JP2022023632A - シールド掘進機のテールクリアランス測定装置、及び、テールクリアランス測定方法 - Google Patents

シールド掘進機のテールクリアランス測定装置、及び、テールクリアランス測定方法 Download PDF

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Yoshitaka Kii
真也 河添
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Abstract

【課題】テール部の内面とセグメントリングの外面との間に異物が存在しても、テールクリアランスを確実に且つ詳しく測定するテールクリアランス測定装置を提供する。【解決手段】テールクリアランス測定装置100は、内方でセグメントリング14が構築される筒状のテール部6aと推進ジャッキ16とを含んで構成されるシールド掘進機1のテールクリアランスを測定する。光測距部20は、スキンプレート6の内方に位置し掘進機本体2の後部の機軸X1に直交する軸回りに揺動可能な本体部21を有する。そして、光測距部20は、本体部21を揺動させてセグメントリング14の内面の複数の箇所毎に本体部21からセグメントリング14までの距離を計測する。第2算出部32は、光測距部20によるセグメントリング14の内面についての計測結果を用いてセグメントリング14とテール部6aの内面との間のテールクリアランス値Cを算出する。【選択図】図2

Description

本発明は、トンネルの構築に用いられるシールド掘進機のテールクリアランスを測定するテールクリアランス測定装置、及び、テールクリアランス測定方法に関する。
道路、鉄道等の管路として用いられるシールドトンネルは、シールド工法により構築される。このシールド工法で用いられるシールド掘進機は、例えば、掘進機本体の外殻をなす筒状のスキンプレートと、スキンプレートの前端部(切羽側端部)に設けられるカッタヘッドと、スキンプレートの内側に設けられる推進ジャッキとを備えている。
シールド工法では、例えば、地山に発進立坑と到達立坑とを構築し、発進立坑から到達立坑へ向けてシールド掘進機で地山を掘削しながら、スキンプレート(外殻)の後部をなすテール部の内方でセグメントリングを組み立てるとともに、隣接するセグメントリング同士をトンネル軸方向で連結することで円筒状の覆工体を構築する。この工法では、シールド掘進機は、その後方の既設セグメントリングを推進ジャッキで後方へ押圧し、その反力として発生する推力によって、地山を掘削しながら前進する。そして、シールド工法では、シールド掘進機のテール部の内面とセグメントリングの外面との間の間隙であるテールクリアランスを測定し、この測定値に基づいて、シールド掘進機の制御方向や、セグメントの組み方(例えば、テーパーセグメントを用いるか否か)が決定され得る。そして、このテールクリアランスは、テールクリアランス測定装置を用いて測定される。
この種のテールクリアランス測定装置の一例としては、特許文献1に開示されたテールクリアランス測定装置が知られている。このテールクリアランス測定装置は、スキンプレートの後部(テール部)の内面に取り付けられた支持枠部と、支持枠部に回転可能に支持される回転軸部と、回転軸部と一体に形成された接触手部と、この接触手部をセグメントリング側に付勢するバネ部と、を有している。接触手部は、バネ部の付勢力によって回転軸部回りに回転し、その先端部がセグメントリングの外面に接触している。そして、このテールクリアランス測定装置は、回転軸部の回転角を検出し、回転角の検出値に基づいて、テールクリアランスを算出するようになっている。
特開2015-45165号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたテールクリアランス測定装置では、グリスや土砂などの異物が存在(侵入)し得る、上記テール部の内面とセグメントリングの外面との間の隙間に、接触手部などの主要な要素を配置している。そのため、このテールクリアランス測定装置では、上記異物に起因する動作不良などの不具合が発生するおそれがあり、改善の余地がある。そして、このテールクリアランス測定装置では、接触手部の先端部の接触箇所のテールクリアランスのみが測定されるだけであり、詳しくテールクリアランスを測定することはできなかった。
本発明は、このような実状に鑑み、テール部の内面とセグメントリングの外面との間に異物が存在しても、テールクリアランスを確実に且つ詳しく測定することを目的とする。
本発明の一側面によると、掘進機本体の外殻の後部をなしてその内方でセグメントリングが構築される筒状のテール部と、前記掘進機本体に設けられ前記セグメントリングから推進反力を得て前記掘進機本体を前方に推進する推進ジャッキと、を含んで構成されるシールド掘進機のテールクリアランスを測定するテールクリアランス測定装置が提供される。このテールクリアランス測定装置は、光測距部と、算出部と、を含む。前記光測距部は、前記外殻の内方に位置し前記掘進機本体の後部の機軸に直交する軸回りに揺動可能な本体部を有し、当該本体部を揺動させて前記セグメントリングの内面の複数の箇所毎に前記本体部から前記セグメントリングまでの距離を計測する。前記算出部は、前記光測距部による前記セグメントリングの内面についての計測結果を用いて前記セグメントリングと前記テール部の内面との間のテールクリアランス値を算出する。
本発明の別の側面によると、掘進機本体の外殻の後部をなしてその内方でセグメントリングが構築される筒状のテール部と、前記掘進機本体に設けられ前記セグメントリングから推進反力を得て前記掘進機本体を前方に推進する推進ジャッキと、を含んで構成されるシールド掘進機のテールクリアランスを測定するテールクリアランス測定方法が提供される。このテールクリアランス測定方法は、光測距工程と、算出工程と、含む。前記光測距工程は、前記外殻の内方に位置し前記掘進機本体の後部の機軸に直交する軸回りに揺動可能な本体部を揺動させて前記セグメントリングの内面の複数の箇所毎に前記本体部から前記セグメントリングまでの距離を計測する工程である。前記算出工程は、前記計測工程による前記セグメントリングの内面についての計測結果を用いて、前記セグメントリングと前記テール部の内面との間のテールクリアランス値を算出する工程である。
前記一側面によるテールクリアランス測定装置、及び、前記別の側面によるテールクリアランス測定方法によれば、光測距部(光測距工程)によって、掘進機本体の外殻の内方に位置する本体部からセグメントリングまでの距離を測定し、この光測距部(光測距工程)によるセグメントリングの内面についての計測結果を用いて、セグメントリングとテール部の内面との間のテールクリアランス値を算出する。これにより、テール部の内面とセグメントリングの外面との間の領域から離れた場所から、光を用いてテールクリアランス値を算出することができるため、当該領域に異物が存在した場合でも、テールクリアランスを確実に測定することができる。そして、光測距部(光測距工程)では、セグメントリングの内面の複数の箇所毎に距離を計測しているため、算出部(算出工程)において、距離の計測箇所に対応した複数の箇所のテールクリアランス値を算出することもできる。したがって、上記領域に異物が存在しても、テールクリアランスを従来よりも確実に且つ詳しく測定することができるようになる。
本発明の一実施形態に係るテールクリアランス測定装置及びテールクリアランス測定方法を適用するシールド掘進機における推進ジャッキ短縮時の概略構成図である。 上記シールド掘進機における推進ジャッキ伸長時の概略構成図である。 上記テールクリアランス測定装置の概略構成図である。 上記テールクリアランス測定装置の光測距部の配置箇所を説明するための概念図である。 上記光測距部によるレーザー光の走査を説明するための概念図である。 上記光測距部の測定対象におけるレーザー光の走査軌跡を説明するための概念図である。 上記テールクリアランス測定装置の測定時のシールド掘進機の状態を説明するための概念図である。 上記推進ジャッキのストローク値を説明するための概念図である。 上記シールド掘進機のスキンプレート(テール部)の内径測定を説明するための概念図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係るテールクリアランス測定装置及びテールクリアランス測定方法を適用するシールド掘進機の概略構成図である。図1では推進ジャッキ短縮時の状態が示され、図2では推進ジャッキ伸長時の状態が示されている。なお、本実施形態では、便宜上、トンネル掘進方向を前進方向として、前方(切羽側)に向かって視た状態で前後左右を規定している。また、本実施形態では、いわゆる泥土圧式のシールド掘進機を例にとってシールド掘進機の構成を説明するが、シールド掘進機の種類はこれに限らない。
まず、シールド掘進機1の概略の構造などについて説明する。
図1及び図2に示すように、シールド掘進機1は、掘進機本体2を有している。本実施形態では、掘進機本体2は、円筒状の前胴3及び後胴4を含んで構成されている。ここで、前胴3の側部に配置される円筒状のスキンプレート5と、後胴4の側部に配置される円筒状のスキンプレート6とは、それぞれ、掘進機本体2の外殻をなすものである。また、本実施形態では、後胴4のスキンプレート6の後部6aが、本発明に係る「テール部」に相当する。以下では、後胴4のスキンプレート6の後部6aを、テール部6aという。
前胴3は、掘削用のカッタヘッド7とシールド隔壁(バルクヘッド)8とを有する。カッタヘッド7は前胴3の前端部に配置され、シールド隔壁8はカッタヘッド7の後方に離間して前胴3に配置されている。カッタヘッド7は、シールド隔壁8に回転自在に支持されており、シールド隔壁8の後面に設置された駆動用モータ9を駆動源として、回転しながら地山を掘削する。カッタヘッド7による掘削で生じた掘削土砂は、カッタヘッド7とシールド隔壁8との間に形成されたカッタチャンバ10に滞留するようになっている。
シールド掘進機1には、前胴3の後部と後胴4の前部とを連結するように、複数の中折れジャッキ11が、胴の周方向に互いに間隔を空けて配置されている。中折れジャッキ11は、シリンダと進退可能なロッドとにより構成される油圧ジャッキである。シールド掘進機1の掘進方向の変更・調整時には、各中折れジャッキ11の伸長量が変更・調整される。
シールド掘進機1は、後胴4のスキンプレート6の内方にエレクター12を備える。エレクター12は把持部12aを備える。エレクター12は、スキンプレート6のテール部6aの内方にて、円弧状断面を有するセグメント13を把持部12aで把持しつつ、セグメント13をトンネル軸方向、径方向、周方向に適宜移動させることができる。エレクター12は、スキンプレート6のテール部6aの内方にて、次々にセグメント13を連結して、円筒状のセグメントリング14を構築する。
後胴4は、円環状のリングガータ15を備えている。このリングガータ15は、スキンプレート6の前端側の部分における内方に配置されており、その内側の部分によりエレクター12の周方向への移動をガイドするとともに、その外側の部分によりスキンプレート6を内側から保持するものである。
後胴4のリングガータ15(換言すると、後胴4の周縁部)には、複数の推進ジャッキ16が、中折れジャッキ11と干渉しないように、胴の周方向に互いに間隔を空けて配置されている。推進ジャッキ16は、シリンダ16aとロッド16bとにより構成される油圧ジャッキである。シリンダ16aは、リングガータ15を貫通するように配置され、リングガータ15に固定されている。シリンダ16aの一端は前胴3側に位置し、シリンダ16aの他端はリングガータ15の後端部における円環状フランジ部15aよりも後方(セグメントリング14側)に突出している。ロッド16bは、シリンダ16aの他端側にて進出・退入可能となっている。そして、推進ジャッキ16のロッド16bの先端部を既設のセグメントリング14の前端面(切羽側の端面)に当接させた状態で推進ジャッキ16を伸長作動させることにより(図2参照)、シールド掘進機1(掘進機本体2)は推進力を得ることができる。つまり、推進ジャッキ16は、掘進機本体2(後胴4)に設けられ、既設のセグメントリング14から推進反力を得て掘進機本体2を前方(切羽側)に推進するように構成されている。
リングガータ15の円環状フランジ部15aにおける隣り合う二つの推進ジャッキ16の間には、薄板状の補強リブ15bが設けられている。この補強リブ15bは、後胴4の径方向に延伸している。つまり、複数の補強リブ15bが、推進ジャッキ16と干渉しないように、リングガータ15の後端部(円環状フランジ部15a)における周方向に間隔を空けた複数の箇所に設けられている。補強リブ15bにおけるスキンプレート6側の端部はスキンプレート6の内面に接合され、補強リブ15bにおけるリングガータ15側の端部は円環状フランジ部15aに接合されている。本実施形態では、複数の補強リブ15bの一部に、テールクリアランス測定装置100の後述する光測距部20が取り付けられている。
シールド掘進機1は、カッタチャンバ10内の掘削土砂をシールド隔壁8の後方に搬出するスクリューコンベヤ17を備えている。スクリューコンベヤ17は、シールド隔壁8に固定された円筒状のケース17aとその内部に組み込まれたオーガ17bとからなり、オーガ17bを回転させることにより、カッタチャンバ10内の掘削土砂をシールド隔壁8の後方に搬出する。そして、後胴4は、その中央部に足場18を備えている。足場18は、掘進機本体2の後部(つまり)の機軸X1(換言すると、後胴4の径方向の機械中心軸)に沿うように延在している。
ここで、後胴4のスキンプレート6のテール部6aの内面とセグメントリング14の外面との間には、隙間があり、この隙間をテールクリアランスと呼ぶ。そして、スキンプレート6のテール部6aの内面における後端側の部分には、複数のテールシール部材19が、機軸X1の延伸方向に互いに間隔を空けて取り付けられている。上記テールクリアランスは、以下に説明するテールクリアランス測定装置100及びテールクリアランス測定方法を用いて測定される。
次に、テールクリアランス測定装置100について説明する。
図3はテールクリアランス測定装置100の概略構成図(ブロック図)であり、図4はテールクリアランス測定装置100の光測距部20の配置箇所を説明するための概念図である。図5は光測距部20によるレーザー光の走査を説明するための概念図であり、図6は光測距部20の測定対象におけるレーザー光の走査軌跡Lを説明するための概念図である。なお、図4は、図1及び図2に示すA部を切羽側(前方)に向かって視た要部拡大図でもある。
図3に示すように、本実施形態では、テールクリアランス測定装置100は、光測距部20と、制御装置30と、入力装置40と、出力装置50と、を有している。
光測距部20は、レーザー光を測定対象に向けて投光(照射)して測定対象までの距離を計測する光学式の測距装置である。図3及び図4に示すように、光測距部20は、本体部21と、駆動部22と、第1算出部23とを有する。
光測距部20は、例えば、投光したレーザー光が測定対象との間を往復する時間と光速度とに基づいて、測定対象までの距離を算出することができる。そして、光測距部20は、以下に詳述するように、レーザー光を測定対象上で走査し、測定対象の表面における走査軌跡L上の複数の箇所毎に、測定対象までの距離を計測可能に構成されている(図5及び図6参照)。
具体的には、光測距部20の本体部21と駆動部22は、リングガータ15の後端部の近傍に配置される。そして、本実施形態では、第1算出部23もリングガータ15の後端部の近傍に配置されるものとする。なお、第1算出部23については、これに限らず、例えば、足場18に設けられた運転管理室19(図1及び図2参照)内に配置され得る。
本実施形態では、光測距部20は、後胴4のスキンプレート6の内方において、推進ジャッキ16と干渉しないように、後胴4の周方向に間隔を空けた複数の箇所に配置されている。特に限定されるものではないが、例えば、8個の光測距部20が、後胴4の周方向に等間隔で配置されている。図4には、8個の光測距部20のうち一番下の部分に配置されたものが示されている。残りの光測距部20の周方向についての配置箇所以外の構成は図4に示した光測距部20と同じである。
本体部21は、スキンプレート6の内方に位置し掘進機本体2の後部の機軸X1(後胴4の径方向の機械中心軸)に直交する軸(以下では揺動軸Zという)回りに揺動可能である。ここで、本実施形態では、図5及び図6に示すように、機軸X1上の所定位置(例えば、リングガータ15の後端部近傍に対応する位置)に、シールド掘進機1内における空間座標の基準点Oが設けられているものとする。そして、機軸X1をX軸とし、基準点Oを通過するとともに後胴4の径方向に延伸する軸をY軸とする。揺動軸ZはX軸(機軸X1)とY軸の両方に対して直交している。また、本実施形態では、揺動軸Zは、図5に示すように、XY平面で視ると、Y軸方向については座標Ycに位置し、X軸方向については原点O(X=0)に位置しているものとする。
図示を省略するが、本実施形態では、本体部21の内部には、レーザー光を外部に投光する投光部と、測定対象の表面で反射して戻ってきたレーザー光(反射光)を受光する受光部とが内蔵されている。そして、本体部21の一端部の投受光点21aからレーザー光が測定対象に向かって投光(照射)されるとともに、測定対象からの反射光が本体部21の一端部の投受光点21aで受光されるように構成されている。そして、図5に示すXY平面で視ると、レーザー光の光軸の延長線上に、揺動軸Zが位置している。
駆動部22は、本体部21を揺動軸Z回りに揺動させる駆動源であり、例えば、電動モータからなる。本体部21の揺動軸Z回りの揺動角度幅θc(揺動範囲)は、適宜に設定することが可能である。そして、設定した揺動角度幅θcの大きさに応じて、レーザー光の測定対象上における走査範囲(走査幅)が定まる。投光時の本体部21の揺動軸Z回りの揺動角度位置θは、例えば、図5に示すように、X軸(機軸X1)と平行な軸を基準として規定されている。そして、揺動角度位置θは投光時刻毎に変化している。
ここで、図1、図2及び図4に示すように、光測距部20における本体部21及び駆動部22は、リングガータ15の後端部に補強リブ15bを介して、リングガータ15の後端部に取り付けられている。具体的には、本体部21及び駆動部22は、補強リブ15bの厚み方向の一方の面に固定された支持部15c(図4参照)上に固定されている。このようにして、本体部21及び駆動部22は、後胴4のスキンプレート6の内方において、推進ジャッキ16と干渉しないように、後胴4(リングガータ15)の後端部における周方向に間隔を空けた複数の箇所に配置されている。詳しくは、駆動部22は、支持部15cに固定された駆動台24上に固定され、その回転軸部22aがX軸(機軸X1)及びY軸の両方に対して直交する方向に延伸している。そして、駆動部22の回転軸部22aの端部は駆動台24の側壁を貫通しており、この回転軸部22aの端部には、本体部取付け用のプレート22bが固定されている。そして、このプレート22bに、本体部21が固定されている。したがって、駆動部22が作動すると、本体部21は、回転軸部22aの回転(揺動)により、回転軸部22aの中心軸回りに揺動する。つまり、本実施形態では、回転軸部22aの中心軸が揺動軸Zである。
また、図4に示す切羽側(前方)に向かって視た正面視において、本体部21におけるレーザー光の投受光点21aがY軸上に位置するように、本体部21が配置されている。そして、前述したように、本実施形態では、8個の光測距部20が、後胴4の周方向に等間隔で(つまり、機軸X1回りの角度ω(図6参照)について等間隔で)配置されている。したがって、図4に示した光測距部20が配置された機軸X1回りの角度ωを基準角度ω0とすると、光測距部20は基準角度ω0から45°の角度ピッチで機軸X1回りに角度ω0~角度ω7のそれぞれの位置に配置されている。
図5及び図6に示すように、光測距部20は、上記のように配置された本体部21を駆動部22によって揺動軸Z回りに所定の揺動角度幅θcで揺動させた状態で、本体部21からレーザー光を測定対象としてのセグメントリング14に向けて投光することにより、レーザー光を少なくともセグメントリング14の内面上で走査するとともに、セグメントリング14の内面における走査軌跡L上の複数の箇所からの反射光を本体部21で受光するように構成されている。走査軌跡Lは、セグメントリング14の表面上に沿って延びている。図6には、基準角度ω0に配置された光測距部20の本体部21から投光されたレーザー光の走査軌跡L(ω0)の一部と、この本体部21に隣接する本体部21から投光されたレーザー光の走査軌跡L(ω1)の一部が示されている。各走査軌跡Lのうちのセグメントリング14の内面に沿う部分は、機軸X1と平行に延伸している。
本実施形態では、図5に示すように、セグメントリング14の前端面における径方向内側の端部から径方向(Y軸方向)に所定幅の部分についてもレーザー光を走査可能に、揺動角度幅θcが設定されている。
第1算出部23は、本体部21から投光されたレーザー光が測定対象(セグメントリング14)との間を往復する時間(往復時間)と光速度とに基づいて、本体部21における投受光点21aからセグメントリング14の表面の照射点までの距離Lを算出するように構成されている。具体的には、本体部21は、例えば、揺動軸Z回りに所定の揺動速度(回転速度)で揺動した状態で所定の周波数(周期)でレーザー光(パルス光)を投光しており、各レーザー光についての投光時刻と受光時刻に対応する信号を、第1算出部23へ伝達するように構成されている。第1算出部23は、本体部21からの上記信号に基づいて上記往復時間を算出する。そして、第1算出部23は、算出した往復時間と光速度とに基づいて、投光時刻(照射点)毎に、本体部21の投受光点21aからセグメントリング14の表面の照射点までの距離Lを算出する。投光時刻毎のセグメントリング14の表面の照射点は、セグメントリング14の表面の走査軌跡L上に位置している。したがって、第1算出部23は、セグメントリング14の内面におけるレーザー光の走査軌跡L上の複数の箇所毎に、本体部21からセグメントリング14までの距離Lを計測(算出)している。
光測距部20(第1算出部23)により計測(算出)された距離Lを示す信号は、例えば、投光時の本体部21の揺動軸Z回りの揺動角度位置θと対応付けて、制御装置30へ伝達され、制御装置30の後述する記憶部31に格納される。なお、本実施形態では、複数(8個)の光測距部20が配置されているため、距離Lを示す上記信号は、測定した光測距部20を特定可能なデータ(例えば、光測距部20の番号や配置されている角度ωなど)とも対応付けて、記憶部31に格納される。
以上のようにして、光測距部20は、スキンプレート6の内方に位置し掘進機本体2の後部(後胴4)の機軸X1に直交する揺動軸Z回りに揺動可能な本体部21を有し、この本体部21を揺動させてセグメントリング14の内面の複数の箇所毎に本体部21からセグメントリング14までの距離Lを計測するように構成されている。
図3に戻って、制御装置30は、テールクリアランス測定装置100の全体の動作を統括的に制御するものであり、例えば、足場18に設けられた運転管理室19(図1及び図2参照)内に配置されている。本実施形態では、制御装置30は、記憶部31と、第2算出部32と、を有している。
記憶部31は、光測距部20により計測された距離Lなどの各種測定結果のデータや、光測距部20及びシールド掘進機1などについての既知の各種パラメータのデータを格納する。
第2算出部32は、光測距部20によるセグメントリング14の内面についての計測結果を用いてセグメントリング14とテール部6aの内面との間のテールクリアランス値Cを算出するテールクリアランス算出機能を有する。なお、本実施形態では、第2算出部32が本発明に係る「算出部」に相当する。
本実施形態では、第2算出部32は、推進ジャッキ16のストローク値Stを算出するジャッキストローク算出機能をも有している。第2算出部32における上記テールクリアランス算出機能及び上記ジャッキストローク算出機能の詳しい内容については後に詳述する。
図3に戻って、入力装置40は、光測距部20及びシールド掘進機1についての既知の各種パラメータなどのデータを入力するための機器であり、例えば、キーボードからなる。入力装置40を介して入力されたデータは、制御装置30へ伝達され、記憶部31などに格納される。
出力装置50は、光測距部20によるテールクリアランス値C及びストローク値Stの測定(算出)結果を出力するための機器であり、例えば、液晶ディスプレイ(表示部)からなる。なお、出力装置50は、液晶ディスプレイに限らず、プリンタであってもよい。
次に、第2算出部32における上記テールクリアランス算出機能について詳述する。
第2算出部32では、例えば、光測距部20により計測された複数の距離Lに基づいて、セグメントリング14の走査軌跡L上の複数の箇所(照射点)について、基準点Oを原点とした空間座標の集まりである点群データを算出する。そして、第2算出部32は、この算出した点群データと予め設定された既知の各種パラメータとを用いて、セグメントリング14の内面の走査軌跡L上の複数の箇所(照射点)毎に、テールクリアランス値Cを算出する。
具体的には、本実施形態では、第2算出部32は、揺動軸Zの基準点OからのY軸方向の座標Ycと、本体部21における揺動軸Zと投受光点21aとの間の距離Lcと、光測距部20により計測された距離Lと、この距離Lに対応付けられた揺動角度位置θとに基づいて、例えば、下記の式(1)の演算式により、走査軌跡L上の各照射点についての基準点Oを原点としたY軸方向の座標Ytをそれぞれ算出する。これにより、点群データのうちの各Y成分が取得される。そして、第2算出部32は、本体部21における揺動軸Zと投受光点21aとの間の距離Lcと、光測距部20により計測された距離Lと、この距離Lに対応付けられた揺動角度位置θとに基づいて、例えば、下記の式(2)の演算式により、走査軌跡L上の各照射点についての基準点Oを原点としたX軸方向の座標Xtをそれぞれ算出する。これにより、点群データのうちの各X成分が取得される。
Yt=Yc+(Lc+L)×sinθ ・・・式(1)
Xt=(Lc+L)×cosθ ・・・式(2)
このようにして取得した点群データから、走査軌跡Lに沿ったセグメントリング14の表面の位置及び形状が特定され、セグメントリング14の姿勢をモニタリングすることができる。例えば、出力装置50は、第2算出部32で取得した点群データに基づいて、セグメントリング14の輪郭を図5に示したXY座標系でプロットする。これにより、オペレータはセグメントリング14の姿勢を視覚的にモニタリングすることができる。
ここで、図5では、セグメントリング14の姿勢の一例として、セグメントリング14が機軸X1に対して僅かに傾いている状態が示されている。つまり、セグメントリング14の構築において、セグメントリング14を意図的に機軸X1に対して僅かに傾ける場合や、セグメントリング14が組立精度などにより意図せず機軸X1に対して傾いてしまう場合があり、図5はこのような場合の一例が示されている。
第2算出部32では、セグメントリング14の機軸X1に対する傾斜角度θ’を考慮して、テールクリアランス値Cを照射点毎にそれぞれ算出する。具体的には、第2算出部32は、上記点群データに基づいて傾斜角度θ’を算出する。そして、第2算出部32は、スキンプレート6(テール部6a)の内径rと、セグメントリング14の厚みT(桁高ともいう)と、算出した傾斜角度θ’と、算出した照射点のY軸方向の座標Yt(点群データのY成分)とに基づいて、例えば、下記の式(3)の演算式により、セグメントリング14の内面における走査軌跡L上の照射点毎(複数の箇所毎)に、テールクリアランス値Cを算出する。
C=r-T/cosθ’-Yt ・・・式(3)
上記式(1)~式(3)において、Yc、Lc、r、Tは予め設定された既知のパラメータであり、θはLに対応付けて光測距部20から制御装置30に伝達されるデータである。つまり、第2算出部32におけるテールクリアランス値Cの算出過程において、距離Lのみが測定値である。したがって、第2算出部32は、光測距部20によるセグメントリング14の内面についての計測結果(距離L)を用いてテールクリアランス値Cを算出している。
第2算出部32は、機軸X1回りの角度ω0~角度ω7のそれぞれの位置に配置された光測距部20からの測定結果に対して、上記(1)~式(3)の演算を実行する。したがって、同一のトンネル横断面において、機軸X1回りに複数の箇所(本実施形態では8箇所)のテールクリアランス値Cが算出される。同一のトンネル横断面について算出された各テールクリアランス値Cに基づいて、トンネル横断面で見たテールクリアランス値Cの分布と、スキンプレート6のテール部6aに対するセグメントリング14の偏心度合いとを把握することができる。そして、シールド掘進機1を用いたシールド工法では、テールクリアランス値Cの分布と、セグメントリング14の偏心度合いとに基づいて、シールド掘進機1の制御方向や、セグメント13の組み方(例えば、テーパーセグメントを用いるか否か)が決定され得る。
なお、テールクリアランス測定装置100は、図7(a)に示すように、推進ジャッキ短縮時や、図7(b)に示すように推進ジャッキ伸長時など、シールド掘進機1の状態に関係なく、テールクリアランス値Cを測定することができる。また、図7に示すように、例えば、揺動角度幅θcを変更することにより、光測距部20(本体部21)によるレーザー光の走査範囲を後方側に拡大させることができる。これにより、図7(a)に示すように、テールシール部材19が取り付けられているテール部6aの内面における後端側の部分のテールクリアランスを計測することもできる。つまり、第2算出部32は、セグメントリング14の後端側についてのテールクリアランス値Cを算出することもできる。
次に、第2算出部32における上記ジャッキストローク算出機能について詳述する。
本実施形態では、光測距部20(本体部21)によるレーザー光の走査範囲はセグメントリング14の前端面の一部まで拡大されているため、光測距部20は、セグメントリング14の前端面にもレーザー光を投光(照射)することができる。そして、第1算出部23において、セグメントリング14の前端面に対応する揺動角度位置θで得られる距離Lは、本体部21からセグメントリング14の前端面までの距離である。つまり、本実施形態では、光測距部20(第1算出部23)は、本体部21からセグメントリング14の前端面までの距離Lを計測可能に構成されている。
そして、第2算出部32は、光測距部20によるセグメントリング14の前端面についての計測結果を用いて、推進ジャッキ16のストローク値Stを算出可能に構成されている。ここで、図8に示すように、ストローク値Stとは、推進ジャッキ16のシリンダ16aにおけるセグメントリング14側の端部からロッド16bの先端までの長さである。
具体的には、第2算出部32では、光測距部20によるセグメントリング14の内面についての計測結果に加えて、セグメントリング14の前端面についての計測結果を用いることにより、セグメントリング14の内面側の角部E(図8参照)を含めた上記点群データを取得することができる。そして、第2算出部32は、取得した上記点群データにより、セグメントリング14の内面側の角部Eに対応する位置におけるX軸方向の座標Xtを特定する。第2算出部32は、シリンダ16aの端部のX軸方向についてのオフセット値Xcと、特定したセグメントリング14の内面側の角部Eについての座標Xtとに基づいて、下記の式(4)の演算式により、推進ジャッキ16のストローク値Stを算出する。なお、オフセット値Xcは、予め設定された既知のパラメータである。
St=Xc+Xt ・・・式(4)
次に、上記テールクリアランス測定装置100を用いた、本実施形態におけるテールクリアランス測定方法について説明する。
テールクリアランス測定方法は、シールド掘進機1のテールクリアランスを測定する方法であり、光測距工程と、算出工程と、を含む。
光測距工程では、光測距部20の本体部21を揺動させて、セグメントリング14の内面の複数の箇所(照射点)毎に本体部21からセグメントリング14までの距離Lを、第1算出部23により計測する。また、本実施形態では、光測距工程は、本体部21からセグメントリングの前端面までの距離Lも、第1算出部23により計測する。
算出工程では、上記光測距工程によるセグメントリング14の内面についての計測結果を用いた第2算出部32による上記式(1)~式(3)の演算によって、テールクリアランス値Cを算出する。また、本実施形態では、算出工程では、光測距部20によるセグメントリング14の前端面についての計測結果を用いた第2算出部32による上記式(4)の演算によって、推進ジャッキ16のストローク値Stも算出する。
本実施形態に係るテールクリアランス測定装置100、及び、テールクリアランス測定方法によれば、光測距部20(光測距工程)によって、掘進機本体2のスキンプレート6の内方に位置する本体部21からセグメントリング14までの距離Lを測定し、この光測距部20(光測距工程)によるセグメントリング14の内面についての計測結果を用いて、テールクリアランス値Cを算出する。これにより、テール部6aの内面とセグメントリング14の外面との間の領域から離れた場所から、光を用いてテールクリアランス値Cを算出することができるため、当該領域に異物が存在した場合でも、テールクリアランスを確実に測定することができる。そして、光測距部20(光測距工程)では、セグメントリング14の内面の複数の箇所(照射点)毎に距離Lを計測しているため、算出部20(算出工程)において、距離Lの計測箇所に対応した複数の箇所のテールクリアランス値Cを算出することもできる。したがって、上記領域に異物が存在しても、テールクリアランスを従来よりも確実に且つ詳しく測定することができるようになる。
また、本実施形態では、第2算出部32は、セグメントリング14の後端側についてのテールクリアランス値Cについても算出している。このように、後胴4の内側から特に視認困難な領域のテールクリアランス値Cを容易に算出(測定)することができる。
本実施形態では、第2算出部32は、光測距部20によるセグメントリング14の前端面についての計測結果を用いて、推進ジャッキ16のストローク値Stを算出可能に構成されている。これにより、推進ジャッキ16にストローク測定用のセンサなどを設けることなく、容易にストローク値Stを算出することができる。
なお、本実施形態では、スキンプレート6(テール部6a)の内径rは予め設定された既知のパラメータであるものとして、式(3)を用いてテールクリアランス値Cを算出したが、これに限らず、実際の内径rを測定し、測定した内径rを用いて、テールクリアランス値Cを算出するように構成してもよい。
具体的には、図9に示すように、光測距部20(本体部21)によるレーザー光の走査範囲を例えばセグメントリング14の前端面よりも前方のテール部6aの内面の部分まで拡大させる。この場合、第1算出部23において、スキンプレート6の内面に対応する揺動角度位置θで得られる距離Lは、本体部21からスキンプレート6(テール部6a)の内面までの距離である。つまり、光測距部20(第1算出部23)は、本体部21からテール部6aの内面までの距離を計測可能に構成される。そして、第1算出部23により算出されたスキンプレート6の内面についての計測結果(距離L)を用いて、第2算出部32によって式(1)の演算式により座標Ytを算出することにより、テール部6aの内径rを算出することができる。つまり、この算出した座標Ytは内径rに一致する。そして、第2算出部32は、算出した内径rを用いて、式(3)の演算式により、テールクリアランス値Cを算出する。これにより、薄肉構造のスキンプレート6が変形していたとしても、実際のスキンプレート6の内径rに基づいて、精度よくテールクリアランス値Cを算出することができる。また、同一のトンネル横断面において、機軸X1回りに複数の箇所(本実施形態では8箇所)で内径rを算出することもできる。そして、算出した各内径rに基づいて、スキンプレート6のテール部6aの真円度グラフを作成することが可能である。このように、実際の内径rを、光を用いて測定することにより、スキンプレート6の実際の形状(真円度形状)を考慮した精度の高いテールクリアランス値Cを算出することが可能になる。
また、本実施形態では、XY平面で視ると、本体部21の揺動軸Zとレーザー光の投受光点21aは、一致していないものとしたが、これに限らず、一致してもよい。この場合、式(1)及び式(2)において、Lc=0として演算すればよい。
そして、本実施形態では、泥土圧式のシールド掘進機1を用いて説明したが、シールド掘進機1の種類はこれに限らず、例えば、泥水式のシールド掘進機であってもよい。
1…シールド掘進機、
2…掘進機本体、
5…スキンプレート(外殻)、
6…スキンプレート(外殻)、
6a…テール部(掘進機本体の外殻の後部)、
14…セグメントリング、
16…推進ジャッキ、
20…光測距部、
21…本体部、
32…第2算出部(算出部)、
100…テールクリアランス測定装置
C…テールクリアランス値、
L…距離、
St…ストローク値、
X1…掘進機本体の後部の機軸

Claims (5)

  1. 掘進機本体の外殻の後部をなしてその内方でセグメントリングが構築される筒状のテール部と、前記掘進機本体に設けられ前記セグメントリングから推進反力を得て前記掘進機本体を前方に推進する推進ジャッキと、を含んで構成されるシールド掘進機のテールクリアランスを測定するテールクリアランス測定装置であって、
    前記外殻の内方に位置し前記掘進機本体の後部の機軸に直交する軸回りに揺動可能な本体部を有し、当該本体部を揺動させて前記セグメントリングの内面の複数の箇所毎に前記本体部から前記セグメントリングまでの距離を計測する光測距部と、
    前記光測距部による前記セグメントリングの内面についての計測結果を用いて前記セグメントリングと前記テール部の内面との間のテールクリアランス値を算出する算出部と、
    を含む、テールクリアランス測定装置。
  2. 前記算出部は、前記セグメントリングの後端側についての前記テールクリアランス値を算出する、請求項1に記載のテールクリアランス測定装置。
  3. 前記光測距部は、前記本体部から前記セグメントリングの前端面までの距離を計測可能に構成され、
    前記算出部は、前記光測距部による前記セグメントリングの前端面についての計測結果を用いて、前記推進ジャッキのストローク値を算出可能に構成されている、請求項1又は2に記載のテールクリアランス測定装置。
  4. 前記光測距部は、前記本体部から前記テール部の内面までの距離を計測可能に構成されている、請求項1~3のいずれか一つに記載のテールクリアランス測定装置。
  5. 掘進機本体の外殻の後部をなしてその内方でセグメントリングが構築される筒状のテール部と、前記掘進機本体に設けられ前記セグメントリングから推進反力を得て前記掘進機本体を前方に推進する推進ジャッキと、を含んで構成されるシールド掘進機のテールクリアランスを測定するテールクリアランス測定方法であって、
    前記外殻の内方に位置し前記掘進機本体の後部の機軸に直交する軸回りに揺動可能な本体部を揺動させて前記セグメントリングの内面の複数の箇所毎に前記本体部から前記セグメントリングまでの距離を計測する光測距工程と、
    前記光測距工程による前記セグメントリングの内面についての計測結果を用いて、前記セグメントリングと前記テール部の内面との間のテールクリアランス値を算出する算出工程と、
    を含む、テールクリアランス測定方法。
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