JP2022009379A - 登録システム - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、エレベータシステムの一例を示す概要図である。図1に示す概略図は、エレベータシステムに搭載された、本実施形態に係る登録システムの要部構成の一例を示すブロック図を含む。
エレベータシステムは、複数の階床を持つ建物に敷設される。例えば、建物には、1以上の施設が設置されている。施設とは、利用者に対してサービスを提供するための設備であり、例えば、病院、飲食店、美容院、カラオケ店、銀行、郵便局、役所などが該当する。該建物において、1つの施設が複数の階床に分かれて設置されていてもよいし、1つの階床に複数の施設が設置されていてもよい。本実施形態では、上述のエレベータシステムが敷設されている建物として、様々な医療サービスを提供する各テナントによって運営されている医療関係の施設が、2階からn階(例えば、7階)までの各階床に1以上設置されている建物が想定されている。なお、1階は、施設が設置されていてもよいし、エントランスのみが設けられていて施設が設置されていなくてもよい。
登録システム100は、建物内を昇降するエレベータの呼びの登録を行うとともに、受付システム101における、上述の利用者の情報の登録(以下、「受付登録」と称する)を支援するためのシステムである。
図2は、情報読取装置3が備えている操作盤の外観を示す図である。操作盤301は、利用者に情報を提示するための表示部と、利用者からの入力操作を受け付けるための操作部と、利用者が提示した情報記録媒体から、該利用者の固有情報を読み取るための情報読取部303とを含んで構成される。図示のとおり、表示部と操作部とはタッチパネル302として一体に形成されていてもよい。
読取部303は、IDカード4に印刷されたバーコードまたは2次元コードを読み取るコードリーダとして構成されてもよい。あるいは、情報読取部303は、磁気記録媒体として構成されたIDカード4から磁気情報を読み出す磁気リーダとして構成されていてもよい。あるいは、スマートフォンのアプリによって表示されたバーコードまたは2次元コードを読み取るコードリーダとして構成されてもよいし、NFC(Near Field Communication)機能を搭載していてもよい。
送信する。情報読取装置3の動作について、具体例を挙げて説明すると以下のとおりである。まず、情報読取装置3が読み取る固有情報のデータ構造について説明する。
図3は、IDカード4に記憶されている固有情報のデータ構造の一例を示す図である。利用者の固有情報は、一例として、利用者ID、および、施設IDを少なくとも含む。固有情報は、必要に応じてさらに、施設名、所在階床、氏名、最終来館日などを含んでいてもよい。
図2に、情報読取装置3のタッチパネル302において、平常時に表示されるホーム画面の一例を示す。図4は、利用者に対して固有情報の提示を促すための入力案内画面の一例を示す図である。図5は、利用者から目的地である施設の選択を受け付けるための施設選択画面の一例を示す図である。
図6は、利用者の入力操作に応じて情報読取装置3が生成する入力情報のデータ構造の一例を示す図である。入力情報は、エレベータの呼びを登録するために必要な情報と、受付登録を行うために必要な情報とを含む。換言すれば、入力情報には、(1)だれが、(2)どこから、(3)どこへ、向かおうとしているのかを示す情報が含まれている。具体的には、図示のとおり、入力情報は、(1)利用者IDと、(2)乗場階床と、(3)施設IDとを含んで構成される。利用者と施設とが1対1で対応しており、利用者が特定されることで行先の施設が一意に特定されるケースでは、入力情報において、(3)の項目は省略されてもよい。
セキュリティシステム1は、図1に示すとおり、入力受付部11と、行先階特定部12と、受付情報生成部13と、記憶部14とを含んで構成される。セキュリティシステム1は、不図示の通信部を含んでいてもよい。入力受付部11、行先階特定部12、および、受付情報生成部13の各部は、例えば、CPU(central processing unit)等として構成される不図示の制御部がROM(read only memory)等として構成される記憶部14に
記憶されているプログラムをRAM(random access memory)等に読み出して実行することで実現される。
図7は、記憶部14に記憶されている利用者DBのデータ構造の一例を示す図である。利用者DBは、一例として、利用者ID、施設ID、施設名、および、所在階床の各項目を含んで構成される。利用者DBにおいて、利用者IDには、1以上の施設IDが関連付けられている。これにより、セキュリティシステム1は、どの利用者が、どの施設を利用しているのかを把握することができる。具体的には、受付情報生成部13は、入力情報に基づいて、どの利用者がどの施設に行こうとしているのかを把握することができる。また、施設には、所在階床が関連付けられている。これにより、行先階特定部12は、入力情報に基づいて、利用者をどの階床に搬送すればよいのかを特定することができる。
図8は、受付情報生成部13が生成する受付情報のデータ構造の一例を示す図である。受付情報は、受付システム101が受付登録を行うために必要な情報を含む。換言すれば、受付情報には、(1)だれの利用申請が、(2)いつ受け付けられたか、を示す情報が含まれている。具体的には、図示のとおり、受付情報は、(1)利用者IDと、(2)受付日時とを含んで構成される。受付情報には、施設IDが関連付けられていてもよい。これにより、受付情報生成部13は、生成した受付情報をどの施設の受付システム101に送信すればよいのかを把握することができる。
エレベータ制御システム2は、図1に示すとおり、呼び登録部21を含んで構成される。エレベータ制御システム2は、不図示の通信部を含んでいてもよい。
装置に記憶されているプログラムをRAM(random access memory)等に読み出して実行することで実現される。
受付システム101(101b、101c・・・)は、施設ごとに設けられており、該施設の利用を希望する利用者からの利用申請を受け付けて、管理するものである。受付システム101は、図1に示すとおり、受付可否判断部31、受付登録部32、および、記憶部33を含んで構成される。受付システム101は、不図示の通信部を含んでいてもよい。受付可否判断部31、および、受付登録部32は、例えば、CPU(central processing unit)等として構成される不図示の制御部がROM(read only memory)等として構成される記憶部33に記憶されているプログラムをRAM(random access memory)等
に読み出して実行することで実現される。なお、受付可否判断部31、および、受付登録部32は、セキュリティシステム1に設けられていてもよい。
図9は、記憶部33に記憶されている受付登録DBのデータ構造の一例を示す図である。受付登録DBは、一例として、利用者ID、受付日時、および、受付番号の各項目を少なくとも含んで構成される。受付登録DBは、任意で、カルテ番号、患者氏名、および、前回来院日などの各項目を含んでいてもよい。これらの任意の項目は、各施設が提供するサービスに即して、適宜定められるものである。
4をかざしたとする。この場合、一例として、受付情報生成部13からは、以下の3つの受付情報(利用者ID,受付日時);
第1の受付情報(U123456,2020/3/16 16:23:15)
第2の受付情報(U123462,2020/3/16 16:23:21)
第3の受付情報(U123460,2020/3/16 16:23:28)
が、受付登録部32に対して供給される。
受付システム101の受付可否判断部31が、受付可と判断した場合には、受付可の判断結果がエレベータ制御システム2の呼び登録部21に送信される。呼び登録部21は、受付可の判断結果にしたがって、乗場階呼びおよび行先階呼びの登録を完了させる。呼び登録部21は、呼びの登録が完了したことを示す登録完了報告を、呼びの発生元の情報読取装置3に返信する。登録完了報告には、例えば、利用者を載せるエレベータの識別情報(例えば、1号機、2号機、・・・、m号機)と、利用者の利用申請を受け付けた施設を識別する施設IDとが含まれている。
初めての来館、または、携帯するのを忘れたなどの理由で、利用者がIDカード4を保持していない場合には、利用者は、情報読取装置3を通常の呼び発生装置として操作して、エレベータを呼ぶことができる。
図13は、エレベータシステムにおいて実行される登録の処理の流れを示すシーケンス図である。図示された一連の処理は、情報読取装置3が利用者からの入力操作を受け入れることをトリガにして開始される。
上述の構成および方法によれば、エレベータの利用者が行った入力操作に伴って、エレベータへの行先階の登録に加えて、施設への受付登録が行われる。これにより、複数の利用者間における、エレベータ乗り場への到着順と、施設での受付順が逆転してしまうという不合理の発生を低減し得る。
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
IDカード4は、建物内の施設の利用を許可された利用者に対して、各施設の運営団体より発行されたものであってもよい。本実施形態では、一例として、IDカード4は、診療所としての各施設が、患者である利用者の各々に発行する診察券である。本実施形態では、診察券は、情報読取装置3が情報を読み取ることができる記憶領域を有している。診察券の記憶領域には、少なくとも、受付システム101と登録システム100との間で供給されている利用者IDと、該診察券の発行元である施設の施設IDとが、固有情報として記憶されている。その他にも、診察券には、上述の施設が必要とする患者個人の情報が含まれていてもよい。
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
実施形態1では、建物の管理会社によって利用者ごとに、各施設で共通の利用者IDが発行されるものとしたが、これに限られない。本実施形態では、利用者IDは、施設のそれぞれから利用者ごとに発行される。施設は、発行した利用者IDが情報読取装置3によって読み取られるように、利用者IDを利用者に所持させる。
(利用者が別の階へ行く場合の対応)
図4に示す入力案内画面においてIDカード4の固有情報を読み取った後、利用者IDに1つの施設IDしか紐付いていない場合が想定される。情報読取装置3の制御部は、このような場合であっても、ただちに入力情報を生成せずに、行先の施設を確認するための確認画面を生成し、表示してもよい。例えば、確認画面には、「ご利用の施設は**ですか?」のメッセージとともに、「はい」か「いいえ」かを選択させるボタンが配置されていてもよい。
情報読取装置3のタッチパネル302に表示される受付完了通知は、受付が完了した施設の施設名だけでなく、該施設において受け付けられた利用者の受付番号、および、現在施設が処理している受付番号の情報を含んでいてもよい。
エレベータ制御システム2の行先階登録部211が、行先階呼びをエレベータに登録するタイミングは、図13に示す例に限定されない。つまり、行先階呼びの登録は、乗場階呼びの登録と同じタイミングで行われる必要はない。例えば、行先階登録部211は、乗場登録部212が、S117で乗場階呼びを登録し、選択されたカゴが前記乗場呼びに応答して乗場階に到着した後で、行先階呼びを登録してもよい。
(付記1)
エレベータの利用者が行った入力操作に応じて生成される入力情報を受け付ける入力受付部と、
前記入力情報に基づき、前記エレベータに登録するための行先階を特定する行先階特定部と、
複数の行先階の何れかに設置された施設のうち、前記入力情報に基づき特定された施設に対して、該入力情報が受け付けられたことを登録するための受付情報を生成する受付情報生成部とを備える、登録システム。
前記行先階特定部による特定結果に基づき、前記エレベータに対して行先階を登録する行先階登録部をさらに備える、付記1に記載の登録システム。
前記施設における受付可否を判断する受付可否判断部をさらに備え、
前記行先階登録部は、前記受付可否判断部が否と判断したときには、前記行先階の登録を行わない、付記2に記載の登録システム。
前記受付情報生成部により生成された受付情報に基づき、前記施設に対して前記利用者の受付登録を行う受付登録部をさらに備える、付記1から3の何れか1つに記載の登録システム。
前記受付登録部は、複数の利用者の前記受付登録を、前記入力受付部において前記入力情報が受け付けられた順序を維持して行う、付記4に記載の登録システム。
前記エレベータの乗り場に設置され、前記利用者が保持する情報記録媒体に記録された情報を読み取ることにより前記入力情報を生成する情報読取装置をさらに備える、付記1から5の何れか1つに記載の登録システム。
利用者が保持する情報記録媒体に記録された情報を読み取る情報読取装置と、
前記情報読取装置が読み取った情報に基づき、前記利用者が利用する施設が設置されている行先階を、エレベータに登録する行先階登録部と、
前記情報読取装置が前記情報を読み取ったことに応じて、前記利用者が利用する前記施設に対して前記利用者の受付登録を行う受付登録部と、を備える登録システム。
(付記2-1)
エレベータの利用者が行った入力操作に応じて生成される入力情報を受け付ける入力受付部と、
前記入力情報に基づき、前記エレベータに登録するための行先階を特定する行先階特定部と、
複数の行先階の何れかに設置された施設のうち、前記入力情報に基づき特定された施設に対して、該入力情報が受け付けられたことを登録するための受付情報を生成する受付情報生成部と、
前記受付情報生成部により生成された受付情報に基づき、前記施設に対して前記利用者の受付登録を行う受付登録部と、を備える、登録システム。
前記行先階特定部による特定結果に基づき、前記エレベータに対して行先階を登録する行先階登録部をさらに備える、付記2-1に記載の登録システム。
前記施設における受付可否を判断する受付可否判断部をさらに備え、
前記行先階登録部は、前記受付可否判断部が否と判断したときには、前記行先階の登録を行わない、付記2-2に記載の登録システム。
前記受付登録部は、複数の利用者の前記受付登録を、前記入力受付部において前記入力情報が受け付けられた順序を維持して行う、付記2-1から2-3の何れか1つに記載の登録システム。
前記エレベータの乗り場に設置され、前記利用者が保持する情報記録媒体に記録された情報を読み取ることにより前記入力情報を生成する情報読取装置をさらに備える、付記2-1から2-4の何れか1つに記載の登録システム。
利用者が保持する情報記録媒体に記録された情報を読み取る情報読取装置と、
前記情報読取装置が読み取った情報に基づき、前記利用者が利用する施設が設置されている行先階を、エレベータに登録する行先階登録部と、
前記情報読取装置が前記情報を読み取ったことに応じて、前記利用者が利用する前記施設に対して前記利用者の受付登録を行う受付登録部と、を備える登録システム。
セキュリティシステム1の制御ブロック(特に、入力受付部11、行先階特定部12および受付情報生成部13)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
OM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
2 エレベータ制御システム(登録システム)
3 情報読取装置
4 IDカード(情報記録媒体)
11 入力受付部
12 行先階特定部
13 受付情報生成部
14 記憶部
21 登録部
31 受付可否判断部
32 受付登録部
33 記憶部
100 登録システム
101 受付システム
211 行先階登録部
212 乗場登録部
301 操作盤
302 タッチパネル
303 情報読取部
Claims (7)
- エレベータの利用者が行った入力操作に応じて生成される入力情報を受け付ける入力受付部と、
前記入力情報に基づき、前記エレベータに登録するための行先階を特定する行先階特定部と、
複数の行先階の何れかに設置された施設のうち、前記入力情報に基づき特定された施設に対して、該入力情報が受け付けられたことを登録するための受付情報を生成する受付情報生成部とを備える、登録システム。 - 前記行先階特定部による特定結果に基づき、前記エレベータに対して行先階を登録する行先階登録部をさらに備える、請求項1に記載の登録システム。
- 前記施設における受付可否を判断する受付可否判断部をさらに備え、
前記行先階登録部は、前記受付可否判断部が否と判断したときには、前記行先階の登録を行わない、請求項2に記載の登録システム。 - 前記受付情報生成部により生成された受付情報に基づき、前記施設に対して前記利用者の受付登録を行う受付登録部をさらに備える、請求項1から3の何れか1項に記載の登録システム。
- 前記受付登録部は、複数の利用者の前記受付登録を、前記入力受付部において前記入力情報が受け付けられた順序を維持して行う、請求項4に記載の登録システム。
- 前記エレベータの乗り場に設置され、前記利用者が保持する情報記録媒体に記録された情報を読み取ることにより前記入力情報を生成する情報読取装置をさらに備える、請求項1から5の何れか1項に記載の登録システム。
- 利用者が保持する情報記録媒体に記録された情報を読み取る情報読取装置と、
前記情報読取装置が読み取った情報に基づき、前記利用者が利用する施設が設置されている行先階を、エレベータに登録する行先階登録部と、
前記情報読取装置が前記情報を読み取ったことに応じて、前記利用者が利用する前記施設に対して前記利用者の受付登録を行う受付登録部と、を備える登録システム。
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