JP2022023407A - 情報処理システム - Google Patents
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Abstract
Description
ECサイトにおいて発生した支払いに対する決済手法として、クレジットカード決済を一例とする、購入者の個人情報をインターネットを介して送受信することにより実現する手法に関する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
ユーザにとって注文対象の商品又は役務を決済する決済場所に配置される決済処理システムと、当該決済処理システムと通信をする情報処理装置とを含む情報処理システムにおいて、
前記情報処理装置は、
前記商品又は前記役務を特定可能な情報を、商品等情報として取得する情報取得手段と、
前記商品等情報により特定される前記商品又は役務を決済するのに必要な情報を決済必要情報として、当該決済必要情報と前記商品等情報とを対応付けて管理する管理手段と、
を備え、
決済処理システムは、
前記ユーザにとっての注文対象の前記商品又は前記役務についての前記商品等情報と前記決済必要情報とを取得する取得手段と、
前記商品等情報を前記ユーザに提示する提示手段と、
前記商品等情報の提示を受けた前記ユーザによる、前記注文対象の商品又は前記役務についての注文の指示操作を受け付ける受付手段と、
前記指示操作が受け付けられた場合、前記注文対象の商品又は前記役務についての決済を、前記決済必要情報に基づいて行う決済処理を制御する決済制御手段と、
を備える。
即ち、本サービスでは、ユーザUがウェブサイト等で商品等を購入すると、その商品等の決済情報が、所定の決済場所に設置された決済処理システムに提供される。
所定の決済場所とは、ここでは説明の便宜上、ユーザUが商品等を受け取る実店舗等を想定するがこれに限定されない。例えば、駅の構内、ユーザUの職場、公共施設等を一例とする、ユーザUの生活圏内や行動圏内の任意の場所であってよい。
ユーザUは、その決済場所(実店舗等)において、所定の方法で決済処理を実行することができる。そしてユーザUが決済を終了した場合には、決済が終了したことを示す情報が、インターネットを介して商品等の販売者やユーザU等に送信される。
注文情報には例えば、ユーザUが商品等の受け取りを希望する店舗の情報、希望する商品等の情報、希望する商品等の個数等の情報が含まれる。
即ち、オーダサイト管理装置2は、ユーザUの注文情報を取得する。
決済情報は、ユーザUからの注文情報に基づいて生成され、例えば、取引ID、商品等の注文日時、商品等の購入を希望する店舗の情報、希望する商品の情報(商品を識別するコード(バーコード等)、商品名、税区分、税率、等)、希望する商品等の個数、商品の金額(合計金額を含む)等の情報が含まれてよい。即ち、決済情報には、決済事業者(クレジットカードのブランドや、電子マネーのブランド)に関する情報を含め、ユーザUが決済完了後に受け取るレシートの印字に必要な情報が含まれてよいものとする。
このようにして、受注管理装置1は、ユーザUの決済情報を取得する。
次に、ステップST5乃至ST7において、本サービスのうち、ユーザUが所定の決済場所で決済処理を実行し、決済終了した場合に、終了したことを示す情報が通知されるサービスについて説明する。
以上のステップST5及びステップST6の操作によって、オーダサイト管理装置2から受注管理装置1へ、ユーザUの決済に関する手続きが受け継がれる。
ユーザUは、決済種別選択画面をみながらオーダ受付装置4を操作することで、決済手段の種類(クレジットカード払い、交通系カード払い等の種類)を選択することができる。
上述の(1)及び(2)を例とする決済手段においては、ユーザUは、ウェブサイト等で商品等の購入に係る手続きをした後、一定期間の経過後に決済の手続きを行うことになる。即ち、ユーザUが商品等の購入に係る手続きをしてから決済の処理が実行されるまでにタイムラグが生じるため、ユーザUが支払いを忘れてしまったり、支払い期間が守られない、といった問題が発生しやすい。特に、銀行やコンビニエンスストアまでの交通アクセスが悪いユーザUや、ネットバンキングの環境を持たないユーザUにとっては、上述の(1)及び(2)を例とする決済の手段は、利便性が高いものとは言えない。
また、収益を短期間で確実に取得したいと考える商品の提供者にとっても、上述の(1)乃至(3)を例とする決済手段は、支払いの遅延が生じやすいため、利便性が高いものとは言えない。
即ち、本サービスによれば、ウェブサイトにおいて生成されたしたユーザUの決済情報が、決済種別選択画面URL情報と関連づけられて記憶される。ユーザUは、ウェブサイトとは独立した決済処理システムにおいて、前記URLに関連付けられた決済情報を読み出すことで決済処理を完了させることができる。
一方で本サービスによれば、ユーザUの個人情報と、決済基本情報とが、受注管理装置1、オーダサイト管理装置2をはじめとするいずれの装置においても直接紐づけられて管理されることがないため、万が一情報漏洩等があったとしても、セキュリティは確保されていると言える。
即ち、本サービスでは、ウェブサイトにおいて生成されたユーザUの決済情報が、所定の決済場所に配置された決済処理システム3に送信される。ユーザUは、任意の決済場所に配置される決済処理システム3において、自身の決済情報を読み出すことにより決済を完了させることができる。
つまり、本サービスでは、銀行、コンビニエンスストア、及びクレジットカード会社等をはじめとした既存のインフラを介さずに、所定の決済場所に配置された決済処理システム3によって決済処理を完了させることができる。そのため、ユーザUの行動圏内に決済場所が配備されていれば、ユーザUは、自身の都合の良い時間に決済処理を完了させることができるようになる。
なおここで交通系ICカードとは、日本各地の鉄道会社が発行している電子マネーの総称であり、電車やバスといった公共交通機関の乗車券として使用できるものである。そのため、未成年を含め幅広い年齢層のユーザUによって利用される。例えば、事前に一定金額をチャージするプリペイド型の電子マネーは、使い過ぎを防ぐことが出来、また、カードを紛失した場合にも多額を悪用されたりするリスクも低い。さらにカードの使用履歴を簡単に確認することもできるため、交通系ICカードは未成年のユーザUをもつ保護者に多く支持されている。
このようにして、ユーザUは、インターネット上での商品等の購入により必要となった支払いに対して、自身の生活の都合に合わせて、簡単かつ安全に決済を完了させることができる。
図2の例では、ユーザUが、飲食店において、テーブルオーダや、カウンターオーダで商品を注文し、現地で決済する場合(その飲食店を決済の場所として決済する場合)を想定する。なお、商品の注文は、既存のECサイトにおいて、モバイルオーダシステムを利用して行われるものとする。
これに対して本適用事例は、ユーザUは、モバイルオーダをした後に、飲食店の店頭に設置された無人の決済システムで決済を行うことを特徴とする。
ユーザUは、店内のテーブルにおいてデジタルサイネージSやモバイルMやディスプレイDPをオーダ受付装置4として機能させ、それを操作することにより、ファーストフード店が管理するオーダサイトR(ウェブサイトの一例)にアクセスし、自身の希望する商品を注文する(注文情報を入力する)(ステップST1)。
オーダサイト管理者Gが管理するオーダサイトRには、「購入確定ボタン」が設けられており、この「購入確定ボタン」には、取得された決済種別選択画面URL情報が対応づけられている。ユーザUにより「購入確定ボタン」が押下されることにより、決済種別選択画面へ遷移するための指示が受け付けられる。
なおこのとき、ユーザUの注文情報は、ファーストフード店が管理する店舗管理PC5へ受注情報として送信され、店員によりユーザUのための商品の準備がなされる。
図3の例では、ユーザUが、商品在庫を持たない小規模店舗SHにおいて商品を選定(ショールーミング)し、現地で決済する場合(その小規模店舗SHを決済の場所として決済する場合)を想定する。またこの場合も、商品の注文は、既存のECサイトにおいて、モバイルオーダシステムを利用して行われるものとする。
ユーザUは、店頭での注文後に店頭において決済を行い、商品を配送により受け取る。
なおこの場合、店頭決済分に出店料が含まれるものとする。
なおこのとき、ユーザUの注文情報は、小規模店舗SHが管理する店舗管理PC5へ送信され、ユーザUのための商品の準備がなされる。
なおここで、店舗に対しては、歩率を差し引いた売上金が返還されるものとする。
図4の例では、ユーザUが、公共料金やECの後払い等の決済をする場合を想定する。
なおこの場合においては、商品等の注文は所定の方法で完了されており、ユーザUはメールや紙媒体で受領した明細等に基づき、決済場所において決済を行うものとする。
また、決済金額から手数料を収受される。
これに対して本適用事例は、ユーザUは、請求書を受領した後に、所定の場所に設置された無人の決済システムで決済を行うことを特徴とする。
ユーザUは、明細に基づき請求支払いサイトC(ウェブサイトの一例)にアクセスし、自身の請求に関する情報(以下、「請求情報」と呼ぶ)を確認する(ステップSF1)。
なおここで、オーダサイト管理者Gは、水道局であることを前提として説明するがこれに限定されないものとする。
オーダサイト管理者Gが管理する請求支払いサイトCには、「請求確定ボタン」が設けられており、この「請求確定ボタン」には、取得された決済種別選択画面URL情報が対応づけられている。即ち、ユーザUにより「請求確定ボタン」が押下されることにより、決済種別選択画面へ遷移するための指示が受け付けられる。
上述して説明したように、決済処理システム3は、ユーザUの行動圏内及び生活圏内の任意の場所に設置され得るため、ユーザUは、銀行やコンビニエンスストア等にわざわざ出向くことなく、自身の都合のよいタイミングで、簡便にかつ安全に決済を完了させることができる。さらに例えば、ユーザUは、交通系ICカードで決済を完了させることができるため、クレジットカードを所有しない未成年のユーザUでも、簡単に決済を完了させることができる。
受注管理装置1、オーダサイト管理装置2、決済処理システム3、及びオーダ受付装置4の夫々は、インターネット等の所定のネットワークNを介して相互に接続されている。
受注管理装置1は、オーダサイト管理装置2において確定されたユーザUの決済情報をオーダサイト管理装置2から取得し、管理する。そして、ユーザUが決済処理システム3において決済する際には、決済情報を提供する。
オーダサイト管理装置2は、オーダサイトRを管理し、ユーザUの注文情報に基づいて決済情報を生成し、受注管理装置1へ送信する。
なお、決済処理システム3は、注文できるようにしてもよい。即ち、決済処理システム3は、オーダ受付装置4の役割も兼ねることができる。換言すると、オーダ受付装置4は本サービスにとって必須な構成要素ではない。
図6は、図5に示す情報処理システムのうち、受注管理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
出力部17は、液晶等のディスプレイやスピーカ等により構成される。 記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置との間で通信を行う。
また、リムーバブルメディア50は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
決済情報登録処理とは、オーダサイト管理装置2がユーザUの注文情報を受け付け、その注文情報に基づいて受注管理装置1が決済情報をデータベースに登録されるまでの一連の処理をいう。
決済終了情報送信処理とは、ユーザUが自身の決済情報を呼び出し、その決済情報に基づいて決済処理を行い、そして決済が完了したことを示す情報が発信されるまでの一連の処理をいう。
また記憶部18の一領域には、決済情報DB100が機能する。
オーダサイト管理装置2のCPU21においては、注文情報取得部201、決済依頼送信制御部202、決済種別選択画面URL情報取得部203が機能する。
また記憶部28の一領域には注文情報DB200が機能する。
具体的には、オーダ受付装置4を介してユーザUにより注文開始に係る操作がなされると、URL遷移指示受付部101は、注文を受け付けるための画面に遷移するための処理を実行する。
ここでオーダサイト管理装置2ではなく受注管理装置1のURL遷移指示受付部101において注文開始の指示を受け付けることにより、オーダサイト管理装置2と、受注管理装置1とを協働させるシステムを補完することが可能になる。
即ち例えば、オーダサイト管理装置2側で管理される機能の一部を、受注管理装置1側で管理することもできるようになる。
具体的には、注文情報取得部201は、商品等の購入を希望する店舗情報、希望する商品情報、希望する個数等の情報を取得する。
そして注文情報取得部201は、注文情報を注文情報DB200に格納する。
ここで決済情報には、例えば、取引ID、商品等の注文日時、商品等の購入を希望する店舗の情報、希望する商品の情報、希望する商品等個数、商品の金額(合計金額を含む)等の情報が含まれる。
具体的には、決済依頼受付部102は、オーダサイト管理装置2から、決済依頼として、ユーザUの決済情報を取得する。
このようにして、受注管理装置1は、ユーザUの決済情報を、ウェブサイトを介して取得する。
そして決済種別選択画面生成部103は、ユーザUと前記URLを関連づけて決済情報DB100に記憶させる。
オーダサイト管理装置2のCPU21においては、対応付け部204と、決済種別選択画面URL遷移指示受付部205が機能する。
決済処理システム3のCPU31においては、決済情報取得部301と、決済処理部302と、第2決済終了情報提供部303とが機能する。
具体的には、決済種別選択画面URL遷移指示受付部205は、オーダ受付装置4を操作するユーザUによって「購入確定ボタン」が押下されと、決済種別選択画面へ遷移する処理を実行する。
具体的には、決済種別選択受付部106は、ユーザUより、オーダ受付装置4を介して決済手段の選択を受け付ける。
具体的には、ユーザUは、決済手段として、交通系ICカードでの決済、クレジットカードでの決済、及びQRコード決済等を選択することができる。ここでは便宜上、ユーザUは、交通系ICカードでの決済を選択したものとして説明する。
これにより、決済処理システム3は、ユーザUの決済情報と、それが交通系ICによって処理されることを示す情報とを取得することができる。
受注管理装置1は、その決済情報に基づいて決済種別選択画面を生成し、URLと紐づけて管理する。そして、受注管理装置1は、当該URLをオーダサイト管理装置2へ送信する。
ユーザUは、受注管理装置1を介して前記URLにアクセスすることにより、ウェブサイトとは独立した決済処理システムにおいて決済を行うことができるようになる。
そしてまた、所定の操作によりユーザUの決済が終了すると、決済が終了したことを示す情報が、決済終了情報としてウェブサイトに送信される。
このようにして、ユーザUは、ウェブサイトで商品等の購入をした場合でも、ウェブサイトとは独立した決済システムにおいて決済を完了することができる。
これにより、ユーザUは、個人情報のセキュリティを心配することなく、安全に決済処理を完了させることができる。
また、自身の決済が完了した旨を示す情報が自動的にウェブサイトに送信されるため、ユーザUは、自身の決済が完了した旨をわざわざ自身の手でウェブサイトに登録し直したりする必要がない。このように、本発明を用いることによって、ユーザUは、インターネット上の電子商取引で発生した支払いに関する決済を、現実の決済場所において決済することができる。そして、その終了したことを示す情報が再び現実の決済場所からインターネット上に戻される。ユーザUは、個人情報のセキュリティが確保された決済手法にて、簡便かつスピーディに自身の決済処理を完了させることができる。
ここでは便宜上、ユーザUが、既存のECサイトにおいて、モバイルオーダシステムを利用して飲み物を注文し、飲食店に赴いて決済をする場合を想定する。
決済情報登録処理は、図8のステップS151乃至S157の一連の処理として構成される。
図9(A)を見ると、オーダ受付装置4に表示される操作画面V1には、「注文する」ボタンB1が設けられている。そして「注文する」ボタンB1には、ウェブサイトの注文情報を入力する画面に関連づくURLが対応付けられている。
具体的には、URL遷移指示受付部101は、図9(A)に示された「注文する」ボタンB1がユーザUにより押下されることによって、ウェブサイトの注文情報を入力する画面へ遷移する指示を受け付ける。
図9(B)をみると、オーダ受付装置4に表示される操作画面V2は、表示領域F11を含むように構成される。
なおここでは便宜上、操作画面V2は、ユーザUが商品等の購入を希望する飲食店Burger shopが管理するウェブサイトBB-Iであるとして説明する。表示領域F11には、ユーザUが購入した商品等を店内で飲食するか、持ち帰るかについて選択するための入力領域が設けられている。ユーザUは、この表示領域F11において、自身の希望について入力することができる。
このときに、オーダ受付装置4に表示される注文情報を入力する操作画面の例を図10(A)及び(B)に示す。
図10(A)をみると、オーダ受付装置4に表示される操作画面V3は、表示領域F12及びF13を含むように構成される。
表示領域F12には、ユーザUが商品等の購入を希望する店舗の情報が表示される。具体的には、店舗の外観、営業時間、住所、地図等の情報が含まれる。
ユーザUは、表示領域F12の情報を閲覧することにより、購入を希望する店舗の情報を確認することができる。
表示領域F13には、ユーザUが購入を希望する商品の選択領域が設けられている。
ユーザUは、この表示領域F13において、自身の希望する商品等を選択することによって商品を注文する。
図10(B)をみると、オーダ受付装置4に表示される操作画面V4は、表示領域F14及びF15を含むように構成される。
表示領域F14には、ユーザUが商品等を受け取る日時、ユーザUが商品等の購入を希望する店舗に関する情報、及び購入する商品等に関する情報が表示されている。
また、表示領域F14においては、ユーザUは購入する商品等の個数を選択することができ、ユーザUが購入する商品等の個数を入力することによって合計金額が計算されて表示される。具体的には、ユーザUが、店舗「Burger shop」において、2018年9月26日受け取りで、商品「ウーロン茶」を2個希望した際の合計金額が¥X00であることが表示される。
ステップ154において、オーダサイト管理装置の注文情報取得部201は、上述の注文情報を取得して、注文情報DB200に登録して管理する。
表示領域F15には、「ご注文手続へ進む」ボタンB2が設けられている。
ステップS155において、ユーザUがボタンB2を押下することにより、ユーザUの注文情報が確定する。そしてユーザUの決済情報が、オーダサイト管理装置2の決済依頼送信制御部202より受注管理装置1へ送信される。
そして、決済種別選択画面生成部103は、決済種別選択画面及びこれに関連づくURL情報を生成して、決済情報DB100に登録する。
以上、決済情報登録処理の流れの一例について説明した。
次に、決済処理の流れの一例について説明する。
以下、図を用いて具体的に説明する。
オーダ受付装置4に表示される画面であって、決済種別選択画面への遷移を受け付ける操作画面の例を図11(A)に示す。
図11(A)をみると、オーダ受付装置4に表示される操作画面V5は、表示領域F16及びF17を含むように構成される。
表示領域F16には、ユーザUの決済情報が表示される。具体的には、注文番号、商品の状況(準備中、調理中等)、ユーザUが商品を受け取る日時、ユーザUが商品等の購入を希望する店舗に関する情報、及び購入する商品に関する情報として、合計金額、支払い方法等の情報が含まれる。
表示領域F17には、「購入する」ボタンB3が設けられている。即ち、オーダサイト管理装置2の対応付け部204は、決済種別選択画面URL情報取得部203にて取得された決済種別選択画面のURL情報を、この「購入する」ボタンB3に対応付けて管理する。
そしてユーザUが、オーダ受付装置4を操作して「購入する」ボタンB3を押下することにより、ステップ159で説明する処理に進む。
このとき、オーダ受付装置4に表示される画面であってユーザUによって決済種別が選択されるための操作画面の例を図11(B)に示す。
図11(B)をみると、オーダ受付装置4に表示される操作画面V6は、表示領域F18乃至F20を含むように構成される。
表示領域F18には、決済種別として、ユーザUが選択可能な決済手段が表示されている。例えば、ユーザUは、交通系ICカード、クレジットカード、QRコード決済等による決済手段を選択することができる。
表示領域F19には、ユーザUの決済情報として、支払い金額が表示されている。
具体的には、ユーザUは操作画面V6の表示領域F20に設けられている選択ボタンB4乃至B6のいずれか押下することにより自身の希望する決済手段を選択することができる。
ユーザUは、選択した決済手段によって決済を行う。ここでは説明の便宜上、ユーザUが、交通系ICカードでの決済を選択したものとして説明する。
ここで、オーダ受付装置4に表示される決済処理を行うための操作画面の例を図12(A)に示す。
図12(A)をみると、オーダ受付装置4に表示される操作画面V7は、表示領域F21及びF23を含むように構成される。
表示領域F21には、ユーザUにより選択された決済手段が表示されている。ここでは、ユーザUが、交通系ICカードでの決済を選択したという内容が表示されている。
表示領域F22には、ユーザUによって選択された決済手段(「交通系」)と、ユーザUの決済金額(100円)が表示されている。
表示領域F23には、決済処理の実行を支援するためのユーザUに対するガイドが表示されている。ここではユーザUにより交通系ICカードによる決済が選択されているため、交通系ICカードをリーダ/ライタRWにタッチ操作する(翳す)イラストが表示されている。現金以外の決済手法に慣れないユーザUでも、この表示に従うことで簡単に決済処理を実行することができる。
このときに、オーダ受付装置4に提示される操作画面の例を図12(B)に示す。
図12(B)をみると、受注管理装置1に提示される操作画面V8は、表示領域F24を含むように構成される。
表示領域F24には、ユーザUの決済が完了したことに関する情報として、ユーザUの利用した決済手段(交通系ICカード)と、その決済手段により支払った金額(420円)と、その決済手段に用いられた交通系ICカードの残額(15,213円)が表示される。
以上、図8を用いて、図5の機能的構成を有する受注管理装置、オーダサイト管理装置、決済処理システム、及びオーダ受付装置の夫々により実行される決済情報登録処理及び決済終了情報送信処理の流れを説明した。
これにより、例えば、ウェブサイトを介してユーザUの決済基本情報がインターネット上へ拡散するリスクを防ぐことができる。
また、ユーザUは、自身の行動圏内で決済処理をすることができるため、支払いの忘却等による支払い遅延も発生しにくい。
またユーザUは、交通系ICカード等によっても決済を完了させることができるため、銀行口座やクレジットカードを持たないユーザUも気軽に電子商取引を行うことができる。
さらにまた、ユーザUは、銀行やコンビニエンスストアで店員と接することなく決済を完了させることができるため、感染症のリスクを防ぐこともできる。
図13は、本発明の情報処理システムの第2の実施形態に係る構成のうち、受注管理装置1、及び決済処理システム3の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
記憶部18の一領域には、決済情報DB100と、購買情報DB300と、商品/注文マスタDB400と、会員情報/配送情報DB500と、分析情報DB600とが機能する。
図14の例では、ユーザUは、決済処理システム3の入出力デバイスMNを操作して、商品等を注文して決済までを行うものとする。
具体的には例えば、ユーザUは、飲食店で商品等を注文する場合には、決済処理システム3の入出力デバイスMNに表示された「店内/テイクアウト」ボタンを押下操作することにより、店内で飲食をするか、テイクアウトをするかを選択することができる。これによりURL遷移されて、商品等の選択が可能な画面等が入出力デバイスMNに表示される。
なお、ここでは飲食店で商品等を注文する場合を例とするが、ユーザUが、商品等をECサイトで購入する場合も図14の処理の流れが適用可能であり、この場合には、購入対象の商品等を注文可能なECサイトの選択がなされてもよい。
また、本例では、ユーザUによる「店内/テイクアウト」ボタンの押下操作がなされるものとされているが、このような操作は特に必須なものでなく、商品等の選択の可能な画面等、商品等に関する情報が予め入出力デバイスMN上に表示されていてもよい。
ここで、入出力デバイスMNとしては例えば、モニタ、タッチパネル、タブレットPC、カメラ等が用いられる。なお、この場合、カメラ等から、ユーザUの属性情報を取得しても良い。
商品情報には例えば、商品名、商品の画像、ジャンル等の情報が含まれる。
決済必要情報には例えば決済に必要となる情報であって、例えば商品等の価格等の情報が含まれる。
なお、この例では、商品情報及び決済必要情報はウェブサイトWから同時に取得可能とされているが、特にこれは必須ではなく、決済必要情報は商品情報とは独立して任意の手法(例えば別のウェブサイトWや、別途設けられたデータベースや、人による手動入力や、あるいはウェブサイトWに埋め込まれたHTMLの文字列等)により取得されてもよい。
また、受注管理装置1が、ウェブサイトWから商品情報及び決済必要情報を取得するタイミングについてはこの例に限定されず、ステップSS1のシステム起動時に取得する構成にしてもよい。
ここでウェブサイトWは、グルメサイト、カフェのホームページを一例とするオーダサイトやECサイトに限らず、企業ホームページ等でもよい。
またステップSS4において、受注管理装置1の決済必要情報取得部152は、通信部19を介し、決済必要情報を取得する。
そして、ステップSS4において、受注管理装置1の管理部153は、商品情報取得部151により取得された商品情報、及び決済必要情報取得部152により取得された決済必要情報の夫々を対応付けることによって、商品マスタとして管理する。
そして受注管理装置1の管理部153は、対応付けられた商品情報、及び決済必要情報を、商品/注文マスタDB400に格納する。
ここで本例では、ステップSS4において、商品情報と共に決済必要情報が取得されるものとされているが、上述したように、夫々の取得タイミングは必ずしも一致させる必要はない。例えば、決済必要情報は予め取得されていてもよく、この場合、受注管理装置1の管理部153は、ステップSS4のタイミングで商品情報取得部151により取得された商品情報と、予め決済必要情報取得部152により取得されていた決済必要情報の夫々を対応付けてそして商品マスタとして管理してもよい。
さらにステップSS4において、受注管理装置1は、対応付けられた商品情報及び決済必要情報を決済処理システム3に送信する。そして、決済処理システム3の情報取得部351は、通信部39を介して、商品情報及び決済必要情報を取得する。
ここで、注文情報確定部353は、上述した入出力デバイスMNの画面の操作により注文情報を取得してもよいし、バーコードスキャナ、QRコード、スキャナ、カメラ等の各種センサー等から注文情報を取得してもよい。
ここで、決済情報とは、ユーザUからその都度受け付ける注文に対する各請求金額の合計を示す情報である。そして購買情報とは、ユーザUからその都度受け付ける注文毎の明細を示す情報である。
決済情報取得部171は、取得した決済情報を、決済情報DB100へ格納する。
購買情報取得部172は、取得した購買情報を、購買情報DB300へ格納する。
ここで、本例では、決済手法は、カードPをリーダ/ライタRWに対してタッチ操作する手法が採用されたが、特にこれに限定されず、クレジットカード、電子マネー、QRコード認証、生態認証、等を用いた決済手法を代替として又は併用して採用してもよい。
すると、受注管理装置1の決済完了情報登録部156は、決済終了情報を、通信部19を介して取得し、決済情報DB100及び購買情報DB300に登録する。
そして、ステップSS15において、受注管理装置1は、決済処理システム3に対し、決済受付完了情報を送信する。
ここで、本例において、レシートプリンタRPは、配送伝票や店舗控えを出力してもよい。また、レシートプリンタRPは、アンケートリンクを貼りアンケート情報を取得しても良い。さらにまた、決済処理システム3は、レシートプリンタRPから出力された配送伝票を配送業者/システムへ郵送するための機能を有していてもよい。あるいは、決済処理システム3は、入出力デバイスMNから配送先を入力し、配送業者/システムと連携してもよい。
またさらには、この一元化されたデータを、マーケティング情報へ活用することも可能になる。
換言すると、図7及び図13の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図7及び図13の例に限定されない。また、機能ブロックの存在場所も、図7及び図13に特に限定されず、任意でよい。例えば、受注管理装置1の機能ブロックをオーダサイト管理装置2等に移譲させてもよい。逆にオーダサイト管理装置2の機能ブロックを受注管理装置1等に移譲させてもよい。さらには、決済処理システム3等の機能ブロックを受注管理装置1等に移譲させてもよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
ユーザにとって注文対象の商品又は役務を決済する決済場所に配置される決済処理システム(例えば、図13の決済処理システム3)と、当該決済処理システムと通信をする情報処理装置(例えば、図13の受注管理装置1)とを含む情報処理システムにおいて、
前記情報処理装置は、
前記商品又は前記役務を特定可能な情報を、商品等情報として取得する情報取得手段(例えば、図13の商品情報取得部151)と、
前記商品等情報により特定される前記商品又は役務を決済するのに必要な情報(価格等)を決済必要情報として、当該決済必要情報と前記商品等情報とを対応付けて管理する管理手段(例えば、図13の管理部153)と、
を備え、
決済処理システムは、
前記ユーザにとっての注文対象の前記商品又は前記役務についての前記商品等情報と前記決済必要情報とを取得する取得手段(例えば、図13の情報取得部351)と、
前記商品等情報を前記ユーザに提示する提示手段(例えば、図13の情報提示部352)と、
前記商品等情報の提示を受けた前記ユーザによる、前記注文対象の商品又は前記役務についての注文の指示操作を受け付ける受付手段(例えば、図13の注文情報確定部353)と、
前記指示操作が受け付けられた場合、前記注文対象の商品又は前記役務についての決済を、前記決済必要情報に基づいて行う決済処理を制御する決済制御手段(例えば、図13の決済処理部356)と、
を備える。
前記管理手段(例えば、図13の管理部153)は、前記情報取得手段とは別の経路から取得された前記決済必要情報と、前記情報取得手段により取得された前記商品等情報を対応付けて管理する。
さらにまた、商品等情報と決済必要情報とを独立して取得することができるため、例えばウェブサイトW等が更新された場合でも、商品マスタの更新に必要な情報さえ取得できればよい。したがってサービス提供者Aは、必要な情報のみ更新すればよいため、メンテナンスコストを削減することも可能になる。
Claims (2)
- ユーザにとって注文対象の商品又は役務を決済する決済場所に配置される決済処理システムと、当該決済処理システムと通信をする情報処理装置とを含む情報処理システムにおいて、
前記情報処理装置は、
前記商品又は前記役務を特定可能な情報を、商品等情報として取得する情報取得手段と、
前記商品等情報により特定される前記商品又は役務を決済するのに必要な情報を決済必要情報として、当該決済必要情報と前記商品等情報とを対応付けて管理する管理手段と、
を備え、
決済処理システムは、
前記ユーザにとっての注文対象の前記商品又は前記役務についての前記商品等情報と前記決済必要情報とを取得する取得手段と、
前記商品等情報を前記ユーザに提示する提示手段と、
前記商品等情報の提示を受けた前記ユーザによる、前記注文対象の商品又は前記役務についての注文の指示操作を受け付ける受付手段と、
前記指示操作が受け付けられた場合、前記注文対象の商品又は前記役務についての決済を、前記決済必要情報に基づいて行う決済処理を制御する決済制御手段と、
を備える情報処理システム。 - 前記情報取得手段は、前記商品等情報を、前記決済必要情報とは独立して取得し、
前記管理手段は、前記情報取得手段とは別の経路から取得された前記決済必要情報と、前記情報取得手段により取得された前記商品等情報を対応付けて管理する、
請求項1に記載の情報処理システム。
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