JP2022020142A - 回転電機ステータの結線板、回転電機のステータ、および回転電機 - Google Patents

回転電機ステータの結線板、回転電機のステータ、および回転電機 Download PDF

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Abstract

【課題】接着剤を用いずに導線を固定することができる回転電機ステータの結線板を提供する。【解決手段】回転電機ステータの結線板17は、同心円状に複数の溝を備え、溝の内部の開口部の開口幅を狭める突起部14a6を有する台座14aを備え、渦巻き状に成形された導線15が台座の溝の内部に突起部14a6により固定されている構造を備え、導線15は、適用対象の結線方式に合わせて切断されている。【選択図】図8

Description

本願は、回転電機ステータの結線板、回転電機のステータ、および回転電機に関するものである。
回転電機の組立を容易にし、生産性の向上が図れる結線構造、及び回転電機の小型化が図れるステータ構造が要求されている。
この要求に対して、導線を渦巻き状に成型し一部を絶縁部材で覆った後、導線を円周方向位置で切断した結線板を製造し、導線に貫通孔が設け、ステータの巻線端末部を貫通孔に挿入し、導線と半田付けをして結線する方法が開示されている(例えば、特許文献1)。
特許第5348199号公報
しかし、特許文献1の結線板は渦巻き状に成型した導線を金型に固定し、絶縁部材をインサート成型することで、導線の位置固定および絶縁を確保する。このため、結線側表面が露出されるように被膜する必要があり、軸方向は固定されていないため、スプリングバック等で導線が外れる問題がある。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、接着剤を用いずに導線を固定することができる回転電機ステータの結線板、この結線板を用いた回転電機のステータ、および回転電機を提供することを目的とする。
本願に開示される回転電機ステータの結線板は、同心円状に複数の溝を備え、溝の内部に溝の開口部の開口幅を狭める突起部を有する台座を備え、渦巻き状に成形された導線が台座の溝の内部に突起部により固定されている構造を備えたものである。
本願に開示される回転電機のステータは、上記の回転電機ステータの結線板と、インシュレータを装着した積層コアに巻線を巻き回した複数の巻線組立品と、を備え、巻線組立品は環状に配置されてフレームに圧入され、巻線組立品の巻線端末部が結線板の導線と接続された構造を備えたものである。
本願に開示される回転電機は、上記回転電機のステータと、ステータの内周側に配置されたロータと、を備えたものである。
本願に開示される回転電機ステータの結線板によれば、接着剤を用いずに導線を固定することができる結線板が得られる。
本願に開示される回転電機のステータによれば、接着剤を用いずに導線を固定することができる結線板を備えた回転電機のステータが得られる。
本願に開示される回転電機によれば、接着剤を用いずに導線を固定することができる結線板を備えたステータを用いた回転電機が得られる。
実施の形態1による回転電機の断面図である。 実施の形態1による回転電機のステータコアの斜視図である。 実施の形態1による回転電機のステータインシュレータの構造図である。 実施の形態1による回転電機のステータインシュレータの構造図である。 実施の形態1による回転電機のステータインシュレータの構造図である。 実施の形態1による回転電機の巻線組立品の斜視図である 実施の形態1による回転電機の結線板用台座の構造図である。 実施の形態1による回転電機の結線板用台座の構造図である。 実施の形態1による回転電機の結線板用台座の構造図である。 実施の形態1による回転電機の結線板用台座の構造図である。 実施の形態1による回転電機の結線板(導線切断前)の説明図である。 実施の形態1による回転電機の結線板(導線配置)の説明図である。 実施の形態1による回転電機の結線板(導線配置)の説明図である。 実施の形態1による回転電機の結線板(導線切断後)の説明図である。 実施の形態1による回転電機の結線図である。 実施の形態1による回転電機のステータ組立(結線板配置)の説明図である。 実施の形態1による回転電機に係る電極溶接の説明図である。 実施の形態1による回転電機のステータ組立(モールド)の説明図である。 実施の形態1による回転電機の製作のフローチャートである。 実施の形態2による回転電機の結線板用台座の構造図である。 実施の形態2による回転電機の結線板用台座の構造図である。 実施の形態2による回転電機の結線板用台座の構造図である。 実施の形態2による回転電機の結線板用台座の構造図である。 実施の形態2による回転電機の結線板(導線配置)の説明図である。 実施の形態2による回転電機の結線板(導線配置)の説明図である。 実施の形態2による回転電機に係る電極溶接の説明図である。 実施の形態3による回転電機の結線板(導線切断後)の説明図である。 実施の形態3による回転電機の結線図である。 実施の形態4による回転電機の結線板(導線切断後)の説明図である。 実施の形態4による回転電機の結線図である。 実施の形態5による回転電機の結線板(導線切断後)の説明図である。 実施の形態5による回転電機の結線図である。
実施の形態1.
実施の形態1は、同心円状に複数の溝を備え、溝の内部に溝の開口部の開口幅を狭める突起部を備えた台座に、渦巻き状に成形された導線が固定され、複数の溝の底面の高さが同一平面上にあり、導線を切断するための切り欠き部を備え、切り欠き部の内径側の壁に電極を通す空間を備え、導線は適用対象の結線方式に合わせて切断されている回転電機ステータの結線板に関するものである。また、実施の形態1は、この回転電機ステータの結線板を備えた回転電機のステータ、およびこの回転電機のステータを備えた回転電機に関するものである。
以下、実施の形態1に係る回転電機ステータの結線板、回転電機のステータ、および回転電機について、回転電機の断面図である図1、ステータコアの斜視図である図2、ステータインシュレータの構造図である図3A~図3C、巻き線組立品の斜視図である図4、結線板用台座の構造図である図5A~図5C、図6、結線板(導線切断前)の説明図である図7、結線板(導線配置)の説明図である図8A、図8B、結線板(導線切断後)の説明図である図9、回転電機の結線図である図10、ステータ組立(結線板配置)の説明図である図11、回転電機に係る電極溶接の説明図である図12、ステータ組立(モールド)の説明図である図13、および回転電機の製作のフローチャートである図14に基づいて説明する。
なお、各図において、同一部分もしくは相当部分は、同一符号で示し、重複する説明は、省略する。
まず、実施の形態1の回転電機100の全体構造を回転電機100の軸方向に垂直な切断面である図1に基づいて説明する。
まず、回転電機100の構成要素を説明し、次に各構成要素の機能、関係を説明する。
回転電機100は、ステータ10、ロータ30、結線側ブラケット50a、および反結線側ブラケット50bから構成されている。
ステータ10は、フレーム60、巻線組立品20、電源コネクタ40、およびリード線16を備える。
巻線組立品20は、積層コア11、結線側インシュレータ13a、反結線側インシュレータ13b、巻線用導線12a、結線板17、および接続用導線15を備える。
なお、以降の説明において、結線側インシュレータ13a、反結線側インシュレータ13bをまとめて説明する場合は、インシュレータ13と記載する。また、巻線用導線12aを導線12aと記載し、接続用導線15を導線15と適宜記載する。
巻線組立品20は、積層コア11のティース部11bにインシュレータ13を介して導線12aが巻回されて、巻線12が形成されてものである。巻線組立品20は、環状に配置されて、フレーム60に圧入または焼き嵌めされる。
ステータ10は、フレーム60と、このフレーム60に環状に配置された巻線組立品20と、巻線組立品20の結線側に配置された結線板17とを備える。
永久磁石を有するロータ30は、ステータ10の内周側に配置され、結線側ブラケット50aと反結線側ブラケット50bとで保持される。
ステータ10には、巻線組立品20の巻線端末部12bを外部の電源に接続するためのリード線16と電源コネクタ40が設けられている。
結線板17には、三相交流の中性点に対応する巻線組立品20の巻線端末部12bを接続するための導線15が配置されている。また、結線板17には、三相交流のU、V、W相に対応する巻線組立品20の巻線端末部12bを電源コネクタ40に接続するリード線16に接続するための導線15が配置されている。
以下の説明においては回転軸方向(図1における左右方向)を軸方向(X)、回転軸中心方向(図1における上下方向)を径方向(R)、回転軸を中心とした回転方向に沿う方向を周方向(P)と定義して説明する。
なお、軸方向(X)については、結線板17が設置されている側を+側、反対側を-側として説明する。
積層コア11の構造を、積層コア11の斜視図である図2に基づいて説明する。
なお、図1で説明した軸方向(X)、径方向(R)、および周方向(P)を明確にするため、記載している。
積層コア11は、軸方向に積層される複数の磁性鋼板によって形成される。
積層コア11の外周側には、周方向(P)に長い形状のヨーク部11aが形成される。 ヨーク部11aの内周側には、ヨーク部11aの周方向中央の位置から内周側に突出するティース部11bが形成される。
ティース部11bの内周側の端部には、周方向(P)両側に広がる形状の突出部11cが形成される。
インシュレータ13の構造を、図3A~図3Cに基づいて説明する。
ここで、図3Aは、積層コア11の軸方向(X)の結線板側(+側)端部に装着される結線側インシュレータ13aの斜視図である。図3Bは、積層コア11の軸方向(X)の反結線板側(-側)端部に装着される反結線側インシュレータ13bの斜視図である。図3Cは、結線側インシュレータ13aを上から見た平面図である。
図から明らかなように、積層コア11の軸方向+側の結線側インシュレータ13aと積層コア11の軸方向-側の反結線側インシュレータ13bとは形状が異なる。
まず、積層コア11の軸方向(X)+側に装着される結線側インシュレータ13aについて説明する。
結線側インシュレータ13aは、外鍔部13a1、内鍔部13a2、および胴部13c1で構成される。外鍔部13a1は、積層コア11のヨーク部11aを、内鍔部13a2は積層コア11の突出部11cを、胴部13c1は積層コア11のティース部11bをそれぞれ軸方向(X)+側から覆う。
結線側インシュレータ13aの外鍔部13a1には、導線用溝13dが形成される。導線用溝13dには、巻線12を成す導線12aの端部が外鍔部13a1の径方向(R)内側から外側に突出する形で挿入される。
外鍔部13a1には、外鍔外壁13eが形成され、結線時に突出した導線12aが外鍔外壁13eに沿って引き回される。
また、外鍔部13a1には、結線板17を配置するための結線板配置面13fが形成される。内鍔部13a2の軸方向(X)高さは結線板配置面13fと同じ高さであり、内鍔部13a2と結線板配置面13fに結線板17を配置する。
次に、積層コア11の軸方向(X)-側に装着される反結線側インシュレータ13bについて説明する。
反結線側インシュレータ13bは、外鍔部13b1、内鍔部13b2、および胴部13c2で構成される。外鍔部13b1はヨーク部11aを、内鍔部13b2は積層コア11の突出部11cを、胴部13c2は積層コア11のティース部11bをそれぞれ軸方向(X)-側から覆う。
巻線組立品20の構造を、巻線組立品20の斜視図である図4に基づいて説明する。
積層コア11に軸方向(X)+側から結線側インシュレータ13aが装着され、軸方向(X)-側からの反結線側インシュレータ13bが装着される。インシュレータ13が装着された積層コア11に対して、巻線12が巻回されて、巻線組立品20が構成される。
巻線12は、インシュレータ13を介して積層コア11のティース部11bに巻回される導線12aによって構成される。また、積層コア11と巻回される導線12aとの間には、絶縁を確保するためにシート状絶縁部材(図示なし)が配置されている。
また、巻線組立品20は、もう一つの巻線組立品20と反結線側インシュレータ13bを介して、巻線12が巻回されており、2個で一組の連続巻きである。
結線板17用の溝底面が同一平面上の台座14aの構造を、図5A~図5C、図6に基づいて説明する。なお、説明では、溝底面が同一平面上の台座14aを台座14aと記載する。
図5Aは台座14aの平面図、図5Bは台座14aの側面図、図5Cは図5AのA-Aから見た断面図、および図6は台座14aの斜視図である。
なお、図6において、突起部14a6は省略している。
台座14aは、接続用導線15を配置するための剛性に優れ、かつ弾性体である絶縁部材、たとえばABS(acrylonitrile‐butadiene‐styrene)樹脂で製作される。
台座14aには導線15が配置される同心円状の溝14a1が複数設けられている。
なお、実施の形態1では、溝底面の高さは同一平面上である台座14aを使用する場合について説明する。溝底面の高さに段差をある場合については、実施の形態2で説明する。
三相交流のU、V、W相と中性線の結線部材を作成するため、導線15を切断するスペースとして切り欠き部14a2を台座14aに設ける。溶接時の軸方向(X)+側から導線15に接触する電極70aが台座14aに干渉することを防止するため、切り欠き部14a2の内壁凹部14a3は内径側に凹んだ構造を有する。
切り欠き部14a2の内壁は溶接用の電極70bを通すため、一部軸方向(X)―側の内壁を取り払いトンネル状になっている内壁トンネル部14a4を設ける。
後で説明するようにステータ10の内径側から挿入する電極70bは内壁トンネル部14a4から結線板17の軸方向(X)―側へ配置され、軸方向(X)+側から延びる電極70aと導線15を挟み、溶接する。
台座14aの内壁には、巻き始め部14a5が設けられており、導線15を渦巻き状に成形するとき、巻き初めの導線15を巻き始め部14a5に引っ掛けてから巻き始める。
溝14a1の内部に溝14a1の軸方向(X)+側端部から径方向(R)内側に向かって突出する突起部14a6を設ける。溝14a1は突起部14a6側に軸方向(X)+側に向かって開口している開口部が形成されている。
後で説明するように、この開口部から導線15を突起部14a6の軸方向(X)―側に配置することで固定する。
次に接続用導線15を台座14aに配置し、結線板17を形成する要領について説明する。
治具(図示せず)を用いて導線15を3周ある渦巻き状に成形し、台座14aの溝14a1の内部に押し入れて導線15を配置する。同心円状の溝内部には、導線15を固定するための突起部14a6が設けられている。
導線15を台座14aに挿入する時は、台座14aが弾性変形するため、溝14a1と突起部14a6の隙間が拡張され導線15が通る。しかし、導線15を底面まで挿入し、加圧時の力を取り去った際、台座14aは弾性により元の形状に戻る。このため、溝14a1と突起部14a6の隙間が狭くなり、導線15が通る隙間がなくなる。この結果、導線15は台座14aに固定される。
以上説明した要領で形成された結線板17、すなわち台座14aの溝14a1に突起部14a6を形成することで導線15を固定した結線板17を、図7、図8A、図8Bに示す。
図7は、成形した導線15を台座14aに固定した状態の平面図である。図8Aは斜視図、図8Bは図8AのA-Aから見た断面図である。
実施の形態1においては、突起部14a6を溝14a1に形成することによって、接着剤を用いることなく、導線15を台座14aに軸方向に固定することができる。接着剤を必要としないため材料コストおよび加工工程数が削減できる。
突起部14a6は隣り合う切り欠き部14a2の間に1個以上必要である。しかし、突起部14a6は溝14a1の開口部の開口幅を小さくする形状であればよい。たとえば、溝14a1の中心に向かって径方向(R)外側および径方向(R)内側から突出する突起部を有してもよい。また、溝14a1の少なくとも一部あればよく、全周に設けてもよい。
次に、回転電機100が三相交流2Y結線の場合の結線板17の具体的構成方法、要領を図9、図10に基づいて説明する。
実施の形態1では、図10に示すように各相の2個の巻線が並列に接続されて3相2Y結線を備える回転電機に適用する例を説明する。
図9は、図10の3相交流2Y結線に対して、導線15を切断した後の図である。また、図9は、巻線組立品20の巻線端末部12bと導線15との接続、および電源コネクタ40へ接続するリード線16と導線15との接続についても合わせて記載している。
図9において、○印(A)は3相交流2Y結線に必要な巻線組立品20の巻線端末部12bと導線15との接続を示す。また、□印(B)は三相交流のU、V、W相の電源コネクタ40へ接続するリード線16と導線15との接続を示す。
三相交流のU、V、W相と中性点の構成に必要な結線部材を形成するため導線15を台座14aに固定した後、台座14aの切り欠き部14a2にパンチのダイを挿入し、導線15を軸方向(X)+側からパンチで打ち抜き、切断する。
3周ある導線15の最内径側の導線15は巻き始め部14a5より時計回りに15°、165°、345°の位置で切断する。内径側から2番目の導線15は巻き始め部14a5から時計回りに45°、285°の位置で切断する。最外径側の導線15は巻き始め部14a5から時計回りに135°、315°の位置で切断する。
三相交流のU、V、W相と中性点の構成に必要な結線部材として導線15を台座14aに配置し、固定し、適用するステータ10、すなわち回転電機100の結線方式に対応して、導線15を切断することで、結線板17が製作される。
次に、結線板17をステータ10に配置し、巻線組立品20の巻線端末部12bとの接続を行う方法、要領を、図3A、図3C、図9、図10を参照しながら、ステータ組立(結線板配置)の説明図である図11、および電極溶接の説明図である図12に基づいて説明する。なお、図11はステータ10に結線板17の配置したステータ組立途中の斜視図である。
なお、ステータ10への結線板17の配置と導線15と巻線組立品20の巻線端末部12bとの結線は、複数の巻線組立品20がフレーム60に嵌め込まれた状態で行われる。
軸方向(X)+側から結線板17をステータ10の結線側インシュレータ13aの内鍔部13a2と結線板配置面13fに配置する。
巻線組立品20の巻線端末部12bの被膜を剥離し、巻線端末部12bを結線側インシュレータ13aの外鍔外壁13eに沿って引き回し、結線板17の導線15の被膜を剥離した部分の上側に配置する。ステータ10の各巻線組立品20の巻線端末部12bすべてを引き回し、結線板17の導線15上に配置後、各巻線端末部12bと結線板17の導線15を溶接して結線する。
なお、この接続点は図9の○印(A)に対応する。
図12は溶接時の電極70a、70bの位置を示す図である。溶接のための電極70aを溶接箇所の軸方向(X)+側に配置する。ステータ10の結線側インシュレータ13a内径側から径方向(R)に電極70bを配置し、軸方向(X)+側の電極70aと巻線端末部12bと結線板17の導線15を挟み、溶接する。
巻線組立品20の巻線端末部12bと他の導線15との間にモールドが流入するよう巻線端末部12bを曲げ、絶縁を確保する。
また、三相交流のU、V、W相に電源を供給するためのリード線16の端末の被覆を剥離した後、導線15の被膜を剥離した部分上に配置する。
巻線組立品20の巻線端末部12bの場合と同様に、電極70aを溶接箇所の軸方向(X)+側に配置し、ステータ10の内径側から電極70bを導線15の軸方向(X)―側に配置し、リード線16の端末と結線板17の導線15を挟み、溶接して結線する。
なお、この接続点は図9の□印(B)に対応する。
次に溶接による接続が完了した図11のステータ10の接続部の絶縁および固定のために行うモールド処理について、図13に基づいて説明する。
図13はステータ10の巻線組立品20と結線板17をモールドした図である。
巻線組立品20の巻線端末部12bを結線板17の導線15に溶接し、結線した後、ステータ10の巻線組立品20と結線板17とをモールドして溶接部を絶縁する。モールドすることで振動により溶接部が切れることを防止する。
以上説明した実施の形態1の結線板17の製作およびステータ10の製造要領を図14のフローチャートに基づいて説明する。
なお、本実施の形態1の結線板17の製作およびステータ10の製造要領は、以下のステップ1(S01)からステップ7(S07)から成るものである。
ステップ1(S01)の導線成形ステップでは、1本の導線15を治具(図示せず)に巻き付けて、渦巻き状に成形する。
ステップ2(S02)の導線固定ステップでは、渦巻き状に成形した導線15を台座14aの溝14a1に挿入し、突起部14a6により台座14aに固定する。
ステップ3(S03)の導線切断ステップでは、台座14aに固定した導線を回転電機100の結線方式に合わせて切断し、結線板17を製作する。
ステップ4(S04)の結線板配置ステップでは、ステップ3(S03)で製作した結線板17を、ステータ10上に配置する。具体的には、結線板17を巻線組立品20の結線側インシュレータ13aの内鍔部13a2と結線板配置面13f上に配置する。
ステップ5(S05)の巻線端末部引回ステップでは、巻線組立品20の巻線端末部12bを導線15上に配置する。図9において、巻線組立品20の巻線端末部12bと結線板17の導線15との接続前の状態が対応する。
ステップ6(S06)の巻線端末部溶接ステップでは、電極70a、70bを挿入し、巻線組立品20の巻線端末部12bおよびリード線16と導線15とを溶接する。
ステップ7(S07)のモールドステップでは、ステップ6(S06)の巻線端末部溶接ステップ完了後、ステータ10の巻線組立品20と結線板17をモールドする。
以上説明したように、結線板17を製作後、この結線板17を使用して、ステータ10を製造することができる。
さらに、実施の形態1で製作した結線板を使用したステータ10とこのステータ10の内周側にロータ30を配置して、結線側ブラケット50a、および反結線側ブラケット50bで保持、固定することで、回転電機100を製造することができる。
上記説明のように、実施の形態1の回転電機ステータの結線板は、同心円状に複数の溝を備え、溝の内部に溝の開口部の開口幅を狭める突起部を備えた台座に、渦巻き状に成形された導線が固定され、複数の溝の底面の高さが同一平面上にあり、導線を切断するための切り欠き部を備え、切り欠き部の内径側の壁に電極を通す空間を備え、導線は適用対象の結線方式に合わせて切断されているものである。また、実施の形態1の回転電機ステータは、上記結線板を備えたものであり、回転電機は上記回転電機ステータを備えたものである。
このため、実施の形態1では、接着剤を用いずに導線を固定することができる結線板が得られ、またこの結線板を備えた回転電機のステータおよび回転電機が得られる。
実施の形態2.
実施の形態2は、溝底面の高さは内周側の溝の方が外周側の溝よりも高くなる段差がある台座を用いた回転電機ステータの結線板に関するものである。
実施の形態2の回転電機ステータの結線板について、結線板用台座の構造図である図15A~図15C、図16、結線板(導線配置)の説明図である図17A、図17B、および電極溶接の説明図である図18に基づいて、実施の形態1との差異を中心に説明する。
実施の形態2の構成図において、実施の形態1と同一あるいは相当部分は、同一の符号を付している。
なお、実施の形態1と区別するため、実施の形態2では、台座14bとしている。
実施の形態1では、溝底面の高さは同一平面上である台座14aを使用する場合について説明した。実施の形態2では、溝底面の高さに段差をある台座14bを使用する場合について説明する。
結線板17用の溝底面に段差を持つ台座14bの構造を、図15A~図15C、図16に基づいて説明する。なお、説明では、溝底面に段差を持つ台座14bを台座14bと記載する。
図15Aは台座14bの平面図、図15Bは台座14bの側面図、図15Cは図15AのA-Aから見た断面図、および図16は台座14bの斜視図である。
なお、図16において、突起部14b6は省略している。
台座14bには導線15が配置される同心円状の溝14b1が複数設けられている。
三相交流のU、V、W相と中性線の結線部材を作成するため、導線15を切断するスペースとして切り欠き部14b2を台座14bに設ける。溶接時の軸方向(X)+側から導線15に接触する電極70aが台座14bに干渉することを防止するため、切り欠き部14b2の内壁凹部14b3は内径側に凹んだ構造を有する。
切り欠き部14b2の内壁は溶接用の電極70bを通すため、一部軸方向(X)―側の内壁を取り払いトンネル状になっている内壁トンネル部14b4を設ける。
後で説明するように、ステータ10の内径側から挿入する電極70bは内壁トンネル部14b4から結線板17の軸方向(X)―側へ配置され、軸方向(X)+側から延びる電極70aと導線15を挟み、溶接する。
台座14bの内壁には、巻き始め部14b5が設けられており、導線15を渦巻き状に成形するとき、巻き初めの導線15を巻き始め部14b5に引っ掛けてから巻き始める。
溝14b1の内部に溝14b1の軸方向(X)+側端部から径方向(R)内側に向かって突出する突起部14b6を設ける。溝14b1は突起部14b6側に軸方向(X)+側に向かって開口している開口部が形成されている。
この開口部から導線15を突起部14b6の軸方向(X)―側に配置することで固定する。
次に接続用導線15を台座14bに配置し、結線板17を形成する要領について説明する。
治具(図示せず)を用いて導線15を3周ある渦巻き状に成形し、台座14bの溝14b1の内部に押し入れて導線15を配置する。同心円状の溝内部には、導線15を固定するための突起部14b6が設けられている。
導線15を台座14bに挿入する時は、台座14bが弾性変形するため、溝14b1と突起部14b6の隙間が拡張され導線15が通る。しかし、導線15を底面まで挿入し、加圧時の力を取り去った際、台座14bは弾性により元の形状に戻る。このため、溝14b1と突起部14b6の隙間が狭くなり、導線15が通る隙間がなくなる。この結果、導線15は台座14bに固定される。
以上説明した要領で形成された結線板17、すなわち台座14bの溝14b1に突起部14b6を形成することで導線15を固定した結線板17を、図17A、図17Bに示す。
図17Aは斜視図、図17Bは図17AのA-Aから見た断面図である。
なお、成形した導線15を台座14bに固定した状態の平面図は、実施の形態1の図7と同じであるため省略している。ただし、台座14aを台座14bに読み替える。
実施の形態2においては、突起部14b6を溝14b1に形成することによって、接着剤を用いることなく、導線15を台座14bに軸方向に固定することができる。接着剤を必要としないため材料コストおよび加工工程数が削減できる。
図18は溶接時の電極70a、70bの位置を示す図である。溶接のための電極70aを溶接箇所の軸方向(X)+側に配置する。ステータ10の結線側インシュレータ13a内径側から径方向(R)に電極70bを配置し、軸方向(X)+側の電極70aと巻線端末部12bと結線板17の導線15を挟み、溶接する。
なお、実施の形態1では、巻線組立品20の巻線端末部12bと導線15との間にモールドが流入するよう巻線端末部12bを曲げて、絶縁を確保した。しかし、実施の形態2では、図18から明らかなように、段差があるため巻線端末部12bと他の溝の導線15とは十分な絶縁距離が保たれている。
以上説明したように、実施の形態2の回転電機ステータの結線板は、溝底面の高さは内周側の溝の方が外周側の溝よりも高くなる段差がある台座を用いたものである。
したがって、実施の形態2の回転電機ステータの結線板は、接着剤を用いずに導線を固定することができる結線板が得られる。さらに、巻線端末部と他の溝の導線との間に十分な絶縁距離を確保することができる。
実施の形態3.
実施の形態3は、三相交流1Y結線の回転電機に適用する回転電機ステータの結線板に関するものである。
実施の形態3の回転電機ステータの結線板について、結線板(導線切断後)の説明図である図19、および回転電機の結線図である図20に基づいて、実施の形態1との差異を中心に説明する。
実施の形態3の図19において、実施の形態1と同一あるいは相当部分は、同一の符号を付している。
なお、台座は実施の形態1と同様に溝底面の高さは同一平面上である台座14aを使用して説明する。
回転電機100が三相交流1Y結線の場合の結線板17の構成方法、要領を図19、図20に基づいて説明する。
実施の形態3では、図20に示すように各相の2個の巻線が直列に接続されて3相交流1Y結線を備える回転電機に適用する例を説明する。
図19は、図20の3相交流1Y結線に対して、導線15を切断した後の図である。また、図19は、巻線組立品20の巻線端末部12bと導線15との接続、および電源コネクタ40へ接続するリード線16と導線15との接続についても合わせて記載している。 図19において、○印(A)は3相交流1Y結線に必要な巻線組立品20の巻線端末部12bと導線15との接続を示す。また、□印(B)は三相交流のU、V、W相の電源コネクタ40へ接続するリード線16との接続を示している。
三相交流のU、V、W相と中性点の構成に必要な結線部材を形成するため導線15を台座14aに固定した後、台座14aの切り欠き部14a2にパンチのダイを挿入し、導線15を軸方向(X)+側からパンチで打ち抜き、切断する。
実施の形態3では、実施の形態1と同様にして3周分成形し、さらにもう1周分成形して4周の渦巻き状に成形する。
4周ある導線15の最内径側の導線15は巻き始め部14a5より時計回りに15°、135°、225°、345°の位置で切断する。内径側から2番目の導線15は巻き始め部14a5から時計回りに15°、255°の位置で切断する。内径側から3番目の導線15は巻き始め部14a5から時計回りに135°、345°の位置で切断する。最外径側の導線15は巻き始め部14a5から時計回りに15°の位置で切断する。
三相交流のU、V、W相と中性点の構成に必要な結線部材として導線15を台座14aに配置し、固定し、適用するステータ10、すなわち回転電機100の結線方式(この場合は、1Y結線)に対応して、導線15を切断することで、結線板17が製作される。
以上説明したように、実施の形態3の回転電機ステータの結線板は、三相交流1Y結線の回転電機に適用するように構成したものである。
したがって、実施の形態3の回転電機ステータの結線板は、接着剤を用いずに導線を固定することができる結線板を交流三相1Y結線の回転電機に適用できる。
実施の形態4.
実施の形態4は、三相交流2Δ結線の回転電機に適用する回転電機ステータの結線板に関するものである。
実施の形態4の回転電機ステータの結線板について、結線板(導線切断後)の説明図である図21、および回転電機の結線図である図22に基づいて、実施の形態1との差異を中心に説明する。
実施の形態4の図21において、実施の形態1と同一あるいは相当部分は、同一の符号を付している。
なお、台座は実施の形態1と同様に溝底面の高さは同一平面上である台座14aを使用する。
回転電機100が三相交流2Δ結線の場合の結線板17の構成方法、要領を図21、図22に基づいて説明する。
実施の形態4では、図22に示すように各相の2個の巻線が並列に接続されて3相交流2Δ結線を備える回転電機に適用する例を説明する。
図21は、図22の3相交流2Δ結線に対して、導線15を切断した後の図である。また、図21は、巻線組立品20の巻線端末部12bと導線15との接続、および電源コネクタ40へ接続するリード線16と導線15との接続についても合わせて記載している。
図21において、○印(A)は3相交流2Δ結線に必要な巻線組立品20の巻線端末部12bと導線15との接続を示す。また、□印(B)は三相交流のU、V、W相の電源コネクタ40へ接続するリード線16との接続を示している。
三相交流のU、V、W相の構成に必要な結線部材を形成するため導線15を台座14aに固定した後、台座14aの切り欠き部14a2にパンチのダイを挿入し、導線15を軸方向(X)+側からパンチで打ち抜き、切断する。
実施の形態4では、実施の形態1と同様にして3周分成形し、さらにもう1周分成形して4周の渦巻き状に成形する。
4周ある導線15の最内径側の導線15は巻き始め部14a5より時計回りに15°の位置で切断する。内径側から2番目の導線15は巻き始め部14a5から時計回りに45°、75°の位置で切断する。内径側から3番目の導線15は巻き始め部14a5から時計回りに105°、135°の位置で切断する。最外径側の導線15は巻き始め部14a5から時計回りに165°の位置で切断する。
三相交流のU、V、W相の構成に必要な結線部材として導線15を台座14aに配置し、固定し、適用するステータ10、すなわち回転電機100の結線方式(この場合は、三相交流2Δ結線)に対応して、導線15を切断することで、結線板17が製作される。
以上説明したように、実施の形態4の回転電機ステータの結線板は、三相交流2Δ結線の回転電機に適用するように構成したものである。
したがって、実施の形態4の回転電機ステータの結線板は、接着剤を用いずに導線を固定することができる結線板を交流三相2Δ結線の回転電機に適用できる。
実施の形態5.
実施の形態5は、三相交流1Δ結線の回転電機に適用する回転電機ステータの結線板に関するものである。
実施の形態5の回転電機ステータの結線板について、結線板(導線切断後)の説明図である図23、および回転電機の結線図である図24に基づいて、実施の形態1との差異を中心に説明する。
実施の形態5の図23において、実施の形態1と同一あるいは相当部分は、同一の符号を付している。
なお、台座は実施の形態1と同様に溝底面の高さは同一平面上である台座14aを使用する。
回転電機100が三相交流1Δ結線の場合の結線板17の構成方法、要領を図23、図24に基づいて説明する。
実施の形態5では、図24に示すように各相の2個の巻線が直列に接続されて3相交流1Δ結線を備える回転電機に適用する例を説明する。
図23は、図24の3相交流1Δ結線に対して、導線15を切断した後の図である。また、図23は、巻線組立品20の巻線端末部12bと導線15との接続、および電源コネクタ40へ接続するリード線16と導線15との接続についても合わせて記載している。
図23において、○印(A)は3相交流1Δ結線に必要な巻線組立品20の巻線端末部12bと導線15との接続を示す。また、□印(B)は三相交流のU、V、W相の電源コネクタ40へ接続するリード線16との接続を示している。
三相交流のU、V、W相の構成に必要な結線部材を形成するため導線15を台座14aに固定した後、台座14aの切り欠き部14a2にパンチのダイを挿入し、導線15を軸方向(X)+側からパンチで打ち抜き、切断する。
実施の形態4では、実施の形態1と同様にして3周分成形し、3周の渦巻き状に成形する。
3周ある導線15の最内径側の導線15は巻き始め部14a5より時計回りに15°、165°、195°の位置で切断する。内径側から2番目の導線15は巻き始め部14a5から時計回りに45°、75°、225°、250°の位置で切断する。最外径側の導線15は巻き始め部14a5から時計回りに105°、135°、285°、315°、345°の位置で切断する。
三相交流のU、V、W相の構成に必要な結線部材として導線15を台座14aに配置し、固定し、適用するステータ10、すなわち回転電機100の結線方式(この場合は、三相交流1Δ結線)に対応して、導線15を切断することで、結線板17が製作される。
以上説明したように、実施の形態5の回転電機ステータの結線板は、三相交流1Δ結線の回転電機に適用するように構成したものである。
したがって、実施の形態4の回転電機ステータの結線板は、接着剤を用いずに導線を固定することができる結線板を交流三相1Δ結線の回転電機に適用できる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるものではなく、単独で、または様々な組合せで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組合せる場合が含まれるものとする。
10 ステータ、11 積層コア、11a ヨーク部、11b ティース部、
11c 突出部、12a 巻線用導線、12b 巻線端末部、
13a 結線側インシュレータ、13a1 外鍔部,13a2 内鍔部、
13c1 胴部、13d 導線用溝、13e 外鍔外壁、13f 結線板配置面、
13b 反結線側インシュレータ、13b1 外鍔部,13b2 内鍔部、
13c2 胴部、14a 溝底面が同一平面上の台座、14a1 溝、
14a2 切り欠き部、14a3 内壁凹部、14a4 内壁トンネル部、
14a5 巻き始め部、14a6 突起部、14b 溝底面に段差を持つ台座、
14b1 溝、14b2 切り欠き部、14b3 内壁凹部、
14b4 内壁トンネル部、14b5 巻き始め部、14b6 突起部、
15 接続用導線、16 リード線、17 結線板、20 巻線組立品、30 ロータ、40 電源コネクタ、50a 結線側ブラケット、50b 反結線側ブラケット、
60 フレーム、70a 電極、70b 電極、100 回転電機。

Claims (8)

  1. 同心円状に複数の溝を備え、前記溝の内部に前記溝の開口部の開口幅を狭める突起部を有する台座を備え、
    渦巻き状に成形された導線が前記台座の前記溝の内部に前記突起部により固定されている構造を備えた回転電機ステータの結線板。
  2. 前記台座は、複数の前記溝の底面の高さが同一平面上にある構造を備えるとともに、前記導線を適用対象の結線方式に合わせて切断するための切り欠き部を備え、前記切り欠き部の内径側の壁に電極を通す空間を設けた請求項1に記載の回転電機ステータの結線板。
  3. 前記台座は、複数の前記溝の底面の高さは、内周側の前記溝の方が外周側の前記溝よりも高くなる構造を備えるとともに、前記導線を適用対象の結線方式に合わせて切断するための切り欠き部を備え、前記切り欠き部の内径側の壁に電極を通す空間を設けた請求項1に記載の回転電機ステータの結線板。
  4. 周方向に隣り合う前記切り欠き部の間の前記溝に、前記突起部が設けられている請求項2または請求項3に記載の回転電機ステータの結線板。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機ステータの結線板と、
    インシュレータを装着した積層コアに巻線を巻き回した複数の巻線組立品と、を備え、
    前記巻線組立品は環状に配置されてフレームに圧入され、
    前記巻線組立品の巻線端末部が前記結線板の前記導線と接続された構造を備えた回転電機のステータ。
  6. 前記巻線組立品の前記インシュレータは、前記結線板を配置し位置決めするための平面を備える請求項5に記載の回転電機のステータ。
  7. 前記結線板および前記巻線組立品はモールドされている請求項5または請求項6に記載の回転電機のステータ。
  8. 請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の回転電機のステータと、
    前記ステータの内周側に配置されたロータと、を備えた回転電機。
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