JP2022013591A - 脳波測定装置 - Google Patents
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Abstract
Description
フレームと、
脳波の検出に用いられる電極部を有し、前記フレームに取り付けられる脳波電極ユニットと、
前記脳波電極ユニットの取り付け方向を調整可能とした方向調整機構と、
を有する、脳波測定装置が提供される。
<脳波測定装置10の概要>
本発明の第1の実施形態を図1~10を参照して説明する。
図1は人の頭部99に装着した状態の脳波測定装置10を模式的に示す図である。図2は、脳波測定装置10の斜視図であり、ここでは脳波電極ユニット80を省いて示している。
図1に示すように、脳波測定装置10は、複数の脳波電極ユニット80と、固定用フレーム20と、脳波電極ユニット80を固定用フレーム20に取り付けるための電極保持部40とを有する。脳波電極ユニット80は、電極保持部40に取り付けられたうえで固定用フレーム20に取り付けられる。
図3は脳波電極ユニット80を示す図であり、図3(a)が正面図、図3(b)が側面図である。脳波電極ユニット80は、略円柱状の脳波電極ユニット本体81(胴部)と、その一端側(図示では下側)に設けられた電極突起部83と、他端側(図示では上側)に設けられた信号取出部85を有する。
図2を参照して電極保持部40と、それが取り付けられる固定用フレーム20の構造を説明する。固定用フレーム20及び電極保持部40は、例えばポリアミド樹脂のような硬質部材で形成されているが、これら材料に限る趣旨では無く、脳波検出に影響を及ぼさず、また装着性や作業性に適した材料であればよい。また、固定用フレーム20と電極保持部40として異なる材料が用いられてもよい。
固定用フレーム20は、平行に配置された一対(2本)のレール21と、それらレール21を複数箇所でわたすように連結するレール締結部23とを有する。
図4~図8を参照して、電極保持部40の構造について説明する。
図4は電極保持部40を示した図であり、図4(a)は側面図、図4(b)は平面図、図4(c)は斜視図である。図5は電極保持部40の分解斜視図であり、図4(c)を分解した状態を示している。図6は電極保持部40の縦断面図であって、図4(b)のA1-A1断面図である。図7は電極保持部40の横断面図であって、図4(a)のA2-A2断面図である。図8は電極保持部40の横断面図であって、図4(a)のA3-A3断面図である。
第1の保持部41は、略板状で前後に長い矩形の第1の保持部41と、第1の保持部41の前後左右の中央付近に上下方向(厚さ方向)に貫通する第1の開口部44と、端部のそれぞれにおいて下方向に延出するアーム状の連結部60とを有する。
第2の保持部42は、上面視で外形が略矩形で、内部に上下に貫通する第2の開口部46を有する枠状を呈している。第2の保持部42の外形は、第1の保持部41の第1の開口部44より若干小さく一定程度離間している。また、第2の開口部46には、第3の保持部43が収容される。
第3の保持部43は、ベース部43aと、筒部43bと、フランジ部43cとを上下方向に重なる位置関係で一体に備える。また、ベース部43aと、筒部43bと、フランジ部43cを上下に貫通する電極挿通孔49が設けられている。電極挿通孔49には、脳波電極ユニット80が挿通される。
上述のように、第3の保持部43には、上面視中央において、上下方向、すなわちベース部43a、筒部43b及びフランジ部43cを上下に貫通する電極挿通孔49が設けられている。
上下動用リング部70は所定厚さでリング状に形成されている。上下動用リング部70の内周面71の下側部分には、径外側に所定深さで凹状に形成されたフランジ嵌合凹部72が形成されている。フランジ嵌合凹部72は、フランジ部43cを嵌め込んだ際に、フランジ部43cの外周面が干渉せず回動自在になっている。
電極保持部40による脳波電極ユニット80の角度調整機能について、さらに図9を参照して説明する。図9は電極保持部40の斜視図であり、図9(a)が上方から見た斜視図であり、図9(b)が下方から見た斜視図であり、いずれも第3の保持部43の向きが斜めになった状態を示している。
図10を参照して上下動用リング部70による固定状態の調整機能について説明する。図10は電極保持部40と固定用フレーム20の固定状態の推移を説明する図である。脳波電極ユニット80の無回転直動の動作と関連づけて説明する。
本実施形態の脳波測定装置10の特徴・機能を纏めると次の通りである。
(1)脳波測定装置10は、
フレーム(固定用フレーム20)と、
脳波の検出に用いられる電極突起83(電極部)を有し、フレームに取り付けられる脳波電極ユニット80と、
脳波電極ユニット80の取り付け方向を調整可能とした方向調整機構と、
を有する。
方向調整機構として、2軸揺動機構や2軸以上の多軸揺動機構、さらにボールジョイント機構がある。このような構成により、脳波電極ユニット80の電極突起83が頭部99に当接する際の向きを最適化でき、安定した脳波測定を実現できる。
(2)方向調整機構は、
脳波電極ユニット80が取り付けられる第1の固定部(第3の保持部43)と、
第1の固定部(第3の保持部43)が取り付けられる第2の固定部と、
第2の固定部(第2の保持部42)が取り付けられるフレームと、
第1の固定部(第3の保持部43)と第2の固定部(第2の保持部42)を揺動可能とする第1の揺動機構と、
第2の固定部(第2の保持部42)とフレームと揺動可能とする第2の揺動機構と、を有する。
第1及び第2の揺動機構(すなわち2軸揺動機構)の簡易的な構造により、脳波電極ユニット80の向きの最適化が容易となる。
なお、上述のように、フレームが、図1や図2に示したように、固定用フレーム20とレール21と電極保持部40とから構成される場合、第2の固定部(第2の保持部42)は第3の固定部(すなわち第1の保持部41)に取り付けられ、さらに固定用フレーム20(レール21)に取り付けられてもよい。この場合、第2の固定部(第2の保持部42)が、第3の固定部(第1の保持部41)に対して所定の揺動軸を中心として揺動する。
(3)第1の揺動機構の第1の揺動軸(すなわち第2の嵌合突起54による揺動軸)と第2の揺動機構の第2の揺動軸(すなわち第1の嵌合突起53による揺動軸)は直交している。
このように2軸揺動機構により、脳波電極ユニット80の向きの調整(最適化)が容易になる。
(4)第1の揺動軸(すなわち第2の嵌合突起54による揺動軸)と第2の揺動軸(すなわち第1の嵌合突起53による揺動軸)は同一平面に設けられている。
(5)脳波電極ユニット80は、脳波電極ユニット80の向き変えることができる弾性部材を有していない。
(6)フレームは、平行に設けられた一対のレール21を有し、頭部99に装着される固定用フレーム20と、
脳波電極ユニット80が取り付けられる複数の電極保持部40と、
を有し、
電極保持部40は、方向調整機構を有するとともに、レール21のそれぞれと連結する連結部60を有し、
脳波電極ユニット80が取り付けられていない状態において連結部60とレール21とは固定されておらず、脳波電極ユニット80が取り付けられて脳波電極ユニット80と頭皮の圧接状態が強くなるにしたがい、脳波電極ユニット80とレール21との固定が強くなる。
<脳波測定装置10の概要>
本発明の第2の実施形態を図11~14を参照して説明する。図11は脳波測定装置100の斜視図である。図12は脳波電極ユニット110の斜視図である。図13は脳波電極ユニット110の分解斜視図である。図14は脳波電極ユニット110の縦断面図である。
脳波電極ユニット110は、脳波電極ユニット110(すなわち電極突起83)の頭部99への圧接力を調整する圧力調整機構を備える。具体的には、脳波電極ユニット110は、キャップ部120及び外筒部130からなる基部111と、プランジャ部140と、圧縮バネ150とを有し、圧力調整機構を実現している。プランジャ部140のプランジャ先端部145には、電極突起83が取り付けられている(例えば図14において破線で示す)。
基部111は、固定用フレーム20に対して、頭部99の方向に突出するように取り付けられる。基部111は、筒状の外筒部130と、外筒部130の一端(ここでは図示で上側の端部)の開口に螺嵌し取り付けられた有底円筒形状のキャップ部120とを有する。
キャップ部120は、円形の天面と、天面の周縁から垂下する円筒形状の周面とを有する。天面の中心には貫通孔121が設けられ、信号取出部として機能する。また、円筒形状の内面には螺刻が設けられており、外筒部130の外周面の螺刻部132の上端部分とネジ嵌合する。また、天面の図示下側の面は、バネ配置面126として機能し、圧縮バネ150の上端部分が当接する。
外筒部130には、外周面に螺刻部132が設けられており、第1の実施形態と同様の電極保持部40(電極挿通孔49)にネジ嵌合される。また、外筒部130は、外周面の対向する2領域に平面カットされIカット部として機能するカット部133と、カット部133の領域において図示上端から所定長だけ下方向に溝状に切り欠かれたガイド溝部134と、を有している。本実施形態のカット部133は、第1の実施形態の電極カット面82(例えば図3(a)参照)に対応する部位である。
プランジャ部140は、外筒部130の貫通孔131内部に配置される。プランジャ部140の外径は貫通孔131の径と略同一寸法である。また、プランジャ部140の周面上部の対向する位置に二つの表示片144が突出して設けられている。プランジャ部140が外筒部130の貫通孔131の内部に配置されたときに、表示片144は、貫通孔131のガイド溝部134に丁度位置する。
圧縮バネ150が、キャップ部120のバネ配置面126とプランジャ部140のプランジャ上端部146との間に配置される。圧縮バネ150は、プランジャ部140を頭部99の方向に付勢する。
図14(a)に示すように、プランジャ部140(すなわち電極突起83)に外部から力(より具体的には図示上方向の力)が作用していない状態では、圧縮バネ150の付勢力により、プランジャ部140は外筒部130から最も突出した状態となっている。このとき、表示片144がガイド溝部134の最下部(溝底部)に当接することで、プランジャ部140がそれ以上下方向に移動できない。
表示片144は、ガイド溝部134を移動するときに、外部にその位置を表示することで、圧縮バネ150の圧縮状態を示すことができる。すなわち、表示片144の位置は、頭部99に作用している圧接力と関連づけられている。なお、ガイド溝部134の近傍に、作用している圧接力の指標となるマーク(目盛り)を設けることで、頭部99に作用している圧接力をより正確に把握することができる。
本実施形態の脳波測定装置100の特徴・機能を纏めると次の通りである。
まず、上述の第1の実施形態の特徴・機能(1)~(6)と同様の特徴・機能を有する。
さらに、以下の特徴・機能(7)~(10)を有する。
(7)脳波電極ユニット110(すなわち電極突起83)の頭部99への圧接力を調整する圧力調整機構を備える。
脳波測定装置100が頭部99に装着された際に、電極突起83の頭部99への圧接力を最適化でき、人が感じる不快感(特に痛み)を抑制しつつ、脳波測定に必要な頭部99との接触状態を確実に実現できる。
また、第1の実施形態で主に説明したように、電極保持部40が角度調整機能を有するので、電極突起83が頭部99に接触する状態を一層最適化でき、安定した脳波測定を実現できる。
(8)圧力調整機構は、固定用フレーム20に、頭部方向に突出するように取り付けられる基部111(キャップ部120、外筒部130)と、
基部111から頭部方向に変移可能に設けられたプランジャ部140(可動片)と、
プランジャ部140を頭部方向に付勢する圧縮バネ150(弾性部材)と、
圧縮バネ150の圧縮状態を表示する表示片144(表示部)と、
を有する。
電極突起83が設けられたプランジャ部140を圧縮バネ150で付勢した状態で頭部99に装着されるので、装着時に圧縮バネ150が徐々に圧縮し、頭部99に作用する力が徐々に大きくなる。したがって、人が不快に感じることを抑制できる。また、圧縮バネ150を取り替えることで、頭部99に作用する力の加減を調整することができる。
また、角度調整機能により、脳波電極ユニット110の方向(すなわち電極突起83の方向)を調整するときに、プランジャ部140を上に移動させながら行えるので、微調整が容易になる。
(9)表示片144に表示される圧縮バネ150の圧縮状態は、頭部99に作用している圧接力と関連づけられている。
表示片144が外から認識可能とすることで、圧縮バネ150の圧縮状態を容易に把握できる。ガイド溝部134の近傍に、目盛りを設けることで、より一層的確に圧縮状態を把握できる。
(10)基部111(ここでは外筒部130)は、固定用フレーム20からの突出量を調整する位置調整部を備える。
より具体的には、外筒部130の螺刻部132が電極保持部40に螺挿され上下動用リング部70の操作により上下動する。これによって、固定用フレーム20から脳波電極ユニット110の突出量を調整できる。また、長さの異なる外筒部130を用意し、することで、様々な条件(頭部形状や毛髪量など)に柔軟に対応できる。例えば、測定位置(チャンネル位置)によって、プランジャ部140を変えたり、上述の圧縮バネ150を変えたりすることで、脳波測定者に対して不快感を与えること無く、安定した良好な脳波測定を実現できる。
20 固定用フレーム
21 レール
23 レール締結部
29 可動領域
40 電極保持部
41 第1の保持部
42 第2の保持部
43 第3の保持部
43a ベース部
43b 筒部
43c フランジ部
44 第1の開口部
46 第2の開口部
49 電極挿通孔
49a 規制面
51 嵌合凹部
52 嵌合用貫通孔
53 第1の嵌合突起
54 第2の嵌合突起
60 連結部
61 第1の連結部
62 第2の連結部
63 第3の連結部
65 当接面
68 余空間
70 上下動用リング部
71 内周面
72 フランジ嵌合凹部
80、110 脳波電極ユニット
81 脳波電極ユニット本体
82 電極カット面
83 電極突起部
85 信号取出部
99 頭部
111 基部
120 キャップ部
121、131、141 貫通孔
126 バネ配置面
130 外筒部
132 螺刻部
133 カット部
134 ガイド溝部
140 プランジャ部
142 プランジャ外周面
143 カット部
144 表示片
145 プランジャ先端部
146 プランジャ上端部
150 圧縮バネ
155 信号線
フレームと、
脳波の検出に用いられる電極部を有し、前記フレームに取り付けられる脳波電極ユニットと、
前記脳波電極ユニットの取り付け方向を調整可能とした方向調整機構と、
を有し、
前記方向調整機構は、
前記脳波電極ユニットが取り付けられる第1の固定部と、
前記第1の固定部が取り付けられるとともに、前記フレームに取り付けられる第2の固定部と、
前記第1の固定部と前記第2の固定部を揺動可能とする第1の揺動機構と、
前記第2の固定部と前記フレームと揺動可能とする第2の揺動機構と、
を有する脳波測定装置が提供される。
本発明によれば、
フレームと、
脳波の検出に用いられる電極部を有し、前記フレームに取り付けられる脳波電極ユニットと、
前記脳波電極ユニットの取り付け方向を調整可能とした方向調整機構と、
前記脳波電極ユニットの頭部への圧接力を調整する圧力調整機構と、を備え、
前記圧力調整機構は、
前記フレームに、頭部方向に突出するように取り付けられる基部と、
前記基部から頭部の方向に変移可能に設けられた可動片と、
前記可動片を頭部の方向に付勢する弾性部材と、
前記弾性部材の圧縮状態を表示する表示部と、
を有する、脳波測定装置が提供される。
本発明によれば、
フレームと、
脳波の検出に用いられる電極部を有し、前記フレームに取り付けられる脳波電極ユニットと、
前記脳波電極ユニットの取り付け方向を調整可能とした方向調整機構と、
を有し、
前記フレームは、
平行に設けられた一対のレールを有し、頭部に装着される固定用フレームと、
前記脳波電極ユニットが取り付けられる複数の電極保持部と、
を有し、
前記電極保持部は、前記方向調整機構を有するとともに、前記レールのそれぞれと連結する連結部を有し、
前記脳波電極ユニットが取り付けられていない状態において前記連結部と前記レールとは固定されておらず、前記脳波電極ユニットが取り付けられて前記脳波電極ユニットと頭皮の圧接状態が強くなるにしたがい、前記脳波電極ユニットと前記レールとの固定が強くなる、脳波測定装置が提供される。
以下に本発明の実施形態を下記に付記する。
[1] フレームと、
脳波の検出に用いられる電極部を有し、前記フレームに取り付けられる脳波電極ユニットと、
前記脳波電極ユニットの取り付け方向を調整可能とした方向調整機構と、
を有する、脳波測定装置。
[2] 前記方向調整機構は、
前記脳波電極ユニットが取り付けられる第1の固定部と、
前記第1の固定部が取り付けられるとともに、前記フレームに取り付けられる第2の固定部と、
前記第1の固定部と前記第2の固定部を揺動可能とする第1の揺動機構と、
前記第2の固定部と前記フレームと揺動可能とする第2の揺動機構と、
を有する、[1]に記載の脳波測定装置。
[3] 前記第1の揺動機構の第1の揺動軸と前記第2の揺動機構の第2の揺動軸は直交している、[2]に記載の脳波測定装置。
[4] 前記第1の揺動軸と前記第2の揺動軸は同一平面に設けられている、[3]に記載の脳波測定装置。
[5] 前記脳波電極ユニットは、前記脳波電極ユニットの向き変えることができる弾性部材を有していない、[1]から[4]までのいずれか1に記載の脳波測定装置。
[6] 前記脳波電極ユニットの頭部への圧接力を調整する圧力調整機構を備える、[1]から[5]までのいずれか1に記載の脳波測定装置。
[7] 前記圧力調整機構は、
前記フレームに、頭部方向に突出するように取り付けられる基部と、
前記基部から頭部の方向に変移可能に設けられた可動片と、
前記可動片を頭部の方向に付勢する弾性部材と、
前記弾性部材の圧縮状態を表示する表示部と、
を有する、[6]に記載の脳波測定装置。
[8] 前記表示部に表示される前記弾性部材の圧縮状態は、頭部に作用している前記圧接力と関連づけられている、[7]に記載の脳波測定装置。
[9] 前記基部は、前記フレームからの突出量を調整する位置調整部を備える、[7]または[8]に記載の脳波測定装置。
[10] 前記圧力調整機構は、前記脳波電極ユニットに備わる、[6]から[9]までのいずれか1に記載の脳波測定装置。
[11] 前記フレームは、
平行に設けられた一対のレールを有し、頭部に装着される固定用フレームと、
前記脳波電極ユニットが取り付けられる複数の電極保持部と、
を有し、
前記電極保持部は、前記方向調整機構を有するとともに、前記レールのそれぞれと連結する連結部を有し、
前記脳波電極ユニットが取り付けられていない状態において前記連結部と前記レールとは固定されておらず、前記脳波電極ユニットが取り付けられて前記脳波電極ユニットと頭皮の圧接状態が強くなるにしたがい、前記脳波電極ユニットと前記レールとの固定が強くなる、[1]から[10]までのいずれか1に記載の脳波測定装置。
Claims (11)
- フレームと、
脳波の検出に用いられる電極部を有し、前記フレームに取り付けられる脳波電極ユニットと、
前記脳波電極ユニットの取り付け方向を調整可能とした方向調整機構と、
を有する、脳波測定装置。 - 前記方向調整機構は、
前記脳波電極ユニットが取り付けられる第1の固定部と、
前記第1の固定部が取り付けられるとともに、前記フレームに取り付けられる第2の固定部と、
前記第1の固定部と前記第2の固定部を揺動可能とする第1の揺動機構と、
前記第2の固定部と前記フレームと揺動可能とする第2の揺動機構と、
を有する、請求項1に記載の脳波測定装置。 - 前記第1の揺動機構の第1の揺動軸と前記第2の揺動機構の第2の揺動軸は直交している、請求項2に記載の脳波測定装置。
- 前記第1の揺動軸と前記第2の揺動軸は同一平面に設けられている、請求項3に記載の脳波測定装置。
- 前記脳波電極ユニットは、前記脳波電極ユニットの向き変えることができる弾性部材を有していない、請求項1から4までのいずれか1項に記載の脳波測定装置。
- 前記脳波電極ユニットの頭部への圧接力を調整する圧力調整機構を備える、請求項1から5までのいずれか1項に記載の脳波測定装置。
- 前記圧力調整機構は、
前記フレームに、頭部方向に突出するように取り付けられる基部と、
前記基部から頭部の方向に変移可能に設けられた可動片と、
前記可動片を頭部の方向に付勢する弾性部材と、
前記弾性部材の圧縮状態を表示する表示部と、
を有する、請求項6に記載の脳波測定装置。 - 前記表示部に表示される前記弾性部材の圧縮状態は、頭部に作用している前記圧接力と関連づけられている、請求項7に記載の脳波測定装置。
- 前記基部は、前記フレームからの突出量を調整する位置調整部を備える、請求項7から8までのいずれか1項に記載の脳波測定装置。
- 前記圧力調整機構は、前記脳波電極ユニットに備わる、請求項6から9までのいずれか1項に記載の脳波測定装置。
- 前記フレームは、
平行に設けられた一対のレールを有し、頭部に装着される固定用フレームと、
前記脳波電極ユニットが取り付けられる複数の電極保持部と、
を有し、
前記電極保持部は、前記方向調整機構を有するとともに、前記レールのそれぞれと連結する連結部を有し、
前記脳波電極ユニットが取り付けられていない状態において前記連結部と前記レールとは固定されておらず、前記脳波電極ユニットが取り付けられて前記脳波電極ユニットと頭皮の圧接状態が強くなるにしたがい、前記脳波電極ユニットと前記レールとの固定が強くなる、
請求項1から10までのいずれか1項に記載の脳波測定装置。
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