JP2021531139A - 歯科クランプのための装置および方法 - Google Patents

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Abstract

被験者の歯科クランピングのための装置および方法が本明細書に開示される。【選択図】図8

Description

<相互参照>
[0001]
この出願は、つぎの出願の利益を請求する、すなわち、2018年5月10日に出願された米国仮特許出願No.62/669,934、2018年9月5日に出願された米国仮特許出願No,62/727,390、2018年11月5日に出願された米国仮特許出願No.62/755,961、2018年11月5日に出願された米国仮特許出願No.62/755,989、および2019年4月8日に出願された米国仮特許出願No.62/830,951であり、各々の引用によって全体的に本明細書に組込まれている。
<背景>
[0002]
特定の歯の疾病の治療のために近年進歩が見られたが、歯科治療のアクチュアルデリバリー(actual delivery)は手作業の集中的な処置のままである。従って、歯科治療を自動化する方法論のためのニーズを有する。
[0003]
既存の歯科治療装置あるいはシステムは自動歯科治療(例えば自動歯切断)を達成することができない。既設の機器またはシステムは、歯科治療を行なうために視覚装置(例えば歯のヒューマンマンビジョン、リアルタイム画像)に依存し、視覚に基づいた歯科治療手順の自動化に関連した大きな技術的な障害および規定上の危険性)が存在する。さらに、高価なロボットアームを利用する自動化の試みは、歯科治療システムのために、小売価格を100Kドル以上に設定する場合があり、そして、恐らくそのアームが損害を引き起こし得る大きな作業エンベロープが原因でFDAによる全自動の承認が得られない。したがって、コスト効率の良い装置、安全な装置および信頼できる装置ならびにシステムによる歯科治療を自動化する緊急かつ満たされていないニーズを有する。さらに、本明細書における適用の1つは歯冠のために歯を切断する(歯自体を切断する)ことであり、外科手術で歯科的に穴を空ける(人工歯根用の硬骨の中への訓練するせん孔)ためではない。本開示は歯科治療を自動化するための装置、システムおよび方法に関する。
[0004]
いくつかの実施形態では、本明細書の開示は歯科クランプを含んでおり、被験者の1つ以上の歯にコンピュータ数値制御(CNC)に指示されたシステム(例えば、自動歯科ドリル(ADD)システム)を接続している。いくつかの実施形態では、本明細書に開示された歯科クランプは被験者の歯の表面のデータに基づいて製造される。いくつかの実施形態では、歯科クランプは特別に製造された表面を含み、その表面は、被験者の歯の表面とかみ合うことで、被験者の歯を保持し、被験者の軟組織を保護し、CNCに指示されたシステムへの位置の照合を提供し、異なる時点(例えば歯科医のオフィスへの異なる患者の訪問中)でCNCに指示されたシステムに関する歯の同一の位置的環境を提供する。歯科外科を設けるための既存のシステムおよび方法と異なり、本明細書のシステムおよび方法は、正確で、確実で、効率的な歯の位置決め(例えば2つの異なる患者訪問間の歯科治療用のシステムに対する歯の同一の位置決め)のために、光学的手段によって標準の追跡の必要性をなくし、機械的結合機構に依存する。いくつかの実施形態では、本明細書において歯科クランプは、自動歯科治療の中で使用される洗浄および/または吸入装置の固定を提供する。いくつかの実施形態では、本明細書の装置、システムおよび方法は、軟組織の、歯科接着剤、洗浄、吸入、保護を含んでおり、それらは自動歯科治療を促進するために歯科クランプと共同して、あるいは単独で動作することができる。
[0005]
本明細書に提供される一態様は、被験者の歯科クランプのための装置を含み、当該装置は、。1つ以上の結合点を含む1つ以上のフレームであって、そこでは、1つ以上の結合点は、歯の治療中に自動歯科ドリル(ADD)システムに対して可逆的に装置を結合してなる、1つ以上のフレームと、1つ以上の顎部であって、該1つ以上の顎部は、それぞれ、第1および第2の表面を含み、前記第1の表面は、被験者の1つ以上の歯と噛み合うのに適した形状を含み、前記第2の表面は1つ以上のフレームへの取り付けのための表面であり、そこでは1つ以上の顎部は、歯の処置の間にADDシステムに歯の位置についての照合を提供してなる、1つ以上の顎部とを含んでなる装置。
[0006]
いくつかの実施形態では、第1の表面は表面のデータ、三次元モデルあるいは被験者の1つ以上の歯両方に基づいて製造され、走査時に当該1つ以上の歯の表す。いくつかの実施形態形態では、歯の処置は、歯の切断あるいは穴あけである。いくつかの実施形態では、1つ以上の結合点は、歯の切断の間に自動歯科ドリル(ADD)システムに固定して装置を結合するように構成される。いくつかの実施形態では、歯の切断の間のADDシステムへの装置の相対的運動は、臨床的に許容可能な閾値の範囲内にある。いくつかの実施形態では、ADDシステムは自動化された歯の切断によって口内の歯の補綴の準備のために構成される。いくつかの実施形態では、第1の表面は、1つ以上の歯の対応面を包絡する。いくつかの実施形態では、1つ以上のフレームは1つ以上の剛性材を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の顎部は1つ以上の剛性材を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の剛性材は、次のものの1つ以上を含む:プラスチック、複合材料、金属、ガラス、磁器、ゴムおよび合金。いくつかの実施形態では、1つ以上の剛性材は、次のうちの1つ以上を含む:ポリエーテル・エーテル・ケトン(PEEK)、ポリカーボネートおよびアクリル樹脂。いくつかの実施形態では、1つ以上の顎部は標準の大きさの剛性材を使用して、3次元印刷、成型、剛性材を分類した、鋳造、ツールパスを備えたコンピュータ数値制御(CNC)マシニングを用いて製造される。いくつかの実施形態では、歯の処置の間のADDシステムのための位置的な照合は、実質的にゼロである1つ以上の自由度で構成される。いくつかの実施形態では、第1の表面あるいは第2の表面の形状は三次元である。いくつかの実施形態では、第1の表面の形状は先に存在する形状の集合から選択される。いくつかの実施形態では、1つ以上の吸入口は装置の異なる部分に位置するのを超えるオリフィスへ接続するように構成される。いくつかの実施形態では、接着剤が、第1の表面上に少なくとも部分的に行われる。いくつかの実施形態では、第1の表面は、被験者の1つ以上の歯の三次元表面のデータに少なくとも部分的に基づいて生成される。いくつかの実施形態では、三次元表面のデータは、二次元のエックス線画像、三次元のエックス線画像および三次元のコンピュータ断層撮影(CT)スキャンの1つ以上に少なくとも部分的に基づいて生成される。
[0007]
本明細書に提供される第2の態様は被験者の歯科クランプの方法であり、当該方法は、歯科クランプのためにユーザに装置を提供する工程;1つ以上の顎部の第1の表面で被験者の1つ以上の歯にかみ合うように装置の1つ以上の顎部をユーザがクランピングを可能にする工程であって、そこでは、1つ以上の顎部は、当該顎部の第2の表面で装置の1つ以上のフレームに付けられてなる、工程;
ADDシステムによる歯の切断に先立って自動歯科ドリル(ADD)システムにユーザが装置を結合することを可能にする工程であって、前記結合することが、ADDシステムに装置の1つ以上のフレームの1つ以上の結合点を可逆的に結合することを含んでなる、工程;歯の切断の間に装置が、装置内に微粒子を保持するか、或いは装置内の吸入口へ微粒子を流出することを可能にする工程;自動歯科ドリル(ADD)による歯切断の後に、ユーザがADDシステムから装置を分離することを可能にする工程;及びユーザが被験者から1つ以上の顎部のクランピングを解除することを可能にする工程、を含んでなる。
[0008]
いくつかの実施形態において、被験者の1つ以上の歯を係合する装置の1つ以上の顎部をユーザがクランピングすることを可能にする工程が、歯の外部をクランピングするために2つの顎部を互いに締め付けることを含んでなる、スクリューレバレイジ、材料の弾性力、伸ばされたベルトの力あるいはその組み合わせを用いていくつかの実施形態において、被験者の1つ以上の歯を係合する装置の1つ以上の顎部をユーザがクランピングすることを可能にする工程が、歯の外部をクランピングするために1つ以上の顎部に被験者の1つ以上の歯に装置を付着させるために構成される付着力を使用して2つの顎部を互いに締め付けることを含む。
[0009]
本明細書に提供される別の態様は、自動化された歯の切断を介して被験者の口内の歯の補綴の準備用のシステムであり、当該システムは、つぎのものを含む:
被験者の自動化された歯の切断のために構成された自動歯科ドリル(ADD)システム;及び
被験者の歯科クランプの装置を含み、当該装置は、
1つ以上の結合点を含む1つ以上のフレームであって、そこでは、結合点は、歯の切断の間にADDシステムへ装置を可逆的に結合してなる、1つ以上のフレーム;および
1つ以上の顎部であって、各々が第1の表面及び第2の表面を含み、前記第1の表面は被験者の1つ以上の歯と係合するためのものであり、前記第2の表面は1つ以上のフレームへの取付けのためのものであり、そこでは、前記第1の表面は被験者の1つ以上の歯に取り付けるのに適しており、1つ以上の顎部は、ADDシステムのために歯に位置の照合を提供し、ADDシステムは、装置がADDに結合され、1つ以上の歯にクランプされるときに、1つ以上の歯を自動的に切断するように構成される、1つ以上の顎部を含む。
[0010]
本明細書に提供される別の態様は、自動的に歯を切断することを介して被験者の口内の歯の補綴の準備のための方法であり、当該方法はつぎの工程を含む:
歯のクランピングのためにユーザに装置を提供する工程;
1つ以上の顎部の第1の表面で被験者の1つ以上の歯と係合するためにユーザが前記装置の1つ以上の顎部をクランプすることを可能にする工程であって、そこでは、表面の形状は1つ以上の歯に取り付けるのに適しており、そこでは、1つ以上の顎部は、1つ以上の顎部の第2の表面で装置の1つ以上のフレームに付けられてなる、工程;
歯の切断に先立って、ユーザが自動歯科ドリル(ADD)システムに装置を結合することを可能にする工程であって、前記ADDシステムに1つ以上の結合点を可逆的に結合することを含んでなる、工程;
1つ以上の歯の外部で被験者の1つ以上の歯を自動的に切断するために、ユーザが前記ADDを動作することを可能にする工程;
歯の切断の間に、ユーザが装置内で微粒子を保持するか、吸入口への微粒子の流出を保持することを可能にする工程;
歯の切断の後に、ユーザが前記ADDシステムから装置を分離することを可能にする工程;および
ユーザが被験者から1つ以上の顎部をクランプ解除することを可能にする工程を含む。
[0011]
本明細書に提供される別の態様は被験者の歯科クランプのための装置であり、前記装置は、つぎの構成を含む:
1つ以上の結合点を含む1つ以上のフレームであって、そこでは、1つ以上の結合点は、歯の処置のために構成されたシステムに装置を可逆的に結合してなる、1つ以上のフレーム;および
1つ以上の顎部であって、各々が第1及び第2の表面を含み、前記第1の表面は、被験者の1つ以上の歯に取り付けるのに適した形状を含み、前記第2の表面は前記1つ以上のフレームへの取付けのためのものである。
[0012]
いくつかの実施形態では、1つ以上の吸入口は装置の異なる部分に位置する1つを超えるオリフィスに接続するように構成される。
いくつかの実施形態では、
1つ以上の吸入口は、1つ以上のフレーム、1つ以上の顎部、被験者の1つ以上の歯あるいはその1つの組み合わせに付けられる。
いくつかの実施形態では、歯の処置のために構成されたシステムは、歯の切断または歯の穴あけのために構成された自動歯科ドリル(ADD)システムである。
いくつかの実施形態では、歯の処置のために構成されたシステムは根管システムである。
いくつかの実施形態では、1つ以上の顎部は、システムによる歯の処置に位置の照合を提供するか、あるいはシステムに対する1つ以上の歯の同一の位置的環境を提供する。
いくつかの実施形態では、1つ以上の顎部は、歯の切断に位置の照合を提供するか、
あるいはADDシステムによる歯の切断又は歯の穴空けを提供するか、あるいはADDシステムに対する1つ以上の歯の同一の位置的環境を提供する。
いくつかの実施形態では、前記第1の表面は、表面のデータに基づいて製造される、
三次元モデル、あるいは歯の走査技術(しかしDentsply Sirona CERECあるいはAlign Technologiesの口内の走査装置を使用することに限定されない)によって決定される1つ以上の歯の両方。
いくつかの実施形態では、1つ以上の顎部は、異なる時点でADDシステムに対して1つ以上の歯の同一の位置の環境を提供する。
いくつかの実施形態では、1つ以上の結合点は、歯の切断の間に自動歯科ドリル(ADD)システムに固定して装置を結合するために構成される。
いくつかの実施形態では、歯の切断の間のADDシステムに対する装置の相対的運動は、臨床的に許容可能な閾値内にある。
いくつかの実施形態では、ADDシステムは自動歯切断を介して口内の歯の補綴の準備のために構成される。
いくつかの実施形態では、第1の表面は、1つ以上の歯の対応する表面を包絡する。
いくつかの実施形態では、1つ以上のフレームは1つ以上の剛性材を含む。
いくつかの実施形態では、1つ以上の顎部は1つ以上の剛性材を含む。
いくつかの実施形態では、1つ以上の剛性材は、次のものの1つ以上を含む:
プラスチック、複合材料、金属、ガラス、磁器、ゴムおよび合金。
いくつかの実施形態では、1つ以上の剛性材は、ポリエーテル・エーテル・ケトン(PEEK)、ポリカーボネートおよびアクリルの1つ以上を含む。
いくつかの実施形態では、三次元印刷、成型、鋳造、コンピュータ数値制御(CNC)および/またはツールパスによるマシニングを用いて、1つ以上の顎部は標準のサイズの剛性材を使用して製造される。
いくつかの実施形態では、異なる時点でのADDシステムに対する1つ以上の歯の同一の位置的環境は、実質的にゼロである1以上の自由度を含む。
いくつかの実施形態では、第1の表面または第2の表面の形状は三次元である。
いくつかの実施形態では、第1の表面の形状は先に存在する形状の集合から選択される。
[0013]
本明細書に提供される別の態様は被験者の歯科クランプのための装置であり、前記装置は、つぎの構成を含む:
1つ以上の結合点を含む1つ以上のフレームであって、そこでは、1つ以上の結合点は、歯の処置のために構成されたシステムに装置を可逆的に結合してなる、1つ以上のフレーム;
および1つ以上の顎部であって、各々が第1の表面及び第2の表面を含み、前記第1の表面は、被験者の1つ以上の歯に取り付けるのに適した形状を含み、前記第2の表面は前記1つ以上のフレームへの取付けのためのものである顎部を含む。
いくつかの実施形態では、1つ以上の顎部は、システムによる歯の処置に位置の照合を提供する。
いくつかの実施形態では、歯の処置のために構成されたシステムは、1)歯の切断または歯の穴あけのために構成された自動歯科ドリル(ADD)システムであり;及び/または、2)歯の処置のために構成されたシステムは、2)レーザー源、レーザー制御システム、光伝送光学系、ビーム・ステアリング光学系および制御システム、およびシャッターを含む。
いくつかの実施形態では、1つ以上の洗浄オリフィスは、歯の処置のために構成されたシステムの遠位端に、または遠位端近くに位置する。
いくつかの実施形態では、1つ以上の洗浄オリフィスはシステムの歯科切断バー又は歯科穴空けバーを囲むように位置する。
いくつかの実施形態では、歯の処置のために構成されたシステムは根管システムである。
いくつかの実施形態では、1つ以上の顎部は、システムによる歯の処置に位置の照合を提供するか、あるいはシステムに対する1つ以上の歯の同一の位置的環境を提供する。
いくつかの実施形態では、前記第1の表面は、表面のデータ、三次元モデル、あるいは被験者の1つ以上の歯の両方に基づいて製造され、走査時に1つ以上の歯の表面を表わす。
いくつかの実施形態では、1つ以上の結合点は、歯の切断の間に自動歯科ドリル(ADD)システムに固定して装置を結合するために構成される。
いくつかの実施形態では、歯の切断の間のADDシステムに対する装置の相対的運動は、臨床的に許容可能な閾値内にある。
いくつかの実施形態では、
ADDシステムは自動の歯の切断を介して口内の歯の補綴の準備のために構成される。
いくつかの実施形態では、第2の表面は、1つ以上の歯の対応する表面を包絡する。
いくつかの実施形態では、1つ以上のフレームは1つ以上の剛性材を含む。
いくつかの実施形態では、1つ以上の顎部は1つ以上の剛性材を含む。
いくつかの実施形態では、1つ以上の剛性材は、次のものの1つ以上を含む:
プラスチック、複合材料、金属、ガラス、磁器、ゴムおよび合金。
いくつかの実施形態では、1つ以上の剛性材は、次のものの1つ以上を含む:
ポリエーテル・エーテル・ケトン(PEEK)、ポリカーボネートおよびアクリル樹脂。
いくつかの実施形態では、三次元印刷、成型、鋳造、コンピュータ数値制御(CNC)および/またはツールパスによるマシニングを用いて、1つ以上の顎部は標準のサイズの剛性材を使用して製造される。
いくつかの実施形態では、異なる時点でのADDシステムに対する1つ以上の歯の同一の位置環境は、1つ以上の自由度を含むが、自由度は実質的にゼロである。
いくつかの実施形態では、第1の表面または第2の表面の形状は三次元である。
いくつかの実施形態では、1つ以上の吸入口は装置の異なる部分に位置する1つを超えるオリフィスに接続するように構成される。
いくつかの実施形態では、第1の表面の形状は既存の形状の集合から選択される。
[0014]
開示の新規な特徴は、添付された特許請求範囲において詳しく示される。本開示の特徴および利点についてのよりよい理解は、次の詳細な説明の言及によって得られ、開示の原理が利用される、例証となる実施形態が示される。
図1は、本明細書の実施形態に従って、典型的な自動歯科ドリル(ADD)システムを例証する側面図を示す; 図2は、本明細書の実施形態に従って、患者を治療する典型的なADDシステムを例証する斜視図を示す; 図3は、本明細書の実施形態に従って、患者を治療する典型的なADDシステムを例証する側部断面図を示す; 図4は、本明細書の実施形態に従って、患者を治療する典型的なADDシステムを例証する側部断面図を示す; 図5は、本明細書の実施形態に従って、典型的なADDシステム内の構成部品を例証する側面図を示す; 図6は、本明細書の実施形態に従って、典型的な第1の歯科クランプの例証を示す; 図7は、本明細書の実施形態に従って、典型的な第2の歯科クランプの例証を示す; 図8は、本明細書の実施形態に従って、典型的な第3の歯科クランプの例証を示す; 図9は、本明細書の実施形態に従って、典型的な第1の歯科クランプ、導光管、撮像センサーおよび注水システムの例証を示す; 図10は、本明細書の実施形態に従って、典型的な第2の歯科クランプ、導光管、撮像センサーおよび注水システムの例証を示す; 図11は、本明細書の実施形態に従って、典型的なレーザーADDシステムの例証をここに示す; 図12は、本明細書の実施形態に従って、典型的な歯科治療システムの例証を示す。 図13は、コンピュータ装置の非限定的な例を示す;この場合1つ以上のプロセッサー、メモリー、記憶装置およびネットワーク・インターフェースを備えた装置。
<詳細な説明>
[0028]
多くの既存の歯科治療装置およびシステムは、自動歯科治療、例えば、自動歯切断を行うことができない。既設機器とシステムは、主要な技術的な障害を経験し、規定上の危険性は、損害の可能性がある大きな作業エンベロープにより、自動歯科治療に依存する。したがって、コスト効率が良く、安全で、信頼できる装置ならびにシステムによる歯科治療を自動化する緊急かつ満たされていないニーズを有する。それゆえ、外科手術中に歯冠のための切断や歯の穴空けのための装置およびシステムが提供される。本開示は歯科治療を自動化するための装置、システムおよび方法に関する。
[0029]
いくつかの実施形態では、本明細書の開示は歯科クランプを含み、被験者の1つ以上の歯にコンピュータ数値制御(CNC)に指示されたシステムに接続している。いくつかの実施形態では、本明細書に開示された歯科クランプは被験者の歯の表面のデータに基づいて製造される。いくつかの実施形態では、歯科クランプは被験者の歯の表面とかみ合う特別に製造された表面を含んでいる。そのような歯科クランプは歯を保持し、被験者の軟組織を保護し、CNCに位置の照合を提供し、及び異なる時点でCNCに対して歯の同一の位置の環境を提供するように作用する。現存のシステム、および口腔外科的位置決め方法と異なり、本明細書のシステムおよび方法は、正確で、信頼でき、効率的な歯の位置決め、例えば歯科治療用のシステムに対して2つの異なる患者の歯の同一の位置決めのための機械的結合機構に依存することにより、光学的手段によって標準の追跡の必要性をなくしている。いくつかの実施形態では、本明細書の歯科クランプは、自動歯科治療にも使用される洗浄および/または吸入装置のための固定を提供する。いくつかの実施形態では、本明細書の装置、システムおよび方法は、自動歯科治療を促進するために歯科クランプと組み合わせて、あるいは単独で動作しうる歯科接着剤、洗浄、吸入、軟組織の保護を含んでいる。
<用語と定義>
[0030]
もし他の方法で定義されなかったならば、本明細書に使用されるテクニカルタームはすべて本開示が属する技術に係る当業者によって一般に理解されるのと同じ意義を有する。
[0031]
本明細書に使用されるように、単数の形態「a」、「an」および「the」は、もし文脈が明確に他の方法で規定しなければ、複数の内容を含んでいる。本明細書における「又は」についての内容は、もし他に特段の言及がなければ、「及び/又は」を包含するように意図される。
[0032]
本明細書に使用されるように、用語「約」は10%、5%あるいは1%と述べられた量の近辺にあり、その増量分を含む量を指す。
[0033]
本明細書に使用される用語「被験者」は、歯科治療の必要のある患者あるいは人の対照被験者を言う。
[0034]
本明細書に使用されるように、パーセンテージに関する用語「約」は、10%、5%あるいは1%と述べられたパーセンテージより大きいかあるいはより小さいその増量分を含む量を指す。
[0035]
本明細書に使用されるように、「少なくとも1」、「1つ以上」、及び「および/または」というフレーズは、動作において接続し、分離する開放式の表現である。例えば、表現「A、BおよびCの少なくとも1つ」、「A、BあるいはCの少なくとも1つ」、「A、BおよびCの1つ以上」あるいは「A、BあるいはCの1つ以上」および「A、Bおよび/またはC」という表現の各々は、A単独で、B単独で、C単独で、AおよびBともに、AおよびC共に、BおよびC共に、あるいはA、BおよびC共に、を意味する。
<自動歯科用ドリル>
[0036]
図1−3を参照すると、ADDシステム10の位置を決めるように構成された自動歯科用ドリル(ADD)システム10および歯科クランプ20が本明細書に提供される。本明細書に開示された歯科クランプ20は、被験者の口腔に置かれ、歯の処置用のADDシステム10に接続され得る。いくつかの実施形態では、システムは自動歯科用ドリル(ADD)システムである。いくつかの実施形態では、自動歯科用ドリル(ADD)は機械的バーを使用して切断する。いくつかの実施形態では、自動歯科用ドリル(ADD)は焦点に集められたレーザー光線を使用して切断する。いくつかの実施形態では、ADDシステムは自動の歯の切断を介して口内の歯の補綴の準備のために構成される。いくつかの実施形態では、システムは歯の根管を実行するように構成される。いくつかの実施形態では、歯の処置のために構成されたシステムは、自動の歯の切断、歯の穴あけあるいは両方のために構成される。
[0037]
図4および5は、自動ドリルの概要の例証を示す。歯科用ドリル10は、トランスレーショナル駆動筐体部16に付けられたマウスピース筐体部14を含む歯科用ドリル筐体12を含むことができる。マウスピース筐体部14は動作中に、被験者の口の中で少なくとも部分的に位置するように構成することができる。エンドエフェクタ駆動支持18は歯科用ドリル筐体12に配置することができる。少なくとも一部エンドエフェクタ駆動支持18は、移動可能にマウスピース筐体部14に位置することができる。マウスピース筐体部14は、マウスピース筐体部14に伸びるシャフト部20を含むことができる。いくつかの実施形態では、シャフト部20はシャフト22によってエンドエフェクタへの切断機構ドライバーの結合を可能にするために中空である。
[0038]
さらに、図4、5および12につき、エンドエフェクタ88はエンドエフェクタ駆動支持18に付けることができ、マウスピース筐体部14に対する3つの直交する直線方向(例えばx、y、z)に沿って移動可能になりえる。その代わりに、エンドエフェクタ88はエンドエフェクタ駆動支持18に付けることができ、マウスピース筐体部14に対して多い自由度のうちの6つに沿って移動可能になりえる。動作において、z方向は歯に垂直として定義される。x及びy方向はz方向に垂直であるとして定義することができる。典型的には、エンドエフェクタ88はエンドエフェクタ駆動支持18の端部に位置する。エンドエフェクタ88はマウスピース筐体部14から突出することができ、所要の許容差および形状に在来の歯、歯科矯正装置あるいは両方を切断するために使用することができる。切断機構ドライバー30はエンドエフェクタ88の位置に結合することができる。エンドエフェクタ88は歯科用ドリル筐体によって位置を決めることができ、歯科用ドリル筐体を介してシャフトは、(切断バーのための回転機械であれ、あるいは切断レーザーの電磁気であれ)エンドエフェクタ88に動力を供給することができる。
[0039]
いくつかの実施形態では、自動歯科用ドリル10はさらに、3つ以上の方向に沿ってエンドエフェクタ88を駆動するトランスレーショナルな駆動組立体36を含む。トランスレーショナルな駆動装置36は3つ以上のトランスレーショナルドライブを含むことができ、
3つ以上の方向、すなわち、z−方向ドライブ38、y−方向ドライブ40、およびx−方向ドライブ42の各々は、ステッパドライブ、圧電ドライブ、サーボモータードライブあるいはそれらの組み合わせによって起動されうる。z−方向ドライブ38、y−方向ドライブ40およびx−方向ドライブ42の各々は、ステッパドライブ、圧電ドライブ、サーボモータードライブあるいはそれらの組み合わせでありえる。カプラー44は切断駆動支持18およびエンドエフェクタ88と3つのトランスレーショナル・ドライブの運動を結合するために使用することができる。
[0040]
自動歯科用ドリル10は、歯科クランプに付いているクランプ・コネクター46をも含み得る。歯科クランプ48は、治療される歯のまわりの被験者の口に付けることができる。クランプ・コネクター46は、歯科用ドリル筐体12に固定され得る支持システム50に付けることができる。クランプ48は、標的歯の場所およびトポグラフィーの走査されたデータから製造することができる。クランプ48は、与えられた歯を切断する前に患者の歯に置かれた時走査と、クランピングの間の相対的運動のために修正するために、もとの走査された場所へ歯の位置を変えることができる。トランスレーショナル・ドライブ36は切断の前にクランプ48に零に設定され得る。トランスレーショナル・ドライブ組立体36は、切断の間にクランプ48に機械的に結合され得る。いくつかの実施形態では、歯科クランプ48は、超高精度の方法で歯とかみ合う内周面を有する、3D印刷されたか、あるいは成型されたクラムシェル構造であり得る。切断中に、エンドエフェクタ(例えばドリルまたはレーザー)は歯材の直下にアクセスするためにクランプのプラスチックによって切断できる。いくつかの歯が歯科クランプ内周面によって同時に保持されるので、切断の間、歯の運動は低減される。
[0041]
いくつかの実施形態では、自動歯科用ドリル10は、さらに、自動歯科用ドリルの受動の位置決めおよび支持を可能にする片持梁アーム50および1つ以上のジンバル52、54、56を含んでいる。片持梁アーム50はサポート構造58(例えば壁、カート、シーリング、床、歯科用椅子など)にしっかり固定され得る。
<歯科クランプ>
[0042]
図6は、本明細書の第一歯科クランプ装置600の典型的な概略図を示す。いくつかの実施形態では、第一歯科クランプ装置600は患者の特定の顎部601A、601Bを含む、そこでは、患者の特定の顎部601A 601Bの各々は1つ以上の結合点603を含む。示されるように、患者の特定の顎部601A 601Bの1つ以上は吸入管602を含むことができる。
[0043]
図7−8は、本明細書の第2の歯科クランプ装置700の典型的な概略図を示す。いくつかの実施形態では、歯科クランプ700は1つ以上のフレーム704A 704Bを含み、それによって、歯科クランプは、1つ以上の結合点703を介してシステムに可逆的に固定して結合され得る。結合点は異なる幾何学的形状を持つことができる。いくつかの実施形態では、フレーム704A 704Bは、また単一の軸に沿って、例えば有効に1つ以上の歯をクランピングする2つの逆方向からのY軸に沿って歯面を包絡するために作用する1つ以上の顎部701A、701B、例えば患者の特定の顎部を保持するためにプラットフォームを提供する。いくつかの実施形態では、患者の特定の顎部701A、701Bは、被験者の1つ以上の歯の歯面でかみ合うのに適した形状を含む第1の表面701A、701B及び1つ以上のフレーム704A、704Bへの取付けのための第2の表面701A、701Bを含んでいる。いくつかの実施形態では、第1の表面701A、701Bは、1つ以上の歯の対応する表面を包絡する。いくつかの実施形態では、第1の表面の形状は先に存在する形状の集合から選択される。いくつかの実施形態では、第1の表面は3次元あるいは2次元である。いくつかの実施形態では、第2の表面は3次元あるいは2次元である。既存の吸入管702は、歯科クランプ700のかみ合いオリフィスとの適合を可能にするために、特別の境界面にある部分で導入され得る。
[0044]
いくつかの実施形態では、患者に特異的な顎部701A、701Bおよび表面701A、701Bは、各患者に注文で製造される。いくつかの実施形態では、表面701A、701Bは、被験者の1つ以上の歯の三次元の表面のデータに少なくとも部分的に基づいて生成される。限定しない例として、歯の表面データは(限定されないが、Dentsply Sirona CERECあるいはAlign Technologiesの口内の走査装置などの)表面走査装置によって提供される。この歯の表面情報は、その後、歯の3Dモデルに翻訳することができ、(1つの歯あるいは多くの歯のための)処置に基づいて使用されるために特定の範囲が取られる。いくつかの実施形態では、その後、歯の3Dモデルは、標準の大きさ。(単一の標準的な大きさであれ、或いは範囲であれ)の剛性材。(例えばPEEK、ポリカーボネート、アクリル樹脂、金属、ポリマーなどなどのようなプラスチック)の3Dモデルによってデジタル的にペアにされる。その後、3Dの歯のモデルおよび標準化されたサイズの部分のオーバーラップは予め決められた位置でロックすることができ、製作方法が決定され得る。いくつかの実施形態では、製造方法は、三次元印刷、成型、鋳造、コンピュータ数値制御(CNC)マシニングおよび/またはツールパスによるマシニングの1つ以上を含んでいる。そのような方法は標準サイズの部分にカットアウェイ(cut away)を生成するために使用することができ、ついで、患者に特異的な顎部701A、701Bは、切断アウェイの除去の後に生成することができる。いくつかの実施形態では、顎部の製作は、インハウスの製造方法(例えば鋳造、CNCマシニングあるいは3D印刷)を使用して、診断と治療が行なわれる歯科医院、あるいは代替的に外部の研究所あるいは集中化された製造工場でなされ得る。
[0045]
いくつかの実施形態では、歯科クランプ700の視線固定点は、多くの吸入口702を固定するために作用する。いくつかの実施形態では、吸入口702は、破片の除去、冷却/フラッシング水治療を可能にするため、或いは切断後のために構成される。いくつかの実施形態では、吸入口は、限定されないが内部に陰圧を提供するためのメカニズムを含む装置と共に機能する。追加の付属品は、歯科医院で陰圧を提供する装置に加えることができる。いくつかの実施形態では、必要な分岐機構に加えて、付属品は、歯科クランプ700の部分に吸入口702を結合するためにカスタムエンドオリフィスを含み、その結果、1つの吸入装置が歯科クランプと係合するいくつかのオリフィスに製造され得る。いくつかの実施形態では、吸入口702はクランプの異なる部分に位置する1つを超えるオリフィスに接続するように構成される。吸入口は1つ以上のフレーム、1つ以上の顎部、被験者の1つ以上の歯あるいはその組み合わせに付けることができる。いくつかの実施形態では、吸入口は、プラスチック、ポリマー、ゴム、シリコーンなどのような柔軟性材料を含んでいる。いくつかの実施形態では、歯科クランプ700は1つ以上の洗浄オリフィスを含んでいる。そのような洗浄オリフィスは、歯の処置のために構成されたシステムの遠位端(近位端より被験者に近い端部)近くに位置することができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の洗浄オリフィスはシステムの歯科用切断バー又は歯科用穴空けバーを囲むために位置する。いくつかの実施形態では、1つ以上の洗浄オリフィスは歯の切断または歯の穴あけに使用されたレーザー光線の通過を可能にするために位置する。いくつかの実施形態では、横断面において重なっている場合であれ、あるいは環状であれ、レーザーおよび水洗浄は共軸の方法で統合することができる。
[0046]
いくつかの実施形態では、そのような吸入口は既存の歯の吸入口と同じである。いくつかの実施形態では、洗浄オリフィスは、本質的に円形の横断面を含んでいる。いくつかの実施形態では、洗浄オリフィスは、すべての任意の幾何学的図形である横断面を含んでいる、そのような形状の限定しない例は卵形、ダイヤモンド、正方形、星形などを含んでいる、いくつかの実施形態では、そのような洗浄オリフィスは既存の歯の吸入口と同じである。
[0047]
いくつかの実施形態では、フレームは、患者に特異的な顎部製作習慣に先立って、高い容積製作を可能にするために単一の標準の大きさあるいは一連の標準の寸法をもつ。
[0048]
いくつかの実施形態では、患者に特異的な顎部の結合点は、システム、例えばADDシステムに歯科クランプの固定をもたらし、その結果自由度がすべて本質的にゼロである。いくつかの実施形態では、歯の処置の間のシステムへの歯クランプの相対的運動は、臨床的に許容可能な閾値のその内にある。いくつかの実施形態では、結合点は、システムに対して歯科クランプの最大の相対的運動が、本質的にゼロであるように固定をもたらす。いくつかの実施形態では、そのような固定は、システムが歯クランプを囲むことを可能にすることができ、そして、破片が歯科クランプ内に含まれることを保証する。いくつかの実施形態では、そのような固定は、吸入口702が、いかなる洗浄材料および過剰なフラッシング水をも有効に効率的に除去することを可能にする。いくつかの実施形態では、システムは、その上に付けられた歯科クランプにより歯科治療または処置を実行する。例えば、ADDの内の歯科用ドリルヘッドは、所要の歯に切断を実行することができる。一旦動作が完了すると、ADDは歯科クランプから取り除くことができ、歯科クランプは、臨床医が標的の歯の作業を終えることを可能にして、患者の歯から次に取り除くことができる。
[0049]
いくつかの実施形態では、歯科クランプは、スクリューレバレッジ、材料の弾性力(従来の歯科クランプに類似している)、スクリューレバレッジを介したバンド力(従来の歯のバンドクランプを参照されたい)、あるいは他の適用可能な手段のいずれかに伝えられたクランピング力によって歯に取り付けることができ、平行でかつ対向する方法で2つのフレーム/患者特異的な顎部を例えばY軸に沿って圧搾し、歯の標的部位の外部を締め付ける。
[0050]
いくつかの実施形態では、歯科クランプは1つ以上の顎部の上に塗布された接着剤を使用して、付着力によって歯の上に取り付けられる。いくつかの実施形態では、接着剤が、表面上に少なくとも部分的にある。そのような付着力は、初期クランピング、歯表面との接着剤の十分な接触を可能にする圧搾力などによって活性化することができる。初期の力は、接着力が起こった後、除去され得る。
[0051]
いくつかの実施形態では、結合点、顎部、フレームあるいはその組み合わせは、剛性材料または半剛性材を含んでいる。いくつかの実施形態では、剛性材は、プラスチック、複合材料、金属、ガラス、磁器、ゴムおよび合金の1つ以上を含んでいる。いくつかの実施形態では、剛性材は、ポリエーテル・エーテル・ケトン(PEEK)、ポリカーボネートおよびアクリル樹脂、ADDシステムの1つ以上を含んでいる。
[0052]
いくつかの実施形態では、歯の処置のためのシステムと共に使用することができる本明細書に開示された歯科クランプは、データがマシニングのために設定されることを可能にする。歯科クランプはADDシステムの座標を歯科解剖学の座標と結合するために作用することができ、それによって、それが歯に関するものである場合に、ADDシステムが追跡することを可能にする。したがって、歯科クランプは、共通のデータが2つのシステム間で設定されることを可能にする。データは、共通の(カーテシアン(cartesian)、円柱状、楕円状などの)座標系が設定される基準位置になりえる。
[0053]
いくつかの実施形態では、データは、歯科クランプを生成するプロセスに由来した許容可能な許容差内で、フレーム上の既知の点にシステムを結合し、所定の歯の既知の位置へ歯科クランプを介して既知の点を追跡することによって提供される。したがって、1つ以上の顎部は歯の処置の間に位置の基準を提供することができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の顎部は、異なる時点でシステムに対して1つ以上の歯の同一の位置の環境を提供する。いくつかの実施形態では、これは、歯が走査される時と動作が起こる時の間で歯が動くが、歯科クランプは以前に走査された場所への歯の位置を変えることができることを有利に保証する。なぜなら患者に特異的な顎部が、それらが走査される場合に、歯の幾何学的な配置および場所と一致するために製造されるからである。
[0054]
図9および10で理解されたとともに、いくつかの実施形態では、ADDシステム900はクランプ700、レーザー発生器からレーザーを移すように構成された導光管901、センサー902および洗浄ノズル903を含む。いくつかの実施形態では、歯科クランプシステム900は、処置の間に歯の現在の寸法を測定するために1つ以上のセンサー902を組込む。いくつかの実施形態では、ADDシステム900は2つ以上のセンサー902と、2つ以上の洗浄ノズル903を含むことができる。図9で理解されるように、センサー902および洗浄ノズル903は導光管901に付けることができる。代替的に、図10について、洗浄ノズル903はクランプ700に付けることができる。いくつかの実施形態では、センサー902および洗浄ノズル903の少なくとも1つは、クランプ700に付けることができる。
[0055]
いくつかの実施形態では、センサー902は光学的である。いくつかの実施形態では、センサー902は、マシン・ビジョン(画像分析)を使用して、歯の現在の寸法を決定する。いくつかの実施形態では、センサー902は、歯の現在の寸法を決定するために光干渉断層撮影を使用する。いくつかの実施形態では、センサー902は、歯の現在の寸法を決定するためにスペックル干渉法を使用する。いくつかの実施形態では、センサー902は、歯の現在の寸法を決定するために超音波を使用する。いくつかの実施形態では、センサー902によって決定されるような歯の現在の寸法は、歯の処置の進行を決定するために、外科の計画と比較される。
[0056]
いくつかの実施形態では、センサー902によって決定されるような歯の現在の寸法は
組織除去の比率を決定するために歯の以前の寸法と比較される。いくつかの実施形態では、歯の前の寸法は、同じ処置の間にセンサー902による従来の測定を使用して決定される。いくつかの実施形態では、歯の前の寸法は、当業者に明らである他の手段を使用して実行された歯の前の測定を使用して決定される。限定しない例として、歯の表面データは、表面の走査システム(限定されないが、たとえばDentsply Sirona CERECあるいはAlign Technologiesの口内の走査装置)によって提供される。
[0057]
いくつかの実施形態では、歯の現在と過去の寸法は最適な組織除去のために自動歯科用ドリル(ADD)の切断速度を制御するために使用される。いくつかの実施形態では、組織除去の比率は、(歯の現在と過去の寸法によって決定さるとともに)健康な組織と不健康な組織を区別するために使用される。限定しない例として、稠密な歯材は切断するか、あるいはカリエスより低い比率で除去するだろう。いくつかの実施形態では、組織除去の比率は(歯の現在と過去の寸法によって決定されたとともに)、歯肉と歯を区別するために使用されるいくつかの実施形態では、組織除去率の空間分布は除去される組織の範囲を決定し、かつ処置の進行および完結を決定するためにするために使用される。
[0058]
いくつかの実施形態では、処置の進行あるいは完結の測定は、組織除去率を使用して決定されるとともに、自動制御系を使用して実行される。限定しない例として、自動制御系はコンピュータを使用して実行することができる。別の限定しない例として、自動制御系はマイクロコントローラを使用して実行することができる。第3の限定しない例として、自動制御系はフィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)を使用して実行することができる。
[0059]
図11につき、ADDシステム100はトランスレーショナルな駆動組立体1101および歯の切断又は穴を空けるためにレーザー光線を生成するレーザー発生源1102を含むことができる。いくつかの実施形態では、レーザー生成源1102は、特定の治療容積1103内に濃縮されたビームを生成する。これは歯の表面と一致するかもしれないし、一致しないかもしれない。治療容積1103中の焦光したレーザーは、歯の内部の相転移、(例えば水マイクロバブル)、化学変化(例えばpIRL)多光子イオン化あるいはそれらの組み合わせを可能にする。いくつかの実施形態では、レーザーは、例えばADDシステムにレーザーを生成する情報源を組み入れることによって、システムの遠位端部で生成され、いくつかの実施形態では、レーザーはシステムの近位端で生成され、システムの遠位端部へ送信される。いくつかの実施形態では、クランプは被験者の歯へのレーザー・アクセスを可能にするような寸法にすることができる(例えば、z方向に沿ってはめ込まれ)。
[0060]
いくつかの実施形態では、レーザー光線には約0.1um乃至約50umの波長を有する。いくつかの実施形態では、レーザー光線には約0.1μum乃至約0.5um、約0.1um乃至約1um、約0.1um乃至約5um、約0.1um乃至約10um、約0.1um乃至約15um、約0.1um乃至約20um、約0.1um乃至約25um、約0.1um乃至約30um、約0.1um乃至約35um、約0.1um乃至約40um、約0.1um乃至約50um、約0.5um乃至約1um、約0.5um乃至約5um、約0.5um乃至約10um、約0.5um乃至約15um、約0.5um乃至約20um、約0.5um乃至約25um、約0.5um乃至約30um、約0.5um乃至約35um、約0.5um乃至約40um、約0.5um乃至約50um、約1um乃至約5um、約1um乃至約10um、約1um乃至約15um、約1um乃至約20um、約1um乃至約25um、約1um乃至約30um、約1um乃至約35um、約1um乃至約40um、約1um乃至約50um、約5um乃至約10um、約5um乃至約15um、約5um乃至約20um、約5um乃至約25um、約5um乃至約30um、約5um乃至約35um、約5um乃至約40um、約5um乃至約50um、約10um乃至約15um、約10um乃至約20um、約10um乃至約25um、約10um乃至約30um、約10um乃至約35um、約10um乃至約40um、約10um乃至約50um、約15um乃至約20um、約15um乃至約25um、約15um乃至約30um、約15um乃至約35um、約15um乃至約40um、約15um乃至約50um、約20um乃至約25um、約20um乃至約30um、約20um乃至約35um、約20um乃至約40um、約20um乃至約50um、約25um乃至約30um、約25um乃至約35um、約25um乃至約40um、約25um乃至約50um、約30um乃至約35um、約30um乃至約40um、約30um乃至約50um、約35um乃至約40um、約35um乃至約50um、あるいは約40um乃至約50umの波長を有する。いくつかの実施形態では、
レーザー光線には約0.1um、約0.5um、約1um、約5um、約10um、約15um、約20um、約25um、約30um、約35um、約40um、あるいは約50umの波長を有する。いくつかの実施形態では、レーザー光線には少なくとも約0.1um、約0.5um、約1um、約5um、約10um、約15um、約20um、約25um、約30um、約35um、あるいは約40umの波長を有する。いくつかの実施形態では、
レーザー光線には高々0.5um、約1um、約5um、約10um、約15um、約20um、約25um、約30um、約35um、約40um、あるいは約50umの波長を有する。
[0061]
いくつかの実施形態では、システムによって生成されたレーザー光線は、異なる切断或いは穴空けへの適用に適した異なるスポットサイズを提供するように構成される。いくつかの実施形態では、本明細書において生成されたレーザー光線は、切断の間に周期的なやり方のパルスでオン・オフが切り替えられる。いくつかの実施形態では、持続時間および「オン」パルス間の時間は、切断または穴空けプロセスを最適化するように制御することができる。いくつかの実施形態では、本明細書において生成されたレーザー光線の光学的なパワーは切断または穴空けプロセスを最適化するように制御することができる。いくつかの実施形態では、本明細書において生成されたレーザー光線の光学的パワーは切断または穴空け加工を最適化するためにパルスからパルスへと変えることができる。いくつかの実施形態では、本明細書において生成されたレーザー光線の光学的パワーは切断または穴空け加工を最適化するためにパルス内で変えることができる。いくつかの実施形態では、
レーザビームスポットは、その領域で歯材の除去を最適化するために歯の局在領域内で走査することができる。いくつかの実施形態では、レーザビームスポットは、その領域で歯肉の除去を最適化するために歯の局在領域内で走査することができる。いくつかの実施形態では、スポットサイズ、スポット走査パターン、パルス充満比率、パルス持続時間、パルス・デューティサイクル、パルス・パターンおよびレーザーの光学的パワーのいくつか又はすべては、歯材の除去を最適化するために、共同して制御することができる。いくつかの実施形態では、スポットサイズ、スポット走査パターン、パルス充満比率、パルス持続時間、パルス・デューティサイクル、パルス・パターンおよびレーザーの光学的パワーのいくつか又はすべては、歯肉の除去を最適化するために、制御することができる。
[0062]
いくつかの実施形態では、レーザーの生成源はチタン・サファイア(Ti:Sapph)レーザーである。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、0.65μmと1.10μmの間の波長の光を放射する。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、中心波長0.78μmの光を放射する。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、中心波長0.80μmの光を放射する。
[0063]
いくつかの実施形態では、レーザーの生成源はイッテルビウムにドープしたシリカファイバから成るファイバー・レーザーである。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、約1.00μmと約1.20μmの間の一連の波長を放射する。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、約1.03μmの中心波長の光を放射する。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、約1.04μmの中心波長の光を放射する。
[0064]
いくつかの実施形態では、レーザーの生成源はイッテルビウムにドープしたシリカファイバから成るファイバー・レーザーである。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、約1.45μmと約1.65μmの間の一連の波長を放射する。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、約1.55μmの中心波長の光を放射する。
[0065]
いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、ネオジムにドープしたYAGレーザー(ネオジムYAG、Nd:YAG)である。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、約0.946μmの波長を有する光を放射する。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、約1.12μmの波長を有する光を放射する。いくつかの実施形態では、
レーザーの生成源は、約1.32μmの波長を有する光を放射する。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、約1.44μmの波長を有する光を放射する。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、エルビウムにドープしたYAGレーザー(エルビウムYAG、Er:YAG)である。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、約2.94μmの波長を有する光を放射する。
[0066]
いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は炭酸ガスレーザーである。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、約10μmの波長を有する光を放射する。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、約10.6μmの波長を有する光を放射する。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、約10.3μmの波長を有する光を放射する。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、約9.6μmの波長を有する光を放射する。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は1ピコ秒の高出力である、約3μmの波長を有するレーザーである。
[0067]
いくつかの実施形態では、レーザーの生成する情報源はエルビウムにドープしたフッ化ガラスファイバーから成るファイバー・レーザーである。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、約2.0μmと約4.0μmの間の一連の波長を放射する。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、中心波長2.80μmの光を放射する。Er3+Er3+−ドープされたフッ化ガラス。
[0068]
いくつかの実施形態では、レーザーの生成源は、近似の波長9.3μmの光を放射し、ハイドロキシアパタイトのピーク吸収に近づく。いくつかの実施形態では、レーザーの生成源のゲイン媒質は酸素18アイソトープを含んでいる炭酸ガスである。いくつかの実施形態では、本明細書のレーザーは、エナメルと歯肉を蒸発させるアイソトープの炭酸ガスレーザーを含んでいる。いくつかの実施形態では、レーザーは、より高い速度、精度と、従来の切断あるいは穴あけ方法より少ないブリージングで、如何なる角度でも速く効率的な切断を可能にするように構成される。いくつかの実施形態では、歯のためのレーザー光線を含むか、歯肉を切断或いは穴あけのためのレーザービームを含むシステムは、被験者の麻酔を必要としない。
[0069]
いくつかの実施形態では、例えば、光学的トラッキング方法を介する自動化は、どれだけの材料が本明細書のレーザー切断方法およびレーザー発生システムを使用して除去されたか判断するために必要とされ得る。
<制御システム>
[0070]
図12を参照すると、歯科処置システム60の動作は以下のように記述される。中央処理装置62は、標的歯の領域を除去するように自動歯科用ドリル10を制御することができる。歯科処置システム60は、入力装置120および122を含み得、当該入力装置120,122は、例えば、外科的処置の提供のためにユーザ(すなわち歯科医)から外科的指示を受けるキーボードとマウスであり得る。その指示は中央処理装置62によって受信することができる。特徴的に、標的歯の画像上のビジュアルインジケーション124を含む外科的指示は、治療の指示である。制御プログラム70は一連のスクリーン上のプロンプト(すなわちユーザ・インターフェース)によって歯のプロトコルによってユーザを導くことができる。この文脈では、制御プログラム70に起因する動作は中央処理装置62によって適切なステップの実行を意図すると理解される。変形において、歯科治療システム60は患者プロフィール及び記録の格納のためにスタティックメモリ130を含み得、スタティックメモリ130はユーザによってアクセスすることができる。いくつかの実施形態では、中央処理装置62はさらにロード・スクリーンを表示することができ、ロード・スクリーンは一連の患者記録を示し、既存の患者をロードするかあるいは新しい患者記録を作成するべきオプションを与える。
[0071]
本開示の追加の態様および利点は、次の詳細な説明から当業者には容易に明白になるだろう、そこでは、本開示のあくまでも例証的な実施形態が示され記載される。実現されるだろうとして、本開示は他の異なる実施形態についても可能であり、そのいくつかの詳細は、開示から逸脱することなく、様々な自明な点での修正が可能である。従って、図面と説明は本質において例証であると考えられ、限定的でないと考えられる。
[0072]
本発明の様々な実施形態が本明細書に示され、記載されているが、そのような実施形態があくまでも一例として提供されていることは当業者には明白だろう。多数の変形、変更および置換が、本発明から逸脱することなく、当業者には想到し得る。本明細書に記載された本発明の実施形態の様々な代替が使用され得ることは理解されなければならない。
<コンピュータシステム>
[0073]
図13を参照すると、ブロックダイアグラムには、典型的な機械を表していることが示され、コンピュータシステム1300を含んでいる(例えば、処理システム或いはコンピュータシステム)。前記コンピュータシステムの内部の1組の指示は、前記態様のいずれか1つ以上および/または本開示の静的なコード・スケジューリングのための態様をデバイスに実行させるために行なうことができる。図13における構成要素はあくまでも一例にすぎず、如何なるハードウェア、ソフトウェア、埋め込まれたロジック・コンポーネント又は特定の実施形態を実行する2つ以上のそのような構成要素の組合せの使用もしくは機能性の範囲を限定しない。
[0074]
コンピュータシステム1300は、バス1340を介して互いに、他のコンポーネントと情報をやりとりする1つ以上のプロセッサー1301、メモリー1303および記憶装置1308を含み得る。バス1340はさらにディスプレイ1332あるいは1つ以上の入力装置1333(例えば、キーパッド、キーボード、マウス、スタイラスなどを含み得る)、1つ以上の出力デバイス1334、1つ以上の記憶デバイス1335および様々な明確な記憶媒体1336を連結し得る。これらの要素はすべて、直接あるいは1つ以上のインターフェースもしくはバス1340へのアダプターを介して接続し得る。例えば、様々な明確な記憶媒体1336は記憶媒体インターフェース1326経由でバス1340と接続することができる。コンピュータシステム1300は、1つ以上の集積回路(IC)、プリント基板(PCB)、モバイルのハンドヘルド装置(携帯電話またはPDAのような)、ラップトップか、ノート型コンピュータ、分散形計算機システム、計算するグリッドあるいはサーバーを含み、これらに限定されずに、どんな適切な物理的形態も持ち得る。
[0075]
コンピュータシステム1300は、機能を実現する1つ以上のプロセッサー1301(例えば中央処理装置(CPU)あるいは多目的グラフィック処理装置(GPGPU))を含んでいる。プロセッサー1301は、随意に指示、データあるいはコンピューター・アドレスの一時的局所記憶装置用のキャッシュメモリー・ユニット1302を含んでいる。プロセッサー1301はコンピュータ読取り可能な指示の実行を助けるように構成される。コンピュータシステム1300は、メモリー1303、記憶装置1308、記憶デバイス1335および/または記憶媒体1336などの、1つ以上の明確なコンピュータ読取り可能な記憶媒体で具体化された非一時的なプロセッサー実行可能命令を実行するプロセッサー1301の結果として、図13に表された構成要素のために機能性を提供し得る。コンピュータ読取り可能な媒体は、特別の実施形態を実行するソフトウェアを格納するかもしれない。また、プロセッサー1301はソフトウェアを実行するかもしれない。メモリー1303は、(大容量記憶装置1335および1336などの)1つ以上の他のコンピュータ読取り可能な媒体から、あるいはネットワーク・インターフェース1320などの適切なインターフェースを介して1つ以上の他の情報源からソフトウェアを読み得る。ソフトウェアはプロセッサー1301に本明細書に記載されたか、或いは例証された1つ以上のプロセスの1つ以上のステップを実行させ得る。そのようなプロセスあるいはステップを実行することはメモリー1303に格納されたデータ構造を定義すること、及びソフトウェアによって指示されたデータ構造を修正することを含み得る。
[0076]
メモリー1303は様々な構成要素、(例えばマシン可読媒体)を含み得、限定されないが、ランダム・アクセス・メモリー構成要素(例えばRAM1304)(例えば静止のRAM(SRAM)、動的なRAM(DRAM)、強誘電体ランダム・アクセス・メモリー(FRAM)、相変化式随時書き込み読み出しメモリー(PRAM)、など)、読み出し専用メモリー構成要素(例えばROM1305)、およびそれらの組み合わせを含む。ROM1305はプロセッサー1301にデータと命令を一方向に伝えるために作用し得、RAM1304はプロセッサー1301によってデータと命令を二方向に伝達するために作用し得る。ROM1305およびRAM1304は、下記に述べられるいかなる適切な明確なコンピュータ読取り可能な媒体も含み得る。一例において、スタートアップの間などコンピュータシステム1300内の要素間の情報を移すことを助ける基本ルーチンを含む、基本入出力システム1306(BIOS)は、メモリー1303に格納され得る。
[0077]
固定記憶装置1308は、記憶制御装置1307によってプロセッサー1301に二方向に随意に接続される。固定記憶装置1308は追加のデータ記憶容量を提供し、本明細書に記載された如何なる適切な明確なコンピュータ読取り可能な媒体もさらに含み得る。記憶装置1308は動作システム1309、実行可能なもの1310、データ1311、アプリケーション1312(応用プログラム)などを格納するために使用され得る。記憶装置1308はさらに光ディスク駆動装置、ソリッドステートメモリ装置(例えばフラッシュベースのシステム)あるいは上記のいずれかの組み合わせを含み得る。記憶装置1308中の情報は、適切な場合に、仮想記憶としてメモリー1303に組み込まれ得る。
[0078]
一例において、記憶装置1335は、記憶装置インターフェース1325を介してコンピュータシステム1300(例えば外部ポート・コネクタ(図示せず)を介して)と除去可能に接続され得る。特に、記憶装置1335および関連するマシン可読媒体は、コンピュータシステム1300に、マシン可読命令、データ構造、プログラム・モジュールおよび/または他のデータ不揮発性および/または揮発性の記憶装置を提供し得る。一例において、ソフトウェアは、記憶装置1335上のマシン可読媒体内に、完全にあるいは部分的に存在するかもしれない。別の例において、ソフトウェアは、プロセッサー1301内に、完全にあるいは部分的に存在するかもしれない。
[0079]
バス1340は種々様々のサブシステムを接続する。本明細書において、バスへの照合は、適切であれば、共通の機能に役立つ1つ以上のデジタル信号ラインを包含するかもしれない。バス1340はいくつかのタイプのバス構造のいずれかであり得、限定されないが、様々なバス・アーキテクチャーのいずれかを使用するメモリ・バス、メモリ・コントローラ、周辺バス、局所的バスおよびそれらの組み合わせを含む。限定されるものではなく一例として、そのようなアーキテクチャーは、業界標準アーキテクチャー(ISA)バス、エンハンストISA(EISA)バス、マイクロ・チャネル・アーキテクチャー(MCA)バス、ビデオ・エレクトロニクス標準協会の局所的バス(VLB)、周辺構成要素インターコネクト(PCI)バス、PCI−エクスプレス(PCI−X)バス、高速グラフィックポート(AGP)バス、HyperTransport(HTX)バス、シリアル・アドバンスト・テクノロジ・アタッチメント(SATA)バスおよびそれらの組み合わせを含む。
[0080]
コンピュータシステム1300はさらに入力装置1333を含み得る。一例において、コンピュータシステム1300のユーザは入力装置1333によってコンピュータシステム1300へコマンドおよび/または他の情報を入力し得る。入力装置1333の例は、限定されないが、アルファベット数字式の入力装置(例えばキーボード)、ポインティングデバイス(例えばマウスまたはタッチパッド)、タッチパッド、タッチ・スクリーン、マルチ・タッチ・スクリーン、ジョイスティック、スタイラス、ゲームパッド、オーディオ入力装置(例えばマイクロホン、音声応答システムなど)、光学式走査器、ビデオ又は静止撮像装置(例えばカメラ)、およびすべての組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、入力装置はカイネクト(Kinect)、リープモーションなどである。入力装置1333は、限定されないが、直列、並列、ゲーム・ポート、USB、FIREWIRE、THUNDERBOLTあるいは上記のもののいずれかの組み合わせを含む様々な入力インターフェース1323(例えば入力インターフェース1323)のうちのいずれかを介してバス1340に接続され得る。
[0081]
特定の実施形態では、コンピュータシステム1300がネットワーク1330に接続されるとき、コンピュータシステム1300は、ネットワーク1330に接続された他の装置、特にモバイル装置および企業システム、分散型コンピューティングシステム、クラウド記憶システム、クラウド・コンピューティング・システムなどと通信し得る。コンピュータシステム1300間の伝達はネットワーク・インターフェース1320を介して送信され得る。例えば、ネットワーク・インターフェース1320は、ネットワーク1330からの(他の装置からのリクエストあるいはレスポンスなど)1つ以上のパケット(インターネットプロトコル(IP)パケットなど)の形態で入って来る通信を受信し得、コンピュータシステム1300は処理のためにメモリー1303に入って来る通信を格納し得る。コンピュータシステム1300は、同様に出ていく通信(他の装置へのリクエストあるいはレスポンスなど)をメモリー1303に1つ以上のパケットの形で格納し得、ネットワーク・インターフェース1320からネットワーク1330に通信され得る。プロセッサー1301は、処理のためにメモリー1303に格納されたこれらの通信パケットにアクセスし得る。
[0082]
ネットワーク・インターフェース1320の例は、限定されないが、ネットワーク・インターフェース・カード、モデムおよびそれらの組み合わせを含む。ネットワーク1330あるいはネットワーク・セグメント1330の例は、限定されないが、分散型コンピューティングシステム、クラウド・コンピューティング・システム、広域ネットワーク(WAN)(例えばインターネット、企業ネットワーク)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)(例えばオフィス、ビルディング、キャンパスあるいは他の比較的小さな地理的な空間に関連したネットワーク)、電話機回路網、2台のコンピューティングデバイス置間の直接の接続、ピアツーピア・ネットワークおよびそれらの組み合わせ。ネットワーク1330などネットワークは、有線及び/または無線の通信モードを使用し得る。一般に、如何なるネットワーク・トポロジーをも使用し得る。
[0083]
情報とデータはディスプレイ1332を介して表示することができる。ディスプレイ1332の例は、限定されないが、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜トランジスター液晶ディスプレイ(TFT−LCD)、パッシブ・マトリクスOLED(PMOLED)またはアクティブ・マトリックスOLED(AMOLED)ディスプレイなどの有機液体結晶ディスプレイ(OLED)、プラズマ・ディスプレーおよびそれらの組み合わせなどの。ディスプレイ1332は、プロセッサー1301、メモリー1303および固定記憶装置1308に接続することができ、並びにバス1340を介して入力装置1333など他の装置に接続することができる。ディスプレイ1332はビデオ・インターフェース1322を介してバス1340にリンクされ、ディスプレイ1332とバス1340の間のデータの輸送は、グラフィックス制御1321によって制御することができる。いくつかの実施形態では、ディスプレイはビデオ・プロジェクターである。いくつかの実施形態では、ディスプレイはVRヘッドセットのような頭部装着形表示装置(HMD)である。さらなる実施形態において、適切なVRヘッドセットは、限定しない例であるが、HTC Vive、Oculus Rift、Samsung Gear VR、Microsoft HoloLens、Razer OSVRm、FOVE VR、Zeiss VR One、Avegant Glyph、Freefly VRヘッドセットなどを含む。またさらなる実施形態において、ディスプレイは本明細書に開示されたものなどの装置の組み合わせである。
[0084]
ディスプレイ1332に加えて、コンピュータシステム1300は、限定されないが、オーディオ・スピーカー、プリンター、記憶装置およびそれらの組み合わせを含む1つ以上の周辺出力装置1334を含み得る。そのような周辺の出力装置はアウトプット・インターフェース1324を介してバス1340に接続されるかもしれない。アウトプット・インターフェース1324の例は、限定されないが、シリアルポート、並列接続、USBポート、FIREWIREポート、THUNDERBOLTポート、およびそれらの組み合わせを含む。
[0085]
追加あるいは代替として、コンピュータシステム1300は、ハードワイヤによるロジック又は回路に具現化された他の方法の結として機能性を提供し得るものであり、本明細書に記載されたか或いは例証された1つ以上のプロセスの1つ以上のプロセスの1つ以上のステップを実行するためのソフトウェアの代わり、あるいはそのソフトウェアと一緒に動作し得る。この開示でのソフトウェアへの言及はロジックを包含し得、ロジックへの言及はソフトウェアを包含し得る。さらに、コンピュータ読取り可能な媒体への言及は、実行のためにソフトウェアを格納する回路(ICなど)、実行のためにロジックを具体化する回路、若しくは適切であれば両方を包含し得る。本開示は、ハードウェア、ソフトウェアあるいは両方の如何なる適切な組み合わせも包含する。
[0086]
当業者は、様々な例証となる論理的なブロック、モジュール、回路、および本明細書に開示された実施形態に関して記載されたアルゴリズム・ステップは、電子ハードウェア、コンピューター・ソフトウェアあるいは両方の組み合わせとして実行されるかもしれないことを認識するだろう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に例証するために、様々な例証となる構成要素、ブロック、モジュール、回路およびステップは、それらの機能性の点から一般に上述された。
[0087]
本明細書に開示された実施形態に関して記述された様々な例証となる論理的なブロック、モジュール、および回路は、メインプロセッサ、デジタル・シグナル・プロセッサー(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブルゲートアレイ(FPGA)あるいは他のプログラム可能論理回路、離散性ゲートまたはトランジスター・ロジック、離散性ハードウェア構成部品あるいは本明細書に記載された機能を実現するように設計されたすべての組み合わせによって実行或いは実現され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサーであり得るが、代替において、プロセッサーはすべての従来のプロセッサー、コントローラー、マイクロコントローラあるいはステート・マシンであり得る。プロセッサーもコンピュータ装置の組み合わせとして、例えばDSPとマイクロプロセッサーの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサー、DSPコアと協力する1つ以上のマイクロプロセッサーあるいは他の構成、として実行され得る。
[0088]
本明細書に開示された実施形態に関して記述された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、1つ以上のプロセッサーあるいは2つの組み合わせによって実行されたソフトウェアモジュールで直接具体化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリー、フラッシュ・メモリー、ROMメモリー、EPROMメモリー、EEPROMメモリー、レジスター、ハードディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROMあるいは当該技術で既知の記憶媒体の他の形態に存在するかもしれない。典型的な記憶媒体は、プロセッサーに結合され、プロセッサーは記憶媒体から情報を読み、そして記憶媒体に書くことができる。代替において、記憶媒体はプロセッサーに不可欠かもしれない。プロセッサーと記憶媒体はASICに存在するかもしれない。ASICはユーザ端末に存在するかもしれない。代替において、プロセッサーと記憶媒体は、ユーザ端末の離散性の構成要素として存在するかもしれない。
[0089]
明細書の記載に従って、適切なコンピュータ装置は、限定しないが、サーバコンピュータ、デスクトップ・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、ノート型コンピュータ、サブノート型コンピュータ、netbookコンピュータ、ネットパッド(netpad)コンピュータ、セット−トップ・コンピューター、媒体ストリーミング装置、ハンドヘルド・コンピュータ、インターネット家電、モバイルのスマートフォン、タブレット・コンピュータ、携帯情報端末、ビデオゲーム機および車両を含んでいる。当業者は、任意のコンピューター・ネットワーク連結性によって選択したテレビ、ビデオ・プレーヤおよびデジタル音楽プレーヤーが本明細書に記述されたシステムで使用することに適していることを認識するだろう。適切なタブレット・コンピュータは、様々な実施形態において、当業者に既知の小冊子、スレートおよび可変の構成を備えたものを含んでいる。
[0090]
いくつかの実施形態では、計算装置は、実行可能な命令を実行するように構成された動作システムを含んでいる。動作システムは例えばプログラムとデータを含むソフトウェアであり、装置のハードウェアを管理し、アプリケーションの実行のためにサービスを提供する。当業者は、限定しないが、適切なサーバー動作システムがFreeBSD、OpenBSD、NetBSD(登録商標)、リナックス、Apple(登録商標)マックOS X Server(登録商標)、Oracle(登録商標)Solaris(登録商標)、Windows Server(登録商標)およびNovell(登録商標)NetWare(登録商標)を含むことを認識するだろう。当業者は、限定しないが、適切なパソコン動作システムがMicrosoft(登録商標)Windows(登録商標)、Apple(登録商標)マックOS X(登録商標)、UNIX(登録商標)、およびGNU/Linux(登録商標)のようなUNIXのような動作システムを含むことを認識するだろう。いくつかの実施形態では、動作システムはクラウド・コンピューティングによって提供される。当業者は、さらに限定しないが、適切なモバイルのスマートフォン動作システムがNokia(登録商標)Symbian(登録商標)OS、Apple(登録商標)iOS(登録商標)、Motion(登録商標)ブラックベリーOS(登録商標)における研究、Google(登録商標)Android(登録商標)、Microsoft(登録商標)Windows Phone(登録商標)OS、Microsoft(登録商標)Windows Mobile(登録商標)OS、Linux(登録商標)およびPalm(登録商標WebOS(登録商標)を含むことを認識するだろう。当業者は、さらに適切な媒体ストリーミング装置の動作システムが、限定しないが、Apple TV(登録商標)、Roku(登録商標)(Boxee(登録商標))はTV(登録商標)をGoogle Chromecast(登録商標)、Amazon Fire(登録商標)およびSamsung(登録商標)HomeSync(登録商標)を含むことを認識するだろう。当業者は、さらに限定しないが、適切なビデオゲーム機動作システムがSony(登録商標)PS3(登録商標)、Sony(登録商標)PS4(登録商標)、Microsoft(登録商標)Xbox 360(登録商標)、Microsoft Xbox One、Nintendo(登録商標)Wii(登録商標)、Nintendo(登録商標)Wii U(登録商標)およびOuya(登録商標)を含むことを認識するだろう。
[0091]
本発明の好ましい実施形態が本明細書に示され記載されているが、そのような実施形態があくまでも一例で提供されることは当業者にとって明白だろう。本発明が明細書内に提供される特定の例によって限定されることは意図されない。本発明は前述の明細書に関して記述されているが、実施形態の記載および例証は本明細書に限定する意味で解釈されるのが目的ではない。多数の変形例、変更および置換が発明から逸脱せずに、当業者は想到するだろう。更に、本発明のすべての態様が、様々な条件および変数に依存する特定の叙述、構成あるいは本明細書に述べられた相対的な大きさが限定されているとは限らないことは理解されるものとする。本発明を実施する際に本明細書に記述された本発明の実施形態の様々な代替が採用され得ることは理解されるに違いない。したがって、本発明はさらに如何なるそのような代替、改良、変形あるいは均等物をもカバーするものとする。次の特許請求の範囲が発明とその方法の範囲、およびこれらの請求項の範囲内の構成を定義し、それらの均等物がそのためにカバーされることが意図される。

Claims (44)

  1. 被験者に歯科クランピングを行う装置であって、当該装置は、
    (a)1つ以上のフレームであって、各フレームは1つ以上の結合点を含み、
    そこでは、前記1つ以上の結合点は、自動歯科用ドリル(ADD)システムに可逆的に装置を結合してなる、1つ以上のフレーム;
    及び
    (b)1つ以上の顎部であって、各々の顎部は第1の表面及び第2の表面を含み、
    そこでは、前記第1の表面は被験者の1つ以上の歯とかみ合うように構成され、
    そこでは、前記第2の表面は、前記1つ以上のフレームへの取付けのために構成され、及びそこでは、1つ以上の顎部および1つ以上のフレームは、被験者の1つ以上の歯に対してADDシステムへの位置的照合を提供してなる、1つ以上の顎部を含む、装置。
  2. 前記第1の表面は表面データ、3次元モデルあるいは被験者の1つ以上の歯の両方に基づいて製造され、走査時に1つ以上の歯の表面を表わしてなる、請求項1に記載の装置。
  3. ADDシステムは歯切断処置あるいは穴あけ処置を含む歯の処置を実行するように構成される、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 1つ以上の吸入結合点をさらに含む、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の装置。
  5. 前記1つ以上の吸入結合点は1つ以上のフレーム、1つ以上の顎部あるいは両方の内部で1つ以上のオリフィスと接続するように構成される、請求項4に記載の装置。
  6. 前記1つ以上の結合点は歯切断の間にADDシステムに固定して装置を結合するように構成される、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の装置。
  7. ADDシステムは、自動化された口内の歯の補綴の準備、口内の口腔外科あるいは両方のために構成される、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の装置。
  8. 前記第1の表面が1つ以上の歯の表面を包絡する、請求項1乃至7のいずれか1つに記載の装置。
  9. 1つ以上のフレーム、1つ以上の顎部あるいは両方は、剛性材から作られる、請求項1乃至8のいずれか1つに記載の装置。
  10. 剛性材は、プラスチック、複合材、金属、ガラス、磁器、ゴムおよび合金、ポリエーテル・エーテル・ケトン(PEEK)、ポリカーボネート、陶器、金属合金、アクリルあるいはそのいずれかの組み合わせを含む、請求項9に記載の装置。
  11. 1つ以上の顎部は、三次元印刷、成型、鋳造、コンピューター数値制御(CNC)マシニングあるいはそのいずれかの組み合わせを使用して製造される、請求項1乃至10のいずれか1つに記載の装置。
  12. 位置的照合は1度以上の自由度の位置的照合を含む、請求項1乃至11のいずれか1つに記載の装置。
  13. 第1の表面、第2の表面あるいは両方の形状は二次元かあるいは三次元である。
    請求項1乃至12のいずれか1つに記載の装置、
  14. 被験者の1つ以上の歯に1つ以上の顎部を接着させるように構成された接着剤をさらに含む、請求項1乃至13のいずれか1つに記載の装置。
  15. 接着剤は少なくとも第1の表面の一部に付けられている、請求項14に記載の装置。
  16. 少なくとも第1の表面の一部は、被験者の1つ以上の歯の三次元の表面データに基づいて生成される、請求項1乃至15のいずれか1つに記載の装置。
  17. 三次元の表面データは、二次元の視覚的なスペクトル光に基づいた画像、三次元の視覚的なスペクトル光に基づいた画像、二次元のエックス線画像、三次元のエックス線画像あるいは三次元のコンピューター断層撮影(CT)走査のうちの1つ以上に基づいて生成される、請求項16に記載の装置。
  18. 三次元の表面のデータは、三次元の視覚的なスペクトル光に基づいたメッシュ、三次元の視覚的なスペクトル光に基づいたクラウド、二次元のX線のメッシュ、二次元のX線のクラウド、三次元のX線のメッシュ、三次元のX線のクラウド、三次元のコンピューター断層撮影(CT)メッシュ、あるいは三次元のコンピューター断層撮影(CT)クラウドのうちの1つ以上に基づいて生成される、請求項16に記載の装置。
  19. 歯切断の間にADDシステムに対する装置の相対的運動は、1μm乃至500μm未満で変動する、請求項1乃至18のいずれか1つに記載の装置。
  20. 被験者を歯科クランピングするための方法であって、当該方法は、
    (a)ユーザに歯科クランプ装置を用意する工程;
    (b)被験者の1つ以上の歯に歯科クランプ装置をクランピングする工程;
    (c)前記歯科クランプ装置を1つ以上の結合点で自動歯科用ドリル(ADD)システムに結合する工程;
    (d)被験者に前記ADDによって歯切断を実行する工程;
    (e)歯科クランプ装置内部の吸入口に微粒子を保持するか或いは流出させる工程;
    (f)ADDシステムから歯科クランプ装置を分離する工程;
    及び
    (g)被験者から歯科クランプ装置を緩める工程、
    を含んでなる方法。
  21. 前記被験者の1つ以上の歯に歯科クランプ装置をクランピングする工程は、スクリュー、バンド、接着、摩擦嵌め又はそのいずれかの組み合わせを含む、請求項20に記載の方法。
  22. 被験者の口内の歯の補綴の準備用の自動化された歯の切断システムであって、前記システムは、
    (a)自動的に被験者の歯を切断するように構成された自動歯科用ドリル(ADD)システム;及び
    (b)被験者への歯科クランピングのための装置であって、前記装置は、(i)1つ以上の結合点を含む1つ以上のフレームであって、そこでは、1つ以上の結合点は歯の切断の間にADDシステムへ装置を可逆的に結合してなる、1つ以上のフレーム;及び(ii)1つ以上の顎部であって、前記1つ以上の顎部の各々は第1の表面及び第2の表面を含み、そこでは、前記第1の表面は被験者の1つ以上の歯と係合するように構成され、そこでは、前記第2の表面は1つ以上のフレームへの取付けのために構成され、そこでは、前記第1の表面は被験者の1つ以上の歯に取り付けるのに適しており、そこでは、1つ以上の顎部は、ADDシステムへ歯との位置的照合を提供し、及び前記ADDシステムは、装置がADDシステムに結合され、1つ以上の歯にクランプされるときに、1つ以上の歯を自動的に切断するように構成されてなる、1つ以上の顎部を含んでなる装置を、含む自動歯科用ドリル(ADD)システム。
  23. 被験者の歯科用クランピングのための装置であって、前記装置は、
    (a)1つ以上のフレームであって、そこでは、各フレームは1つ以上の結合点を含み、及び、1つ以上の結合点は、歯科処置システムに装置を可逆的に結合してなる、1つ以上のフレーム;
    及び
    (b)1つ以上の顎部であって、そこでは、各フレームは第1の表面と第2の表面を含み、、第1の表面は被験者の1つ以上の歯に適合するのに適した形状を有し、第2の表面は1つ以上のフレームに付くように構成されてなる、1つ以上の顎部を含む、装置。
  24. 1つ以上の吸入結合口を更に含む、請求項22に記載の装置。
  25. 1つ以上の吸入口は1つ以上の顎部内部の、1つ以上のフレームの内部の、あるいは1つ以上の顎部および1つ以上のフレームの内部の、オリフィスと接続するように構成される、請求項24に記載の装置。
  26. 歯科処置システムは、歯切断、歯の穴あけ、根管処置、自動化された口内の歯の外科手術あるいはそのいずれかの組み合わせのために構成された自動歯科用ドリル(ADD)システムである、請求項22乃至25のいずれか1つに記載の装置。
  27. ADDシステムは自動化された口内の歯の補綴の準備処置を実行するように構成される、請求項25に記載の装置。
  28. そこでは、1つ以上の結合点は歯切断の間にADDシステムに装置を結合するように構成される、請求項26または27に記載の装置。
  29. 使用の間に装置とADDシステムの間の相対運動が約1um乃至約300umで存在する、請求項26、27又は28のいずれか1つに記載の装置。
  30. 1つ以上の顎部は、歯の処置システムへ位置的照合を提供する、請求項23乃至29のいずれか1つに記載の装置。
  31. 位置的照合は1度以上の自由度の位置的照合を含む、請求項30に記載の装置。
  32. 第1の表面、第2の表面あるいは両方の形状は二次元かあるいは三次元である、請求項23乃至31のいずれか1つに記載の装置。
  33. 第1の表面は、被験者の1つ以上の歯の表面データ、被験者の1つ以上の歯の3次元モデルあるいは両方に基づいて製造される、請求項23乃至32のいずれか1つに記載の装置。
  34. 前記第1の表面が1つ以上の歯の表面を包絡する、請求項23乃至33のいずれか1つに記載の装置。
  35. 1つ以上のフレーム、1つ以上の顎部あるいは両方は、剛性材から作られる、請求項23乃至34のいずれか1つに記載の装置。
  36. 剛性材は、プラスチック、複合材、金属、ガラス、磁器、ゴムおよび合金、ポリエーテル・エーテル・ケトン(PEEK)、ポリカーボネート、アクリルあるいはそのいずれかの組み合わせを含む、請求項35に記載の装置。
  37. 1つ以上の顎部は、三次元印刷、成型、鋳造、コンピュータ数値制御(CNC)マシニングあるいはそのいずれかの組み合わせを使用して製造される、請求項23乃至36のいずれか1つに記載の装置。
  38. 歯科処置システムは、レーザーを生成する情報源を更に含む請求項23乃至37のいずれか1つに記載の装置。
  39. レーザーの生成源は約0.1μm乃至約15μmの波長をもつレーザービームを生成するように構成される、請求項38に記載の装置。
  40. レーザーの生成源は、歯科処置システムの遠位端部に、あるいはその遠位端部近傍に存在する、請求項38または39に記載の装置。
  41. レーザーの生成源は、ヘッドピースにある、請求項38、39又は40のいずれか1つに記載の装置。
  42. 歯科処置システムは1つ以上の洗浄オリフィスを更に含む、請求項23乃至41のいずれか1つに記載の装置。
  43. 1つ以上の洗浄オリフィスは、歯科処置システムの遠位端部に、または近接して位置する、請求項42に記載の装置。
  44. 1つ以上の洗浄オリフィスは、歯科処置システムのエンドエフェクタを囲む、請求項42または43に記載の装置。
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