JP2022011331A - 吐出器 - Google Patents

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洋一 先曽
Yoichi Sakiso
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1087Combination of liquid and air pumps

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Abstract

【課題】付勢部材と内容液との接触に起因する付勢部材や内容液の不具合を抑制できる吐出器を提供する。【解決手段】本発明に係る態様の吐出器12は、ステム14を有するポンプ15と、押下ヘッド17と、装着キャップ16と、を備えている。ポンプ15は、ステム14に連係する液用ピストン23が内部に上下摺動可能に設けられた液用シリンダ21と、ステム14に連係する空気用ピストン29が内部に上下摺動可能に設けられた空気用シリンダ28と、液用シリンダ21から移送される内容液と空気用シリンダ28から移送される空気とを混合させて、内容液を発泡させる発泡部26と、を備えている。空気用シリンダ28は、装着キャップ16の外側に配設されている。ステム14内を通して液用シリンダ21内とノズル孔143aとを連通させる連通路150の外側には、ステム14を上方付勢する付勢部材31が配設されている。【選択図】図1

Description

本発明は、吐出器に関する。
内容液を泡状にして吐出する吐出器として、ステムに連係する液用ピストンが内部に上下摺動可能に設けられた液用シリンダと、ステムに連係する空気用ピストンが内部に上下摺動可能に設けられた空気用シリンダと、液用シリンダから移送される内容液と空気用シリンダから移送される空気とを混合させて、内容液を発泡させる発泡部と、を備えた構成が知られている。
この種の吐出器では、押下ヘッドを押下することで、ステムの下降に伴い液用ピストン及び空気用ピストンが下降する。これにより、液用シリンダから内容液が、空気用シリンダから空気が、それぞれ発泡部に供給される。空気と混合された内容液は、発泡部を通過して発泡された状態で、ノズル孔を通じて吐出される。
下記特許文献1には、液用シリンダが容器体の内側に設けられ、空気用シリンダが容器体の外側に設けられた構成が開示されている。この構成によれば、液用シリンダに比べて大径となる空気用シリンダを容器体の外側に設けることで、容器体の口部を小径化し易く、容器体と吐出器との間のシール性を確保し易いと考えられる。
実開平6-52943号公報
ところで、上述した特許文献1の構成では、ステムを上方付勢する付勢部材が、液用シリンダの内側に設けられている。この場合、付勢部材が内容液に接触することから、例えば付勢部材の作動不良や内容液の変質に繋がる可能性がある。
本発明は、付勢部材と内容液との接触に起因する付勢部材や内容液の不具合を抑制できる吐出器を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
本発明の一態様に係る吐出器は、内容液が収容される容器本体の口部に、上方付勢状態で下方移動可能に配設されるステムを有するポンプと、前記ステムの上端部に配設されノズル孔が形成された押下ヘッドと、前記ポンプを前記口部に取り付ける装着キャップと、を備え、前記ポンプは、前記ステムに連係する液用ピストンが内部に上下摺動可能に設けられた液用シリンダと、前記ステムに連係する空気用ピストンが内部に上下摺動可能に設けられた空気用シリンダと、前記液用シリンダから移送される内容液と前記空気用シリンダから移送される空気とを混合させて、内容液を発泡させる発泡部と、を備え、前記空気用シリンダは、前記装着キャップの外側に配設され、前記ステム内を通して前記液用シリンダ内と前記ノズル孔とを連通させる連通路の外側には、前記ステムを上方付勢する付勢部材が配設されている。
本態様によれば、空気用シリンダが装着キャップの外側に配設されることで、吐出器が容器本体に取り付けられた状態において、空気用シリンダを容器本体の外側に配設することができる。これにより、空気用シリンダが口部を通じて容器本体内に配設される場合に比べ、口部を小径にすることができる。その結果、装着キャップと口部とのシール面積を縮小することができるので、容器本体と吐出器との間のシール性を確保し易くなる。
特に、本態様の吐出器では、付勢部材が連通路の外側に配設されているので、付勢部材が内容液と接触するのを抑制できる。これにより、付勢部材が内容液に接触することにより生じる、例えば付勢部材の作動不良や内容液の変質等を抑えることができる。その結果、付勢部材と内容液との接触に起因する付勢部材や内容液の不具合を抑制し、吐出器の長寿命化を図ることができる。この場合、吐出器の付け替え等により、使用期間が長期にわたる吐出器であっても、優れた操作性を維持できる。
上記態様の吐出器において、前記付勢部材は、前記空気用シリンダの内部に設けられていることが好ましい。
本態様によれば、付勢部材の外側が空気用シリンダに取り囲まれるので、付勢部材に容易にアクセスすることができなくなる。これにより、悪戯や予期しない外力等によって付勢部材が外れる等の不具合が発生するのを抑制できる。
上記態様の吐出器において、前記空気用シリンダは、前記装着キャップに一体で形成されていることが好ましい。
本態様によれば、空気用シリンダを装着キャップと別体で形成する場合に比べ、部品点数の削減を図ることができる。
本発明によれば、付勢部材と内容液との接触に起因する付勢部材や内容液の不具合を抑制できる。
実施形態に係る吐出容器においてステムが上昇端位置にある状態を示す部分断面図である。 実施形態に係る吐出容器においてステムが下降端位置にある状態を示す部分断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明では、本発明に係る吐出器が容器本体に取り付けられた吐出容器について説明する。
図1に示す吐出容器1は、有底筒状の容器本体11と、容器本体11の口部11aに着脱可能に装着された吐出器12と、を備えている。
容器本体11には、内容液が収容可能に構成されている。内容液は、例えばシャンプーやボディソープ、ハンドソープ等である。
吐出器12は、筒状のステム14を有するポンプ15と、有頂筒状の装着キャップ16と、有頂筒状の押下ヘッド17と、を備えている。
容器本体11、ステム14、装着キャップ16及び押下ヘッド17は、それぞれ共通軸と同軸に設けられている。以下、この共通軸を軸線Oといい、軸線Oに沿う方向を上下方向という。上下方向のうち、容器本体11の底部から吐出器12に向かう方向を上方とし、吐出器12から容器本体11の底部に向かう方向を下方とする。また、上下方向から見た平面視において、軸線Oに交差する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という。
装着キャップ16は、環状の天壁16aと、天壁16aの外周縁から下方に延びる装着筒16bと、を備えている。
装着筒16bは、口部11aに着脱可能に螺着されている。装着筒16bが口部11aに螺着された状態において、天壁16aは、口部11aの上端面に対向している。但し、装着筒16bは、アンダーカット嵌合等の螺着以外の方法により口部11aに装着されていてもよい。
ポンプ15は、液用シリンダ21と、下部弁体22と、液用ピストン23と、ピストンガイド24と、閉塞体25と、ステム14と、発泡部26と、空気用シリンダ28と、空気用ピストン29と、上部弁体30と、付勢部材31と、を備えている。
液用シリンダ21は、軸線Oと同軸に配置された筒状に形成されている。液用シリンダ21は、取付筒35、収容筒36及び摺動筒37が下方から上方に連なっている。
取付筒35には、吸上筒38が嵌合されている。吸上筒38は、下端開口が容器本体11の底部に近接している。
収容筒36は、有底筒状に形成されている。収容筒36の底壁は環状に形成され、その内周縁から上方に突出する円筒状の弁座が設けられている。前記弁座の内側には、取付筒35の上端開口が開口している。収容筒36の周壁部は、底壁の外周縁から上方に延びている。収容筒36の周壁部は、取付筒35よりも大径に形成されている。
摺動筒37は、収容筒36よりも大径に形成されている。摺動筒37の上端縁には、径方向の外側に張り出すフランジ部39が形成されている。フランジ部39は、吐出器12が容器本体11に装着された状態において、口部11aの上端面と天壁16aとの間にパッキンを介して挟まれている。これにより、液用シリンダ21が容器本体11に取り付けられている。
下部弁体22は、容器本体11内と液用シリンダ21内との連通及び遮断を切り替える。下部弁体22は、収容筒36内に収容されている。下部弁体22は、嵌合部41と、弁本体42と、連結片43と、を備えている。
嵌合部41は、収容筒36内に嵌合された筒状に形成されている。嵌合部41の一部は、上方に開放されている。弁本体42は、嵌合部41の内側に配置されている。弁本体42は、収容筒36の底壁の前記弁座に上方から着座し、取付筒35の上端開口(収容筒36の開口部)を閉塞している。連結片43は、弁本体42の外周縁と嵌合部41の内周面とを連結している。
弁本体42は、連結片43の弾性変形に伴い上下方向に弾性変位することで、収容筒36の開口部を開閉する。すなわち、下部弁体22は、液用シリンダ21内の加圧時に、収容筒36の開口部を閉塞した状態に保持し、液用シリンダ21内の減圧時に、収容筒36の開口部を開放する逆止弁となっている。これにより、下部弁体22は、液用シリンダ21内の加圧時に、液用シリンダ21内の内容液が収容筒36の開口部を通じて容器本体11に戻ることを阻止する一方、液用シリンダ21内の減圧時に、容器本体11内の内容液を収容筒36の開口部を通じて液用シリンダ21内に流入させる。
液用ピストン23は、ステム14に連係して液用シリンダ21内を上下動可能に構成されている。液用ピストン23は、外筒及び内筒が連結部によって連結された構成である。液用ピストン23の外筒は、摺動筒37の内周面上を上下方向に摺動可能に構成されている。
ピストンガイド24は、液用シリンダ21内をステム14とともに上下動可能に構成されている。具体的に、ピストンガイド24は、ガイド部61と、栓部62と、を備えている。
ガイド部61は、有底筒状に形成されている。ガイド部61は、上端部が液用シリンダ21から上方に突出した状態で、液用シリンダ21内に収容されている。ガイド部61は、液用シリンダ21内において、液用ピストン23(内筒)の内側に挿入されている。ガイド部61の周壁部には、周壁部を径方向に貫通する連通口63が形成されている。連通口63は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。
栓部62は、ガイド部61の周壁部のうち連通口63よりも下方に位置する部分から径方向の外側に向けて環状に突出している。栓部62は、ピストンガイド24の上下動に伴い、液用シリンダ21内のうち栓部62よりも下方の空間(以下、ポンプ空間S1という。)と、連通口63と、の連通及び遮断を切り替える。具体的に、栓部62は、ステム14が上昇端位置にあるとき、液用ピストン23の内筒に下方から密接している。これにより、ポンプ空間S1と連通口63との連通が液用ピストン23と栓部62とによって遮断されている。一方、図2に示すように、栓部62は、ステム14が下降端位置にあるとき、液用ピストン23の内筒から下方に離反している。これにより、液用ピストン23と栓部62との間を通じてポンプ空間S1と連通口63とが連通する。
図1に示すように、閉塞体25は、液用シリンダ21に対するステム14の上方移動を規制し、液用シリンダ21からのステム14の抜け出しを防止する。閉塞体25は、液用シリンダ21内に液用ピストン23を収容した状態で、液用シリンダ21の上端部分に取り付けられている。閉塞体25は、規制筒71と、下側受入部72と、フランジ部73と、を備えている。
規制筒71は、液用シリンダ21の上端部内に嵌合されている。規制筒71には、ステム14が上昇端位置にあるとき、液用ピストン23の外筒が下方から近接又は当接している。
下側受入部72は、規制筒71の上端部に規制筒71と一体で設けられている。下側受入部72は、上下方向に沿う縦断面視において上方に開口するU字状に形成されるとともに、平面視において規制筒71の全周に亘って延びる環状に形成されている。下側受入部72の内周壁は、規制筒71の内周面に対して径方向の内側に位置している。
フランジ部73は、下側受入部72における外周壁の上端縁から径方向の外側に張り出している。フランジ部73は、吐出器12が容器本体11に装着された状態において、天壁16aと液用シリンダ21のフランジ部39との間に挟み込まれている。
ステム14は、液用シリンダ21内に液用シリンダ21の上方から挿入されている。ステム14は、吐出器12が容器本体11に装着された状態において、口部11aの内側に配設されている。ステム14は、付勢部材31によって上方付勢された状態で下方移動可能に構成されている。具体的に、ステム14は、下ステム77と上ステム78とが上下方向で組み付けられた構成である。
下ステム77は、軸線Oと同軸に配置された筒状に形成されている。下ステム77は、下筒部81と、下筒部81の上端縁に段部83を介して連なる上筒部82と、を備えている。
下筒部81は、ガイド部61の周壁部に対して径方向に間隔をあけた状態で、ガイド部61の周壁部を取り囲んでいる。下筒部81とガイド部61の周壁部との間には、液用ピストン23における内筒が下筒部81の下方から進入している。下筒部81の下端縁には、ステム14の上下動に伴い液用ピストン23の連結部が接近又は離反する。
段部83は、下筒部81の上端縁から上方に向かうに従い漸次縮径するテーパ状に形成されている。段部83は、下側受入部72の底壁に上下方向で対向している。但し、段部83は、径方向の内側に直線状に延びていてもよい。
上筒部82は、段部83の内周縁から上方に延在している。上筒部82内には、ピストンガイド24(ガイド筒61)の周壁部が上筒部82の下方から嵌合されている。
上ステム78は、上側受入部90と、突出筒91と、ピストン保持部92と、を備えている。
上側受入部90は、上下方向に沿う縦断面視において下方に開口するU字状に形成されるとともに、平面視において上筒部82の周囲を取り囲む環状に形成されている。上側受入部90における内周壁の内側には、上筒部82が上ステム78の下方から嵌合されている。上側受入部90は、上述した下側受入部72に上下方向で対向している。
突出筒91は、上側受入部90の頂壁から上方に突出している。突出筒91は、軸線Oと同軸に配置されている。突出筒91には、突出筒91を径方向に貫通する貫通孔91aが形成されている。貫通孔91aは、周方向に間隔をあけて複数形成されている。なお、上側受入部90の外周壁から突出筒91に至る部分には、径方向の外側に開口する供給溝95が形成されている。供給溝95は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。
ピストン保持部92は、上側受入部90における外周壁の下端部から径方向の外側に張り出している。
発泡部26は、ケーシング100と、発泡エレメント101と、を備えている。
ケーシング100は、保持筒105と、規制部106と、連結片107と、を備えている。
保持筒105は、上方に位置するものほど大径に形成された多段筒状に形成されている。保持筒105のうち下方に位置する小径部は、突出筒91内に突出筒91の上方から嵌合されている。小径部の内側は、液用シリンダ21から移送される内容液と、空気用シリンダ28から移送される空気と、が混合する気液混合室S2を構成している。小径部の下端部において、貫通孔91aと径方向で対向する位置には、気液混合室S2内に空気を導くスリットが形成されている。
保持筒105のうち上方に位置する大径部は、上ステム78から上方に突出している。
規制部106は、保持筒105のうち小径部の内側に、小径部の内周面に対して径方向に間隔をあけた状態で配置されている。規制部106は、上下方向に沿う断面視において、下方に開口するU字状に形成されるとともに、平面視において円形状に形成されている。
連結片107は、規制部106の外周縁と保持筒105の内周面との間を連結している。連結片107は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。気液混合室S2は、周方向で隣り合う連結片107の間を通じてステム14内に連通している。
発泡エレメント101は、ケーシング100の大径部内に上下方向に2つ設けられている。各発泡エレメント101のうち、下側の発泡エレメント101は、筒体の下端開口部がメッシュ体に覆われた構成である。各発泡エレメント101のうち、上側の発泡エレメント101は、筒体の上端開口部がメッシュ体に覆われた構成である。なお、発泡部26は、少なくとも気液混合室S2を有していればよい。また、発泡部26は、発泡エレメント101がケーシング100に一体で組み付けられている構成に限らず、気液混合室S2と発泡エレメント101とが別々に設けられていてもよい。
空気用シリンダ28は、容器本体11の外側に設けられている。本実施形態の空気用シリンダ28は、装着キャップ16を径方向の外側及び上方から取り囲んでいる。具体的に、空気用シリンダ28は、シリンダ筒部110と、シリンダ蓋部111と、を備えている。
シリンダ筒部110は、装着キャップ16に一体に形成されている。具体的に、シリンダ筒部110は、装着筒16bの下端縁から径方向の外側に張り出すシリンダフランジ部113と、シリンダフランジ部113の外周縁から上方に延びる摺動筒114と、を備えている。
シリンダフランジ部113は、容器本体11の肩部11bに上下方向で対向している。シリンダフランジ部113の外径は、容器本体11の胴部11cの外径よりも小さくなっている。但し、シリンダフランジ部113の外径は、胴部11cの外径以上でもよい。
摺動筒114は、軸線Oと同軸に配置されている。摺動筒114の上端は、ステム14の上端よりも下方に位置している。
シリンダ蓋部111は、シリンダ筒部110の上端部に取り付けられている。具体的に、シリンダ蓋部111は、取付筒120と、天壁121と、ガイド筒122と、を備えている。
取付筒120は、軸線Oと同軸に配置されている。取付筒120は、摺動筒114の上端部内に嵌合されている。なお、取付筒120は、嵌合以外の方法(例えば、螺着等)によって摺動筒114に取り付けられていてもよい。
天壁121は、取付筒120の上端縁から上方に向かうに従い漸次縮径するテーパ状に形成されている。天壁121は、シリンダ筒部110の上端開口部を上方から閉塞している。なお、天壁121は、径方向に直線状に延びる構成であってもよい。
ガイド筒122は、天壁121の内周縁から上方に向けて突出している。なお、本実施形態では、空気用シリンダ28(シリンダ筒部110)が装着キャップ16と一体に形成された構成について説明したが、この構成に限られない。空気用シリンダ28は、装着キャップ16の外側に配置される構成であれば、装着キャップ16と別体で形成されていてもよい。
空気用ピストン29は、空気用シリンダ28内をステム14とともに上下動可能に構成されている。空気用ピストン29は、空気用シリンダ28内を上室28aと下室28bとに仕切っている。空気用ピストン29は、外筒125及び内筒126が連結部127によって連結された構成である。
外筒125は、上下方向の中央部から両側に向かうに従い外径が拡大している。外筒125は、上下方向の両端部が摺動筒114の内周面上を上下方向に摺動可能に構成されている。
内筒126は、軸線Oと同軸に配置されている。内筒126の内側には、上ステム78が配置されている。内筒126の下部は、上側受入部90の外周壁に上下摺動可能に構成されている。内筒126の上部は、上側受入部90の外周壁に対して径方向に離反している。内筒126は、空気用シリンダ28内とステム14内との連通及び遮断を切り替える。具体的に、内筒126の下端部は、ステム14が上昇端位置にあるとき、ピストン保持部92に上方から着座している。これにより、内筒126とピストン保持部92との間を通じた空気用シリンダ28(下室28b)内とステム14内との連通が遮断されている。一方、ステム14が下降端位置にあるとき、内筒126とピストン保持部92とが上下方向に離反する。これにより、内筒126とピストン保持部92との間、及び供給溝95を通じて空気用シリンダ28(下室28b)内とステム14内とが連通する。
連結部127は、軸線Oと同軸に配置された有頂筒状に形成されている。連結部127は、筒部の下端縁から径方向の外側に延びる外フランジ部によって外筒125における上下方向の中央部に接続されている。連結部127は、筒部の上端縁から径方向の内側に延びる内フランジ部によって内筒126における上下方向の中央部に接続されている。連結部127の内フランジ部には、連通孔128が形成されている。連通孔128は、内フランジ部を上下方向に貫通している。連通孔128は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。
上部弁体30は、連通孔128を通じた空気用シリンダ28の上室28a及び下室28b間の連通及び遮断を切り替える。具体的に、上部弁体30は、弁筒部130と、弁本体131と、を備えている。
弁筒部130内には、内筒126の下部が嵌合されている。弁筒部130は、連結部127の内フランジ部とピストン保持部92との間に上下方向で挟まれている。
弁本体131は、弁筒部130から径方向の外側に張り出している。弁本体131は、上下方向に弾性変形可能に構成されている。弁本体131の外周縁は、連結部127の内フランジ部に下方から接離可能に構成されている。すなわち、弁本体131は、連結部127の内フランジ部に当接した状態において、連通孔128を下方から閉塞している。これにより、連通孔128を通じた空気用シリンダ28の上室28a及び下室28b間の連通が遮断される。一方、弁本体131は、連結部127の内フランジ部から下方に離反することで、連通孔128を通じて空気用シリンダ28の上室28a及び下室28b間が連通する。
図1に示すように、押下ヘッド17は、押下部140と、取付筒141と、進入筒142と、ノズル筒143と、を備えている。
押下部140は、軸線Oと同軸に配設された有頂筒状に形成されている。
取付筒141は、押下部140の天壁から下方に延びている。取付筒141は、下方に位置するものほど内径が拡大する多段筒状に形成されている。取付筒141の上部内にはケーシング100の上部が嵌合され、取付筒141の下部内には上ステム78の突出筒91が嵌合されている。これにより、取付筒141内は、ケーシング100内を通じてステム14内に連通している。取付筒141は、ガイド筒122内に挿入されている。ガイド筒122は、取付筒141と押下部140の周壁部との間に進入して、押下ヘッド17の上下動を案内する。なお、押下ヘッド17(ステム14)が上昇端位置にあるとき、ガイド筒122には、規制リング148が着脱可能に嵌め込まれている。規制リング148は、天壁121と押下部140の周壁部との間に介在して、押下部140の下方移動を規制する。
進入筒142は、取付筒141から下方に延びている。進入筒142は、上側受入部90と内筒126の上部との間に進入している。進入筒142の外周面上は、内筒126の上部が上下摺動可能に構成されている。
ノズル筒143は、押下部140の周壁部から径方向の外側に延びている。ノズル筒143内は、取付筒141の上端部内に連通している。ノズル筒143の先端には、径方向の外側かつ下方に向けて開口するノズル孔143aが形成されている。
付勢部材31は、空気用シリンダ28の下室28b内に配置されている。付勢部材31は、下ステム77の周囲を取り囲むコイルばねである。すなわち、付勢部材31は、ステム14内及びケーシング100内を通じて液用シリンダ21内とノズル孔143aとを連通する連通路150の外側に配置されている。すなわち、連通路150は、ポンプ空間S1内、ピストンガイド24内、ステム14内、ケーシング100内、取付筒141内及びノズル筒143内に亘って延びている。
付勢部材31の下端部は、下側受入部72内に保持されている。付勢部材31の上端部は、上側受入部90内に保持されている。付勢部材31は、上側受入部90を介してステム14を上方に向けて付勢する。なお、付勢部材31は、金属材料や樹脂材料等、弾性変形可能な材料により形成されている。また、付勢部材31は、コイルばね以外(例えば、板ばね等)であってもよい。
次に、上述した吐出容器1の作用について説明する。以下の説明では、規制リング148を取り外し、内容液を吐出可能な状態から説明する。
図1、図2に示すように、押下ヘッド17を押下すると、押下ヘッド17、発泡部26、ステム14及びピストンガイド24が一体となって、液用ピストン23及び空気用ピストン29に対して下方に移動する。すると、ピストンガイド24の栓部62が液用ピストン23の内筒から下方に離反することで、栓部62と液用ピストン23との間を通じてポンプ空間S1と連通口63とが連通する。また、下ステム77の下筒部81が液用ピストン23の連結部に上方から当接する。一方、ステム14等が空気用ピストン29に対して下方に移動すると、ピストン保持部92が内筒126から下方に離反することで、内筒126とピストン保持部92との間を通じて下室28bとステム14内とが連通する。また、押下ヘッド17の進入筒142が内筒126における下部と上部との段差部に上方から当接する。
この状態において、押下ヘッド17をさらに押下すると、押下ヘッド17、発泡部26、ステム14及びピストンガイド24とともに、液用ピストン23及び空気用ピストン29が一体になって下方に移動する。すると、液用ピストン23が下方に移動することで、ポンプ空間S1が加圧される。この際、下部弁体22は、液用シリンダ21(ポンプ空間S1)内と容器本体11内との連通が遮断された状態を維持する。その結果、ポンプ空間S1内の内容液が栓部62と液用ピストン23との間、及び連通口63を通じてピストンガイド24内(連通路150)に進入する。ピストンガイド24内に進入した内容液は、ステム14内を上方に向けて流通する。ステム14内を流れる内容液は、規制部106を径方向の外側から回り込んで、隣り合う連結片107の間を通じて気液混合室S2内に流入する。
一方、空気用ピストン29が下方に移動することで、下室28bが加圧される。この際、上部弁体30は、空気用シリンダ28の上室28a及び下室28b間の連通が遮断された状態を維持する。その結果、下室28b内の空気は、内筒126とピストン保持部92との間に流入した後、供給溝95内を上方に向けて流通する。供給溝95内を流れる空気は、貫通孔91aを通じてステム14内に流入した後、隣り合う連結片107の間を通じて気液混合S2内に流入する。
気液混合室S2内に移送された空気及び内容液は、気液混合室S2で合流する。これにより、気液混合室S2内で空気及び内容液が混合される。空気が混合された内容液は、発泡エレメント101のメッシュ体を通過する過程で発泡して泡状となる。泡状になった内容液は、押下ヘッド17のノズル筒143を通じてノズル孔143aから吐出される。
内容液の吐出後、押下ヘッド17の押下を解除すると、付勢部材31の上方付勢力によってステム14が押し上げられる。すると、押下ヘッド17、ステム14、ピストンガイド24、発泡部26が、液用ピストン23及び空気用ピストン29に対して上方に移動する。すると、ピストンガイド24の栓部62が液用ピストン23の内筒に下方から当接することで、ポンプ空間S1と連通口63との連通が遮断される。一方、ステム14等が空気用ピストン29に対して上方に移動すると、ピストン保持部92が内筒126に下方から当接することで、下室28bとステム14内との連通が遮断される。
その後、押下ヘッド17がさらに上昇すると、押下ヘッド17、発泡部26、ステム14及びピストンガイド24とともに、液用ピストン23及び空気用ピストン29が一体になって上方に移動する。これにより、液用シリンダ21(ポンプ空間S1)が減圧されることで、下部弁体22の弁本体42が引き上げられ、液用シリンダ21内と容器本体11内とが連通する。すると、容器本体11内の内容液が、吸上筒38を通じて吸い上げられ、ポンプ空間S1内に流入する。また、空気用シリンダ28(下室28b)が減圧されることで、上部弁体30の弁本体131が引き下げられ、上室28a及び下室28b間が連通する。すると、上室28a内の空気が連通孔128を通じて下室28b内に流入する。なお、上室28a内には、ガイド筒122と取付筒141との隙間等を通じて空気が流入する。その後、押下ヘッド17が上昇端位置に復帰する。
このように、本実施形態の吐出器12では、空気用シリンダ28が装着キャップ16の外側に配設され、付勢部材31が連通路150の外側に配設される構成とした。
この構成によれば、空気用シリンダ28が装着キャップ16の外側に配設されることで、吐出器12が容器本体11に取り付けられた状態において、空気用シリンダ28を容器本体11の外側に配設することができる。これにより、空気用シリンダ28が口部11aを通じて容器本体11内に配設される場合に比べ、口部11aを小径にすることができる。その結果、装着キャップ16と口部11aとのシール面積を縮小することができるので、容器本体11と吐出器12との間のシール性を確保し易くなる。
特に、本実施形態の吐出器12では、付勢部材31が連通路150の外側に配設されているので、付勢部材31が内容液と接触するのを抑制できる。これにより、付勢部材31が内容液に接触することにより生じる、例えば付勢部材31の作動不良や内容液の変質等を抑えることができる。その結果、付勢部材と内容液との接触に起因する付勢部材や内容液の不具合を抑制し、吐出器12の長寿命化を図ることができる。この場合、吐出器12の付け替え等により、使用期間が長期にわたる吐出器12であっても、優れた操作性を維持できる。
本実施形態の吐出器12では、付勢部材31が空気用シリンダ28の内部に設けられている構成とした。
この構成によれば、付勢部材31の外側が空気用シリンダ28に取り囲まれるので、付勢部材31に容易にアクセスできなくなる。これにより、悪戯や予期しない外力等によって付勢部材31が外れる等の不具合が発生するのを抑制できる。
本実施形態の吐出器12では、空気用シリンダ28が装着キャップ16に一体で形成されている構成とした。
この構成によれば、空気用シリンダ28を装着キャップ16と別体で形成する場合に比べ、部品点数の削減を図ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
上述した実施形態では、付勢部材31が空気用シリンダ28の内部に配設された構成について説明したが、この構成に限られない。付勢部材31は、装着キャップ16の外側であれば、空気用シリンダ28の外側に配設されていてもよい。この場合、付勢部材31は、例えばシリンダ蓋部111と押下ヘッド17との間に介在していてもよい。
また、上述した実施形態では、付勢部材31が閉塞体25と上ステム78との間に介在して、ステム14を直接付勢する構成について説明したが、ステムに対して空気用ピストン及び液用ピストンが上下動可能に連係する構成であれば、この構成に限られない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
11…容器本体
11a…口部
12…吐出器
14…ステム
15…ポンプ
16…装着キャップ
17…押下ヘッド
21…液用シリンダ
23…液用ピストン
26…発泡部
28…空気用シリンダ
29…空気用ピストン
31…付勢部材
143a…ノズル孔
150…連通路

Claims (3)

  1. 内容液が収容される容器本体の口部に、上方付勢状態で下方移動可能に配設されるステムを有するポンプと、
    前記ステムの上端部に配設されノズル孔が形成された押下ヘッドと、
    前記ポンプを前記口部に取り付ける装着キャップと、を備え、
    前記ポンプは、
    前記ステムに連係する液用ピストンが内部に上下摺動可能に設けられた液用シリンダと、
    前記ステムに連係する空気用ピストンが内部に上下摺動可能に設けられた空気用シリンダと、
    前記液用シリンダから移送される内容液と前記空気用シリンダから移送される空気とを混合させて、内容液を発泡させる発泡部と、を備え、
    前記空気用シリンダは、前記装着キャップの外側に配設され、
    前記ステム内を通して前記液用シリンダ内と前記ノズル孔とを連通させる連通路の外側には、前記ステムを上方付勢する付勢部材が配設されている吐出器。
  2. 前記付勢部材は、前記空気用シリンダの内部に設けられている請求項1に記載の吐出器。
  3. 前記空気用シリンダは、前記装着キャップに一体で形成されている請求項1又は請求項2に記載の吐出器。
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