JP2022022580A - ズームレンズおよび撮像装置 - Google Patents

Abstract

【課題】広角、高変倍比、小型軽量、高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供する。【解決手段】物体側から像側へ順に、変倍のためには移動しない正の屈折力の第１レンズ群と、変倍のために移動する２つ以上の中間レンズ群と、正の屈折力の後レンズ群とからなり、２Ｙを対角イメージサイズとするカメラのためのズームレンズは、隣り合うレンズ群の互いの間隔は、いずれも変倍のために変化し、第１レンズ群は、物体側から像側へ順に、合焦のためには移動しない負の屈折力の第１サブレンズ群と、合焦のために移動する正の屈折力の第２サブレンズ群と、正の屈折力の第３サブレンズ群とを有し、第１レンズ群の焦点距離、第１レンズ群の光軸上の厚み、広角端でのズームレンズの焦点距離、望遠端でのズームレンズの焦点距離、ズームレンズにおける有限の焦点距離を有する最も像側のレンズの像側の面から像面までの光軸上の長さに関する特定の条件式を満足する。【選択図】図１

Description

本発明はズームレンズおよび撮像装置に関する。

テレビカメラや映画用カメラ、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置に用いられるズームレンズは、高い運用性のため小型軽量であること、広画角、高変倍比、且つ高い光学性能を有していることが要望されている。また、４Ｋ、８Ｋ等の高解像度に対応した撮像素子の使用に伴い、画面中心から画面周辺まで解像力が高く、色収差が少ないことが要求されている。

そのようなズームレンズとして、物体側から像順へ順に、変倍のためには移動しない正の屈折力の第１レンズ群、変倍のために移動する複数の移動レンズ群、変倍のためには移動しない正の屈折力の後レンズ群からなるものが知られている（特許文献１）。当該第１レンズ群は、負の屈折力の第１サブレンズ群、正の屈折力の第２サブレンズ群、正の屈折力の第３サブレンズ群からなり、当該第２サブレンズ群が合焦のために移動する。

国際公開第２０１７／１５８８９９号

特許文献１は、広角端での半画角が５０°程度、変倍比が１２倍程度のズームレンズを開示している。当該ズームレンズの変倍比を高めるようにすると、望遠端での軸上光束径が増大し、第１レンズ群の口径が増大し、ズームレンズが大型化しうる。本発明は、例えば、広画角、高変倍比、小型軽量、高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することを目的とする。

本発明の一つの側面は、物体側から像側へ順に、変倍のためには移動しない正の屈折力の第１レンズ群と、変倍のために移動する２つ以上の中間レンズ群と、正の屈折力の後レンズ群とからなるズームレンズであって、
隣り合うレンズ群の互いの間隔は、いずれも変倍のために変化し、
前記第１レンズ群は、物体側から像側へ順に、合焦のためには移動しない負の屈折力の第１サブレンズ群と、合焦のために移動する正の屈折力の第２サブレンズ群と、正の屈折力の第３サブレンズ群とを有し、
前記第１レンズ群の焦点距離をｆ１とし、前記第１レンズ群の光軸上の厚みをＬＤ１とし、広角端での前記ズームレンズの焦点距離をｆｗとし、望遠端での前記ズームレンズの焦点距離をｆｔとし、前記ズームレンズにおける有限の焦点距離を有する最も像側のレンズの像側の面から像面までの光軸上の長さをＢＦｗとして、
１．５≦ＬＤ１／ｆ１≦３．０
１３≦ｆｔ／ｆｗ≦２８
０．０７０≦ｆｗ／ＢＦｗ≦０．１１０
なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズである。

本発明によれば、例えば、広画角、高変倍比、小型軽量、高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することができる。

実施例１に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図 無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図 実施例２に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図 無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図 実施例３に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図 無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図 実施例４に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図 無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図 実施例５に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図 無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図 実施例６に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図 無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図 実施例７に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図 無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図 実施例８に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図 無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図 撮像装置の構成例を示す図 光学材料におけるアッベ数νと部分分散比θとの関係を示す模式図

以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、実施形態を説明するための全図を通して、原則として（断りのない限り）、同一の部材等には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。

〔実施形態〕
図１は、後述の実施例１に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図である。実施例１は、後述の数値実施例１に対応する。図２は、数値実施例１における無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図である（それぞれの焦点距離は、数値実施例１参照）。当該収差を表す図において、球面収差における直線、二点鎖線、一点鎖線、破線は、それぞれｅ線（波長５４６．１ｎｍ）、ｇ線（波長４３５．８ｎｍ）、Ｃ線（波長６５６．３ｎｍ）、Ｆ線（波長４８６．１ｎｍ）に対応している。非点収差における破線、実線は、それぞれメリディオナル像面，サジタル像面に対応している。歪曲は、ｅ線に対応している。倍率色収差における実線、二点鎖線、一点鎖線、破線は、それぞれｅ線、ｇ線、Ｃ線、Ｆ線に対応している。Ｆｎｏは、Ｆナンバーを、ωは、半画角を表す。球面収差は、横軸のフルスケールを±０．２００ｍｍとして描いている。非点収差は、横軸のフルスケールを±０．２００ｍｍとして描いている。歪曲は、横軸のフルスケールを±５．０００％として描いている。倍率色収差は、横軸のフルスケールを±０．０５０ｍｍとして描いている。

図１を参照して、ズームレンズの構成要素を物体側から像側へ順に説明する。Ｌ１は、変倍のためには移動しない正の屈折力の第１レンズ群である。第１レンズ群Ｌ１における第１サブレンズ群１ａは、合焦のためには移動しない。第１レンズ群Ｌ１における第２サブレンズ群１ｂは、無限遠物体から至近物体への合焦（フォーカシング）のために像側へ移動する。第１レンズ群Ｌ１における第３サブレンズ群１ｃは、合焦のためには移動しない。ＬＭは、変倍のために移動する２つ以上の中間レンズ群であり、負の屈折力の第１中間レンズ群Ｍ１、負の屈折力の第２中間レンズ群Ｍ２、正の屈折力の第３中間レンズ群Ｍ３からなる。第１中間レンズ群Ｍ１は、負の屈折力を有し、広角端から望遠端への変倍（ズーミング）のために像側へ単調に光軸上を移動する。第２中間レンズ群Ｍ２は、負の屈折力を有し、広角端から望遠端への変倍のために物体側に凸の軌跡で光軸上を移動する。第３中間レンズ群Ｍ３は、正の屈折力を有し、広角端から望遠端への変倍のために図示されているように非単調に光軸上を移動する。ＳＰは、変倍においては移動しない絞りである。ＬＮは、変倍のためには移動しない正の屈折力の後レンズ群である。Ｉは、ズームレンズの像面（像が形成される面）であり、撮像素子は、当該像を撮る（撮像を行う）。ズームレンズにおいて、隣り合うレンズ群の互いの間隔は、いずれも変倍のために変化する。

本実施形態に係るズームレンズは、物体側から像側へ順に、変倍のためには移動しない正の屈折力の第１レンズ群と、変倍のために移動する２つ以上の中間レンズ群と、正の屈折力の後レンズ群とからなる。当該ズームレンズは、２Ｙを対角イメージサイズとするカメラのためのものである。

当該ズームレンズは、隣り合うレンズ群の互いの間隔は、いずれも変倍のために変化する。

当該第１レンズ群は、物体側から像側へ順に、合焦のためには移動しない負の屈折力の第１サブレンズ群と、合焦のために移動する正の屈折力の第２サブレンズ群と、正の屈折力の第３サブレンズ群とを有する。

当該第１レンズ群の焦点距離をｆ１とし、当該第１レンズ群の光軸上の厚みをＬＤ１とし、広角端での当該ズームレンズの半画角をωとし、広角端での当該ズームレンズの焦点距離をｆｗとし、望遠端での当該ズームレンズの焦点距離をｆｔとする。すると、当該ズームレンズは、
１．５≦ＬＤ１／ｆ１≦３．０・・・（１）
４６°≦ω≦５０° ・・・（２）
１３≦ｆｔ／ｆｗ≦２８ ・・・（３）
なる条件式を満足する。

但し、当該半画角ωは、
ω＝ａｒｃｔａｎ（Ｙ／ｆｗ）
なる式で定義されるものとする。

ここで、条件式（１）ないし（３）の技術的意義について説明する。条件式（１）は、高変倍比、小型軽量、合焦全域にわたる高い光学性能のための条件を示している。上限値に関して条件式（１）が満たされないと、第１レンズ群の光軸上の厚みが過度に厚くなるため、第１レンズ群が過大となる。または、第１レンズ群の焦点距離が過度に短くなるため、望遠端での合焦における収差の変動が過大となる。下限値に関して条件式（１）が満たされないと、第１レンズ群の光軸上の厚みが過度に薄くなるため、望遠端での合焦における収差の変動を許容範囲内にするのに要する数のレンズを有するのが困難となる。または、第１レンズ群の焦点距離が過度に長くなるため、変倍のための２つ以上の中間レンズ群のうちの少なくとも１つの移動量が増加し、ズームレンズが過大となる。

条件式（２）は、広画角、高変倍比、小型軽量、高い光学性能の点で有利なズームレンズを得るための条件を示している。上限値に関して条件式（２）が満たされないと、小型軽量かつ高い光学性能の点で有利なズームレンズを得るのが困難となる。下限値に関して条件式（２）が満たされないと、広画角かつ小型軽量の点で有利なズームレンズを得られない。

条件式（３）は、高変倍比かつ小型軽量の点で有利なズームレンズを得るための条件を示している。下限値に関して条件式（３）が満たされないと、高変倍比のズームレンズを得るのが困難となる。上限値に関して条件式（３）が満たされないと、広画角、小型軽量、高い光学性能のズームレンズを得るのが困難となる。

なお、第１レンズ群の構成は、上述のような３つのサブレンズ群からなるものに限定されるものではなく、例えば、合焦のために複数のサブレンズ群が移動するものであってもよく、また、別のサブレンズ群を有するものであってもよい。

本実施形態に係るズームレンズは、さらに、第１サブレンズ群の焦点距離をｆ１ａとし、第３サブレンズ群の焦点距離をｆ１ｃとして、
―１．００≦ｆ１ａ／ＬＤ１≦－０．３０・・・（４）
０．４０≦ｆ１ｃ／ＬＤ１≦１．０ ・・・（５）
なる条件式を満足するのが好ましい。条件式（４）は、第１レンズ群を小型とするための条件を示している。上限値に関して条件式（４）が満たされないと、第１サブレンズ群の焦点距離の絶対値が過度に小さくなるため、望遠端での軸上光束径が過大となる。その結果、第３サブレンズ群の径が過大となり、第１レンズ群が大型となる。下限値に関して条件式（４）が満たされないと、第１サブレンズ群の焦点距離の絶対値が過度に大きくなるため、ズームレンズの入射瞳が過度に物体側に位置する。その結果、第１サブレンズ群の径が過大となり、第１レンズ群が大型となる。

条件式（５）は、小型、望遠端での高い光学性能のための条件を示している。上限に関して条件式（５）が満たされないと、第３サブレンズ群の焦点距離が過度に長くなる。このため、第１レンズ群の焦点距離が過度に長くなり、２つ以上の中間レンズ群のうち少なくとも１つの中間レンズ群の横倍率が過度に小さくなる。それゆえ、変倍のための当該少なくとも１つの中間レンズ群の移動量が過大となり、小型軽量の点で有利なズームレンズを得るのが困難となる。下限値に関して条件式（５）が満たされないと、第３サブレンズ群の焦点距離が過度に短くなるため、望遠端での収差が過大となる。

本実施形態に係るズームレンズは、さらに、最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をＴＬとして、
０．２５≦ＬＤ１／ＴＬ≦０．３５・・・（６）
０．１０≦ｆ１／ＴＬ≦０．２０ ・・・（７）
なる条件式を満足するのが好ましい。条件式（６）は、小型、高変倍比のための条件を示している。上限値に関して条件式（６）が満たされないと、最も径が大きい第１レンズ群がズームレンズに占める割合が過度に大きくなるため、ズームレンズが大型となる。下限値に関して条件式（６）が満たされないと、第１レンズ群がズームレンズに占める割合が過度に小さくなるため、合焦における収差の変動を許容範囲内にするのに要する数のレンズを有するのが困難となる。

条件式（７）は、小型、合焦における収差の変動を許容範囲内にするための条件を示している。上限値に関して条件式（７）が満たされないと、第１レンズ群の焦点距離が過度に長くなる。このため、２つ以上の中間レンズ群における少なくとも１つの中間レンズ群の横倍率が過度に小さくなり、当該少なくとも１つの中間レンズ群の変倍のための移動量が過度に大きくなり、ズームレンズが大型となる。下限値に関して条件式（７）が満たされないと、第１レンズ群の焦点距離が過度に短くなるため、望遠端での合焦における収差の変動を許容範囲内にするのが困難となる。

本実施形態に係るズームレンズは、さらに、第１レンズ群における負レンズのｄ線（波長５８７．６ｎｍ）に対する平均屈折率をｎｄ１ｎとして、
１．７５≦ｎｄ１ｎ≦２．００・・・（８）
なる条件式を満足するのが好ましい。条件式（８）は、収差を許容範囲内にし、第１レンズ群を軽量にするための条件を示している。上限値に関して条件式（８）が満たされないと、高屈折率材料は比重が大きい傾向があることから、第１レンズ群を軽量とすることが困難となる。下限値に関して条件式（８）が満たされないと、当該平均屈折率が過度に小さくなって、収差を許容範囲にするのが困難となる。

本実施形態に係るズームレンズは、さらに、第２サブレンズ群の広角端かつ無限遠合焦での横倍率をβ１ｂとして、
１．２≦β１ｂ≦４．０・・・（９）
なる条件式を満足するのが好ましい。条件式（９）は、小型、合焦全域にわたる高い光学性能のための条件を示している。上限値に関して条件式（９）が満たされないと、第２サブレンズ群の屈折力が過度に強くなるため、望遠端での合焦における収差の変動が過度に大きくなる。下限値に関して条件式（９）が満たされないと、合焦のための第２サブレンズ群の移動量が過度に大きくなるため、第１レンズ群の光軸上の厚さが過度に厚くなり、第１レンズ群が大型となる。なお、第２サブレンズ群は、少なくとも１面に非球面を有する正レンズからなるようにするのも、小型のズームレンズを得るのに好ましい。また、本実施形態に係るズームレンズは、
２．０≦β１ｂ≦４．０・・・（９´）
なる条件式を満足するのがさらに好ましい。

本実施形態に係るズームレンズは、さらに、第１サブレンズ群は、正の屈折力のレンズ１ａｐを有し、第３サブレンズ群は、負の屈折力のレンズ１ｃｎを有する。当該レンズ１ａｐのｄ線基準のアッベ数をνｄ１ａｐとし、当該レンズ１ｃｎのｄ線基準のアッベ数をνｄ１ｃｎとする。すると、
１７．０≦νｄ１ａｐ≦３５．０ ・・・（１０）
２０．０≦νｄ１ｃｎ≦５０．０ ・・・（１１）
５．０≦νｄ１ｃｎ－νｄ１ａｐ≦２０．０・・・（１２）
なる条件式を満足するのが好ましい。

条件式（１０）ないし（１２）は、望遠端での軸上色収差と、合焦全域にわたる軸上色収差の変動とを許容範囲内にするための条件を示している。ここで、図１８は、光学材料におけるアッベ数νと部分分散比θとの関係を示す模式図である。図１８において、光学材料は、低アッベ数（高分散）であるほど、破線でしめされる直線から部分分散比が乖離する異常分散性が顕著となっている。上限値に関して条件式（１０）が満たされないと、合焦全域にわたる軸上色収差の二次スペクトルの変動を許容範囲内にするのが困難となる。下限値に関して条件式（１０）が満たされないと、異常分散性が過度に高くなるため、望遠端での軸上色収差の二次スペクトルを許容範囲内にするのが困難となる。

上限値に関して条件式（１１）が満たされないと、望遠端での軸上色収差を許容範囲内にするのが困難となる。下限値に関して条件式（１１）が満たされないと、望遠端での軸上色収差の二次スペクトルを許容範囲内にするのが困難となる。

上限値および下限値に関して条件式（１２）が満たされないと、望遠端での軸上色収差を許容範囲内にするのが困難となる。

本実施形態に係るズームレンズは、さらに、２つ以上の中間レンズ群は、負の屈折力のレンズ群（負中間レンズ群）を有し、当該負中間レンズ群の広角端から望遠端への移動量をｍとして、
０．７０≦ｍ／ｆ１≦２．０・・・（１３）
なる条件式を満足するのが好ましい。条件式（１３）は、小型、変倍における収差の変動を許容範囲内にすることのための条件を示している。上限値に関して条件式（１３）が満たされないと、変倍のための当該負中間レンズ群の移動量が過度に大きくなって２つ以上の中間レンズ群の光軸上の厚さが過度に厚くなり、ズームレンズの入射瞳の位置が過度に物体側に配置される。このため、第１レンズ群の径が増大し、ズームレンズが大型となる。下限値に関して条件式（１３）が満たされないと、当該負中間レンズ群の移動量が過度に小さくなって当該負中間レンズ群の屈折力が過度に大きくなるため、変倍における収差の変動を許容範囲内にすることが困難となる。

本実施形態に係るズームレンズは、さらに、第１レンズ群は最も物体側に負の屈折力のレンズＧ１を有し、当該レンズＧ１の焦点距離をｆＧ１として、
－２．２≦ｆＧ１／ｆ１≦－０．８・・・（１４）
なる条件式を満足するのが好ましい。条件式（１４）は、第１レンズ群の小型のための条件を示している。上限値に関して条件式（１４）が満たされないと、当該レンズＧ１の焦点距離の絶対値が過度に小さくなるため、望遠端での軸上光束径が増大し、その結果、第３サブレンズ群の径が増大して第１レンズ群が大型となる。下限値に関して条件式（１４）が満たされないと、当該レンズＧ１の焦点距離が過度に大きくなってズームレンズの入射瞳の位置が過度に物体側に配置されるため、第１サブレンズ群の径が過大となって第１レンズ群が大型となる。

本実施形態に係るズームレンズは、さらに、次のような条件式を満足するのが好ましい。第１サブレンズ群の光軸上における厚みをＬＤ１ａとし、第２サブレンズ群の光軸上における厚みをＬＤ１ｂとし、第３サブレンズ群の光軸上における厚みをＬＤ１ｃとし、無限遠合焦での第２サブレンズ群と第３サブレンズ群との互いの間隔をＤ１ｂとする。すると、本実施形態に係るズームレンズは、さらに、
０．３０≦ＬＤ１ａ／ＬＤ１≦０．５０・・・（１５）
０．０５≦ＬＤ１ｂ／ＬＤ１≦０．２０・・・（１６）
０．３０≦ＬＤ１ｃ／ＬＤ１≦０．５０・・・（１７）
０．０５≦Ｄ１ｂ／ＬＤ１≦０．２０ ・・・（１８）
なる条件式を満足するのが好ましい。条件式（１５）ないし（１８）は、それぞれ、小型、望遠端での合焦における収差の変動を許容範囲内にするための条件を示している。

本実施形態に係るズームレンズは、半画角に関する条件式に替えて次の条件式を満足するのも好ましい。すなわち、当該ズームレンズにおける有限の焦点距離を有する最も像側のレンズの像側の面から像面までの光軸上の長さ（距離）をＢＦｗとして、
０．０７０≦ｆｗ／ＢＦｗ≦０．１１０・・・（１９）
なる条件式を満足するのも好ましい。条件式（１９）は、広画角かつ小型軽量のズームレンズを得るための条件を規定している。上限値に関して条件式（１３）が満たされないと、バックフォーカスに対して広角端での焦点距離が過度に長くなるため、広画角のズームレンズを得るのが困難となる。下限値に関して条件式（１３）が満たされないと、広角端での焦点距離に対してバックフォーカスが過度に長くなるため、小型軽量のズームレンズを得るのが困難となる。

なお、条件式（１）ないし（１９）は、さらに好ましくは、それぞれ以下の条件式（１ａ）ないし（１９ａ）のような条件式とするのが好ましい。

１．７≦ＬＤ１／ｆ１≦２．８２ ・・・（１ａ）
４６°≦ω≦４９° ・・・（２ａ）
１８≦ｆｔ／ｆｗ≦２２ ・・・（３ａ）
－０．７０≦ｆ１ａ／ＬＤ１≦－０．３５ ・・・（４ａ）
０．５０≦ｆ１ｃ／ＬＤ１≦０．８０ ・・・（５ａ）
０．２８≦ＬＤ１／ＴＬ≦０．３２ ・・・（６ａ）
０．１０≦Ｆ１／ＴＬ≦０．１６ ・・・（７ａ）
１．７９≦ｎｄ１ｎ≦１．９５ ・・・（８ａ）
１．５≦β１ｂ≦３．５ ・・・（９ａ）
１７．０≦νｄ１ａｐ≦２９．０ ・・・（１０ａ）
２３．０≦νｄ１ｃｎ≦４１．０ ・・・（１１ａ）
５．０≦νｄ１ｃｎ－νｄ１ａｐ≦１５．０・・・（１２ａ）
０．９０≦ｍ／ｆ１≦１．５ ・・・（１３ａ）
－１．８≦ｆＧ１／ｆ１≦－１．０ ・・・（１４ａ）
０．３０≦ＬＤ１ａ／ＬＤ１≦０．４０ ・・・（１５ａ）
０．０５≦ＬＤ１ｂ／ＬＤ１≦０．１５ ・・・（１６ａ）
０．３０≦ＬＤ１ｃ／ＬＤ１≦０．４５ ・・・（１７ａ）
０．０５≦Ｄ１ｂ／ＬＤ１≦０．１５ ・・・（１８ａ）
０．０８０≦ｆｗ／ＢＦｗ≦０．０９５ ・・・（１９ａ）
ここで、図１７は、撮像装置の構成例を示す図である。図１７において、１０１は、実施例１ないし８のうちいずれかのズームレンズである。１２４は、カメラ（撮像装置）本体である。ズームレンズ１０１は、カメラ本体１２４に対して着脱可能となっている。１２５は、カメラ本体１２４にズームレンズ１０１を装着して構成される撮像装置である。ズームレンズ１０１は、第１レンズ群Ｆ、２つ以上の中間レンズ群ＬＺ、結像用の後レンズ群Ｒを有している。第１レンズ群Ｆは、合焦のために光軸上を移動する第２サブレンズ群１ｂ、合焦のためには移動しない第１サブレンズ群１ａおよび第３サブレンズ群１ｃを含んでいる。

２つ以上の中間レンズ群ＬＺは、変倍のために光軸上を移動する。ＳＰは、開口絞りである。１１４、１１５は、それぞれ、第２サブレンズ群１ｂ、２つ以上の中間レンズ群を光軸方向において駆動するための駆動機構である。当該駆動機構は、ヘリコイドやカム等を含んで構成されうる。１１６なし１１８は、それぞれ、駆動機構１１４および１１５、ならびに開口絞りＳＰを駆動するためのモータ（駆動部）である。１１９ないし１２１は、それぞれ、第２サブレンズ群１ｂの光軸上の位置、２つ以上の中間レンズ群の光軸上の位置、開口絞りＳＰの開口径を検出するための検出部である。当該検出部は、エンコーダやポテンショメータ、フォトセンサ等を含んで構成されうる。カメラ本体１２４において、１０９は、光学フィルタ等を含むガラスブロック、１１０は、ズームレンズ１０１によって形成された被写体像を撮る撮像素子（光電変換素子）である。撮像素子は、ＣＣＤやＣＭＯＳセンサ等を含んで構成されうる。また、１１１、１２２は、それぞれ、カメラ本体１２４における処理部（制御部）としてのＣＰＵ、ズームレンズ１０１における処理部（制御部）としてのＣＰＵである。このように、本実施形態に係るズームレンズをカメラ本体に装着することにより、上述または後述の有利な効果を有する当該ズームレンズを含む有用な撮像装置を提供することができる。

以下、本実施形態に係るズームレンズの実施例１ないし実施例８、および、それに対応する数値実施例１ないし数値実施例８を詳細に説明する。

〔実施例１〕
図１において、実施例１（数値実施例１）に係るレンズ群やサブレンズ群の構成は、上述のとおりである。同図において、第１レンズ群Ｌ１は、第１面ないし第１５面を有する。第１サブレンズ群１ａは，第１面ないし第６面を有し、２つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第２サブレンズ群１ｂは、第７面ないし第８面を有し、像側の面が非球面となっている１つの正レンズからなる。第３サブレンズ群１ｃは、第９面ないし第１５面を有し、３つの正レンズと１つの負レンズとからなる。

２つ以上の中間レンズ群ＬＭは、第１６面ないし第３０面を有する。第１中間レンズ群Ｍ１は、第１６面ないし第２２面を有し、３つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第２中間レンズ群Ｍ２は、第２３面ないし第２５面を有し、１つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第３中間レンズ群Ｍ３は、第２６面ないし第３０面を有し、１つの負レンズと２つの正レンズとからなる。開口絞りＳＰは、第３１面を有する。後レンズ群ＬＮは、第３２面ないし第４１面を有し、２つの負レンズと４つの正レンズとからなる。

図２は、上述のとおり、実施例１（数値実施例１）における収差を示す図である。

本実施例における条件式（１）ないし条件式（１９）に係る値は、表１に示す。なお、条件式（１）ないし条件式（１９）に含まれる各変数の値は、表２に示す。本実施例は、条件式（１）ないし条件式（１９）をすべて満足し、広角、高変倍比、小型軽量、高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することができる。ここで、本実施例に係るズームレンズは、条件式（１）ないし条件式（３）、または、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）を満足すればよい。そして、それぞれ、条件式（４）ないし条件式（１９）、または、条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）は、必ずしも満足しなくてもよい。なお、条件式（１）ないし条件式（３）に加えて条件式（４）ないし条件式（１９）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。また、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）に加えて条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。

〔実施例２〕
図３は、実施例２に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図である。同図を参照して、ズームレンズの構成要素を物体側から像側へ順に説明する。Ｌ１は、変倍のためには移動しない正の屈折力の第１レンズ群である。第１レンズ群Ｌ１における第１サブレンズ群１ａは、合焦（フォーカスレンズ）のためには移動しない。第１レンズ群Ｌ１における第２サブレンズ群１ｂは、無限遠物体から至近物体への合焦のために像側へ移動する。第１レンズ群Ｌ１における第３サブレンズ群１ｃは、合焦のためには移動しない。ＬＭは、変倍のために移動する２つ以上の中間レンズ群であり、負の屈折力の第１中間レンズ群Ｍ１と、負の屈折力の第２中間レンズ群Ｍ２と、正の屈折力の第３中間レンズ群Ｍ３とからなる。第１中間レンズ群Ｍ１は、広角端から望遠端への変倍のために、像側へ単調に光軸上を移動する。第２中間レンズ群Ｍ２は、当該変倍のために、まず物体側へ続いて像側へ（物体側へ移動した後に像側へ、すなわち物体側に凸の軌跡で）光軸上を移動する。第３中間レンズ群Ｍ３は、当該変倍のために（例えば図示のように非単調に）光軸上を移動する。ＳＰは、開口絞りであり、変倍のためには移動しない。ＬＮは、変倍のためには移動しない正の屈折力の後レンズ群である。

第１レンズ群Ｌ１は、第１面ないし第１７面を有する。第１サブレンズ群１ａは、第１面ないし第８面を有し、３つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第２サブレンズ群１ｂは、第９面ないし第１０面を有し、像側の面が非球面となっている１つの正レンズからなる。第３サブレンズ群１ｃは、第１１面ないし第１７面を有し、３つの正レンズと１つの負レンズとからなる。

２つ以上の中間レンズ群ＬＭは、第１８面ないし第３２面を有する。第１中間レンズ群Ｍ１は、第１８面ないし第２４面を有し、３つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第２中間レンズ群Ｍ２は、第２５面ないし第２７面を有し、１つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第３中間レンズ群Ｍ３は、第２８面ないし第３２面を有し、１つの負レンズと２つの正レンズとからなる。開口絞りＳＰは、第３３面を有する。後レンズ群ＬＮは、第３４面ないし第４３面を有し、２つの負レンズと４つの正レンズとからなる。

図４は、無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図である（それぞれの焦点距離は、数値実施例２参照）。その凡例は、図２を参照して説明したものと同様である。

本実施例における条件式（１）ないし条件式（１９）に係る値は、表１に示す。なお、条件式（１）ないし条件式（１９）に含まれる各変数の値は、表２に示す。本実施例は、条件式（１）ないし条件式（１９）をすべて満足し、広角、高変倍比、小型軽量、高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することができる。ここで、本実施例に係るズームレンズは、条件式（１）ないし条件式（３）、または、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）を満足すればよい。そして、それぞれ、条件式（４）ないし条件式（１９）、または、条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）は、必ずしも満足しなくてもよい。なお、条件式（１）ないし条件式（３）に加えて条件式（４）ないし条件式（１９）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。また、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）に加えて条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。

〔実施例３〕
図５は、実施例３に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図である。同図を参照して、ズームレンズの構成要素を物体側から像側へ順に説明する。Ｌ１は、変倍のためには移動しない第１レンズ群である。第１レンズ群Ｌ１における第１サブレンズ群１ａは、合焦のためには移動しない。第１レンズ群Ｌ１における第２サブレンズ群１ｂは、無限遠物体から至近物体への合焦のために像側へ移動する。第１レンズ群Ｌ１における第３サブレンズ群１ｃは、合焦のためには移動しない。ＬＭは、変倍のために移動する２つ以上の中間レンズ群であり、負の屈折力の第１中間レンズ群Ｍ１と、負の屈折力の第２中間レンズ群Ｍ２と、正の屈折力の第３中間レンズ群Ｍ３とからなる。第１中間レンズ群Ｍ１は、広角端から望遠端への変倍のために、像側へ単調に光軸上を移動する。第２中間レンズ群Ｍ２は、当該変倍のために、まず物体側へ続いて像側へ光軸上を移動する。第３中間レンズ群Ｍ３は、当該変倍のために（例えば図示のように非単調に）光軸上を移動する。ＳＰは、開口絞りであり、第３中間レンズ群Ｍ３における最も物体側に配置され、第３中間レンズ群Ｍ３とは一体として移動する。ＬＮは、変倍のためには移動しない正の屈折力の後レンズ群である。

第１レンズ群Ｌ１は、第１面ないし第１６面を有する。第１サブレンズ群１ａは、第１面ないし第６面を有し、２つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第２サブレンズ群１ｂは、第７面ないし第９面を有し、１つの負レンズと、像側の面が非球面となっている１つの正レンズとが接合してなる接合レンズからなる。第３サブレンズ１ｃは、第１０面ないし第１６面を有し、３つの正レンズと１つの負レンズとからなる。

２つ以上の中間レンズ群ＬＭは、第１７面ないし第３２面を有する。第１中間レンズ群Ｍ１は、第１７面ないし第２３面を有し、３つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第２中間レンズ群Ｍ２は、第２４面ないし第２６面を有し、１つの負レンズと１つの正レンズ１とからなる。開口絞りＳＰは、第２７面を有する。第３中間レンズ群Ｍ３は、第２７面ないし第３２面を有し、開口絞りＳＰと１つの負レンズと２つの正レンズとからなる。後レンズ群ＬＮは、第３３面ないし第４２面を有し、２つの負レンズと４つの正レンズとからなる。

図６は、無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図である（それぞれの焦点距離は、数値実施例３参照）。その凡例は、図２を参照して説明したものと同様である。

本実施例における条件式（１）ないし条件式（１９）に係る値は、表１に示す。なお、条件式（１）ないし条件式（１９）に含まれる各変数の値は、表２に示す。本実施例は、条件式（１）ないし条件式（１９）をすべて満足し、広角、高変倍比、小型軽量、高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することができる。ここで、本実施例に係るズームレンズは、条件式（１）ないし条件式（３）、または、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）を満足すればよい。そして、それぞれ、条件式（４）ないし条件式（１９）、または、条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）は、必ずしも満足しなくてもよい。なお、条件式（１）ないし条件式（３）に加えて条件式（４）ないし条件式（１９）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。また、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）に加えて条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。

〔実施例４〕
図７は、実施例４に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図である。同図を参照して、ズームレンズの構成要素を物体側から像側へ順に説明する。Ｌ１は、変倍のためには移動しない正の屈折力の第１レンズ群である。第１レンズ群Ｌ１における第１サブレンズ群１ａは、合焦のためには移動しない。第１レンズ群Ｌ１における第２サブレンズ群１ｂは、無限遠物体から至近物体への合焦のために像側へ移動する。第１レンズ群Ｌ１における第３サブレンズ群１ｃは、合焦のためには移動しない。ＬＭは、変倍のために移動する２つ以上の中間レンズ群であり、負の屈折力の第１中間レンズ群Ｍ１と、負の屈折力の第２中間レンズ群Ｍ２と、正の屈折力の第３中間レンズ群Ｍとからなる。第１中間レンズ群Ｍ１は、広角端から望遠端への変倍のために、像側へ単調に光軸上を移動する。第２中間レンズ群Ｍ２は、当該変倍のために、まず物体側へ続いて像側へ移動する。第３中間レンズ群Ｍ３は、当該変倍のために（例えば図示のように非単調に）光軸上を移動する。ＳＰは、開口絞りであり、第３中間レンズ群Ｍ３における最も物体側に配置され、第３中間レンズ群Ｍ３とは一体として移動する。ＬＮは、変倍のためには移動しない正の屈折力の後レンズ群である。

第１レンズ群Ｌ１は、第１面ないし第１５面を有する。第１サブレンズ群１ａは、第１面ないし第６面を有し、２つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第２サブレンズ群１ｂは、第７面ないし第８面を有し、像側の面が非球面となっている１つの正レンズからなる。第３サブレンズ群１ｃは、第９面ないし第１５面を有し、３つの正レンズと１つの負レンズとからなる。

２つ以上の中間レンズ群ＬＭは、第１６面ないし第３１面を有する。第１中間レンズ群Ｍ１は、第１６面ないし第２２面を有し、３つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第２中間レンズ群Ｍ２は、第２３面ないし第２５面を有し、１つの負レンズと１つの正レンズとからなる。開口絞りＳＰは、第２６面を有する。第３中間レンズ群Ｍ３は、第２６面ないし第３１面を有し、開口絞りＳＰと１つの負レンズと２つの正レンズとからなる。後レンズ群ＬＮは、第３２面ないし第４１面を有し、２つの負レンズと４つの正レンズとからなる。

図８は、無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図である（それぞれの焦点距離は、数値実施例４参照）。その凡例は、図２を参照して説明したものと同様である。

本実施例における条件式（１）ないし条件式（１９）に係る値は、表１に示す。なお、条件式（１）ないし条件式（１９）に含まれる各変数の値は、表２に示す。本実施例は、条件式（１）ないし条件式（１９）をすべて満足し、広角、高変倍比、小型軽量、高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することができる。ここで、本実施例に係るズームレンズは、条件式（１）ないし条件式（３）、または、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）を満足すればよい。そして、それぞれ、条件式（４）ないし条件式（１９）、または、条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）は、必ずしも満足しなくてもよい。なお、条件式（１）ないし条件式（３）に加えて条件式（４）ないし条件式（１９）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。また、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）に加えて条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。

〔実施例５〕
図９は、実施例５に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図である。同図を参照して、ズームレンズの構成要素を物体側から像側へ順に説明する。Ｌ１は、変倍のためには移動しない正の屈折力の第１レンズ群である。第１レンズ群Ｌ１における第１サブレンズ群１ａは、合焦のためには移動しない。第１レンズ群Ｌ１における第２サブレンズ群１ｂは、無限遠物体から至近物体への合焦のために像側へ移動する。第１レンズ群Ｌ１における第３サブレンズ群１ｃは、合焦のためには移動しない。ＬＭは、変倍のために移動する２つ以上の中間レンズ群であり、正の屈折力の第１中間レンズ群Ｍ１と、負の屈折力の第２中間レンズ群Ｍ２と、負の屈折力の第３中間レンズ群Ｍ３とからなる。第１中間レンズ群Ｍ１は、広角端から望遠端への変倍のために、まず像側へ続いて物体側へ（像側へ移動した後に物体側へ、すなわち像側に凸の軌跡で）光軸上を移動する。第２中間レンズ群Ｍ２は、当該変倍のために、像側へ単調に光軸上を移動する。第３中間レンズ群Ｍ３は、当該変倍のために、まず物体側へ続いて像側へ光軸上を移動する。ＳＰは、開口絞りであり、変倍のためには移動しない。ＬＮは、変倍のためには移動しない正の屈折力の後レンズ群である。

第１レンズ群Ｌ１は、第１面ないし第１５面を有する。第１サブレンズ群１ａは、第１面ないし第６面を有し、２つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第２サブレンズ群１ｂは、第７面ないし第８面を有し、像側の面が非球面となっている１つの正レンズからなる。第３サブレンズ群１ｃは、第９面ないし第１５面を有し、３つの正レンズと１つの負レンズとからなる。

２つ以上の中間レンズ群ＬＭは、第１６面ないし第２７面を有する。第１中間レンズ群Ｍ１は、第１６面ないし第１７面を有し、１つの正レンズからなる。第２中間レンズ群Ｍ２は、第１８面ないし第２４面を有し、３つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第３中間レンズ群Ｍ３は、第２５面ないし第２７面を有し、１つの負レンズと１つの正レンズとからなる。開口絞りＳＰは、第２８面を有する。後レンズ群ＬＮは、第２９面ないし第４３面を有し、３つの負レンズと６つの正レンズとからなる。

図１０は、無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図である（それぞれの焦点距離は、数値実施例５参照）。その凡例は、図２を参照して説明したものと同様である。

本実施例における条件式（１）ないし条件式（１９）に係る値は、表１に示す。なお、条件式（１）ないし条件式（１９）に含まれる各変数の値は、表２に示す。本実施例は、条件式（１）ないし条件式（１９）をすべて満足し、広角、高変倍比、小型軽量、高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することができる。ここで、本実施例に係るズームレンズは、条件式（１）ないし条件式（３）、または、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）を満足すればよい。そして、それぞれ、条件式（４）ないし条件式（１９）、または、条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）は、必ずしも満足しなくてもよい。なお、条件式（１）ないし条件式（３）に加えて条件式（４）ないし条件式（１９）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。また、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）に加えて条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。

〔実施例６〕
図１１は、実施例６に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図である。同図を参照して、ズームレンズの構成要素を物体側から像側へ順に説明する。Ｌ１は、変倍のためには移動しない正の屈折力の第１レンズ群である。第１レンズ群Ｌ１における第１サブレンズ群１ａは、合焦のためには移動しない。第１レンズ群Ｌ１における第２サブレンズ群１ｂは、無限遠物体から至近物体への合焦のため像側へ移動する。第１レンズ群Ｌ１における第３サブレンズ群１ｃは、合焦のためには移動しない。ＬＭは、変倍のために移動する２つ以上の中間レンズ群であり、負の屈折力の第１中間レンズ群Ｍ１と、負の屈折力の第２中間レンズ群Ｍ２と、負の屈折力の第３中間レンズ群Ｍ３と、負の屈折力の第４中間レンズ群Ｍ４とからなる。第１中間レンズ群Ｍ１は、広角端から望遠端への変倍のために（例えば図示のように非単調に）光軸上を移動する。第２中間レンズ群Ｍ２および第３中間レンズ群Ｍ３のそれぞれは、当該変倍のために、像側へ単調に光軸上を移動する。第４中間レンズ群Ｍ４は、当該変倍のために、まず物体側へ続いて像側へ光軸上を移動する。ＳＰは、開口絞りであり、変倍のためには移動しない。ＬＮは、変倍のためには移動しない正の屈折力の後レンズ群である。

第１レンズ群Ｌ１は、第１面ないし第１５面を有する。第１サブレンズ群１ａは、第１面ないし第６面を有し、２つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第２サブレンズ群１ｂは、第７面ないし第８面を有し、像側の面が非球面となっている１つの正レンズからなる。第３サブレンズ群１ｃは、第９面ないし第１５面を有し、３つの正レンズ３と１つの負レンズとからなる。

２つ以上の中間レンズ群ＬＭは、第１６面ないし第２９面を有する。第１中間レンズ群Ｍ１は、第１６面ないし第１７面を有し、１つの負レンズからなる。第２中間レンズ群Ｍ２は、第１８面ないし第１９面を有し、１つの負レンズからなる。第３中間レンズ群Ｍ３は、第２０面ないし第２６面を有し、３つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第４中間レンズ群Ｍ４は、第２７面ないし第２９面を有し、１つの負レンズと１つの正レンズとからなる。開口絞りＳＰは、第３０面を有する。後レンズ群ＬＮは、第３１面ないし第４５面を有し、３つの負レンズと６つの正レンズとからなる。

図１２は、無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図である（それぞれの焦点距離は、数値実施例６参照）。その凡例は、図２を参照して説明したものと同様である。

本実施例における条件式（１）ないし条件式（１９）に係る値は、表１に示す。なお、条件式（１）ないし条件式（１９）に含まれる各変数の値は、表２に示す。本実施例は、条件式（１）ないし条件式（１９）をすべて満足し、広角、高変倍比、小型軽量、高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することができる。ここで、本実施例に係るズームレンズは、条件式（１）ないし条件式（３）、または、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）を満足すればよい。そして、それぞれ、条件式（４）ないし条件式（１９）、または、条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）は、必ずしも満足しなくてもよい。なお、条件式（１）ないし条件式（３）に加えて条件式（４）ないし条件式（１９）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。また、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）に加えて条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。

〔実施例７〕
図１３は、実施例７に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図である。同図を参照して、ズームレンズの構成要素を物体側から像側へ順に説明する。Ｌ１は、変倍のためには移動しない正の屈折力の第１レンズ群である。第１レンズ群Ｌ１における第１サブレンズ群１ａは、合焦のためのためには移動しない。第１レンズ群Ｌ１における第２サブレンズ群１ｂは、無限遠物体から至近物体への合焦のため像側へ移動する。第１レンズ群Ｌ１における第３サブレンズ群１ｃは、合焦のためのためには移動しない。ＬＭは、変倍のために移動する２つ以上の中間レンズ群であり、負の屈折力の第１中間レンズ群Ｍ１と、負の屈折力の第２中間レンズ群Ｍ２と、正の屈折力の第３中間レンズ群Ｍ３とからなる。第１中間レンズ群Ｍ１は、広角端から望遠端への変倍のために、像側へ単調に光軸上を移動する。第２中間レンズ群Ｍ２は、当該変倍のために、まず物体側へ続いて像側へ光軸上を移動する。第２中間レンズ群Ｍ３は、当該変倍のために（例えば図示のように非単調に）光軸上を移動する。ＳＰは、開口絞りであり、第３中間レンズ群Ｍ３における最も物体側に配置され、第３中間レンズ群Ｍ３とは一体として移動する。ＬＮは、変倍のためには移動しない正の屈折力の後レンズ群である。

第１レンズ群Ｌ１は、第１面ないし第１５面を有する。第１サブレンズ群１ａは、第１面ないし第６面を有し、２つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第２サブレンズ群１ｂは、第７面ないし第８面を有し、像側の面が非球面となっている１つの正レンズからなる。第３サブレンズ群１ｃは、第１０面ないし第１５面を有し、３つの正レンズと１つの負レンズとからなる。

２つ以上の中間レンズ群ＬＭは、第１６面ないし第３２面を有する。第１中間レンズ群Ｍ１は、第１６面ないし第２３面を有し、４つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第２中間レンズ群Ｍ２は、第２４面ないし第２６面に対応し、１つの負レンズと１つの正レンズとからなる。開口絞りＳＰは、第２７面を有する。第３中間レンズ群Ｍ３は、第２７面ないし第３２面を有し、開口絞りＳＰと１つの負レンズと２つの正レンズとからなる。後レンズ群ＬＮは、第３３面ないし第４２面を有し、２つの負レンズと４つの正レンズとからなる。

図１４は、無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図である（それぞれの焦点距離は、数値実施例７参照）。その凡例は、図２を参照して説明したものと同様である。

本実施例における条件式（１）ないし条件式（１９）に係る値は、表１に示す。なお、条件式（１）ないし条件式（１９）に含まれる各変数の値は、表２に示す。本実施例は、条件式（１）ないし条件式（１９）をすべて満足し、広角、高変倍比、小型軽量、高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することができる。ここで、本実施例に係るズームレンズは、条件式（１）ないし条件式（３）、または、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）を満足すればよい。そして、それぞれ、条件式（４）ないし条件式（１９）、または、条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）は、必ずしも満足しなくてもよい。なお、条件式（１）ないし条件式（３）に加えて条件式（４）ないし条件式（１９）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。また、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）に加えて条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。

〔実施例８〕
図１５は、実施例８に係る広角端かつ無限遠合焦でのズームレンズの断面図である。同図を参照して、ズームレンズの構成要素を物体側から像側へ順に説明する。Ｌ１は、変倍のためには移動しない正の屈折力の第１レンズ群である。第１レンズ群Ｌ１における第１サブレンズ群１ａは、合焦のためには移動しない。第１レンズ群Ｌ１における第２サブレンズ群１ｂは、無限遠物体から至近物体への合焦のために像側へ移動する。第１レンズ群Ｌ１における第３サブレンズ群１ｃは、合焦のためには移動しない。ＬＭは、変倍のために移動する２つ以上の中間レンズ群であり、負の屈折力の第１中間レンズ群Ｍ１と、負の屈折力の第２中間レンズ群Ｍ２とからなる。第１中間レンズ群Ｍ１は、広角端から望遠端への変倍のために、像側へ単調に光軸上を移動する。第２中間レンズ群Ｍ２は、当該変倍のために、まず物体側へ続いて像側へ光軸上を移動する。ＳＰは、開口絞りであり、変倍のためには移動しない。ＬＮは、変倍のためには移動しない正の屈折力の後レンズ群である。

第１レンズ群Ｌ１は、第１面ないし第１５面を有する。第１サブレンズ群１ａは、第１面ないし第６面を有し、２つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第２サブレンズ群１ｂは、第７面ないし第８面に対応し、像側の面が非球面となっている１つの正レンズからなる。第３サブレンズ群１ｃは、第１０面ないし第１５面を有し、３つの正レンズと１つの負レンズとからなる。

２つ以上の中間レンズ群ＬＭは、第１６面ないし第２５面を有する。第１中間レンズ群Ｍ１は、第１６面ないし第２２面を有し、３つの負レンズと１つの正レンズとからなる。第２中間レンズ群Ｍ２は、第２３面ないし第２５面を有し、１つの負レンズと１つの正レンズとからなる。開口絞りＳＰは、第２６面を有する。後レンズ群ＬＮは、第２７面ないし第４１面を有し、３つの負レンズと６つの正レンズとからなる。

図１６は、無限遠合焦かつ（ａ）広角端、（ｂ）中間、または（ｃ）望遠端での収差を示す図である（それぞれの焦点距離は、数値実施例８参照）。その凡例は、図２を参照して説明したものと同様である。

本実施例における条件式（１）ないし条件式（１９）に係る値は、表１に示す。なお、条件式（１）ないし条件式（１９）に含まれる各変数の値は、表２に示す。本実施例は、条件式（１）ないし条件式（１９）をすべて満足し、広角、高変倍比、小型軽量、高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することができる。ここで、本実施例に係るズームレンズは、条件式（１）ないし条件式（３）、または、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）を満足すればよい。そして、それぞれ、条件式（４）ないし条件式（１９）、または、条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）は、必ずしも満足しなくてもよい。なお、条件式（１）ないし条件式（３）に加えて条件式（４）ないし条件式（１９）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。また、条件式（１）・条件式（３）・条件式（１９）に加えて条件式（２）・条件式（４）ないし条件式（１８）のうちの少なくとも１つを満足する場合、そうしない場合に比べ、より顕著な効果を奏することができる。

なお、実施例１ないし実施例８において、後レンズ群は移動しないものとしたが、後レンズ群またはその一部（サブレンズ群）が移動するようにしてもよい。そのようにしても、以上に説明した効果を得ることができ、また、そのような変更は、当業者には容易である。例えば、実施例１（数値実施例１）において、後レンズ群Ｌ５における３２面ないし４１面の部分が移動するようにしてもよい。３２面へは物体側から概ねアフォーカルな光束が入射するため、当該部分が移動しても、バックフォーカス以外の光学特性は概ね不変となる。よって、ピントの変化を補償するために移動するサブレンズ群として当該部分を用いることができる。なお、後レンズ群またはそのうちのサブレンズ群が移動して補償するピントの変化の要因は、例えば、ズームレンズの製造誤差、温度変化、姿勢変化のうちの少なくとも１つを含みうる。

以下に各数値実施例に係る数値の詳細を示す。各数値実施例において、ｒは、各面の曲率半径とし、ｄは、各面間隔とし、ｎｄまたはＮｄは、フラウンホーファー線のｄ線に関する１気圧での絶対屈折率とし、νｄは、ｄ線を基準とするアッベ数とする。「半画角」ωは、ズームレンズが使用されるカメラの対角イメージサイズを２Ｙとし、広角端でのズームレンズの焦点距離をｆｗとして、ω＝ａｒｃｔａｎ（Ｙ／ｆｗ）なる式で定義されるものとする。「最大像高」は、対角イメージサイズ２Ｙ（例えば、１１．００ｍｍ）の半分Ｙ（例えば、５．５０ｍｍ）に相当する。ＢＦは、バックフォーカス（空気換算長）である。最後の３つの面は、フィルタ等のガラスブロックの面である。フラウンホーファー線のＦ線、ｄ線およびＣ線に関する屈折率をそれぞれＮＦ、ＮｄおよびＮＣとして、アッベ数νｄは、その定義は一般的に用いられているものと同様であり、すなわち、次のように表される。

νｄ＝（Ｎｄ－１）／（ＮＦ－ＮＣ）
非球面の形状は、光軸の方向にＸ軸をとり、光軸の方向とは直交する方向にＨ軸をとり、光の進行方向を正として表す。Ｒを近軸曲率半径とし、ｋを円錐定数とし、Ａ３、Ａ４、Ａ５、Ａ６、Ａ７、Ａ８、Ａ９、Ａ１０、Ａ１１、Ａ１２、Ａ１３、Ａ１４、Ａ１５、Ａ１６をそれぞれ非球面係数とする。すると、非球面の形状（参照球面からのずれ量）は、次式で表される。なお、「ｅ－Ｚ」は「×１０－Ｚ」を意味する。また、面番号の右に付した「＊」は、その面が非球面であることを示す。

〔数値実施例１〕
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1* 475.202 2.70 1.80100 35.0
2 40.032 26.17
3 -90.288 2.10 1.80400 46.5
4 -1164.979 0.14
5 108.881 4.43 1.92286 20.9
6 219.518 2.00
7 127.381 12.61 1.49700 81.5
8* -93.529 6.35
9 102.323 2.00 1.78880 28.4
10 49.946 18.08 1.43875 94.7
11 -214.920 0.29
12 239.287 10.68 1.43387 95.1
13 -94.079 0.28
14 79.700 7.46 1.76385 48.5
15 602.538 (可変)
16* 681.498 0.95 2.00100 29.1
17 15.780 4.14
18 -123.476 6.99 1.85896 22.7
19 -12.291 0.70 1.88300 40.8
20 66.919 0.30
21 28.701 2.85 1.63980 34.5
22 194.618 (可変)
23 -31.208 0.80 1.75500 52.3
24 40.275 2.66 1.85478 24.8
25 1601.686 (可変)
26* 107.294 4.29 1.64000 60.1
27 -77.957 0.20
28 91.989 5.69 1.56732 42.8
29 -40.874 1.00 2.00100 29.1
30 -77.095 (可変)
31(絞り) ∞ 39.88
32 -228.648 2.75 1.80518 25.4
33 -59.940 2.39
34 53.095 0.90 1.88300 40.8
35 20.555 4.85 1.51633 64.1
36 47.523 0.19
37 28.080 9.39 1.43875 94.7
38 -29.076 0.90 2.00100 29.1
39 -130.230 0.36
40 58.935 5.77 1.48749 70.2
41 -42.079 4.00
42 ∞ 33.00 1.60859 46.4
43 ∞ 13.20 1.51633 64.1
44 ∞ 7.41
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 1.77286e+000 A 4= 1.88640e-006 A 6= 8.98167e-009 A 8=-1.71668e-011
A10=-7.10437e-015 A12=-3.06006e-019 A14= 4.91025e-022 A16= 3.69819e-025
A 3=-1.30003e-006 A 5=-1.50816e-007 A 7=-6.28209e-011 A 9= 7.27765e-013
A11=-1.16151e-016 A13= 7.78597e-020 A15=-4.19570e-023

第8面
K = 1.33745e+000 A 4= 1.09447e-006 A 6=-4.70763e-009 A 8=-2.57894e-011
A10=-4.40575e-015 A12= 6.33346e-018 A14= 8.61602e-021 A16= 2.13621e-024
A 3=-9.12868e-008 A 5= 1.81945e-008 A 7= 4.82615e-010 A 9= 7.02390e-013
A11=-2.50729e-016 A13=-1.59078e-019 A15=-2.30524e-022

第16面
K = 2.00035e+000 A 4= 1.34949e-005 A 6= 7.16717e-007 A 8= 1.75069e-008
A10= 5.73514e-010 A12= 7.93307e-012 A14=-3.44623e-014 A16=-7.76448e-017
A 3= 3.86924e-006 A 5=-2.63632e-006 A 7=-1.41965e-007 A 9=-2.36214e-009
A11=-9.70332e-011 A13=-1.13397e-013 A15= 2.90019e-015

第26面
K = 1.99774e+000 A 4=-2.78121e-006 A 6= 1.74374e-009 A 8=-2.06772e-012

各種データ
ズーム比 20.00
広角 中間 望遠
焦点距離 5.00 25.00 100.00
Ｆナンバー 1.80 1.80 2.95
半画角 47.73 12.41 3.15
最大像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 318.40 318.40 318.40
BF 7.41 7.41 7.41

d15 0.70 42.30 54.93
d22 37.98 3.28 3.14
d25 13.21 17.35 1.68
d30 15.66 4.61 7.79
d44 7.41 7.41 7.41

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 40.28
2 16 -15.51
3 23 -44.96
4 26 44.92
5 31 50.08

〔数値実施例２〕
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1* 174.041 2.70 1.83481 42.7
2 40.624 19.15
3 -1313.075 2.10 1.83481 42.7
4 354.389 8.34
5 -88.120 2.10 1.80400 46.5
6 -1624.589 0.15
7 115.265 4.13 1.95906 17.5
8 238.199 3.07
9 123.287 13.57 1.49700 81.5
10* -79.214 5.65
11 111.728 2.00 1.85478 24.8
12 51.788 15.57 1.43875 94.7
13 -254.503 0.30
14 137.921 11.19 1.43387 95.1
15 -106.737 0.29
16 74.652 8.34 1.76385 48.5
17 1786.354 (可変)
18* 1005.944 0.95 2.00100 29.1
19 16.033 3.97
20 -187.770 6.39 1.85896 22.7
21 -13.138 0.70 1.88300 40.8
22 55.404 0.30
23 27.266 3.05 1.63980 34.5
24 300.985 (可変)
25 -26.985 0.80 1.75500 52.3
26 32.854 2.89 1.85478 24.8
27 785.921 (可変)
28* 56.082 5.05 1.59522 67.7
29 -95.825 0.20
30 -510.689 5.43 1.56732 42.8
31 -28.443 1.00 2.00100 29.1
32 -45.222 (可変)
33(絞り) ∞ 39.89
34 112.601 3.09 1.80518 25.4
35 -124.592 2.06
36 78.371 0.90 1.88300 40.8
37 20.087 4.77 1.51633 64.1
38 45.784 0.20
39 29.919 9.18 1.43875 94.7
40 -26.618 0.90 2.00100 29.1
41 -82.046 0.49
42 67.966 5.90 1.48749 70.2
43 -37.203 4.00
44 ∞ 33.00 1.60859 46.4
45 ∞ 13.20 1.51633 64.1
46 ∞ 7.41
像面 ∞

非球面データ
第1面
K =-2.00107e+000 A 4= 1.10973e-006 A 6= 7.57220e-009 A 8=-1.80903e-011
A10=-6.63204e-015 A12=-4.31184e-019 A14= 4.41491e-022 A16= 3.59526e-025
A 3=-1.59188e-006 A 5=-1.25946e-007 A 7= 1.63633e-012 A 9= 7.13431e-013
A11=-1.16204e-016 A13= 7.98730e-020 A15=-4.07184e-023

第10面
K = 3.19845e-001 A 4= 9.27271e-007 A 6=-4.19167e-009 A 8=-2.51571e-011
A10=-4.80914e-015 A12= 6.37532e-018 A14= 8.83496e-021 A16= 2.32484e-024
A 3=-1.33889e-007 A 5= 1.74292e-008 A 7= 4.48536e-010 A 9= 7.23194e-013
A11=-2.71872e-016 A13=-1.40477e-019 A15=-2.49061e-022

第18面
K = 2.00000e+000 A 4= 9.51878e-006 A 6= 4.67898e-007 A 8= 1.82309e-008
A10= 5.53819e-010 A12= 8.12146e-012 A14=-3.54721e-014 A16=-6.73362e-017
A 3= 5.78892e-006 A 5=-1.25384e-006 A 7=-1.21010e-007 A 9=-2.55969e-009
A11=-9.46183e-011 A13=-1.18997e-013 A15= 2.78157e-015

第28面
K =-2.00001e+000 A 4=-2.87526e-006 A 6= 3.63896e-009 A 8=-3.03565e-012

各種データ
ズーム比 19.61
広角 中間 望遠
焦点距離 5.10 25.00 100.00
Ｆナンバー 1.90 1.89 3.10
半画角 47.16 12.41 3.15
最大像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 318.53 318.53 318.53
BF 7.41 7.41 7.41

d17 0.70 37.73 48.45
d24 30.93 3.13 3.14
d27 17.97 19.21 1.70
d32 14.56 4.09 10.88
d46 7.41 7.41 7.41

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 35.84
2 18 -16.30
3 25 -38.40
4 28 45.77
5 33 51.13

〔数値実施例３〕
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1* 227.228 2.70 1.80610 33.3
2 40.007 25.26
3 -95.129 2.10 1.81600 46.6
4 854.481 0.15
5 104.478 5.44 1.78880 28.4
6 355.740 1.01
7 142.021 2.00 1.85478 24.8
8 98.271 12.09 1.43875 94.7
9* -132.660 8.64
10 65.245 2.00 1.88300 40.8
11 48.410 15.63 1.43875 94.7
12 -544.774 0.29
13 236.687 9.44 1.43387 95.1
14 -97.884 0.29
15* 54.063 8.51 1.59410 60.5
16 350.919 (可変)
17* 544.832 0.95 2.00330 28.3
18 15.674 3.79
19 -161.576 7.35 1.80810 22.8
20 -11.484 0.70 1.88300 40.8
21 68.375 0.32
22 30.204 2.75 1.68893 31.1
23 173.973 (可変)
24 -26.568 0.80 1.72916 54.7
25 33.104 2.85 1.85478 24.8
26 273.093 (可変)
27(絞り) ∞ 1.00
28* 162.668 6.38 1.59522 67.7
29 -33.173 0.20
30 35.990 7.15 1.59551 39.2
31 -59.520 1.00 1.95375 32.3
32 127.752 (可変)
33 -339.907 3.01 1.74077 27.8
34 -50.885 0.60
35 154.174 0.90 1.88300 40.8
36 24.109 5.90 1.51823 58.9
37 654.671 0.20
38 29.807 9.13 1.43875 94.7
39 -30.156 0.90 2.00100 29.1
40 -229.253 0.19
41 59.509 5.63 1.48749 70.2
42 -45.281 4.00
43 ∞ 33.00 1.60859 46.4
44 ∞ 13.20 1.51633 64.1
45 ∞ 7.41
像面 ∞

非球面データ
第1面
K =-1.47014e+000 A 4= 1.14647e-006 A 6=-7.45319e-010 A 8= 3.35730e-013
A10= 2.65567e-016 A12=-3.66418e-019 A14= 1.48891e-022 A16=-2.10516e-026

第9面
K = 2.00352e+000 A 4= 1.03929e-007 A 6= 1.39948e-010 A 8= 3.04787e-014
A10=-6.79662e-017 A12= 1.54607e-021 A14= 8.80613e-023 A16=-5.29944e-026

第15面
K = 1.03087e+000 A 4=-1.67445e-006 A 6=-7.07943e-010 A 8= 1.68743e-014
A10=-8.40482e-016 A12= 6.98921e-019 A14=-3.81430e-022 A16=-1.24247e-026

第17面
K =-1.99999e+000 A 4= 1.39316e-005 A 6=-1.22092e-007 A 8= 2.82531e-009
A10=-3.41299e-011 A12= 1.53243e-013 A14= 2.10605e-016 A16=-2.51826e-018

第28面
K = 2.00002e+000 A 4=-4.56922e-006 A 6= 1.99880e-009 A 8=-1.02956e-012

各種データ
ズーム比 19.50
広角 中間 望遠
焦点距離 5.12 20.00 99.84
Ｆナンバー 1.90 1.90 3.10
半画角 47.05 15.38 3.15
最大像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 313.53 313.53 313.53
BF 7.41 7.41 7.41

d16 0.69 35.67 52.63
d23 38.22 4.80 4.76
d26 9.53 13.91 1.50
d32 50.27 44.33 39.82
d45 7.41 7.41 7.41

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 39.50
2 17 -14.52
3 24 -37.20
4 27 37.28
5 33 49.31

〔数値実施例４〕
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1* 512.244 2.70 1.89190 37.1
2 37.400 24.42
3 -113.847 2.10 1.67300 38.3
4 -1123.095 0.15
5 87.986 3.89 1.89286 20.4
6 145.595 1.61
7 98.696 10.19 1.49700 81.5
8* -146.730 6.71
9 106.848 2.00 1.85025 30.1
10 48.375 15.42 1.43875 94.7
11 -397.015 0.30
12 284.694 12.23 1.43387 95.1
13 -67.059 0.29
14 83.024 7.35 1.76385 48.5
15 1935.536 (可変)
16* 125.420 0.95 2.00100 29.1
17 15.875 4.48
18 -79.151 7.38 1.85896 22.7
19 -11.986 0.70 1.88300 40.8
20 100.603 0.30
21 28.883 2.50 1.63980 34.5
22 80.747 (可変)
23 -28.720 0.80 1.75500 52.3
24 34.396 3.10 1.85478 24.8
25 471.015 (可変)
26(絞り) ∞ 1.00
27* 184.455 5.72 1.69930 51.1
28 -38.366 0.20
29 38.365 6.86 1.59551 39.2
30 -49.921 1.00 2.00100 29.1
31 180.581 (可変)
32 -1933.475 4.17 1.74077 27.8
33 -50.158 0.50
34 2030.689 0.90 1.88300 40.8
35 26.095 6.19 1.51823 58.9
36 -209.164 0.20
37 30.661 8.89 1.43875 94.7
38 -31.476 0.90 2.00100 29.1
39 -329.239 0.20
40 54.422 5.56 1.48749 70.2
41 -50.138 4.00
42 ∞ 33.00 1.60859 46.4
43 ∞ 13.20 1.51633 64.1
44 ∞ 7.41
像面 ∞

非球面データ
第1面
K =-1.99070e+000 A 4= 1.47054e-006 A 6= 2.10577e-010 A 8=-1.59716e-012
A10= 2.11720e-015 A12=-1.37723e-018 A14= 4.49066e-022 A16=-5.86605e-026

第8面
K = 8.75478e-001 A 4= 1.22566e-006 A 6= 3.02026e-012 A 8=-2.92903e-013
A10= 4.25812e-016 A12=-7.27226e-019 A14= 6.13458e-022 A16=-1.93903e-025

第16面
K =-1.99097e+000 A 4= 5.29007e-006 A 6=-1.44517e-007 A 8= 3.45622e-009
A10=-3.50897e-011 A12= 8.99838e-014 A14= 6.59548e-016 A16=-3.22773e-018

第27面
K = 2.00450e+000 A 4=-2.34756e-006 A 6= 9.79105e-010 A 8=-1.71710e-013

各種データ
ズーム比 18.75
広角 中間 望遠
焦点距離 4.80 20.00 90.02
Ｆナンバー 1.90 1.90 2.92
半画角 48.88 15.38 3.50
最大像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 312.10 312.10 312.10
BF 7.41 7.41 7.41

d15 0.65 40.31 57.81
d22 44.67 6.04 5.12
d25 9.09 13.88 2.13
d31 48.21 42.39 37.57
d44 7.41 7.41 7.41

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 40.44
2 16 -15.81
3 23 -39.59
4 26 38.52
5 32 49.15

〔数値実施例５〕
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1* 179.818 2.70 1.80100 35.0
2 37.725 25.30
3 -108.269 2.10 1.85150 40.8
4 1127.506 0.15
5 89.841 4.26 1.92286 18.9
6 159.702 4.31
7 111.875 10.71 1.49700 81.5
8* -129.558 6.64
9 109.685 2.00 1.78880 28.4
10 49.892 13.84 1.43875 94.7
11 -784.724 0.30
12 288.190 10.88 1.43387 95.1
13 -73.552 0.30
14 77.168 6.24 1.76385 48.5
15 294.593 (可変)
16 109.284 3.73 1.59522 67.7
17 299.379 (可変)
18* 144.434 0.95 2.00100 29.1
19 14.200 4.61
20 -54.398 6.39 1.80810 22.8
21 -11.545 0.70 1.88300 40.8
22 89.341 0.30
23 33.967 3.44 1.67270 32.1
24 -111.914 (可変)
25 -26.763 0.80 1.72916 54.7
26 41.443 2.93 1.84666 23.8
27 19347.361 (可変)
28(絞り) ∞ 1.00
29* 667.085 6.79 1.65160 58.5
30 -31.005 0.20
31 30.374 10.42 1.53172 48.8
32 -70.634 1.00 1.95375 32.3
33 80.163 39.97
34 -255.694 3.16 1.74077 27.8
35 -45.039 0.50
36 579.971 0.90 1.88300 40.8
37 26.686 5.12 1.51823 58.9
38 3737.770 0.20
39 32.320 8.30 1.43875 94.7
40 -29.297 0.90 2.00100 29.1
41 -128.870 0.20
42 52.950 4.92 1.48749 70.2
43 -59.560 4.00
44 ∞ 33.00 1.60859 46.4
45 ∞ 13.20 1.51633 64.1
46 ∞ 7.41
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 1.94310e+000 A 4= 4.55712e-007 A 6= 6.11475e-010 A 8=-1.26960e-012
A10= 1.32254e-015 A12=-7.31964e-019 A14= 2.00744e-022 A16=-2.12749e-026

第8面
K = 1.60334e+000 A 4= 1.00287e-006 A 6= 8.32220e-011 A 8=-1.57432e-013
A10= 1.77071e-016 A12=-3.82845e-019 A14= 3.83785e-022 A16=-1.40985e-025

第18面
K =-3.51872e-001 A 4= 1.04203e-005 A 6=-9.81878e-008 A 8= 2.43448e-009
A10=-3.45061e-011 A12= 2.04688e-013 A14=-2.06918e-016 A16=-1.43470e-018

第29面
K =-2.00004e+000 A 4=-4.54375e-006 A 6= 1.57151e-009 A 8=-1.62189e-012

各種データ
ズーム比 18.87
広角 中間 望遠
焦点距離 5.30 20.00 100.00
Ｆナンバー 1.90 1.90 3.10
半画角 46.06 15.38 3.15
最大像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 313.53 313.53 313.53
BF 7.41 7.41 7.41

d15 1.00 4.07 3.62
d17 0.65 30.54 46.71
d24 47.29 10.10 6.93
d27 9.83 14.06 1.50
d46 7.41 7.41 7.41

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 49.92
2 16 286.04
3 18 -15.32
4 25 -40.96
5 28 69.28

〔数値実施例６〕
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1* 221.313 2.70 1.80100 35.0
2 39.754 24.98
3 -108.475 2.10 1.83481 42.7
4 427.300 0.14
5 91.778 4.66 1.89286 20.4
6 171.935 1.62
7 119.733 11.52 1.49700 81.5
8* -126.235 6.43
9 112.031 2.00 1.78880 28.4
10 50.070 16.78 1.43875 94.7
11 -185.057 0.29
12 367.718 9.36 1.43387 95.1
13 -89.051 0.28
14 74.594 9.27 1.76385 48.5
15 -1385.481 (可変)
16 2016.388 2.00 1.59522 67.7
17 252.665 (可変)
18* 173.152 0.95 2.00069 25.5
19 15.352 (可変)
20 -45.642 0.90 1.89190 37.1
21 94.649 0.30
22 143.740 6.97 1.80810 22.8
23 -11.485 0.70 1.89190 37.1
24 241.662 0.30
25 50.771 3.73 1.67270 32.1
26 -56.089 (可変)
27 -32.399 0.80 1.77250 49.6
28 72.677 2.46 1.85896 22.7
29 -351.427 (可変)
30(絞り) ∞ 1.00
31* 105.600 7.12 1.77250 49.6
32 -43.309 0.20
33 38.750 8.60 1.58144 40.8
34 -51.182 1.00 1.95375 32.3
35 74.475 36.76
36 -143.471 3.18 1.72825 28.5
37 -43.340 0.72
38 101.622 0.90 1.88300 40.8
39 20.211 6.72 1.51823 58.9
40 259.643 0.19
41 31.628 8.31 1.43875 94.7
42 -32.043 0.90 2.00100 29.1
43 -388.264 0.19
44 54.199 6.38 1.48749 70.2
45 -38.068 4.00
46 ∞ 33.00 1.60859 46.4
47 ∞ 13.20 1.51633 64.1
48 ∞ 7.41
像面 ∞

非球面データ
第1面
K =-1.98597e+000 A 4= 6.95698e-007 A 6= 3.52367e-010 A 8=-8.66127e-013
A10= 7.16222e-016 A12=-2.38858e-019 A14= 8.68177e-024 A16= 6.98705e-027

第8面
K = 1.99991e+000 A 4= 1.03732e-006 A 6= 3.19455e-011 A 8=-2.01815e-013
A10= 3.41861e-016 A12=-6.20324e-019 A14= 5.09044e-022 A16=-1.51973e-025

第18面
K = 1.99997e+000 A 4= 1.63347e-005 A 6=-1.89426e-007 A 8= 4.35196e-009
A10=-5.29639e-011 A12= 2.78594e-013 A14=-2.64644e-016 A16=-1.55724e-018

第31面
K =-1.60351e+000 A 4=-2.38072e-006 A 6= 9.65532e-010 A 8=-1.07429e-012

各種データ
ズーム比 19.61
広角 中間 望遠
焦点距離 5.10 20.00 100.01
Ｆナンバー 1.80 1.80 3.00
半画角 47.16 15.38 3.15
最大像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 318.53 318.53 318.53
BF 7.41 7.41 7.41

d15 1.00 28.00 49.13
d17 0.80 8.78 3.07
d19 11.44 5.76 7.03
d26 43.71 9.13 6.79
d29 10.55 15.84 1.48
d48 7.41 7.41 7.41

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 39.73
2 16 -483.80
3 18 -16.73
4 20 -162.50
5 27 -49.72
6 30 66.02

〔数値実施例７〕
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1* 181.971 2.70 1.95375 32.3
2 37.082 23.27
3 -187.565 2.10 1.95375 32.3
4 -444.277 0.51
5 86.505 4.45 1.95906 17.5
6 162.361 2.01
7 112.318 8.01 1.49700 81.5
8* -205.050 10.24
9 141.386 2.00 1.85478 24.8
10 50.624 16.17 1.43875 94.7
11 -132.123 0.29
12 761.334 10.57 1.43387 95.1
13 -64.407 0.29
14 62.614 8.83 1.76385 48.5
15 2021.406 (可変)
16* 716.862 0.95 2.00330 28.3
17 14.584 3.47
18 -111.675 0.95 2.00100 29.1
19 94.493 7.19 1.80810 22.8
20 -10.625 0.70 1.88300 40.8
21 49.176 0.58
22 30.883 2.84 1.68893 31.1
23 -994.674 (可変)
24 -28.029 0.80 1.72916 54.7
25 33.928 3.03 1.85478 24.8
26 273.949 (可変)
27(絞り) ∞ 1.00
28* 54.873 8.16 1.69930 51.1
29 -55.291 0.20
30 51.676 7.49 1.60342 38.0
31 -36.621 1.00 2.00100 29.1
32 2035.306 (可変)
33 120.250 3.79 1.74077 27.8
34 -103.907 0.50
35 58.881 0.90 1.88300 40.8
36 19.423 5.47 1.51823 58.9
37 52.720 0.20
38 29.612 9.20 1.43875 94.7
39 -27.448 0.90 2.00100 29.1
40 -172.238 0.20
41 55.159 6.36 1.48749 70.2
42 -37.903 4.00
43 ∞ 33.00 1.60859 46.4
44 ∞ 13.20 1.51633 64.1
45 ∞ 7.41
像面 ∞

非球面データ
第1面
K =-8.93981e-001 A 4= 9.80059e-007 A 6= 5.57228e-011 A 8=-8.22827e-013
A10= 1.31415e-015 A12=-9.59254e-019 A14= 3.35597e-022 A16=-4.57160e-026

第8面
K =-7.00998e-001 A 4= 1.38151e-006 A 6=-1.20521e-010 A 8=-6.83395e-013
A10= 1.23228e-015 A12=-1.70014e-018 A14= 1.31708e-021 A16=-4.12156e-025

第16面
K =-2.00000e+000 A 4= 1.77610e-005 A 6=-4.15523e-008 A 8=-1.80616e-009
A10= 9.24431e-011 A12=-1.82818e-012 A14= 1.64148e-014 A16=-5.49798e-017

第28面
K = 1.50067e-001 A 4=-3.57782e-006 A 6= 3.25828e-009 A 8=-1.02852e-012

各種データ
ズーム比 18.00
広角 中間 望遠
焦点距離 5.30 20.00 95.42
Ｆナンバー 1.90 1.90 2.98
半画角 46.06 15.38 3.30
最大像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 303.53 303.53 303.53
BF 7.41 7.41 7.41

d15 0.65 26.37 39.33
d23 34.63 3.10 11.60
d26 9.89 14.91 1.50
d32 43.46 44.25 36.20
d45 7.41 7.41 7.41

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 32.43
2 16 -12.14
3 24 -39.16
4 27 37.17
5 33 50.72

〔数値実施例８〕
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1* 229.380 2.70 1.80100 35.0
2 36.617 24.99
3 -119.806 2.10 1.80400 46.5
4 1331.791 0.15
5 89.954 4.42 1.92286 20.9
6 170.451 1.64
7 115.163 10.83 1.49700 81.5
8* -121.734 6.88
9 114.069 2.00 1.78880 28.4
10 47.937 14.58 1.43875 94.7
11 -911.200 0.32
12 223.511 12.34 1.43387 95.1
13 -69.250 0.30
14 84.062 7.77 1.76385 48.5
15 -1491.270 (可変)
16* 61.743 0.95 2.00100 29.1
17 13.925 5.12
18 -40.056 6.30 1.85896 22.7
19 -11.540 0.70 1.88300 40.8
20 83.015 0.42
21 32.645 3.49 1.63980 34.5
22 -134.091 (可変)
23 -30.632 0.80 1.72916 54.7
24 43.584 2.93 1.85478 24.8
25 1000.423 (可変)
26(絞り) ∞ 1.00
27* 99.614 7.18 1.59410 60.5
28 -37.759 0.20
29 29.805 7.41 1.58144 40.8
30 -155.646 1.00 1.95375 32.3
31 52.799 37.36
32 -133.855 3.01 1.74077 27.8
33 -44.787 0.50
34 3668.534 0.90 1.88300 40.8
35 29.523 5.90 1.51823 58.9
36 -132.267 0.22
37 30.895 8.80 1.43875 94.7
38 -32.052 0.90 2.00100 29.1
39 -261.329 0.26
40 53.230 7.01 1.48749 70.2
41 -63.387 4.00
42 ∞ 33.00 1.60859 46.4
43 ∞ 13.20 1.51633 64.1
44 ∞ 7.41
像面 ∞

非球面データ
第1面
K =-3.92174e-001 A 4= 7.64087e-007 A 6= 4.54215e-010 A 8=-1.18896e-012
A10= 1.27042e-015 A12=-6.66850e-019 A14= 1.62286e-022 A16=-1.36449e-026

第8面
K = 9.63047e-001 A 4= 1.17487e-006 A 6=-2.01308e-011 A 8=-3.96359e-014
A10=-7.57085e-018 A12=-3.82724e-019 A14= 5.30754e-022 A16=-2.14961e-025

第16面
K =-6.82023e-003 A 4= 3.79134e-006 A 6=-1.53320e-007 A 8= 3.82141e-009
A10=-4.78731e-011 A12= 2.39096e-013 A14= 1.19993e-018 A16=-2.44537e-018

第27面
K = 1.89612e+000 A 4=-5.46391e-006 A 6= 2.04170e-009 A 8=-2.08254e-012

各種データ
ズーム比 19.20
広角 中間 望遠
焦点距離 5.20 20.00 99.85
Ｆナンバー 1.89 1.89 3.10
半画角 46.60 15.38 3.15
最大像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 313.53 313.53 313.53
BF 7.41 7.41 7.41

d15 0.67 36.05 53.00
d22 51.84 11.49 8.04
d25 10.04 15.01 1.50
d44 7.41 7.41 7.41

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 40.32
2 16 -16.08
3 23 -45.92
4 26 60.58

以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Ｌ１ 第１レンズ群
Ｌ１ａ 第１サブレンズ群
Ｌ１ｂ 第２サブレンズ群
Ｌ１ｃ 第３サブレンズ群
ＬＭ ２つ以上の中間レンズ群
ＬＮ 後レンズ群

Claims (24)

1. 物体側から像側へ順に、変倍のためには移動しない正の屈折力の第１レンズ群と、変倍のために移動する２つ以上の中間レンズ群と、正の屈折力の後レンズ群とからなるズームレンズであって、
   隣り合うレンズ群の互いの間隔は、いずれも変倍のために変化し、
   前記第１レンズ群は、物体側から像側へ順に、合焦のためには移動しない負の屈折力の第１サブレンズ群と、合焦のために移動する正の屈折力の第２サブレンズ群と、正の屈折力の第３サブレンズ群とを有し、
   前記第１レンズ群の焦点距離をｆ１とし、前記第１レンズ群の光軸上の厚みをＬＤ１とし、広角端での前記ズームレンズの焦点距離をｆｗとし、望遠端での前記ズームレンズの焦点距離をｆｔとし、前記ズームレンズにおける有限の焦点距離を有する最も像側のレンズの像側の面から像面までの光軸上の長さをＢＦｗとして、
   １．５≦ＬＤ１／ｆ１≦３．０
   １３≦ｆｔ／ｆｗ≦２８
   ０．０７０≦ｆｗ／ＢＦｗ≦０．１１０
   なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
2. 前記第１サブレンズ群の焦点距離をｆ１ａとして、
   －１．００≦ｆ１ａ／ＬＤ１≦－０．３０
   なる条件式を満足することを特徴とする請求項１に記載のズームレンズ。
3. 前記第３サブレンズ群の焦点距離をｆ１ｃとして、
   ０．４０≦ｆ１ｃ／ＬＤ１≦１．０
   なる条件式を満足することを特徴とする請求項１または請求項２に記載のズームレンズ。
4. 前記ズームレンズの最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をＴＬとして、
   ０．２５≦ＬＤ１／ＴＬ≦０．３５
   なる条件式を満足することを特徴とする請求項１ないし請求項３のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
5. 前記ズームレンズの最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をＴＬとして、
   ０．１０≦ｆ１／ＴＬ≦０．２０
   なる条件式を満足することを特徴とする請求項１ないし請求項４のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
6. 前記第１レンズ群における１つ以上の負レンズのｄ線に対する平均屈折率をｎｄ１ｎとして、
   １．７５≦ｎｄ１ｎ≦２．００
   なる条件式を満足することを特徴とする請求項１ないし請求項５のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
7. 前記第２サブレンズ群の広角端かつ無限遠合焦での横倍率をβ１ｂとして、
   １．２≦β１ｂ≦４．０
   なる条件式を満足することを特徴とする請求項１ないし請求項６のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
8. 前記第２サブレンズ群は、少なくとも１面に非球面を有する正レンズからなることを特徴とする請求項７に記載のズームレンズ。
9. 前記第１サブレンズ群は、正の屈折力のレンズ１ａｐを有し、前記レンズ１ａｐのｄ線基準のアッベ数をνｄ１ａｐとして、
   １７．０≦νｄ１ａｐ≦３５．０
   なる条件式を満足することを特徴とする請求項１ないし請求項８のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
10. 前記第３サブレンズ群は、負の屈折力のレンズ１ｃｎを有し、前記レンズ１ｃｎのｄ線基準のアッベ数をνｄ１ｃｎとして、
    ２０．０≦νｄ１ｃｎ≦５０．０
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項１ないし請求項９のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
11. 前記第１サブレンズ群は、正の屈折力のレンズ１ａｐを有し、前記第３サブレンズ群は、負の屈折力のレンズ１ｃｎを有し、前記レンズ１ａｐのｄ線基準のアッベ数をνｄ１ａｐとし、前記レンズ１ｃｎのｄ線基準のアッベ数をνｄ１ｃｎとして、
    ５．０≦νｄ１ｃｎ－νｄ１ａｐ≦２０．０
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項１ないし請求項１０のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
12. 前記２つ以上の中間レンズ群は、負の屈折力のレンズ群を有し、該レンズ群の広角端から望遠端への移動量をｍとして、
    ０．７０≦ｍ／ｆ１≦２．０
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項１ないし請求項１１のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
13. 前記第１レンズ群は、最も物体側に負の屈折力のレンズＧ１を有し、前記レンズＧ１の焦点距離をｆＧ１として、
    －２．２≦ｆＧ１／ｆ１≦－０．８
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項１ないし請求項１２のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
14. 前記第１サブレンズ群の光軸上の厚みをＬＤ１ａとして、
    ０．３０≦ＬＤ１ａ／ＬＤ１≦０．５０
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項１ないし請求項１３のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
15. 前記２サブレンズ群の光軸上の厚みをＬＤ１ｂとして、
    ０．０５≦ＬＤ１ｂ／ＬＤ１≦０．２０
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項１ないし請求項１４のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
16. 前記第３サブレンズ群の光軸上の厚みをＬＤ１ｃとして、
    ０．３０≦ＬＤ１ｃ／ＬＤ１≦０．５０
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項１ないし請求項１５のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
17. 無限遠合焦での前記第２サブレンズ群と前記第３サブレンズ群との互いの間隔をＤ１ｂとして、
    ０．０５≦Ｄ１ｂ／ＬＤ１≦０．２０
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項１ないし請求項１６のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
18. 前記２つ以上の中間レンズ群は、物体側から像側へ順に、負の屈折力の第１中間レンズ群と、負の屈折力の第２中間レンズ群と、正の屈折力の第３中間レンズ群とからなることを特徴とする請求項１ないし請求項１７のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
19. 前記２つ以上の中間レンズ群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第１中間レンズ群と、負の屈折力の第２中間レンズ群と、負の屈折力の第３中間レンズ群とからなることを特徴とする請求項１ないし請求項１７のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
20. 前記２つ以上の中間レンズ群は、物体側から像側へ順に、負の屈折力の第１中間レンズ群と、負の屈折力の第２中間レンズ群と、負の屈折力の第３中間レンズ群と、負の屈折力の第４中間レンズ群とからなることを特徴とする請求項１ないし請求項１７のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
21. 前記２つ以上の中間レンズ群は、物体側から像側へ順に、負の屈折力の第１中間レンズ群と、負の屈折力の第２中間レンズ群とからなることを特徴とする請求項１ないし請求項１７のうちいずれか１項に記載のズームレンズ。
22. 物体側から像側へ順に、変倍のためには移動しない正の屈折力の第１レンズ群と、変倍のために移動する２つ以上の中間レンズ群と、正の屈折力の後レンズ群とからなり、２Ｙを対角イメージサイズとするカメラのためのズームレンズであって、
    隣り合うレンズ群の互いの間隔は、いずれも変倍のために変化し、
    前記第１レンズ群は、物体側から像側へ順に、合焦のためには移動しない負の屈折力の第１サブレンズ群と、合焦のために移動する正の屈折力の第２サブレンズ群と、正の屈折力の第３サブレンズ群とを有し、
    前記第１レンズ群の焦点距離をｆ１とし、前記第１レンズ群の光軸上の厚みをＬＤ１とし、広角端での前記ズームレンズの半画角をωとし、広角端での前記ズームレンズの焦点距離をｆｗとし、望遠端での前記ズームレンズの焦点距離をｆｔとして、前記半画角ωは、
    ω＝ａｒｃｔａｎ（Ｙ／ｆｗ）
    なる式で定義され、
    １．５≦ＬＤ１／ｆ１≦３．０
    ４６°≦ω≦５０°
    １３≦ｆｔ／ｆｗ≦２８
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
23. 前記対角イメージサイズは、１１．００ｍｍであることを特徴とする請求項２２に記載のズームレンズ。
24. 請求項１ないし請求項２３のうちいずれか１項に記載のズームレンズと、
    前記ズームレンズによって形成された像を撮る撮像素子と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
    
    

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