JP2022012501A - Substrate placement table and manufacturing method of the same - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、基板載置台及び基板載置台の製造方法に関する。 The present disclosure relates to a substrate mount and a method for manufacturing a substrate mount.
基板載置台の製造方法としては、セラミックス等の絶縁材料の内部にヒータを埋め込み、一体焼成して基板載置台を製造する方法がある。しかしながら、この製造方法では、一体焼成の際にヒータの位置がずれる恐れがある。そこで、特許文献1乃至4には、複数のプレートの間にヒータが挟み込まれ、ヒータがプレートにろう付けされることにより製造される基板載置台が開示されている。 As a method for manufacturing a substrate mount, there is a method in which a heater is embedded inside an insulating material such as ceramics and integrally fired to manufacture the substrate mount. However, in this manufacturing method, the position of the heater may shift during the integral firing. Therefore, Patent Documents 1 to 4 disclose a substrate mounting table manufactured by sandwiching a heater between a plurality of plates and brazing the heater to the plates.
本開示は、プレートにヒータもしくは電極がろう付けにて取り付けられている基板載置台において、ろう付け部が処理ガスによって化学反応し、パーティクルが発生することを抑制できる、基板載置台及び基板載置台の製造方法を提供する。 In the present disclosure, in a substrate mounting table in which a heater or an electrode is attached to a plate by brazing, the substrate mounting table and the substrate mounting table capable of suppressing the generation of particles due to a chemical reaction of the brazed portion by the processing gas. Provides a manufacturing method for.
本開示の基板載置台の一態様によるは、
非貫通凹部と、リフトピンが昇降する貫通孔と、を有する第一プレートと、
前記非貫通凹部に収容される第二プレートと、を有し、
前記非貫通凹部において、前記第一プレートと前記第二プレートの間に、ヒータもしくは電極を形成する第一ワイヤがろう付けされている。
According to one aspect of the substrate mounting table of the present disclosure,
A first plate having a non-penetrating recess and a through hole for the lift pin to move up and down,
With a second plate housed in the non-penetrating recess,
In the non-penetrating recess, a first wire forming a heater or an electrode is brazed between the first plate and the second plate.
本開示によれば、プレートにヒータもしくは電極がろう付けにて取り付けられている基板載置台において、ろう付け部が処理ガスによって化学反応し、パーティクルが発生することを抑制できる。 According to the present disclosure, in a substrate mounting table in which a heater or an electrode is attached to a plate by brazing, it is possible to prevent the brazed portion from chemically reacting with the processing gas to generate particles.
以下、本開示の実施形態に係る基板載置台とその製造方法について、添付の図面を参照しながら説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く場合がある。 Hereinafter, the substrate mounting table and the manufacturing method thereof according to the embodiment of the present disclosure will be described with reference to the attached drawings. In the present specification and the drawings, substantially the same components may be designated by the same reference numerals to omit duplicate explanations.
[実施形態]
<第1実施形態に係る基板載置台と基板処理装置>
はじめに、図1及び図2を参照して、本開示の第1実施形態に係る基板載置台の一例と、この基板載置台を有する基板処理装置の一例について説明する。ここで、図1は、第1実施形態に係る基板載置台を有する基板処理装置の一例を示す縦断面図であり、図2は、第1実施形態に係る基板載置台の一例を示す縦断面図である。
[Embodiment]
<Board mount and board processing device according to the first embodiment>
First, with reference to FIGS. 1 and 2, an example of a substrate mount according to the first embodiment of the present disclosure and an example of a substrate processing apparatus having this substrate mount will be described. Here, FIG. 1 is a vertical sectional view showing an example of a substrate processing apparatus having a substrate mounting table according to the first embodiment, and FIG. 2 is a vertical sectional view showing an example of a substrate mounting table according to the first embodiment. It is a figure.
図1に示す基板処理装置100は、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置やALD(Atomic Layer Deposition)装置等、成膜やスパッタリング、エッチングが実行可能な装置である。基板処理装置100は、チャンバーである処理容器10と、処理容器10内に配設されて基板W(以下、基板Wの一例である半導体ウエハを「ウエハ」という)を載置しながら昇降する載置台装置50とを有する。基板処理装置100はさらに、処理容器10に処理ガスやパージガスを供給する供給装置80と、処理容器10内から各種の処理ガスやパージガスを排気し、さらには処理容器10内を真空引きして減圧する排気装置70と、各装置を制御する制御装置90とを有する。
The
載置台装置50は、基板Wを載置し、ピン孔21d(貫通孔の一例)を備える基板載置台20(以下、「載置台」という)と、ピン孔21dの内部を昇降するリフトピン31を備えるリフトピンユニット30と、載置台20を昇降及び回転させる昇降ユニット40とを有する。昇降ユニット40を構成する昇降機41を駆動することにより、載置台20は、二点鎖線で示す搬送位置と、その上方の処理位置との間を上下に昇降することができる。ここで、搬送位置とは、処理容器10の搬出入口13から処理容器10の内部に進入するウエハWの搬送装置(図示せず)とリフトピン31との間でウエハWを受け渡す際に、載置台20が待機する位置である。また、処理位置とは、ウエハWに成膜等の処理が行われる位置である。
The
処理容器10はアルミニウム等の金属により形成され、略円筒状を有する側壁11と、平面視円形の底板12とを有する。側壁11には、ウエハWを搬出入するための搬出入口13が開設され、搬出入口13はゲートバルブ14により開閉自在となっている。処理容器10の上方には、断面形状が略矩形状で円環状の排気ダクト15が配設されている。排気ダクト15には、内周面に沿ってスリット15aが形成されている。また、排気ダクト15の外壁には、排気口15bが形成されている。排気ダクト15の上面には、処理容器10の上方開口を塞ぐ天板16が設けられている。天板16と排気ダクト15との当接界面にはシールリング17が配設され、シールリング17により天板16と排気ダクト15とが気密にシールされている。
The
天板16の下面には、キャップ部材61が取り付けられ、相互に対向するキャップ部材61と載置台20の間には、基板Wが処理される処理空間Sが形成される。例えば、キャップ部材61は、天板16に対してボルト等により取り付けられる。
A
キャップ部材61の下面には、すり鉢状の凹部62が設けられている。処理空間Sが形成される際の載置台20の高さは、キャップ部材61の凹部62の最下端と、載置台20の周囲に配設されるシールド部材28の上端との間に隙間S1が形成されるように設定される。凹部62には、例えば、処理空間Sの容積が可及的に小さくなるとともに、処理ガスをパージにて置換する際のガス置換性が良好になる形態が適用されるのが好ましい。
A mortar-
キャップ部材61の中央には、処理空間Sへ処理ガスやパージガスを導入するためのガス導入路65が形成される。ガス導入路65は、キャップ部材61の中央を貫通し、その下端が載置台20上のウエハWの中央と対向するように設けられている。また、キャップ部材61の中央には流路形成部材63が嵌め込まれており、流路形成部材63によりガス導入路65の上方は分岐され、それぞれ天板16を貫通するガス導入路16aと連通している。
A
供給装置80は、処理容器10の内部において連続的に行われる、複数の処理に適用される複数の処理ガスやパージガスを個別的に供給する複数のガス供給源81と、複数のガス供給源81からの各処理ガスやパージガスを供給するための複数のガス供給配管82とを有する。そして、ガス供給配管82がガス導入路16dに連通している。尚、図1には、1つのガス供給源81とガス供給配管82のみを抽出して示している。各ガス供給配管には、開閉バルブと、マスフローコントローラのような流量制御器とが設けられており(いずれも図示せず)、開閉バルブとマスフローコントローラにより、ガス種の切り替えやガス流量の制御が実行される。
The
キャップ部材61のガス導入路65の下端の下方には、ガス導入路65から吐出されたガスを処理空間Sに分散させるための分岐板64が設けられている。分岐板64は、流路形成部材63から下方に延びる支持棒66に固定されている。
Below the lower end of the
排気装置70は、処理容器10の内部を排気し、所望の減圧雰囲気を形成する。排気装置70は、排気ダクト15の排気口15bに接続されている排気配管72と、排気配管72に接続されている排気機構71とを有し、排気機構71は、ターボ分子ポンプやドライポンプ、圧力制御バルブ、開閉バルブ等を有する(いずれも図示せず)。排気処理に際しては、処理容器10内のガスがスリット15aを介して排気ダクト15に至り、排気ダクト15から排気装置70の排気機構71により排気配管72を介して排気される。処理容器10内が高圧に設定される処理の際には、例えばドライポンプのみで排気を行う。一方、処理容器10内が低圧に設定される処理の際には、ドライポンプとターボ分子ポンプとを併用して排気する。処理容器10内には圧力センサ(図示せず)が設置されており、圧力センサの検出値に基づいて圧力制御バルブの開度が制御されることにより、処理容器10内の圧力制御が行われる。
The
載置台装置50を構成する載置台20は、第一プレート21と、第二プレート22とを有する。円盤状の載置台20の側面には、第一プレート21の載置面21eの外周領域と側面を覆う環状のシールド部材28が、第一プレート21と僅かな隙間を有して設けられている。シールド部材28は、アルミナや石英等のセラミックスから形成されている。
The mounting table 20 constituting the mounting
第一プレート21と第二プレート22はいずれも、窒化アルミニウム(AlN)等のセラミックス材料や、アルミニウムやニッケル合金等の金属材料にて形成されている。第一プレート21と第二プレート22がセラミックス材料により形成される場合は、第一プレート21と第二プレート22は焼結体となる。
Both the
図2に拡大して示すように、第一プレート21は、平面視円形の天板21aと、天板21aの輪郭に沿う筒状の側壁21bとを有する箱形の筒状を呈し、内側に複数の非貫通凹部21cを備えている。第一プレート21がセラミックス材料により形成される場合、天板21aと筒状の側壁21bは焼結にて一体に成形される。第一プレート21は、例えば静電チャックとして機能する。
As shown enlarged in FIG. 2, the
第二プレート22は、第一プレート21の側壁21bの内径と同一もしくは略同一の外径を有する、二枚の第三プレート23,24が積層した積層体である。
The
第一プレート21と第二プレート22の間には、静電吸着機能を有する電極25(第一ワイヤの一例)が配設され、電極25は、第一プレート21と第二プレート22の少なくとも一方にろう付けにより取り付けられている。ここで、ろう付けの際のろうとしては、銀や銅、亜鉛、アルミニウム、チタン、ニッケルやそれらの合金等が適用できる。尚、図示を省略するが、電極25は、給電線を介して直流電源に接続されており、給電線にはスイッチが介在している。このスイッチがオンされると、直流電源から電極25に直流電圧が印加されることにより、クーロン力やジョンソンラーベック力が発生する。そして、これらクーロン力やジョンソンラーベック力により、ウエハWが静電チャックである第一プレート21の載置面21eに静電吸着されるようになっている。
An
尚、第二プレート22が二つの第三プレート23,24により形成されず、一つの第二プレートにて形成されてもよいし、三つ以上の第三プレートの積層体であってもよい。また、第一プレート21と第二プレート22の間に電極25が配設される形態以外にも、これらの間にヒータ等の加熱部が配設される形態であってもよい。さらに、第一ワイヤ25は、電極の他、ヒータ等の加熱部であってもよい。
The
載置面21eには、熱電対(図示せず)等の温度センサが配設されており、温度センサが載置面21eとウエハWの温度を随時モニターしている。このモニター情報は制御装置90に随時送信され、モニター情報に基づいて載置面21eとウエハWの温調制御が制御装置90にて実行される。より具体的には、制御装置90の内部に各種処理に応じた載置面21e(及びウエハW)の設定温度データが格納され、載置面21eが設定温度に温調されるように、以下で説明する加熱部26の温調制御が実行される。
A temperature sensor such as a thermocouple (not shown) is arranged on the mounting
一方、第二プレート22を構成する二つの第三プレート23,24の間には、ヒータ等の加熱部26(第二ワイヤの一例)が配設され、加熱部26は、二つの第三プレート23,24の少なくとも一方にろう付けにより取り付けられている。ここで、加熱部26は、タングステンやモリブデン、ニッケル、クロム、チタン、鉛、銀、白金、パラジウムやそれらの合金により形成できる。尚、第三プレート23,24の内部には、チラー等から供給される冷媒が流通する冷媒流路(図示せず)が内蔵されてもよい。
On the other hand, a heating unit 26 (an example of a second wire) such as a heater is arranged between the two
図2に示すように、第一プレート21は、複数の非貫通凹部21cと、リフトピン31が昇降する複数の貫通孔であるピン孔21dとを有する。例えば、図示例では、載置台20に二つのピン孔21dが形成され、各ピン孔21dにリフトピン31が昇降する形態を示しているが、ピン孔21dやリフトピン31の数は図示例に限定されない。
As shown in FIG. 2, the
そして、加熱部26を挟む第二プレート22は、非貫通凹部21cとの間に電極25を挟んだ状態で非貫通凹部21cに嵌め込まれている。
The
すなわち、第一プレート21の非貫通凹部21cに第二プレート22が嵌め込まれた状態において、電極25と、加熱部26を内部に含む第二プレート22はいずれも、ピン孔21dに露出しておらず、また、第一プレート21の側壁21bの外周面にも露出していない。従って、例えば非貫通凹部21cと電極25を固定するろう付け箇所や、第三プレート23,24と加熱部26を固定するろう付け箇所も同様に、ピン孔21dに露出せず、また側壁21bの外周面にも露出しない。
That is, in a state where the
ここで、載置台20の側壁21bの外周面やピン孔21dと、電極25及び加熱部26の端部(これらのろう付け箇所の端部)との距離tは、例えば、6mm乃至25mmの範囲に設定される。
Here, the distance t between the outer peripheral surface of the
このように、電極25や加熱部26がろう付けされる載置台において、ろう付け箇所がピン孔21dにも側壁21bの外周面にも露出しない構成を備えた載置台20を適用することにより、様々な効果が奏される。すなわち、ろう付け箇所が載置台の外周面やピン孔に晒されると、処理ガスによってろう付け箇所が化学反応し、反応生成物(パーティクル)が処理容器内に供給されて金属コンタミの問題が生じ得るが、係る課題が解消される。また、仮にピン孔にろう付け箇所が露出していると、ピン孔の内部を昇降するリフトピンとろう付け箇所とが接触し、リフトピンの昇降が阻害され得るが、係る課題が解消される。
In this way, by applying the mounting table 20 having a structure in which the brazed portion is not exposed on the
図1に戻り、載置台装置50を構成するリフトピンユニット30は、複数(図示例は二つ)の細長のリフトピン31と、複数のリフトピン31を支持する支持部材33とを有する。リフトピン31の途中位置には鍔部32が設けられており、リフトピン31のうち、鍔部32よりも上方の部分は、載置台20のピン孔21dに挿入される。図2に示すように、リフトピン31のうち、鍔部32よりも下側の部分が支持部材33の挿入孔(図示せず)に対して上下にスライド自在に挿入される。尚、リフトピン31のうち、鍔部32よりも下側の部分は上側の部分よりも大径に設定されており、支持部材33から上方に突出す上側の部分を安定的に支持する。
Returning to FIG. 1, the
リフトピン31や鍔部32、支持部材33はいずれも、例えばアルミナ等のセラミックスにより形成されている。例えば、平面視円形の支持部材33において、その周方向に同等の間隔を有して三つもしくは四つのリフトピン31が上下にスライド自在に支持部材33に支持される形態が挙げられる。これらの形態では、載置台20の対応する位置に、三つもしくは四つのピン孔21dが設けられる。ピン孔21dは、リフトピン31よりも大径であり、かつ鍔部32よりも小径の内径を有している。
The
載置台装置50を構成する昇降ユニット40は、昇降機41と、昇降機41により昇降および回転される支持部材42とを有する。支持部材42は、リフトピンユニット30を構成する支持部材33の貫通孔33aに嵌合され、支持部材42の上端が載置台20(第三プレート24)の下面に固定される。昇降機41は、例えば、モータやエアシリンダ、もしくはこれらの組み合わせ機構等により形成される。
The
処理容器10の底板12の中央には開口12aが開設され、開口12aに支持部材42が挿通されている。
An
ここで、リフトピン31の長さや鍔部32の位置は、リフトピンユニット30が処理位置にある状態において、以下の二つの条件を満たすように設定されている。その一つの条件は、リフトピン31の上端が載置台20の載置面20eよりも上方に突出しないことである。図1では、リフトピン31の上端は載置面20eと略一致している。
Here, the length of the
また、他の一つの条件は、リフトピン31の上端が載置台20(第三プレート24)の下面よりも上方に位置し、リフトピン31の少なくとも一部が載置台20のピン孔21dに挿通されていることである。
Another condition is that the upper end of the
図1に示すように、処理容器10の底板12の下方と昇降機41との間には、支持部材42が挿通される貫通孔45aを備えたフランジ45が配設されている。そして、フランジ45と底板12との間における支持部材42の周囲には、フランジ45と底板12を繋ぐベローズ46が設けられている。
As shown in FIG. 1, a
また、底板12において、開口12aの側方には別途の開口12bが開設されている。そして、載置台20が図1における二点鎖線で示す搬送位置にある際に、リフトピン31の下端を上方に押し出す押し出し部材34と、押し出し部材34を押し出す際に駆動する昇降機35と、昇降機35と押し出し部材34を繋ぐ連絡部材35aが設けられている。押し出し部材34は底板12の上方に配設され、昇降機35は底板12の下方に配設され、連絡部材35aは開口12bを挿通する。そして、底板12と昇降機35との間における連絡部材35aの周囲には、底板12と昇降機35を繋ぐベローズ36が設けられている。
Further, in the
載置台20が搬送位置にある際に、昇降機35が駆動していない状態では、リフトピン31はピン孔21dの内部にある。一方、搬送装置(図示せず)によりウエハWが載置台20の載置面21eの上方位置に搬送された際に、昇降機35が駆動して押し出し部材34を上方に押し上げる。そして、上方に押し上げられた押し出し部材34にてリフトピン31が上方に押し上げられることにより、リフトピン31の上端が載置面21eから突出し、ウエハWが複数のリフトピン31に受け渡される。次いで、昇降機35が駆動して押し出し部材34を降下させることにより、リフトピン31がピン孔21dの内部に収容され、載置面21eにウエハWが載置される。
The
加熱部26を加熱して載置台20を加熱し、排気装置70を介して処理容器10の内部を所望の減圧雰囲気とし、供給装置80を介して処理空間Sに処理ガス等を供給することにより、ウエハWの表面に成膜処理等が行われる。この際、載置台20(の載置面21e)の温度は、例えば300℃乃至800℃程度に加熱される。
By heating the
制御装置90は、基板処理装置100の各構成装置、例えば、載置台20に内蔵される加熱部26や供給装置80、排気装置70等の動作を制御する。制御装置90は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有する。CPUは、RAM等の記憶領域に格納されたレシピ(プロセスレシピ)に従い、所定の処理を実行する。レシピには、プロセス条件に対する基板処理装置100の制御情報が設定されている。制御情報には、例えば、ガス流量や処理容器10内の圧力、処理容器10内の温度や静電チャックである第一プレート21の載置面21eの温度、プロセス時間等が含まれる。
The
尚、レシピ及び制御装置90が適用するプログラムは、例えば、ハードディスクやコンパクトディスク、光磁気ディスク等に記憶されてもよい。また、レシピ等は、CD-ROM、DVD、メモリカード等の可搬性のコンピュータによる読み取りが可能な記憶媒体に収容された状態で制御装置90にセットされ、読み出される形態であってもよい。制御装置90はその他、コマンドの入力操作等を行うキーボードやマウス等の入力装置、基板処理装置100の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等の表示装置、及びプリンタ等の出力装置といったユーザーインターフェイスを有している。
The recipe and the program applied by the
<実施形態に係る基板載置台の製造方法>
次に、図3乃至図5を参照して、実施形態に係る基板載置台の製造方法の一例について説明する。ここで、図3乃至図5は順に、実施形態に係る基板載置台の製造方法の一例を示す工程図である。尚、必要に応じて図2を参照する。
<Manufacturing method of substrate mounting table according to the embodiment>
Next, an example of a method for manufacturing a substrate mounting table according to an embodiment will be described with reference to FIGS. 3 to 5. Here, FIGS. 3 to 5 are process diagrams showing an example of a method for manufacturing a substrate mounting table according to an embodiment, in order. Note that FIG. 2 will be referred to as necessary.
実施形態に係る製造方法では、まず、図3に示すように、複数の非貫通凹部21cを有する第一プレート21を製造する。より具体的には、窒化アルミニウム(AlN)等のセラミックス材料を焼結することにより、非貫通凹部21cとピン孔21dを備えた第一プレート21を製造する。図3において、第一プレート21のうち、ピン孔21dの周囲には、ピン孔21dを包囲する筒状壁体20fが設けられている。尚、例えばピン孔21dは、焼結の際には形成せず、後工程において切断加工することにより形成してもよい(以上、第一プレートを製造する工程)。
In the manufacturing method according to the embodiment, first, as shown in FIG. 3, the
次に、図4に示すように、第一プレート21の製造とは別に、第二プレート22を製造する。第二プレート22は二枚の第三プレート23、24により構成されるが、第一プレート21と同様、窒化アルミニウム等のセラミックス材料を焼結することにより、二枚の第三プレート23、24を製造する。第三プレート23,24はそれぞれ、各プレートが相互に積層された際に対応する位置において、焼結と同時に開口23a、24aが形成される。
Next, as shown in FIG. 4, the
二枚の第三プレート23、24を製造した後、第三プレート23,24の間にろう材とともに加熱部26を配設して積層体を形成し、加熱処理することにより、加熱部26が二枚の第三プレート23,24に対してろう付けされた第二プレート22を製造する。第二プレート22において、対応する開口23a、24aにより貫通孔22aが形成される。この貫通孔22aは、第一プレート21の非貫通凹部21cに第二プレート22を嵌め込んだ際に、筒状壁体20fが挿通される孔である。尚、第三プレート23,24が焼結された際に開口23a、24aが形成されず、加熱部26を挟んだ二枚の第三プレート23,24を加熱処理した後、切断加工にて貫通孔22aを形成してもよい(以上、第二プレートを製造する工程)。ここで、第一プレートを製造する工程と第二プレートを製造する工程は、並行して行ってもよいし、相前後して行ってもよい。
After manufacturing the two
次に、図5に示すように、第一プレート21の非貫通凹部21cの底に電極25とろう材を配設し、さらに第二プレート22を嵌め込んだ後、加熱処理する。この加熱処理により、電極25が非貫通凹部21cと第二プレート22にろう付けされ、第一プレート21と第二プレート22が相互に接続されてなる載置台20が製造される(以上、第一ワイヤをろう付けする工程)。
Next, as shown in FIG. 5, the
図示する製造方法によれば、非貫通凹部21cに第一ワイヤである電極25をろう付けし、さらに第二ワイヤである加熱部26がろう付けされている第二プレート22を非貫通凹部21cに嵌め込むことにより、ろう付け箇所がピン孔21d等に露出することを抑止できる。
According to the illustrated manufacturing method, the
<第2実施形態に係る基板載置台>
次に、図6を参照して、第2実施形態に係る基板載置台の一例について説明する。ここで、図6は、第2実施形態に係る基板載置台の一例を示す縦断面図である。
<Substrate mounting table according to the second embodiment>
Next, an example of the substrate mounting table according to the second embodiment will be described with reference to FIG. Here, FIG. 6 is a vertical sectional view showing an example of the substrate mounting table according to the second embodiment.
図示する基板載置台20Aは、非貫通凹部21cの壁面と第二プレート22との間に、絶縁ペースト層27を有している点において、載置台20と相違する。
The illustrated substrate mounting table 20A differs from the mounting table 20 in that the insulating
絶縁ペースト層27は、例えば、エポキシ樹脂やポリイミド樹脂、フェノール樹脂、これらの変性樹脂等により形成できる。また、これらの素材には、単独もしくは二種以上の混合樹脂や、これらに対して必要に応じて反応性希釈剤や硬化剤、シランカップリング剤等が混合されたものが適用されてもよい。
The insulating
基板載置台20Aによれば、第一プレート21の備える非貫通凹部21cの内部に電極25や加熱部26のろう付け箇所が収容され、ろう付け箇所はさらに絶縁ペースト層27にて包囲されていることにより、ろう付け箇所がピン孔21d等に露出することを抑止できる。
According to the substrate mounting table 20A, the brazed portion of the
上記実施形態に挙げた構成等に対し、その他の構成要素が組み合わされるなどした他の実施形態であってもよく、また、本開示はここで示した構成に何等限定されるものではない。この点に関しては、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。例えば、基板処理装置100は、プラズマ処理装置であってもよい。具体的には、誘導結合型プラズマ(Inductive Coupled Plasma: ICP)や電子サイクロトロン共鳴プラズマ(Electron Cyclotron resonance Plasma; ECP)が挙げられる。また、ヘリコン波励起プラズマ(Helicon Wave Plasma; HWP)や平行平板プラズマ(Capacitively coupled Plasma; CCP)等が挙げられる。
Other embodiments may be used in which other components are combined with respect to the configurations and the like described in the above embodiments, and the present disclosure is not limited to the configurations shown here. This point can be changed without departing from the spirit of the present disclosure, and can be appropriately determined according to the application form thereof. For example, the
20,20A:基板載置台(載置台)
21:第一プレート
21c:非貫通凹部
21d:貫通孔(ピン孔)
22:第二プレート
25:第一ワイヤ(電極)
31:リフトピン
20, 20A: Board mounting table (mounting table)
21:
22: Second plate 25: First wire (electrode)
31: Lift pin
このように、電極25や加熱部26がろう付けされる載置台において、ろう付け箇所がピン孔21dにも側壁21bの外周面にも露出しない構成を備えた載置台20を適用することにより、様々な効果が奏される。すなわち、ろう付け箇所が載置台の外周面やピン孔に晒されると、処理ガスによってろう付け箇所が化学反応し、反応生成物(パーティクル)が処理容器内に供給されて金属汚染の問題が生じ得るが、係る課題が解消される。また、仮にピン孔にろう付け箇所が露出していると、ピン孔の内部を昇降するリフトピンとろう付け箇所とが接触し、リフトピンの昇降が阻害され得るが、係る課題が解消される。
In this way, by applying the mounting table 20 having a structure in which the brazed portion is not exposed on the
Claims (13)
前記非貫通凹部に収容される第二プレートと、を有し、
前記非貫通凹部において、前記第一プレートと前記第二プレートの間に、ヒータもしくは電極を形成する第一ワイヤがろう付けされている、基板載置台。 A first plate having a non-penetrating recess and a through hole for the lift pin to move up and down,
With a second plate housed in the non-penetrating recess,
A substrate mounting table in which a first wire forming a heater or an electrode is brazed between the first plate and the second plate in the non-penetrating recess.
上下の前記第三プレートの間に、ヒータを形成する第二ワイヤがろう付けされている、請求項1又は2に記載の基板載置台。 The second plate is a laminate of a plurality of third plates.
The substrate mounting table according to claim 1 or 2, wherein a second wire forming a heater is brazed between the upper and lower third plates.
前記非貫通凹部に収容される第二プレートを製造する工程と、
前記非貫通凹部に、ヒータもしくは電極を形成する第一ワイヤと、前記第二プレートとを順に挿入して加熱することにより、前記非貫通凹部において第一ワイヤをろう付けする工程と、を有する、基板載置台の製造方法。 The process of manufacturing a first plate with non-penetrating recesses,
The process of manufacturing the second plate to be accommodated in the non-penetrating recess, and
It comprises a step of brazing the first wire in the non-penetrating recess by inserting the first wire forming a heater or an electrode into the non-penetrating recess in order and heating the second plate. How to manufacture a board mount.
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