JP2022018902A - 基板処理システム、メンテナンス方法及び基板処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板を処理する処理装置に設けられるゲートバルブのメンテナンス性を向上させる。
【解決手段】減圧環境下において基板を処理するシステムであって、第1の真空処理室と、前記第1の真空処理室に隣接して設けられる第2の真空処理室と、前記第1の真空処理室と前記第2の真空処理室との間を仕切る壁部に対して着脱自在に設けられ、前記第1の真空処理室と前記第2の真空処理室との間の前記基板の搬入出口を構成する環状のゲート部材と、前記第2の真空処理室に配置され、前記搬入出口を開閉するゲートバルブと、前記ゲート部材と前記ゲートバルブとの間を封止する第1の封止部材と、前記第2の真空処理室と前記ゲートバルブとの間を封止する第2の封止部材と、前記第1の真空処理室と前記ゲート部材との間を封止する第3の封止部材と、を有する。
【選択図】図6
【解決手段】減圧環境下において基板を処理するシステムであって、第1の真空処理室と、前記第1の真空処理室に隣接して設けられる第2の真空処理室と、前記第1の真空処理室と前記第2の真空処理室との間を仕切る壁部に対して着脱自在に設けられ、前記第1の真空処理室と前記第2の真空処理室との間の前記基板の搬入出口を構成する環状のゲート部材と、前記第2の真空処理室に配置され、前記搬入出口を開閉するゲートバルブと、前記ゲート部材と前記ゲートバルブとの間を封止する第1の封止部材と、前記第2の真空処理室と前記ゲートバルブとの間を封止する第2の封止部材と、前記第1の真空処理室と前記ゲート部材との間を封止する第3の封止部材と、を有する。
【選択図】図6
Description
本開示は、基板処理システム、メンテナンス方法及び基板処理方法に関する。
特許文献1には、処理室の搬入出口の開閉に用いられるゲートバルブが開示されている。前記ゲートバルブは、前記搬入出口に連通する開口部が形成された壁部と、前記開口部を開閉する弁体と、前記弁体を閉塞位置と退避位置との間で移動させる弁体移動部と、前記壁部の開口部の周囲に設けられた第1のシール部と、前記第1のシール部と協働して前記弁体と前記壁部との間をシールする第2のシール部と、を有する。
本開示にかかる技術は、基板を処理する処理装置に設けられるゲートバルブのメンテナンス性を向上させる。
本開示の一態様は、減圧環境下において基板を処理するシステムであって、第1の真空処理室と、前記第1の真空処理室に隣接して設けられる第2の真空処理室と、前記第1の真空処理室と前記第2の真空処理室との間を仕切る壁部に対して着脱自在に設けられ、前記第1の真空処理室と前記第2の真空処理室との間の前記基板の搬入出口を構成する環状のゲート部材と、前記第2の真空処理室に配置され、前記搬入出口を開閉するゲートバルブと、前記ゲート部材と前記ゲートバルブとの間を封止する第1の封止部材と、前記第2の真空処理室と前記ゲートバルブとの間を封止する第2の封止部材と、前記第1の真空処理室と前記ゲート部材との間を封止する第3の封止部材と、を有する。
本開示によれば、基板を処理する処理装置に設けられるゲートバルブのメンテナンス性を向上させることができる。
半導体デバイスの製造プロセスにおいては、半導体ウェハ(以下、単に「ウェハ」という。)に対して処理ガスを供給し、当該ウェハにエッチング処理、成膜処理、拡散処理などの各種プラズマ処理が行われる。これらプラズマ処理は、内部を減圧雰囲気に制御可能な真空処理チャンバの内部において行われる。該真空処理チャンバは、該真空処理チャンバに対してウェハの搬入出を行う搬送チャンバと、搬入出口としての開口部を介して連通しており、該開口部はゲートバルブを用いて開閉される。
上述した特許文献1には、処理室(真空処理チャンバ)の搬入出口の開閉に用いられるゲートバルブが開示されている。特許文献1に記載のゲートバルブによれば、封止部材及びシール面を構成する第1及び第2のシール部を相互に押し付けるように接触させることにより搬入出口を密閉し、処理室と搬送室(搬送チャンバ)との間の気密性を保つことができる。また特許文献1においては、一の搬送室に対して複数の処理室が接続されており、ゲートバルブによりそれぞれの処理室の搬入出口を開閉することにより、各処理室の気密性をそれぞれ独立して制御することができる。
ここで、該ゲートバルブが上述するようなプラズマ処理を行うための真空処理チャンバに設けられる場合、該ゲートバルブに設けられた封止部材(例えばOリング)には、真空処理チャンバ内において発生するプラズマの影響によりダメージが蓄積される。このため、該ゲートバルブには定期的なメンテナンス、具体的には封止部材の交換、が必要となる。
このメンテナンスに際しては、メンテナンス対象のゲートバルブを介して接続された真空処理チャンバ及び搬送チャンバをそれぞれ大気開放する必要があり、すなわち、真空処理チャンバ及び搬送チャンバにおけるプロセスを一時的に停止させる必要がある。この時、特に特許文献1に開示されるように一の搬送チャンバに対して複数の真空処理チャンバが接続されている場合、メンテナンスが行われない他の真空処理チャンバにおけるプロセスも同時に停止させる必要があり、システム全体における生産性の低下が懸念される。
かかるメンテナンスに際しての生産性の改善手法としては、例えば一の真空処理チャンバに対してゲートバルブを2重に配置し、これにより一の真空処理チャンバの封止部材の交換を、搬送チャンバ及び他の真空処理チャンバとは独立して行うことが検討されている。しかしながら、このようにゲートバルブを2重に配置する場合、メンテナンス頻度に対するゲートバルブの費用対効果が悪く、他の改善手法が求められる。このように、従来のゲートバルブ構造には、メンテナンス性やコストの観点から改善の余地があった。
本開示にかかる技術は、基板を処理する処理装置に設けられるゲートバルブのメンテナンス性を向上させる。以下、本実施形態にかかる基板処理システムとしてのウェハ処理装置及び基板処理方法としてのウェハ処理方法ついて、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<ウェハ処理装置>
先ず、本実施形態にかかるウェハ処理装置について説明する。図1は、本実施形態にかかるウェハ処理装置1の構成の概略を示す平面図である。ウェハ処理装置1では、基板としてのウェハWに対して、例えばエッチング処理、成膜処理、拡散処理などのプラズマ処理を行う。
先ず、本実施形態にかかるウェハ処理装置について説明する。図1は、本実施形態にかかるウェハ処理装置1の構成の概略を示す平面図である。ウェハ処理装置1では、基板としてのウェハWに対して、例えばエッチング処理、成膜処理、拡散処理などのプラズマ処理を行う。
図1に示すようにウェハ処理装置1は、大気部10と減圧部11がロードロックモジュール20、21を介して一体に接続された構成を有している。大気部10は、大気圧雰囲気下においてウェハWに所望の処理を行う大気モジュールを備える。減圧部11は、減圧雰囲気下においてウェハWに所望の処理を行う減圧モジュールを備える。
ロードロックモジュール20、21は、それぞれゲートバルブ22、23を介して、大気部10の後述するローダモジュール30と、減圧部11の後述するトランスファモジュール50を連結するように設けられている。ロードロックモジュール20、21は、ウェハWを一時的に保持するように構成されている。また、ロードロックモジュール20、21は、内部を大気圧雰囲気と減圧雰囲気(真空状態)とに切り替えられるように構成されている。
大気部10は、後述するウェハ搬送機構40を備えたローダモジュール30と、複数のウェハWを保管可能なフープ31を載置するロードポート32とを有している。なお、ローダモジュール30には、ウェハWの水平方向の向きを調節するオリエンタモジュール(図示せず)や複数のウェハWを格納する格納モジュール(図示せず)などが隣接して設けられていてもよい。
ローダモジュール30は内部が矩形の筐体からなり、筐体の内部は大気圧雰囲気に維持されている。ローダモジュール30の筐体の長辺を構成する一側面には、複数、例えば5つのロードポート32が並設されている。ローダモジュール30の筐体の長辺を構成する他側面には、ロードロックモジュール20、21が並設されている。
ローダモジュール30の内部には、ウェハWを搬送するウェハ搬送機構40が設けられている。ウェハ搬送機構40は、ウェハWを保持して移動する搬送アーム41と、搬送アーム41を回転可能に支持する回転台42と、回転台42を搭載した回転載置台43とを有している。また、ローダモジュール30の内部には、ローダモジュール30の長手方向に延伸するガイドレール44が設けられている。回転載置台43はガイドレール44上に設けられ、ウェハ搬送機構40はガイドレール44に沿って移動可能に構成されている。
減圧部11は、ウェハWを内部で搬送するトランスファモジュール50と、トランスファモジュール50から搬送されたウェハWに所望の処理を行う処理モジュール60を有している。トランスファモジュール50及び処理モジュール60の内部は、それぞれ減圧雰囲気に維持される。なお本実施形態においては、1つのトランスファモジュール50に対して、複数、例えば8つの処理モジュール60が接続されている。なお、処理モジュール60の数や配置は本実施形態に限定されず、任意に設定することができる。
第2の真空処理室としてのトランスファモジュール50は内部が多角形状(図示の例では五角形状)の筐体からなり、上述したようにロードロックモジュール20、21に接続されている。トランスファモジュール50は、ロードロックモジュール20に搬入されたウェハWを一の処理モジュール60に搬送して所望の処理を施した後、ロードロックモジュール21を介して大気部10に搬出する。
第1の真空処理室としての処理モジュール60は、例えばエッチング処理、成膜処理、拡散処理などのプラズマ処理を行う。処理モジュール60には、ウェハ処理の目的に応じた処理を行うモジュールを任意に選択することができる。また処理モジュール60は、開口部60a(図2を参照)を介してトランスファモジュール50と連通しており、開口部60aはゲートバルブ61を用いて開閉自在に構成されている。なお、処理モジュール60、及びゲートバルブ61の詳細な構成は後述する。
トランスファモジュール50の内部には、ウェハWを搬送するウェハ搬送機構70が設けられている。ウェハ搬送機構70は、ウェハWを保持して移動する搬送アーム71と、搬送アーム71を回転可能に支持する回転台72と、回転台72を搭載した回転載置台73とを有している。また、トランスファモジュール50の内部には、トランスファモジュール50の長手方向に延伸するガイドレール74が設けられている。回転載置台73はガイドレール74上に設けられ、ウェハ搬送機構70はガイドレール74に沿って移動可能に構成されている。
トランスファモジュール50では、ロードロックモジュール20に保持されたウェハWを搬送アーム71で受け取り、任意の処理モジュール60に搬送する。また、処理モジュール60で所望の処理が施されたウェハWを搬送アーム71が保持し、ロードロックモジュール21に搬出する。
本実施形態にかかるウェハ処理装置1は以上のように構成されている。次に、上述した処理モジュール60の詳細な構成について説明する。図2は、処理モジュール60の構成の概略を模式的に示す縦断面図である。
図2に示すように処理モジュール60は、プラズマ処理装置100及び制御部101を含む。プラズマ処理装置100は、プラズマ処理チャンバ110、ガス供給部120、RF(Radio Frequency:高周波)電力供給部130及び排気システム140を含む。また、プラズマ処理装置100は、支持部111及び上部電極シャワーヘッド112を含む。支持部111は、プラズマ処理チャンバ110内のプラズマ処理空間110sの下部領域に配置される。上部電極シャワーヘッド112は、支持部111の上方に配置され、プラズマ処理チャンバ110の天部(ceiling)の一部として機能し得る。
プラズマ処理チャンバ110の側壁面には、上述した開口部60aが形成されている。開口部60aのトランスファモジュール50側にはゲートバルブ61が設けられており、該ゲートバルブ61により開口部60aを開閉自在に構成されている。なお、ゲートバルブ61の詳細な構成については後述する。
支持部111は、プラズマ処理空間110sにおいてウェハWを支持するように構成される。一実施形態において、支持部111は、下部電極113、静電チャック114、及びエッジリング115を含む。静電チャック114は、下部電極113上に配置され、静電チャック114の上面でウェハWを支持するように構成される。エッジリング115は、下部電極113の周縁部上面においてウェハWを囲むように配置される。また、図示は省略するが、一実施形態において、支持部111は、当該支持部111を貫通し、ウェハWの下面に当接して昇降自在に構成されたリフタピンを含んでいてもよい。さらに、図示は省略するが、一実施形態において、支持部111は、静電チャック114及びウェハWのうち少なくとも1つをターゲット温度に調節するように構成される温調モジュールを含んでもよい。温調モジュールは、ヒータ、流路、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。流路には、冷媒、伝熱ガスのような温調流体が流れる。
上部電極シャワーヘッド112は、ガス供給部120からの1又はそれ以上の処理ガスをプラズマ処理空間110sに供給するように構成される。一実施形態において、上部電極シャワーヘッド112は、ガス入口112a、ガス拡散室112b、及び複数のガス出口112cを有する。ガス入口112aは、ガス供給部120及びガス拡散室112bと流体連通している。複数のガス出口112cは、ガス拡散室112b及びプラズマ処理空間110sと流体連通している。一実施形態において、上部電極シャワーヘッド112は、1又はそれ以上の処理ガスをガス入口112aからガス拡散室112b及び複数のガス出口112cを介してプラズマ処理空間110sに供給するように構成される。
ガス供給部120は、1又はそれ以上のガスソース121及び1又はそれ以上の流量制御器122を含んでもよい。一実施形態において、ガス供給部120は、1又はそれ以上の処理ガスを、それぞれに対応のガスソース121からそれぞれに対応の流量制御器122を介してガス入口112aに供給するように構成される。各流量制御器122は、例えばマスフローコントローラ又は圧力制御式の流量制御器を含んでもよい。さらに、ガス供給部120は、1又はそれ以上の処理ガスの流量を変調又はパルス化する1又はそれ以上の流量変調デバイスを含んでもよい。
RF電力供給部130は、RF電力、例えば1又はそれ以上のRF信号を、下部電極113、上部電極シャワーヘッド112、又は、下部電極113及び上部電極シャワーヘッド112の双方のような1又はそれ以上の電極に供給するように構成される。これにより、プラズマ処理空間110sに供給された1又はそれ以上の処理ガスからプラズマが生成される。したがって、RF電力供給部130は、プラズマ処理チャンバにおいて1又はそれ以上の処理ガスからプラズマを生成するように構成されるプラズマ生成部の少なくとも一部として機能し得る。一実施形態において、RF電力供給部130は、2つのRF生成部131a、131b及び2つの整合回路132a、132bを含む。一実施形態において、RF電力供給部130は、第1のRF信号を第1のRF生成部131aから第1の整合回路132aを介して下部電極113に供給するように構成される。例えば、第1のRF信号は、27MHz~100MHzの範囲内の周波数を有してもよい。
また、一実施形態において、RF電力供給部130は、第2のRF信号を第2のRF生成部131bから第2の整合回路132bを介して下部電極113に供給するように構成される。例えば、第2のRF信号は、400kHz~13.56MHzの範囲内の周波数を有してもよい。代わりに、第2のRF生成部131bに代えて、DC(Direct Current)パルス生成部を用いてもよい。
さらに、図示は省略するが、本開示においては他の実施形態が考えられる。例えば、代替実施形態において、RF電力供給部130は、第1のRF信号をRF生成部から下部電極113に供給し、第2のRF信号を他のRF生成部から下部電極113に供給し、第3のRF信号をさらに他のRF生成部から下部電極113に供給するように構成されてもよい。加えて、他の代替実施形態において、DC電圧が上部電極シャワーヘッド112に印加されてもよい。
またさらに、種々の実施形態において、1又はそれ以上のRF信号(すなわち、第1のRF信号、第2のRF信号等)の振幅がパルス化又は変調されてもよい。振幅変調は、オン状態とオフ状態との間、あるいは、2又はそれ以上の異なるオン状態の間でRF信号振幅をパルス化することを含んでもよい。
排気システム140は、例えばプラズマ処理チャンバ110の底部に設けられた排気口110eに接続され得る。排気システム140は、圧力弁及び真空ポンプを含んでもよい。真空ポンプは、ターボ分子ポンプ、粗引きポンプ又はこれらの組み合わせを含んでもよい。
一実施形態において、制御部101は、本開示において述べられる種々の工程をプラズマ処理装置100に実行させるコンピュータ実行可能な命令を処理する。制御部101は、ここで述べられる種々の工程を実行するようにプラズマ処理装置100の各要素を制御するように構成され得る。一実施形態において、制御部101の一部又は全てがプラズマ処理装置100に含まれてもよい。制御部101は、例えばコンピュータ150を含んでもよい。コンピュータ150は、例えば、処理部(CPU:Central Processing Unit)151、記憶部152、及び通信インターフェース153を含んでもよい。処理部151は、記憶部152に格納されたプログラムに基づいて種々の制御動作を行うように構成され得る。記憶部152は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。通信インターフェース153は、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介してプラズマ処理装置100との間で通信してもよい。
以上、種々の例示的実施形態について説明してきたが、上述した例示的実施形態に限定されることなく、様々な追加、省略、置換、及び変更がなされてもよい。また、異なる実施形態における要素を組み合わせて他の実施形態を形成することが可能である。
本実施形態にかかる処理モジュール60は以上のように構成されている。次に、ウェハ処理装置1、及び処理モジュール60を用いて行われるウェハ処理について説明する。
先ず、複数のウェハWを収納したフープ31がロードポート32に載置され、ウェハ搬送機構40によってフープ31からウェハWが取り出される。次に、ロードロックモジュール20のゲートバルブ22が開放され、ウェハ搬送機構40によってロードロックモジュール20にウェハWが搬入される。
ロードロックモジュール20では、ゲートバルブ22を閉塞してロードロックモジュール20内が密閉された後、該ロードロックモジュール20の内部を所望の真空度まで減圧する。ロードロックモジュール20の内部が減圧されると、次に、ゲートバルブ23が開放され、ロードロックモジュール20の内部とトランスファモジュール50の内部が連通される。
ゲートバルブ23が開放されると、ウェハ搬送機構70によってロードロックモジュール20内のウェハWがトランスファモジュール50に搬送され、ゲートバルブ23が閉塞される。次に、一の処理モジュール60のゲートバルブ61が開放され、ウェハ搬送機構70によって処理モジュール60にウェハWが搬入される。処理モジュール60にウェハWが搬入されると、ゲートバルブ61が閉塞されて処理モジュール60のプラズマ処理チャンバ110内が密閉される。
処理モジュール60では、先ず、リフタピンの昇降により静電チャック114上にウェハWが載置される。その後、静電チャック114の電極に直流電圧を印加することにより、ウェハWはクーロン力によって静電チャック114に静電吸着され、保持される。また、ウェハWの搬入後、排気システム140によってプラズマ処理チャンバ110の内部を所望の真空度まで減圧する。
次に、ガス供給部120から上部電極シャワーヘッド112を介してプラズマ処理空間110sに処理ガスを供給する。また、RF電力供給部130によりプラズマ生成用の高周波電力HFを下部電極113に供給し、処理ガスを励起させて、プラズマを生成する。この際、RF電力供給部130によりイオン引き込み用の高周波電力LFを供給してもよい。そして、生成されたプラズマの作用によって、ウェハWに所望のプラズマ処理が施される。
なお、プラズマ処理中、温調モジュールによって静電チャック114に吸着保持されたウェハWの温度を調整する。この際、ウェハWに熱を効率よく伝達させるために、静電チャック114の上面に吸着されたウェハWの裏面(保持面)に向けて、HeガスやArガス等の伝熱ガスを供給する。
プラズマ処理を終了する際には、先ず、RF電力供給部130からの高周波電力HFの供給およびガス供給部120による処理ガスの供給を停止する。また、プラズマ処理中に高周波電力LFを供給していた場合には、当該高周波電力LFの供給も停止する。次いで、ウェハWの裏面への伝熱ガスの供給を停止し、静電チャック114によるウェハWの吸着保持を停止する。
その後、リフタピンによりウェハWを上昇させ、静電チャック114からウェハWを離脱させる。この離脱の際には、ウェハWの除電処理を行ってもよい。そして次に、ゲートバルブ61が開放され、ウェハ搬送機構70によって処理モジュール60からウェハWを搬出する。処理モジュール60からウェハWが搬出されると、ゲートバルブ61が閉塞される。
次に、ロードロックモジュール21のゲートバルブ23が開放され、ウェハ搬送機構70によってロードロックモジュール21にウェハWが搬入される。ロードロックモジュール21では、ゲートバルブ23を閉塞してロードロックモジュール21内が密閉された後、該ロードロックモジュール21の内部を大気開放する。ロードロックモジュール21の内部が大気開放されると、次に、ゲートバルブ22が開放され、ロードロックモジュール21の内部とローダモジュール30の内部が連通される。
ゲートバルブ22が開放されると、ウェハ搬送機構40によってロードロックモジュール21内のウェハWがローダモジュール30に搬送され、ゲートバルブ22が閉塞される。その後ウェハWは、ウェハ搬送機構40によってロードポート32に載置されたフープ31に戻されて収容される。こうして、ウェハ処理装置1における一連のウェハ処理が終了する。
<ゲートバルブ構造>
上述した実施形態において、処理モジュール60においてウェハWにプラズマ処理を行うと、プラズマ処理チャンバ110の内部で発生したプラズマの影響により、ゲートバルブ61に設けられた封止部材(例えばOリング)にダメージが蓄積される。このため、ゲートバルブ61には定期的なメンテナンス(Oリングの交換)が必要になるが、ゲートバルブ61が従来のゲートバルブ構造を有する場合、上述したようにこのメンテナンスに際してトランスファモジュール50に接続された全ての処理モジュール60の動作を停止させる必要があり、生産性の低下が懸念される。
上述した実施形態において、処理モジュール60においてウェハWにプラズマ処理を行うと、プラズマ処理チャンバ110の内部で発生したプラズマの影響により、ゲートバルブ61に設けられた封止部材(例えばOリング)にダメージが蓄積される。このため、ゲートバルブ61には定期的なメンテナンス(Oリングの交換)が必要になるが、ゲートバルブ61が従来のゲートバルブ構造を有する場合、上述したようにこのメンテナンスに際してトランスファモジュール50に接続された全ての処理モジュール60の動作を停止させる必要があり、生産性の低下が懸念される。
そこで以下の説明においては、トランスファモジュール50、及び他の処理モジュール60とは独立してメンテナンス(Oリングの交換)を行うことができる、本実施形態にかかるゲートバルブ構造について、図面を参照して説明する。図3は、本実施形態にかかるゲートバルブ構造を模式的に示す縦断面図である。
図3に示すように、本実施形態にかかるゲートバルブ構造は、ゲートバルブ61と、メンテナンスリング201とを有している。メンテナンスリング201は、処理モジュール60の側壁面に形成された開口部60aと嵌合し、トランスファモジュール50と処理モジュール60との間のウェハWの搬入出口を構成する。またゲートバルブ61は、メンテナンスリング201により構成される搬入出口(開口部60a)を開閉する弁体202と、弁体202を移動させる弁体移動部203とを備えている。
ゲート部材としてのメンテナンスリング201は、例えば断面視における処理モジュール60側の端部にフランジ部が形成された環状構造を有しており、図3に示すように該フランジ部がボルトネジ等の締結部材201aにより、処理モジュール60の側壁面に締結される。また上述したように、該メンテナンスリング201の環状構造の中抜き部が、トランスファモジュール50と処理モジュール60との間のウェハWの搬入出口を構成する。
弁体202の搬入出口(開口部60a)側の面は開口部60aよりも大面積の閉塞面となっており、弁体202が搬入出口を閉塞する際には、閉塞面が搬入出口、開口部60a及びその周囲を覆うようになっている。
弁体移動部203は図示しない駆動機構を有しており、搬入出口を閉塞する閉塞位置と、搬入出口から退避した退避位置との間で弁体202を移動させる。なお、駆動機構の構成は特に限定されるものではなく、例えばリンク機構、カム機構、エアシリンダやモータ等から選択される1以上の機構を用いることができる。
また本実施形態にかかるゲートバルブ構造には、図3に示すように、トランスファモジュール50と処理モジュール60との間の気密性を確保するための、第1の封止部材211、第2の封止部材212及び第3の封止部材213が設けられている。
第1の封止部材211は例えば弁体202に配置され、搬入出口の閉塞時においてメンテナンスリング201と当接する。これにより第1の封止部材211は、トランスファモジュール50と処理モジュール60との間の気密性、より具体的には弁体202とメンテナンスリング201との間の気密性を確保する。第1の封止部材211としては、例えばOリングを用いることができる。
第2の封止部材212は例えば処理モジュール60の側壁面におけるトランスファモジュール50側に配置され、搬入出口の閉塞時において弁体202と当接する。これにより第2の封止部材212は、トランスファモジュール50と処理モジュール60との間の気密性、より具体的には弁体202とトランスファモジュール50との間の気密性を確保する。第2の封止部材212としては、例えばOリングを用いることができる。
第3の封止部材213は例えばメンテナンスリング201のフランジ部に配置され、処理モジュール60の側壁面と当接する。これにより第3の封止部材213は、トランスファモジュール50と処理モジュール60との間の気密性、より具体的にはメンテナンスリング201と処理モジュール60との間の気密性を確保する。第3の封止部材213としては、例えばOリングを用いることができる。
<ゲートバルブのメンテナンス方法>
本実施形態にかかるゲートバルブ構造は、以上のように構成されている。本実施形態にかかるゲートバルブ構造においては、処理モジュール60の内部におけるプラズマ処理により、第1の封止部材211にダメージが蓄積される。そこで次に、このように構成されたゲートバルブ構造における処理モジュール60(ゲートバルブ61)のメンテナンス方法、具体的には第1の封止部材211の交換方法について説明する。図4は、処理モジュール60のメンテナンスの主な工程を示すフロー図である。また、図5及び図6は処理モジュール60メンテナンスの様子を示す説明図である。
本実施形態にかかるゲートバルブ構造は、以上のように構成されている。本実施形態にかかるゲートバルブ構造においては、処理モジュール60の内部におけるプラズマ処理により、第1の封止部材211にダメージが蓄積される。そこで次に、このように構成されたゲートバルブ構造における処理モジュール60(ゲートバルブ61)のメンテナンス方法、具体的には第1の封止部材211の交換方法について説明する。図4は、処理モジュール60のメンテナンスの主な工程を示すフロー図である。また、図5及び図6は処理モジュール60メンテナンスの様子を示す説明図である。
処理モジュール60メンテナンスに際しては、先ず、ゲートバルブ61により処理モジュール60の搬入出口を閉塞し、処理モジュール60の内部を大気開放する(図4のステップS1)。この時、ゲートバルブ61により搬入出口を閉塞しているため、トランスファモジュール50の内部は減圧状態に保たれる。
処理モジュール60の内部が大気開放されると、図5(a)に示すようにプラズマ処理チャンバ110の天部(ceiling)が取り外される(図4のステップS2)。次に、締結部材201aを取り外し、更に、図5(b)に示すようにメンテナンスリング201が処理モジュール60の側壁面から取り外される(図4のステップS3)。この時、上述したようにゲートバルブ61の弁体202は開口部60aよりも大面積を有しているため、側壁面からメンテナンスリング201を取り外した場合であっても適切に開口部60aを閉塞でき、トランスファモジュール50の内部を減圧状態に保つことができる。
メンテナンスリング201が取り外されると、図5(b)に示したように第1の封止部材211が処理モジュール60のプラズマ処理空間110sに露出する。これにより、第1の封止部材211に対して処理モジュール60側からアクセスすることが可能になり、図6に示すように該第1の封止部材211の交換(図4のステップS4)を行うことができる。
なお、第1の封止部材211に加え、第3の封止部材213にも交換の必要が生じている場合には、このメンテナンスリング201の離脱時において第3の封止部材213の交換も同時に行うことができる。
第1の封止部材211の交換が完了すると、次に、メンテナンスリング201、及びプラズマ処理チャンバ110の天部をそれぞれ取り付けて処理モジュール60の内部を密閉する(図4のステップS5、S6)。その後、処理モジュール60の内部を減圧(図4のステップS7)することで処理モジュール60のメンテナンスが完了し、その後、ゲートバルブ61を閉塞位置から退避位置に移動させて搬入出口を開放することで、処理モジュール60におけるプラズマ処理を再開できる。
以上、本実施形態にかかるゲートバルブ構造によれば、処理モジュール60側にメンテナンスリング201を設け、該メンテナンスリング201とゲートバルブ61の弁体202との間にOリング(第1の封止部材211)のシール面を設けている。これにより、処理モジュール60側からメンテナンスリング201を取り外すことで、トランスファモジュール50の内部、及び他の処理モジュール60の内部を減圧(真空)状態に保った状態で処理モジュール60(ゲートバルブ61)のメンテナンスを行うことができる。
このように、トランスファモジュール50、及び他の処理モジュール60における処理とは独立して一の処理モジュール60(ゲートバルブ61)のメンテナンスを行うことができる。このため、該メンテナンスに際して他の処理モジュール60におけるウェハ処理を継続して行うことができ、すなわち、ウェハ処理装置1における生産性を低下させることなく一の処理モジュール60のメンテナンスを行うことができる。
また本実施形態にかかるゲートバルブ構造によれば、ゲートバルブ61、メンテナンスリング201、及び複数の封止部材からなる構成により、一の処理モジュール60のメンテナンスを独立して行うことができる。すなわち、従来のように高価なゲートバルブを2重に配置する必要がないため、ゲートバルブ構造の設置にかかるコストを大幅に低減することができる。
また上記実施形態によれば、ゲートバルブ61の弁体202は開口部60aよりも大面積を有して搬入出口の閉塞を行うため、メンテナンスリング201を側壁部から取り外した場合であっても、適切にトランスファモジュール50の内部を減圧状態に保つことができる。
なお、本実施形態においては図3に示したように第1~第3の封止部材211、212、213を、それぞれ弁体202、トランスファモジュール50の側壁面、メンテナンスリング201のフランジ部にそれぞれ設けたが、封止部材の設置位置はこれに限定されるものではない。すなわち、ゲートバルブ61とメンテナンスリング201(第1の封止部材211に相当)、ゲートバルブ61とトランスファモジュール50(第2の封止部材212に相当)、メンテナンスリング201と処理モジュール60(第3の封止部材213に相当)、の間の気密性を保つことができればよい。
具体的には、例えば図7(a)に示すように、第1の封止部材211がメンテナンスリング201側に設けられていてもよい。また例えば図7(b)に示すように、第2の封止部材212が弁体202側に設けられていてもよい。また例えば図7(c)に示すように、第3の封止部材213が処理モジュール60の側壁面に設けられていてもよい。更に例えば、図7(d)に示すように、第3の封止部材213が、メンテナンスリング201のフランジ部以外に設けられていてもよい。
なお、以上の実施形態においては、メンテナンスリング201が処理モジュール60側の端部にフランジ部を有するフランジリングにより構成されたが、処理モジュール60側からアクセスして着脱できる構造であれば、メンテナンスリング201の形状も限定されるものではない。例えば、図8に示すメンテナンスリング301のように、フランジ部を有さない単純リング形状により構成されていてもよい。
なお、以上の実施形態においては、メンテナンスリング201を有するゲートバルブ構造が、内部でプラズマ処理が行われる処理モジュール60の搬入出口に設けられる場合を例に説明を行ったが、本開示に係るゲートバルブ構造は任意の処理モジュールに対して用いることができる。すなわち、他のモジュールでのウェハ処理を継続しながらメンテナンスを行う必要があれば、内部でプラズマ処理が行われない任意の処理モジュール、例えば本実施形態にかかるロードロックモジュール20、21に対しても、本開示に係るゲートバルブ構造を適用できる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 ウェハ処理装置
50 トランスファモジュール
60 処理モジュール
61 ゲートバルブ
201 メンテナンスリング
211 第1の封止部材
212 第2の封止部材
213 第3の封止部材
W ウェハ
50 トランスファモジュール
60 処理モジュール
61 ゲートバルブ
201 メンテナンスリング
211 第1の封止部材
212 第2の封止部材
213 第3の封止部材
W ウェハ
Claims (15)
- 減圧環境下において基板を処理するシステムであって、
第1の真空処理室と、
前記第1の真空処理室に隣接して設けられる第2の真空処理室と、
前記第1の真空処理室と前記第2の真空処理室との間を仕切る壁部に対して着脱自在に設けられ、前記第1の真空処理室と前記第2の真空処理室との間の前記基板の搬入出口を構成する環状のゲート部材と、
前記第2の真空処理室に配置され、前記搬入出口を開閉するゲートバルブと、
前記ゲート部材と前記ゲートバルブとの間を封止する第1の封止部材と、
前記第2の真空処理室と前記ゲートバルブとの間を封止する第2の封止部材と、
前記第1の真空処理室と前記ゲート部材との間を封止する第3の封止部材と、を有する、基板処理システム。 - 前記第1の封止部材は、前記ゲート部材の前記壁部からの取り外し時において、前記第1の真空処理室の内部空間に露出する位置に設けられる、請求項1に記載に基板処理システム。
- 前記第1の封止部材は、前記ゲートバルブに配置される、請求項1又は2に記載に基板処理システム。
- 前記第2の封止部材は、前記第2の真空処理室における前記壁部に配置される、請求項1~3のいずれか一項に記載に基板処理システム。
- 前記ゲート部材は、断面視における前記第1の真空処理室側の端部にフランジ部を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の基板処理システム。
- 前記第3の封止部材は、前記ゲート部材における前記フランジ部に配置される、請求項5に記載の基板処理システム。
- 前記第2の真空処理室には、複数の前記第1の真空処理室が隣接して設けられる、請求項1~6のいずれか一項に記載の基板処理システム。
- 前記第1の真空処理室は前記基板をプラズマ処理するプラズマ処理チャンバである、請求項1~7のいずれか一項に記載の基板処理システム。
- 前記第2の真空処理室は前記基板を搬送する搬送チャンバである、請求項1~8のいずれか一項に記載の基板処理システム。
- 前記第1の封止部材、前記第2の封止部材及び前記第3の封止部材はOリングである、請求項1~9のいずれか一項に記載に基板処理システム。
- 減圧環境下において基板を処理する基板処理システムのメンテナンス方法であって、
前記基板処理システムは、
第1の真空処理室と、
前記第1の真空処理室に隣接して設けられる第2の真空処理室と、
前記第1の真空処理室と前記第2の真空処理室との間を仕切る壁部に対して着脱自在に設けられ、前記第1の真空処理室と前記第2の真空処理室との間の前記基板の搬入出口を構成する環状のゲート部材と、
前記第2の真空処理室に配置され、前記搬入出口を開閉するゲートバルブと、
前記ゲート部材と前記ゲートバルブとの間を封止する第1の封止部材と、
前記第2の真空処理室と前記ゲートバルブとの間を封止する第2の封止部材と、
前記第1の真空処理室と前記ゲート部材との間を封止する第3の封止部材と、を有し、
(a)前記ゲートバルブにより前記搬入出口を閉塞する工程と、
(b)前記第1の真空処理室の内部を大気開放する工程と、
(c)前記壁部から前記ゲート部材を取り外す工程と、
(d)前記ゲート部材の取り外しにより露出した前記第1の封止部材を交換する工程と、を含む、メンテナンス方法。 - 前記第2の真空処理室には、複数の前記第1の真空処理室が隣接して設けられ、
一の前記第1の真空処理室における前記(a)工程、前記(b)工程、前記(c)工程及び前記(d)工程を、前記第2の真空処理室、及び他の前記第1の真空処理室における前記基板への処理とは独立して実行する、請求項11に記載のメンテナンス方法。 - 前記第1の真空処理室は前記基板をプラズマ処理するプラズマ処理チャンバであり、
前記第2の真空処理室は前記基板を搬送する搬送チャンバである、請求項12に記載のメンテナンス方法。 - 減圧環境下において基板を処理するシステムを用いた基板処理方法であって、
前記基板の処理システムは、
前記基板を処理するための複数の処理チャンバと、
複数の前記処理チャンバに対して前記基板を搬送するための搬送チャンバと、
複数の前記処理チャンバと前記搬送チャンバとの間を仕切る壁部に対して着脱自在に設けられ、前記処理チャンバと前記搬送チャンバとの間の前記基板の搬入出口を構成する環状のゲート部材と、
前記搬送チャンバに配置され、前記搬入出口を開閉するゲートバルブと、
前記ゲート部材と前記ゲートバルブとの間を封止する第1の封止部材と、
前記搬送チャンバと前記ゲートバルブとの間を封止する第2の封止部材と、
前記処理チャンバと前記ゲート部材との間を封止する第3の封止部材と、を有し、
前記基板処理方法は、
(A)メンテナンス対象の前記処理チャンバにおいて、当該処理チャンバのメンテナンスを行う工程と、
(B)メンテナンス対象以外の前記処理チャンバにおいて、前記基板の処理を行う工程と、
が並行して行われ、前記(A)工程は、
(a)前記ゲートバルブにより前記搬入出口を閉塞する工程と、
(b)前記処理チャンバの内部を大気開放する工程と、
(c)前記壁部から前記ゲート部材を取り外す工程と、
(d)前記ゲート部材の取り外しにより露出した前記第1の封止部材を交換する工程と、を含む、基板処理方法。 - 前記処理チャンバは、前記基板をプラズマ処理するプラズマ処理チャンバである、請求項14に記載の基板処理方法。
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---|---|---|---|
JP2020122336A JP2022018902A (ja) | 2020-07-16 | 2020-07-16 | 基板処理システム、メンテナンス方法及び基板処理方法 |
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JP2020122336A JP2022018902A (ja) | 2020-07-16 | 2020-07-16 | 基板処理システム、メンテナンス方法及び基板処理方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024085527A1 (ko) * | 2022-10-21 | 2024-04-25 | 주식회사 원익아이피에스 | 게이트 밸브 어셈블리를 포함하는 기판 처리 시스템 |
-
2020
- 2020-07-16 JP JP2020122336A patent/JP2022018902A/ja active Pending
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WO2024085527A1 (ko) * | 2022-10-21 | 2024-04-25 | 주식회사 원익아이피에스 | 게이트 밸브 어셈블리를 포함하는 기판 처리 시스템 |
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