JP2021519320A - 新規のアルビシジン誘導体、それらの使用および合成 - Google Patents

新規のアルビシジン誘導体、それらの使用および合成 Download PDF

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Abstract

【課題】抗菌特性を備える新規の化合物、その合成方法およびその使用法を提供する。【解決手段】本発明は一般式(1)による化合物に関する。【化1】【選択図】なし

Description

本発明は新規のアルビシジン誘導体に関する。
アルビシジンは、Xanthomonas albilineans(キサントモナス アルビリネンス)から単離され、Xanthomonas axonopodis pvvesicatoria(キサントモナス アクソノポヂス pvヴェシカトリア)により異種発現される天然物である。その構造(以下を参照)はペプチドとアミノ酸に基づくものの、タンパク質を構成するアミノ酸を含んでいない。
Figure 2021519320
アルビシジンは、一方では、サトウキビの葉枯病の原因物質であり、他方では原核細胞(グラム陽性または陰性)のDNAジャイレース阻害剤である。上記の特性により、天然物であるアルビシジンは潜在的な抗生物質となる。
アルビシジンの既知の分子構造および利用可能な合成経路により、潜在的な抗菌活性を示し得る複数の新規の誘導体の開発が可能である。
本発明の根底にある課題は、抗菌特性を備える新規の化合物、その合成方法およびその使用法を提供することである。この課題は、独立請求項の主題により実現される。
用語と定義
本明細書のコンテキストにおいて、特定の化合物の調製に関して使用される「純度」という用語は、その配合に含まれている全ての化合物の合計に対する当該化合物の内容量を指す。このコンテキストにおける「化合物」という用語は、一般式1(またはその任意の特定の実施形態)による化合物および当該化合物の任意の塩、水和物または溶媒和物として理解される。したがって、上記の定義によると、それぞれの塩、水和物または溶媒和物は不純物とは見なされない。化合物の「純度」は、元素分析、UVダイオードアレイ検出を用いたHPLC解析、および、質量分析法検出または定量NMR分析との組み合わせによって特定してもよい。
用語「置換」は、親部位(parent moiety)に対する置換基の付加を意味する。「置換基」は保護されていても無保護であってもよく、親部位における1つの利用可能な部位または多数の利用可能な部位に付加することができる。また、置換基も、他の置換基でさらに置換してもよいし、親部位に直接またはアルキル、アミドまたはヒドロカルビル基などの連結基によって追加されてもよい。ここで適用可能な「置換基」としては、以下に制限されるものではないが、ハロゲン、置換基としての酸素(subst. oxygen)、置換基としての窒素(subst. nitrogen)、置換基としての硫黄(subst. sulphur)、水酸基、アルキル、アルケニル、アルキニル、アシル(−C(O)R)、カルボキシル(−C(O)OR)、脂肪族基、脂環式基、アルコキシ、置換オキシ(−OR)、アリール、アラルキル、ヘテロ環式ラジカル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アミノ(−N(R)(R))、イミノ(=NR)、アミド(−C(O)N(R)(R)または−N(R)C(O)R)、ヒドラジン誘導体−NRNR、テトラゾリル(CN)、アジド(−N)、ニトロ(−NO)、シアノ(−CN)、イソシアノ(−NC)、シアナト(−OCN)、イソシアナト(−NCO)、チオシアナト(−SCN);イソチオシアナト(−NCS);カルバミド(−OC(O)N(R)(R)または−N(R)C(O)OR)、置換チオ(−SR)、スルフィニル(−S(O)R)、スルフォニル(−S(O))、スルホンアミジル(−S(O)N(R)(R)または−N(R)S(O))、およびフッ素化基(−CHCF、−CHFCF、−CFCF、−CHF、−CHF、−CF、−OCF、−SCF、−SOCFまたは−SOCFなど)が挙げられる。ここで、R、RおよびRはそれぞれ独立して、H、または、制限されるものではない好ましいリスト(H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルコキシ、アシル、アリール、ヘテロアリール、アリシクリル、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールアルキルなど)から選ばれるさらなる置換基である。
本明細書中で使用される用語「アルキル」は、最大で8(特に最大で4)個の炭素原子を含む、飽和直鎖または分枝鎖状炭化水素部位を指す。アルキル基の例としては、以下に制限されるものではないが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、n−ヘキシル、オクチルなどが挙げられる。典型的には、アルキル基は、1〜8個程度の炭素原子(C−Cアルキル)、特に1〜4個程度の炭素原子(C−Cアルキル)を含む。
本明細書中で使用される用語「シクロアルキル」は、飽和または不飽和の、単環または多環構造を形成する相互に連結したアルキル基を指し、3〜10(特に5〜10)個の炭素原子を含んでいる(ここで、不飽和環は「シクロアルケニル」として定義することができる)。シクロアルキル基の例としては、以下に制限されるものではないが、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ノルボルニル、デカリニル、アダマンチル(トリシクロ[3.3.1.1]デカンに由来する)などである。シクロアルキル基は典型的には5〜10個の炭素原子(C−C10シクロアルキル)を含む。
本発明で使用されるアルキルまたはシクロアルキル基は、任意でさらに置換基を含んでいてもよい。シクロアルキル基の置換基は、さらにアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリール置換基を包含し、シクロアルキル基(テトラリンなど)の1つの原子または2つの原子によってシクロアルキル基に接続することができる。
本明細書中で使用される用語「ハロアルキル」は、1〜8(特に1〜4)個の炭素原子および炭素原子に接続された少なくとも1つのハロゲン原子(特定のClまたはF)を含む飽和直鎖または分枝鎖状炭化水素部位を指す。ハロアルキル基の例としては、以下に制限されるものではないが、CF、CHF、CHF、CHCF、CHCHF、CHCHF、CHFCF、CHFCHF、CHFCHF、CFCF、CFCHF、CFCHFなどを含む。ハロアルキル基は典型的には1〜4個の炭素原子(C−Cハロアルキル)を含む。より具体的には、ハロアルキル基はハロゲン原子としてFのみを有する。
本明細書中で使用される用語「ハロシクロアルキル」は、飽和または不飽和の、単環または多環構造を形成する相互に連結したアルキル基を指し、3〜10(特に5〜10)個の炭素原子および炭素原子に接続された少なくとも1つのハロゲン原子(特にClまたはF)を含んでいる。ハロシクロアルキル基の例としては、以下に制限されるものではないが、フルオロシクロプロピル、クロロシクロヘキシル、ジクロロシクロヘキシル、クロロアダマンチルなどが挙げられる。ハロシクロアルキル基は典型的には5〜10個の炭素原子(C−C10シクロアルキル)を含む。より具体的には、シクロハロアルキル基はハロゲン原子としてFのみを有する。
本発明で用いられるハロアルキルまたはハロシクロアルキル基は、任意でさらに置換基を含んでいてもよい。ハロシクロアルキル基の置換基は、さらにアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリール置換基を包含し、ハロシクロアルキル基(テトラリンなど)の1つの原子または2つの原子によってハロシクロアルキル基に接続することができる。
本明細書中で使用される用語「アルケニル」は、最大で8個の炭素原子を含んでおり、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有する直鎖または分枝鎖状炭化水素鎖部位を指す。アルケニル基の例としては、以下に制限されるものではないが、エテニル、プロペニル、ブテニル、1−メチル−2−ブテン−1−イル、1,3−ブタジエニル基などのジエニル基などが挙げられる。アルケニル基は典型的には2〜8程度、より典型的には2〜4個程度の炭素原子を含む。本発明で用いられるアルケニル基は任意でさらに置換基を含んでいてもよい。
本明細書中で使用される用語「アルキニル」は、最大で8個の炭素原子を含んでおり、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有する直鎖または分枝鎖状炭化水素部位を指す。アルキニル基の例としては、以下に制限されるものではないが、エチニル、1−プロピニル、1−ブチニルなどを含む。アルキニル基は典型的には2〜8程度、より典型的に2〜4個程度の炭素原子を含む。本発明で使用されるアルキニル基は任意でさらに置換基を含んでいてもよい。
本明細書中で使用される用語「カルボキシ」は、少なくとも1つのカルボキシ部位を有する1〜8(特に1〜4)個の炭素原子を含むカルボキシ(−C(=O)−O−または−O−C(=O)−)アルキル部位を指し、ここで、カルボキシ基は親分子にカルボキシ基を付着させるために使用される。カルボキシ基の例としては、以下に制限されるものではないが、ギ酸エステル、酢酸エステル、乳酸エステル、クエン酸エステル、シュウ酸エステルなどを含む。本発明で用いられるカルボキシ基は任意でさらに置換基を含んでいてもよい。特に、「カルボキシ」基は、いくつかの相互に連結した単量体カルボキシ基(例えば、−C(=O)−O−CH−CH−)を備える直鎖または分岐鎖状ポリカルボキシ基(ポリエステル)を含む。非限定的な例としては、ポリエチルエステルまたはポリアクリレートである。
本明細書中で使用される用語「アルコキシ」は、少なくとも1つの酸素部位を有する1〜8(特に1〜4)個の炭素原子を含む酸素−アルキル部位である。ここで、酸素原子は親分子にアルコキシ基を結合させるために使用される。アルコキシ基の例としては、以下に制限されるものではないが、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ基、n−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペンタオキシ、ネオペントキシ、n−ヘキシロキシなどが含まれる。本発明で用いられるアルコキシ基は任意でさらに置換基を含んでいてもよい。特に、「アルコキシ」基は、いくつかの相互に連結した単量体アルコキシ基(例えば、−O−CH−CH−)を備える直鎖または分岐鎖状ポリアルコキシ基(ポリエーテル)を含む。非限定的な例としては、ポリエチレングリコール(PEG)またはポリプロピレングリコール(PPG)に由来する基である。
本明細書中で使用される用語「ヘテロシクリル」は、飽和または不飽和の、単環または多環構造を形成する相互に連結したアルキル基を指し、3〜10(特に5〜10)個の炭素原子を含んでおり、少なくとも1つの炭素原子が、酸素、窒素または硫黄原子で置換されて非芳香族構造を形成している。ヘテロシクリル基の例としては、以下に制限されるものではないが、オキサラニル、ピロリジニルまたはピペリジニルを含む。本発明で用いられる複素環基は任意でさらに置換基を含んでいてもよい。複素環基の置換基はさらにアリール、シクロアルキルまたはヘテロアリール置換基を包含し、複素環基(インドールまたはインドリンに匹敵する)の1つの原子または2つの原子によって複素環基に接続することができる。
本明細書中で使用される用語「アリール」は、芳香族環構造、特に6(C)〜10(C10)員環または多環構造を形成する炭素原子間で交互の二重結合および単結合を有する炭化水素を指す。用語「ヘテロアリール」は、少なくとも1つの構成部位が酸素、窒素または硫黄原子であり、かつ、アリール化合物に対応する5〜10員環または多環構造を有する芳香族構造を指す。簡便性のため、これらはC〜C10ヘテロアリールと称され、少なくとも1つの炭素原子が酸素、窒素または硫黄原子で置換されて、芳香族構造を形成する。例えば、Cヘテロアリールは、少なくとも1つの炭素原子が酸素、窒素または硫黄原子に置換された五員環構造を有する。このようなCヘテロアリールの例としては、トリアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チオフェニル、フラニルまたはオキサゾリルである。Cヘテロアリールはピリジン、ピリミジニルまたはトリアジニルとすることができる。Cヘテロアリールはインドリルとすることができ、C10ヘテロアリールはキノリニルとすることができる。本発明で用いられるアリールまたはヘテロアリール基は任意でさらに置換基を含んでいてもよい。ヘテロアリール基の置換基は、さらにアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリル置換基を包含し、(インドールに匹敵する)ヘテロアリールの1つの原子または2つの原子によってヘテロアリールに接続することができる。アリール基についても同様である。
本発明で用いられる「*」は、アスタリスク*の下の第三級炭素原子に位置するL−またはD−エナンチオマーの立体中心を示し、「*」を含む一般式の化合物は、本質的に純粋なL−エナンチオマー、本質的に純粋なD−エナンチオマー、または同一の分子式のL−エナンチオマーおよびD−エナンチオマーの混合物であり、特には本質的に純粋なL−エナンチオマーまたは本質的に純粋なD−エナンチオマーである。
第1の態様によれば、本発明は、化学式(1)により定められる分子構造を有する化合物に関する。
Figure 2021519320
a)XBは、互いに独立にNまたはCR14であり;
b)XDは、互いに独立にNまたはCR13であり;
c)XEは、互いに独立にNまたはCR11であり;
d)XFは、互いに独立にNまたはCR10であり;
式中、XB、XD、XEおよびXFの少なくとも1つはNであり;
10、R11、R13およびR14はそれぞれ独立に、−H、−OH、−F、−Cl、−Br、−I、−CCH、−CN、−N、−OCFなどのように任意でOHまたはFと置換された−OC−Cアルキル、−NH、−NHCH、−N(CH、−C−Cアルキル、特に、−CHまたは−CHCH、−(CH−OR、−CHCH、−CHOH、−SONH、−SON(CH、−SONHCH、−CH、−CFまたは−NO、−O−PO、−O−POHまたは−O−POa2、特に、−H、−OH、−F、−OCH、−OC、−OiC、−OnC、−OCFまたは−CFから選択され、
は、
− 水素原子、
− 置換または非置換のC−C16アルキル、置換または非置換のC−C16アルケニル、置換または非置換のC−C16アルキニル、C−C16ハロアルキル、または
− 置換または非置換のC−C10シクロアルキル、または置換または非置換のC−C10ハロシクロアルキルから選択され、
mは、0、1、または2(特に、0または1)から選択され、
e)BCは、
Figure 2021519320
から選択され、
式中、Lは、置換または非置換の芳香族複素環、または置換または非置換の非芳香族複素環、または−NHR、または−NR であり;
Rtは、HまたはC−Cアルキルから選択され、
およびRtは、非芳香族複素環、特に含窒素複素環を形成し、任意で置換されており、
は、−H、−OH、−OR、および置換または非置換のC−Cアルキル、C−CアルコキシカルボニルおよびC−Cアルキルアミノカルボニルから選択され、
は、置換または非置換のC−C16アルキル、置換または非置換のC−C16アルケニル、特に、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cアルケニル、置換または非置換のC−C10シクロアルキルから選択され、すべての部位が任意でFに置換され、
BCは、
Figure 2021519320
から選択され、
式中、Yは、−CN、−C(=O)OH、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)NHCH、−C(=O)NHCHCH、−C(=O)N(CH、−C(=O)N(CHCH、−C(=O)N(CH)(CHCH)、−CFまたは−C(=O)NHから選択され、
Zは、−H、−OH、−CH、−CHCH、−CCH、−OCH、−NH、−NHCH、−N(CH、−N(CH から選択され、
f)XはBA−CONR−であり、
BAは、
Figure 2021519320
から選択され、
式中、RおよびRは、適用可能な場合、互いに独立に、−H、−F、−CN、−OH、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cアルコキシ、またはC−Cハロアルキルから選択され、特に、RおよびRは、適用可能な場合、互いに独立に、−H、−F、−CN、−OH、−CH、−CHCH、−OCH、−OCHCH、−OCHCHCH、−OCH(CH、−OCF、−CHCF、−CHFCF、−CFCF、−CHF、−CHF、または−CFから選択され、より具体的には、RおよびRは、互いに独立に、−H、−F、−OCH、または−CHから選択され、
Eは、
置換または非置換のC−C16アルキル、置換または非置換のC−C16アルケニル、置換または非置換のC−C16アルキニル、特に、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cアルケニル、置換または非置換のC−Cアルキニル基、置換または非置換のC−C10シクロアルキル、
置換または非置換のC−C10複素環、特に、置換または非置換のC−C10複素環、
置換または非置換のC−C10ヘテロアリール、
置換または非置換のC−C10アリールであり、
ここで、少なくとも1つの任意の置換基は特に、ヒドロキシまたはハロゲンであってもよく;
f)Rはそれぞれ、−H、または1つ以上のFで任意に置換されたC−Cアルキルであり、特に、Rはそれぞれ、互いに独立にHまたはCHから選択され、より具体的にはRはHであり、
g)Tは、−COH、−SOH、−C(=O)OR、または−CON(Rから選択され、Rは前記記載の通りである。
ここで、以下の化合物が除外される:
Figure 2021519320
Figure 2021519320
ここで、RtおよびL,Lにより、(LおよびLが同一でないとしたとき)2つのキラル中心が存在し得ると理解されたい。したがって、エナンチオマーに加えてジアステレオ異性体も考えられる。
化学式(1)による本発明の化合物の一実施形態において、XB、XD、XEおよびXFはそれぞれ、互いに独立に、1つ、2つ、3つ、または4つのNおよび1つ、2つ、3つ、または4つのCR10、CR11、CR13およびCR14である。したがって、XB、XD、XE、XFに対応する一般式(1)の環B、D、EおよびFは、置換または非置換のピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、トリアジンおよびテトラジンであってもよい。
したがって、以下の構造(2a、2b、2c、2d)によって示されるように、環B、D、EおよびFのうちの1つのみが、少なくとも1つのN原子を含み、他の環が、置換または非置換のアリール環であるようにすることができる。
Figure 2021519320

さらに、以下の構造(3a、3b、3c、3d、3e、3f)によって示されるように、環B、D、EおよびFのうちの2つのみが、少なくとも1つのN原子を含み、他の環が置換または非置換のアリール環であるようにすることができる。
Figure 2021519320
Figure 2021519320
さらに、以下の構造(4a、4b、4c、4d)によって示されるように、環B、D、EおよびFのうちの3つが、少なくとも1つのN原子を含み、他の環が置換または非置換のアリール環であるようにすることができる:
Figure 2021519320
より好ましい実施形態において、XB、XD、XEおよびXFはそれぞれ、互いに独立に、1または2つのN、および1つまたは2つのCR10、CR11、CR13およびCR14である。したがって、XB、XD、XE、XFに対応する一般式(1)の環B、D、EおよびFは、置換または非置換のピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジンであってもよく、ここで、置換または非置換のピリジンが特に着目される。置換ピリジンの場合、対応する互変体構造も含まれると理解されたい。例えば、ヒドロキシピリジンの場合、対応するピリドンも含まれる。
一般式(1)による本発明の化合物のさらなる一実施形態において、
− 1つまたは2つのXBがNであり、かつ、XD、XE、XFはいずれもNではなく、または、
− 1つまたは2つのXDがNであり、かつ、XB、XE、XFはいずれもNではなく、または、
− 1つまたは2つのXEがNであり、かつ、XB、XD、XFはいずれもNではなく、または
− 1つまたは2つのXFがNであり、かつXB、XD、XEはいずれもNではない。
一般式(1)による本発明の化合物の別の実施形態において、
− 1つまたは2つのXBがNであり、1つまたは2つのXDがNであり、かつ、XE、XFはいずれもNではなく、または
− 1つまたは2つのXBがNであり、1つまたは2つのXEがNであり、かつ、XD、XFはいずれもNではなく、または
− 1つまたは2つのXBがNであり、1つまたは2つのXFがNであり、かつ、XD、XEはいずれもNではなく、または
− 1つまたは2つのXDがNであり、1つまたは2つのXEがNであり、かつ、XB、XFはいずれもNではなく、または
− 1つまたは2つのXDがNであり、1つまたは2つのXFがNであり、かつ、XB、XEはいずれもNではなく、または
− 1つまたは2つのXEがNであり、1つまたは2つのXFがNであり、かつ、XB、XDはいずれもNではない。
一般式(1)による本発明の化合物のさらに別の実施形態において、
− 1つまたは2つのXBがNであり、1つまたは2つのXDがNであり、1つまたは2つのXEがNであり、かつ、XFはいずれもNではなく、または
− 1つまたは2つのXBがNであり、1つまたは2つのXDがNであり、1つまたは2つのXFがNであり、かつ、XEはいずれもNではなく、または
− 1つまたは2つのXBがNであり、1つまたは2つのXEがNであり、1つまたは2つのXFがNであり、かつ、XDはいずれもNではなく、または
− 1つまたは2つのXDがNであり、1つまたは2つのXEがNであり、1つまたは2つのXFがNであり、また、XBはいずれもNではない。
本発明の化合物の一実施形態において、R10、R11、R13およびR14はそれぞれ、−H、−OH、−F、−OCH、−OC、−OC、−OCF、−CF、または−(CH−ORから独立に選択され、
は、水素原子、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH、−CH(CH、−CHCH(CH、−C(CH、−C、−CHから選択され、
mは、1または2から選択され、
より具体的には、R10、R11およびR13のうちの1つが、−OH、OCH、−OC、または−OiPrであり、R14はHである。
XB、XD、XEおよびXFがそれぞれCR14、CR13、CR11およびCR10である場合、それぞれの環におけるR14、R13、R11およびR10の数は、R14 、R13 、R11 およびR10 に応じて決定される。本発明の化合物の実施形態において、R14 、R13 、R10 およびR11 のnは0、1、2、3、または4であり、特に、nは0、1、2または3である。
一実施形態において、各R10および各R11は、他のR10から独立して、−OH、−F、−OCH、−OC、−OnC、−OisoC、−OCF、−CF、または−(CH−ORから選択してもよく、
は、水素原子、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH、−CH(CH、−CHCH(CH、−C(CH、−C、−CHから選択され、
mは、1または2から選択され、
より具体的には、1つのR10またはR11が−OHであり、他のR10またはR11はそれぞれ、−OCH、−OC、または−OiPrである。
13 のさらに好適な一実施形態において、nは1または2(特に、1)であり、R13は−OHであり、ここで、nが1の場合、R13は、好ましくは2位(つまり−CO−に対するオルト位)または3位(つまり−NR−に対するオルト位)にある。n=2の場合、一方のR13はOH(−CO−に対するオルト位)であり、他方は−OCH(−NR−に対するオルト位)である。
化学式(1)による本発明の化合物の一実施形態において、部位Lは、5員もしくは6員の芳香族複素環または3員から7員の非芳香族複素環であり、好ましくは、5員もしくは6員の芳香族含窒素複素環または非芳香族含窒素複素環であり、置換されていても、置換されていなくてもよい。
特定の実施形態において、部位Lは、置換または非置換の、
− ピロール、イミダゾール、ピラゾール、トリアゾール、テトラゾール(ここで、トリアゾールが最も好ましい);
− ピラゾロン(好ましくは3H−ピラゾール−3−オン、4H−ピラゾール−4−オン、1,2−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−オン、2,4−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−オン)、トリアゾロン(好ましくは1,2,4−トリアゾール−3−オン)、イミダゾロン、ピロリドン、
− チアジアゾール(好ましくは1,3,4−チアジアゾール)、チアゾール、イソチアゾール、チアゾリジンジオン;および
− イソオキサゾール、オキサゾール、オキサジアゾール(1,3,4−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール)
を含む群から選択される5員の芳香族含窒素複素環である。
5員の芳香族複素環は、好ましくはC−Cのアルキル部位によって、最も好ましくはメチルまたはエチル部位によって置換されてもよい。最も好適には、N原子がC−Cのアルキル部位によって、最も好ましくはメチルまたはエチル部位によって置換されている。
化学式(1)の本発明の化合物のさらなる実施形態において、部位Lは、置換または非置換の、
− ピロリジン、ピラゾリジン、
− ヒダントイン、イミダゾリジノン(イミダゾリジン−4−オン、イソオキサゾリジン、オキサゾリジノン(1,3,−オキサゾリジン−2−オン);
− イソチアゾリジン、イソチアゾリノン
を含む群から選択される5員の非芳香族含窒素複素環である。
さらに別の実施形態において、部位Lは、置換または非置換の、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、トリアジンおよびテトラジンを含む群から選択される6員の芳香族含窒素複素環である。
化学式(1)の本発明の化合物のさらに別の実施形態において、部位Lは、置換または非置換の、ピペリジンおよびピペラジンまたは、モルホリンを含む群から選択される6員の非芳香族含窒素複素環である。
5員および6員の非芳香族複素環は、好ましくはC−Cのアルキル部位によって、最も好ましくはメチルまたはエチル部位によって置換されてもよい。最も好適には、N原子がC−Cのアルキル部位によって、最も好ましくはメチルまたはエチル部位によって置換されている。例えば、適切に置換された含窒素複素環としては、N−メチルピペリジンであってもよい。
化学式(1)の本発明の化合物のさらに別の実施形態において、部位Lは−NHRまたは−NR であり、ここで、Rはメチルまたはエチル部位である。
部位Lは−H、−OH、−OR、および−CH、−C、または−Cから選択されてもよく、ここで、Rは、置換または非置換C−Cアルキル(好ましくはC−Cアルキル)である。
一変形例において、ZはHであり、YはCNまたは−C(=O)NHであり、より好ましくは、ZはHであり、YはCNである。
好ましい実施形態において、本発明の化合物は一般式(5)の化合物であってもよい。
Figure 2021519320
式中、X、XB、XE、BC、R、R13、R10およびTは、前記記載の通りである。
他の好ましい実施形態では、本発明の化合物は一般式(5a)の化合物であってもよい。
Figure 2021519320
式中、X、XB、XE、BC、R、R13、R14およびTは、前記記載の通りである。
他の好ましい実施形態では、本発明の化合物は一般式(5b)の化合物であってもよい。
Figure 2021519320
式中、X、XD、BC、R、R11、R10、R14およびTは、前記記載の通りである。
他の好ましい実施形態では、本発明の化合物は一般式(5c)の化合物であってもよい。
Figure 2021519320
式中、X、XB、XD、BC、R、R10、R11およびTは、前記記載の通りである。
他の好ましい実施形態では、本発明の化合物は一般式(5d)の化合物であってもよい。
Figure 2021519320
式中、X、XB、XD、BC、R、R11およびTは、前記記載の通りである。
他の好ましい実施形態では、本発明の化合物は一般式(5e)の化合物であってもよい。
Figure 2021519320
式中、X、XF、BC、R、R11、R13、R14およびTは、前記記載の通りである。
他の好ましい実施形態では、本発明の化合物は一般式(6)の化合物であってもよい。
Figure 2021519320
式中、X、XB、BC、R、R11、R10、R13およびTは、前記記載の通りである。
さらに別の好ましい実施形態では、本発明の化合物は一般式(7)の化合物であってもよい。
Figure 2021519320
式中、X、XE、BC、R、R14、R10、R13およびTは、前記記載の通りである。
さらに別の好ましい実施形態では、本発明の化合物は一般式(8)の化合物であってもよい。
Figure 2021519320
式中、X、XB、BC、R、R11、R10およびTは、前記記載の通りである。
さらに別の好ましい実施形態では、本発明の化合物は一般式(9)の化合物であってもよい。
Figure 2021519320
式中、X、XB、BC、R、R11、R10、R13およびTは、前記記載の通りである。
一般式(1)および(2)の本発明の化合物の他の実施形態において、部位XはBA−CONHR−であり、BAはBA1であり、RおよびRは、前記記載の通りであり、
Eは、
Figure 2021519320
であり、
のnは0、1、2、3、4または5であり、特に、R のnは0、1、2または3であり、より具体的には、R のnは1であり、
はそれぞれ、他のRから独立して、−OH、−F、−Cl、−Br、−I、−CCH、−CN、−N、−OCH、−OC、−OC、特に、−OiPr、−OCF、−OCHCCH、−NH、−NHCH、−N(CH、−CH、−CH−CH、−CF、−OCONH、−NO、−OCHO−、−O−PO、−O−POH、−O−POa2、または−(CH−ORから選択され、
mおよびRは前記記載の通りである。
は好ましくは−OH、−OCHCCH、−OCH、−OC、−F、−CNであり、最も好ましくは−F、−OH、−CNおよび−OCHCCHである。
一般式(1)および(2)の本発明の化合物の他の実施形態において、部位XはBA−CONHR−であり、BAはBA2であり、
Eは、
置換または非置換C−Cアルキル、置換または非置換C−Cアルケニル、置換または非置換C−Cアルキニル、置換または非置換C−C10シクロアルキル、
置換または非置換C−C10複素環、
置換または非置換C−C10ヘテロアリール、特に、ピリジンであり、ここで、少なくとも1つの任意の置換基は、特に、アリール、フェニル、メトキシフェニル、ヒドロキシまたはハロゲン(蛍光体など)であってもよく;
Eは、特に、アリールまたはヘテロアリールで置換されたC2アルキニルであってもよく;または、Eは、
Figure 2021519320
によるCアリールであって、
のnは0、1、2、3、4または5であり、特に、R のnは0、1、2または3であり、より具体的にはR のnは1であり、および
はそれぞれ、他のRから独立して、−OH、−F、−Cl、−Br、−I、−CCH、−CN、−N、−OCH、−OC、−OC、特に、−OiPr、−OCF、−OCHCCH、−NH、−NHCH、−N(CH、−CH、−CH−CH、−CF、−OCONH、−NO、−OCHO−、−O−PO、−O−POH、−O−POa2、または−(CH−ORから選択され、
mおよびRは前記記載の通りである。
は好ましくは−OH、−OCHCCH、−OCH、−OC、−Fであり、最も好ましくは−OHである。
いくつかの実施形態では、Xは、
Figure 2021519320
から選択され、
はHまたはCHから選択され、特にRはHであり、VはO、NH、またはSから、特にOまたはNHから選択される。
いくつかの実施形態では、Xは、
Figure 2021519320
から選択され、
はHまたはCHから選択され、特にRはHである。なお、あらゆる光学異性体が含まれていてもよいと理解されたい。
いくつかの実施形態では、Xは、
Figure 2021519320
Figure 2021519320
から選択され、
はHまたはCHから選択され、特にRはHである。
より好ましい実施形態では、Xは、
Figure 2021519320
であり、
はHである。
本発明の化合物のさらに別の好ましい実施形態において、部位Tは−COH、−SOH、−C(=O)ORまたは−CON(Rであり、
は、水素原子、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH、−CH(CH、−CHCH(CH、−C(CH、−C、−CHから選択され;
Tは特に−COHである。
さらなる実施形態において、化学式(1)、(2a)〜(2d)、(3a)〜(3f)、(4a)〜(4d)、(5)、(5a)〜(5e)、(6)、(7)、(8)および(9)の化合物の場合、それぞれ、部位Tは−COHであり;
部位BCはCH−CH−トリアゾールであり、
部位Xは−NHCO−C(CH)=−Ph(OH、F、CN)である。
本発明の特定の実施形態は、以下の化合物のいずれかである。
Figure 2021519320
Figure 2021519320
Figure 2021519320
Figure 2021519320
Figure 2021519320
Figure 2021519320
Figure 2021519320
Figure 2021519320
本発明の化合物は、疾病の治療方法において、特に、グラム陰性またはグラム陽性の細菌によって引き起こされる細菌感染の治療方法において使用されてもよい。
前記細菌感染は、アシネトバクター属、ボルデテラ属、ボレリア属、ブルセラ属、カンピロバクター属、クラミジア属、クラミドフィラ属、エンテロバクター属、エシェリヒア属、フランキセラ属、ヘモフィルス属、ヘリコバクター属、クレブシェラ属、レジオネラ属、レプトスピラ属、モルガネラモラクセラ属、ナイセリア属、プローテウス属、シュードモナス属、リケッチア属、シゲラ属、サルモネラ属、ステノトロホモナス属、トレポネーマ属またはエルシニア属のいずれかにより引き起こされる感染であってもよく、特に、エシェリヒア属、エンテロバクター属、サルモネラ属、クレブシェラ属、シュードモナス属、ヘモフィルス属、シゲラ属、プローテウス属またはモルガネラ属のいずれかにより引き起こされる感染であってもよい。
さらなる実施形態において、前記細菌感染は、
− グラム陽性菌によって引き起こされる感染であって、特に、バチルス属、クロストリジウム属、コリネバクテリア属、エンテロコッカス属、リステリア属、球菌属、ブドウ球菌属または連鎖球菌属のいずれかによる感染、さらに具体的には、ブドウ球菌属、連鎖球菌属、バチルス属または球菌属のいずれかによって引き起こされる感染、または
− マイコバクテリウム科の細菌によって引き起こされる感染であって、特にミコバクテリウム属、さらに具体的には、結核菌、癩菌、Mycobacterium ulcerans、またはMycobacterium aviumのいずれかによる感染、または
− マイコプラズマ科の細菌によって引き起こされる感染であって、特にマイコプラズマ属、さらに具体的には、Mycoplasma pneumoniaによる感染である。
このため、本発明の化合物は、薬学的に許容される形態で提供されてもよい。本発明の化合物の薬学的に許容される塩とは、RemingtonによるPharmaceutical Sciences(第17版、第1418頁(1985))に記載される有機塩または無機塩の双方を意味する。物理的および化学的安定性ならびに溶解性により、酸性基については、特に、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩およびアンモニウム塩が好適であり;塩基性基については、特に、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、メチルスルフォン酸塩、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、カルボン酸塩またはスルホン酸塩、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩、メタンスルホン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、リンゴ酸塩、グルコン酸塩、およびアミノ酸塩、天然塩基の塩、またはカルボン酸塩が好適である。
立体異性体を含む、塩の形成が可能な化学式(I)の化合物の薬学的に許容される塩の調製は、それ自体既知の方法で行なわれる。本発明の化合物は、塩基性試薬、例えば、水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、アルコラート、アンモニア化合物または有機塩基(例えばトリメチルまたはトリエチルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミンまたはトリエタノールアミン、トロメタモールなど)、塩基性アミノ酸(例えばリジン、オルニチン、アルギニン)と共に、安定したアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩または任意で置換されたアンモニウム塩を形成する。化学式(I)の化合物が塩基性基を有する場合、強酸を用いて安定な酸付加塩を調製することもできる。本発明の化合物の薬学的に許容される好適な酸付加塩は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、メタリン酸、硝酸および硫酸などの無機酸の塩、ならびに、例えば、酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グリコール酸、イセチオン酸、乳酸、ラクトビオン酸、マレイン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、コハク酸、p−トルエンスルホン酸および酒石酸などの有機酸の塩である。好ましい塩は塩酸塩である。
好ましい実施形態において、本発明のアルビシジン誘導体の製剤であって、難溶性のアルビシジン誘導体の溶解性を向上させるためにシクロデキストリンを含む製剤が提供される。シクロデキストリンは、20〜40%、好ましくは25〜35%、より好ましくは28〜30%の濃度で使用される。
薬学的に容認できないアニオン(例えばトリフルオロアセテートなど)との塩についても、薬学的に許容される塩の調製または精製および/または非治療的用途、例えば、in vitroでの用途に使用する有用な中間物として、同様に本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、さらに、有効な量の本発明の化合物および/またはその薬学的に許容される塩の少なくとも1種と、薬学的に許容される担体[すなわち、1種以上の薬学的に許容される担体物質(またはビヒクル)および/または添加物(または賦形剤)]とを含む医薬製剤(または医薬組成物)に関する。前記医薬品は、例えば、丸薬、錠剤、ラッカー錠、コーティング錠、粒剤、硬ゼラチンカプセルおよび軟ゼラチンカプセル、溶液、シロップ、エマルジョン、懸濁液またはエアロゾル混合物の形態で経口投与することができる。もっとも、例えば坐剤の形態で直腸に投与、または例えば注射液、輸液、マイクロカプセル、インプラントもしくはロッドの形で静脈内、筋肉内または皮下に非経口に投与、または、例えば軟膏、溶液もしくはチンキ剤の形で経皮的もしくは局所的に投与、または、他の方法、例えばエアロゾルもしくは鼻スプレーの形で投与することもできる。
本発明による医薬製剤は、それ自体既知の、当業者によく知られている方法で調製されており、化学式(I)の化合物および/またはその(それらの)薬学的に許容される塩および/またはその(それらの)プロドラッグに加えて、薬学的に許容される不活性の無機担体物質および/または有機担体物質および/または添加物が使用される。丸薬、錠剤、コーティング錠および硬ゼラチンカプセルの製造のために、例えば、ラクトース、コーンスターチまたはその誘導体、タルク、ステアリン酸またはその塩、などを使用することが可能である。軟ゼラチンカプセルおよび坐剤の担体物質としては、例えば、脂肪、ワックス、半固体および液状ポリオール、天然油または硬化油などが挙げられる。溶液(例えば、注射液、またはエマルジョンまたはシロップ)の製造に適した担体物質としては、例えば、水、食塩水、アルコール、グリセリン、多価アルコール、スクロース、転化糖、グルコース、植物油などが挙げられる。マイクロカプセル、インプラントまたはロッドに適した担体物質としては、例えば、グリコール酸と乳酸の共重合体が挙げられる。医薬製剤は、通常、約0.5〜約90重量%の本発明の化合物および/またはそれらの薬学的に許容される塩および/またはそれらのプロドラッグを含む。医薬製剤中の化学式(I)の活性成分および/またはその薬学的に許容される塩および/またはそのプロドラッグの量は、通常、約0.5〜約1000mgであり、好ましくは約1〜約500mgである。
プロドラッグは、本発明の生物学的に活性な化合物の前駆体化学化合物である。活性化合物または医薬品を投与する代わりに、吸収、分散、代謝および排出を改善するためにプロドラッグを用いてもよい。プロドラッグは、多くの場合、薬物自体が消化管から十分に吸収されない場合に、バイオアベイラビリティを向上させるように設計される。プロドラッグは、薬物の選択性を改善するために使用されてもよい。これにより、薬物の有害または意図しない影響を低減することができ、このような効果は、意図しない重大な副作用を引き起こすことがある化学療法などの治療において特に重要である。
本発明に係る活性化合物および/またはその薬学的に許容される塩、ならびに担体物質に加えて、医薬製剤は、1種以上の添加剤、例えば、賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、湿潤剤、安定剤、乳化剤、保存剤、甘味料、着色料、香味料、香料、増粘剤、希釈剤、緩衝物質、溶媒、可溶化剤、デポ効果を達成するための薬品、浸透圧を調製するための塩、コーティング剤または酸化防止剤を含むことができる。また、本発明の化合物および/またはその薬学的に許容される塩を2種以上含んでいてもよい。医薬製剤に本発明の化合物が2種以上含まれる場合、個々の化合物の選択は、医薬製剤の特定の全体的薬理学的特性を目的とすることができる。例えば、作用持続時間が短い非常に強力な化合物は、効力が低く長時間作用する化合物と組み合わせてもよい。本発明の化合物の中の置換基の選択に対して許容された柔軟性により、前記化合物の生物学的および物理化学的性質を大幅に制御することが可能であり、これにより、そのような所望の化合物の選択が可能となる。さらに、少なくとも1種の化合物および/またはその薬学的に許容される塩に加えて、医薬製剤は、1種以上の他の治療的または予防的活性成分を含んでいてもよい。本発明の化合物を使用する場合、投与量は、慣例および医師に既知のように広い範囲で変更することができ、個々の症例における個別の条件に適した量とすることができる。投与量は、例えば、使用される特定の化合物、治療される疾患の性質および重症度、投与の態様およびスケジュール、または、治療対象が急性症状であるのか、または慢性症状であるのか、予防的な実施であるのかに応じて異なる。適切な投与量は、医学分野において周知の臨床的アプローチにより確立することができる。
一般に、体重約75kgの成人に対して所望の効果を達成するための一日の用量は、約0.01〜約100mg/kg、好ましくは約0.1〜約50mg/kg、特に、約0.1〜約10mg/kg(それぞれ体重1kgあたりのmgで示す)。一日の用量は、特に、比較的大量に投与する場合、いくつか(例えば2、3または4回)の部分投与に分割することができる。通常、個々の投与に対する挙動に応じて、示された一日の用量から上方または下方に逸脱することが必要となることもある。
また、本発明の化合物は、例えば無定形や結晶多形体といった多種多様な形態で存在してもよい。本発明の化合物のすべての多形体は本発明の範囲内に属し、本発明のさらなる態様とされる。
本発明の化合物は、光学異性体またはその混合物として存在してもよい。本発明は、純粋な異性体および存在し得る全ての異性体混合物の双方に関する。以下において、立体化学的詳細がすべての場合につき具体的に言及されていない場合であっても、そうであるものとして理解されたい。上記工程または任意の他の方法によって入手することができる一般式1の化合物のエナンチオマー混合物は、(成分の物理化学的な相違に基づいた)既知の方法により、例えば分別結晶化、蒸留および/またはクロマトグラフィーにより、特にキラルHPLCカラムを使用した分取HPLCにより、純エナンチオマーに分離されてもよい。
本発明によれば、対応する異性体混合物の分離は別として、ジアステレオ選択的またはエナンチオ選択的合成の一般に知られる方法を適用して、例えば、以下に述べる方法を実施し、対応する適切な立体化学を有する遊離体を使用することにより、純粋なジアステレオ異性体またはエナンチオマーを得ることができる。
個々の化合物が異なる生物学的活性を有することから、より生物学的に活性な異性体を分離または合成することが有利である。
合成方法
本発明の化合物を合成する一般的な方法は、WO2014/125075A1に詳細に記載されている。
B環(化合物1〜5および8〜9など)の変異を有するアルビシジン誘導体の合成のための第1の手順には、一般的な反応スキーム1に係るステップが含まれてもよい:
Figure 2021519320
反応スキーム1
塩基性条件で、好ましくはトリエチルアミンの存在下で、活性エステルとアミンを反応させる。具体的には、対応するアミンを窒素雰囲気下で無水N,N’−ジメチルホルムアミドに溶解する。トリエチルアミンを添加した後、活性エステル(反応スキーム1を参照)を添加し、反応混合物を暗所で16時間撹拌する。すべての揮発物を高真空下で除去し、残渣を等体積のTHF(1部)およびメタノール(1部)の混合物に溶解し、0℃まで冷却する。3N KOH(aq)(1部)を滴下し、反応混合物を20分間撹拌する。反応の完了後、すべての揮発物を除去し、残渣を分取HPLCにより精製した。
また、反応スキーム2による他の一般的な手順により、ビルディングブロックDの変異を有するアルビシジン誘導体の合成が可能である:
Figure 2021519320
反応スキーム2
得られたテトラペプチドの合成後、反応スキーム1に続いて、ヘキサペプチドが生成される。
EおよびF環(化合物6または7など)の変異を有するアルビシジン誘導体の合成の他の一般的な手順には、一般的な反応スキーム3に係るステップが含まれていてもよい:
Figure 2021519320
反応スキーム3:
試薬および条件
A)EFジペプチドIV〜VIの合成:a)AgCO、MeI、トルエン、80℃、16時間、83%;b)CrO、濃縮HSO、0℃からRT(室温)、16時間、69%;c)SOCl、アリルアルコール、RT、16時間、93%;d)Zn、AcOH、EtOH、0℃、2時間、quant;e)トリホスゲン、2,4,6−コリジン、DIPEA、THF、0℃からRT、16時間、69〜90%;f)Zn、AcOH、EtOH/THF(2:1)、0℃からRT、16時間、87%〜quant。
B)CDEFテトラペプチドXIII〜XVの合成:g)EtN、pNBC、THF、−15℃、30分、88〜90%;h)Zn、AcOH、EtOH/THF(3:1)、0℃からRT、16時間、quant、48〜93%;i)BocHN−AzaHis(POM)−OH、EEDQ、THF、RT、16時間、85〜88%;j)モルホリン、Pd(PPh、THF、RT、16時間、70〜90%;k)Xについて:ジオキサン中の4N HCl、RT、2時間、quant;XIとXIIについて:TFA、CHCl、RT、15分。その後、0.1N HCl、quant。
テトラペプチドXIII〜XVの合成後、反応スキーム1で表されるルートと同一のルートに続いて、ヘキサペプチドが生成される。
本発明について、以下の実施例を用いてより詳細に説明する。
Figure 2021519320
化合物1は、以下のように、反応スキーム1に従い多段階の合成ルートで合成される:
Figure 2021519320
化合物IIの調製:
Figure 2021519320
文献既知のアミンI(1当量、11.87mmol、5.56g)を無水THF(24mL)で溶解し、トリエチルアミン(3.01当量、35.71mmol、4.95mL)を添加した。溶液を−15℃に冷却し、4−ニトロベンゾイルクロリド(1.51当量、17.88mmol、3.32g)を一度に加えた。反応混合物を20分間撹拌し、ジエチルエーテル(22ml)で希釈した。固体をろ過し、ジエチルエーテル(3×50ml)で洗浄し、真空で乾燥させて化合物II(7.30g、0.012mmol、〜quant。)を黄色の固体として得た。
1H NMR(DMSO-d6, 400 MHz): δ (ppm) = 10.65 (s, 1 H), 10.27 (s, 1 H), 8.35 - 8.41 (m, 2 H), 8.32 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 8.17 - 8.22 (m, 2 H), 7.83 (q, J = 8.8 Hz, 2 H), 7.57 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 5.98 - 6.17 (m, 3 H), 5.35 - 5.44 (m, 3 H), 5.22 - 5.32 (m, 3 H), 4.75 - 4.82 (m, 4 H), 4.52 - 4.56 (m, 2 H), 3.93 (s, 3 H), 3.90 (s, 3 H)
13C NMR(DMSO-d6, 101 MHz): δ (ppm) = 164.5, 164.4, 162.4, 151.1, 149.7, 149.3, 145.1, 142.5, 139.9, 136.5, 135.9, 134.0, 132.7, 132.6, 129.5, 126.3, 125.4, 123.8, 123.6, 120.3, 120.1, 119.6, 118.1, 117.9, 114.9, 75.1, 74.6, 65.1, 61.0, 60.9
HRMS (ESI): m/z calc. for C32H31N3O10[M+H]+: 618.2082; found 618.2079
化合物IIIの調製:
Figure 2021519320
化合物II(1当量、12.84mmol、7.30g)をエタノール(800ml)および酢酸(100ml)の混合物に混和し、0℃に冷却した。亜鉛末(33.80g)を少量ずつ加えた。20分後、反応が完了したことを確認した(TLC制御により検証)。固体をろ過し、DCM(3×100ml)で洗浄した。この液体を集め、蒸発乾固させた。残渣を、DCM(300ml)および飽和NaHCO水溶液(300ml)に溶解した。水相をDCM(2×100ml)でさらに2回抽出した。合わせた有機画分を飽和NaHCO水溶液(1×300ml)、蒸留水(1×300ml)および塩水(1×300ml)で連続的に洗浄し、NaSOで乾燥させ、蒸発させて化合物III(5.79g、9.85mmol、83%)を黄色の固体として得た。
1H NMR (DMSO-d6, 400 MHz): δ (ppm) = 10.65 (s, 1 H), 9.19 (s, 1 H), 8.34 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 8.01 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.79 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.68 - 7.74 (m, 2 H), 7.57 (d, J = 9.0 Hz, 1 H), 6.59 - 6.65 (m, 2 H), 5.98 - 6.18 (m, 3 H), 5.89 (s, 2 H), 5.40 (tdd, J = 11.5, 5.6, 1.5 Hz, 3 H), 5.21 - 5.32 (m, 3 H), 4.75 - 4.83 (m, 4 H), 4.54 (d, J = 5.8 Hz, 2 H), 3.93 (s, 3 H), 3.92 (s, 3 H)
13C NMR (DMSO-d6, 101 MHz): δ (ppm) = 165.0, 164.4, 162.4, 152.7, 151.1, 149.4, 143.3, 142.4, 137.2, 136.6, 134.0, 132.7, 132.6, 129.4, 126.3, 125.6, 121.7, 120.2, 120.1, 120.0, 118.1, 117.8, 117.5, 114.8, 112.7, 75.1, 74.5, 65.1, 61.0, 60.9
HRMS (ESI): m/z calc. for C32H33N3O8[M+H]+: 588.2340 ; found 588.2343
合成のIVの調製:
Figure 2021519320
文献既知のBoc−β−(1−ピバロイルオキシメチル)−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−アラニン(1.46当量、3.99mmol、1.48g)をTHF(20ml)で溶解し、0℃に冷却した。N−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン(EEDQ)(3.00当量、8.20mmol、2.03g)を加え、5分後に化合物III(1当量、2.72mmol、1.6g)を加えた。反応混合物をゆっくりと室温に温め、16時間撹拌した。すべての揮発物を真空で除去し、残渣を酢酸エチル(100ml)に溶解した。有機画分を飽和NaHCO水溶液(3×50ml)および塩水(1×50ml)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、蒸発させた。残渣を、DCM中の1〜15%のアセトンで溶出するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。化合物IV(1.90g、2.02mmol、74%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (DMSO-d6, 500MHz): δ = 10.65 (s, 1 H), 10.41 (s, 1 H), 9.63 (s, 1 H), 8.33 (d, J=8.7 Hz, 1 H), 7.92 - 7.99 (m, 4 H), 7.74 - 7.84 (m, 3 H), 7.57 (d, J=8.7 Hz, 1 H), 7.20 (m, 1 H), 6.29 (s, 2 H), 5.99 - 6.16 (m, 3 H), 5.22 - 5.45 (m, 6 H), 4.81 (d, J=6.1 Hz, 2 H), 4.77 (d, J=5.5 Hz, 2 H), 4.54 (d, J=5.6 Hz, 3 H), 3.93 (d, J=6.1 Hz, 6 H), 2.96 - 3.16 (m, 2 H), 1.26 - 1.38 (m, 9 H), 1.09 ppm (s, 9 H)
13C NMR (DMSO-d6, 126MHz): δ = 176.4, 170.7, 164.8, 164.4, 162.4, 155.3, 151.1, 149.5, 144.2, 143.4, 142.5, 142.2, 136.5, 133.9, 132.7, 132.6, 128.7, 128.5, 126.3, 125.5, 124.1, 122.7, 120.3, 120.1, 118.7, 118.6, 118.1, 117.8, 114.8, 78.3, 75.1, 74.5, 69.8, 65.1, 61.0, 60.9, 54.9, 38.1, 28.1, 26.4 ppm
HRMS (ESI): m/z calc. for C48H57N7O13[M+H]+ 940.4087, found 940.4088
化合物Vの調製:
Figure 2021519320
テトラペプチドIV(1当量、2.00mmol、1.88g)を、THF(5ml)およびモルホリン(20当量、40.00mmol、3.48g)で溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.3当量、0.60mmol、693mg)を加えた。混合物を遮光して2.5時間撹拌した。すべての揮発物を真空で除去し、残渣を、水中の5〜50%アセトニトリルで溶出するC−18材料上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。化合物V(1.24g、1.51mmol、76%)を白色固形物として得た。
1H NMR(DMSO-d6, 500MHz): δ = 11.51 (s, 1 H), 11.16 (s, 1 H), 9.64 (s, 1 H), 8.05 (d, J=9.0 Hz, 1 H), 7.96 (d, J=8.9 Hz, 3 H), 7.81 (d, J=8.9 Hz, 1 H), 7.76 (d, J=8.7 Hz, 2 H), 7.59 (dd, J=8.9, 3.8 Hz, 2 H), 7.17 - 7.20 (m, 1 H), 6.29 (s, 2 H), 4.38 - 4.44 (m, 1 H), 3.92 (s, 3 H), 3.78 (s, 3 H), 2.97 - 3.15 (m, 2 H), 1.26 - 1.38 (m, 9 H), 1.09 ppm (s, 9 H)
13C NMR(DMSO-d6, 126MHz): δ = 176.4, 172.0, 164.8, 164.4, 163.3, 154.3, 149.7, 146.2, 143.4, 142.2, 140.1, 137.8, 136.1, 135.9, 128.7, 128.6, 128.3, 125.4, 124.1, 118.7, 116.1, 114.8, 110.3, 109.0, 78.3, 69.8, 60.5, 60.2, 59.7, 38.1, 28.1, 26.4 ppm
HRMS (ESI): m/z calc. for C39H45N7O13 [M-H]- 818.3003, found 818.3009
化合物VIの調製:
Figure 2021519320
テトラペプチドV(1.00当量、1.51mmol、1.24g)をジオキサン中の4N HClで溶解し、1時間撹拌した。溶媒を真空で蒸発させ、生成物VI(1.13g、1.50mmol、quant)を白色固形物として得た。化合物VIは、特性を評価することなく次のステップで使用した。
HRMS (ESI): m/z calc. for C34H37N7O11 [M+H]+: 720.2624, found: 720.2624
活性エステルXIの調製
Figure 2021519320
市販の化合物VII(1.0当量、1.38mmol、210mg)およびDIPEA(2.6当量、3.59mmol、0.6mL)をTHF(3mL)に溶解した。文献既知の塩化アシルVIII(1.3当量、1.79mmol、428mg)を、0℃で反応混合物に加えた。室温において2時間後、得られたスラリーをEtO(30mL)で希釈し、形成された沈殿物をろ過してEtOで洗浄した。得られた粗製物質をTHF/MeOH(1:2、5mL)で溶解し、5N KOH(5当量、6.9mmol、1.4mL)で処理した。室温において2時間後、反応混合物を真空で濃縮し、HO(10mL)で希釈した。6N HClを用いて生成物を沈殿させ、ろ過してHOで洗浄した。化合物IXを無色の固体(330mg、1.11mmol、80%)として得た。
1H NMR(DMSO-d6, 500MHz): δ = 10.39 (s, 1 H), 8.99 (d, J=2.4 Hz, 1 H), 8.33 (dd, J=8.7, 2.4 Hz, 1 H), 8.05 (d, J=8.5 Hz, 1 H), 7.36 (d, J=8.7 Hz, 2 H), 7.33 (s, 1 H), 6.85 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 2.12 ppm (d, J=1.1 Hz, 3 H)
13C NMR (DMSO-d6, 126 MHz): δ = 169.3, 165.6, 157.8, 142.0, 140.7, 139.2, 134.9, 131.5, 129.0, 127.0, 126.4, 125.4, 115.5, 14.5 ppm
HRMS (ESI): m/z calc. for C16H14N2O4[M+H]+: 299.1026, found: 299.1032
化合物IX(1当量、1.01mmol、300mg)およびDMAP(0.1当量、0.10mmol、12mg)をTHF(3mL)で溶解した。10%KCO(1.1当量、1.12mmol、1.5mL)の添加後、得られた混合物を、BocO(1.1当量、1.12mmol、241mg)で処理し室温で2時間撹拌した。その後、10%KHSO4(30mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、真空で濃縮した。化合物Xを無色の固体(370mg、0.93mmol、92%)として得た。
1H NMR(DMSO-d6、400MHz):δ (ppm) = 1H NMR (DMSO-d6 ,400MHz): d = 10.47 (s, 1 H), 8.98 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.33 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 1 H), 8.05 (d, J=8.5 Hz, 1 H), 7.54 (d, J=8.8 Hz, 2 H), 7.39 (s, 1 H), 7.28 (d, J=8.8 Hz, 2 H), 2.12 (d, J=1.5 Hz, 3 H), 1.49 ppm (s, 9 H)
13C NMR (DMSO-d6,101MHz): δ = 169.0, 165.8, 151.2, 150.4, 142.5, 141.0, 138.9, 133.6, 133.3, 132.6, 130.8, 126.9, 125.4, 121.7, 83.6, 27.4, 14.5 ppm
化合物X(1当量、0.85mmol、340mg)、EDCHCl(1.2当量、1.024mmol、196mg)、DMAP(0.1当量、0.085mmol、10mg)およびDIPEA(1.3当量、1.11mmol、0.2mL)をTHF(4mL)で溶解した。室温において1分後、ペンタクロロフェノール(1.1当量、0.94mmol、250mg)を加え、得られた反応混合物を室温でさらに3時間撹拌した。その後、溶液をEtOAc(50mL)で溶解し、HO(2×30mL)、10%KHSO(2×30mL)および塩水(1×30mL)で洗浄した。すべての揮発物を真空で除去し、得られた粗製物質をTFA/DCM(1:2、2mL)に溶解させた。室温において1時間後、反応混合物を低温のEtO/ヘキサン(4:1、30mL)で希釈し、形成された沈殿物をろ過してEtOで洗浄した。活性エステルXIを無色の固体(289mg、0.52mmol、62%)として得た。
1H NMR (DMSO-d6,400MHz): δ = 10.64 (s, 1 H), 9.14 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.51 (dd, J=8.8, 2.5 Hz, 1 H), 8.34 (d, J=8.5 Hz, 1 H), 7.36 - 7.41 (m, 3 H), 6.86 (d, J=8.8 Hz, 2 H), 2.13 - 2.16 ppm (m, 3 H)
化合物の低い溶解性により、13Cデータは記録されなかった。
HRMS (ESI): m/z calc. C22H13Cl5N2O4[M+H]+: 546.9361, found: 564.0363
化合物1の調製:
Figure 2021519320
化合物VI(1当量、0.053mmol、40mg)をDMF(2ml)で溶解し、トリエチルアミン(5当量、0.26mmol、36μL)を加えた。活性エステル(1.1当量、0.058mmol、32.0mg)を加えた後、混合物を遮光して16時間撹拌した。すべての揮発物を真空内で除去した。残渣をメタノール(1ml)およびTHF(1ml)の混合物で溶解し、0℃に冷却した。3N KOH(aq)(1ml)を滴加した。15分撹拌した後、550μlの6N HCl(aq)を滴加した。得られた混合物を蒸発乾固した。残渣を分取HPLCによって精製した。化合物1(19mg、0.021mmol、41%)を白色の綿毛状固体として得た。
化合物1の分析データ:
1H NMR (DMSO-d6,700MHz): δ = 11.60 (br. s, 1 H), 11.54 (s, 1 H), 11.18 (s, 1 H), 10.57 (s, 1 H), 10.37 (s, 1 H), 9.82 (br. s, 1 H), 9.68 (s, 1 H), 8.98 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.79 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 8.34 (dd, J=8.5, 2.1 Hz, 1 H), 8.05 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 8.01 (d, J=8.5 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 7.81 (d, J=8.5 Hz, 1 H), 7.76 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 7.58 (t, J=9.4 Hz, 2 H), 7.37 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 7.33 (s, 1 H), 6.85 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 4.99 (s, 1 H), 3.92 (s, 3 H), 3.78 (s, 3 H), 3.34 (d, J=6.2 Hz, 2 H), 2.13 ppm (m, 3 H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C44H39N9O12[M+H]+: 886.2791; found 886.2778
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6,700 MHz): δ = 11.52 (s, 1 H), 11.17 (s, 1 H), 10.58 (s, 1 H), 10.53 (s, 1 H), 9.77 (s, 1 H), 9.66 (s, 1 H), 8.95 (d, J=7.5 Hz, 1 H), 8.83 - 8.85 (m, 1 H), 8.26 (dd, J=8.6, 2.3 Hz, 1 H), 8.20 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 8.05 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 7.97 (d, J=8.7 Hz, 2 H), 7.81 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.79 (d, J=8.7 Hz, 2 H), 7.57 - 7.61 (m, 2 H), 7.41 (s, 1 H), 7.36 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 6.83 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 4.91 - 4.99 (m, 1 H), 3.92 (s, 3 H), 3.78 (s, 3 H), 3.30 - 3.34 (m, 1 H), 3.21 - 3.25 (m, 1 H), 2.10 - 2.12 ppm (m, 3 H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C44H39N9O12[M+H]+: 886.2791; found: 886.2772
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6,400MHz): δ = 11.59 (br. s, 1 H), 11.54 (s, 1 H), 11.31 (s, 1 H), 11.19 (s, 1 H), 10.57 (s, 1 H), 9.84 (br. s, 1 H), 9.70 (s, 1 H), 9.13 (d, J=8.0 Hz, 1 H), 8.49 (d, J=9.3 Hz, 1 H), 8.20 (d, J=9.0 Hz, 1 H), 8.06 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=8.8 Hz, 2 H), 7.81 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=8.8 Hz, 2 H), 7.58 (t, J=8.3 Hz, 2 H), 7.48 (s, 1 H), 7.39 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 6.85 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 4.99 - 5.07 (m, 1 H), 3.91 (s, 3 H), 3.78 (s, 3 H), 3.38 (d, J=6.8 Hz, 2 H), 2.14 ppm (d, J=1.3 Hz, 3 H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C43H38N10O12[M+H]+: 887.2743; found: 887.2727
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6,400MHz): δ = 11.93 (s, 1 H), 11.56 (s, 1 H), 11.11 (s, 1 H), 11.08 (s, 1 H), 10.50 (s, 1 H), 10.35 (s, 1 H), 9.80 (br. s, 1 H), 8.99 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.77 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.33 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 1 H), 8.16 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 7.95 - 8.05 (m, 3 H), 7.83 (d, J=9.0 Hz, 1 H), 7.56 - 7.61 (m, 2 H), 7.37 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 7.33 (s, 1 H), 7.14 (dd, J=8.7, 1.9 Hz, 1 H), 6.85 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 4.93 - 5.01 (m, 1 H), 3.91 (s, 3 H), 3.82 (s, 3 H), 3.32 (d, J=6.5 Hz, 2 H), 2.12 - 2.14 ppm (m, 3 H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C44H39N9O13[M+H]+: 902.2740; found: 902.2737
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6,500MHz): δ = 11.90 - 11.94 (m, 1 H), 11.55 - 11.57 (m, 1 H), 11.10 - 11.12 (m, 1 H), 11.07 - 11.08 (m, 1 H), 10.48 - 10.51 (m, 1 H), 10.44 (s, 1 H), 8.98 - 9.01 (m, 1 H), 8.78 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 8.34 (dd, J=8.7, 2.4 Hz, 1 H), 8.13 - 8.18 (m, 1 H), 7.96 - 8.05 (m, 3 H), 7.83 (d, J=8.9 Hz, 1 H), 7.51 - 7.63 (m, J=9.2 Hz, 5 H), 7.40 (s, 1 H), 7.30 (s, 2 H), 7.14 (dd, J=9.0, 2.0 Hz, 1 H), 4.94 - 5.00 (m, 1 H), 3.91 (s, 3 H), 3.82 (s, 3 H), 3.32 (d, J=6.3 Hz, 2 H), 2.13 ppm (d, J=1.2 Hz, 3 H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C44H38FN9O12[M+H]+: 904.2697; found: 904.2691
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6,500MHz): δ = 11.67 (br. s, 1H), 10.62 (s, 1H), 10.53 (s, 1H), 10.07 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.69 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 8.07 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.98 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.87 (d, J = 8.9 Hz, 3H), 7.83-7.78 (m, 4H), 7.68 (br. s, 1H), 7.64 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.35 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.26 (br. s, 1H), 6.84 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 4.95-4.88 (m, 1H), 4.16 (s, 3H), 3.98 (s, 3H), 3.34-3.21 (m, 2H), 2.11 ppm (d, J = 1.2 Hz, 3H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C44H39N9O11[M+H]+: 870.2842; found: 870.2837
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6,500MHz): δ = 11.61 (s, 1H), 11.02 (s, 1H), 10.50 (s, 1H), 10.07 (s, 1H), 9.75 (s, 1H), 9.65 (1H), 8.78 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 8.72-8.65 (m, 1H), 7.97 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.89-7.84 (m, 2H), 7.83-7.76 (m, 6H), 7.64 (br. s, 1H), 7.60 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.26 (br. s, 1H), 6.84 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 4.95-4.88 (m, 1H), 4.07 (s, 3H), 3.78 (s, 3H), 3.27-3.20 (m, 2H), 2.11 ppm (d, J = 1.2 Hz, 3H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C44H39N9O11[M+H]+: 870.2842; found: 870.2845
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6,500MHz): δ = 11.76 (s, 1H), 10.64 (s, 1H), 10.56 (s, 1H), 10.35 (s, 1H), 9.80 (br. s, 1H), 9.60 (s, 1H), 8.98 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.78 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 8.34 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 8.01 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.99-7.94 (m, 3H), 7.99-7.94 (m, 3H), 7.81-7.73 (m, 4H), 7.65-7.57 (m, 3H), 7.37 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.33 (br. s, 1H), 6.85 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 5.02-4.95 (m, 1H), 4.17 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 3.74 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 3.34 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 2.13 ppm (s, 3H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C45H41N9O13[M+H]+: 916.2897; found: 916.2897
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6,700MHz): δ = 11.94 (s, 1 H), 11.57 (s, 1 H), 11.12 (s, 1 H), 11.08 (s, 1 H), 10.76 (s, 1 H), 10.51 (s, 1 H), 9.05 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.80 (d, J=7.9 Hz, 1 H), 8.40 (dd, J=8.5, 2.3 Hz, 1 H), 8.16 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 8.07 - 8.11 (m, 2 H), 8.05 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 8.03 (d, J=9.0 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 7.83 (d, J=8.5 Hz, 1 H), 7.58 - 7.61 (m, 2 H), 7.40 - 7.44 (m, 2 H), 7.13 (dd, J=8.8, 1.7 Hz, 1 H), 4.95 - 5.00 (m, 1 H), 3.91 (s, 3 H), 3.82 (s, 3 H), 3.32 ppm (d, J=6.4 Hz, 2 H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C41H34FN9O12[M+H]+: 864.2384; found 864.2379
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6,700 MHz): δ = 11.72 (s, 1H), 11.60 (br. s, 1H), 11.14 (s, 1H), 10.84 (s, 1H), 10.49 (s, 1H), 10.10 (s, 1H), 9.78 (br. s, 1H), 8.98 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.78 (d, J =7.45 Hz, 1H), 8.35 (dd, J = 8.6, 2.1 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.12 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 7.89-7.87 (m, 3H), 7.82 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.71(br. s, 1H), 7.60 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.27 (s, 1H), 6.85 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 4.95-4.92 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.88 (s, 3H), 3.34-3.31 (m, 1H), 3.28-3.26 (m, 1H), 2.12 (s, 3H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C44H39N9O12[M+H]+: 886.27; found: 886.28
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6, 700 MHz): δ = 11.55 (s, 1H), 11.18 (s, 1H), 11.00 (br.s, 1H), 10.10 (s, 1H), 10.00 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 9.77 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 8.92 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.69 (d, J =6.6 Hz, 1H), 8.35 (dd, J = 8.9, 2.1 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 8.05 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.90 (d, J =7.7 Hz, 2H), 7.86 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.83 (dd, J = 9.1, 2.1 Hz, 2H), 7.76-7.74 (m, 2H), 7.64 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.69 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.42 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 7.36-7.32 (m, 3H), 6.85 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.04-4.99 (m, 1H), 4.29-4.25 (m, 1H), 4.24-4.20 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.78 (s, 3H), 2.12 (s, 3H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C44H39N9O12[M+H]+: 886.27; found: 886.28
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6, 700 MHz): δ = 11.72 (s, 1H), 11.13 (s, 1H), 10.85(s, 1H), 10.70 (s, 1H), 10.50 (s, 1H), 8.98 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.84 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.34 (dd, J =8.6, 2.3 Hz, 1H), 8.21 (d, J =8.5 Hz, 1H), 8.13 (d, J = 8.5, 2H), 8.12(d, J = 8.9 Hz, 1H), 8.05 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 8.03 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.94-7.88 (m, 5H), 7.59 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 4.96-4.93 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.88 (s, 3H), 3.35-3.33 (m, 1H), 3.29-3.27 (m, 1H).
HRMS (ESI): m/z calculated for C42H34N10O11[M+H]+: 855.24; found: 855.25
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6, 700 MHz): δ = 11.72 (s, 1H), 11.62 (br. s, 1H), 11.13 (s, 1H), 10.98(s, 1H), 10.87 (s, 1H), 10.49 (s, 1H), 9.05 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.96 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.89 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 8.42 (dd, J =8.5, 2.4 Hz, 1H), 8.30 (dd, J =8.4, 2.3 Hz, 1H), 8.22 (d, J =8.5 Hz, 1H), 8.16 (d, J = 8.5, 2H), 8.11(d, J = 8.9 Hz, 1H), 8.08 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 8.03 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.59 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 5.04-5.00 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.88 (s, 3H), 3.35-3.33 (m, 1H), 3.29-3.27 (m, 1H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C41H33N11O11[M+H]+: 856.24; found: 855.24
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6, 700 MHz): δ = 11.72 (s, 1H), 11.59 (br. s, 1H), 11.14 (s, 1H), 10.87 (s, 1H), 10.49 (s, 1H), 10.37 (s, 1H), 9.81 (br. s, 1H), 8.99 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 8.96 (d, J =2.4Hz, 1H), 8.65 (d, J =7,8Hz, 1H), 8.34 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 8.30 (dd, J = 8.7, 2.4 Hz, 1H), 8.22 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.11 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.04-8.01 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 7.88 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.59 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.38 (d, J = 7.4 Hz, 2H), 7.34 (s, 1H), 6.86 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 5.02-4.99 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.88 (s, 3H), 3.37-3.31 (m, 2H), 2.14 (s, 3H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C43H38N10O12[M+H]+: 887.27; found: 887.27
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6, 700 MHz): δ = 12.43 - 12.50 (m, 1 H), 10.86 - 10.96 (m, 1 H), 10.74 (br. s., 1 H), 10.61 - 10.69 (m, 1 H), 10.10 (br. s., 1 H), 9.82 (br. s., 1 H), 8.96 - 9.04 (m, 1 H), 8.73 - 8.85 (m, 1 H), 8.27 - 8.37 (m, 1 H), 8.15 - 8.23 (m, 1 H), 8.05 - 8.14 (m, 1 H), 7.96 (d, J=7.9 Hz, 3 H), 7.87 (br. s., 4 H), 7.82 (d, J=7.9 Hz, 2 H), 7.61 - 7.73 (m, 1 H), 7.35 (d, J=7.7 Hz, 2 H), 7.27 (br. s., 4 H), 6.84 (d, J=7.9 Hz, 2 H), 6.56 (br. s., 2 H), 6.51 - 6.61 (m, 2 H), 4.87 - 4.96 (m, 1 H), 4.62 - 4.73 (m, 1 H), 2.11 (br. s., 3 H), 1.32 - 1.37 ppm (m, 6 H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C45H41N9O10[M+H]+: 868.3049; found: 868.3075
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6, 400 MHz): δ = 12.46 (s, 1 H), 10.85 (s, 1 H), 10.75 (s, 1 H), 10.62 (s, 1 H), 10.38 (s, 1 H), 9.78 - 9.90 (m, 1 H), 8.99 (d, J=3.0 Hz, 2 H), 8.87 (d, J=8.0 Hz, 1 H), 8.24 - 8.39 (m, 2 H), 8.07 - 8.23 (m, 2 H), 7.95 - 8.05 (m, 3 H), 7.83 - 7.94 (m, 3 H), 7.50 - 7.76 (m, 1 H), 7.28 - 7.45 (m, 3 H), 6.85 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 5.00 (d, J=7.3 Hz, 1 H), 4.54 - 4.78 (m, 1 H), 3.37 (d, J=6.0 Hz, 2 H), 2.13 (s, 3 H), 1.35 ppm (dd, J=5.8, 4.5 Hz, 6 H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C44H40N10O10[M+H]+: 869.3002; found: 869.2995
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6, 400 MHz): δ = 12.47 (s, 1 H), 10.87 (s, 1 H), 10.75 (s, 1 H), 10.73 (s, 1 H), 10.63 (s, 1 H), 9.00 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.85 (d, J=7.5 Hz, 1 H), 8.19 (d, J=8.5 Hz, 1 H), 8.12 (t, J=8.2 Hz, 2 H), 8.02 - 8.07 (m, 2 H), 7.82 - 8.00 (m, 7 H), 7.72 (br. s., 1 H), 4.92 (d, J=6.8 Hz, 1 H), 4.56 - 4.76 (m, 1 H), 3.20 - 3.40 (m, 2 H), 1.34 ppm (dd, J=6.0, 4.0 Hz, 6 H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C43H36N10O9[M+H]+: 837.2739; found: 837.2739
Figure 2021519320
1H NMR (DMSO-d6, 400 MHz): δ = 9.05 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.99 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.86 - 8.94 (m, 1 H), 8.38 - 8.47 (m, 1 H), 8.24 - 8.32 (m, 1 H), 8.14 - 8.22 (m, 3 H), 8.04 - 8.14 (m, 4 H), 7.90 - 8.01 (m, 3 H), 7.86 (d, J=8.8 Hz, 2 H), 4.94 - 5.07 (m, 1 H), 4.67 (s, 1 H), 1.34 ppm (dd, J=5.8, 4.3 Hz, 6 H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C42H35N11O9[M+H]+: 838.2686; found: 838.2699
Figure 2021519320
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6 ): δ = 14.66 (br. s., 1 H), 12.66 - 13.13 (m, 1 H), 10.55 (br. s., 1 H), 10.44 (s, 1 H), 10.09 (s, 1 H), 9.79 (s, 1 H), 9.71 (s, 1 H), 8.66 - 8.82 (m, 2 H), 8.55 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=8.8 Hz, 2 H), 7.75 - 7.91 (m, 8 H), 7.65 (br. s., 1 H), 7.35 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 7.27 (s, 1 H), 6.84 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 4.91 (d, J=5.8 Hz, 1 H), 4.15 (s, 3 H), 4.09 (s, 3 H), 3.30 - 3.36 (m, 2 H), 2.12 ppm (s, 3 H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C43H38N10O10[M+H]+ 855.2845, found 855.2823
Figure 2021519320
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ = 11.99 (br. s, 1H), 10.79 (s, 1H), 10.52 (s, 1H), 10.08 (s, 1H), 9.56 (s, 1H), 9.01 (s, 1H), 8.70 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 8.35-8.38 (m, 1H), 8.11 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.97 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 7.78-7.89 (m, 7H), 7.65-7.72 (m, 2H), 7.36 (d, J = 7.7 Hz, 2H), 7.27 (s, 1H), 6.86 (s, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.92 (dd, J = 14.6, 7.9 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.18-3.41 (m, 2H), 2.55 (s, 1H), 2.12 ppm (d, J = 1.2 Hz, 3H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C43H37N9O10[M+H]+ 840.2736, found. 840.2732
Figure 2021519320
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ = 11.73 (br. s, 1H), 11.23 (br. s, 1H), 10.51 (s, 1H), 10.08 (s, 1H), 9.62 (s, 1H), 8.89 (t, J = 1.5 Hz, 1H), 8.69 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 8.35 (d, J = 1.4 Hz, 2H), 7.97 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.78-7.90 (m, 7H), 7.69 (s, 1H), 7.63 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 7.7 Hz, 2H), 7.27 (s, 1H), 6.85 (s, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.87-4.96 (m, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.21-3.35 (m, 2H), 2.55 (s, 1H), 2.12 ppm (d, J = 1.2 Hz, 3H)
HRMS (ESI): m/z ber. fur C43H37N9O10[M+H]+ 840.2736, gef. 840.2733
Figure 2021519320
1H NMR (700 MHz, DMSO-d6): δ = 11.79 (s, 1H), 10.86 (s, 1H), 10.84(s, 1H), 10.49 (s, 1H), 8.97 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.76 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 8.35 (dd, J =8.6, 2.3 Hz, 1H), 8.26 (dd, J =8.6, 4.6 Hz, 1H), 8.21 (d, J =8.5 Hz, 1H), 8.09 (d, J = 8.4, 1H), 8.02 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 8.01 (td, J = 8.6, 2.35 Hz, 1H), 7.90 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.86 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.55-7.88 (m, 5H), 4.94-4.92 ppm (m, 1H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C42H34N10O11[M+H]+: 849.23; found: 849.24
Figure 2021519320
1H NMR (700 MHz, DMSO-d6): δ = 11.17 (s, 1H), 10.89(s, 1H), 9.48 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.87 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 2H), 8.43 (d, J =8.6 Hz, 1H), 8.36 (d, J =7.2 Hz, 1H), 8.23 (d, J = 8.6, 1H), 8.13 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.08 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.95 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.90 (s, 1H), 6.58 (s, 1H), 4.98-4.96 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.89 ppm (s, 3H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C42H34N10O11[M+H]+: 876.23; found: 876.23
Figure 2021519320
1H NMR (700 MHz, DMSO-d6): δ = 11.76 (s, 1H), 10.85(s, 1H), 10.75 (s, 1H), 10.70 (s, 1H), 10.49(s, 1H), 8.98 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.84 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.34 (dd, J =8.6, 2.3 Hz, 1H), 8.20 (d, J =8.6 Hz, 1H), 8.15 (d, J = 8.5, 1H), 8.08 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.07 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.01 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.89 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.64 (dd, 8.4, 2.5 Hz, 1H) 7.54 (s, 1H), 4.93-4.89 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.88 (s, 3H), 3.87 (s, 3H)
HRMS (ESI): m/z calculated for C42H34N10O11[M+H]+: 861.25; found: 861.26
生物学的活性に対するテスト
菌株:E. coli DSM 1116; E. coli BW25113; S. typhimurium TA100; Bacillus subtilis DSM10; M. phlei DSM750およびMicrococcus luteus DSM1790
生物学的試験:
試験はマイクロ希釈法を用いて行われた。
マイクロ希釈分析:
MIC値の決定は、承認済み標準M07−A9(CLSI。好気的に成長する細菌の希釈抗菌物質感受性試験方法;承認済み標準−9版。CLSI文書M07−A9。ペンシルバニア州ウェイン:臨床および検査標準協会;2012年)の第9版に準じて行われた。
試験は、6種の異なる菌株について行なわれた。各菌株の凍結保存液20μLを、20mLのLB培地(溶原性ブロス:ペプトン10g/L、酵母抽出物5g/L、NaCl5g/L)中に接種し、37℃、200rpmで一晩培養した。試験接種材料は0.5マクファーランド標準(OD625:0.08〜0.1)によって調整された。調製後15分以内に、調整された接種材料懸濁液を、MHBII培地(BBL(商標)ミュラー=ヒントンBrothII、ベクトン・ディキンソン社、ニュージャージー、アメリカ)で希釈し、各ウェルには、最終容量100μLで約5×105CFU/mLが含まれていた。1ウェル当たり95μLの接種材料がアプライされ、(希釈された)抗生物質5μLが加えられた。
前もって、乾燥した抗生物質化合物を濃度2560μg/mLでDMSO(100%)に溶解し、得られた原液をDMSO(100%)でさらに希釈した。各抗生物質稀釈液5μLをマイクロ希釈トレーに注入して、0.008μg/mLから64μg/mLの終末濃度とした。各ウェルプレートの1つの列は抗生物質を含まない増殖コントロールとして残され、マイクロ希釈トレーの他の1つの列は無菌コントロール(MHBII培地のみ)として使用された。溶媒(DMSO)の抗菌性は、抗生物質を含まない複数のウェルに5μLのDMSOを加えることによりテストされた。
純度チェックおよびセル滴定濃度コントロールは、ミュラー=ヒントンII寒天培地(ミュラー・ヒントンIIブロス、15g/Lの寒天−寒天)上で国際基準M07−A9に準じて行われた。
マイクロ希釈トレーおよび寒天プレートの両方を20時間37℃でインキュベートし、続いて視覚的に分析した。結果を表1に要約する。
他のアプローチでは、アルビシジン誘導体は、以下のように調製されたシクロデキストリン製剤で提供された:3gの2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン(AppliChem社、ダルムシュタット)を、ddHOの総量10mlに溶解し、30%のシクロデキストリンの溶液を得た。100%DMSO中の化合物1(3.2mg/ml)の原液12.5μLを30%シクロデキストリン原液237.5μlに加え、28.5%シクロデキストリンおよび5%DMSO中の化合物1の濃度を0.16mg/mlとした。その配合物を5分間勢いよく攪拌して混合した。その後、28.5%シクロデキストリンおよび5%DMSO中で化合物1を2倍希釈したものを調製し、直ちに(CLSI標準M07−A9に準じて)マイクロ希釈分析でテストして以下の結果を得た:調製された化合物1により、E coliに対してMIC<10μMが得られた。
Figure 2021519320

Claims (15)

  1. 一般式(1)で表される化合物であって、
    Figure 2021519320
    a)XBは、互いに独立にNまたはCR14であり;
    b)XDは、互いに独立にNまたはCR13であり;
    c)XEは、互いに独立にNまたはCR11であり;
    d)XFは、互いに独立にNまたはCR10であり;
    式中、XB、XD、XEおよびXFの少なくとも1つはNであり;
    10、R11、R13およびR14はそれぞれ独立に、−H、−OH、−F、−Cl、−Br、−I、−CCH、−CN、−N、任意でOHまたはFと置換された−OC−Cアルキル、−OCF、−NH、−NHCH、−N(CH、−C−Cアルキル、特に、−CHまたは−CHCH、−(CH−OR、−CHCH、−CHOH、−SONH、−SON(CH、−SONHCH、−CH、−CFまたは−NO、−O−PO、−O−POHまたは−O−POa2、特に、−H、−OH、−F、−OCH、−OC、−OiC、−OnC、−OCFまたは−CFから選択され、
    は、
    − 水素原子、
    − 置換または非置換C−C16アルキル、置換または非置換C−C16アルケニル、置換または非置換C−C16アルキニル、またはC−C16ハロアルキル、または
    − 置換または非置換C−C10シクロアルキルまたは置換または非置換C−C10ハロシクロアルキルから選択され;
    mは、0、1、または2、特に0または1から選択され、
    e)BCは、
    Figure 2021519320
    から選択され、
    式中、Lは、置換または非置換の芳香族複素環、置換または非置換の非芳香族複素環、−NHR、または−NR であり;
    Rtは、HまたはC−Cアルキルから選択され、
    およびRtは、非芳香族複素環、特に含窒素複素環を形成し、任意で置換されており、
    は、−H、−OH、−OR、および置換または非置換のC−Cアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、およびC−Cアルキルアミノカルボニルから選択され、
    は、置換または非置換のC−C16アルキル、置換または非置換のC−C16アルケニル、特に、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cアルケニル、置換または非置換のC−C10シクロアルキルから選択され、
    すべての部位が任意でFに置換され、または、
    BCは、
    Figure 2021519320
    から選択され、
    式中、Yは、−CN、−C(=O)OH、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)NHCH、−C(=O)NHCHCH、−C(=O)N(CH、−C(=O)N(CHCH、−C(=O)N(CH)(CHCH)、−CFまたは−C(=O)NHから選択され、
    Zは、−H、−OH、−CH、−CHCH、−CCH、−OCH、−NH、−NHCH、−N(CH、−N(CH から選択され、
    f)Xは、BA−CONR−であり、
    BAは、
    Figure 2021519320
    から選択され、
    式中、RおよびRは、適用可能な場合、互いに独立に、−H、−F、−CN、−OH、置換または非置換C−Cアルキル、置換または非置換C−Cアルコキシ、またはC−Cハロアルキルから選択され、特に、RおよびRは、適用可能な場合、互いに独立に、−H、−F、−CN、−OH、−CH、−CHCH、−OCH、−OCHCH、−OCHCHCH、−OCH(CH、−OCF、−CHCF、−CHFCF、−CFCF、−CHF、−CHF、または−CFから選択され、より具体的には、RおよびRは、互いに独立に、−H、−F、−OCH、または−CHから選択され、
    Eは、
    置換または非置換C−C16アルキル、置換または非置換C−C16アルケニル、置換または非置換C−C16アルキニル、特に、置換または非置換C−Cアルキル、置換または非置換C−Cアルケニル、置換または非置換C−Cアルキニル、置換または非置換C−C10シクロアルキル、
    置換または非置換C−C10複素環、特に、置換または非置換のC−C10複素環、
    置換または非置換のC−C10ヘテロアリール、
    置換または非置換のC−C10アリールであり、
    ここで、少なくとも1つの任意の置換基は特に、ヒドロキシまたはハロゲンであってもよく;
    f)Rはそれぞれ、−H、または1つ以上のFで任意に置換されたC−Cアルキルであり、特に、Rはそれぞれ、互いに独立にHまたはCHから選択され、
    より具体的にはRはHであり、
    g)Tは、−COH、−SOH、−C(=O)OR、または−CON(Rから選択され、
    ここで、以下の化合物が除外される、化合物。
    Figure 2021519320
    Figure 2021519320
  2. 請求項1に記載の化合物であって、XB、XD、XEおよびXFはそれぞれ、互いに独立に、1つ、2つ、3つ、または4つのNおよび1つ、2つ、3つ、または4つのCR10、CR11、CR13およびCR14である、化合物。
  3. 請求項1または2に記載の化合物であって、
    − 1つまたは2つのXBがNであり、かつ、XD、XE、XFはいずれもNではなく、または、
    − 1つまたは2つのXDがNであり、かつ、XB、XE、XFはいずれもNではなく、または、
    − 1つまたは2つのXEがNであり、かつ、XB、XD、XFはいずれもNではなく、または
    − 1つまたは2つのXFがNであり、XB、XD、XEはいずれものNではない、化合物。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物であって、
    − 1つまたは2つのXBがNであり、1つまたは2つのXDがNであり、かつ、XE、XFはいずれもNではなく、または
    − 1つまたは2つのXBがNであり、1つまたは2つのXEがNであり、かつ、XD、XFはいずれもNではなく、または
    − 1つまたは2つのXBがNであり、1つまたは2つのXFがNであり、かつ、XD、XEはいずれもNではなく、または
    − 1つまたは2つのXDがNであり、1つまたは2つのXEがNであり、かつ、XB、XFはいずれもNではなく、または
    − 1つまたは2つのXDがNであり、1つまたは2つのXFがNであり、かつ、XB、XEはいずれもNではなく、または
    − 1つまたは2つのXEがNであり、1つまたは2つのXFがNであり、かつ、XB、XDはいずれもNではない、化合物。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物であって、
    − 1つまたは2つのXBがNであり、1つまたは2つのXDがNであり、1つまたは2つのXEがNであり、かつ、XFはいずれもNではなく、または
    − 1つまたは2つのXBがNであり、1つまたは2つのXDがNであり、1つまたは2つのXFがNであり、かつ、XEはいずれもNではなく、または
    − 1つまたは2つのXBがNであり、1つまたは2つのXEがNであり、1つまたは2つのXFがNであり、かつ、XDはいずれもNではなく、または
    − 1つまたは2つのXDがNであり、1つまたは2つのXEがNであり、1つまたは2つのXFがNであり、また、XBはいずれもNではない、化合物。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物であって、R10、R11、R13およびR14はそれぞれ独立して、−OH、−F、−OCH、−OC、−OC、−OCF、−CF、または−(CH−ORから選択され、
    は、水素原子、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH、−CH(CH、−CHCH(CH、−C(CH、−C、−CHから選択され、
    mは、1または2から選択され;
    より具体的には、R10、R11およびR13のうちの1つが、それぞれ−OH、OCH、−OC、または−OiPrである、化合物。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物であって、部位Lは、5員もしくは6員の芳香族複素環または3員から7員の非芳香族複素環であり、好ましくは、5員もしくは6員の芳香族含窒素複素環または非芳香族含窒素複素環であり、置換されていても、置換されていなくてもよい、化合物。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物であって、Lは、−H、−OH、−OR、および−CH、−C、または−Cから選択され、ここで、Rは、置換または非置換C−Cアルキル(好ましくはC−Cアルキル)である、化合物。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物であって、ZはHであり、YはCNまたは−C(=O)NHであり、好ましくは、ZはHであり、YはCNである、化合物。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物であって、一般式(5)により表され、
    Figure 2021519320
    式中、X、XB、XD、BC、R、R11、R10およびTは、前記記載の通りである、化合物。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物であって、一般式(6)により表され、
    Figure 2021519320
    式中、X、XB、BC、R、R11、R10、R13およびTは、前記記載の通りである、化合物。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物であって、XはBA−CONHR−であり、BAはBA1であり、RおよびRは、前記記載の通りであり、
    Eは、
    Figure 2021519320
    であり、
    式中、R のnは0、1、2、3、4または5であり、特に、R のnは、0、1、2または3であり、より具体的には、R のnは1であり、
    はそれぞれ、他のRから独立して、−OH、−F、−Cl、−Br、−I、−CCH、−CN、−N、−OCH、−OC、−OC、特に、−OiPr、−OCF、−NH、−NHCH、−N(CH、−CH、−CH−CH、−CF、−OCONH、−NO、−OCHO−、−O−PO、−O−POH、−O−POa2、または−(CH−ORから選択され、
    mおよびRは前記記載の通りである、化合物。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物であって、
    Tは−COHまたは−CONRであり、
    は、水素原子、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH、−CH(CH、−CHCH(CH、−C(CH、−C、−CHから選択される、化合物。
  14. 疾患の治療方法に使用される請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物であって、特に、グラム陰性またはグラム陽性の細菌による細菌感染の治療方法で使用する、化合物。
  15. 請求項14に記載の方法で使用される化合物であって、前記細菌感染は、アシネトバクター属、ボルデテラ属、ボレリア属、ブルセラ属、カンピロバクター属、クラミジア属、クラミドフィラ属、エンテロバクター属、エシェリヒア属、フランキセラ属、ヘモフィルス属、ヘリコバクター属、クレブシェラ属、レジオネラ属、レプトスピラ属、モルガネラモラクセラ属、ナイセリア属、プローテウス属、シュードモナス属、リケッチア属、シゲラ属、サルモネラ属、ステノトロホモナス属、トレポネーマ属、またはエルシニア属のいずれかにより引き起こされる感染である、化合物。
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