JP2022020918A - 保険料設定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者が車両を安全に運転しているかどうかを総合的、客観的に判断して保険料の設定を行う。【解決手段】第2車両20に取付けられた後方距離センサ27と通信回線35で接続され、後方距離センサ27の検出データに基づいて自動車保険の契約車両である第1車両10の運転者60の運転状況を解析する運転解析サーバ40と、運転解析サーバ40から入力された運転者60の運転状況に基づいて運転者60が契約している自動車保険の保険料を設定する保険料設定サーバ50と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車保険の保険料設定システムに関し、運転者の運転状況に基づいて運転者が契約している自動車保険の保険料を設定するシステムに関する。
自動車保険の保険料を運転者の運転操作に基づいて設定する方法が提案されている。例えば、特許文献1には、車両に搭載された各種のセンサに基づいて、運転者の運転操作状態を取得し、これに基づいて保険料を割り増したり、割引いたりして保険料を設定する方法が提案されている。
また、特許文献2には、車両の運転者の運転情報を車両から受信し、ドライバにとって推奨される運転対応を予測し、運転者の事故につながることが予想される運転状況に対して注意を喚起し、その注意に対する運転者の対応が悪ければ保険料を増額し、対応がよければ保険料を減額する方法が提案されている。
特表平11-511581号公報 特開2003-281375号公報
ところで、特許文献1,2に記載された従来技術では、運転者が運転している車両に取付けられた各種センサによって運転者の運転操作態様を評価するので、各種センサが搭載されていない車両には適用できない場合があった。また、例えば、運転者が車両の一部が故障した状態で車両を走行させているような場合には、センサでは故障状態が把握できず、運転者が車両を安全に運転しているかどうかを客観的に判断することが難しかった。
そこで、本発明は、運転者が車両を安全に運転しているかどうかを総合的、客観的に判断して保険料の設定を行うことを目的とする。
本発明の保険料設定システムは、自動車保険の保険料設定システムであって、車両、或いは、設備に取付けられたカメラ又はセンサと通信回線で接続され、前記カメラの撮像した画像及び前記センサの検出データのいずれか一方又は両方に基づいて、前記自動車保険の契約車両である他の車両の運転者の運転状況を解析する運転解析サーバと、前記運転解析サーバと通信回線で接続され、前記運転解析サーバから入力された前記運転者の運転状況に基づいて前記運転者が契約している前記自動車保険の保険料を設定する保険料設定サーバと、を備えることを特徴とする。
このように、車両又は設備に取付けられたカメラが撮像した画像又はセンサの検出データに基づいて自動車保険の契約車両である他の車両の運転状況の検出を行うので、運転者が他の車両を安全に運転しているかどうかを総合的、客観的に判断することができる。そして、このような総合的、客観的な運転状況の判断に基づいて的確に保険料の設定を行うことができる。
本発明の保険料設定システムにおいて、前記運転解析サーバは、前記カメラの撮像した画像に基づいて前記他の車両の車両状態を解析し、前記保険料設定サーバは、前記運転解析サーバから入力された前記他の車両の車両状態に基づいて前記自動車保険の保険料の設定を行ってもよい。
このように、車両或いは設備に取付けられたカメラにより他の車両の車両状態を確認するので、他の車両のセンサでは検出できない他の車両の故障等を検出して保険料の設定に適用することができる。例えば、運転者が故障或いは損傷した状態のまま車両を運転しているような場合には、運転者が車両を安全に運転していないと判断して保険料を割り増して設定してもよい。
本発明の保険料設定システムにおいて、前記運転解析サーバは、通信回線で前記他の車両と接続され、解析した前記他の車両の前記運転者の運転状況を前記他の車両に送信してもよい。
これにより、他の車両の運転者の運転が安全ではない場合に、他の車両の運転者に警報を送り、安全運転を促すことができる。また、交通事故の低減、支払い保険金の抑制を図ることができる。
本発明の保険料設定システムにおいて、前記運転解析サーバは、通信回線で前記他の車両と接続され、解析した前記他の車両の車両状態を前記他の車両に送信してもよい。
これにより、他の車両の運転者に他の車両の車両状態を連絡し、他の車両の運転者に他の車両を安全運転に適した状態に維持するように注意を促すことができる。また、交通事故の低減、支払い保険金の抑制を図ることができる。
本発明の保険料設定システムにおいて、前記車両は、前記他の車両の前方を走行する自動車であり、前記カメラは前記自動車に取付けられている後方カメラであり、前記センサは前記自動車の後方距離センサとしてもよい。
これにより、前方の自動車のカメラで後方の他の車両を特定し、距離センサで車間距離の測定を行うことができ、後方の他の車両が安全ではない運転をしている際には、その運転状況を的確に取得、解析することができる。そして、解析した運転状況に基づいて、他の車両の保険料を割り増しすることができる。
本発明の保険料設定システムにおいて、前記カメラは、前記設備に取付けられた監視カメラであり、前記運転解析サーバは、前記監視カメラの画像に基づいて前記他の車両の運転者の運転状況と前記他の車両の車両状態とを解析し、解析した前記他の車両の運転者の運転状況と前記他の車両の車両状態とを前記保険料設定サーバに出力してもよい。
このように、道路に沿って設けられている監視カメラの画像に基づいて他の車両の運転者の運転状況と他の車両の車両状態の解析を行うので、自動車の後方カメラやセンサからのデータを取得できない場合でも、他の車両の運転状況の解析や車両状態の検出を行うことができる。
本発明は、運転者が車両を安全に運転しているかどうかを総合的、客観的に判断して保険料の設定を行うことができる。
実施形態の保険料設定システムの構成を示す系統図である。 保険料設定サーバのメモリに格納されている保険料データベースのデータ構造を示す図である。 第2車両の後方カメラが撮像した画像である。
以下、図面を参照しながら実施形態の自動車保険の保険料設定システム100について説明する。図1に示す様に、保険料設定システム100は、運転解析サーバ40と、保険料設定サーバ50とを含んでいる。運転解析サーバ40は、車両、或いは、設備に取付けられたカメラ又はセンサと通信回線で接続され、カメラの撮像した画像及びセンサの検出データのいずれか一方又は両方に基づいて、自動車保険の契約車両である他の車両の運転者の運転状況を解析する。以下、自動車保険の契約車両である他の車両を第1車両10、カメラ又はセンサが取付けられている車両を第2車両20として説明する。なお、第1車両10、第2車両20は、いずれも道路を走行する自動車である。
第1車両10は、自動車保険の契約車両であり、保険契約者である運転者60が運転している。第1車両10はパワーユニット14とECU13とが格納されたフロントコンパートメント15の中に、通信回線35を介して運転解析サーバ40に接続する通信装置12が搭載されている。通信装置12は、内部に情報処理を行うCPU12aと動作プログラムやデータを格納するメモリ12bとを含むコンピュータである。また、ECU13は通信装置12に接続されている。
第2車両20は、第1車両10の前方を走行する第1車両10とは別の車両であり、運転者62が運転している。第2車両20は、車両後方の上側に車両後方の画像を撮像する後方カメラ26が取付けられている。また、後部バンパ付近には、後方の車両或いは障害物との間の距離を検出して検出データとして出力する後方距離センサ27が取付けられている。後方カメラ26と後方距離センサ27とは通信装置22に接続されている。通信装置22は通信回線35を介して運転解析サーバ40に接続されている。従って、後方カメラ26と後方距離センサ27とは、通信装置22と通信回線35とを介して運転解析サーバ40に接続されている。
通信装置22は、内部に情報処理を行うCPU22aと動作プログラムやデータを格納するメモリ22bとを含むコンピュータである。通信装置22は、後方カメラ26から入力された画像と後方距離センサ27から入力された距離データとをメモリ22bの中に格納する。また、通信装置22は、パワーユニット24とECU23と共に第2車両20のフロントコンパートメント25の中に搭載され、ECU23は通信装置22に接続されている。
監視塔30は、道路に沿って建てられた塔であり、上端部には道路を走る車両を撮像する監視カメラ32が取付けられている。監視カメラ32は、監視カメラ32に向かって走行してくる車両の画像を撮像するように配置されているので、車両の画像と共にフロントガラス越しに運転者の顔の画像を取得することができる。なお、監視カメラ32は監視塔30に限らず、歩道橋や道路に沿った建物等他の設備或いは構造物に取付けられてもよい。
運転解析サーバ40は、内部に情報処理を行うプロセッサであるCPU41と、プログラムや動作データや画像解析の際に用いる画像データ等を格納するメモリ42と、を含むコンピュータである。運転解析サーバ40は、通信回線35を介して第1車両10の通信装置12と、第2車両20の通信装置22と、監視カメラ32と接続されている。また、運転解析サーバ40は、通信回線35と通信装置22とを介して第2車両20の後方カメラ26と後方距離センサ27とに接続されている。
運転解析サーバ40は、第2車両20の後方カメラ26からの画像、或いは、後方距離センサ27からのデータ、或いは、監視カメラ32からの画像に基づいて、第1車両10の運転者60の運転状況を解析して保険料設定サーバ50に出力する。また、運転解析サーバ40は第2車両20の後方カメラ26が撮像した画像に基づいて第1車両10に損傷や故障等がないかどうか等の第1車両10の車両状態を解析して保険料設定サーバ50に出力する。また、運転解析サーバ40は、解析した第1車両10の運転者60の運転状況を第1車両10の通信装置12に送信する。また、運転解析サーバ40は、解析した第1車両10の車両状態を第1車両10の通信装置12に送信する。更に、運転解析サーバ40は、監視カメラ32の画像に基づいて第1車両10の運転者60の運転状況と第1車両10の車両状態とを解析し、解析した第1車両10の運転者60の運転状況と第1車両10の車両状態とを保険料設定サーバ50に出力する。
保険料設定サーバ50は、通信回線45を介して運転解析サーバ40に接続されている。保険料設定サーバ50は、運転解析サーバ40と同様、内部に情報処理を行うプロセッサであるCPU51と、プログラムや動作データ、保険料の算出を行う際に参照するデータベース等を格納するメモリ52とを含むコンピュータである。保険料設定サーバ50は、運転解析サーバ40から入力された第1車両10の運転者60の運転状況に基づいて運転者60が契約している自動車保険の保険料を設定する。また、保険料設定サーバ50は、運転解析サーバ40から入力された第1車両10の車両状態に基づいて自動車保険の保険料の設定を行う。保険料設定サーバ50のメモリ52の中には、図2に示す様な保険料データベース55が格納されている。
保険料データベース55は、自動車保険の契約者の氏名と、年齢と、性別と、安全運転者証の有無と、事故歴の有無と、契約時の安全運転スコアと、契約車両番号と、契約車両形式と、対人補償金額と、対物補償金額と、保険料等のデータと、契約者の顔画像データとを関連付けて格納しているデータベースである。ここで、契約車両番号とは、例えば、図3に示すナンバープレート16の番号である。また、安全運転スコアとは、契約時に所定の運転診断ソフト或いは運転診断アプリを用いて診断した契約者の運転の安全度を示す指標である。安全運転スコアは、10ポイントが満点で、点数が高いほど運転の安全度が高いことを示す。また、安全運転者証とは、例えば、過去何年にわたって無事故、無違反であることが自動車運転免許証にゴールの帯で表示されているような場合をいう。
図2に示す保険料データベース55によれば、例えば、契約者AAAは、年齢36才の男性で、安全運転者証が「有」、事故歴が「無」、安全運転スコアは9ポイント、契約車両番号は、「12345」、契約車両形式は「A123J」、対人補償が無制限で、対物補償が1億円、保険料が○○○である。また、契約者BBBは安全運転者証が「無」で、事故歴が「有」で、安全運転スコアが7ポイントである。対人、対物補償金額は契約者AAAと同一なので、契約者BBBの保険料は、契約者AAAの保険料よりも割高になっている。
次に、以上のように構成された保険料設定システム100の動作について説明する。第2車両20は道路を走行している。後方カメラ26は第2車両20の後方の画像を撮像して通信装置22に入力する。通信装置22は後方カメラ26から入力された現時点から所定時間前までの画像データをメモリ22bに格納している。また、通信装置22は、後方距離センサ27によって後方を走行する車両との距離を測定し、測定データを通信装置22に出力する。通信装置22は、後方距離センサ27から入力された現時点から所定時間前までの距離データをメモリ22bに格納している。また、通信装置22は、ECU23から第2車両20の走行速度を取得している。
第2車両20の後方を第1車両10が走行している場合、後方距離センサ27は、第2車両20と第1車両10との間の車間距離を検出して通信装置22に出力する。通信装置22は、後方距離センサ27で検出した車間距離が略一定になった場合に、後方カメラ26で撮像した図3に示す画像29と、車間距離データと、第2車両20の走行速度データとを運転解析サーバ40に送信する。図3に示す様に、画像29は、第1車両10を前方から撮像したもので、第1車両10のナンバープレート16の画像と、第1車両10の運転者60の画像を含んでいる。
運転解析サーバ40は、通信装置22から送信された走行速度データと車間距離データとに基づいて、第1車両10は速度に対して十分な車間距離を保って走行しているかどうかを判断する。例えば、80km/hで走行している際に車間距離が80~100m程度であれば第1車両10は、適正な車間距離を保った安全走行をしていると判断して、安全運転信号と共に後方カメラ26が撮像した画像29の画像データを保険料設定サーバ50に送信する。
保険料設定サーバ50は、運転解析サーバ40から入力された画像29のデータからナンバープレート16の番号、記号を抽出して、保険料データベース55に格納された契約車両番号に該当するものがないか検索する。そして、ナンバープレート16の番号、記号と保険料データベース55に格納した契約車両番号とが一致した場合には、第1車両10は、自動車保険の契約対象車両であると特定する。この場合、保険料設定サーバ50は、画像29の中から運転者60の顔の画像を抽出し、パターンマッチング等の手法により、上記の契約車両番号と対応付けて格納されている顔画像データと一致するかどうかを分析する。そして、画像29から抽出した顔画像と保険料データベース55に格納している顔画像とが一致した場合には、第1車両10を運転しているのは、契約者のAAAであると特定する。
次に保険料設定サーバ50は、運転解析サーバ40から入力された安全運転信号に基づいて保険料の割引を行う。例えば、保険料設定サーバ50は、安全運転スコアが0.1ポイントだけ高くなったと仮定して保険料を算出する。そして、保険料設定サーバ50は、次回の保険料の請求の際に算出した保険料と現在の保険料との差だけ、保険料を割り引いて契約者AAAに請求する。
一方、第2車両20が時速80km/hで走行しており、第1車両10との車間距離が10m程度であった場合には、運転解析サーバ40は、第1車両10は、安全に走行していないと判断して運転注意信号と共に、後方カメラ26が撮像した画像29の画像データを保険料設定サーバ50に送信する。
保険料設定サーバ50は、先に説明したのと同様の方法で第1車両10が保険契約車両であり、運転しているのが契約者AAAであると特定した場合、運転解析サーバ40から入力された運転注意信号に基づいて保険料の割り増しを行う。例えば、保険料設定サーバ50は、安全運転スコアが0.5ポイントだけ低くなったと仮定して保険料を算出する。そして、保険料設定サーバ50は、次回の保険料の請求の際に算出した保険料と現在の保険料との差だけ保険料を割り増して請求する。
また、運転解析サーバ40は、第2車両20に取付けられた後方カメラ26から入力された画像29を分析して、図3に示す様に、第1車両10のヘッドライト18が故障で点灯していない場合や、バンパ17の凹みが修理されていないような場合には、第1車両10の車両状態が安全運転に適していないと判断して、車両状態不良信号を保険料設定サーバ50に出力する。車両状態不良信号は、不良の程度を示す不良度データを含んでいる。保険料設定サーバ50は、運転解析サーバ40から車両状態不良信号が入力された場合には、車両状態不良信号に含まれる不良度データに基づいて保険料の割り増しを行う。
更に、保険料設定サーバ50は、運転解析サーバ40から運転注意信号を受信した場合には、第1車両10の車両番号を運転解析サーバ40に送信する。運転解析サーバ40は、保険料設定サーバ50から車両番号のデータを受信したら、第1車両10を特定し、第1車両10の通信装置12に第2車両20の車速と第2車両20との間の車間距離データを送信する。このデータは、第1車両10のカーナビのディスプレイ等に表示され、第1車両10を運転している運転者60に現在の運転状況が安全で無く、安全運転をするようにとの警告となる。
この後、第2車両20の通信装置22は、後方距離センサ27で測定した車間距離データと、ECU23から取得した車速データと、後方カメラ26で撮像した図3に示す画像29とを運転解析サーバ40に送信する。
運転解析サーバ40は、運転が改善されていない場合には、再度、運転注意信号を保険料設定サーバ50に送信する。そして、保険料設定サーバ50は、更に一段、保険料の割り増しを行う。
以上の説明では、通信装置22は、後方距離センサ27で検出した車間距離が略一定になった場合に、後方カメラ26で撮像した図3に示す画像29と、車間距離データと、第2車両20の走行速度データとを運転解析サーバ40に送信するとして説明したが、これに限らない。例えば、通信装置22は、後方距離センサ27で検出した車間距離が所定距離以下になった場合に後方カメラ26で画像を撮像し、車間距離データと、第2車両20の走行速度データとを運転解析サーバ40に送信してもよい。ここで、所定距離とは、例えば、ECU23から入力された車速のkm/hの数値部分をメートル単位とした距離としてもよい。例えば、車速が60km/hの場合、所定距離は、60mとなる。車間距離が60m以下になった場合、運転解析サーバ40は、第1車両10は安全運転を行っていないと判断して運転注意信号を保険料設定サーバ50に出力する。
また、通信装置22は、後方距離センサ27で検出した車間距離の減少度合が所定値よりも大きい場合に、後方カメラ26で画像を撮像し、車間距離データと、第2車両20の走行速度データとを運転解析サーバ40に送信してもよい。このように、車間距離の減少度合が大きい場合は、後方を走行する第1車両10が接近し、煽り運転のような不安全運転をしている可能性があるためである。この場合、運転解析サーバ40は、第1車両10は安全運転を行っていないと判断して運転注意信号を保険料設定サーバ50に出力する。
更に、通信装置22は、後方距離センサ27で検出した車間距離が所定距離以上の状態が所定期間継続した場合に、後方カメラ26で画像を撮像し、車間距離データと、第2車両20の走行速度データとを運転解析サーバ40に送信してもよい。この場合、運転解析サーバ40は、第1車両10は安全運転を行っていると判断して安全運転信号を保険料設定サーバ50に出力する。
以上の説明では、運転解析サーバ40は、第2車両20に取付けられた後方距離センサ27で検出した車間距離データに基づいて第1車両10の運転者60の運転状況を解析するとして説明したが、これに限らず、第2車両20に取付けられた後方カメラ26によって撮像した画像に基づいて運転者60の運転状況を解析してもよい。
例えば、後方カメラ26が後方を走行する第1車両10と第2車両20との間に等間隔に設置された構造物、例えば、ガイドレールのポスト等の画像を含むよう後方カメラ26で第2車両20の後方の画像を撮像し、運転解析サーバ40が、撮像した画像に含まれる構造物の間隔と数に基づいて車間距離を算出し、第1車両10の運転者60の運転状況を判断してもよい。
また、運転解析サーバ40は、後方カメラ26で撮像した動画に基づいて、撮像されている第1車両10の左右へのふらつきを検出し、ふらつきがない場合には第1車両10の運転者60は安全に運転していると判断して安全運転信号を保険料設定サーバ50に出力し、ふらつきが大きい場合には、運転注意信号を保険料設定サーバ50に出力するようにしてもよい。
この際、運転解析サーバ40は、左右へのふらつきがなく、且つ、第2車両20に取付けられた後方距離センサ27で検出した車間距離データが安全運転に適切な距離であった場合に安全運転信号を保険料設定サーバ50に出力し、左右へのふらつきが大きい場合、或いは車間距離が安全運転に適切な距離でない場合には、運転注意信号を保険料設定サーバ50に出力するようにしてもよい。
また、第1車両10の特定は、保険料設定サーバ50が第2車両20に取付けられた後方カメラ26の画像中のナンバープレート16の画像に基づいて行うこととして説明したがこれに限らない。例えば、運転解析サーバ40が運転状況の解析を行う車両が登録された登録車両データベースを備えており、第1車両10が登録車両データベースに登録されており第1車両10に搭載されている通信装置12と交信できる場合には、運転解析サーバ40が第1車両10の通信装置12と交信することにより、第1車両10を特定する。そして、運転解析サーバ40は特定した第1車両10の車両番号を保険料設定サーバ50に出力し、保険料設定サーバ50は、図2に示す保険料データベース55を参照して第1車両10が自動車保険の契約車両であるかどうかを判断するようにしてもよい。
また、運転解析サーバ40は、第2車両20に取付けられた後方カメラ26の画像に基づいて、第1車両10の車両状態が安全運転に適していないと判断した場合には、第1車両10に画像29のデータと共に、損傷個所を示すテキストデータを送信し、第1車両10の運転者60に第1車両10を安全運転に適した状態とするように注意を促すことができる。
また、運転解析サーバ40は、監視塔30の上に取付けられた監視カメラ32から画像を取得し、監視カメラ32から取得した画像を解析して第1車両10と第2車両20との車間距離と第1車両10の車両状態とを検出して第1車両10の運転者60の運転状況と第1車両10の車両状態とを解析し、解析した第1車両10の運転者60の運転状況と第1車両10の車両状態とを保険料設定サーバ50に出力するようにしてもよい。
この場合、運転解析サーバ40は、例えば、監視カメラ32が第1車両10と第2車両20の画像を同時に撮像した画像に基づいて車間距離を算出してもよいし、短時間に第1車両10の写真を2枚撮像し、この間の第1車両10の移動距離から第1車両10の車速を算出してもよい。また、監視カメラ32は、第1車両10の前方から第1車両10を撮像できるので、監視カメラ32が撮像した画像に基づいて第1車両10に故障や損傷が有るかどうかの車両状態の解析を行うようにしてもよい。更に、運転解析サーバ40は、監視カメラ32から図3の画像29に示す様にナンバープレート16の画像と運転者60の顔の画像とを含む画像を取得し、これを保険料設定サーバ50に送信することにより保険料設定サーバ50で第1車両10や運転者60を特定してもよい。
以上説明したように、実施形態の保険料設定システム100は、自動車保険の契約車両である第1車両10とは別の第2車両20に取付けられた後方カメラ26が撮像した画像や後方距離センサ27で検出した車間距離等に基づいて第1車両10の運転状況の検出を行うので、運転者60が第1車両10を安全に運転しているかどうかを総合的、客観的に判断することができる。そして、このような総合的、客観的な運転状況の判断に基づいて的確に保険料の設定を行うことができる。
また、実施形態の保険料設定システム100は、第2車両20に取付けられた後方カメラ26により第1車両10の車両状態を確認するので、第1車両10のセンサでは検出できない第1車両10の故障等を検出して保険料の設定に適用することができる。例えば、運転者60が、一部が故障した状態のまま第1車両10を運転しているような場合には、実施形態の保険料設定システム100は、運転者60が第1車両10を安全に運転していないと判断して保険料を割り増して設定できる。
また、実施形態の保険料設定システム100は、解析した第1車両10の運転者60の運転状況を第1車両10に送信するので、第1車両10を運転している運転者60に現在の運転状況が安全では無く、安全運転をするようにとの警告をすることができる。これにより、交通事故の低減、支払い保険金の抑制を図ることができる。
また、実施形態の保険料設定システム100は、第1車両10の車両状態を第1車両10に送信するので、第1車両10の運転者60に第1車両10を安全運転に適した状態とするように注意を促すことができる。これにより、交通事故の低減、支払い保険金の抑制を図ることができる。
更に、実施形態の保険料設定システム100は、道路に沿って設けられている監視塔30に取付けられた監視カメラ32によって第1車両10と第2車両20との間の車間距離の検出と第1車両10の車両状態の解析を行うので、第2車両20の後方カメラ26や後方距離センサ27からのデータを取得できない場合でも、第1車両10の運転状況や車両状態の解析を行うことができ、保険料の割引、割り増しを行うことができる。
10 第1車両、12,22 通信装置、12a,22a,42,52 CPU、12b,22b,42,52 メモリ、13,23 ECU、14,24 パワーユニット、15,25 フロントコンパートメント、16 ナンバープレート、17 バンパ、18 ヘッドライト、20 第2車両、26 後方カメラ、27 後方距離センサ、29 画像、30 監視塔、32 監視カメラ、35,45 通信回線、40 運転解析サーバ、50 保険料設定サーバ、55 保険料データベース、60,62 運転者、100 保険料設定システム。

Claims (6)

  1. 自動車保険の保険料設定システムであって、
    車両、或いは、設備に取付けられたカメラ又はセンサと通信回線で接続され、前記カメラの撮像した画像及び前記センサの検出データのいずれか一方又は両方に基づいて、前記自動車保険の契約車両である他の車両の運転者の運転状況を解析する運転解析サーバと、
    前記運転解析サーバと通信回線で接続され、前記運転解析サーバから入力された前記運転者の運転状況に基づいて前記運転者が契約している前記自動車保険の保険料を設定する保険料設定サーバと、
    を備えることを特徴とする保険料設定システム。
  2. 請求項1に記載の保険料設定システムであって、
    前記運転解析サーバは、前記カメラの撮像した画像に基づいて前記他の車両の車両状態を解析し、
    前記保険料設定サーバは、前記運転解析サーバから入力された前記他の車両の車両状態に基づいて前記自動車保険の保険料の設定を行うこと、
    を特徴とする保険料設定システム。
  3. 請求項1に記載の保険料設定システムであって、
    前記運転解析サーバは、通信回線で前記他の車両と接続され、解析した前記他の車両の前記運転者の運転状況を前記他の車両に送信すること、
    を特徴とする保険料設定システム。
  4. 請求項2に記載の保険料設定システムであって、
    前記運転解析サーバは、通信回線で前記他の車両と接続され、解析した前記他の車両の車両状態を前記他の車両に送信すること、
    を特徴とする保険料設定システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の保険料設定システムであって、
    前記車両は、前記他の車両の前方を走行する自動車であり、
    前記カメラは前記自動車に取付けられている後方カメラであり、前記センサは前記自動車の後方距離センサであること、
    を特徴とする保険料設定システム。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の保険料設定システムであって、
    前記カメラは、前記設備に取付けられた監視カメラであり、
    前記運転解析サーバは、前記監視カメラの画像に基づいて前記他の車両の運転者の運転状況と前記他の車両の車両状態とを解析し、解析した前記他の車両の運転者の運転状況と前記他の車両の車両状態とを前記保険料設定サーバに出力すること、
    を特徴とする保険料設定システム。
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