JP2022021096A - 作業機械の管理システム、作業機械の管理方法、作業機械の管理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る作業機械の管理システム1は、一又は複数の作業機械10と、一又は複数の管理サーバー20と、一又は複数の情報表示装置30とを備える。
図1及び図2に示されるように、作業機械10は、制御部11、走行装置12、作業装置13、エンジン駆動切替部14、及び通信装置16などを備える。制御部11は、走行装置12、作業装置13、エンジン駆動切替部14、及び通信装置16と接続されている。
管理サーバー20は、制御部21、記憶部22、操作表示部23、及び通信部24などを備えるサーバーコンピュータである。なお、管理サーバー20は、1台のコンピュータに限らず、複数台のコンピュータが協働して動作するコンピュータシステムであってもよい。
図1に示されるように、情報表示装置30は、制御部31、記憶部32、操作表示部33、及び通信部34などを備える。情報表示装置30は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。
以下、図4を参照しつつ、通信装置16の制御部161によって実行される情報出力処理の一例について説明する。例えば、前記情報出力処理は、エンジン駆動切替部14により作業機械10のエンジン121がオンにされた場合に制御部161によって開始される。また、前記情報出力処理は、作業機械10又は通信装置16に対する所定のユーザー操作に応じて開始されてもよい。
ステップS1において、制御部161の取得処理部172は、作業機械10の前記位置情報及び前記稼働情報を取得する情報取得処理を実行する。具体的に、取得処理部172は、位置検出部163から前記位置情報を取得し、制御部11、走行装置12、作業装置13などから前記取得対象項目各々の情報を前記稼働情報として取得する。また、取得処理部172は、計時処理部171から前記位置情報及び前記稼働情報を取得した時刻を示す時刻情報を取得し、当該時刻情報と前記位置情報及び前記稼働情報とを対応付けて制御部161のRAM等に一時記憶する。
ステップS2において、制御部161は、作業機械10のエンジン121がオフであるか否かを判定する。具体的に、制御部161は、エンジン駆動切替部14がオンである場合に作業機械10のエンジン121がオンであり、エンジン駆動切替部14がオフである場合に作業機械10のエンジン121がオフであると判定する。そして、作業機械10のエンジン121がオフであると判定されると(S2:Yes)、処理が後述のステップS201に移行し、作業機械10のエンジン121がオフでなければ(S2:No)、処理がステップS3に移行する。
ステップS3において、制御部161の出力処理部173は、前記ステップS1で取得される前記位置情報、前記稼働情報、及び前記時刻情報が対応付けられた管理情報D21を記憶部162に出力し、当該記憶部162に記録する。
ステップS4において、制御部161は、作業機械10で予め設定されたイベントが発生したか否かを判断する。そして、前記イベントが発生したと判定された場合(S4:Yes)、処理はステップS5に移行し、前記イベントが発生していないと判定された場合(S4:No)、処理はステップS6に移行する。
ステップS5において、制御部161の出力処理部173は、前記ステップS4で発生したと判断された前記イベントの内容及び当該イベントの発生日時などの情報を含むイベント報知情報を管理サーバー20に報知する報知処理を実行する。これにより、管理サーバー20では、作業機械10各々におけるイベントの発生を把握することができる(図8のステップS11)。
ステップS6において、制御部161の変更処理部174は、管理サーバー20から前記出力対象項目の種別又は前記サンプリング間隔の変更指示を受信したか否かを判断する。そして、前記変更指示を受信したと判断されると(S6:Yes)、処理がステップS7に移行し、前記変更指示を受信していないと判断されると(S6:No)、処理がステップS8に移行する。なお、他の実施形態として、制御部161が、管理サーバー20に代えて、ステップS6で前記出力対象項目の種別又は前記サンプリング間隔の変更の要否を判断してもよい。
ステップS7において、制御部161の変更処理部174は、管理サーバー20から受信する前記変更指示に基づいて、前記出力対象項目の種別又は前記サンプリング間隔などを変更する。例えば、管理サーバー20では、後述の遠隔制御処理(図8参照)において、前記イベントの発生又は前記着目情報の指定と前記変更規則とに基づいて、前記出力対象項目の種別又は前記サンプリング間隔を変更又は復旧させるための変更指示が通信装置16に送信される。これにより、通信装置16では、変更処理部174によって、前記出力対象項目の種別又は前記サンプリング間隔が変更又は変更前の状態に復旧される。
ステップS8において、制御部161の出力処理部173は、前記ステップS7における前記出力対象項目の種別又は前記サンプリング間隔の変更後、予め設定された特定時間が経過したか否かを判断する。具体的に、前記イベントの発生又は前記着目情報の指定に起因して前記出力対象項目の種別又は前記サンプリング間隔が変更された場合、前記特定時間は、当該イベント又は当該着目情報ごとに対応付けられて予め設定された時間である。例えば、前記特定時間は30秒又は60秒などである。なお、出力処理部173は、管理サーバー20から受信する前記変更指示に従って前記特定時間を変更してもよい。そして、前記特定時間が経過したと判断されると(S8:Yes)、処理がステップS9に移行し、前記特定時間が経過していないと判断されると(S8:No)、処理がステップS10に移行する。
ステップS9において、制御部161の出力処理部173は、前記イベントの発生後から前記特定時間が経過するまでの間の前記出力対象項目の情報を少なくとも含む管理情報D21を管理サーバー20に送信する。また、前記ステップS9では、管理サーバー20における前記イベントの発生状況の管理に用いるために、前記特定時間分の前記出力対象項目の情報に加えて、前記イベントの発生前に記録されている所定時間分の管理情報D21の情報が送信されてもよい。なお、他の実施形態として、前記ステップS9で送信される管理情報D21には、前記位置情報が含まれていなくてもよい。
ステップS10において、制御部161の出力処理部173は、予め設定される前記サンプリング間隔が経過したか否かを判定する。そして、前記サンプリング間隔が経過したと判定された場合(S10:Yes)、処理はステップS1に移行し、前記サンプリング間隔が経過していないと判定された場合(S10:No)、処理はステップS4に移行する。即ち、作業機械10では、エンジン121がオンとなった後、エンジン121がOFF状態となるまでの間、前記サンプリング間隔で前記ステップS1以降の前記情報出力処理が繰り返し実行され、前記出力対象項目の種別の情報が記憶部162に記録される。
その後、前記ステップS2において、エンジン121がオフになったと判断されると(S2:Yes)、続くステップS201において、制御部161の出力処理部173は、記憶部162に記録されている管理情報D21を管理サーバー20に送信し、前記情報出力処理を終了する。なお、管理サーバー20は、制御部161から管理情報D21を受信した場合に受信確認信号を制御部161に送信する。そして、制御部161は、管理サーバー20から管理情報D21の受信確認信号を受信すると、当該管理情報D21を記憶部162から消去する。
続いて、図8を参照しつつ、管理サーバー20の制御部21によって実行される遠隔制御処理の一例について説明する。例えば、前記遠隔制御処理は、管理サーバー20における操作表示部23に対する特定の遠隔制御開始操作が行われた場合に制御部21によって開始される。なお、制御部21は、前記遠隔制御処理を作業機械10各々に対応して並行して実行する。
ステップS11において、制御部21の変更処理部212は、作業機械10の通信装置16から前記イベントの発生が報知されたか否かを判断する。具体的に、変更処理部212は、作業機械10の通信装置16から前記イベント報知情報を受信した場合に、前記イベントの発生が報知されたと判断する。そして、前記イベントの発生が報知されたと判断された場合は(S11:Yes)、処理がステップS13に移行し、前記イベントの発生が報知されていなければ(S11:No)、処理がステップS12に移行する。
ステップS12において、制御部21の変更処理部212は、作業機械10の稼働状況に関する着目情報が指定されたか否かを判断する。前記着目情報は、作業機械10の稼働状況の検出に用いられるセンサの種別、又は、作業機械10で発生し得る前記イベントの種別などである。そして、前記着目情報が指定されたと判断された場合は(S12:Yes)、処理がステップS13に移行し、前記着目情報が指定されていないと判断されると(S12:No)、処理がステップS11に戻される。
ステップS13において、制御部21の変更処理部212は、前記ステップS11で報知された前記イベントに対応する前記出力対象項目、又は、前記ステップS12で指定された前記着目情報に予め対応付けられた前記出力対象項目が、作業機械10に対応する出力対象情報D11に含まれているか否かを前記変更規則に判断する。例えば、前記イベントに対応する前記出力対象項目は、当該イベントの発生要因を解析するための項目として予め設定されたものであり、前記着目情報に対応する前記出力対象項目は、当該着目情報に関する事象の発生の兆候を把握するための項目として予め設定されたものである。
ステップS14において、制御部21の変更処理部212は、作業機械10の通信装置16の出力処理部173によって出力される前記稼働情報に含まれる前記出力対象項目の種別を変更するための処理を実行する。具体的に、変更処理部212は、前記変更規則に基づいて、前記出力対象項目の種別の変更内容を特定し、当該変更内容を示す変更指示を当該作業機械10の通信装置16に送信する。
ステップS15において、制御部21の変更処理部212は、作業機械10における前記稼働情報のサンプリング間隔の変更が必要であるか否かを前記変更規則に基づいて判断する。具体的に、記憶部22に、前記イベントの種別又は前記着目情報の種別ごとに対応する前記サンプリング間隔を示すサンプリング対応情報が記憶されている。また、記憶部に、前記出力対象項目の種別ごとに対応する前記サンプリング間隔を示すサンプリング対応情報が記憶されていてもよい。そして、制御部21は、前記サンプリング対応情報に基づいて前記サンプリング間隔の変更の要否を判断する。なお、前記イベント又は前記着目種別に対応する前記サンプリング間隔は、前記稼働情報のサンプリング間隔の初期設定値よりも短い間隔であり、複数の前記イベント又は前記着目種別に共通の間隔であってもよい。
ステップS16において、制御部21の変更処理部212は、作業機械10の通信装置16の出力処理部173によって出力される前記稼働情報のサンプリング間隔を変更するための処理を実行する。具体的に、変更処理部212は、前記変更規則に基づいて、前記サンプリング間隔の変更内容を特定し、当該変更内容を示す変更指示を当該作業機械10の通信装置16に送信する。これにより、通信装置16では、制御部161が、前記変更指示に基づいて前記サンプリング間隔を変更することにより(S6~S7)、当該変更後の前記サンプリング間隔で取得される前記稼働情報が出力処理部173から出力されることになる。
ステップS17において、制御部21の変更処理部212は、前記出力対象項目の種別及び前記サンプリング間隔の変更を復旧させるか否かを判断する。例えば、変更処理部212は、作業機械10から前記イベントの復旧が報知された場合に、前記出力対象項目の種別及び前記サンプリング間隔の変更を復旧させると判断する。また、変更処理部212は、操作表示部23に対するユーザー操作に応じて、前記出力対象項目の種別及び前記サンプリング間隔の変更を復旧させると判断してもよい。そして、前記出力対象項目の種別及び前記サンプリング間隔の変更を復旧させると判断されると(S17:Yes)、処理がステップS18に移行し、前記出力対象項目の種別及び前記サンプリング間隔の変更を復旧させると判断されるまでの間は(S17:No)、処理がステップS17で待機する。
ステップS18において、制御部21の変更処理部212は、前記出力対象項目の種別及び前記サンプリング間隔の変更を復旧させるための変更指示を作業機械10の通信装置16に送信する。なお、ステップS18における変更指示の送信先は、前記ステップS14及び前記ステップS16における変更指示の送信先と同じである。これにより、通信装置16では、制御部161が、前記変更指示に基づいて出力対象情報D11を変更前の状態に復旧させ、前記サンプリング間隔を変更前の状態に復旧させる。
続いて、図9を参照しつつ、管理サーバー20の制御部21によって実行される遠隔診断処理の一例について説明する。なお、制御部21は、前記遠隔診断処理を作業機械10各々に対応して並行して実行する。
ステップS21において、制御部21の変更処理部212は、作業機械10の通信装置16に診断処理を実行させるための診断モードを実行するか否かを判断する。具体的に、変更処理部212は、管理サーバー20の操作表示部23に対して、特定の作業機械10についての診断モードの開始操作が行われた場合に前記診断モードを実行すると判断する。また、変更処理部212は、作業機械10ごとについて、予め設定された間隔が経過した場合、又は予め設定された時期が到来した場合に、自動的に前記診断モードを実行すると判断してもよい。そして、前記診断モードを実行すると判断されると(S21:Yes)、処理がステップS22に移行し、前記診断モードを実行すると判断されるまでの間は(S21:No)、処理がステップS21で待機する。
ステップS22において、制御部21の変更処理部212は、作業機械10から出力される前記稼働情報に含まれる前記出力対象項目の種別を順次変更するための処理を実行する。具体的に、変更処理部212は、前記変更規則に基づいて、前記出力対象項目の種別の変更内容を特定し、当該変更内容を示す変更指示を、前記診断モードの処理対象となる作業機械10の通信装置16に送信する。
ステップS23において、制御部21の変更処理部212は、作業機械10における前記稼働情報のサンプリング間隔を、前記診断項目に対応して予め設定されたサンプリング間隔に変更させるための変更指示を作業機械10の通信装置16に送信する。これにより、通信装置16では、出力処理部173が、前記変更指示に基づいて前記サンプリング間隔を変更することにより、当該サンプリング間隔の前記稼働情報を出力することになる。なお、前記ステップS23において、変更処理部212は、前記サンプリング間隔の変更が不要である場合は、前記変更指示を送信しなくてもよい。また、前記遠隔診断処理では、前記ステップS23における前記サンプリング間隔の変更に関する処理が省略されてもよい。
ステップS24において、制御部21の変更処理部212は、管理情報D21を作業機械10の通信装置16から受信したか否かを判断する。なお、管理システム1では、前述したように、作業機械10の通信装置16は、前記稼働情報を含む管理情報D21を前記特定時間の経過ごとに管理サーバー20に送信する。そして、管理情報D21を受信したと判断すると(S24:Yes)、処理がステップS25に移行し、管理情報D21を受信するまでの間は(S24:No)、処理がステップS24で待機する。即ち、前記遠隔診断処理では、前記特定時間の間隔で前記ステップS22において前記出力対象項目の種別が順に変更されることになり、当該特定時間が本発明に係る診断間隔の一例である。また、変更処理部212は、前記出力対象項目の種別又は前記サンプリング間隔などの変更指示と共に、前記特定時間の変更指示を通信装置16に送信し、管理情報D21の送信間隔を変更させてもよい。
ステップS25において、制御部21の変更処理部212は、前記診断モードで取得するべき全ての前記診断項目の情報を取得するための処理が完了したか否かを判断する。具体的に、変更処理部212は、前記ステップS22において、全ての前記診断項目が前記出力対象項目として順に選択された場合に、全ての前記診断項目の情報を取得するための処理が完了したと判断する。そして、全ての前記診断項目の情報を取得するための処理が完了したと判断されると(S25:Yes)、処理がステップS26に移行し、全ての前記診断項目の情報を取得するための処理が完了していないと判断されると(S25:No)、処理がステップS22に移行する。
ステップS26において、制御部21の変更処理部212は、前記出力対象項目の種別及び前記サンプリング間隔を復旧させるための変更指示を作業機械10の通信装置16に送信し、前記診断モードの実行を終了して処理をステップS21に戻す。なお、ステップS26における前記変更指示の送信先は、前記ステップS22及び前記ステップS23における変更指示の送信先と同じである。これにより、通信装置16では、制御部161が、前記変更指示に基づいて出力対象情報D11を変更前の状態に復旧させ、前記サンプリング間隔を変更前の状態に復旧させる。
続いて、図11を参照しつつ、管理サーバー20の制御部21によって実行されるイベント管理処理の一例について説明する。なお、制御部21は、前記イベント管理処理を作業機械10各々に対応して並行して実行する。
ステップS31において、制御部21の判定処理部213は、作業機械10で前記イベントが発生したか否かを判断する。具体的に、判定処理部213は、作業機械10の通信装置16から前記イベント報知情報を受信した場合に当該作業機械10で前記イベントが発生したと判断する。そして、前記イベントが発生したと判断された場合は(S31:Yes)、処理がステップS32に移行し、前記イベントが発生したと判断されるまでの間は(S31:No)、処理がステップS31で待機する。なお、判定処理部213は、前記イベント報知情報及び前記イベントの発生時に送信される前記特定時間分の管理情報D21などを、作業機械10における前記イベントの発生履歴として、管理サーバー20の記憶部22に当該作業機械10の識別情報と対応付けて記憶される。
ステップS32において、制御部21の判定処理部213は、作業機械10における前記イベントの発生判定の適否を判定する。そして、前記イベントの発生判定が適切であると判定されると(S32:Yes)、処理がステップS33に移行し、前記イベントの発生判定が適切でないと判定されると(S32:No)、処理がステップS34に移行する。
ステップS33において、制御部21の判定処理部213は、前記イベントの発生に対応するために予め設定された処置情報を、作業機械10の利用者又はサービスマンなどが所有する情報表示装置30に報知する。前記処置情報には、前記イベントが発生した作業機械10の識別情報、前記イベントの種別、前記イベントの発生時刻、及び前記イベントを復旧させるための処置内容などが含まれる。例えば、前記処置情報は、メール又はSNSなどを用いて利用者又はサービスマンを宛先として送信され、利用者又はサービスマンは、前記報知情報を情報表示装置30で表示させて前記イベントの発生に対応することができる。
ステップS34において、制御部21の判定処理部213は、作業機械10における前記イベントの検出条件を変更するための変更指示を、当該作業機械10の通信装置16に送信する。これにより、通信装置16は、作業機械10において制御部11、走行装置12、作業装置13などにおける前記イベントの検出条件を前記変更指示に基づいて変更する。
ステップS35において、制御部21の判定処理部213は、前記適否判定条件を必要に応じて変更するための機械学習処理を実行する。具体的に、判定処理部213は、前記イベント報知情報を受信した後、当該イベント報知情報に対応する前記イベントの発生について、作業機械10の動作に問題がない旨、又は誤検出である旨の入力操作が行われた場合に、当該イベントの内容と当該作業機械10の稼働状況との関係性を対応付けて記憶部22に記録する。その後、判定処理部213は、前記関係性に基づいて、同一の前記イベントの発生時に同一の稼働状況である場合に作業機械10の動作に問題がない旨、又は誤検出である旨の入力操作が所定回数行われているか否かを判定する。そして、判定処理部213は、前記入力操作が前記所定回数行われていると判断した場合に、当該イベントに対応する前記適否判定条件として、当該イベントの内容と作業機械10の稼働情報との組み合わせについて問題がない旨、又は誤検出である旨を設定する。
以下、本発明に係る上記実施形態から抽出される発明の概要について付記する。なお、各付記と各実施形態との対応関係の理解に供するために便宜上符号などを付して説明することがあるが、当該付記に係る発明はその符号を付した具体的構成に限定されるものではない。また、以下で説明する各構成及び各処理機能を取捨選択して任意に組み合わせることも可能である。
作業機械の稼働状況に関して予め設定されるサンプリング間隔で取得される複数の出力対象項目の情報を含む稼働情報を出力する出力処理部と、
前記出力処理部により出力される前記稼働情報に含まれる前記出力対象項目の種別又は前記サンプリング間隔を予め設定された変更規則に従って変更する変更処理部と、
を備える、作業機械の管理システム。
前記変更規則には、予め設定された一又は複数のイベントが前記作業機械で発生した場合に、前記出力処理部から出力される前記稼働情報に含まれる前記出力対象項目の種別を、一又は複数の前記イベントに対応付けられた一又は複数の前記出力対象項目の種別に変更することが含まれる、
付記1に記載の作業機械の管理システム。
前記変更規則には、前記イベントが前記作業機械で発生した場合に、前記稼働情報のサンプリング間隔を変更することが含まれる、
付記2に記載の作業機械の管理システム。
前記変更規則には、予め設定された一又は複数の着目情報が指定された場合に、前記出力処理部から出力される前記稼働情報に含まれる前記出力対象項目の種別を、一又は複数の前記着目情報に対応付けられた一又は複数の前記出力対象項目の種別に変更することが含まれる、
付記1~3のいずれかに記載の作業機械の管理システム。
前記変更処理部は、前記稼働情報に基づいて前記着目情報を指定する、
付記4に記載の作業機械の管理システム。
前記変更規則には、予め設定された診断モードが実行される場合に、前記出力処理部から出力される前記稼働情報に含まれる前記出力対象項目の種別を予め設定された診断間隔で順次変更することが含まれる、
付記1~5のいずれかに記載の作業機械の管理システム。
前記変更規則には、前記診断モードが実行される場合に、前記稼働情報のサンプリング間隔を変更することが含まれる、
付記6に記載の作業機械の管理システム。
前記出力処理部は、前記作業機械に搭載される記憶部に前記稼働情報を出力する、
付記1~7のいずれかに記載の作業機械の管理システム。
前記出力処理部は、予め設定された管理サーバーに前記稼働情報を送信する、
付記1~8のいずれかに記載の作業機械の管理システム。
前記変更処理部は、前記管理サーバーに設けられる、
付記9に記載の管理システム。
作業機械の稼働状況に関して予め設定されるサンプリング間隔で取得される複数の出力対象項目の情報を含む稼働情報を出力することと、
出力される前記稼働情報に含まれる前記出力対象項目の種別を予め設定された変更規則に従って変更することと、
を含む、作業機械の管理方法。
作業機械の稼働状況に関して予め設定されるサンプリング間隔で取得される複数の出力対象項目の情報を含む稼働情報を出力することと、
出力される前記稼働情報に含まれる前記出力対象項目の種別を予め設定された変更規則に従って変更することと、
を一又は複数のプロセッサーに実行させるための作業機械の管理プログラム。
予め設定された検出条件に基づいて作業機械におけるイベントの発生を検出する検出処理部と、
前記検出処理部によって前記イベントの発生が検出された場合に当該イベントの発生を報知する出力処理部と、
過去の前記イベントの発生時における前記作業機械の稼働状況、又は前記作業機械における前記イベントの発生態様に基づいて、当該イベントに対応する前記検出条件を変更する判定処理部と、
を備える、作業機械の管理システム。
予め設定された検出条件に基づいて作業機械におけるイベントの発生を検出することと、
前記イベントの発生が検出された場合に当該イベントの発生を報知することと、
過去の前記イベントの発生時における前記作業機械の稼働状況、又は前記作業機械における前記イベントの発生態様に基づいて、当該イベントに対応する前記検出条件を変更することと、
を含む、作業機械の管理方法。
予め設定された検出条件に基づいて作業機械におけるイベントの発生を検出することと、
前記イベントの発生が検出された場合に当該イベントの発生を報知することと、
過去の前記イベントの発生時における前記作業機械の稼働状況、又は前記作業機械における前記イベントの発生態様に基づいて、当該イベントに対応する前記検出条件を変更することと、
を一又は複数のプロセッサーに実行させるための作業機械の管理プログラム。
10 作業機械
11 制御部
12 走行装置
13 作業装置
14 エンジン駆動切替部
16 通信装置
17 キャビン
171 計時処理部
172 取得処理部
173 出力処理部
174 変更処理部
20 管理サーバー
21 制御部
211 記録処理部
212 変更処理部
213 判定処理部
22 記憶部
Claims (15)
- 作業機械の稼働状況に関して予め設定されるサンプリング間隔で取得される複数の出力対象項目の情報を含む稼働情報を出力する出力処理部と、
前記出力処理部により出力される前記稼働情報に含まれる前記出力対象項目の種別又は前記サンプリング間隔を予め設定された変更規則に従って変更する変更処理部と、
を備える、作業機械の管理システム。 - 前記変更規則には、予め設定された一又は複数のイベントが前記作業機械で発生した場合に、前記出力処理部から出力される前記稼働情報に含まれる前記出力対象項目の種別を、一又は複数の前記イベントに対応付けられた一又は複数の前記出力対象項目の種別に変更することが含まれる、
請求項1に記載の作業機械の管理システム。 - 前記変更規則には、前記イベントが前記作業機械で発生した場合に、前記稼働情報のサンプリング間隔を変更することが含まれる、
請求項2に記載の作業機械の管理システム。 - 前記変更規則には、予め設定された一又は複数の着目情報が指定された場合に、前記出力処理部から出力される前記稼働情報に含まれる前記出力対象項目の種別を、一又は複数の前記着目情報に対応付けられた一又は複数の前記出力対象項目の種別に変更することが含まれる、
請求項1~3のいずれかに記載の作業機械の管理システム。 - 前記変更処理部は、前記稼働情報に基づいて前記着目情報を指定する、
請求項4に記載の作業機械の管理システム。 - 前記変更規則には、予め設定された診断モードが実行される場合に、前記出力処理部から出力される前記稼働情報に含まれる前記出力対象項目の種別を予め設定された診断間隔で順次変更することが含まれる、
請求項1~5のいずれかに記載の作業機械の管理システム。 - 前記変更規則には、前記診断モードが実行される場合に、前記稼働情報のサンプリング間隔を変更することが含まれる、
請求項6に記載の作業機械の管理システム。 - 前記出力処理部は、前記作業機械に搭載される記憶部に前記稼働情報を出力する、
請求項1~7のいずれかに記載の作業機械の管理システム。 - 前記出力処理部は、予め設定された管理サーバーに前記稼働情報を送信する、
請求項1~8のいずれかに記載の作業機械の管理システム。 - 前記変更処理部は、前記管理サーバーに設けられる、
請求項9に記載の管理システム。 - 作業機械の稼働状況に関して予め設定されるサンプリング間隔で取得される複数の出力対象項目の情報を含む稼働情報を出力することと、
出力される前記稼働情報に含まれる前記出力対象項目の種別を予め設定された変更規則に従って変更することと、
を含む、作業機械の管理方法。 - 作業機械の稼働状況に関して予め設定されるサンプリング間隔で取得される複数の出力対象項目の情報を含む稼働情報を出力することと、
出力される前記稼働情報に含まれる前記出力対象項目の種別を予め設定された変更規則に従って変更することと、
を一又は複数のプロセッサーに実行させるための作業機械の管理プログラム。 - 予め設定された検出条件に基づいて作業機械におけるイベントの発生を検出する検出処理部と、
前記検出処理部によって前記イベントの発生が検出された場合に当該イベントの発生を報知する出力処理部と、
過去の前記イベントの発生時における前記作業機械の稼働状況、又は前記作業機械における前記イベントの発生態様に基づいて、当該イベントに対応する前記検出条件を変更する判定処理部と、
を備える、作業機械の管理システム。 - 予め設定された検出条件に基づいて作業機械におけるイベントの発生を検出することと、
前記イベントの発生が検出された場合に当該イベントの発生を報知することと、
過去の前記イベントの発生時における前記作業機械の稼働状況、又は前記作業機械における前記イベントの発生態様に基づいて、当該イベントに対応する前記検出条件を変更することと、
を含む、作業機械の管理方法。 - 予め設定された検出条件に基づいて作業機械におけるイベントの発生を検出することと、
前記イベントの発生が検出された場合に当該イベントの発生を報知することと、
過去の前記イベントの発生時における前記作業機械の稼働状況、又は前記作業機械における前記イベントの発生態様に基づいて、当該イベントに対応する前記検出条件を変更することと、
を一又は複数のプロセッサーに実行させるための作業機械の管理プログラム。
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JP2020124485A JP7510294B2 (ja) | 2020-07-21 | 作業機械の管理システム、作業機械の管理方法、作業機械の管理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020124485A JP7510294B2 (ja) | 2020-07-21 | 作業機械の管理システム、作業機械の管理方法、作業機械の管理プログラム |
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