JP2022008055A - 端子 - Google Patents

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拓也 武田
Takuya Takeda
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Abstract

Figure 2022008055000001
【課題】相手端子と接触した状態において、相手端子に対する姿勢を安定させることができる端子を提供する。
【解決手段】端子100は、相手端子の内部に形成される第1の接点と第2の接点との間に挿入される端子100であって、複数の第1の凸部10と、第2の凸部20とを備える。端子100は、第1の接点に接触する第1面101-1と、第2の接点に接触する第2面101-2とを有する形状に形成されている。第1の凸部10は、第1面101-1に設けられると共に、相手端子に対して端子100が挿入される挿入方向D1に線状に延びつつ、挿入方向D1と直交する直交方向D2に突出する。第2の凸部20は、第2面101-2に設けられていると共に、直交方向D2に突出する。相手端子との接続が完了した状態において、第1の凸部10及び第2の凸部20は、第1の接点、第2の接点に接触する位置に設けられている。
【選択図】図8

Description

本発明は、端子に関する。
特許文献1には、ソケットコンタクトの内部に形成される2つの接点の間に挿入されるピンコンタクト(端子)が開示されている。この端子は、ソケットコンタクトの内部の2つの接点のうちの一方の接点に接触する上面と、他方の接点に接触する下面とを有する略角柱形状を備える。この端子の上面及び下面の両面には、ソケットコンタクトに対して端子が挿入される挿入方向に線状に延びる凸状の部分がそれぞれ形成されている。
実開平5-17944号公報
特許文献1に記載の端子では、ソケットコンタクトに挿入された状態において、端子の上面の凸状の部分と、下面の凸状の部分とが、ソケットコンタクトの内部の2つの接点にそれぞれ接触する。したがって、特許文献1に記載の端子は、相手端子の上面と下面とのそれぞれに対して線接触する。これにより、特許文献1に記載の端子は、相手端子に対する端子の挿入力を低くすることができるが、相手端子に対する端子の挿入方向に交差する方向に傾いたりするなど、相手端子に対して、端子の姿勢が安定しないという課題を有していた。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、相手端子に対する端子の挿入力を低くしつつ、相手端子と接触した状態において、相手端子に対する姿勢を安定させることができる端子を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る端子は、
相手端子の内部に形成される第1の接点と第2の接点との間に挿入される端子であって、
前記端子は、前記第1の接点に接触する第1面と、前記第2の接点に接触する第2面とを有する形状に形成され、
前記第1面に設けられると共に、前記相手端子に対して前記端子が挿入される挿入方向に線状に延びつつ、前記挿入方向と直交する直交方向に突出する複数の第1の凸部と、
前記第2面に設けられていると共に、前記直交方向に突出する第2の凸部と、
を備え、
前記相手端子との接続が完了した状態において、前記第1の凸部は、前記第1の接点に接触する位置に設けられていると共に、前記第2の凸部は、前記第2の接点に接触する位置に設けられている。
前記第2の凸部は、前記第2面に1つ形成されると共に、前記挿入方向に線状に延びていてもよい。
前記第2面に設けられ、前記第2の凸部が設けられている位置よりも、前記挿入方向における前記端子の先端寄りに設けられていると共に、前記挿入方向に線状に延びつつ、前記直交方向に突出する複数の第3の凸部を備えていてもよい。
前記第3の凸部は、前記第2の凸部に対して、前記挿入方向に隣接して設けられていてもよい。
前記第3の凸部は、その突出する前記直交方向の高さが、前記第2の凸部の高さと同等に形成されていてもよい。
前記第3の凸部は、その突出する前記直交方向の高さが、前記第2の凸部の高さよりも高く形成されていてもよい。
本発明に係る端子は、相手端子に対する端子の挿入力を低くしつつ、相手端子と接触した状態において、相手端子に対する姿勢を安定させることができる。
本発明の実施の形態1に係る端子及び相手端子の斜視図である。 (A)は、本発明の実施の形態1に係る端子及び相手端子の平面図である。(B)は、(A)のA-A断面図である。 本発明の実施の形態1に係る端子及び相手端子を収納したコネクタユニットの断面図である。 図3のC-C断面図である。 本発明の実施の形態1に係る端子及びコネクタハウジングの分解断面図である。 図5のD-D断面図である。 本発明の実施の形態1に係る端子の斜視図(その1)である。 本発明の実施の形態1に係る端子の底面側から視た斜視図(その1)である。 本発明の実施の形態1に係る端子及び相手端子の底面側から視た斜視図である。 (A)は、図9のE-E断面図である。(B)は、本発明の実施の形態1に係る相手端子の弾性板の斜視図である。 図2(A)のB-B断面図である。 (A1)は、本発明の実施の形態1に係る端子を相手端子に接続する方法を説明するための断面図(その1)である。(A2)は、図12(A1)のF-F断面図である。(B1)は、本発明の実施の形態1に係る端子を相手端子に接続する方法を説明するための断面図(その2)である。(B2)は、図12(B1)のG-G断面図である。(C1)は、本発明の実施の形態1に係る端子を相手端子に接続する方法を説明するための断面図(その3)である。(C2)は、図12(C1)のH-H断面図である。 (A)は、本発明の実施の形態1に係る端子の効果を説明するための断面図である。(B)は、比較例1に係る端子の断面図である。 (A)は、比較例2に係る相手端子の断面図である。(B)は、比較例2に係る弾性板の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る端子の底面側から視た斜視図である。 (A)は、本発明の実施の形態1に係る端子の斜視図(その2)である。(B)は、変形例1に係る端子の斜視図である。 (A)は、本発明の実施の形態1に係る端子の底面側から視た斜視図(その2)である。(B)は、変形例2に係る端子の底面側から視た斜視図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る端子100について、図を用いて説明する。なお、理解を容易にするために、互いに直交するXYZ座標を設定し、適宜参照する。XYZ座標のX軸方向は、図1及び図2に示すように、相手端子200に対する端子100の挿入方向D1と同一の方向である。また、Z軸方向は、挿入方向D1が直交し、後述する端子100の第1の凸部10等が突出する直交方向D2と同一の方向である。また、Y軸方向は、X軸方向及びZ軸方向の双方向に直交する方向である。
端子100は、図3及び図4に示すように、雄コネクタであるコネクタ300のコネクタハウジング301に収容され、相手端子200は雌コネクタである相手コネクタ400のコネクタハウジング401に収容される。コネクタ300及び相手コネクタ400は、互いに嵌合されることで、コネクタユニット1を構成する。コネクタユニット1は、例えば、自動車に装備され、自動車用部品の一つとして用いられる車載用コネクタである。
コネクタハウジング301は、例えば、+X方向に開口する嵌合穴303が形成された略箱形状の部材であり、絶縁性の素材、例えば、樹脂からなる。このコネクタハウジング301は、基板500の表面に固定される。コネクタハウジング301の嵌合穴303には、相手コネクタ400が挿入される。また、コネクタハウジング301には、複数の端子圧入孔302が形成されている。端子圧入孔302は、端子100が圧入される孔であり、端子圧入孔302を形成する内面は端子100を支持する。端子圧入孔302は、コネクタハウジング301にX軸方向に貫通して形成されている。端子圧入孔302の+X側の開口は、端子100が挿入される入口であり、当該開口の縁には、端子100を挿入しやすくするためのテーパが形成されている。なお、コネクタハウジング301の形状は、端子100の形状を説明するために用いた一例であり、これに限定されるものではない。
端子100は、雄端子から構成されている。端子100は、相手端子200の内部に形成される第1の接点C1と第2の接点C2との間に挿入される。また、本実施の形態1において、端子100は、その一端が基板500の導電部分501に接続されるSMT(Surface Mount Technology)端子である。端子100は、図5及び図6に示すように、被圧入部分102と、被圧入部分102から-X側に突出する実装部分103と、被圧入部分102から+X側に突出する挿入部分101とを備える。また、端子100は、図7及び図8に示すように、被圧入部分102、実装部分103、及び挿入部分101に加えて、第1の凸部10と、第2の凸部20と、第3の凸部30とを備える。
被圧入部分102は、コネクタ300のコネクタハウジング301の端子圧入孔302に配置される部位である。被圧入部分102には、タイバー切断部分102aと、係止部102b、102cとが形成されている。
タイバー切断部分102aは、複数の端子100が連結されている端子群の連結部分であるタイバーを切断することにより形成される部位である。タイバー切断部分102aは、+Y方向及び-Y方向の双方向に突出して形成されている。
係止部102b、102cは、タイバー切断部分102aよりも-X寄りに設けられている。係止部102bは、端子圧入孔302を形成する内面に喰い込むことで、当該内面に係止する。係止部102bは、端子100の端面に形成され、複数の突部を含んで構成されている。係止部102cは、端子100の-Z側の表面に形成されている。係止部102cは、例えば、反対側の+Z側の表面からパンチで押圧することにより、-Z側の表面の一部を突出させることにより形成されている。
実装部分103には、第1の屈曲部分103aと、第2の屈曲部分103bとが形成されている。実装部分103の-X側の先端部103c近傍は、基板500の導電部分501に実装される部位である。実装部分103は、被圧入部分102から突出して、第1の屈曲部分103aを基点に基板500に向かう方向に折れ曲がり、第2の屈曲部分103bを基点に再び折れ曲がって基板500の表面に沿う形状に形成されている。
端子100がコネクタハウジング301に収容された状態において、挿入部分101は、図3及び図4に示すように、端子圧入孔302から嵌合穴303の内部に突出して形成されている。挿入部分101は、相手端子200に接触する部位である。
上述のように、挿入部分101等を備える端子100は、例えば、銅、銅合金等の導電性の板材から打ち抜かれ、その打ち抜かれたものに曲げ加工を施すことにより形成されている。これにより、図7及び図8に示すように、端子100は、+Z側の面である第1面101-1及び-Z側の面である第2面101-2と、打ち抜かれたときの切断面である端面と、を有する形状に形成される。本実施の形態1においては、端子100を形成する導電性の板材には、メッキが施されている。このため、第1面101-1及び第2面101-2は、メッキが施されている面から構成される。打ち抜かれたときの切断面である端面は、メッキが施されていない切断面から構成される。
第1の凸部10は、挿入部分101の+Z側の面である第1面101-1に設けられている。第1の凸部10は、挿入方向D1に線状に延びつつ、挿入方向D1と直交する方向である直交方向D2、具体的には、+Z方向に突出する。第1の凸部10は、複数設けられている。具体的には、本実施の形態1においては、第1の凸部10は、4本設けられている。しかしながら、これに限られない。第1の凸部10は、2本又は3本設けられていてもよいし、5本以上設けられていてもよい。第1の凸部10は、それぞれが同じ高さとなるように形成されている。
第2の凸部20は、挿入部分101の-Z側の面である第2面101-2に設けられている。第2の凸部20は、挿入方向D1に線状に延びつつ、挿入方向D1と直交する方向である直交方向D2、具体的には、-Z方向に突出する。第2の凸部20は、複数設けられている第1の凸部10とは異なり、第2面101-2に1つ形成されている。第2の凸部20は、図2(B)及び図3に示すように、端子100と相手端子200との接続が完了した状態において、第2の接点C2に接触する位置に設けられている。このとき、第1の凸部10も、第1の接点C1に接触する。すなわち、端子100と相手端子200との接続が完了した状態において、第2の凸部20は、第1の凸部10と共に、相手端子200に接触する位置に設けられている。
第3の凸部30は、図8に示すように、第2面101-2に設けられ、第2の凸部20が設けられている位置よりも、挿入方向D1における端子100の先端寄り(+X寄り)に設けられている。第3の凸部30は、挿入方向D1に線状に延びつつ、挿入方向D1と直交する方向である直交方向D2、具体的には、-Z方向に突出する。第3の凸部30は、複数設けられている。具体的には、本実施の形態1においては、第3の凸部30は、4本設けられている。しかしながら、これに限られない。第3の凸部30は、2本又は3本設けられていてもよいし、5本以上設けられていてもよい。この第3の凸部30は、第2の凸部20に対して、隙間等を介さずに、挿入方向D1に隣接して設けられている。また、第3の凸部30は、その突出するZ軸方向の高さH3が、第2の凸部20の高さH2と同等に形成されている(H3≒H2)。さらに、複数の第3の凸部30は、それぞれが同じ高さH3となるように形成されている。
相手端子200は、図9に示すように、雄端子である端子100が接続される雌端子から構成されている。相手端子200は、例えば、銅、銅合金等の導電性の板材を曲げ加工することにより形成されている。雌端子には、電線Eの端部が固定されている。相手端子200は、弾性板210と、本体部220と、圧着部230とを備える。
弾性板210は、端子100が接触する板状の部材である。弾性板210は、本体部220の内部に収納されている。本実施の形態1においては、弾性板210は、本体部220とは別々の導電性の板状部材より形成されることで、本体部220とは別体に形成されている。しかしながら、これに限られない。弾性板210は、一枚の導電性の板状部材より形成されることで、本体部220と一体的に形成されていてもよい。弾性板210は、図9及び図10に示すように、-Y側の側端面及び+Y側の側端面から突出する一対の第1係止部211R、第2係止部211Lを有する。また、弾性板210は、第1係止部211R、第2係止部211Lに加えて、+Z方向に凸となるように形成されているアーチ状部分212を有する。弾性板210は、このアーチ状部分212により、Z軸方向に撓み可能に形成される。アーチ状部分212の頂点は、第2の接点C2として構成される。なお、本実施の形態1の弾性板210において、その+Z側の表面には、+Z方向に凸となるインデントは形成されておらず、+Z側の表面は、凸のない平滑な面として構成されている。そして、図11に示すように、弾性板210の+Z側の表面には、端子100の第2の凸部20が接触する。
本体部220は、図9及び図10に示すように、相手端子200の接続対象である端子100を受入れ可能な筒状の部材である。本体部220は、圧着部230と共に、一枚の導電性の板状部材が折り曲げられることにより形成されている。この本体部220は、+Z側の天井壁としての第1壁部221と、-Y側の側壁としての第2壁部222と、-Z側の底壁としての第3壁部223と、+Y側の側壁としての第4壁部224と、を有する略四角筒形状に形成されている。
第1壁部221は、XY平面に概ね平行な板状の天井壁である。第1壁部221の-Z側の下面には、端子100と接触する第1の接点C1が設けられる。また、図11に示すように、第1壁部221の-Z側の下面には、複数の第1の凸部10が接触する。第1壁部221の-Z側の下面は、概ね平坦な面に形成されている。
第2壁部222は、図9及び図10に示すように、第1壁部221から延設されて、直角に折り曲げられているXZ平面に概ね平行な板状の側壁である。この第2壁部222には、弾性板210に形成されている第1係止部211Rが係止する切欠き222aが切り欠かれている。
第3壁部223は、第2壁部222から延設されて、直角に折り曲げられているXY平面に概ね平行な板状の底壁である。第3壁部223の内側の面である+Z側の上面には、弾性板210が配置されている。
第4壁部224は、第3壁部223から延設されて、直角に折り曲げられているXZ平面に概ね平行な板状の側壁である。これにより、第4壁部224は、側壁である第2壁部222に対向する。この第4壁部224には、弾性板210の第2係止部211Lが係止する切欠き224aが切り欠かれている。
また、図1に示すように、第4壁部224からは、延設部225-1、225-2と、回り止め突部225-3とが延設されて形成されている。
延設部225-1、225-2は、第4壁部224から延設されて、直角に折り曲げられている。そして、延設部225-1、225-2は、第1壁部221の+Z側の面上に配置されると共に、第1壁部221に重ねられる。延設部225-1、225-2は、本体部220の剛性を高めるために形成されている。
回り止め突部225-3は、第4壁部224から+Z方向に突出して形成されている。回り止め突部225-3は、相手端子200をコネクタハウジング401の端子収容室に挿入する際に、作業者が、相手端子200の向きを間違えないようにするために形成されているスタビライザである。詳しくは、作業者が、挿入方向D1(X軸方向)回りに90°回転した状態で端子100を挿入したり、上下反対の状態で相手端子200を挿入したりすることを防ぐために形成されている。また、相手端子200を端子収容室に挿入した後においては、回り止め突部225-3は、収容された端子収容室に対して、相手端子200全体がX軸方向回りに回転することを防止するためにも用いられる。
圧着部230は、電線Eと接続される部分である。圧着部230は、導体かしめ部と被覆固定部とを有する。
導体かしめ部は、かしめにより、電線Eの導電性の芯線に圧着され、電気的に接続される。
被覆固定部は、かしめにより、電線Eの絶縁性の被覆部の端部に圧着され、電線Eが端子100から引き抜かれるのを抑制する。
次に、本実施の形態1に係る端子100を相手端子200に接続する方法について図12を用いて説明する。
先ず、作業者は、図12(A1)及び(A2)に示すように、端子100を、相手端子200の第1壁部221と弾性板210との間に、挿入方向D1に沿って挿入していく。
作業者が第1の接点C1と第2の接点C2との間に端子100を挿入していくと、やがて、図12(B1)及び(B2)に示すように、端子100の第1の凸部10が、第1壁部221の-Z側の下面に位置する第1の接点C1に到達する。また、端子100の第3の凸部30も、弾性板210の頂部に位置する第2の接点C2に到達する。第1の凸部10及び第3の凸部30は、挿入方向D1に線状に延びつつ、複数設けられている。このため、作業者は、大きな挿入力を必要とせずに、端子100を第1の接点C1と第2の接点C2との間に端子100を挿入していくことができる。
さらに、端子100が、挿入方向D1に移動していくと、図12(C1)及び(C2)に示すように、端子100の第2の凸部20が、第2の接点C2に到達する。このとき、第3の凸部30は、第2の接点C2から離れ、第2の接点C2に対して非接触の位置に移動する。第2の凸部20は、第3の凸部30に対して、挿入方向D1に隣接して設けられているため、第2の凸部20と第3の凸部30との間には隙間が存在しない。さらに、第2の凸部20の高さH2は、第3の凸部30の高さH3と同等であるため、第2の凸部20と第3の凸部30との間に段差も存在しない。これにより、第2の接点C2が、隙間や段差を乗り越えたりすることがなく、作業者は、大きな挿入力を必要とせずに、第1の接点C1と第2の接点C2との間に端子100を挿入していくことができる。また、第1の凸部10及び第2の凸部20が、挿入方向D1に線状に延びつつ、複数設けられているため、例えば、作業者は、後述する比較例1、2と比べて、大きな挿入力を必要とせずに、端子100を第1の接点C1と第2の接点C2との間に端子100を挿入していくことができる。そして、第1の凸部10が第1の接点C1に接触すると共に、第2の凸部20が第2の接点C2に接触することで、第1の凸部10及び第2の凸部20は、共に相手端子200に接触する。これにより、端子100と相手端子200との接続が完了し、端子100は、相手端子200に電気的に接続される。
以上、説明したように、本実施の形態1に係る端子100は、図7に示すように、挿入方向D1に線状に延びつつ、直交方向D2に突出する複数の第1の凸部10を備える。そして、第1の凸部10は、図13(A)に示すように、複数設けられ、これら複数の第1の凸部10が、第1壁部221の-Z側の下面に接触する。これにより、端子100は、第1壁部221の-Z側の下面に対して傾かずに配置される。この結果、端子100は、相手端子200と接触した状態において、相手端子200に対する姿勢を安定させることができる。
例えば、図13(B)に示す比較例1に係る端子100Aは、X軸方向に線状に延びつつ、直交方向D2に突出する一つの第1の凸部10を備える。この場合、一つの第1の凸部10が、第1壁部221の-Z側の下面に線接触する。これにより、端子100Aは、第1壁部221の-Z側の下面に対して、矢印A1、A2に示すように、第1の凸部10の頂上部分を基点に傾くおそれがある。この結果、端子100Aでは、相手端子200と接触した状態において、相手端子200に対する姿勢が不安定になるおそれがある。
これに対して、図13(A)に示す本実施の形態1に係る端子100は、複数の第1の凸部10を備えるため、複数の第1の凸部10が第1壁部221の-Z側の下面に多点接触する。このため、端子100は、第1壁部221の-Z側の下面に対して傾かずに配置される。この結果、端子100は、相手端子200と接触した状態において、相手端子200に対する姿勢を安定させることができる。さらには、相手端子200に対する端子100の姿勢が安定するため、安定した姿勢で端子100を相手端子200に挿入することが可能になる。また、第1の凸部10が、挿入方向D1に線状に延びつつ、複数設けられているため、第1壁部221の-Z側の下面と端子100との接触圧力を複数箇所に分散できるので、相手端子200に対する端子100の挿入に必要な挿入力を低減させることができる。ひいては、本実施の形態1は、相手端子200に対する端子100の挿入効率、挿入性を向上させることができる。
また、端子100は、複数の第1の凸部10を備える。このため、相手端子200に対する端子100の挿入に伴って生じ得るメッキカスが、第1の凸部10同士の間の谷部分に入り込む。これにより、メッキカスの発生に起因して、相手端子200に対する端子100が挿入しにくくなったり、挿入に必要な挿入力が大きくなったりすることを防止することができる。
また、本実施の形態1に係る端子100は、図8に示すように、挿入方向D1に線状に延びつつ、直交方向D2に突出する第2の凸部20を備える。この第2の凸部20は、複数形成されているのではなく、1つ形成されている。このため、第2の凸部20は、その頂上部分が相手端子200との接点となることで、端子100と相手端子200との電気的な接続信頼性を向上させるインデントとして機能できる。これにより、端子100は、図10(B)に示すように、弾性板210から、-Z側の面から押圧されることにより形成されるインデントを割愛することができる。
例えば、図14(A)、(B)に示す一般的な比較例2に係る弾性板210Aには、インデント213がアーチ状部分212の頂上部分近傍に設けられている。インデント213は、弾性板210Aの裏面から+Z方向に押圧することにより形成される。比較例2においては、弾性板210Aにインデント213が形成されていることにより、端子100と相手端子200Aとの電気的な接続信頼性を向上させている。しかしながら、このインデント213が弾性板210Aの表面から突出しているため、相手端子200Aに対する端子100の挿入の際に、インデント213が端子100の挿入を阻害する。これにより、比較例2においては、相手端子200Aに対して、端子100を挿入する際に、高い挿入力が必要となるという課題を有する。
これに対して、図8に示すように、本実施の形態1に係る端子100は、相手端子200にインデントを形成する代わりに、インデントとして機能する第2の凸部20を備える。このため、図10(B)に示すように、弾性板210から、インデントを割愛することができる。インデントの割愛により、本実施の形態1においては、相手端子200に対する端子100の挿入に必要な挿入力を低減させることができる。また、端子100の第2の凸部20は、インデントとして機能するため、本実施の形態1においては、比較例2のようにインデント213を形成しなくとも、端子100と相手端子200との電気的な接続信頼性を維持しつつ、相手端子200に対する端子100の挿入に必要な挿入力を低減させることができる。
また、本実施の形態1に係る端子100は、図8に示すように、挿入方向D1に線状に延びつつ、直交方向D2に突出する第3の凸部30を備える。そして、第3の凸部30は、挿入方向D1における端子100の+X側の先端寄り(-X寄り)に設けられている。このため、図12(B1)、(B2)に示すように、本実施の形態1は、第2の凸部20が第2の接点C2に到達する前の段階における、相手端子200に対する端子100の挿入に必要な挿入力を低減させることができる。
また、本実施の形態1に係る第3の凸部30は、第2の凸部20に対して、挿入方向D1に隣接して設けられている。このため、第2の凸部20と第3の凸部30との間には、隙間が存在しない。これにより、相手端子200に対する端子100の挿入の際に、第2の接点C2が当該隙間を乗り越えつつ通過することがない。結果として、相手端子200に対する端子100の挿入に必要な挿入力を低減させることができる。
また、本実施の形態1に係る第3の凸部30の高さH3は、第2の凸部20の高さH2と同等である。このため、第2の凸部20と第3の凸部30との間には、段差が存在しない。これにより、相手端子200に対する端子100の挿入の際に、第2の接点C2が当該段差を乗り越えることがない。結果として、相手端子200に対する端子100の挿入に必要な挿入力を低減させることができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1に係る端子100は、図8に示すように、第2面101-2に設けられている第3の凸部30を備える。しかしながら、これに限られない。以下、図15に示す本実施の形態2に係る端子100Bのように、第3の凸部30は設けられていなくてもよい。この場合、図15に示すように、本実施の形態2に係る端子100Bにおいては、第2の凸部20が、端子100Bの先端近傍にまで延設されていてもよい。
本実施の形態2に係る端子100Bは、第3の凸部30を備えないため、端子100Bの製造の過程において、第3の凸部30を形成する加工を割愛でき、端子100Bの金型加工が複雑化することを抑制することができる。この結果、端子100Bは、その製造コストを抑制することができる。ひいては、端子100Bは、実施の形態1に係る端子100と同等の効果を有しつつ、製造コストを抑制することができる。
また、本実施の形態2に係る端子100Bは、第3の凸部30を備えないため、第2の凸部20と第3の凸部30との間の隙間が形成されることがない。これにより、相手端子200に対する端子100の挿入に必要な挿入力をさらに低減させることができる。
以上、本発明の実施の形態1、2について説明したが、本発明は上記実施の形態1、2によって限定されるものではない。
例えば、本実施の形態1に係る端子100においては、図16(A)に示すように、第1の凸部10は、第1面101-1の一部を削ったり、第1面101-1に複数の溝を入れたりすることで形成されている。これにより、第1の凸部10の頂点は、第1面101-1と、Z軸方向における同等の高さに形成される。同様に、図15に示す実施の形態2に係る端子100Bにおいても、図16に示すように、第1の凸部10の頂点は、第1面101-1と、Z軸方向における同等の高さに形成されている。しかしながら、これに限られない。図16(B)に示す変形例1に係る端子100Cのように、第1の凸部10は、第1面101-1から突出するように形成されていてもよい。
また、本実施の形態1に係る端子100においては、図17(A)に示すように、第2の凸部20、第3の凸部30は、第2面101-2の一部を削ったり、第2面101-2に複数の溝を入れたりすることで形成されている。これにより、第2の凸部20、第3の凸部30の頂点は、第2面101-2と、Z軸方向における同等の高さに形成される。同様に、実施の形態2に係る端子100Bにおいても、図15に示すように、第2の凸部20の頂点は、第2面101-2と、Z軸方向における同等の高さに形成されている。しかしながら、これに限られない。図17(B)に示す変形例2に係る端子100Dのように、第2の凸部20、第3の凸部30は、第2面101-2から突出するように形成されていてもよい。
また、本実施の形態1に係る端子100において、図8に示すように、第3の凸部30の高さH3は、第2の凸部20の高さH2と同等である。しかしながら、これに限られない。第3の凸部30の高さH3は、その高さH3が、第2の凸部20の高さH2よりも高く形成されていてもよい(H3>H2)。この場合、相手端子200に対する端子100の挿入の際に、第2の接点C2は、第3の凸部30から第2の凸部20に降りるように乗り移る。このため、第3の凸部30の高さH3と第2の凸部20の高さH2とが同等である本実施の形態1と同様に、相手端子200に対する端子100の挿入に必要な挿入力が大きくなることを抑制することができる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
1:コネクタユニット、10:第1の凸部、20:第2の凸部、30:第3の凸部、100,100A,100B,100C,100D:端子、101:挿入部分、101-1:第1面、101-2:第2面、102:被圧入部分、102a:タイバー切断部分、102b,102c:係止部、103:実装部分、103a:第1の屈曲部分、103b:第2の屈曲部分、103c:先端部、200,200A:相手端子、210,210A:弾性板、211R:第1係止部、211L:第2係止部、212:アーチ状部分、213:インデント、220:本体部、221:第1壁部、222:第2壁部、222a,224a:切欠き、223:第3壁部、224:第4壁部、225-1,225-2:延設部、225-3:回り止め突部、230:圧着部、300:コネクタ、301,401:コネクタハウジング、302:端子圧入孔、303:嵌合穴、400:相手コネクタ、500:基板、501:導電部分、C1:第1の接点、C2:第2の接点、D1:挿入方向、D2:直交方向、E:電線、H2,H3:高さ、A1,A2:矢印。

Claims (6)

  1. 相手端子の内部に形成される第1の接点と第2の接点との間に挿入される端子であって、
    前記端子は、前記第1の接点に接触する第1面と、前記第2の接点に接触する第2面とを有する形状に形成され、
    前記第1面に設けられると共に、前記相手端子に対して前記端子が挿入される挿入方向に線状に延びつつ、前記挿入方向と直交する直交方向に突出する複数の第1の凸部と、
    前記第2面に設けられていると共に、前記直交方向に突出する第2の凸部と、
    を備え、
    前記相手端子との接続が完了した状態において、前記第1の凸部は、前記第1の接点に接触する位置に設けられていると共に、前記第2の凸部は、前記第2の接点に接触する位置に設けられている、端子。
  2. 前記第2の凸部は、前記第2面に1つ形成されると共に、前記挿入方向に線状に延びる、請求項1に記載の端子。
  3. 前記第2面に設けられ、前記第2の凸部が設けられている位置よりも、前記挿入方向における前記端子の先端寄りに設けられていると共に、前記挿入方向に線状に延びつつ、前記直交方向に突出する複数の第3の凸部を備える、請求項1又は2に記載の端子。
  4. 前記第3の凸部は、前記第2の凸部に対して、前記挿入方向に隣接して設けられている、請求項3に記載の端子。
  5. 前記第3の凸部は、その突出する前記直交方向の高さが、前記第2の凸部の高さと同等に形成されている、請求項3又は4に記載の端子。
  6. 前記第3の凸部は、その突出する前記直交方向の高さが、前記第2の凸部の高さよりも高く形成されている、請求項3又は4に記載の端子。
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