JP2022013423A - 電源装置、電子機器及び画像形成装置 - Google Patents

電源装置、電子機器及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電源装置に印加された低いサージ電圧のサージを検出する。【解決手段】電源装置1において、交流電源ACに接続された整流回路10と、整流回路の正側直流出力と負側直流出力の間を接続する第1コンデンサCSと、交流電源と整流回路との間のライブ側電源配線WLとニュートラル側電源配線WNとの間を接続する第2コンデンサCXと、ライブ側電源配線又はニュートラル側電源配線と、接地配線Vgndとの間を接続する第3コンデンサCY1、CY2と、第1コンデンサへの突入電流を制限する抵抗素子Rと、抵抗素子を短絡する短絡素子(リレーRY)と、第1コンデンサ、第2コンデンサ及び第3コンデンサのいずれかに流れ込む電流を検出する電流検出部30と、電流検出部の検出結果に基づいて、サージ電圧が交流電源より印加されていると判定した場合に、抵抗素子を短絡するように短絡素子を動作させる電源制御部40と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は電源装置、電子機器及び画像形成装置に関する。
電子機器の周辺には、ノイズ発生源が多く存在する。電子機器の電源装置からの出力には、当該ノイズ発生源に起因するサージ電圧が重畳される。
特許文献1には、規定された保護レベル以上のサージが印加されたとき動作するサージ防護デバイスZとこのサージ防護デバイスZの動作により溶断して外来サージの印加を示す即断形ヒューズF1とで構成した検出回路が開示されている。
特許文献1の検出回路は、サージ電圧の電圧レベルが検出回路の閾値以上でなければ、動作せず、サージ電圧が低いサージについて、検出することができなかった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、電源装置に印加された低いサージ電圧のサージを検出することを目的とする。
本開示の一の態様によれば、交流電源に接続された整流回路と、前記整流回路の正側直流出力と負側直流出力の間を接続する第1コンデンサと、前記交流電源と前記整流回路との間のライブ側電源配線とニュートラル側電源配線との間を接続する第2コンデンサと、前記ライブ側電源配線又は前記ニュートラル側電源配線と、接地配線との間を接続する第3コンデンサと、前記第1コンデンサへの突入電流を制限する抵抗素子と、前記抵抗素子を短絡する短絡素子と、前記第1コンデンサ、前記第2コンデンサ及び前記第3コンデンサのいずれかに流れ込む電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部の検出結果に基づいて、サージ電圧が前記交流電源より印加されていると判定した場合に、前記抵抗素子を短絡するように前記短絡素子を動作させる電源制御部と、を備える、電源装置を提供する。
本開示によれば、電源装置に印加された低いサージ電圧のサージを検出することできる。
第1実施形態に係る電源装置の全体構成図である。 第1実施形態に係る電源装置の動作を説明する図である。 第1実施形態に係る電源装置の動作を説明する図である。 第2実施形態に係る電源装置及び電子機器の全体構成図である。 第3実施形態に係る電源装置及び電子機器の全体構成図である。 第4実施形態に係る電源装置の動作を説明する図である。 本実施形態に係る電子機器の一例である画像形成装置の構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。下記、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
以下に添付図面を参照して、本実施形態にかかる電源装置1を詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
≪第1実施形態≫
<電源装置1>
図1は、第1実施形態に係る電源装置1の全体構成図である。電源装置1は、交流電源ACから入力された交流電圧を直流電圧に変換する。電源装置1は、整流回路10と、電圧変換部20と、電流検出部30と、電源制御部40と、突入電流防止部50と、を備える。また、電源装置1は、平滑化コンデンサCSと、XコンデンサCXと、YコンデンサCY1及びYコンデンサCY2と、を備える。
[整流回路10]
整流回路10は、交流電源ACから入力される交流を、直流に整流する。整流回路10は、例えば、ダイオードブリッジである。整流回路10は、入力に、交流電源ACから延在する交流電源のライブ側電源配線WLと交流電源のニュートラル側電源配線WNが接続される。また、整流回路10は、正側直流出力がプラス側配線WPに、負側直流出力がマイナス側配線WMに接続される。
[電圧変換部20]
電圧変換部20は、整流回路10で整流された直流電圧を、別の直流電圧に変換する。電圧変換部20は、いわゆる、DC(Direct Current)/DCコンバータである。
[電流検出部30]
電流検出部30は、平滑化コンデンサCSに流れ込む電流を検出する。電流検出部30は、検出した平滑化コンデンサCSに流れ込む電流の電流値を電源制御部40に通知する。
[電源制御部40]
電源制御部40は、電源装置1の全体を制御する。電源制御部40は、電流検出部30から、平滑化コンデンサCSに流れ込む電流の電流値を取得する。また、電源制御部40は、平滑化コンデンサCSに流れ込む電流の電流値が所定の閾値より大きいかどうかを判断して、平滑化コンデンサCSにサージ電圧が印加されているかどうかを判断する。さらに、電源制御部40は、突入電流防止部50のリレーRYを動作させる。上述のように、電源制御部40は、電流検出部30の検出結果に基づいて、サージ電圧が交流電源ACより印加されていると判定した場合に、抵抗素子Rを短絡するようにリレーRYを動作させる。
[突入電流防止部50]
突入電流防止部50は、電源投入時において平滑化コンデンサCSに流れ込む突入電流を制限する。突入電流防止部50は、突入電流防止用の抵抗素子Rと、抵抗素子Rを短絡するリレーRYと、を備える。抵抗素子Rは、マイナス側配線WMに設けられる。抵抗素子Rは、電源投入時の突入電流を低減するために設けられる。なお、図1では、抵抗素子Rは、マイナス側配線WMに設けられているが、抵抗素子Rを設ける場所は、マイナス側配線WMに限らない。例えば、抵抗素子Rをプラス側配線WPに設けてもよいし、ライブ側電源配線WL又は交流電源のニュートラル側電源配線WNに設けてもよい。抵抗素子Rに並列してリレーRYが設けられる。リレーRYは、電源制御部40により制御される。リレーRYがオープンの場合は、マイナス側配線WMを流れる電流は抵抗素子Rを流れる。一方、リレーRYがクローズの場合は、抵抗素子Rは短絡され、マイナス側配線WMを流れる電流はリレーRYを流れる。
電源制御部40は、電源投入直後は、電源投入時の突入電流を低減するために、リレーRYをオープンにする。電源投入後の動作時は、突防抵抗でのロスを抑制するため、リレーRYをクローズする。リレーRYをクローズすることにより、抵抗素子Rが短絡される。また、入力電流の小さい省エネルギー状態では、リレーRYを動作させるのに必要な消費電力が抵抗素子Rでのロスよりも大きくなるため、リレーRYが動作しないよう、すなわち、リレーRYをオープンにするように制御する。
なお、リレーRYが短絡素子の一例である。
[平滑化コンデンサCS]
平滑化コンデンサCSは、整流回路10で整流された電圧を平滑化する。平滑化コンデンサCSは、例えば、電解コンデンサである。平滑化コンデンサCSは、プラス側配線WPとマイナス側配線WMとの間に接続される。本実施形態の電源装置1は、平滑化コンデンサCSとマイナス側配線WMとの間に、電流検出部30を備える。
[XコンデンサCX]
XコンデンサCXは、ノーマルモードノイズを抑制する。XコンデンサCXは、ライブ側電源配線WLとニュートラル側電源配線WNとの間を接続する。
[YコンデンサCY1、CY2]
YコンデンサCY1及びYコンデンサCY2は、コモンモードノイズを抑制する。YコンデンサCY1は、ライブ側電源配線WLと接地配線Vgndとの間を接続する。YコンデンサCY2は、ニュートラル側電源配線WNと接地配線Vgndとの間を接続する。
なお、平滑化コンデンサCSが第1コンデンサ、XコンデンサCXが第2コンデンサ、YコンデンサCY1及びYコンデンサCY2のそれぞれが第3コンデンサの一例である。
<電源装置1の動作>
図2及び図3は、第1実施形態に係る電源装置1の動作を説明する図である。具体的には、図2は、電源装置1にサージ電圧が印加されていない状態での電源装置1の動作を示す図である。図3は、電源装置1にサージ電圧が印加されている状態での電源装置1の動作を示す図である。
図2及び図3の上段は、ライブ側電源配線WLとニュートラル側電源配線WNとの間の交流電圧の一例を示す。図2及び図3の下段は、平滑化コンデンサCS及び抵抗素子Rに流れる電流波形の一例を示す。なお、図2及び図3のそれぞれ上段及び下段の横軸は時間である。
電源装置1に、サージ電圧Vが印加された際には下記の式1で表されるサージ電流Iが、平滑化コンデンサCSに流れ込む。
Figure 2022013423000002
なお、Iはサージ電流、Cは平滑化コンデンサCSの容量、tは時間、Vはサージ電圧である。
特に電源装置1の中でも容量が大きい平滑化コンデンサCSには、サージ電圧の時間変化、すなわち、dV/dt、が大きい場合、より大きなサージ電流Iが、図1の経路PIのように流れる。
省エネルギー状態では、リレーRYはオープンになっている。したがって、省エネルギー状態において、大きなサージ電流が流れると、抵抗素子Rが破断してオープン状態となる場合がある。抵抗素子Rが破断してオープン状態となると、電源装置が停止する。
そこで、本実施形態の電源装置1では、平滑化コンデンサCSに直列に接続した電流検出部30を備える。そして、電流検出部30は、平滑化コンデンサCSに流れ込む電流を検出する。また、電源制御部40で、電流検出部30にて規定値以上の電流値を検出した判断した場合は、リレーRYをクローズする。リレーRYをクローズすることにより、リレーRYにより抵抗素子Rを短絡する。抵抗素子Rを短絡することにより、抵抗素子Rが破断してオープン状態になること抑制することができる。
従来の技術では、サージ電圧を検出しているため、電圧レベルが検出回路の閾値以上でない場合には突防抵抗が切れてしまう場合があった。本実施形態の電源装置1では抵抗素子Rをオープン状態とするサージ電流そのものを検出するため、抵抗素子Rを確実に切れないようにすることができる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態の電源装置1a及び電子機器100aについて説明する。第2実施形態の電源装置1aは、電源環境の異常、例えば、電源環境からサージ電圧が流れ込んでいること、を検出した場合に、電子機器100aを介してユーザーまたはサービスマンに電源環境の異常を報知する。
図4は、第2実施形態に係る電源装置1a及び電子機器100aの全体構成図である。電子機器100aは、例えば、画像形成装置である。
第2実施形態の係る電源装置1aの電源制御部40aは、電源装置1aにサージ電圧が印加されたことを検出すると、電子機器100a上の報知部101aを動作させる。報知部101aは、例えば、ブザーをならしたり、発光ダイオードを点灯、点滅させたり、電子機器100aが備える表示装置に表示したりして、ユーザー又はサービスマンに報知する。報知部101aによって報知することにより、ユーザーもしくはサービスマンに対して、サージ電圧により電源装置1aに異常が発生したことを知らせることができる。
≪第3実施形態≫
第3実施形態の電源装置1b及び電子機器100bについて説明する。第3実施形態の電源装置1bは、電流検出部で検出するコンデンサが第1実施形態の電源装置1と異なる。第1実施形態の電源装置1では、平滑化コンデンサCSに流れ込む電流を検出しているが、
XコンデンサCX、YコンデンサCY1及びYコンデンサCY2のいずれかに流れ込むサージ電流を検出してもよい。
図5は、第3実施形態に係る電源装置1b及び電子機器100bの全体構成図である。第3実施形態に係る電源装置1bでは、サージ電圧の検出をXコンデンサCXに流れ込む電流を検出することにより行う。
平滑化コンデンサCSの容量をC、Xコンデンサの容量をC、平滑化コンデンサCSに流れ込む電流をIとすると、XコンデンサCXに流れる電流Iは、式2で表される。
Figure 2022013423000003
したがって、XコンデンサCXに流れる電流Iを検出して、式2に基づいて演算することにより、XコンデンサCXに流れ込む電流値から平滑化コンデンサCSに流れ込む電流値を算出することができる。Xコンデンサ容量はブロックコンデンサ容量に比べて小さいため、より小さい電流でサージ電流の検出を行うことができる。したがって、電流検出部30bの定格電流を下げることができることから、より低コストで電流検出部30bを構成することができる。
なお、図5では、XコンデンサCXに流れ込む電流を検出する場合について説明したが、YコンデンサCY1又はYコンデンサCY2に流れ込む電流を検出しても同様の効果が得られる。
また、第3実施形態の電子機器100bは、第2実施形態の電子機器100aと同様に、報知部101bを備える。報知部101bを備えることにより、電源環境の異常、例えば、電源環境からサージ電圧が流れ込んでいること、を検出した場合に、電子機器100bを介してユーザーまたはサービスマンに電源環境の異常を報知できる。
≪第4実施形態≫
第4実施形態の電源装置について説明する。第4実施形態の電源装置では、電源制御部の電流検出の閾値を電源装置の使用期間に応じて変更する。
図6は、第4実施形態に係る電源装置の動作を説明する図である。具体的には、電源装置の電源制御部(例えば、電源装置1の電源制御部40等。)における電流検出の閾値を電源装置の使用期間に応じて変更する例を示す。電源装置の使用期間に応じて、電源制御部におけるサージ電流の検出閾値を下げることで、抵抗素子Rの経年劣化を考慮することができるため、より確実に抵抗素子Rが切れることを防ぐことができる。
<作用・効果>
電源装置周辺にノイズ発生源があり、電源装置にサージ電圧が重畳され続ける場合がある。電源装置にサージ電圧が重畳され続ける場合、電源装置にはサージ電流が定常的に流れ込み、リレーRYが動作していない省エネ状態の場合に、抵抗素子Rが切れて電源装置が停止するケースがある。本実施形態の電源装置では、サージ電圧そのものを検出するのではなく、電源装置上の平滑化コンデンサに流れ込む電流を検出する。電源装置上の平滑化コンデンサに流れ込む電流を検出することにより、電源装置にサージ電圧が印加された際に、抵抗素子Rが切れて装置が停止しないようにできる。
従来、バリスタを用いて規定されたレベル以上の電圧が印加されたかどうかを検出するようなサージ電圧の検出技術が既に知られていた。しかしながら、従来の技術では、サージ電圧の電圧レベルが検出回路の閾値以上でない場合に、サージ電圧の検出ができず、
抵抗素子Rが切れてしまう可能性があった。また、サービスマンが電源装置を交換したとしても、電源環境側に問題があるため、繰り返し電源装置が破損し続けてしまう可能性があった。
≪適用例≫
図7は、本実施形態に係る電子機器の一例である画像形成装置500の構成例を示す図である。画像形成装置では、例えば、画像形成(印刷)を行う稼働状態と画像形成(印刷)を行っていない省エネルギー状態のように、電力の供給状態が大きく異なる状態を有する。したがって、本明細書内の各実施形態の電源装置を用いることに適している。
画像形成装置500は、MFP(Multi Functional Periphearl/Printer)と称される複合機である。画像形成装置500は、コピー機能、FAX機能、プリント機能、スキャナ機能、また、入力画像(スキャナ機能による読み取り原稿や、プリンタ機能あるいはFAX機能により入力された画像)を保存や配信する機能等を複合して有する。
また、画像形成装置500は、PC(Personal Computer)等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。なお、実施形態において、画像形成装置500で処理される「画像」には画像データだけでなく、画像データが含まれていないデータ、つまりテキスト情報のみのデータも含むものとする。
画像形成装置500は、帯電された感光体表面が選択的に露光されることにより書き込まれた静電潜像に、トナーを付着させ、付着させたトナーを用紙等の記録媒体に転写する、いわゆる電子写真方式の画像形成装置である。
画像形成装置500は、操作パネル510と、起動スイッチ520と、コントローラ530と、読取部540と、エンジン制御部550と、プリンタユニット560と、給紙カセット570A、570Bと、搬送ユニット580と、を備える。
操作部である操作パネル510は、利用者の操作に応じた各種の入力を受け付けるとともに、各種の情報(例えば受け付けた操作を示す情報、画像形成装置500の動作状況を示す情報、画像形成装置500の設定状態を示す情報など)を表示する。操作パネル510は、一例としてタッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD(Liquid Cristal Display))で構成されるが、これに限られるものではない。例えばタッチパネル機能が搭載された有機EL(Electro-Luminescence)表示装置で構成されてもよい。さらに、これに加えて又はこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部やランプ等の表示部を設けることもできる。
起動スイッチ520は、画像形成装置500の電源がオフの状態でユーザーによって押圧されると、画像形成装置500を起動する。また、画像形成装置500が起動した状態、つまり電源がオンの状態でユーザーによって押下されると、画像形成装置をオフ状態とする。このように起動スイッチ520は、ユーザーが押圧することによって画像形成装置500をオン/オフしてもよいがこれに限られず、外部装置から受信した指示に基づき画像形成装置500をオン/オフしてもよい。
コントローラ530は、操作パネル510の操作入力等に基づいて画像形成装置500を統括的に制御する。一例として操作パネル510が受け付けた操作や情報に応じた動作を、画像形成装置500に実行させる。その他の例として、PC等の外部機器から画像形成装置500が受け付けた指示等を画像形成装置500に実行させる。さらにその他の例として、特定の条件を検知した場合、例えば起動スイッチ520の押下を検知した場合、さらにその他の例として、画像形成装置500に発生した異常を検知した場合等に、あらかじめ決められた動作を画像形成装置500に実行させる。
コントローラ530の具体例としては、画像形成装置500を統括的に制御する回路を搭載したコントローラボードである。画像形成装置500を統括的に制御する回路には、一例としてCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Randam Access Memory)が搭載されている。コントローラ530は、CPUが、RAMを作業領域として、ROMやHDD(Hard Disk Drive)に記憶されたプログラムを実行することによって、画像形成装置500を制御する。
読取部540は、原稿を読み取る。読取部540は、ADF(Auto Document Feeder)541と、スキャナ部542と、を備える。ADF541は、ADF541上に置かれた原稿を順次し搬送し光学的に読み取り画像データを生成する。スキャナ部542は、透明な原稿台の上に原稿を固定し、固定された原稿を光学的に読み取り画像データを生成する。
エンジン制御部550は、読取部540により生成された画像データに基づき、プリンタユニット560や搬送ユニット580を制御する制御信号を生成する。エンジン制御部550の具体例としては、画像データに基づき制御信号を生成するための回路基板である。
プリンタユニット560は、用紙等の記録媒体上に画像を形成する画像形成部である。プリンタユニット560は、記録媒体上にトナー画像を形成する。プリンタユニット560は、感光体としての感光体ドラム561と、帯電部材562と、書き込みユニット563と、現像部材564と、搬送ベルト565と、定着部566とを備える。帯電部材562は、感光体ドラム561の外表面を帯電させる。書き込みユニット563は、読取部540により読み取られた画像データに基づいて、帯電された感光体ドラム561上を露光して、感光体上に静電潜像を書き込む。現像部材564は、書き込まれた潜像をトナーで現像する。搬送ベルト565は、トナー画像を形成する記録媒体を搬送する。定着部566は、記録媒体上のトナーを記録媒体に定着させる。
給紙カセット570A、570Bは画像形成前の記録媒体を収納する。図7においては一例として二つの給紙カセットを有し、それぞれにサイズの異なる記録媒体を収納しているが、一つであっても良いし、三つ以上であってもよい。
搬送ユニット580は、給紙搬送部として記録媒体の搬送を行う。搬送ユニット580は、各種ローラを備える。搬送ユニット580は、給紙カセット570A、給紙カセット570Bに収納された記録媒体を矢印500Cに沿ってプリンタユニット560に搬送する。
ここで、コピーモードを例として画像形成装置500での画像形成の流れを説明する。まずユーザーが、操作パネル510で機能切替キー等をユーザーが操作することにより、画像形成装置500のコピー機能、プリンタ機能、及びファクシミリ機能を順次に切り替えて選択し、各機能を動作させることが可能となる。コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリ機能選択時にはファクシミリモードとなる。
コピーモードでは、読取部540により、コピーする各原稿の画像情報が読み取られ、画像データが生成される。
感光体ドラム561の外周面は、暗中にて帯電部材562により一様に帯電された後、書き込みユニット563からの照射光(図7中に点線矢印500Aで示す。)により露光され、その結果、感光体ドラム561の外周面上に静電潜像が形成される。現像部材564は、この静電潜像をトナーにより可視像化する。これにより、感光体ドラム561上にトナー画像が形成される。感光体ドラム561は矢印500B方向に回転する。そして、感光体ドラム561上に形成されたトナー画像は、搬送ベルト565上の記録媒体に転写される。そして定着部566が記録媒体上のトナー画像のトナーを一例としてヒータで加熱溶融して、記録媒体にトナー画像を定着し、記録媒体を画像形成装置500から排出する。
なお、プリンタユニット560がモノクロの電子写真方式によって画像を形成する場合を説明したが、カラーの電子写真方式やインクジェット方式などであってもよく、画像形成方式はこれらに限られない。
また、上述の操作パネル510は、コントローラ530によって制御されてもよいし、コントローラ530とは別に操作パネル510を制御するための制御回路を有し、制御されてもよい。その場合、コントローラ530の制御回路と操作パネル510の制御回路は、相互に通信可能に接続され、コントローラ530は操作パネル510を含む画像形成装置500全体を制御する。
なお、コントローラ530と、エンジン制御部550と、プリンタユニット560と、給紙カセット570A、570B、搬送ユニット580は画像形成装置500の外装内に設けられているが図1においては内部を透視して示している。
なお、上記各実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1、1a、1b 電源装置
10 整流回路
20 電圧変換部
30、30b 電流検出部
40、40a、40b 電源制御部
50 突入電流防止部
100a、100b 電子機器
101a、101b 報知部
500 画像形成装置
510 操作パネル
520 起動スイッチ
530 コントローラ
540 読取部
541 ADF
542 スキャナ部
550 エンジン制御部
560 プリンタユニット
561 感光体ドラム
562 帯電部材
563 書き込みユニット
564 現像部材
565 搬送ベルト
566 定着部
570A、570B 給紙カセット
580 搬送ユニット
AC 交流電源
CS 平滑化コンデンサ
CX Xコンデンサ
CY1、CY2 Yコンデンサ
PI 経路
R 抵抗素子
RY リレー
Vgnd 接地配線
WL ライブ側電源配線
WM マイナス側配線
WN ニュートラル側電源配線
WP プラス側配線
特開2000-156930号公報

Claims (6)

  1. 交流電源に接続された整流回路と、
    前記整流回路の正側直流出力と負側直流出力の間を接続する第1コンデンサと、
    前記交流電源と前記整流回路との間のライブ側電源配線とニュートラル側電源配線との間を接続する第2コンデンサと、
    前記ライブ側電源配線又は前記ニュートラル側電源配線と、接地配線との間を接続する第3コンデンサと、
    前記第1コンデンサへの突入電流を制限する抵抗素子と、
    前記抵抗素子を短絡する短絡素子と、
    前記第1コンデンサ、前記第2コンデンサ及び前記第3コンデンサのいずれかに流れ込む電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部の検出結果に基づいて、サージ電圧が前記交流電源より印加されていると判定した場合に、前記抵抗素子を短絡するように前記短絡素子を動作させる電源制御部と、を備える、
    電源装置。
  2. 前記電源制御部は、サージ電圧が交流電源より印加されていると判定する規定値を前記電源装置の使用期間に応じて変更する、
    請求項1に記載の電源装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電源装置を備える、
    電子機器。
  4. サージ電圧が交流電源より印加されていると前記電源制御部が判定した場合に、報知する報知部と、を備える、
    請求項3に記載の電子機器。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の電源装置を備える、
    画像形成装置。
  6. サージ電圧が交流電源より印加されていると前記電源制御部が判定した場合に、報知する報知部と、を備える、
    請求項5に記載の画像形成装置。
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