JP2022023446A - コンピュータプログラム及び周辺監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の車種について、車両周辺の撮像画像において車両の基準位置からの距離がより正確にわかるようにする技術を提供する。【解決手段】画像を閲覧するためのコンピュータプログラムは、画像取得処理と、車種受付処理と、ガイド取得処理と、表示処理部と、を実行する。画像取得処理は、車両の周辺の撮像画像を取得する処理である。車種受付処理は、ユーザから車両の車種の設定を受け付ける処理である。ガイド取得処理は、車種受付処理で受け付けられた車種に応じた距離ガイドを取得する処理である。距離ガイドは、基準位置からの距離を示す情報である。表示処理部は、取得された距離ガイドを撮像画像において表示する処理である。【選択図】図5
Description
本開示は、車両周辺の画像を閲覧するためのコンピュータプログラム及び車両周辺を監視する周辺監視システムに関する。
特許文献1には、車両に搭載された画像記憶システムで記憶した画像を後で再生してディスプレイに表示させる際に、車両からの距離の指標を重ねて表示させることが記載されている。
ところで、車両周辺の画像を撮像し、記憶する装置であるドライブレコーダには、車両の前方の画像だけでなく、車両の後方の画像も記憶可能なタイプの製品もある。このタイプのドライブレコーダは、外部カメラで撮像した画像を入力するためのインターフェイスを備えている。外部カメラは、例えばリアガラスなどに車両の後方に向けて取り付けられる。
外部カメラには、広範囲を撮像するため魚眼レンズなどの広角レンズが装着される場合がある。広角レンズで撮像された画像では一般に被写体が歪む。このため、後方車両が車両に接近していても、外部カメラが撮像した撮像画像において後方車両が小さく表示され得る。その場合、ドライブレコーダに表示された前記撮像画像を見たドライバが、後方車両が車両に接近していないと錯覚するおそれがある。
そこで、車両周辺の撮像画像に基準位置からの距離を示す距離ガイドを表示することが考えられる。ここで、基準位置とは、車両からの距離を計測する際の基準となる位置であり、例えば、車両の後端位置である。
しかしながら、車種によって外部カメラの取付け位置(例えばリアガラスなど)から基準位置(例えば車両の後端位置)までの距離が異なり得る。このため、或る車種について正しく基準位置からの距離を表すように距離ガイドを表示しても、別の車種については表示された距離ガイドが基準位置からの距離を正しく表していない可能性がある。なお、このような問題は、車両後方の撮像画像に距離ガイドを表示する場合に限られず、車両周辺の撮像画像に距離ガイドを表示する場合全般について起こり得る。
本開示の一局面では、複数の車種について、車両周辺の撮像画像において車両の基準位置からの距離がより正確にわかるようにする技術を提供することを目的としている。
本開示の一態様は、画像を閲覧するためのコンピュータプログラムであって、画像取得処理と、車種受付処理と、ガイド取得処理と、表示処理部と、を実行する。画像取得処理は、車両の周辺の撮像画像を取得する処理である。車種受付処理は、ユーザから車両の車種の設定を受け付ける処理である。ガイド取得処理は、車種受付処理で受け付けられた車種に応じた距離ガイドを取得する処理である。距離ガイドは、基準位置からの距離を示す情報である。表示処理部は、取得された距離ガイドを撮像画像において表示する処理である。
このような構成によれば、車種に応じた距離ガイドが表示される。よって、複数の車種について、車両周辺の撮像画像において、車両の基準位置からの距離がより正確にわかるようにできる。
本開示の一態様では、コンピュータプログラムは、距離取得処理と、調整処理と、を更に実行してもよい。距離取得処理は、車両と車両の周辺の物体との距離を取得する処理である。調整処理は、取得された距離に基づき、撮像画像における距離ガイドの位置を調整する処理である。
このような構成によれば、車両の基準位置からの距離をより正確に表した距離ガイドを表示できる。
本開示の一態様では、画像取得処理では、車両と物体との距離が、距離取得処理により取得された距離である時に撮像された撮像画像であり、物体が写った撮像画像が取得されてもよい。そして、調整処理では、取得された距離と、撮像画像における物体の位置と、に基づき距離ガイドの位置が調整されてもよい。
本開示の一態様では、画像取得処理では、車両と物体との距離が、距離取得処理により取得された距離である時に撮像された撮像画像であり、物体が写った撮像画像が取得されてもよい。そして、調整処理では、取得された距離と、撮像画像における物体の位置と、に基づき距離ガイドの位置が調整されてもよい。
このような構成によれば、車両の基準位置からの距離をより正確に表した距離ガイドを表示できる。
本開示の一態様では、画像取得処理において、車両の周辺の撮像画像として車両の後方の撮像画像が取得されてもよい。そして、表示処理部では、基準距離から車両の後方への距離を示す距離ガイドが撮像画像において表示されてもよい。
本開示の一態様では、画像取得処理において、車両の周辺の撮像画像として車両の後方の撮像画像が取得されてもよい。そして、表示処理部では、基準距離から車両の後方への距離を示す距離ガイドが撮像画像において表示されてもよい。
このような構成によれば、車両後方の撮像画像において、複数の車種について、車両の基準位置からの距離がより正確にわかるようにできる。
本開示の一態様は、画像取得処理では、車両の後方車両が写った撮像画像が取得されてもよい。そして、コンピュータプログラムは、判定処理と、報知処理と、を更に実行してもよい。判定処理は、撮像画像における後方車両と距離ガイドとの位置関係に基づき、後方車両が車両に対してあおり運転を行っているかを判定する処理である。報知処理は、判定処理により後方車両があおり運転を行っていると判定される場合に、車両のユーザに対して報知する処理である。
本開示の一態様は、画像取得処理では、車両の後方車両が写った撮像画像が取得されてもよい。そして、コンピュータプログラムは、判定処理と、報知処理と、を更に実行してもよい。判定処理は、撮像画像における後方車両と距離ガイドとの位置関係に基づき、後方車両が車両に対してあおり運転を行っているかを判定する処理である。報知処理は、判定処理により後方車両があおり運転を行っていると判定される場合に、車両のユーザに対して報知する処理である。
このような構成によれば、後方車両があおり運転を行っていることをユーザに気づかせることができる。
本開示の一態様では、距離ガイドは、基準位置からの等距離線として表示されてもよい。
本開示の一態様では、距離ガイドは、基準位置からの等距離線として表示されてもよい。
このような構成によれば、ユーザが、車両周辺の撮像画像において、一定の距離の地点を容易に把握することができる。
本開示の一態様では、距離ガイドは、基準位置からの距離が異なる複数の等距離線として表示されてもよい。
本開示の一態様では、距離ガイドは、基準位置からの距離が異なる複数の等距離線として表示されてもよい。
このような構成によれば、ユーザが、車両周辺の撮像画像において、他車両等と複数の等距離線との位置関係によって、他車両等の位置を容易に把握することができる。
本開示の一態様は、車両に搭載され、車両の周辺を監視する周辺監視システムである。周辺監視システムは、カメラと、表示部と、操作部と、記憶部と、制御装置と、を備える。カメラは、車両の周辺を撮像する。表示部は、画像を表示可能である。操作部は、ユーザの操作を受け付ける。制御装置は、前記画像取得処理と、前記車種受付処理と、前記ガイド取得処理と、前記表示処理部と、を実行する。
本開示の一態様は、車両に搭載され、車両の周辺を監視する周辺監視システムである。周辺監視システムは、カメラと、表示部と、操作部と、記憶部と、制御装置と、を備える。カメラは、車両の周辺を撮像する。表示部は、画像を表示可能である。操作部は、ユーザの操作を受け付ける。制御装置は、前記画像取得処理と、前記車種受付処理と、前記ガイド取得処理と、前記表示処理部と、を実行する。
このような構成によれば、前述したコンピュータプログラムと同様の作用効果を奏する。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.構成]
本実施形態で説明するドライブレコーダ1及び後方カメラ装置3は、図1に示すように、車両100の車内に取り付けて用いられる。車両100の車種は特に限定されないが、本実施形態では車両100としてセダンタイプの車両が想定される。
[1.構成]
本実施形態で説明するドライブレコーダ1及び後方カメラ装置3は、図1に示すように、車両100の車内に取り付けて用いられる。車両100の車種は特に限定されないが、本実施形態では車両100としてセダンタイプの車両が想定される。
ドライブレコーダ1は、バックミラーとフロントガラスとの間の場所その他のドライバの視界を遮りにくい場所に取り付けられる。このとき、ドライブレコーダ1は、後述する本体カメラ13(図2参照)が車両の前方を向くようにして取り付けられる。
後方カメラ装置3は、リアガラスの上部など、ドライバの視界を遮りにくい場所に取り付けられる。このとき後方カメラ装置3は、後述する外部カメラ34(図2参照)が車両の後方を向くようにして取り付けられる。
これらドライブレコーダ1及び後方カメラ装置3は、図2に示すように、ドライブレコーダ1が備えるインターフェイス装置18と、後方カメラ装置3が備えるインターフェイス装置37と、に接続された通信線を介して、互いに通信可能に接続されている。
またドライブレコーダ1は、後方カメラ装置3の他に、インターフェイス装置18を介して、後述するセンサ類4とも通信可能に接続されている。
<ドライブレコーダ>
ドライブレコーダ1は、内部構成として、制御装置10、本体カメラ13、加速度センサ14、GPS15、操作部16、内部メモリ17、インターフェイス装置18、及び、ディスプレイなどの表示部19を備える。これらは、1つの筐体内に組み込まれる。
<ドライブレコーダ>
ドライブレコーダ1は、内部構成として、制御装置10、本体カメラ13、加速度センサ14、GPS15、操作部16、内部メモリ17、インターフェイス装置18、及び、ディスプレイなどの表示部19を備える。これらは、1つの筐体内に組み込まれる。
制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ11と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ12)と、を備えている。プロセッサ11は、メモリ12に保存されているプログラム121を読み出して実行することで、後述する図5に示す距離ガイド表示処理、図6に示すアラート処理及び図8に示す記憶処理を実行する。また、ドライブレコーダ1の制御装置10は、本体カメラ13を所定のフレームレートで静止画像を撮像し、撮像した静止画像を内部メモリ17に記憶する。
さらに制御装置10は、加速度センサ14が車両の衝突等の加速度を検出した場合、その検出前の数秒の画像と、検出後に本体カメラ13及び外部カメラ34で撮像される数秒の画像を内部メモリ17に記憶する。
また制御装置10は、外部カメラ34が撮像した車両後方の画像をリアルタイムで表示部19に表示する。このため、ドライバは、表示部19に表示された車両後方の画像を確認することで、車両後方の様子を運転中に把握することができる。
また、ドライブレコーダ1の内部メモリ17には、距離ガイド対応情報が記憶されている。ここで、距離ガイド対応情報を説明する前に距離ガイドについて説明する。
距離ガイドとは、車両周辺(本実施形態では車両後方)の画像において表示される、基準位置からの距離を示す情報である。基準位置とは、車両100からの距離を計測する際の基準となる任意の位置であって、本実施形態では車両100の後端位置100a(例えばリアバンパの後端部。図1参照。)に設定される。また、本実施形態の距離ガイドが表す距離は、車両100の前後方向(図1参照)に沿った距離である。
距離ガイドとは、車両周辺(本実施形態では車両後方)の画像において表示される、基準位置からの距離を示す情報である。基準位置とは、車両100からの距離を計測する際の基準となる任意の位置であって、本実施形態では車両100の後端位置100a(例えばリアバンパの後端部。図1参照。)に設定される。また、本実施形態の距離ガイドが表す距離は、車両100の前後方向(図1参照)に沿った距離である。
また本実施形態では、図3に示すように、距離ガイド6は、車両100の後端位置100aからの距離を示す複数(この例では3つ)の等距離線61~63として表示される。以下、これらの等距離線61~63を「距離ガイド61~63」ともいう。
距離ガイド61~63は、車両100からの距離がそれぞれ0.5m、1m、2mの等距離線である。このように本実施形態の距離ガイド61~63は、車両100に比較的近い距離を示す。これは、例えば、後方車両200が車両100に対してあおり運転を行っていることの証拠として後方カメラ装置3の画像を使用する場合など、後方車両200が車両100に接近した状態での後方車両200との距離がわかるのが望ましいためである。しかし、距離ガイド61~63が表す距離はこれに限られず、距離ガイド61~63は任意の距離を表してもよい。
また本実施形態では、距離ガイド61~63の両端には、当該距離ガイド61~63が示す車両100の後端位置100aからの距離を表す数値(「0.5m」、「1m」及び「2m」)が表示される。また、撮像画像に表示される距離ガイド61~63は、距離ガイド61~63ごとに色が異なり、一見して各距離ガイド61~63を識別できるようになっている。
なお、本実施形態では、外部カメラ34には、広角レンズである魚眼レンズが装着される。このため、図3に示す画像のように、外部カメラ34によって撮像された撮像画像は、中心部から離れた位置において歪んだ画像となる。
ここで、撮像画像において距離ガイド6を表示すべき位置は、後方カメラ装置3が取り付けられる車両の車種によって異なる。すなわち、リアガラスなどの後方カメラ装置3の取付け位置から車両の後端位置までの距離(図1における距離l)は1BOX、2BOX、セダンなど、車種によって異なる。そして、距離lが変わると、後方カメラ装置3の撮像画像において、車両の後端位置からの等距離線の位置(すなわち距離ガイド6を表示すべき位置)も変わる。つまり、図3に示すような画像において、距離lが小さい車種ほど距離ガイド6を表示すべき位置は手前側になり、距離lが大きい車種ほど距離ガイド6を表示すべき位置は奥側になる。このように後方カメラ装置3が取り付けられる車両の車種によって距離ガイド6を表示すべき位置が変化する。
そこで、本実施形態のドライブレコーダ1では、ユーザからの車種の設定によって距離ガイド6の表示位置を変更する仕様になっている。そして、この表示位置の変更を実現するための情報が距離ガイド対応情報である。
すなわち、距離ガイド対応情報は、図4に示すように、車種、距離、そして距離ガイド情報が互いに対応付けられた情報である。ここでいう距離は、対応付けられた車種の車両における後方カメラ装置3の規定の取付け位置から車両後端までの距離(前述した距離l)を意味する。
また、距離ガイド情報は、車種ごとに用意された距離ガイドのテンプレートである。つまり、距離ガイド情報が指定されると撮像画像における距離ガイドの表示位置が決まる。このように各車種について対応する距離ガイドがあらかじめ設定されている。なお、距離ガイド情報は、撮像画像における距離ガイドの表示位置を特定できる情報であればよい。例えば、距離ガイド情報は、撮像画像中の距離ガイドの表示位置を示す座標情報等であってもよい。
なお、距離ガイド情報において、車種の分類、距離等は適宜設定され、図4に示す分類、距離等はあくまで一例である。なお、図4に示す距離ガイド情報において、例えば車種の「セダン(第1タイプ)」はトヨタ自動車製のセダンであり、「セダン(第2タイプ)」は日産自動車製のセダンなどであってもよい。
以上が内部メモリ17に記憶されている距離ガイド対応情報である。
図1に戻り、操作部16は、ドライバ等のドライブレコーダ1のユーザから各種動作指示を受け付ける。本実施形態では、操作部16は、ドライブレコーダ1のモードを「距離ガイド表示モード」と「通常モード」との間で切り替えるための操作ボタンを有する。
図1に戻り、操作部16は、ドライバ等のドライブレコーダ1のユーザから各種動作指示を受け付ける。本実施形態では、操作部16は、ドライブレコーダ1のモードを「距離ガイド表示モード」と「通常モード」との間で切り替えるための操作ボタンを有する。
距離ガイド表示モードとは、表示部19に表示される撮像画像において距離ガイド6を表示するモードである。距離ガイド表示モードでは、ドライバは、距離ガイド6が表示された車両100後方の撮像画像を確認しながら運転できる。また、距離ガイド表示モード中に撮像された画像は、内部メモリ17に記憶される際に距離ガイド6の情報も紐付けられた状態で記憶される。このため、内部メモリ17に記憶された映像を後で再生する際、再生される映像にも距離ガイド6が表示される。
通常モードは、表示部19に表示される撮像画像において距離ガイド6を表示しないモードである。この通常モードで撮像された映像を後で再生する際、再生される映像には距離ガイド6は表示されない。通常モードは、距離ガイド6なしの通常の撮像画像を撮りたいユーザのためのモードである。
<後方カメラ装置>
後方カメラ装置3は、内部構成として、制御装置30、外部カメラ34、及び、インターフェイス装置37を備えている。これらは、1つの筐体内に組み込まれる。
<後方カメラ装置>
後方カメラ装置3は、内部構成として、制御装置30、外部カメラ34、及び、インターフェイス装置37を備えている。これらは、1つの筐体内に組み込まれる。
制御装置30は、CPU等のプロセッサ31と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ32)と、を備えている。後方カメラ装置3の制御装置30は、外部カメラ34を所定のフレームレートで静止画像を撮像する。そして、制御装置30は、外部カメラ34が撮像した静止画像を、インターフェイス装置37を介して、順次ドライブレコーダ1側のインターフェイス装置18に送信する。なお、以下では、外部カメラ34が撮像した車両100の後方の撮像画像を「後方撮像画像」ともいう。
<センサ類>
センサ類4は、車両100に搭載され、車両100の周囲の状況及び/又は車両100の状態を検出する。センサ類4は、車速センサ41、バックセンサ42及びシフトセンサ43を備える。
<センサ類>
センサ類4は、車両100に搭載され、車両100の周囲の状況及び/又は車両100の状態を検出する。センサ類4は、車速センサ41、バックセンサ42及びシフトセンサ43を備える。
車速センサ41は、車両100の速度を検出する。
バックセンサ42は、車両後方の障害物を検出する。また、バックセンサ42は、車両後方の障害物の、車両100の後端位置100aからの距離と路面からの高さとを検出する。バックセンサ42として、超音波センサやレーダーセンサなどを用いることができる。
バックセンサ42は、車両後方の障害物を検出する。また、バックセンサ42は、車両後方の障害物の、車両100の後端位置100aからの距離と路面からの高さとを検出する。バックセンサ42として、超音波センサやレーダーセンサなどを用いることができる。
シフトセンサ43は、ドライバによって操作されるシフトレバーの位置などに基づいて、車両100のシフトレンジを検出する。
<情報処理装置>
情報処理装置5は、例えば、パーソナルコンピュータによって構成される。情報処理装置5は、ドライブレコーダ1及び/又は後方カメラ装置3で撮像した画像を表示したり、当該画像に対して各種処理を実行したりするために用いられる。
<情報処理装置>
情報処理装置5は、例えば、パーソナルコンピュータによって構成される。情報処理装置5は、ドライブレコーダ1及び/又は後方カメラ装置3で撮像した画像を表示したり、当該画像に対して各種処理を実行したりするために用いられる。
情報処理装置5は、制御装置50、操作部53、記憶部54、インターフェイス装置55と、及び、ディスプレイなどの表示部56を備えている。
制御装置50は、CPU等のプロセッサ51と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ52)と、を備えている。プロセッサ51は、メモリ52に保存されているプログラム521を読み出して実行することで、後述する図10に示すキャリブレーション処理を実行する。
制御装置50は、CPU等のプロセッサ51と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ52)と、を備えている。プロセッサ51は、メモリ52に保存されているプログラム521を読み出して実行することで、後述する図10に示すキャリブレーション処理を実行する。
操作部53は、例えばキーボードやマウス、タッチパネルキーなどによって構成され、ユーザによる操作を受け付ける。インターフェイス装置55は、情報処理装置5をネットワークや外部記憶媒体等に接続するためのものである。なお、ドライブレコーダ1及び後方カメラ装置3で撮像されて記憶された撮像画像は、SDカード(登録商標)などの外部記憶媒体を使用してドライブレコーダ1の内部メモリ17から情報処理装置5の記憶部54に移動させられ、情報処理装置5において各種処理が実行される。記憶部54は、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)などによって構成される不揮発性の記憶デバイスである。
[2.処理]
[2-1.距離ガイド表示処理]
次に、ドライブレコーダ1の制御装置10が実行する距離ガイド表示処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、距離ガイド表示処理は、ドライブレコーダ1が距離ガイド表示モードに設定されることで開始される。
[2-1.距離ガイド表示処理]
次に、ドライブレコーダ1の制御装置10が実行する距離ガイド表示処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、距離ガイド表示処理は、ドライブレコーダ1が距離ガイド表示モードに設定されることで開始される。
まず、S101で、制御装置10は、ユーザから操作部16を介して車種の設定を受け付ける。本実施形態では、ユーザは、あらかじめ用意された複数種類の車種(1BOX、2BOX等)の中からドライブレコーダ1及び後方カメラ装置3が取り付けられた車両100の車種を選択する。
続いて、S102で、制御装置10は、内部メモリ17に記憶されている距離ガイド対応情報を参照し、S101で受け付けた車種に対応する距離ガイド情報を取得する。
続いて、S103で、制御装置10は、後方カメラ装置3からインターフェイス装置18を介して後方撮像画像を取得する。
続いて、S103で、制御装置10は、後方カメラ装置3からインターフェイス装置18を介して後方撮像画像を取得する。
続いて、S104で、制御装置10は、S103で取得した後方撮像画像に、S102で取得した距離ガイド情報に対応した距離ガイド6を重畳表示した画像を表示部19に表示する。
続いて、S105で、制御装置10は、距離ガイド6が表示された後方撮像画像を内部メモリ17に記憶する。制御装置10は、S105を実行すると前述したS103に戻り、S103~S105の処理を繰り返し実行する。
なお、距離ガイド表示処理は、ドライブレコーダ1が通常モードに切り替えられたり、ドライブレコーダ1や後方カメラ装置3の電源がオフにされたりなど、所定の終了条件が成立するまで実行される。
[2-2.アラート処理]
次に、ドライブレコーダ1の制御装置10が実行するアラート処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、アラート処理は、ドライブレコーダ1が距離ガイド表示モードである間において周期的に実行される。
次に、ドライブレコーダ1の制御装置10が実行するアラート処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、アラート処理は、ドライブレコーダ1が距離ガイド表示モードである間において周期的に実行される。
まず、S201で、制御装置10は、後方カメラ装置3から後方撮像画像を取得する。
続いて、S202で、制御装置10は、車速センサ41から車両100の速度を取得する。
続いて、S202で、制御装置10は、車速センサ41から車両100の速度を取得する。
続いて、S203で、制御装置10は、車両100の後方車両が車両100に対してあおり運転を行っているか否かを判定する。
本実施形態では、制御装置10は、距離ガイド6と後方車両との位置関係、及び、車両100の速度に基づいて後方車両が車両100に対してあおり運転を行っているか否かを判定する。
本実施形態では、制御装置10は、距離ガイド6と後方車両との位置関係、及び、車両100の速度に基づいて後方車両が車両100に対してあおり運転を行っているか否かを判定する。
具体的には、制御装置10は、S201で取得した後方撮像画像において後方車両を画像認識する。そして、後方撮像画像において認識された後方車両の少なくとも一部が、所定の距離ガイド(例えば、車両100の後端位置100aからの距離が「2m」であることを示す距離ガイド63)よりも内側に位置しているかを判定する。そして、制御装置10は、後方車両の少なくとも一部が所定の距離ガイドよりも内側に位置し、かつ、車両100の速度が所定速度(例えば時速30km)以上である場合に、後方車両が車両100に対してあおり運転を行っていると判定する。なお、後者の車両100の速度に関する条件は、車両100が走行していることを担保するための条件である。
例えば、図3に示すような状況では、後方車両200の少なくとも一部が所定の距離ガイド63よりも内側に位置する。そして、車両100の速度は所定速度以上であることが想定される。よって、制御装置10は、後方車両200が車両100に対してあおり運転を行っていると判定する。
制御装置10は、S203で後方車両が車両100に対してあおり運転を行っていると判定した場合(S203:YES)には、S204に移行する。
S204で、制御装置10は、アラートを出力する。本実施形態では、制御装置10は、図7に示すように、表示部19に表示される後方撮像画像において所定の警告画像7を表示する。本実施形態では、所定の警告画像7は、「後方注意」との文字画像である。制御装置10は、S204を実行すると、図6のアラート処理を終了する。
S204で、制御装置10は、アラートを出力する。本実施形態では、制御装置10は、図7に示すように、表示部19に表示される後方撮像画像において所定の警告画像7を表示する。本実施形態では、所定の警告画像7は、「後方注意」との文字画像である。制御装置10は、S204を実行すると、図6のアラート処理を終了する。
一方、制御装置10は、前述したS203で後方車両が車両100に対してあおり運転を行っていないと判定した場合(S203:NO)には、前述したS204を飛ばし、図6のアラート処理を終了する。
[2-3.記憶処理]
次に、ドライブレコーダ1の制御装置10が実行する記憶処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。この記憶処理は、後述する図10に示すキャリブレーションを実行する際に使用される所定の撮像画像(後述する基準距離画像)を内部メモリ17に記憶する処理である。なお、記憶処理は、ドライブレコーダ1及び後方カメラ装置3の電源がオンであり、かつ、シフトセンサ43がRレンジを検出している間(すなわち、車両100がバックしている間)に実行される。
次に、ドライブレコーダ1の制御装置10が実行する記憶処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。この記憶処理は、後述する図10に示すキャリブレーションを実行する際に使用される所定の撮像画像(後述する基準距離画像)を内部メモリ17に記憶する処理である。なお、記憶処理は、ドライブレコーダ1及び後方カメラ装置3の電源がオンであり、かつ、シフトセンサ43がRレンジを検出している間(すなわち、車両100がバックしている間)に実行される。
まず、S301で、制御装置10は、基準距離情報が入力されたか否かを判定する。
ここでいう基準距離情報とは、車両100における基準位置、すなわち、車両100の後端位置100aから車両100後方の物体までの距離が所定距離(以下「基準距離」という。)であることを示す情報である。
ここでいう基準距離情報とは、車両100における基準位置、すなわち、車両100の後端位置100aから車両100後方の物体までの距離が所定距離(以下「基準距離」という。)であることを示す情報である。
本実施形態では、車両100後方の物体としては、静止している物体、具体的には、図9に示すような車両100後方に位置する壁8が想定される。また、基準距離は、各距離ガイド61~63の示す距離であり、2m、1m、0.5mの3つである。そして、基準距離情報は、車両100後方の物体(すなわち壁8)までの距離が基準距離(すなわち2m、1m、0.5m)のいずれかを示すバックセンサ42からの入力信号である。
制御装置10は、S301で基準距離情報が入力されていないと判定した場合(S301:NO)には、S301を再度実行する。
一方、制御装置10は、S301で基準距離情報が入力されたと判定した場合(S301:YES)には、S302に移行する。
一方、制御装置10は、S301で基準距離情報が入力されたと判定した場合(S301:YES)には、S302に移行する。
S302で、制御装置10は、基準距離情報が入力された時に撮像された後方撮像画像を後方カメラ装置3から取得する。ここで取得される後方撮像画像は、換言すれば、車両100の後端位置100aから壁8までの距離が基準距離である時に撮像された画像である。
続いて、S303で、制御装置10は、S302で取得した後方撮像画像に、基準距離情報を紐付けて内部メモリ17に記憶する。例えば、制御装置10は、S302で取得した後方撮像画像を示す画像データのヘッダ部分に基準距離情報を付加することで車両データを紐付ける。なお、以下では、基準距離情報が紐付けられた後方撮像画像を「基準距離画像」ともいう。制御装置10は、S303を実行すると、前述したS301に戻る。
例えば、車両100がバックして、車両100と壁8との距離が2m、1m、0.5mと順に縮まったとする。この場合、図8に示す記憶処理により、車両100と壁8との距離が2m、1m、0.5mの時の合計3つの基準距離画像が内部メモリ17に記憶される。
[2-4.キャリブレーション処理]
次に、情報処理装置5の制御装置50が実行するキャリブレーション処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。このキャリブレーション処理は、後方撮像画像に表示される距離ガイド61~63の位置を調整(すなわちキャリブレーション)するための処理である。このキャリブレーション処理は、ユーザが情報処理装置5においてキャリブレーション処理実行用のプログラム521を動作させることで開始される。
次に、情報処理装置5の制御装置50が実行するキャリブレーション処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。このキャリブレーション処理は、後方撮像画像に表示される距離ガイド61~63の位置を調整(すなわちキャリブレーション)するための処理である。このキャリブレーション処理は、ユーザが情報処理装置5においてキャリブレーション処理実行用のプログラム521を動作させることで開始される。
なお、キャリブレーション処理の実行前には、SDカードなどの外部記憶媒体を使用して、ドライブレコーダ1の内部メモリ17に記憶された基準距離画像が情報処理装置5の記憶部54に移動されていることが想定される。
まず、S401で、制御装置50は、記憶部54に記憶されている全ての基準距離画像について指定が終了しているか否かを判定する。なお、指定の内容については後述する。
制御装置50は、S401で全ての基準距離画像について指定が終了していないと判定した場合(S401:NO)には、S402に移行し、指定が終了していない基準距離画像の中から1つ基準距離画像を選択し、選択した基準距離画像を表示部56に表示する。
制御装置50は、S401で全ての基準距離画像について指定が終了していないと判定した場合(S401:NO)には、S402に移行し、指定が終了していない基準距離画像の中から1つ基準距離画像を選択し、選択した基準距離画像を表示部56に表示する。
続いて、S403で、制御装置50は、指定指示を表示部56に表示する。
ここでいう指定指示とは、表示部56に表示された基準距離画像上で特定の位置を指定するようにユーザに促す指示である。本実施形態では、指定指示は、キャリブレーションの基準となる車両100後方の物体である壁8の地面との接地部(すなわち、壁8と地面と境界)81を指定するように促す指示である。例えば、制御装置50は、指定指示として、「ポインタで壁と地面との境目を指定してください」とのメッセージを表示部56に表示する。
ここでいう指定指示とは、表示部56に表示された基準距離画像上で特定の位置を指定するようにユーザに促す指示である。本実施形態では、指定指示は、キャリブレーションの基準となる車両100後方の物体である壁8の地面との接地部(すなわち、壁8と地面と境界)81を指定するように促す指示である。例えば、制御装置50は、指定指示として、「ポインタで壁と地面との境目を指定してください」とのメッセージを表示部56に表示する。
続いて、制御装置50は、S404で、選択中の基準距離画像についてユーザによる指定が終了したか否かを判定する。
制御装置50は、S404でユーザによる指定が終了していないと判定した場合(S404:NO)には、前述したS403を再度実行する。
制御装置50は、S404でユーザによる指定が終了していないと判定した場合(S404:NO)には、前述したS403を再度実行する。
一方、制御装置50は、S404でユーザによる指定が終了したと判定した場合(S404:YES)には、S405に移行する。
S405で、制御装置50は、ユーザにより指定された位置をキャリブレーション用の指定位置として設定し、当該指定位置を示す情報とともに基準距離画像を記憶部54に記憶する。制御装置50は、S405を実行すると、前述したS401に戻る。
S405で、制御装置50は、ユーザにより指定された位置をキャリブレーション用の指定位置として設定し、当該指定位置を示す情報とともに基準距離画像を記憶部54に記憶する。制御装置50は、S405を実行すると、前述したS401に戻る。
一方、制御装置50は、前述したS401で、記憶部54に記憶されている全ての基準距離画像について指定が終了したと判定した場合(S401:YES)には、S406に移行する。
S406で、制御装置50は、各基準距離画像上で、指定位置を示す情報に基づいて、対応する距離ガイドの位置を調整する。ここで、対応する距離ガイドとは、例えば、車両100の後端位置100aから壁8までの距離が2mの時の基準距離画像ついては、2mを示す距離ガイド63である。また、制御装置50は、距離ガイド63の位置を、設定された指定位置を距離ガイド63が通るように距離ガイド63を引き直すことで調整する。このようにして各基準距離画像上で各距離ガイド61~63の位置が調整される。
制御装置50は、S406を実行すると、図10のキャリブレーション処理を終了する。
なお、キャリブレーション処理により調整された距離ガイド61~63の表示位置の情報を、外部記憶媒体を使用するなどして情報処理装置5の記憶部54からドライブレコーダ1の内部メモリ17に移動させる。そして、移動された距離ガイド61~63の表示位置の情報を利用してドライブレコーダ1の表示部18に表示される距離ガイド61~63の位置が調整されてもよい。
なお、キャリブレーション処理により調整された距離ガイド61~63の表示位置の情報を、外部記憶媒体を使用するなどして情報処理装置5の記憶部54からドライブレコーダ1の内部メモリ17に移動させる。そして、移動された距離ガイド61~63の表示位置の情報を利用してドライブレコーダ1の表示部18に表示される距離ガイド61~63の位置が調整されてもよい。
[3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態では、ドライブレコーダ1の制御装置10は、ユーザから車両100の車種の設定を受け付け、受け付けた車種に応じた距離ガイド6を内部メモリ17から取得する。そして、制御装置10は、取得された距離ガイド6を後方撮像画像において表示する。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態では、ドライブレコーダ1の制御装置10は、ユーザから車両100の車種の設定を受け付け、受け付けた車種に応じた距離ガイド6を内部メモリ17から取得する。そして、制御装置10は、取得された距離ガイド6を後方撮像画像において表示する。
したがって、ドライブレコーダ1及び後方カメラ装置3が取り付けられる車両100の車種に応じた距離ガイド6を表示できる。このため、複数の車種について、後方撮像画像において車両100の後端位置100aからの距離をより正確にわかるようにできる。
また、本実施形態によれば、後方カメラ装置3の画像において車両100と後方車両200等との距離がより正確にわかる。よって、後方カメラ装置3の画像が、後方車両200が車両100に対してあおり運転を行っていたことの証拠に使われる場合において、前記画像をより説得力を持った証拠として使用することができる。
(2)本実施形態では、ドライブレコーダ1の制御装置10は、車両100と車両100の後方の物体である壁8との距離を示す基準距離情報を取得する。そして、情報処理装置5の制御装置50は、基準距離情報が紐付けられた撮像画像である基準距離画像に基づき、撮像画像における距離ガイド6の位置を調整する。
したがって、車両100の後端位置100aからの距離をより正確に表した距離ガイド6を表示できる。
(3)本実施形態では、ドライブレコーダ1の制御装置10は、車両100と壁8との距離が、基準距離情報の示す距離である時に撮像された撮像画像を取得する。そして、情報処理装置5の制御装置50は、取得された基準距離情報の示す距離と、前記撮像画像における壁8の位置と、に基づき距離ガイド6の位置を調整する。
(3)本実施形態では、ドライブレコーダ1の制御装置10は、車両100と壁8との距離が、基準距離情報の示す距離である時に撮像された撮像画像を取得する。そして、情報処理装置5の制御装置50は、取得された基準距離情報の示す距離と、前記撮像画像における壁8の位置と、に基づき距離ガイド6の位置を調整する。
したがって、撮像画像における距離ガイド6の位置を調整することができる。
(4)本実施形態では、ドライブレコーダ1の制御装置10は、後方車両200が写った撮像画像を取得する。そして、制御装置10は、撮像画像における後方車両200と距離ガイド6との位置関係に基づき、後方車両200が車両100に対してあおり運転を行っているかを判定する。そして、制御装置10は、後方車両200があおり運転を行っていると判定される場合に、車両100のユーザに対して報知する。
(4)本実施形態では、ドライブレコーダ1の制御装置10は、後方車両200が写った撮像画像を取得する。そして、制御装置10は、撮像画像における後方車両200と距離ガイド6との位置関係に基づき、後方車両200が車両100に対してあおり運転を行っているかを判定する。そして、制御装置10は、後方車両200があおり運転を行っていると判定される場合に、車両100のユーザに対して報知する。
したがって、魚眼レンズが装着されたカメラの画像等、一見して車両100からの距離がわかりづらい撮像画像においても、後方車両200があおり運転を行っていることをユーザに気づかせることができる。
また、本実施形態によれば、後方車両200があおり運転を行っているか否かを、後方カメラ装置3の画像に基づき判定する。したがって、ソナーやレーザレーダ等の他のセンサを使用せずに判定することもできる。
(5)本実施形態では、距離ガイド6は、車両の後端位置100aからの等距離線61~63として表示される。
したがって、ユーザが、車両100後方の撮像画像において、一定の距離の地点を容易に把握することができる。ひいては、車両100と後方車両200等との距離をユーザが容易に把握することができる。
したがって、ユーザが、車両100後方の撮像画像において、一定の距離の地点を容易に把握することができる。ひいては、車両100と後方車両200等との距離をユーザが容易に把握することができる。
(6)本実施形態では、ドライブレコーダ1の制御装置10は、魚眼レンズを備える外部カメラ34によって撮像された撮像画像を取得する。
魚眼レンズが装着された外部カメラ34の画像においては、後方車両200等が車両100に接近していても小さく表示される場合があり、一見して後方車両200等と車両100との距離がわかりにくい。しかしながら、本実施形態によれば、距離ガイド6が表示されるため、一見して距離がわかりにくい魚眼レンズを備える外部カメラ34の画像においても、後方車両200等と車両100との距離を容易に把握することができる。
魚眼レンズが装着された外部カメラ34の画像においては、後方車両200等が車両100に接近していても小さく表示される場合があり、一見して後方車両200等と車両100との距離がわかりにくい。しかしながら、本実施形態によれば、距離ガイド6が表示されるため、一見して距離がわかりにくい魚眼レンズを備える外部カメラ34の画像においても、後方車両200等と車両100との距離を容易に把握することができる。
なお、本実施形態では、プログラム121及びプログラム521が画像を閲覧するためのコンピュータプログラムに相当し、ドライブレコーダ1及び後方カメラ装置3を備えるシステムが周辺監視システムに相当する。また、S101が車種受付処理に相当し、S102がガイド取得処理に相当し、S103が画像取得処理に相当し、S104が表示処理部に相当し、S203が判定処理に相当し、S204が報知処理に相当し、S301が距離取得処理に相当し、S406が調整処理に相当する。
[4.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)上記実施形態において、距離ガイド6は3つの等距離線61~63として表示されるが、距離ガイドはこれに限られない。例えば、距離ガイドは、1つ、又は、3つ以外の複数の等距離線として表示されてもよい。また例えば、距離ガイドは、等距離線に限らず、車両100の基準位置からの距離を示す情報であれば何でもよい。
(2)上記実施形態の図10に示すキャリブレーション処理では、基準距離画像中の指定位置はユーザがポインタで設定する。すなわち、指定位置の設定は手動で行われる。しかし、指定位置の設定の仕方はこれに限られず、例えば自動で指定位置が設定されてもよい。
ここで、そのような指定位置の設定を用いるキャリブレーション処理として、図11に示すキャリブレーション処理を説明する。図11に示すキャリブレーション処理は、画像解析で指定位置を設定するものである。具体的には、以下のとおりである。
図11のS501は、前述した図10のS401と同様であるため、説明を省略する。
制御装置50は、S501で全ての基準距離画像について指定が終了していないと判定した場合(S501:NO)には、S502に移行し、指定が終了していない基準距離画像の中から処理する基準距離画像を選択する。
制御装置50は、S501で全ての基準距離画像について指定が終了していないと判定した場合(S501:NO)には、S502に移行し、指定が終了していない基準距離画像の中から処理する基準距離画像を選択する。
続いて、制御装置50は、S503で、選択された基準距離画像上で指定位置を決定し、指定位置を示す情報とともに基準距離画像を記憶部54に記憶する。具体的には、制御装置50は、S502で選択された画像を解析し、壁8と地面との境界81が表示された位置かつ画面中央の位置を、キャリブレーション用の指定位置として設定する。そして、制御装置50は、設定された指定位置を示す情報とともに、選択中の基準距離画像を記憶部54に記憶する。
図11のS504は、前述した図10のS406と同様であるため、説明を省略する。
以上のようなキャリブレーション処理によれば、ユーザによるポインタでの指定位置の設定を要さないため、ユーザの負担を軽減しつつ距離ガイド6の位置を調整できる。なお、S504が調整処理に相当する。
以上のようなキャリブレーション処理によれば、ユーザによるポインタでの指定位置の設定を要さないため、ユーザの負担を軽減しつつ距離ガイド6の位置を調整できる。なお、S504が調整処理に相当する。
(3)距離ガイド6のキャリブレーションの仕方は上記実施形態のものに限られない。例えば、セダンタイプの車両のような場合、後方カメラ装置3による画像中に車両の後部が写る場合がある。この場合、例えば画像中に車両の後部が30cm写るなど、画像中に車両の後部がどのくらい写るかによって、後方カメラ装置3の取付け位置から車両の後端位置までの距離がわかる場合がある。そして、把握された前記距離に基づき、距離ガイド6の位置を調整してもよい。つまり、車両の後部(ひいては車両の一部)が写り込んだ画像を用いて距離ガイド6の位置が調整されてもよい。
(4)上記実施形態の図4に示す距離ガイド対応情報では、例えば車種「1BOX」に対しては距離「10cm」という1つの距離(数値)が対応付けられているが、車種に対応付けられる距離はこれに限られない。例えば、車種「1BOX」に対して距離「10cm~50cm」が対応付くなど、1つの車種に対して複数の距離が対応付けられてもよい。この場合において例えば、ユーザが車種を選択すると、選択された車種に対応付く複数の値(例えば10cm~50cm)のうち特定の値(例えば最低値の10cm)が初期値として選択される。そして、当該初期値に対応付く距離ガイド6がまず表示部19に表示される。そして、ユーザが操作部16を介して前記複数の値(例えば10cm~50cm)の範囲内で距離を調整し、当該操作に応じて、表示部19に表示される距離ガイドの位置が調整されてもよい。
(5)上記実施形態の図4に示す距離ガイド対応情報は、車種、距離及び距離ガイド情報の3つが対応付けられた情報であるが、距離ガイド対応情報はこれに限られない。距離ガイド対応情報は、例えば、車種及び距離ガイド情報の2つが対応付けられた情報であってもよい。
(6)上記実施形態において、例えば、情報処理装置5が行うキャリブレーション処理を、ドライブレコーダ1で実行してもよい。つまり、上記実施形態においてドライブレコーダ1が実行する処理と情報処理装置5が実行する処理とを1台の装置で実行してもよい。
(7)上記実施形態において、バックセンサ42や、レーザレーダなどの他のセンサを用いてリアルタイムで車両100と後方車両200等との距離を測定する。そして、後方車両200等が写った撮像画像において、測定した後方車両200等との距離を示す数値をリアルタイムで表示してもよい。
(8)上記実施形態において、バックセンサ42に代えて又は加えてレーザレーダなどの他のセンサを用いて車両100周辺の物体との距離を測定してもよい。
(9)後方車両200があおり運転を行っている場合のアラートの態様は上記実施形態の態様に限られない。例えば、後方車両200があおり運転を行っていると判定される場合に、表示部19に表示される画像の全部又は一部を所定色(例えば赤色)で点滅(フラッシュ)させることで、ドライバに対して報知してもよい。また、画像に基づく視覚的な報知に加えて又は代えて、それ以外の方法で報知してもよい。この場合において例えば、所定の警告音を発するなど音で報知してもよい。
(9)後方車両200があおり運転を行っている場合のアラートの態様は上記実施形態の態様に限られない。例えば、後方車両200があおり運転を行っていると判定される場合に、表示部19に表示される画像の全部又は一部を所定色(例えば赤色)で点滅(フラッシュ)させることで、ドライバに対して報知してもよい。また、画像に基づく視覚的な報知に加えて又は代えて、それ以外の方法で報知してもよい。この場合において例えば、所定の警告音を発するなど音で報知してもよい。
(10)上記実施形態では、ドライブレコーダ1の制御装置10は、車両100の後方の撮像画像を取得し、当該撮像画像に距離ガイド6を表示する。しかしながら、距離ガイド6が表示される撮像画像はこれに限られない。例えば、制御装置10は、車両100の前方の撮像画像を取得し、当該車両100の前方の撮像画像に距離ガイドを表示してもよい。同様に、車両100の側方や、車両100の周辺の全方位の撮像画像を取得し、当該撮像画像に距離ガイドを表示してもよい。
(11)車両における基準位置は、車両の後端位置100a以外の位置であってもよい。例えば、車両100前方の撮像画像に距離ガイドを表示する場合などにおいて、基準位置は、車両の前端位置等であってもよい。
(12)上記実施形態において、距離ガイド6のキャリブレーションに使用する車両周辺の物体は壁8以外であってもよい。例えば、前記物体は、車両周辺に位置する、所定の目印(マーカ)を持った人であってもよい。また例えば、前記物体は、車両周辺に位置する、地面に立てられた棒などの物体であってもよい。
(13)上記実施形態において、外部カメラ34には、魚眼レンズ以外の広角レンズが装着されていてもよい。また、外部カメラ34に広角レンズ以外のレンズが装着されていてもよい。
(14)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
(15)上述したドライブレコーダ1、後方カメラ装置3及び情報処理装置5の他、これらの装置1,3,4を構成要素とするシステム、当該装置1,3,4としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記憶した半導体メモリ等の非遷移的実体的記憶媒体、車種に応じた距離ガイドを表示する方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1…ドライブレコーダ、3…後方カメラ装置、5…情報処理装置、
6,61~63…距離ガイド、10…制御装置、16…操作部、17…内部メモリ、
18…インターフェイス装置、19…表示部、30…制御装置、34…外部カメラ、
37…インターフェイス装置、50…制御装置、53…操作部、54…記憶部、
55…インターフェイス装置、56…表示部、100…車両、
121,521…プログラム。
6,61~63…距離ガイド、10…制御装置、16…操作部、17…内部メモリ、
18…インターフェイス装置、19…表示部、30…制御装置、34…外部カメラ、
37…インターフェイス装置、50…制御装置、53…操作部、54…記憶部、
55…インターフェイス装置、56…表示部、100…車両、
121,521…プログラム。
Claims (8)
- 画像を閲覧するためのコンピュータプログラムであって、
車両の周辺の撮像画像を取得する画像取得処理と、
ユーザから前記車両の車種の設定を受け付ける車種受付処理と、
前記車種受付処理で受け付けられた前記車種に応じた距離ガイドを取得するガイド取得処理であって、前記距離ガイドは、基準位置からの距離を示す情報であり、前記基準位置は、前記車両からの距離を計測する際の基準となる位置である、ガイド取得処理と、
取得された前記距離ガイドを前記撮像画像において表示する表示処理部と、
を実行するコンピュータプログラム。 - 請求項1に記載のコンピュータプログラムであって、
前記車両と前記車両の周辺の物体との距離を取得する距離取得処理と、
取得された前記距離に基づき、前記撮像画像における前記距離ガイドの位置を調整する調整処理と、
を更に実行するコンピュータプログラム。 - 請求項2に記載のコンピュータプログラムであって、
前記画像取得処理は、前記車両と前記物体との距離が、前記距離取得処理により取得された前記距離である時に撮像された前記撮像画像であり、前記物体が写った前記撮像画像を取得し、
前記調整処理は、前記距離取得処理により取得された前記距離と、前記撮像画像における前記物体の位置と、に基づき前記距離ガイドの位置を調整する、コンピュータプログラム。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のコンピュータプログラムであって、
前記画像取得処理は、前記車両の周辺の撮像画像として前記車両の後方の撮像画像を取得し、
前記表示処理部は、前記基準距離から前記車両の後方への距離を示す前記距離ガイドを前記撮像画像において表示する、コンピュータプログラム。 - 請求項4に記載のコンピュータプログラムであって、
前記画像取得処理は、前記車両の後方車両が写った前記撮像画像を取得し、
前記撮像画像における前記後方車両と前記距離ガイドとの位置関係に基づき、前記後方車両が前記車両に対してあおり運転を行っているかを判定する判定処理と、
前記判定処理により前記後方車両があおり運転を行っていると判定される場合に、前記車両のユーザに対して報知する報知処理と、
を更に実行するコンピュータプログラム。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のコンピュータプログラムであって、
前記距離ガイドは、前記基準位置からの等距離線として表示される、コンピュータプログラム。 - 請求項6に記載のコンピュータプログラムであって、
前記距離ガイドは、前記基準位置からの距離が異なる複数の等距離線として表示される、コンピュータプログラム。 - 車両に搭載され、前記車両の周辺を監視する周辺監視システムであって、
前記車両の周辺を撮像するカメラと、
画像を表示可能な表示部と、
ユーザの操作を受け付ける操作部と、
記憶部と、
制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記カメラから前記車両の周辺の撮像画像を取得する画像取得処理と、
ユーザから前記操作部を介して前記車両の車種の設定を受け付ける車種受付処理と、
前記車種受付処理で受け付けられた前記車種に応じた距離ガイドを前記記憶部から取得するガイド取得処理であって、前記距離ガイドは、基準位置からの距離を示す情報であり、前記基準位置は、前記車両からの距離を計測する際の基準となる位置である、ガイド取得処理と、
取得された前記距離ガイドが表示された前記撮像画像を前記表示部に表示する表示処理部と、
を実行する、周辺監視システム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2020126394A JP2022023446A (ja) | 2020-07-27 | 2020-07-27 | コンピュータプログラム及び周辺監視システム |
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