動してしまうと、励起された共振で不安定な吐出になったり、インクの吐出速度が変化し、着弾位置がずれて画像が劣化してしまう問題があった。また、画像形成装置の記録媒体の搬送速度にはムラがあるため、駆動周期にも変動があるため、その変動を含めて、常に記録ヘッドの構造的な共振周波数またはその約数を避けるのは困難であるという問題もある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、記録ヘッド本体等様々な共振周波数の影響を軽減した駆動周波数に調整して、画像品質を向上させることができる液体吐出装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、インクを吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドによるインクの吐出の対象となる記録媒体との相対位置を検出する検出部と、前記検出部による検出結果から導出される前記記録ヘッドの吐出周期に対する追加の演算により、同一の駆動周期が2周期以上連続しないような該記録ヘッドを駆動する駆動周期を決定する決定部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッド本体等様々な共振周波数の影響を軽減した駆動周波数に調整して、画像品質を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の全体外観の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る画像形成装置の側断面の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る画像形成装置の要部平面の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る画像形成装置の記録ヘッドの液室の長手方向に平行な断面を示す図である。 図5は、実施形態に係る画像形成装置の記録ヘッドの液室の長手方向に垂直な断面を示す図である。 図6は、実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る画像形成装置の印刷制御部およびヘッド駆動回路の構成の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る画像形成装置の駆動波形および液制御信号の一例を示す図である。 図9は、記録ヘッドの構造的な振動の周波数特性の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る画像形成装置の共振を抑制するための吐出周期を説明する図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る液体吐出装置の実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
(画像形成装置の概略構成)
図1は、実施形態に係る画像形成装置の全体外観の一例を示す図である。図1を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成について説明する。
図1に示す画像形成装置1は、シリアル型のインクジェット記録装置(液体吐出装置)である。図1に示すように、画像形成装置1は、本体2と、給紙トレイ3と、排紙トレイ4と、カートリッジ装填部5と、操作表示部6と、カートリッジカバー7と、インクカートリッジ10c、10m、10y、10kと、残量表示部11c、11m、11y、11kと、電源ボタン12と、用紙送り・印刷再開ボタン13と、キャンセルボタン14と、を備えている。
本体2は、画像形成装置1の外形を構成する本体部分である。給紙トレイ3は、後述する記録ヘッド31(図2参照)によりインクを吐出する画像形成部分へ給紙するための用紙等の記録媒体Pを装填する着脱自在のトレイである。排紙トレイ4は、画像形成された記録媒体Pをストックするためのトレイである。
カートリッジ装填部5は、本体2の前面の左右方向の一端側、すなわち、給紙トレイ3および排紙トレイ4の左右方向の一端側に配置され、前面から本体2の前方側に突き出し、上面よりも低くなるように構成された、インクカートリッジ10c、10m、10y、10kを装填するための部分である。
操作表示部6は、カートリッジ装填部5の上面に配置された、画像形成装置1を操作するための操作ボタンおよび表示器等が設けられた部分である。
カートリッジカバー7は、カートリッジ装填部5の前面側に配置され、インクカートリッジ10c、10m、10y、10kを着脱する場合に開くカバーである。
インクカートリッジ10c、10m、10y、10kは、それぞれシアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インク、黒(K)インクを収容し、カートリッジ装填部5に対して装填可能なインクカートリッジである。なお、インクカートリッジ10c、10m、10y、10kについて、任意のインクカートリッジを示す場合、または総称する場合、単に「インクカートリッジ10」と称するものとする。
残量表示部11c、11m、11y、11kは、操作表示部6に含まれ、各色のインクカートリッジ10の装着位置に対応した位置に配置され、各色のインクカートリッジ10のインクの残量状態を表示するLED(Light Emitting Diode)等の表示器である。例えば、残量表示部11c、11m、11y、11kは、各色のインクの残量がニアエンドまたはエンドの状態になったことを表示する。
電源ボタン12は、操作表示部6に含まれ、画像形成装置1の電源をオンまたはオフするためのボタンである。用紙送り・印刷再開ボタン13は、記録媒体Pを搬送したり、中断した印刷動作を再開するためのボタンである。キャンセルボタン14は、画像形成装置1の動作を停止したり、設定内容をキャンセルするためのボタンである。
なお、図1に示した画像形成装置1の構成は一例を示すものであり、これに限定されるものではない。例えば、本体2の上面側または裏面側に手差しトレイ等が設けられているものとしてもよい。
(画像形成装置の内部機構)
図2は、実施形態に係る画像形成装置の側断面の一例を示す図である。図3は、実施形態に係る画像形成装置の要部平面の一例を示す図である。図2および図3を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置1の内部機構について説明する。
図2および図3に示すように、画像形成装置1は、ガイドロッド21と、ステー22と、キャリッジ23と、主走査モータ24と、駆動プーリ25と、従動プーリ26と、タイミングベルト27と、を備えている。
ガイドロッド21は、図示しない左右の側板間にステー22と共に横架され、キャリッジ23を主走査方向(図3に示す矢印方向)に摺動可能に保持する部材である。
キャリッジ23は、後述する記録ヘッド31c、31m、31y、31kおよび供給タンク32が装着され、主走査モータ24により駆動されるタイミングベルト27を介して、主走査方向に移動される部材である。
主走査モータ24は、駆動プーリ25と従動プーリ26との間に無端状に架け渡されたタイミングベルト27を回転させることによりキャリッジ23を主走査方向に移動させるモータである。
駆動プーリ25は、従動プーリ26との間でタイミングベルト27が架け渡されており、主走査モータ24の回転駆動により回転して、タイミングベルト27を回転させるプーリである。従動プーリ26は、駆動プーリ25との間でタイミングベルト27が架け渡されており、駆動プーリ25の回転に伴ってタイミングベルト27を介して回転するプーリである。タイミングベルト27は、駆動プーリ25と従動プーリ26との間に無端状に架け渡されたベルトである。タイミングベルト27は、キャリッジ23のベルト保持部が固定され、主走査モータ24の回転駆動によりキャリッジ23を主走査方向に往復移動させる。
また、図2および図3に示すように、画像形成装置1は、さらに、記録ヘッド31c、31m、31y、31kと、供給タンク32と、を備えている。
記録ヘッド31c、31m、31y、31kは、それぞれシアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インク、黒(K)インクを吐出するための複数のノズルが下方に向かうようにキャリッジ23に装着されたインクジェットヘッドである。図3に示す例では、記録ヘッド31k、31c、31m、31yの順に主走査方向に並設されている。なお、記録ヘッド31c、31m、31y、31kについて、任意の記録ヘッドを示す場合、または総称する場合、単に「記録ヘッド31」と称するものとする。記録ヘッド31は、インクを吐出する複数のノズルがノズル列として主走査方向と交差する方向に配列されている。なお、インクジェットヘッドとしての記録ヘッド31は、圧電素子等の圧電アクチュエータ、発熱抵抗体等の電気熱変換素子を用いてインクの膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、または、静電力を用いる静電アクチュエータ等を、インクを吐出するための圧力発生手段として使用できるが、本実施形態では、圧電素子を用いた圧力発生手段を備えるものとして説明する。
なお、記録ヘッド31は、各ノズル列から同じ色のインクを吐出する構成であってもよく、異なる色のインクを吐出する構成であってもよい。
供給タンク32は、カートリッジ装填部5に装着された各色のインクカートリッジ10からインク供給チューブを介して各色のインクが補充供給されるタンクである。供給タンク32は、記録ヘッド31に対して各色のインクを供給する。
また、図2に示すように、画像形成装置1は、さらに、用紙積載部41と、給紙コロ43と、分離パッド44と、ガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、押さえ部材48と、先端加圧コロ49と、を備えている。
用紙積載部41は、用紙等の記録媒体Pを給紙するために当該記録媒体Pを積載させる部材である。給紙コロ43は、用紙積載部41から記録媒体Pを1枚ずつ分離給送するコロである。分離パッド44は、摩擦係数の大きな材質から構成され、給紙コロ43に対向し、給紙コロ43側に付勢されており、給紙コロ43による記録媒体Pの給送時に1枚ずつ分離するパッドである。
ガイド部材45は、給紙コロ43により給送された記録媒体Pをカウンタローラ46側へ案内する部材である。カウンタローラ46は、ガイド部材45を介して送られる記録媒体Pを、後述する搬送ベルト51との間で挟んで搬送するローラである。搬送ガイド部材47は、カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に挟まれて搬送される記録媒体Pを、先端加圧コロ49側へ案内する部材する。
押さえ部材48は、搬送ガイド部材47により案内された記録媒体Pを搬送ベルト51側へ押さえる部材である。先端加圧コロ49は、押さえ部材48に備えられ、記録媒体Pを搬送ベルト51側へ押さえながら記録ヘッド31の下方側へ送り込むコロである。
また、図2および図3に示すように、画像形成装置1は、さらに、搬送ベルト51と、搬送ローラ52と、テンションローラ53と、帯電ローラ56と、ガイド部材57と、副走査モータ58と、駆動ベルト59と、プーリ60と、分離爪61と、排紙ローラ62と、排紙コロ63と、を備えている。
搬送ベルト51は、搬送ローラ52とテンションローラ53と間に架け渡された無端状のベルトであり、給送された記録媒体Pを静電吸着して記録ヘッド31へ対向する位置(記録ヘッド31の下方の位置)へ向けて副走査方向に搬送するベルトである。搬送ベルト51は、記録媒体Pの吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を施した裏層とを有する。表層は、例えば、抵抗制御を施していない純粋な厚さ40[μm]程度の樹脂材、例えばETFEピュア材で形成されている。裏層は、例えば中抵抗層またはアース層である。
搬送ローラ52は、回転駆動されることによって搬送ベルト51を副走査方向に周回移動させるローラである。搬送ローラ52は、アースローラの役目を担っており、搬送ベルト51の裏層と接触配置され接地している。テンションローラ53は、搬送ローラ52と共に搬送ベルト51を架け渡すためのローラである。
帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し搬送ベルト51の表面を帯電させるローラである。帯電ローラ56は、搬送ベルト51の周回移動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に所定の押圧をかけている。
ガイド部材57は、搬送ベルト51の裏側における記録ヘッド31による印字領域に対応する位置に配置された部材である。ガイド部材57は、上面が搬送ベルト51を支持する2つのローラである搬送ローラ52およびテンションローラ53の接線よりも記録ヘッド31側に搬送ベルト51を突出させる。これによって、搬送ベルト51の高精度な平面性を維持するようにしている。
副走査モータ58は、駆動ベルト59およびプーリ60を介して、搬送ローラ52を回転駆動させることにより、搬送ベルト51を図3に示す副走査方向に周回移動させるモータである。駆動ベルト59は、副走査モータ58の回転軸と、プーリ60との間に架け渡されたベルトであり、副走査モータ58の回転駆動によってプーリ60を回転させるためのベルトである。プーリ60は、搬送ローラ52の回転軸に接続されており、副走査モータ58の回転駆動により駆動ベルト59を介して回転することにより、搬送ローラ52を回転させるプーリである。
分離爪61は、記録ヘッド31により画像形成された記録媒体Pを排紙するために、搬送ベルト51から記録媒体Pを分離するための爪部材である。排紙ローラ62は、分離爪61により分離された記録媒体Pを排紙トレイ4へ向けて排紙するためのローラである。排紙コロ63は、分離爪61により分離された記録媒体Pを、排紙ローラ62と共に排紙トレイ4へ向けて排紙するためのコロである。
また、図2に示すように、画像形成装置1は、さらに、両面ユニット71と、手差しトレイ72と、を備えている。
両面ユニット71は、本体2の背面部に着脱自在に装着され、搬送ベルト51の逆方向回転で戻される記録媒体Pを取り込んで反転させて、再度、カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙するユニットである。手差しトレイ72は、両面ユニット71の上面に設置され、手動により記録媒体Pを給紙するためのトレイである。
また、図3に示すように、画像形成装置1は、さらに、維持回復機構81と、空吐出受け88と、を備えている。
維持回復機構81は、キャリッジ23の主走査方向の一端側の非印字領域に配置され、記録ヘッド31のノズルの状態を維持および回復する機構である。維持回復機構81は、図3に示すように、キャップ部材82a~82dと、ワイパーブレード83と、空吐出受け84と、を有する。
キャップ部材82a~82dは、各記録ヘッド31の各ノズル面をキャッピングする部材である。例えば、キャップ部材82aは、吸引用および保湿用のキャップとし、キャップ部材82b~82dは、保湿用のキャップとする。ワイパーブレード83は、記録ヘッド31のノズル面をワイピングするためのブレード部材である。空吐出受け84は、記録ヘッド31が増粘したインクを排出するために、記録に寄与しないインクを吐出させる空吐出を行う場合のインクを受ける部材である。
空吐出受け88は、キャリッジ23の主走査方向の維持回復機構81とは反対側の端の非印字領域に配置され、記録ヘッド31が増粘したインクを排出するために、記録に寄与しないインクを吐出させる空吐出を行う場合のインクを受ける部材である。空吐出受け88は、図3に示すように、開口部89c、89m、89y、89kを有する。
開口部89c、89m、89y、89kは、各記録ヘッド31のノズル列の方向に沿って形成され、当該各記録ヘッド31からの空吐出されたインクを空吐出受け88の内部へ収容するための開口部分である。
以上のように構成された画像形成装置1においては、まず、給紙トレイ3から記録媒体Pが1枚ずつ分離して給紙され、ガイド部材45によって略鉛直方向に搬送される。そして、記録媒体Pは、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、さらに先端を搬送ガイド部材47で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90度搬送方向を変更される。
このとき、後述する制御部200によって図示しないACバイアス供給部から帯電ローラ56に対してプラスとマイナスとが交互に繰り返すように交番する電圧が印加される。これによって、搬送ベルト51は、周回方向である副走査方向に、プラス電荷とマイナス電荷とが所定の幅で帯状に交互に帯電された状態となる。そして、プラスとマイナスとに交互に帯電した搬送ベルト51上に記録媒体Pが給送されると、記録媒体Pは、搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって副走査方向に搬送される。
そして、記録媒体Pが記録ヘッド31の下方の印字領域に搬送されると、キャリッジ23の主走査方向の移動に従って、記録ヘッド31は、画像データに応じてインクの吐出動作を開始する。記録ヘッド31は、副走査方向の移動が停止している記録媒体Pにインクを吐出して1行分を記録(印字)し、記録媒体Pが所定量搬送された後、次の行の記録を行う。そして、制御部200は、記録終了信号または記録媒体Pの後端が印字領域に到達した信号を受けることにより、記録ヘッド31の記録動作を終了させ、記録媒体Pを給紙トレイ3に排紙する。
また、印字待機中においては、制御部200は、キャリッジ23を維持回復機構81側に移動させ、キャップ部材82a~82dにより記録ヘッド31のノズルをキャッピングさせる。これにより、ノズルを湿潤状態に保つことができ、インク乾燥による吐出不良を抑制することができる。
また、制御部200は、記録ヘッド31による記録開始前または記録途中等に、空吐出受け84または空吐出受け88に向けて記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行わせる。これによって、記録ヘッド31の安定した吐出性能を維持および回復することができる。
(記録ヘッドの概略構造)
図4は、実施形態に係る画像形成装置の記録ヘッドの液室の長手方向に平行な断面を示す図である。図5は、実施形態に係る画像形成装置の記録ヘッドの液室の長手方向に垂直な断面を示す図である。図4および図5を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置1の記録ヘッド31の概略構造について説明する。
図4および図5に示すように、記録ヘッド31は、流路板101と、振動板102と、ノズル板103とが接合された積層構造を有する。
流路板101は、例えばSUS(Steel Use Stainless)基板または単結晶シリコン基板をエッチングして形成され、ノズル板103のノズル104へ連通するノズル連通路105、インクを加圧するための液室106、および、後述する共通液室108から液室106へインクを供給するためのインク供給口109が形成されている。流路板101は、例えば結晶面方位[110]の単結晶シリコン基板を水酸化カリウム水溶液(KOH)等のアルカリ性エッチング液を用いて異方性エッチングをしたり、または、SUS基板をエッチングすることにより、ノズル連通路105、液室106およびインク供給口109が形成される。
振動板102は、ノズル板103が接合された流路板101の面とは反対側の面に接合されたニッケル電鋳等で形成された板であり、後述する圧電素子121により変形することによって液室106内のインクを加圧する。振動板102は、ニッケル等の金属プレートから形成され、例えばエレクトロフォーミング法(電鋳法)により作製される。なお、振動板102は、この他金属板または金属と樹脂板との接合部材等を用いて作製することもできる。
ノズル板103は、振動板102が接合された流路板101の面とは反対側の面に接合された板であり、流路板101のノズル連通路105に連通し、液室106で加圧されたインクを吐出するためのノズル104が形成されている。具体的には、ノズル板103は、流路板101の各液室106に対応して直径10~30[μm]のノズル104を形成し、流路板101に接着剤接合している。また、ノズル板103は、金属部材から成るノズル形成部材の表面に所定の層を介して最表面に撥水層が形成されている。なお、ノズル板103のノズル104によるインクの吐出側の面がノズル面103aとなる。
また、図4および図5に示すように、記録ヘッド31は、さらに、圧電素子121と、ベース基板122と、支柱部123と、を備えている。
圧電素子121は、振動板102に接着接合された2列の積層型圧電素子であり、振動板102を変形させて液室106内のインクを加圧するための圧力発生手段(アクチュエータ手段)である電気機械変換素子である。圧電素子121は、後述するヘッド駆動回路221である駆動IC(Integrated Circuit)に接続するためのFPC(Flexible Printed Circuits)ケーブル126が接続されている。圧電素子121は、図4および図5に示すように、圧電材料151と内部電極152とを交互に積層した積層型圧電素子である。また、圧電素子121の交互に異なる端面に引き出された各内部電極152には、個別電極153および共通電極154が接続されている。なお、圧電素子121の圧電方向として、d33方向の変位を用いて液室106内インクを加圧する構成としてもよく、d31方向の変位を用いて液室106内インクを加圧する構成としてもよい。
ベース基板122は、圧電素子121と支柱部123とを交互に接合固定する基板である。なお、1つのベース基板122に1列の圧電素子121が設けられる構造としてもよい。
支柱部123は、圧電素子121の間に配置され、振動板102およびベース基板122に接合固定された支柱である。支柱部123は、圧電素子部材を分割加工することにより圧電素子121と同時に形成した部分であるが、駆動電圧を印加しないので単なる支柱となる。
また、図4および図5に示すように、記録ヘッド31は、さらに、フレーム部材131を備えている。
フレーム部材131は、振動板102の周縁部に接合された部材である。フレーム部材131は、例えばエポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂またはポリフェニレンサルファイトで射出成形により形成される。フレーム部材131は、インク供給口109を介して液室106に連通する共通液室108と、貫通部132と、インク供給孔133と、が形成されている。
共通液室108は、インク供給孔133を介してインクが供給される液室であり、インク供給口109を介して液室106へインクを供給する。貫通部132は、圧電素子121およびベース基板122等で構成されるアクチュエータユニットを収納する。インク供給孔133は、共通液室108に外部(供給タンク32)からインクを供給するための孔である。
このように構成された記録ヘッド31においては、例えば圧電素子121に印加する電圧を基準電位から下げることによって、圧電素子121が収縮して、液室106の容積が膨張する方向に振動板102を変形させる。これによって、共通液室108から液室106内にインクが流入する。
その後、圧電素子121に印加する電圧を上げて圧電素子121を積層方向に伸長させると、振動板102をノズル104方向に変形させて、液室106の容積を収縮させる。これによって、液室106内のインクが加圧され、ノズル104からインクの滴が吐出される。
そして、圧電素子121に印加する電圧を基準電位に戻すことによって、振動板102が初期位置に復元し、液室106が膨張して負圧が発生する。これによって、共通液室108から液室106内にインクが充填される。そして、ノズル104のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次のインク吐出のための動作に移行する。
なお、記録ヘッド31の駆動方法については、上述した引き・押し打ちに限定されるものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちまたは押し打ち等を行うこともできる。
(画像形成装置のハードウェア構成)
図6は、実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図6を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成について説明する。
図6に示すように、画像形成装置1は、制御部200と、ヘッド駆動回路221(駆動部)と、主走査モータ24と、副走査モータ58と、給紙コロ43と、維持回復機構81と、カートリッジEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)227と、記録ヘッド31、キャリッジ位置検出回路231(検出部の一例)およびタンク満タンセンサ232を含むキャリッジ23と、操作表示部6と、搬送量検出回路233と、環境センサ234と、を備えている。なお、上述の各機器のうち、主走査モータ24、副走査モータ58、給紙コロ43、維持回復機構81、記録ヘッド31および操作表示部6については、上述した通りである。
制御部200は、画像形成装置1の全体の制御を司る制御ユニットである。制御部200は、図6に示すように、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、NVRAM(Non-Volatile RAM)204と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)205と、ネットワークI/F206と、I/O207と、印刷制御部211と、主走査モータ駆動回路212と、副走査モータ駆動回路213と、給紙コロ駆動回路214と、維持回復機構駆動回路215と、インク供給駆動回路216と、カートリッジ通信回路217と、を備えている。
CPU201は、ROM202に記憶された各種プログラムを、ワーク領域として利用するRAM203に読み込んで、各種機能を実現する演算装置である。NVRAM204は、各種の設定情報等が記憶された不揮発性記憶装置である。
ASIC205は、画像データに対する各種信号処理および画像処理を行うための集積回路である。
ネットワークI/F206は、有線または無線等のデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)またはWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続される外部機器と通信を行うためのインターフェースである。ネットワークI/F206は、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)に準拠したインターフェースである。
I/O207は、各種センサとデータ通信するための入出力インターフェースである。I/O207は、例えば、キャリッジ位置検出回路231、タンク満タンセンサ232、搬送量検出回路233および環境センサ234により検出された信号またはデータ等を受信する。
印刷制御部211は、CPU201からの信号および画像データと、キャリッジ位置検出回路231および搬送量検出回路233等からのキャリッジ23の位置情報および搬送量に基づいて、記録ヘッド31のインクを吐出させるための圧電素子121を駆動するための駆動波形を生成するモジュールである。印刷制御部211により生成される駆動波形は、1または複数の駆動パルスで構成される駆動信号群を複数含む。印刷制御部211は、生成した駆動波形をシリアルデータでヘッド駆動回路221に転送し、この駆動波形の転送および転送の確定等に必要な転送クロック、ラッチ信号、および滴制御信号等をヘッド駆動回路221へ出力する。印刷制御部211は、ROM202に格納されている駆動信号のパターンデータをD/A変換するD/A変換器、電圧増幅器、および電流増幅器等で構成される後述する駆動波形生成部402(生成部)、および各種信号をヘッド駆動回路221へ転送するデータ転送部403(選択部)を含む。
主走査モータ駆動回路212は、CPU201から入力したキャリッジ移動量に応じて、主走査モータ24を回転動作させて、タイミングベルト27に固定されているキャリッジ23を主走査方向の所定位置に所定速度で移動させる駆動回路である。また、CPU201は、キャリッジ位置検出回路231により検出されたキャリッジ23の主走査方向の位置情報に基づいて、主走査モータ駆動回路212を介してキャリッジ23の主走査方向の移動量および移動速度を制御する。
副走査モータ駆動回路213は、CPU201から入力した搬送量に応じて、副走査モータ58を回転駆動させることにより搬送ローラ52を回転させ、搬送ベルト51を副走査方向の所定位置に所定速度で移動させる駆動回路である。また、CPU201は、搬送量検出回路233により検出された搬送ベルト51の搬送量に基づいて、副走査モータ駆動回路213を介して搬送ベルト51の副走査方向の移動量および移動速度を制御する。
給紙コロ駆動回路214は、CPU201からの給紙コロ駆動指令に従って、給紙コロ43を回転させる駆動回路である。維持回復機構駆動回路215は、CPU201からの駆動指令に従って、維持回復機構81のモータ等を駆動させる駆動回路である。インク供給駆動回路216は、CPU201からの駆動指令に従って、インクカートリッジ10から記録ヘッド31の供給タンク32に対してインクを補充供給するポンプを駆動する駆動回路である。この場合、CPU201は、インク供給駆動回路216を介して、供給タンク32が満タン状態にあることを検知するタンク満タンセンサ232からの検知信号に基づいて、供給タンク32への補充供給を制御する。カートリッジ通信回路217は、CPU201からの制御信号に従って、カートリッジ装填部5に装填されたインクカートリッジ10に設けられたカートリッジEEPROM227に記憶されている情報を読み出す通信回路である。そして、例えば、カートリッジ通信回路217は、カートリッジEEPROM227から読み出した情報をNVRAM204に記憶させる。
なお、上述の印刷制御部211、主走査モータ駆動回路212、副走査モータ駆動回路213、給紙コロ駆動回路214、維持回復機構駆動回路215、インク供給駆動回路216およびカートリッジ通信回路217のうち少なくとも一部は、制御部200とは独立した回路であってもよい。
ヘッド駆動回路221は、所定の画像データに基づいて、印刷制御部211により生成された駆動波形から選択した駆動パルスを記録ヘッド31の圧電素子121に印加する駆動回路である。ここで、所定の画像データとは、例えば、シリアルに入力される記録ヘッド31の1行分に相当する画像データである。このように、印刷制御部211により生成された駆動波形を構成する駆動信号群の駆動パルスを選択することによって、大きさの異なるインク滴を吐出させて、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
カートリッジEEPROM227は、カートリッジ装填部5に装填されたインクカートリッジ10に設けられ、例えば当該インクカートリッジ10に存在するインクの残量等の情報を保持する不揮発性記憶装置である。
キャリッジ位置検出回路231は、例えばキャリッジ23が走査する主走査方向に配置されたエンコーダシートのスリット数をフォトセンサ等により計数することにより、キャリッジ23の主走査方向の位置を検出する回路である。キャリッジ位置検出回路231は、検出したキャリッジ23の主走査方向の位置情報を、I/O207へ出力する。
タンク満タンセンサ232は、キャリッジ23の供給タンク32のインクが満タン状態であることを検知するセンサである。タンク満タンセンサ232は、供給タンク32のインクが満タン状態であることを検知した場合、その検知信号をI/O207へ出力する。
搬送量検出回路233は、例えば搬送ローラ52の回転軸に取り付けられた回転エンコーダシートのスリット数をフォトセンサ等により計数することにより、搬送ベルト51の副走査方向のへ搬送量を検出する回路である。搬送量検出回路233は、検出した搬送ベルト51の副走査方向の搬送量を、I/O207へ出力する。
環境センサ234は、環境温度および環境湿度等を検知するセンサである。環境センサ234は、検出した情報をI/O207へ出力する。
なお、図6に示した画像形成装置1のハードウェア構成は一例であり、他の構成要素が含まれていてもよい。例えば、ASIC205の機能が、CPU201がプログラムを実行することにより実現される機能により代替可能であれば、ASIC205は備えられなくてもよい。
(印刷制御部およびヘッド駆動回路の構成および動作)
図7は、実施形態に係る画像形成装置の印刷制御部およびヘッド駆動回路の構成の一例を示す図である。図8は、実施形態に係る画像形成装置の駆動波形および液制御信号の一例を示す図である。図7および図8を参照しながら、本実施形態に係る印刷制御部211およびヘッド駆動回路221の構成および動作について説明する。
図7に示すように、印刷制御部211は、駆動周期決定部401と、駆動波形生成部402と、データ転送部403と、を有する。
駆動周期決定部401は、キャリッジ位置検出回路231により検出された位置検出信号(位置情報)に基づいて、後述するように駆動波形生成部402が生成する駆動波形の駆動周期を決定するモジュールである。駆動周期決定部401による駆動周期の決定動作の詳細については、後述する。
駆動波形生成部402は、記録ヘッド31の圧電素子121を駆動するための駆動波形を生成するモジュールである。駆動波形生成部402により生成される駆動波形は、1駆動周期内に2以上の駆動パルスを含む波形である。具体的には、駆動波形生成部402は、例えば、図8(a)に示すように、1駆動周期内に、1または複数の駆動パルスで構成される第1駆動信号群PG1、および、1または複数の駆動パルスで構成される第2駆動信号群PG2を連続的に含む駆動波形を生成する。駆動波形生成部402は、生成した第1駆動信号群PG1および第2駆動信号群PG2を含む駆動波形を、後述するヘッド駆動回路221のアナログスイッチ415へ出力する。なお、図8(a)に示す例では、駆動信号群が2つの場合を例としているが、駆動波形生成部402は、3つ以上の駆動信号群を含む駆動波形を生成するものとしてもよい。
データ転送部403は、印刷画像に応じた画像データ(階調信号0、1)と、クロック信号(転送クロック)と、ラッチ信号と、滴制御信号MN0~MN3(制御信号の一例)と、を出力するモジュールである。具体的には、データ転送部403は、第1駆動信号群PG1および第2駆動信号群PG2のうち駆動パルスを選択する滴制御信号MN0~MN3を、第1駆動信号群PG1および第2駆動信号群PG2の出力に合わせて、後述するヘッド駆動回路221のデコーダ413へ1駆動周期内に連続的に出力する。ここで、滴制御信号MN0~MN3は、ヘッド駆動回路221の後述するアナログスイッチ415の開閉をインク滴毎に指示する信号である。また、滴制御信号MN0~MN3は、第1駆動信号群PG1および第2駆動信号群PG2の周期に合わせて、選択すべき駆動パルスに対応してLレベルに状態遷移し、選択しない駆動パルスに対応してHレベルに状態遷移する。
図7に示すように、ヘッド駆動回路221は、シフトレジスタ411と、ラッチ回路412と、デコーダ413と、レベルシフタ414と、アナログスイッチ415と、を有する。
シフトレジスタ411は、データ転送部403から転送クロック(シフトクロック)およびシリアルの画像データ(階調データ)を入力する。
ラッチ回路412は、シフトレジスタ411の各レジスタの値をデータ転送部403から入力したラッチン信号に従ってラッチする。
デコーダ413は、画像データ(階調データ)、およびデータ転送部403から入力した滴制御信号MN0~MN3をデコードして結果をレベルシフタ414へ出力する。
レベルシフタ414は、デコーダ413のロジックレベル電圧信号を、アナログスイッチ415が動作可能なレベルへ変換する。
アナログスイッチ415は、レベルシフタ414を介して入力したデコーダ413からのデコードした結果に基づいてオン/オフするスイッチである。アナログスイッチ415は、各圧電素子121の選択電極である個別電極153に接続され、駆動波形生成部402からの駆動波形が入力される。アナログスイッチ415は、デコーダ413によりシリアル転送された画像データ、および滴制御信号MN0~MN3がデコードされた結果に応じて、スイッチ状態をオン/オフする。これによって、駆動波形に含まれる第1駆動信号群PG1および第2駆動信号群PG2を構成する所定の駆動パルスが通過して、つまり選択されて圧電素子121に印加されることになる。
次に、駆動波形生成部402から出力される駆動波形、およびデータ転送部403から出力される滴制御信号MN0~MN3の一例について説明する。
駆動波形生成部402から出力される駆動波形のうち第1駆動信号群PG1は、図8(a)に示すように、非吐出を示す駆動パルスP1と、吐出を示す駆動パルスP2、P3とで構成されている。
非吐出を示す駆動パルスP1は、基準電位Veから立ち下がる波形要素、立ち下がり後の電位に保持する波形要素、および、保持後に基準電位Veまでそのまま立ち上がる波形要素で構成されている。吐出を示す駆動パルスP2、P3は、基準電位Veから立ち下がる波形要素、立ち下がり後の電位に保持する波形要素、および、保持後に基準電位Veまで段階的に立ち上がる波形要素で構成されている。なお、非吐出を示す駆動パルスとは、圧電素子121を駆動するが、メニスカスに振動を与えるだけで記録ヘッド31のノズル104からインク滴が吐出されない駆動パルスを意味する。また、吐出を示す駆動パルスとは、圧電素子121を駆動し、記録ヘッド31のノズル104からインク滴を吐出させる駆動パルスを意味する。
駆動波形生成部402から出力される駆動波形のうち、第1駆動信号群PG1に連続して出力される第2駆動信号群PG2は、図8(a)に示すように、吐出を示す駆動パルスP4、P5で構成されている。
吐出を示す駆動パルスP4は、基準電位Veから立ち下がる波形要素、立ち下がり後の電位に保持する波形要素、および、保持後に基準電位Veまでそのまま立ち上がる波形要素で構成されている。吐出を示す駆動パルスP5は、基準電位Veから立ち下がる波形要素、立ち下がり後の電位に保持する波形要素、保持後に基準電位Veよりも高い電位までそのまま立ち上がる波形要素、立ち上がり後の電位に保持する波形要素、および、保持後に基準電位Veまで立ち下がる波形要素で構成されている。
以上のような駆動パルスP1~P5において、電位が基準電位Veから立ち下がる波形要素は、圧電素子121が収縮して、液室106の容積が膨張する引込み波形要素である。また、電位の立ち下り後の状態から立ち上がる波形要素は、圧電素子121が伸張して液室106の容積が収縮する加圧波形要素である。
以上のような構成の駆動波形について、データ転送部403は、図8(b)に示すように、第1駆動信号群PG1を構成する駆動パルスP1~P3、および第2駆動信号群PG2を構成する駆動パルスP4、P5を選択するための滴制御信号MN0~MN3を順次出力する。
この滴制御信号MN0~MN3のうち、データ転送部403から滴制御信号MN0が出力された場合、駆動波形のうち駆動パルスP1のみが選択されて、当該駆動パルスP1がアナログスイッチ415を介して記録ヘッド31の圧電素子121へ印加される。この結果、以下の(表1)に示すように、当該圧電素子121に対応するノズル104は、非吐出状態となり、インクの吐出滴量は0[pl]となる。
Figure 2022024824000002
また、滴制御信号MN0~MN3のうち、データ転送部403から滴制御信号MN1が出力された場合、駆動波形のうち駆動パルスP3のみが選択されて、当該駆動パルスP3がアナログスイッチ415を介して記録ヘッド31の圧電素子121へ印加される。この結果、上記の(表1)に示すように、当該圧電素子121に対応するノズル104は、吐出状態となり、インクの吐出滴量は3[pl]となる。
また、滴制御信号MN0~MN3のうち、データ転送部403から滴制御信号MN2が出力された場合、駆動波形のうち駆動パルスP2、P4が選択されて、当該駆動パルスP2、P4がアナログスイッチ415を介して記録ヘッド31の圧電素子121へ印加される。この結果、上記の(表1)に示すように、当該圧電素子121に対応するノズル104は、吐出状態となり、インクの吐出滴量は9[pl]となる。
また、滴制御信号MN0~MN3のうち、データ転送部403から滴制御信号MN3が出力された場合、駆動波形のうち駆動パルスP2~P5が選択されて、当該駆動パルスP2~P5がアナログスイッチ415を介して記録ヘッド31の圧電素子121へ印加される。この結果、上記の(表1)に示すように、当該圧電素子121に対応するノズル104は、吐出状態となり、インクの吐出滴量は18[pl]となる。
以上のように、4つの滴制御信号MN0~MN3のいずれかを出力して、駆動波形を構成する駆動パルスP1~P5から所定の駆動パルスを選択することにより、非吐出(0[pl])、小滴(3[pl])、中滴(9[pl])、大滴(18[pl])の4種類の大きさの滴を得ることができる。すなわち、簡単な構成で大きさの異なるインク滴を吐出することができる。なお、図8に示した駆動波形の形状、第1駆動信号群PG1および第2駆動信号群PG2の駆動パルスの構成、および滴制御信号MN0~MN3による駆動パルスの選択内容は一例を示すものであり、これらに限定されるものではない。
(記録ヘッドの構造的な振動の周波数特性)
図9は、記録ヘッドの構造的な振動の周波数特性の一例を示す図である。図9を参照しながら、記録ヘッドの構造的な振動の周波数特性について説明する。
図9に示した振動波形を示すグラフの縦軸は、正弦波入力による1つの液室(圧力室)の駆動時におけるノズル面の変形量をレーザードップラー計で測定したときの速度を示し、横軸は、駆動の周波数を示す。また、縦軸の数値が大きいほど記録ヘッドのノズル面の変形量が大きいということになる。
この図9から明らかなように、この記録ヘッドの場合、395[kHz]に大きな共振が確認できる。他にも共振は見られるが、395[kHz]ほどのピークを有していないので、ここでは、395[kHz]を代表として考えてよい。このように、共振スペクトルの周波数のピーク値が記録ヘッドの駆動周波数と一致または近接していると、記録ヘッドの構造的な共振を励起し、インクの吐出の安定性に悪影響を及ぼすことになる。
(インク吐出のための駆動周期の決定動作)
図10は、実施形態に係る画像形成装置の共振を抑制するための吐出周期を説明する図である。図10を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置1におけるインク吐出のための駆動周期の決定動作について説明する。
従来の駆動周期の決定方法は、記録ヘッドの搭載されたキャリッジの記録媒体に対する主走査方向の相対速度および位置を検知するためにエンコーダシートのスリット数をフォトセンサ等で読み取り、その読み取り信号間隔を印刷制御部に送信し、印刷制御部は、当該読み取り信号間隔に基づいて駆動周期(図10に示す通常の吐出周期(normal period))を決定し、ヘッド駆動回路に駆動周期に合わせた周期のラッチ信号を出力する。
この場合、印刷制御部で決定される駆動周期は、エンコーダシートの読み取り信号間隔そのままではなく、例えば、エンコーダシートのスリットが150[dpi]ピッチであり、インクの吐出間隔を300[dpi]とする場合は、エンコーダシートの読み取り信号間隔に対して1/2を乗じた周期を吐出周期としたり、エンコーダシートの読み取り信号間隔のノイズを除去するために、複数回の読み取り信号間隔の移動平均を吐出周期とする処理を行う。
ただし、このように決定された吐出周期(駆動周期)が、記録ヘッドの構造的な共振周波数、またはその約数に対応するものとなってしまうと、励起された共振で不安定な吐出になったり、インクの吐出速度が変化し、着弾位置がずれて画像が劣化してしまう。
これに対して、本実施形態では、印刷制御部211において、以下のようなインク吐出のための駆動周期の決定動作を行う。すなわち、図7に示した印刷制御部211の駆動周期決定部401は、吐出異常を生じる共振の励起を大幅に軽減するために、駆動周期が複数回連続して同じ周期とならないように、意図的にジッタを入れる。具体的には、駆動周期決定部401は、例えば、キャリッジ位置検出回路231から検出されるエンコーダシートのスリットの検出信号の周期(または当該検出信号から直接算出される周期)に対して、奇数番目の周期(吐出ライン番号)には+0.1[μs]、偶数番目の周期には-0.1[μs]を加算するという演算(追加の演算の一例)ことにより、同一の駆動周期が2周期以上連続しないように、駆動周期を決定する。
なお、上記では奇数番目および偶数番目の周期にそれぞれ+0.1[μs]、-0.1[μs]を加算する処理としているが、これに限定されるものではなく、加算する値はこれらに限定されるものではなく他の所定値であってもよく、加算する値の符号を変えるのも必ずしも1周期ごとに行う必要もない。また、検出信号の周期に所定の値を加算するだけでなく、乗算または除算を行ってもよい。
また、駆動周期決定部401は、キャリッジ位置検出回路231から検出された検出信号から直接求められる理想の駆動周期t、t、・・・、tに対して、T=t+aの式で算出(追加の演算の一例)がされた周期Tを駆動周期として決定してもよい。ここで、aは、a+a+・・・+a=0を満たす予め設定されたn個の値a、a、・・・、aから、i={(m-1)/nの剰余}+1となる添え字iにより特定される。これによって、共振周波数の影響を緩和しながら、理想の駆動周期からのずれが累積的に増加することがないため、画像品質に大きな影響を与えることがなく、共振の影響を緩和することができる。また、キャリッジ位置検出回路231により検出された検出信号から直接求められる理想の駆動周期が吐出異常を生じる共振周波数に対応する場合も、励起される共振は小さくなり、画像への影響を軽減することができる。
また、駆動周期決定部401により決定される駆動周期は、キャリッジ位置検出回路231から検出された検出信号から直接求められる理想の駆動周期(吐出周期)からのずれが、すべての吐出タイミングにおいて所定値以下となる演算(追加の演算の一例)により決定されるものとしてもよい。例えば、キャリッジ位置検出回路231により検出された検出信号から直接求められる駆動周期(エンコーダシートの読み取り信号間隔)(吐出周期)に基づく吐出間隔からのすれLは、以下の式(1)を満たすようにすればよい。
L≦a/(2×v) ・・・(1)
(a:キャリッジ位置検出回路231から検出された検出信号から直接求められる吐出周期に基づくドットピッチ、
v:記録媒体Pに対する記録ヘッド31の相対移動速度)
これによって、副次的に発生する画像の位置ずれの量を小さくすることができる。具体的には、この位置ずれに対応する吐出周期ずれは、本来の着弾からの位置ずれに換算して、記録ヘッド31のスキャン方向(主走査方向)の上述のドットピッチaの半分以下とすることができ、画質への悪影響を実質的になくすことができる。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置1(液体吐出装置)では、駆動周期決定部401は、キャリッジ位置検出回路231から検出される検出信号から直接算出される周期に対して追加の演算を行って、同一の駆動周期が2周期以上連続しないように駆動周期を決定するものとしている。これによって、記録ヘッド31本体等様々な共振周波数の影響を軽減した駆動周波数に調整して、画像品質を向上させることができる。
なお、本実施形態では、記録媒体Pの搬送方向と直行する方向(主走査方向)に記録ヘッド31の乗ったキャリッジ23が移動するシリアル方式の液体吐出装置に関する説明をしたが、これに限定されるものではない。例えば、記録媒体Pの搬送方向と同じ方向(副走査方向)に記録ヘッドが相対的に移動し画像を形成するライン方式の液体吐出装置に対しても適用可能である。この場合、キャリッジではなく、記録媒体Pの搬送速度および搬送位置の検知のために具備されたエンコーダシートをフォトセンサで読み、それを基に駆動周期を決定するものとすればよい。また、エンコーダシートをフォトセンサで読み込んで駆動周期を決定するのは、シリアル方式およびライン方式共に必須ではなく、別の方法でキャリッジの移動速度・移動位置または記録媒体Pの搬送速度・搬送位置を検出し、それを基に駆動周期を決定するものとしてもよい。
1 画像形成装置
2 本体
3 給紙トレイ
4 排紙トレイ
5 カートリッジ装填部
6 操作表示部
7 カートリッジカバー
10、10c、10k、10m、10y インクカートリッジ
11c、11k、11m、11y 残量表示部
12 電源ボタン
13 用紙送り・印刷再開ボタン
14 キャンセルボタン
21 ガイドロッド
22 ステー
23 キャリッジ
24 主走査モータ
25 駆動プーリ
26 従動プーリ
27 タイミングベルト
31、31c、31k、31m、31y 記録ヘッド
32 供給タンク
41 用紙積載部
43 給紙コロ
44 分離パッド
45 ガイド部材
46 カウンタローラ
47 搬送ガイド部材
48 押さえ部材
49 先端加圧コロ
51 搬送ベルト
52 搬送ローラ
53 テンションローラ
56 帯電ローラ
57 ガイド部材
58 副走査モータ
59 駆動ベルト
60 プーリ
61 分離爪
62 排紙ローラ
63 排紙コロ
71 両面ユニット
72 手差しトレイ
81 維持回復機構
82a~82d キャップ部材
83 ワイパーブレード
84 空吐出受け
88 空吐出受け
89c、89k、89m、89y 開口部
101 流路板
102 振動板
103 ノズル板
103a ノズル面
104 ノズル
105 ノズル連通路
106 液室
108 共通液室
109 インク供給口
121 圧電素子
122 ベース基板
123 支柱部
126 FPCケーブル
131 フレーム部材
132 貫通部
133 インク供給孔
151 圧電材料
152 内部電極
153 個別電極
154 共通電極
200 制御部
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 NVRAM
205 ASIC
206 ネットワークI/F
207 I/O
211 印刷制御部
212 主走査モータ駆動回路
213 副走査モータ駆動回路
214 給紙コロ駆動回路
215 維持回復機構駆動回路
216 インク供給駆動回路
217 カートリッジ通信回路
221 ヘッド駆動回路
227 カートリッジEEPROM
231 キャリッジ位置検出回路
232 タンク満タンセンサ
233 搬送量検出回路
234 環境センサ
401 駆動周期決定部
402 駆動波形生成部
403 データ転送部
411 シフトレジスタ
412 ラッチ回路
413 デコーダ
414 レベルシフタ
415 アナログスイッチ
MN1~MN4 滴制御信号
P 記録媒体
P1~P5 駆動パルス
PG1 第1駆動信号群
PG2 第2駆動信号群
特開2015-231700号公報

Claims (7)

  1. インクを吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドによるインクの吐出の対象となる記録媒体との相対位置を検出する検出部と、
    前記検出部による検出結果から導出される前記記録ヘッドの吐出周期に対する追加の演算により、同一の駆動周期が2周期以上連続しないような該記録ヘッドを駆動する駆動周期を決定する決定部と、
    を備えた液体吐出装置。
  2. 前記検出部は、前記記録ヘッドの走査方向の位置を検出する請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記決定部は、前記追加の演算として、前記吐出周期に対して所定値を加算、乗算または除算を行うことにより、前記駆動周期を決定する請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記決定部は、前記追加の演算として、前記吐出周期である周期t、t、・・・、tに対して、a+a+・・・+a=0を満たす予め設定されたn個の値a、a、・・・、aから、i={(m-1)/nの剰余}+1となる添え字iにより特定される値aを用いたT=t+aの式で算出される周期Tを前記駆動周期として決定する請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  5. 前記決定部は、前記追加の演算として、前記吐出周期からのずれが、すべての吐出の際において所定値以下となる演算により、前記駆動周期を決定する請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  6. 前記決定部は、前記追加の演算として、前記吐出周期に基づく吐出間隔からのずれLが、前記吐出周期に基づくドットピッチaと、前記記録媒体に対する前記記録ヘッドの相対移動速度vとを用いたL≦a/(2×v)の式を満たす演算により、前記駆動周期を決定する請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  7. 前記決定部により決定された前記駆動周期に基づいて、1周期内に2以上の駆動パルスを含む駆動波形を生成する生成部と、
    前記生成部により生成された前記駆動波形から前記2以上の駆動パルスから所定の駆動パルスを選択するため制御信号を出力する選択部と、
    前記駆動波形から前記選択部により選択された駆動パルスによって、前記記録ヘッドからインクを吐出させる駆動部と、
    をさらに備えた請求項1~6のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
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