JP2022024534A - モータ - Google Patents

モータ Download PDF

Info

Publication number
JP2022024534A
JP2022024534A JP2020127181A JP2020127181A JP2022024534A JP 2022024534 A JP2022024534 A JP 2022024534A JP 2020127181 A JP2020127181 A JP 2020127181A JP 2020127181 A JP2020127181 A JP 2020127181A JP 2022024534 A JP2022024534 A JP 2022024534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gap
rotor
holding member
spacer
internal space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020127181A
Other languages
English (en)
Inventor
宏毅 若林
Hiroki Wakabayashi
卓邦 飯塚
Takakuni IITSUKA
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sinfonia Technology Co Ltd
Original Assignee
Sinfonia Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sinfonia Technology Co Ltd filed Critical Sinfonia Technology Co Ltd
Priority to JP2020127181A priority Critical patent/JP2022024534A/ja
Publication of JP2022024534A publication Critical patent/JP2022024534A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

【課題】ロータを効率良く冷却し、高出力高密度の要求に応えることが可能なアキシャルギャップ型のモータを提供する。【解決手段】回転軸2周りに隣接する磁石31同士の間に、磁石31のうちギャップS1に臨むギャップ対向面31aを基準としてステータ4側に突出する凸部61T,61Uを形成し、ロータ3の回転によって回転軸2の周囲から少なくともギャップS1内に流入した空気を周方向に隣り合う凸部61T同士及び凸部61U同士の間において露出するギャップ対向面31aに沿って径方向D2内側から外側に向かう冷却風として流通させるギャップ冷却流路R1を備えた構成にした。【選択図】図5

Description

本発明は、ステータとロータが回転軸の軸方向にギャップを介して配置されるアキシャルギャップ型モータに関するものである。
従来より、コイルが設けられたステータと、磁石(永久磁石)が設けられているロータとが回転軸の軸方向に沿ってギャップを介して設置されているアキシャルギャップ型モータが知られている。
例えば、下記特許文献1には、アキシャルギャップ型回転機の冷却性能を十分に向上させるために、冷却風を生ずるブレードを設けた構成が開示されている。具体的には、ロータにブレードを取り付けて、ロータの回転によって冷却風が生じるように構成し、この冷却風がロータとステータとのギャップにおいて回転軸の径方向内側から外側に流れる気流を形成している。
同特許文献には、ロータに対するブレードを取付箇所として、ロータの内周面であってステータとのギャップよりも径方向内側の箇所と、ロータの外周面を覆う位置に設けられる環状のガイドであってステータとのギャップよりも径方向外側の箇所が挙げられている。
特開2015-47034号公報
なお、上記特許文献には、ロータを構成する磁石のうちステータに対面する面(ギャップに臨む面)に所定の高さを有するブレードを取り付ける構成も開示されている。具体的には、回転軸周りに所定の曲線形状に設定されたブレードを回転方向に隣り合う複数の磁石に跨がった状態で取り付けた構成が開示されている。このような構成であれば、ギャップを流れる冷却風の量を増やすことができるものの、複数の磁石に跨がった状態で取り付ける作業が面倒である。
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、主たる目的は、ロータを効率良く冷却し、高出力高密度の要求に応えることが可能なアキシャルギャップ型のモータを提供することにある。
すなわち本発明は、回転軸周りに複数の磁石が環状に配置されたロータと、コイルが設けられているステータとを回転軸の軸方向にギャップを介して配置しているアキシャルギャップ型のモータに関する。
そして、本発明に係るアキシャルギャップ型モータは、回転軸周り(周方向)に隣接する磁石同士の間に、磁石のうちギャップに臨むギャップ対向面を基準としてステータから離間する方向に凹没する凹部またはステータ側に突出する凸部を形成する凹凸形成部を設定し、ロータの回転によって回転軸の周囲から少なくともギャップ内に流入した空気を周方向に隣り合う凹部同士の間に露出するギャップ対向面または凸部同士の間に露出するギャップ対向面に沿って径方向内側から外側に向かう冷却風として流通させるギャップ冷却流路を備えていることを特徴としている。
このような本発明に係るアキシャルギャップ型モータであれば、回転軸周り(周方向)に隣接する磁石同士の間に凹凸形成部を設け、各磁石のギャップ対向面が周方向において凹部同士または凸部同士に区画された状態でギャップに露出する面になるように設定し、このような凹部同士または凸部同士に周方向に挟まれたギャップ対向面に区画されるギャップ冷却流路に冷却風が流れるように構成しているため、ロータの回転時に、周方向において凹部同士または凸部同士に挟まれていないフラットなロータのギャップ対向面とステータの空隙である従来のギャップを冷却風が流れる構成では奏し得ない遠心ファン効果によって、ギャップ冷却流路の径方向内側から径方向外側へと大量の冷却風が流動する径方向気流が発生し、ギャップに臨むロータ及びステータからの発熱を効率良く放熱してロータ及びステータを冷却することができる。特に、本発明に係るアキシャルギャップ型モータであれば、上述のブレードを複数の磁石に跨がった状態で取り付ける構成と比較して、特殊形状を有するブレードが不要であり、磁石に対するブレードの煩雑な取付処理も要求されない。
アキシャルギャップ型モータとして、回転軸周りにロータを構成する複数の磁石を環状に保持する保持部材(リブとしても機能する部材)を備えているものがある。なお、保持部材はロータの構成部品として捉えることもできる一方、ロータとは別のモータ構成部品として捉えることもできる。本発明者は、このような保持部材を利用して本発明における凹凸形成部を実現する斬新な構成を着想するに至った。
すなわち、本発明に係るアキシャルギャップ型モータが、少なくとも隣接する磁石同士の間に配置されるスペーサを有し且つ隣接する磁石同士の相対位置を位置決めした状態で磁石を保持する保持部材を備えたものであれば、この保持部材のスペーサを磁石のギャップ対向面に対して凹部または凸部となる状態で配置することで、ブレードのような専用品を用いたり、わざわざ取り付けることなく、スペーサを凹凸形成部として機能させることができ、部品点数の増加を招来することなく、遠心ファン効果を奏し、ギャップ冷却流路に冷却風を径方向内側から外側に向かって効率良く流通させて、ロータ及びステータに発生した熱量を奪い去り、冷却することができる。
本発明に係るアキシャルギャップ型モータにおいて、保持部材が、磁石を上下方向から挟む上側保持部材と下側保持部材で構成されたものである場合には、上側保持部材及び下側保持部材のスペーサである上側スペーサ及び下側スペーサをそれぞれギャップ対向面に対して凸部となる状態で配置することで、各磁石のギャップ対向面を周方向に隣り合う凸部同士に区画された面に設定することができ、このようなギャップ対向面が臨むギャップにロータの回転時に遠心ファン効果で冷却風の気流を形成することができる。
特に、本発明において、保持部材が、磁石を上下方向から挟む上側保持部材と下側保持部材で構成されたものである場合には、周方向に隣接する磁石同士の間に上側スペーサと下側スペーサによって区画され且つ径方向に延伸するロータ内部空間を形成することができ、ロータの回転によって回転軸の周囲から少なくともロータ内部空間内に流入した空気をロータ内部空間に沿って径方向内側から外側に向かう冷却風として流通させるロータ内部空間冷却流路を備えた構成にすることができる。このような構成であれば、ギャップに加えてロータ内部も好適に冷却することができ、冷却性能をさらに向上させることができる。
また、本発明に係るアキシャルギャップ型モータにおいて、保持部材が、周方向に隣接する磁石同士の高さ方向中央部に配置されるスペーサである中央スペーサを有するものである場合には、中央スペーサをギャップ対向面に対して凹部となる状態で配置することで、各磁石のギャップ対向面を周方向に隣り合う凹部部同士に区画された面に設定することができ、このようなギャップ対向面が臨むギャップにロータの回転時に遠心ファン効果で冷却風の気流を形成することができる。
さらに、本発明において、保持部材が中央スペーサを有するものである場合には、周方向に隣接する磁石同士の間に中央スペーサによって高さ方向に二分され且つそれぞれ径方向に延伸するロータ内部空間を形成することができ、ロータの回転によって回転軸の周囲から少なくともロータ内部空間内に流入した空気をロータ内部空間に沿って径方向内側から外側に向かう冷却風として流通させるロータ内部空間冷却流路を備えた構成にすることができる。このような構成であれば、ギャップに加えて高さ方向に二分されるロータ内部にも好適に冷却風を流通させることができ、冷却性能の向上に貢献する。
本発明で用いる保持部材が、磁石を回転軸から径方向に所定寸法離間させた位置に保持するものである場合には、保持部材のうち磁石よりも径方向において回転軸に近い部分に軸方向に貫通する貫通孔を形成することで、保持部材自体の軽量化を図ることができるとともに以下のような作用効果を奏する。つまり、保持部材が磁石を上下方向から挟む上側保持部材と下側保持部材で構成されたものである場合には、各保持部材に形成した貫通孔を通じて回転軸の周囲の空気をギャップ冷却流路にスムーズに流入させることができる。一方、保持部材が中央スペーサを有するものである場合には、隣接する磁石同士の間に形成される中央スペーサによって高さ方向に分断された2つのロータ内部空間冷却流路のうち一方のロータ内部空間冷却流路への空気供給口(吸気口)が塞がるアクシデントが生じても、他方のロータ内部空間冷却流路への空気供給口(吸気口)が塞がっていなければ、当該吸気口から吸い込んだ空気を貫通孔を経由して一方のロータ内部空間冷却流路へ供給することができる。
本発明によれば、隣接する磁石同士の間に、ギャップ対向面を基準としてステータから離間する方向に凹没する凹部またはステータ側に突出する凸部を形成する凹凸形成部を設定して、ロータの回転時に遠心ファン効果によりギャップに流れる冷却風の風量が増加し、冷却効果を高めることが可能なアキシャルギャップ型モータを提供できる。
本発明の一実施形態(第1実施形態)に係るアキシャルギャップ型モータの模式図。 同実施形態におけるロータを回転軸周りに設けた状態を示す斜視図。 図2を一部断面にして示す図。 同実施形態におけるロータを回転軸周りに設けた状態を示す図。 同実施形態に係るモータにおける冷却風の流れを図1に対応して示す図。 本発明の他の実施形態(第2実施形態)に係るアキシャルギャップ型モータの模式図。 同実施形態におけるロータを回転軸周りに設けた状態を示す斜視図。 図7を一部断面にして示す図。 同実施形態におけるロータを回転軸周りに設けた状態を示す図。 同実施形態に係るモータにおける冷却風の流れを図1に対応して示す図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
〈第1実施形態〉
本実施形態に係るモータ1は、図1に示すように、回転軸2と、回転軸2周りに配置されたロータ3と、ロータ3との間に回転軸2の軸方向D1(高さ方向D1)にギャップS1(エアギャップとも称される)を介して配置されたステータ4とを備えたアキシャルギャップ型のモータである。本実施形態では、共通のハウジング5の内部空間にロータ3及びステータ4を設けている。また、本実施形態の回転軸2は、中空円筒状のものを適用し、図示しない軸受に回転自在に支持されている。
ロータ3は、図2乃至図4に示すように、部分円環状の磁石31(永久磁石)を周方向に複数並べて配置したものであり、磁石31同士の相対位置を位置決めした状態で全ての磁石31を保持する保持部材6と、環状に並ぶ磁石31の外周面を覆う位置に設けたリングカバー7とを備えている。本実施形態では、34個の磁石31を周方向に並べて配置し、各磁石31同士の間に保持部材6のスペーサ61が介在するように設定している。各磁石31のうちギャップS1に臨むギャップ対向面31aはフラットな面である。なお、図2はロータ3を回転軸2周りに設けた状態を示す斜視図であり、図3は図2を一部断面にして示す図であり、図4(a),(b)は同実施形態におけるロータ3を回転軸2周りに設けた状態の平面図、側面図である。
本実施形態の保持部材6は、磁石31を上下方向D1から挟む上側保持部材6Tと下側保持部材6Uとを用いて構成している。本実施形態における上側保持部材6T及び下側保持部材6Uは相互に同一形状であり、相互に上下反転させた姿勢にすることで、上側保持部材6Tまたは下側保持部材6Uとして機能するものである。
上側保持部材6Tは、スペーサ61である上側スペーサ61Tを備え、この上側スペーサ61Tがギャップ対向面31aを基準としてステータ4側に突出する凸部(上方に突出する凸部)となる状態で配置されたものである。上側スペーサ61Tのうち、ギャップ対向面31aよりも上側の部分は、ギャップ対向面31aのうち径方向D2に延伸する縁部(ギャップ対向面31aの内周縁と外周縁とを結ぶ線分として特定可能な縁部)を上方から覆う上側鍔部62Tとして機能する。具体的には、上側スペーサ61Tとして、横断面T字状をなし、上端部側の上側鍔部62Tと、上側鍔部62Tの幅方向中央部から下方に所定距離突出する上側スペーサ本体63Tとを有するものを適用している(図3参照)。
下側保持部材6Uは、スペーサ61である下側スペーサ61Uを備え、この下側スペーサ61Uがギャップ対向面31aを基準としてステータ4側に突出する凸部(下方に突出する凸部)となる状態で配置されたものである。下側スペーサ61Uのうち、ギャップ対向面31aよりも下側の部分は、ギャップ対向面31aのうち径方向D2に延伸する縁部を下方から覆う下側鍔部62Uとして機能する。具体的には、下側スペーサ61Uとして、横断面逆T字状をなし、下端部側の下側鍔部62Uと、下側鍔部62Uの幅方向中央部から上方に所定距離突出する下側スペーサ63Uとを有するものを適用している(図3参照)。
これら上側保持部材6T及び下側保持部材6Uは、回転軸2の所定高さ位置に設けた取付部21を上下方向D1から挟んだ状態で取り付けることで回転軸2と一体に回転可能になる。上側保持部材6T及び下側保持部材6Uは、磁石31を回転軸2から径方向D2に所定寸法離間させた位置に保持するものであり、上側保持部材6T及び下側保持部材6Uのうち磁石31よりも径方向D2において回転軸2に近い部分に軸方向D1に貫通する貫通孔64を形成している。本実施形態では、各保持部材6(上側保持部材6T、下側保持部材6U)にそれぞれ20個の貫通孔64を周方向に等ピッチで並ぶように形成している。なお、貫通孔64の形成箇所は、各保持部材6(上側保持部材6T、下側保持部材6U)のうち取付部21に接触する部分よりも回転軸2から径方向D2外側の位置であって且つ上側スペーサ61T及び下側スペーサ61Uよりも径方向D2内側の位置である。
保持部材6(上側保持部材6T、下側保持部材6U)によって平面視扇状の磁石31を環状に複数並べて保持した状態で、磁石31の外周面を覆う位置にリングカバー7を適宜の手段で取り付ける。リングカバー7の上向き面及び下向き面は、それぞれギャップ対向面31aに連続するフラットな面に設定されている。
このような磁石31、保持部材6(上側保持部材6T、下側保持部材6U)及びリングカバー7を一体的に組み付けたモータ1は、回転軸2と一体に回転可能であり、回転中に磁石31同士の相対位置がずれたり、磁石31が径方向D2外側に飛んでしまう事態が生じないものである。
そして、本実施形態に係るモータ1は、隣接する磁石31同士の間に、上側スペーサ61Tと下側スペーサ61Uによって区画され且つ径方向D2に真っ直ぐ延伸するロータ内部空間S2を形成している。このロータ内部空間S2は、隣接する磁石31同士の間において磁石31の高さ方向D1中央部分に形成されることから、ロータ内部中央空間S2と捉えることができる。本実施形態では、回転軸2を中心として計34本のロータ内部空間S2が放射状に延伸するレイアウトを採用している。ロータ内部空間S2の径方向D2内側は、回転軸2の周囲の空間であって上側保持部材6Tと下側保持部材6Uが軸方向D1に向き合う空間に連通している。また、リングカバー7のうち、ロータ内部空間S2に対応する箇所には径方向D2に貫通するカバー孔71を形成している。これにより、ロータ内部空間S2の径方向D2外側は、ロータ3の外部空間に連通している。
本実施形態のモータ1は、軸方向D1においてロータ3を挟む位置にそれぞれステータ4を設けている(図1参照)。ステータ4は、図示しないコイルを有するものであり、ロータ3との間にギャップS1を形成する位置に設けられている。本実施形態では、ハウジング5にステータ4を収容するスペースを設けている。また、本実施形態のモータ1は、図示しない油冷回路によってステータ4を冷却可能に構成している。
本実施形態のモータ1は、ハウジング5のうち、ステータ4の収容スペースよりも回転軸2に近い位置に軸方向D1に貫通する吸気口51を周方向に所定ピッチで複数形成している(図1参照)。また、ハウジング5のうち、外周面の所定箇所に、径方向D2に貫通する排気口52を周方向に所定ピッチで複数形成している。特に、本実施形態では、径方向D2においてロータ内部空間S2に直線的に連通する位置に排気口52を設けている。
以上の構成を有する本実施形態に係るモータ1は、図1及び図5に示すように、ロータ3の回転によってハウジング5の外部から吸気口51を通じて回転軸2の周囲に空気が流れ、そこからギャップS1内に流入した空気を周方向に隣り合う凸部同士(上側スペーサ61T同士、下側スペーサ61U同士)の間に露出するギャップ対向面31aに沿って径方向D2内側から外側に向かう冷却風として流通させるギャップ冷却流路R1を備えた構成になる。また、本実施形態に係るモータ1は、ロータ3の回転によってハウジング5の外部から吸気口51を通じて回転軸2の周囲に流れた空気がさらに保持部材6の貫通孔64を通じてロータ内部空間S2内に流入し、この流入した空気をロータ内部空間S2に沿って径方向D2内側から外側に向かう冷却風として流通させるロータ内部空間冷却流路R2を備えた構成になる。本実施形態に係るモータ1は、ロータ3の回転によって遠心ファン効果を奏し、ギャップ冷却流路R1及びロータ内部空間冷却流路R2に高風量の冷却風を流通させることができ、優れた冷却効果を発揮する。ギャップ冷却流路R1を通過した冷却風及びロータ内部空間冷却流路R2を通過した冷却風は、排気口52を通じてハウジング5の外部に放出される。図5では冷却風の流れを相対的に太い線で模式的に示している。
このように、本実施形態に係るアキシャルギャップ型モータ1によれば、回転軸2周り(周方向)に隣接する磁石31同士の間に、磁石31のうちギャップS1に臨むギャップ対向面31aを基準としてステータ4側に突出する凸部(上側スペーサ61T、下側スペーサ61U)を形成し、ロータ3の回転によって回転軸2の周囲から少なくともギャップS1内に流入した空気を周方向に隣り合う凸部同士(上側スペーサ61T同士、下側スペーサ61U同士)の間において露出するギャップ対向面31aに沿って径方向D2内側から外側に向かう冷却風として流通させるギャップ冷却流路R1を備えているため、ロータ3の回転時に、周方向において凸部同士に挟まれていないフラットなロータのギャップ対向面とステータの空隙である従来のギャップを冷却風が流れる構成では奏し得ない遠心ファン効果によって、ギャップ冷却流路の径方向D2内側から径方向D2外側へと大量の冷却風が流動する気流が発生し、ギャップS1に臨むロータ3及びステータ4からの発熱を効率良く放熱してロータ3及びステータ4を冷却することができる。
特に、本実施形態に係るアキシャルギャップ型モータ1は、回転軸2周りに複数の磁石31を環状に保持する保持部材6(リブとしても機能する部材)を用いて凸部を形成している。具体的には、ギャップ対向面31aを基準としてステータ4側に突出する凸部を形成する凹凸形成部を保持部材6(上側保持部材6T、下側保持部材6U)によって実現し、保持部材6(上側保持部材6T、下側保持部材6U)のスペーサ61(上側スペーサ61T、下側スペーサ61U)によって凸部を形成しているため、ブレードのような専用品を用いることなく、遠心ファン効果を奏することができ、ギャップ冷却流路R1に冷却風を径方向D2内側から外側に向かって効率良く流通させて、ロータ3及びステータ4に発生した熱を奪って冷却することが可能である。
加えて、本実施形態に係るアキシャルギャップ型モータ1では、保持部材6として、磁石31を上下方向D1から挟む上側保持部材6Tと下側保持部材6Uを適用し、上側保持部材6T及び下側保持部材6Uの上側スペーサ61T及び下側スペーサ61Uをそれぞれギャップ対向面31aに対して凸部となる状態で配置することで、簡単な構成でありながら各磁石31のギャップ対向面31aを周方向に隣り合う凸部同士(上側スペーサ61T同士、下側スペーサ61U同士)に区画された面に設定することができ、このようなギャップ対向面31aが臨むギャップS1において径方向D2内側から外側に向かって流れる冷却風の気流を、ロータ3の回転時に遠心ファン効果で形成することができ、冷却風の風量が増加し、冷却効果を高めることができる。
さらに、本実施形態に係るアキシャルギャップ型モータ1によれば、周方向に隣接する磁石31同士の間に上側スペーサ61Tと下側スペーサ61Uによって区画され且つ径方向D2に延伸するロータ内部空間S2(ロータ内部中央空間S2)を形成し、ロータ3の回転によって回転軸2の周囲からロータ内部空間S2内に流入した空気をロータ内部空間S2に沿って径方向D2内側から外側に向かう冷却風として流通させるロータ内部空間冷却流路R2を備えているため、ギャップS1に加えてロータ3の内部も好適に冷却することができ、冷却性能をさらに向上させることができる。
また、本実施形態に係るアキシャルギャップ型モータ1では、保持部材6(上側保持部材6T、下側保持部材6U)として、磁石31を回転軸2から径方向D2に所定寸法離間させた位置に保持するものを適用し、保持部材6(上側保持部材6T、下側保持部材6U)のうち磁石31よりも径方向D2において回転軸2に近い部分に軸方向D1に貫通する貫通孔64を形成しているため、保持部材6(上側保持部材6T、下側保持部材6U)自体の軽量化を図ることができるとともに、貫通孔64を通じて回転軸2の周囲の空気をロータ内部空間冷却流路R2にスムーズに流入させることができる。
以上のように、本実施形態に係る構成を採用することによって、比較的簡単な構造でありながらモータ1の冷却性能、特にロータ3の冷却性能を向上させることができる。
〈第2実施形態〉
第2実施形態に係るモータ1は、図6に示すように、第1実施形態と同様に、ロータ3とステータ4とを回転軸2の軸方向D1にギャップS1を介して配置しているアキシャルギャップ型のモータであり、第1実施形態と比較して、適用する保持部材6が異なり、それに伴う変更点を中心に以下に説明する。なお、ステータ4、回転軸2、ハウジング5は第1実施形態と同様のものを適用することができるため、詳細な説明は省略する。また、各実施形態において相互に対応するパーツや部分には同じ符号を付している。
第2実施形態に係るモータ1では、図6乃至図9に示すように、ロータ3を構成する部分円環状の磁石31(永久磁石)同士の相対位置を位置決めした状態で全ての磁石31(図示例では34個の磁石31)を保持する保持部材6として、周方向に隣接する磁石31同士の間であって且つ磁石31の高さ方向D1中央部に配置されるスペーサ61(中央スペーサ61C)を有するものを適用している。そして、磁石31のうちギャップS1に臨むフラットなギャップ対向面31aに対して中央スペーサ61Cをステータ4から離間する方向に凹没する凹部となる状態で配置している。本実施形態における保持部材6は、横断面矩形状の中央スペーサ61Cを有するものである。なお、図7はロータ3を回転軸2周りに設けた状態を示す斜視図であり、図8は図7を一部断面にして示す図であり、図9(a),(b)は同実施形態におけるロータ3を回転軸2周りに設けた状態の平面図、側面図である。
保持部材6は、内周面近傍部位を回転軸2の所定高さ位置に設けた取付部21に適宜の手段で取り付けることで回転軸2と一体に回転可能になる。本実施形態では円環状の台座である取付部21に保持部材6の内周面近傍部分を載置した状態で、上方から押さえ板22で押圧した状態で保持部材6を取付部21に固定している。保持部材6は、磁石31を回転軸2から径方向D2に所定寸法離間させた位置に保持するものであり、保持部材6のうち磁石31よりも径方向D2において回転軸2に近い部分に軸方向D1に貫通する貫通孔64を形成している。本実施形態では、保持部材6に20個の貫通孔64を周方向に等ピッチで並ぶように形成している。なお、貫通孔64の形成箇所は、保持部材6のうち取付部21に接触する部分よりも回転軸2から径方向D2外側の位置であって且つ中央スペーサ61Cよりも径方向D2内側の位置である。
保持部材6によって平面視扇状の磁石31を環状に複数並べて保持した状態で、磁石31の外周面を覆う位置にリングカバー7を適宜の手段で取り付ける。リングカバー7の上向き面及び下向き面は、それぞれギャップ対向面31aに連続するフラットな面に設定され、中央スペーサ61Cに対応する部分は中央スペーサ61Cの上向き面及び下向き面に連続する位置まで凹状に凹ませたスリット72を形成している。
そして、本実施形態に係るモータ1は、隣接する磁石31同士の間に、中央スペーサ61Cによって高さ方向D1に二分され且つそれぞれ径方向D2に真っ直ぐ延伸するロータ内部空間S2を形成している。この2段状のロータ内部空間S2は、隣接する磁石31同士の間において磁石31の高さ方向D1中央部分を除く箇所に形成されることから、相対的に上側のロータ内部空間S2をロータ内部上側空間S2Tと捉え、相対的に下側のロータ内部空間S2をロータ内部下側空間S2Uと捉えることができる。本実施形態では、平面視において、回転軸2を中心として計34本のロータ内部空間S2が放射状に延伸するレイアウトを採用している。各ロータ内部空間S2が、高さ方向D1に2段状をなすロータ内部上側空間S2T及びロータ内部下側空間S2Uを有するため、径方向D2に延伸するロータ内部空間S2の数は、34の2倍、つまり68になる。
ロータ内部空間S2の径方向D2内側は、回転軸2の周囲の空間に連通している。また、リングカバー7のうち、ロータ内部空間S2(ロータ内部上側空間S2T、ロータ内部下側空間S2U)に対応する箇所には上述したように凹状に凹ませたスリット72を形成している。これにより、ロータ内部空間S2(ロータ内部上側空間S2T、ロータ内部下側空間S2U)の径方向D2外側は、ロータ3の外部空間に連通している。
本実施形態のモータ1は、ハウジング5のうち、ステータ4の収容スペースよりも回転軸2に近い位置に軸方向D1に貫通する吸気口51を周方向に所定ピッチで複数形成している(図1参照)。また、ハウジング5のうち、外周面の所定箇所に、径方向D2に貫通する排気口52を周方向に所定ピッチで複数形成している。特に、本実施形態では、径方向D2においてロータ内部空間S2(ロータ内部上側空間S2T、ロータ内部下側空間S2U)に直線的に連通する位置に排気口52を設けている。
以上の構成を有する本実施形態に係るモータ1は、図6及び図10に示すように、ロータ3の回転によってハウジング5の外部から吸気口51を通じて回転軸2の周囲に空気が流れ、そこからギャップS1内に流入した空気を周方向に隣り合う凹部同士(中央スペーサ61C同士)の間に露出するギャップ対向面31aに沿って径方向D2内側から外側に向かう冷却風として流通させるギャップ冷却流路R1を備えた構成になる。また、本実施形態に係るモータ1は、ロータ3の回転によってハウジング5の外部から吸気口51を通じて回転軸2の周囲に空気が流れてロータ内部空間S2(ロータ内部上側空間S2T、ロータ内部下側空間S2U)内に流入し、この流入した空気をロータ内部空間S2(ロータ内部上側空間S2T、ロータ内部下側空間S2U)に沿って径方向D2内側から外側に向かう冷却風として流通させるロータ内部空間冷却流路R2を備えた構成になる。本実施形態に係るモータ1は、ロータ3の回転によって遠心ファン効果を奏し、ギャップ冷却流路R1及びロータ内部空間冷却流路R2に高風量の冷却風を流通させることができ、優れた冷却効果を発揮する。ギャップ冷却流路R1を通過した冷却風及びロータ内部空間冷却流路R2を通過した冷却風は、排気口52を通じてハウジング5の外部に放出される。図10では冷却風の流れを相対的に太い線で模式的に示している。
このように、本実施形態に係るアキシャルギャップ型モータ1によれば、回転軸2周りに隣接する磁石31同士の間に、磁石31のうちギャップS1に臨むギャップ対向面31aを基準としてステータ4から離間する方向に凹没する凹部(中央スペーサ61C)を形成し、ロータ3の回転によって回転軸2の周囲から少なくともギャップS1内に流入した空気を周方向に隣り合う凹部同士(中央スペーサ61C同士)の間において露出するギャップ対向面31aに沿って径方向D2内側から外側に向かう冷却風として流通させるギャップ冷却流路R1を備えているため、ロータ3の回転時に、周方向において凹部同士(中央スペーサ61C同士)に挟まれていないフラットなロータのギャップ対向面とステータの空隙である従来のギャップを冷却風が流れる構成では奏し得ない遠心ファン効果によって、ギャップ冷却流路R1の径方向D2内側から径方向D2外側へと大量の冷却風が流動する気流が発生し、ギャップS1に臨むロータ3及びステータ4からの発熱を効率良く放熱してロータ3及びステータ4を冷却することができる。
特に、本実施形態に係るアキシャルギャップ型モータ1は、回転軸2周りに複数の磁石31を環状に保持する保持部材6(リブとしても機能する部材)を用いて凹部を形成している。具体的には、ギャップ対向面31aを基準としてステータ4から離間する方向に凹没する凹部を形成する凹凸形成部を保持部材6によって実現し、保持部材6のスペーサ61(中央スペーサ61C)によって凹部を形成しているため、ブレードのような専用品を用いることなく、遠心ファン効果を奏することができ、ギャップ冷却流路R1に冷却風を径方向D2内側から外側に向かって効率良く流通させて、ロータ3及びステータ4に発生した熱を奪って冷却することが可能である。
加えて、本実施形態に係るアキシャルギャップ型モータ1では、保持部材6として、周方向に隣接する磁石31同士の高さ方向D1中央部に配置される中央スペーサ61Cを有するものを適用し、中央スペーサ61Cをギャップ対向面31aに対して凹部となる状態で配置することで、簡単な構成でありながら各磁石31のギャップ対向面31aを周方向に隣り合う凹部同士(中央スペーサ61C同士)に区画された面に設定することができ、このようなギャップ対向面31aが臨むギャップS1において径方向D2内側から外側に向かって流れる冷却風の気流を、ロータ3の回転時に遠心ファン効果で形成することができ、冷却風の風量が増加し、冷却効果を高めることができる。
さらに、本実施形態に係るアキシャルギャップ型モータ1によれば、周方向に隣接する磁石31同士の間に中央スペーサ61Cによって区画され且つ径方向D2に延伸するロータ内部上側空間S2T及びロータ内部下側空間S2Uを形成し、ロータ3の回転によって回転軸2の周囲からロータ内部上側空間S2T内及びロータ内部下側空間S2U内に流入した空気をロータ内部上側空間S2T及びロータ内部下側空間S2Uに沿って径方向D2内側から外側に向かう冷却風として流通させるロータ内部空間冷却流路R2を備えているため、ギャップS1に加えてロータ3内部も好適に冷却することができ、冷却性能をさらに向上させることができる。特に、本実施形態に係るモータ1によれば、ロータ内部空間冷却流路R2を軸方向D1に2段状に形成することができ、ロータ冷却機能のさらなる向上を図ることができる。
また、本実施形態に係るアキシャルギャップ型モータ1では、保持部材6として、磁石31を回転軸2から径方向D2に所定寸法離間させた位置に保持するものを適用し、保持部材6のうち磁石31よりも径方向D2において回転軸2に近い部分に軸方向D1に貫通する貫通孔64を形成しているため、保持部材6自体の軽量化を図ることができるとともに、保持部材6よりも上方に形成されている吸気口51または保持部材6よりも下方に形成されている吸気口51の何れか一方が塞がる事態になった場合であっても、塞がっていない他方の吸気口51から吸い込んだ空気を貫通孔64を経由して2段状のロータ内部空間冷却流路R2にスムーズに流入させることができる。
以上のように、本実施形態に係る構成を採用することによって、比較的簡単な構造でありながらモータ1の冷却性能、特にロータ3の冷却性能を向上させることができる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。例えば、保持部材のスペーサを隣接する磁石同士に介在させた状態で、磁石同士の間にスペーサによって軸方向に3つ以上に区画されたモータ内部空間が形成されるように設定することもできる。
保持部材のスペーサを隣接する磁石同士に介在させた状態で、磁石同士の間にスペーサによって軸方向に2以上に区画されたモータ内部空間が形成される構成を採用する場合、2以上に区画された各モータ内部空間の軸方向の寸法(軸長)が等しくなるように設定してもよいし、各モータ内部空間の軸長が異なるように設定してもよい。
本発明に係るモータは、種々の用途で使用することができ、例えばエンジン相当の高い出力と軽量化が求められる電動航空機の推進用モータとしても使用することができる。このような高出力高密度の要求に応えることができる。
また、上述の実施形態ではハウジング内にステータ及びロータを配置した構成を例示したが、ハウジングを備えていないモータ(開放型のモータ)であっても構わない。
ロータを構成する磁石の分割数は適宜選択・変更することができ、磁石の分割数に応じて保持部材の数も適宜変更することができる。
保持部材のスペーサの形状は、磁石のギャップ対向面を基準としてステータから離間する方向に凹没する凹部またはステータ側に突出する凸部を形成するという条件を満たす範囲で適宜変更してもよい。例えば、磁石のギャップ対向面に対して凸部を形成するスペーサの形状が、断面T字状または断面逆T字状ではなく、断面矩形状、断面円形状、断面楕円形状等の形状のものであってもよい。
上述の実施形態では、保持部材のスペーサを凹凸形成部として機能させる態様を例示したが、保持部材ではない他のパーツによって本発明における凹凸形成部を実現した構成も本発明に含まれる。
本発明に係るアキシャルギャップ型モータでは、軸方向に離間して設けた2つのロータの間にステータを配置した構成(ロータ2つ、ステータ1のダブルギャップの構成)を採用したり、1つのロータと1のステータとを軸方向に離間して設けた構成(シングルギャップの構成)を採用することもできる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…モータ
2…回転軸
3…ロータ
31…磁石
31a…ギャップ対向面
4…ステータ
6…保持部材
6T…上側保持部材
6U…下側保持部材
61…スペーサ
61T…上側スペーサ
61U…下側スペーサ
61C…中央スペーサ
64…貫通孔
S1…ギャップ
S2…ロータ内部空間
R1…ギャップ冷却流路
R2…ロータ内部空間冷却流路

Claims (7)

  1. 回転軸周りに複数の磁石が環状に配置されたロータと、コイルが設けられているステータとを前記回転軸の軸方向にギャップを介して配置しているアキシャルギャップ型のモータであって、
    隣接する前記磁石同士の間に、前記磁石のうち前記ギャップに臨むギャップ対向面を基準として前記ステータから離間する方向に凹没する凹部または前記ステータ側に突出する凸部を形成する凹凸形成部を設定し、
    前記ロータの回転によって前記回転軸の周囲から少なくとも前記ギャップ内に流入した空気を周方向に隣り合う前記凹部同士の間に露出する前記ギャップ対向面または前記凸部同士の間に露出する前記ギャップ対向面に沿って径方向内側から外側に向かう冷却風として流通させるギャップ冷却流路を備えていることを特徴とするモータ。
  2. 少なくとも隣接する前記磁石同士の間に配置されるスペーサを有し且つ隣接する前記磁石同士の相対位置を位置決めした状態で前記磁石を保持する保持部材を備え、
    前記スペーサを前記磁石の前記ギャップ対向面に対して前記凹部または前記凸部となる状態で配置している請求項1に記載のモータ。
  3. 前記保持部材は、前記磁石を上下方向から挟む上側保持部材と下側保持部材で構成され、前記上側保持部材及び前記下側保持部材の前記スペーサである上側スペーサ及び下側スペーサをそれぞれ前記ギャップ対向面に対して前記凸部となる状態で配置している請求項2に記載のモータ。
  4. 隣接する前記磁石同士の間に前記上側スペーサと前記下側スペーサによって区画され且つ径方向に延伸するロータ内部空間を有し、
    前記ロータの回転によって前記回転軸の周囲から少なくとも前記ロータ内部空間内に流入した空気を前記ロータ内部空間に沿って径方向内側から外側に向かう冷却風として流通させるロータ内部空間冷却流路を備えている請求項3に記載のモータ。
  5. 前記保持部材は、隣接する前記磁石同士の高さ方向中央部に配置される前記スペーサである中央スペーサを有するものであり、前記中央スペーサを前記ギャップ対向面に対して前記凹部となる状態で配置している請求項2に記載のモータ。
  6. 隣接する前記磁石同士の間に前記中央スペーサによって高さ方向に二分され且つそれぞれ径方向に延伸するロータ内部空間を有し、
    前記ロータの回転によって前記回転軸の周囲から少なくとも前記ロータ内部空間内に流入した空気を前記ロータ内部空間に沿って径方向内側から外側に向かう冷却風として流通させるロータ内部空間冷却流路を備えている請求項5に記載のモータ。
  7. 前記保持部材は、前記磁石を前記回転軸から径方向に所定寸法離間させた位置に保持するものであり、当該保持部材のうち前記磁石よりも径方向において前記回転軸に近い部分に軸方向に貫通する貫通孔を形成している請求項2乃至6の何れかに記載のモータ。
JP2020127181A 2020-07-28 2020-07-28 モータ Pending JP2022024534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020127181A JP2022024534A (ja) 2020-07-28 2020-07-28 モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020127181A JP2022024534A (ja) 2020-07-28 2020-07-28 モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022024534A true JP2022024534A (ja) 2022-02-09

Family

ID=80265682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020127181A Pending JP2022024534A (ja) 2020-07-28 2020-07-28 モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022024534A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102547357B1 (ko) * 2022-07-04 2023-06-23 한국전기연구원 냉각 구조가 개선된 전기기계
WO2024010146A1 (ko) * 2022-07-04 2024-01-11 한국전기연구원 냉각 구조가 개선된 전기기계

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102547357B1 (ko) * 2022-07-04 2023-06-23 한국전기연구원 냉각 구조가 개선된 전기기계
WO2024010146A1 (ko) * 2022-07-04 2024-01-11 한국전기연구원 냉각 구조가 개선된 전기기계

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7063510B2 (en) Centrifugal fan
JP4187606B2 (ja) 電動機
US7775767B2 (en) Fan assembly
JP2022024534A (ja) モータ
JP2007053844A (ja) ファンモータ
JPH10234157A (ja) モータ
JP6007951B2 (ja) 回転電機
JP2019082115A (ja) 遠心ファン
JPWO2020145219A1 (ja) モータ、回転翼装置
US20040227416A1 (en) Heat-dissipated mechanism for outer-rotor type brushless DC fan motor
CN109578300B (zh) 离心风扇
WO2019181208A1 (ja) 送風機
JP5446835B2 (ja) 集塵機
JP7210326B2 (ja) 回転電機
JP4532964B2 (ja) 二重回転子電動機
JPH06284638A (ja) 車両用交流発電機
JPH07241059A (ja) 回転電機
JPH0965614A (ja) 小形電動機
WO2022044970A1 (ja) 回転機器
JP2019097238A (ja) 電動機
JP2006180617A (ja) ファンモータ
JP3163055B2 (ja) ブラシレスファンモータおよびこれに用いるロータ
KR100415802B1 (ko) 이중의 팬을 갖는 모터
JPH1098850A (ja) 回転電機
JP2022156437A (ja) 回転電機のロータ