JP2022001037A - 骨肉分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で取り扱いの良好な骨肉分離装置を得ることにある。【解決手段】距離を隔て平面側を向い合せて配置した第1の支持板101と第2の支持板120と、第1の支持板の第2の支持板の反対側に出力回転軸を第1の支持板を貫通して配置固定した駆動手段300と、第2の支持板を貫通し、一端が駆動手段の出力回転軸と凹凸嵌合し、他端が第2支持板から外方に延伸したスクリュー軸210と、第1支持板と第2の支持板とを連結固定し、原料肉を供給するホッパー130と、第2支持板から外方に延伸したスクリュー軸を収容し、径方向に多数の貫通孔を備えたスクリーン筒220と当該スクリーン筒の更に外方延伸端部に配置され、前記原料肉の内の骨を排出するレストリクター240とを備えた骨肉分離部とを第2の支持板に支持する支持機構とを備えて成る骨肉分離装置。【選択図】図4

Description

本発明は、鳥、獣、魚等の骨付き原料肉を砕き、この骨付き原料肉を、肉と、骨に分離する骨肉分離装置に関する。
この種の骨肉分離装置は、一般的に、骨付き原料肉を供給する原料肉供給部と、供給された骨付き原料肉を肉と骨に分離する骨肉分離部と、この骨肉分離部を駆動する駆動部とで構成されている。
しかしながら、従来の骨肉分離装置は、各部分、すなわち原料供給部、骨肉分離部、駆動部を一連の思想により設計されておらず、各部を個別に設計した上で、各部を組み合わせており、これら各部の組立てに際し、各部の保持固定等を各部分単位に行っていることから装置全体の大型化は免れない。
特開昭61−5742 特開昭62−5570 特開平2−299568
特許文献1に記載の骨肉分離装置は、強固なフレームに原料供給部、骨肉分離部、駆動部等を載置し、これら各部は多くの垂直サポートで保持する構成であり、強度という点については充分な構成であるが、装置全体の大型化は免れず、装置の小型化という点については配慮されていなかった。
また、特許文献2,3においても、駆動部との連結が明確ではないが、いずれにしても小型化という点については配慮されてなく、駆動部との連結等の点で大型化してしまうことは免れない。
本発明は上記の点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、小型で取り扱いの良好な骨肉分離装置を得ることにある。
上記の課題を解決するため、本発明の特徴とするところは、距離を隔て平面側を向い合せて配置した第1の支持板と第2の支持板と、前記第1の支持板の前記第2の支持板の反対側に出力回転軸を前記第1の支持板を貫通して配置固定した駆動手段と、前記第2の支持板を貫通し、一端が前記駆動手段の出力回転軸と凹凸嵌合した負荷駆動軸と当該負荷駆動軸に一体に設けた螺旋翼を備え、他端が前記第2支持板から外方に延伸したスクリュー軸と、前記第1支持板と前記第2の支持板との間に配置して前記第1支持板と前記第2の支持板とを連結固定し、底部は前記スクリュー軸を収容し上方に開口し、当該開口から原料肉を供給するホッパーと、前記第2支持板から外方に延伸した前記スクリュー軸を収容し、径方向に多数の貫通孔を備えたスクリーン筒と当該スクリーン筒の更に外方延伸端部に配置され、前記螺旋翼の終端側に位置し、前記原料肉の内の骨を排出する骨排出口を備えたレストリクターとを備えた骨肉分離部と、当該骨肉分離部を前記第2の支持板に支持する支持機構とを備えて成る骨肉分離装置にある。
上記の構成によれば、第1の支持板と第2の支持板をホッパーで連結固定した支持構成部分が全体の強度を確保し、この支持構成部分に駆動手段、骨肉分離手段を強固に保持する構成のため、全体の構成が簡略化でき、しかも充分な強度を持つことができるため、装置を小型化することができる。
本発明の好適な実施態様によれば、前記スクリュー軸は上流から下流に行くに従って径を除々に拡大する駆動軸と当該駆動軸に一体に設けた螺旋翼とを備え、当該螺旋翼によって形成される径は同一となし、当該螺旋翼のピッチは下流に行くに従って除々に狭めて成ることを特徴とする。
また更に、本発明の好適な実施態様によれば、前記駆動手段は前記スクリュー軸に加わるスラスト力を前記第1の支持板に伝えるスラスト力吸収機構を備えることを特徴とする。
また更に、本発明の好適な実施態様によれば、前記駆動手段は回転機から成り、更に回転機は電動機であることを特徴とする。
更に又、本発明の好適な実施態様によれば、前記駆動手段は電動機と、当該電動機の回転速度を減速比に比例したトルクを出力する減速機とを一体構成したギアモータから成ることを特徴とする。
更に又、本発明の好適な実施態様によれば、電動機はインバータで速度制御されることを特徴とする。
本発明によれば、第1の支持板と第2の支持板をホッパーで連結固定した支持構成部分が全体の強度を確保し、この支持構成部分に駆動手段、骨肉分離手段を強固に保持する構成のため、全体の構成が簡略化でき、しかも充分な強度を持つことができるため、装置を小型化することができる。
本発明の一実施例を示す正面図である。 本発明の一実施例を示す平面図である。 本発明の一実施例を示す右側面図である。 本発明の一実施例を示す斜視図である。 本発明の一実施例を示す主要部を切断して示す断面図である。 本発明の一実施例を示す駆動部の一部を切断して示す部分断面図である。 本発明の一実施例を示す減速機の一部を切断して示す断面図である。
以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明する。
図1、図2、図3は本発明を適用した骨肉分離装置の正面図、平面図、左側面図であり、図4は装置全体を示す分解斜視図である。これらの図において、100は原料肉を供給する原料供給部、200は原料供給部100に供給された原料肉を肉と骨に分離する骨肉分離部、300は骨肉分離部を駆動する駆動手段としての駆動部である。400は主に原料供給部100を支持することにより、原料供給部100、骨肉分離部200、駆動部300を支持する支持機構としてのフレームである。
原料供給部100は第1の支持板110と第2の支持板120とホッパー130とからなる。第1の支持板110と第2の支持板120とは、距離を隔て平面側を向い合せて配置する。ホッパー130は第1の支持板110と第2の支持板120との間に配置して第1の支持板110と第2の支持板120とを連結固定する。このホッパー130の底部は後述するスクリュー軸210を収容するため略半円筒形を成し、上方は開口し、この開口部131から原料肉を供給する。このように第1の支持板110と第2の支持板120とホッパー130とにより、ホッパー130の両側が、第1の支持板110と第2の支持板120とで閉じられた構成となり、開口部131からホッパー130に供給された原料肉はスクリュー軸210により骨肉分離部200の方向に良好に案内される。同時に、第1の支持板110と第2の支持板120とはホッパー130により強固に連結固定される。この構成により、原料肉の供給部100は第1の支持板110と第2の支持板120及びホッパー130とで強固に構成される。
後記詳述する骨肉分離部200を駆動する駆動手段としての駆動部300は、第1の支持板110の第2の支持板120の反対側に、その出力回転軸301を第1の支持板110を貫通して配置固定してある。302は駆動部300をより強固に、また精度よく第1の支持板110に取付けるモータ固定プレートであり、これにより駆動部300は第1の支持板110に配置固定される。
実施例によれば、駆動部300はギアモータを使用している。このギアモータは、電動モータ310と、減速機350とが一体になった構成であり、電動モータ310の回転速度を、減速機内に配置した複数の歯車により、その回転速度を落としてギアモータの出力回転軸301に伝達する。そして、この減速した分、減速機350の出力トルクを増大させる。この実施例の場合、電動モータ310は4極、50Hzの三相誘導電動機を使用しており、電動モータ310の出力軸は約1,500rpmとなり、この回転は減速機350の内部に配置した複数の歯車の組み合わせにより、200rpmに減速される。なお、ギアモータの詳細については後述する。
210は骨肉分離部200の主要部を成すスクリュー軸であり、原料供給部100の第2の支持板120を貫通し、一端が駆動部300の出力回転軸301と凹凸嵌合した負荷駆動軸211と、この負荷駆動軸211に一体に設けた螺旋翼212とを備える。スクリュー軸210の他端は、原料供給部100の第2支持板120から外方に延伸し、骨肉分離部200を構成する。骨肉分離部200は後記詳述するが、原料供給部100の第2の支持板120から外方に延伸したスクリュー軸210を収容し、径方向に多数の貫通孔を備えたスクリーン筒220と、このスクリーン筒220の更に外方延伸端部に配置され、螺旋翼212の終端側に位置し、前記原料肉の内の分離された骨を排出する骨排出口247を備えたレストリクター240とを備える。
201は骨肉分離部200に備え、骨肉分離部200を保持するフランジであり、このフランジ201はタイバー202に設けたネジに螺合するナット203により第2の支持板120に強固に支持固定されている。この構成により結果的に骨肉分離部200は第2の支持板120に支持固定される。この実施例の場合、骨肉分離部200は3本の120度間隔で配置されたタイバー202により、第2の支持板120に支持固定される。
フレーム400は適宜組み合わせた支柱401,402,403と梁404,405から成り、主に第1の支持板110と第2に支持板120を載置することにより、結果的に前記した原料肉供給部100、骨肉分離部200、駆動部300を載置する。それとともに、フレーム400は駆動部300を包囲し、操作員が容易に駆動部300に接触しないように保護する。
410はフレーム400の捜査員が操作し易い場所に配置したコントロールパネルであり、駆動部300及び各種操作スイッチからの信号を受信し、各部を所望の状態に制御する各種制御機器が内蔵され、また各部の動作状態を表示する機能を備えている。411はリレーパネルであり、コントロールパネル410内に配置された制御機器からの信号で、例えば駆動部300に電力を供給するリレー等を配置し、駆動部300の駆動、停止を制御する。420は手元スイッチであり、装置のON/OFFボタン421、非常停止ボタン422、駆動部30の寸動ボタン423を備えている。すなわち、手元スイッチ420、コントロールパネル410、リレーパネル411の連携により、ON/OFFボタン421が押されると、この信号はコントロールパネル410内の制御装置に入力され、リレーパネル411内のリレーを経由して電動モータ310を駆動し、装置全体が作動する。作動している状態で、ON/OFFボタン421が押されると、この信号はコントロールパネル410内の制御装置に入力され、リレーパネル411内のリレーを経由して電動モータ310を停止し、装置全体を停止する。同様に、非常停止ボタン422が押されると、装置全体がどのような状態であれ、この信号はコントロールパネル410内の制御装置に入力され、リレーパネル411内のリレーを経由して電動モータ310を停止し、装置全体を非常停止する。また、同様に、寸動ボタン423が押されると、この信号はコントロールパネル410内の制御装置に入力され、リレーパネル411内のリレーを経由して電動モータ310を予め定めた一定時間だけ駆動、あるいはこのボタン310が押されている間、電動モータ310を駆動する。この寸動ボタン423は、操作員が骨肉分離部200の作動状態を確認しながら寸動させることができるので、操作員にとっては有効である。
なお、コントロールパネル410内には電動モータ310を回転制御するインバータを備えており、電動モータ310の回転数制御指令に基づき、この電動モータ310に供給する電源の周波数を制御し、これにより電動モータ310の回転数を制御するようにしている。このインバータの設置は仕様により省略してもよいが、より良好で円滑な駆動を望む場合は設置するのが望ましい。
また、実施例の場合、駆動部300としてギアモータを使用しているが、仕様によっては、インバータ駆動される電動モータ310で直接、骨肉分離部20を駆動するようにしてもよい。更に、実施例の場合、装置全体は支柱401,402により、床面等に載置する場合について説明するが、これは支柱にキャスター等を取付け、通常はストッパーにより床面に安定して据え付け、必要な場合は、キャスター等により移動可能にしてもよい。
132は原料供給部100を構成する第2のホッパーであり、駆動部300の上方で、第1のホッパー130方向に傾斜させて配置してあり、この第2のホッパー132に供給された原料肉は第1のホッパー130の側方に設けた図示しない供給口から第1のホッパー130内に供給される。これはより多量の原料肉を原料供給部100に供給する場合に特に有効である。
図5は駆動部300の一部、原料供給部100、骨肉分離部200を切断して示した断面図であり、上記と同様の符号は同様の部分を示す。前記したとおり、210は骨肉分離部200の主要部を成すスクリュー軸であり、第2の支持板120を貫通し、一端が記駆動手段300の出力回転軸301と凹凸嵌合した負荷駆動軸211とこの負荷駆動軸211に一体に設けた螺旋翼212を備える。スクリュー軸210の他端は、第2支持板120から外方に延伸し、骨肉分離部200を構成する。
スクリュー軸210はホッパー130,131から供給される原料肉が流れる上流から下流、すなわち図5において右から左に行くに従って径を除々に拡大する負荷駆動軸211とこの負荷駆動軸211に一体に設けた螺旋翼212とを備える。この螺旋翼212によって形成される外径は同一の径としてある。そして、この螺旋翼211のピッチPは下流に行くに従って除々に狭めて構成する。
230はスペーサであり、スクリュー軸210を収容し、原料肉供給部100からの原料肉をスクリュー軸210の回転駆動によってスクリーン筒220の中に案内する案内路を形成すると共に、スクリュー軸210に備えた螺旋翼212と協働して骨付きの原料肉を砕く。
スクリーン筒220はスペーサ230の更に下流側に配置され、スクリュー軸210を包囲する。このスクリーン筒220には径方向に多数の貫通孔を設けてあり、圧力分離された肉はこの貫通孔から外部に排出される。221は肉排出口である。なお、実施例の場合、スクリーン筒220の径方向に設けた多数の貫通孔は、スクリーン筒220の全周に設けてある。また、実施例の場合、スクリーン筒220の内面と、螺旋翼212の外側端面との間隙は0.25mm〜0.5mm以下としてある。さらに、この貫通孔は直径1mmとしてあるが、貫通孔は2段構成とし、スクリーン筒220の内面側を2mm、外面側を1mmとしてもよく、更にはスクリーン筒22の内面側から外面側に行くにしたがって徐々に径を狭くするようにしてもよい。
レストリクター240はレストリクター本体241と、これを包囲するフロントヘッドフランジ242と、アジャスティングナット243を備える。スクリュー軸210の螺旋翼212を設けた端部には円錐面213を設ける。レストリクター本体241のこの円錐面213と対向する内側端部にはこの円錐面213と対向する円錐面244を設けてある。レストリクター本体241は軸方向に移動可能な構成としてあり、円錐面213と244とのギャップは調整可能となっている。レストリクター本体241はスクリュー軸210にベアリング245により回転自在に取り付けてある。246はレストリクター本体241の端部を固定するリテーナープレートである。
アジャスティングナット243はフロントヘッドフランジ242の開口内面に設けたネジと螺合するネジを外周に備えている。そして、アジャスティングナット243の端部は、レストリクター本体241の段部に当接している。この構成により、アジャスティングナット243を回転することで円錐面213と244とのギャップは調整可能となる。
フロントヘッドフランジ242のスクリーン筒220側に設けたフランジ201は、スクリーン筒220を抑え込むとともに、前記したようにタイバー202により第2の支持板120に強固に固定される。したがって、レストリクター本体241は間接的に第2の支持板120に固定される。ここで、アジャスティングナット243を手動にて回動すれば、回動方向によりレストリクター本体241は前進、後退し、これにより円錐面213と244とのギャップが調整可能となる。このギャップ調整により、螺旋翼212の端部から排出される骨の粒子の大きさが調整可能となる。
図6は駆動部300を構成するギアモータの詳細を、一部を切断して示した正面図であり、図7は減速機350の出力回転軸351の中心より上部を切断して示した断面図である。前記したように、ギアモータ300は電動モータ310と、減速機350とを備える。311は電動モータ310に取付けられ端子箱であり、内部には三相交流電源に接続する接続端子を備えている。減速機350は内部に複数の歯車、及びこの歯車を支持する歯車軸を備え、歯車相互を組み合わせることにより、所定の減速比を得るよう構成してある。351は減速機350の出力駆動軸であり、減速機350の最終段の歯車を取付けた中空回転軸352に差込み挿入され、沈みキー353により確実に回り止めされる。そして、この出力駆動軸351の反負荷側は、当板354とこの当板354を固定ボルト355により締め付けることにより中空回転軸352に固定される。したがって、出力駆動軸351は中空回転軸352と一体となって同じ速度で回転駆動する。出力駆動軸351の負荷側の端部は減速機350から負荷側に延出して出力回転軸301となり、前記した骨肉分離部200のスクリュー軸210に連結され、このスクリュー軸210を大きなトルクで回転駆動する。
モータ固定プレート302は前記したようにギアモータ300を支持し、このギアモータ300を固定部である第1の支持板110に取付ける。356は減速機350の出力駆動軸351の負荷側延出部に、この出力駆動軸351に一体に構成したスラスト軸受当接部である。357は、負荷側をスラスト軸受当接部356に当接し、外部負荷から減速機350の出力駆動軸351に作用するスラスト荷重を押えるスラスト軸受であり、この実施例ではスラスト玉軸受を使用した場合を示している。
358はスラスト軸受357の反負荷側に当接すると共に、モータ固定プレート302に固定ボルト359によって固定したスラストプレートである。この構成により、スラスト軸受357はスラスト軸受当接部356とスラストプレート358との間に挟持される。スラストプレート358は、減速機350の端面板360とスラストプレート358との間に配置したスペーサ363を介してボルト362によって複数個所が固定され、更に前記したようにスラストプレート358はモータ固定プレート302に固定ボルト359によって複数個所が固定される。したがって、モータ固定プレート302に設けた複数の取付穴364に取付けボルトを差込み、これを第1の支持板110に取付けることにより、ギアモータ300は第1の支持板110に強固に取付けることができる。365はモータ固定プレート302と出力駆動軸351との隙間に配置したオイルシール、366はスラストプレート358と出力駆動軸351との隙間に配置したオイルシールである。367はギアモータ300を第1の支持板110に取付ける際、その接触部での機密を保持する○リングである。なお、373,374はオイルシールである。
図7において、370は減速機350の最終段に配置された歯車であり、この歯車370は出力回転軸351の中空回転軸352に強固に固定される。これにより、中空回転軸352は歯車370の回転と共に回転駆動される。371,372は出力回転軸351を構成する中空回転軸352を減速機350の両側壁に回転自在に取付ける軸受であり、円錐ころ軸受を使用している。
ギアモータ350を以上のように構成することにより、電動モータ310を駆動すると、その回転は減速機350を介して所定の回転数に減速され、最終段の歯車370にその回転は伝達される。これにより、中空回転軸352が回転し、出力駆動軸351が回転する。出力駆動軸351は出力回転軸301となり、そして、出力回転軸301に連結された骨肉分離部200のスクリュー回転軸210が回転する。
ホッパー130、132に原料肉が投入されると、スクリュー軸210は原料肉を螺旋翼212により骨肉分離部200に送出する。このとき、その反力により大きなスラスト荷重が出力駆動軸351に加わる。このスラスト荷重は出力駆動軸351に一体に設けたスラスト軸受当接部356により、スラスト軸受357の負荷側に加わる。このスラスト荷重はスラスト軸受357を介して、スラストプレート358に伝達され、結果的にこのスラストプレート358を支持したモータ固定プレート302に伝達される。これにより、出力駆動軸351に加わるスラスト荷重の減速機350に影響を与えるスラスト荷重は極力低減される。
ギアモータ350を上記のように構成すれば、外部負荷から減速機350の出力回転軸351に作用するスラスト荷重を押えるスラスト軸受357を、減速機350の出力駆動軸351の延出部に一体に構成したスラスト軸受当接部356と、モータ固定プレート302に固定したスラストプレート358とで挟持するというスラスト力吸収機構により、出力駆動軸351に加わるスラスト荷重をスラスト軸受357で受けることができ、減速機350へ加わるスラスト荷重を極力低減できることから、減速機350の内部の軸受371,372の寿命をより長くすることができる。
また、スラスト荷重を受けるスラスト軸受357の交換に当たっては、取付フランジ302を取り外し、出力駆動軸351を中空回転軸352から引き抜けば、容易に交換が可能である。
上記の実施例では、減速機350の中空回転軸352を、円周方向及び軸方向の荷重を支える円錐ころ軸受371,372を使用した場合について説明したが、これは軸受の更なる長寿命化を考慮したものであり、通常の場合であれば、円周方向のみの荷重を支える、玉軸受であってもよい。
また、以上の実施例においては、スラスト軸受357は、スラスト荷重のみを支える構成としたので、減速機350の出力回転軸351は2つの軸受、すなわち円錐ころ軸受371,372で支える2点支持の構成となり、機械的にも望ましい構成となっている。
更に、スラスト軸受357はスラスト玉軸受を使用した場合に付いて説明したが、他の構成のスラスト軸受であっても良いことは勿論である。
以下、骨肉分離装置の動作について説明する。
まず、原料供給部100のホッパー130あるいはホッパー132に原料肉を供給し、ON/OFFボタン421を押す。電動モータ310が回転駆動し、減速機350の出力回転軸301が回転駆動する。これによりスクリュー軸210が回転し、骨付き原料肉は螺旋翼212とホッパー130の壁との間、およびスペーサ230との間で砕かれながら螺旋翼212により骨肉分離部200に圧送される。前記した通り、螺旋翼212のピッチPは骨肉分離部200に向かうに従って順次短くなり、また負荷駆動軸211の直径は順次大きくなるよう構成してある。したがって、スクリュー軸210の回転により骨肉分離部200に送られる原料肉は、徐々に圧縮されながら順次下流に送出される。そして、スクリーン筒220に至ると、原料肉は圧力分離により、原料肉の肉部分はスクリーン筒220の径方向に設けた無数の小径の孔から順次押し出される。
スクリュー軸210はホッパー130から供給される原料肉が流れる上流から下流、すなわち図5において右から左に行くに従って径を除々に拡大する負荷駆動軸211とこの負荷駆動軸211に一体に設けた螺旋翼212を備えているため、スクリーン筒220の内壁と、負荷駆動軸211の外壁と、螺旋翼212の側壁とによって形成される容積は、徐々に小さくなる。これにより、スクリーン筒220の小径孔から圧力分離により徐々に肉部分が押し出されるにしたがって、容積が徐々に狭くなるため、スクリーン筒220の最初から終端まで肉部分にはほぼ同一の圧力が加わることになり、より良質な分離された肉を抽出することができる。
スクリュー軸210とスクリーン筒220により肉が分離された後の骨部分は、スクリュー軸210に備えた螺旋翼212の端部から、円錐面213とこれに対向するレストリクター240の円錐面244との間のギャップを通して排出され、骨排出口247から排出される。なお、このギャップはアジャスティングナット243を回動することで調整可能となる。また、このギャップを調整することで、原料肉から分離する肉の状態を調整可能となる。
この種の骨肉分離装置は衛生面が極めて重要になる。この点、実施例のようにすれば、リテーナープレート246及びアジャスティングナット243を取り外せば、スクリュー軸210の外形は同一であることから図5においてスクリュー軸210を左側に引き出せば、このスクリュー軸210を容易に取り外すことができる。これにより、ホッパー130からスリーブ230内、及びレストリクター240内を容易に清掃可能となる。更に、スクリーン筒220、スリーブ230内を清掃する場合は、タイバー202の取付けネジをはずし、フロントヘッドフランジ232を取り外せば、スクリーン筒220及びスリーブ230を取り外し、清掃することが容易にできる。
以上、実施例において、原料肉は人手によりホッパー130あるいはホッパー132に供給するようにした場合について説明したが、適当なコンベア等の搬送手段によって原料肉を搬送し、ホッパー130あるいはホッパー132に供給するようにしてもよい。
以上、実施例のようにすれば、第1の支持板110と第2の支持板120をホッパー130で連結固定した支持構成部分が全体の強度を保持することになる。そして、この支持構成部分に駆動手段300、骨肉分離手段200を強固に保持する構成のため、全体の構成が簡略化でき、しかも充分な強度を持つことができることから、装置全体を小型化することができる。
また、第1の支持板110と第2の支持板120をホッパー130で連結固定した支持構成部分としての原料肉供給部100の一方に駆動部300が、そして他方に骨肉分離部200が配置することによって骨肉分離部装置の主要部が構成されるため、これを載置するフレーム400は、操作者の都合の良い、すなわち原料肉を投入し易い高さに選択することができる。
更に、原料供給部100と骨肉分離部200と駆動部300を原料供給部10によって一体に構成できるため、取扱いの容易な骨肉分離装置を得ることができる。
100…原料肉供給部
110…第1の支持板
120…第2の支持板
131、132…ホッパー
200…骨肉分離部
210…スクリュー軸
211…負荷駆動軸
212…螺旋翼
220…スクリーン筒
230…スリーブ
240…レストリクター
245…骨排出口
300…駆動部
301…出力回転軸
310…電動モータ
350…減速機
400…支持機構

Claims (6)

  1. 距離を隔て平面側を向い合せて配置した第1の支持板と第2の支持板と、
    前記第1の支持板の前記第2の支持板の反対側に出力回転軸を前記第1の支持板を貫通して配置固定した駆動手段と、
    前記第2の支持板を貫通し、一端が前記駆動手段の出力回転軸と凹凸嵌合した負荷駆動軸と当該負荷駆動軸に一体に設けた螺旋翼を備え、他端が前記第2支持板から外方に延伸したスクリュー軸と、
    前記第1支持板と前記第2の支持板との間に配置して前記第1支持板と前記第2の支持板とを連結固定し、底部は前記スクリュー軸を収容し上方に開口し、当該開口から原料肉を供給するホッパーと、
    前記第2支持板から外方に延伸した前記スクリュー軸を収容し、径方向に多数の貫通孔を備えたスクリーン筒と当該スクリーン筒の更に外方延伸端部に配置され、前記螺旋翼の終端側に位置し、前記原料肉の内の骨を排出する骨排出口を備えたレストリクターとを備えた骨肉分離部と、
    当該骨肉分離部を前記第2の支持板に支持する支持機構と
    を備えて成る骨肉分離装置。
  2. 前記スクリュー軸は上流から下流に行くに従って径を除々に拡大する駆動軸と当該駆動軸に一体に設けた螺旋翼とを備え、当該螺旋翼によって形成される径は同一となし、当該螺旋翼のピッチは下流に行くに従って除々に狭めて成ることを特徴とする請求項1記載の骨肉分離装置。
  3. 前記駆動手段は前記スクリュー軸に加わるスラスト力を前記第1の支持板に伝えるスラスト力吸収機構を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の骨肉分離装置。
  4. 前記駆動手段は電動モータ機であることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の骨肉分離装置。
  5. 前記駆動手段は、電動モータと、当該電動モータの回転速度を減速する減速機とを一体構成したギアモータから成ることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4に記載の骨肉分離装置。
  6. 電動モータはインバータで速度制御されることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の骨肉分離装置。
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