JP2022016029A - ロボット - Google Patents

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Abstract

Figure 2022016029000001
【課題】胴体のピッチングとローリングとヨーイングとを可能とする複数のアクチュエータを備えるロボットにおいて、胴体の動きについて十分な可動範囲を確保する。
【解決手段】ロボット1は、胴体のヨーイングを可能とするヨーイングアクチュエータ11と、ヨーイングアクチュエータ11の上方に配置され、ヨーイングアクチュエータ11によって支持され、胴体のピッチングを可能とするピッチングアクチュエータ12と、ピッチングアクチュエータ13の後方に配置され、ピッチングアクチュエータ13によって支持され、胴体のローリングを可能とするローリングアクチュエータ14とを有している。
【選択図】図5B

Description

本開示はロボットに関する。
二足歩行が可能なロボットや四足歩行が可能なロボットが開発されている(例えば、特許文献1)。二足歩行が可能なロボットのなかには、胴体を動かすことのできるものがある。例えば、胴体の前傾(ピッチング)や、胴体の左右への傾斜(ローリング)などが可能なロボットが開発されている。これらの動きは、胴体の下部(或いは、腰部)に配置される複数のアクチュエータによって実現される。
特開2003-117858号公報
ロボットの胴体の動きをより複雑化しようとすると、胴体の下部に配置するアクチュエータの数が多くなる。例えば、胴体のピッチングや、胴体のローリングに加えて、胴体のヨーイング(胴体のねじり)を可能とするためには、3つのアクチュエータが胴体に必要となる。
胴体に配置するアクチュエータの数を増やすと、胴体の部品の干渉が発生し易くなるので、十分な可動範囲をアクチュエータに確保することが難しくなる。
他の問題として、胴体に配置するアクチュエータの数を増やすと、胴体の高さが増し、ロボットの動きの安定性が低下する可能性がある。
さらに他の問題としては、胴体に配置するアクチュエータの数を増やすと、アクチュエータのレイアウトによっては、ロボットの胴体の前後方向でのサイズが増し、ロボットが大型化するという問題もある。
(1)本開示で提案するロボットの一例は、胴体のヨーイングを可能とするヨーイングアクチュエータと、前記ヨーイングアクチュエータの上方に配置され、前記ヨーイングアクチュエータによって支持され、前記胴体のピッチングを可能とするピッチングアクチュエータと、前記ピッチングアクチュエータの後方に配置され、前記ピッチングアクチュエータによって支持され、前記胴体のローリングを可能とするローリングアクチュエータとを有している。このロボットによると、胴体の前方への傾斜範囲を十分に確保でき、また胴体の右方及び左方への傾斜範囲も十分に確保できる。
(2)本開示で提案するロボットの他の例は、左脚部の上部に位置し、前記左脚部を動かす左脚アクチュエータと、右脚部の上部に位置し、前記右脚部を動かす右脚アクチュエータと、正面視において前記右脚アクチュエータと前記左脚アクチュエータとの間に位置し、胴体のヨーイングを可能とするヨーイングアクチュエータと、前記ヨーイングアクチュエータの上方に配置されている、前記胴体のピッチング又は前記胴体のローリングを可能とする少なくとも1つのアクチュエータとを有している。このロボットによると、ヨーイングアクチュエータの位置を下げることができるので、ロボットの動きの安定性を確保できる。
(3)本開示で提案するロボットのさらに他の例は、胴体のピッチングを可能とするピッチングアクチュエータと、胴体のローリングを可能とするローリングアクチュエータとを有している。前記ピッチングアクチュエータは、電動モータと、減速機構と、前記減速機構を介して前記電動モータの回転を受ける回転出力部とを有し、前記回転出力部が左右方向に沿っている第1中心線を中心として回転可能である。前記ローリングアクチュエータは、電動モータと、減速機構と、前記減速機構を介して前記電動モータの回転を受ける回転出力部とを有し、前記回転出力部が前後方向に沿っている第2中心線を中心として回転可能である。前記ピッチングアクチュエータと前記ローリングアクチュエータは前後方向で並んでいる。前記ピッチングアクチュエータにおいて、前記電動モータの回転中心は前記第1中心線に位置している。前記ローリングアクチュエータにおいて、前記電動モータの回転中心は前記第2中心線から前記電動モータの径方向で離れている。このロボットによると、ロボットの胴体の前後方向でのサイズを低減できる。
なお、(1)で記載した構造は、(2)や(3)で記載した構造を有していないロボットに適用されてもよい。同様に、(2)で記載した構造は、(1)や(3)で記載した構造を有していないロボットに適用されてもよい。さらに、(3)で記載した構造は、(1)や(2)で記載した構造を有していないロボットに適用されてもよい。
本開示で提案するロボットが有しているアクチュエータのレイアウトを示す概略図である。 胴体を構成する部品を示す斜視図である。 図2Aで示される部品の分解斜視図である。 胴体を構成する部品を示す斜視図である。 図3Aで示される部品の分解斜視図である。 図2Aで示されるアクチュエータとフレームの正面図である。 アクチュエータの相対位置を示す正面図である。 図2Aで示される部品の右側面図である。 アクチュエータの相対位置を示す右面図である。 アクチュエータの内部構造を示す図である。 連結フレームが取り付けられているピッチングアクチュエータ、及びフレームの斜視図である。 図7Aで示す部品を別の角度から臨む斜視図である。 図7Aで示す部品の平面図である。 図7Aで示す部品の側面図である。 連結フレーム、ピッチングアクチュエータ、及びフレームの概略図である。 キャリブレーションの実行時における連結フレーム及び回転センサを示す概略図である。 キャリブレーションの後に行われる連結フレームの組立作業を説明するための図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。本明細書では、実施形態の一例として、図1等で示すロボット1について説明する。また、以下の説明では、図1等にあるX1・X2が示す方向をそれぞれ左方・右方と称し、同図にあるZ1・Z2で示す方向をそれぞれ上方・下方と称し、同図にあるY1・Y2で示す方向をそれぞれ前方・後方と称する。
[全体構成]
ロボット1は二足歩行が可能なロボットであり、図1で示すように、右脚部20Rと左脚部20Lとを有している。各脚部20R・20Lには、脚部20R・20Lを動かすための複数のアクチュエータが設けられている。各脚部20R・20Lは、例えば、足首の関節にアクチュエータ26・27を有し、膝の関節にアクチュエータ25を有し、股の関節にアクチュエータ22・23・24を有している。また、ロボット1は、右腕部30Rと左腕部30Lとを有している。各腕部30R・30Lには、脚部30R・30Lを動かすための複数のアクチュエータが設けられている。各腕部30R・30Lは、例えば、肘の関節にアクチュエータ35を有し、上腕にアクチュエータ34を有し、肩関節にアクチュエータ32・33を有している。さらに、ロボット1は、頭部40を動かすための複数のアクチュエータ42・43・44を有している。
ロボット1におけるアクチュエータのレイアウトは、図1で示すものに限られない。例えば、ロボット1は必ずしも頭部に設けられるアクチュエータ42・43・44を有していなくてもよい。また、腕部30R・30Lに設けられるアクチュエータの数は4つより少なくてもよい。同様に、脚部20R・20Lに設けられるアクチュエータの数は6つより少なくてもよい。
[胴体のアクチュエータ]
ロボット1は、胴体10を動かすための複数のアクチュエータ11・12・13を有している。具体的には、ロボット1は、胴体10のヨーイングを可能とするヨーイングアクチュエータ11と、胴体10のピッチングを可能とするピッチングアクチュエータ12と、胴体10のローリングを可能とするローリングアクチュエータ13とを有している。「ヨーイング」とは、上下方向に沿った軸線を中心とした胴体10の動きであり、「ピッチング」とは、左右方向に沿った軸線を中心とした胴体10の動きであり、「ローリング」とは、前後方向に沿った軸線を中心とした胴体10の動きである。
3つのアクチュエータ11・12・13は、胴体10の下部(或いは腰部)に配置されている。胴体10の上部に、腕部30R・30Lを動かし、腕部30R・30Lの最上部に位置するアクチュエータ32と、頭部40を動かす3つのアクチュエータ42・43・44のうち最下部に位置するアクチュエータ42とが配置されている。
胴体10を動かすアクチュエータ11・12・13は、電動モータと、減速機構と、減速機構を介して電動モータの回転を受ける回転出力部とを有している。電動モータとしては、例えばステッピングモータを利用することができる。回転出力部は、アクチュエータにおいてトルク伝達経路の終端に位置し、ロボット1の他の部品(ロボット1の可動部)と連結される。減速機構は、例えば、複数の外歯ギアや、ウォームギア、遊星ギアで構成され得る。
例えば、ヨーイングアクチュエータ11は、図6で示すように、電動モータ11aと、減速機構11bと、減速機構11bを介して電動モータの回転を受ける回転出力部11cとを有している。減速機構11bは、複数の外歯ギアで構成されている。減速機構11bはケース11dに収容されている。ケース11dは電動モータ11aを保持してよい。電動モータ11aは上下方向に沿った回転中心線B11を中心に駆動する。ヨーイングアクチュエータ11の回転出力部11cは、回転中心線B11と平行な回転中心線A11を中心に回転する。ピッチングアクチュエータ12の回転出力部12c(図4B参照)は左右方向に沿った回転中心線A12を中心に回転する。ローリングアクチュエータ13の回転出力部13c(図5B参照)は前後方向に沿った回転中心線A13を中心にして電動モータ13aに対して相対的に回転する。なお、アクチュエータ11・12・13のうち一つ又は複数は減速機構を有していなくてもよい。この場合、回転出力部は電動モータの回転軸であってよい。
[ヨーイングアクチュエータ]
図1で示すように、脚部20R・20Lは、その最上部に、脚部20R・20Lを動かすアクチュエータ22を有している。(以下では、アクチュエータ22を「脚アクチュエータ」と称する。)図4Bで示されるように、ヨーイングアクチュエータ11は、ロボット1の正面視において、右脚部20Rのアクチュエータ22と左脚部20Lの脚アクチュエータ22との間に位置している。ロボット1の正面視において、ヨーイングアクチュエータ11の下端11eの位置は、左右の脚アクチュエータ22の上端22eよりも低い。ヨーイングアクチュエータ11の上方に、胴体10を動かす残りのアクチュエータ(すなわち、ピッチングアクチュエータ12及びローリングアクチュエータ13)が配置されている。ヨーイングアクチュエータ11のこの配置によると、胴体10を動かすアクチュエータ11・12・13の位置を全体的に下げることができるので、ロボット1の重心位置が下がり、ロボット1の動きの安定性を向上できる。
左右の脚アクチュエータ22の構造は、ヨーイングアクチュエータ11のそれと同じである。すなわち、左右の脚アクチュエータ22は、電動モータ22a(図2B参照)と、減速機構と、減速機構を介して電動モータ22aの回転を受ける回転出力部22c(図3A参照)とを有している。左右の脚アクチュエータ22の回転出力部22cは、例えば上下方向に沿った回転中心線A22(図3A参照)を中心にして回転可能であり、左右の脚アクチュエータ22は、左脚部20Lの向きと右脚部20Rの向きをそれぞれ変える。電動モータ22aも上下方向に沿った回転中心線を中心にして駆動する。脚アクチュエータ22の構造は、ロボット1の例に限られない。例えば、電動モータ22aの回転は、ウォームギアで構成される減速機構や、遊星ギアで構成される減速機構を通して回転出力部22cに伝えられてもよい。
図4Bで示すように、ヨーイングアクチュエータ11の全体が左右の脚アクチュエータ22より低くてよい。すなわち、ヨーイングアクチュエータ11の上端11fの位置は、左右の脚アクチュエータ22の上端22eより低くてよい。ロボット1の例では、ヨーイングアクチュエータ11の回転出力部11cの上面の位置が、脚アクチュエータ22の電動モータ22aの上端22eよりも低い。ヨーイングアクチュエータ11のこの配置によると、胴体10を動かす他のアクチュエータ12・13の位置をさらに下げることができるので、ロボット1の動きの安定性向上に繋がる。
また、図4Bで示されるように、ヨーイングアクチュエータ11の下端11eの位置は、脚アクチュエータ22の下端22fより低くてよい。ロボット1の例では、ヨーイングアクチュエータ11の電動モータ11aの下端11eの位置が、脚アクチュエータ22の回転出力部22cの下面よりも低い。これによると、ヨーイングアクチュエータ11の全体の位置が下がるので、ロボット1の動きの安定性向上に繋がる。
図4Aで示すように、左右の脚アクチュエータ22と、ヨーイングアクチュエータ11は共通のフレーム61に取り付けられている。左右の脚アクチュエータ22の電動モータ22aは、フレーム61の上側に配置されている。ヨーイングアクチュエータ11の電動モータ11aの最下部はフレーム61から下方に突出している。
図6で示すように、ヨーイングアクチュエータ11において、回転出力部11cは電動モータ11aの回転中心線B11(電動モータ11aの回転軸)から半径方向に離れている。減速機構11bは、電動モータ11aの回転軸と回転出力部11cとの間に配置され、電動モータ11aの回転を減速して回転出力部11cに伝える。このように、電動モータの回転中心線から回転出力部が離れているアクチュエータを、ヨーイングアクチュエータ11として利用することによって、ヨーイングアクチュエータ11の高さを低減できる。その結果、胴体10を動かす他のアクチュエータ12・13の位置を下げることができる。ロボット1においては、脚アクチュエータ22の構造はヨーイングアクチュエータ11の構造と同じである。したがって、脚アクチュエータ22の回転出力部22cも、脚アクチュエータ22の電動モータ22aの回転中心線から半径方向において離れている。
図5Bで示すように、ヨーイングアクチュエータ11の少なくとも一部は、ロボット1の側面視において、左右の脚アクチュエータ22と重なっていてよい。アクチュエータ11・22のこの配置によると、ロボット1の前後方向でのサイズが大きくなることを防ぐことができる。
図5Bで示すように、ロボット1の例においては、ヨーイングアクチュエータ11の回転出力部11cの回転中心線A11は、ヨーイングアクチュエータ11の電動モータ11aから前方に離れている。一方、脚アクチュエータ22の回転出力部22cの回転中心線A22は、脚アクチュエータ22の電動モータ22aから後方に離れている。つまり、ヨーイングアクチュエータ11において回転出力部11cが電動モータ11aに対して位置している方向(前方)と、脚アクチュエータ22において回転出力部22cが電動モータ22aに対して位置している方向(後方)とが反対である。このことによって、大きな重量を有する電動モータ11a・22aの位置がロボット1の前側と後側とに分かれ、重心位置の前後方向における偏りを低減できる。
図5Bで示すように、2つのアクチュエータ11・22の電動モータ11a・22aは、ロボット1の側面視において重なっていない。すなわち、ヨーイングアクチュエータ11の電動モータ11aの前面11gは、脚アクチュエータ22の電動モータ22aの後面22gから前後方向において離れている。ヨーイングアクチュエータ11のケース11dが、脚アクチュエータ22のケース22dと側面視において重なっている。
図4B及び図5Bで示すように、左右方向で並ぶ3つのアクチュエータ11・22は、それらの回転中心線A11・B11・A22・B22が上下方向に向くように配置されている。そして、回転出力部11c・22cの回転中心線A11・A22と電動モータ11a・22aの回転中心線B11・B22は前後方向で離れている。3つのアクチュエータ11・22のこの配置によって、左右方向でのサイズの大型化を抑えることができている。
なお、ヨーイングアクチュエータ11と脚アクチュエータ22のレイアウトはロボット1の例に限られない。例えば、ヨーイングアクチュエータ11の回転出力部11cは、ヨーイングアクチュエータ11の電動モータ11aから後方に離れている一方で、脚アクチュエータ22の回転出力部22cは、脚アクチュエータ22の電動モータ22aから前方に離れていてもよい。他の例として、各アクチュエータ11・22において、回転出力部11c・22cは、電動モータ11a・22aと同軸線上に配置されてもよい。
さらに他の例として、ヨーイングアクチュエータ11において、電動モータ11aの回転中心線B11と、回転出力部11cの回転中心線A11は、垂直であってもよい。この場合、減速機構11bはウォームギアや斜歯ギアを含んでもよい。同様に、脚アクチュエータ22において、電動モータ22aの回転中心線B22と回転出力部22cの回転中心線A22は垂直であってもよい。この場合、減速機構はウォームギアや斜歯ギアを含んでもよい。このような場合でも、ヨーイングアクチュエータ11の回転出力部11cが電動モータ11aに対して位置している方向と、脚アクチュエータ22の回転出力部22cが電動モータ22aに対して位置している方向とが反対であってよい。
さらに他の例としては、ヨーイングアクチュエータ11の上端11fの位置は、左右の脚アクチュエータ22の上端22eより高くてよい。また、ヨーイングアクチュエータ11の下端11eの位置は、左右の脚アクチュエータ22の下端22fより高くてよい。
[ピッチングアクチュエータ]
図4A及び図4Bで示すように、ヨーイングアクチュエータ11の上方にピッチングアクチュエータ12が配置されている。ピッチングアクチュエータ12は、ヨーイングアクチュエータ11によって支持されている。詳細には、ヨーイングアクチュエータ11の回転出力部11cに、ピッチングアクチュエータ12を保持しているフレーム62が取り付けられている。ピッチングアクチュエータ12と、ピッチングアクチュエータ12によって支持される部位(具体的には、ローリングアクチュエータ13と胴体10の上部)は、ヨーイングアクチュエータ11の駆動によって、上下方向に沿った回転中心線A11を中心として回転する(ヨーイング)。
図4B及び図5Bで示すように、ピッチングアクチュエータ12は、左右の脚アクチュエータ22の上端22eよりも上方に位置している。また、ピッチングアクチュエータ12を保持しているフレーム62(図4A参照)の位置も、左右の脚アクチュエータ22の上端22eよりも高い。この配置によって、ピッチングアクチュエータ12の左右方向でのサイズによることなく、フレーム62とピッチングアクチュエータ12が脚アクチュエータ22に干渉することを防ぐことができる。その結果、ヨーイングアクチュエータ11の可動範囲を十分に確保できる。図4Aで示すように、フレーム62の右側部分と左側部分は、右側の脚アクチュエータ22(より具体的には、電動モータ22a)と左側の脚アクチュエータ22(より具体的には、電動モータ22a)の上方にそれぞれ位置し、平面視において脚アクチュエータ22と部分的に重なる。
図4Bで示すように、ピッチングアクチュエータ12は、電動モータ12aと、減速機構と、減速機構を通して電動モータ12aの回転を受ける回転出力部12cとを有している。回転出力部12cは、電動モータ12aの回転中心線A12上に位置している。回転出力部12cと電動モータ12aとの間に減速機構が配置されている。このような減速機構としては、例えば遊星ギアを利用できる。
[ローリングアクチュエータ]
図5Bで示すように、ローリングアクチュエータ13は、ピッチングアクチュエータ12の後方に配置されている。また、ローリングアクチュエータ13は、ヨーイングアクチュエータ11の電動モータ11aの上方に位置している。ローリングアクチュエータ13と胴体10の上部は、ピッチングアクチュエータ12によって支持され、ピッチングアクチュエータ12の駆動によって、左右方向に沿ったピッチングアクチュエータ12の回転中心線A12を中心として動く(ピッチング)。すなわち、ピッチングアクチュエータ12の駆動によって、胴体10の前方への傾斜が可能となる。
図2B及び図3Bで示すように、ピッチングアクチュエータ12の回転出力部12cに連結フレーム63が取り付けられている。この連結フレーム63にローリングアクチュエータ13が取り付けられている。連結フレーム63は、例えば、ピッチングアクチュエータ12の回転中心線A12に沿って配置されている支持部63aと、支持部63aの一方の端部から回転出力部12cに向かって伸びており、後述する第1被取付部63gを介して回転出力部12cに取り付けられる第1アーム部63bと、支持部63aの反対側の端部から回転中心線A12に向かって伸びている第2アーム部63cとを有している。第2アーム部63cは、回転中心線A12上において回転出力部12cとは反対側に位置するベアリング14(図2B参照)によって支持される。
図2B及び図3Bで示すように、ローリングアクチュエータ13は、電動モータ13a、減速機構、及び、減速機構を介して電動モータ13aの回転を受ける回転出力部13cを有している。ローリングアクチュエータ13の構造は、ヨーイングアクチュエータ11と同じであってよい。図2Bで示すように、連結フレーム63の支持部63aに、ローリングアクチュエータ13の回転出力部13cが取り付けられている。一方、胴体10の上部は、ローリングアクチュエータ13の残りの部分によって支持されている。詳細には、ローリングアクチュエータ13の減速機構を収容しているケース13d(図3B参照)に、メイン基板15、肩アクチュエータ32、及び頭アクチュエータ42を支持するフレーム64A・64Bが取り付けられている。フレーム64Aは下方に伸びている一対の取付壁部64b(図3B参照)を有している。ケース13dはこの取付壁部64bの間に配置され、取付壁部64bに取り付けられている。
ローリングアクチュエータ13が駆動すると、電動モータ13a、及び減速機構を収容しているケース13dが、回転出力部13cの回転中心線A13(図2B参照)を中心として回転し、その結果、胴体10の上部が右方又は左方に傾斜する(ローリング)。
図5Bで示すように、電動モータ13aは、回転出力部13cの回転中心線A13から上方に離れている。胴体10の上部(肩アクチュエータ32及び頭アクチュエータ42を保持している部分)は電動モータ13aの上方に位置している。このことによって、ローリングアクチュエータ13の回転中心線A13から胴体10の上部までの距離が十分に確保される。その結果、胴体10の上部の動き(左方及び右方への傾斜)を大きくできる。ケース13dは電動モータ13aの下方に位置している。このケース13dに、胴体10の上部が取付壁部64bを介して固定されている。なお、ロボット1の例とは異なり、胴体10の上部は、ケース13dに替えて、電動モータ13aに取り付けられてもよい。
[3つのアクチュエータのレイアウト]
上述したように、ピッチングアクチュエータ12はヨーイングアクチュエータ11の上方に配置され、ローリングアクチュエータ13はピッチングアクチュエータ12の後方に配置されている。胴体10の上部(肩アクチュエータ32や頭アクチュエータ42が配置されている部分)は、ローリングアクチュエータ13の上方に配置され、ローリングアクチュエータ13によって支持されている。3つのアクチュエータ11・12・13のこの配置によると、ピッチングアクチュエータ12の駆動時(胴体10の前方への傾斜時)に、ピッチングアクチュエータ12やローリングアクチュエータ13が他の部品に干渉しない。その結果、胴体10の前方への傾斜範囲を十分に確保できる。また、胴体10の右部の下側や左部の下側に、スペースS1(図4A参照)が確保されるので、ローリングアクチュエータ13の駆動時(胴体10の右方及び左方への傾斜時)に、胴体10の上部が他の部品に干渉しない。その結果、胴体10の右方及び左方への傾斜範囲も十分に確保できる。
図4B及び図5Bで示されるように、ヨーイングアクチュエータ11の回転中心線A11と、ピッチングアクチュエータ12の回転中心線A12は、1つの平面を形成してよい。すなわち、回転中心線A11と回転中心線A12は、ロボット1の側面視と正面視の双方において交差してよい。アクチュエータ11・12のこの配置によると、胴体10の姿勢の算出を簡単化できる。また、アクチュエータ11・12のこの配置によると、ヨーイングアクチュエータ11の回転中心線A11の周りに有しているピッチングアクチュエータ12の慣性モーメントが小さくなる。その結果、ヨーイングアクチュエータ11に求められるトルクを低減できる。
また、図4B及び図5Bで示されるように、ピッチングアクチュエータ12の回転中心線A12と、ローリングアクチュエータ13の回転中心線A13は、1つの平面を形成してよい。すなわち、ピッチングアクチュエータ12の回転中心線A12と、ローリングアクチュエータ13の回転中心線A13は、側面視と正面視の双方において交差してよい。アクチュエータ12・13のこの配置によると、胴体10の姿勢の算出を簡単化できる。
3つのアクチュエータ11・12・13としては2種類のアクチュエータが利用されている。具体的には、ヨーイングアクチュエータ11とローリングアクチュエータ13としてパラレルアクチュエータが利用され、ピッチングアクチュエータ12としてシリアルアクチュエータが利用されている。パラレルアクチュエータとは、減速機構を介して連結されている回転出力部と電動モータの回転中心線が電動モータの半径方向に離れているアクチュエータである。シリアルアクチュエータとは、減速機構を介して連結されている回転出力部と電動モータの回転中心線が同じであるアクチュエータである。
パラレルアクチュエータでは回転出力部の回転中心線が電動モータの回転中心線から半径方向に離れているので、回転中心線に沿った方向でのパラレルアクチュエータのサイズは、シリアルアクチュエータよりも小さい。反対に、回転中心線に直交する方向でのシリアルアクチュエータのサイズは、パラレルアクチュエータよりも小さい。ロボット1においては、ピッチングアクチュエータ12としてシリアルアクチュエータが利用され、ローリングアクチュエータ13としてパラレルアクチュエータが利用されている。このことによって、前後方向における2つのアクチュエータ12・13の全体のサイズを低減できる。その結果、ヨーイングアクチュエータ11の回転中心線A11の周りに生じる、これら2つのアクチュエータ12・13の慣性モーメントを小さくできる。また、ロボット1では、ヨーイングアクチュエータ11として、パラレルアクチュエータが利用されている。このことによって、ヨーイングアクチュエータ11の回転出力部11cの位置を低くできるので、ロボット1の重心位置を下げることができる。
なお、ヨーイングアクチュエータ11の電動モータ11aと回転出力部11cは、請求項にある「被支持部」と「可動部」とにそれぞれ対応している。また、ピッチングアクチュエータ12の電動モータ12aと回転出力部12cは、請求項にある「被支持部」と「可動部」とにそれぞれ対応している。また、ローリングアクチュエータ13については、その回転出力部13cが連結フレーム63を介してピッチングアクチュエータ12によって支持されているので、ローリングアクチュエータ13の電動モータ13aと回転出力部13cは、請求項にある「可動部」と「被支持部」とにそれぞれ対応している。
[胴体の上部]
上述したように、胴体10の上部はローリングアクチュエータ13によって支持されている。図2Aで示すように、胴体10の上部には、左右の肩アクチュエータ32と、頭アクチュエータ42と、メイン基板15とが配置されている。ロボット1の例では、メイン基板15は、上下方向で重ねられている2枚の回路基板15a・15bで構成されている。これにより狭いスペースを有効利用できている。ロボット1の例とは異なり、メイン基板15は1枚の回路基板で構成されてもよい。肩アクチュエータ32と頭アクチュエータ42としては、例えば、パラレルアクチュエータが利用される。
図5Bで示すように、肩アクチュエータ32は、ローリングアクチュエータ13よりも前方に配置されている。これによると、肩アクチュエータ32の上下方向での位置の自由度を増すことができる。ロボット1においては、肩アクチュエータ32の下端32eは、ローリングアクチュエータ13の上端13e(ロボット1の例では電動モータ13aの上面)よりも低い。肩アクチュエータ32のこの配置によると、ロボット1の重心位置を下げることができるので、ロボット1の動きの安定性を向上できる。ロボット1の例では、肩アクチュエータ32は、ローリングアクチュエータ13の上端13eを通る水平面P1が肩アクチュエータ32の回転出力部32cと交差するように配置されている。
図4Bで示すように、頭アクチュエータ42は左右の肩アクチュエータ32の間に位置し、肩アクチュエータ32と同様に、ローリングアクチュエータ13より前方に位置している。これによると、頭アクチュエータ42の上下方向での位置の自由度を増すことができる。ロボット1においては、頭アクチュエータ42の下端42eは、ローリングアクチュエータ13の上端13e(ロボット1の例では電動モータ13aの上面、図5参照)より低くてよい。頭アクチュエータ42のこの配置によると、ロボット1の重心位置を下げることができるので、ロボット1の動きの安定性を向上できる。
ロボット1の側面視において、肩アクチュエータ32と頭アクチュエータ42は、ピッチングアクチュエータ12の上方に位置している。図4Aで示されるように、肩アクチュエータ32と頭アクチュエータ42の下側に、胴体10のローリングを許容するスペースS1が確保されている。
肩アクチュエータ32の回転出力部32cの回転中心線A32は左右方向に沿っており、肩アクチュエータ32は腕部30R・30Lを前後に動かす。頭アクチュエータ42の回転出力部42cの回転中心線A42(図2A参照)は上下方向に沿っており、頭部の向きを左右に回転させる。
肩アクチュエータ32と頭アクチュエータ42の動きは、ロボット1の例に限られない。例えば、胴体10の上部に配置される肩アクチュエータ32の回転中心線A32は、前後方向に沿っていてもよいし、上下方向に沿っていてもよい。同様に、胴体10の上部に配置される頭アクチュエータ42の回転中心線A42は、前後方向に沿っていてもよいし、左右方向に沿っていてもよい。
また、肩アクチュエータ32と頭アクチュエータ42のレイアウトも、ロボット1の例に限られない。例えば、肩アクチュエータ32と頭アクチュエータ42のうちの一方だけが、ローリングアクチュエータ13より前方に位置し、その下端の位置がローリングアクチュエータ13の上端13eより低くでもよい。さらに他の例では、肩アクチュエータ32と頭アクチュエータ42の双方の位置がローリングアクチュエータ13の上端13eより高くてもよい。
図5Aで示すように、メイン基板15は、肩アクチュエータ32と頭アクチュエータ42の後方に位置し、ローリングアクチュエータ13の上方に位置している。メイン基板15は水平に配置されている。肩アクチュエータ32と頭アクチュエータ42は、メイン基板15よりも低い。すなわち、図5Bで示すように、肩アクチュエータ32の下端32eと頭アクチュエータ42の下端42e(図4B参照)は、メイン基板15(ロボット1の例において下側の回路基板15b)よりも低い。特に肩アクチュエータ32については、その回転中心線A32もメイン基板15(ロボット1の例において下側の回路基板15b)よりも低い。
図2B及び図3Bで示されるように、肩アクチュエータ32と、頭アクチュエータ42と、メイン基板15は、フレーム64A・64Bに取り付けられている。詳細には、メイン基板15はフレーム64Aに取り付けられ、肩アクチュエータ32と頭アクチュエータ42はフレーム64Bによって保持されている。この2つのフレーム64A・64Bは前後方向で組み合わされている。詳細には、フレーム64Aがフレーム64Bより後方に位置し、螺子などの固定具によってフレーム64Bに固定されている。ローリングアクチュエータ13は取付壁部64bを介してフレーム64Aに固定されている。なお、フレーム64A・64Bの構造は、ロボット1の例に限られない。これらは一体形成された部材であってもよい。すなわち、フレーム64A・64Bは螺子などの固定具で互いに固定されるのではなく、1回の鋳造工程や金属加工によって形成される連続した部材であってもよい。
[基板と電気ケーブル]
メイン基板15は、外部装置(例えば、ロボット1を制御するコンピュータや、電源装置)と接続する回路を有する。各アクチュエータ11・12・13・22にはサーボ基板S11・S12・S13・S22が設けられている。(以下では、サーボ基板を区別しない説明においては、サーボ基板について符号Sを用いる。)サーボ基板Sは、メイン基板15から受けた指令に応じた動きをアクチュエータが実現するように、アクチュエータに電力を供給する。サーボ基板Sは、当該サーボ基板Sが制御するアクチュエータを支持しているフレームに取り付けられている。例えば、ヨーイングアクチュエータ11を制御するサーボ基板S11(図3A参照)と脚アクチュエータ22を制御するサーボ基板S22(図3A参照)は、アクチュエータ11・22を支持しているフレーム61に取り付けられている。また、ピッチングアクチュエータ12を制御するサーボ基板S12(図2B参照)は、ピッチングアクチュエータ12を支持しているフレーム62に取り付けられている。また、ローリングアクチュエータ13を制御するサーボ基板S13(図3B参照)と、肩アクチュエータ32を制御するサーボ基板S32(図2B参照)は、アクチュエータ13・32を支持しているフレーム64Bに取り付けられている。
ロボット1においては、複数のサーボ基板Sが直列に接続されている。例えば、胴体10を動かす3つのアクチュエータ11・12・13のサーボ基板Sと、頭部に設けられる3つのアクチュエータ11・12・13(図1参照)のサーボ基板Sは、直列に接続される。これにより配線の数を減らすことができる。直列に接続されるサーボ基板Sの数は3つより多くてもよい。例えば、頭部を動かすアクチュエータ42・43・44のサーボ基板も、サーボ基板S11・S12・S13と直列に接続されてもよい。
ロボット1は、メイン基板15から伸びて複数のサーボ基板Sに接続される複数の電気ケーブルP7(図3A参照)を有している。複数の電気ケーブルP7は、メイン基板15からサーボ基板Sに電力を供給するケーブルと、メイン基板15からサーボ基板Sに制御信号を送るケーブルなどを含む。
図3Aで示されるように、電気ケーブルP7は、ローリングアクチュエータ13の外面(下面)に沿って配置され、その後、図2Aで示されるように、ピッチングアクチュエータ12に向かって前方に伸びている。ローリングアクチュエータ13を保持しているフレーム64Aには、電気ケーブルP7を固定するクランプ部材64a(図3A参照)が取り付けられている。また、ピッチングアクチュエータ12とローリングアクチュエータ13とを連結する連結フレーム63にもクランプ部材63d・63e(図5A参照)が取り付けられている。電気ケーブルP7はこれら3つのクランプ部材64a・63d・63eを通過した後に、ピッチングアクチュエータ12の側部を通過して、さらに下方に伸びている。図5Aで示すように、電気ケーブルP7は、ピッチングアクチュエータ12の回転中心線A12、言い換えれば、連結フレーム63の回転中心線と交差して下方に伸びている。フレーム62は、ピッチングアクチュエータ12の下側に形成されているケーブルガイド62a(図2A参照)を有している。ピッチングアクチュエータ12の回転中心線A12を通過した電気ケーブルP7は、ケーブルガイド62aに向かって伸びている。ケーブルガイド62aとクランプ部材63eとによって、電気ケーブルP7の位置が規定されている。電気ケーブルP7をこのようにレイアウトすることによって、ピッチングアクチュエータ12の駆動時に電気ケーブルP7に作用する負荷を軽減できる。
[連結フレーム]
図7A~図9Bを参照しながら、ピッチングアクチュエータ12に取り付けられている連結フレーム63について説明する。なお、以下で説明する連結フレーム63の構造は、ピッチングアクチュエータ12とは異なるアクチュエータに適用されてもよい。図1を参照すると、例えば、頭部に配置されるアクチュエータ43や、脚部20R・20Lの上部に位置しているアクチュエータ23、腕部30R・30Lのアクチュエータ33・35に、以下で説明する連結フレーム63の構造が適用されてよい。つまり、被連結部品(例えば、隣に位置する第2のアクチュエータ)が第1のアクチュエータの回転中心線に対して直交する方向に位置している場合、第1のアクチュエータの回転出力部に取り付けられる連結フレームに、連結フレーム63の構造が適用されてよい。連結フレーム63に関連する以下の説明では、ピッチングアクチュエータ12を単にアクチュエータと称する。
図7A及び図7Bで示すように、連結フレーム63は略U字形状であり、アクチュエータ12の回転中心線A12においてアクチュエータ12を挟むように配置されている。連結フレーム63はアクチュエータ12の回転出力部12c(図4A参照)に取り付けられている第1被取付部63g(図2B及び図7C参照)を有している。第1被取付部63gは回転中心線A12に沿った方向において回転出力部12cと対向している。第1被取付部63gは、例えば複数の螺子63h(例えば、3本の螺子63h)によって回転出力部12cに取り付けられる。
図7Bで示すように、アクチュエータ12を挟んで回転出力部12cとは反対側に、ベアリング14が配置されている。連結フレーム63は、第1被取付部63gとは反対側に、ベアリング14に取り付けられる第2被取付部63iを有している。第2被取付部63iは第2アーム部63cの基部に形成されている環状部分である。第2被取付部63iの内側にベアリング14が嵌められている。連結フレーム63の残部(第1被取付部63g以外の部分)は、さらに支持部63aと第1アーム部63bとを有している。第1被取付部63gと第2被取付部63iは第1アーム部63b、支持部63a、第2アーム部63cを介して互いに接続されている。支持部63aにローリングアクチュエータ13が取り付けられている(図2B参照)。アクチュエータ12の駆動によって、連結フレーム63が回転中心線A12を中心として、アクチュエータ12及びフレーム62に対して相対的に回転する。
ロボット1の例では、第2アーム部63cと支持部63aは一体的に形成されている。すなわち、第2アーム部63cと支持部63aは、螺子などの固定具で互いに固定されるのではなく、鋳造工程や金属加工によって形成される連続した部材である。一方、第1アーム部63bは、第1被取付部63gと支持部63aとは別個に形成された部材である。第1アーム部63bは、固定具(例えば、螺子63n・63m)によって第1被取付部63gと支持部63aとに取り付けられている。
ロボット1は、アクチュエータ12の動き及び位置を検知するための回転センサ16を有している。回転センサ16は、図7A及び図7Cで示すように、連結フレーム63に取り付けられているセンサ回転部16aと、回転中心線A12に沿った方向でセンサ回転部16aと対向しているセンサ固定部16bとを有している。回転センサ16は例えば磁束の変化を利用して回転を検知する磁気角度センサである。センサ回転部16aは例えば磁石である。センサ固定部16bは例えばホールICが実装されたセンサ基板であり、センサ回転部16aの回転に起因する磁束変化に応じた信号を出力する。アクチュエータ12と連結フレーム63が利用される場所によっては、センサ回転部16aがセンサ基板であり、センサ固定部16bが磁石であってもよい。
[第1被取付部の可動範囲]
センサ回転部16aは、第1アーム部63bではなく、第1被取付部63gに取り付けられている。センサ回転部16aはアクチュエータ12の回転中心線A12に位置する。図9Aで示すように、第1被取付部63gは回転出力部12cに取り付けられ、連結フレーム63の残部(第1アーム部63b、支持部63a、及び第2アーム部63c)は第1被取付部63gから取り外すことができる。この状態において、第1被取付部63gと回転出力部12cは、360度(1回転)より大きな角度に亘って回転中心線A12を中心として回転可能である。つまり、第1被取付部63gと回転出力部12cを360度よりも大きな角度に亘って回転させたときに、これらは他の部品や、部材、部位と干渉しない。ロボット1の例では、第1被取付部63gと回転出力部12cを回転させたときに、それらはアクチュエータ12を支持しているフレーム62と干渉しない。
図9Aで示すように、回転センサ16を連結フレーム63の第1被取付部63gに取り付けている状態で、回転センサ16のキャリブレーションを行うことができる。また、連結フレーム63の残部が第1被取付部63gから取り外されている状態では、第1被取付部63gと回転出力部12cが360度より大きな角度に亘って回転可能であるので、すなわち、第1被取付部63gと回転出力部12cの回転範囲に制限がないので、この状態でキャリブレーションをすることによって、キャリブレーションを正確に行うことができる。
[フレームと第1被取付部]
アクチュエータ12を支持しているフレーム62は、図7Aで示すように、アクチュエータ12に取り付けられる本体62cと、センサ支持部62dとを有している。また、フレーム62は、ベアリング14を支持するベアリング支持部62g(図7B参照)を有してもよい。図7Bで示すように、ベアリング支持部62gは、ベアリング14に取り付けられている連結フレーム63の第2被取付部63iの外縁を支持する支持部62kを有している。
センサ固定部16b(具体的には、センサ基板)はセンサ支持部62dに取り付けられている。センサ支持部62dは螺子などの固定具によって本体62cに取り付けられている。フレーム62のこの構造によると、本体62cからセンサ支持部62dを取り外している状態で、第1被取付部63gを螺子63hによって回転出力部12cに取り付ける作業を行うことが可能となり、第1被取付部63gの取付作業を容易化できる。
図7Aで示すように、センサ支持部62dは、本体62cから回転中心線A12に沿った方向で伸びている接続部62eと、接続部62eから回転中心線A12に向かって伸びている側部62fとを有している。センサ固定部16bはこの側部62fに取り付けられている。
図8で示すように、第1被取付部63gは、アクチュエータ12の回転出力部12cの回転中心線A12から最も遠い位置にある最遠部63jを有している。回転中心線A12から最遠部63jまでの距離は、回転中心線A12からフレーム62までの距離、より具体的には回転中心線A12からフレーム62の接続部62eまでの距離(回転中心線A12から接続部62eに下ろした垂線の長さ)よりも小さい。第1被取付部63gがこのようなサイズに形成されているので、第1被取付部63gと回転出力部12cは、360度より大きな角度に亘って回転可能である。なお、回転出力部12cは第1被取付部63gの外縁より内側に位置している。
[第1被取付部と第1アーム部との取付構造]
図7Dで示すように、アクチュエータ12を回転中心線A12に沿った方向に見たとき、第1被取付部63gと第1アーム部63bはフレーム62の側部62fによって覆われない領域R1(すなわち、フレーム62の側部62fの外縁62hの外側に形成される領域)を有している。第1アーム部63bと第1被取付部63gは、領域R1に形成された取付穴に差し込まれる複数の固定具(具体的には、螺子63n、図7D参照)によって互いに固定されている。この構造によると、キャリブレーションが終わった回転センサ16のセンサ固定部16b(センサ基板)が取り付けられているセンサ支持部62dをフレーム62の本体62cから取り外すことなく、第1アーム部63bを第1被取付部63gに取り付けることが可能となる。
領域R1は、第1アーム部63bと第1被取付部63gとを回転中心線A12の周りに回転させることによってフレーム62の側部62fの外縁62hの外側で露出する領域の全体を含む。したがって、第1アーム部63bの回転位置がある角度に固定されているときに側部62fによって覆われている部分をも領域R1は含んでおり、その覆われている部分にも固定具(具体的には、螺子63n)が差し込まれている。この構造によると、アーム部63bと第1被取付部63gとの間の取付位置の数を増すことができ、連結フレーム63の耐久性を向上できる。
[連結フレームの残部]
連結フレーム63の残部は分割可能である。すなわち、第1アーム部63bと、第2被取付部63iを有する部分は、螺子63nなどの固定具によって互いに接続されており、分離可能である。このため、回転中心線A12に沿った方向において第2被取付部63iをベアリング14に嵌めることができる。加えて、回転中心線A12に沿った方向で第1アーム部63bと第1被取付部63gとに固定具(螺子63n)を差し込むことができる。このため、例えば、第1被取付部63gと第1アーム部63bとを半径方向において互いに固定する構造に比して、固定具(螺子63n)の数を増すことが容易となる。その結果、連結フレーム63の耐久性や強度を向上できる。
ロボット1の例では、上述したように、第2被取付部63iは第2アーム部63cの一部であり、第2アーム部63cと支持部63aは、一体的に形成される1つの部材を構成している。支持部63aと第1アーム部63bは複数の螺子63m(図7A参照)によって互いに固定されている。ロボット1の製造工程において、キャリブレーションが終了すると、図9Bで示すように、第1被取付部63gに第1アーム部63bが螺子63nによって取り付けられる。また、第2被取付部63iがベアリング14に嵌められ、その後、第1アーム部63bと支持部63aとが螺子63mで互いに固定される。
ロボット1の例とは異なり、第1アーム部63bと支持部63aとが一体的に形成される1つの部材を構成し、支持部63aと第2アーム部63cとが螺子によって互いに固定されていてもよい。さらに他の例では、第1アーム部63bと支持部63aと第2アーム部63cは一体的に形成され、鋳造や金属加工で形成される1つの部材を構成していてもよい。
[まとめ]
(1)以上説明したように、ロボット1は、胴体10のヨーイングを可能とするヨーイングアクチュエータ11と、ヨーイングアクチュエータ11の上方に配置され、ヨーイングアクチュエータ11によって支持され、胴体10のピッチングを可能とするピッチングアクチュエータ12と、ピッチングアクチュエータ12の後方に配置され、ピッチングアクチュエータ12によって支持され、胴体10のローリングを可能とするローリングアクチュエータ13とを有している。このロボット1によると、胴体10の前方への傾斜範囲を十分に確保でき、また、胴体10の右方及び左方への傾斜範囲も十分に確保できる。
(2)また、ロボット1は、脚部20Lを動かす脚アクチュエータ22と、正面視において左右の脚アクチュエータ22の間に位置し、胴体10のヨーイングを可能とするヨーイングアクチュエータ11とを有している。また、ロボット1は、ヨーイングアクチュエータ11の上方に配置されている、胴体10のピッチングと胴体10のローリングとをそれぞれ可能とするアクチュエータ12・13を有している。このロボットによると、胴体10を動かすアクチュエータ11・12・13の位置を全体的に下げることができるので、ロボット1の重心位置が下がり、ロボット1の動きの安定性を向上できる。なお、この構造において、ヨーイングアクチュエータ11の上方に配置されるアクチュエータ(胴体10を動かすアクチュエータ)は、ピッチングアクチュエータ12とローリングアクチュエータ13のうちの一方だけであってもよい。なお、この構造において、ヨーイングアクチュエータ11の上方に配置されるアクチュエータ(胴体10を動かすアクチュエータ)は、ピッチングアクチュエータ12とローリングアクチュエータ13のうちの一方だけであってもよい。
(3)ピッチングアクチュエータ12とローリングアクチュエータ13は前後方向で並んでいる。そして、ピッチングアクチュエータ12はシリアルアクチュエータである一方で、ローリングアクチュエータ13はパラレルアクチュエータである。すなわち、ピッチングアクチュエータ12においては、回転出力部12cの回転中心線A12は電動モータ12aの回転中心線と同じである一方で、ローリングアクチュエータ13においては、回転出力部13cの回転中心線A13は電動モータ13aの回転中心線B13から電動モータ13aの半径方向に離れている。この構造によって、ロボット1の胴体10の前後方向でのサイズを低減できる。
(4)連結フレーム63は、ピッチングアクチュエータ12の回転出力部12cに取り付けられている第1被取付部63gと、第1被取付部63gに接続している残部(第1アーム部63b、支持部63a、第2アーム部63c)とを有している。回転センサ16は、第1被取付部63gに取り付けられているセンサ回転部16aと、センサ回転部16aと対向しているセンサ固定部16bとを有している。回転センサ16は、センサ固定部16bに対するセンサ回転部16aの回転に応じた信号を出力する。第1被取付部63gが回転出力部12cに取り付けられ、連結フレーム63の残部が第1被取付部63gから取り外されている状態において、第1被取付部63gと回転出力部12cは360度より大きな角度に亘って回転可能である。
(4)の構造によると、連結フレーム63の第1被取付部63gに回転センサ16のセンサ回転部16aを取り付けている状態で、回転センサ16のキャリブレーションを行うことができる。また、連結フレーム63の残部が第1被取付部63gから取り外されている状態では第1被取付部63gが360度より大きな角度に亘って回転可能であるので、つまり第1被取付部63gの回転範囲に制限がないので、この状態でキャリブレーションをすることによって、キャリブレーションを正確に行うことができる。
なお、(4)で説明する連結フレーム63の構造は、ピッチングアクチュエータ12とは異なるアクチュエータに適用されてもよい。図1を参照すると、例えば、頭部に配置されるアクチュエータ43や、脚部20R・20Lの上部に位置しているアクチュエータ23、腕部30R・30Lのアクチュエータ33・35に、(4)で説明する連結フレーム63の構造が適用されてよい。
ピッチングアクチュエータ12は、上述したように、回転出力部の回転中心線と電動モータの回転中心線が同じであるシリアルアクチュエータであった。しかしながら、(4)で説明する連結フレーム63は、回転出力部の回転中心線が電動モータの回転中心線から離れているパラレルアクチュエータに適用されてもよい。この場合、連結フレーム63の第1被取付部63gはアクチュエータの回転出力部に取り付けられ、連結フレーム63の第2被取付部63iは回転出力部を挟んでアクチュエータ(減速機構)とは反対側に位置しているベアリングに取り付けられてよい。
ロボット1の例では、連結フレーム63に被連結部品としてローリングアクチュエータ13が取り付けられていた。しかしながら、被連結部品はアクチュエータでなく、例えばロボット1の腕部30R・30Lを構成するフレームや、脚部20R・20Lを構成するフレームであってもよい。
さらに他の例では、連結フレーム63が取り付けられているアクチュエータの位置によっては、連結フレーム63の位置が固定されていて、アクチュエータの駆動によってアクチュエータとそれを支持するフレームとが連結フレーム63に対して動いてもよい。この場合、連結フレーム63にセンサ回転部16aとしてホールICが実装された基板が取り付けられ、アクチュエータを支持するフレームにセンサ固定部16bとして磁石が取り付けられてもよい。
1 ロボット、10 胴体、11 ヨーイングアクチュエータ、11a 電動モータ、11b 減速機構、11c 回転出力部、11d ケース、11e 下端、11f 上端、12 ピッチングアクチュエータ、12a 電動モータ、12c 回転出力部、13 ローリングアクチュエータ、13a 電動モータ、13c 回転出力部、13d ケース、13e 上端、15 メイン基板、15a 回路基板、20L 左脚部、20R 右脚部、22 脚アクチュエータ、22a 電動モータ、22c 回転出力部、22d ケース、22e 上端、22f 下端、22f 回転出力部、25・26 アクチュエータ、30L 左腕部、30R 右腕部、32 肩アクチュエータ、32c 回転出力部、32e 下端、34・35 アクチュエータ、40 頭部、42 頭アクチュエータ、42c 回転出力部、42e 下端、61 フレーム、62 フレーム、62e 接続部、62f 側部、62h 外縁、62k 支持部、63 連結フレーム、63a 支持部、63b・63c アーム部、63d・63e クランプ部材、63g 第1被取付部、63i 第2被取付部、63h 螺子、63j 最遠部、63m・63n 螺子、64A・64B フレーム、64a クランプ部材、P7 電気ケーブル。

Claims (17)

  1. 胴体のヨーイングを可能とするヨーイングアクチュエータと、
    前記ヨーイングアクチュエータの上方に配置され、前記ヨーイングアクチュエータによって支持され、前記胴体のピッチングを可能とするピッチングアクチュエータと、
    前記ピッチングアクチュエータの後方に配置され、前記ピッチングアクチュエータによって支持され、前記胴体のローリングを可能とするローリングアクチュエータとを有している
    ロボット。
  2. 前記ヨーイングアクチュエータは、被支持部と、上下方向に沿っている回転中心線を中心として前記被支持部に対して回転可能な可動部とを有し、
    前記ピッチングアクチュエータは、前記ヨーイングアクチュエータの前記可動部で支持されている被支持部と、左右方向に沿っている回転中心線を中心として、前記ピッチングアクチュエータの前記被支持部に対して回転可能な可動部とを有し、
    前記ローリングアクチュエータは、前記ピッチングアクチュエータの前記可動部で支持されている被支持部と、前後方向に沿っている回転中心線を中心として、前記ローリングアクチュエータの前記被支持部に対して回転可能な可動部とを有している
    請求項1に記載のロボット。
  3. 左右方向に沿っている前記ピッチングアクチュエータの前記回転中心線と、前後方向に沿っている前記ローリングアクチュエータの前記回転中心線は、1つの平面を形成する
    請求項2に記載のロボット。
  4. 上下方向に沿っている前記ヨーイングアクチュエータの前記回転中心線と、左右方向に沿っている前記ピッチングアクチュエータの前記回転中心線は、1つの平面を形成する
    請求項2に記載のロボット。
  5. 前記ローリングアクチュエータは、電動モータと、減速機構と、前記減速機構を介して前記電動モータの回転を受ける回転出力部とを有し、
    前記ローリングアクチュエータの前記回転出力部は前記ピッチングアクチュエータによって支持され、
    前記ローリングアクチュエータの前記電動モータは前記回転出力部の回転中心線から上方に離れ、前記胴体の上部は前記電動モータの上方に位置し、前記ローリングアクチュエータによって支持されている
    請求項1に記載のロボット。
  6. 前記ローリングアクチュエータによって支持され、腕部を動かす肩アクチュエータと頭部を動かす頭アクチュエータとをさらに有し、
    前記肩アクチュエータと前記頭アクチュエータのうち少なくとも一方のアクチュエータは、前記ロボットの側面視において、前記ローリングアクチュエータより前方に位置している
    請求項1に記載のロボット。
  7. 前記肩アクチュエータと前記頭アクチュエータのうち前記少なくとも一方のアクチュエータの下端の位置は、前記ロボットの側面視において、前記ローリングアクチュエータの上端の位置よりも低い
    請求項6に記載のロボット。
  8. 前記ローリングアクチュエータの上方に配置され、前記ローリングアクチュエータによって支持される回路基板と、
    前記ローリングアクチュエータによって支持され、腕部を動かす肩アクチュエータと頭部を動かす頭アクチュエータとをさらに有し、
    前記肩アクチュエータと前記頭アクチュエータのうち少なくとも一方のアクチュエータの下端の位置は、前記ロボットの側面視において、前記回路基板よりも低い
    請求項1に記載のロボット。
  9. 左脚部の上部に位置し、前記左脚部を動かす左脚アクチュエータと、
    右脚部の上部に位置し、前記右脚部を動かす右脚アクチュエータと、をさらに有し、
    前記ヨーイングアクチュエータは、前記ロボットの正面視において前記右脚アクチュエータと前記左脚アクチュエータとの間に位置している
    請求項1に記載のロボット。
  10. 前記ピッチングアクチュエータは、電動モータと、減速機構と、前記減速機構を介して前記電動モータの回転を受ける回転出力部とを有し、前記回転出力部が左右方向で沿っている第1中心線を中心として回転可能であり、
    前記ローリングアクチュエータは、電動モータと、減速機構と、前記減速機構を介して前記電動モータの回転を受ける回転出力部とを有し、前記回転出力部が前後方向で沿っている第2中心線を中心として回転可能であり、
    前記ピッチングアクチュエータにおいて、前記電動モータの回転中心は前記第1中心線に位置しており、
    前記ローリングアクチュエータにおいて、前記電動モータの回転中心は前記第2中心線から前記電動モータの半径方向に離れている
    請求項1に記載のロボット。
  11. 左脚部の上部に位置し、前記左脚部を動かす左脚アクチュエータと、
    右脚部の上部に位置し、前記右脚部を動かす右脚アクチュエータと、
    正面視において前記右脚アクチュエータと前記左脚アクチュエータとの間に位置し、胴体のヨーイングを可能とするヨーイングアクチュエータと、
    前記ヨーイングアクチュエータの上方に配置されている、前記胴体のピッチング又は前記胴体のローリングを可能とする少なくとも1つのアクチュエータとを有している
    ロボット。
  12. 側面視において、前記ヨーイングアクチュエータの少なくとも一部は前記左脚アクチュエータと前記右脚アクチュエータと重なる
    請求項11に記載されるロボット。
  13. 前記ヨーイングアクチュエータの上端の位置は、前記左脚アクチュエータの上端の位置及び前記右脚アクチュエータの上端の位置よりも低い
    請求項11に記載されるロボット。
  14. 前記ヨーイングアクチュエータの下端の位置は、前記左脚アクチュエータの下端の位置及び前記右脚アクチュエータの下端の位置よりも低い
    請求項11に記載されるロボット。
  15. 前記ヨーイングアクチュエータと前記右脚アクチュエータと前記左脚アクチュエータのそれぞれは、電動モータと、減速機構と、前記減速機構を介して前記電動モータの回転を受ける回転出力部とを有し、前記回転出力部が上下方向で沿っている回転中心線を中心として回転可能であり、
    前記ヨーイングアクチュエータにおいて、前記回転出力部は前記電動モータから前方と後方のうちの一方の方向に離れており、
    前記右脚アクチュエータと前記左腕アクチュエータとにおいて、前記回転出力部は前記電動モータから前方と後方のうちの他方の方向に離れている
    請求項11に記載されるロボット。
  16. 前記ヨーイングアクチュエータと前記右脚アクチュエータと前記左脚アクチュエータのそれぞれは電動モータと、前記電動モータから回転を受ける回転出力部とを有し、
    前記ヨーイングアクチュエータの前記電動モータは、前記右脚アクチュエータと前記左脚アクチュエータの前記電動モータから前後方向において離れている
    請求項11に記載されるロボット。
  17. 電動モータと、減速機構と、前記減速機構を介して前記電動モータの回転を受ける回転出力部とを有し、前記回転出力部が左右方向に沿っている第1中心線を中心として回転可能であり、胴体のピッチングを可能とするピッチングアクチュエータと、
    電動モータと、減速機構と、前記減速機構を介して前記電動モータの回転を受ける回転出力部とを有し、前記回転出力部が前後方向に沿っている第2中心線を中心として回転可能であり、前記胴体のローリングを可能とするローリングアクチュエータと
    を有し、
    前記ピッチングアクチュエータと前記ローリングアクチュエータは前後方向で並んでおり、
    前記ピッチングアクチュエータにおいて、前記電動モータの回転中心は前記第1中心線に位置しており、
    前記ローリングアクチュエータにおいて、前記電動モータの回転中心は前記第2中心線から前記電動モータの径方向で離れている
    ロボット。
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