JP2022015942A - 定着装置 - Google Patents

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Yoichi Chikugo
英和 舘澤
Hidekazu Tatezawa
裕太郎 津野
Yutaro Tsuno
力也 武正
Rikiya Takemasa
武史 ▲高▼妻
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【課題】加熱ユニット300の交換性とジャム処理性の両立を低コストで図れる構成を提供する。【解決手段】開閉カバー382は、加熱ユニット300を覆う覆い位置と、加熱ユニット300を定着フレーム380から取り外すべく加熱ユニット300を露出させる露出位置とに移動可能である。保護部材390は、保護位置と退避位置とに移動可能である。保護位置は、定着ベルト310に近接して操作者が記録材のジャム処理時に定着ベルト310に触れることを防止するための位置である。退避位置は、加熱ユニット300を定着フレーム380から取り外す際に定着ベルト310が通過する領域から外れた位置である。保護部材390は、開閉カバー382が覆い位置に位置したときに保護位置に位置し、開閉カバー382が露出位置に位置したときに退避位置に位置するように開閉カバー382の移動に連動して移動可能である。【選択図】図2

Description

本発明は、記録材に担持されたトナー像を記録材に定着させる定着装置に関する。
定着装置において、記録材が搬送経路の途中で詰まるジャムが発生する場合がある。この場合、ユーザなどの操作者が定着装置周辺にアクセスして記録材を取り除くジャム処理を行う。この際、定着装置が有する高温のローラやベルトに触れることを防止するために、ローラやベルトの近傍に保護部材を設けることがある。この保護部材は、ジャム処理を行い易くすべく、ローラやベルト等の高温部材に近接した位置に配置して、ジャム処理空間をできるだけ広く確保することが望ましい。
一方、定着装置が有するローラやベルトは、寿命がありサービスマンなどにより定期的に交換される。この交換作業としては、ローラやベルトを有するユニットを定着装置のフレームから取り外して行う場合がある。但し、上述のように保護部材がローラやベルトに近接していると、ユニットをフレームから取り外す際にローラやベルトが保護部材と干渉する虞がある。
特許文献1には、保護部材ではなく、定着装置に記録材を導入するための定着入口ガイドに関する構成であるが、定着入口ガイドを加圧ユニットの交換軌跡に重ならないように退避させる構成が提案されている。特許文献1では、加圧ユニットの交換終了後に定着入口ガイドを元の位置に戻すことをユーザが忘れてしまうことを防ぐために、定着入口ガイドの位置をフォトセンサで検知するようにしている。
特開2011-22536号公報
ここで、特許文献1に記載の定着入口ガイドに関する構成を上述の保護部材に適用しようとした場合、保護部材の戻し忘れを防ぐためにフォトセンサなどを設けることになる。このため、部品点数が多くなりコストが高くなる。また、保護部材は高温となるローラやベルトの近傍に設けることが好ましいため、上述のようにフォトセンサを設けた場合、このフォトセンサが熱による影響を受けやすくなる。したがって、この場合、フォトセンサの昇温対策が求められる。
本発明は、ユニットの交換性とジャム処理性の両立を低コストで図れる構成を提供することを目的とする。
本発明は、記録材に担持されたトナー像を記録材に定着させる定着装置であって、フレームと、第1回転体を有し、前記フレームに対して着脱自在に支持されたユニットと、前記第1回転体との間で記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2回転体と、前記ユニットを覆う覆い位置と、前記ユニットを前記フレームから取り外すべく前記ユニットを露出させる露出位置とに移動可能なカバーと、前記第1回転体に近接して操作者が記録材のジャム処理時に前記第1回転体に触れることを防止するための保護位置と、前記保護位置よりも前記第1回転体から退避した位置であって、前記ユニットを前記フレームから取り外す際に前記第1回転体が通過する領域から外れた退避位置とに移動可能な保護部材と、を備え、前記保護部材は、前記カバーが前記覆い位置に位置したときに前記保護位置に位置し、前記カバーが前記露出位置に位置したときに前記退避位置に位置するように前記カバーの移動に連動して移動可能であることを特徴とする。
本発明によれば、ユニットの交換性とジャム処理性の両立を低コストで図れる。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成断面図。 実施形態に係る定着装置の概略構成断面図。 実施形態に係る定着装置をカバーが開いた状態で示す概略構成断面図。 実施形態に係る加熱ユニットをフレームから取り外す経路を示す図。 (a)実施形態に係る保護部材の斜視図、(b)(a)の裏側から保護部材の斜視図。
実施形態について、図1ないし図5を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
画像形成装置1は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色に対応して設けられた4つの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを有する電子写真方式のフルカラープリンタである。本実施形態では、画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを後述する中間転写ベルト204の回転方向に沿って配置したタンデム型としている。画像形成装置1は、画像形成装置本体3に接続された画像読取部(原稿読取装置)2又は画像形成装置本体3に対し通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト機器からの画像信号に応じてトナー像(画像)を記録材に形成する。記録材としては、用紙、プラスチックフィルム、布などのシート材が挙げられる。
画像形成装置1は、画像読取部2と画像形成装置本体3とを備える。画像読取部2は、原稿台ガラス21上に置かれた原稿を読み取るもので、光源22から照射された光が原稿で反射し、レンズなどの光学系部材23を介してCCDセンサ24に結像される。このような光学系ユニットは矢印の方向に走査することにより、原稿をライン毎の電気信号データ列に変換する。CCDセンサ24により得られた画像信号は、画像形成装置本体3に送られ、制御部30で後述する各画像形成部に合わせた画像処理がなされる。また、制御部30は画像信号としてプリントサーバなどの外部のホスト機器からの外部入力も受ける。
画像形成装置本体3は、複数の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを備え、各画像形成部では、上述の画像信号に基づいて画像形成が行われる。即ち、画像信号は制御部30によりPWM(パルス幅変調制御)されたレーザービームに変換される。露光装置としてのポリゴンスキャナ31は、画像信号に応じたレーザービームを走査する。そして、各画像形成部Pa~Pdの像担持体としての感光ドラム200a~200dにレーザービームが照射される。
なお、Paはイエロー色(Y)の画像形成部、Pbはマゼンタ色(M)の画像形成部、Pcはシアン色(C)の画像形成部、Pdはブラック色(Bk)の画像形成部で、それぞれ対応する色の画像を形成する。画像形成部Pa~Pdは略同一なので、以下にYの画像形成部Paの詳細を説明して、他の画像形成部の説明は省略する。画像形成部Paにおいて、感光ドラム200aは、次述するように、画像信号に基づいて表面にトナー画像が形成される。
1次帯電器としての帯電ローラ201aは、感光ドラム200aの表面を所定の電位に帯電させて静電潜像形成の準備を施す。ポリゴンスキャナ31からのレーザービームによって、所定の電位に帯電された感光ドラム200aの表面に静電潜像が形成される。現像器202aは、感光ドラム200a上の静電潜像を現像してトナー像を形成する。1次転写ローラ203aは、中間転写ベルト204の背面から放電を行いトナーと逆極性の一次転写バイアスを印加し、感光ドラム200a上のトナー像を中間転写ベルト204上へ転写する。転写後の感光ドラム200aは、クリーナー207aでその表面を清掃される。
また、中間転写ベルト204上のトナー像は次の画像形成部に搬送され、Y、M、C、Bkの順に、順次それぞれの画像形成部にて形成された各色のトナー像が転写され、4色の画像がその表面に形成される。そして、中間転写ベルト204の回転方向最下流にあるBkの画像形成部Pdを通過したトナー像は、2次転写ローラ対205、206で構成される2次転写部に搬送される。そして、2次転写部おいて、中間転写ベルト204上のトナー画像と逆極性の2次転写電界が印加されることにより、記録材に2次転写される。
記録材は、カセット9に収容されており、カセット9から給送された記録材は、例えば1対のレジストレーションローラで構成されるレジ部208に搬送され、レジ部208で待機する。その後、レジ部208は、中間転写ベルト204上のトナー像と用紙の位置を合わせるためにタイミングが制御され、記録材を2次転写部に搬送する。
2次転写部でトナー像が転写された記録材は、定着装置8に搬送され、定着装置8において、加熱、加圧されることで、記録材に担持されたトナー像が記録材に定着される。定着装置8を通過した記録材は、排出トレイ7に排出される。なお、記録材の両面に画像形成を行う場合には、記録材の第一面(表面)へのトナー像の転写及び定着が終了すると、反転搬送部10を経て記録材の表裏を逆転し、記録材の第二面(裏面)へのトナー像の転写及び定着を行い、排出トレイ7上に積載される。
なお、制御部30は、上述のように画像形成装置1全体の制御を行う。また、制御部30は、画像形成装置1が有する操作部4や表示部5からの入力に基づいて、各種設定などが可能である。操作部4や表示部5は、画像形成装置1に備えられており、例えば、タッチ操作が可能なタッチパネルやボタンなどである。
このような制御部30は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有している。CPUは、ROMに格納された制御手順に対応するプログラムを読み出しながら各部の制御を行う。また、RAMには、作業用データや入力データが格納されており、CPUは、前述のプログラム等に基づいてRAMに収納されたデータを参照して制御を行う。
[定着装置]
次に、図2を用いて本実施形態における定着装置8の構成について説明する。本実施形態では、無端状のベルトを用いたベルト加熱方式の定着装置を採用している。図2において、記録材は、矢印αで示すように、右から左方向に搬送される。定着装置8は、無端状で回転可能なベルトとしての定着ベルト310を有するユニットとしての加熱ユニット300と、定着ベルト310に当接し、定着ベルト310と共にニップ部Nを形成する加圧回転体としての加圧ローラ330を有する。
加熱ユニット300は、第1回転体としての定着ベルト310と、複数の張架部材としての定着パッド320、加熱ローラ340及び張架ローラ350を有する。加熱ユニット300は、定着ベルト310、定着パッド320、加熱ローラ340、張架ローラ350及び後述するステイ360をユニット化してものである。第2回転体としての加圧ローラ330は、定着ベルト310の外周面に当接して回転し、定着ベルト310に駆動力を付与する駆動ローラでもある。
無端状のベルトである定着ベルト310は、熱伝導性や耐熱性等を有しており、例えば内径120mmで薄肉の円筒形状である。本実施形態においては、基層、基層の外周に弾性層、その外周に離型層を形成した3層構造としている。そして、基層は厚さ60μmで材質はポリイミド樹脂(PI)を、弾性層は厚さ300μmでシリコーンゴムを、離型層は厚さ30μmでフッ素樹脂としてのPFA(四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂)を用いている。このような定着ベルト310は、定着パッド320、加熱ローラ340、張架ローラ350によって張架される。
ニップ部形成部材及びパッド部材としての定着パッド320は、定着ベルト310の内側に、定着ベルト310を挟んで加圧ローラ330と対向するように配置される。これと共に、定着パッド320は、定着ベルト310と加圧ローラ330との間に記録材を挟持搬送するニップ部Nを形成させる。本実施形態では、定着パッド320は、定着ベルト310の幅方向(定着ベルト310の回転方向と交差する長手方向、加熱ローラ340の回転軸線方向)に沿って長い、略板状の部材である。定着パッド320が定着ベルト310を挟んで加圧ローラ330に押圧されることで、ニップ部Nが形成される。定着パッド320の材質は、LCP(液晶ポリマー)樹脂を用いている。
定着パッド320は、ニップ部Nを形成する部分の少なくとも一部が平面状に形成されている。即ち、定着ベルト310の内周面と後述する潤滑シート370を介して接触する部分がほぼ平面形状に形成され、ニップ部の形状を略フラット状としている。このように構成することで、特に、記録材として封筒にトナー像を定着する場合に、封筒に皺や画像ずれが発生することを抑制できる。
定着パッド320は、定着ベルト310の内側に配置された支持部材としてのステイ360により支持されている。即ち、ステイ360は、定着パッド320の加圧ローラ330と反対側に配置され、定着パッド320を支持する。このようなステイ360は、定着ベルト310の長手方向に沿って長い剛性を有する補強部材であり、定着パッド320に当接して、定着パッド320をバックアップする。即ち、ステイ360は、定着パッド320が加圧ローラ330から押圧された際に、定着パッド320に強度を持たせてニップ部Nにおける加圧力を確保するものである。
ステイ360は、ステンレス鋼などの金属製であり、定着ベルト310の回転方向と交差するステイ360の長手方向に直交する断面(横断面)が略矩形状である。例えば、ステイ360は、肉厚3mmのSUS304(ステンレス鋼)の引き抜き材を用い、横断面を略ロの字の中空に成形することで強度を確保している。なお、ステイ360は、複数の板金を組み合わせ、溶接などにより互いに固定することで、断面略矩形状に形成しても良い。また、ステイ360の材質は強度が担保できればステンレスに限らない。
定着パッド320と定着ベルト310の間には、潤滑シート370を介在させている。本実施形態では、潤滑シート370として、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)をコーティングしたPI(ポリイミド)シートを用いていて、厚みを100μmとしている。PIシートには、1mm間隔で100μmの突起形状を形成していて、定着ベルト310との接触面積を減らすことにより摺動抵抗を低減させている。
潤滑シート370の定着ベルト310との接触面側には、摺動性を向上させるために潤滑剤が予め塗布されている。本実施形態では、潤滑剤としてオイルを使用している。上記のオイルは、耐熱性などの観点からシリコーンオイルが好適に使用され、使用条件に応じて種々の粘度のものが使用される。なお、粘度が高すぎるものは塗布時の流動性が劣るため、通常30,000cSt以下のものが使用される。かかるオイルの具体例としては、ジメチルシリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
また、本実施形態では、定着ベルト310の内周面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材としての潤滑剤塗布ロール361を有する。これにより、定着ベルト310の内周面に潤滑剤を塗布している。潤滑剤塗布ロール361は、定着パッド320と加熱ローラ340との間に配置され、定着ベルト310の内面に当接している。潤滑剤塗布ロール361は軸と、潤滑剤保持層とから成る。軸を構成する材料としては、例えば、アルミニウム、鉄、ステンレス鋼、真鍮などが挙げられる。潤滑剤保持層は、塗布する潤滑剤を含浸させられ保持する層であり、この層に含浸された潤滑剤が滲出して定着ベルト310の内面に塗布される。素材としては、多孔質材料や繊維材料が用いられる。
ここで、本実施形態では、潤滑剤塗布部材を回転体として示しているが、非回転体としても良い。また、本実施形態では潤滑剤塗布ロール361はバネなどの不図示の付勢部材によって定着ベルト310の内面に付勢された状態で当接しているが、潤滑剤塗布ロール361の位置は定着ベルト310の内面に当接する位置に固定としても良い。
張架部材及び張架ローラとしての加熱ローラ340は、定着ベルト310の内側に配置され、定着パッド320及び張架ローラ350と共に定着ベルト310を張架する。また、加熱ローラ340は、定着ベルト310の回転方向に関して、定着パッド320の下流側、且つ、張架ローラ350の上流側に配置されている。これにより、加熱ローラ340の駆動力により、ニップ部Nを抜けた定着ベルト310を途中に張架ローラを介さずに直接、引っ張る構成としている。
加熱ローラ340は、アルミニウムやステンレスなどの金属により円筒状に形成され、その内部に定着ベルト310を加熱するための複数のヒータとしての複数のハロゲンヒータ341が配設されている。そして、加熱ローラ340は、ハロゲンヒータ341により所定の温度まで加熱される。
本実施形態では、加熱ローラ340は、外径40mm、厚み1mmのステンレス製のパイプにより形成され、内側にハロゲンヒータ341が配置されている。なお、ハロゲンヒータは、加熱ローラ340の長手方向(回転軸線方向)の温度分布制御を鑑みると複数本あることが望ましい。複数本設けられたハロゲンヒータ341は、長手方向において互いに異なる配光分布を有しており、記録材のサイズに応じて点灯比率を制御している。なお、ヒータは、ハロゲンヒータに限らず、例えばカーボンヒータなど加熱ローラ340を加熱可能な他のヒータであっても良い。定着ベルト310は、ハロゲンヒータ341により加熱された加熱ローラ340よって加熱され、不図示のサーミスタによる温度検知に基づき、記録材の種類に応じた所定の目標温度に制御される。
また、加熱ローラ340は、フレーム301に回転自在に支持されており、回転軸線方向の片端部にギアが固定されて、ギアを介して、駆動源としてのモータM1に接続されて回転駆動される。そして、定着ベルト310は、加熱ローラ340の回転により駆動力が付与される。ここで加熱ローラ340から定着ベルト310に与えられる力を補助駆動力とする。なお、加熱ローラ340は、後述する加圧ローラ330の駆動源としてのモータM0に接続されて回転駆動される構成であっても良い。また、モータからの駆動伝達機構は、ギア以外の、例えばプーリとベルト、外部からモータに駆動されるローラを押し当てる機構など他の機構であっても良い。何れにしても本実施形態では、加熱ローラ340の周速を、加圧ローラ330の周速よりも速くしている。
張架部材としての張架ローラ350は、定着ベルト310の内側に配置され、定着パッド320及び加熱ローラ340と共に定着ベルト310を張架して、定着ベルト310に従動回転する。本実施形態の場合、張架ローラ350は、加熱ユニット300のフレームによって支持されたばねによって付勢されており、定着ベルト310に所定の張力を与えるテンションローラでもある。ばねによるテンションは、本実施形態では50Nである。このように張架ローラ350により定着ベルト310にテンションを与えることで、定着ベルト310を定着パッド320に追従させている。
また、張架ローラ350は、アルミニウムやステンレスなどの金属により円筒状に形成されている。本実施形態では、張架ローラ350は、外径40mm、厚み1mmのステンレス又はアルミニウム製パイプで、端部を不図示のベアリングにより回転支持される。なお、張架ローラ350は、単に、定着ベルト310を張架する張架ローラであっても良いし、テンションを付与する機能に加えてステアリング機能を有するローラであっても良い。
ステアリング機能とは、例えば、張架ローラ350が加熱ローラ340の回転軸線方向(長手方向)に対して傾動することで、この回転軸線方向に関する定着ベルト310の位置(寄り位置)を制御する機能である。
第2回転体及び駆動ローラとしての加圧ローラ330は、定着ベルト310の外周面に当接して回転し、定着ベルト310に駆動力を付与する。本実施形態では、加圧ローラ330は、軸の外周に弾性層を、その外周に離型性層を形成したローラである。また、軸はステンレスを、弾性層は厚さ5mmで導電シリコーンゴムを、離型性層は厚さ50μmでフッ素樹脂としてのPFA(四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂)をそれぞれ用いている。加圧ローラ330は、定着装置8の定着フレーム380によって回転自在に支持されており、片端部にはギアが固定され、ギアを介して駆動源としてのモータM0に接続されて、回転駆動される。
フレームとしての定着フレーム380は、加熱ユニット位置決め部381、加圧フレーム383、加圧ばね384が設けられている。加熱ユニット300は、加熱ユニット位置決め部381にステイ360が挿入され、不図示の固定手段によりステイ360が加熱ユニット位置決め部381に固定されることで、定着フレーム380に位置決めされる。ここで、加熱ユニット位置決め部381は、加圧ローラ330に対向する加圧方向規制面381aと、加熱ユニット300の挿入方向の突き当て面である搬送方向規制面381bとを有する。ステイ360は、加圧方向規制面381aと搬送方向規制面318bに移動が規制された状態で固定される。この際、加圧ローラ330は、定着ベルト310から離間している。
加圧ローラ330は、加熱ユニット300が加熱ユニット位置決め部381に位置決めされた後、不図示の駆動源とカムにより加圧フレーム383が移動することで定着ベルト310に当接する。そして、加圧ローラ330が定着ベルト310を介して定着パッド320に対して加圧される。即ち、本実施形態では、加圧ローラ330は、定着ベルト310に向けて加圧される加圧部材でもある。本実施形態では、画像形成時の加圧力は1000Nである。
また、本実施形態の場合、ニップ部Nの記録材搬送方向下流側に、記録材を定着ベルト310から分離する分離部材(本実施形態では分離板)401を有する分離装置400を設けている。分離部材401は、定着ベルト310の外周面と隙間をあけて配置され、ニップ部Nを通過した記録材を定着ベルトから分離する。具体的には、分離部材401は、定着ベルト310の外周面のうち、定着パッド320と加熱ローラ340との間で張架された部分に近接して配置されている。また、分離部材401は、ブレード状に形成され、先端を定着ベルト310の外周面に対向させている。また、分離部材401には摺動による記録材のトナー付着や画像傷等を防ぐために金属板にフッ素系テープが貼付されている。本実施形態では、このように分離部材401を定着ベルト310の外周面と隙間をあけて配置すべく、ステイ360に対して記録材の搬送方向(ステイ360の短手方向、X方向)の位置決めをするようにしている。
また、本実施形態の場合、定着装置8の上部にカバーとしての開閉カバー382を設けている。開閉カバー382は、定着フレーム380の上部で、記録材の搬送方向下流側の端部に設けられた回動軸382bを中心に回動自在に設けられている。開閉カバー382は、加熱ユニット300を覆う覆い位置(閉位置)と、後述するように加熱ユニット300を定着フレーム380から取り外すべく加熱ユニット300を露出させる露出位置(開位置)とに移動可能である。このような開閉カバー382は、定着ベルト310の上方に位置しており、開位置で加熱ユニット300を定着フレーム380から取り外すための空間を露出させ、閉位置で加熱ユニット300の熱を断熱したり定着装置8の強度を確保したりする。
また、本実施形態の場合、ジャム処理時にユーザやサービスマンなどの操作者が定着ベルト310などの高温部材に誤って触れることを防止するために、保護部材(保護カバー)390を設けている。保護部材390は、記録材の搬送方向に関し、ニップ部Nの上流に配置されている。また、保護部材390は、揺動軸391に揺動自在に支持されており、図2に示す保護位置と、後述する図3に示す退避位置とに移動可能である。保護位置は、定着ベルト310に近接して操作者が記録材のジャム処理時に定着ベルト310に触れることを防止するための位置である。退避位置は、保護位置よりも定着ベルト310から退避した位置であって、加熱ユニット300を定着フレーム380から取り外す際に定着ベルト310が通過する領域から外れた位置である。保護部材390の詳しい説明は後述する。
上述のように構成される定着装置8は、定着ベルト310と加圧ローラ330との間に形成されるニップ部Nにおいて、トナー像を担持した記録材Pを挟持し、搬送しながらトナー像を加熱する。これにより、トナー像が溶融され、記録材に定着される。本実施形態の場合、画像形成時における、定着ベルト310の周速は300mm/s、ニップ部Nにおける加圧力は1000N、定着ベルト310の温度は180℃である。
[加熱ユニットの交換]
次に、加熱ユニット300の交換について、図2ないし図4を用いて説明する。加熱ユニット300は、定着ベルト310などの消耗部品を交換するために定着フレーム380に対して着脱自在に支持されている。本実施形態における加熱ユニット300の交換手順を説明する。まず、図2の状態から開閉カバー382を開く。すると、図3及び図4に示すように、開閉カバー382は、定着ベルト310が露出した露出位置となる。図4において、加熱ユニット300は定着フレーム380の加熱ユニット位置決め部381に固定された状態から、矢印300aで示すように、ステイ360の通過軌跡に沿って引き抜かれる。
即ち、加熱ユニット300は、保護部材390に向かう第1方向に移動させてから、第1方向と交差する第2方向に移動させることで定着フレーム380から取り外せるように、定着フレーム380に支持されている。ここで、第1方向は、記録材の搬送方向と略平行な方向であり、本実施形態では、略水平方向である。また、第2方向は略鉛直方向である。なお、定着装置8により搬送する記録材の搬送方向が略鉛直方向である場合には、第1方向が略鉛直方向で、第2方向が略水平方向であっても良い。
加熱ユニット300は、上述したように、ステイ360を定着フレーム380の加熱ユニット位置決め部381に挿入することで定着フレーム380に支持されている。即ち、加熱ユニット300は、ステイ360を介して定着フレーム380に支持されている。加熱ユニット位置決め部381は、記録材の搬送方向上流側に開口した形状を有し、ステイ360を記録材の搬送方向上流側から下流側に向けて挿入される。そして、ステイ360が記録材の搬送方向下流側にある搬送方向規制面381bに突き当たることで、加熱ユニット300が定着フレーム380に対して搬送方向に位置決めされる。
一方、加熱ユニット300を定着フレーム380から取り外す際には、加熱ユニット300を一旦、記録材の搬送方向上流側に移動させることで、ステイ360を加熱ユニット位置決め部381から引き抜く。そして、加熱ユニット300を開閉カバー382が開かれた上方に移動させることで、加熱ユニット300を定着フレーム380から取り外す。このように、加熱ユニット300を取り外す際には、矢印300aのように加熱ユニット300が移動する。この際、定着ベルト310の定着パッド320に張架された部分及び保護部材390に近接した部分は、破線300bで示す境界線の範囲内を通過する。即ち、破線300bよりも図4の左側の領域が、加熱ユニット300を定着フレーム380から取り外す際に定着ベルト310が通過する領域である。
上述したように、保護部材390は、記録材の搬送方向に関してニップ部Nの上流に配置され、保護位置にある状態で定着ベルト310に近接して配置されている。保護部材390を定着ベルト310に近接して配置する理由は、操作者によるジャム処理の空間を確保するためである。加熱ユニット300を、矢印300aで示すように、定着フレーム380から取り外す際に、保護部材390が破線300bよりも内側の領域、即ち、定着ベルト310の通過領域に侵入していると、定着ベルト310と保護部材390が干渉してしまう。
そこで、本実施形態では、保護部材390は、記録材のジャム処理時にユーザが加熱ユニット300に触れることを防止する保護位置と、加熱ユニット300を定着フレーム380から取り外す空間から退避する退避位置と、に位置できる構成となっている。そして、保護位置と退避位置との間で移動可能となっている。
ここで、このような保護部材390の移動を手動で行うようにした場合、操作者が加熱ユニット300の着脱動作を行った後に、保護部材390を保護位置に戻し忘れる可能性がある。このために、前述した特許文献1のように、保護部材390の位置を検出するセンサを設けることが考えられるが、コストが高くなってしまう。そこで、本実施形態では、開閉カバー382の開閉動作に連動させて、保護部材390を移動させるようにしている。即ち、保護部材390は、開閉カバー382が覆い位置に位置したときに保護位置に位置し、開閉カバー382が露出位置に位置したときに退避位置に位置するように開閉カバー382の移動に連動して移動可能である。
したがって、加熱ユニット300を定着フレーム380から取り外す際には、開閉カバー382を開く動作に連動して保護部材390が退避位置に移動する。これにより、加熱ユニット300を保護部材390と干渉させずに取り外すことができる。一方、加熱ユニット300の着脱動作が完了して、開閉カバー382を閉める際に、保護部材390が開閉カバー382を閉める動作に連動して保護位置に移動する。これにより、加熱ユニット300を定着フレーム380に戻した後に保護部材390を保護位置に戻し忘れるのを防ぐことができる。
[開閉カバーと保護部材]
次に、開閉カバー382と保護部材390の構成について、図2、3及び図5を用いて説明する。図2及び図3に示すように、開閉カバー382は、係合部382a、回動軸382b、覆い部382cを有する。係合部382aは、回動軸382bと反対側の先端部に設けられており、本実施形態では、図2に示す閉位置において記録材の搬送方向上流側の端部に設けられている。また、係合部382aは、回動軸382bよりも鉛直方向下方に位置し、開閉カバー382の記録材の搬送方向上流端よりも下流側に突出するように形成されている。これにより、後述するように、開閉カバー382の閉位置において、係合部382aが保護部材390の被係合部393と係合するようにしている。
回動軸382bは、定着フレーム380に対して記録材の搬送方向下流側の端部に開閉カバー382を回動自在に支持するものである。また、覆い部382cは、閉位置において加熱ユニット300の上方を覆う部分である。このような開閉カバー382は、閉位置において図2に示すように、加熱ユニット300の上方を覆い、開位置において図3に示すように、加熱ユニット300の上方を露出させる。また、開位置において、係合部382a及び覆い部382cが、加熱ユニット300を上方に取り出す際に加熱ユニット300と干渉しない位置まで、開閉カバー382を開放可能になっている。
保護部材390は、図5に示すように、揺動軸391、揺動規制部392、被係合部393、保護部394から成る。保護部394は、加熱ローラ340の回転軸線方向と略平行に形成された板状の部分であり、揺動軸391、揺動規制部392、被係合部393は、保護部394の長手方向両端部にそれぞれ設けられている。具体的には、保護部394の長手方向両端部を折り曲げた部分に、揺動軸391、揺動規制部392、被係合部393が形成されている。
保護部394は、保護位置において定着ベルト310の外周面に近接対向し、操作者がジャム処理時に定着ベルト310に触れることを抑制する。被係合部393は、図2及び図3に示すように、揺動軸391よりも鉛直方向上方で、本実施形態では、保護部材390の鉛直方向上端部近傍に、揺動軸391よりも搬送方向下流側に設けられている。
被係合部393は、開閉カバー382の係合部382aと係合可能である。揺動規制部392は、揺動軸391よりも鉛直方向下方で、本実施形態では、保護部材390の鉛直方向下端部近傍に、揺動軸391よりも搬送方向下流側に設けられている。揺動規制部392は、係合部382aと被係合部393との係合が解除され、保護部材390が退避位置に揺動した際に、例えば定着フレーム380に設けられた不図示の突き当て部に当接して、保護部材390がそれ以上揺動することを規制する。
揺動軸391は、保護部材390を、例えば定着フレーム380に対して揺動自在に支持する。揺動軸391の回転軸線は、回動軸382bの回動軸線及び加熱ローラ340の回転軸線と略平行である。揺動軸391は、保護部394よりも記録材の搬送方向上流側で鉛直方向上方に位置している。これにより、保護部394は揺動軸391を中心として揺動することで、定着ベルト310から大きく退避できる。
このように構成される保護部材390は、開閉カバー382が覆い位置に移動する際に被係合部393が係合部382aと係合することで保護位置に移動する。一方、開閉カバー382が露出位置に移動する際に被係合部393と係合部382aとの係合が外れることで退避位置に移動する。また、保護部材390の退避位置への移動は重力により行われる。即ち、保護部材390は、被係合部393と係合部382aとの係合が外れた際に、重力により退避位置に移動する。
このような開閉カバー382と保護部材390との連動について、より詳しく説明する。まず、図2のように、開閉カバー382が閉位置(覆い位置)にある状態のとき、保護部材390は保護位置に位置している。ここで、保護部材390は重力の作用により、揺動軸391を揺動中心として保護部394が反時計回りに回動するような力を受けている。但し、開閉カバー382が閉位置にある状態では、係合部382aが被係合部393に突き当たることにより保護部材390の揺動が規制されている。このため、保護部材390は、開閉カバー382が閉まっているときには、保護位置に保持されている。
次に、図2の状態から開閉カバー382を開いて図3の状態にすると、係合部382aが被係合部393から離れる。すると、保護部材390は重力の作用により反時計方向に回動を始め、揺動規制部392が定着フレーム380に設けられている突き当て部に突き当たる位置まで揺動する。このときの保護部材390の位置が退避位置である。この状態になれば、図4に示す軌跡の通りにステイ360、ひいては加熱ユニット300を引き抜いても、加熱ユニット300が保護部材390と干渉することを抑制できる。
一方、図3の状態から開閉カバー382を閉めると、開閉カバー382が閉まる前に係合部382aが被係合部393に接触する。すると、保護部材390は係合部382aから力を受けて、揺動軸391を揺動中心として時計回りに回動する。そして、開閉カバー382が閉まったところで保護部材390の揺動も完了する。このときの保護部材390の位置が保護位置である。
このように本実施形態の場合、開閉カバー382の開閉動作に連動して保護部材390を保護位置と退避位置とに移動させている。このため、開閉カバー382を開くと保護部材390が自動的に退避位置に移動し、加熱ユニット300を保護部材390と干渉させることなく着脱できる。また、開閉カバー382を閉じると保護部材390が自動的に保護位置に移動し、操作者がジャム処理時に定着ベルト310に触れることを抑制できる。
また、保護部材390が自動的に退避位置に移動するため、操作者が手動で保護部材390を移動させなくても良く、加熱ユニット300の着脱動作を容易に行える。更に、保護部材390が自動的に保護位置に戻るため、保護部材390の戻し忘れを防止できる。これにより、定着装置8の加熱ユニット300の交換性とジャム処理性の両立を達成することが可能となる。
更に、このように保護部材390を開閉カバー382の動作に連動させる構成を、開閉カバー382に設けた係合部382aと保護部材390に設けた被係合部393により達成している。このため、定着装置8の加熱ユニット300の交換性とジャム処理性の両立を低コスト且つ簡易な構成で達成できる。
[他の実施形態]
なお、開閉カバー382の移動に連動して保護部材390を移動させる機構に関しては、モータ等の駆動やリンク機構、バネ等の付勢部材を用いてもよいし、その他の方法としてもよい。また、上述の実施形態では、定着ベルト310を含む加熱ユニット300を着脱する際の構成について説明したが、着脱するユニットが加圧ローラ330を含むものであっても良い。この場合、第1回転体が加圧ローラ330に、第2回転体が定着ベルト310に相当する。
また、上述の実施形態では、第1回転体として無端ベルトを用いたが、定着ローラを用いても良い。また、第2の回転体として加圧ローラを用いたが、無端ベルトを用いても良い。また、無端ベルトが第1、第2回転体の双方に用いられても良い。
また、上述した実施形態では、第1回転体としての無端ベルトが第2回転体としての加圧ローラにから加圧される場合を示した。但し、本発明はこれに限定されず、逆に第1回転体から第2回転体が加圧される場合にも同様に適用できる。
また、上述の実施形態では、未定着トナー像をシートに定着する定着装置を例に説明した。但し、本発明は、これに限らず、画像の光沢を向上させるべく、シートに仮定着されたトナー像を加熱加圧する装置(この場合も定着装置と呼ぶ)にも同様に適用可能である。
更に、上述の実施形態では、ニップ部形成部材を定着パッド320としたが、ニップ部形成部材は、ローラなどの回転体であっても良い。
8・・・定着装置/300・・・加熱ユニット(ユニット)/310・・・定着ベルト(第1回転体)/320・・・定着パッド(張架部材、パッド部材)/330・・・加圧ローラ(第2回転体)/340・・・加熱ローラ(張架部材、ローラ)/350・・・張架ローラ(張架部材)/360・・・ステイ/382・・・開閉カバー(カバー)/382a・・・係合部/390・・・保護部材/391・・・揺動軸/393・・・被係合部

Claims (9)

  1. 記録材に担持されたトナー像を記録材に定着させる定着装置であって、
    フレームと、
    第1回転体を有し、前記フレームに対して着脱自在に支持されたユニットと、
    前記第1回転体との間で記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2回転体と、
    前記ユニットを覆う覆い位置と、前記ユニットを前記フレームから取り外すべく前記ユニットを露出させる露出位置とに移動可能なカバーと、
    前記第1回転体に近接して操作者が記録材のジャム処理時に前記第1回転体に触れることを防止するための保護位置と、前記保護位置よりも前記第1回転体から退避した位置であって、前記ユニットを前記フレームから取り外す際に前記第1回転体が通過する領域から外れた退避位置とに移動可能な保護部材と、
    を備え、
    前記保護部材は、前記カバーが前記覆い位置に位置したときに前記保護位置に位置し、前記カバーが前記露出位置に位置したときに前記退避位置に位置するように前記カバーの移動に連動して移動可能である、
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 前記カバーは、係合部を有し、
    前記保護部材は、前記係合部と係合可能な被係合部を有し、前記カバーが前記覆い位置に移動する際に前記被係合部が前記係合部と係合することで前記保護位置に移動し、前記カバーが前記露出位置に移動する際に前記被係合部と前記係合部との係合が外れることで前記退避位置に移動する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記保護部材は、前記被係合部と前記係合部との係合が外れた際に、重力により前記退避位置に移動する、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記保護部材は、揺動軸に揺動自在に支持されている、
    ことを特徴とする、請求項1ないし3の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 前記ユニットは、前記保護部材に向かう第1方向に移動させてから、前記第1方向と交差する第2方向に移動させることで前記フレームから取り外せるように、前記フレームに支持されている、
    ことを特徴とする、請求項1ないし4の何れか1項に記載の定着装置。
  6. 前記第1方向は、記録材の搬送方向と略平行な方向である、
    ことを特徴とする、請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記保護部材は、記録材の搬送方向に関し、前記ニップ部の上流側に配置されている、
    ことを特徴とする、請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記第1回転体は、複数の張架部材に支持された無端状のベルトであり、
    前記ユニットは、前記ベルトと、前記複数の張架部材とをユニット化したものである、
    ことを特徴とする、請求項1ないし7の何れか1項に記載の定着装置。
  9. 前記複数の張架部材の1つは、前記ベルトの内側に、前記ベルトを挟んで前記第2回転体と対向するように配置されると共に、前記ベルトと前記第2回転体との間に前記ニップ部を形成させるパッド部材であり、
    前記ユニットは、前記パッド部材を支持するステイを有し、前記ステイを介して前記フレームに支持される、
    ことを特徴とする、請求項8に記載の定着装置。
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