JP2022012531A - マスク - Google Patents

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弘睦 浜口
Hiromutsu Hamaguchi
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Abstract

【課題】気温の高い環境下でも快適に使用することができるマスクを提供する。【解決手段】マスク10は、使用者Mの口および鼻孔を覆うマスク本体12と、左右の耳掛け部14a,14bとを備えている。マスク本体12は、伸縮性を有する発泡樹脂(発泡ウレタンなど)製のシートで形成されている。マスク本体12における使用者Mの顔面Fに対向する側の面を内面20とし、その反対側の面を外面22としたとき、マスク本体12には、内面20と外面22との間を貫通する少なくとも1つの通気孔24が設けられている。マスク本体12の内面20および外面22には、通気孔24によって絵柄Q1,Q2が構成されている。内面20における使用者Mの顔面Fに接触する部分を接触面26としたとき、通気孔24の第1開口24aは、接触面26の周縁30a,32aから離れた接触面26の一部に設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、使用者の口および鼻孔を覆うマスク本体を備える衛生用品としてのマスクに関する。
近年では、ウイルス感染症、花粉症および大気汚染による健康障害などが社会問題となっており、ウイルス、花粉および微小粒子状物質(PM2.5)などの異物を捕捉するマスクの重要性が高まっている。従来のマスクとしては、布製のマスクや不織布製のマスクがあるが、これらのマスクでは、伸縮性に乏しいため、マスク本体の外周部と顔面との間に隙間が生じ易いという問題があった。
上記の問題を解決できる従来のマスクとして、発泡ウレタンシート製のマスクがあり、その一例が特許文献1に開示されている。このマスクによれば、高い伸縮性を有する発泡ウレタンシートで形成されているため、マスク本体の外周部と顔面とを密着させ易く、これらの間に隙間が生じることを抑制できる。しかしながら、発泡ウレタンシート製のマスクでは、マスク本体と顔面とが密着することから、その密着した部分に熱が貯まり易く、気温の高い環境下では、顔面からの発汗などによって快適性が著しく損なわれるおそれがあった。
公開実用昭和59-71654
本発明は上記問題に対処するためになされたものであり、その目的は、気温の高い環境下でも快適に使用することができるマスクを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るマスクの特徴は、使用者の口および鼻孔を覆うマスク本体を備え、前記マスク本体は、伸縮性を有する発泡樹脂製のシートで形成されており、前記マスク本体における使用者の顔面に対向する側の面を内面とし、その反対側の面を外面としたとき、前記マスク本体には、前記内面と前記外面との間を貫通する貫通孔で構成された少なくとも1つの通気孔が設けられていることにある。
この構成によれば、マスク本体が伸縮性を有する発泡樹脂製のシートで形成されているので、マスク本体を顔面に密着させ易く、マスク本体と顔面との間から異物が入り込むことを抑制できる。また、マスク本体と顔面との間に貯まった熱の一部を通気孔から外部に逃がすことができるので、気温の高い環境下でも快適に使用することができる。
本発明に係るマスクの他の特徴は、前記内面および前記外面には、前記通気孔によって絵柄が構成されていることにある。
この構成によれば、通気孔によって絵柄が構成されているので、意匠性を高めることができる。
本発明に係るマスクの他の特徴は、前記内面における使用者の顔面に接触する部分を接触面としたとき、前記内面に開かれた前記通気孔の第1開口は、前記接触面の周縁から離れた前記接触面の一部に設けられていることにある。
この構成では、マスク本体の内面に開かれた通気孔の第1開口は、接触面の周縁から離れた接触面の一部に設けられているので、第1開口の全周囲に接触面が存在する。また、使用者がマスクを着用した状態では、マスク本体の接触面が使用者の顔面に密着するので、接触面と顔面との間には、異物を移動させる隙間は生じない。したがって、マスク本体の外面に開かれた通気孔の第2開口から異物が入り込んだ場合でも、当該異物は使用者の口および鼻孔に向けて移動しない。つまり、マスク本体に通気孔が設けられていても、マスク本体の異物を捕捉する効果は損なわれない。
本発明に係るマスクの他の特徴は、前記第1開口は、前記接触面における使用者の頬に接触する部分に設けられていることにある。
この構成では、接触面における使用者の頬に接触する部分に通気孔の第1開口が設けられるので、頬の熱を通気孔から外部に逃がすことが可能であり、気温の高い環境下でも快適に使用することができる。
本発明に係るマスクの他の特徴は、前記内面に開かれた前記通気孔の第1開口の面積は、前記外面に開かれた前記通気孔の第2開口の面積よりも広く定められていることにある。
この構成では、マスク本体の内面に開かれた通気孔の第1開口の面積が、マスク本体の外面に開かれた通気孔の第2開口の面積よりも広く定められているので、これらの面積が同じに定められている場合に比べて、マスク本体の内面の総面積を狭くすることができる。したがって、第2開口から異物が入り込むことを抑制しつつ、マスク本体の内面で貯められる熱量を少なくすることが可能であり、気温の高い環境下でも快適に使用することができる。
本発明に係るマスクの他の特徴は、前記マスク本体には、複数の点状の前記通気孔が設けられていることにある。
この構成では、点状の通気孔の位置、大きさ、数、密度などを変えることによって、マスク本体の通気性を調整し易い。
本発明に係るマスクの他の特徴は、前記マスク本体には、少なくとも1つの線状の前記通気孔が、使用者の顔面に対して上下方向に延びて設けられていることにある。
この構成では、線状の通気孔が使用者の顔面に対して上下方向に延びて設けられているので、マスク本体は、使用者の顔面に対する左右方向において変形し易い。したがって、マスク本体の厚みが厚い場合でも、マスク本体を使用者の顔面に密着させ易く、マスク本体と顔面との間から異物が入り込むことを抑制できる。
本発明に係るマスクの他の特徴は、前記マスク本体には、少なくとも1つの線状の前記通気孔が、使用者の顔面に対して左右方向に延びて設けられていることにある。
使用者がマスクを着用するとき、マスク本体は、耳掛け部などによって左右方向へ引っ張られる。そのため、厚みが薄いマスク本体に線状の通気孔が上下方向に延びて設けられていると、マスク本体が左右方向に大きく変形されて、その形状が崩れるおそれがある。上記構成では、線状の通気孔が左右方向に延びて設けられているので、マスク本体の厚みが薄い場合でも、マスク本体が左右方向に大きく変形することを抑制でき、マスク本体の形状を安定させることができる。
本発明に係るマスクの他の特徴は、前記シートを構成する発泡樹脂は、発泡ウレタンであることにある。
この構成によれば、柔らかくて伸縮性に富んだ発泡ウレタン製のシートでマスク本体が形成されるので、マスクの肌触りがよく、快適な着け心地を得ることができる。
実施形態に係るマスクの使用状態を示す斜視図である。 実施形態に係るマスクを開いた状態を示す正面図である。 実施形態に係るマスクを畳んだ状態を示す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図である。 通気孔の構成を示す断面図である。 (A)は上下方向に延びる線状の通気孔の構成を示す正面図、(B)は左右方向に延びる線状の通気孔の構成を示す正面図である。 他の実施形態に係るマスクの通気孔の構成を示す正面図である。 他の実施形態に係るマスクの構成を示す正面図である。
以下、本発明に係るマスクの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態に係るマスクの構成)
図1は、実施形態に係るマスク10の使用状態を示す斜視図である。図2は、マスク10を開いた状態を示す正面図である。図3は、マスク10を畳んだ状態を示す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図である。なお、以下の説明で用いる「上・下・左・右」の各方向は、使用者Mから見た方向であり、図1および図2に矢印で示す各方向と一致する。
図1に示すマスク10は、ウイルス感染症、花粉症および大気汚染による健康障害などを防止するために、使用者Mが着用する衛生用品である。マスク10は、使用者Mの口および鼻孔を覆うマスク本体12と、使用者Mの耳に掛けられる左右の耳掛け部14a,14bとを備えている。なお、図1では、右側の耳掛け部14bは隠れて見えない。
図2に示すように、マスク本体12は、同じ材料で同じ形状に形成された左側部分12aおよび右側部分12bを有している。図1に示すように、左側部分12aは、使用者Mの顔面Fの中央部から左側の頬の中央部までを覆うシート状に形成されている。左側部分12aの右側端縁16aは、使用者Mの鼻、口および顎に沿って湾曲した円弧状に形成されている。左側部分12aの左側端縁16bには、左側の耳掛け部14aが連続して設けられている。
図3(A)に示すように、左側の耳掛け部14aは、U字を横にした形状に形成されている。左側の耳掛け部14aの一方端部は、マスク本体12の左側部分12aの上部に繋げられており、左側の耳掛け部14aの他方端部は、マスク本体12の左側部分12aの下部に繋げられている。
図3(A)に示す左側部分12aと左側の耳掛け部14aとは、互いに連続した多数の気泡を有する1枚の発泡樹脂製のシートWを切り抜くことによって、互いに一体に形成されている。したがって、左側部分12aと左側の耳掛け部14aとの境界部には、接合された部分は存在しない。
本実施形態では、シートWを構成する発泡樹脂として、柔らかくて伸縮性に富んだ軟質の発泡ウレタンが用いられている。発泡ウレタンの種類は、特に限定されるものではなく、ポリエーテル系の低反発ウレタンフォームやポリエステル系の高反発ウレタンフォームなどを用いることができる。ポリエーテル系の低反発ウレタンフォームを用いた場合には、耐水性がよく、クッション性がよく、肌の形状に沿った密着性が高いマスク10を構成することができる。一方、ポリエステル系の高反発ウレタンフォームを用いた場合には、伸縮性および耐引き裂き性がよく、気泡のサイズ調整が容易なマスク10を構成することができる。なお、シートWを構成する伸縮性を有する発泡樹脂としては、発泡ウレタンに代えて、ゴムスポンジなどの他の材料が用いられてもよい。
図2に示すように、右側部分12bは、使用者M(図1)の顔面Fの中央部から右側の頬の中央部までを覆うシート状に形成されている。図1に示すように、右側部分12bの左側端縁18aは、使用者Mの鼻、口および顎に沿って湾曲した円弧状に形成されている。図2に示すように、右側部分12bの右側端縁18bには、右側の耳掛け部14bが連続して設けられている。
図2に示すように、右側の耳掛け部14bは、U字を横にした形状に形成されている。右側の耳掛け部14bの一方端部は、マスク本体12の右側部分12bの上部に繋げられており、右側の耳掛け部14bの他方端部は、マスク本体12の右側部分12bの下部に繋げられている。
図2に示す右側部分12bと右側の耳掛け部14bとは、互いに連続した多数の気泡を有する1枚の発泡樹脂製のシートWを切り抜くことによって、互いに一体に形成されている。したがって、右側部分12bと右側の耳掛け部14bとの境界部には、接合された部分は存在しない。上述の通り、本実施形態では、シートWを構成する発泡樹脂として、柔らかくて伸縮性に富んだ軟質の発泡ウレタンが用いられている。
図3(B)に示すように、左側部分12aと右側部分12bとは、同じ形状のシート状に形成されていることから、互いに完全に重ね合わせることができる。これらを互いに重ね合わせた状態で、左側部分12aの湾曲した右側端縁16aと、右側部分12bの湾曲した左側端縁18aとが熱溶着で接合されることによって、マスク本体12が構成されている。したがって、図1に示すように、マスク10を広げた状態では、湾曲した右側端縁16aおよび左側端縁18aが外側に膨らんだ立体形状となり、使用者Mの口とマスク本体12との間に空間Sを確保することができる。なお、右側端縁16aと左側端縁18aとを接合する接合手段は、熱溶着に限定されるものではなく、例えば、接着や縫合などが用いられてもよい。
図4は、通気孔24の構成を示す断面図である。図4に示すように、マスク本体12における使用者Mの顔面Fに対向する側の面を内面20とし、その反対側の面を外面22としたとき、マスク本体12には、内面20と外面22との間を貫通する貫通孔で構成された少なくとも1つの通気孔24が設けられている。図3(A)に示すように、本実施形態では、マスク本体12に複数の点状の通気孔24が設けられており、マスク本体12の内面20および外面22には、通気孔24によって第1絵柄Q1および第2絵柄Q2が構成されている。
図4に示すように、マスク本体12の内面20における使用者Mの顔面Fに接触する部分を接触面26とし、マスク本体12の内面20における使用者Mの顔面Fに接触しない部分を非接触面28としたとき、内面20に開かれた通気孔24の第1開口24aは、接触面26の周縁30a,32aから離れた接触面26の一部に設けられている。したがって、通気孔24の第1開口24aの全周囲には、接触面26が存在しており、接触面26が使用者Mの顔面Fに密着した状態では、顔面Fの肌と接触面26とによって第1開口24aが完全に塞がれる。
図1に示すように、本実施形態では、使用者Mの口とマスク本体12との間に空間Sが確保されるので、図3(A)および図4に示すように、マスク本体12の内面20のうち、空間Sを構成する部分が非接触面28となっている。また、マスク本体12の内面20のうち、マスク本体12の外周縁30bと非接触面28の外周縁32bとの間に位置する部分が接触面26となっている。したがって、マスク本体12の外周縁30bは、すなわち接触面26の外周縁30aであり、非接触面28の外周縁32bは、すなわち接触面26の内周縁32aである。図4において、符号「30a,30b」は、マスク本体12の外周縁を示すと同時に接触面26の外周縁を示しており、符号「32a,32b」は、非接触面28の外周縁を示すと同時に接触面26の内周縁を示している。
図2に示すように、マスク本体12の内面20および外面22における使用者M(図1)の頬に対応する部分には、複数の点状の通気孔24によって「桜の花びら模様」の第1絵柄Q1が構成されている。また、マスク本体12の内面20および外面22における使用者M(図1)の鼻の両側の肌に対応する部分には、複数の点状の通気孔24によって「水玉模様」の第2絵柄Q2が構成されている。
図2に示すように、マスク本体12の内面20の接触面26のうち、使用者M(図1)の頬に接触する部分を第1接触面26aとし、使用者M(図1)の鼻の両側の肌に接触する部分を第2接触面26bとしたとき、第1絵柄Q1を構成する複数の通気孔24の第1開口24aは、第1接触面26aに設けられている。一方、第2絵柄Q2を構成する複数の通気孔24の第1開口24aは、第2接触面26bに設けられている。
図2に示すように、第1絵柄Q1においては、「桜の花びら模様」の構成を利用することによって、中央部における通気孔24の分布密度が、周辺部における通気孔24の分布密度よりも高密度に定められている。つまり、第1絵柄Q1の中央部では、第1絵柄Q1の周辺部に比べて熱が逃げ易くなっている。したがって、使用者M(図1)がマスク10を着用したときには、頬の中央部から多くの熱を逃がすことが可能であり、通気孔24に起因するマスク本体12の強度低下を抑えつつ、頬で発生した熱を効率よく逃がすことができる。
図2に示すように、第2絵柄Q2においては、「水玉模様」の構成を利用することによって、大きさが異なる複数の円形の通気孔24が左右方向に並べられている。マスク本体12の左右方向中央部に位置する通気孔24の大きさは、マスク本体12の左右方向端部に位置する通気孔24の大きさよりも小さく定められている。つまり、マスク本体12の左右方向中央部に位置する通気孔24は、マスク本体12の左右方向端部に位置する通気孔24に比べて変形し難くなっている。したがって、使用者M(図1)がマスク10を着用したときには、鼻孔に近い通気孔24の過度な変形を防止して異物が入り込むことを抑制しつつ、鼻の両側の肌で発生した熱を効率よく逃がすことができる。
(実施形態に係るマスクの効果)
本実施形態によれば、上記構成により以下の各効果を奏することができる。すなわち、図1に示すマスク本体12が伸縮性を有する発泡樹脂製のシートWで形成されているので、マスク本体12を使用者Mの顔面Fに密着させ易く、マスク本体12と顔面Fとの間から異物が入り込むことを抑制できる。また、マスク本体12と顔面Fとの間に貯まった熱の一部を通気孔24から外部に逃がすことができるので、気温の高い環境下でも快適に使用することができる。さらに、通気孔24によって絵柄Q1,Q2が構成されているので、意匠性を高めることができる。
図2に示すマスク本体12は、柔らかくて伸縮性に富んだ発泡ウレタン製のシートWで形成されているので、マスク10の肌触りがよく、快適な着け心地を得ることができる。
図4に示すように、マスク本体12の内面20に開かれた通気孔24の第1開口24aは、接触面26の周縁30a,32aから離れた接触面26の一部に設けられているので、第1開口24aの全周囲に接触面26が存在する。また、使用者Mがマスク10を着用した状態では、マスク本体12の接触面26が使用者Mの顔面Fに密着するので、接触面26と顔面Fとの間には、異物を移動させる隙間は生じない。したがって、マスク本体12の外面22に開かれた通気孔24の第2開口24bから異物が入り込んだ場合でも、当該異物は使用者Mの口および鼻孔に向けて移動しない。つまり、通気孔24が設けられていても、マスク本体12の異物を捕捉する効果は損なわれない。
図2に示すように、マスク本体12の内面20の接触面26のうち、使用者M(図1)の頬に接触する第1接触面26aに通気孔24が設けられているので、頬の熱を通気孔24から外部に逃がすことが可能であり、気温の高い環境下でも快適に使用することができる。
図2に示すように、マスク本体12には、複数の点状の通気孔24が設けられているので、点状の通気孔24の位置、大きさ、数、密度などを変えることによって、マスク本体12の通気性を調整し易い。
(変形例)
なお、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。すなわち、図2に示すように、上記実施形態では、第1絵柄Q1として「桜の花びら模様」が用いられており、第2絵柄Q2として「水玉模様」が用いられているが、これらの絵柄に代えて、「幾何学模様」、「動物などの絵」および「文字」などの他の絵柄が用いられてもよい。
他の絵柄を用いる場合には、通気孔24の形状、数および大きさも、当該絵柄に応じて変更されてもよい。例えば、通気孔24の形状は、線形、楕円形、長円形、三角形、四角形および五角形などの幾何学形状に形成されてもよいし、動物の形状や文字の形状に形成されてもよい。また、通気孔24の数は1つだけでもよい。さらに、形状が異なる複数の通気孔24が設けられてもよい。
図5(A)は上下方向に延びる線状の通気孔24の構成を示す正面図である。通気孔24の形状を線形とする場合、すなわちマスク本体12に線状の通気孔24を設ける場合には、図5(A)に示すように、少なくとも1つの線状の通気孔24が、使用者M(図1)の顔面Fに対して上下方向に延びて設けられてもよい。この構成によれば、マスク本体12は、使用者Mの顔面Fに対する左右方向において変形し易い。したがって、マスク本体12の厚みが厚い場合でも、マスク本体12を顔面Fに密着させ易く、マスク本体12と顔面Fとの間から異物が入り込むことを抑制できる。
図5(A)に示すように、上下方向に延びる複数の線状の通気孔24を設ける場合、各通気孔24は、マスク本体12に対して左右方向に間隔を隔てて設けられてもよい。また、マスク本体12における使用者Mの口および鼻孔に近い部分では、他の部分に比べて通気孔24どうしの間隔が広く定められてもよい。この構成によれば、マスク本体12における使用者Mの口および鼻孔に近い部分における通気性を抑えて、異物の捕捉性を高めることができる。
図5(B)は左右方向に延びる線状の通気孔24の構成を示す正面図である。通気孔24の形状を線形とする場合、すなわちマスク本体12に線状の通気孔24を設ける場合には、図5(B)に示すように、少なくとも1つの線状の通気孔24が、使用者M(図1)の顔面Fに対して左右方向に延びて設けられてもよい。
使用者Mがマスク10を着用するとき、マスク本体12は、耳掛け部14a,14bによって左右方向へ引っ張られる。そのため、厚みが薄いマスク本体12に線状の通気孔24が上下方向に延びて設けられていると、マスク本体12が左右方向に大きく変形されて、その形状が崩れるおそれがある。5(B)に示す構成によれば、線状の通気孔24が左右方向に延びて設けられているので、マスク本体12の厚みが薄い場合でも、マスク本体12が左右方向に大きく変形することを抑制でき、マスク本体12の形状を安定させることができる。
図6は、他の実施形態に係るマスク40の通気孔42の構成を示す正面図である。図4に示すマスク10の通気孔24では、マスク本体12の内面20に開かれた第1開口24aの面積が、マスク本体12の外面22に開かれた第2開口24bの面積と同じに定められているが、図6に示すマスク40の通気孔42のように、第1開口42aの面積は、第2開口42bの面積よりも広く定められてもよい。
この構成によれば、第1開口42aの面積が第2開口42bの面積よりも広く定められているので、これらの面積が同じに定められている場合に比べて、マスク本体12の内面20の総面積を狭くすることができる。したがって、マスク本体12の内面20で貯められる熱量を少なくすることが可能であり、気温の高い環境下でも快適に使用することができる。
図7は、他の実施形態に係るマスク50の構成を示す正面図である。上記実施形態では、マスク10が耳掛け部14a,14bを備えているが、図7に示すマスク50のように、耳掛け部14a,14bは省略されてもよい。また、耳掛け部14a,14bに代えて、マスク本体12を首または後頭部で支持する線状または紐状の部材(図示省略)が用いられてもよい。図7に示すマスク50は、図3(A)に示すマスク10から耳掛け部14a,14bを単に取り除いたものであり、耳掛け部52aを有するマスクホルダー54に装着して使用される。このマスク50においても、マスク本体56は上記マスク10のマスク本体12と同じに構成されていることから、上記マスク10と同様の効果を奏することができる。
F…顔面、M…使用者、Q1…第1絵柄、Q2…第2絵柄、S…空間、W…シート、10…マスク、12…マスク本体、12a…左側部分、12b…右側部分、14a,14b…耳掛け部、20…内面、22…外面、24…通気孔、24a…第1開口、24b…第2開口、26…接触面、26a…第1接触面、26b…第2接触面、28…非接触面。
上記目的を達成するため、本発明に係るマスクの特徴は、使用者の口および鼻孔を覆うマスク本体を備え、前記マスク本体は、伸縮性を有する発泡樹脂製のシートで形成されており、前記マスク本体における使用者の顔面に対向する側の面を内面とし、その反対側の面を外面としたとき、前記マスク本体には、前記内面と前記外面との間を貫通する貫通孔で構成された少なくとも1つの通気孔が設けられており、前記内面における使用者の顔面に接触する部分を接触面としたとき、前記内面に開かれた前記通気孔の第1開口は、同第1開口の全周囲に前記接触面が存在して同第1開口が塞がれるように前記接触面の周縁から離れた前記接触面の一部に設けられていることにある。
この構成では、マスク本体の内面に開かれた通気孔の第1開口は、接触面の周縁から離れた接触面の一部に設けられているので、第1開口の全周囲に接触面が存在する。また、使用者がマスクを着用した状態では、マスク本体の接触面が使用者の顔面に密着するので、接触面と顔面との間には、異物を移動させる隙間は生じない。したがって、マスク本体の外面に開かれた通気孔の第2開口から異物が入り込んだ場合でも、当該異物は使用者の口および鼻孔に向けて移動しない。つまり、マスク本体に通気孔が設けられていても、マスク本体の異物を捕捉する効果は損なわれない。
本発明に係るマスクの他の特徴は、前記内面および前記外面には、前記通気孔によって絵柄が構成されていることにある。
この構成によれば、通気孔によって絵柄が構成されているので、意匠性を高めることができる。
削 除

Claims (9)

  1. 使用者の口および鼻孔を覆うマスク本体を備え、
    前記マスク本体は、伸縮性を有する発泡樹脂製のシートで形成されており、
    前記マスク本体における使用者の顔面に対向する側の面を内面とし、その反対側の面を外面としたとき、前記マスク本体には、前記内面と前記外面との間を貫通する貫通孔で構成された少なくとも1つの通気孔が設けられている、マスク。
  2. 前記内面および前記外面には、前記通気孔によって絵柄が構成されている、請求項1に記載のマスク。
  3. 前記内面における使用者の顔面に接触する部分を接触面としたとき、前記内面に開かれた前記通気孔の第1開口は、前記接触面の周縁から離れた前記接触面の一部に設けられている、請求項1または2に記載のマスク。
  4. 前記第1開口は、前記接触面における使用者の頬に接触する部分に設けられている、請求項3に記載のマスク。
  5. 前記内面に開かれた前記通気孔の第1開口の面積は、前記外面に開かれた前記通気孔の第2開口の面積よりも広く定められている、請求項3または4に記載のマスク。
  6. 前記マスク本体には、複数の点状の前記通気孔が設けられている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のマスク。
  7. 前記マスク本体には、少なくとも1つの線状の前記通気孔が、使用者の顔面に対して上下方向に延びて設けられている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のマスク。
  8. 前記マスク本体には、少なくとも1つの線状の前記通気孔が、使用者の顔面に対して左右方向に延びて設けられている、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のマスク。
  9. 前記シートを構成する発泡樹脂は、発泡ウレタンである、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のマスク。
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