JP2021524761A - デンタルクリーニングシステム、基体、および、デンタルフロス用保持具 - Google Patents

デンタルクリーニングシステム、基体、および、デンタルフロス用保持具 Download PDF

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Abstract

本発明は、デンタルフロス(18)用保持具(12)と指上を摺動するU字状または環状の基体(1)とを備えたデンタルクリーニングシステム(2)に関し、保持具(12)は、2つの互いに離間された脚部(19)とこれらの脚部(19)の相互間に保持されたデンタルフロス(18)とを有し、基体(1)は、この基体(1)の長手方向(3)に配置された、指先を収容する凹部(4)を有する。脚部(19)は、基体(1)の長手方向(3)に対して横向きに延在している。基体(1)の両側にそれぞれ第1のグリップ面(9)が配置され、このグリップ面は、基体(1)に隣接した各指で口内におけるデンタルフロス(18)の移動制御を行うために設けられている。基体(1)は、基体(1)の両側に、それぞれ第1のグリップ面(9)を含み、第1のグリップ面(9)は、基体(1)に隣接した各指で口内において、デンタルフロス(18)の移動制御を行うために設けられている。保持具(12)は、基体(1)に収容される、形状結合および/または摩擦結合による締結システム(14)の第2の部分(20)を含む。【選択図】 図4

Description

本発明は、デンタルフロス用保持具と指上を摺動するU字状または環状の基体とを備えたデンタルクリーニングシステムに関し、保持具は、2つの互いに離間された脚部とこれらの脚部の相互間に保持されたデンタルフロスとを有し、基体は、この基体の長手方向に配置された、指先を収容する凹部を有している。
さらに、本発明は、請求項のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム用の基体に関し、この基体は、U字状または環状に形成されて指上を摺動し、この基体の長手方向に配置された、指先を収容する凹部を有している。
さらに、本発明は、請求項のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステムのためのデンタルフロスまたは他のデンタルクリーニング要素用保持具に関し、特に、この保持具は、2つの互いに離間された脚部とこれらの脚部の相互間に保持されたデンタルフロスとを備えている。
デンタルフロスを保持する装置については、従来技術によって公知である。
例えば、特許文献1は、2つの脚部を備えて開いたリングを開示しており、これらの脚部の相互間にデンタルフロスが張設される。
しかし、このような装置は、操作性の点で非実用的であることが明らかになっている。
特許文献2によって、2本の指で操作されるデンタルクリーニングシステムが公知である。
このシステムは、口腔内において大きなスペースを占め、操作性が悪い。
さらに、歯間スペースにデンタルフロスを挿入する際、2本の指による操作であるために、デンタルフロスを張設して保持することが非常に困難である。
特許文献3は、デンタルフロス用保持具を備えたデンタルクリーニングシステムを開示しており、この保持具は、2つの互いに離間された脚部とこれらの脚部の相互間に保持されたデンタルフロスとを有している。
基体が指上を摺動するように働き、この基体は、この基体の長手方向に配置された、指先を収容するための凹部を有している。
この基体は、キャップ状指ぬきの形で構成されている。
口内でこのデンタルクリーニングシステムを制御できるように、第2のキャップ状指ぬきが、または、第2のキャップ状指ぬきの少なくとも一部が備えられている。
しかしながら、この制御は、指1本でしか行うことができず、精密さに欠け、口腔内において大きなスペースを必要とする。
米国特許出願公開第5222510号明細書 米国特許出願公開第5893379号明細書 米国特許出願公開第5881745号明細書
したがって、本発明の課題は、簡便に利用される、歯、特に歯間スペースをクリーニングするデンタルクリーニングシステムを提供することである。
上記課題は、各独立請求項に記載の諸特徴によって解決される。
その他の有利な実施態様が、従属請求項および図面によって明らかにされる。
まず、デンタルフロス用保持具を備えたデンタルクリーニングシステムが提案される。
このデンタルクリーニングシステムの保持具は、2つの互いに離間された脚部とこれらの脚部の相互間に保持されたデンタルフロスとを有している。
このデンタルフロスは、歯間スペース内に挿入されるように形成され、歯間スペースをクリーニングすることができる。
さらに、このデンタルクリーニングシステムは、指上を摺動する基体を含み、この基体に脚部が配置されている。
保持具の脚部は、基体の長手方向に対して実質上横向きに延在し、脚部と基体とは、互いに対して角度をなして配置されている。
特に、基体の両側には、それぞれグリップ面が配置され、このグリップ面は、基体に隣接した各指で口内におけるデンタルフロスの移動制御を行うために設けられている。
これらのグリップ面は、基体の長手方向に延在するのが好ましい。
本発明の実施形態においては、この基体は、長手方向に指先を収容する凹部を有し、U字状または環状に形成されている。
基体の長手方向は、第1の凹部開口部から第2の凹部開口部まで延在し、これらの凹部開口部を通じて指を凹部内へ案内することができる。
また、凹部は、凹部開口部を1つのみ有することも可能であり、これにより、基体は、実質上キャップ状指ぬきの形状を有している。
このようにして、指を、咬合面の起伏に対して実質上平行方向に口腔内へ案内して、下方へ押し下げることができ、これにより、デンタルフロスを歯間スペース内へ挿入することができる。
グリップ面によって、デンタルクリーニングシステムを口腔内で移動させ、制御することが可能となり、その結果、デンタルフロスにより歯間スペースから意図通りに汚れが取り除かれる。
脚部は、基体の長手方向に対して斜め方向に延在するのが好ましい。
脚部に対向する基体の側面には、親指で口内におけるデンタルフロスの移動制御を行う第2のグリップ面が設けられている。
2つの第1のグリップ面を通じて側方へ案内すること以外に、この更なるグリップ面を通じて、人差し指でデンタルクリーニングシステムに圧力を加えることができる。
歯が密接している場合、通例、デンタルフロスを歯間スペース内へ挿入することが困難となる。
これらのグリップ面を通じてデンタルクリーニングシステムを制御しながら案内することによって、加圧と移動とを意図通りに行えるので、デンタルフロスの挿入が容易になる。
もう1つの利点となるのは、グリップ面の少なくとも1つが、翼状の、基体から突出した面を形成している場合である。
これによって、デンタルクリーニングシステムを全体的に過度に大きく寸法設定しなくても、指のためのできる限り大きな作用面が備えられ、デンタルクリーニングシステムを快適に口腔内で位置決めすることが可能となる。
グリップ面の少なくとも1つが滑止性の表面、特に、アーチ状の表面、有孔表面、および/または波状の表面を有している。
グリップ面が有する触感性によって、表面が濡れている場合にも、良好なグリップ感が保証されているので、デンタルクリーニングシステムの操作が良好になる。
保持具と基体とが、一体型または組立式に構成されている。
デンタルフロスは、衛生上の理由から定期的に交換される必要がある。
デンタルクリーニングシステムが組立式の構成である場合、基体に対してデンタルフロスの保持具が分離されていることによって、保持具をデンタルフロスと共に交換することが可能である。
あるいは、保持具と基体とを一体的に構成しておくこともでき、この場合、デンタルフロスは、保持具に分離可能に結合され、デンタルフロスは保持具とは別個に交換することができる。
したがって、デンタルクリーニングシステムは、モジュール式に構成され、デンタルフロスの交換をできる限り容易に行えるようになる。
この場合に、デンタルフロスは、デンタルクリーニングシステムに固定的に結合させておくこともでき、その場合、各デンタルクリーニングの後に一式全体が処分される。
また、基体は、スロットを有している。
このスロットは、保持具の少なくとも一部を収容できるように構成されている。
さらに、凹部が拡大または縮小されるようにこのスロットに荷重を加えることも考えられ、デンタルクリーニングシステムを様々な指サイズに適合させることが可能となる。
締結システムによって、保持具と基体とが互いに結合される。
この締結システムを介して、保持具と基体とは、分離可能に互いに結合することができる。
保持具と基体とは、それぞれ締結システムの一部分を含んでいる。
これらの両部分は、互いに相補的に構成され、その際、これらの両部分は、保持具と基体とが互いに結合されている場合に、保持具に保持されたデンタルフロスが予荷重を受ける状態になるように構成されている。
また、締結システムは、形状結合および/または摩擦結合による結合部を有している場合である。
締結システムは、締結レールと締結キャリッジとを有し、締結レールは、保持具に形成されており、締結キャリッジは、基体に形成されている。
また、締結キャリッジを保持具に、締結レールを基体に配置しておくことも可能である。
さらに、締結システムは、磁石、ねじ、回転、差し込みコネクタ、接着、面ファスナによる結合部および/またはスナップ式結合部を含むことができ、これにより、保持具と基体とは分離可能に互いに結合することができる。
また、保持具と基体との間の結合は、分離可能な施錠部によって確保される。
この施錠部は、一方の側を保持具に、もう一方の側を基体に配置しておくことができる。
施錠が確実に行われている場合、特に口腔内で使用する際に保持具が基体から分離することが確実に防止されている。
このようにすることで、保持具および基体のいずれもが飲み込まれないことが保証されている。
締結レールおよび締結キャリッジは、基体の長手方向および/または横方向にテーパ状に先細っている。
締結レールと締結キャリッジとがこのようにテーパ状に構成されていることによって、これらは、案内されながら互いに結合することが可能となる。
また、摺動挿入圧力を選定することによってデンタルフロスの張設具合を定めることが可能である。
締結キャリッジが締結レール内へより深く案内されるにつれて、したがって、実質上、残っているテーパ部分が小さくなるにつれて、デンタルフロスは、脚部間で一層強く張設されることになる。
こうして、角度を付けて案内することで、予荷重を大きくすることができる。
さらに、締結レールおよび/または締結キャリッジは、側方の案内面、特に、U字状および/または燕尾状に形成された案内面を有している。
締結レールと締結キャリッジとの案内面は、非組立状態において互いに対して平行ではなく、基体に結合された保持具は、組立状態において、脚部の相互間にデンタルフロスが張設されるように広げられている。
安全要素、特に、糸によって、保持具および/または基体が飲み込まれることが、確実に防止される。
保持具および/または基体において、両脚部とデンタルフロスと基体との間の領域にストッパが配置され、垂直方向における歯間スペースへのデンタルフロスの挿入深さが制限されている。
このストッパは、デンタルフロスが歯肉と接触し得ないように、または、ただ軽くしか接触し得ないように選定され、歯肉の出血および負傷が防止される。
どのような人々を対象にしてデンタルクリーニングシステムが用意されているかに応じて、ストッパの高さは、変えることができる。
このストッパにより、デンタルフロスのストッパからの距離が定められ、それによって、歯間スペースへのデンタルフロスの挿入深さが、垂直方向に制限されている。
脚部の長さおよび/またはストッパの配置または高さは、クリーニングされる歯間スペースの深さに応じて距離が異なり、よって、なるべく歯肉の負傷が起こらないように選択される。
扱われる人々の歯の長さは、非常に異なるので、デンタルフロスが歯肉に向かって全部通り抜ける従来のシステムでは、歯肉の負傷がとても頻繁に起こる。
デンタルフロスとストッパとの間に距離を置くことにより、深さが、すなわち、デンタルフロスが歯の上面から歯間スペースにどのくらい侵入することができるかが、設定される。
ストッパが歯の上面に衝突するとすぐに、デンタルフロスも停止される。
理想的には、これは、デンタルフロスが歯肉に到達する直前の場合である。
デンタルフロスとストッパとの距離は、構造寸法または形状によっても定めることができる。
このようにして、例えば、所定の距離を予め定めるデンタルクリーニングシステムが、入手可能となる。
この距離は、所定の距離を有するデンタルクリーニングシステムのユーザの選択に応じて変化し得る。
本発明の実施形態に応じて、各ユーザが必要に応じてこの距離を設定することができるように、この距離を調整可能とすることも可能である。
本発明の実施形態においては、ストッパは、両脚部の間の領域に配置されている。
この領域は、デンタルフロスの直下になるが、デンタルフロスから横方向にオフセットされたものともなる。
ストッパが歯の上面に衝突し、その過程で、歯間スペースへのデンタルフロスの挿入を阻止することが重要である。
ストッパは、デンタルフロスに対向する基体面または保持具面によって形成され、挿入深さが、脚部の長さおよび/またはストッパの高さによって決定されている場合である。
脚部の長さは、デンタルフロスの締結領域からストッパまで延在する領域によって画定されている。
ストッパがデンタルフロスに対向する基体面によって形成されている場合、保持具と基体とは、一体的に構成されている。
あるいは、両脚部の間に位置する保持具の内側面がストッパを画定することも可能である。
ストッパの高さは、ストッパの保持具へのまたは基体への適切な、異なる配置によって定めることができる。
しかしながら、様々なストッパの全体的な高さは、各場合で異なって形成されるので、ストッパ、すなわち、歯の上面に衝突する面とデンタルフロスとの距離は、異なるものとなる。
その結果として、例えば、カスタマイズされた方法で異なるユーザのために様々な距離を定める1式が入手可能である。
脚部の長さおよび/またはストッパの高さの設定は、特に、脚部および/またはストッパの、並進または回転可動性によって行うことができる。
その結果として、例えば、脚部またはストッパの伸縮変位によって、デンタルフロスとストッパとの距離は変更されて、ユーザの個々のニーズに対して設定される。
選択的にまたは追加的に、脚部またはストッパを回転させ、例えば、傾斜面またはねじ山を用いて、デンタルフロスとストッパの間の距離を変更することも可能である。
これは、個々の部材が、それ自体調整可能に形成されるので、様々な脚部の長さまたはストッパの高さのために、異なる部材を入手可能にする必要がない。
ストッパは、締結システムの一部である。
特に、この締結システムの芯出しピンが、ストッパを形成し得る。
その結果として、芯出しピンに二重の機能を構成し得る。
一方で、芯出しピンは、この締結システムが、迅速かつ確実に、基体と保持具との結合部を確立することを可能とする。
他方で、芯出しピンは、ストッパそれ自体を形成し、芯出しピンの長さの異なる実施形態によって、ストッパまたは芯出しピンとデンタルフロスとの異なる距離を定めることができる。
本発明においては、ストッパが締結システムの一部、特に、芯出しピンに配置されると、締結システムは、基体と保持具とを結合するのに用いられるのみならず、むしろ、ストッパを締結するためにも設けられる。
ストッパは、例えば、芯出しピンに対応する開口を含み、ストッパを芯出しピン上に挿入することができる。
脚部の調節可能な長さおよび/またはストッパの調節可能な高さを固定するために、施錠部が設けられている。
その結果として、脚部の、および/または、ストッパの設置位置がデンタルフロスの使用中に自動的に変化しないことが保証される。
こうした施錠部は、特に、脚部のおよび/またはストッパの並進または回転変位の間に有利である。
保持具および/または基体は、デンタルフロスを締結するための締結要素を有している。
この締結要素は、例えば、円錐状に形成して、挟着スロットを装備しておくことができ、これにより、デンタルフロスの両端部を締結要素の周囲に複数回巻回して挟着スロット内に固定することが可能となる。
また、挟着スロットを脚部自体の中に形成しておくことも考えられ、これにより、デンタルフロスは、直接脚部内に挟着される。
所定の大きさの保持具および/または基体および/または所定のデンタルフロスであることを示すために、保持具および/または基体および/またはストッパが、識別コード、特に、カラーコードを有している場合が有利である。
例えば、子供用に備えられたデンタルクリーニングシステムは、できれば、子供がデンタルクリーニングシステムに対して、より愛着を持つような特徴を有していてもよい。
同様に、このデンタルクリーニングシステムが、どのような指サイズの人に向けた構成であるかに応じて、基体の色および/または保持具の色を異なった色にすることも考えられる。
保持具および/または基体および/またはストッパは、再生可能かつ特に消耗する原料または生物学的に堆肥にできる材料から製造される。
したがって、一方では、プラスチックの過度の消費が削減され、さらに、不注意による飲み込みの際に、ユーザへの負傷リスクが避けられる。
さらに、ユーザが歯間スペースをクリーニングした後に、デンタルクリーニングシステムまたは少なくともその一部をユーザが使い切ることができるという事実によって、特に、例えば、子供による使用のために、このデンタルクリーニングシステムを使用する動機を生み出すことが可能である。
このデンタルクリーニングシステムにおいては、ストッパからのデンタルフロスの距離は、12mm未満、好ましくは8mm未満である。
この寸法範囲では、歯間スペースの個々の深さに最善の方法で対処することができる。
これは、デンタルフロスが歯間スペースに案内される前に、デンタルフロスが脚部間で既に張設されている場合である。
遅くとも2つの隣接する歯の接触点を越えてすぐに、デンタルフロスは張設されるが、接触点を越えた後、デンタルフロスは、大方、その元の状態の張りとなる。
したがって、デンタルフロスが緩んで前もって脚部間に配置されると、ストッパに到達する前に接触点を越えるために、ストッパからのデンタルフロスの距離を比較的大きくしなければならない。
その後、しかしながら、歯肉を損傷しないために、距離が再び大きくなり過ぎる。
デンタルフロスが最初の状態で既に張設されていれば、この距離を非常に正確に予め定めることができる。
歯間スペースの所定の深さのために、ストッパからのデンタルフロスの正確な距離を決定することを可能とするために、この場合、デンタルフロスの弾性のみが、そして、必要であれば脚部の曲げも考慮される。
理想的には、ストッパに到達することなく、かつ、その後、デンタルフロスとストッパとの間の距離が歯肉を損傷しないものとなるように、接触点は越えられる。
通常、大人の歯間スペースの深さは、10mm未満であり、子供の歯間スペースの深さは、5mm未満である。
したがって、適切なストッパの高さまたは脚部の長さが、歯肉を傷付けることなく、特に優しい歯間スペースのクリーニングを生み出す。
デンタルフロスの有効長さに対して、ストッパからのデンタルフロスの距離の割合は、0.5以下である。
これは、例えば、20mmのデンタルフロスの有効長さでデンタルフロスのストッパからの距離がせいぜい10mmであることを意味する。
この割合を用いて、接触点を越えた後に、デンタルフロスに、そのたわみおよび弛緩と関連して、適切な張りを導入することが出来、接触点を越えた後、デンタルフロスは、歯肉に向かって全部通り抜けない。
さらに、デンタルクリーニングシステムのための基体が提案される。
このデンタルクリーニングシステムは、前述の説明または後述の説明に従って構成されている。
この基体は、指上を摺動できるように特にU字状または環状に形成されており、この基体の長手方向に配置された、指先を収容する凹部を有している。
この凹部は、好ましくは、第1の凹部開口部から第2の凹部開口部へと延在する。
また、凹部は、凹部開口部を1つのみ有することも考えられ、したがって、基体は、実質上キャップ状指ぬきの形に構成されている。
長手方向とは、基本的に凹部の中心点を通って延びる方向、あるいは、基体の対称軸に対して平行に延びる方向である。
少なくとも基体の両側にそれぞれグリップ面が配置され、このグリップ面は、基体に隣接した各指で口内においてデンタルフロスの移動制御を行うために設けられている。
このグリップ面は、長手方向に延在するのが好ましい。
これによって、基体を、デンタルクリーニングシステム全体を三次元的に制御することが可能となる。
この移動制御は、触知的に行われる。
両グリップ面は、親指と中指とで操作され、人差し指が安定し、加圧、摺動およびねじりの動きが向上する。
基体あるいはデンタルクリーニングシステムが口腔内へ案内されている場合、グリップ面は、基体において口腔方向に整向されている。
したがって、グリップ面は、基体から長手方向に突出している。
2つの側方の第1のグリップ面の間には、親指で口内におけるデンタルフロスの移動制御を行う第2のグリップ面が設けられている。
第2のグリップ面に対して、人差し指が作用することで、圧力を基体に印加でき、これにより、デンタルクリーニングシステムのデンタルフロスを歯間スペース内に挿入し、案内することができる。
また、少なくとも2つの側方のグリップ面は、翼状の面、かつ/または基体から突出する面を形成している。
これによって、人間工学に基づいて指で基体を把持することが可能となる。
基体において、形状結合および/または摩擦結合による締結システムの第1の部分が、デンタルフロス用保持具を収容して基体をデンタルフロス用保持具に結合できるように構成されている。
締結システムのこの部分は、締結レールまたは締結キャリッジであり、かつ/または磁石、ねじ、差し込みコネクタ、回転、接着、面ファスナによる結合部の一部および/またはスナップ式結合部の一部である。
ストッパは、締結システムの第1の部分に配置されている。
その結果として、保持具用の締結システムは、ストッパを締結するのに同時に用いることができる。
結果として、簡単な形状と製造が可能となる。
デンタルフロスを保持するために両脚部を配置することができる領域においてストッパが基体に配置され、デンタルフロスが歯間スペースに挿入される深さは、垂直方向に制限されている。
一体型システムの場合、ストッパの基体への安定的な締結を生じさせることができる。
二体型システムの場合、ストッパが基体に配置されると、極めて特に有利である。
このようにして、例えば、異なる脚部の長さを有する保持具との結合により、デンタルフロスの動作範囲の異なる深さを実現することができる。
他方、デンタルフロスのための同一の保持具に、各々異なるストッパまたは異なるストッパの高さを有する異なる基体を利用できるようにすることも可能である。
凹部は、テーパ状および/または扁円状に形成され、クリーニングシステムが相対回動不能に指上に保持される。
その際、第1の凹部開口部が、第2の凹部開口部よりも大きく、したがって、凹部の内表面は、テーパ状に先細る。
基体を相対回動不能に指上に保持できるように、凹部の内表面は、互いに角度を有して配置された複数の面部分で構成しておくことができる。
基体は、スロット、特に、保持具を収容するための、および/または様々な指のサイズに適合させるためのスロットを有している。
このスロットは、基体の長手方向に延在するのが好ましい。
基体が複数のスロットを有し、これによって、可撓性を有しているように形成しておくことにより、様々な指サイズに適合させることが可能となる。
基体は、U字状に形成されているか、または、その周囲が閉じたまたは開いたリングおよび/またはキャップ状指ぬきとして形成されている。
さらに、デンタルクリーニングシステムのための保持具が提案される。
デンタルクリーニングシステムは、前述または後述の説明に従って構成されている。
この保持具は、2つの互いに離間された脚部とこれらの脚部の相互間に保持されたデンタルフロスとを有している。
ストッパは、両脚部とデンタルフロスとの間に形成された保持具の内側に配置されると、保持具が僅かな設置スペースしか占めないので、ユーザの口内で容易に移動することができる
ストッパは、両脚部の少なくとも1つに配置することができ、歯間スペースへのデンタルフロスの挿入が垂直方向に制限されている。
このストッパにより、歯間スペースへのデンタルフロスの挿入深さが、歯肉に到達する直前に終わるので、歯肉の負傷を確実に防止することができる。
保持具は、この保持具をデンタルクリーニングシステムの基体に結合できるように形状結合および/または摩擦結合による締結システムの第2の部分を有している。
この第2の部分は、締結キャリッジまたは締結レールであり、かつ/または磁石、ねじ、差し込みコネクタ、接着、面ファスナ、回転またはスナップ式結合部の一部である。
保持具によって、デンタルクリーニングシステム全体を交換することなく、デンタルフロスをデンタルクリーニングシステムから取り外すことが可能となっている。
締結システムは、デンタルフロスの向きに対して長手方向または横方向に配置されている。
本発明では、保持具が基体に締結されている場合、デンタルフロスは、2つの脚部の相互間に張設されている。
有利であるのは、両脚部とデンタルフロスと締結キャリッジの下面との間に形成された領域にストッパが配置されている場合であり、これにより、垂直方向における歯間スペースへのデンタルフロスの挿入が制限されている。
本発明によるデンタルクリーニング要素用保持具は、特に、デンタルフロスを含む上記のデンタルクリーニングシステムにも適している。
しかしながら、この保持具は、特に、デンタルフロス、ようじ、歯間ブラシまたは歯ブラシなどの歯の表面または歯間スペースをクリーニングするためのデンタルクリーニング要素用保持具としても適している。
したがって、この保持具は、広く用いることができる。
この保持具は、使用目的に応じて、異なるクリーニング要素を備えている。
保持具は、基体と一体的に構成されている。
選択的に、保持具は、形状結合および/または摩擦結合による締結システムの第2の部分、特に、締結キャリッジまたは締結レールを含み、この第2の部分は、デンタルクリーニングシステムの基体に収容され、および/または、保持具をデンタルクリーニングシステムの基体に結合するための磁石、ねじ、差し込みコネクタ、接着、または面ファスナによる結合部の一部および/またはスナップ式結合部の一部である。
この二体型の場合、基体は、異なるクリーニング要素を含む異なる保持具に結合することができる。
本発明におけるその他の利点については、以下の諸実施例で説明されている。
第1の実施例に係る基体を示す平面図。 一実施例に係る保持具を示す平面図。 代替的な実施例に係る基体と保持具とを備えたデンタルクリーニングシステムを示す平面図。 別の実施例に係るデンタルクリーニングシステムを示す斜視図である。 保持具を示す正面図。 基体を示す正面図。 別の実施形態に係るデンタルクリーニングシステムを示す側面図。 別の実施例に係るデンタルクリーニングシステムを示す平面図。 別の実施例に係る基体を示す平面図である。 別の実施形態に係るデンタルクリーニングシステムを示す側面図、 第1の実施例に係る図1に類似した基体を示す平面図。 別の実施例に係るデンタルクリーニングシステムを示す平面図。 図11に類似したデンタルクリーニングシステムを示す側断面図。 図11に類似したデンタルクリーニングシステムを示す側断面図。 また別の実施例に係る把持部を含むデンタルクリーニングシステムを示す平面図。 別の二体型の実施形態に係るデンタルクリーニングシステムを示す側面図。 別の一体型の実施形態に係るデンタルクリーニングシステムを示す側面図。 各場合における保持具に用いられる様々なデンタルクリーニング要素を示す側面図。 各場合における保持具に用いられる様々なデンタルクリーニング要素を示す側面図。 各場合における保持具に用いられる様々なデンタルクリーニング要素を示す側面図。 各場合における保持具に用いられる様々なデンタルクリーニング要素を示す側面図。
図1は、以下の図3、図4、図6、図7および図9に係るデンタルクリーニングシステム2のための基体1を示す。
基体1は、不図示の指先を収容するための、長手方向3に延在する凹部4を有している。
図1では、長手方向3は、紙面に対して奥方向に延びている。
基体1は、環状に形成されている。
また、基体1は、U字状に形成しておくこともできる(図8を参照)。
凹部4は、テーパ状に成形された内表面5を有している。
したがって、第1の凹部開口部6は、長手方向3に沿ってオフセットされた第2の凹部開口部7よりも大きくなっている。
これによって、凹部4は、指に対して相補的に形成されている。
凹部4が、第1の凹部開口部6のみを有し、キャップ状指ぬきの形に構成しておくことも考えられる。
また、第1の凹部開口部6と第2の凹部開口部7は、大きさを等しくしておくこともでき、この場合、凹部4は、円筒状に成形される。
異なる指形状に対しては、異なる大きさの凹部4が用意される。
さらに、内表面5は、多角形に形成され、図3および図4に示されている基体1、デンタルクリーニングシステム2は、相対回動不能に指上、特に、人差し指上に保持されている。
基体1は、複数、好ましくは、4つの側面を有している。
2つの互いに対向し合う側面には、それぞれ第1のグリップ面9が配置されている。
これらの2つの第1のグリップ面9は、口腔内において基体1あるいはデンタルクリーニングシステム2(図3、図4、図6、図7および図9を参照)の移動制御を行うために設けられている。
親指と中指とを2つの第1のグリップ面9に作用させることで、基体1を保持することができる。
2つの第1のグリップ面9は、翼状の面を形成し、この面は、基体1から突出している。
第1のグリップ面9は、基体1の長手方向3に沿って延在する。
2つの第1のグリップ面9の間には、第2のグリップ面10が設けられている。
第2のグリップ面10は、親指のための更なる制御面として機能する。
操作時の触感性を改良するために、1つまたは複数のグリップ面が滑止性の表面を有することができる。
第1のグリップ面9、第2のグリップ面10は、アーチ状の面、有孔面および/または波状の面であり得る。
基体1は、第2のグリップ面10に対向する側面に少なくとも1つのスロット11を有している。
スロット11は、基体1をデンタルクリーニングシステム2の保持具12に結合できるように構成されている。
スロット11と保持具12とは、スロット11が保持具12を少なくとも部分的に収容できるように相補的に形成されている。
基体1は、締結システム14(図3および図4を参照)の第1の部分13を有し、この部分13を介して保持具12を基体1において位置決めすることができる。
締結システム14の第1の部分13は、図1では、締結キャリッジ15である。
締結キャリッジ15は、第1の案内面16を有し、この第1の案内面16は、U字状に形成されている。
締結キャリッジ15は、長手方向3に先細っている。
これは、図1において破線17によって示されている。
したがって、締結キャリッジ15は、テーパ状である。
その結果、この拡張している領域を通じて、締結キャリッジ15が、保持具12における締結用に設けられた領域で包持固定されることになる(図3および図4を参照)。
図2は、デンタルクリーニングシステム2(図3、図4、図6、図7および図9を参照)のための保持具12を示し、この保持具12は、基体1(図1、図8を参照)に結合してデンタルフロス18を張設できるように構成されている。
保持具12は、2つの互いに離間された脚部19を有し、これらの脚部19の相互間にデンタルフロス18が保持されている。
デンタルフロス18は、少なくとも1つの締結要素22を介して脚部19に結合されている。
例えば、デンタルフロス18を締結要素22の周囲に巻回すること、および/または締結要素22内に挟着することができる。
また、デンタルフロス18を、図3および図4に示されているように脚部19に固定的に結合しておくこと、あるいは、脚部19に内設しておくことも可能である。
保持具12は、締結システム14の第2の部分20を有し、保持具12を摩擦結合および/または形状結合によって基体1(図1、図8を参照)に結合することができる。
この実施例では、締結システム14の第2の部分20は、基体1の締結キャリッジ15を収容する締結レール21である。
締結レール21は、第2の案内面23を有している。
この第2の案内面23は、U字状に形成され、基体1の締結キャリッジ15をこの案内面23に収容することができる。
締結レール21には、凸部24が形成され、この凸部24が、基体1のスロット11に係合し、これにより、実質上、実矧ぎ継ぎを構成することができる。
両脚部19とデンタルフロス18との間において、保持具12の内側面25にストッパ26が配置され、歯間スペースへのデンタルフロス18の挿入が制限されている。
また、保持具12は、別のストッパを有するように構成しておくこと、または、ストッパ26を有さないように構成しておくことも可能であり、個々の歯肉を傷つけることなく丁寧な処置を行えることが保証される。
締結キャリッジ15(図1)の表面は、小さい半径rの湾曲を有している。
これに対して、締結レール21(図2)の対応面は、それよりも大きい半径Rの湾曲を有している。
保持具12と基体1とが互いに結合されると、保持具12にたわみが生じ、両脚部19が互いに遠ざかるようにたわめられる。
これにより、デンタルフロス18の張りが生じ、この張りによって、歯間スペースへのデンタルフロス18の挿入および歯間スペースのクリーニングが格段に簡便化される。
脚部19のこのような動きは、スロット11と凸部24とを適宜寸法設定することによっても生じさせることができる。
締結キャリッジ15と締結レール21との結合を簡易化するために、最初に大きな遊びを設けておき、この遊びが最終的に小さくなることで、凸部24がスロット11内へ深く摺動するにつれて挟着が生じるように構成しておくことが可能である。
図3は、基体1と保持具12とを備えたデンタルクリーニングシステム2を示し、この基体1と保持具12とは、それぞれ代替的な実施形態に従っている。
図1に示された基体1および図2に示された保持具12とは異なり、第1の案内面16、第2の案内面23は、この実施形態では燕尾状に形成されている。
基体1と保持具12との第1の案内面16、第2の案内面23は、図1および図2に示されているような非組立状態では互いに対して平行ではない。
保持具12あるいはこの保持具12の締結レール21が締結キャリッジ15上あるいは基体1上を摺動されるとき、保持具12は、デンタルフロス18が脚部19間に張設されるように広がる。
したがって、保持具12と基体1とがデンタルクリーニングシステム2として互いに結合されていない場合、デンタルフロス18は、弛緩状態で脚部19間に設けられている。
締結システムの第1の部分13、第2の部分20の結合により、締結キャリッジ15を締結レール21に結合することによって、デンタルフロス18は、初めて張設される。
デンタルフロス18の張設具合は、歯間スペースの理想的なクリーニングが行えるように設定されている。
図3において、デンタルフロス18は、脚部19に固定的に結合され、それぞれデンタルフロス18の端部が脚部19内へ一体成型されている。
あるいは、デンタルフロス18は、図2に示されているように、締結要素22によって保持具12に締結しておくことも可能であり、必要に応じてデンタルフロス18を随時交換することができる。
デンタルクリーニングシステム2において図3のデンタルフロス18を交換する際は、保持具12がデンタルクリーニングシステム2から取り外され、不図示の新たな保持具が改めて基体1に結合される。
さらに、デンタルクリーニングシステム2の締結システム14は、施錠部27によって安全性が確保される。
この施錠部27は、図3ではただ模式的に示唆されているのみである。
施錠部27は、例えば、磁石、スナップ式結合部または押しボタンを用いて構成しておくことができる。
さらに、デンタルクリーニングシステム2には、安全要素28が設けられ、この安全要素によって、保持具12および/または基体1が飲み込まれることが防止される。
安全要素28は、糸として構成されており、この糸は、手に締結することができ、かつ、保持具12および/または基体1に締結されている。
図4は、デンタルクリーニングシステム2を示す斜視図である。
基体1と保持具12とは、締結システム14によって互いに結合され、締結キャリッジ15は、締結レール21内へ摺動されている。
第1の案内面16、第2の案内面23(図1および図2を参照)は、互いに合致する形状ではないので、保持具12は、デンタルフロス18が張設されるように基体1に沿って広がる。
基体1の内表面5は、テーパ状かつ多角形に構成され、デンタルクリーニングシステム2全体は、口腔内で用いられる際に相対回動が不能に指上に保持されている。
異なる指形状に対してデンタルクリーニングシステム2の異なるサイズおよび異なる幾何学的形状が用意される。
例えば、小さな指に対しては、デンタルクリーニングシステム2も小さい方が適し、その際、基体1の凹部4が縮小される。
図5aは、保持具12およびこの保持具12の第2の案内面23を示し、図5bは、第1の案内面16を備えた基体1を示す。
第2の案内面23の幾何学的形状は、第1の案内面16の幾何学的形状と異なっていてもよい。
この場合、第1の案内面16、第2の案内面23は、互いに対して平行ではなく、第1の案内面16、第2の案内面23が互いに向き合うようにして保持具12が基体1に対して配置されている際に互いに平行ではない。
これによって、基体1上での保持具12の拡張あるいは挟着が実現することができる。
第1の案内面16は、図1にも示されているようにテーパ状に形成されており、締結キャリッジ15には、第1のテーパ角29が示されている。
第2の案内面23も、テーパ状に形成しておくことができるが、第2のテーパ角30の方が小さい角度であることが好ましい。
締結キャリッジ15が締結レール21内へ摺動されるとき、大きい方の第1の案内面16は、その大きな第1のテーパ角29によって小さい方の第2のテーパ角30あるいは第2の案内面23を拡張させ、デンタルフロス18(図3、図4、図7、図9を参照)が張設される。
この場合、第1のテーパ角29、第2のテーパ角30の一方をゼロにすることも可能であり、当該案内面は、直線的なものとなる。
図6は、デンタルクリーニングシステム2を示す側面図であり、このデンタルクリーニングシステム2は、調整機構31を備えている。
図6では、調整機構31は、サイズ調整可能なパイプクランプ32として構成され、凹部4の直径を変更することができる。
パイプクランプ32が固定されることで、基体1の凹部4は、縮小され、デンタルクリーニングシステム2は、小さな指に適したものとなる。
基体1の縮小を簡易化するために、基体1には、スロット34が備えられている。
パイプクランプ32への荷重を強めることにより、基体1の直径を小さくすることができる。
図6に示されているように、調整機構31に加えて、保持具12の脚部19は、この保持具12の締結レール21に対して、あるいは、基体1の長手軸3に対して斜め方向に配置されている。
さらに、図6には、保持具12のためのもう1つの施錠部27が、基体1に概略的に示されている。
この施錠部27は、小さな連結具であり、基体1の窪み内に係止する。
これによって、基体1と保持具12との間の結合が誤って解除されることが回避される。
結合を解除するためには、前記した連結具が予定破壊箇所で破壊されるようにしておくことが可能であり、これを破壊することで、当該のデンタルフロス18が既に使用済みのものであり、それ以上使用すべきでないということを伝えることができる。
図7には、基体1と保持具12とが一体的にデンタルクリーニングシステム2として互いに結合されていることが示されている。
したがって、デンタルクリーニングシステム2は、これまでの諸図に示されていた締結システム14を有していない。
デンタルフロス18の交換時にデンタルクリーニングシステム2全体を交換する必要がないように、デンタルクリーニングシステム2は、図2に示された締結要素22を有することができる。
締結要素22によって、デンタルフロス18だけを交換することが可能となる。
さらに、凹部4には、前記した調整機構31の代替的な形態が構成されており、図7において、この代替形態は、リングインサート33である。
リングインサート33は、別個に形成しておき、凹部4へ差し込むことが可能であり、凹部4を小さくすることができる。
デンタルクリーニングシステム2は、このようにして異なる指形状および指サイズに容易に適合させることが可能である。
図8は、実施形態に従った基体1を示し、この基体1は、U字状に形成されている。
基体1は、第3の凹部開口部8を有し、この第3の凹部開口部8は、締結キャリッジ15の領域に配置されている。
また、第3の凹部開口部8を基体1の別の側に配置しておくことも考えられる。
図9には、締結システム14を基体1の長手方向3に対して横向きに配設しておけることが示されている。
締結キャリッジ15と締結レール21とを互いに結合できるように、保持具12は、長手方向3に対して横向きに基体1上を摺動される。
締結キャリッジ15と締結レール21とを予め定められた通りに摺動方向にそれぞれ異なるようにたわませることで、脚部19は、デンタルフロス18が締結されたその端部において互いに遠ざかる方向に移動するので(図2を参照)、デンタルフロス18に対して予荷重が加わる。
締結キャリッジ15の半径は、弛緩状態、すなわち、締結キャリッジ15が締結レール21内へ摺動される前の状態において、締結レール21の半径よりも大きい。
ここでは、これまでの諸図とは異なり、基体1が、締結レール21を有し、保持具12が、締結キャリッジ15を有する。
また、この図9では、デンタルクリーニングシステム2の案内を改良できるようにグリップ面の表面が構造化されていること、この例では、波状の構造になっていることが示されている。
図10は、図1に類似した基体1を示す。
ただ、異なっているのは、第2の締結キャリッジ15´が、締結キャリッジ15に加えて配置されていることである。
第2の締結キャリッジ15´の方が、ここでは小さく寸法設定され、図2に記載されているような小さめの保持具12の収容に適している。
図9の形態と同様に、第2の収容部を基体1の長手方向3に対して横向きに配置しておくことも可能であり、あるいは、両種の収容部を組み合わせたものであってもよい。
図11には、別の実施形態に係るデンタルクリーニングシステムの平面図が示されている。
この平面図では、2つの第1のグリップ面9を含む基体1が示されている。
締結システム14の第1の案内面16のみならず締結キャリッジ15が、基体1に配置されている。
先の実施例における直線運動を用いて保持具12が基体1に結合される間、この実施例では、保持具12を基体1に締結するために、回転運動が必要である。
保持具12は、デンタルフロス18が締結される両脚部19を含む。
保持具12を基体1に挿入するために、保持具12は、ここに示す表示に対して約90度、二重矢印方向Dに、右に回転され、基体1の芯出しピン35上に挿入されている。
その後、保持具12が、芯出しピン35の周囲かつ締結キャリッジ15に接触して、約90度、再び二重矢印方向Dに、左向きに回転され、例えば、第1の案内面16の燕尾状の溝に固定される。
保持具12の第2の案内面23は、基体1の第1の案内面16に対応する。
基体1に保持具12をこのように締結することにより、保持具12も、脚部がその上端で僅かに広げられるように曲げられ、デンタルフロス18は、その有効長さBに亘って張設される。
選択的に、脚部19が保持具12に締結される領域のみが、保持具12に対して弾性的に変形されて、適切な案内面を用いて脚部19を広げることも可能である。
歯間スペースをクリーニングするためのデンタルフロス18の有効長さBは、両脚部19の間の中間領域にも位置し、張設される。
図12は、図11に類似したデンタルクリーニングシステムの側断面図を示している。
この事例では、基体1の一部である芯出しピン35が、再び見えている。
もちろん、反対に、芯出しピン35は、保持具12の一部でもあり、かつ、基体1の開口に挿入される。
第1の案内面16と第2の案内面23が協同し、保持具12が基体1に固定されている。
保持具12には、この断面表示で、デンタルフロス18の断面のみならず、両脚部19の1つが見えている。
芯出しピン35は、保持具12の第2の案内面23の上面を過ぎて、高さHだけ延在し、芯出しピン35とデンタルフロス18との間の距離Aが決定される。
この距離Aは、ストッパ26がない場合に歯が衝突するであろう、デンタルフロス18と保持具12の上面との間の距離未満である。
したがって、距離Aは、デンタルフロス18を歯間スペースにどれだけ挿入することができるかを表示する寸法を構成する。
デンタルフロス18が歯間スペースに挿入されると、ストッパ26は、歯の上面と衝突し、デンタルフロス18の挿入深さを制限する。
ユーザの個々の顎に応じて、異なる長さの芯出しピン35を有する様々な基体1を用いて、距離Aを個別に変化させることができる。
選択的に、脚部19が異なる長さLを有する場合、異なる保持具12を入手可能とすることも可能である。
この場合、脚部19の長さLは、デンタルフロス18と、保持具12における脚部19の締結部との間の距離として、または、他の実施例によると、基体1における締結部との間の距離として、決定される。
その結果として、芯出しピン35のストッパ26、または、両脚部19の領域における保持具12の上面に対する距離Aが、ユーザのニーズに応じて個別に設定される。
図11に類似したデンタルクリーニングシステムの側断面図を示す図13の実施例では、ストッパ26が停止片36によって形成されている。
この停止片36は、芯出しピン35上に挿入され、そこで、デンタルフロス18からのストッパ26の距離を決定する。
この実施例では、停止片36の高さHは、デンタルフロス18に対して高さを調整可能である。
停止片36がおおよそ深い程度、芯出しピン35上に挿入される、様々な切り欠きを用いることでも、これは実現可能である。
ねじ山37または適切な傾斜面を設けることによっても、これは可能である。
停止片36は、芯出しピン35上にねじ込まれ、保持具12の上面に対する高さHまたはデンタルフロス18への距離Aを変化させる。
さらに、別の手段として、保持具12の脚部19が、長手方向に調整可能に構成され、例えば、伸縮変位を用いておおよそ長くなり、距離Aに影響を与えることが可能である。
また、図14は、別の実施例に係る把持部40を含むデンタルクリーニングシステム2の平面図を示している。
これは、把持部40およびデンタルフロス18が間に張設されているフォーク状に形成された脚部19を含む、従来のデンタルクリーニングシステムである。
歯のための停止片36を含むストッパ26が、変位部38に締結されている。
変位部38は、変位の二重矢印方向Vに従って変位可能である。
その結果として、デンタルフロス18とストッパ26との間の距離A、または、停止片36の上面と、歯が衝突するであろう、脚部19間の把持部40の最も低い点との間の高さHが決定される。
選択された距離Aを保つために、把持部40は、変位部38に対応する切り欠き39を含む。
したがって、変位部38の変位は、距離Aがうっかり変更されることを防ぐ、所定の力を必要とする。
脚部19の有効長さLも、例えば、脚部19の伸縮可能な実施形態(不図示)を用いて、変更可能である。
より少ないプラスチックを使用し、環境負荷を減らすために、保持具12および/または基体1および/またはストッパ26は、再生可能かつ特に消耗する原料から製造されると規定することができる。
したがって、不注意による飲み込みの際に、ユーザへの負傷リスクが避けられる。
その上、例えば、子供への適用のために、良い味の材料を用いることも規定すれば、このデンタルクリーニングシステム2を使用する動機を生み出すことが可能である。
ユーザは、歯間スペースをクリーニングした後に、デンタルクリーニングシステム2または少なくともその一部を食べることができる。
デンタルクリーニングシステム2の材料を生物学的に堆肥にできるものとすることも有利である。
これは、プラスチック廃棄物のかなりの削減に貢献する。
図15は、別の二体型の実施形態に係るデンタルクリーニングシステム2の側面図を示している。
このデンタルクリーニングシステム2は、基体1と保持具12を含む。
保持具12は、挿入方向Eに基体1上に挿入され、その後、回転方向Dに回転される点で、基体1に結合することができる。
2つの第1の案内面16と2つの第2の案内面23とが、保持具12のそれぞれの面で互いに結合される場合、二体型の締結システムは、決まった位置に施錠される。
下部の第1の案内面16が、下部の第2の案内面23と一緒に、保持具12と基体1との間に強固な把持をもたらす一方、上部の第1の案内面16および第2の案内面23は、脚部19を広げさせ、デンタルフロス18を張設する。
この実施例では、2つのストッパ26が保持具12に配置される。
デンタルクリーニングシステム2のための距離Aが生み出され、デンタルフロス18は、ストッパ26が歯の表面に衝突するとすぐに停止するので、歯肉に食い込み得ない。
距離Aは、ストッパ26の高さHによって、または、脚部19の有効長さLによって、定めることができる。
この実施例の横断面で示す保持具12は、脚部19が強化されて形成されている。
脚部19は、基本的に並行して延在する2つの部分を含み、一方で製造を容易にし、他方でデンタルフロス18を締結し張設するためのさらなる安定性を生み出す。
図16は、別の一体型の実施形態に係るデンタルクリーニングシステム2の側面図を示している。
この実施形態では、歯ブラシ41が、脚部19に、および、保持具12の両脚部19間の中間領域に配置されている。
デンタルフロス18に類似して、歯ブラシ41を、本発明に係る保持具12によって、指を用いて最適に案内することができる。
その結果として、非常にポジティブなクリーニング効果が達成される。
図17−図20は、各場合における保持具12に用いられる様々なデンタルクリーニング要素の側面図を示している。
図17では、ようじ42が、保持具12に配置されている。
図18は、保持具12に用いられる歯間ブラシ43を含む。
デンタルクリーニング要素の配置は、保持具12の上面または反対側でもあり得る。
この配置の角度は、90度でなく、鋭角または鈍角である。
図19には、図16に照らして変更された歯ブラシ4の一種が示されている。
図20では、舌クリーナ44が、保持具12に締結されている。
この舌クリーナ44は、粗い表面を含み得る。
ここに示す保持具12は、それぞれ基体1と結合される。
これらのデンタルクリーニング要素は、デンタルクリーニングシステム2の一体型の構成で配置され得る。
本発明は、本書で説明された実施例に限定されるわけではない。
特許請求の範囲内における変更態様も、例えば、脚部にまたは基体にストッパを配置することによって可能であり、また、それぞれ異なる実施例において諸特徴が説明されていたとしても、それらの諸特徴を組み合わせることも可能である。
必要に応じて、把持部または基体とデンタルフロスが締結される脚部との間の角度を特に異ならせて設けることも可能である。
ストッパが歯肉の負傷を防止できるように配置されることは、単に重要であるに過ぎない。
その他の点に関しては、本発明またはその一部が、歯ブラシ、電気歯ブラシ、電気デンタルクリーニングシステムまたは歯間ブラシのみならず、手動で用いられるデンタルクリーニングシステムに用いることも可能である。
1 ・・・基体
2 ・・・デンタルクリーニングシステム
3 ・・・長手方向(長手軸)
4 ・・・凹部
5 ・・・内表面
6 ・・・第1の凹部開口部
7 ・・・第2の凹部開口部
8 ・・・第3の凹部開口部
9 ・・・第1のグリップ面
10 ・・・第2のグリップ面
11 ・・・スロット
12 ・・・保持具
13 ・・・第1の部分
14 ・・・締結システム
15 ・・・締結キャリッジ
16 ・・・第1の案内面
17 ・・・線
18 ・・・デンタルフロス
19 ・・・脚部
20 ・・・第2の部分
21 ・・・締結レール
22 ・・・締結要素
23 ・・・第2の案内面
24 ・・・凸部
25 ・・・内側面
26 ・・・ストッパ
27 ・・・施錠部
28 ・・・安全要素
29 ・・・第1のテーパ角
30 ・・・第2のテーパ角
31 ・・・調整機構
32 ・・・パイプクランプ
33 ・・・リングインサート
34 ・・・芯出し開口
35 ・・・芯出しピン
36 ・・・停止片
37 ・・・ねじ山
38 ・・・変位部
39 ・・・切り欠き
40 ・・・把持部
41 ・・・歯ブラシ
42 ・・・ようじ
43 ・・・歯間ブラシ
44 ・・・舌クリーナ

A ・・・距離
D ・・・回転の二重矢印方向
E ・・・挿入方向
V ・・・変位の二重矢印方向
r ・・・小半径
R ・・・大半径
B ・・・デンタルフロスの有効長さ
H ・・・高さ
L ・・・脚部の長さ

Claims (30)

  1. デンタルフロス用保持具(12)と指上を摺動するU字状または環状の基体(1)とを備え、前記保持具(12)が、2つの互いに離間された脚部(19)と該脚部(19)の相互間に保持されたデンタルフロス(18)とを有し、前記基体(1)が、該基体(1)の長手方向(3)に配置された、指先を収容する凹部(4)を有する、デンタルクリーニングシステム(2)において、
    前記脚部(19)が、前記基体(1)の長手方向(3)に対して実質上横向きに延在し、前記基体(1)の両側にそれぞれ第1のグリップ面(9)が配置され、
    該第1のグリップ面(9)が、前記基体(1)に隣接した各指で口内におけるデンタルフロス(18)の移動制御を行うために設けられていることを特徴とする、デンタルクリーニングシステム(2)。
  2. 前記脚部(19)に対向する前記基体(1)の側面に、親指で口内におけるデンタルフロス(18)の移動制御を行う第2のグリップ面(10)が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  3. 前記第1のグリップ面(9)と前記第2のグリップ面(10)の少なくとも1つが、翼状の前記基体(1)から突出した面を形成し、
    前記第1のグリップ面(9)と前記第2のグリップ面(10)の少なくとも1つが、滑止性の表面、特にアーチ状の表面、有孔表面、および/または波状の表面を有していることを特徴とする、請求項1および請求項2のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  4. 前記保持具(12)と前記基体(1)とが、一体型または組立式に構成される締結システム(14)によって互いに結合されていることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  5. 前記基体(1)が、前記保持具(12)を収容するためのおよび/または様々な指サイズに適合させるためのスロットを有していることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  6. 前記保持具(12)と前記基体(1)とが、それぞれ前記締結システム(14)の一部分(13、20)を含み、
    これらの両部分(13、20)が、互いに相補的に構成され、
    前記両部分(13、20)は、前記保持具(12)と前記基体(1)とが互いに結合されている場合に、前記保持具(12)に保持された前記デンタルフロス(18)が予荷重を受けているように構成されていることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  7. 前記締結システム(14)が、形状結合および/または摩擦結合による結合部、特に締結レール(21)と締結キャリッジ(15)、および/または磁石、ねじ、差し込みコネクタ、接着、面ファスナによる結合部および/またはスナップ式結合部を有していることを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  8. 前記保持具(12)と前記基体(1)との間の結合が、分離可能な施錠部によって確保されていることを特徴とする、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  9. 前記締結レール(21)および前記締結キャリッジ(15)が、前記基体(1)の長手方向および/または横方向にテーパ状に先細っていることを特徴とする、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  10. 前記締結レール(21)および/または前記締結キャリッジ(15)が、側方の案内面、特にU字状および/または燕尾状に形成された案内面(16、23)を有していることを特徴とする、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  11. 前記締結レール(21)と前記締結キャリッジ(15)との前記案内面(16、23)が、非組立状態において互いに対して平行ではなく、
    前記基体(1)に結合された前記保持具(12)は、組立状態において、前記脚部(19)間に前記デンタルフロス(18)が張設されるように広げられていることを特徴とする、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  12. 前記保持具(12)と前記基体(1)の少なくとも一方が飲み込まれることが、安全要素(28)、特に糸によって、確実に防止されることを特徴とする、請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  13. 前記保持具(12)と前記基体(1)の少なくとも一方において、前記両脚部(19)と前記デンタルフロス(18)と前記基体(1)との間の領域にストッパ(26)が配置され、垂直方向における歯間スペースへの前記デンタルフロス(18)の挿入深さが制限され、
    前記ストッパ(26)が、前記デンタルフロス(18)に対向する基体(1)面または保持具(12)面によって形成され、
    前記挿入深さが、前記脚部(19)の長さ(L)によって決定されていることを特徴とする、請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  14. 前記保持具(12)および/または前記基体(1)が、前記デンタルフロス(18)を締結するための締結要素(22)を有していることを特徴とする、請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  15. 所定の大きさおよび/または所定のデンタルフロス(18)であることを示すために、前記保持具(12)および/または前記基体(1)が、識別コード、特にカラーコードを有していることを特徴とする、請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  16. 前記保持具(12)および/または前記基体(1)および/または前記ストッパ(26)が、再生可能かつ特に消耗する原料から製造されていることを特徴とする、請求項1〜請求項15のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  17. 前記ストッパ(26)からの前記デンタルフロス(18)の距離(A)が、12mm未満、好ましくは、8mm未満であることを特徴とする、請求項1〜請求項16のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  18. 前記デンタルフロス(18)の有効長さに対する前記ストッパ(26)からの前記デンタルフロス(18)の距離(A)の割合が、0.5以下であることを特徴とする、請求項1〜請求項17のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)。
  19. 請求項1〜請求項18のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)に用いられる基体(1)であって、
    指上を摺動できるようにU字状または環状に形成され、該基体(1)の長手方向(3)に配置された、指先を収容する凹部(4)を有している基体(1)において、
    前記基体(1)の両側にそれぞれ第1のグリップ面(9)が配置され、
    該第1のグリップ面(9)が、前記基体(1)に隣接した各指で口内においてデンタルクリーニング要素、特に、デンタルフロス(18)の移動制御を行うために設けられていることを特徴とする、基体(1)。
  20. 前記2つの側方の第1のグリップ面(9)の間に、人差し指で口内における前記デンタルフロス(18)の移動制御を行う第2のグリップ面(10)が設けられていることを特徴とする、請求項19に記載の基体(1)。
  21. 前記2つの側方の第1のグリップ面(9)が、翼状の面、かつ/または前記基体(1)から突出する面を形成していることを特徴とする、請求項19または請求項20に記載の基体(1)。
  22. 前記基体(1)において、前記保持具(12)を収容するための、形状結合および/または摩擦結合による締結システム(14)の第1の部分(13)、特に締結レール(21)または締結キャリッジ(15)が、および/または磁石、ねじ、差し込みコネクタ、回転、接着、面ファスナによる結合部の一部および/またはスナップ式結合部の一部が、前記基体(1)を前記保持具(12)に結合できるように構成されていることを特徴とする、請求項19〜請求項21のいずれか1項に記載の基体(1)。
  23. 前記凹部(4)が、テーパ状および/または扁円状に形成され、前記デンタルクリーニングシステム(2)を相対回動不能に指上に保持することを特徴とする、請求項19〜請求項22のいずれか1項に記載の基体(1)。
  24. 前記基体(1)が、スロット(11)、特に前記保持具(12)を収容するための、および/または様々な指サイズに適合させるためのスロットを有していることを特徴とする、請求項19〜請求項23のいずれか1項に記載の基体(1)。
  25. 前記基体(1)が、U字状に形成されていること、または、前記基体(1)の周囲が閉じたまたは開いたリングおよび/またはキャップ状指ぬきとして形成されていることを特徴とする、請求項19〜請求項24のいずれか1項に記載の基体(1)。
  26. 請求項1〜請求項18のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)のためのデンタルフロス用保持具(12)であって、
    2つの互いに離間された脚部(19)と該両脚部(19)間に保持されたデンタルフロス(18)とを備えた保持具(12)において、
    前記保持具(12)が、該保持具(12)をデンタルクリーニングシステム(2)の基体(1)に結合できるように、形状結合および/または摩擦結合による締結システム(14)の第2の部分(20)、特に前記デンタルクリーニングシステム(2)の基体(1)における収容のための締結キャリッジ(15)または締結レール(21)を、および/または磁石、ねじ、差し込みコネクタ、回転、接着、面ファスナによる結合部の一部、および/またはスナップ式結合部の一部を有すること、ならびに、前記保持具(12)の構成は、前記保持具(12)が前記基体(1)に締結されている場合に前記デンタルフロス(18)が前記両脚部(19)の間に張設されるように広がる構成であることを特徴とする、保持具(12)。
  27. 前記締結システム(14)が、前記デンタルフロス(18)の向きに対して長手方向または横方向に配置されていることを特徴とする、請求項26に記載の保持具(12)。
  28. 前記両脚部(19)と前記デンタルフロス(18)との間に形成された、前記保持具(12)の内側面にストッパ(26)が配置され、垂直方向における歯間スペースへの前記デンタルフロス(18)の挿入が制限されていることを特徴とする、請求項26または請求項27に記載の保持具(12)。
  29. 請求項1〜請求項18のいずれか1項に記載のデンタルクリーニングシステム(2)に用いられるのにも適した保持具(12)であって、
    前記保持具(12)が、デンタルフロス、ようじ、歯間ブラシ、歯ブラシなどの歯の表面または歯間スペースをクリーニングするための少なくとも1つのデンタルクリーニング要素を含んでいることを特徴とする保持具(12)。
  30. 請求項29に記載の保持具(12)であって、
    前記保持具(12)が、基体(1)と一体的に構成され、または、形状結合および/または摩擦結合による締結システム(14)の第2の部分(20)、特に、締結キャリッジ(15)または締結レール(21)を含み、
    前記第2の部分(20)が、前記デンタルクリーニングシステム(2)の基体(1)に収容され、および/または、前記保持具(12)を前記デンタルクリーニングシステム(2)の基体(1)に結合するための磁石、ねじ、差し込みコネクタ、回転、接着、面ファスナによる結合部の一部および/またはスナップ式結合部の一部であることを特徴とする保持具(12)。


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