JP2022022529A - フェイスシールド用フレーム及びフェイスシールド - Google Patents

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【課題】人の前頭部に当接するフレームを有するフェイスシールドとヘッドライトとを併用できるようにすると共に、ヘッドライトの消毒を手術毎に行う負担を削減するフェイスシールドを提供する。【解決手段】フェイスシールド用フレーム10は、人の頭部24への装着時に前頭部24Aに当接する後端縁と、透明シールド16を取付け可能な前端縁と、前端縁と後端縁の間に設けられ、医療用のヘッドライト18を配置可能な空間22Aを有するヘッドライト取付け許容部22と、を有する。【選択図】図4

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 令和2年5月1日 東京医科歯科大学 ウェブサイトにて公開 http://www.tmd.ac.jp/bmoe/Faceshield/index.html http://www.tmd.ac.jp/artis-cms/cms-files/Faceshield-1.stl http://www.tmd.ac.jp/artis-cms/cms-files/Shield-guide-B4.pdf http://www.tmd.ac.jp/artis-cms/cms-files/Faceshield-2.stl http://www.tmd.ac.jp/artis-cms/cms-files/Shield-guid_A4.pdf
本発明は、ヘッドライトを装着した状態での使用が可能なフェイスシールド用フレーム及びフェイスシールドに関する。
従来のフェイスシールドとして、透明シールドを交換可能な構造が開示されている(特許文献1参照)。
また、メガネフレーム状のフレームに透明シールドを取り付けるフェイスガードが開示されている(特許文献2参照)。
更に、ヘルメット構造のフェイスシールドにおいて、透明シールドの顔面側に照明器具が配置された構成が開示されている(特許文献3参照)。
特開2015-205105号公報 実用新案登録第3194865号公報 国際公開第2018/057920号
上記した特許文献1及び2に記載の構造では、透明シールドと顔面との距離が短く、ヘッドライトの装着が想定されていない。したがって、ヘッドライトを装着した状態でフェイスシールドを装着できないか、装着できるとしてもフェイスシールドの防護範囲外にヘッドライトを露出して配置せざるを得ない。フェイスシールドの防護範囲外にヘッドライトを露出して配置した場合には、ヘッドライトを手術毎に消毒する必要があり、作業負担が大きかった。
上記した特許文献3に記載の構造においては、透明シールドの防護範囲内に照明器具が取り付けられているが、当該構造は人が頭部に被るヘルメット構造のフェイスシールドに係るものであり、人の前頭部に当接するフェイスシールド用フレームは存在しない。
本発明は、人の前頭部に当接するフレームを有するフェイスシールドとヘッドライトとを併用できるようにすると共に、ヘッドライトの消毒を手術毎に行う負担を削減することを目的とする。
第1の態様に係るフェイスシールド用フレームは、人の頭部への装着時に前頭部に当接する後端縁と、透明シールドを取付け可能な前端縁と、前記前端縁と前記後端縁の間に設けられ、医療用のヘッドライトを配置可能な空間を有するヘッドライト取付け許容部と、を有する。
このフェイスシールド用フレームの前端縁に透明シールドを取り付けることで、フェイスシールドが構成される。フェイスシールド用フレームにおいて、透明シールドを取付け可能な前端縁と前頭部に当接する後端縁との間にヘッドライト取付け許容部が設けられており、該ヘッドライト取付け許容部の空間に医療用のヘッドライトを配置可能である。したがって、フェイスシールドとヘッドライトとを併用できる。
また、ヘッドライトをフェイスシールドの防護側、つまり顔面側に配置することができるので、血液や体液等がヘッドライトに付着することを抑制できる。したがって、ヘッドライトの消毒を手術毎に行う負担を削減することができる。
第2の態様は、第1の態様に係るフェイスシールド用フレームにおいて、前記空間が、前記前端縁側で閉じられ、前記後端縁の一部で開口している。
このフェイスシールド用フレームでは、ヘッドライト取付け許容部の空間が前端縁側で閉じられ、後端縁の一部で開口している。したがって、ヘッドライトが前頭部に接近して配置される場合でも、フェイスシールド用フレームとヘッドライトとの干渉を抑制できる。
第3の態様は、第1の態様に係るフェイスシールド用フレームにおいて、前記空間が、前記前端縁側及び前記後端縁側で閉じられている。
このフェイスシールド用フレームでは、ヘッドライト取付け許容部の空間が前端縁側及び後端縁側で閉じられている。したがって、フェイスシールド用フレームの剛性を高めつつ、フェイスシールド用フレームとヘッドライトとの干渉を抑制できる。
第4の態様は、第1~第3の態様の何れか1態様に係るフェイスシールド用フレームにおいて、前記後端縁に、前記頭部に装着される頭部バンドに対して嵌合可能な嵌合部が設けられている。
このフェイスシールド用フレームには、頭部に装着される頭部バンドに対して嵌合可能な嵌合部が設けられているので、前頭部に位置する頭部バンドに対してフェイスシールド用フレームを嵌合させることで、フェイスシールド用フレームを前頭部に装着できる。また、フェイスシールド用フレームを頭部バンドから取り外すこともできる。
第5の態様は、第1~第4の態様の何れか1態様に係るフェイスシールド用フレームと、前記フェイスシールド用フレームの前端縁に取り付けられた透明シールドと、を有し、前記透明シールドの防護側に医療用のヘッドライトを配置可能とされている。
このフェイスシールドでは、透明シールドの防護側に医療用のヘッドライトを配置可能であるので、フェイスシールドとヘッドライトとを併用できるようにすると共に、ヘッドライトの消毒を手術毎に行う負担を削減することができる。
第6の態様は、第5の態様に係るフェイスシールドにおいて、人の頭部への装着時において、前記透明シールドが、上部から下部に向かうに従い顔面に接近するように構成されている。
このフェイスシールドでは、人の頭部への装着時において、透明シールドが上部から下部に向かうに従い顔面に接近するように構成されているので、手術中に血液や体液等が顔面に付着することをより一層抑制できる。これにより、ウイルス感染も抑制できる。
本発明によれば、人の前頭部に当接するフレームを有するフェイスシールドとヘッドライトとを併用できるようにすると共に、ヘッドライトの消毒を手術毎に行う負担を削減することができる。
第1実施形態に係るフェイスシールドを示す斜視図である。 第1実施形態に係るフェイスシールドにおけるフェイスシールド用フレームを示す斜視図である。 簡易的な透明シールドの製作法を示す平面図である。 第1実施形態に係るフェイスシールドとヘッドライトの装着状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係るフェイスシールドとヘッドライトの装着状態を示す側面図である。 第1実施形態に係るフェイスシールドとヘッドライトの装着状態を示す正面図である。 第2実施形態に係るフェイスシールドにおけるフェイスシールド用フレームを示す斜視図である。 第3実施形態に係るフェイスシールドにおけるフェイスシールド用フレームを示す斜視図である。 第3実施形態に係るフェイスシールド用フレームを上下逆にした場合における嵌合部を示す斜視図である。 第3実施形態に係るフェイスシールドとヘッドライトの装着状態を示す斜視図である。 第3実施形態に対応した簡易的な透明シールドの製作法を示す平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。各図面において同一の符号を用いて示される構成要素は、同一又は同様の構成要素であることを意味する。なお、以下に説明する実施形態において重複する説明及び符号については、省略する場合がある。
[第1実施形態]
図1において、本実施形態に係るフェイスシールド1は、フェイスシールド用フレーム10(以下、単に「フレーム10」という。)と、透明シールド16とを有し、透明シールド16の防護側に医療用のヘッドライト18(図4)を配置可能とされている。
図2において、フレーム10は、例えば樹脂の一体成形品であり、後端縁14と、前端縁12と、ヘッドライト取付け許容部22とを有している。前頭部24Aに配置した場合において、フレーム10は、例えば左右対称に構成されている。フレーム10の後端縁14は、人の頭部24への装着時に前頭部24Aに当接する部位であり、例えば弧状に形成されている。この当接は、直接的に当接する構成に限られず、頭部24との間に他の部材を挟んで間接的に当接する構成であってもよい。後端縁14の両端の前面側には、引掛け部28が設けられている。引掛け部28には、ゴムバンド等の取付け部材26の両端が係合可能とされている。ここで、後端縁14の前面とは、頭部24に当接する面の反対側に位置する面である。
フレーム10の前端縁12は、透明シールド16を取付け可能な部位であり、例えば弧状に形成されている。前端縁12の前面には、例えば複数の引掛け部32が設けられている。この引掛け部32には、透明シールド16に設けられた取付け穴16A(図2)がそれぞれ係合可能とされている。引掛け部32は、軸部32Aと、軸部32Aの先端側に設けられた大径部32Bとを有している。大径部32Bの外周の上部は円筒面とされ、該外周の下部は平面とされている。換言すれば、大径部32Bは、円筒面の下部を水平に削った形状とされている。これにより、透明シールド16を取り付ける際には大径部32Bの平面を利用することで該大径部32Bを取付け穴16Aに通し易くなっている。また、透明シールド16を取り付けた後には、透明シールド16の自重により取付け穴16Aが大径部32Bの円筒面に係合するため、透明シールド16が引掛け部32から外れ難くなっている。
ヘッドライト取付け許容部22は、前端縁12と後端縁14の間に設けられ、医療用のヘッドライト18を配置可能な空間22Aを有する。フェイスシールド1を人の頭部24に装着し、フレーム10を前頭部24Aに配置した状態において、ヘッドライト取付け許容部22は、左右の中央部に位置している。これは、ヘッドライト18の装着位置が通常前頭部24Aの左右中央部であることに対応している。空間22Aの大きさや形状は、ヘッドライト18又はその付属品との干渉が生じないように設定される。
なお、フェイスシールド1及びヘッドライト18の装着状態において、ヘッドライト18はヘッドライト取付け許容部22に位置している必要はなく、ヘッドライト18の配線19等の関連部品(図4から図6)がヘッドライト取付け許容部22に位置していてもよい。ヘッドライト取付け許容部22は、ヘッドライト18又はその関連部品とフレーム10との干渉を抑制可能であればよい。
ヘッドライト取付け許容部22の空間22Aは、前端縁12側で閉じられ、後端縁14の一部で開口している。図示の例では、ヘッドライト取付け許容部22が左右の中央部に位置しているので、後端縁14の左右の中央部が開口している。換言すれば、後端縁14は、空間22Aの開口部分で分断され、左右に分かれている。
前端縁12と後端縁14とは、例えばトラス構造の骨格部25により結合されている。図示の例では、骨格部25は、フレーム10を前頭部24A(図4)に配置した場合において、前後方向に延びる前後メンバ34,36と、左右方向に延びる左右メンバ38,40と、筋交い42,44とを有している。
前後メンバ34,36は、例えば互いに平行に配置されている。また、前後メンバ36は、前後メンバ34よりも左右方向外側に位置している。左右メンバ38は、前後メンバ36の後端と前端縁12の端部とを連結している。筋交い42は、前後メンバ36の前端と前後メンバ34の後端とを連結している。左右メンバ40は、ヘッドライト取付け許容部22の前方かつ前端縁12の後方に位置している。筋交い44は、左右メンバ40と前後メンバ34とを連結している。ヘッドライト取付け許容部22の空間22Aは、左右の前後メンバ34と、左右メンバ40と、筋交い44により形成されている。
なお、骨格部25の構造はこれに限られず、任意に変更することができる。骨格部25における各部材の間は、例えば上下方向に貫通している。これにより、フレーム10の軽量化を図ることができると共に、ヘッドライト18の発熱により生じた熱や、吐息の湿気等を上方に逃がし、熱のこもりや透明シールド16の曇りを抑制できるようになっている。
図1に示されるように、透明シールド16は、フェイスシールド用フレーム10の前端縁12に取り付けられている。この透明シールド16は、透明性及び可撓性を有する例えばフィルム46で構成されている。図3において、材料となる例えばB4サイズの長方形のフィルム46に対し、一方の長辺の両端に位置する角部46Aを切り落とすために一対の切取り線46Bを設定する。一対の切取り線46Bと、該切取り線46Bの間の長辺に沿って複数の取付け穴16Aを穿孔する。そして、切取り線46Bでフィルム46を切断し角部46Aを切り落とす。このようにして透明シールド16を容易に製造することができる。この透明シールド16を、フレーム10の前端縁12に沿うように湾曲変形させ、取付け穴16Aに引掛け部32を通して係合させることで、透明シールド16がフレーム10に取り付けられる。なお、透明シールド16は、予め湾曲した形状に形成されたものであってもよい。
図5に示されるように、透明シールド16は、人の頭部24への装着時において、上部から下部に向かうに従い顔面に接近するように構成されている。換言すれば、透明シールド16は、鉛直方向に対して、下部側が顔面に接近するように傾斜して取り付けられている。このような透明シールド16の傾きは、図3における取付け穴16Aの位置設定により任意に設定することができる。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1、図4から図6において、本実施形態に係るフェイスシールド1は、フレーム10の前端縁12に透明シールド16を取り付けることで構成されている。透明シールド16を取付け可能な前端縁12と前頭部24Aに当接する後端縁14との間にヘッドライト取付け許容部22が設けられており、該ヘッドライト取付け許容部22の空間22Aに医療用のヘッドライト18を配置可能である。具体的には、ヘッドライト18を装着した状態で、フェイスシールド1の装着及び取外しを行うことができる。したがって、フェイスシールド1とヘッドライト18とを併用できる。
また、ヘッドライト18をフェイスシールドの防護側、つまり顔面側に配置することができるので、血液や体液等がヘッドライト18に付着することを抑制できる。したがって、ヘッドライト18の消毒を手術毎に行う負担を削減することができる。
更に、フレーム10において、ヘッドライト取付け許容部22の空間22Aが前端縁12側で閉じられ、後端縁14の一部で開口している。したがって、ヘッドライト18が前頭部24Aに接近して配置される場合でも、フレーム10とヘッドライト18との干渉を抑制できる。
また、フレーム10の骨格部25における各部材の間が上下方向に貫通しているので、フレーム10の軽量化を図ることができると共に、ヘッドライト18の発熱により生じた熱や、吐息の湿気等が上方に逃がし、熱のこもりや透明シールド16の曇りを抑制できる。
更に、人の頭部24への装着時において、透明シールド16が上部から下部に向かうに従い顔面に接近するように構成されているので、手術中に血液や体液等が顔面に付着することをより一層抑制できる。これにより、ウイルス感染も抑制できる。
このように、本実施形態によれば、人の前頭部24Aに当接するフレーム10を有するフェイスシールド1とヘッドライト18とを併用できるようにすると共に、ヘッドライト18の消毒を手術毎に行う負担を削減することができる。
[第2実施形態]
図7において、本実施形態に係るフェイスシールド2では、フェイスシールド用フレーム20(以下、単に「フレーム20」という。)の前後寸法が、第1実施形態に係るフレーム10の前後寸法より小さく構成されている。また、ヘッドライト取付け許容部22の空間22Aが、前端縁12側及び後端縁14側で閉じられている。他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。図7において、透明シールド16の図示は省略されている。
本実施形態に係るフレーム20では、ヘッドライト取付け許容部22の空間22Aが前端縁12側及び後端縁14側で閉じられている。したがって、フェイスシールド用フレーム10の剛性を高めつつ、フェイスシールド用フレーム10とヘッドライト18との干渉を抑制できる。このフェイスシールド2は、ヘッドライト18が例えば眼鏡取付け型である場合等、比較的小型である場合に好適である。
[第3実施形態]
図8から図10において、本実施形態に係るフェイスシールド3では、フェイスシールド用フレーム30(以下、単に「フレーム30」という。)の構成が、第1実施形態におけるフレーム10や第2実施形態におけるフレーム20と異なっている。具体的には、フレーム30は、一体成形部48と、該一体成形部48に取り付けられる帯状部50とを有している。一体成形部48は、例えば樹脂の一体成形品であり、後端縁14と、前端縁12と、ヘッドライト取付け許容部22とを有している。第2実施形態と同様に、ヘッドライト取付け許容部22の空間22Aは、前端縁12側及び後端縁14側で閉じられている。
前端縁12と後端縁14とは、例えばトラス構造の骨格部25により結合されている。図示の例では、骨格部25における前後メンバ54,56と、該前後メンバ54,56の左右方向外側に位置する前後メンバ58とにより、前端縁12と後端縁14とが結合されている。骨格部25は、更に筋交い60,62,64を有している。筋交い60は、前後メンバ54と交差すると共に、前後メンバ58と後端縁14とを連結している。筋交い62は、筋交い60の前端と前後メンバ54の前端、換言すれば前後メンバ56の後端とを連結している。筋交い64は、前後メンバ56と交差すると共に、前後メンバ54と前端縁12とを連結している。左右の筋交い64同士は、前端縁12の中央部付近で互いに交差している。
前後メンバ58には、前後メンバ56,58及び筋交い62で囲まれた領域に通じる貫通孔66が形成されている。帯状部50の前端には、鉤状部50Aが設けられており、該鉤状部50Aを前後メンバ58の左右方向外側から貫通孔66に嵌入することで、帯状部50が一体成形部48に取り付けられている。帯状部50の後端の前面側には、例えば1箇所の引掛け部32が設けられている。引掛け部32には、透明シールド16の取付け穴16Aがそれぞれ係合可能とされている。なお、引掛け部32は、前端縁12にも例えば2箇所設けられている。つまり、本実施形態では、4箇所の引掛け部32が設けられており、該引掛け部32を用いて透明シールド16がフレーム30に取り付けられるようになっている。
図10において、頭部バンド52は、例えばヘッドライト18を頭部24に装着する際に頭部24に装着される部材である。フレーム30の後端縁14には、頭部24に装着される頭部バンド52に対して嵌合可能な嵌合部68が設けられている。嵌合部68は、図8では下方が開口する例えば溝として構成されている。図9では、嵌合部68を示すためにフレーム30が上下逆に配置されている。嵌合部68は、後端縁14における例えば左右の2箇所に設けられている。嵌合部68が設けられている範囲では、後端縁14は断面略U字状に形成されている。
本実施形態に対応する透明シールド16は、次のように製作することができる。まず、穴開け位置等を示すマーク72,74が印刷された型紙70を用意する。マーク72,74は、それぞれ2箇所ずつ設けられ、型紙70の長手方向において線対称に配置されている。マーク72は、パンチ穴の形状を示し、型紙70の一方の長辺70Lに沿って配置されている。マーク74は、マーク72よりも長辺70Lから遠い位置に配置されている。また、マーク74は、穴を穿孔する位置を示す円74Aと、切込み位置を示す破線74Bと、切取り位置を示す四角形74Cとを有している。
この型紙70を、材料となる例えばB4サイズの長方形のフィルム46の中央に合わせて配置する。具体的には、型紙70の長辺70Lをフィルム46の長辺46Lに合わせると共に、長辺46L,70Lの中央の位置を合わせる。この状態で、型紙70のマーク72,74の位置に合わせてフィルム46に取付け穴16Aを穿孔する。マーク74の位置においては、円74Aの位置に合わせてフィルム46にパンチ穴を穿孔する。又はフィルム46に対し破線74Bに沿って切込みを入れ、フィルム46のうち四角形74Cに相当する部分を切り取る。このようにして透明シールド16を容易に製造することができる。この透明シールド16を、フレーム10の前端縁12に沿うように湾曲変形させ、取付け穴16Aに引掛け部32を通して係合させることで、透明シールド16がフレーム10に取り付けられる。なお、透明シールド16は、予め湾曲した形状に形成されたものであってもよい。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
図10において、本実施形態に係るフェイスシールド3では、フレーム30に、頭部24に装着される頭部バンド52に対して嵌合可能な嵌合部68が設けられている。したがって、前頭部24Aに位置する頭部バンド52に対してフレーム30を嵌合させることで、フレーム30を前頭部24Aに装着できる。また、フレーム30を頭部バンド52から取り外すこともできる。つまり、フェイスシールド3を前頭部24Aに位置する頭部バンド52に容易に着脱可能となる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
上記実施形態の構成を適宜組み合わせることも可能である。例えば第3実施形態に係るフレーム30に、ゴムバンド等の取付け部材26(図1)を取り付けるための引掛け部を設けてもよい。また、第1実施形態に係るフレーム10又は第2実施形態に係るフレーム20に、第3実施形態における嵌合部68を設けてもよい。このようにして、取付け部材26を用いた装着と、嵌合部68を用いた頭部バンド52への装着をユーザーが適宜選択できるようにしてもよい。
フレーム10の骨格部25における各部材の間が上下方向に貫通しているものとしたが、貫通していない構成であってもよい。
1 フェイスシールド
2 フェイスシールド
3 フェイスシールド
10 フレーム(フェイスシールド用フレーム)
12 前端縁
14 後端縁
16 透明シールド
18 ヘッドライト
20 フレーム(フェイスシールド用フレーム)
22 ヘッドライト取付け許容部
22A 空間
24 頭部
24A 前頭部
25 骨格部
30 フレーム(フェイスシールド用フレーム)
52 頭部バンド
68 嵌合部

Claims (6)

  1. 人の頭部への装着時に前頭部に当接する後端縁と、
    透明シールドを取付け可能な前端縁と、
    前記前端縁と前記後端縁の間に設けられ、医療用のヘッドライトを配置可能な空間を有するヘッドライト取付け許容部と、
    を有するフェイスシールド用フレーム。
  2. 前記空間は、前記前端縁側で閉じられ、前記後端縁の一部で開口している請求項1に記載のフェイスシールド用フレーム。
  3. 前記空間は、前記前端縁側及び前記後端縁側で閉じられている請求項1に記載のフェイスシールド用フレーム。
  4. 前記後端縁には、前記頭部に装着される頭部バンドに対して嵌合可能な嵌合部が設けられている請求項1~請求項3の何れか1項に記載のフェイスシールド用フレーム。
  5. 請求項1~請求項4の何れか1項に記載のフェイスシールド用フレームと、
    前記フェイスシールド用フレームの前端縁に取り付けられた透明シールドと、
    を有し、
    前記透明シールドの防護側に医療用のヘッドライトを配置可能とされたフェイスシールド。
  6. 人の頭部への装着時において、前記透明シールドは、上部から下部に向かうに従い顔面に接近するように構成されている請求項5に記載のフェイスシールド。
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