JP2023024052A - 脳波測定用電極および脳波測定装置 - Google Patents

脳波測定用電極および脳波測定装置 Download PDF

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Yuma Kitazoe
毅 齊藤
Takeshi Saito
友洋 菅野
Tomohiro Sugano
慶次郎 岩崎
Keijiro Iwasaki
将志 澤田
Masashi Sawada
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Abstract

【課題】脳波測定装置において、電極の状態を頭皮に対して適切に配置することを可能とする技術を提供する。【解決手段】脳波電極ユニット80は、被験者の頭部に接触される電極突起部83と、電極突起部83の周囲に設けられ、電極突起部83の向きが頭部に対して垂直になるように被験者の頭部に接触してガイドするガイド部30と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、脳波測定用電極および脳波測定装置に関する。
これまで脳波検出用電極に関して様々な開発がなされてきた。この種の技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1に開示の脳波測定用電極(脳波電極保持具)は、頭部の周囲に配置する本体部と、前記本体部に取り付けられた複数の支持部と、少なくとも一部の前記支持部の先端側に設けられ、前記本体部の内側に支持された脳波電極と、を備える脳波電極保持具であって、前記本体部は、手指を挿通させて前記脳波電極に触れることができる大きさの開口部を有し、前記脳波電極は、基端側を前記支持部によって支持され、可撓性を有し弾性変形する可撓部と、前記可撓部の先端側に設けられ、頭表に接触させる電極部と、を有し、前記可撓部は、前記電極部を前記支持部の軸線から離間させる方向に移動させるまで変形でき、前記可撓部は、前記電極部に前記頭表との接触圧を加え、前記可撓部は、前記頭表に沿って略平行方向に移動させた前記電極部にも前記頭表との接触圧を加える。
特開2018-094054号公報
一般に、脳波測定の被験者の頭髪状態は様々である。電極を頭皮に接触させる調整作業において、被験者が頭髪が多い場合等では、頭皮の目視が難しく、電極と頭皮の位置関係、電極の向きの把握が難しい場合がある。そのようなときにそのような場合に、電極を傾いた状態で頭皮に押しつけてしまうことがあり新たな技術が求められていた。
本発明はこのような状況に鑑みなされたものであって、脳波測定装置において、電極の状態を頭皮に対して適切に配置することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明によれば、
被験者の頭部に接触される電極部と、
前記電極部の周囲に設けられ、前記電極部の向きが頭部に対して垂直になるように被験者の頭部に接触してガイドするガイド部と、
を有する脳波測定用電極が提供される。
本発明によると、上述の脳波測定用電極と、
被験者の頭部に装着されるフレームと、を有し、
前記フレームは前記脳波測定用電極を取り付ける、
脳波測定装置が提供される。
本発明によれば、脳波測定装置において、電極の状態を頭皮に対して適切に配置することを可能とする技術を提供することができる。すなわち、電極の向きを頭皮に対して垂直になるようにして、電極を頭皮に接触させることができる。
第1の実施形態に係る被験者の頭部に装着した状態の脳波測定装置を模式的に示す図である。 第1の実施形態に係る脳波測定装置(脳波電極ユニットを取り外した状態)の斜視図である。 第1の実施形態に係る脳波電極ユニットを示す図である。 第1の実施形態に係るガイド部を断面図とした脳波電極ユニットを示す図である。 第1の実施形態に係るガイド部を取り外した状態の脳波電極ユニットを示す図である。 第1の実施形態に係るガイド部を示す図である。 第1の実施形態に係る電極保持部を示した図である。 第1の実施形態に係る電極保持部の分解斜視図である。 第1の実施形態に係る電極保持部の縦断面図である。 第1の実施形態に係る電極保持部の横断面図である。 第1の実施形態に係る電極保持部の横断面図である。 第1の実施形態に係る第3の保持部が揺動した状態の電極保持部の斜視図である。 第1の実施形態に係る電極保持部と固定用フレームの固定状態の推移を説明する図である。 第1の実施形態の変形例に係るガイド部を断面図とした脳波電極ユニットを示す図である。 第2の実施形態に係る電極保持部に取り付けられた状態の脳波電極ユニットを示す縦断面図である。
<<第1の実施形態>>
<脳波測定装置10の概要>
図1は被験者の頭部99に装着した状態の脳波測定装置10を模式的に示す図である。図2は、脳波測定装置10の斜視図であり、ここでは脳波電極ユニット80を省いた固定用フレーム20と電極保持部40を示している。
脳波測定装置10は、被験者の頭部99に装着され、脳波を生体からの電位変動として検出し、検出した脳波を脳波表示装置(図示せず)に出力する。脳波表示装置は、脳波測定装置10が検出した脳波を取得して、モニタ表示したり、データ保存したり、周知の脳波解析処理を行う。
<脳波測定装置10の構造>
脳波測定装置10は、複数の脳波電極ユニット80と、固定用フレーム20と、脳波電極ユニット80を固定用フレーム20に取り付けるための電極保持部40とを有する。脳波電極ユニット80は、電極保持部40に取り付けられたうえで固定用フレーム20に取り付けられる。
本実施形態では、脳波電極ユニット80は、5ch分(5個)設けられており、それにともない電極保持部40も5個設けられている。上記5chの位置(すなわち脳波電極ユニット80の取付位置)は、例えば国際10-20電極配置法におけるT3、C3、Cz、C4、T4の位置に対応する。
<脳波電極ユニット80>
図3は脳波電極ユニット80を示す図であり、図3(a)が正面図、図3(b)が側面図である。
図4は脳波電極ユニット80を示す図であって理解を容易にするためにガイド部30については断面図として示した図であり、図4(a)が図3(a)に対応する正面図、図4(b)が図3(b)に対応する側面図である。
図5は脳波電極ユニット80の脳波電極ユニット本体81を示す図であり、図5(a)が正面図、図5(b)が側面図である。
図6はガイド部30を示す図であり、図6(a)が正面図、図6(b)が底面図である。
脳波電極ユニット80は、脳波電極ユニット本体81と、ガイド部30とを備える。
脳波電極ユニット本体81は、略円柱状の胴部89と、その一端側(図示では下側)に設けられた電極突起部83と、他端側(図示では上側)に設けられた信号取出部85を有する。
胴部89には螺刻が形成されている。電極突起部83には、電極部材が設けられ、頭部99の頭皮に接触して脳波を取得する。信号取出部85は、電極突起部83から延出する信号線を引き出し、上述した脳波表示装置(図示せず)に接続される。
また、詳細は後述するが胴部89の側面には電極カット面82が形成されており、電極保持部40の電極挿通孔49の規制面49a(後述の図10等参照)により回転が規制され、胴部89とネジ嵌合された上下動用リング部70を回転させる。これによって、脳波電極ユニット80自体は無回転で上下に直動する。
電極突起部83は、例えば所定形状のゴム状の弾性体(シリコーンゴムなど)の構造に、導電性の電極部材を設け、電極部材で検出した信号(脳波)を信号線で信号取出部85から取り出すようになっている。
電極突起部83が呈するゴム状の弾性体の所定形状は、例えば、円柱状の基部から、複数の突起部が円環状に並んで延出する形状である。突起部に導電性の電極部材が設けられる。電極突起部83は、胴部89に固定され、回転しないようになっている。
胴部89の側面部分は螺刻されており、後述する上下動用リング部70とネジ嵌合する。また、胴部89には垂直な面で切り取られた二つの電極カット面82が対向した位置に形成されている。すなわち、断面視で相対する2面にDカットを持った形状(Iカット形状ともいう)を有する。また、胴部89の下側端部の胴部端部86に、ガイド部30が取り付けられる。
<ガイド部30>
ガイド部30は、胴部89の下側端部(すなわち胴部端部86)に、電極突起部83の周囲(ここでは側面)を囲んで収容するように取り付けられ、電極突起部83の向きを頭部99に対して垂直になるようにガイドする。
ガイド部30は、外周枠31と、複数のガイド凸部32とを有する。
外周枠31は、下端が開口し上端が上面34となった有底の円筒形状を呈する。上面34には、胴部端部86の外形と略同一形状となる固定開口35が設けられている。この固定開口35に、脳波電極ユニット本体81の胴部端部86が嵌まるように取り付けられる。なお、固定開口35と胴部端部86の取り付け構造では、胴部端部86を軸としてガイド部30が回転可能であってもよい。また、螺接固定等の構造により、上下方向の位置が調整可能であってもよい。
ガイド凸部32は、外周枠31の下端33から鉛直に所定長延出する。ここでは、外周枠31の下側端部において周方向に等間隔(120°間隔)で3箇所にガイド凸部32が設けられている。ガイド凸部32の先端は曲面で構成されている。これによって、被験者の頭部99にガイド凸部32が接触したときに、痛みを感じないようにできる。
ガイド部30が脳波電極ユニット本体81に取り付けられたときに、電極突起部83の先端部分(頭部99に接触する部分)が、ガイド凸部32の先端位置より僅かに先に位置するようになっている。換言すると、電極突起部83の先端部分は、3つのガイド凸部32の先端部分で定まる平面より下側(頭部99側)に位置する。どの程度下側に位置するかは、電極突起部83を頭部99(頭皮)に接触させたときにどの程度変形させるかにより、例えば1mm程度とすることができる。
ガイド部30の材料として、ゴム部材(熱硬化系エラストマー)または熱可塑性エラストマーを有して構成されている。より具体的には、ガイド凸部32の先端部分がゴム部材または熱可塑性エラストマーによって構成されている。
ゴム部材として、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレン・プロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、水素化ニトリルゴム、エピクロルヒドリンゴムが挙げられる。
熱可塑性エラストマーとして、ポリスチレン系、オレフィン/アルケン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系のエラストマーが挙げられる。
少なくともガイド凸部32の先端部分が、上記材料で構成されることで、ガイド凸部32が頭部99に押し当てられたときで、被験者が痛みを感じることを避けられる。
なお、ガイド部30において、外周枠31およびガイド凸部32においてその先端部分以外の材料は、特に限定はしないが、ガイド部30が頭部99に押し当てられたときに、変形をしない程度の強度が得られればよい。
以上の構成のガイド部30を有する脳波電極ユニット80において、電極突起部83は、複数(3箇所)のガイド凸部32で囲まれる領域で、被験者の頭部99に接触する。3箇所のガイド凸部32で頭部99に接触するので、ガイド凸部32の接触状態、すなわち電極突起部83の接触状態が、頭部99に対して垂直となりその状態が安定しやすい。
3つのガイド凸部32が頭部99に押し当てられたときに、電極突起部83は、頭部99に対して垂直に当たるようにガイドされ、3つのガイド凸部32の先端の位置で定まる平面の円内において、頭部99と接触する。ガイド凸部32があることで、押し当てる動作に伴い、ガイド部30(特にガイド凸部32)は、電極突起部83の周囲の頭髪の量が一定量以下になるように押し分けることができる。その結果、複数の電極突起部83に作用する荷重が均等となり、押し当てに伴う変形が一定で安定する。それによって、脳波信号の検出が検出を安定させることができる。
<固定用フレーム20及び電極保持部40の構造>
図2を参照して電極保持部40と、それが取り付けられる固定用フレーム20の構造を説明する。固定用フレーム20及び電極保持部40は、例えばポリアミド樹脂のような硬質部材で形成されているが、これら材料に限る趣旨では無く、脳波検出に影響を及ぼさず、また装着性や作業性に適した材料であればよい。また、固定用フレーム20と電極保持部40として異なる材料が用いられてもよい。
<固定用フレーム20の構造>
固定用フレーム20は、平行に配置された一対(2本)のレール21と、それらレール21を複数箇所でわたすように連結するレール締結部23とを有する。
図示のように、一対のレール21は、頭部99に沿うように湾曲している。また、一対のレール21とレール締結部23で囲まれた空間は、電極保持部40が移動可能となる可動領域29となる。すなわち、可動領域29は、電極保持部40(脳波電極ユニット80)が配置され一定範囲で移動する範囲に設けられる。換言すると、レール締結部23は、電極保持部40の移動を阻害しない位置に設けられる。本実施形態では、可動領域29は、5つの電極保持部40(脳波電極ユニット80)のそれぞれに対応した5カ所に設けられている。
<電極保持部40の構造>
図7~図13を参照して、電極保持部40の構造について説明する。
図7は電極保持部40を示した図であり、図7(a)は側面図、図7(b)は平面図、図7(c)は斜視図である。図8は電極保持部40の分解斜視図であり、図7(c)を分解した状態を示している。図9は電極保持部40の縦断面図であって、図7(b)のA1-A1断面図である。図10は電極保持部40の横断面図であって、図7(a)のA2-A2断面図である。図11は電極保持部40の横断面図であって、図7(a)のA3-A3断面図である。
電極保持部40は、第1の保持部41と、第2の保持部42と、第3の保持部43と、上下動用リング部70とを備える。電極保持部40は、脳波電極ユニット80の取り付け方向、すなわち電極突起部83が頭部99に接触する際の向きを調整可能とする調整機構とを有する。以下では、そのような調整機構として、前後及び左右に揺動する2軸揺動機構を適用した例を説明するが、それ以外の機構として、第3の実施形態で後述するボールジョイント機構がある。
<第1の保持部41>
第1の保持部41は、略板状で前後に長い矩形の第1の保持部41と、第1の保持部41の前後左右の中央付近に上下方向(厚さ方向)に貫通する第1の開口部44と、端部のそれぞれにおいて下方向に延出するアーム状の連結部60とを有する。
第1の開口部44は、上面視で略矩形の貫通口であって、第2の保持部42が収容される。第1の開口部44の前後方向の壁面には、壁面の左右上下方向それぞれ中央に、外形が円形の所定深さの凹形状の嵌合凹部51が設けられている。嵌合凹部51は、第2の保持部42を収容するときに、後述する第1の嵌合突起53が回動自在に嵌め込まれる。
連結部60は、第1の保持部41の前後それぞれの端部近傍において下面41bから下方向に延出する第1の連結部61と、第1の連結部61の下端から内側方向に所定方向延出する第2の連結部62と、第2の連結部62の内側の端部から上方向に延びる第3の連結部63とを有する。ここで内側方向とは、前後反対側の端部の方向という意味であり、具体的には、前側の第1の連結部61から延出する第2の連結部62は、後ろ側に所定長だけ延出する。後ろ側の第1の連結部61から延出する第2の連結部62は、前側に所定長だけ延出する。このときは、第2の連結部62の延出端部の間隔が、電極保持部40に取り付けられる脳波電極ユニット80が、後述するように一定程度脳波電極ユニット80が傾くことが可能な程度に離れる。
また、第2の連結部62の内側端部には、第3の連結部63がさらに上方向に所定長だけ、延出する。第3の連結部63の延出端部(上端部)は、第1の保持部41の下面41bに当たることなく、一定の間隔を有している。
第1の保持部41の下面41b、第1の連結部61、第2の連結部62、及び第3の連結部63で囲まれる空間を余空間68と呼ぶ。電極保持部40をレール21に取り付ける際に、この余空間68にレール21が収容される(例えば図2参照)。なお、第3の連結部63の上端と第1の保持部41の下面41bとの間隔は、レール21に電極保持部40を取り付ける際に利用される。
<第2の保持部42>
第2の保持部42は、上面視で外形が略矩形で、内部に上下に貫通する第2の開口部46を有する枠状を呈している。第2の保持部42の外形は、第1の保持部41の第1の開口部44より若干小さく一定程度離間している。また、第2の開口部46には、第3の保持部43が収容される。
第2の保持部42の前後の側壁面外側で上下左右中央のそれぞれには、所定長突出する円柱状の第1の嵌合突起53が設けられている。第1の嵌合突起53は、第1の保持部41の嵌合凹部51に回動自在に嵌め込まれる。
第2の保持部42の左右の壁面の上下前後中央のそれぞれには、枠内外を貫通する嵌合用貫通孔52が設けられている。嵌合用貫通孔52には、後述する第3の保持部43を第2の開口部46に収容する際に、第3の保持部43に設けられた第2の嵌合突起54が回動自在に嵌め込まれる。
<第3の保持部43>
第3の保持部43は、ベース部43aと、筒部43bと、フランジ部43cとを上下方向に重なる位置関係で一体に備える。また、ベース部43aと、筒部43bと、フランジ部43cを上下に貫通する電極挿通孔49が設けられている。電極挿通孔49には、脳波電極ユニット80が挿通される。
ベース部43aは、上面視で略矩形(正方形)である。ベース部43aの左右の側壁面には、所定長突出する円柱状の第2の嵌合突起54が設けられている。第2の嵌合突起54は、第2の保持部42の嵌合用貫通孔52に回動自在に嵌め込まれる。また、ベース部43aの上面視中央には、電極挿通孔49の一部が形成されている。
筒部43bは、ベース部43aの上面から上方向に所定長延出する円筒形状を呈している。円筒形状の上面視外形は、ここでは、ベース部43aが呈する正方形に内接する程度の大きさとなっている。筒部43bの上面視中央には、電極挿通孔49の一部が形成されている。
フランジ部43cは、筒部43bの上方向の端部に、上面視で円盤状(フランジ状)に形成されている。このフランジ部43cが、後述する上下動用リング部70の内壁面に形成されるフランジ嵌合凹部72に回動自在に嵌め込まれる。フランジ部43cの上面視中央には、電極挿通孔49の一部が形成されている。
<電極挿通孔49>
上述のように、第3の保持部43には、上面視中央において、上下方向、すなわちベース部43a、筒部43b及びフランジ部43cを上下に貫通する電極挿通孔49が設けられている。
電極挿通孔49は、上述した脳波電極ユニット80の電極カット面82(Iカット形状)に対応した形状を呈する。すなわち、電極挿通孔49には、円形形状の貫通孔において、相対する位置に二つの規制面49aが形成されている。規制面49aの位置は特に限定しないが、本実施形態では、電極挿通孔49の前後側に形成されている。このような電極挿通孔49の形状とすることで、脳波電極ユニット80は電極挿通孔49に挿入されたときに、上下自在に移動できるが、電極カット面82と電極挿通孔49の嵌合構造により回動できない。すなわち、脳波電極ユニット80は無回転で上下に直動する。なお、以下では上述のように脳波電極ユニット80を無回転で上下動作させる嵌合構造を便宜的に回転規制嵌合構造と称して説明する。
<上下動用リング部70>
上下動用リング部70は所定厚さでリング状に形成されている。上下動用リング部70の内周面71の下側部分には、径外側に所定深さで凹状に形成されたフランジ嵌合凹部72が形成されている。フランジ嵌合凹部72は、フランジ部43cを嵌め込んだ際に、フランジ部43cの外周面が干渉せず回動自在になっている。
円形のリング内周面71は、上下動用リング部70がフランジ部43cに嵌め込まれた状態で、電極挿通孔49と内径が略同一であって同軸となっている。また、電極挿通孔71には、螺刻されており、脳波電極ユニット本体81の側面に形成された螺刻とネジ嵌合する。
このリング内周面71には、電極保持部40の電極挿通孔49と異なり、規制面等は形成されておらず、脳波電極ユニット80にネジ嵌合した上下動用リング部70は回動自在である。
上下動用リング部70が電極保持部40に取り付けられ状態で、脳波電極ユニット80が上下動用リング部70と電極保持部40の電極挿通孔71、49に挿入されると、上下動用リング部70が操作されないかぎり脳波電極ユニット80はそれ以上挿入されず状態、すなわち電極保持部40に対して上下方向に移動できない状態となる。すなわち、脳波電極ユニット80を上下方向に移動させる場合には、上下動用リング部70を所定方向に回動させる操作を行う。
<電極保持部40による脳波電極ユニット80の角度調整機能>
電極保持部40による脳波電極ユニット80の角度調整機能について、さらに図12を参照して説明する。図12は電極保持部40の斜視図であり、図12(a)が上方から見た斜視図であり、図12(b)が下方から見た斜視図であり、いずれも第3の保持部43の向きが斜めになった状態を示している。
上述したように、電極保持部40において、第1の保持部41と第2の保持部42は、嵌合凹部51に第1の嵌合突起53が嵌め込まれることで取り付けられている。この構造により、第2の保持部42は、第1の嵌合突起53を軸として左右に一定範囲で揺動する揺動機能(第2の揺動機能)を実現する。このとき、揺動軸(すなわち第1の嵌合突起53の突出方向)は固定用フレーム20の延出方向に対して直交する方向に向いている。揺動可能な範囲は、第1の開口部44と第2の保持部42の大きさ(すなわちそれらの間隔)や厚さ等により定まり、揺動させた際に干渉しない範囲とされる。
また、電極保持部40において、第2の保持部42と第3の保持部43は、嵌合用貫通孔52に第2の嵌合突起54が嵌め込まれることで取り付けられている。この構造により、第3の保持部43は、第2の嵌合突起54を軸として前後に一定範囲で揺動する揺動機能(第1の揺動機能)を実現する。このとき、揺動軸(すなわち第2の嵌合突起54の突出方向)は固定用フレーム20の延出方向と同じである。揺動可能な範囲は、第2の開口部46と第3の保持部43(ベース部43a)の大きさ(すなわちそれらの間隔)や厚さ等により定まり、揺動させた際に干渉しない範囲とされる。
このように、電極保持部40は、脳波電極ユニット80を前後左右方向に一定範囲で揺動させることができる。図12は、第3の保持部43を前方向に倒すように揺動させた状態を示しているが、このように電極保持部40を前後左右に揺動させることで、これに取り付けられる脳波電極ユニット80の向きを調整することができる。すなわち、脳波電極ユニット80の電極突起部83が頭部99に当たる際の角度を調整することが容易になる。
電極保持部40を前後左右に揺動させたときに、頭髪が多い等の要因により、頭皮に対して垂直とならない場合も想定される。ガイド部30が無い場合、電極突起部83が変形することで、頭皮に対して傾いたまま、角度調整や位置調整が決定されてしまう場合もある。しかし、ガイド部30があることで、電極突起部83の周囲の頭髪等をかき分けて、電極突起部83の頭皮の接触に影響の無いようにできる。また、ガイド凸部32が変形することが無いため、3つのガイド凸部32は頭皮に垂直に接触する。これらの結果、電極突起部83は頭皮に適切に接触し、良好な脳波検出が実現される。
なお、第1の嵌合突起53(第2の揺動軸)と第2の嵌合突起54(第1の揺動軸)は、それぞれが揺動していない状態、すなわち電極挿通孔49の向きが垂直である場合に、同一平面上に設けられている。この構成、2軸揺動機構を小型化させることができる。
<上下動用リング部70による固定状態の調整機能>
図13を参照して上下動用リング部70による固定状態の調整機能について説明する。図13は電極保持部40と固定用フレーム20の固定状態の推移を説明する図である。脳波電極ユニット80の無回転直動の動作と関連づけて説明する。
図13(a)は脳波電極ユニット80が取り付けられた電極保持部40が、固定用フレーム20(レール21)に配置した状態を示している。この状態では、レール21と電極保持部40とは固定されておらず、電極保持部40は、レール21に対して上下左右、またレール21の延在方向に移動可能である。
図13(b)は、上下動用リング部70を所定方向に回転させて脳波電極ユニット80を下側(頭部99側)に直動させ、電極突起部83が頭部99に接触し、かつ、レール21が連結部50の当接面65に接触した状態である。このとき、ガイド凸部32は頭部99に対して垂直である。
この状態から更に上下動用リング部70を回転させて脳波電極ユニット80を下側に直動させると、レール21と当接面65との固定状態が強くなる。さらに、頭部99に接触した電極突起部83の先端が屈曲し、電極突起部83が頭皮に押し当てられる力が強くなる。すなわち、脳波電極ユニット80の電極突起部83と頭皮(頭部99)との圧接状態が強くなるにしたがい、電極保持部40(連結部60の当接面65)とレール21との固定が強くなる。反対に圧接状態を緩めたい場合は、上下動用リング部70を上記の回転方向と反対に回転させることで、脳波電極ユニット80が図13(b)の状態から図13(a)の状態にする。
図13(c)は、図13(a)の状態から、電極保持部40に取り付けられた脳波電極ユニット80を前方向(角度θ°)に倒すように揺動させた状態であって、電極保持部40が固定用フレーム20に固定されていない状態を示している。このとき、ガイド部30のガイド凸部32も斜めに傾いている。この状態で脳波電極ユニット80を前後左右に所定量揺動させることで、ガイド凸部32が頭髪をかき分けて、ガイド凸部32が頭部99に対して垂直になる。すなわち、電極突起部83の向きが頭部99に対して垂直になる。
また、脳波電極ユニット80が傾いたまま上下動用リング部70を回転させて脳波電極ユニット80を頭部99の方向に移動させると、3つのガイド凸部32が頭部99に接触して安定しようと作用する。その結果、脳波電極ユニット80、すなわち電極突起部83は頭部99に対して垂直に接触する。
上述のように、電極保持部40は、2つの連結部50で平行な2本のレール21を固定する固定構造を有する。この固定構造では、ボールネジ機構により脳波電極ユニット80が電極保持部40に対して回転不能に上下に直動し、その直動の量で固定の強さが調整される。すなわち、上下動用リング部70の回転による脳波電極ユニット80の直動に伴い、電極保持部40に設けられた二つの連結部60が、平行な2本のレール21に押しつけられる。その結果、脳波電極ユニット80の取り付け動作(上下方向の位置調整動作)と、レール21と電極保持部40(連結部60)との固定動作とが、同時に進行する。言い換えると、脳波電極ユニット80を直動させて押し込み頭部99との圧接状態(電極接触状態)が強くなるにしたがい、レール21と電極保持部40の固定状態も強固になる。また、電極保持部40の角度調整機能により、脳波電極ユニット80の向きを所望に調整することで、電極突起部83が頭部99に当たる向きを最適化することができる。
さらに、脳波電極ユニット80が頭部99に対して傾いていた状態であっても、ガイド部30があることで、脳波電極ユニット80を直動させて押し込み頭部99との圧接状態(電極接触状態)が強くなるにしたがい、傾きが調整され電極突起部83は垂直に頭部99に接触する。
この取り付け動作と固定動作、角度調整動作は、それぞれの電極保持部40で独立に行われる。したがって、ある脳波電極ユニット80の取り付け作業や位置調整作業が他の脳波電極ユニット80の取り付け状態に影響を与えることはない。また、脳波電極ユニット80が直動することから、回転により毛髪が巻き込まれる状態が発生し、レール21と電極保持部40の間に入り込むといった状態も抑制できる。
また、脳波電極ユニット80が電極保持部40に固定されていない状態において、連結部50とレール21との相対位置を調整可能な余空間68が設けられている。その結果、次のような機能・効果を実現できる。
すなわち、この余空間68の範囲で、連結部60をレール21に対して相対的に上下前後左右に位置調整することができる。これは、他の電極保持部40の固定状態に影響を与えることはない。また、余空間68により、連結部60とレール21との延出方向(延在方向)の相対位置を調整可能である。すなわち、可動領域29が形成されている範囲内において、脳波電極ユニット80の左右方向に位置調整が可能である。また、余空間68により、連結部60とレール21は、2本のレール21のわたす方向の位置を調整可能である。すなわち、レール21の幅方向(図示で前後方向)に電極保持部40の位置調整が可能である。また、余空間68により、連結部60とレール21は、レール21と頭部99との間隔方向の位置を調整可能である。すなわち、余空間68の範囲において、電極保持部40(連結部60)が上下に移動することができる。
それぞれの電極保持部40と電極部(脳波電極ユニット80)との固定は、他の電極保持部40と電極部(脳波電極ユニット80)との固定と独立している。したがって、ある脳波電極ユニット80の固定位置や角度を調整する場合に、他の電極保持部40と電極部(脳波電極ユニット80)との固定作業・角度調整作業に影響を与えることがない。
固定状態や検出レベル等の調整済みの脳波電極ユニット80について、固定状態に変更があると、再度検出レベル等の調整が必要となる場合がある。すなわち、ある脳波電極ユニット80の固定状態の調整が他の脳波電極ユニット80の固定状態に影響を与えると、上記の調整作業が必要となり、脳波検出までの時間を要してしまう。しかし、本実施形態の脳波測定装置10では、そのような無駄な作業を回避できる。
また、脳波電極ユニット80は、それ自体に向き変えることができる弾性部材を有していない。すなわち、脳波電極ユニット80の向きは、上記の揺動機構で調整される。また、その向きは、上下動用リング部70を操作することで固定される。したがって、固定後に脳波電極ユニット80の向きが変わってしまうという懸念もない。
<変形例のガイド部130>
図14は変形例のガイド部130を有する脳波電極ユニット80示す図であって、図4と同様に、ガイド部130については断面図として示した図であり、図14(a)が正面図、図14(b)が側面図である。
図示のガイド部130では、外周枠131が下側(すなわち頭部99側)ほど拡径した円錐台の形状である。また、外周枠131の下端133から延出する複数(ここでは3つ)のガイド凸部132の向きも、外周枠131(すなわち円錐台)の周面に沿って斜めに拡径するように設けられている。言い換えると、複数のガイド凸部132は、頭部99方向に向かうにつれて、互いが離間する方向に向いている。
このような形状とすることで、図4等で上述したガイド部30と比較して、ガイド凸部132が頭部99に接触するときに安定して、また円滑に垂直とすることができる。また、頭髪のかき分け機能を向上させることができる。
<<第2の実施形態>>
本発明の第2の実施形態を図15を参照して説明する。図15は脳波電極ユニット280を電極保持部240(フレーム)に取り付けた状態の脳波測定装置10の一部を示した縦断面図である。第1の実施形態では脳波電極ユニット80の方向調整機構として、電極保持部40(フレーム)に取り付けた脳波電極ユニット80を前後及び左右に揺動させる2軸揺動機構(第1の保持部41、第2の保持部42)の例を説明した。本実施形態では、方向調整機構としてボールジョイント機構(球対偶)を適用した例を説明する。以下、方向調整機構に着目して説明する。なお、脳波電極ユニット280として、圧力調整機構を有する構造としている。
<脳波電極ユニット280>
脳波電極ユニット280は、キャップ部221及び外筒部225からなる基部と、プランジャ部241と、圧縮バネ250とを有し、圧力調整機構を実現している。
プランジャ部241のプランジャ先端部245には、電極突起部283が取り付けられている。電極突起部283には、信号線(図示せず)が取り付けられており、例えば外筒部225の内部を通りキャップ部221から外部に引き出される。
<圧力調整機構>
外筒部225の内周面上部には螺刻部226が設けられている。キャップ部221は下側に凸の円柱形状となっており、周面に螺刻部224を有する。圧縮バネ250が、キャップ部221の下側端部222とプランジャ部241のプランジャ上端部246との間に配置される。圧縮バネ250は、プランジャ部241を頭部99の方向に付勢する。
外筒部225の螺刻部226とキャップ部221の螺刻部224とが螺嵌し、キャップ部221の外筒部225への挿入量を調整することで、電極保持部240からの電極突起部283の突出量を調整できる。プランジャ部241を変えたり、圧縮バネ250を変えたりすることで、様々な被験者に対応することができ、不快感を与えること無く、安定した良好な脳波測定を実現できる。
<ガイド部230>
外筒部225の下側端部227には、ガイド部230が取り付けられている。
ガイド部230は、第1の実施形態のガイド部30と同様の構造を有しており、円筒形状の外周枠231と、外周枠231の下端233から延出する複数(ここでは3つ)のガイド凸部232とを有する。なお、ガイド部230の形状として、図14で示したように、円錐台の形状の外周枠231から、複数のガイド凸部232が頭部99側ほど拡径するように設けられてもよい。
これによって、第1の実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、ガイド部230は電極突起部283を頭部99に対して垂直になるようにガイドする。
<方向調整機構>
方向調整機構は、球体部270と、ハウジング部260と、球体固定部290とを有する。球体部270は、脳波電極ユニット280の外筒部225の周囲に球状に設けられている。言い換えると、脳波電極ユニット280が球体の球体部270を貫通する構成となっている。
ハウジング部260は、電極保持部240と一体に、上方向に凸の筒状に設けられている。ハウジング部260は、球体部270とともに球対偶を成す球体収容面263を有する。球体収容面263の中心には開口部265が設けられ、脳波電極ユニット280がその開口部265を貫通する。ハウジング部260の外周面には螺刻部269が設けられている。
球体固定部290は、リング状に形成されており、リング中心の開口から脳波電極ユニット210が貫通する。球体固定部290の内面には押さえ面291と、螺刻部299が設けられている。
ハウジング部260の螺刻部269と球体固定部の螺刻部299とが螺嵌し、球体固定部290を操作することで、球体部270をハウジング部260(より具体的には球体収容面263)に固定したり固定を解除したりすることができる。
なお、球体収容面263や、球体部270、押さえ面291の形状はそれぞれの機能を発揮する限り各種の形状を取り得る。
球体部270がハウジング部260に固定されていない状態では、球体部270は回動自在であり、球体部270と一体の脳波電極ユニット280(電極突起部283)の向きを調整することができる。脳波電極ユニット280の向きの調整は個別に可能である。このとき、ガイド部230が設けられていることで、電極突起部283を頭部99に対し垂直になるように調整することが容易になる。
このような構成とすることで、頭部99に装着したときに、脳波電極ユニット280の向きが不適当(言い換えると調整が必要)なものがある場合には、不適当とされた脳波電極ユニット210について個別に調整でき、調整が不要な脳波電極ユニット210の頭部99への接触状態に影響を与えることはない。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して説明したが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成(変形例)を採用することもできる。例えば、第2の実施形態では、第1の実施形態の角度調整機構とともに圧力調整機能を実現した構成であったが、角度調整機構を省いた構成、すなわち圧力調整機能のみの構成としてもよい。
10 脳波測定装置
20 固定用フレーム
21 レール
23 レール締結部
29 可動領域
30、230 ガイド部
31、231 外周枠
32、232 ガイド凸部
33、233 下端
34 上面
40、240 電極保持部
41 第1の保持部
42 第2の保持部
43 第3の保持部
43a ベース部
43b 筒部
43c フランジ部
44 第1の開口部
46 第2の開口部
49 電極挿通孔
49a 規制面
51 嵌合凹部
52 嵌合用貫通孔
53 第1の嵌合突起
54 第2の嵌合突起
60 連結部
61 第1の連結部
62 第2の連結部
63 第3の連結部
65 当接面
68 余空間
70 上下動用リング部
71 内周面
72 フランジ嵌合凹部
80、280 脳波電極ユニット
81 脳波電極ユニット本体
82 電極カット面
83、283 電極突起部
85 信号取出部
86 胴部端部
89 胴部
99 頭部
221 キャップ部
222、227 下側端部
224、226、269、299 螺刻部
225 外筒部
241 プランジャ部
245 プランジャ先端部
246 プランジャ上端部
250 圧縮バネ
260 ハウジング部
263 球体収容面
265 開口部
270 球体部
290 球体固定部
291 押さえ面

Claims (9)

  1. 被験者の頭部に接触される電極部と、
    前記電極部の周囲に設けられ、前記電極部の向きが頭部に対して垂直になるように被験者の頭部に接触してガイドするガイド部と、
    を有する脳波測定用電極。
  2. 前記ガイド部は、頭部に接触する複数の凸部を有して構成されており、
    前記複数の凸部で囲まれる領域で、前記電極部が前記被験者の頭部に接触する、
    請求項1に記載の脳波測定用電極。
  3. 前記凸部は3箇所に設けられている、請求項2に記載の脳波測定用電極。
  4. 前記凸部の先端は曲面で構成されている、請求項2または3に記載の脳波測定用電極。
  5. 前記複数の凸部は、頭部方向に向かうにつれて、互いが離間する方向に向いている、請求項2から4までのいずれか1項に記載の脳波測定用電極。
  6. 前記凸部は、ゴム部材または熱可塑性エラストマーを有して構成されている、請求項2から5までのいずれか1項に記載の脳波測定用電極。
  7. 請求項1から6までのいずれか1項に記載の脳波測定用電極と、
    被験者の頭部に装着されるフレームと、を有し、
    前記フレームに前記脳波測定用電極が取り付けられる、
    脳波測定装置。
  8. 前記フレームにおける前記脳波測定用電極の位置を調整する位置調整部を有する、請求項7に記載の脳波測定装置。
  9. 前記脳波測定用電極の向きを調整する方向調整部を有する、請求項7または8に記載の脳波測定装置。
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