JP2022013466A - 衝撃吸収体 - Google Patents

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【課題】より適切に乗員を保護することができる衝撃吸収体を提供すること。【解決手段】本発明の一態様によれば、乗員への衝撃を吸収する衝撃吸収体が提供される。この衝撃吸収体は、低荷重吸収部と、高荷重吸収部とを備える。低荷重吸収部は、第1の荷重により塑性変形するように構成される。高荷重吸収部は、乗員からの荷重入力方向に低荷重吸収部と並んで配置される。高荷重吸収部は、低荷重吸収部よりも乗員に近い位置に配置される。高荷重吸収部は、第1の荷重よりも大きな第2の荷重により塑性変形するように構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、衝撃吸収体に関する。
特許文献1には、自動車等において用いられ、乗員の一部である膝からの荷重の入力によって変形し、当該膝への衝撃を吸収するニーボルスター(衝撃吸収体の一例)が開示されている。
特許第6011715号
特許文献1に係るニーボルスターは、乗員の膝を保護するために有効であるが、さらに性能を向上させる要望があった。
本発明では上記事情を鑑み、より適切に乗員を保護することができる衝撃吸収体を提供することとした。
本発明の一態様によれば、乗員への衝撃を吸収する衝撃吸収体が提供される。この衝撃吸収体は、低荷重吸収部と、高荷重吸収部とを備える。低荷重吸収部は、第1の荷重により塑性変形するように構成される。高荷重吸収部は、乗員からの荷重入力方向に低荷重吸収部と並んで配置される。高荷重吸収部は、低荷重吸収部よりも乗員に近い位置に配置される。高荷重吸収部は、第1の荷重よりも大きな第2の荷重により塑性変形するように構成される。
このような開示に係る衝撃吸収体によれば、より適切に乗員を保護することができる。
自動車100の概要を示す図である。 衝撃吸収体1の構成を示す正面図である。 衝撃吸収体1の構成を示す平面図である。 衝撃吸収体1の構成を示す斜視図であり、図4Aは低荷重吸収部2側を示し、図4Bは高荷重吸収部3側を示している。 低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とを分離した態様を示す斜視図であり、図5Aは低荷重吸収部2側を示し、図5Bは高荷重吸収部3側を示している。 低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とを分離した態様を示す正面図である。 低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とを分離した態様を示す平面図である。 図4Aの領域Aの拡大図である。 衝撃吸収体1の変形量と荷重との関係を示すグラフである。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
1.自動車100を含む全体構成
図1は、自動車100の概要を示す図である。自動車100は、ドライバー101を含む乗員のための前部座席102を備える乗員車室103を有しており、メーター104がハンドル105の壁面に位置している。ハンドル105は、ステアリングコラム(図示せず)と接続されており、そのステアリングコラムを支持するステアリングサポートメンバが車体内壁面に支持されて車幅方向に設けられる。衝撃吸収体1は、いわゆるニーボルスターであり、ステアリングコラムの両側にステアリングコラムを挟んで運転席側に取り付けられる。ただし、ステアリングコラムの両脇のスペースは、他の車両構成部材(メーター104、ナビ装置、空調機器等)の設置スペースとの関係で、縦長となるため、その縦長のスペースにおいてドライバー101の各々の膝106に隣接するように衝撃吸収体1が取り付けられる。
これにより、自動車100が衝撃を受けた場合に、ドライバー101の膝106が各々の衝撃吸収体1に接触し、衝撃吸収体1により衝撃を吸収し、膝106に加わる衝撃を低減することにしている。なお、図1には、運転席側の衝撃吸収体1を示したが、助手席側にも運転席側と同様に、助手席に乗員した乗員者の膝に隣接するように衝撃吸収体1が取り付けられることになる。
2.衝撃吸収体1の構成
2.1 2種類の吸収部
図2は、衝撃吸収体1の構成を示す正面図である。図3は、衝撃吸収体1の構成を示す平面図である。図4は、衝撃吸収体1の構成を示す斜視図であり、図4Aは低荷重吸収部2側を示し、図4Bは高荷重吸収部3側を示している。前述の通り、衝撃吸収体1は、乗員(ドライバー101等)の、特に膝106への衝撃を吸収するものである。衝撃吸収体1は、例えばブロー成形によって成形された構造体である。図1に示されるように、衝撃吸収体1は、低荷重吸収部2と、高荷重吸収部3とを備える。低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とは、膝106からの荷重入力方向Dに並んで配置される。このように、衝撃吸収体1は、2つの吸収部からなり、大小異なる荷重を吸収するように構成されている。
低荷重吸収部2は、第1の荷重F1により塑性変形するように構成される。また、高荷重吸収部3は、低荷重吸収部2よりも膝106に近い位置に配置され、第1の荷重F1よりも大きな第2の荷重F2により塑性変形するように構成される。すなわち、衝撃吸収体1は、荷重入力方向Dに対して略平行に、低荷重吸収部2、高荷重吸収部3、膝106の順に位置するように、自動車100に取り付けられる。
より具体的には、衝撃吸収体1は、高荷重吸収部3が有する荷重入力面31と、低荷重吸収部2が有し荷重入力面31に対向する固定面26とを備える。さらに、荷重入力面31と固定面26とは、取付部21を介して連結されている。ここでは、衝撃吸収体1全体を角及び辺がアール形状となっている略6面体である。
低荷重吸収部2は、荷重入力方向Dに対してパーティングライン2p(成形時における一対の分割金型の境界相当箇所)が略垂直となるように配置されている。荷重が入力されると、相対的に屈曲しやすいパーティングライン2pに沿って屈曲するため、高荷重吸収部3に比して、小さな荷重(例えば第1の荷重F1)で変形することとなる。一方、高荷重吸収部3は、荷重入力方向Dに対してパーティングライン3pが略平行となるように配置されている。このため、低荷重吸収部2に比して座屈しづらく、より大きな荷重(例えば第2の荷重F2)を吸収することとなる。このように、成形時のパーティングライン2p,3pの向きを荷重入力方向Dに対して変えることにより、低荷重と高荷重との2段階に対応した衝撃吸収体1を実施することができる。
図5は、低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とを分離した態様を示す斜視図であり、図5Aは低荷重吸収部2側を示し、図5Bは高荷重吸収部3側を示している。図6は、低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とを分離した態様を示す正面図である。図7は、低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とを分離した態様を示す平面図である。図2~図7に示されるように、低荷重吸収部2は、後述するヒンジ21aを介して延出した取付部21をさらに備える。取付部21は、低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とを連結させる。
取付部21は、低荷重吸収部2の成形用金型において予め設計しておくことにより、低荷重吸収部2の成形時に同時に形成することができる。より具体的には、図5A、図5B及び図7等に示されるように、取付部21は、ヒンジ21aと、取付部本体21bとを備える。すなわち、低荷重吸収部2の本体部20と、取付部21との境界を薄肉に成形することで、ヒンジ21aをなすように実施している。ヒンジ21aを介して取付部本体21bを高荷重吸収部3側に折りたたみ、不図示の取付孔にリベット24を挿入することによって、低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とが連結される。
膝106から第1の荷重F1や第2の荷重F2が入力されて低荷重吸収部2や高荷重吸収部3が塑性変形しても、取付部21によって低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とが連結されているため、低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とが離れにくくなる。したがって、膝106に加わる衝撃をより確実に低減することができる。
また、図6に示されるように、荷重入力方向Dから見た場合、荷重入力方向Dに垂直な面における低荷重吸収部2の面積が高荷重吸収部3の面積よりも大きい。ここで、荷重入力方向Dに垂直な面とは、図示するように、低荷重吸収部2においては壁面25のことを示し、高荷重吸収部3においては壁面35のことを示す。すなわち、衝撃吸収体1を荷重入力方向Dから見た場合に、低荷重吸収部2に対して高荷重吸収部3が小さくなるように階段状になっている。
具体的には例えば、壁面25の面積S1を壁面35の面積S2で割った値(S1/S2)が1.1,1.15,1.2,1.25,1.3,1.35,1.4,1.45,1.5,1.55,1.6,1.65,1.7,1.75,1.8,1.85,1.9,1.95,2,2.05,2.1,2.15,2.2,2.25,2.3,2.35,2.4,2.45,2.5,2.55,2.6,2.65,2.7,2.75,2.8,2.85,2.9,2.95,3,3.05,3.1,3.15,3.2,3.25,3.3,3.35,3.4,3.45,3.5,3.55,3.6,3.65,3.7,3.75,3.8,3.85,3.9,3.95,4であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
このように、荷重入力方向Dに略垂直な面における低荷重吸収部2の断面積が高荷重吸収部3の断面積よりも大きいため、低荷重吸収部2が高荷重吸収部3をより安定して支えることができる。したがって、低荷重吸収部2が塑性変形しきっても高荷重吸収部3がぐらつきにくくなるため、膝106が衝撃吸収体1をスリップして荷重抜けが生じ、自動車100の内壁面に衝突して膝106が損傷することをより防止することができる。
また、好ましくは、高荷重吸収部3は、膝106への方向に行くにつれて面積が小さくなる形状を有する。高荷重吸収部3は、自動車100における衝撃吸収体1の取り付け部分の反対側の壁面37、すなわち膝106に向かって先細り形状を呈している。
このように、衝撃吸収体1における高荷重吸収部3が膝106に向かって先細り形状を呈することにより、膝106から衝撃吸収体1に対して第2の荷重F2が入力された場合に、高荷重吸収部3が徐々に塑性変形する構成となっているため、膝106に加わる衝撃をさらに低減することができる。
2.2 リブ
本実施形態では、少なくとも高荷重吸収部3は、リブ33をさらに備える。リブ33は、高荷重吸収部3における荷重入力方向Dに平行な壁面において、荷重入力方向Dに沿って形成されている。リブ33は、複数個形成されていてもよい。また、リブ33は、対向する壁面にそれぞれ形成されていると好ましい。さらに、リブ33は、うね状に形成されていてもよいが、溝状に形成されていると好ましい。
各リブの形状は、同一でもよいし、異なっていてもよい。
図8は、図4Aの領域Aの拡大図である。リブ33は、衝撃吸収体1の外側に向かって凸である屈曲誘発部34を有している。図8においては、屈曲誘発部341~346が図示されているが、個々のリブ33が有する屈曲誘発部34の数は特に限定されない。
特に、本実施形態では、荷重入力面31からの距離が互いに異なる位置に設けられた屈曲誘発部34が少なくとも2つ存在する。
このように、衝撃吸収体1が荷重入力面31からの距離が異なる位置に複数の屈曲誘発部34を有することにより、衝撃吸収体1の変形に伴う各屈曲誘発部34の塑性変形が始まるタイミングを多段階にずらすことができる。それに伴い衝撃吸収体1全体としての塑性変形開始後における荷重変動を小さくすることも可能となる。
さらに、好ましくは、リブ33は、壁面の荷重入力方向Dにおける第1の端から第2の端まで形成されている。ここで、第1の端から第2の端とは、高荷重吸収部3における膝106に対向する面における稜線から低荷重吸収部2と高荷重吸収部3との境界線のことを示す。また、リブ33は、凹凸状に形成されているとよい。
リブ33により高荷重吸収部3の表面積を調整することができるため、高荷重吸収部3が塑性変形を開始する第2の荷重F2の大きさを容易に調整することができる。すなわち、膝106からの第2の荷重F2を想定して様々な強度を有する高荷重吸収部3を製造することができるため、膝106に加わる衝撃を適切に低減することができる。
また、対向する壁面にリブ33を形成することにより、高荷重吸収部3が第2の荷重F2に対してバランスよく塑性変形することができるため、膝106に加わる衝撃をさらに低減することができる。
また、塑性変形しやすい素材を高荷重吸収部3に適用する場合においても、リブ33によって高荷重吸収部3の強度を増大させることができるため、高荷重吸収部3に適用可能な素材の種類を増やすことができる。
さらに、リブ33が凹凸状に形成されていること、より具体的には、荷重入力面31からの距離が異なる屈曲誘発部34を有することにより、複数の屈曲の起点を有し、第2の荷重F2による高荷重吸収部3の塑性変形が段階的に進行しやすくなる。すなわち、衝撃吸収体1に第2の荷重F2が入力された場合、高荷重吸収部3が徐々に塑性変形する。この構成により、膝106に加わる衝撃をさらに低減することができる。
なお、本実施形態では、それぞれの高荷重吸収部3だけでなく、低荷重吸収部2にもリブ23を形成している。低荷重吸収部2にリブ23を形成することにより、低荷重吸収部2の強度を調整することができる。
3.衝撃吸収体1の機能
図9は、衝撃吸収体1の変形量と荷重との関係を示すグラフである。衝撃吸収体1は、荷重がない状態から第1の荷重F1を受けるまで、低荷重吸収部2が弾性変形する(原点からA点まで)。衝撃吸収体1は、第1の荷重F1を受けると、低荷重吸収部2が塑性変形する(A点からB点まで)。低荷重吸収部2が弾性変形及び塑性変形することにより、膝106に加わる衝撃を低減することができる。
衝撃吸収体1は、低荷重吸収部2が塑性変形しきって、荷重が第1の荷重F1を超えて第2の荷重F2に移行するまで、高荷重吸収部3が弾性変形する(B点からC点まで)。衝撃吸収体1は、第2の荷重F2を受けると、高荷重吸収部3が塑性変形する(C点からD点まで)。高荷重吸収部3が弾性変形及び塑性変形することにより、膝106に加わる衝撃を低減することができる。
低荷重吸収部2側を自動車100に取り付け、高荷重吸収部3が膝106側に位置するように衝撃吸収体1を配置することによって、低荷重吸収部2が塑性変形しきった後において、低荷重吸収部2が高荷重吸収部3の支持部材の役割をするため、高荷重吸収部3を安定して支えられる構造とすることができる。すなわち、第1の荷重F1によって低荷重吸収部2が塑性変形して膨らんだ場合に、膝106が衝撃吸収体1からの衝撃を十分に吸収することができず、荷重抜けが生じ、自動車100の内壁面に衝突して膝106が損傷することを防止することができる。
より詳細には、従来の2段荷重衝撃吸収体の構成は、打撃面(荷重入力面)側に低荷重吸収部、受け面(固定面)側に高荷重吸収部を設定していた。衝撃吸収体は一般的にインパネリンフォースから伸びたブラケットに接続されるため、受け面のサイズがボルスターの断面とほぼ同サイズとなる。この構造の場合、最初に低荷重部がつぶれた際に高荷重吸収部が外側に広がることにより、受け面から立壁が外れ、高荷重の発生と維持が困難になることがあった。
本実施形態では、低荷重吸収部2を受け面側に持ってくることにより、インパクタによって低荷重部が直接押されるのではなく、高荷重吸収部3を介して押されることにより安定して低荷重吸収部2を潰すことができる。また、高荷重吸収部3を荷重入力方向から見た際に低荷重吸収部2より小さい断面とすることで、低荷重吸収部2がつぶれた後も受け面に対して十分内側に荷重を発生させる立壁を存在させることができる。これらにより、荷重の2段波形を発生させることができ、また高荷重の発生と維持を安定させることができる。
4.その他
前述の実施形態に係る衝撃吸収体1を次のような態様で実施してもよい。
低荷重吸収部2は、嵌合部をさらに備えてもよい。この嵌合部は、例えばクリップ28であり、膝106に対して反対側の面に孔27(図5A参照)を介して配置される。ここで、膝106に対して反対側の面とは、自動車100に対する衝撃吸収体1の取り付け面(固定面26)を示す。クリップ28は、低荷重吸収部2の成形用金型において予め設計しておくことにより、低荷重吸収部2の成形時に同時に成形することができる(インサート成形)。クリップ28に対応する嵌合部(不図示)を自動車100側に設けることで、組立作業員が容易に衝撃吸収体1を自動車100に取り付けることができる。
また、クリップ28等の嵌合部によって衝撃吸収体1全体が自動車100に強固に固定されるため、衝撃吸収体1のがたつきを防止することができる。すなわち、衝撃吸収体1に膝106からの荷重が入力された場合、当該荷重に応じて安定して弾性変形又は塑性変形するため、膝106に加わる衝撃をさらに低減することができる。
衝撃吸収体1における低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とは、別々の中空構造体であってもよい。この場合、低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とは、それぞれ別々の金型を使用してブロー成形で製造される。そして、低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とは、例えば溶着によって一体の衝撃吸収体1となる。このように、ブロー成形によって中空構造体として製造されることにより、衝撃吸収体1の重量が低減するため、自動車100の軽量化を図ることができる。
衝撃吸収体1における低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とは、一体の中空構造体であってもよい。この場合、低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とは、一体の金型を使用してブロー成形で製造される。低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とは製造時に一体化しているため、低荷重吸収部2と高荷重吸収部3とを溶着する工程を省略することができる。
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記衝撃吸収体において、前記荷重入力方向から見た場合、前記荷重入力方向に垂直な面における前記低荷重吸収部の面積が前記高荷重吸収部の面積よりも大きい、もの。
前記衝撃吸収体において、前記高荷重吸収部は、前記乗員への方向に行くにつれて前記面積が小さくなる形状を有する、もの。
前記衝撃吸収体において、前記高荷重吸収部がリブをさらに備え、前記リブは、前記高荷重吸収部における前記荷重入力方向に平行な壁面において、前記荷重入力方向に沿って形成されている、もの。
前記衝撃吸収体において、前記リブは、前記壁面の前記荷重入力方向における第1の端から第2の端まで形成されている、もの。
前記衝撃吸収体において、前記リブは、溝状に形成されている、もの。
前記衝撃吸収体において、前記リブは、凹凸状に形成されている、もの。
前記衝撃吸収体において、前記低荷重吸収部と前記高荷重吸収部とは、別々の中空構造体である、もの。
前記衝撃吸収体において、前記低荷重吸収部と前記高荷重吸収部とは、一体の中空構造体である、もの。
前記衝撃吸収体において、前記低荷重吸収部が嵌合部をさらに備え、前記嵌合部は、前記乗員に対して反対側の面に配置される、もの。
前記衝撃吸収体において、前記低荷重吸収部が取付部をさらに備え、前記取付部は、前記低荷重吸収部と前記高荷重吸収部とを連結させる、もの。
もちろん、この限りではない。
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 :衝撃吸収体
2 :低荷重吸収部
2p :パーティングライン
20 :本体部
21 :取付部
21a :ヒンジ
21b :取付部本体
23 :リブ
24 :リベット
25 :壁面
26 :固定面
27 :孔
28 :クリップ
3 :高荷重吸収部
3p :パーティングライン
31 :荷重入力面
33 :リブ
34 :屈曲誘発部
341 :屈曲誘発部
342 :屈曲誘発部
343 :屈曲誘発部
344 :屈曲誘発部
345 :屈曲誘発部
346 :屈曲誘発部
35 :壁面
37 :壁面
100 :自動車
101 :ドライバー
102 :前部座席
103 :乗員車室
104 :メーター
105 :ハンドル
106 :膝
A :領域
D :荷重入力方向
F1 :第1の荷重
F2 :第2の荷重
S1 :面積
S2 :面積

Claims (11)

  1. 乗員への衝撃を吸収する衝撃吸収体であって、
    低荷重吸収部と、高荷重吸収部とを備え、
    前記低荷重吸収部は、第1の荷重により塑性変形するように構成され、
    前記高荷重吸収部は、
    前記乗員からの荷重入力方向に前記低荷重吸収部と並んで配置され、
    前記低荷重吸収部よりも前記乗員に近い位置に配置され、
    前記第1の荷重よりも大きな第2の荷重により塑性変形するように構成される、
    もの。
  2. 請求項1に記載の衝撃吸収体において、
    前記荷重入力方向から見た場合、前記荷重入力方向に垂直な面における前記低荷重吸収部の面積が前記高荷重吸収部の面積よりも大きい、
    もの。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の衝撃吸収体において、
    前記高荷重吸収部は、前記乗員への方向に行くにつれて前記面積が小さくなる形状を有する、
    もの。
  4. 請求項1~請求項3の何れか1つに記載の衝撃吸収体において、
    前記高荷重吸収部がリブをさらに備え、
    前記リブは、前記高荷重吸収部における前記荷重入力方向に平行な壁面において、前記荷重入力方向に沿って形成されている、
    もの。
  5. 請求項4に記載の衝撃吸収体において、
    前記リブは、前記壁面の前記荷重入力方向における第1の端から第2の端まで形成されている、
    もの。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の衝撃吸収体において、
    前記リブは、溝状に形成されている、
    もの。
  7. 請求項4~請求項6の何れか1つに記載の衝撃吸収体において、
    前記リブは、凹凸状に形成されている、
    もの。
  8. 請求項1~請求項7の何れか1つに記載の衝撃吸収体において、
    前記低荷重吸収部と前記高荷重吸収部とは、別々の中空構造体である、
    もの。
  9. 請求項1~請求項8の何れか1つに記載の衝撃吸収体において、
    前記低荷重吸収部と前記高荷重吸収部とは、一体の中空構造体である、
    もの。
  10. 請求項1~請求項9の何れか1つに記載の衝撃吸収体において、
    前記低荷重吸収部が嵌合部をさらに備え、
    前記嵌合部は、前記乗員に対して反対側の面に配置される、
    もの。
  11. 請求項1~請求項10の何れか1つに記載の衝撃吸収体において、
    前記低荷重吸収部が取付部をさらに備え、
    前記取付部は、前記低荷重吸収部と前記高荷重吸収部とを連結させる、
    もの。
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