JP2021521396A - クイック接続継手用ロック機構 - Google Patents

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Abstract

ロックスリーブ(100)を有するクイック接続継手用のロック機構が開示される。ロックスリーブは,クイック接続継手をロック位置(110)でロックし,かつ、該クイック接続継手をロック解除位置(120)でロック解除するよう,軸線方向に移動可能である。ロック機構は,ロックスリーブ(100)と係合するよう,軸線方向に移動可能な安全リング(200)を備える。安全リング(200)は,部分的にロックスリーブ(100)の内側又は外側に配置される。安全リング(200)は,3つの異なる軸線方向位置,すなわち,ロックスリーブ(100)をロック解除位置(120)に配置可能とする第1の軸線方向位置(210),安全リング(200)を回転可能とする第2の軸線方向位置(220),並びに,ロックスリーブ(100)をロック位置(110)に配置可能とする第3の軸線方向位置(230),に位置決め可能である。ロック機構は,ロックスリーブ(100)及び安全リング(200)の間で作用するばね(300)を備える。ばね(300)は,ロックスリーブ(100)及び安全リング(200)を互いに離間させるばね力を有する。上記ロック機構の使用方法も開示される。【選択図】図17

Description

本発明は,ロック機構及びその使用方法に関する。より具体的に,ロック機構は,ロックスリーブを有するクイック接続継手用である。より具体的に,使用方法は,クイック接続継手の雄部品を雌部品に対するロック又はロック解除に関する。ロック機構は,クイック接続継手の安全機能である。
一部のクイック接続継手には,結合された雄型部(ニップル)及び雌型部の部品(継手)が誤って外れないようにする安全機能が備わっている。多くの場合,クイック接続継手を流れる流体は高圧であり,継手が偶発的に分離すると深刻な事故や負傷につながる恐れがある。軸線方向の相対移動により分離する形式のロックスリーブを備えるクイック接続継手は,偶発的な分離を回避するための安全機構が必要であるという問題点を有している。
安全機能を有する多くのクイック接続継手が存在しているが,依然として,構造が簡単でありながら非常に安全な安全機能が必要とされている。そのような安全機能は,構造が簡単でありながら,非常に高い信頼性を有する必要がある。そのような安全機能は,さほど多くのスペースを占めない必要がある。クイック接続継手上の,そして継手内の利用可能スペースが限られているからである。そのような安全機能は,新品又は既存の継手に適応し,容易に適合可能でなければならない。そのような安全機能は,操作が簡単でなければならず,好適には操作が直感的であるべきである。
上記の問題を克服でき,しかも製造が安価であり,製造が容易で堅牢なクイック接続継手の安全機能を提供することが望ましい。そのような安全機能は,単に安全であるだけでなく,ユーザにも安全性が視認できる必要がある。本発明は,上述した問題の1つ又は複数を克服するものである。
本発明の課題は,ロックスリーブを有するクイック接続継手のためのロック機構,及び該ロック機構を使用する方法を提供することである。このような課題は,独立請求項に記載されている機能によって達成することができる。更に強化された機能は,従属クレームによって特徴付けられている。一実施形態において,ロックスリーブ(100)を有するクイック接続継手用のロック機構が開示される。ロックスリーブ(100)は,クイック接続継手をロック位置(110)にロックし,かつ,クイック接続継手をロック解除位置(120)にロック解除するために,軸線方向に移動可能である。ロック機構は,安全リング(200)及びばね(300)を含む。安全リング(200)は,ロックスリーブ(100)と係合するために軸線方向に移動可能である。安全リング(200)は,部分的にロックスリーブ(100)の内側又は外側に配置される。安全リングは,三つの異なる軸線方向位置に位置決め可能である。すなわち,ロックスリーブ(100)をロック解除位置(120)に配置可能とする第1の軸線方向位置(210),安全リング(200)を回転可能とする第2の軸線方向位置(220),並びに,ロックスリーブ(100)をロック位置(110)に配置可能とする第3の軸線方向位置(230)である。ばね(300)は,ロックスリーブ(100)と安全リング(200)との間に作用する。ばね(300)は,ロックスリーブ(100)と安全リング(200)を互いに離間させるばね力を有する。
一実施形態において,ロック機構は,トラック(400)及びロック要素(450)を更に備えることができ,ロック要素(450)は,トラック(400)内で相対的に移動可能である。トラック(400)は,安全リング(200)内に,又はクイック接続継手の本体(20)内に配置することができる。ロック要素(450)は,クイック接続継手の本体(20)上に,又は安全リング(200)上に配置することができる。トラック(400)は,軸線方向の2つの溝(401,402)を備えることができ,これらは,それぞれの一端で円周方向の第3の溝(400)と接続される。一実施形態において,軸線方向の第1の溝(401)は,第1の軸線方向位置(210)に対応する長さ(410)を有し,ロックスリーブ(100)をロック解除位置(120)に配置可能とすることができる。軸線方向の第2の溝(402)は,第3の軸線方向位置(230)に対応する第1の端部(430)を有することができる。第3の溝(400)は,第2の軸線方向位置(220)に対応する第2の終点(420)を有し,安全リング(200)を回転可能とする。
一実施形態において,安全リングは,ばね(300)に係合してばね(300)を支持する軸線方向のインデント(240)を備えることができる。代替的又は付加的に,安全リングは,一端でばね(300)を支持するL字形フランジ(245)を備えることができる。
一実施形態において,ばね(300)は,回転ばね力を安全リング(200)に作用させるように配置することができる。一実施形態において,ロック機構は,トラック(400)及びロック要素(450)の2セット,3セット,又は4セットを備えることができる。これらのセットは,それぞれ,クイック接続継手の周方向において180度間隔,120度間隔又は90度間隔で,好適には等間隔で,配置することができる。
一実施形態において,クイック接続継手における雄型部を雌型部にロックする方法が開示される。
この方法では,クイック接続継手の雌型部として,ロックスリーブと,安全リングと,これら両者間に作用するばねと,を備える雌型部を使用することができる。。代替的に,この方法では,本明細書に開示される実施形態の何れか1つによるロック機構を使用することができる。この方法は,以下のステップ(A)〜(D)を順次に備える。すなわち,(A)ロックスリーブ(100)及び安全リング(200)を第1の軸線方向(X)に軸線方向移動させることにより,雄型部を雌型部に挿入するステップ,(B)ロックスリーブ(100)をばね(300)のばね力により第2の軸線方向(Y)に軸線方向移動させるステップ,(C)安全リング(200)を,第2の軸線方向(Y)に移動させると共に回転させるステップ,並びに(D)安全リング(200)をばね力により第1の軸線方向(X)に軸線方向に移動させることにより,該安全リング(200)を回転及び第1の軸線方向(X)への軸線方向移動に対してロックするステップ,である。
一実施形態において,本発明の方法では,ステップ(A)において,ロックスリーブ(100)及び安全リング(200)を第1の軸線方向(X)に軸線方向移動させることにより,安全リング(200)を第1の軸線方向位置(210)まで移動させ,ステップ(C)において,安全リング(200)を第2の方向(Y)に軸線方向移動させることにより,安全リング(200)を第2の軸線方向位置(220)まで移動させ,ステップ(D)において,安全リング(200)を第1の軸線方向(X)に移動させることにより,安全リング(200)を第3の軸線方向位置(230)まで移動させることができる。
一実施形態において,クイック接続継手における雌型部から雄型部をロック解除する方法が提供される。 この方法では,クイック接続継手の雌型部として,ロックスリーブと,安全リングと,これら両者間に作用するばねと,を備える雌型部を使用することができる。代替的に,この方法では,本明細書に開示される実施形態の何れか1つによるロック機構を使用することができる。この方法は,以下のステップ(E)〜(G)を順次に備える。すなわち,(E)安全リング(200)を第2の軸線方向(Y)に移動させると共に回転させるステップ,(F)安全リング(200)をばね(300)のばね力により第1の軸線方向(X)に軸線方向移動させるステップ,並びに(G)ロックスリーブ(100)をばね(300)のばね力に抗して第1の軸線方向(X)に軸線方向移動させることにより,雄型部を雌型部から取り外すステップである。
一実施形態において,この方法では,ステップ(E)において,前記安全リング(200)を前記第2の軸線方向(Y)に移動させることにより,該安全リング(200)を前記第2の軸線方向位置(220)まで移動させ,ステップ(F)において,前記安全リング(200)を前記第1の軸線方向(X)に軸線方向移動させることにより,該安全リング(200)を前記第3の軸線方向位置(230)まで移動させる,ことができる。
一実施形態において,第3の軸線方向位置(230)から第2の軸線方向位置(220)への安全リング(200)の軸線方向移動は,もっぱら,ばね力に抗して安全リング(200)をロックスリーブ(100)に向けて軸線方向移動させることにより生じさせることができる。
一実施形態では,色を表示することにより,安全リング(200)及び/又はロックスリーブ(100)の位置を示すことができる。
一実施形態では,安全リング(200)の回転運動を,回転ばね力に抗して生じさせる。
上記実施形態の少なくとも1つは,簡単であるが非常に安全な安全機能を備える,クイック接続継手用のためのロック機構及び方法を提供する。これは,構造がシンプルでありながら非常に信頼できる安全機能である。この安全機能は,スペースを占有せず,新品及び既存の継手に適応し,簡単にさせることができる。安全機能は操作が簡単であり,その操作も直感的である。ロック機構及びその使用方法は,製造コストが安く,製造が簡単かつ堅牢である。安全機能は,安全であるだけでなく,ユーザにも安全性が視認可能である。
上記実施形態の少なくとも1つは,背景技術の問題及び欠点に対する1つ又は複数の解決策を提供するものである。 本開示の他の技術的利点は,以下の説明及び特許請求の範囲から当業者に容易に明らかである。 本出願の様々な実施形態は,記載された利点のサブセットのみを取得する。実施形態にとって限定的な利点は一つもない。特許請求又は説明されている実施形態は,特許が請求され,又は以明されている他の実施形態と技術的に組み合わせることが可能である。
添付図面は,本発明の現時点における例示的な実施形態を示しており,上記の一般的な説明及び以下に示す実施形態の詳細な説明と相まって,例示として,本発明の原理説明に資するものである。
図1は,本発明の例示的な実施形態に係るロック機構を,雄型部(ニップル)の雌型部(継手)に対する接続状態で示す概略図である。 図1と同様な概略図である。 図1と同様な概略図である。 図1と同様な概略図である。 図1と同様な概略図である。 図1と同様な概略図である。 図1と同様な概略図である。 図8は,本開示の例示的な実施形態に係るロック機構を,雄型部(ニップル)の雌型部(継手)からの接続解除状態で示す概略図である。 図8と同様な概略図である。 図8と同様な概略図である。 図8と同様な概略図である。 図8と同様な概略図である。 図8と同様な概略図である。 図8と同様な概略図である。 雄型部(ニップル)の概略図である。 本開示の例示的な実施形態に係るロック機構の概略図である。 図16と同様な概略図である。 図16と同様な概略図である。 図16と同様な概略図である。 図16と同様な概略図である。 図16と同様な概略図である。 本開示の例示的な実施形態に係る安全リング(200)の例示的な概略図である。
各図は次の対応関係にある,すなわち,図1,図13及び図16は互いに対応し,図2,図14及び図15は互いに対応し,図3,図12及び図17は互いに対応し,図4,図11及び図18は互いに対応し,図5,図10及び図19は互いに対応し,図6,図9及び図20は互いに対応し,図7,図8及び図21は互いに対応している。
図1〜図7は,本開示の例示的な実施形態に係るロック機構を,雄型部(ニップル)が雌型部(継手)に接続された状態で例示する概略図である。図1〜図7は,ロックスリーブ100を有するクイック接続継手と,安全リング200を使用して雄型部10が雌型部20に接続される態様を示すものである。図15〜図21は,図1〜図7に対応する例示的な概略図である。図1は図16に対応し,図2は図15に対応し,図3は図17に対応し,図4は図18に対応し,図5は図19に対応し,図6は図20に対応し,図7は図21に対応している。
図1及び図16は,ロックスリーブ100と接続されたクイック接続継手の雌型部20を示す。ロックスリーブ100は,例えば,雄型部10の溝内にボールをロックすることができる。ロックスリーブ100は,図1のロック位置110にある。安全リング200が継手の周りに配置されており,ロックスリーブ100をロック位置110に保持することにより,ロックスリーブ100が偶発的にクイック接続継手を解除するのを防止し,及び/又はロックスリーブ100がロック解除位置(図3及び図17の位置120)から軸線方向に移動するのを防止する。安全スリーブ200は,第1の軸線方向位置210を占めている。第1の軸線方向位置210は,ロックスリーブ100から可及的に離間した位置とすることができる。第1の軸線方向位置210は,ロックスリーブ100がロック解除位置120に配置可能とし,ロック解除位置まで移動可能とするためのものである。
図16は,クイック接続継手の本体20の例示的な実施形態を示す。ここで,本体20の下半分は外側からの側面図として示され,上半分は本体20の断面図として示されている。ばね300は,ロックスリーブ100と安全リング200との間にばね力を作用させる配置される。ばね力により,ロックスリーブ100及び安全リング200を本体20上で軸線方向に互いに離間するように移動させる。ばね300は,ロックスリーブ100及び安全リング200に直接接触し,これらを互いに離間させるように押圧することができる。ロック要素(450)が図16に示すように本体20上に,又は安全リング200上に配置されて,溝400内で相互作用し,かつ案内されるように構成される。溝400は,それぞれ安全リング200又は本体20に配置することができる。溝400及びロック要素450の間の相互作用により,安全リング200をクイック接続継手上で移動可能とする。溝400は,図22に最もよく明示されている。図16に示される溝400の一部は,所定の長さ410を有する第1の溝401を構成する。
図2は,「ニップル」とも称される雄型部10の例示的な実施形態を示す。雄型部10は,雌型部20内に挿入・接続してロックすることができる。図15は,雄型部10の例示的な実施形態を示す。ここで,雄型部10の下半分は外側からの側面図,上半分は雄型部10の断面図として示されている。
図3は,雄型部10がどのように雌型部20内に挿入されたかを示している。ロックスリーブ100は,ロック解除位置120にある。そのようなロック解除位置120において,ロックスリーブ100は,例えば,ボール又は他のロック要素をロック解除し,ボール又はロック要素を雄型部10の溝から半径方向に離間させることができる。図3において,安全リング200は依然として第1の軸線方向位置210にあり,ロックスリーブ100をロック位置110とロック解除位置120との間で自由に移動可能としている。
図17は,図3と同様の例示的な実施形態を示す。図17において,ばね300は,ロックスリーブ100と安全リング200との間で圧縮されている。ロックスリーブ100は,ロック解除位置120にあり,雄型部10を雌型部20に出し入れすることができる。ロック要素,例えばボールは,雄型部10を雌型部20内に移動させるために,雄型部10の溝から半径方向に移動可能とすることができる。
図4は,図3のロック解除位置120との対比において,ロックスリーブ100がどのように軸線方向にロック位置110に移動したかを示す。ロックスリーブ100がロック位置110にあれば,雄型部10を雌型部20から分離することはできない。ロックスリーブ100と安全リング200との間のばね(図16におけるばね300)がそれらを押し離すため,安全リング200は第1の軸線方向位置210にある。
図18は,ロック位置110にあるロックスリーブ100と,ロックスリーブ100及び安全リング200を分離させるばね300とを示す。ばねは,ロックスリーブ100に直接接触させることができる。ばねは,例えば,ばねを入れることのできる軸線方向のインデント(240)において,安全リング200に直接接触させてもよい。付加的又は代替的に,ばねは,安全リング(200)のL字形フランジ(245)によって支持することもできる。軸線方向のインデント240及びL字形フランジ245は,ロックスリーブ100に最も近い安全リング200の端部に配置することができる。
図5において,安全リング200は,例えば,手入力によりばね力に抗して,ロック力100に向けてクイック接続継手の軸線方向に押圧されている。安全リング200は,ロックスリーブ100に対して完全に押圧するか,又はロックスリーブ100のみに向けて押圧することができる。これにより,安全リング200は第2の軸線方向位置220に配置される。安全リング200のそのような軸線方向移動は,安全リング200にとって可能な唯一の移動とし,その後,次のステップとして安全リング200を回転可能とするものである。
図19は,ロックスリーブ100及び安全リング200を図5に示すように相互に向けて押圧して,ばね300を圧縮させる例示的な実施形態を示す。ロック要素450は,依然として第1の溝401内に配置されている。
図6において,安全リング200は,クイック接続継手に対して相対的に回転している。例えば,安全リングは,約60度,90度,120度,あるいはそれ以上又はそれ以下の角度だけ回転させることができる。この回転の間,安全リング200は,第2の軸線方向位置220に配置することができる。このような回転により,次のステップとして,安全リング200をロックスリーブ(100)から軸線方向に離間移動させることができる。
図20は,ロックスリーブ100及び安全リング200を図6に示すように相対的に回転させる例示的な実施形態を示す。ロック要素450は,図22にも示すように,第2の端部420に位置している。ロック要素450は,第2の端部420を有する溝400の円周部分に位置しており,そのために安全リング200は,ロックスリーブ又はクイック接続継手の本体2に対して相対的に回転可能とされる。回転の間,ロック要素450は溝400によって案内される。上述したように,溝400は本体20内に配置することができる。その代わりに,ロック要素450は安全リング200内に配置してもよい。
図7において,安全リング200は,軸線方向にロックスリーブ100から離間移動している。これにより,安全リング200は,第3の軸線方向位置230まで移動する。安全リング200は,ロックスリーブ100から軸線方向に数mmだけ,例えば2,3,4又は5mmだけ離間させてもよい。安全リング200は,例えば図21について詳述するように,トラック400及びロック要素450とばね300により,第3の軸線方向位置230に固定される。安全リング200が第3の軸線方向位置230に配置されると,ロックスリーブ100は,軸線方向に更に移動することができず,安全リング200に対して押圧されなくなり,ロックスリーブをロック位置に保持して雄型部10を雌型部20内にロックする。雄型部を雌型部から分離させる唯一の方法は,上記のプロセスを逆転させることである。これは,図8〜14を参照して説明するとおりである。
図21は,ロックスリーブ100及び安全リング200が図7に示される位置と同じ位置にある例示的な実施形態を示す。ロックスリーブ100が安全リング200を越えて軸線方向に移動することが防止され,その結果,雄型部10が雌型部20の本体20に対して安全にロックされる。第3の軸線方向位置230において,第1の端部430は,ばね300によりロック要素450に対して押圧される。ばね300は,第1軸線方向位置210よりも第3軸線方向位置230で余計に圧縮されるため,第3の軸線方向位置でばね力に打ち勝つには大きな力が必要になり,その結果として安全性が向上する。これに加えて,安全スリーブ100をロック位置110からロック解除位置120まで移動可能とするためには,安全リング200の回転運動も必要である。
図8〜図14は,本開示の例示的な実施形態による係るロック機構と,雄型部(ニップル)及び雌型部(継手)の接続解除状態を例示する概略図である。図8〜図14は,ロックスリーブ100を有するクイック接続継手と,安全リング200を使用して雄型部10を雌型部20から分離させる態様を示す。図8は,ロックスリーブ100がロック位置110に配置され,安全リング200が第3の軸線方向位置230に配置され,ロックリングがロック位置110に配置されている場合の実施形態を例示する。ロックスリーブ100は,この位置では軸線方向に僅かに移動可能とすることができる,雄型部10は常にロック位置110において雌型部20に対してロックされる。安全リング200は,ばね300のばね力の作用下で第2の溝402における第1の端部430に押し付けられるロック要素450によってロックされる。図8は,図7及び図21と同様である。これら3図のいずれも,ロックスリーブ100,安全リング200,雄型部10及び雌型部20の同じ位置を示しているからである。
図9は,安全リング200がばね300のばね力に抗してロックスリーブ100に向かって軸線方向に移動する際の実施形態を例示する。これにより,ロック要素450が第1の端部430から第2の端部420まで移動し,その結果として安全リング200を回転可能とする。ロックスリーブ100はロック位置110に配置されている。図9は,図6及び図20と同様である。これら3図のいずれも,ロックスリーブ100,安全リング200,雄型部10及び雌型部20の同じ位置を示しているからである。
図10は,安全リング200をクイック接続継手に対して相対的に回転させることにより,ロック要素450を第2の端部420に沿って溝400内で移動可能とする実施形態を例示する。安全リング200は第2の軸線方向位置220にあり,これにより安全リング200は回転可能とされている。その結果,ロック要素450が第2の溝402から第1の溝401まで移動する。例えば,安全リングは,約60度,90度,120度,あるいはそれ以上又はそれ以下の角度だけ回転させることができる。ロックスリーブ100は,ロック位置110にある。図10は,図5及び図19と同様である。これら3図のいずれも,ロックスリーブ100,安全リング200,雄型部10及び雌型部20の同じ位置を示しているからである。
図11は,ばね300のばね力によって安全リング(200)をロックスリーブ(100)から離れるように押圧する場合の実施形態を例示する。これにより,ロック要素450は,第1の溝401内まで案内される。ロック要素450は,第1の溝401の長さ410に沿って摺動させることができる。安全リング400は,安全リング400がクイック接続継手の本体20の一部と係合するまで,ロックスリーブ100から完全に離間するように摺動させることができる。ロックスリーブ100は,ロック位置110に配置される。図11は,図4及び図18と同様である。これら3図のいずれも,ロックスリーブ100,安全リング200,雄型部10及び雌型部20の同じ位置を示しているからである。図12は,ロックスリーブ100が,ばね300のばね力に抗して,ロック位置110からロック解除位置120まで押圧された場合の実施形態を例示する。ロック解除位置120において,ロックスリーブ100は,雄型部10の溝と係合する要素を半径方向外向きに移動させ,それにより雄型部10を雌型部20からロック解除する構成とすることができる。
図12は,図3及び図17と同様である。これら3図のいずれも,ロックスリーブ100,安全リング200,雄型部10及び雌型部20の同じ位置を示しているからである。
図13は,雄型部10が接続されていないクイック接続継手の雌型部,すなわち本体20の実施形態を例示する。ばね300のばね力により,ロックスリーブ100は安全リング200から離間したロック位置110に押し込まれる。安全リング200を第1の軸線方向位置210に配置して,ロックスリーブをロック解除位置120に配置可能とする。図13は,図1及び図16と同様である。これら3図のいずれも,ロックスリーブ100,安全リング200,雄型部10及び雌型部20の同じ位置を示しているからである。図2,図14及び図15は,いずれもクイック接続継手の雌型部から分離させて類似の雄型部10,すなわちニップルを開示する。
本明細書において開示される各実施形態,変形例又は特徴は,本明細書において開示される他の任意の実施形態,変形例又は特徴と組み合わせることができる。全ての図面は,単なる例示としての実施形態を示す概略図であり,ロック機構,方法及びその技術的効果を開示するために使用されるものである。
一実施形態において,ロックスリーブ100を有するクイック接続継手用のロック機構が開示される。ロック機構は,クイック接続継手の継手である雌型部20用である。ロックスリーブ100は,クイック接続継手をロック位置110にロックし,クイック接続継手をロック解除位置(120)でロック解除するために軸線方向に移動可能である。ロック位置110は,安全リング200から離間したロックスリーブ100の遠隔位置に配置することができ,ロック解除位置120は,ロックスリーブ100の位置に向けて,安全リング200から離間した遠隔位置よりも近接した位置に配置することができる。
ロック機構は,安全リング200を更に備える。安全リング200は,ロックスリーブ100と係合するために軸線方向に移動可能である。安全リング200は,部分的にロックスリーブ100の内側又は外側に配置される。例えば,図16〜21に示すように,安全リング200は,部分的にロックスリーブ100の内側に配置される。その代わりに,ロックスリーブ100を部分的にロックスリーブ200の内側に配置することもできる。ロックスリーブ100及び安全リング200は,クイック接続継手における雌型部20の外側で,軸線方向に移動可能なシリンダーとして配置することもできる。
安全リングは,少なくとも3つの異なる軸線方向位置に位置決めすることができる。第1の軸線方向位置210では,ロックスリーブ100がロック解除位置120に配置可能である。第2の軸線方向位置220では,安全リング200が回転可能に配置される。第3の軸線方向位置230では,ロックスリーブ100がロック位置110に配置可能である。
ロック機構は,ばね300を備える。ばね300は,ロックスリーブ100及び安全リング200の間で直接的に作用し,ロックスリー100及び安全リング200を相互に離間させるばね力を有する。
一実施形態において,ロック機構は,トラック400及びロック要素450を更に備えることができ,ロック要素450はトラック400内で相対的に移動可能である。クイック接続継手における半径方向の意味合いにおいて,トラック400は溝として構成し,ロック要素は延長部として構成することができる。
両者は,相互作用することによりクイック接続継手の本体20上における安全リング200の可能な動きをガイドする。一実施形態において,ロック機構は,トラック400が安全リング200内に配置され,又はクイック接続継手の本体20内に配置され,ロック要素450がクイック接続継手の本体20上に配置され,又は安全リング200上に配置される構成とされる。本実施形態において,トラック400は安全リング200内に配置され,ロック要素450は本体20内に配置される。
一実施形態において,ロック機構は更に,トラック400は,軸線方向の2本の溝401,402が,それぞれの各一端において円周方向の第3の溝400と接続される構成を備えることができる。
これは,図22から最もよく理解することができる。
3本の溝は,実質的にU字型の溝として形成され,U字における2本の脚部は長さが異なり,1つが短く,1つが長い構成とすることができる。
一実施形態において,ロック機構は,軸線方向の第1の溝401が,ロックスリーブ100をロック解除位置120に配置可能とする第1の軸線方向位置(210)に対応する長さ(410)を有し,軸線方向の第2の溝402が,第3の軸線方向位置230に対応する第1の端部430を有し,第3の溝400が,安全リング200を回転可能とする第2の軸線方向位置220に対応する第2の端部420を有する構成とされている。本明細書に開示されているとおり,ロック要素450はトラック400内を移動し,かつガイドされる。これにより,安全リング200が,対応する少なくとも3つの異なる位置に配置可能とされ,ロックスリーブ100がロック位置110からロック解除位置120に誤って移動するのを防止することができる。
一実施形態において,安全リング200は,ばね300と係合してこれを支持する軸線方向のインデント240を更に備えることができる。一実施形態において,安全リング200は,ばね300を一端において支持するL字形フランジ245を更に備えることができる。安全リング200は,これら機能の両方,又は何れか一方のみを有する構成とすることができる。これにより,ばね300をガイドして適正な位置に保持できるため,クイック接続継手のどの部分に対しても引っ掛かりや引っ掻きが生じない。これにより,ロック機構の操作が非常にスムーズとなる。これにより,安全リング200をばね300の一方の側と直接接触させると共に,ロックスリーブ100をばね300の他方の側と直接接触させることが可能となる。
一実施形態において,ばね300の一端は,例えば軸線方向のインデント240と係合する安全リング200に回転方向で固定することができる。ばね300の他端は,ロックスリーブ100に回転方向で固定することができる。ロックスリーブ100は,本体20に対するクイック接続継手の回転が防止される構成とすることができる。ばね300のばね力は,ロックスリーブ100及び安全リング200を相互に押し離すばね力としてのみならず,ロックスリーブ100及び安全リング(200))間に作用する回転ばね力をとしても作用する。これは,継手をロック解除するために,軸線方向のばね力のみならず,回転ばね力も克服する必要が生じるために,追加的な安全機能である。
一実施形態において,ロック機構は,トラック400及びロック要素450の2セット,3セット又は4セットを更に備えることができ,これらのセットは,それぞれクイック接続継手の円周方向において,180度,120度又は90度の角度間隔で,好適には等間隔に配置される。好適な実施形態において,ロック機構は,クイック接続継手の周囲に配置された2組のトラック400及びロック要素450を備え,これらのセットは互いに180度の間隔で配置される。この実施形態は,図22に例示されている。
一実施形態において,クイック接続継手の雄型部を雌型部にロックして接続する方法が開示される。本方法では,クイック接続継手の雌型部として,ロックスリーブ,安全リング及びばねを備え,該ばねがロックスリーブと安全リングの間にばね力を作用させて両者を相互に離間させるばね力を有する構成として雌型部を使用する。代替的に,本方法では,本明細書に開示される任意の実施形態を使用することができる。本方法は,以下のステップ(A)〜(D)を順次に備える。(A)ロックスリーブ100及び安全リング200を第1の軸線方向Xに軸線方向移動させ,雄型部10を雌型部20内に挿入する。この軸線方向は,雄型部10から離間している場合もある。(B)ばね300のばね力により,ロックスリーブ100を第2の軸線方向Yに軸線方向移動させる。第1の軸線方向X及び第2の軸線方向Yは互いに逆向きであり,軸線は,形状が実質的に円筒形であるクイック接続継手の本来の軸線に関連する。(C)安全リング200を第2の軸線方向Yに移動させ,安全リング200を回転させる。この移動は,ばね300のばね力に抗して行わせることができる。(D)安全リング200を第1の軸線方向Xに軸線方向移動させ,安全リング200を,第1の軸線方向Xにおける軸線方向移動及び回転に対して,ばね力によりロックする。軸線方向X,Yは,図1及び図8に示されており,図1〜図14に関連している。ステップ(A)〜(D)の移動により,雄型部10を雌型部に対して確実にロックし,接続することができる。以下に説明する安全リングの移動のみにより,ニップルをクイック接続継手からロック解除することが可能である。
一実施形態において,ロック機構は,本明細書で開示される任意の実施形態によるものとする。ステップ(A)は,ロックスリーブ100及び安全リング200を第1の軸線方向Xに軸線方向移動させることにより,安全リング200を第1の軸線方向位置210に移動させることを更なる特徴とすることができる。ステップ(C)は,安全リング200を第2の方向Yに軸線方向移動させることにより,安全リング200を第2の軸線方向位置220に移動させることを更なる特徴とすることができる。ステップ(D)は,安全リング200を第1の軸線方向Xに移動させることにより,安全リング200を第3の軸線方向位置230に移動させることを更なる特徴とすることができる。これらの3つの安全リング200の軸線方向位置は,上述したとおりである。
一実施形態において,クイック接続継手の雌型部20から雄型部10をロック解除して分離する方法が開示される。本方法では,クイック接続継手の雌型部として,ロックスリーブ,安全リング及びばねを備え,該ばねがロックスリーブと安全リングの間にばね力を作用させて両者を相互に離間させるばね力を有する構成として雌型部を使用する。代替的に,本方法は,本明細書に開示される任意の実施形態を使用することができる。この方法は,以下のステップ(E)〜(G)を順次に備える。(E)安全リング200を第2の軸線方向Yに移動させ,安全リング200を回転させる。この移動は,雄型の部分10に向け手の移動とすることができる。(F)ばね300のばね力により,安全リング200を第1の軸線方向Xに軸線方向移動させる。この移動は,雄型部10から離間させる移動とすることができる。
(G)ロックスリーブ100をばね300のばね力に抗して第1の軸線方向Xに軸線方向移動させ,雄部10を雌部20から分離させる。軸線方向X,Yは図1及び図8に示されており,図1〜図14に関連している。軸線方向X,Yは,互いに反対であり,継手本来の軸線に沿っている。ステップ(E)〜(G)への移動により,雄型部10を雌型部からロック解除して分離することができる。
一実施形態において,ロック機構は,本明細書で開示される任意の実施形態によるものとする。ステップ(E)は,安全リング200を第2の軸線方向Yに移動させることによって,安全リング200を第2の軸線方向位置220に移動させることを更なる特徴とすることができる。ステップ(F)は,安全リング200を第1の軸線方向Xに軸線方向移動させることによって,安全リング200を第3の軸線方向位置230に移動させることを更なる特徴とすることができる。これら2つの安全リング200の軸線方向位置は,上述したとおりである。
一実施形態において,第3の軸線方向位置230から第2の軸線方向位置220に向けての安全リング200の軸線方向移動は,ばね力に抗して,そしてロックスリーブ100に向けての安全リング200の軸線方向移動としてのみ行わせることができる。ばね300は,安全リング200に作用し,それ故に安全リングの軸線方向移動は,ばね300のばね力による移動か,又はそれに抗して移動となる。
一実施形態において,安全リング200及び/又はロックスリーブ100の位置を示すために色を表示する。色は,継手の本体20上に表示し,及び/又は安全リング200上又はロックスリーブ100上に表示し,これらはそれぞれ別の安全リングロックリング200内又はロックスリーブ100内で摺動可能とされるものである。これにより,ロックスリーブ100及び/又は安全リング200の適正位置を光学的に確認することのできる追加の安全機能が提供される。
一実施形態において,追加的な回転ばね力に打ち勝つために,安全リングを第2の軸線方向位置220で回転させることができる。ばね300は,ロックスリーブ100及び安全リング200に接続することにより,回転ばね力を作用させる構成とすることができる。この回転ばね力は,安全リング200を回転させてロックスリーブ100をロック解除位置120に到達させる際に,手動での操作力が必要となるように作用させることができる。
上記において開示された実施形態について,様々な修正及び変更が可能であることは言うまでもない。他の実施形態は,開示されている接続装置,コネクタ及び方法の仕様及び実施を考慮すれば当業者にとって明白である。仕様及び実施例は,もっぱら例示として考慮すべきものであり,実際の技術的範囲は,以下の特許請求の範囲及びそれらの均等範囲によって規定されるとおりである。
10 ニップル(雄型部)
20 クイック結合継手の本体(継手,雌型部)
100 ロックスリーブ
110 ロック位置
120 ロック解除位置
200 安全リング
210 第1の軸線方向位置
220 第2の軸線方向位置
230 第3の軸線方向位置
240 軸線方向インデント
245 L型フランジ
300 ばね
400 トラック
401 第1の溝
402 第2の溝
410 第1の溝の(軸線方向)長さ
420 第2の端部(第3の溝内で第2の軸線方向位置に対応)
430 第1の端部(第2の溝内で軸線方向に存在し,第3の軸線方向位置に対応)
450 ロック要素

Claims (15)

  1. ロックスリーブ(100)を有するクイック接続継手のロック機構であって,該ロックスリーブ(100)は,前記クイック接続継手をロック位置(110)でロックし,かつ,前記クイック接続継手をロック解除位置(120)でロック解除するために,軸線方向に移動可能であり,
    安全リング(200)を備え,該安全リング(200)は前記ロックスリーブ(100)に係合するために軸線方向に移動可能であり,前記安全リング(200)は部分的に前記ロックスリーブ(100)の内側又は外側に配置され,前記安全リング(200)は3つの異なる軸線方向位置,すなわち,
    ・前記ロックスリーブ(100)を前記ロック解除位置(120)に配置可能とする第1の軸線方向位置(210),
    ・前記安全リング(200)を回転可能とする第2の軸線方向位置(220),並びに,
    ・前記ロックスリーブ(100)を前記ロック位置(110)に配置可能とする第3の軸線方向位置(230),に位置決め可能であり,
    前記ロックスリーブ(100)及び前記安全リング(200)の間で作用するばね(300)を備え,該ばね(300)は,前記ロックスリーブ(100)及び前記安全リング(200)を互いに離間させるばね力を有する,ロック機構。
  2. 請求項1に記載のロック機構であって,トラック(400)及びロック要素(450)を更に備え,該ロック要素(450)が前記トラック(400)内で相対的に移動可能である,ロック機構。
  3. 請求項2に記載のロック機構であって,前記トラック(400)が前記安全リング(200)に配置されると共に前記ロック要素(450)が前記クイック接続継手の本体(20)に配置され,又は,前記トラック(400)が前記クイック接続継手の本体(20)に配置されると共に前記ロック要素(450)が前記安全リング(200)に配置されている,ロック機構。
  4. 請求項2又は3に記載のロック機構であって,前記トラック(400)が軸線方向の2つの溝(401,402)を備え,該溝は,それぞれの端部の各一端で円周方向の第3の溝(400)と接続される,ロック機構。
  5. 請求項4に記載のロック機構であって,前記軸線方向の第1の溝(401)が,前記第1の軸線方向位置(210)に対応する長さ(410)を有し,ロックスリーブ(100)を前記ロック解除位置(120)に配置可能とし,前記軸線方向の第2の溝(402)が,前記第3の軸線方向位置(230)に対応する第1の端部(430)を有し,前記第3の溝(400)が,前記第2の軸線方向位置(220)に対応する第2の端部(420)を有し,前記安全リング(200)を回転可能とする,ロック機構。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載のロック機構であって,前記安全リングが,ばね(300)に係合して売ばねを支持する軸線方向のインデント(240)を備え,及び/又は,前記安全リングが,一端で前記ばね(300)を支持するL字形フランジ(245)を備える,ロック機構。。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載のロック機構であって,前記ばね(300)が,前記安全ばね(200)に回転ばね力を作用させるように配置される,ロック機構。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載のロック機構であって,前記トラック(400)及び前記ロック要素(450)の2セット,3セット又は4セットを備え,該セットが,前記クイック接続継手の周方向において180度,120度又は90度の間隔で配置される,ロック機構。
  9. クイック接続継手における雄型部を雌型部にロックする方法であって,
    前記クイック接続継手の雌型部として,ロックスリーブと,安全リングと,これら両者間に作用するばねと,を備える雌型部を使用し,又は,
    請求項1〜8の何れか一項に記載のロック機構を使用する方法において,該方法が,
    (A)前記ロックスリーブ(100)及び前記安全リング(200)を第1の軸線方向(X)に軸線方向移動させることにより,前記雄型部を前記雌型部に挿入するステップ,
    (B)前記ロックスリーブ(100)を前記ばね(300)のばね力により第2の軸線方向(Y)に軸線方向移動させるステップ,
    (C)前記安全リング(200)を,前記第2の軸線方向(Y)に移動させると共に回転させるステップ,並びに
    (D)前記安全リング(200)を前記ばね力により第1の軸線方向(X)に軸線方向に移動させることにより,該安全リング(200)を回転及び前記第1の軸線方向(X)への軸線方向移動に対してロックするステップ,
    を順次に備える方法。
  10. 請求項9に記載の方法であって,請求項1〜8の何れか一項に記載のロック機構を使用する場合に,
    前記ステップ(A)において,前記ロックスリーブ(100)及び前記安全リング(200)を前記第1の軸線方向(X)に軸線方向移動させることにより,前記安全リング(200)を前記第1の軸線方向位置(210)まで移動させ,
    前記ステップ(C)において,前記安全リング(200)を前記第2の方向(Y)に軸線方向移動させることにより,前記安全リング(200)を前記第2の軸線方向位置(220)まで移動させ,
    前記ステップ(D)において,前記安全リング(200)を前記第1の軸線方向(X)に移動させることにより,前記安全リング(200)を前記第3の軸線方向位置(230)まで移動させる,方法。
  11. クイック接続継手における雌型部から雄型部をロック解除する方法であって,
    前記クイック接続継手の雌型部として,ロックスリーブと,安全リングと,これら両者間に作用するばねと,を備える雌型部を使用し,又は,
    請求項1〜8の何れか一項に記載のロック機構を使用する方法において,該方法が,
    (E)前記安全リング(200)を第2の軸線方向(Y)に移動させると共に回転させるステップ,
    (F)前記安全リング(200)を前記ばね(300)のばね力により第1の軸線方向(X)に軸線方向移動させるステップ,並びに
    (G)前記ロックスリーブ(100)を前記ばね(300)のばね力に抗して前記第1の軸線方向(X)に軸線方向移動させることにより,前記雄型部を前記雌型部から取り外すステップ,
    を順次に備える方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって,請求項1〜8の何れか一項に記載のロック機構を使用する場合に,
    前記ステップ(E)において,前記安全リング(200)を前記第2の軸線方向(Y)に移動させることにより,該安全リング(200)を前記第2の軸線方向位置(220)まで移動させ,
    前記ステップ(F)において,前記安全リング(200)を前記第1の軸線方向(X)に軸線方向移動させることにより,該安全リング(200)を前記第3の軸線方向位置(230)まで移動させる,方法。
  13. 請求項10又は12に記載の方法であって,前記第3の軸線方向位置(230)から前記第2の軸線方向位置(220)への前記安全リング(200)の軸線方向移動は,もっぱら,ばね力に抗して前記安全リング(200)を前記ロックスリーブ(100)に向けて軸線方向移動させることにより生じさせる,方法。
  14. 請求項9〜13の何れか一項に記載の方法であって,色を表示することにより,前記安全リング(200)及び/又は前記ロックスリーブ(100)の位置を示す,方法。
  15. 請求項9〜14の何れか一項に記載の方法であって,前記安全リング(200)の回転運動を,回転ばね力に抗して生じさせる,方法。
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