JP2021518231A - 内視鏡装置および関連方法 - Google Patents

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Abstract

内視鏡装置は、子宮頸部を通して子宮に挿入されるように構成された使い捨てカニューレと、子宮の画像を取得するための、使い捨てカニューレの末端領域に固定されたカメラと、カニューレの基部端領域に固定された接続ハブと、接続ハブに固定可能である、カメラによって取得された画像を提示するように構成された再使用可能なディスプレイと、接続ハブに固定されたハンドルとを含む。ハンドルは、ハンドルが接続ハブに沿って格納されて、接続ハブへの再使用可能なディスプレイの取り付けを防ぐように配置される、第一の位置と、ハンドルが接続ハブに対してアンチパラレルである向きに展開されて、接続ハブへの再使用可能なディスプレイの取り付けを可能とするように配置される、第二の位置との間で、枢動可能である。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年4月4日に出願された米国特許仮出願第62/652,485号および2018年9月5日に出願された米国特許仮出願第62/727,017号への優先権を主張する。これらの出願の全内容が参照により本明細書に組み入れられる。
技術分野
本開示は、内視鏡装置および患者の子宮を検査する関連の方法に関する。
背景
子宮鏡とは、患者の子宮(例えば子宮腔)を検査するために設計されている内視鏡である。子宮鏡は通常、使用中に患者の体の外に留まる基部部分と、患者の子宮に挿入される末端部分とを含む。末端部分は、子宮を見る、および/または子宮に対して外科処置を実施するために子宮頸部を通して子宮に挿入されるようにサイズ設定されているチップを含み得、基部部分は、末端部分を操作するための機能を提供する。末端部分のチップで取り込まれた画像を医師が見て、子宮腔を検査することができる。検査が終了したならば、子宮鏡の末端部分は、患者の子宮頸部を通して子宮から抜き取られる。
概要
概して、本開示は、内視鏡装置および関連の方法に関する。そのような内視鏡装置は、患者の子宮を見る、および/または患者の子宮に対して外科処置を実施するために使用することができる。
1つの局面において、内視鏡装置は、子宮頸部を通して子宮に挿入されるように構成された使い捨てカニューレと、子宮の画像を取得するための、使い捨てカニューレの末端領域に固定されたカメラと、カニューレの基部端領域に固定された接続ハブとを含む。内視鏡装置はさらに、使い捨てカニューレの軸沿いの固定位置に配置されるように構成されている、接続ハブから、使い捨てカニューレに対して第一の方向に延びることができるハンドルと、カメラによって取得された画像を提示し、使い捨てカニューレに対し、第一の方向とは反対である第二の方向に延びるように構成された再使用可能なディスプレイとを含む。
態様は以下の特徴の1つまたは複数を含み得る。
いくつかの態様において、使い捨てカニューレは末端領域に流体ポートを画定する。
特定の態様において、接続ハブは使い捨てカニューレのルーメンと流体連通している。
いくつかの態様において、接続ハブは流体ポートを含み、その流体ポートにおいて、流体装置が、使い捨てカニューレのルーメンに流体を供給する、または使い捨てカニューレのルーメンから流体を抜き取ることができる。
特定の態様において、接続ハブは、作業ツールの通過を可能とするようにサイズ設定されておりかつ使い捨てカニューレのルーメンと流体連通している機能的導管を含む。
いくつかの態様において、接続ハブは、再使用可能なディスプレイとカメラとの間に電気通信を提供する。
特定の態様において、接続ハブは、再使用可能なディスプレイと嵌合するように構成されている電気ポートを含む。
いくつかの態様において、接続ハブは、カメラに取得画像の1つまたは複数を取り込ませるように動作可能であるカメラアクチュエータを含む。
特定の態様において、接続ハブはハウジングを含み、このハウジングにより内視鏡装置が把持されて使い捨てカニューレを操作することができる。
いくつかの態様において、ハンドルは、接続ハブに対してピストル型のグリップを提供するように構成されている。
特定の態様において、ハンドルは、公称位置で互いから離間している細長い把持部材を含む。
いくつかの態様において、把持部材は可撓性であって、それらの間の接続ハブの通過を可能とするために公称位置からさらに離れるように付勢される。
特定の態様において、把持部材は、ハンドルを接続ハブに固定するために接続ハブと係合するように形成されているプロファイルを画定する。
いくつかの態様において、第一の方向は下方向であり、第二の方向は上方向である。
特定の態様において、ハンドルおよび再使用可能なディスプレイは、互いに対して実質的に平行に向くように構成されている。
いくつかの態様において、ハンドルおよび再使用可能なディスプレイの一方または両方は、接続ハブの基部端に対して末端側にある、使い捨てカニューレの軸沿いの位置において接続ハブに取り付け可能である。
特定の態様において、ハンドルおよび再使用可能なディスプレイがいっしょになって、ハンドルおよび再使用可能なディスプレイが互いに取り付けられ、互いから取り外されることを可能とする取り付け機構を提供する。
いくつかの態様において、取り付け機構は、スロット、チャネル、開口、磁石、プレート、戻り止めおよび肩の1つまたは複数を含む。
特定の態様において、内視鏡装置はさらに、カメラを再使用可能なディスプレイと電気的に通信させるように構成された電気ケーブルを含む。
いくつかの態様において、再使用可能なディスプレイは、再使用可能なディスプレイとカメラとの間のワイヤレス通信を実現するように構成された内部電子部品を含む。
特定の態様において、内部電子部品は、再使用可能なディスプレイ上での1つまたは複数のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)の提示を開始するようにプログラムされている。
いくつかの態様において、ハンドルおよびディスプレイは、使い捨てカニューレの軸に対して約80°〜約115°の角度で向けられるように構成されている。
特定の態様において、ハンドルは接続ハブに対して枢動可能である。
いくつかの態様において、ディスプレイは、内視鏡装置とは別個にある金属プレートとインタフェースするように構成されている磁石を含む。
特定の態様において、方法はさらに、ディスプレイを直立の向きに支持するように構成されている部品を含む。
いくつかの態様において、ハンドルは複数回使用可能なハンドルである。
特定の態様において、ハンドルは使い捨てハンドルである。
いくつかの態様において、ディスプレイは、内視鏡装置とは別個にある磁石とインタフェースするように構成されている金属プレートを含む。
特定の態様において、ハンドルは、接続ハブに取り付け可能かつ接続ハブから取り外し可能である。
もう1つの局面において、内視鏡装置は、子宮頸部を通して子宮に挿入されるように構成された使い捨てカニューレと、子宮の画像を取得するための、使い捨てカニューレの末端領域に固定されたカメラと、カニューレの基部端領域に固定された接続ハブと、接続ハブに固定可能である、カメラによって取得された画像を提示するように構成された再使用可能なディスプレイと、接続ハブに固定されたハンドルとを含む。ハンドルは、ハンドルが接続ハブに沿って格納されて、接続ハブへの再使用可能なディスプレイの取り付けを防ぐように配置される、第一の位置と、ハンドルが接続ハブに対してアンチパラレルである向きに展開されて、接続ハブへの再使用可能なディスプレイの取り付けを可能とするように配置される、第二の位置との間で、枢動可能である。
態様は以下の特徴の1つまたは複数を含み得る。
いくつかの態様において、接続ハブはハウジングを含み、ハンドルが第二の位置にあるときにこのハウジングにより内視鏡装置が把持されて使い捨てカニューレを操作することができる。
特定の態様において、ハンドルが第一の位置にあるとき、このハンドルが接続ハブに対して平行に向く。
いくつかの態様において、ハンドルが第一の位置にあるとき、このハンドルが鉛筆型のグリップを提供する。
特定の態様において、ハンドルが第二の位置にあるとき、このハンドルがピストル型のグリップを提供する。
いくつかの態様において、ハンドルは、接続ハブに沿ってハンドルを格納するための、接続ハブの外部プロファイルを包囲するように形成されている内部プロファイルを画定する。
特定の態様において、ハンドルは2つの突出部を含み、接続ハブは、ハンドルを接続ハブに対して第一の位置または第二の位置にロックするために一度につき2つの突出部の一方と嵌合するように構成されている凹部を含む。
いくつかの態様において、ハンドルは、ハンドルが第一の位置にあるときに接続ハブへの再使用可能なディスプレイの取り付けを妨げるように配置され、かつハンドルが第二の位置にあるときに接続ハブへの再使用可能なディスプレイの取り付けを可能とするように配置されている周縁部を含む。
特定の態様において、内視鏡装置はさらに、カメラを再使用可能なディスプレイと電気的に通信させるように構成された電気ケーブルを含む。
いくつかの態様において、再使用可能なディスプレイは、再使用可能なディスプレイとカメラとの間のワイヤレス通信を実現するように構成された内部電子部品を含む。
特定の態様において、内部電子部品は、再使用可能なディスプレイ上での1つまたは複数のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)の提示を開始するようにプログラムされている。
いくつかの態様において、ディスプレイは、内視鏡装置とは別個にある磁石とインタフェースするように構成されている金属プレートを含む。
特定の態様において、ハンドルは使い捨てハンドルである。
いくつかの態様において、接続ハブは、作業ツールの通過を可能とするようにサイズ設定されておりかつ使い捨てカニューレのルーメンと流体連通している機能的導管を含む。
特定の態様において、接続ハブは、再使用可能なディスプレイとカメラとの間に電気通信を提供する。
いくつか態様において、接続ハブは、再使用可能なディスプレイが接続ハブに取り付けられるとき、再使用可能なディスプレイと嵌合するように構成されている電気ポートを含む。
特定の態様において、接続ハブは、カメラに画像の1つまたは複数を取り込ませるように動作可能であるカメラアクチュエータを含む。
もう1つの局面において、内視鏡システムは、内視鏡装置と、内視鏡装置の再使用可能なディスプレイと嵌合するように構成されたドッキングステーションとを含む。内視鏡装置は、子宮頸部を通して子宮に挿入されるように構成された使い捨てカニューレと、子宮の画像を取得するための、使い捨てカニューレの末端領域に固定されたカメラと、カニューレの基部端領域に固定された接続ハブと、接続ハブに固定可能である、カメラによって取得された画像を提示するように構成された再使用可能なディスプレイと、接続ハブに固定されたハンドルとを含む。ハンドルは、ハンドルが接続ハブに沿って格納されて、接続ハブへの再使用可能なディスプレイの取り付けを防ぐように配置される、第一の位置と、ハンドルが接続ハブに対してアンチパラレルである向きに展開されて、接続ハブへの再使用可能なディスプレイの取り付けを可能とするように配置される、第二の位置との間で、枢動可能である。
いくつかの態様において、ディスプレイは、ドッキングステーション上に滑り込むように構成されている。
特定の態様において、ドッキングステーションは、データをディスプレイから別個の装置へと転送することができる接続ポートを含む。
態様は以下の利点の1つまたは複数を提供し得る。
いくつかの態様において、ハンドルとディスプレイのハウジングとは、内視鏡装置の使い捨て部分へのハンドルおよびディスプレイの設置を容易にする単一の一体化部品として形成されている。
いくつかの実施形態において、内視鏡装置の再使用可能部分(例えば、ハンドルとディスプレイの両方を含む)は、カニューレを患者に挿入する前に、接続ハブにおいて、内視鏡装置の使い捨て部分(例えば、カニューレ、接続ハブおよびイメージングシステムを含む)に取り付けられる。そのような場合、ユーザは、カニューレが患者の中へ進められるとき、患者の方向を見て、イメージングシステムによって取得された画像をディスプレイの画面上で見ることができる。いくつかの態様において、ハンドルはピストル型のグリップを提供し、このグリップにより、ユーザは内視鏡装置を容易に把持し、操作することができる。
いくつかの実施形態において、カニューレが患者に挿入されるとき、内視鏡装置の再使用可能部分は使い捨て部分に接続されない。そのような場合、再使用可能部分は、ユーザの目視領域内に位置する(例えば、保持構造に取り付けられる)ことができ、カメラとワイヤレス通信することができ、カニューレが患者の中へ進められるとき、ユーザが、イメージングシステムによって取得された画像をディスプレイの画面上で見ることができるようになっている。接続ハブのハウジングはハンドル面を提供することができ、このハンドル面により、ユーザは、内視鏡装置の使い捨て部分を容易に把持し、操作することができる。再使用可能部分の重さ、体積およびモーメントアームが使い捨て部分から除かれると、ユーザは、カニューレが患者に挿入されるとき子宮頸部および子宮を画面上で可視化する能力を好都合に維持しながらも、カニューレをより容易かつ自由に患者に挿入することができる(例えば、再使用可能部分が使い捨て部分に付いた状態でのカニューレの挿入と比べて)。
いくつかの実施形態において、内視鏡装置の再使用可能部分は、カニューレを患者に挿入する前に、接続ポートにおいて、延長ケーブル(例えばディスプレイケーブル)により、使い捨て部分に接続され、ディスプレイは、ユーザの目視領域内で延長ケーブルの基部端に取り付けることができる。したがって、ユーザは、好都合にも、カニューレが患者の中へ進められるとき、イメージングシステムによって取得された画像をディスプレイの画面上で見ることができ、その間、ハンドルはなおもピストル型のグリップを提供し、このグリップにより、ユーザは内視鏡装置の使い捨て部分を容易に把持し、操作することができる。ディスプレイのワイヤレス形態と同様に、再使用可能部分の重さ、体積およびモーメントアームが使い捨て部分から除かれると、ユーザは、カニューレが患者に挿入されるとき子宮頸部および子宮を画面上で可視化する能力を好都合に維持しながらも、カニューレをより容易かつ自由に患者に挿入することができる。
特定の態様において、ハンドルとディスプレイ(例えば再使用可能なディスプレイ)とは分離可能な部品であり、ハンドルからのディスプレイのそのような分離が、ディスプレイおよびハンドルを洗浄し、消毒する手順を容易にすることができる。いくつかの例において、ハンドルは再使用可能である。いくつかの例において、ハンドルはディスポーザブル(例えば使い捨て部品)である。
いくつかの実施形態において、内視鏡装置のディスプレイとハンドルの両方は、カニューレを患者に挿入する前に、接続ハブに取り付けることができる。いくつかの実施形態において、ディスプレイは、カニューレを患者に挿入する前にハブに間接的に結合させることができる。例えば、ディスプレイは、カニューレが患者に挿入されるとき、接続ハブに取り付けられていない状態である(例えば、それとワイヤレス通信している)ことができる(例えば、ハンドルが接続ハブに取り付けられている、または取り付けられていない状態で)。いくつかの実施形態において、ディスプレイは、カニューレを患者に挿入する前に、接続ポートにおいて、ディスプレイケーブルにより、接続ハブに接続することができる(例えば、ハンドルが接続ハブに取り付けられている、または取り付けられていない状態で)。患者へのカニューレの挿入中にディスプレイが接続ハブに間接的に結合される場合、ユーザは、カニューレが患者に挿入されるとき子宮頸部および子宮を画面上で可視化する能力をなおも好都合に維持しながらも、カニューレをより容易かつ自由に患者に挿入することができる(例えば、ディスプレイの重さ、体積およびモーメントアームが接続ハブから除かれたことにより)。ハンドルが接続ハブに取り付けられる場合、ハンドルはピストル型のグリップを提供することができ、このグリップにより、ユーザはカニューレを容易に把持し、操作することができる(例えば、ディスプレイが接続ハブに取り付けられた、または取り付けられていない状態で)。
いくつかの態様において、接続ハブは入口ポートを含み、この入口ポートは、作業ツールを受け、機能的導管中に存在し得る流体および組織を入口ポートから漏出しないように抜き取る(例えば吸引する)ことができる流体装置を受けるように構成されている。入口ポートの後方配置(例えば、接続ハブの基部端開口における、カニューレの軸と整列する配置)が、上面または側面沿いの入口ポートの配置と比べて、内視鏡装置への作業ツールの挿入を容易にすることができる。
いくつかの態様において、ディスプレイは、内視鏡装置の使用中の偶発的な作動の危険を減らすために、ディスプレイハウジングの後面に沿って配置される電源制御要素を含む。
他の局面、特徴および利点が詳細な説明、図面および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
内視鏡装置の斜視図である。 図1の内視鏡装置の側面図である。 図1の内視鏡装置の末端の斜視図である。 図1の内視鏡装置の使い捨て部分の断面図である。 図4の使い捨て部分の斜視図である。 図1の内視鏡装置の再使用可能部分の後方斜視図である。 図6の再使用可能部分の分解斜視図である。 図6の再使用可能部分の正面図である。 図1の内視鏡装置の延長ケーブルの一部分の斜視図である。 図1の内視鏡装置を使用して患者に対して子宮鏡検査処置を実施する方法を示すフローチャートである。 図1の内視鏡装置のディスプレイのホーム画面を提供するグラフィカルユーザインターフェースを示す。 分離可能なディスプレイおよびハンドルを含む、内視鏡装置の再使用可能部分の斜視図である。 図12の再使用可能部分の正面図である。 分離可能なディスプレイおよびハンドルを含む、内視鏡装置の再使用可能部分の斜視図である。 図14の再使用可能部分の正面図である。 分離可能なディスプレイおよびハンドルを含む、内視鏡装置の再使用可能部分の斜視図である。 図16の再使用可能部分の正面図である。 接続ハブの下側に沿ってカメラプッシュボタンを含む内視鏡装置の斜視図である。 使い捨てハンドルを含む内視鏡装置の一部分の側面図である。 図19の内視鏡装置の正面図である。 図19の内視鏡装置の一部分の分解斜視図である。 図19の内視鏡装置の取り付け機構の拡大分解図である。 図19の内視鏡装置の後方斜視図である。 図19の内視鏡装置の延長ケーブルの側面図である。 使い捨てハンドルを含む内視鏡装置の一部分の分解斜視図である。 図25の内視鏡装置の取り付け機構の拡大分解図である。 図25の内視鏡装置の延長ケーブルの拡大斜視図である。 内視鏡装置の使い捨て部分上に滑らせることができるハンドルを含む内視鏡装置の一部分の斜視図である。 図28の内視鏡装置の再使用可能部分の背面図である。 図28の内視鏡装置の延長ケーブルコネクタを示す側面図および端面図を提供する。 ドッキングステーションに固定された図28の内視鏡装置の斜視図である。 ディスプレイから切り離すことができ、内視鏡装置の使い捨て部分上に滑らせることができるハンドルを含む内視鏡装置の一部分の斜視図である。 図32の内視鏡装置のディスプレイおよびハンドルの背面図である。 図32の内視鏡装置の延長ケーブルコネクタを示す側面図および端面図を提供する。 ドッキングステーションに固定された図32の内視鏡装置の斜視図である。 ディスプレイから切り離すことができ、内視鏡装置の使い捨て部分上に滑らせることができるハンドルを含む内視鏡装置の一部分の斜視図である。 図36の内視鏡装置のディスプレイおよびハンドルの背面図である。 図36の内視鏡装置の延長ケーブルコネクタを示す側面図および端面図を提供する。 接続ハブによって支持されるディスプレイを含む内視鏡装置の一部分の斜視図である。 図39の内視鏡装置の接続ハブの側面図である。 図39の内視鏡装置のディスプレイの背面図である。 枢動可能なハンドルを含む内視鏡装置の斜視図である。 図42の内視鏡装置の側面図である。 図42の内視鏡装置の接続ハブの断面斜視図である。 図44の接続ハブの斜視図である。 図42の内視鏡装置のディスプレイの正面図である。 図46のディスプレイの後方斜視図である。 ディスプレイが接続ハブから切り離されている、図42の内視鏡装置の斜視図である。 枢動可能なハンドルを含む内視鏡装置の斜視図である。 図49の内視鏡装置の側面図である。 図49の内視鏡装置の上面図である。 図49の内視鏡装置の接続ハブおよびハンドルの断面斜視図である。 図52の接続ハブおよびハンドルの斜視図である。 ハンドルを省略した、図52の接続ハブの斜視図である。 図52のハンドルの断面斜視図である。 図49の内視鏡装置のディスプレイの正面図である。 図56のディスプレイの後方斜視図である。 図56のディスプレイ内の電子部品の後方斜視図である。 ドッキングステーションと嵌合した図56のディスプレイの斜視図である。 図59のドッキングステーションの前方斜視図である。 図59のドッキングステーションの後方斜視図である。
詳細な説明
図1および2は、患者の子宮(例えば子宮腔)を検査するために使用することができる内視鏡装置100(例えば子宮鏡)を示す。内視鏡装置100は、子宮に挿入される(例えば、患者の膣管および子宮頸部を通して)ように形成されているカニューレ102と、子宮をイメージングするための、カニューレ102の末端チップ106に配置されたイメージングシステム104と、カニューレ102の基部端領域110に取り付けられた接続ハブ108とを含む。内視鏡装置100はさらに、イメージングシステム104によって取得された画像を見るためのディスプレイ112と、ディスプレイ112から延びるハンドル114とを含む。カニューレ102、イメージングシステム104および接続ハブ108がいっしょになって、一人の患者の子宮の検査ののち廃棄処分されるように設計されている、内視鏡装置100の使い捨て部分116を形成する。使い捨て部分116は、使用時まで貯蔵することができる密封無菌パッケージに入れて提供されることができる。ディスプレイ112およびハンドル114がいっしょになって、複数の患者の子宮をそれぞれ検査するためにいくつかの使い捨て部分116に取り付けられ、そこから取り外されるように設計されている、内視鏡装置100の再使用可能部分118を形成する。再使用可能部分118は、各患者の子宮の検査ののち(例えば、次の患者の子宮を検査する前に)滅菌処理(例えば洗浄および消毒)される。
図1〜5を参照すると、カニューレ102は、子宮頸部を通過して子宮に入るようにサイズ設定されている細長いほぼ管状の部材である。カニューレ102は、シャフト120と、イメージングシステム104をシャフト120の末端チップ106に固定するキャップ126とを含む。シャフト120は、カニューレ102の一次軸122を画定する中心軸を有する主要部分130(例えば、基部端領域110を含む)と、末端チップ106と、主要部分130を末端チップ106に接続する末端屈曲部124とを含む。シャフト120はルーメン128を画定し、このルーメンは、イメージングシステム104の1つまたは複数の電気ケーブルを収容し、末端チップ106と接続ハブ108との間の流体の通過を可能にし、接続ハブ108から末端方向に延びる作業ツールの通過を可能にする。シャフト120はさらに、基部端領域110に沿って側壁開口144を画定し、この側壁開口を通して、流体をルーメン128に送り込む、またはルーメン128から抜き取る(例えば吸引する)ことができる。
カニューレ102のキャップ126は、シャフト120の末端チップ106に固定され、図3に示すような複数の開口を画定する。開口は、流体および子宮組織(例えば子宮内膜組織)がシャフト120のルーメン128に出入りするとき通過することができるルーメン開口132(例えば、前を向く流体ポート)と、イメージングシステム104の発光ダイオード(LED)138が配置されるところの2つの側方開口134、136と、イメージングシステム104のカメラ142が配置されるところの凹んだ開口140とを含む。
ルーメン開口132は、流体(例えば生理食塩水、低張液または等張液)が末端チップ106から出て子宮の中へ流れ、組織または他の粒子状物質をカメラ142から押し離して、カメラ142によって取得される画像の質を改善することを可能にする。例えば、ルーメン開口132は組織残屑を取り除くのに有用であることができ、そのような組織残屑は、末端チップ106に集まり、取り除かれないならば、光が残屑から反射するとき、その残屑の過度に明るい外観のせいでイメージングを損なうおそれがある。場合によっては、ルーメン開口132はまた、ルーメン開口132から出る流体が、末端チップ106を包囲する組織を潤滑し、部分的に膨張させるため、カニューレ102の挿入を容易にすることができる。このようにして、ルーメン開口132は、患者へのカニューレ102の挿入中、膣腔、子宮頸部または子宮への偶発的な損傷の危険を減らすことができる。ルーメン開口132は、5フレンチの生検ツールの通過を可能とするようにサイズ設定されている。例えば、ルーメン開口132は通常、約0.03cm2〜約0.05cm2の断面積を有し、ルーメン128そのものの断面積の約50%〜約80%である。
カニューレ102は通常、約30.0cm〜約34.0cm(例えば約32.0cm)の全長(例えば、一次軸122に沿って計測)を有する。カニューレ102の基部端領域110(例えば、接続ハブ108内に配置されているカニューレ102の部分)は通常、約4.0cm〜約4.6cm(例えば約4.3cm)の長さを有して、カニューレ102の残り部分が、接続ハブ108から末端方向に延び、ひいては患者への挿入のために露出するようになっている。末端屈曲部124は通常、約2.5cm〜約7.5cm(例えば約5.0cm)の曲率半径を有する。シャフト120は通常、約0.03cm〜約0.05cm(例えば約0.04cm)の壁厚と、約0.34cm〜約0.36cm(例えば約0.35cm)の内径(例えばルーメン直径)とを有する。
シャフト120は通常、カニューレ102が、所望により患者体内に適切に配置されるために小さな量だけ曲がることを可能とするのに十分な可撓性を有しながらも、膣管への容易な挿入を可能にするのに十分な剛性を有する1つまたは複数の材料でできている。シャフト120が通常に作られる材料の例は、ナイロン、ポリスルホンおよびポリエーテルエーテルケトン(PEEK)を含む。カニューレ102は通常、主に押出しによって、また、パンチング、レーザ切断、成形および/またはプリントの1つまたは複数を含み得る二次加工によって製造される。キャップ126は通常、液晶ポリマー(LCP)を含む1つまたは複数の材料でできており、通常、接着剤によってシャフト120の末端チップ106に固定される。
図4および5を参照すると、接続ハブ108は、カニューレ102の基部端領域110を包囲し、内視鏡装置100の再使用可能部分118のハンドル114のための取り付け部品として働く。接続ハブ108はまた、カニューレ102の基部端領域110とカニューレ102の末端チップ106との間の流体連通および電気通信のためのいくつかの機構を提供する。例えば、接続ハブ108は、ハウジング146と、カメラアクチュエータ148(例えば、2つの互いに反対側のプッシュボタン176を提供する)と、カニューレ102の基部端領域110に隣接して位置する流体ポート150と、ハウジング146の基部開口158に配置された入口ポート152と、カニューレ102の基部端領域110から入口ポート152まで延びる機能的導管156とを含む。
ハウジング146は、カニューレ102の一次軸122とほぼ軸方向に整合し、横方向に対称である概してカーブしたプロファイルを有する。ハウジング146は、カニューレ102が通過する末端開口162と、流体ポート150が固定される開口154(例えば、シャフト120の側壁開口144と整合)と、機能的導管156を包囲する機能的チャネル164と、基部開口158と、ディスプレイ112またはディスプレイケーブルを接続することができる上接続ポート160(例えばマイクロHDMIポートまたは別のタイプのポート)とを画定する。これに関して、接続ハブ108はまた、カメラアクチュエータ148を接続ポート160と通信させる電気部品(例えば、小さなPCBまたはEEPROMを備えたフレックス回路、図示せず)を含む。ハウジング146はさらに、流体ポート150、カメラアクチュエータ148、接続ポート160および入口ポート152を正しく配置するさらなる内壁機構(例えばフランジ、開口、ブラケット、タブなど)を画定する。
特に図4を参照すると、ハウジング146の末端部分166が、カニューレ102の末端チップ106(例えば、ルーメン開口132の位置)と流体ポート150との間の流体連通を提供し、また、末端チップ106と機能的導管156との間の流体連通を提供する(例えば、入口ポート152へのさらなる流体連通のために)。ハウジング146の末端部分166はさらに、カニューレ102の末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とカメラアクチュエータ148との間の電気通信および末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とディスプレイ112との間の電気通信(例えば、接続ポート160を介する)を提供する。
特に図5を参照すると、ハウジング146の基部部分168が、ハンドル114(および、例えば、それに取り付けられたディスプレイ112)を接続ハブ108に対して定位置に固定し、それにより、再使用可能部分118をカニューレ102の一次軸122沿いの固定位置に配置するためにハンドル114と嵌合する戻り止め172を備えた2つの側方レセプタクル170(例えばスロット)を提供する。基部部分168はまた、内視鏡装置100の使い捨て部分116(または、例えば、内視鏡装置100の再使用可能部分118が使い捨て部分116に取り付けられているときは、ディスプレイ112)を操作するために使用することができるグリップ174を提供する。
接続ハブ108のハウジング146は通常、約10cm〜約20cm(例えば約15cm)の長さ(例えば、カニューレ102の一次軸122に沿って計測)と、約20cm〜約30cm(例えば約25cm)の最大幅とを有する。ハウジング146は通常、約1.4cm〜約1.8cm(例えば約1.6cm)のハンドル着座幅(例えば、レセプタクル170の対向面間の距離によって画定される)を有する。ハウジング146は通常、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)またはポリカーボネートまたはコポリエステルを含む1つまたは複数の材料でできており、通常は射出成形によって製造される。
流体ポート150は、T字接続として形成され、通常、ポリカーボネート、ABSまたはポリプロピレンを含む1つまたは複数の材料でできている。流体ポート150は、カニューレ102のルーメン128に流体を送達する、またはそこから流体を抜き取るための流体装置(例えばシリンジまたは延長チューブセット)と係合するように形成されている。
機能的導管156は、カーブしていてもよいし(図示のように)、まっすぐであってもよく、通常、ポリ塩化ビニル(PVC)を含む1つまたは複数の材料でできている。いくつかの態様において、機能的導管156のカーブしたプロファイルは、PCBなどの1つまたは複数の電子部品のために必要な空間を接続ハブ108内に提供する。機能的導管156は、入口ポート152からカニューレ102の末端チップ106への作業ツールの通過を可能とするようにサイズ設定されている。機能的導管156に通すことができる作業ツールの例は、様々な5フレンチゲージの生検器具(例えば鉗子、グラスパおよびはさみ)を含む。
入口ポート152は、入口ポート152から流体または組織を漏らすことなく作業ツールを受けるように構成されているバルブアセンブリを含む。入口ポート152のバルブ部品は通常、シリコンまたは熱可塑性エラストマーでできている。入口ポート152の後方位置(例えば、基部開口158の位置)が、従来の装置の場合によくあるような、上面または側面沿いのポートの配置と比べて、内視鏡装置100への作業ツールの挿入を容易にする。
図3および4を参照すると、イメージングシステム104は、カメラ142と、画像取得のために周囲の組織を均一に照明するための、カメラ142の両側に配置されたLED138と、カメラアクチュエータ148と、カメラ142およびLED138からカメラアクチュエータ148および接続ポート160まで延びる1つまたは複数の電気ケーブル(例えば1つまたは複数のビデオおよび制御ケーブル、図示せず)と、イメージングシステム104の様々な部品と接続ハブ108の接続ポート160との間の電気通信を提供する他の電気部品とを含む。いくつかの態様において、1つまたは複数の電気ケーブルはカニューレ102のルーメン128を通って延びる。いくつかの態様において、1つまたは複数の電気ケーブルはカニューレ102の側壁中のチャネル内を延びる。いくつかの態様において、1つまたは複数の電気ケーブルは、電気通信を運ぶためのフレックス回路部材に代わられてもよい。
カメラアクチュエータ148のプッシュボタン176は、カメラ142からの静止画像およびビデオの取り込み(例えば記録および/または記憶)を制御するスナップ/ビデオボタンとして働いて、閾値期間(例えば1秒)以下のプッシュボタン176のいずれかまたは両方の押下が1枚のスチール写真の取り込みを生じさせ、閾値期間よりも長いプッシュボタン176のいずれかまたは両方の押下がビデオ録画の取り込みを生じさせるようになっている。ビデオが記録されている間、プッシュボタン176の1回の押下がビデオの取り込みを停止させる。プッシュボタン176は、内視鏡装置100を保持または挿入しているユーザの手の指の1つまたは複数で容易に押すことができる。キャップ126の張り出した縁178が、光が直接LED138に衝突し、カメラ142のアパーチャに入るのを防ぐレンズフードとして働く。
カメラ142は、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)センサモジュール、レンズおよびガラスカバーを含む。CMOSセンサモジュールは、低電圧カラーCMOSイメージセンサコア、イメージセンサプロセッサおよびイメージ出力インターフェイス回路を含む。CMOSセンサモジュール内で統合デジタルビデオ処理を提供することにより、ビデオ処理のいくつかの局面を、CMOSセンサモジュールと同じプリント回路基板(PCB)上で、またはCMOSのイメージング面とビデオ処理回路が延びる面とが実質的に一致するようにCMOSが形成されている同じ基板上で、直接実施することができる。さらに、ディスプレイ112は、画像処理のさらなる局面を実行することができる、様々なビデオフォーマットをサポートすることができる画像信号処理(ISP)チップを含む。CMOSセンサモジュールからのビデオ信号は、NTSC(National Television System Committee)、PAL(Phase Alternating Line)または別の一般的なビデオフォーマットなどの、任意の適当なビデオフォーマットにあることができる。
図6〜8を参照すると、内視鏡装置100のディスプレイ112は、ハウジング180と、ユーザがイメージングシステム104の制御および内視鏡装置100の他の機能を操作することができるところの複数のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を提示する画面182(例えばタッチスクリーン)と、内視鏡装置100の電源をオンおよびオフにすることができる電源制御184(例えばプッシュボタン)と、内部電子部品186と、接続ハブ108の接続ポート160と嵌合してイメージングシステム104と内部電子部品186との間で信号を中継する電気コネクタ188(例えばマイクロHDMIコネクタまたは別のタイプのコネクタ)と、内視鏡装置100の再使用可能部分118が使い捨て部分116から取り外されているときディスプレイを金属支持部品に固定することができる磁石190とを含む。
内部電子部品186は、カメラ142によって取得されたデータを処理または操作し、画面182上に表示されるGUIを生成し、ディスプレイ112とイメージングシステム104との間で有線接続を介してデータを送信し、ディスプレイ112と、内視鏡装置100に機械的に接続されていない他の装置(例えばコンピュータ、スマートフォンまたはタブレット)との間でデータをワイヤレスで送信し、内視鏡装置の電源をオンおよびオフにし、内視鏡装置100の様々なユーザ選択設定を実現するようにプログラムまたは他のやり方で構成されている。内部電子部品186は、マイクロプロセッサと、PCBと、ISPと、WiFiモジュールと、バッテリ管理回路と、電流モニタ回路と、オンボードメモリ(例えば不揮発性ストレージメモリ)と、USBインターフェイスと、イメージングシステム104の機能および内視鏡装置100の他の機能を実行するために必要な約2400mAhの充電容量を有する充電式電池とを含む。内視鏡装置100はまた、充電およびUSB接続のために再使用可能部分118とともに使用されるように設計されているドッキングステーション(図示せず)を含む。
電気コネクタ188は、外部ディスプレイへのビデオ出力、充電式バッテリを充電するためのACアダプターへのコネクタ、および/または画像、ビデオおよび/または設定をダウンロードし、アップロードするためのホストPCへのポートとして、さらに、充電式バッテリを充電するためを含む複数の目的を果たす。オンボードメモリは、内視鏡装置100の画像、ビデオおよび/または設定を記憶するために使用されるフラッシュメモリカードを受けるために使用される。
ハンドル114は、ディスプレイ112のハウジング180の下面から延びる2つのハンドル部分192を含む。両ハンドル部分192はいっしょになって、内視鏡装置100の再使用可能部分118を使い捨て部分116上に滑らせ、それに留めることができる着座チャネル194をディスプレイ112に隣接して画定する。ハンドル部分192の実質的にまっすぐな区分107が、ハンドル部分192が接続ハブ108の基部部分168上のレセプタクル170および戻り止め172と嵌合し、それらに固定されることを可能にする内部プロファイル196を着座チャネル194に沿って画定する。ハンドル部分192はさらに、まっすぐな部分107から延び、外向きに曲がって、使い捨て部分116への再使用可能部分118の設置をさらに容易にするより幅広い分離チャネル111を画定するカーブした区分109を含む。
ハンドル部分192は、図示する公称位置へと付勢されるが、ハンドル部分192が互いから離れるように付勢されて(例えば、ユーザによって引き離されて、または、それらの間に配置された接続ハブ108によって押し離されて)着座チャネル194を広げて、接続ハブ108上へのハンドル114の滑りを容易にすることを可能とするのに十分である可撓性を有する。例えば、ハンドル114の着座チャネル194が接続ハブ108のレセプタクル170と実質的に整合した状態で、内視鏡装置100の使い捨て部分116(例えば接続ハブ108)を、開口113に通して分離チャネル111の中へ、さらには着座チャネル194に向けて付勢して、ハンドル部分192の内部プロファイル196を、ハンドル部分192の付勢された公称位置にしたがって、ばねのようなやり方でレセプタクル170および戻り止め172に留めることができる。
ディスプレイ112のハウジング180は通常、約11cm〜約15cm(例えば約13cm)の長さと、約7cm〜約9cm(例えば約8cm)の幅と、約2cm〜約4cm(例えば約3cm)の高さとを有する。画面180は通常、約11cm〜約14cm(例えば約12.5cm)の対角長を有する。ハンドル114は、ディスプレイ112の中心軸198に対して中心を合わせる。ハンドル部分192の公称位置において、着座チャネル194は約14cm〜約18cm(例えば約16cm)の幅を有し、分離チャネル111は約20cm〜約30cm(例えば約25cm)の幅を有し、ハンドル部分192は、それらの自由端で(例えば、開口113の位置で)約2cm〜約4cm(例えば約3cm)の距離だけ互いから離間している。特に図2を参照すると、内視鏡装置100の再使用可能部分118は通常、内視鏡装置の使い捨て部分116に対し、カニューレ102の一次軸122とディスプレイ112の中心軸198との間で計測して約80°〜約100°(例えば約90°)の角度に向けられている。
いくつかの態様において、ハンドル114とディスプレイ112のハウジング180とは単一の一体化部品として形成される。ハンドル114およびディスプレイ112のハウジング180は通常、様々な標準的な消毒液に化学的に耐えることができる、ABSまたはポリカーボネートまたはコポリエステルなどの1つまたは複数の材料でできている。ハンドル114およびハウジング180は通常、射出成形によって製造される。
いくつかの実施形態において、内視鏡装置100の再使用可能部分118は、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ハブ108において(例えば、接続ポート160において、かつハウジング146に沿って)使い捨て部分116に取り付けられる。そのような場合、ユーザは、カニューレ102が患者の中へ進められるとき、イメージングシステム104によって取得された画像をディスプレイ112の画面182上で見ることができ、ハンドル114はピストル型のグリップを提供し、このグリップにより、ユーザは内視鏡装置100を把持し、操作することができる。
いくつかの実施形態において、カニューレ102が患者に挿入されているとき、内視鏡装置100の再使用可能部分118は使い捨て部分116に接続されない。そのような場合、再使用可能部分118は、ユーザの目視領域内に配置される(例えば、磁石190によって調節可能な保持構造に取り付けられる)ことができ、イメージングシステム104とワイヤレス通信することができ、カニューレ102が患者の中へ進められるとき、ユーザが、イメージングシステム104によって取得された画像をディスプレイ112の画面182上で見ることができるようになっている。加えて、接続ハブ108のハウジング146はハンドルを提供することができ、このハンドルにより、ユーザは、内視鏡装置100の使い捨て部分116を把持し、操作することができる。再使用可能部分118の重さ、体積およびモーメントアームが使い捨て部分116から除かれると、ユーザは、カニューレ102が患者に挿入されるとき子宮頸部および子宮を画面182上で可視化する能力を維持しながらも、カニューレ102をより容易かつ自由に患者に挿入することができる(例えば、再使用可能部分118が使い捨て部分116に付いた状態でのカニューレ102の挿入と比べて)。
いくつかの実施形態において、内視鏡装置100の再使用可能部分118は、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ポート160において、延長ケーブル101(例えばディスプレイケーブル)により、使い捨て部分116に接続される。図9を参照すると、延長ケーブル101の末端コネクタ103が接続ポート160に取り付けられることができ、延長ケーブル101のフック部分105が、使い捨て部分116に触れないように位置することができ(例えば、使い捨て部分の操作を妨げないために、フック部分105が使い捨て部分との接触を避けるようなやり方で)、ディスプレイ112は、ユーザの目視領域内で延長ケーブル101の基部端に取り付けられることができる。したがって、ユーザは、カニューレ102が患者の中へ進められるとき、イメージングシステム104によって取得された画像をディスプレイ112の画面180上で見ることができる。ディスプレイ112のワイヤレス形態と同様に、再使用可能部分118の重さ、体積およびモーメントアームが使い捨て部分116から除かれると、ユーザは、カニューレ102が患者に挿入されるとき、子宮頸部および子宮を画面182上で可視化する能力を維持しながらも、カニューレ102をより容易かつ自由に患者に挿入することができる(例えば、再使用可能部分118が使い捨て部分116に付いた状態でのカニューレ102の挿入と比べて)。
図10を参照すると、患者の子宮を検査するために内視鏡装置100を使用して子宮鏡検査処置を実施する方法(200)は、まず、使い捨て部分116および再使用可能部分118を得る工程を含む。内視鏡装置100の使い捨て部分116を無菌パッケージから取り出し、再使用可能部分118を、子宮鏡検査処置における使用の場合に標準的な消毒法にしたがって洗浄し、消毒する(または、既存の清浄度および滅菌に関して検査する)。使い捨て部分116を再使用可能部分と連通させる(例えば、接続ポート160および電気コネクタ188において再使用可能部分118に直接取り付ける、または、延長ケーブル101を介して再使用可能部分118に接続する、または再使用可能部分118とは分離して配置し、再使用可能部分118とワイヤレス通信させる)(202)。
使い捨て部分116が再使用可能部分118と連通したならば(例えば、有線またはワイヤレスのいずれかのやり方で)、カニューレ102を子宮頸部に通して子宮に挿入し(204)、そのとき、任意選択で流体をルーメン開口132から流出させ、カニューレ102の末端チップ106の手前で患者の中に入れる。カニューレ102の末端チップ106が子宮内で望みどおり配置されたならば、ユーザは、ディスプレイ112の画面182上でライブ画像115を見ることによって子宮組織を目視で検査する(206)。さらに、ユーザは、任意選択で、作業器具を機能的導管156および末端チップ106に通して挿入して、子宮に対して外科処置を実施することもできる。ユーザは、任意選択で、接続ハブ108のプッシュボタン176のいずれかを押して、画像データ(例えばスチール写真またはビデオ録画および任意の関連するメタデータ)を取り込むこともできる。ユーザが子宮を目視で検査し、任意の所望の外科処置を実施し、任意の所望の写真およびビデオを取り込み終えたならば、ユーザはカニューレ102を患者から抜き取る(208)。
次に、使い捨て部分116を再使用可能部分118から切り離し(両部分116、118が互いに取り付けられていたならば)、使い捨て部分116を廃棄処分する(210)。任意の取り込まれた画像データは、ディスプレイ112の内部電子部品186によって生成される様々なGUIを使用して、ディスプレイ112の画面182上で表示または再生することができる。画像データは、カニューレ102が患者102に挿入されている間またはカニューレ102を患者から抜き取ったのち、表示または再生することができる。標準的な洗浄手順を再使用可能部分118に対して実施する。次いで、バッテリ再充電のために、および/または画像および患者情報をディスプレイから他の記憶/処理部品に転送するために、ディスプレイ112をベースステーションにドッキングすることができる。画像および患者情報はまた、ベースステーションへのドッキングにかかわりなく、別の装置にワイヤレスで転送することもできる。
図11を参照すると、ディスプレイ112の内部電子部品186は、「Start」オプション302、「Preview」オプション304、「Playback」オプション306および「Setup」オプション308を含むいくつかのユーザ選択可能なオプションを提示するホーム画面300を生成することができる。「Start」オプション302は、ユーザが、新たな患者と関連付けられる英数字識別文字列またはバーコードスキャン(例えば、カメラ142を使用)を提供することを可能にする。「Preview」オプション304は、ユーザが、カメラ142によって取得されたライブビデオフィードを見、そのライブビデオフィードからスチール写真およびビデオ録画を取り込むことを可能にする。「Playback」オプション306は、ユーザが、カメラ142によって取り込まれた、保存されているスチール写真およびビデオ録画を表示または再生することを可能にする。「Setup」アップオプション308は、ユーザが、システムクロック、ビデオ出力フォーマットおよびメモリカードフォーマットなどの、内視鏡装置100の様々な機能を設定することを可能にする。
内視鏡装置100は、互いに永久的に取り付けられた(例えば、互いから分離不可)ディスプレイ112およびハンドル114を含むものとして記載され、図示されているが、いくつかの態様において、内視鏡装置は、互いから取り外し可能であるディスプレイおよびハンドルを含む。例えば、図12および13は、内視鏡装置400が、互いから分離可能であるディスプレイ412およびハンドル414を含むことを除き、構造および機能において内視鏡装置100に実質的に類似する内視鏡装置400の再使用可能部分418を示す。したがって、内視鏡装置400もまた、図1〜5に関して上述したような、内視鏡装置100の再使用可能部分116を含む。
ディスプレイ412は、ディスプレイ412をハンドル414に取り付け、ハンドル414から取り外すことができるアタッチメントプレート401を含むことを除き、構造および機能において内視鏡装置100のディスプレイ112に実質的に類似している。したがって、ディスプレイ412は、ハウジング180、画面182、電源制御184、内部電子部品186、電気コネクタ188(見やすくするために図からは省略)および磁石190を含む。アタッチメントプレート401は、ハウジング180の下面403に沿って配置され、スロット405を画定する。スロット405は、スロット405が相対的に大きな長さおよび相対的に小さな幅を有するところの長軸407と、スロット405が相対的に小さな長さおよび相対的に大きな幅を有するところの短軸409とを含む。スロット405は通常、約0.10cm〜約0.28cm(例えば約0.18cm)の長さ(例えば長軸407沿いの)と、約0.2cm〜約0.6cm(例えば約0.4cm)の幅(例えば短軸409沿いの)とを有する。
ハンドル414は、ハンドル414をディスプレイ412に取り付け、ディスプレイ412から取り外すことができるアタッチメントプレート411を含むことを除き、構造および機能において内視鏡装置100のハンドル114に実質的に類似している。したがって、ハンドル414は、着座チャネル194、内部プロファイル196および分離チャネル111を画定するハンドル部分192を含む。アタッチメントプレート411は、ハンドル414の上部を画定し、接続部材413を画定する。接続部材413は、長軸407に沿ってスロット405を通過するようにサイズ設定されている細長いバーとして形成されている。接続部材413は、長軸407沿いのスロット405の長さよりも小さいが、短軸409沿いのスロット405の幅よりも大きい長さを有する。両アタッチメントプレート401、411は、ABSまたはポリカーボネートまたはコポリエステルを含む1つまたは複数の材料でできている。
ハンドル414をディスプレイ412に取り付ける場合には、接続部材413をスロット405に挿入し、ハウジング180の壁を通過させて(例えば、壁に触れないために)、ハンドル414を約90°回転させると、接続部材413を、スロット405の短軸409に沿ってハウジング180内に保持することができるようにする。回転した位置において、接続部材413はスロット405を通過することを阻止されて、ハンドル414は、接続部材413とアタッチメントプレート401の内部空洞との間の締り嵌めにより、接続ハブ108のレセプタクル170がハンドル部分192の内部プロファイル196と嵌合することができる向きでディスプレイ414に固定されるようになる(例えば、図8に示されるハンドル114のように)。ハンドル414をディスプレイ412から取り外す場合には、ハンドル414を固定位置から再び約90°回転させて、接続部材413をスロット405の長軸407と整合させて、ハンドル414をディスプレイ412から取り出す(例えば引き抜く)ことができるようにする。ハンドル414は、所望により、再度取り付け、取り外すこともできる。いくつかの例において、ハンドル414からのディスプレイ412の分離は、ディスプレイ412およびハンドル414を洗浄し、消毒する手順を容易にすることができる。
いくつかの実施形態において、内視鏡装置400のディスプレイ412とハンドル414の両方は、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ハブ108において(例えば、接続ポート160において、かつハウジング146に沿って)使い捨て部分116に取り付けられる。そのような場合、内視鏡装置100の再使用可能部分118に関して上述したように、ユーザは、カニューレ102が患者の中へ進められるとき、イメージングシステム104によって取得された画像をディスプレイ412の画面182上で見ることができ、ハンドル414はピストル型のグリップを提供し、このグリップにより、ユーザは内視鏡装置400を把持し、操作することができる。
いくつかの実施形態において、カニューレ102が患者に挿入されているとき、内視鏡装置400のディスプレイ412は使い捨て部分116に接続されない(そして、例えば、ハンドル414は、使い捨て部分116に取り付けられている、または取り付けられていない)。そのような場合、ディスプレイ412は、ユーザの目視領域内に位置する(例えば、調節可能な保持構造に取り付けられる)ことができ、イメージングシステム104とワイヤレス通信することができ、カニューレ102が患者の中へ進められるとき、ユーザが、イメージングシステム104によって取得された画像をディスプレイ412の画面182上で見ることができるようになっている。加えて、接続ハブ108のハウジング146はハンドルを提供し、このハンドルにより、ユーザは、内視鏡装置400の使い捨て部分116を把持し、操作することができる。内視鏡装置100に関して上述したように、再使用可能部分418の重さ、体積およびモーメントアームが使い捨て部分116から除かれると、ユーザは、カニューレ102が患者に挿入されるとき子宮頸部および子宮を画面182上で可視化する能力を維持しながらも、カニューレ102をより容易かつ自由に患者に挿入することができる(例えば、再使用可能部分418が使い捨て部分116に付いた状態でのカニューレ102の挿入と比べて)。
いくつかの実施形態において、図9に関して上述したように、内視鏡装置400のディスプレイ412は、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ポート160において、延長ケーブル101により、使い捨て部分116に接続される。したがって、ユーザは、カニューレ102が患者の中へ進められるとき、イメージングシステム104によって取得された画像をディスプレイ412の画面180上で見ることができる。ディスプレイ412が延長ケーブル101によって使い捨て部分116に接続されるならば、ハンドル414は、使い捨て部分116の接続ハブ108に取り付けられてもよいし、取り付けられなくてもよい。ハンドル414が接続ハブ108に取り付けられるならば、ハンドル414はピストル型のグリップを提供し、このグリップにより、ユーザは内視鏡装置400の使い捨て部分116を把持し、操作することができる。ディスプレイ412のワイヤレス形態と同様に、ディスプレイ412(および/または、例えばハンドル414)の重さ、体積およびモーメントアームが使い捨て部分116から除かれると、ユーザは、カニューレ102が患者に挿入されるとき子宮頸部および子宮を画面182上で可視化する能力を維持しながらも、カニューレ102をより容易かつ自由に患者に挿入することができる(例えば、再使用可能部分418が使い捨て部分116に付いた状態でのカニューレ102の挿入と比べて)。
いくつかの態様において、ハンドル414は、ディスプレイ412に取り付け可能かつディスプレイ412から取り外し可能であるとき、使い捨てハンドルであってもよいし、再使用可能なディスプレイ412といっしょになって内視鏡装置400の複数回使用可能部分を形成する複数回使用可能なハンドルであってもよい。
内視鏡装置400は、ディスプレイ412とハンドル414を接続し、切り離すためのスロット・バー機構を含むものとして記載され、図示されているが、いくつかの態様において、内視鏡装置は、ディスプレイとハンドルを接続し、切り離すためのスロット・フランジ機構を含む。例えば、図14および15は、内視鏡装置500が、互いから分離可能であるディスプレイ512およびハンドル514を含むことを除き、構造および機能において内視鏡装置100に実質的に類似する内視鏡装置500の再使用可能部分518を示す。したがって、内視鏡装置500もまた、図1〜5に関して上述したような、内視鏡装置100の再使用可能部分116を含む。
ディスプレイ512は、ディスプレイ512をハンドル514に取り付け、ハンドル514から取り外すことができるアタッチメントプレート501を含むことを除き、構造および機能において内視鏡装置100のディスプレイ112に実質的に類似している。したがって、ディスプレイ512は、ハウジング180、画面182、電源制御184、内部電子部品186、電気コネクタ188(見やすくするために図からは省略)および磁石190を含む。アタッチメントプレート501は、ハウジング180の下面503に沿って配置され、正方形の開口505を画定する。開口505は通常、約1cm〜約3cm(例えば約2cm)の長さ(例えば、側縁513と側縁513との間に延びる)と、約1.5cm〜約3.5cm(例えば約2.5cm)の幅とを有する。
ハンドル514は、ハンドル514をディスプレイ512に取り付け、ディスプレイ512から取り外すことができる2つのフランジ511を含むことを除き、構造および機能において内視鏡装置100のハンドル114に実質的に類似している。したがって、ハンドル514は、着座チャネル194、内部プロファイル196および分離チャネル111を画定するハンドル部分192を含む。フランジ511は、開口505に挿入されるようにサイズ設定されているL字形構造を有する。各フランジ511は、ハンドル部分192から延びる突出部507と、各突出部507から延びる(例えば張り出す)リップ509とを含む。リップ509は、開口405の長さによりも大きい全長(例えば端から端まで)を画定する。アタッチメントプレート501およびフランジ511は、ABSまたはポリカーボネートまたはコポリエステルを含む1つまたは複数の材料でできている。ハンドル514をディスプレイ512に取り付ける場合には、ハンドル514を、ディスプレイ512に対し、図15に示すように配向させたのち、ディスプレイ512の方向に動かして、フランジ511を開口505に近接させる。ハンドル514を横方向に傾けて、リップ509の一方を、そのリップ509がそれぞれの縁513に着座するようなやり方で開口505に挿入する。この配置において、反対側のリップ509を開口505の中へ動かすことができ、ハンドル514を横方向に調節することができ、両リップ509が開口505内でそれぞれの側縁513に対して固定されるようにする。ハンドル514をディスプレイ512から取り外す場合には、ハンドル514を再び横方向に傾けて、両リップ509を順に開口505から引き抜いてハンドル514をディスプレイ512から取り出すことができる。ハンドル514は、所望により、再度取り付け、取り外すこともできる。いくつかの例において、ハンドル514からのディスプレイ512の分離は、ディスプレイ512およびハンドル514を洗浄し、消毒する手順を容易にすることができる。
内視鏡装置400に関して上述したように、内視鏡装置500のディスプレイ512とハンドル514の両方は、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ハブ108において(例えば、接続ポート160において、かつハウジング146に沿って)使い捨て部分116に取り付けることができ、ディスプレイ512は、カニューレ102が患者に挿入されているとき、使い捨て部分116に取り付けられなくてもよいし(例えば、それとワイヤレス通信する)(例えば、ハンドル514が、使い捨て部分116に取り付けられている、または取り付けられていない状態で)、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ポート160において、延長ケーブル101により、使い捨て部分116に接続されることもできる(例えば、ハンドル514が、使い捨て部分116に取り付けられている、または取り付けられていない状態で)。
いくつかの態様において、ハンドル514は、ディスプレイ512に取り付け可能かつディスプレイ512から取り外し可能であるとき、使い捨てハンドルであってもよいし、再使用可能なディスプレイ512といっしょになって内視鏡装置500の複数回使用可能部分を形成する複数回使用可能なハンドルであってもよい。
図16および17は、滑るスロット・フランジ機構を含む内視鏡装置600の再使用可能部分618を示す。内視鏡装置600は、互いから分離可能であるディスプレイ612およびハンドル614を含むことを除き、構造および機能において内視鏡装置100に実質的に類似している。したがって、内視鏡装置600もまた、図1〜5に関して上述したような、内視鏡装置100の再使用可能部分116を含む。
ディスプレイ612は、ディスプレイ612をハンドル614に取り付け、ハンドル614から取り外すことができるアタッチメントプレート601を含むことを除き、構造および機能において内視鏡装置100のディスプレイ112に実質的に類似している。したがって、ディスプレイ612は、ハウジング180、画面182、電源制御184、内部電子部品186、電気コネクタ188(見やすくするために図からは省略)および磁石190を含む。アタッチメントプレート601は、ハウジング180の下面603に沿って配置され、チャネル605を画定する。チャネル605は通常、約1cm〜約3cm(例えば約2cm)の内部長さと、約1cm〜約3cm(例えば約2cm)の内部深さとを有する。
ハンドル614は、ハンドル614をディスプレイ612に取り付け、ディスプレイ612から取り外すことができるフランジ611を含むことを除き、構造および機能において内視鏡装置100のハンドル114に実質的に類似している。したがって、ハンドル614は、着座チャネル194、内部プロファイル196および分離チャネル111を画定するハンドル部分192を含む。フランジ611は、チャネル605の中へ滑らせるようにサイズ設定されている熊手様構造を有する。フランジ611は、ハンドル部分192から延びる突出部607と、両突出部607から互いに反対方向に張り出すアタッチメントリップ609とを含む。アタッチメントリップ609は、チャネル605の中へ滑らせることができるように適切にサイズ設定された全長(例えば端から端まで)および厚さを有する。アタッチメントプレート601およびフランジ611は、ABSまたはポリカーボネートまたはコポリエステルを含む1つまたは複数の材料でできている。
ハンドル614をディスプレイ612に取り付ける場合には、ハンドル614を、ディスプレイ612に対し、図17に示すように配向させたのち、ディスプレイ612の方向に動かして、フランジ611をチャネル605に近接させる。フランジ611を、フランジ611の後面がチャネル605の後方内面に当接するまで、チャネル605の中へ滑らせる。フランジ611は、フランジ611とチャネル605との間の締り嵌めにより、チャネル605内に保持される。ハンドル614をディスプレイ612から取り外す場合には、ハンドル614を前方に引いて(例えば滑らせて)チャネル605から出して、ハンドル614をディスプレイ612から取り出すことができる。ハンドル614は、所望により、再度取り付け、取り外すこともできる。いくつかの例において、ハンドル614からのディスプレイ612の分離は、ディスプレイ612およびハンドル614を洗浄し、消毒する手順を容易にすることができる。
内視鏡装置400、500に関して上述したように、内視鏡装置600のディスプレイ612とハンドル614の両方は、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ハブ108において(例えば、接続ポート160において、かつハウジング146に沿って)使い捨て部分116に取り付けることができ、ディスプレイ612は、カニューレ102が患者に挿入されているとき、使い捨て部分116に取り付けられなくてもよいし(例えば、それとワイヤレス通信する)(例えば、ハンドル614が、使い捨て部分116に取り付けられている、または取り付けられていない状態で)、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ポート160において、延長ケーブル101により、使い捨て部分116に接続されることもできる(例えば、ハンドル614が、使い捨て部分116に取り付けられている、または取り付けられていない状態で)。
いくつかの態様において、ハンドル614は、ディスプレイ612に取り付け可能かつディスプレイ612から取り外し可能であるとき、使い捨てハンドルであってもよいし、再使用可能なディスプレイ612といっしょになって内視鏡装置600の複数回使用可能部分を形成する複数回使用可能なハンドルであってもよい。
内視鏡装置100は、側面にプッシュボタン176を提供するカメラアクチュエータ148を含むものとして記載され、図示されているが、いくつかの態様において、内視鏡装置は、再使用可能部分の下側に沿って位置するカメラプッシュボタンアクチュエータを含む。例えば、図18は、内視鏡装置700が、接続ハブ708の下面に沿って位置するカメラアクチュエータ748を含むことを除き、構造および機能において内視鏡装置100に実質的に類似する内視鏡装置700の一部分を示す。したがって、内視鏡装置700もまた、図1〜8に関して上述したような、内視鏡装置100のカニューレ102および再使用可能部分118を含む。さらに、接続ハブ708は、接続ハブ108のハウジング746がカメラアクチュエータ148と嵌合するように形成されていることを除き、構造および機能において内視鏡装置100の接続ハブ108に実質的に類似している。カメラアクチュエータ748は、内視鏡装置700を支持する、または患者に挿入するユーザの手の指の1つまたは複数(例えば人差し指)で容易に押すことができる細長いプッシュボタンとして形成されている。
また、図18に示すように、内部入口ポートへの作業ツールの挿入または入口ポートへの流体装置の接続を容易にするために、アダプタ701が接続ハブ708に取り付けられてもよい。そのようなアダプタ701は同様に、上述の内視鏡装置のいずれかまたは後述の内視鏡装置のいずれかの接続ハブ108に取り付けることもできる。
内視鏡装置100、400、500、600、700は、再使用可能なハンドル114、414、514、614の態様を含むものとして記載され、図示されているが、いくつかの態様において、内視鏡装置は使い捨てディスポーザブルハンドルを含む。例えば、図19〜23は、使い捨てハンドル814を含む内視鏡装置800の様々な部分を示す。内視鏡装置800は、構造および機能において上述の内視鏡装置に実質的に類似し、したがって、カニューレ102、イメージングシステム104(例えば、カメラアクチュエータ148は除く)、接続ハブ808、ハンドル814および再使用可能なディスプレイ812を含む。
接続ハブ808は、カニューレ102の基部端領域110を包囲し、ハンドル814のための取り付け部品として働く。接続ハブ808はまた、カニューレ102の基部端領域110とカニューレ102の末端チップ106との間の流体連通および電気通信のためのいくつかの機構を提供する。例えば、接続ハブ808は、ハウジング846と、イメージングシステム104の他の部品とインタフェースする(そして、例えば、2つの互いに反対側のプッシュボタン876を提供する)カメラアクチュエータ848と、カニューレ102の基部端領域110に隣接して位置する流体ポート850と、ハウジング846の基部開口858に配置された内部入口ポートと、カニューレ102の基部端領域110から入口ポートまで延びる内部機能的導管とを含む。
ハウジング846は、カニューレ102の一次軸122とほぼ軸方向に整合し、横方向に対称である概してカーブしたプロファイルを有する。ハウジング846は、カニューレ102が通過する末端開口862と、流体ポート850が固定される開口854(例えば、シャフト120の側壁開口144と整合)と、基部開口858と、ディスプレイ812またはディスプレイケーブルを接続することがでる上接続ポート860(例えばマイクロHDMIポートまたは別のタイプのポート)とを画定する。これに関して、接続ハブ808はまた、カメラアクチュエータ848を接続ポート860と通信させる電気部品を含む。ハウジング846はさらに、流体ポート850、カメラアクチュエータ848、接続ポート860および入口ポートを正しく配置するさらなる内壁機構(例えばフランジ、開口、ブラケット、タブ、チャネルなど)を画定する。
特に図19を参照すると、ハウジング846の末端部分866が、カニューレ102の末端チップ106(例えば、ルーメン開口132の位置)と流体ポート850との間の流体連通を提供し、また、末端チップ106と内部機能的導管との間の流体連通(例えば、入口ポートへのさらなる流体連通のために)を提供する。ハウジング846の末端部分866はさらに、カニューレ102の末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とカメラアクチュエータ848との間、および末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とディスプレイ812との間の電気通信(例えば、接続ポート860を介する)を提供する。末端部分866は、ユーザの指によるプッシュボタン876の位置特定を容易にするための、プッシュボタン876を包囲する2つのレセプタクル870を画定する。末端部分866は、ハンドル814の適切な配置のためにハンドル814が当接することができる肩801をさらに画定する。
特に図21を参照すると、ハウジング846の基部部分868が、ハンドル814を接続ハブ808に固定(例えばロック)することができる2つの可撓性の細長い戻り止め872を提供し、それにより、ハンドル814(および、例えば、それに取り付けられたディスプレイ812)をカニューレ102の一次軸122沿いの固定位置に配置する。基部部分868はまた、内視鏡装置800を操作するために使用することができるグリップ874を提供する。
接続ハブ808のハウジング846は通常、約10cm〜約20cm(例えば約15cm)の長さ(例えば、カニューレ102の一次軸122に沿って計測)と、約15cm〜約40cm(例えば約25cm)の最大幅とを有する。ハウジング846の基部部分868は通常、約1.4cm〜約1.8cm(例えば約1.6cm)の幅(例えばハンドル着座幅)を有する。ハウジング846は通常、ABSまたはポリカーボネートまたはコポリエステルを含む1つまたは複数の材料でできており、通常、射出成形によって製造される。流体ポート850、内部機能的導管および入口ポートは、構造および機能において、内視鏡装置100に関して上述した流体ポート150、機能的導管156および入口ポート152に実質的に類似している。
ディスプレイ812は、構造および機能において内視鏡装置100のディスプレイ112に類似している。したがって、ディスプレイ812は、ハウジング880と、ユーザがイメージングシステム104の制御および内視鏡装置800の他の機能を操作することができるところの複数のGUIを提示する画面882(例えばタッチスクリーン)と、内視鏡装置100の電源をオンおよびオフにすることができる電源制御884(例えば、図23に示すプッシュボタン)と、内部電子部品186と、接続ハブ808の接続ポート860と嵌合してイメージングシステム104と内部電子部品186との間で信号を中継する電気コネクタ888(例えばマイクロHDMIコネクタまたは別のタイプのコネクタ)と、磁石890とを含む。電源制御884は、内視鏡装置800の使用中の偶発的な作動の危険を減らすために、ハウジング880の後面803に沿って配置されている。
ディスプレイ812はまた、接続ハブ808およびハンドル814と嵌合するように形成されているアタッチメントピース805を含む。例えば、アタッチメントピース805は、アタッチメントピース805の互いに反対側に位置する、ハンドル814と係合するように形成されている2つのフランジ807および2つのレセプタクル809を画定する。アタッチメントピース805はまた、接続ハブ808の接続ポート860と係合する(例えば、その上に滑り、それと嵌合する)ように形成されている電気コネクタ888(例えば保護されたコネクタ)を含む。
ディスプレイ812のハウジング880は通常、約11cm〜約15cm(例えば約13cm)の長さと、約7cm〜約9cm(例えば約8cm)の高さとを有する。ディスプレイ812のハウジング880およびアタッチメントピース805は通常、約2cm〜約4cm(例えば約3cm)の幅を有する。画面882は通常、約11cm〜約14cm(例えば約12.5cm)の対角長を有する。特に図19を参照すると、ディスプレイ812およびハンドル814は通常、接続ハブ808に対し、カニューレ102の一次軸122とディスプレイ812の中心軸898との間で計測して約80°〜約115°(例えば約90°)の角度に向けられている。ディスプレイ812のハウジング880は通常、様々な滅菌液および処置に化学的に耐えることができる、ポリカーボネートまたはコポリエステルまたはABSなどの1つまたは複数の材料でできている。ハウジング880は通常、射出成形によって製造される。
いくつかの態様において、ハンドル814は、一人の患者の子宮の検査ののち廃棄処分されるように設計されている。ハンドル814は、把持部材876と、接続ハブ808およびディスプレイ812と嵌合するように形成されているアタッチメントピース892とを含む。把持部材876は、丸みのある(例えば楕円形の)断面形状および開放端894を有する、細長い実質的に管状の部材である。アタッチメントピース892は、ハンドル814を接続ハブ808の基部部分868に沿って滑らせてハンドル814を接続ハブ808に取り付ける、または接続ハブ808から取り外すことができるレセプタクル896を画定する。アタッチメントピース892はさらに、ハンドル814をディスプレイ812に取り付ける、またはディスプレイ812から取り外すことができるチャネル811を画定する。特に、チャネル811は、チャネル811の互いに反対側に位置する2つのスロット813および2つの戻り止め815を画定する。スロット813および戻り止め815は、それぞれ、ハンドル814のアタッチメントピース805のフランジ807およびレセプタクル809と係合するように形成されている。
ハンドル814を接続ハブ808に取り付ける場合には、アタッチメントピース892のレセプタクル896を、アタッチメントピース892が細長い戻り止め872を通過し、末端部分866の肩801に当接するまで、接続ハブ808の基部部分868の上を末端方向に滑らせる。アタッチメントピース892が接続ハブ808に沿って滑るとき、アタッチメントピース892は、押し下げられなければレセプタクル896よりも広い距離を画定する位置へと付勢される戻り止め872を押し下げる。アタッチメントピース892が戻り止め872を通過して肩801に当接したならば、戻り止め872は付勢位置に戻って(例えば跳ね返って)ハンドル814を接続ハブ808沿いの定位置にロックする。ハンドル814を接続ハブ808から取り外す場合には、ユーザが戻り止め872を手で押し下げて、アタッチメントピース892の基部方向への滑りを可能にし、ハンドル814を引いて(例えば滑らせて)接続ハブ808から外す。いくつかの例において、ハンドル814からのディスプレイ812の分離は、ディスプレイ812およびハンドル814を洗浄し、消毒する手順を容易にすることができる。
ディスプレイ812は、ハンドル814を接続ハブ808に取り付けたのち、ハンドル814に取り付けることができる。ディスプレイ812をハンドル814に取り付ける場合には、アタッチメントピース805のフランジ807を、戻り止め815がレセプタクル896に留まるまで、アタッチメントピース892のスロット813の中へと末端方向に滑らせて、ディスプレイ812をハンドル814に固定する。ディスプレイ812がハンドル814に取り付けられると、電気コネクタ888を接続ハブ860に嵌合させることにより、ディスプレイ812を接続ハブ808と電気的に通信させることができる。ディスプレイ812をハンドル814および接続ハブ808のいずれかまたは両方から取り外す場合には、アタッチメントピース892の壁817どうしを離間させて戻り止め815をレセプタクル896から抜き取ると、ディスプレイ812を、ハンドル814および接続ハブ808のいずれかまたは両方から引き抜く(例えば滑らせる)ことができるようになる。
内視鏡装置400、500、600に関して上述したように、内視鏡装置800のディスプレイ812とハンドル814の両方は、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ハブ808に(例えば、接続ポート860において、かつハウジング846に沿って)取り付けることができ、ディスプレイ812は、カニューレ102が患者に挿入されているとき、接続ハブ808に取り付けられなくてもよいし(例えば、それとワイヤレス通信する)(例えば、ハンドル814が、接続ハブ808に取り付けられている、または取り付けられていない状態で)、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ポート860において、ディスプレイケーブルにより、接続ハブ808に接続されることもできる(例えば、ハンドル814が、接続ハブ808に取り付けられている、または取り付けられていない状態で)。
図24を参照すると、延長ケーブル819(例えばディスプレイケーブル)がコネクタ821を含み、このコネクタは、接続ハブ808の基部部分868の周囲に滑らされ、戻り止め872によって定位置に固定されてケーブルポート860と嵌合するように形成されている。延長ケーブル819はさらに、コネクタ821から延びる、ディスプレイ812の電気コネクタ888と嵌合するように形成された基部端を含むケーブル823を含む。
内視鏡装置800は、スロット、フランジ、戻り止めおよびレセプタクルを含むハンドル・ディスプレイ取り付け機構を含むものとして記載され、図示されているが、いくつかの態様において、ハンドルおよびディスプレイは、磁気取り付け機構によって互いに解放可能に取り付けられることもできる。例えば、図25および26は、そのような取り付け機構を含む内視鏡装置900の様々な部分を示す。内視鏡装置900は、構造および機能において内視鏡800に類似し、したがって、カニューレ102、イメージングシステム104(例えば、カメラアクチュエータ148を除く)、接続ハブ908、ハンドル914および再使用可能なディスプレイ912を含む。
接続ハブ908は、カニューレ102の基部端領域110を包囲し、ハンドル914のための取り付け部品として働く。接続ハブ908はまた、カニューレ102の基部端領域110とカニューレ102の末端チップ106との間の流体連通および電気通信のためのいくつかの機構を提供する。例えば、接続ハブ908は、ハウジング946と、イメージングシステム104の他の部品とインタフェースするカメラアクチュエータ948(例えば、2つの互いに反対側のプッシュボタン976を提供する)と、カニューレ102の基部端領域110に隣接して位置する流体ポート(図示せず)と、ハウジング946の基部開口958に配置された内部入口ポートと、カニューレ102の基部端領域110から入口ポートまで延びる内部機能的導管とを含む。
ハウジング946は、カニューレ102の一次軸122とほぼ軸方向に整合し、横方向に対称である概してカーブしたプロファイルを有する。ハウジング946は、カニューレ102が通過する末端開口962と、流体ポートが固定される開口(例えば、シャフト120の側壁開口144と整合)と、基部開口958と、ディスプレイ912またはディスプレイケーブルを接続することができる上接続ポート960(例えばマイクロHDMIポートまたは別のタイプのポート)とを画定する。これに関して、接続ハブ908はまた、カメラアクチュエータ948を接続ポート960と通信させる電気部品を含む。ハウジング946はさらに、流体ポート、カメラアクチュエータ948、接続ポート960および入口ポートを正しく配置するさらなる内壁機構(例えばフランジ、開口、ブラケット、タブ、チャネルなど)を画定する。
ハウジング946の末端部分966が、カニューレ102の末端チップ106(例えば、ルーメン開口132の位置)と流体ポートとの間の流体連通を提供し、また、末端チップ106と内部機能的導管との間の流体連通(例えば、入口ポートへのさらなる流体連通のために)を提供する。ハウジング946の末端部分966はさらに、カニューレ102の末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とカメラアクチュエータ948との間、および末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とディスプレイ912との間の電気通信(例えば、接続ポート960を介する)を提供する。末端部分966は、ユーザの指によるプッシュボタン976の位置特定を容易にするための、プッシュボタン976を包囲する2つのレセプタクル970を画定する。末端部分966はさらに、ハンドル914の適切な配置のためにハンドル914が当接することができる肩901を画定する。
ハウジング946の基部部分968が、ハンドル914を接続ハブ908に固定(例えばロック)することができる2つの可撓性の細長い戻り止め972を提供し、それにより、ハンドル914(および、例えば、それに取り付けられたディスプレイ912)をカニューレ102の一次軸122沿いの固定位置に配置する。基部部分968はまた、内視鏡装置900を操作するために使用することができるグリップ974を提供する。
接続ハブ908のハウジング946は通常、約10cm〜約20cm(例えば約15cm)の長さ(例えば、カニューレ102の一次軸122に沿って計測)と、約15cm〜約40cm(例えば約25cm)の最大幅とを有する。ハウジング946の基部部分968は通常、約1.4cm〜約1.8cm(例えば約1.6cm)の幅(例えばハンドル着座幅)を有する。ハウジング946は通常、ABSまたはポリカーボネートまたはコポリエステルを含む1つまたは複数の材料でできており、通常、射出成形によって製造される。流体ポート、内部機能的導管および入口ポートは、構造および機能において、内視鏡装置100に関して上述した流体ポート150、機能的導管156および入口ポート152に実質的に類似している。
ディスプレイ912は、ハンドル914への取り付けのための異なる機構を含むことを除き、構造および機能において内視鏡装置800のディスプレイ812に類似している。したがって、ディスプレイ912は、ハウジング980と、画面882と、ハウジング980の後面903に沿って配置された電源制御984と、内部電子部品186と、接続ハブ908の接続ポート960と嵌合してイメージングシステム104と内部電子部品186との間で信号を中継する電気コネクタ988(例えばマイクロHDMIコネクタまたは別のタイプのコネクタ)と、ディスプレイ912をハンドル914に固定することができる磁石990とを含む。
ディスプレイ912はまた、接続ハブ908およびハンドル914と嵌合するように形成されているアタッチメントピース905を含む。例えば、アタッチメントピース905は、アタッチメントピース905の互いに反対側に位置する、ハンドル914と係合するように形成されている2つのレセプタクル909を画定する。アタッチメントピース905はまた、接続ハブ908の接続ポート960と係合する(例えば、その中に滑り込み、それと嵌合する)ように形成されている電気コネクタ988(例えば保護されたコネクタ)を含む。
ディスプレイ912のハウジング980は通常、ディスプレイ812のハウジング880の長さおよび高さにほぼ等しい長さおよび高さを有する。ディスプレイ912のハウジング980およびアタッチメントピース905は通常、約2cm〜約4cm(例えば約3cm)の幅を有する。ディスプレイ912およびハンドル914は通常、接続ハブ908に対し、カニューレ102の一次軸122とディスプレイ912の中心軸998との間で計測して約80°〜約115°(例えば約95°)の角度に向けられる。ディスプレイ912のハウジング980は通常、ディスプレイ812のハウジング880ができている材料と同じ材料でできており、ハウジング980は通常、ハウジング880を製造するために使用される技術と同じ技術によって製造される。
いくつかの態様において、ハンドル914は、一人の患者の子宮の検査ののち廃棄処分されるように設計されている。ハンドル914は、把持部材976と、接続ハブ908およびディスプレイ912と嵌合するように形成されているアタッチメントピース992とを含む。把持部材976は、丸みのある(例えば楕円形の)断面形状および開放端994を有する、細長い実質的に管状の部材である。アタッチメントピース992は、ハンドル914を接続ハブ908の基部部分968に沿って滑らせてハンドル914を接続ハブ908に取り付ける、または接続ハブ908から取り外すことができるレセプタクル996を画定する。アタッチメントピース992はさらに、ハンドル914をディスプレイ912に取り付ける、またはディスプレイ912から取り外すことができる2つのフランジ815および延長部品811を画定する。延長部品911は、電気コネクタ988が接続ポート960と嵌合するために通過することができるチャネル913を画定する。延長部品はまた、ディスプレイ912をハンドル914に固定するために磁石990を引き寄せることができる金属部品927(例えば鋼ディスク)を含む。
ハンドル914を接続ハブ908に取り付ける場合には、アタッチメントピース992のレセプタクル996を、アタッチメントピース992が細長い戻り止め972を通過し、末端部分966の肩901に当接するまで、接続ハブ908の基部部分968の上を末端方向に滑らせる。アタッチメントピース992が接続ハブ908に沿って滑るとき、アタッチメントピース992は、押し下げられなければレセプタクル996よりも広い距離を画定する位置へと付勢される戻り止め972を押し下げる。アタッチメントピース992が戻り止め972を通過して肩901に当接したならば、戻り止め972は付勢位置に戻って(例えば跳ね返って)ハンドル914を接続ハブ908沿いの定位置にロックする。ハンドル914を接続ハブ908から取り外す場合には、ユーザが戻り止め972を手で押し下げて、アタッチメントピース992の基部方向への滑りを可能にし、ハンドル914を引いて(例えば滑らせて)接続ハブ908から外す。
ディスプレイ912は、ハンドル914を接続ハブ908に取り付けたのち、ハンドル914に取り付けることができる。ディスプレイ912をハンドル914に取り付ける場合には、アタッチメントピース905のレセプタクル909を、磁石990が金属部品927に留まる(例えば磁気引力により)まで、末端方向にアタッチメントピース992のフランジ915の中へと滑らせて、ディスプレイ912をハンドル914に固定する。ディスプレイ912がハンドル914に取り付けられると、電気コネクタ988を接続ハブ960に嵌合させることにより、ディスプレイ912を接続ハブ908と電気的に通信させることができる。ディスプレイ912をハンドル914および接続ハブ908のいずれかまたは両方から取り外す場合には、ディスプレイ912を、ハンドル914および接続ハブ908のいずれかまたは両方から引く(例えば滑らせる)ことができる。いくつかの例において、ハンドル914からのディスプレイ912の分離は、ディスプレイ912およびハンドル914を洗浄し、消毒する手順を容易にすることができる。
内視鏡装置800に関して上述したように、内視鏡装置900のディスプレイ912とハンドル914の両方は、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ハブ908に(例えば、接続ポート960において、かつハウジング946に沿って)取り付けることができ、ディスプレイ912は、カニューレ102が患者に挿入されているとき、接続ハブ908に取り付けられなくてもよいし(例えば、それとワイヤレス通信する)(例えば、ハンドル914が、接続ハブ908に取り付けられている、または取り付けられていない状態で)、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ポート960において、ディスプレイケーブルにより、接続ハブ908に接続されることもできる(例えば、ハンドル914が、接続ハブ908に取り付けられている、または取り付けられていない状態で)。
図27を参照すると、延長ケーブル919(例えばディスプレイケーブル)がコネクタ921を含み、このコネクタは、接続ハブ908の基部部分968の周囲に滑らされ、戻り止め972によって定位置に固定されてケーブルポート960と嵌合するように形成されている。延長ケーブル919はさらに、コネクタ921から延びる、ディスプレイ912の電気コネクタ988と嵌合するように形成された基部端を含むケーブル923を含む。
内視鏡装置100は、可撓性のハンドル114を、ハンドル114を接続ハブ108に固定するために付勢して離間させることができる部品とともに含むものとして記載され、図示されているが、いくつかの態様において、内視鏡装置は、内視鏡装置の再使用可能部分を内視鏡装置の使い捨て部分に固定するための、内視鏡装置の接続ハブ上を滑らせることができる剛性のハンドルを含む。例えば、図28および29は、剛性のハンドル1014を含む内視鏡装置1000を示す。内視鏡装置1000は、いくつかの局面における構造および機能において上述の内視鏡に類似し、したがって、カニューレ102、イメージングシステム104(例えば、カメラアクチュエータ148を除く)、接続ハブ1008、ハンドル1014およびディスプレイ1012を含む。カニューレ102、イメージングシステム104および接続ハブ1008がいっしょになって内視鏡装置1000の使い捨て部分1016を形成し、ディスプレイ1012およびハンドル1014がいっしょになって内視鏡装置1000の再使用可能部分1018を形成する。
接続ハブ1008は、カニューレ102の基部端領域110を包囲し、ハンドル1014のチャネル1023を通過するようにサイズ設定されている。接続ハブ1008はまた、カニューレ102の基部端領域110とカニューレ102の末端チップ106との間の流体連通および電気通信のためのいくつかの機構を提供する。例えば、接続ハブ1008は、ハウジング1046と、カメラアクチュエータ1048(例えば、2つの互いに反対側のプッシュボタン1076を提供する)と、カニューレ102の基部端領域110に隣接して位置する流体ポート(図示せず)と、ハウジング1046の基部開口1058に配置された内部入口ポートと、カニューレ102の基部端領域110から入口ポートまで延びる内部機能的導管とを含む。
ハウジング1046は、カニューレ102の一次軸122とほぼ軸方向に整合し、横方向に対称である概してカーブしたプロファイルを有する。ハウジング1046は、カニューレ102が通過する末端開口1062と、流体ポートが固定される開口(例えば、シャフト120の側壁開口144と整合)と、基部開口1058と、ディスプレイ1012またはディスプレイケーブルを接続することができる上接続ポート1060(例えばマイクロHDMIポートまたは別のタイプのポート)とを画定する。これに関して、接続ハブ1008はまた、カメラアクチュエータ1048を接続ポート1060と通信させる電気部品を含む。ハウジング1046はさらに、流体ポート、カメラアクチュエータ1048、接続ポート1060および入口ポートを正しく配置するさらなる内壁機構(例えばフランジ、開口、ブラケット、タブ、チャネルなど)を画定する。
ハウジング1046の末端部分1066が、カニューレ102の末端チップ106(例えば、ルーメン開口132の位置)と流体ポートとの間の流体連通を提供し、また、末端チップ106と内部機能的導管との間の流体連通(例えば、入口ポートへのさらなる流体連通のために)を提供する。ハウジング1046の末端部分1066はさらに、カニューレ102の末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とカメラアクチュエータ1048との間、および末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とディスプレイ1012との間の電気通信(例えば、接続ポート1060を介する)を提供する。末端部分1066は、ユーザの指によるプッシュボタン1076の位置特定を容易にするための、プッシュボタン1076を包囲する2つのレセプタクル1070を画定する。末端部分1066はさらに、ハンドル1014の適切な配置のためにハンドル1014が当接することができる肩1001を画定する。
ハウジング1046の基部部分1068が、ハンドル1014を接続ハブ1008に固定(例えばロック)することができる2つの可撓性の細長い戻り止め1072を提供し、それにより、ハンドル1014(および、例えば、それに取り付けられたディスプレイ1012)をカニューレ102の一次軸122沿いの固定位置に配置する。基部部分1068はまた、内視鏡装置1000を操作するために使用することができるグリップ1074を提供する。
接続ハブ1008のハウジング1046は通常、約10cm〜約20cm(例えば約15cm)の長さ(例えば、カニューレ102の一次軸122に沿って計測)と、約15cm〜約40cm(例えば約25cm)の最大幅とを有する。ハウジング1046の基部部分1068は通常、約1.4cm〜約1.8cm(例えば約1.6cm)の幅(例えばハンドル着座幅)を有する。ハウジング1046は通常、ABSまたはポリカーボネートまたはコポリエステルを含む1つまたは複数の材料でできており、通常、射出成形によって製造される。流体ポート、内部機能的導管および入口ポートは、構造および機能において、内視鏡装置100に関して上述した流体ポート150、機能的導管156および入口ポート152に実質的に類似している。
ディスプレイ1012は、構造および機能において内視鏡装置100のディスプレイ112に類似している。したがって、ディスプレイ1012は、ハウジング1080と、ユーザがイメージングシステム104の制御および内視鏡装置1000の他の機能を操作することができるところの複数のGUIを提示する画面1082(例えばタッチスクリーン)と、ディスプレイ1012の上後面に沿って配置された電源制御(例えばプッシュボタン、図示せず)と、内部電子部品186と、接続ハブ1008の接続ポート1060と嵌合してイメージングシステム104と内部電子部品186との間で信号を中継する電気コネクタ1088(例えばマイクロHDMIコネクタまたは別のタイプのコネクタ)と、磁石1090とを含む。ディスプレイ1012のハウジング1080は通常、約11cm〜約15cm(例えば約13cm)の長さと、約2cm〜約4cm(例えば約3cm)の幅と、約7cm〜約9cm(例えば約8cm)の高さとを有する。画面1082は通常、約11cm〜約14cm(例えば約12.5cm)の対角長を有する。
ハンドル1014は、内視鏡装置1000の再使用可能部分1018を使い捨て部分1016の上に滑らせ、それに固定することができるチャネル1023を画定する下把持部分1092および上側壁部分1025を画定する。上壁部分1025は、ハンドル1014を接続ハブ1008に固定するための、接続ハブ1008上の戻り止め1072に沿って滑るように配置されている2つの切り欠き1096を画定する。ハンドル1014は、約8cm〜約12cm(例えば約10cm)の長さ(例えば、中心軸1098沿いの)を有する。ハンドルのチャネル1023は通常、約1cm〜約3cm(例えば約2cm)の幅を有する。特に図28を参照すると、内視鏡装置1000の使用可能部分1018は通常、接続ハブ1008に対し、カニューレ102の一次軸122とディスプレイ1012の中心軸1098との間で計測して約80°〜約115°(例えば約95°)の角度に向けられている。
いくつかの態様において、ハンドル1014とディスプレイ1012のハウジング1080とは単一の一体化部品として形成される。ハンドル1014およびディスプレイ1012のハウジング1080は通常、様々な滅菌液および処置に化学的に耐えることができる、ポリカーボネートまたはコポリエステルまたはABSなどの1つまたは複数の材料でできている。ハンドル1014およびハウジング1080は通常、射出成形によって製造される。
ハンドル1014(および、例えば、それに取り付けられたディスプレイ1012)を接続ハブ1008に取り付ける場合には、レセプタクルチャネル1023を、上壁部分1025が細長い戻り止め1072を通過し、末端部分1066の肩1001に当接するまで、接続ハブ1008の基部部分1068の上を末端方向に滑らせる。上壁部分1025が接続ハブ1008に沿って滑るとき、上壁部分1025は、押し下げられなければレセプタクル1096よりも広い距離を画定する位置へと付勢される戻り止め1072を押し下げる。上壁部品1025が戻り止め1072を通過して肩1001に当接したならば、戻り止め1072は付勢位置に戻って(例えば跳ね返って)ハンドル1014を接続ハブ1008沿いの定位置にロックする。ハンドル1014を接続ハブ1008から取り外す場合には、ユーザが戻り止め1072を手で押し下げて、上壁部品1025の基部方向への滑りを可能にし、ハンドル1014を引いて(例えば滑らせて)接続ハブ1008から外す。
内視鏡装置100に関して上述したように、内視鏡装置1000の再使用可能部分1018は、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ハブ1008に(例えば、接続ポート1060において、かつハウジング1046に沿って)取り付けることができ、再使用可能部分1018は、カニューレ102が患者に挿入されているとき、接続ハブ1008に取り付けられなくてもよいし(例えば、それとワイヤレス通信する)、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ハブ1008において、ディスプレイケーブルにより、接続ハブ1060に接続されることもできる。
図30を参照すると、延長ケーブル1019(例えばディスプレイケーブル)がコネクタ1021を含み、このコネクタは、接続ハブ1008の基部部分868上の戻り止め1072を滑り越え、ケーブルポート1060と嵌合するように形成されている。延長ケーブル1019はさらに、コネクタ1021から延びる、ディスプレイ1012の電気コネクタ1088と嵌合するように形成された基部端を含むケーブル(図示せず)を含む。
図31を参照すると、内視鏡装置1000の再使用可能部分1018は、ドッキングステーション1031によって支持される(例えば、保持され、それに嵌合される、または取り付けられる)ように設計されている。ドッキングステーション1031は、壁マウント1033と、保持ユニット1035と、再使用可能部分をドッキングステーション1031に固定するためにディスプレイ1012中の磁石1090を引き寄せるようにサイズ設定され、配置されている金属部品(図示せず)とを含む。
図32〜35は、互いから分離可能であるハンドル1114およびディスプレイ1112を含む内視鏡装置1100の様々な部分を示す。内視鏡装置1100は、いくつかの局面における構造および機能において内視鏡装置1000に類似し、したがって、カニューレ102、イメージングシステム104(例えば、カメラアクチュエータ104を除く)、接続ハブ1108、ハンドル1114および再使用可能なディスプレイ1112を含む。カニューレ102、イメージングシステム104および接続ハブ1108がいっしょになって内視鏡装置1100の使い捨て部分1116を形成する。ハンドル1114は、ディスプレイ1112に取り付け可能かつディスプレイ1112から取り外し可能であるとき、使い捨てハンドルであってもよいし、再使用可能なディスプレイ1112といっしょになって内視鏡装置1100の複数回使用可能部分を形成する複数回使用可能なハンドルであってもよい。いくつかの態様において、ハンドルは、ハンドルがそれぞれのディスプレイに取り付け可能またはそれぞれディスプレイから取り外し可能であるところの上述または後述の内視鏡装置のいずれかにおいて使い捨てまたは複数回使用可能であり得る。
接続ハブ1108は、カニューレ102の基部端領域110を包囲し、ハンドル1114のチャネル1123を通過するようにサイズ設定されている。接続ハブ1108はまた、カニューレ102の基部端領域110とカニューレ102の末端チップ106との間の流体連通および電気通信のためのいくつかの機構を提供する。例えば、接続ハブ1108は、ハウジング1146と、カメラアクチュエータ1148(例えば、2つの互いに反対側のプッシュボタン1176を提供する)と、カニューレ102の基部端領域110に隣接して位置する流体ポート(図示せず)と、ハウジング1146の基部開口1158に配置された内部入口ポートと、カニューレ102の基部端領域110から入口ポートまで延びる内部機能的導管とを含む。
ハウジング1146は、カニューレ102の一次軸122とほぼ軸方向に整合し、横方向に対称である概してカーブしたプロファイルを有する。ハウジング1146は、カニューレ102が通過する末端開口1162と、流体ポートが固定される開口(例えば、シャフト120の側壁開口144と整合)と、基部開口1158と、ディスプレイ1112またはディスプレイケーブルを接続することができる上接続ポート1160(例えばマイクロHDMIポートまたは別のタイプのポート)とを画定する。これに関して、接続ハブ1108はまた、カメラアクチュエータ1148を接続ポート1160と通信させる電気部品を含む。ハウジング1146はさらに、流体ポート、カメラアクチュエータ1148、接続ポート1160および入口ポートを正しく配置するさらなる内壁機構(例えばフランジ、開口、ブラケット、タブ、チャネルなど)を画定する。
ハウジング1146の末端部分1166が、カニューレ102の末端チップ106(例えば、ルーメン開口132の位置)と流体ポートとの間の流体連通を提供し、また、末端チップ106と内部機能的導管との間の流体連通(例えば、入口ポートへのさらなる流体連通のために)を提供する。ハウジング1146の末端部分1166はさらに、カニューレ102の末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とカメラアクチュエータ1148との間、および末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とディスプレイ1112との間の電気通信(例えば、接続ポート1160を介する)を提供する。末端部分1166は、ユーザの指によるプッシュボタン1176の位置特定を容易にするための、プッシュボタン1176を包囲する2つのレセプタクル1170を画定する。末端部分1166はさらに、ハンドル1114の適切な配置のためにハンドル1114が当接することができる肩1101を画定する。
ハウジング1146の基部部分1168が、ハンドル1114を接続ハブ1108に固定(例えばロック)することができる2つの可撓性の細長い戻り止め1172を提供し、それにより、ハンドル1114(および、例えば、それに取り付けられたディスプレイ1112)をカニューレ102の一次軸122沿いの固定位置に配置する。基部部分1168はまた、内視鏡装置1100を操作するために使用することができるグリップ1174を提供する。
接続ハブ1108のハウジング1146は通常、約10cm〜約20cm(例えば約15cm)の長さ(例えば、カニューレ102の一次軸122に沿って計測)と、約15cm〜約40cm(例えば約25cm)の最大幅とを有する。ハウジング1146の基部部分1168は通常、約2cm〜約4cm(例えば約3cm)の幅(例えばハンドル着座幅)を有する。ハウジング1146は通常、ABSまたはポリカーボネートまたはコポリエステルを含む1つまたは複数の材料でできており、通常、射出成形によって製造される。流体ポート、内部機能的導管および入口ポートは、構造および機能において、内視鏡装置100に関して上述した流体ポート150、機能的導管156および入口ポート152に実質的に類似している。
ディスプレイ1112は、構造および機能において内視鏡装置1000のディスプレイ1012に類似している。したがって、ディスプレイ1112は、ハウジング1180と、ユーザがイメージングシステム104の制御および内視鏡装置1100の他の機能を操作することができるところの複数のGUIを提示する画面1182(例えばタッチスクリーン)と、ディスプレイ1112の上後面に沿って配置された電源制御(例えばプッシュボタン、図示せず)と、内部電子部品186と、接続ハブ1108の接続ポート1160と嵌合してイメージングシステム104と内部電子部品186との間で信号を中継する電気コネクタ1188(例えばマイクロHDMIコネクタまたは別のタイプのコネクタ)と、磁石1190とを含む。ディスプレイ1112はまた、ハンドル1114と嵌合するように形成されているアタッチメントフランジ1105を含む。ディスプレイ1112のハウジング1180は通常、約11cm〜約15cm(例えば約13cm)の長さと、約2cm〜約4cm(例えば約3cm)の幅と、約7cm〜約9cm(例えば約8cm)の高さとを有する。画面1182は通常、約11cm〜約14cm(例えば約12.5cm)の対角長を有する。
ハンドル1114は、ハンドル1114を接続ハブ1108の上に滑らせ、それに固定することができるチャネル1123を画定する把持部分1192を含む。ハンドル1114はまた、ハンドル1114をディスプレイ1112に固定することができるアタッチメントプレート1196を含む。ハンドル1114は、約8cm〜約12cm(例えば約10cm)の長さと、約2cm〜約4cm(例えば約3cm)の幅と、約2cm〜約4cm(例えば約3cm)の厚さとを有する。特に図32を参照すると、ハンドル1114およびディスプレイ1112は通常、接続ハブ1108に対し、カニューレ102の一次軸122とディスプレイ1112の中心軸1198との間で計測して約80°〜約115°(例えば約95°)の角度に向けられている。
ディスプレイ1112のハウジング1180およびハンドル1114は通常、様々な滅菌液および処置に化学的に耐えることができる、ポリカーボネートまたはコポリエステルまたはABSなどの1つまたは複数の材料でできている。ハンドル1114およびハウジング1180は通常、射出成形によって製造される。
ハンドル1114を接続ハブ1108に取り付ける場合には、チャネル1123を、把持部分1192が細長い戻り止め1172を通過し、末端部分1166の肩1101に当接するまで、接続ハブ1108の基部部分1168の上を末端方向に滑らせる。把持部分1192が接続ハブ1108に沿って滑るとき、把持部分1192は、押し下げられなければチャネル1123よりも広い距離を画定する位置へと付勢される戻り止め1172を押し下げる。把持部品1192が戻り止め1172を通過して肩1101に当接したならば、戻り止め1172は付勢位置に戻って(例えば跳ね返って)ハンドル1114を接続ハブ1108沿いの定位置にロックする。ハンドル1114を接続ハブ1108から取り外す場合には、ユーザが戻り止め1172を手で押し下げて、把持部品1192の基部方向への滑りを可能にし、ハンドル1114を引いて(例えば滑らせて)接続ハブ1108から外す。
ディスプレイ1112は、ハンドル1114を接続ハブ1108に取り付けたのち、ハンドル1114に取り付けることができる。ディスプレイ1112をハンドル1114に取り付ける場合には、フランジ1105を末端方向に滑らせてアタッチメントプレート1196に当てて、ディスプレイ1112をハンドル1114に固定する(例えば締り嵌めにより)。ディスプレイ1112がハンドル1114に取り付けられると、電気コネクタ1188を接続ハブ1160に嵌合させることにより、ディスプレイ1112を接続ハブ1108と電気的に通信させることができる。ディスプレイ1112をハンドル1114および接続ハブ1108のいずれかまたは両方から取り外す場合には、ディスプレイ1112を、ハンドル1114および接続ハブ1108のいずれかまたは両方から引く(例えば滑らせる)ことができる。いくつかの例において、ハンドル1114からのディスプレイ1112の分離は、ディスプレイ1112およびハンドル1114を洗浄し、消毒する手順を容易にすることができる。
内視鏡装置400、500、500、800、900に関して上述したように、内視鏡装置1100のディスプレイ1112とハンドル1114の両方は、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ハブ1108において(例えば、接続ポート1160において、かつハウジング1146に沿って)使い捨て部分1116に取り付けることができ、ディスプレイ1112は、カニューレ102が患者に挿入されているとき、使い捨て部分1116に取り付けられなくてもよいし(例えば、それとワイヤレス通信する)(例えば、ハンドル1114が、使い捨て部分1116に取り付けられている、または取り付けられていない状態で)、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ポート1160において、延長ケーブル1101により、使い捨て部分1116に接続されることもできる(例えば、ハンドル1114が、使い捨て部分1116に取り付けられている、または取り付けられていない状態で)。
図34を参照すると、延長ケーブル1119(例えばディスプレイケーブル)がコネクタ1121を含み、このコネクタは、接続ハブ1108の基部部分1168の戻り止め1172を滑り越え、ケーブルポート1160と嵌合するように形成されている。延長ケーブル1119はさらに、コネクタ1121から延びる、ディスプレイ1112の電気コネクタ1188と嵌合するように形成された基部端を含むケーブル(図示せず)を含む。
図35を参照すると、内視鏡装置1100のディスプレイ1112およびハンドル1114は、ドッキングステーション1131によって支持される(例えば、保持され、それに嵌合される、または取り付けられる)ように設計されている。ドッキングステーション1131は、壁マウント1133と、ハンドル1114をチャネル1123に支持することができる突出部1137を含む保持ユニット1135と、ディスプレイ1112をドッキングステーション1131に固定するためにディスプレイ1112中の磁石1190を引き寄せるようにサイズ設定され、配置されている金属部品(図示せず)とを含む。
図36〜38は、ディスプレイ1112から分離可能であるハンドル1214を含む別の内視鏡装置1200の様々な部分を示す。内視鏡装置1200は、いくつかの局面における構造および機能において内視鏡装置1100に類似し、したがって、カニューレ102、イメージングシステム104(例えば、カメラアクチュエータ148を除く)、接続ハブ1208、ハンドル1214および再使用可能なディスプレイ1112を含む。カニューレ102、イメージングシステム104および接続ハブ1208がいっしょになって内視鏡装置1200の使い捨て部分1216を形成する。ハンドル1214は、ディスプレイ1112に取り付け可能かつディスプレイ1112から取り外し可能であるとき、使い捨てハンドルであってもよいし、再使用可能なディスプレイ1112といっしょになって内視鏡装置1200の複数回使用可能部分を形成する複数回使用可能なハンドルであってもよい。
接続ハブ1208は、カニューレ102の基部端領域110を包囲し、ハンドル1214のチャネル1223を通過するようにサイズ設定されている。接続ハブ1208はまた、カニューレ102の基部端領域110とカニューレ102の末端チップ106との間の流体連通および電気通信のためのいくつかの機構を提供する。例えば、接続ハブ1208は、ハウジング1246と、カメラアクチュエータ1248(例えば、2つの互いに反対側のプッシュボタン1276を提供する)と、カニューレ102の基部端領域110に隣接して位置する流体ポート(図示せず)と、ハウジング1246の基部開口1258に配置された内部入口ポートと、カニューレ102の基部端領域110から入口ポートまで延びる内部機能的導管とを含む。
ハウジング1246は、カニューレ102の一次軸122とほぼ軸方向に整合し、横方向に対称である概してカーブしたプロファイルを有する。ハウジング1246は、カニューレ102が通過する末端開口1262と、流体ポートが固定される開口(例えば、シャフト120の側壁開口144と整合)と、基部開口1258と、ディスプレイ1112またはディスプレイケーブルを接続することができる上接続ポート1260(例えばマイクロHDMIポートまたは別のタイプのポート)とを画定する。これに関して、接続ハブ1208はまた、カメラアクチュエータ1248を接続ポート1260と通信させる電気部品を含む。ハウジング1246はさらに、流体ポート、カメラアクチュエータ1248、接続ポート1260および入口ポートを正しく配置するさらなる内壁機構(例えばフランジ、開口、ブラケット、タブ、チャネルなど)を画定する。
ハウジング1246の末端部分1266が、カニューレ102の末端チップ106(例えば、ルーメン開口132の位置)と流体ポートとの間の流体連通を提供し、また、末端チップ106と内部機能的導管との間の流体連通(例えば、入口ポートへのさらなる流体連通のために)を提供する。ハウジング1246の末端部分1266はさらに、カニューレ102の末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とカメラアクチュエータ1248との間、および末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とディスプレイ1112との間の電気通信(例えば、接続ポート1260を介する)を提供する。末端部分1266は、ユーザの指によるプッシュボタン1276の位置特定を容易にするための、プッシュボタン1276を包囲する2つのレセプタクル1270を画定する。末端部分1266はさらに、ハンドル1214の適切な配置のためにハンドル1214が当接することができる肩1201を画定する。
ハウジング1246の基部部分1268が、ハンドル1214を接続ハブ1208に固定(例えばロック)することができる2つのロック機構1272を提供し、それにより、ハンドル1214(および、例えば、それに取り付けられたディスプレイ1112)をカニューレ102の一次軸122沿いの固定位置に配置する。基部部分1268はまた、内視鏡装置1200を操作するために使用することができるグリップ1274を提供する。
流体ポート、内部機能的導管および入口ポートは、構造および機能において、内視鏡装置100に関して上述した流体ポート150、機能的導管156および入口ポート152に実質的に類似している。
ハンドル1214は、ハンドル1214を接続ハブ1208の上に滑らせ、それに固定することができるチャネル1223を画定する把持部分1292を含む。ハンドル1214はまた、ハンドル1214をディスプレイ1112に固定することができるアタッチメントプレート1296を含む。
ハンドル1214を接続ハブ1208に取り付ける場合には、チャネル1223を、把持部分1292が細長い戻り止めを通過し、末端部分1266の肩1201に当接するまで、接続ハブ1208の基部部分1268の上を末端方向に滑らせる。ハンドル1214を接続ハブ1208から取り外す場合には、ユーザが戻り止め1272を手で押し下げて、把持部品1292の基部方向への滑りを可能にし、ハンドル1214を引いて(例えば滑らせて)接続ハブ1208から外す。
ディスプレイ1112は、ハンドル1214を接続ハブ1108に取り付けたのち、ハンドル1214に取り付けることができる。ディスプレイ1112をハンドル1214に取り付ける場合には、フランジ1105を末端方向に滑らせてアタッチメントプレート1296に当てて、ディスプレイ1112をハンドル1214に固定する(例えば締り嵌めにより)。ディスプレイ1112がハンドル1214に取り付けられると、電気コネクタ1188を接続ハブ1260に嵌合させることにより、ディスプレイ1112を接続ハブ1208と電気的に通信させることができる。ディスプレイ1112をハンドル1214および接続ハブ1208のいずれかまたは両方から取り外す場合には、ディスプレイ1112を、ハンドル1214および接続ハブ1208のいずれかまたは両方から引く(例えば滑らせる)ことができる。
内視鏡装置400、500、500、800、900、1100に関して上述したように、内視鏡装置1200のディスプレイ1112とハンドル1214の両方は、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ハブ1208において(例えば、接続ポート1260において、かつハウジング1246に沿って)使い捨て部分1216に取り付けることができ、ディスプレイ1112は、カニューレ102が患者に挿入されているとき、使い捨て部分1216に取り付けられなくてもよいし(例えば、それとワイヤレス通信する)(例えば、ハンドル1214が、使い捨て部分1216に取り付けられている、または取り付けられていない状態で)、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ポート1260において、延長ケーブル1201により、使い捨て部分1216に接続されることもできる(例えば、ハンドル1214が、使い捨て部分1216に取り付けられている、または取り付けられていない状態で)。
図38を参照すると、延長ケーブル1219(例えばディスプレイケーブル)がコネクタ1221を含み、このコネクタは、接続ハブ1208の基部部分1268上の戻り止め1272を滑り越え、ケーブルポート1260と嵌合するように形成されている。延長ケーブル1219はさらに、コネクタ1221から延びる、ディスプレイ1112の電気コネクタ1288と嵌合するように形成された基部端を含むケーブル(図示せず)を含む。
上述の内視鏡装置は、ハンドルによって支持されるディスプレイを含むものとして記載され、図示されているが、いくつかの態様において、内視鏡装置は、接続ハブに取り付け可能であり、接続ハブによって支持されるディスプレイを含む。例えば、図39〜41は、そのようなディスプレイ1312および接続ハブ1308を含む内視鏡装置1300の様々な部分を示す。内視鏡装置1300は、いくつかの局面における構造および機能において上述の内視鏡装置に類似し、したがって、カニューレ102、イメージングシステム104(例えば、カメラアクチュエータ148を除く)、接続ハブ1308、ハンドル1314およびディスプレイ1312を含む。カニューレ102、イメージングシステム104および接続ハブ1308がいっしょになって内視鏡装置1300の使い捨て部分1316を形成し、ディスプレイ1312およびハンドル1314が、互いに直結されてはいないが、内視鏡装置1300の再使用可能部分1318を形成する。
接続ハブ1308は、カニューレ102の基部端領域110を包囲し、ディスプレイ1312とハンドル1314の両方のための取り付け部品として働く。接続ハブ1308はまた、カニューレ102の基部端領域110とカニューレ102の末端チップ106との間の流体連通および電気通信のためのいくつかの機構を提供する。例えば、接続ハブ1308は、ハウジング1346と、カメラアクチュエータ1348(例えば、2つの互いに反対側のプッシュボタン1376を提供する)と、カニューレ102の基部端領域110に隣接して位置する流体ポート(図示せず)と、ハウジング1346の基部開口1358に配置された内部入口ポートと、カニューレ102の基部端領域110から入口ポートまで延びる内部機能的導管とを含む。
ハウジング1346は、カニューレ102の一次軸122とほぼ軸方向に整合し、横方向に対称である概してカーブしたプロファイルを有する。ハウジング1346は、カニューレ102が通過する末端開口1362と、流体ポートが固定される開口(例えば、シャフト120の側壁開口144と整合)と、基部開口1358と、ディスプレイ1312またはディスプレイケーブルを接続することができる上接続ポート1360(例えばマイクロHDMIポートまたは別のタイプのポート)とを画定する。これに関して、接続ハブ1308はまた、カメラアクチュエータ1348を接続ポート1360と通信させる電気部品を含む。ハウジング1346はさらに、流体ポート、カメラアクチュエータ1348、接続ポート1360および入口ポートを正しく配置するさらなる内壁機構(例えばフランジ、開口、ブラケット、タブ、チャネルなど)を画定する。
ハウジング1346の末端部分1366が、カニューレ102の末端チップ106(例えば、ルーメン開口132の位置)と流体ポートとの間の流体連通を提供し、また、末端チップ106と内部機能的導管との間の流体連通(例えば、入口ポートへのさらなる流体連通のために)を提供する。ハウジング1346の末端部分1366はさらに、カニューレ102の末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とカメラアクチュエータ1348との間、および末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とディスプレイ1312との間の電気通信(例えば、接続ポート1360を介する)を提供する。末端部分1366は、ユーザの指によるプッシュボタン1376の位置特定を容易にするための、プッシュボタン1376を包囲する2つのレセプタクル1370を画定する。
ハウジング1346の基部部分1368が、ハンドル1314を固定し、細長いカニューレ102の一次軸128に対して枢動させることができるピン1372を支持する。したがって、ピン1372は、ハンドル1314(例えば、ハンドル1314の一端)をカニューレ102の一次軸122沿いの固定位置に配置する。基部部分1368はまた、内視鏡装置1300を操作するために使用することができるグリップ1374を提供する。基部部分1368はさらに、ディスプレイ1312を支持することができるシート1301と、ディスプレイ1312を、図39に示すような動作可能位置に固定するための保持部材1341とを画定する。シート1301は平らな凹面として形成され、保持部材1341は、ディスプレイ1312のアタッチメントフランジ1307と嵌合するように形成されている薄く細長い延長部として提供される。
接続ハブ1308のハウジング1346は通常、約10cm〜約20cm(例えば約15cm)の長さ(例えば、カニューレ102の一次軸122に沿って計測)と、約15cm〜約40cm(例えば約25cm)の最大幅とを有する。ハウジング1346の基部部分1368は通常、約2cm〜約4cm(例えば約3cm)の幅(例えばハンドル着座幅)を有する。ハウジング1346は通常、ABSまたはポリカーボネートまたはコポリエステルを含む1つまたは複数の材料でできており、通常、射出成形によって製造される。流体ポート、内部機能的導管および入口ポートは、構造および機能において、内視鏡装置100に関して上述した流体ポート150、機能的導管156および入口ポート152に実質的に類似している。
ディスプレイ1312は、構造および機能において内視鏡装置1100、1200のディスプレイ1112に類似している。したがって、ディスプレイ1312は、ハウジング1380と、画面1182と、ディスプレイ1312の上後面に沿って配置された電源制御(例えばプッシュボタン、図示せず)と、内部電子部品186と、接続ハブ1308の接続ポート1360と嵌合してイメージングシステム104と内部電子部品186との間で信号を中継する電気コネクタ1388(例えばマイクロHDMIコネクタまたは別のタイプのコネクタ)と、磁石1390とを含む。ディスプレイ1312のハウジング1380は通常、約11cm〜約15cm(例えば約13cm)の長さと、約2cm〜約4cm(例えば約3cm)の幅と、約7cm〜約9cm(例えば約8cm)の高さとを有する。特に図39を参照すると、ディスプレイ1312は通常、接続ハブ1308に対し、カニューレ102の一次軸122とディスプレイ1012の中心軸1398との間で計測して約80°〜約115°(例えば約95°)の角度に向けられている。ディスプレイ1312のハウジング1380は通常、射出成形によって製造される。
ハンドル1314は、ハンドル1314を接続ハブ1308上のピン1372に取り付けることができ、ハンドル1314をピン1372を中心に枢動させることができる2つの接続タブ1343と穴1345を含む把持部分1392を含む。したがって、ハンドル1314は、接続タブ1343が撓んでピン1372の両端の周囲に嵌まり込むことを可能とし、かつ、様々な滅菌液および処置に化学的に耐えることができる、ポリカーボネートまたはコポリエステルまたはABSなどの1つまたは複数の材料でできている。ハンドル1314は、約8cm〜約12cm(例えば約10cm)の長さと、約2cm〜約4cm(例えば約3cm)の幅とを有する。
ハンドル1314は、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ハブ1308に取り付けられる。ハンドル1314を接続ハブ1308に取り付ける場合には、グリップ1374を絞って接続タブ1343を互いからさらに離間させて(例えば、接続タブ1343間のキャップを広げて)、両方の接続タブ1343をピン1372のほぼ両端に配置することができるようにする。接続タブ1343がピン1372と整合したならば、グリップ1374を解放して、接続タブ1343をピン1372のそれぞれの端部へと引っ込ませる(例えば内方に動かす)。グリップ1374は、ピン1372を中心に枢動することができ、接続タブ1343とハウジング1346との間の戻り止め機構により、所望の枢動位置に保持される。ハンドル1314を接続ハブ1308から取り外す場合には、グリップ1374を再び絞って接続タブ1343を互いからさらに離間させ、ピン1372から外すと、その時点で、ハンドル1314を接続ハブ1308から取り外すことができる。
ディスプレイ1312は、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ハブ1308に取り付けることができ、ディスプレイ1312は、カニューレ102が患者に挿入されているとき、接続ハブ1308に取り付けられなくてもよいし(例えば、それとワイヤレス通信する)、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ポート1360において、ディスプレイケーブルにより、接続ハブ1308に接続されることもできる。ディスプレイ1312を接続ハブ1308に取り付ける場合には、ディスプレイ1312をシート1301の基部端に配置し、末端方向に動かして、電気コネクタ1388が接続ポート1360と嵌合するまで、フランジ1307を接続ハブ1308の保持部材1341上に滑らせる。ディスプレイ1312は、締り嵌めにより、保持部材1341上の定位置に保持される。ハンドル1314は、ディスプレイ1312と接続ハブ1308との接続に関連するこれらの構成のいずれでも、接続ハブ1308に取り付けられてもよいし、取り付けられなくてもよい。ディスプレイ1312を接続ハブ1308から切り離す場合には、ディスプレイ1312を接続ハブ1360に対して基部方向に引いてフランジ1307を保持部材1341から外す。いくつかの例において、ディスプレイ1312とハンドル1314とを別々の部品として提供すると、ディスプレイ1312およびハンドル1314を洗浄し、消毒する手順を容易にすることができる。
上述の内視鏡装置のいくつかは、別個の金属付属品とインタフェースするように設計されている磁石を含むものとして記載され、図示されているが、いくつかの態様において、構造および機能において上述の内視鏡装置のいずれかに実質的に類似する内視鏡装置が、代替的に、別個の磁石付属品とインタフェースするように設計されている金属プレートを含んでもよい。
図42および43は、接続ハブ1408によって支持されるディスプレイ1412および枢動可能なハンドル1414を含む別の内視鏡装置1400を示す。内視鏡装置1400は、いくつかの局面における構造および機能において上述の内視鏡装置に類似し、したがって、カニューレ102およびイメージングシステム1404をさらに含む。カニューレ102、イメージングシステム1404、接続ハブ1408およびハンドル1414がいっしょになって内視鏡装置1400の使い捨て部分1416を形成し、ディスプレイ1412が内視鏡装置1400の再使用可能部分1418を提供する。
図44および45を参照すると、接続ハブ1408は、カニューレ102の基部端領域110を包囲し、再使用可能なディスプレイ1412のための取り付け部品として働く。接続ハブ1408はまた、カニューレ102の基部端領域110とカニューレ102の末端チップ106との間の流体連通および電気通信のためのいくつかの機構を提供する。例えば、接続ハブ1408は、ハウジング1446と、カメラアクチュエータ1448(例えば、2つの互いに反対側のプッシュボタン1476を提供する)と、カニューレ102の基部端領域110に隣接して位置する流体ポート1450と、ハウジング1446の基部開口1458に配置された入口ポート1452と、カニューレ102の基部端領域110から入口ポート1452まで延びるまっすぐな機能的導管1456とを含む。
ハウジング1446は、カニューレ102の一次軸122とほぼ軸方向に整合し、横方向に対称である概してカーブしたプロファイルを有する。ハウジング1446は、カニューレ102が通過する末端開口1462と、流体ポート150が固定される開口1454(例えば、シャフト120の側壁開口144と整合)と、基部開口1458と、ディスプレイ1412またはディスプレイケーブルを接続することができる水平方向の上接続ポート1460(例えばマイクロHDMIポートまたは別のタイプのポート)とを画定する。これに関して、接続ハブ1408はまた、カメラアクチュエータ1448を接続ポート1460と通信させる電気部品を含む。接続ポート1460は、ディスプレイ1412と係合してディスプレイ1412を接続ハブ1408に固定することができる互いに反対側の細長いフランジ1431を含む。ハウジング1446はさらに、流体ポート1450、カメラアクチュエータ1448、接続ポート1460および入口ポート1452を正しく配置するさらなる内壁機構(例えばフランジ、開口、ブラケット、タブなど)を画定する。
ハウジング1446の末端部分1466が、カニューレ102の末端チップ106(例えば、ルーメン開口132の位置)と流体ポート1450との間の流体連通を提供し、また、末端チップ106と機能的導管1456との間の流体連通(例えば、入口ポート1452へのさらなる流体連通のために)を提供する。ハウジング1446の末端部分1466はさらに、カニューレ102の末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とカメラアクチュエータ1448との間、および末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とディスプレイ1412との間の電気通信(例えば、接続ポート1460を介する)を提供する。
ハウジング1446の基部部分1468が、ハンドル1414が固定され、細長いカニューレ102の一次軸128に対して枢動するところの内部ピンを支持する。したがって、ピンは、ハンドル1414(例えば、ハンドル1414の一端)をカニューレ102の一次軸122沿いの固定位置に配置する。基部部分1468はまた、内視鏡装置1400を操作するために使用することができるグリップ1474を提供する。
接続ハブ1408のハウジング1446は通常、約10cm〜約20cm(例えば約15cm)の長さ(例えば、カニューレ102の一次軸122に沿って計測)と、約20cm〜約30cm(例えば約25cm)の最大幅とを有する。ハウジング1446の基部部分1468(例えば、ハンドル1414を除く)は通常、約1.4cm〜約1.8cm(例えば約1.6cm)の幅を有する。ハウジング1446は通常、ABSまたはポリカーボネートまたはコポリエステルなどの1つまたは複数の材料でできており、通常、射出成形によって製造される。流体ポート1450、内部機能的導管1456および入口ポート1452は、入口ポート1452がカーブしておらず、まっすぐであることを除き、構造および機能において、内視鏡装置100に関して上述した流体ポート150、機能的導管156および入口ポート152に実質的に類似している。
イメージングシステム1404もまた、構造および機能においてイメージングシステム104に類似している。例えば、イメージングシステム1404は、カメラ142と、画像取得のために周囲組織を均一に照明するための、カメラ142の両側に配置されたLED138と、カメラアクチュエータ1448と、カメラ142およびLED138からカメラアクチュエータ1448および接続ポート1460まで延びる1つまたは複数の電気ケーブル(例えば1つまたは複数のビデオおよび制御ケーブル、図示せず)と、イメージングシステム1404の様々な部品と接続ハブ1408の接続ポート1460との間の電気通信を提供する他の電気部品とを含む。いくつかの態様において、1つまたは複数の電気ケーブルはカニューレ102のルーメン128を通って延びる。いくつかの態様において、1つまたは複数の電気ケーブルはカニューレ102の側壁中のチャネル内を延びる。いくつかの態様において、イメージングシステム1404は、1つまたは複数の電気ケーブルの代わりに電気通信を運ぶためのフレックス回路部材を含む。プッシュボタン1476は、プッシュボタン176およびカメラアクチュエータ148に関して上述したような、プッシュボタン1476のいずれかまたは両方が押下されると、プッシュボタン1476が一時的にカメラアクチュエータ1448の内部部品を動かして画像取り込みを開始させるような、オーバーモールド成形エラストマーから形成され得る可撓性部品である。
図46および47を参照すると、ディスプレイ1412は、構造および機能において上述の内視鏡装置のディスプレイに類似している。したがって、ディスプレイ1412は、ハウジング1480と、画面1482と、ディスプレイ1412の上後面に沿って配置された電源制御1484と、内部電子部品186と、接続ハブ1408の接続ポート1460と嵌合してイメージングシステム1404と内部電子部品186との間で信号を中継する電気コネクタ1488(例えばマイクロHDMIコネクタまたは別のタイプのコネクタ)と、丸い金属プレート1490とを含む。金属プレート1490は、ディスプレイ1412が内視鏡装置1400の使い捨て部分1416から切り離されるとき、磁石および可撓性の付属品アームによって支持される、または他のやり方でそれらとインタフェースするように設計されている。さらに図48を参照すると、ディスプレイ1412はさらに、ディスプレイ1412を基部方向に滑らせて接続ポート1460のフランジ1431に沿って接続ハブ1408に取り付けることができ、ディスプレイ1412をフランジ1431から末端方向に滑らせてディスプレイ1412を接続ハブ1408から分解することができるスロット1435を画定するアタッチメントピース1433を含む。スロット1435は通常、接続ポート1460のフランジ1431との正しい摩擦嵌合のために約10cm〜約30cm(例えば約20cm)の最大幅を有する。アタッチメントピース1433はさらに、ハンドル1414の上縁1439に相補的である、ディスプレイ1412が接続ハブ1408に固定されるとき上縁1439に接触する互いに反対側のチャネル1437を画定する。
ディスプレイ1412のハウジング1480は通常、約11cm〜約15cm(例えば約13cm)の長さと、約7cm〜約9cm(例えば約8cm)の幅と、約2cm〜約4cm(例えば約3cm)の高さとを有する。特に図43を参照すると、ディスプレイ1412は通常、接続ハブ1408に対し、カニューレ102の一次軸122とディスプレイ1412の中心軸1498との間で計測して約80°〜約100°(例えば約90°)の角度に向けられている。ディスプレイ1412のハウジング1480は通常、射出成形によって製造される。
図42および45を参照すると、ハンドル1414は把持部分1492を画定し、この把持部分により、ハンドル1414を把持して接続ハブ1408の方向に枢動させて、ハンドル1414が接続ハブ1408およびカニューレ102の一次軸122と整列するインライン配置(図45に示す)に動かすことができる。把持部分1492は、ハンドル1414がインライン配置に向けられたとき接続ハブ1408の基部部分1468を包囲するチャネル1496を画定する。把持部分1492に加えて、ハンドル1414はまた、ハンドル1414をインライン配置に維持するために接続ハブ1408の基部部分1468に沿って配置された凹部1443に留まる内部戻り止め(図示せず)を有する2つの互いに反対側のタブ1441を画定する。タブ1441は、ハンドル1414がインライン配置に向けられるときディスプレイ1412が接続ポート1460に沿って滑らされて接続ハブ1408に取り付けられるのを防ぐそれぞれの突出部1445を含む。
ハンドル1414はまた、インライン配置から、ハンドル1414が接続ハブ1408(図42)に対して約90°〜約100°(例えば約95°)の角度に向けられてピストル型のグリップを提供するところの軸外れ配置(図42に示す)へと枢動させることができる。ハンドル1414が軸外れ配置にあるとき、ディスプレイ1412を接続ポート1460に沿って滑らせて接続ハブ1408に取り付けることができる。アタッチメントピース1433のチャネル1437は、ディスプレイ1412が接続ハブ1408に取り付けられているとき、ハンドル1414のタブ1441に沿って上縁1439と接触している。ハンドル1414をインライン配置から軸外れ配置へ調節するために、ハンドル1414の把持部分1492に加えられる力は、タブ1441の内部戻り止めを接続ハブ1408に沿って凹部1443から押し出すのに十分な大きさでなければならない。したがって、ハンドル1414は、タブ1441が凹部1443に対して撓むことを可能とし、かつ、様々な滅菌液および処置に化学的に耐えることができる1つまたは複数の材料(例えばポリカーボネートまたはコポリエステルまたはABS)でできている。ハンドル1414は、約7cm〜約12cm(例えば約9cm)の長さと、約1cm〜約3cm(例えば約2cm)の幅とを有する。
ディスプレイ1412は、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ハブ1408に取り付けることができ、ディスプレイ1412は、カニューレ102が患者に挿入されているとき、接続ハブ1408に取り付けられなくてもよいし(例えば、それとワイヤレス通信する)(例えば、ハンドル1414がインライン配置にある状態で)、カニューレ102を患者に挿入する前に、接続ポート1460において、ディスプレイケーブルにより、接続ハブ1408に接続されてもよい(例えば、ハンドル1414がインライン配置にある状態で)。図48を参照すると、ディスプレイ1412を接続ハブ1408に取り付ける場合には、ディスプレイ1412を基部部分1468の近くに配置し、基部方向に動かして、電気コネクタ1488が接続ポート1460と嵌合するまで、スロット1435を接続ハブ1408のフランジ1431上に滑らせる。ディスプレイ1412は、締り嵌めにより、フランジ1431上の定位置に保持される。ディスプレイ1412を接続ハブ1408から切り離す場合には、ディスプレイ1412を接続ハブ1460に対して末端方向に引いてスロット1435をフランジ1441から外す。
上述の内視鏡装置は、特定の寸法、形状および材料組成を含むものとして記載され、図示されているが、いくつかの態様において、構造および機能において上述の内視鏡装置のいずれかに類似している内視鏡装置が、上記とは異なる1つまたは複数の寸法、形状および/または材料組成を含み得る。他の態様が以下の特許請求の範囲内である。
図49〜51は、接続ハブ1508によって支持されるディスプレイ1512および枢動可能なハンドル1514を含む別の内視鏡装置1500を示す。内視鏡装置1500は、いくつかの局面における構造および機能において上述の内視鏡装置に類似し、したがって、カニューレ1502およびイメージングシステム1504をさらに含む。カニューレ1502、イメージングシステム1504、接続ハブ1508およびハンドル1514がいっしょになって内視鏡装置1500の使い捨て部分1516を形成し、ディスプレイ1512が内視鏡装置1500の再使用可能部分1518を提供する。
特に図51を参照すると、カニューレ1502は、カニューレ1502の末端1543からの距離を示す罫線1541を含むことを除き、構造および機能においてカニューレ102に実質的に類似している。すなわち、カニューレ1502は、先に記載され、図示されたカニューレ102の部品のすべてと、カニューレ1502に沿って配置された罫線1541とを含む。罫線1541は、腹腔鏡検査処置中、カニューレ1502が患者に挿入された深さを測定するために、ユーザが見ることができる。罫線1541は、メートル単位またはイギリス単位で提供されてもよいし、無次元の目盛りとして提供されてもよい。
図52〜55を参照すると、接続ハブ1508は、カニューレ1502の基部端領域110を包囲し、再使用可能なディスプレイ1512のための取り付け部品として働く。接続ハブ1508はまた、カニューレ1502の基部端領域110とカニューレ1502の末端チップ106との間の流体連通および電気通信のためのいくつかの機構を提供する。例えば、接続ハブ1508は、ハウジング1546と、カメラアクチュエータ1548(例えば、2つの互いに反対側のプッシュボタン1576を提供する)と、カニューレ1502の基部端領域110に隣接して位置する流体ポート1550と、ハウジング1546の基部開口1558に配置された入口ポート1552と、カニューレ1502の基部端領域110から入口ポート1552まで延びるまっすぐな機能的導管1456とを含む。
ハウジング1546は、カニューレ1502の一次軸122とほぼ軸方向に整合し、横方向に対称である概してカーブしたプロファイルを有する。ハウジング1546は、カニューレ1502が通過する末端開口1562と、流体ポートが固定される開口1554(例えば、シャフト120の側壁開口144と整合)と、基部開口1558と、ディスプレイ1512またはディスプレイケーブルを接続することができる水平方向の上接続ポート1560(例えばマイクロHDMIポートまたは別のタイプのポート)とを画定する。これに関して、接続ハブ1508はまた、カメラアクチュエータ1548を接続ポート1560と通信させる電気部品を含む。接続ポート1560は、ディスプレイ1512と係合してディスプレイ1512を接続ハブ1508に固定することができる互いに反対側の細長いフランジ1531を含む。ハウジング1546はさらに、流体ポート1550、カメラアクチュエータ1548、接続ポート1560および入口ポート1552を正しく配置するさらなる内壁機構(例えばフランジ、開口、ブラケット、タブなど)を画定する。
ハウジング1546の末端部分1566が、カニューレ1502の末端チップ106(例えば、ルーメン開口132の位置)と流体ポート1550との間の流体連通を提供し、また、末端チップ106と機能的導管1556との間の流体連通(例えば、入口ポート1552へのさらなる流体連通のために)を提供する。ハウジング1546の末端部分1566はさらに、カニューレ102の末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とカメラアクチュエータ1548との間、および末端チップ106(例えば、カメラ142の位置)とディスプレイ1512との間の電気通信(例えば、接続ポート1560を介する)を提供する。
ハウジング1546の基部部分1568が、内視鏡装置1500を操作するために使用することができるグリップ1574を提供し、ハンドル1514は、基部部分1568に対して枢動可能である。特に図55を参照すると、ハンドル1514は、ハンドル1514が基部部分1568に対して回転することができるところの円形突出部1545と、ハンドル1514の位置を基部部分1568に対してロックすることができるところの多角形突出部1547とを画定する。特に図54を参照すると、ハウジング1546の基部部分1568は、ハンドル1514が基部部分1568に対して枢動することを可能とするために円形突出部1545を受けるようにサイズ設定されている円形凹部1549を画定する。基部部分1568はさらに、ハンドル1514をインライン配置(例えば「鉛筆グリップ」配置)にロックすることができるところの多角形凹部1551と、図49および50に示し、以下さらに詳細に説明するような、ハンドル1514を軸外れ配置(例えば、ハンドル1514が接続ハブ1508に対してアンチパラレルに向けられる「ピストルグリップ」配置)にロックすることができるところの多角形凹部1553とを画定する。
接続ハブ1508のハウジング1546は通常、約10cm〜約20cm(例えば約15cm)の長さ(例えば、カニューレ1502の一次軸122に沿って計測)と、約20cm〜約30cm(例えば約25cm)の最大幅とを有する。ハウジング1546の基部部分1568(例えば、グリップ1574を除く)は通常、約1.4cm〜約1.8cm(例えば約1.6cm)の幅を有する。ハウジング1546は通常、ABS、ポリカーボネートおよびコポリエステルなどの1つまたは複数の材料でできており、通常、射出成形によって製造される。流体ポート1550、機能的導管1556および入口ポート1552は、入口ポート1552がカーブしておらず、まっすぐであることを除き、構造および機能において、内視鏡装置100に関して上述した流体ポート150、機能的導管156および入口ポート152に実質的に類似している。
イメージングシステム1504もまた、構造および機能においてイメージングシステム104に類似している。例えば、イメージングシステム1504は、カメラ142と、画像取得のために周囲組織を均一に照明するための、カメラ142の両側に配置されたLED138と、カメラアクチュエータ1548と、カメラ142およびLED138からカメラアクチュエータ1548および接続ポート1560まで延びる1つまたは複数の電気ケーブル(例えば、1つまたは複数のビデオおよび制御ケーブル、図示せず)と、イメージングシステム1504の様々な部品と接続ポート1560との間の電気通信を提供する他の電気部品とを含む。
いくつかの態様において、1つまたは複数の電気ケーブルはカニューレ1502のルーメン128を通って延びる。いくつかの態様において、1つまたは複数の電気ケーブルはカニューレ1502の側壁中のチャネル内を延びる。いくつかの態様において、イメージングシステム1504は、1つまたは複数の電気ケーブルの代わりに電気通信を運ぶためのフレックス回路部材を含む。プッシュボタン1576は、プッシュボタン176およびカメラアクチュエータ148に関して上述したような、プッシュボタン1576のいずれかまたは両方が押下されると、プッシュボタン1576が一時的にカメラアクチュエータ1548の内部部品を動かして画像取り込みを開始させるような、オーバーモールド成形エラストマーから形成され得る可撓性部品である。
図56〜58を参照すると、ディスプレイ1512は、構造および機能において上述の内視鏡装置のディスプレイに類似している。したがって、ディスプレイ1512は、ハウジング1580と、画面1582と、ディスプレイ1512の上後面に沿って配置された電源ボタン1584と、内部電子部品1586と、接続ハブ1508の接続ポート1560と嵌合してイメージングシステム1504と内部電子部品1586との間で信号を中継する電気コネクタ1588(例えばマイクロHDMIコネクタまたは別のタイプのコネクタ)と、丸い金属プレート1590とを含む。金属プレート1590は、ディスプレイ1512が内視鏡装置1500の使い捨て部分1516から切り離されるとき、磁石および/または可撓性の付属品アームによって支持される、または他のやり方でそれらとインタフェースするように設計されている。
ディスプレイ1512はさらに、ディスプレイ1512を接続ポート1560のフランジ1531に沿って接続ハブ1508に取り付ける場合にはディスプレイ1512を基部方向に滑らせることができ、ディスプレイ1512を接続ハブ1508から分解する場合にはディスプレイ1512をフランジ1531から末端方向に滑らせることができるスロット1535を画定するアタッチメントピース1533を含む。スロット1535は通常、接続ポート1560のフランジ1531との正しい摩擦嵌合のために約10cm〜約30cm(例えば約20cm)の最大幅を有する。アタッチメントピース1533はさらに、ハンドル1514の縁1539に相補的である、ディスプレイ1512が接続ハブ1508に固定されるとき縁1539に接触する互いに反対側のチャネル1537を含む。
ディスプレイ1512のハウジング1580は通常、約11cm〜約15cm(例えば約13cm)の長さと、約7cm〜約9cm(例えば約8cm)の幅と、約2cm〜約4cm(例えば約3cm)の高さとを有する。特に図50を参照すると、ディスプレイ1512は通常、接続ハブ1508に対し、カニューレ1502の一次軸122とディスプレイ1512の中心軸1598との間で計測して約80°〜約100°(例えば約90°)の角度に向けられている。ディスプレイ1412のハウジング1480は通常、射出成形によって製造される。ディスプレイ1512は通常、約0.2kg〜約0.3kgの重さを有する。
内部電子部品186に関して上述したように、内部電子部品1586は、カメラ142によって取得されたデータを処理または操作し、画面1582上に表示されるGUIを生成し、ディスプレイ1512とイメージングシステム1504との間で有線接続を介してデータを送信し、ディスプレイ1512と、内視鏡装置1500に機械的に接続されていない他の装置(例えばコンピュータ、スマートフォンまたはタブレット)との間でデータをワイヤレスで送信し、内視鏡装置の電源をオンおよびオフにし、内視鏡装置1500の様々なユーザ選択設定を実現するようにプログラムまたは他のやり方で構成されている。内部電子部品1586は、マイクロプロセッサ1571と、PCB1573と、ISP1575と、WiFiモジュール1577と、バッテリ管理回路と、電流モニタ回路と、オンボードメモリ1579(例えば不揮発性ストレージメモリ)と、USBインターフェイス1581と、イメージングシステム1504の機能および内視鏡装置1500の他の機能を実行するために必要な約1400mAhの充電容量を有する充電式電池1583とを含む。
電気コネクタ188は、外部ディスプレイへのビデオ出力、充電式バッテリを充電するためのACアダプターへのコネクタおよび/または画像、ビデオおよび/または設定をダウンロードし、アップロードするためのホストPCへのポートとして、さらに、充電式バッテリを充電するためを含む複数の目的を果たす。オンボードメモリは、内視鏡装置100の画像、ビデオおよび/または設定を記憶するために使用されるフラッシュメモリカードを受けるために使用される。
図49および53を参照すると、ハンドル1514は把持部分1592を画定し、この把持部分により、ハンドル1514を把持して接続ハブ1508の方向に枢動させて、ハンドル1514が接続ハブ1508と整列し、格納されるところのインライン配置(図53に示す)に動かすことができる。把持部分1592は、ハンドル1514がインライン配置に向けられたとき接続ハブ1508の基部部分1568を包囲するチャネル1596を画定する。把持部分1592に加えて、ハンドル1514はまた、ハンドル1514をインライン配置に維持するために接続ハブ1508の基部部分1568に沿って配置された凹部1551に留まる突出部1547を画定する2つの互いに反対側のタブ1561を画定する。タブ1561は、ハンドル1514がインライン配置に向けられるときディスプレイ1512が接続ポート1560に沿って滑らされて接続ハブ1508に取り付けられるのを防ぐそれぞれの突出部1565を含む(例えば、突出部1565は、ディスプレイ1512の動きに対する障害を提供する)。したがって、タブ1561は、ディスプレイ1512が接続ハブ1508上で安定に均衡し得ず、ユーザの手(例えば、ハンドル1514を把持する)がディスプレイ画面1582の目視を妨げる配置でディスプレイ1512が内視鏡装置1500の再使用可能部分1516に取り付けられるのを防ぐ。
ハンドル1514はまた、インライン配置(図53に示す)から、ハンドル1514が接続ハブ1508に対して約90°〜約100°(例えば約95°)の角度に向けられてピストル型のグリップを提供するところの軸外れ配置(図49に示す)へと枢動させることができる。ハンドル1514が軸外れ配置にあるとき、ディスプレイ1512を接続ポート1560に沿って滑らせて接続ハブ1508に取り付けることができる。ディスプレイ1512が接続ハブ1508に取り付けられているとき、アタッチメントピース1533のチャネル1537がハンドル1514のタブ1561に沿って縁1539と接触する。
ハンドル1514をインライン配置と軸外れ配置との間で調節するために、ハンドル1514の把持部分1592に加えられる力は、タブ1561の突出部1547を接続ハブ1508沿いの凹部1551または凹部1553から押し出すのに十分な大きさでなければならない。したがって、ハンドル1514は、タブ1561が凹部1551、1553に対して撓むことを可能とし、かつ、様々な滅菌液および処置に化学的に耐えることができる1つまたは複数の材料(例えば、ポリカーボネート、コポリエステルおよびABSを含む)でできている。ハンドル1514は、約7cm〜約12cm(例えば約9cm)の長さと、約1cm〜約3cm(例えば約2cm)の幅とを有する。内視鏡装置1500の使い捨て部分1516(例えば、カニューレ1502、イメージングシステム1504、接続ハブ1508およびハンドル1514を含む)は通常、約0.2kg〜約0.4kgの重さを有する。
ディスプレイ1512は、カニューレ1502を患者に挿入する前に、接続ハブ1508に取り付けることができ、ディスプレイ1512は、カニューレ1502が患者に挿入されているとき、接続ハブ1508に取り付けられなくてもよいし(例えば、それとワイヤレス通信する)(例えば、ハンドル1514がインライン配置にある状態で)、カニューレ1502を患者に挿入する前に、接続ポート1560において、ディスプレイケーブルにより、接続ハブ1508に接続されてもよい(例えば、ハンドル1514がインライン配置にある状態で)。再び図49を参照すると、ディスプレイ1512を接続ハブ1508に取り付ける場合には、ディスプレイ1512を基部部分1568の近くに配置し、基部方向に動かして、電気コネクタ1588が接続ポート1560と嵌合するまで、スロット1535を接続ハブ1508のフランジ1531上に滑らせる。ディスプレイ1512は、締り嵌めにより、フランジ1531上の定位置に保持される。ディスプレイ1512を接続ハブ1508から切り離す場合には、ディスプレイ1512を接続ハブ1560に対して末端方向に引いてスロット1535をフランジ1531から外す。
図59〜61は、充電およびデータ転送のために内視鏡装置1500のディスプレイ1512を取り付けることができるドッキングステーション1600を示す。ドッキングステーション1600は、ディスプレイ1512の電気コネクタ1588に接続することができる接続ポート1602(例えばマイクロHDMIポート)と、ドッキングステーション1600上のディスプレイ1512の正しい配置をガイドするマウント1604(例えば、ディスプレイ1512のアタッチメントピース1533をマウント1604に沿って接続ポート1602の方向に滑らせることができる)と、ディスプレイ1512から別の電子またはコンピューティング装置にデータを転送するためのケーブルを接続することができる接続ポート1606と、電源ケーブルをドッキングステーション1600に接続することができる電源コネクタ1608と、内部電子部品を包囲するハウジング1610とを含む。ドッキングステーション1600は通常、約9cm〜約13cm(例えば約11cm)の長さと、約9cm〜約13cm(例えば約11cm)の幅と、約3cm〜約5cm(例えば約4cm)の全高とを有する。ハウジング1610を作ることができる材料の例は、ABS、ポリカーボネートおよびコポリエステルを含む。ドッキングステーション1600は通常、約0.15kg〜約0.25kgの範囲の重さを有する。
上述したように、ディスプレイ1512は、内視鏡装置1500の使い捨て部分1516から切り離されるとき、付属部品によって支持され得る、または他のやり方で金属プレート1590において付属部品とインタフェースし得る。付属部品の例は、ディスプレイ1512に付くように設計された剛性または可撓性のアームと、ディスプレイ1512が、使い捨て部分1516に機能的に接続した状態にとどまりながらも、内視鏡装置1500の使い捨て部分1516とは別個に配置されることを可能にするケーブルとを含む。

Claims (20)

  1. 子宮頸部を通して子宮に挿入されるように構成された使い捨てカニューレと;
    該子宮の画像を取得するための、該使い捨てカニューレの末端領域に固定されたカメラと;
    該カニューレの基部端領域に固定された接続ハブと;
    該接続ハブに固定可能である、該カメラによって取得された該画像を提示するように構成された再使用可能なディスプレイと;
    該接続ハブに固定されたハンドルであって、
    該ハンドルが該接続ハブに沿って格納されて、該接続ハブへの該再使用可能なディスプレイの取り付けを防ぐように配置される、第一の位置と、
    該ハンドルが該接続ハブに対してアンチパラレルである向きに展開されて、該接続ハブへの該再使用可能なディスプレイの取り付けを可能とするように配置される、第二の位置と
    の間で枢動可能であるハンドルと
    を含む、内視鏡装置。
  2. 接続ハブがハウジングを含み、ハンドルが第二の位置にあるときに該ハウジングにより内視鏡装置が把持されて使い捨てカニューレを操作することができる、請求項1記載の内視鏡装置。
  3. ハンドルが第一の位置にあるとき、該ハンドルが接続ハブに対して平行に向く、請求項1記載の内視鏡装置。
  4. ハンドルが第一の位置にあるとき、該ハンドルが鉛筆型のグリップを提供する、請求項1記載の内視鏡装置。
  5. ハンドルが第二の位置にあるとき、該ハンドルがピストル型のグリップを提供する、請求項1記載の内視鏡装置。
  6. 接続ハブに沿ってハンドルを格納するための、該接続ハブの外部プロファイルを包囲するように形成されている内部プロファイルを該ハンドルが画定する、請求項1記載の内視鏡装置。
  7. ハンドルが2つの突出部を含み、接続ハブが、該ハンドルを該接続ハブに対して第一の位置または第二の位置にロックするために一度につき該2つの突出部の一方と嵌合するように構成されている凹部を含む、請求項1記載の内視鏡装置。
  8. ハンドルが、該ハンドルが第一の位置にあるときに接続ハブへの再使用可能なディスプレイの取り付けを妨げるように配置され、かつ該ハンドルが第二の位置にあるときに該接続ハブへの該再使用可能なディスプレイの取り付けを可能とするように配置されている周縁部を含む、請求項1記載の内視鏡装置。
  9. カメラを再使用可能なディスプレイと電気的に通信させるように構成された電気ケーブルをさらに含む、請求項1記載の内視鏡装置。
  10. 再使用可能なディスプレイが、該再使用可能なディスプレイとカメラとの間のワイヤレス通信を実現するように構成された内部電子部品を含む、請求項1記載の内視鏡装置。
  11. 内部電子部品が、再使用可能なディスプレイ上での1つまたは複数のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)の提示を開始するようにプログラムされている、請求項1記載の内視鏡装置。
  12. ディスプレイが、内視鏡装置とは別個にある磁石とインタフェースするように構成されている金属プレートを含む、請求項1記載の内視鏡装置。
  13. ハンドルが使い捨てハンドルである、請求項1記載の内視鏡装置。
  14. 接続ハブが、作業ツールの通過を可能とするようにサイズ設定されておりかつ使い捨てカニューレのルーメンと流体連通している機能的導管を含む、請求項1記載の内視鏡装置。
  15. 接続ハブが、再使用可能なディスプレイとカメラとの間に電気通信を提供する、請求項1記載の内視鏡装置。
  16. 接続ハブが、再使用可能なディスプレイが該接続ハブに取り付けられるとき該再使用可能なディスプレイと嵌合するように構成されている電気ポートを含む、請求項1記載の内視鏡装置。
  17. 接続ハブが、カメラに画像の1つまたは複数を取り込ませるように動作可能であるカメラアクチュエータを含む、請求項1記載の内視鏡装置。
  18. 子宮頸部を通して子宮に挿入されるように構成された使い捨てカニューレと、
    該子宮の画像を取得するための、該使い捨てカニューレの末端領域に固定されたカメラと、
    該カニューレの基部端領域に固定された接続ハブと、
    該接続ハブに固定可能である、該カメラによって取得された画像を提示するように構成された再使用可能なディスプレイと、
    該接続ハブに固定されたハンドルであって、
    該ハンドルが該接続ハブに沿って格納されて、該接続ハブへの該再使用可能なディスプレイの取り付けを防ぐように配置される、第一の位置と、
    該ハンドルが該接続ハブに対してアンチパラレルである向きに展開されて、該接続ハブへの該再使用可能なディスプレイの取り付けを可能とするように配置される、第二の位置と
    の間で枢動可能であるハンドルと
    を含む、内視鏡装置;ならびに
    該内視鏡装置の該再使用可能なディスプレイと嵌合するように構成されたドッキングステーション
    を含む、内視鏡システム。
  19. ディスプレイが、ドッキングステーション上に滑り込むように構成されている、請求項18記載の内視鏡システム。
  20. ドッキングステーションが、データをディスプレイから別個の装置へと転送することができる接続ポートを含む、請求項18記載の内視鏡システム。
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