JP2021528629A - 車両検査装置によって車両構成部品の相互作用点を検査する方法、及びそのような検査装置 - Google Patents

車両検査装置によって車両構成部品の相互作用点を検査する方法、及びそのような検査装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、検査装置制御ユニット(2)、水平面において移動可能な少なくとも1つの車輪支持部(3)、ブッシュ又はジョイントなどの車両構成部品の相互作用点の監視手段(4)を備えた車両検査装置(1)によって、車両構成部品の相互作用点を検査する方法に関する。車輪支持部及び監視手段は、検査装置制御ユニットによって制御可能である。この方法は、検査対象の相互作用点を決定するステップ、検査装置制御ユニットによって実行される以下のステップ、決定された検査対象の相互作用点に基づいて検査シーケンスを選択するステップ、選択された検査シーケンスに応じて水平面の少なくとも第1の方向に車輪支持部の移動を制御するステップ、監視手段によって相互作用点を監視するステップ、監視手段から測定データを収集するステップを備えている。本発明はまた、本発明の方法を実行するように構成された車両検査装置に関する。
【選択図】図1A、図1B

Description

本発明は、車両検査装置によって、例えば、ブッシュやジョイントなどの車両構成部品の相互作用点を検査する方法に関する。本発明は、例えば、トラック、バス及び建設機械などの大型車両のブッシュやジョイントの保守の必要性を評価して見極めるために適用することができる。トラックについて本発明を説明するが、本発明は、大型車両に限らず、例えば、乗用車などの他の車両にも使用することができる。
本発明はまた、本発明の方法を実行する車両検査装置、プログラムコードを含んだコンピュータプログラム、そのようなコンピュータプログラムを保持するコンピュータ可読媒体、及び制御ユニットに関する。
一般的な車両、特に、大型車両の動作中、例えば、ジャーナルベアリングやボールベアリングなど、様々なジョイント及び様々なタイプのブッシュ(本明細書では簡単にブッシュ又はジョイントと呼ばれる)は、常に摩耗にさらされる。ブッシュやジョイントの大きな摩耗は、相互作用する構成部品間の遊びをもたらす。そのような遊びは、次に、ブッシュやジョイントをさらに劣化させて振動及び搖動を増加させる。遊び及び摩耗したブッシュやジョイントは、ドライバビリティ、車両の燃費、及び安全面に影響を及ぼす。
車両のブッシュやジョイントの状態を検査するため、少なくとも車両の前輪は、可動式の搖動プレート(shake plate)に配置されている。搖動プレートの移動を手動で制御して各ブッシュの挙動を視覚的に監視することにより、ブッシュやジョイントの状態を評価する。搖動プレートのオペレータが搖動プレートの移動を制御して各ブッシュやジョイントの状態を視覚的に評価するので、この評価はかなり恣意的になる。
従って、改善の必要がある。
本発明の目的は、車両検査装置を使用して車両検査の改善された制御性、及びそのような検査装置を制御する方法を提供することである。また、本発明の目的は、例えば、ブッシュやジョイントなどの車両構成部品の相互作用点の挙動のより恣意的でない評価を提供することである。
本発明の第1の態様によれば、この目的は、独立した方法の請求項に記載の方法によって達成される。本発明の第2の態様によれば、この目的は、本発明の方法を実行する車両検査装置に関する、独立した装置の請求項に記載の検査装置によって達成される。
本発明のさらなる利点及び有利な特徴は、以下の説明、及び従属請求項に開示されている。
本発明の他の目的は、本発明の方法を実行するように構成されたプログラムコードを含んだコンピュータプログラム、そのようなコンピュータプログラムを保持するコンピュータ可読媒体、及び本発明の方法を制御する制御ユニットを提供することである。
動作中、即ち、車両の走行中、車両構成部品は、様々な周波数及び振幅の振動にさらされる。時間経過とともに、振動は、車両のすべての相互作用点を応力にさらす。本明細書では、相互作用点は、例えば、バーが車両フレームに締結若しくは溶接された点など、車両の2つの構成部品が互いに直接取り付けられた点、又は、例えば、ブッシュやベアリングが使用された接続点など、中間構成部品(intermediate component)によって2つの車両構成部品が互いに配置された点のいずれかであると定義される。以下の説明では、いくつかの例示的な車両構成部品の相互作用点を開示する。相互作用する構成部品が応力にさらされると、構成部品が摩耗したり、又は車両構成部品が相互に緩んだりするおそれがある。
相互作用点の摩耗、即ち、最終的に摩耗の結果である遊び、又は相互作用点の剛性が低下する遊びを見極めるため、可動プレートを使用することができる。可動プレートの移動を手動で制御して、例えば、特定のブッシュやジョイントなど、特定の相互作用点の挙動を視覚的に監視することにより、ブッシュやジョイントの状態を評価することができる。しかしながら、これは恣意的な評価であり、評価するオペレータによって大きく異なる。例えば、ブッシュやジョイントなどの特定の車両構成部品では、人間の目で遊びを検出することが困難な場合がある。可動プレートの移動を手動で制御することにより、使用される検査シーケンスが不十分、即ち、潜在的な遊びを明らかにしない、再現できない、及び/又はホイールサスペンションなどのリンケージが検査中にダメージを受ける可能性があるという差し迫ったリスクがある。特定の車両構成部品の摩耗はまた、車両構成部品の不適切な配置や不適切な取り付けの結果である可能性がある。
本発明の最も一般的な第1の態様によれば、本発明は、車両検査装置によって車両構成部品の相互作用点の挙動を検査する方法に関する。車両検査装置は、検査装置制御ユニットと、水平面において移動可能な車輪支持部と、監視手段と、を備えている。車輪支持部及び監視手段は、検査装置制御ユニットによって制御可能である。この方法は、検査対象の車両構成部品の相互作用点を手動又は自動で決定するステップと、検査装置制御ユニットによって実行される以下のステップ、決定された検査対象の車両構成部品の相互作用点に基づいて検査シーケンスを選択するステップと、選択された検査シーケンスに応じて水平面の少なくとも第1の方向に車輪支持部の移動を制御するステップと、監視手段によって車両構成部品の相互作用点の挙動を監視するステップと、監視手段から測定データを収集するステップと、を備えている。
検査シーケンスは、検査対象であると決定された、車両構成部品の相互作用点に基づいて選択される。選択された検査シーケンスは、例えば、検査対象の車両構成部品の相互作用点の摩耗、遊び、不適切な配置、弾性の程度、他の特徴的でないか要求されない挙動を明らかにするように特に設計されている。
本発明のこの態様の例示的で一般的な利点は、検査対象の車両構成部品の相互作用点について、特定の相互作用点が、その特定の相互作用点の欠陥又は特徴的でない挙動を明らかにするように適合された、検査プログラムにさらされることを保証できることである。さらなる例示的な利点は、選択された検査シーケンスが、現在の車両の構成及び配置を考慮して、車両又はその任意の構成部品がダメージを受ける可能性のある力にさらされないことを保証することである。
本発明によれば、検査対象の車両構成部品の相互作用点を決定するステップは、手動又は自動のいずれかで実行することができるが、検査シーケンスを選択するステップ、車輪支持部の移動を制御するステップ、相互作用点の挙動を監視するステップ、及び測定データを収集するステップが、制御ユニットによって及びその制御下で自動的に実行されることで、人間の恣意性の影響下で後半(latter)のステップが実行されないことに留意されたい。
適切な監視手段の一例は、ビデオ記録装置であり、これによって、選択された検査シーケンスの実行中に、車両構成部品の相互作用点の挙動を記録することができる。この記録はその後再検討されて処理され、特徴的でない挙動、又は人間の目により検出できない遊びを検出する。しかしながら、以下でより詳細に説明するように、他の監視手段も利用可能である。
特徴的でないか望ましくない挙動は、例えば、所定の検査シーケンスに応じて車輪が水平方向の移動にさらされたとき、互いに関連して固定されることを意図された2つの隣接する構成部品が相対運動することであってもよい。従って、本発明は、相互作用点で相互作用する様々な車両構成部品が互いに関連して固定されることを検査するために適用することができる。ある程度の自由度をもって運動することが意図された相互作用点で相互作用する構成部品は、例えば、所定の検査シーケンスに応じて水平方向の移動にさらされたときに特徴的な挙動を明らかにする。そのような特徴的な挙動に関する参照データは、例えば、構成部品若しくは車両の製造業者によって提供されるか、及び/又は車両参照データベースをアクセスして検索することができる。そのような車両参照データベースは、クラウドベースの参照データベースであるか、又はこれに関係していてもよい。様々な相互作用点及び/又は構成部品の特徴的な挙動に関する参照データはまた、車両参照データベースに保存することができる参照データを提供する以前に実行されたベンチマーク処理によって収集することができる。そのような特徴的なデータを本発明に記載の監視手段によって収集された測定データと比較することにより、特徴的でないか望ましくない挙動を検出することができる。監視手段は、特徴的な挙動に関する参照データを収集するときに使用されるセンサと同じであってもよいが、これに限定されない。重要なことは、特徴的な挙動に関する参照データを収集された測定データと比較でき、特徴的及び特徴的でない挙動に関する結論をそこから引き出せることである。本発明はまた、構成部品が正確に取り付けられているか否かを検査するために適用することができる。正確に取り付けられていない構成部品は、例えば、各構成部品が移動するはずのない方法で移動したり、各構成部品が想定外に移動したりする可能性がある。様々な構成部品が互いに関連して固定され、及び/又は正確に取り付けられていることは、定期的な(reoccurring)車両保守作業で管理されるものである。
上述したように、車両構成部品の相互作用点の挙動を検査するときに監視するもう1つの重要な特性(property)は、遊びである。従って、本発明の第1の実施形態によれば、相互作用点の挙動は、決定された相互作用点で遊びを監視することにより監視される。遊びは、例えば、ジョイントが摩耗して交換する必要があることの指標とすることができる。
挙動を監視するのに有利な車両構成部品の相互作用点の例は、エンジンを支持するエンジン受台(bearer)、エンジンを支持するエンジンサスペンション、又はトラックサスペンションのリーフスプリングを一緒に保持するリーフスプリングリテーナパックである。
一般的に、車両の弾性ダンパーは、エンジン受台の挙動を監視するのに有利であり、エンジン受台の弾性ダンパーはその一例である。もちろん、エンジンを意図したとおりに配置することが重要であり、エンジン受台の状態及び挙動がエンジンの配置に強く影響する。所定の検査シーケンスに応じて車輪支持部によって車輪を水平方向に移動させることにより、例えば、エンジン受台の弾性ダンパーなど、様々な弾性ダンパーが特徴的又は特徴的でない方法で動作するか否かに関するデータを検査、監視及び収集することができる。それらが特徴のない方法で動作したならば、これは注意を払う必要があることの指標とすることができる。
エンジンサスペンションの主な目的がエンジンから車両の他の部分に伝達される振動を低減することであっても、エンジンサスペンションはまた、エンジンの配置に影響を与える。エンジンサスペンションが適切に機能するためには、エンジンサスペンションが柔らかすぎたり硬すぎたりすることはできない。エンジンサスペンションの挙動はまた、所定の検査シーケンスに応じて車輪支持部によって車輪を水平方向に移動させることにより監視することができ、これによって、エンジンサスペンションが特徴的又は特徴的でない方法で動作しているか否かを評価することができる。
大型車両のサスペンションが十分に機能するためには、サスペンションのリーフスプリングを含み、かつリーフスプリングを一緒に保持する、リーフスプリングリテーナパックがしっかりと配置されていることが重要である。所定の検査シーケンスに応じて車輪支持部によって大型車両の車輪を水平方向に移動させることにより、各リーフスプリングリテーナパックに遊びがあるか否かに関するデータを検査、監視及び収集することができる。
ブッシュ及びジョイントは、各相互作用点の挙動の恣意的でない評価を提供できるようにするため、本発明の方法が適用できる車両構成部品の相互作用点の他の例である。以下、本発明の様々な実施形態を説明するとき、ブッシュ及び/又はジョイントが例示的な相互作用点として使用される。
従って、本発明の一実施形態は、車両検査装置によってブッシュ又はジョイントを検査する方法に関する。車両検査装置は、検査装置制御ユニットと、水平面において移動可能な車輪支持部と、ブッシュ又はジョイントの監視手段と、を備えている。車輪支持部及び監視手段は、検査装置制御ユニットによって制御可能である。この方法は、検査対象のブッシュを手動又は自動で決定するステップと、検査装置制御ユニットによって実行される以下のステップ、決定された検査対象のブッシュ又はジョイントに基づいて検査シーケンスを選択するステップと、選択された検査シーケンスに応じて水平面の少なくとも第1の方向に車輪支持部の移動を制御するステップと、監視手段によってブッシュ又はジョイントの挙動を監視するステップと、監視手段から測定データを収集するステップと、を備えている。
上述した本発明のより一般的な実施形態により、本発明の方法のこの実施形態が有する例示的な利点は、各ブッシュ又は各ジョイントが、特定のブッシュ又はジョイントに欠陥があることを明らかにするように適合された検査プログラムにさらされることを保証できることである。さらなる例示的な利点は、選択された検査シーケンスが、現在の車両の構成及び配置を考慮して、車両又はその構成部品がダメージを受けるおそれがある力にさらされないことを保証することである。
ブッシュ又はジョイントを評価する方法は、車輪及びこれに関連して配置された構成部品を水平面において作用する力にさらす、車両検査装置によって実行される。ここでは、水平面は、車両検査装置に関連して定義される。車両検査装置は、検査装置制御ユニットと、水平面において移動可能な車輪支持部と、ブッシュの監視手段と、を備えている。
検査装置を使用して車両のブッシュを検査する必要がある場合、少なくとも1つの車輪が車輪支持部に配置される。詳細を後述するように、好ましくは、1つ以上の車輪支持部を使用し、これによって、1つ以上の車輪を車輪支持部に配置することができる。車輪支持部及び監視手段は、検査装置制御ユニットによって制御可能である。検査装置には、検査装置制御ユニットにより実行する必要がある検査シーケンスに関する情報が備えられている。実行する必要がある検査シーケンスは、例えば、車両モデルや、車両のどのブッシュ又はジョイントを検査する必要があるかに基づいていてもよい。詳細を後述するように、検査対象のブッシュ又はジョイントを決定するステップは、検査装置のオペレータが必要な情報を手動で選択若しくは入力するか、又は少なくとも部分的に自動化された処理のいずれかによって実行することができる。
監視手段を使用しながら1つ以上の車輪支持部を移動させることにより、ブッシュ又はジョイントの挙動を監視し、その後評価することができる。検査シーケンスの情報は、検査装置制御ユニットから1つ以上の車輪支持部へと供給され、これによって、検査シーケンスが開始される。検査シーケンスが開始されると、検査装置制御ユニットによって監視手段が起動される。監視手段は、例えば、ビデオ記録装置であってもよく、検査シーケンスの間、監視手段が、検査対象のブッシュ又はジョイントの挙動の測定データ、例えば、ビデオ記録を収集する。収集された測定データは、データを評価する検査装置制御ユニットに提供される。車両検査装置の機能については、以下でより詳細に説明する。
車両検査装置は、通信手段を更に備えている。通信手段は、検査装置制御ユニットから車輪支持部へと、選択された検査シーケンスに関する情報を提供する。通信手段はまた、検査装置制御ユニットから監視手段へと、監視をいつ開始すべきかに関する情報を提供する。通信手段はまた、監視手段によって収集されたデータを検査装置制御ユニットへと提供する。
車両検査装置は、定期的な車両保守作業中、又は定期的な車両検査中に使用することができる。大型車両の使用者が必要と考える検査、例えば、車両の用途に依存する可能性がある検査に加えて、ほとんどすべての国で、国内法は、所定の間隔で大型車両の検査を要求している。多くの場合、検査が必要なブッシュ又はジョイントもその法律に準拠している。
本発明の他の実施形態によれば、方法は、収集された測定データを評価する方法ステップを更に備えている。車両構成部品の相互作用点を検査する車両検査装置を使用して収集された測定データを評価することにより、決定された相互作用点にいつ注意を払う必要があるかに関して、より良くかつ信頼できるアドバイスと忠告(recommendation)を与えることができる。本発明のこの実施形態は、例えば、ブッシュ又はジョイントの形態をとる相互作用点に適用する場合に有利である。
収集された測定データの評価は、手動で、従って、検査装置のオペレータが収集された測定データを評価することにより、又はより詳細を後述するように、収集された測定データを検査装置制御ユニットが少なくとも部分的に自動的に評価することにより行うことができる。より詳細を後述するように、収集されるデータは、例えば、ビデオ記録装置、振動センサ、又はホイールアライメントセンサなど、様々なタイプのセンサの少なくとも1つから得ることができる。使用するセンサ、又はセンサの組み合わせによって、収集されて評価される測定データは、大幅に異なり、データを評価する様々な方法を適用する必要がある。ビデオ記録装置からの測定データ、即ち、記録されたビデオシーケンスは、例えば、画像パターン認識技術を使用して評価することができる一方、振動センサからの測定データは、参照データ若しくは閾値と比較することによって評価することができる。使用されるセンサとは無関係に、評価が手動又は自動で行われて、かつこの方法が測定データを評価するために使用される方法であっても、あまり恣意的でない方法で、ブッシュ又はジョイントの状態を判定し、そこからアクションを実行するという、全体的な目的は基本的に同一である。
本発明の方法の主な目的は、例えば、ブッシュや特定のタイプのジョイントなどの車両構成部品の相互作用点に関するデータを監視、収集及び評価することである。この方法は、特に、例えば、ブッシュを含むジョイントなど、ブッシュと同等の特性を開示するジョイントを監視して評価するのに適している。簡単にするために、本明細書では、ブッシュやジョイントの形態をとる相互作用点について主に言及し、ブッシュやジョイントに関連して本発明を説明するが、本明細書に開示の方法及び車両検査装置はまた、車両構成部品の他の相互作用点を評価するのにも使用することができる。
本発明の一実施形態によれば、車両検査装置は、2つの車輪支持部を備えている。これによって、この方法は、選択された検査シーケンスに応じて水平面の少なくとも第1の方向に車輪支持部の移動を制御するステップを備えている。2つの車輪支持部を使用することは、検査される1つの車輪、好ましくは、前輪の一方を動かすことができるだけでなく、前輪の両方を動かすことができるという利点を有している。前輪の両方の動きを制御できることによって、車両及び車輪サスペンションがさらされる力をより適切に制御でき、一方の車輪を動かすだけでは不可能な方法で、車両の両前輪を互いに関連して動かすことができる。前輪の一方だけでなく両方を動かすことができるので、別な方法では検査することができない、特定のブッシュ又はジョイントを検査することができる。2つの車輪支持部を使用することはまた、車両の両前輪を同時に動かすことができるが、より詳細を後述するように、本発明の実施形態によれば、車輪支持部はまた、個別に動かすこともできる。
本明細書において、少なくとも1つの車輪、好ましくは、2つの車輪が車輪支持部に配置されることに言及する場合、一般的に言及されるものは、これらの車輪が車両の前輪であるということに言及する。しかしながら、当業者には明らかなように、その代わりに、最後方の一対の車輪が車輪支持部に配置されている場合でも、本発明は同様に機能する。
本発明の他の実施形態によれば、車両検査装置は、2つ以上の車両支持部、好ましくは、検査対象の車両の各車輪について1つの車輪支持部を備えている。これにより、車両及び車両の車輪サスペンションを、さらに複雑で精巧な検査シーケンスにさらすことができる。
他の実施形態によれば、この方法は、収集された測定データを評価するステップと、保存データを含む車両参照データベースをアクセスするステップと、収集された測定データを車両参照データベースの保存データと比較するステップと、を備えている。一実施形態によれば、この方法ステップは、収集された測定データを評価するステップと、例えば、ブッシュやジョイントなどの車両構成部品の相互作用点が車両要求を満たしているか否かを手動又は自動で判定するステップと、を備えている。他の一実施形態によれば、この方法は、収集された測定データを評価するステップと、例えば、ブッシュやジョイントを交換する必要がある場合、車両構成部品の相互作用点に注意を払う必要があるか否かを手動又は自動で判定するステップと、を備えている。
監視手段から収集された測定データを車両参照データベースの保存データと比較するステップは、例えば、評価ステップの恣意性を低減することによって、評価を改善することができる。これにより、評価ステップを自動化することもできる。車両のブッシュ又はジョイントが、車両参照データベースから検索された車両要求を満たしているか否かを判定するステップは、それが車両検査装置のオペレータによって実行され得るものであっても、自動化に特に適したステップである。その要求が満たされていなければ、ブッシュ又はジョイントを交換又は修理することを勧めることができる。
車両参照データベースはまた、例えば、互いに関連してある程度の自由度を持って動くことが意図された、相互作用点で相互作用する構成部品の特徴的な挙動に関する参照データを含んでいてもよい。そのように保存された参照データを監視手段によって収集された測定データと比較することで、相互作用点が特徴的又は特徴的でない方法で動作するか否かを評価して査定することができる。車両参照データベースは、クラウドベースの参照データベースであってもよく、又はこれに関係していてもよい。車両参照データベースの参照データは、例えば、車両若しくは構成部品の製造業者から、又はベンチマークから得ることができる。参照データは、例えば、ビデオ記録装置を使用することなどによって、監視手段として使用することができる同一のセンサを使用して得ることができるが、これに限定されない。
他の実施形態によれば、検査対象のブッシュ又はジョイントを決定するステップは、車両情報に関係する保存データを含んだ車両参照データベースをアクセスするステップと、車両情報を入力するステップと、入力された車両情報に基づいて保存データを検索するステップと、を備えている。
本発明のこの実施形態によれば、どのブッシュ又はジョイントを検査すべきかは、入力された車両情報によって決定される。検査する必要がある車両のブッシュ又はジョイントが法律によって管理されていることに加え、検査する必要があるブッシュは、いくつかのパラメータの1つ又は複数の組み合わせに基づいて決定することができる。例えば、特定の車両モデルについて、特定のブッシュ又はジョイントを検査することが特に重要であるかもしれない。特定の車両の重量、又は特定の車両の走行距離もまた、検査すべきブッシュ又はジョイントに影響を及ぼすことができるパラメータである。長年に亘って得られた意図された設計又は経験により、例えば、特定の車両モデルについて特定の走行距離になったら、特定のブッシュの検査が勧められることが知られている。これは、ブッシュがひどく摩耗して交換する必要があるという差し迫ったリスクがあるためである。特定の車両の用途、即ち、特定の車両の使用目的及び特定の車両の実際の使用はまた、検査する必要があるブッシュ若しくはジョイント、及び遊び、即ち、許容できる程度の摩耗に影響を及ぼすことができる。
鉱山で使用される大型トラックについて、例えば、都市環境内で走行する小型トラックよりも、大きな遊びが許容される場合がある。特定の車両の個々について、所定の時間に検査する必要があるブッシュを適合させることもできる。例えば、何らかの理由により特定の車両の個々が、同じ車両モデルの他の車両の個々より特定のブッシュが摩耗する傾向がある可能性がある。
この方法のこの実施形態の利点は、特定の瞬間においておそらく最も摩耗しているブッシュ又はジョイントであるため、検査する必要がある特定のブッシュ又はジョイントを指で摘まむ(fingerpick)ことができることと、他のブッシュの検査を後回しにできることである。これにより、例えば、定期的な車両保守作業の時間を節約することができる。
本明細書において保存データを含むと称される車両参照データベースは、本明細書において車両情報に関係する保存データを含むと称される同一の車両参照データベース、及び/又は本明細書において相互作用点及び/又は車両構成部品の特徴的及び特徴的でない挙動に関する参照データを含むと称される車両参照データベースであってもよいが、これらに限定されない。車両参照データベースは、車両又は構成部品の製造業者など、様々なソースからベンチマークによって得られるか、他の様々な方法に従って収集することができる。
車両情報は、手動又は自動で入力することができる。従って、本発明の一実施形態によれば、車両情報を入力するステップは、検査対象の車両構成部品の相互作用点について、車両モデル、車両重量、車両個体、車両の走行距離、及び車両用途の少なくとも1つを自動で検出するか、又は車両情報を手動で入力するかのいずれかで行われる。本発明のこの実施形態は、例えば、ブッシュ又はジョイントの形態をとる車両構成部品の相互作用点に適用する場合に有利である。
検査する必要があるブッシュ又はジョイントを決定するために使用される車両情報、並びにその結果としてブッシュを検査する検査シーケンスの自動検出及び入力によって、手作業が不要であるという利点がある。自動的な車両検出は、例えば、自動的かつ視覚的な車両プレートの読み取り、又はWiFi接続による車両制御ユニットから送信若しくは要求された情報に基づくことができる。車両の重量は、車輪支持部に組み込まれた計量器によって測定することができる。
特定のブッシュ又はジョイントの遊び、摩耗の程度、潜在的なダメージ若しくは起こり得る故障を検出できるようにするために必要な特定の検査シーケンスは、まず第1に、例えば、プレーンベアリングのブッシュ、ボールジョイントのブッシュ、若しくはジャーナルベアリングのブッシュ、及びブッシュ若しくはジョイントの位置、ステアリングリンケージのブッシュ、又はホイールサスペンションのブッシュなど、ブッシュ又はジョイントのタイプに依存する。特定のブッシュの検査シーケンスは、そのブッシュ、及び/又はそのブッシュのリンケージを、摩耗による遊びを明らかにするのに十分な方向、大きさ及びストローク長さで定義された荷重又は力にさらすように設計されている。同じことが、ジョイントの検査にも適用される。従って、本発明の他の実施形態によれば、決定された検査対象のブッシュ又はジョイントに基づいて検査シーケンスを選択するステップは、検査対象のブッシュ若しくはジョイントのタイプ、及び/又は検査対象のブッシュ若しくはブッシュの位置を決定するステップを更に備えている。
この実施形態の利点は、選択された検査シーケンスが、検査される特定のブッシュ又はジョイントに応じて適合できることである。
本発明の他の一実施形態によれば、この方法は、収集された測定データで車両参照データベースを更新する方法ステップを備えている。
この実施形態の利点は、例えば、車両のブッシュ又はジョイントに関する情報が検索される車両参照データベースを使用して、検査が必要な車両のブッシュ又はジョイントを決定するとともに、どのように各ブッシュ又はジョイントを検査すべきかを絶え間なく更新できることである。これによって、例えば、特定のブッシュをいつ交換する必要があるかをより正確に予測することができる。
本発明のさらに他の実施形態によれば、例えば、監視手段によってブッシュ又はジョイントの挙動など、車両構成部品の相互作用点の挙動を監視するステップは、所定の監視条件が満たされているか否かを判定するステップを備えている。ここで、所定の監視条件が満たされると、監視が開始される。
特定のブッシュ又はジョイントを検査するために、監視前に所定の監視条件が満たされることで、測定データの収集が開始されることが望ましい場合がある。例えば、検査シーケンスが開始されて監視が開始される前に、車両の動きに合わせて車輪支持部を左右に同時に移動させることによって、車両を左右に動かすようにすることが望ましい場合がある。これによって、車両の動きと反対方向に車輪支持部を移動させることで、ブッシュ又はジョイントの応力検査を行うことができる。例えば、車輪が特定の角度になったときに、監視を開始することが望ましい場合もある。
例えば、車両の動き及び現在のステアリング角度に関する情報は、車両制御ユニットからアクセスすることができる。従って、本発明の一実施形態によれば、この方法は、車両制御ユニットをアクセスして車両情報を検索し、いつ所定の監視条件が満たされるか、及びいつ監視が開始されるべきかを決定するステップを更に備えている。車両情報は、例えば、加速度計又はステアリング角度センサによって車両制御ユニットに提供することができる。
所定の監視条件が満たされたときに監視を開始する利点は、監視する必要があるブッシュ又はジョイントに基づいて選択された、実際に決定された検査シーケンスが監視するものを保証することと、監視する必要がない、即ち、無関係なデータの収集が実行されないことを保証することである。
本発明の他の実施形態によれば、選択された検査シーケンスに応じて水平面の少なくとも第1の方向に各車輪支持部の移動を個々に制御する方法ステップは、選択された検査シーケンスに応じて水平面の第2の方向に各車輪支持部の移動を制御するステップも備えている。本発明のさらに他の実施形態によれば、選択された検査シーケンスに応じて水平面の第1及び/又は第2の方向に各車輪支持部の移動を制御する方法ステップは、各車輪支持部について、移動方向、移動方向に加える力、及び移動ストローク長さの少なくとも1つを制御するステップを備えている。
本発明の最も基本的な形態では、この方法は、水平面の少なくとも1つの方向に車輪支持部の移動方向を制御するステップを備えている。車輪支持部の移動が制御可能な水平面における方向は、車両の方向を基準として前後方向又は左右方向のいずれかとすることができる。水平面、即ち、前後方向及び左右方向において2つの方向に移動を制御することで、車両検査装置の有用性及び適応性を大幅に向上させる。検査のために、車両支持部が特定のブッシュ又はジョイントを左右方向に動かすことができ、車両支持部が特定のブッシュ又はジョイントを前後方向に動かすことができることが好ましい場合がある。前後方向及び左右方向の両方に車輪支持部の移動を制御することによって、斜め方向の移動を制御することもできる。左右方向、前後方向及び斜め方向に移動を制御できることは、多くの用途について最も好ましい実施形態である。移動方向に加える力、及び移動ストローク長さはまた、制御可能であることが好ましい。移動抵抗とともに加える力は、車輪支持部の速度を決定し、特定の方向における特定の移動長さ、即ち、ストローク長さを制御することによって、車両にダメージを与えるリスクを大幅に低減する。
ブッシュ又はジョイントなどの車両構成部品の特定の相互作用点の検査シーケンスは、好ましくは、移動順番、各移動方向、各移動方向に加える力、及び各移動ストローク長さで定義される。従って、本発明の一実施形態によれば、ブッシュの検査シーケンスは、移動順番、各移動方向、各移動方向に加える力、及び各移動ストローク長さの少なくとも1つを定義する。
本発明のさらなる一実施形態によれば、各車輪支持部の移動は個別に制御可能であり、この方法は、選択された検査シーケンスに応じて水平面の少なくとも第1の方向に各車輪支持部の移動を制御する、方法ステップを備えている。
車輪支持部を個別に制御できることにより、車輪支持部を様々な方向、例えば、水平面の反対方向に移動でき、ブッシュ又はジョイントが、どちらかといえば不可能である力又は動きにさらされるという利点がある。これによって、ブッシュ及び/又はリンケージを荷重又は力にさらして、摩耗による遊びをより明らかにする、より用途が広く、場合によってはより正確な検査シーケンスを設計することができる。
本発明の他の実施形態によれば、検査装置制御ユニットは、車両制御ユニットに接続可能である。この方法は、車両制御ユニットの車両データをアクセスする方法ステップと、車両データを収集された測定データに関連付ける方法ステップと、を備えている。
本発明のこの実施形態は、車両検査装置を使用して収集された測定データを車両データと関連付けることによって、車両、ブッシュ又はジョイントの挙動をより良く検出、予測及び解釈することができるという利点を有している。例えば、ブッシュの故障を特定の車両パラメータに関連付けることができ、ブッシュをいつ交換する必要があるかを予測するために使用することができる。
本発明の第2の態様は、車両検査装置に関する。車両検査装置は、検査装置制御ユニットと、水平面において移動可能な少なくとも1つの車輪支持部と、車両のブッシュ又はジョイントの監視手段と、を備えている。車輪支持部及び監視手段は、検査装置制御ユニットによって制御可能である。検査装置制御ユニットは、検査対象のブッシュ又はジョイントなどの車両構成部品の相互作用点を決定するステップと、検査装置制御ユニットによって実行される以下のステップ、決定された検査対象のブッシュ又はジョイントなどの車両構成部品の相互作用点に基づいて検査シーケンスを選択するステップと、選択された検査シーケンスに応じて水平面の少なくとも第1の方向に車輪支持部の移動を制御するステップと、監視手段によってブッシュ又はジョイントなどの車両構成部品の相互作用点を監視するステップと、監視手段から測定データを収集するステップと、を備えた方法を実行するように構成されている。
本発明による方法を実行するために、本発明による車両検査装置を使用する利点は、ブッシュ又はジョイントなどの車両構成部品の各相互作用点が、考えられる遊びを明らかにすることを保証する検査シーケンスに応じて検査されることと、検査シーケンスが車両又はこれに関連する構成部品にダメージを与えないことである。
検査対象のブッシュ又はジョイントなどの車両構成部品の相互作用点を決定する方法ステップは、車両情報、又は検査が必要なブッシュ若しくはジョイントなどの車両構成部品の相互作用点を見極める他の情報を検査装置制御ユニットに手動で入力するか、又は上述した方法の実施形態のいずれか1つに従って、検査対象のブッシュ若しくはジョイントなどの車両構成部品の相互作用点を自動で決定することによって行うことができる。
この方法はまた、収集された測定データを評価する方法ステップを備えていてもよい。収集された測定データを評価する方法ステップは、手動又は自動のいずれかで実行することができる。
本発明の一実施形態によれば、車両検査装置は、2つの車輪支持部を備えている。2つの車輪支持部を有する車両検査装置は、例えば、検査対象のブッシュ又はジョイントの車両の前輪を同時に動かすことができるという、例示的な利点を有している。また、上述したように、前輪の両方の動きを制御できることによって、車両及びホイールサスペンションがさらされる力をより良く制御できる。
本発明の他の実施形態によれば、車輪支持部は、車両のブレーキを検査するように構成されたローラを備えている。この実施形態の利点は、車両のブッシュ又はジョイントと同時にブレーキ性能を評価でき、適切な検査シーケンスを設計するときに、少なくとも1つの車輪のブレーキを他のパラメータとして使用することができることである。本明細書で説明されているように、車輪支持部は、水平面において移動可能である。しかしながら、車輪支持部自体が、水平面に対してわずかに傾斜していてもよい。
本発明のこの態様の第1の実施形態によれば、各車輪支持部の移動は、水平面の少なくとも第1の方向への移動、移動方向に加える力、及び移動ストローク長さの少なくとも1つに関して制御可能である。前述したように、この実施形態の利点は、適合された検査シーケンスに応じてブッシュ又はジョイントを検査することができ、車両又はその任意の構成部品にダメージを与えるリスクを低減できることである。
他の実施形態によれば、監視手段は、ビデオ記憶装置、ホイールアライメントセンサ、振動センサ、及びホイール位置センサの少なくとも1つとすることができる。
使用するセンサのタイプは、監視手段によって収集することができるデータ、及び収集されたデータをどのように使用してブッシュ又はジョイントの状態を評価するかに影響を及ぼす。測定データを収集するときにビデオ記憶装置の形態をとる監視手段を使用する利点は、ほとんどの状況において、特に、参照データ又は参照記録と比較した場合、視覚的な記録がブッシュ又はジョイントの状態及び挙動に関する信頼できる明確な情報を提供することである。この記録は何度も見ることができ、車両検査装置のオペレータが評価するときのように、この評価が瞬間的な挙動に基づく必要がない。ビデオ記録装置の使用はさらに、記録を使用して、車両の所有者又は使用者にブッシュの状態を視覚的に示すことができる、即ち、所定の推奨のサポートとして使用できるという利点を有している。この方法がブッシュ又はジョイントが所定の要求を満たしているか否か、及び/又はこれらを交換若しくは修理する必要があるか否かの少なくとも部分的な自動評価を備えている場合、ホイールアライメントセンサ、振動センサ及びホイール位置センサはすべて、監視手段として有用である。いくつかの実施形態では、例示的な監視手段の1つ以上を組み合わせることが好ましい。なぜならば、それは、収集された大量の測定データ、及び可能であれば評価及び推奨するためのより信頼できる根拠を提供するからである。
本発明はまた、プログラムがコンピュータで実行されるとき、本発明の実施形態の任意の1つ又はその組み合わせのステップを実行する、プログラムコードを含んだコンピュータプログラム、プログラム製品がコンピュータで実行されるとき、本発明の実施形態の任意の1つ又はその組み合わせのステップを実行するプログラムコードを含んだコンピュータプログラムを保持するコンピュータ可読媒体、及びブッシュ又はジョイントを評価する方法を実行するために本発明の実施形態の任意の1つ又はその組み合わせによる方法のステップを実行するように構成された検査装置制御ユニットに関する。
本発明のさらなる利点及び有利な特徴は、以下の説明及び従属請求項に開示されている。
本明細書で使用される用語は、特定の例を説明することのみを目的としており、本発明を限定することを意図していない。本明細書で使用される場合、単数形“a”、“an”及び“the”は、説明が明らかに他のことを示さない限り、複数形も同様に含むことを意図している。“comprises”、“comprising”、“includes”及び/又は“including”という用語は、本明細書で使用されるとき、説明された特徴、整数、ステップ、動作、要素及び/又は構成部品の存在を挙げるが、他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成部品及び/又はそのグループの1つ以上の存在又は追加を除外しないことを更に理解するであろう。
別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術用語及び科学用語を含む)は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有している。本明細書で使用される用語は、本明細書及び関連技術の説明におけるそれらの意味と矛盾しない意味を有すると解釈されるべきであり、本明細書で明確に定義されない限り、理想的又は過度に形式的な認識で解釈されないことを更に理解するであろう。
上記では、本発明の動作を実現又は制御する原理及び例示的な実施形態を説明した。しかしながら、本発明は、限定的というよりはむしろ説明的であると見做されるべきであり、上述した特定の例に限定されるべきではない。本発明の様々な例の異なる特徴は、明確に説明されたもの以外の組み合わせに組み合わせることができる。従って、以下の請求項によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、当業者によってこれらの例に変更を加えることができることを認識するであろう。
添付の図面を参照して、以下に、例として挙げられる本発明の実施形態をより詳細に説明する。
本発明による車両検査装置の例示的な実施形態に配置された車両の概略側面図を示す。 本発明による車両検査装置の例示的な実施形態の概略上面図を示す。 本発明の方法の例示的な実施形態のフローチャートを示す。 本発明の方法の他の例示的な実施形態のフローチャートを示す。 本発明の方法のさらに他の例示的な実施形態のフローチャートを示す。
本発明の例示的な実施形態の以下の説明は、例示の目的でのみ提示されており、これに限定されると見做すべきではない。その説明は、余すところのないことを意図しておらず、上記の教示を考慮して修正及び変形が可能であるか、又は本発明の様々な代替的な実施形態の実施から得ることができる。本明細書で論じられる例示的な実施形態は、考えられる特定の使用に適合されるように、様々な実施形態の原理及び性質、並びに様々な方法及び様々な変更で、当業者が例示的な実施形態を利用することができるその実用的な用途を説明するために選択及び説明されている。本明細書で個別に提示された態様は、特に明記しない限り、互いに任意の組み合わせで実施できることを認識すべきである。
上述したように、本発明の方法の様々な実施形態、及び本発明の車両検査装置の様々な実施形態は、車両構成部品の様々な相互作用点を検査して評価するのに適している。しかしながら、明確にするため、図1A,1B,2,3及び4に関連して本発明の例示的な実施形態を以下に開示する場合、ブッシュ又はジョイントの形態をとる車両構成部品の相互作用点を主に指している。しかしながら、本発明の実施形態はまた、例えば、エンジンサスペンション、エンジン受台、又はリーフスプリングアセンブリのリテーナパックなど、他の相互作用点についても実現することができる。
図1Aは、本発明による車両検査装置1の例示的な実施形態の上に前輪5が配置された、車両6の概略側面図を示している。車両検査装置1は、検査装置制御ユニット2と、車輪支持部3と、車両のブッシュ又はジョイントの監視手段4と、を備えている。図1Aにおいて、監視手段4の様々な例、より具体的には、ビデオ記録装置4a、ホイールアライメントセンサ4b、及びホイール位置センサ4cが例示されている。これらは、単独で又は組み合わせて使用できる、監視手段の網羅的でない例である。また、例えば、振動センサなど、他のセンサを監視手段として使用することができる。
車両のリンケージ、ホイールサスペンションなどのブッシュは、摩耗にさらされている。摩耗、即ち、最終的に摩耗の結果である遊びを見極めるため、可動プレートを使用することができる。現在利用可能な唯一の方法である可動プレートの移動を手動で制御して、各ブッシュの挙動を視覚的に監視することによって、ブッシュの状態を評価することができる。各ブッシュの特性は、例えば、ブッシュの位置、及び各ブッシュ若しくはサスペンション、又はブッシュが配置されるリンケージの構造によって決定されている。従って、特定のブッシュの状態を評価できるようにするには、各ブッシュを特定の力及び動きにさらす必要がある。各ブッシュを視覚的に監視することによってブッシュの状態を評価すると、その評価はかなり恣意的になる。また、可動プレートを手動で移動させることによって、検査中に、使用される検査シーケンスが不十分で再現できなくなる差し迫ったリスク、及び/又はリンケージ、ホイールサスペンションなどがダメージを受ける差し迫ったリスクがある。
本発明によれば、1つ、2つ、場合によればさらに多くの可動車輪支持部を備えた、車両検査装置を実現することができる。車輪支持部は、ブッシュ又はジョイントを検査して評価する必要がある、車両の少なくとも1つの車輪を受けるように構成されている。本発明の明細書は、何よりもまず、車輪支持部に位置又は配置された車両の前輪に関して説明しているが、車両の最後部の一対の後輪を車輪支持部に配置することも可能である。2つ以上の車輪支持部を備えた本発明による車両検査装置の実施形態では、2つ以上の車輪を車輪支持部に位置又は配置することができる。
図1Aでは、1つの車輪支持部3だけが表示されている。車輪支持部3及び監視手段4は、検査装置制御ユニット2によって制御可能である。検査装置制御ユニット2は、例えば、外部のコンピュータ装置であってもよい。車両検査装置1は、検査対象のブッシュ又はジョイントを手動又は自動で決定する方法ステップと、検査装置制御ユニット2によって実行される以下のステップ、決定された検査対象のブッシュ又はジョイントに基づいて検査シーケンスを選択するステップと、選択された検査シーケンスに応じて水平面の少なくとも第1の方向に車輪支持部の移動を制御するステップと、監視手段4によってブッシュ又はジョイントの挙動を監視するステップと、監視手段4から測定データを収集するステップと、を備えた方法を実行するように構成されている。
この方法はまた、収集された測定データを評価するステップを備えていてもよい。この評価は、例えば、車両検査装置のオペレータがデータを手動で評価するか、又は検査装置制御ユニットが収集されたデータを自動で処理するかのいずれかで行うことができる。しかしながら、本発明による検査シーケンスを使用して測定データを手動で評価することによって評価が行われ、検査シーケンスが十分なデータを提供するように特に設計されていても、この評価はあまり恣意的でないデータに基づいている。自動評価は、そのような動作を実行可能なプログラムコードを含んだコンピュータプログラムによって実行することができる。収集されるデータは、測定データを収集するときに使用される1つ又は複数のセンサによって大幅に変化することができるので、収集された測定データの評価は、収集されたデータのソースに応じて様々な方法で実行される。水平面は、車両検査装置1に対して水平であると定義される。
従って、本発明による車両検査装置を使用する利点は、遊びを明らかにするように設計された検査シーケンスに応じて各ブッシュ又はジョイントを検査するとともに、検査シーケンスが車両又はこれに関連する構成部品にダメージを与えないことである。
図1Bは、本発明による車両検査装置1の例示的な実施形態の概略上面図を示している。図1Bの実施形態によれば、車両検査装置1は、車両検査装置1の延設面(extension)に関して、水平面の左右方向及び/又は前後方向に移動可能な2つの車輪支持部3を備えている。左右方向及び前後方向に移動可能であることはまた、車輪支持部3を斜め方向に移動可能である。車輪支持部3の1つの移動可能な方向は、図1Bにおいて矢印8で示されている。車輪支持部3は、個別に移動可能であってもよい。本発明によれば、各車輪支持部3の移動は、水平面の少なくとも第1の方向への移動、移動方向に加える力、及び移動ストローク長さの少なくとも1つにおいて制御可能である。これによって、検査シーケンスの移動シーケンスは、各移動方向、各移動方向に加える力、及び各移動ストローク長さの少なくとも1つで定義することができる。
図1Bではまた、監視手段4の様々な例、より具体的には、ビデオ記録装置4a、ホイールアライメントセンサ4b、及びホイール位置センサ4cが例示されている。これは、可能な監視手段の網羅的なリストではない。検査装置制御ユニット2は、監視手段4及び車輪支持部3に接続され、これによって、監視手段4及び車輪支持部3が検査装置制御ユニット2によって制御可能である。
図1A及び1Bから理解できるように、車輪支持部3は、水平面内に延設面を有するように配置されている。しかしながら、本明細書において車輪支持部3が水平面の少なくとも一方向に移動するという場合、これは、車輪支持部3がわずかに傾斜、即ち、水平面に対してわずかに傾斜した延設面を有していてもよいと見做されるが、それらは依然として水平面において移動可能である。
本発明によれば、水平面に対してわずかに傾斜した面において車輪支持部3を移動させることもできる。車輪支持部3によって移動されるときに車輪5がさらされる、わずかに傾斜する角度で作用する力を力成分に分解すれば、水平方向の力成分及び垂直方向の力成分が得られる。ここで、水平方向の力成分は、垂直方向の力成分より大幅に大きい。水平方向の力成分が垂直方向の力成分より大幅に大きい限り、これは、水平面の移動であると依然として見做される。従って、本発明は、車輪支持部3がわずかに傾斜した面で移動することもできると見做される。しかしながら、垂直方向に車輪支持部3を移動させても、車輪5又はこれに接続されるように配置された構成部品が、本発明の方法に応じて、ブッシュ又はジョイントの組み合わせを評価するのに十分な力にさらされないであろう。
図1A及び図1Bの参照番号は、本明細書において、図2〜5のフローチャートに示される本発明による方法の例示的な実施形態を論じるときにも使用される。
図2は、本発明の方法の例示的な実施形態のフローチャートを示している。この方法の様々なステップは、フローチャートにおいてボックスで視覚化されている。この方法は、車両検査装置1によってブッシュ又はジョイントを評価するのに適している。車両検査装置1は、検査装置制御ユニット2と、水平面において移動可能な少なくとも1つ、好ましくは2つの車輪支持部3と、ブッシュの監視手段4と、を備えている。車輪支持部3及び監視手段4は、検査装置制御ユニット2によって制御可能である。この方法は、検査対象のブッシュ又はジョイントを手動又は自動で決定するステップ100と、検査装置制御ユニット2によって実行される以下のステップ、決定された検査対象のブッシュ又はジョイントに基づいて検査シーケンスを選択するステップ110と、選択された検査シーケンスに応じて水平面の少なくとも第1の方向に車輪支持部3の移動を制御するステップ120と、監視手段4によってブッシュ又はジョイントの挙動を監視するステップ130と、監視手段4から測定データを収集するステップ140と、を備えている。
本発明による方法の利点は、潜在的な遊びを明らかにすることを保証する検査シーケンスに応じて、ブッシュ及びジョイントを検査することができるとともに、検査シーケンスが車両6又はこれに関連した構成部品にダメージを与えないことである。
検査対象のブッシュ又はジョイントを決定するステップは、検査装置のオペレータが必要な情報を手動で選択若しくは入力するか、又は少なくとも部分的に自動化された処理のいずれかによって実行することができる。
図3は、本発明の方法の他の例示的な実施形態のフローチャートを示している。この方法の様々なステップは、フローチャートにおいてボックスで視覚化されている。図2に関連して説明した方法ステップに加えて、図3の例示的な実施形態は、収集された測定データを評価する方法ステップ150を更に備えている。上述したように、収集された測定データの評価は、例えば、車両検査装置のオペレータが収集された測定データを手動で評価するか、又は検査装置制御ユニット2が収集された測定データを自動で処理して評価するかのいずれかで行うことができる。自動評価は、そのような動作を実行可能なプログラムコードを含んだコンピュータプログラムによって実行することができる。
図4は、本発明の方法のさらに他の例示的な実施形態のフローチャートを示している。この方法の様々なステップは、フローチャートにおいてボックスで視覚化されている。図4に示す例示的な実施形態は、図2及び図3に関連して説明した方法ステップを備えている。そのうえ、図4の例示的な実施形態では、収集された測定データを評価する方法ステップ150は、保存データを含む車両参照データベースをアクセスする方法ステップ160を更に備えている。例えば、車両若しくは構成部品の製造業者によって提供されたデータベース、又は前もって収集された車両データに基づくデータベースであってもよい、車両参照データベースからのデータは、収集された測定データを保存されたブッシュデータと比較する方法ステップ170をさらに実行するために使用され、これによって、車両のブッシュ又はジョイントが車両要求を満たしているか否かを手動又は自動で判定する方法ステップ180と、車両のブッシュを交換する必要があるか否かを手動又は自動で判定するステップ190と、の少なくとも一方を実行する。
従って、収集された測定データを車両参照データベースの保存データと比較することによって、評価が恣意的でないものとする利点がある。この比較は、車両検査装置のオペレータが手動で行なうか、又はそのような動作を実行可能なプログラムコードを含んだコンピュータプログラムによって自動で行うことができる。この比較結果は、例えば、ブッシュが所定の要求を満たしているか否かを判定するためか、又はブッシュを交換する必要があるか否かを判定するためかのいずれかで使用することができる。
満たされなければならない、又は好ましくは少なくとも部分的に満たされなければならない要求は、例えば、車両の所有者若しくは使用者によって設定されるか、又は法規によって設定することができる。この要求は、例えば、特定の車両の用途に依存することができる。設定された要求が満たされなければ、特定のブッシュを交換する必要があるか、又はジョイントが、例えば、保守サービスを必要とすると判定する結果につながる。
図4の例示的な実施形態では、検査対象のブッシュ又はジョイントを手動又は自動で決定する方法ステップ100が、車両情報に関係する保存データを含んだ車両参照データベースをアクセスするステップ200と、車両情報を入力するステップ210と、入力された車両情報に基づいて保存データを検索するステップ220と、を備えることを開示している。従って、本発明によれば、検査する必要があるブッシュ又はジョイントを決定する1つの例示的な方法は、車両参照データベースをアクセスすることである。そのデータベースは、例えば、様々な車両モデル、好ましくは、例えば、車両重量、又は様々なブッシュ若しくはジョイントなど、特定のパラメータにリンクされた様々な車両モデルに関する情報を含むことができる。データベースはまた、例えば、特定のブッシュ又はジョイントが通常どのように摩耗するか、いつ摩耗するか、及びどのような状況で摩耗するかに関する情報を更に含むことができる。データベースはまた、車両の特定の使用が特定のブッシュ又はジョイントを多かれ少なかれ摩耗させるか否かに関する情報を含むことができる。例えば、車両重量、車両若しくは年式のシリアル番号である車両情報を入力することによって、アクセスされた車両参照データベースから関連データを検索することができる。車両情報を入力するステップ210は、車両モデル、車両重量、車両個体、車両の走行距離、及び車両用途の少なくとも1つを自動で検出するステップ230を実行して、これによって、車両情報を入力するか、又は車両情報を手動で入力するステップ240のいずれかで行うことができる。車両個体、車両モデルなどの自動検出は、多かれ少なかれ複雑である可能性がある。重量のみで車両モデルを自動検出することは、かなり簡単であり、多かれ少なかれ車両計量器が適切に動作していることに依存する一方、例えば、自動化された視覚的な車両プレートの読み込みの使用はより複雑である。また、車両モデル、車両個体などを自動で検出する他の方法も利用可能である。車両情報を手動で入力することには利点もある。車両情報を手動で入力することは、例えば、センサが期待通りに動作する必要があることに依存していない。
図4の例示的な実施形態はまた、決定された検査対象のブッシュ又はジョイントに基づいて検査シーケンスを選択する方法ステップ110を開示し、この方法ステップ110は、検査対象のブッシュ若しくはジョイントのタイプ、及び検査対象のブッシュ若しくはジョイントの位置の少なくとも一方を決定するステップ250を備えている。選択された検査シーケンスは、好ましくは、どのブッシュ又はジョイントを検査すべきかに応じて選択される。これによって、特定のブッシュ又はジョイントについて、摩耗又は摩耗による遊びを明確にするように特に設計された検査シーケンスが選択されることを保証することができる。特定の検査シーケンスは、特定のブッシュ若しくはジョイント、ブッシュの数、及びジョイント若しくは特定の構成部品に応じて設計することができる。各検査シーケンスはまた、ステアリングリンケージを所定のステアリング角度にすべきなど、特定の車両パラメータに応じて設計することもできる。
図4の例示的な実施形態はまた、監視手段4によってブッシュ又はジョイントの挙動を監視する方法ステップ130を開示し、この方法ステップ130は、所定の監視条件が満たされているか否かを評価する方法ステップ260を備え、所定の監視条件が満たされたら、監視を開始する。特定のブッシュ及び/又はジョイントの検査について、検査シーケンスの開始時ではなく、例えば、検査シーケンスが車両を動かした後に、監視を開始することが望ましい場合がある。所定の監視条件は、例えば、検査シーケンスが特定の時間継続すべきことであってもよい。ブッシュは、例えば、乾燥した泥や汚れによって一時的に詰まって自由に動くことがあり、これによって、乾燥した泥や汚れが取り除かれたあとに初めて、遊びを明らかにすることができる。測定データの収集を数秒待つと、無関係なデータを収集するリスクを低減することができる。
図4の例示的な実施形態は、選択された検査シーケンスに応じて水平面の少なくとも第1の方向に各車輪支持部3の移動を制御する方法ステップ120を更に開示し、この方法ステップ120はまた、選択された検査シーケンスに応じて水平面の第2の方向に各車輪支持部3の移動を制御するステップ270を備えている。ここで、制御されるものは、移動方向、移動方向に加える力、及び移動ストローク長さの少なくとも1つである。各車輪支持部3の移動は、個別に又は同時に制御することができる。
本発明による車両検査装置1によってブッシュを評価する方法はまた、収集された測定データで車両参照データベースを更新するステップを備えていてもよい。また、この方法は、図1Aに示すように、車両制御ユニット7の車両データをアクセスするステップと、車両データを収集された測定データに関連付けるステップと、を備えていてもよい。
図4は、本発明を実現するときに実行されるがこれに限定されない、本発明による方法の様々な実施形態を開示していると強調しなければならない。本発明による方法の実施形態は、図4に関連して説明したすべての方法ステップを備える必要がない。
図2〜4は、方法ステップの特定の順序を示しているが、このステップの順序は、図示のものとは異なっていてもよく、又は少なくとも様々な方法ステップが同時に若しくは部分的に同時に実行されてもよい。
本明細書で制御ユニットに言及する場合、考慮されるものは、計算を行い、方法を実行し、かつ動作を行うことができる装置である。制御ユニットは、例えば、汎用プロセッサ、特定用途プロセッサ、処理コンポーネントを含む回路、分散処理コンポーネントのグループ、又は分散コンピュータ装置のグループとすることができる。制御ユニットは、他の装置及び機能も制御可能な大規模ユニットの一部であってもよい。制御ユニットは、本明細書に明示的に記載されている装置及び機能を制御するように構成することができるが、これらの装置及び/又は機能を制御することだけに限定されない。コンポーネント及び/又は装置に加えて、制御ユニットは、他のコンポーネント及び/又は装置に接続することもできる、制御ユニットに明らかに接続されていてもよい。
本発明は、上述及び図示の実施形態に限定されないことを理解すべきである。むしろ、当業者であれば、添付の特許請求の範囲内で、多くの変更及び修正が行われ得ることを認識するであろう。従って、開示された実施形態の変形は、当業者によって理解することができる。

Claims (29)

  1. 車両検査装置(1)によって車両構成部品の相互作用点の挙動を検査する方法であって、
    前記車両検査装置(1)は、検査装置制御ユニット(2)と、水平面において移動可能な車輪支持部(3)と、監視手段(4)と、を備え、
    前記車輪支持部(3)及び前記監視手段(4)は、前記検査装置制御ユニット(2)によって制御可能であり、
    前記方法は、
    検査対象の車両構成部品の相互作用点を決定するステップ(100)と、
    前記検査装置制御ユニット(2)によって実行される以下のステップ、
    決定された検査対象の車両構成部品の相互作用点に基づいて検査シーケンスを選択するステップ(110)と、
    前記選択された検査シーケンスに応じて前記水平面の少なくとも第1の方向に前記車輪支持部(3)の移動を制御するステップ(120)と、
    前記監視手段(4)によって検査対象の車両構成部品の相互作用点の挙動を監視するステップ(130)と、
    前記監視手段(4)から測定データを収集するステップ(140)と、
    を備えた方法。
  2. 前記車両構成部品の相互作用点の挙動は、前記決定された相互作用点における遊びを監視することによって監視される、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法は、収集された測定データを評価するステップ(150)を更に備えた、
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記方法は、
    収集された測定データを評価するステップ(150)と、
    保存された参照データを含む車両参照データベースをアクセスするステップ(160)と、
    収集された測定データを保存された参照データと比較するステップ(170)と、
    を備えた、請求項1〜3のいずれか1つに記載の方法。
  5. 前記方法は、
    収集された測定データを評価するステップ(150)と、
    前記決定された車両構成部品の相互作用点が車両要求を満たしているか否かを判定するステップ(180)と、
    を備えた、請求項1〜4のいずれか1つに記載の方法。
  6. 前記検査対象の車両構成部品の相互作用点を決定するステップ(100)は、
    車両情報に関係する保存データを含む車両参照データベースをアクセスするステップ(200)と、
    車両情報を入力するステップ(210)と、
    入力された車両情報に基づいて保存データを検索するステップ(220)と、
    を備え、
    これによって、検査対象の両構成部品の相互作用点を決定する、
    請求項1〜5のいずれか1つに記載の方法。
  7. 前記車両情報を入力するステップ(210)は、車両モデル、車両重量、車両個体、車両(6)の走行距離、及び車両(6)の車両用途の少なくとも1つを自動で検出するステップ(230)、又は車両情報を手動で入力するステップ(240)によって実行される、
    請求項6に記載の方法。
  8. 前記監視手段(4)によって車両構成部品の相互作用点の挙動を監視するステップ(130)は、所定の監視条件が満たされているか否かを評価するステップ(260)を備え、
    前記所定の監視条件が満たされていれば、前記監視を開始する、
    請求項1〜7のいずれか1つに記載の方法。
  9. 前記監視対象の相互作用点は、ブッシュ又はジョイントであって、
    前記車両検査装置(1)は、
    検査装置制御ユニット(2)と、
    水平面において移動可能な車輪支持部(3)と、
    監視手段(4)と、
    を備え、
    前記車輪支持部(3)及び前記監視手段(4)は、前記検査装置制御ユニット(2)によって制御可能であり、
    前記方法は、
    検査対象のブッシュ又はジョイントを決定するステップ(100)と、
    前記検査装置制御ユニット(2)によって実行される以下のステップ、
    決定された検査対象のブッシュ又はジョイントに基づいて検査シーケンスを選択するステップ(110)と、
    前記選択された検査シーケンスに応じて前記水平面の少なくとも第1の方向に前記車輪支持部(3)の移動を制御するステップ(120)と、
    前記監視手段(4)によってブッシュ又はジョイントの挙動を監視するステップ(130)と、
    前記監視手段(4)から測定データを収集するステップ(140)と、
    を備えた、請求項1又は2に記載の方法。
  10. 前記方法は、収集された測定データを評価するステップ(150)を更に備えた、
    請求項9に記載の方法。
  11. 前記方法は、
    収集された測定データを評価するステップ(150)と、
    車両のブッシュ又はジョイントが車両要求を満たしているか否かを判定するステップ(180)と、
    を備えた、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 前記方法は、
    収集された測定データを評価するステップ(150)と、
    車両のブッシュを交換する必要があるか否かを判定するステップ(190)と、
    を備えた、請求項9〜11のいずれか1つに記載の方法。
  13. 前記検査対象のブッシュ又はジョイントを決定するステップ(100)は、
    車両情報に関係する保存データを含む車両参照データベースをアクセスするステップ(200)と、
    車両情報を入力するステップ(210)と、
    入力された車両情報に基づいて保存データを検索するステップ(220)と、
    を備え、
    これによって、検査対象のブッシュ又はジョイントを決定する、
    請求項9〜12のいずれか1つに記載の方法。
  14. 前記車両情報を入力するステップ(210)は、車両モデル、車両重量、車両個体、車両(6)の走行距離、及び車両(6)の車両用途の少なくとも1つを自動で検出するステップ(230)、又は車両情報を手動で入力するステップ(240)によって実行される、
    請求項13に記載の方法。
  15. 前記決定された検査対象のブッシュ又はジョイントに基づいて検査シーケンスを選択するステップ(110)は、検査対象のブッシュ又はジョイントのタイプ、及び検査対象のブッシュ又はジョイントの位置の少なくとも一方を特定するステップ(250)を備えた、
    請求項9〜14のいずれか1つに記載の方法。
  16. 前記監視手段(4)によってブッシュ又はジョイントの挙動を監視するステップ(130)は、所定の監視条件が満たされているか否かを評価するステップ(260)を備え、
    前記所定の監視条件が満たされていれば、前記監視を開始する、
    請求項9〜15のいずれか1つに記載の方法。
  17. 前記方法は、収集された測定データで前記車両参照データベースを更新するステップを更に備えた、
    請求項1〜16のいずれか1つに記載の方法。
  18. 前記車両検査装置(1)は、2つの車輪支持部(3)を備え、
    これによって、前記方法は、前記選択された検査シーケンスに応じて前記水平面の少なくとも第1の方向に各車輪支持部(3)の移動を制御するステップ(120)を備えた、
    請求項1〜17のいずれか1つに記載の方法。
  19. 前記選択された検査シーケンスに応じて前記水平面の少なくとも第1の方向に各車輪支持部(3)の移動を制御するステップ(120)はまた、前記選択された検査シーケンスに応じて前記水平面の第2の方向に各車輪支持部(3)の移動を制御するステップ(270)を備えた、
    請求項1〜18のいずれか1つに記載の方法。
  20. 前記選択された検査シーケンスに応じて前記水平面の前記第1及び/又は第2の方向に各車輪支持部(3)の移動を制御するステップ(120,270)は、各車輪支持部(3)について、移動方向、移動方向に加える力、及び移動ストローク長さの少なくとも1つを制御するステップを備えた、
    請求項1〜19のいずれか1つに記載の方法。
  21. 検査シーケンスが、移動順番、各移動方向、各移動方向に加える力、及び各移動ストローク長さの少なくとも1つで定義された、
    請求項20に記載の方法。
  22. 前記各車輪支持部(3)の移動が個々に制御可能であり、
    前記方法は、前記選択された検査シーケンスに応じて前記水平面の少なくとも第1の方向に各車輪支持部(3)の移動を個々に制御するステップ(120,270)を備えた、
    請求項1〜21のいずれか1つに記載の方法。
  23. 前記検査装置制御ユニット(2)が車両制御ユニット(7)に接続可能であり、
    前記方法は、
    前記車両制御ユニット(7)の車両データをアクセスするステップと、
    車両データを収集された測定データに関連付けるステップと、
    を備えた、請求項1〜22のいずれか1つに記載の方法。
  24. 検査装置制御ユニット(2)と、
    水平面において移動可能な車輪支持部(3)と、
    監視手段(4)と、
    を備えた車両検査装置(1)であって、
    前記車輪支持部(3)及び前記監視手段(4)は、前記検査装置制御ユニット(2)によって制御可能であり、
    前記車両検査装置(1)が、
    検査対象の車両構成部品の相互作用点を決定するステップ(100)と、
    前記検査装置制御ユニット(2)によって実行される以下のステップ、
    決定された検査対象の車両構成部品の相互作用点に基づいて検査シーケンスを選択するステップ(110)と、
    前記選択された検査シーケンスに応じて前記水平面の少なくとも第1の方向に前記車輪支持部の移動を制御するステップ(120)と、
    前記監視手段(4)によって車両構成部品の相互作用点の挙動を監視するステップ(130)と、
    前記監視手段(4)から測定データを収集するステップ(140)と、
    を含む方法を実行するように構成された、車両検査装置(1)
  25. 前記各車輪支持部(3)の移動は、前記水平面の少なくとも第1の方向への移動、移動方向に加える力、及び移動ストローク長さの少なくとも1つに関して制御可能である、
    請求項24に記載の車両検査装置(1)。
  26. 前記監視手段(4)は、ビデオ記録装置(4a)、ホイールアライメントセンサ(4b)、振動センサ、及びホイール位置センサ(4c)の少なくとも1つである、
    請求項24又は25に記載の車両検査装置(1)。
  27. プログラムがコンピュータで実行されるとき、請求項1〜23のいずれか1つのステップを実行する、プログラムコードを含んだコンピュータプログラム。
  28. プログラム製品がコンピュータで実行されるとき、請求項1〜23のいずれか1つのステップを実行する、プログラムコードを含んだコンピュータプログラムを保持するコンピュータ可読媒体。
  29. ブッシュ又はジョイントを評価する方法を実行する検査装置制御ユニット(3)であって、
    請求項1〜23のいずれか1つに記載の方法のステップを実行するように構成された、検査装置制御ユニット(3)。
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