JP2022018481A - 防草シート - Google Patents

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寿祥 廣橋
Hisayoshi Hirohashi
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Nihon Wide Cloth Co Ltd
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Nihon Wide Cloth Co Ltd
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Abstract

【課題】張力をかけて敷設しても、踏まれたりして摩擦を受けても、根の張りが強い植物に接しても破れないように、引張強度を向上する。【解決手段】経糸12と緯糸13を織って構成され、経糸12と緯糸13がオレフィン系樹脂からなる防草シート11において、経糸12と緯糸13の原料に、添加剤として直鎖状低密度ポリエチレンを5%~10%含有したものを使用する。また、経糸12と緯糸13の延伸倍率は1.3倍~1.8倍に設定する。【選択図】図1

Description

この発明は、防草シートに関し、より詳しくは、引張強度が高い防草シートに関する。
防草シートは張力をかけて敷設される。そのうえ防草シートは、敷設場所にもよるが踏まれたりして摩擦を受けるほか、根の張りが強い植物があれば引き裂き力も受ける。このような場合、防草シートは破れてしまい、機能を果たさなくなる。
そのため、下記特許文献1のような引張強度が高い防草シートが提案されている。この防草シートは、オレフィン系樹脂からなるフラットヤーンを用いて織成され、ある程度の透水性を有しつつ、遮光性及び耐候性を備えるとともに、引張強度を100kgf/5cm以上、引裂強度を20kgf以上としたものである。
防草シートは、フラットヤーンの延伸倍率を3~15倍としてフラットヤーンとして十分な強度を得るとともに、オレフィン系樹脂にカーボンブラックを含有させて耐候性を付与している。また、単糸繊度は500~2000デニールとし、経糸の打込密度を10~20本/インチにすると開示されている。
この構成の防草シートは、透水性と遮光性と耐候性と強度を兼ね備えたものであるが、強度については更なる向上が求められていた。
特許第2997211号公報
この発明は、引張強度を向上することを主な目的とする。
そのための手段は、経糸と緯糸を織って構成され、前記経糸と前記緯糸がオレフィン系樹脂からなる防草シートであって、前記経糸と前記緯糸の原料が、添加剤として直鎖状低密度ポリエチレンを含有したものである防草シートである。
この構成では、ポリオレフィンに少量添加された直鎖状低密度ポリエチレンが全体に均等に分布することで、ポリオレフィンの物理性状を改善して引張強度を高める。
この発明によれば、引張強度の高い防草シートを得られる。
防草シートの一部拡大表面図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、防草シート11の一部を拡大した表面図であり、合成樹脂製のフラットヤーンで構成された経糸12と緯糸13を織ってシート状に構成されている。
経糸12と緯糸13は、合成樹脂のなかでもオレフィン系樹脂で構成されている。具体的には、経糸12はポリプロピレン、緯糸13は高密度ポリエチレン(HDPE)である。
経糸12と緯糸13は、一般的な工程によっておおよそ次のようにして製造される。まず、原料からフィルムを成形したのち、そのフィルムをスリット加工してテープ状にし、テープの搬送方向に一軸延伸する。延伸は加熱しながら行い、延伸により分子が延伸方向に配向することによって強度が向上する。延伸することによってテープは引き伸ばされて薄くなるので、フィルムの厚さは薄くなることを考慮して得られる。
その原料には、添加剤として直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が混合される。直鎖状低密度ポリエチレンは、短い側鎖を多数有する構造であり、高密度ポリエチレンよりも密度が低い。また直鎖状低密度ポリエチレンは、低密度ポリエチレン(LDPE)に比べて同一の分子量(MFR)での引張衝撃強さは高い。
直鎖状低密度ポリエチレンの配合割合は、添加剤であるので少量であり、ポリオレフィン系樹脂の量に対して、たとえば約5%~10%程度の範囲内で適宜設定される。
直鎖状低密度ポリエチレンのほか、例えばカーボンブラックなど所望の機能を発揮させたり高めたりするのに必要な添加剤も含有させてもよい。
延伸は、1.3倍~1.8倍程度に行う。
直鎖状低密度ポリエチレンの配合量を10%、延伸倍率を1.3倍として、ポリプロピレンからな経糸12と、高密度ポリエチレンからなる緯糸13を製造した。
それらの引張強度について、試験を行った。
試験はJIS L-013に準拠したものであり、試験環境は室温20℃のもと、引張試験機としてはSHIMAZU AGS-500Aを用いた。引張測定条件は、チャック間距離が300mmであり、引張速度が300mm/minである。
試料は、経糸と緯糸それぞれ5個ずつ用意した。
結果は、表1のとおりである。資料No.の最初の数字は5個ずつ用意した試料を指し、ハイフンの次の数字の「1」は経糸を、「2」は緯糸を示している。各試料の繊度は、1016dt~1065dtの範囲にある。
Figure 2022018481000002
表1に示したように、引張強度はすべて6cN/dtを超えており、平均値は6.5N/dtであった。ポリプロピレン製で繊度が試料と同程度のフラットヤーンの場合、引張強度は4.8cN/dt程度あり、5cN/dtに満たなかったので、35%程度増強することができたことになる。
また、伸度の平均値は19.6%であった。ポリプロピレン製で繊度が試料と同程度のフラットヤーンの場合、伸度はおおよそ25%であったので、伸度の低下は約20%に抑えることができたことになる。
フラットヤーンの伸度が小さいほど織り機に負担がかかり、織りにくくなるところ、引張強度の上昇率の割に伸度の低下を抑制できるので、織りやすさを確保できる。
経糸12として、ポリプロピレン製で、繊度が1670dtのフラットヤーンを用い、緯糸13として高密度ポリエチレン製造で繊度が2000dtのフラットヤーンを用いて、打ち込み本数を22本/インチとした防草シート[試料A]を得た。
また、同じ経糸12と緯糸13を打ち込み本数24本/インチとした防草シート[試料B]も得た。
これら試料Aと試料Bについて引張強さと伸び率をみる試験を行た。試験方法は、JIS L 1096A法(ラベルドストリップ法)に基づくものであり、23.5kPaの一定圧力で行った。引張速度は20cm/min、つかみ間隔は20cm、試験片幅は5cmである。
結果は、表2のとおりである。
Figure 2022018481000003
表2に示したように、試料Aでは、たて3110N/5cm、よこ2740N/5cmであり、試料Bでは、たて2950N/5cm、よこ3000N/5cmであった。打ち込み本数が22本、24本と多いことも理由であるが、たてで3000N/5cmほどになり、従来(202.3kgf/5cm)に比べて約1.5倍の強度増となったことがわかる。
以上のように、オレフィン系樹脂に直鎖状低密度ポリエチレンを添加剤として含有させて得た経糸12と緯糸13からなる防草シート11は、添加剤による改質効果によって、従来に比して引張強度を高めることができる。
11…防草シート
12…経糸
13…緯糸

Claims (3)

  1. 経糸と緯糸を織って構成され、前記経糸と前記緯糸がオレフィン系樹脂からなる防草シートであって、
    前記経糸と前記緯糸の原料が、添加剤として直鎖状低密度ポリエチレンを含有したものである
    防草シート。
  2. 前記直鎖状低密度ポリエチレンの配合割合が5%~10%である
    請求項1に記載の防草シート。
  3. 前記経糸と前記緯糸の延伸倍率が1.3倍~1.8倍である
    請求項1または請求項2に記載の防草シート。
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