本願は、マルチアクセスPDUセッションの更新プロシージャを実装するための通信方法及び通信装置を提供する。
第1の態様に従って、通信方法が提供され、通信方法は、端末デバイスによって、サービスフローを新たに追加又は更新するよう要求する要求メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素へ送信することと、端末デバイスによって、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによって、第1コアネットワーク要素から要求メッセージの応答メッセージを受信することと、端末デバイスによって、第2アクセス技術又は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって、応答メッセージに基づいてサービスフローを伝送することとを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、端末デバイスは、マルチアクセスPDUセッションにおける第1アクセス技術を使用することによって要求メッセージ送信して、サービスフローを新たに追加又は更新するよう要求する。具体的に言えば、マルチアクセスPDUセッションにおけるアクセス技術を使用することによって、伝送リソースをサービスフローに割り当てるよう第1コアネットワーク要素に要求する。端末デバイスは、サービスフローがマルチアクセスPDUセッションにおける第2アクセス技術又は第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって伝送されることを許可されることを示す応答メッセージを取得する。通信方法において、端末デバイスは、マルチアクセスPDUセッションに基づいて、要求メッセージを送信するために使用されていない、マルチアクセスPDUセッションにおける複数のアクセス技術の中の第2アクセス技術のQoSプロファイルを更新することができ、それにより、サービスフローは、第2アクセス技術を使用することによって伝送可能である。
いくつかの実施形態において、サービスフローは、新たに追加されたサービスフロー、すなわち、元のマルチアクセスPDUセッションに含まれていないサービスフローであってよい。
いくつかの実施形態において、サービスフローは、更新されたサービスフローであってよい。具体的に言えば、元のマルチアクセスPDUセッションは、サービスフローを含むが、サービスフローの伝送は変化する。例えば、アクセス技術のQoSパラメータのための要件は変化する。
いくつかの実施形態において、マルチアクセスPDUセッションは、第1アクセス技術(例えば、3GPP技術)及び第2アクセス技術(例えば、非3GPP技術)を含む。本願のこの実施形態において、端末デバイスは、3GPP技術又は非3GPP技術を使用することによって要求メッセージを送信することができる。
第1コアネットワーク要素は、セッション管理機能(Session Management Function,SMF)ネットワーク要素であってよい。
第1の態様を参照して、第1の態様の実施において、要求メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含み、第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報を含むか、あるいは、応答メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
第1の態様を参照して、第1の態様の実施において、要求メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含み、第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の前記指示情報とを含むか、あるいは、応答メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
第1の態様を参照して、第1の態様の実施において、要求メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報とを含み、第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含むか、あるいは、応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、端末デバイスによって送信される要求メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報及び/又は第2アクセス技術の指示情報とを含み、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送するよう要求する。
第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。応答メッセージが第1識別情報及び第2アクセス技術の指示情報を含む場合に、端末デバイスは、第2アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送する。応答メッセージが第1識別情報、第1アクセス技術の指示情報、及び第2アクセス技術の指示情報を含む場合に、端末デバイスは、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送する。端末デバイスは、サービスフローとアクセス技術との間の対応に基づいて、どのアクセス技術が伝送のために使用されるかを正確に決定することができる。
要求メッセージは、第1識別子を含み、第1識別子は、サービスフローを決定するために使用可能である。伝送リソースがサービスフローのために取得されないという理由で、伝送リソースの割り当てを要求するフェーズにおいて、端末デバイスは、どのサービスフローが新たに追加又は更新されるサービスフローであるかを第1コアネットワーク要素に示すよう、対応する識別情報を運ぶ。
要求メッセージは、PDUセッション変更要求(PDU session Modification Request)メッセージを含む。
応答メッセージは、PDUセッション変更コマンド(PDU session modification command)メッセージであってよい。
第1の態様及び第1の態様の上記の実施を参照して、第1の態様の他の実施において、第1識別情報は、サービスフローの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、又はPDUセッション識別子のうちの少なくとも1つを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、端末デバイスによって送信される要求メッセージに含まれ、サービスフローを決定するために使用可能である情報は、異なる指示情報であってよい。
フロー記述情報は、複数のサービスフローの記述情報を更に含んでもよい。複数のサービスフローは、サービスフローテンプレートと呼ばれ、複数のサービスフローの記述情報は、サービスフロー記述テンプレートと呼ばれることがある。サービスフローは、サービスフロー記述テンプレートに基づいて決定され得る。
第1の態様及び第1の態様の上記の実施を参照して、第1の態様の他の実施において、第1アクセス技術の指示情報は、第1アクセスタイプであり、第2アクセス技術の指示情報は、第2アクセスタイプであり、あるいは、第1アクセス技術の指示情報は、第1アクセスタイプに対応するクオリティ・オブ・サービスQoS規則であり、第2アクセス技術の指示情報は、第2アクセスタイプに対応するQoS規則であり、あるいは、第1アクセス技術の指示情報及び第2アクセス技術の指示情報は、第1アクセスタイプ及び第2アクセスタイプに対応するクオリティ・オブ・サービスQoS規則である。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を示す指示情報は、アクセスタイプを直接示すか、あるいは、異なるアクセス技術に対応するQoS規則を示してよい。使用されるアクセス技術は、複数の様態で示される。
第1の態様及び第1の態様の上記の実施を参照して、第1の態様の他の実施において、要求メッセージは、第1指示情報を更に含み、第1指示情報は、第1コアネットワーク要素がサービスフローに対応するアクセス技術を変更することを許されることを示すために使用可能である。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、端末デバイスは、第1指示情報を要求メッセージに追加してよく、第1指示情報は、第1コアネットワーク要素が端末デバイスの要求を変更することを許可されることを示すために使用可能である。第1コアネットワーク要素は、伝送されるサービスフローのために、より適切なアクセス技術を選択することができる。例えば、端末デバイスは、第1アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送することを要求し、第1コアネットワーク要素は、第2アクセス技術を使用することによる第1指示情報に基づいた伝送のためにサービスフローにリソースを割り当ててよい。
いくつかの実施形態において、端末デバイスが第1指示情報を第1コアネットワーク要素へ送信した後、第1指示情報は、端末デバイスが第2アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送することを要求する場合に、第1コアネットワーク要素が、第1アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送するよう指示することを許可される、ことを示すために使用されてよい。
第1の態様及び第1の態様の上記の実施を参照して、第1の態様の他の実施において、応答メッセージは、フロー分割規則を含み、端末デバイスは、フロー分割規則に従って、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量を決定し、端末デバイスによって、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって、応答メッセージに基づいてサービスフローを伝送することは、端末デバイスによって、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって、データ量に基づいてサービスフローを伝送することを含む。
第1の態様及び第1の態様の上記の実施を参照して、第1の態様の他の実施において、フロー分割規則は、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量、及び/又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量を含み、あるいは、フロー分割規則は、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値、及び/又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値を含み、あるいは、フロー分割規則は、第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量に対する、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量の比、又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値に対する、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値の比を含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、マルチアクセスPDUセッションにおけるアクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送するよう端末デバイスに指示する場合に、第1コアネットワーク要素は更に、そのアクセス技術によってサポート可能な伝送内のデータ量を示し、それにより、端末デバイスは、複数のアクセス技術を使用することによってサービスフローを正確に伝送する。
いくつかの実施形態において、第1コアネットワーク要素は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術によって夫々サポートされる伝送内のデータ量を示す。例えば、第1アクセス技術は、バンド幅Aのデータ量の伝送をサポートすることができ、第2アクセス技術は、バンド幅Bのデータ量の伝送をサポートすることができる。
いくつかの実施形態において、第1コアネットワーク要素は、第2アクセス技術によってサポートされる伝送内のデータ量に対する、第1アクセス技術によってサポートされる伝送内のデータ量の比を示す。例えば、第2アクセス技術によってサポートされ得るバンド幅に対する、第1アクセス技術によってサポートされ得るバンド幅の比は、A/Bである。サービスフローの総伝送量がMである場合に、サービスフローのM×A(A+B)は、第1アクセス技術を使用することによって伝送され、サービスフローのM×B(A+B)は、第2アクセス技術を使用することによって伝送される。
第2の態様に従って、通信方法が提供され、通信方法は、端末デバイスによって、マルチアクセスPDUセッションにおいて第2アクセス技術を削除するよう要求する要求メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素へ送信することと、端末デバイスによって、第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素から応答メッセージを受信することとを含み、応答メッセージは、マルチアクセスPDUセッションにおける第2アクセス技術が成功裏に削除されることを示すために使用可能である。
第2の態様を参照して、第2の態様の実施において、要求メッセージは、削除命令及び第2アクセス技術の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含み、削除命令は、マルチアクセスPDUセッションにおいて第2アクセス技術を削除するよう指示し、第2アクセス技術の指示情報は、第2アクセス技術を示すために使用可能である。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、端末デバイスは、第2アクセス技術を削除するよう指示する削除命令を直接送信してよい。要求メッセージは、第2アクセス技術を示す指示情報を含んでよい。
第2の態様及び第2の態様の上記の実施を参照して、第2の態様の実施において、応答メッセージは、第1識別子及び第1アクセス技術の指示情報を含み、第1識別子は、サービスフローが第1アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであることを示すために使用可能であり、第2アクセス技術が削除されていない場合に、サービスフローは、第2アクセス技術を使用することによって伝送されるサービスフローである。
第3の態様に従って、通信方法が提供され、通信方法は、アクセスネットワークデバイスによって、アクセスネットワークデバイスのデータ伝送ステータスを示すために使用可能であるネットワークステータス情報を第1コアネットワーク要素へ送信することと、アクセスネットワークデバイスによって、第1コアネットワーク要素から、アクセスネットワークデバイスへ送信される、ネットワークステータス情報に対応するクオリティ・オブ・サービスQoSプロファイルを含む指示情報を受信することとを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、アクセスネットワークデバイスは、代替的に、対応するアクセス技術のクオリティ・オブ・サービスQoSプロファイルを更新するよう第1コアネットワーク要素に指示してよい。アクセスネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスのステータスに基づいてネットワークステータス情報を報告した後、第1コアネットワーク要素は、ネットワークステータス情報に基づいて第1アクセス技術及び第2アクセス技術のQoSプロファイルを設定することができる。
第3の態様を参照して、第3の態様の実施において、ネットワークステータス情報は、第1アクセスネットワークデバイスのペイロード、バンド幅、遅延、パケット損失レート、又は信号強度のうちの少なくとも1つを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、アクセスネットワークデバイスによって報告されるネットワークステータス情報は、第1アクセス技術によって現在サポート可能である伝送内のデータ量であってよく、あるいは、第1アクセス技術がサービスフローの伝送を現在サポート不可能であることであってよい。第1コアネットワーク要素は、情報に基づいて第1アクセス技術のQoSプロファイルを設定することができる。
第4の態様に従って、通信方法が提供され、通信方法は、第1コアネットワーク要素によって、第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスから、サービスフローを新たに追加又は更新するよう要求する要求メッセージを受信することと、第1コアネットワーク要素によって、要求メッセージの応答メッセージを、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによって端末デバイスへ送信することとを含み、応答メッセージは、第2アクセス技術又は、第1アクセス技術及び前記第2アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送するよう端末デバイスに指示する。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、端末デバイスは、マルチアクセスPDUセッションにおける第1アクセス技術を使用することによって要求メッセージ送信して、サービスフローを新たに追加又は更新するよう要求する。具体的に言えば、マルチアクセスPDUセッションにおけるアクセス技術を使用することによって、伝送リソースをサービスフローに割り当てるよう第1コアネットワーク要素に要求する。端末デバイスは、サービスフローがマルチアクセスPDUセッションにおける第2アクセス技術又は第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって伝送されることを許可されることを示す応答メッセージを取得する。通信方法において、端末デバイスは、マルチアクセスPDUセッションに基づいて、要求メッセージを送信するために使用されていない、マルチアクセスPDUセッションにおける複数のアクセス技術の中の第2アクセス技術のQoSプロファイルを更新することができ、それにより、サービスフローは、第2アクセス技術を使用することによって伝送可能である。
第4の態様を参照して、第4の態様の実施において、要求メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含み、第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報を含むか、あるいは、応答メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
第4の態様を参照して、第4の態様の実施において、要求メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含み、第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の前記指示情報とを含むか、あるいは、応答メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
第4の態様を参照して、第4の態様の実施において、要求メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報とを含み、第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含むか、あるいは、応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、端末デバイスによって送信される要求メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報及び/又は第2アクセス技術の指示情報とを含み、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送するよう要求する。
第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。応答メッセージが第1識別情報及び第2アクセス技術の指示情報を含む場合に、第1コアネットワーク要素は、第2アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送するよう端末デバイスに指示する。応答メッセージが第1識別情報、第1アクセス技術の指示情報、及び第2アクセス技術の指示情報を含む場合に、第1コアネットワーク要素は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送するよう端末デバイスに指示する。
第4の態様を参照して、第4の態様の実施において、第1識別情報は、サービスフローの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、又はPDUセッション識別子のうちの少なくとも1つを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、端末デバイスによって送信される要求メッセージに含まれ、サービスフローを決定するために使用可能である情報は、異なる指示情報であってよい。
第4の態様を参照して、第4の態様の実施において、第1アクセス技術の指示情報は、第1アクセスタイプであり、第2アクセス技術の指示情報は、第2アクセスタイプであり、あるいは、第1アクセス技術の指示情報は、第1アクセスタイプに対応するクオリティ・オブ・サービスQoS規則であり、第2アクセス技術の指示情報は、第2アクセスタイプに対応するQoS規則であり、あるいは、第1アクセス技術の指示情報及び第2アクセス技術の指示情報は、第1アクセスタイプ及び第2アクセスタイプに対応するクオリティ・オブ・サービスQoS規則である。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を示す指示情報は、アクセスタイプを直接示すか、あるいは、異なるアクセス技術に対応するQoS規則を示してよい。
第4の態様及び第4の態様の上記の実施を参照して、第4の態様の他の実施において、要求メッセージは、第1指示情報を更に含み、第1指示情報は、第1コアネットワーク要素がサービスフローに対応するアクセス技術を変更することを許されることを示すために使用可能である。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、端末デバイスは、第1指示情報を要求メッセージに追加してよく、第1指示情報は、第1コアネットワーク要素が端末デバイスの要求を変更することを許可されることを示すために使用可能である。第1コアネットワーク要素は、伝送されるサービスフローのために、より適切なアクセス技術を選択することができる。例えば、端末デバイスは、第1アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送することを要求し、第1コアネットワーク要素は、第2アクセス技術を使用することによる第1指示情報に基づいた伝送のためにサービスフローにリソースを割り当ててよい。
いくつかの実施形態において、端末デバイスが第1指示情報を第1コアネットワーク要素へ送信した後、第1指示情報は、端末デバイスが第2アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送することを要求する場合に、第1コアネットワーク要素が、第1アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送するよう指示することを許可される、ことを示すために使用されてよい。
第4の態様及び第4の態様の上記の実施を参照して、第4の態様の他の実施において、応答メッセージは、フロー分割規則を含み、フロー分割規則は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって伝送されるべき伝送内のサービスフローのデータ量を決定するために使用可能である。
第4の態様及び第4の態様の上記の実施を参照して、第4の態様の他の実施において、フロー分割規則は、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量、及び/又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量を含み、あるいは、フロー分割規則は、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値、及び/又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値を含み、あるいは、フロー分割規則は、第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量に対する、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量の比、又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値に対する、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値の比を含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、マルチアクセスPDUセッションにおけるアクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送するよう端末デバイスに指示する場合に、第1コアネットワーク要素は更に、そのアクセス技術によってサポート可能な伝送内のデータ量を示し、それにより、端末デバイスは、複数のアクセス技術を使用することによってサービスフローを正確に伝送する。
第4の態様を参照して、第4の態様の実施において、方法は、第1コアネットワーク要素によって、サービスフローのポリシー情報を取得することを更に含み、第1コアネットワーク要素によって応答メッセージを送信することは、ポリシー情報に基づいて応答メッセージを送信することを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、第1コアネットワーク要素は、ポリシー制御機能(Policy Control function,PCF)ネットワーク要素からポリシー情報を取得し、ポリシー情報に基づいて、サービスフローを伝送するために使用されるアクセス技術を決定してよい。
第4の態様を参照して、第4の態様の実施において、ポリシー情報は、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量、及び/又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にある前記サービスフローのデータ量を含み、あるいは、ポリシー情報は、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値、及び/又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値を含み、あるいは、ポリシー情報は、第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量に対する、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量の比、又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値に対する、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値の比を含む。本願のこの実施形態における通信方法に従って、ポリシー情報は、アクセス技術を使用することによってサービスフローをどのように伝送すべきかが決定可能であるという条件で、複数の形を取ってよい。
いくつかの実施形態において、SMFネットワーク要素は、SMFネットワーク要素のネットワークステータスに基づいて、各アクセス技術に対応するデータ伝送量を決定してよい。
第4の態様を参照して、第4の態様の実施において、第1コアネットワーク要素は、第2指示情報を、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信し、第2指示情報は、QoSプロファイルを含み、QoSプロファイルは、サービスフローに対応するQoSパラメータを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、サービスフローが第2アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであると決定する場合に、第1コアネットワーク要素は、第2アクセス技術のQoSプロファイルを更新するよう第2アクセスネットワークデバイスに指示するために、第2アクセス技術を使用することによって第2アクセスネットワークデバイスへ第2指示情報を送信する必要がある。QoSプロファイルは、第2アクセス技術の現在のQoSパラメータを更新するよう指示するために、サービスフローに対応するQoSパラメータを含み、それにより、更新されたQoSパラメータはサービスフローに対応し、サービスフローは伝送され得る。この場合に、応答メッセージは、第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素から端末デバイスへ送信される。第1コアネットワーク要素は、第1アクセス技術を使用することによって応答メッセージをフィードバックし、第2アクセス技術のQoSパラメータを更新することができる。第2アクセス技術は、第1アクセス技術とは異なるアクセス技術である。
第4の態様及び第4の態様の上記の実施を参照して、第4の態様の他の実施において、第1コアネットワーク要素は、第3指示情報を、第1アクセス技術に対応する第1アクセスネットワークデバイスへ送信し、第3指示情報は、QoSプロファイルを含み、QoSプロファイルは、サービスフローに対応するQoSパラメータを含む。第1コアネットワーク要素は、第2指示情報を、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信し、第2指示情報は、QoSプロファイルを含み、QoSプロファイルは、サービスフローに対応するQoSパラメータを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、サービスフローが第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであると決定する場合に、第1コアネットワーク要素は、第1アクセス技術を使用することによって第1アクセスネットワークデバイスへ第3指示情報を送信し、第2アクセス技術を使用することによって第2アクセスネットワークデバイスへ第2指示情報を送信する必要がある。アクセスネットワークデバイスは、対応するアクセス技術のQoSパラメータを更新するよう指示され、それにより、サービスフローは、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって伝送され得る。この場合に、応答メッセージは、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素から端末デバイスへ送信される。第1コアネットワーク要素は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術のQoSパラメータを更新し、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによって応答メッセージをフィードバックすることができる。
第4の態様及び第4の態様の上記の実施を参照して、第4の態様の他の実施において、第1コアネットワーク要素が、第2指示情報を、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信することは、第1コアネットワーク要素によって、第2メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信することを含み、第2メッセージは、第2アクセス技術の指示情報と、第2指示情報とを含み、第2アクセス技術の指示情報は、第2指示情報を、第2アクセス技術を使用することによって第2アクセスネットワークデバイスへ送信することを示す。
第4の態様及び第4の態様の上記の実施を参照して、第4の態様の他の実施において、第1コアネットワーク要素が、第2指示情報を、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信することは、第1コアネットワーク要素によって、第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信することを含み、第3メッセージは、第3指示情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含み、第3メッセージ内にある第2指示情報及び第2アクセス技術の指示情報は、第2指示情報を、第2アクセス技術を使用することによって第2アクセスネットワークデバイスへ送信することを示す。
第4の態様及び第4の態様の上記の実施を参照して、第4の態様の他の実施において、第1コアネットワーク要素が、第3指示情報を、第1アクセス技術に対応する第1アクセスネットワークデバイスへ送信することは、第1コアネットワーク要素によって、第1メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信することを含み、第1メッセージは、第1アクセス技術の指示情報と、第3指示情報とを含み、第1アクセス技術の指示情報は、第3指示情報を、第1アクセス技術を使用することによって第1アクセスネットワークデバイスへ送信することを示す。
第4の態様及び第4の態様の上記の実施を参照して、第4の態様の他の実施において、第1コアネットワーク要素が、第3指示情報を、第1アクセス技術に対応する第1アクセスネットワークデバイスへ送信することは、第1コアネットワーク要素によって、第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信することを含み、第3メッセージは、第3指示情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含み、第3メッセージ内にある第3指示情報及び第1アクセス技術の指示情報は、第3指示情報を、第1アクセス技術を使用することによって第1アクセスネットワークデバイスへ送信することを示す。
第4の態様及び第4の態様の上記の実施を参照して、第4の態様の他の実施において、第1コアネットワーク要素が、第3指示情報を、第1アクセス技術に対応する第1アクセスネットワークデバイスへ送信することは、第1コアネットワーク要素によって、第1メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信することを含み、第1メッセージは、第1アクセス技術の指示情報と、第3指示情報とを含み、第1アクセス技術の指示情報は、第3指示情報を、第1アクセス技術を使用することによって第1アクセスネットワークデバイスへ送信することを示す。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、第1コアネットワーク要素によって、応答メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスへ送信することは、次の通りであってよい:第1コアネットワーク要素は最初に、2つのメッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第2コアネットワーク要素は、2つのメッセージを夫々第1アクセスネットワークデバイス及び第2アクセスネットワークデバイスへ送信し、あるいは、次の通りであってよい:第1コアネットワーク要素は最初に、1つのメッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第2コアネットワーク要素は、メッセージを、異なるアクセス技術に基づいて2つのメッセージに分け、2つのメッセージを夫々第1アクセスネットワークデバイス及び第2アクセスネットワークデバイスへ送信する。
第1コアネットワーク要素は、SMFネットワーク要素であってよく、第2コアネットワーク要素は、AMFネットワーク要素であってよい。いくつかの実施形態において、第1コアネットワーク要素によって、応答メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスへ送信することは、次の通りである:第1コアネットワーク要素は、第1メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第1メッセージは、第1アクセス技術の指示情報及び応答メッセージを含み、第2コアネットワーク要素は、第1アクセス技術を使用することによって、第1アクセス技術の指示情報に基づいて応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
いくつかの実施形態において、第1コアネットワーク要素によって、応答メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスへ送信することは、第1コアネットワーク要素が、第1アクセス技術の指示情報に対応する応答メッセージと、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報に対応する第2指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信することと、第2コアネットワーク要素が、第1アクセス技術を使用することによって、対応に基づいて応答メッセージを端末デバイスへ送信することとを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、第1コアネットワーク要素が、第2指示情報を、第2アクセス技術を使用することによって第2アクセスネットワークデバイスへ送信することは、次の通りであってよい:第1コアネットワーク要素は最初に、2つのメッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第2コアネットワーク要素は、2つのメッセージを夫々第1アクセスネットワークデバイス及び第2アクセスネットワークデバイスへ送信し、あるいは、次の通りであってよい:第1コアネットワーク要素は最初に、1つのメッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第2コアネットワーク要素は、メッセージを、異なるアクセス技術に基づいて2つのメッセージに分け、2つのメッセージを夫々第1アクセスネットワークデバイス及び第2アクセスネットワークデバイスへ送信する。
いくつかの実施形態において、第1コアネットワーク要素は、第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第3メッセージは、応答メッセージ、第1アクセス技術の指示情報、第2指示情報、及び第2アクセステクノロジの指示情報を含み、応答メッセージは、第1アクセス技術の指示情報に対応し、第2指示情報は、第2アクセス技術の指示情報に対応し、第2コアネットワーク要素は、第2アクセス技術を使用することによって、対応に基づいて第2指示情報を第2アクセスネットワークデバイスへ送信する。
いくつかの他の実施形態において、第1コアネットワーク要素によって、応答メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスへ送信することは、第1コアネットワーク要素が、第1アクセス技術の指示情報に対応する応答メッセージと、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報に対応する第2指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信することと、第2コアネットワーク要素が、第1アクセス技術を使用することによって、対応に基づいて応答メッセージを端末デバイスへ送信することとを含む。
第5の態様に従って、通信方法が提供され、通信方法は、第1コアネットワーク要素によって、第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスから、マルチアクセスPDUセッションにおいて第2アクセス技術を削除するよう要求する要求メッセージを受信することと、第1コアネットワーク要素によって、応答メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスへ送信することとを含み、応答メッセージは、マルチアクセスPDUセッションにおける第2アクセス技術が成功裏に削除されることを示すために使用可能である。
いくつかの実施形態において、要求メッセージは、第1識別子を運び、第1識別子は、第2アクセス技術を削除すると決定するために使用可能である。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、第1コアネットワーク要素は、マルチアクセスPDUセッションにおける第1アクセス技術を使用することによって要求メッセージを受信し、要求メッセージに基づいて第2アクセス技術を削除する。第1コアネットワーク要素は、マルチアクセスPDUセッションに基づいて、マルチアクセスPDUセッションにおける複数のアクセス技術の中から、要求メッセージを送信するために使用されていないアクセス技術を削除することができる。
第5の態様を参照して、第5の態様の実施において、要求メッセージは、削除命令及び第2アクセス技術の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含み、削除命令は、マルチアクセスPDUセッションにおいて第2アクセス技術を削除するよう指示し、第2アクセス技術の指示情報は、第2アクセス技術を示すために使用可能である。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、端末デバイスは、第2アクセス技術を削除するよう指示する削除命令を直接送信してよい。
第5の態様及び第5の態様の上記の実施を参照して、第5の態様の実施において、応答メッセージは、第1識別子及び第1アクセス技術の指示情報を含み、第1識別子は、サービスフローが第1アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであることを示すために使用可能であり、第2アクセス技術が削除されていない場合に、サービスフローは、第2アクセス技術を使用することによって伝送されるサービスフローである。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、削除されるよう要求されるアクセス技術は、マルチアクセスPDUセッションにおいて運ばれる。アクセス技術が削除された後、サービスフローは、削除されていないアクセス技術を使用することによって伝送されてよい。これは、たとえアクセス技術がマルチアクセスPDUセッションから削除されるとしても、サービスフローの通常の伝送が影響を及ぼされないことを確かにすることができる。
第5の態様及び第5の態様の上記の実施を参照して、第5の態様の他の実施において、第1コアネットワーク要素によって、応答メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスへ送信することは、第1コアネットワーク要素によって、第1アクセス技術の指示情報及び応答メッセージを含む第1メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信することと、第2コアネットワーク要素によって、第1アクセス技術を使用することによって、第1アクセス技術の指示情報に基づいて応答メッセージを端末デバイスへ送信することとを含み、あるいは、第1コアネットワーク要素によって、応答メッセージと、第1アクセス技術の指示情報と、アクセスネットワークリソース解放メッセージと、第2アクセス技術の指示情報とを含む第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信することであり、応答メッセージは第1アクセス技術の指示情報に対応し、第2指示情報は第2アクセス技術の指示情報に対応する、前記送信することと、第2コアネットワーク要素によって、第1アクセス技術を使用することによって、対応に基づいて応答メッセージを端末デバイスへ送信することとを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、第1コアネットワーク要素によって、応答メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスへ送信することは、次の通りであってよい:第1コアネットワーク要素は最初に、2つのメッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第2コアネットワーク要素は、2つのメッセージを夫々第1アクセスネットワークデバイス及び第2アクセスネットワークデバイスへ送信し、あるいは、次の通りであってよい:第1コアネットワーク要素は最初に、1つのメッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第2コアネットワーク要素は、メッセージを、異なるアクセス技術に基づいて2つのメッセージに分け、2つのメッセージを夫々第1アクセスネットワークデバイス及び第2アクセスネットワークデバイスへ送信する。
実施形態において、第1コアネットワーク要素は、第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第3メッセージは、応答メッセージと、第1アクセス技術の指示情報と、アクセスネットワークリソース解放メッセージと、第2アクセス技術の指示情報とを含み、応答メッセージは、第1アクセス技術の指示情報に対応し、第2指示情報は、第2アクセス技術の指示情報に対応し、第2コアネットワーク要素は、第1アクセス技術を使用することによって、対応に基づいて応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
いくつかの他の実施形態において、第1コアネットワーク要素によって、応答メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスへ送信することは、次の通りである:第1コアネットワーク要素は、第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第3メッセージは、応答メッセージと、第1アクセス技術の指示情報と、アクセスネットワークリソース解放メッセージと、第2アクセス技術の指示情報とを含み、応答メッセージは、第2アクセス技術の指示情報に対応し、第2コアネットワーク要素は、第2アクセス技術を使用することによって、対応に基づいて応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
第6の態様に従って、通信方法が提供され、通信方法は、第1コアネットワーク要素によって、第1アクセス技術を使用することによって第1アクセスネットワークデバイスからネットワークステータス情報を受信することと、第1コアネットワーク要素によって、ネットワークステータス情報に基づいて、第1アクセス技術に対応するQoSプロファイルを設定することと、第1コアネットワーク要素によって、第1アクセス技術に対応するQoSプロファイルを更新することを第1アクセスネットワークデバイスに示す第4指示情報を、第1アクセス技術を使用することによって第1アクセスネットワークデバイスへ送信することとを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、アクセスネットワークデバイスは、代替的に、対応するアクセス技術のQoSパラメータを更新するよう第1コアネットワーク要素に指示してよい。アクセスネットワークデバイスがアクセスネットワークデバイスのステータスに基づいてネットワークステータス情報を報告した後、第1コアネットワーク要素は、ネットワークステータス情報に基づいて、第1アクセス技術及び第2アクセス技術に対応するQoSパラメータを設定することができる。
第6の態様を参照して、第6の態様の実施において、ネットワークステータス情報は、第1アクセスネットワークデバイスのペイロード、バンド幅、遅延、パケット損失レート、又は信号強度のうちの少なくとも1つを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、第1アクセス技術を使用することによってアクセスネットワークデバイスによって報告されるネットワークステータス情報は、第1アクセス技術によって現在サポート可能である伝送内のデータ量であってよく、あるいは、第1アクセス技術がサービスフローの伝送を現在サポート不可能であることであってよい。第1コアネットワーク要素は、情報に基づいて第1アクセス技術に対応するQoSパラメータを設定することができる。
第6の対象及び第6の態様の上記の実施を参照して、第6の態様の他の実施において、方法は、第1コアネットワーク要素によって、ネットワークステータス情報に基づいて、第2アクセス技術に対応するQoSプロファイルを設定することを更に含み、第2アクセス技術は、マルチアクセスPDUセッションにおけるアクセス技術の中の、第1アクセス技術以外のアクセス技術である。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、第1アクセス技術を使用することによってアクセスネットワークデバイスによって報告されるネットワークステータス情報は、マルチアクセスPDUセッションにおけるアクセス技術の中の他のアクセス技術に対応するQoSパラメータを設定するよう第1コアネットワーク要素に指示するために使用されてよい。第1コアネットワーク要素は、ネットワークステータス情報に基づいて、第2アクセス技術に対応するQoSパラメータを更新する。
第6の態様及び第6の態様の上記の実施を参照して、第6の態様の他の実施において、方法は、第1コアネットワーク要素によって、第5指示情報を、第2アクセス技術を使用することによって第2アクセスネットワークデバイスへ送信することを更に含み、第5指示情報は、第2アクセス技術に対応するQoSプロファイルを更新することを第2アクセスネットワークデバイスに示す。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、第1アクセス技術を使用することによってアクセスネットワークデバイスによって報告される第1のネットワークステータス情報は、マルチアクセスPDUセッションにおけるアクセス技術の中の他のアクセス技術のQoSパラメータを設定するよう第1コアネットワーク要素に指示するために使用されてよい。第1コアネットワーク要素は、第1のネットワークステータス情報に基づいて、第2アクセス技術に対応するQoSパラメータを更新してよい。
第6の態様及び第6の態様の上記の実施を参照して、第6の態様の他の実施において、第1コアネットワーク要素によって、第4指示情報を、第1アクセス技術を使用することによって第1アクセスネットワークデバイスへ送信することは、第1コアネットワーク要素によって、第1アクセス技術の指示情報及び第4指示情報を含む第1メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信することと、第2コアネットワーク要素によって、第4指示情報を、第1アクセス技術を使用することによって第1アクセスネットワークデバイスへ送信することを含み、あるいは、第1コアネットワーク要素によって、第1アクセス技術の指示情報に対応する第4指示情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報に対応する第5指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信することと、第2コアネットワーク要素によって、第1アクセス技術を使用することによって、対応に基づいて第4指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信することとを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、第1コアネットワーク要素によって、第4指示情報を、第1アクセス技術を使用することによって第1アクセスネットワークデバイスへ送信することは、次の通りであってよい:第1コアネットワーク要素は最初に、2つのメッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第2コアネットワーク要素は、2つのメッセージを夫々第1アクセスネットワークデバイス及び第2アクセスネットワークデバイスへ送信し、あるいは、次の通りであってよい:第1コアネットワーク要素は最初に、1つのメッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第2コアネットワーク要素は、メッセージを、異なるアクセス技術に基づいて2つのメッセージに分け、2つのメッセージを夫々第1アクセスネットワークデバイス及び第2アクセスネットワークデバイスへ送信する。
いくつかの実施形態において、第1コアネットワーク要素によって、第4指示情報を、第1アクセス技術を使用することによって第1アクセスネットワークデバイスへ送信することは、次の通りである:第1コアネットワーク要素は、第1メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第1メッセージは、第1アクセス技術の指示情報及び第4指示情報を含み、第2コアネットワーク要素は、第4指示情報を、第1アクセス技術を使用することによって第1アクセスネットワークデバイスへ送信する。
いくつかの他の実施形態において、第1コアネットワーク要素によって、第4指示情報を、第1アクセス技術を使用することによって第1アクセスネットワークデバイスへ送信することは、次の通りである:第1コアネットワーク要素は、第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第3メッセージは、第4指示情報、第1アクセス技術の指示情報、第5指示情報、及び第2アクセス技術の指示情報を含み、第4指示情報は第1アクセス技術の指示情報に対応し、第5指示情報は第2アクセス技術の指示情報に対応し、第2コアネットワーク要素は、第1アクセス技術を使用することによって、対応に基づいて第4指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信する。
第6の態様及び第6の態様の上記の実施を参照して、第6の態様の他の実施において、第1コアネットワーク要素によって、第5指示情報を、第2アクセス技術を使用することによって第2アクセスネットワークデバイスへ送信することは、第1コアネットワーク要素によって、第5メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信することであり、第2メッセージは、第2アクセス技術の指示情報及び第5指示情報を含む、ことと、第2コアネットワーク要素によって、第5指示情報を、第2アクセス技術を使用することによって第2アクセスネットワークデバイスへ送信することとを含み、あるいは、第1コアネットワーク要素によって、第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信することであり、第3メッセージは、第4指示情報、第1アクセス技術の指示情報、第5指示情報、及び第2アクセス技術の指示情報を含み、第4指示情報は、第1アクセス技術の指示情報に対応し、第5指示情報は、第2アクセス技術の指示情報に対応する、ことと、第2コアネットワーク要素によって、第2アクセス技術を使用することによって、対応に基づいて第5指示情報を第2アクセスネットワークデバイスへ送信することとを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、第1コアネットワーク要素によって、第5指示情報を、第2アクセス技術を使用することによって第2アクセスネットワークデバイスへ送信することは、次の通りであってよい:第1コアネットワーク要素は最初に、2つのメッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第2コアネットワーク要素は、2つのメッセージを夫々第1アクセスネットワークデバイス及び第2アクセスネットワークデバイスへ送信し、あるいは、次の通りであってよい:第1コアネットワーク要素は最初に、1つのメッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第2コアネットワーク要素は、メッセージを、異なるアクセス技術に基づいて2つのメッセージに分け、2つのメッセージを夫々第1アクセスネットワークデバイス及び第2アクセスネットワークデバイスへ送信する。
第7の態様に従って、通信方法が提供され、通信方法は、アクセスネットワークデバイスによって、端末デバイスから送信された第1データパケットを受信することであり、第1データパケットのパケットヘッダは、第5識別子を運び、第5識別子は、第1データパケットが複数のアクセス技術を使用することによってフロー分割をサポートすることを示すために使用可能である、前記受信することと、アクセスネットワークデバイスによって、第2データパケットを第1コアネットワーク要素へ送信することであり、第2データパケットのパケットヘッダは、第6識別子を含み、第6識別子は、第2データパケットが複数のアクセス技術を使用することによってフロー分割をサポートすることを示すために使用可能であり、第2データパケットは、第2データパケットのデータコンテンツを含む、前記送信することとを含む。
第5識別子又は第6識別子が、データパケットが複数のアクセス技術を使用することによってフロー分割をサポートすることを示すために使用可能であることは、第5識別子又は第6識別子が、データパケットがTFCPプロトコルをサポートすること、又はデータパケットがTFCPパケットヘッダ又はデータパケットのシーケンス番号を含むことを示すために使用可能であることを含む。
第1コアネットワーク要素が第6識別子に基づいてデータパケットを取得することは、第6識別子に基づいて、第1コアネットワーク要素がTFCPパケットヘッダをパースし、又はデータパケットを順位付けすることを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、サービスフローがパケット粒度フロー分割をサポートし、端末デバイスがマルチアクセスフロー分割をサービスフローに対して実行すると決定する場合に、端末デバイスは、サービスフローのデータパケットを第1データパケット内にカプセル化し、第1データパケットをアクセスネットワークデバイスへ送信して、サービスフローがパケット粒度フロー分割をサポートするサービスフローであることを示す。アクセスネットワークデバイスは、第6識別情報及び第1データパケットを第2データパケットヘッダにおいてカプセル化し、第2データパケットヘッダを第1コアネットワーク要素へ送信する。第2データパケットヘッダ内の第6識別子に基づいて、第1コアネットワーク要素は、TFCPデータパケットヘッダをパースし、又はデータパケットを順位付けする。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、データパケットがフロー分割をサポートする場合に、端末デバイスは第1コアネットワーク要素のための指示を供給するので、第1コアネットワーク要素は、指示に基づいてパースすることにより、対応するデータパケットを取得することができる。
第8の態様に従って、通信方法が提供され、通信方法は、端末デバイスによって、第3サービスフローを新たに追加又は更新するよう要求するか、あるいは、PDUセッションを確立するよう要求する要求メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素へ送信することと、端末デバイスによって、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによって、第1コアネットワーク要素から送信された応答メッセージを受信することと、端末デバイスによって、複数のアクセス技術を使用することによって、応答メッセージに基づいて第3サービスフロー又はPDUセッションを伝送することとを含む。
第8の態様を参照して、第8の態様の他の実施において、要求メッセージ又は応答メッセージは、第3識別子及びマルチアクセス技術ベース伝送指示を更に含み、マルチアクセス技術ベース伝送指示は、端末デバイスが第3識別子に基づいて決定される第3サービスフロー又はPDUセッションに対してマルチアクセス技術ベース伝送又はTFCPプロトコルベースカプセル化を実行するよう要求することを示すために使用可能である。
第8の態様及び第8の態様の上記の実施を参照して、第8の態様の他の実施において、第3識別子は、サービスフローの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、又はパケットデータユニットPDUセッション識別子のうちの少なくとも1つを含む。
第8の態様及び第8の態様の上記の実施を参照して、第8の態様の他の実施において、マルチアクセス伝送指示は、TFCPプロトコル指示、TFCPプロトコルベースカプセル化指示、又はパケット粒度フロー分割指示である。端末デバイスは、QFIに基づいて、データパケットがTFCPヘッダを含むことを決定し、あるいは、データパケットが属するPDUセッションに基づいて、データパケットがTFCPヘッダを含むことを決定し、あるいは、エンドマーカ(end marker)データパケットに基づいて、エンドマーカデータパケットの後に受信されたデータパケットがTFCPヘッダを含むことを決定する。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、データパケットがマルチアクセス伝送に含まれることを示す複数の形が存在してよい。端末デバイスが、エンドマーカ(end marker)データパケットに基づいて、エンドマーカデータパケットの後に受信されたデータパケットがTFCPヘッダを含むことを決定することは、サービスフローが開始するときに、TFCPヘッダは運ばれず、フロー分割がデータパケットに対して行われる必要があるときに、エンドマーカデータパケットは、続くデータパケットがTFCPを含むことを示すために送信される、ことを示す。エンドマーカデータパケットはまた、続くデータパケットがフロー分割をサポートすることを特定するためにも使用されてよいが、エンドマーカデータパケットに続くデータパケットがTFCPを含むかどうかは、制限されない。
第1アクセス技術及び第2アクセス技術は、マルチアクセスPDUセッションにおける2つの異なるアクセス技術であってよい。
第8の態様及び第8の態様の上記の実施を参照して、第8の態様の他の実施において、端末デバイスは、TFCPパケットヘッダに含まれるシーケンス番号に基づいて、データパケットを順位付けする。
第9の態様に従って、通信方法が提供され、通信方法は、第1コアネットワーク要素によって、第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスから、第3サービスフローを新たに追加又は更新するよう要求するか、あるいは、PDUセッションを確立するよう要求する要求メッセージを受信することと、第1コアネットワーク要素によって、応答メッセージを、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによって端末デバイスへ送信することとを含み、応答メッセージは、第3サービスフロー又はPDUセッションが複数のアクセス技術を使用することによる伝送を許すことを示すために使用可能である。
第9の態様を参照して、第9の態様の他の実施において、要求メッセージ又は応答メッセージは、第3識別子及びマルチアクセス技術ベース伝送指示を更に含み、マルチアクセス技術ベース伝送指示は、端末デバイスが第3識別子に基づいて決定される第3サービスフロー又はPDUセッションに対してマルチアクセス技術ベース伝送又はTFCPプロトコルベースカプセル化を実行するよう要求することを示すために使用可能である。
第9の態様及び第9の態様の上記の実施を参照して、第9の態様の他の実施において、第3識別子は、サービスフローの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、又はPDUセッション識別子のうちの少なくとも1つを含む。
第9の態様及び第9の態様の上記の実施を参照して、第9の態様の他の実施において、マルチアクセス伝送指示は、TFCPプロトコル指示、TFCPプロトコルベースカプセル化指示、又はパケット粒度フロー分割指示である。
第9の態様及び第9の態様の上記の実施を参照して、第9の態様の他の実施において、第1コアネットワーク要素は、第4識別子及びマルチアクセス技術ベース伝送指示をユーザプレーンネットワーク要素へ送信する。
第9の態様及び第9の態様の上記の実施を参照して、第9の態様の他の実施において、第4識別子は、サービスフローの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、PDUセッション識別子、又はN4セッション識別子のうちの少なくとも1つである。
第9の態様及び第9の態様の上記の実施を参照して、第9の態様の他の実施において、QFIは、端末デバイスによって、データパケットがTFCPヘッダを含むことを決定するために使用され、あるいは、トンネル識別子は、端末デバイスによって、PDUセッション内のデータパケットがTFCPヘッダを含むことを決定するために使用され、あるいは、エンドマーカ(end marker)データパケットは、端末デバイスによって、エンドマーカデータパケットの後に受信されたデータパケットがTFCPヘッダを含むことを決定するために使用される。
第9の態様及び第9の態様の上記の実施を参照して、第9の態様の他の実施において、TFCPパケットヘッダに含まれるシーケンス番号は、データパケットを順位付けするために使用される。
第10の態様に従って、通信方法が提供され、通信方法は、データ送信ネットワーク要素によってデータ受信ネットワーク要素に対して、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを送信することと、データ送信ネットワーク要素によって、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示す、データ受信ネットワーク要素から送信される肯定応答情報を受信することとを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、データは、複数のリンクで伝送可能である。
第10の態様を参照して、第10の態様の他の実施において、データ送信ネットワーク要素によってデータ受信ネットワーク要素に対して、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを送信することは、データ送信ネットワーク要素によってデータ受信ネットワーク要素に対して制御プレーンを使用することによって、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを送信すること、又はデータ送信ネットワーク要素によってデータ受信ネットワーク要素に対してユーザプレーンを使用することによって、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを送信することを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータは、ユーザプレーンを使用することによって直接送信されてよく、あるいは、制御プレーンを使用することによって送信されてもよい。
第10の態様及び第10の態様の上記の実施を参照して、第10の態様の他の実施において、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータは、データの識別情報と、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示す指示情報とを含む。
第10の態様及び第10の態様の上記の実施を参照して、第10の態様の他の実施において、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータは、第1ウィンドウ長さを更に含み、第1ウィンドウ長さは、データ送信ネットワーク要素の第2ウィンドウ長さを示すために使用可能である。
第10の態様及び第10の態様の上記の実施を参照して、第10の態様の他の実施において、データの識別情報は、サービスフローの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、パケットデータユニットPDUセッション識別子、又はN4セッション識別子のうちの少なくとも1つを含む。
第10の態様及び第10の態様の上記の実施を参照して、第10の態様の他の実施において、指示情報は、トラフィックフロー制御プロトコル(TFCP)指示、TFCPベースカプセル化指示、パケット粒度フロー分割指示、コンバージドトンネル指示、コンバージドトンネル識別子、又はネットワーク要素インターネットプロトコル(IP)アドレスのうちの少なくとも1つを含み、コンバージドトンネル指示は、コンバージドトンネルがサービスフローのために確立されることを示すために使用可能であり、ネットワーク要素IPアドレスは、データ送信ネットワーク要素のIPアドレス及び/又はデータ受信ネットワーク要素のIPアドレスである。
第10の態様及び第10の態様の上記の実施を参照して、第10の態様の他の実施において、データ送信ネットワーク要素は、端末デバイスであり、データ受信ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素であり、あるいは、データ送信ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素であり、データ受信ネットワーク要素は、端末デバイスであり、あるいは、データ送信ネットワーク要素は、セッション管理機能ネットワーク要素であり、データ受信ネットワーク要素は、端末デバイス及びユーザプレーンネットワーク要素である。
第10の態様及び第10の態様の上記の実施を参照して、第10の態様の他の実施において、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示す肯定応答情報は、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを含み、あるいは、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示す肯定応答情報は、肯定応答メッセージを含む。
第10の態様及び第10の態様の上記の実施を参照して、第10の態様の他の実施において、複数のリンクは、3GPPリンク及び非3GPPリンクを含み、あるいは、複数のリンクは、具体的に、異なるアクセス技術が使用されるリンクであって、異なるアクセスネットワークデバイスへ接続されるリンクを含み、あるいは、複数のリンクは、具体的に、同じアクセス技術が使用されるリンクであって、異なるアクセスネットワークデバイスへ接続されるリンクを含む。
第11の態様に従って、通信方法が提供され、通信方法は、データ送信ネットワーク要素によって、第1リンクのリンクステータス及び/又は第2リンクのリンクステータスを決定することと、第1リンクのリンクステータス及び/又は第2リンクのリンクステータスに基づいて、データ送信ネットワーク要素によって、第1リンクで第1データパケットを伝送し、第2リンクで第2データパケットを伝送することとを含み、第1データパケット及び第2データパケットは同じサービスフローに属し、第1データパケットは第1TFCPヘッダを含み、第1TFCPヘッダは、第1データパケットのシーケンス番号を含み、第2データパケットは第2TFCPヘッダを含み、第2TFCPヘッダは、第2データパケットのシーケンス番号を含む。
第11の態様及び第11の態様の上記の実施を参照して、第11の態様の他の実施において、通信方法は、データ送信ネットワーク要素によって、第1リンクの第1ラウンドトリップ時間RTT及び第2リンクの第2RTTが第1の前もってセットされた条件を満足することを決定すること、又はデータ送信ネットワーク要素によって、第1リンクの遅延及び第2リンクの遅延が第2の前もってセットされた条件を満足することを決定することを更に含む。
第11の態様及び第11の態様の上記の実施を参照して、第11の態様の他の実施において、第1の前もってセットされた条件は、第1RTTと第2RTTとの間の差が第1の前もってセットされた閾値以下であることを含み、あるいは、第2の前もってセットされた条件は、第1リンクの遅延と第2リンクの遅延との間の差が第2の前もってセットされた閾値以下であることを含む。
第11の態様及び第11の態様の上記の実施を参照して、第11の態様の他の実施において、第1データパケット及び第2データパケットは、同じデータパケットである。
第11の態様及び第11の態様の上記の実施を参照して、第11の態様の他の実施において、通信方法は、フロー分割ポリシーにおける第1リンク及び第2リンクの両方のフロー分割割合が100%である場合に、データ送信ネットワーク要素によって、第1データパケット及び第2データパケットが同じデータパケットであると決定することを更に含む。
第12の態様に従って、通信方法が提供され、通信方法は、データ受信ネットワーク要素によって第1リンクで、データ送信ネットワーク要素から送信された第1データパケットを受信することであり、第1データパケットは第1TFCPヘッダを含み、第1TFCPヘッダは、第1データパケットのシーケンス番号を含む、ことと、データ受信ネットワーク要素によって第2リンクで、データ送信ネットワーク要素から送信された第2データパケットを受信することであり、第2データパケットは第2TFCPヘッダを含み、第2TFCPヘッダは、第2データパケットのシーケンス番号を含み、第1データパケット及び第2データパケットは同じサービスフローに属する、ことと、データ受信ネットワーク要素によって、第1データパケットのシーケンス番号及び第2データパケットのシーケンス番号に基づいて第1データパケット及び/又は第2データパケットをキャッシュに格納することとを含む。
第12の態様及び第12の態様の上記の実施を参照して、第12の態様の他の実施において、データ受信ネットワーク要素によって、第1データパケットのシーケンス番号及び第2データパケットのシーケンス番号に基づいて第1データパケット及び/又は第2データパケットをキャッシュに格納することは、データ受信ネットワーク要素によって、第1データパケットのシーケンス番号及び第2データパケットのシーケンス番号に基づいて第1データパケット及び第2データパケットをバッファに格納することを含む。
第12の態様及び第12の態様の上記の実施を参照して、第12の態様の他の実施において、通信方法は、データ受信ネットワーク要素によって、バッファ内のデータパケットのステータスを決定することを更に含む。
第12の態様及び第12の態様の上記の実施を参照して、第12の態様の他の実施において、データパケットのステータスは、喪失状態を含み、通信方法は、データ受信ネットワーク要素が前もってセットされた継続期間を越えてデータパケットを受信しない場合に、データ受信ネットワーク要素によって、データパケットのステータスが喪失状態であると決定することを更に含む。
第12の態様及び第12の態様の上記の実施を参照して、第12の態様の他の実施において、通信方法は、データ受信ネットワーク要素によって、第1リンクのリンク遅延及び/又は第2リンクのリンク遅延に基づいて、前もってセットされた継続期間を決定すること、又はデータ受信ネットワーク要素によって、第1リンクのラウンドトリップ時間RTT及び/又は第2リンクのラウンドトリップ時間に基づいて、前もってセットされた継続期間を決定することを更に含む。
第12の態様及び第12の態様の上記の実施を参照して、第12の態様の他の実施において、前もってセットされた継続期間を越える期間は、残存期間であり、残存期間は、現在の時間とデータパケットの推定受信時間との間の差であり、データパケットの推定受信時間は、データパケットの前のデータパケットの受信時間及び/又はデータパケットの次のデータパケットの受信時間に基づいて取得され、あるいは、前もってセットされた継続期間タイマは、データパケットの前のデータパケットの受信時間及び/又はデータパケットの次のデータパケットの受信時間に基づいて開始される。具体的に、前もってセットされた継続期間タイマは、データパケットの前のデータパケットが受信されると開始される。代替的に、前もってセットされた継続期間玉は、データパケットの次のデータパケットが受信されると開始される。代替的に、前もってセットされた継続期間玉は、データパケットの前のデータパケット及び次のデータパケットが受信される前の如何なる時点でも開始される。
第12の態様及び第12の態様の上記の実施を参照して、第12の態様の他の実施において、データ受信ネットワーク要素によって、第1データパケットのシーケンス番号及び第2データパケットのシーケンス番号に基づいて第1データパケット及び/又は第2データパケットをキャッシュに格納することは、バッファが第1データパケット及び/又は第2データパケットを含む場合に、データ受信ネットワーク要素によって、第1データパケット及び/又は第2データパケットを捨てること、又は第1データパケットのシーケンス番号及び/又は第2データパケットのシーケンス番号がバッファ内のデータパケットの最小シーケンス番号より小さい場合に、データ受信ネットワーク要素によって、第1データパケット及び/又は第2データパケットを捨てることを含む。
第13の態様に従って、通信装置が提供される。装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従って通信装置の動作を実行するよう構成されてよい。具体的に、通信装置は、第1の態様で記載されるステップ又は機能を実行するよう構成された対応するコンポーネント(手段)を含み、コンポーネントは、第1の態様における第1通信装置であってよい。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されてよい。
第14の態様に従って、通信装置が提供される。装置は、第2の態様又は第2の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従って通信装置の動作を実行するよう構成されてよい。具体的に、通信装置は、第2の態様で記載されるステップ又は機能を実行するよう構成された対応するコンポーネント(手段)を含んでよい。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されてよい。
第15の態様に従って、通信装置が提供される。装置は、第3の態様又は第3の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従って通信装置の動作を実行するよう構成されてよい。具体的に、通信装置は、第3の態様で記載されるステップ又は機能を実行するよう構成された対応するコンポーネント(手段)を含み、コンポーネントは、第3の態様における第1通信装置であってよい。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されてよい。
第16の態様に従って、通信装置が提供される。装置は、第4の態様又は第4の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従って通信装置の動作を実行するよう構成されてよい。具体的に、通信装置は、第4の態様で記載されるステップ又は機能を実行するよう構成された対応するコンポーネント(手段)を含んでよい。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されてよい。
第17の態様に従って、通信装置が提供される。装置は、第5の態様又は第5の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従って通信装置の動作を実行するよう構成されてよい。具体的に、通信装置は、第5の態様で記載されるステップ又は機能を実行するよう構成された対応するコンポーネント(手段)を含んでよい。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されてよい。
第18の態様に従って、通信装置が提供される。装置は、第6の態様又は第6の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従って通信装置の動作を実行するよう構成されてよい。具体的に、通信装置は、第6の態様で記載されるステップ又は機能を実行するよう構成された対応するコンポーネント(手段)を含んでよい。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されてよい。
第19の態様に従って、通信装置が提供される。装置は、第7の態様又は第7の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従って通信装置の動作を実行するよう構成されてよい。具体的に、通信装置は、第7の態様で記載されるステップ又は機能を実行するよう構成された対応するコンポーネント(手段)を含んでよい。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されてよい。
第20の態様に従って、通信装置が提供される。装置は、第8の態様又は第8の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従って通信装置の動作を実行するよう構成されてよい。具体的に、通信装置は、第8の態様で記載されるステップ又は機能を実行するよう構成された対応するコンポーネント(手段)を含んでよい。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されてよい。
第21の態様に従って、通信装置が提供される。装置は、第9の態様又は第9の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従って通信装置の動作を実行するよう構成されてよい。具体的に、通信装置は、第9の態様で記載されるステップ又は機能を実行するよう構成された対応するコンポーネント(手段)を含んでよい。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されてよい。
第22の態様に従って、通信装置が提供される。装置は、第10の態様又は第10の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従って通信装置の動作を実行するよう構成されてよい。具体的に、通信装置は、第10の態様で記載されるステップ又は機能を実行するよう構成された対応するコンポーネント(手段)を含んでよい。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されてよい。
第23の態様に従って、通信装置が提供される。装置は、第11の態様又は第11の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従って通信装置の動作を実行するよう構成されてよい。具体的に、通信装置は、第11の態様で記載されるステップ又は機能を実行するよう構成された対応するコンポーネント(手段)を含んでよい。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されてよい。
第24の態様に従って、通信装置が提供される。装置は、第12の態様又は第12の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従って通信装置の動作を実行するよう構成されてよい。具体的に、通信装置は、第12の態様で記載されるステップ又は機能を実行するよう構成された対応するコンポーネント(手段)を含んでよい。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されてよい。
第25の態様に従って、通信装置が提供され、通信装置は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するよう構成さえ、プロセッサは、通信装置が、第1の態様乃至第12の態様又は第1の態様乃至第12の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う通信方法を実行するように、メモリからコンピュータプログラムを呼び出し、コンピュータプログラムを実行するよう構成される。
1つ以上のプロセッサ及び1つ以上のメモリが存在する。
メモリは、プロセッサに組み込まれてよく、あるいは、メモリ及びプロセッサは、別々に配置される。
通信装置は、送信器(transmitter)及び受信器(receiver)を更に含む。
可能な設計において、通信装置が提供され、通信装置は、トランシーバ、プロセッサ、及びメモリを含む。プロセッサは、信号を受信及び送信するようにトランシーバを制御するよう構成される。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するよう構成される。プロセッサは、通信装置が、第1の態様乃至第12の態様又は第1の態様乃至第12の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法を実行するように、メモリからコンピュータプログラムを呼び出し、コンピュータプログラムを実行するよう構成される。
第26の態様に従って、システムが提供され、システムは、上記の通信装置を含む。
第27の態様に従って、コンピュータプログラム製品が提供され、コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム(コード又は命令とも呼ばれ得る)を含む。コンピュータプログラムが実行されると、コンピュータは、第1の態様乃至第12の態様又は第1の態様乃至第12の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法を実行することを可能にされる。
第28の態様に従って、コンピュータ可読媒体が提供され、コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラム(コード又は命令とも呼ばれ得る)を記憶する。コンピュータプログラムが実行されると、コンピュータは、第1の態様乃至第12の態様又は第1の態様乃至第12の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う方法を実行することを可能にされる。
第29の多様に従って、チップシステムが提供され、チップシステムは、メモリ及びプロセッサを含む。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するよう構成さえ、プロセッサは、チップシステムが設置されている通信装置が、第1の態様乃至第12の態様又は第1の態様乃至第12の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従う通信方法を実行するように、メモリからコンピュータプログラムを呼び出し、コンピュータプログラムを実行するよう構成される。
本発明の実施形態における通信方法及び通信装置に従って、マルチアクセスPDUセッションの更新プロシージャが実装可能である。
以下は、添付の図面を参照して、本願の技術的解決法について記載される。
本願の実施形態における技術的解決法は、様々な通信システム、例えば、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution,LTE)システム、LTE周波数分割復信(Frequency Division Duplex,FDD)システム、LTE時分割復信(Time Division Duplex,TDD)システム、将来の第5世代(5th Generation,5G)システム、及び後続の進化した通信システムに適用されてよい。
本願の実施形態における端末デバイスは、ユーザ設備、アクセス端末、加入者ネットワーク要素、加入者局、移動局、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント、又はユーザ装置と呼ばれ得る。端末デバイスは、代替的に、携帯電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol,SIP)電話機、無線ローカルループ(Wireless Local Loop,WLL)局、パーソナル・デジタル・アシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)、無線通信機能を備えた手持ち式デバイス、コンピューティングデバイス、無線モデムへ接続された他の処理デバイス、車載型デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワーク内の端末デバイス、将来の進化した公衆地上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network,PLMN)、又は同様のものであってもよい。これは、本願の実施形態で制限されない。
例として、限定なしで、本願の実施形態において、端末デバイスは、代替的に、ウェアラブルデバイスであってもよい。ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルインテリジェントデバイスとも呼ばれることがあり、日常着のインテリジェント設計にウェアラブル技術を適用することによって開発されるメガネ、手袋、時計、衣服、及び靴のようなウェアラブルデバイスの一般的な用語である。ウェアラブルデバイスは、身体に直接装着されるか、あるいは、ユーザの衣服又はアクセサリに組み込まれる持ち運び可能なデバイスである。ウェアラブルデバイスは、ハードウェアデバイスであるだけでなく、ソフトウェアサポート、データ交換、及びクラウドインタラクションを通じて強力な機能も実装する。広い意味で、ウェアラブルインテリジェントデバイスは、スマートウォッチ又はスマートグラスのような、スマートフォンに依存せずに完全な又は部分的な機能を実装可能であるフル装備かつ大規模のデバイスと、身体的徴候をモニタする様々なスマートバンド又はスマートジュエリーのような、ただ1つのタイプのアプリケーション機能に焦点を当て、スマートフォンのような他のデバイスと協働する必要があるデバイスとを含む。
本願の実施形態において、端末デバイス又はアクセスネットワークデバイスは、ハードウェアレイヤと、ハードウェアレイヤで実行されるオペレーティングシステムレイヤと、オペレーティングシステムレイヤで実行されるアプリケーションレイヤとを含む。ハードウェアレイヤは、中央演算処理装置(Central Processing Unit,CPU)、メモリ管理ユニット(Memory Management Unit,MMU)、及びメモリ(メインメモリとも呼ばれる)のようなハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、プロセス(Process)を実行することによってサービス処理を実装する任意の1つ以上のコンピュータオペレーティングシステム、例えば、Linuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、又はWindowsオペレーティングシステムであってよい。アプリケーションレイヤは、ブラウザ、アドレス帳、ワードプロセッシングソフトウェア、及びインスタントメッセージングソフトウェアのようなアプリケーションを含む。その上、本願の実施形態で提供される方法の実行本体の具体的な構造は、本願の実施形態で提供される方法のコードを記録するプログラムが、本願の実施形態で提供される方法に従って通信を行うよう実行され得るという条件で、本願の実施形態で特定に制限されない。例えば、本願の実施形態で提供される方法は、端末デバイス若しくはコアネットワークデバイス、又は端末デバイス若しくはコアネットワークデバイスにおいてプログラムを呼び出し実行することができる機能モジュールによって実行されてよい。
更に、本願の実施形態における態様又は特徴は、標準のプログラミング及び/又はエンジニアリング技術を使用する方法、装置、又は製品として実装されてよい。本願で使用される「製品」という語は、如何なるコンピュータ可読デバイスからもアクセス可能なコンピュータプログラム、担体、又は媒体を網羅する。例えば、コンピュータ可読媒体には、制限なしに、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク、又は磁気テープ)、光ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(Compact Disc,CD)、デジタル・バーサタイル・ディスク(Digital Versatile Disc,DVD)、スマートカード、及びフラッシュメモリデバイス(例えば、消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory,EPROM)、カード、スティック、又はキードライブ)が含まれ得る。更に、本明細書で記載される様々な記憶媒体は、情報を記憶するよう構成される1つ以上のデバイス及び/又は他のマシン可読媒体を示し得る。「マシン可読媒体」という用語には、制限なしに、無線チャネルと、命令及び/又はデータを記憶し、含み、及び/又は運ぶことができる様々な他の媒体が含まれ得る。
図1及び図2を参照して、以下は、本願の実施形態において、ネットワークシステムアーキテクチャ及びアーキテクチャ内のマルチアクセスPDUセッションについて詳細に記載する。
図1は、本願の実施形態が適用されるシステムアーキテクチャの図である。アーキテクチャ図は、3つの部分、すなわち、端末デバイス116、アクセスネットワークデバイス220、及びコアネットワークデバイス102を含む。以下は、3つの部分について詳細に記載する。
端末デバイス116は、上述された複数の可能な形態を含んでよい。詳細は、ここで再び記載されない。
アクセスネットワークデバイス220(図1に示されるアクセスネットワークデバイス220a及びアクセスネットワークデバイス220bを含む)は夫々、3GPPアクセス技術に対応する無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)デバイス並びに/又は非3GPPアクセス技術に対応する非3GPPアクセスネットワークデバイス及び/若しくはアクセスゲートウェイデバイスであってよく、これらはアクセスネットワークデバイスと総称される。3GPPアクセス技術の無線アクセスネットワークには、制限なしに、次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation RAN,NG−RAN)、LTEネットワーク、又は同様のものが含まれる。対応するアクセスネットワークデバイスは、次世代無線アクセスノード(Next Generation-Radio Access Node,NG−RAN)又はエボルブド・ノードB(evolved NodeB,eNB又はeNodeB)であってよい。非3GPPアクセス技術のアクセスネットワークには、制限なしに、高信頼性WLANアクセスネットワーク、信頼できないWLANアクセスネットワーク、固定アクセスネットワーク、又は有線アクセスネットワークが含まれる。WLANアクセスネットワークでは、対応するアクセスネットワークデバイスは、アクセスポイント(access point,AP)、N3IWFネットワーク要素、NGPDG、又は同様のものであってよい。
端末デバイス116は、コアネットワーク(Core network,CN)にアクセスするために3GPP無線技術を使用してよい。代替的に、端末デバイス116は、N3IWFネットワーク要素又はNGPDGを使用することによってコアネットワークにアクセスするために、非第3世代パートナーシッププロジェクトnon−3GPPアクセス技術を使用してもよい。
図1に示されるシステムアーキテクチャは、信頼できない非3GPPアクセス技術を使用してコアネットワークデバイスにアクセスすることを更にサポートしてもよい。信頼できない非3GPPアクセス技術を使用してコアネットワークデバイスにアクセスすることは、信頼できない無線ローカル・エリア・ネットワーク(Wireless Local Area Networks,WLAN)を使用してコアネットワークデバイスにアクセスすることであってよい。
高信頼性非3GPPアクセス技術を使用してコアネットワークデバイスにアクセスすることは、信頼できない非3GPPアクセス技術を使用してコアネットワークデバイスにアクセスすることと類似する。信頼できない非3GPPアクセス技術に対応するアクセスネットワークデバイスは、高信頼性非3GPPアクセス技術に対応するアクセスネットワークデバイスにより置換されてよく、N3IWFネットワーク要素は、信頼できるアクセスゲートウェイにより置換されてよい。代替的に、信頼できない非3GPPアクセスゲートウェイが存在しない場合に、アクセスネットワークデバイスは、高信頼性非3GPPアクセスネットワークデバイスである。
3GPPアクセス技術、すなわち、高信頼性非3GPPアクセス技術、又は信頼性非3GPPアクセス技術に関わらず、第1コアネットワーク要素(例えば、SMFネットワーク要素)は、ポイント・ツー・ポイントのインターフェースプロトコル又は、3GPPがコアネットワークにアクセスするために使用されるアーキテクチャと同じであるが、サービス指向のインターフェースが使用されるアーキテクチャをサポートしてよい。
コアネットワークデバイスにアクセスするために端末デバイスによって使用される具体的なアクセス技術は、本願で制限されず、既存の又は将来のアクセス技術の中の任意の1つが、コアネットワークデバイスにアクセスするために使用されてよい、ことが理解されるべきである。
この実施形態において、3GPPアクセスネットワークデバイスがNG−RANであり、非3GPPアクセスネットワークデバイスがN3IWFネットワーク要素である例が、記載のために使用される。
コアネットワークデバイス102は、機能に基づいて、ユーザプレーン機能(User plane function,UPF)ネットワーク要素と、制御プレーン機能(Control plane function,CP)ネットワーク要素とに分けられる。
ユーザプレーン機能ネットワーク要素は、パケットデータパケットを転送すること、クオリティ・オブ・サービス(Quality of Service,QoS)を制御すること、課金情報に関する統計量を収集する、等に主に関与する。
制御プレーンネットワーク要素機能ネットワーク要素は、端末デバイスの登録及び認証、モビリティ管理、ユーザプレーン機能ネットワーク要素へのデータパケット転送ポリシー及びQoS制御ポリシーの供給、等に主に関与する。
制御プレーンネットワーク要素機能ネットワーク要素は、更に具体的には、機能に基づいて、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function,AMF)ネットワーク要素と、セッション管理機能(Session Management Function,SMF)ネットワーク要素とに分けられてよい。
AMFネットワーク要素は、端末デバイスがコアネットワークデバイスにアクセスする場合の登録プロシージャと、端末デバイスの移動工程における位置管理とに関与する。
SMFネットワーク要素は、端末デバイスのための特定のサービスを提供するために、端末デバイスがサービスを開始する場合にコアネットワーク要素によって確立される対応するセッション接続に関与する。サービスは、データパケット転送ポリシー、クオリティ・オブ・サービス(Quality of Service,QoS)ポリシー、等を、SMFネットワーク要素とUPFネットワーク要素との間のインターフェースに基づいて、UPFネットワーク要素へ供給することを含む。
コアネットワークデバイスは、認証サーバ機能(Authentication Server Function,AUSF)ネットワーク要素、統合データ管理(Unified Data Management,UDM)ネットワーク要素、ポリシー制御機能(Policy Control function,PCF)ネットワーク要素、アプリケーション機能(Application Function,AF)ネットワーク要素、データネットワーク(Data Network,DN)ネットワーク要素、ネットワークスライス選択機能(Network Slice Selection Function,NSSF)ネットワーク要素、ネットワーク公開機能(Network Exposure Function,NEF)ネットワーク要素、及びネットワークリポジトリ機能(Network Repository Function,NRF)ネットワーク要素を更に含む。AUSFネットワーク要素は、端末デバイスの妥当性を決定するために、端末デバイスに対して認証を実行すること主に関与する。
UDMネットワーク要素は、端末デバイスのサブスクリプションデータを保持するよう主に構成される。
PCFネットワーク要素は、AMF又はSMFへサービス関連ポリシーを供給するよう主に構成される。
AFは、PCFが対応するポリシーを生成するように、アプリケーション関連要件をPCFへ送信するよう構成される。
NSSFは、ネットワークスライスを選択するよう構成される。
NEFは、サードパーティネットワークへ5Gネットワーク機能を公開するよう構成される。
NRFは、上記のネットワーク機能ネットワーク要素を選択するよう構成される。
データネットワーク(Data Network,DN)は、ユーザのためのサービスを提供するよう、例えば、モバイルオペレータサービス、インターネットサービス、ネットワークサービス、又はサードパーティサービスを提供するよう構成される。
本願のこの実施形態は、端末デバイスと、アクセスネットワークデバイス(第1アクセスネットワークデバイスNG−RAN及び第2アクセスネットワークデバイスN3IWFを含む)と、図1ではコアネットワークデバイス内にあるSMFネットワーク要素、AMFネットワーク要素、PCFネットワーク要素、及びUPFネットワーク要素と主に関係がある。
コアネットワークデバイス内にあるSMFネットワーク要素、AMFネットワーク要素、PCFネットワーク要素、及びUPFネットワーク要素以外のネットワーク要素の機能の記載は、本願の技術的解決法が添付の図面を参照して以下で記載される場合に与えられず、コアネットワークデバイス内の他のネットワーク要素の機能は、本願で制限されない、ことが理解されるべきである。
図1に記載されているコアネットワークデバイスは、他の機能ネットワーク要素を更に含んでもよい、ことが理解されるべきである。これは、本願で制限されない。
5Gネットワークアーキテクチャによってサポートされるマルチアクセス技術に基づいて、マルチアクセスPDUセッションは、先行技術において確立されてよい。「マルチアクセス」は、PDUセッションが複数のアクセスネットワークデバイスを使用することによってコアネットワークへアクセスされることを意味し、異なるアクセスネットワークデバイスは、異なるアクセス技術に対応してよく、あるいは、同じアクセス技術に対応してもよい。
例えば、マルチアクセスは、第1アクセスネットワークデバイスNG−RAN及び第2アクセスネットワークデバイスN3IWFを使用することによってコアネットワークデバイスにアクセスすることを含む。相応して、コアネットワークデバイスがNG−RANを使用することによってアクセスされる場合に対応する第1アクセス技術は、3GPPアクセス技術又はNG−RANアクセス技術であり、コアネットワークデバイスがN3IWFを使用することによってアクセスされる場合に対応する第2アクセス技術は、非3GPPアクセス技術又は信頼できないWLANアクセス技術である。
サービスフローがマルチアクセスPDUセッションに加えられるか、あるいは、セッション内のサービスフローが変化する場合に、端末デバイスは、第1アクセス技術に対応する第1アクセスネットワークデバイスを使用することによって、更新要求をコアネットワークデバイスへ送信し、第1アクセスネットワークデバイスのQoSプロファイル確立又は更新プロシージャを完了する。代替的に、端末デバイスは、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスを使用することによって、更新要求を第1コアネットワーク要素へ送信し、第2アクセスネットワークデバイスのQoSプロファイル確立又は更新プロシージャを完了する。
以下の実施形態は、端末デバイスが第1アクセスネットワークデバイスを使用することによって更新要求を送信する例を使用することによって、記載される。例えば、端末デバイスは、マルチアクセスPDUセッションにサービスフロー1を追加する必要があり、端末デバイスは、NG−RAN及び3GPPアクセス技術を使用することによってサービスフロー1を伝送するよう要求するために、NG−RANを使用することによって第1コアネットワーク要素へ更新要求を送信する。第1コアネットワーク要素は、要求メッセージに基づいてNG−RANのQoSプロファイルを更新する。QoSプロファイルが更新される前に5Mサービスフローの伝送をサポート可能であって、サービスフロー1が5Mリソースを使用することによって伝送される必要があるとすれば、更新されたQoSプロファイルは、10Mサービスフローの伝送をサポートする。
3GPPアクセス技術を使用する形態は、単に例に過ぎないことが理解されるべきである。第1アクセス技術は、マルチアクセスPDUセッションにおけるアクセス技術の中の任意の1つである。
マルチアクセスPDUセッションは、図2を参照して以下で簡単に記載される。図2は、マルチアクセスPDUセッションの概略図である。
アクセス技術310(図2に示されるアクセス技術310a及びアクセス技術310bを含む)は、端末デバイス116及びユーザプレーン機能ネットワーク要素330がPDUセッションにおいてサービスフローデータパケットを伝送する場合にネットワーク側にアクセスするアクセス技術様態を指す。
アクセス技術310は、上記の3GPPアクセス技術又は上記の非3GPPアクセス技術のようなアクセス技術であってよい。代替的に、アクセス技術310は、LTEアクセス技術、NG−RANアクセス技術、高信頼性非3GPPアクセス技術、信頼できない非3GPPアクセス技術、WLANアクセス技術、及び固定ネットワークアクセス技術のようなアクセス技術であってよい。アクセス技術の具体的な様態は、本願で制限されない。アクセス技術310a及びアクセス技術310bは、異なるアクセス技術、又は異なるアクセスネットワークデバイスによって使用される同じアクセス技術である。
ユーザプレーントンネル320(図2に示されるユーザプレーントンネル320a及びユーザプレーントンネル320bを含む)は夫々、アクセスネットワークデバイスとUPFとの間のユーザプレーントンネルである。異なるユーザプレーントンネル320a及び320bは、異なるアクセスネットワークデバイスと同じUFPとの間に確立される。アクセスネットワークデバイス及びUPFは夫々、トンネル識別子を割り当て、トンネル識別子を記憶のためにピアデバイスへ送信する。例えば、アクセスネットワークデバイス1は、トンネル識別子1をユーザプレーントンネル320aに割り当て、トンネル識別子1を記憶のためにUPFへ送信する。UPFは、トンネル識別子2をユーザプレーントンネル320aに割り当て、トンネル識別子2を記憶のためにアクセスネットワークデバイスへ送信する。トンネル識別子1及びトンネル識別子2は、アクセスネットワークデバイス1とUPFとの間のユーザプレーントンネル320aのトンネル識別子である。ユーザプレーントンネル320bのトンネル識別子は、ユーザプレーントンネル320aのトンネル識別子と同様である。アクセスネットワークデバイス2は、トンネル識別子3をユーザプレーントンネル320bに割り当て、UPFは、トンネル識別子4をユーザプレーントンネル320bに割り当てる。UPFによって割り当てられるユーザプレーントンネル320aのトンネル識別子2及びユーザプレーントンネル320bのトンネル識別子4は、同じ又は異なってよい。これは、本願で制限されない。
PDUセッションは、端末とUPFとの間のセッションである。ユーザプレーントンネル320a及び320bは、同じPDUセッションに属する。アクセス技術310は、同じPDUセッション内の異なるアクセス技術、又は同じPDUセッション内にあるが、異なるアクセスネットワークデバイスに対応する同じアクセス技術である。
先行技術において、5Gネットワークアーキテクチャはマルチアクセスをサポートし、マルチアクセスPDUセッションが確立され得る。
異なる粒度でのサービスフロー分割は、マルチアクセスPDUセッションを使用することによって実装可能である。具体的に言えば、異なるサービスフローは、異なるアクセス技術及び異なるアクセスネットワークデバイス、又は同じアクセス技術及び異なるアクセスネットワークデバイスを使用することによって伝送され得る。異なるアクセス技術及び異なるアクセスネットワークデバイスが使用されるシナリオが、以下、記載のために例として使用される。同じアクセス技術及び異なるアクセスネットワークデバイスが使用されるシナリオでは、アクセス技術は、以下の記載中のアクセスネットワークデバイスにより置換されれば足りる。
サービスフローの最小のフロー分割粒度は、パケット粒度である。具体的に言えば、同じサービスフローの異なるデータパケットは、異なるアクセス技術を使用することによって伝送され得る。
図2に示されるマルチアクセスPDUセッションを使用することによってパケット粒度フロー分割を実装するよう、トラフィックフロー制御プロトコル(Traffic Flow Control Protocol,TFCP)ヘッダに基づくカプセル化は、PDUセッションにおける全てのセッションフローデータパケット、同じクオリティ・オブ・サービスフロー(QoSフロー)に属する全てのサービスフローデータパケット、又は同じサービスフローに属する全てのデータパケットに対して実行される必要がある。TFCPプロトコルは、UEとUPFとの間のユーザプレーンプロトコルレイヤであり、データパケットシーケンス番号を運ぶために使用されるか、あるいは、UEとUPFとの間のリンクのステータスを検出するために使用される。プロトコルレイヤのプロトコルタイプは、本願において制限されず、例えば、代替的に、汎用ルーティングカプセル化(Generic Routing Encapsulation,GRE)プロトコル又は他のプロトコルタイプであってよい。TFCPプロトコルは、以下の記載において一例として使用される。
サービスフローが図2に示されるマルチアクセスPDUセッションに新たに加えられる必要があるか、あるいは、マルチアクセスPDUセッションにおけるサービスフローが更新される必要がある場合に、マルチアクセスPDUセッションは更新される必要がある。サービスフローを更新することは、サービスフローのQoSパラメータが変更されること、又はサービスフローのアクセス技術が変更されることを含む。
いくつかの実施形態において、端末デバイスは、図2に示される第1アクセス技術を使用することによって、例えば、サービスフロー1を加えるために、マルチアクセスPDUセッションの更新要求を送信する。第1コアネットワーク要素は、伝送のために、更新要求を送るために使用される第1アクセス技術にサービスフロー1を割り当て、第1アクセス技術に対応する第1アクセスネットワークデバイスに、現在のQoSパラメータを更新するよう要求する。
いくつかの他の実施形態において、端末デバイスは、図2に示される第2アクセス技術を使用することによって、例えば、サービスフロー1を加えるために、マルチアクセスPDUセッションの更新要求を送信する。第1コアネットワーク要素は、伝送のために、更新要求を送信するために使用される第2アクセス技術にサービスフロー1を割り当て、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスに、現在のQoSパラメータを更新するよう要求する。
先行技術では、マルチアクセスPDUセッションが5Gネットワークアーキテクチャにおいて更新される場合に、更新要求を送信するアクセスネットワークデバイス(例えば、第1アクセスネットワークデバイス)のQoSパラメータしか更新することができず、マルチアクセスPDUセッションにおいて他方の側にあるアクセスネットワークデバイス(例えば、第2アクセスネットワークデバイス)のQoSパラメータは更新され得ないことが、上記の説明から分かる。
例えば、新しいサービスフロー1が伝送される必要がある場合に、端末デバイスは、第1アクセス技術を使用することによって、サービスフロー1を伝送するよう要求するために使用される要求メッセージを送信して、相応して第1アクセス技術のQoSパラメータを更新し、それにより、サービスフロー1は、第1アクセス技術を使用することによって伝送可能であるが、第2アクセス技術のQoSパラメータは、第2アクセス技術を使用することによってサービスフロー1を伝送するために更新され得ない。その上、新しいサービスフロー1及び新しいサービスフロー2が夫々第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって伝送される必要がある場合に、先行技術では、更新要求メッセージが、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって別々に送信される必要があり、それにより、第1技術1は相応してサービスフロー1を使用することによって更新され、第2技術2は相応してサービスフロー2を使用することによって更新される。
更に、先行技術は、パケット粒度フロー分割をサポートしない。結果として、一方の側でのアクセス技術がサービスフローのQoS要件を満足することができない場合に、他方の側でのアクセス技術は、サービスフローの伝送サービスを提供するために使用され得ない。
上記の問題を解消するために、本願のいくつかの実施形態は、マルチアクセスPDUセッションの複数のアクセス技術がマルチアクセスPDUセッションに基づいて更新可能であるような通信方法を提供する。
本願のいくつかの他の実施形態は、パケット粒度フロー分割を実装するよう、複数の粒度でのTFCPベースのカプセル化をサポートしてよい。複数の粒度でのTFCPベースのカプセル化は、PDUセッション粒度でのTFCPベースのカプセル化、QoSフロー粒度でのTFCPベースのカプセル化、又はサービスフロー粒度若しくはサービスフローテンプレート粒度でのTFCPベースのカプセル化を含む。サービスフロー粒度又はサービスフローテンプレート粒度でのTFCPベースのカプセル化の場合に、TFCPヘッダに基づくカプセル化は、サービスフロー又はサービスフローテンプレートに対応する全てのサービスフローに対して実行しさえすればよく、TFCPヘッダに基づくカプセル化は、同じQoSフローに属するサービスフローに対して実行される必要がない。
上記のPDUの英語フルネーム及びコアネットワークデバイス内のネットワーク要素のような名称は全て、区別を簡単にするために定義された名称であり、本願に対する如何なる制限も構成すべきでないことが更に理解されるべきである。他の名称が既存のプロトコル又は将来のプロトコルにおいて上記名称を置き換えるために使用される可能性は、本願で排除されない。
図3を参照して、以下は、本願の実施形態で提供される通信方法について詳述する。
図3は、本願の実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。S110.端末デバイスは、要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信する。
要求メッセージが端末デバイスとUPFネットワーク要素との間のマルチアクセスPDUセッションを更新するよう要求する場合については、以下の場合1の記載を参照されたい。
要求メッセージが端末デバイスとUPFネットワーク要素との間のマルチアクセスPDUセッションにおけるアクセス技術の1つを削除するよう要求する場合については、以下の場合2の記載を参照されたい。
場合1:端末デバイスは、第1アクセス技術を使用することによって、要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信し、このとき、要求メッセージは、サービスフローを新たに追加又は更新するよう要求する。
任意に、要求メッセージは第1識別子を含み、第1識別子は、サービスフローを決定するために使用可能である。サービスフローは、1つ以上のサービスフローであってよい。
第1識別子は、サービスフローの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、又はPDUセッション識別子のうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態において、端末デバイスは、第3識別子とマルチアクセス技術に基づく伝送指示との間の対応を要求メッセージに追加し、そして、要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信する。第3識別子は、第1識別子と同じであってよく、サービスフローを決定するために使用可能である。代替的に、第3識別子は、第2識別子と同じであり、PDUセッション識別子(PDUセッションID)であり、PDUセッションを決定するために使用可能である。代替的に、第3識別子は、QoSフロー識別子(QFI)であり、QoSフローを決定するために使用可能である。マルチアクセス技術に基づく伝送指示は、端末デバイスが、第3識別子に基づいて決定される第3サービスフローに対してマルチアクセス技術に基づく伝送を実行するよう要求することを示すために使用可能であるか、あるいは、第3識別子に基づいて決定される第3サービスフローに対してTFCPプロトコルベースのカプセル化を実行するよう要求することを示すために使用可能である。マルチアクセス伝送指示は、TFCPプロトコル指示、TFCPプロトコルベースのカプセル化指示、又はパケット粒度フロー分割指示である。
いくつかの実施形態において、サービスフローは、端末デバイスとUPFネットワーク要素との間のマルチアクセスPDUセッションにおける変更されたサービスフロー又は新たに加えられたサービスフローとして理解されてよい。変更されたサービスフローは、サービスフローのQoSパラメータが変更されること、又はサービスフローのアクセス技術が変更されることであってよい。
いくつかの実施形態において、要求メッセージは、第1識別情報及び第1アクセス技術の指示情報を含み、端末デバイスは、第1アクセス技術を使用することによってサービスフローに伝送リソースを割り当てるよう第1コアネットワーク要素に要求し、それにより、サービスフローは第1アクセス技術を使用することによって伝送される。
いくつかの他の実施形態において、要求メッセージは、第1識別情報及び第2アクセス技術の指示情報を含み、端末デバイスは、第2アクセス技術を使用することによってサービスフローに伝送リソースを割り当てるよう第1コアネットワーク要素に要求し、それにより、サービスフローは第2アクセス技術を使用することによって伝送される。
いくつかの他の実施形態において、要求メッセージは、第1識別情報、第1アクセス技術の指示情報、及び第2アクセス技術の指示情報を含み、端末デバイスは、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによってサービスフローに伝送リソースを割り当てるよう第1コアネットワーク要素に要求し、それにより、サービスフローは第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって伝送される。
第1識別情報は、サービスフロー記述又はサービスフローテンプレートであり、サービスフロー又はサービスフローテンプレート内の全てのサービスフローは、パケット粒度フロー分割をサポートする。
要求メッセージは、端末デバイスとUPFネットワーク要素との間のマルチアクセスPDUセッションにおけるアクセス技術のQoSプロファイルを更新するよう要求し、それにより、端末デバイスは、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送することができることが更に理解され得る。
マルチアクセスPDUセッションは、PDUセッションが複数のアクセス技術を使用することによってコアネットワークデバイスにアクセスされ得、1つ以上のアクセス技術が1つのアクセスネットワークデバイスに対応し得ることを意味する。
本願で、説明は、端末デバイスとUPFネットワーク要素との間のマルチアクセスPDUセッションが2つのアクセス技術を含み、2つのアクセス技術の中の第1アクセス技術及び第2アクセス技術が異なるところの例を使用することによって、与えられる。
本願のこの実施形態において、マルチアクセスPDUセッションにおけるアクセス技術は、ただ2つのアクセス技術に制限されないことが理解されるべきである。マルチアクセスPDUセッションは、2よりも多いアクセス技術を含んでよく、そのようなアクセス技術は異なる。
第1アクセス技術及び第2アクセス技術は具体的な実施では異なり、あるいは、1つのアクセス技術は2つのアクセスネットワークデバイスに対応してよいことが更に理解されるべきである。この場合に、後述される「アクセス技術」は、「アクセスネットワークデバイス」により置き換えられ、すなわち、異なるアクセス技術は、異なるアクセスネットワークデバイスにより置き換えられる。
いくつかの実施形態において、第1アクセス技術は3GPPアクセス技術であり、第2アクセス技術は非3GPPアクセス技術である。
いくつかの他の実施形態において、第1アクセス技術は非3GPPアクセス技術であり、第2アクセス技術は3GPPアクセス技術である。
いくつかの他の実施形態において、第1アクセス技術はNG−RANアクセス技術であり、第2アクセス技術はWLANアクセス技術である。
第1アクセス技術及び第2アクセス技術は夫々、3GPPアクセス技術、非3GPPアクセス技術、LTEアクセス技術、NG−RANアクセス技術、高信頼性非3GPPアクセス技術、信頼できない非3GPPアクセス技術、WLANアクセス技術、及び固定ネットワークアクセス技術のようなアクセス技術の中のいずれか1つであってよい。
可能な実施では、ステップ101の要求メッセージは、端末デバイスとUPFネットワーク要素との間のマルチアクセスPDUセッションに対してサービスフローを新たに追加又は更新するよう要求する。
可能な実施では、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術の複数のQoSプロファイル/1つのQoSプロファイルが更新されてよく、それにより、新たに加えられたサービスフローは、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによって伝送可能である。
いくつかの実施形態において、要求メッセージは第2識別子を運び、第2識別子はマルチアクセスPDUセッション識別子(PDUセッションID)である。PDUセッション識別子は、マルチアクセスPDUセッションを示すために使用可能である。端末デバイスとUPFネットワーク要素との間には複数のマルチアクセスPDUセッションが存在し得るので、各マルチアクセスPDUセッションは、対応するセッション識別子を有している。
マルチアクセスPDUセッション識別子をどのように生成すべきかは、本願のこの実施形態において制限されないことが理解されるべきである。本願のこの実施形態において、マルチアクセスPDUセッションは、確立されたマルチアクセスPDUセッションに基づいて更新される。
可能な実施では、ステップ301の要求メッセージは第1識別子を含み、第1識別子は、サービスフローを決定するために使用可能である。第1識別子は、サービスフローを記述するために使用され得るデータパケットフィルタ(Packet Filter)であってよく、従って、サービスフロー記述とも呼ばれ得る。代替的に、第1識別子は、サービスデータフロー(Service data flow,SDF)テンプレートであってよく、サービスデータフローテンプレートは、サービスフロー記述セット、すなわち、パケットフィルタセットである。従って、第1識別子は、サービスフロー記述とも呼ばれ得る。
第1識別子は、サービスフローを記述するために使用され、すなわち、マルチアクセスPDUセッションにおける新たに加えられた又は変更されたサービスフローを記述するために使用される。第1コアネットワーク要素は、第1識別子に基づいてサービスフローを決定してよい。
いくつかの実施形態において、サービスフロー記述は、サービスフローの発信元インターネットプロトコル(Internet Protocol,IP)アドレス及びあて先IPアドレスを含む。
任意に、サービスフロー記述は、サービスフローの発信元ポート番号及びあて先ポート番号を含む。
任意に、サービスフロー記述情報は、サービスフローのプロトコルタイプを含む。
任意に、サービスフロー記述情報は、サービスフローのアプリケーションタイプを含む。
任意に、サービスフロー記述情報は、サービスフローの発信元IPアドレス及びあて先IPアドレス、サービスフローの発信元MACアドレス及びあて先MACアドレス、サービスフローの発信元ポート番号及びあて先ポート番号、サービスフローのプロトコルタイプ、又はサービスフローのアプリケーションタイプのうちの少なくとも1つを含む。
上記の様々なタイプのサービスフロー記述情報は一例に過ぎず、サービスフロー記述情報は、代替的に、マルチアクセスPDUセッションにおける新たに加えられた又は更新されたサービスフローを記述するために使用され得る他の情報を含んでもよいことが理解されるべきである。
いくつかの実施形態において、要求メッセージは、サービスフローが第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであることを示すために使用される第1識別子及びアクセス技術の指示情報を更に含む。
例えば、第1識別子とサービスフローに対応するアクセス技術との間の対応が含まれる。サービスフローは、第1識別子に基づいて決定されるサービスフローであり、アクセス技術は、サービスフローに対応するアクセス技術である。第1コアネットワーク要素は、端末デバイスによって要求されているサービスフローに対応するアクセス技術及び/又はコアネットワークのフロー分割ポリシーに基づいて、サービスフローに対応するアクセス技術を決定する。
いくつかの実施形態において、サービスフローに対応するアクセス技術は、3GPPアクセス技術である。
いくつかの他の実施形態において、サービスフローに対応するアクセス技術は、非3GPPアクセス技術である。
いくつかの他の実施形態において、サービスフローに対応するアクセス技術は、3GPPアクセス技術及び非3GPPアクセス技術である。
本願のこの実施形態で、説明は、第1アクセス技術が3GPPアクセス技術でありかつ第2アクセス技術が非3GPPアクセス技術であるところの例を使用することによって、与えられることが理解されるべきである。第1アクセス技術及び第2アクセス技術が他のタイプのアクセス技術である場合に、サービスフローに対応するアクセス技術は、代替的に、他のタイプのアクセス技術、例えば、LTEアクセス技術、5G RANアクセス技術、高信頼性非3GPPアクセス技術、信頼できない非3GPPアクセス技術、WLANアクセス技術、又は固定ネットワークアクセス技術であってもよい。
いくつかの実施形態において、要求メッセージは、クオリティ・オブ・サービスQoS規則を更に含んでよく、QoS規則は、サービスフローによって必要とされるQoSパラメータを含む。第1識別子とQoS規則との間には対応がある。QoS規則が第2アクセス技術に対応する場合に、それは、第1識別子に基づいて決定されるサービスフローが第2アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであることを示す。代替的に、QoS規則が第1アクセス技術及び第2アクセス技術に対応する場合に、それは、第1識別子に基づいて決定されるサービスフローが第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであることを示す。
上記のQoSパラメータは、バンド幅、保証バンド幅、最大バンド幅、及びQoS識別子(5QI)のうちの少なくとも1つを含む。
端末デバイスが要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信することは、端末デバイスが要求をアクセスネットワークデバイスへ送信し、次いで、アクセスネットワークデバイスが要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信することを含む。
端末デバイスが、要求メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素へ送信することは、次を含む。
方法1:第1アクセス技術が3GPPアクセス技術である場合に、端末デバイスは、マルチアクセスPDUセッションを更新するよう要求するために、3GPPアクセス技術を使用することによって要求メッセージを送信する。具体的に言えば、端末デバイスは、要求メッセージを、3GPPアクセス技術を使用することによってアクセスネットワークデバイスへ送信する。この場合に、アクセスネットワークデバイスはNG−RANである。
端末デバイスは、要求メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素へ送信する。端末デバイスは最初に、要求メッセージをNG−RANへ送信し、次いで、NG−RANは、要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信する。
方法2:第1アクセス技術が非3GPPアクセス技術である場合に、端末デバイスは、マルチアクセスPDUセッションを更新するよう要求するために、非3GPPアクセス技術を使用することによって要求メッセージを送信する。具体的に言えば、端末デバイスは、要求メッセージを、非3GPPアクセス技術を使用することによってアクセスネットワークデバイスへ送信する。この場合に、アクセスネットワークデバイスはN3IWFである。
端末デバイスは、要求メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素へ送信する。端末デバイスは最初に、要求メッセージをN3IWFへ送信し、次いで、N3IWFは、要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信する。
端末デバイスが要求メッセージを送信する方法が方法1及び方法2であることは、一例に過ぎない。第1アクセス技術が3GPPアクセス技術以外のアクセス技術であり、第2アクセス技術が非3GPPアクセス技術以外のアクセス技術である場合に、端末デバイスは、方法1及び方法2以外の送信方法で、第1アクセス技術を使用することによって要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信してよい。
要求メッセージが第1識別子とアクセス技術との間の対応情報を含むことは、次のいくつかの場合を含む。
第1の場合:要求メッセージは、第1識別子及びアクセス技術を運ぶ。第1識別子は、新たに加えられた又は更新されたサービスフローを示し、アクセス技術は、サービスフローに対応するアクセス技術である。
例えば、端末デバイスから送信された要求メッセージにおいて運ばれている第1識別子に対応するサービスフロー1は、3GPPアクセス技術に対応する。加えて、端末デバイスから送信された要求メッセージにおいて運ばれている第1識別子に対応するサービスフロー2は、非3GPPアクセス技術に対応する。第1識別子が1つ以上のパケットフィルタである場合に、パケットフィルタ1がサービスフロー1を記述するために使用され、パケットフィルタ2がサービスフロー2を記述するために使用される。
第1コアネットワーク要素は、要求メッセージにおいて運ばれる第1識別子及びアクセス技術に基づいて、新たに加えられた又は更新されたサービスフローに対応するアクセス技術を決定する。
端末デバイスは、対応をフロー分割規則に加え、そして、フロー分割規則を第1コアネットワーク要素へ送信してよい。フロー分割規則は、ATSSS規則(Access traffic Splitting, Switching, Steering rule)であってよい。
第2の場合:要求メッセージは、サービスフローの記述情報とフロー分割規則との間の対応を運ぶ。フロー分割規則は、端末デバイスから第1コアネットワーク要素へ送信されるフロー分割規則であってよく、あるいは、第1コアネットワーク要素から端末デバイスへ送信されるフロー分割規則であってよい。
第1コアネットワーク要素は、フロー分割規則とアクセス技術との間の対応を確立している。
例えば、端末デバイスから送信された要求メッセージは、サービスフロー1の記述情報と、フロー分割規則1とを運ぶ。端末デバイスから送信された要求メッセージは、サービスフロー2の記述情報と、フロー分割規則2とを運ぶ。
フロー分割規則とアクセス技術との間にあって、第1コアネットワーク要素によって確立される対応は、次の通りである:フロー分割規則1は3GPPアクセス技術に対応し、フロー分割規則2は非3GPPアクセス技術に対応する。
第1コアネットワーク要素は、要求メッセージにおいて運ばれるサービスフローの記述情報に基づいて、新たに加えられた又は更新されたサービスフローに対応するアクセス技術を決定してよい。
第3の場合:サービスフローとクオリティ・オブ・サービス規則(Quality of Service rule,QoS規則)、SDFテンプレート(Service Data Flow Template)、又はクオリティ・オブ・サービスフロー(Quality of Service flow,QoSフロー)との間には対応が存在し、サービスフローは、要求メッセージに運ばれる第1識別子に基づいて決定されるサービスフローである。
第1コアネットワーク要素側は、アクセス技術とQoS規則またはQoSフローとの間の対応を確立している。
例えば、端末デバイスから送信された第1識別子に基づいて決定されるサービスフロー1は、QoS規則1、SDFテンプレート1、又はQoSフロー1に属する。端末デバイスから送信された第1識別子に基づいて決定されるサービスフロー2は、QoS規則2、SDFテンプレート2、又はQoSフロー2に属する。
アクセス技術とQoS規則、SDFテンプレート、又はQoSフローとの間にあって、第1コアネットワーク要素側で確立される対応は、次の通りである:QoS規則1、SDFテンプレート1、又はQoSフロー1は3GPPアクセス技術に対応し、QoS規則2、SDFテンプレート2、又はQoSフロー2は非3GPPアクセス技術に対応する。
第1コアネットワーク要素は、要求メッセージ内の第1識別子に基づいて、新たに加えられた又は更新されたサービスフローを決定し、そして、第1コアネットワーク要素は、QoS規則、SDFテンプレート、又はQoSフローに対応するアクセス技術を知っている。この場合に、第1コアネットワーク要素は、変更又は追加されたサービスフローに対応するアクセス技術を決定することができる。
第4の場合:要求メッセージは、第1識別子と第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術との間の対応を運ぶ。
この実施形態では、異なる粒度でのサービスフロー分割は、マルチアクセスPDUセッションにおけるサービスフローを使用することによって実装可能である。サービスフローのフロー分割粒度は、クオリティ・オブ・サービスフロー(Quality of Service flow,QoSフロー)粒度、フロー粒度、又はパケット粒度を含む。以下は、フロー分割方法について詳述する。
(1)QoSフロー粒度フロー分割:QoSフロー粒度フロー分割は、異なるQoSフローが異なるアクセス技術に割り当てられ得ることを示す。
例えば、サービスフロー1及びサービスフロー2のQoSパラメータは類似しており、サービスフロー1及びサービスフロー2はQoSフロー1に集約される。QoSフロー1は、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子1(QoSフローID1,QFI1)を使用することによって識別され得る。サービスフロー3及びサービスフロー4のQoSパラメータは類似しており、サービスフロー3及びサービスフロー4はQoSフロー2に集約される。QoSフロー2は、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子2(QoSフローID2,QFI2)を使用することによって識別され得る。
QFI1に対応するサービスフローは、第1アクセス技術を使用することによって伝送される。QFI2に対応するサービスフローは、第2アクセス技術を使用することによって伝送される。代替的に、QFI1に対応するサービスフローは、第2アクセス技術を使用することによって伝送される。QFI2に対応するサービスフローは、第1アクセス技術を使用することによって伝送される。
上記のサービスフローのQoSパラメータが類似していることは、サービスフローのQoSパラメータ内のN個のパラメータのうちの少なくともM個の値が同じか又は近似していることを含み、このとき、Nは正の整数であり、Mは1以上かつN以下の整数である。
(2)フロー粒度フロー分割:フロー粒度フロー分割は、異なるサービスフローが異なるアクセス技術に割り当てられ得ることを示す。サービスフローは同じQoSフローに属してよい。
例えば、QFI1はサービスフロー1及びサービスフロー2に対応する。サービスフロー1は第1アクセス技術を使用することによって伝送される。サービスフロー2は第2アクセス技術を使用することによって伝送される。代替的に、サービスフロー1は第2アクセス技術を使用することによって伝送される。サービスフロー2は第1アクセス技術を使用することによって伝送される。具体的に言えば、異なるアクセス技術は、異なるサービスフローに基づいて割り当てられ、フロー分割は、サービスフローのQoSパラメータに基づいて実行されない。
いくつかの実施形態において、フロー粒度フロー分割は、SDFテンプレートに基づくフロー分割を更に含む。
SDFテンプレートに基づくフロー分割は、次の通りである:ふろーきじゅつじょうほうにもと付いて、サービスフロー1及びサービスフロー2はSDFテンプレート1として使用され、SDFテンプレート1は第1アクセス技術に対応し、サービスフロー3及びサービスフロー4はSDFテンプレート2として使用され、SDFテンプレート2は第2アクセス技術に対応する。サービスフロー1、サービスフロー2、サービスフロー3、及びサービスフロー4は、同じQoSフローに属する。
(3)パケット粒度フロー分割:サービスフロー内の異なるデータパケットは、異なるアクセス技術に割り当てられてよい。
例えば、サービスフロー1はデータパケット1及びデータパケット2を含む。データパケット1は第1アクセス技術を使用することによって伝送される。データパケット2は第2アクセス技術を使用することによって伝送される。代替的に、データパケット1は第2アクセス技術を使用することによって伝送される。データパケット2は第1アクセス技術を使用することによって伝送される。
上記の対応は、一例に過ぎず、サービスフローとアクセス技術との間にあって、サービスフローの記述情報を使用することによって決定される他の対応も、本願の保護範囲の中に含まれている。
サービスフロー1、サービスフロー2、第1アクセス技術、及び第2アクセス技術は、例に過ぎず、本願の保護範囲を制限することはできない。
いくつかの実施形態において、端末デバイスは、第1指示情報を第1コアネットワーク要素へ送信する。第1指示情報は、第1コアネットワーク要素がサービスフローに対応するアクセス技術を変更することを許可されていることを示すために使用可能である。
第1指示情報は、要求メッセージに含まれ、端末デバイスから第1コアネットワーク要素へ送信されてよい。
端末デバイスの要求メッセージ内にある、サービスフローの記述情報は、サービスフロー1が第1アクセス技術に対応することを要求メッセージに基づいて決定するために使用可能である。
端末デバイスが第1指示情報を第1コアネットワーク要素へ送信する場合に、具体的に言えば、端末デバイスが、サービスフロー1と第1アクセス技術との間にあって端末デバイスから送信される対応が変更可能であることを第1コアネットワーク要素に示す場合に、例えば、第1コアネットワーク要素は、サービスフロー1と第1アクセス技術との間の対応を、サービスフロー1と第2アクセス技術との間の対応に変更してよい。
例えば、端末デバイスは、追加又は更新されたサービスフロー1を伝送するために第1アクセス技術を使用するよう第1コアネットワーク要素に要求するために、要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信する。しかし、第1コアネットワーク要素は、第1アクセス技術がサービスフロー1の伝送要件を満足しないと決定し、第1コアネットワーク要素は、サービスフロー1を伝送するために第2アクセス技術を使用してよく、そして、第1コアネットワーク要素は、端末デバイスの要求を変更する。代替的に、第1コアネットワーク要素は、サービスフロー1を伝送するために第1アクセス技術及び第2アクセス技術の両方を使用する。
例えば、端末デバイスは、WLANを使用することによってアクセスを実行するよう要求するが、第1コアネットワーク要素は、現在のWLANが端末デバイスのアクセス要求をサポート不可能であると決定する。端末デバイスが第1指示情報を第1コアネットワーク要素へ送信する場合に、第1コアネットワーク要素は、NG−RANを使用することによってアクセスを実行するよう端末デバイスに指定してよい。
場合2:端末デバイスは、第1アクセス技術を使用することによって要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信し、このとき、要求メッセージは、マルチアクセスPDUセッションにおける第2アクセス技術を削除するよう要求する。
任意に、要求メッセージは第1識別子を運び、第1識別子は、第2アクセス技術を識別するために使用される。
端末デバイスが端末デバイスとUPFネットワーク要素との間のマルチアクセスPDUセッションをシングルアクセスPDUセッションに更新する必要がある場合に、端末デバイスは、第1コアネットワーク要素に対して一方の側でのアクセス技術を使用することによって、他方の側でのアクセス技術を削除するために使用される要求を開始してよい。
いくつかの実施形態において、端末デバイスは、第2アクセス技術を削除するよう要求するために、第1アクセス技術を使用することによって要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信する。
要求メッセージは、第2アクセス技術と、第2アクセス技術を削除するために使用される第1識別子とを含む。
いくつかの他の実施形態において、端末デバイスは、第2アクセス技術を削除するよう要求するために、第1アクセス技術を使用することによって要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信する。要求メッセージは、第2アクセス技術と、マルチアクセスPDUセッションをシングルアクセスPDUセッションに更新するために使用される第1識別子とを含む。第1識別子は削除命令であり、第2アクセス技術を削除することを指示する。
いくつかの他の実施形態において、端末デバイスは、第2アクセス技術を削除するよう要求するために、第1アクセス技術を使用することによって要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信する。要求メッセージは、第1アクセス技術の指示情報と、マルチアクセスPDUセッションをシングルアクセスPDUセッションに更新するために使用される第1識別子とを含む。第1識別子は予約命令であり、第1アクセス技術を予約することを示す。
いくつかの他の実施形態において、端末デバイスは、第2アクセス技術を削除するよう要求するために、第1アクセス技術を使用することによって要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信する。要求メッセージは削除メッセージ又は接続解放メッセージであり、要求メッセージはアクセス技術を運ぶ。要求メッセージに含まれる第1識別子が第2アクセス技術である場合に、それは、マルチアクセスPDUセッションにおける第2アクセス技術の側での接続が削除されるべきであることを示す。第1識別子が第1アクセス技術である場合に、それは、マルチアクセスPDUセッションにおける第1アクセス技術の側での接続が削除されるべきであることを示す。
本願のこの実施形態では、端末デバイスは、第1アクセス技術を削除するよう要求するために、第1アクセス技術を使用することによって要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信してもよいことが理解されるべきである。例えば、要求メッセージは、アクセス技術の指示情報を含む必要がなく、第1コアネットワーク要素は、要求メッセージを目下伝送するために使用されているアクセス技術を削除する。
本願のこの実施形態では、端末デバイスは、代替的に、第1アクセス技術を削除するよう要求するために、第2アクセス技術を使用することによって要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信してもよいことが理解されるべきである。アクセス技術がシングルアクセスPDUセッションへのマルチアクセスPDUセッションの更新を開始するために使用される側は、本願において制限されない。
S120.端末デバイスは、第1コアネットワーク要素から応答メッセージを受信する。
応答メッセージは、サービスフローが第2アクセス技術又は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって、伝送されるべきであることを示すために使用可能である。詳細については、以下の場合1の説明を参照されたい。
応答メッセージは、マルチアクセスPDUセッションにおける第2アクセス技術が成功裏に削除されることを示すために使用可能である。詳細については、以下の場合2の説明を参照されたい。
場合1:端末デバイスは、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによって、コアネットワーク要素から要求メッセージの応答メッセージを受信する。
端末デバイスは、第2アクセス技術又は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって、応答メッセージに基づいてサービスフローを伝送する。
いくつかの実施形態において、端末デバイスによって受信された応答メッセージは、第3識別子とマルチアクセス技術に基づく伝送指示との間の対応を含む。対応は、第1コアネットワーク要素が、第3識別子に基づいて決定された第3サービスフローのマルチアクセス技術に基づく伝送を許可又は認証することを示すために、あるいは、第1コアネットワーク要素が、第3識別子に基づいて決定された第3サービスフローのTFCPベースのカプセル化を許可又は認証することを示すために、使用可能である。第3識別子は、サービスフロー記述(1つ以上のパケットフィルタ)、サービスデータフロー(Service data flow,SDF)テンプレート、QFI、又はPDUセッションIDである。マルチアクセス技術に基づく伝送指示は、TFCPプロトコル指示、TFCPプロトコルベースのカプセル化指示、又はパケット粒度フロー分割指示である。
具体的に、マルチアクセス技術に基づく伝送は、図4に示される通信方法を使用することによって、決定された第3サービスフローに対して更に実行されてよい。図4は、本願の実施形態に従う他の通信方法の概略図である。S111及びS112が含まれる。
S111.データ送信ネットワーク要素は、データ受信ネットワーク要素に対して、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを送信する。
場合1:データ送信ネットワーク要素は、図2に示される端末デバイスであってよい。データ受信ネットワーク要素は、図2に示されるユーザプレーン機能(User plane function,UPF)ネットワーク要素であってよい。
端末デバイスが、UPFに対して、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを送信する場合に、図3の要求メッセージは、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを含んでよい。
具体的に、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータは、データの識別情報と、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示す指示情報とを含む。伝送されるべきデータは、図3に示される第3サービスフローであってよい。
データの識別情報は、データの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、又はパケットデータユニットPDUセッション識別子のうちの少なくとも1つであってよい。データの記述情報は、サービスフローの上記の記述情報と同等である。データの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、又はパケットデータユニットPDUセッション識別子は、先に詳細に記載されている。詳細は、ここで再び記載されない。
指示情報は、トラフィックフロー制御プロトコル(TFCP)指示、TFCPベースカプセル化指示、パケット粒度フロー分割指示、コンバージドトンネル指示、コンバージドトンネル識別子、又はネットワーク要素インターネットプロトコル(IP)アドレスのうちの少なくとも1つを含み、コンバージドトンネル指示は、コンバージドトンネルがサービスフローのために確立されることを示すために使用可能であり、ネットワーク要素IPアドレスは、データ送信ネットワーク要素のIPアドレス及び/又はデータ受信ネットワーク要素のIPアドレスである。TFCP指示、TFCPベースカプセル化指示、及びパケット粒度フロー分割指示は、先に詳細に記載されている。コンバージドトンネル指示、コンバージドトンネル識別子、及びネットワーク要素インターネットプロトコル(IP)アドレスは、ここで大いに記載される。
TFCPプロトコルは、汎用ルーティングカプセル化(Generic Routing Encapsulation,GRE)プロトコル、マルチパス伝送制御プロトコル(MultiPath Transmission Control Protocol,MPTCP)、インターネットプロトコル(Internet Protocol,IP)、クイックUDPインターネット接続(Quick UDP Internet Connection,QUIC)プロトコル、インターネットプロトコルセキュリティ(Internet Protocol Security,IPSec)プロトコル、又は他のプロトコルタイプであってよいことが理解されるべきである。UDPは、ユーザ・データグラム・プロトコル(User Datagram Protocol,UDP)である。TFCPプロコトルのタイプは、本願において制限されず、上記のプロトコルのいずれか1つであってよい。
コンバージドトンネル指示は、コンバージドトンネルが、伝送されるべきデータのために確立されることを示す。コンバージドトンネルはPDUセッション識別子に対応し、すなわち、コンバージドトンネルは、このPDUセッションのために確立される。代替的に、コンバージドトンネルはQFIであり、すなわち、コンバージドトンネルは、このQoSフローのために確立される。代替的に、コンバージドトンネルはサービスフロー識別子に対応し、すなわち、コンバージドトンネルは、このサービスフローのために確立される。相応して、コンバージドトンネル識別子はまた、コンバージドトンネルを示すこともできる。
ネットワーク要素インターネットプロトコル(IP)アドレスは、データ送信ネットワーク要素のIPアドレス及び/又はデータ受信ネットワーク要素のIPアドレスである。IPアドレスはPDUセッション識別子に対応し、すなわち、IPに基づくカプセル化がこのPDUセッションに対して行われる。代替的に、IPアドレスは、対応するQFIに対応し、すなわち、IPに基づくカプセル化がこのQoSフローに対して行われる。代替的に、IPアドレスは、対応するサービスフロー識別子に対応し、すなわち、IPに基づくカプセル化がこのサービスフローに対して行われる。
具体的に、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータは、第1ウィンドウ長さを更に含み、第1ウィンドウ長さは、端末デバイスの伝送ウィンドウ長さを示すために使用可能である。第1ウィンドウ長さは、伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol,TCP)レイヤでの端末デバイスの伝送ウィンドウ長さにセットされてよい。
第1ウィンドウ長さは、UPFによって、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータをUPFが受信する場合に、UPFの受信ウィンドウ長さの値をセットするために使用される。UPFの受信ウィンドウ長さの値は、第1ウィンドウ長さ以上であってよい。
端末デバイスが、UPFに対して、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを送信する場合に、端末デバイスは直接にUPFに対して、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを送信してよく、あるいは、端末デバイスは、SMFに対して、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを送信し、SMFが、UPFに対して、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを送信する、ことが理解されるべきである。
例えば、端末デバイスは、SMFに対して、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを送信し、SMFは、N4インターフェースメッセージをUPFへ送信する。N4インターフェースメッセージは、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを運ぶ。
データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータをN4インターフェースメッセージが運ぶ場合に、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータに含まれるデータの識別情報は、データの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、パケットデータユニットPDUセッション識別子、又はN4インターフェース識別子のうちの少なくとも1つであってよい、ことが理解されるべきである。
具体的に、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示す肯定応答情報は、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを含み、あるいは、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示す肯定応答情報は、肯定応答メッセージを含む。
例えば、UPFは、端末デバイスに対して、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示す肯定応答情報を送信する。肯定応答情報は、UPFによって承認されたデータの識別情報と、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示す指示情報とを含んでよい。代替的に、肯定応答情報は、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを端末デバイスが送信することを認めるために使用される肯定応答メッセージを含む。任意に、肯定応答情報は、UPFの伝送ウィンドウ長さを更に含んでもよい。
具体的に、複数のリンクは、上記の異なるアクセス技術に対応する伝送リンクであってよく、3GPPリンク及び非3GPPリンクであってよい。
例えば、2つの伝送リンクが含まれる。第1伝送リンクは、3GPPアクセス技術に対応する伝送リンクであり、第2伝送リンクは、非3GPPアクセス技術に対応する伝送リンクである。具体的に言えば、データは、異なるアクセス技術に対応する伝送リンクを使用することによって伝送される。
具体的に、複数のリンクは、代替的に、異なるアクセスネットワークデバイスへ接続されており、異なるアクセス技術が使用されるリンクであってよい。
例えば、2つの伝送リンクが含まれる。第1伝送リンクは、5G RANを使用することによってデータを伝送すべきであり、第2伝送リンクは、N3IWFを使用することによってデータを伝送すべきである。代替的に、2つの伝送リンクが含まれる。第1伝送リンクは、W−5G AN(Wireline 5G AN,wireline access network)を使用することによってデータを伝送すべきであり、第2伝送リンクは、5G RANを使用することによってデータを伝送するために使用される。
具体的に、複数のリンクは、代替的に、異なるアクセスネットワークデバイスへ接続されており、同じアクセス技術が使用されるリンクであってよい。
例えば、2つの伝送リンクが含まれる。第1伝送リンクは、3GPPアクセス技術及び5G RANデバイス1を使用することによってデータを伝送すべきであり、第2伝送リンクは、3GPPアクセス技術及び5G RANデバイス2を使用することによってデータを伝送すべきである。代替的に、2つの伝送リンクが含まれる。第1伝送リンクは、非3GPPアクセス技術及びN3IWF1を使用することによってデータを伝送すべきであり、第2伝送リンクは、非3GPPアクセス技術及びN3IWF2を使用することによってデータを伝送すべきである。代替的に、データは、同じアクセス技術及びN個の異なるアクセスネットワークデバイスを使用することによって伝送され、Nは、2よりも大きい正の整数である。
場合2:データ送信ネットワーク要素は、図2に示されるユーザプレーン機能(User plane function,UPF)ネットワーク要素であってよい。データ受信ネットワーク要素は、図2に示される端末デバイスであってよい。
場合2において、端末デバイスからUPFへ送信される要求メッセージは、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを運ぶ必要がなくてもよく、UPFがマルチアクセス伝送指示を開始する、ことが理解されるべきである。UPFがマルチアクセス伝送指示を開始する場合に、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータは、場合1におけるそれと同様である。詳細は、ここで再び記載されない。違いは、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータがUPFから端末デバイスへ送信される場合に、第1ウィンドウ長さがUPFの伝送ウィンドウ長さを示すために使用可能である点にある。第1ウィンドウ長さは、伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol,TCP)プロトコルレイヤでのUPFの伝送ウィンドウ長さにセットされてよい。
第1ウィンドウ長さは、端末デバイスによって、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを端末デバイスが受信する場合に端末デバイスの受信ウィンドウ長さの値をセットするために使用される。端末デバイスの受信ウィンドウ長さの値は、第1ウィンドウ長さ以上であってよい。
場合3:データ送信ネットワーク要素は、図1に示されるセッション管理機能(Session Management Function,SMF)ネットワーク要素であってよい。データ受信ネットワーク要素は、図2に示される端末デバイス及びユーザプレーン機能(User plane function,UPF)ネットワーク要素であってよい。
データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータは、SMFから端末デバイス及びUPFへ送信されてよいことが理解されるべきである。例えば、SMFは、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータをコマンドメッセージに付加し、そして、コマンドメッセージを端末デバイスへ送信し、かつ、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータをN4インターフェースメッセージに付加し、そして、N4インターフェースメッセージをUPFへ送信する。
S112.データ受信ネットワーク要素は、データ送信ネットワーク要素に対して、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示す受信された肯定応答情報を送信する。
S111で示される場合1では、UPFが肯定応答情報を端末デバイスへ送信する。肯定応答情報は、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを含む。代替的に、肯定応答情報は、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータが受信されることを認めるために使用される肯定応答メッセージを含む。
任意に、肯定応答情報は、UPFの伝送ウィンドウ長さを示すために使用される第2ウィンドウ長さを更に含む。
S111に示される場合2では、端末デバイスが肯定応答情報をUPFへ送信する。肯定応答情報は、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを含む。代替的に、肯定応答情報は、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータが受信されることを認めるために使用される肯定応答メッセージを含む。
任意に、肯定応答情報は、端末デバイスの伝送ウィンドウ長さを示すために使用される第2ウィンドウ長さを更に含む。
S111に示される場合3では、端末デバイスが肯定応答情報をSMFへ送信する。肯定応答情報は、端末デバイスからSMFへ送信される第1肯定応答情報を含み、第1肯定応答情報は、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを含む。代替的に、第1肯定応答情報は、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータが受信されること認めるために使用される肯定応答メッセージを含む。
任意に、第1肯定応答情報は、端末デバイスの伝送ウィンドウ長さを示すために使用される第2ウィンドウ長さを更に含む。
いくつかの他の実施形態において、端末デバイスは、第1アクセス技術を使用することによって要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信する。端末デバイスは、第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素から応答メッセージを受信する。
いくつかの他の実施形態において、端末デバイスは、第1アクセス技術を使用することによって要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信する。端末デバイスは、第2アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素から応答メッセージを受信する。
いくつかの他の実施形態において、端末デバイスは、第1アクセス技術を使用することによって要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信する。端末デバイスは、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素から応答メッセージを受信する。
応答メッセージは、サービスフローが第2アクセス技術又は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって、伝送されるべきであることを示すために使用可能である。次のいくつかの場合が具体的に含まれる。
いくつかの実施形態において、応答メッセージは、第1識別子と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。第1識別子は第2アクセス技術に対応することが理解される。これは、サービスフローが第2アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであることを示すために使用可能である。例えば、第1識別子はサービスフローの記述情報であり、対応するサービスフローはサービスフロー1である。この場合に、端末デバイスがサービスフロー1を伝送する必要がある場合に、サービスフロー1は、第2アクセス技術を使用することによって伝送される。
いくつかの他の実施形態において、応答メッセージは、第1識別子と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。第1識別子は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術に対応することが理解される。これは、サービスフローが第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであることを示すために使用可能である。例えば、第1識別子はサービスフローの記述情報であり、対応するサービスフローはサービスフロー1である。この場合に、端末デバイスがサービスフロー1を伝送する必要がある場合に、サービスフロー1は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって別々に伝送される。
いくつかの他の実施形態において、応答メッセージは、第1識別子とクオリティ・オブ・サービスQoS規則との間の対応を含む。QoS規則は、第2アクセス技術に対応するQoS規則であり、あるいは、QoS規則は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術に対応するQoS規則である。
応答メッセージは、要求メッセージ命令情報であってよい。例えば、応答メッセージは、PDUセッション変更コマンド(PDU session modification command)メッセージであり、端末デバイスに対して、追加又は更新されたサービスフローを第2アクセス技術又は第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって伝送することを示す。
応答メッセージは、サービスフローの記述情報及び第1コアネットワーク要素によって認められている第2アクセス技術、又はサービスフローの記述情報及び第1コアネットワーク要素によって認められている第1アクセス技術及び第2アクセス技術を含む。
本願のこの実施形態では、第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスから第1コアネットワーク要素へ送信される要求メッセージは、第1アクセスネットワークデバイスを使用することによって送信される必要がある。例えば、端末デバイスは最初に、要求メッセージを、第1アクセス技術に対応する第1アクセスネットワークデバイスへ送信し、次いで、第1アクセスネットワークデバイスは、要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信する。
代替的に、第2アクセス技術を使用することによって端末デバイスから第1コアネットワーク要素へ送信される要求メッセージは、第2アクセスネットワークデバイスを使用することによって送信される必要がある。例えば、端末デバイスは最初に、要求メッセージを、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信し、次いで、第2アクセスネットワークデバイスは、要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信する。
第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素から端末デバイスによって受信される応答メッセージは、第1アクセスネットワークデバイス及び/又は第2アクセスネットワークデバイスを使用することによって送信される必要がある、ことが理解されるべきである。
例えば、第1コアネットワーク要素は最初に、応答メッセージを、第1アクセス技術に対応する第1アクセスネットワークデバイスへ送信し、次いで、第1アクセスネットワークデバイスは、応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
代替的に、第1コアネットワーク要素は最初に、応答メッセージを、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信し、次いで、第2アクセスネットワークデバイスは、応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
代替的に、第1コアネットワーク要素は最初に、応答メッセージを、第1アクセス技術に対応する第1アクセスネットワークデバイス及び第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信し、次いで、第1アクセスネットワークデバイス及び第2アクセスネットワークデバイスは、応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
いくつかの実施形態において、応答メッセージは、フロー分割規則を更に含み、フロー分割規則は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術によって夫々サポートされる伝送内のデータ量、第1アクセス技術及び第2アクセス技術によって夫々サポートされる伝送内のバンド幅値、第2アクセス技術によってサポートされる伝送内のデータ量に対する、第1アクセス技術によってサポートされる伝送内のデータ量の比、又は第2アクセス技術によってサポートされる伝送内のバンド幅に対する、第1アクセス技術によってサポートされる伝送内のバンド幅の比を示すために使用可能である。
例えば、フロー分割規則は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術における利用可能なバンド幅値を示すために使用可能であり、あるいは、フロー分割規則は、第1アクセス技術における利用可能なバンド幅値及び第2アクセス技術における利用可能なバンド幅値の和と、第2アクセス技術における利用可能なバンド幅値に対する第1アクセス技術における利用可能なバンド幅値の比に関する情報とを示すために使用可能である。
第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送する場合に、端末デバイスは、第1アクセス技術及び第2アクセス技術によってサポートされ得るバンド幅値を考慮して、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって異なるバンド幅値でデータパケットを別々に伝送し得る。
例えば、サービスフローは、パケット粒度フロー分割をサポートし、具体的に言えば、サービスフローは、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって伝送可能である。第1アクセス技術における利用可能なバンド幅値はAであり、第2アクセス技術における利用可能なバンド幅値はBである。
代替的に、例えば、サービスフローは、パケット粒度フロー分割をサポートし、具体的に言えば、サービスフローは、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって伝送可能である。第1アクセス技術における利用可能なバンド幅値および第2アクセス技術における利用可能なバンド幅値の和はAであり、第2アクセス技術における利用可能なバンド幅値に対する第1アクセス技術における利用可能なバンド幅値の比はa:bである。以下は、A及びa:bに基づいて求められ得る:
第1アクセス技術における利用可能なバンド幅値は、A×a/(a+b)であり;かつ
第2アクセス技術における利用可能なバンド幅値は、A×b/(a+b)である。
場合2:端末デバイスは、第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素から応答メッセージを受信し、このとき、応答メッセージは、マルチアクセスPDUセッションにおける第2アクセス技術が成功裏に削除されることを示すために使用可能である。
本願のこの実施形態では、端末デバイスが、マルチアクセスPDUセッションをシングルアクセスPDUセッションに更新するために、第2アクセス技術を削除するよう要求する場合に、第1コアネットワーク要素は、第2アクセス技術を削除した後に、端末デバイスに削除結果を通知する必要がある。
いくつかの実施形態において、応答メッセージは、サービスフローが第1アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであることを示すために更に使用され、第2アクセス技術が削除されていない場合に、サービスフローは、第2アクセス技術を使用することによって伝送されるサービスフローである。
例えば、サービスフロー1及びサービスフロー2は現在、第2アクセス技術を使用することによって伝送されている。第2アクセス技術が削除される場合に、サービスフロー1及びサービスフロー2は、削除されていない第1アクセス技術を使用することによって伝送されるべきである。具体的に言えば、第1アクセス技術とサービスフロー1及びサービスフロー2の記述情報との間の対応は、第1アクセス技術を使用することによってサービスフロー1及びサービスフロー2を伝送することを端末デバイスに示す。
第1コアネットワーク要素から応答メッセージを受信した後、端末デバイスは、回答メッセージを送信する必要がある。例えば、端末デバイスは、回答メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信し、回答メッセージは、応答メッセージの返答メッセージである。回答メッセージは、端末デバイスが、第1コアネットワーク要素から送信された応答メッセージに含まれている、サービスフローとアクセス技術との間の対応を受け入れると決定することを第1コアネットワーク要素に知らせるために、端末デバイスによって使用される。端末デバイスが要求メッセージに対応を付加しない場合に、端末デバイスは、端末デバイスが、第1コアネットワーク要素から送信された応答メッセージに含まれている、サービスフローとアクセス技術との間の対応を受け入れることを示すために、応答メッセージの肯定応答指示を第1コアネットワーク要素へ送信する。対応の肯定応答指示は、端末デバイスが受信され受け入れられた対応を第1コアネットワーク要素へ返すことである。
第1コアネットワーク要素が、第2アクセス技術が成功裏に削除されることを端末デバイスに示すことは、次の2つの方法を含む。
方法1:第1コアネットワーク要素は、第1メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、このとき、第1メッセージは、第1アクセス技術の指示情報及び応答メッセージを含む。任意に、第1メッセージは第3指示情報を含み、第3指示情報はN2セッション管理情報(N2 Session management information,N2 SM情報)であり、QoSプロファイルを含む。QoSプロファイルは、第2アクセス技術を置換する第1アクセス技術を使用することによって伝送されるサービスフローに対応するQoSパラメータである。第1アクセスネットワークデバイスは、応答メッセージを端末デバイスへ送信する。任意に、N2セッション管理情報が受信されると、第1アクセスネットワークデバイスはN2セッション管理情報を記憶する。
第1コアネットワーク要素は、第2メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、このとき、第2メッセージは、第2アクセス技術の指示情報及びN2リソース解放要求を含む。N2リソース解放要求は第2識別子、すなわち、PDUセッションIDを含む。N2リソース解放要求は、PDUセッションリソースを解放するよう第2アクセスネットワークデバイスに指示する。第2アクセスネットワークデバイスは、N2リソース解放要求に基づいてPDUセッションリソースを解放する。
方法2:第1コアネットワーク要素は、第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、このとき、第3メッセージは、第1アクセス技術の指示情報と応答メッセージ及び任意のN2セッション管理情報の組み合わせとの間の第1の対応と、第2アクセス技術の指示情報とN2リソース解放要求との間の第2の対応とを含む。
第2コアネットワーク要素は、第1の対応に基づいて、応答メッセージ及び任意のN2セッション管理情報を、第1アクセス技術の指示情報に対応する第1アクセスネットワークデバイスへ送信する。N2セッション管理情報はQoSプロファイルを含む。QoSプロファイルは、第2アクセス技術を置換する第1アクセス技術を使用することによって伝送されるサービスフローに関するQoSパラメータである。第1アクセスネットワークデバイスは、応答メッセージを端末デバイスへ送信する。任意に、N2セッション管理情報が受信されると、第1アクセスネットワークデバイスはN2セッション管理情報を記憶する。
第2コアネットワーク要素は、第2の対応に基づいて、N2リソース解放要求を、第2アクセス技術の指示情報に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信する。N2リソース解放要求は第2識別子、すなわち、PDUセッションIDを含む。N2リソース解放要求は、PDUセッション接続リソースを解放するよう第2アクセスネットワークデバイスに指示する。第2アクセスネットワークデバイスは、N2リソース解放要求に基づいてPDUセッションリソースを解放する。
図5は、本願の実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。方法は、次のステップを含む。
S210.アクセスネットワークデバイスは、ネットワークステータス情報を第1コアネットワーク要素へ送信する。アクセスネットワークデバイスは、ネットワークステータス情報を第1コアネットワーク要素へ送信し、このとき、ネットワークステータス情報は、アクセスネットワークデバイスのデータ伝送ステータスを示すために使用可能である。
いくつかの実施形態において、アクセスネットワークデバイスから第1コアネットワーク要素へ送信されるネットワークステータス情報は、第1アクセス技術に対応する第1アクセスネットワークデバイスから第1コアネットワーク要素へ送信される第1ネットワークステータス情報である。第1ネットワークステータス情報は、第1アクセス技術によってサポートされる伝送内のデータ量、バンド幅、遅延、パケット損失レート、または信号強度のうちの少なくとも1つを示すために使用可能である。
いくつかの他の実施形態において、アクセスネットワークデバイスから第1コアネットワーク要素へ送信されるネットワークステータス情報は、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスから第1コアネットワーク要素へ送信される第2ネットワークステータス情報である。第2ネットワークステータス情報は、第2アクセス技術によってサポートされる伝送内のデータ量、バンド幅、遅延、パケット損失レート、又は信号強度のうちの少なくとも1つを示すために使用可能である。
いくつかの実施形態において、ネットワークステータス情報は、マルチアクセスPDUセッションのためにアクセスネットワークデバイスによって供給され得るバンド幅値パラメータである。例えば、第1アクセスネットワークデバイスに対応する第1アクセス技術は、バンド幅値がAであるデータの伝送を提供するために使用されてよい。
いくつかの他の実施形態において、ネットワークステータス情報は、マルチアクセスPDUセッションのためにアクセスネットワークデバイスによって供給され得る遅延パラメータである。例えば、第1アクセスネットワークデバイスに対応する第1アクセス技術における遅延が1msである場合に、第1アクセス技術は、遅延の要件が1msよりも大きいデータの伝送を提供するために使用されてよい。
いくつかの他の実施形態において、ネットワークステータス情報は、マルチアクセスPDUセッションのためにアクセスネットワークデバイスによって供給され得るバンド幅値パラメータ及び遅延パラメータである。例えば、第1アクセスネットワークデバイスに対応する第1アクセス技術は、バンド幅値がAでありかつ遅延が1msであるデータの伝送を提供するために使用されてよい。
いくつかの他の実施形態において、ネットワークステータス情報は、アクセスネットワークデバイスがサービスフローの伝送リソースを解放可能であることである。例えば、第1アクセス技術の現在のアクセス品質は、サービスフロー1の通常の伝送をサポートせず、具体的に言えば、第1アクセス技術は、サービスフロー1の伝送リソースを解放するために使用される。
いくつかの他の実施形態において、ネットワークステータス情報は、アクセスネットワークデバイスに対応するパケット損失レート又は信号強度である。
いくつかの実施形態において、ネットワークステータス情報は、アクセスネットワークデバイスのペイロード、バンド幅、遅延、パケット損失レート、又は信号強度のうちの少なくとも1つであってよい。
以下は、アクセスネットワークデバイスの中の第1アクセスネットワークデバイスが、マルチアクセスPDUセッションにおけるアクセス技術のQoSプロファイルを更新するよう要求するためにネットワークステータス情報を送信するところの例を使用する。
いくつかの実施形態において、ネットワークステータス情報は、サービスフロー識別情報を含み、サービスフロー識別情報は、第1アクセス技術を使用することによって削除されるサービスフローを示すために使用可能である。ただ1つのサービスフローが第1アクセス技術を使用することによって伝送される場合に、サービスフロー識別情報は、対応するサービスフローを示すために不要である、ことが理解されるべきである。
いくつかの他の実施形態において、第1ネットワークステータス情報は、マルチアクセスPDUセッション識別情報を含み、マルチアクセスPDUセッション識別情報は、サービスフローが第1アクセス技術を使用することによって削除されるマルチアクセスPDUセッションを示すために使用可能である。ただ1つのマルチアクセスPDUセッションが端末デバイスとUPFネットワーク要素との間に含まれる場合に、マルチアクセスPDUセッション識別情報は、対応するマルチアクセスPDUセッションを示すために不要である。
第1アクセス技術がサービスフローの伝送要件を満足することができない、例えば、第1サービスの品質要件が第1アクセス技術の性能劣化により満足され得ない場合に、第1アクセスネットワークデバイスは、第1アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送するために使用されるリソースが第1アクセスネットワークデバイスによって解放されることを示すために、第1アクセス技術を使用することによって第1ネットワークステータス情報を第1コアネットワーク要素へ送信する。
いくつかの実施形態において、第1ネットワークステータス情報は、第2アクセス技術のQoSプロファイルを設定するよう第1コアネットワーク要素に指示するために更に使用されてよく、第2アクセス技術は、端末デバイスとUPFネットワーク要素との間のマルチアクセスPDUセッションにおけるアクセス技術の中の第1アクセス技術以外のアクセス技術である。例えば、マルチアクセスPDUセッションが確立される場合に、第1アクセス技術のQoSは10Mに等しく、第2アクセス技術のQoSは10Mに等しい。第1アクセス技術がQoSの5Mしかサポートすることができないことを第1ネットワークステータス情報が示す場合に、第1コアネットワーク要素は、第2アクセス技術のQoSの15Mを設定する。
S220.アクセスネットワークデバイスは、第1コアネットワーク要素から指示情報を受信する。アクセスネットワークデバイスは、第1コアネットワーク要素から送信された指示情報を受信し、このとき、指示情報は、ネットワークステータス情報に対応するQoSパラメータを割り当てるようアクセスネットワークデバイスに要求する。
第1アクセスネットワークデバイスは、第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素から第4指示情報を受信し、このとき、第4指示情報は、第1アクセス技術のQoSプロファイルを更新することを第1アクセスネットワークデバイスに示す。
いくつかの実施形態において、第1アクセス技術のQoSプロファイルを更新することは、次を含む:
第1アクセスネットワークデバイスは、第1アクセス技術におけるバンド幅値をaにセットし、このとき、aは、A以下である。
いくつかの他の実施形態において、第1アクセス技術のQoSプロファイルを更新することは、次を含む:
第1アクセスネットワークデバイスは、第1アクセス技術における遅延をxmsにセットし、このとき、xmsは、1ms以下である。
いくつかの他の実施形態において、第1アクセス技術のQoSプロファイルを更新することは、次を含む:
第1アクセスネットワークデバイスは、第1アクセス技術におけるバンド幅値をaにかつ第1アクセス技術における遅延の要件をxmsにセットし、このとき、aは、A以下であり、xmsは、1ms以下である。
いくつかの実施形態において、第1アクセスネットワークデバイスは、第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素から第4指示情報を受信する。第4指示情報は、サービスフローが第2アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであることを示すために使用可能であり、サービスフローは、サービスフローの記述情報に対応するサービスフローであり、サービスフローの記述情報は、第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスから第1コアネットワーク要素へ送信される情報であり、第1アクセス技術及び第2アクセス技術は、端末デバイスとUPFネットワーク要素との間のマルチアクセスPDUセッションにおけるアクセス技術である。
第2アクセスネットワークデバイスが第1コアネットワーク要素から第5指示情報を受信することは、次を含む:
第2アクセスネットワークデバイスは、第1コアネットワーク要素から送信された第5指示情報を受信し、このとき、第5指示情報は、第1ネットワークステータス情報に対応する第2QoSプロファイルを割り当てるよう第2アクセスネットワークデバイスに要求し、QoSプロファイルは、関連するQoSパラメータを含む。
第1コアネットワーク要素は、第1アクセスネットワークデバイスによって報告された第1ネットワークステータス情報に基づいて、第2アクセス技術のQoSプロファイルを更新してよく、このとき、QoSプロファイルは、関連するQoSパラメータを含む。
いくつかの実施形態において、第1アクセスネットワークデバイスによって送信された第1ネットワークステータス情報が、第1アクセスネットワークデバイスが第1アクセス技術におけるサービスフローの伝送リソースを削除することを示すために使用可能である場合に、第2アクセスネットワークデバイスは、第2アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素から第5指示情報を受信する。第5指示情報は、第2アクセス技術のQoSプロファイルを更新することを第2アクセスネットワークデバイスに示し、それにより、サービスフローは、第2アクセス技術を使用することによって伝送可能である。
例えば、第1アクセス技術におけるサービスフロー1の伝送品質が満足され得ない場合に、第1アクセスネットワークデバイスは、第1アクセス技術においてサービスフロー1を伝送するために使用される伝送リソースを削除し、ネットワークステータス情報を、第1コアネットワーク要素に通知するために送信する。第1コアネットワーク要素は、サービスフロー1の通常の伝送を確かにするために、サービスフロー1が第2アクセス技術を使用することによって伝送可能であるように、第2アクセス技術のQoSプロファイルをセットする必要がある。目下、第2アクセス技術のQoSプロファイルに含まれるQoSパラメータは、QoS1である。サービスフロー1の通常の伝送は、QoS1がQoS2に更新される場合にのみ満足され得る。この場合に、第1コアネットワーク要素から送信された第5指示情報はQoS2を含み、第2アクセスデバイスは、第5指示情報を受信してQoS1をQoS2に更新する。
いくつかの実施形態において、第2アクセスネットワークデバイスは、第2ネットワークステータス情報を第1コアネットワーク要素へ送信してよい。第2ネットワークステータス情報は、第2アクセスネットワークデバイスのペイロード、バンド幅、遅延、パケット損失レート、又は信号強度のうちの少なくとも1つを含む。
第1コアネットワーク要素は、端末デバイスの要求メッセージ及びアクセスネットワークデバイスの指示情報を処理し、対応する回答メッセージを返す必要があることが、図3及び図5から分かる。以下は、図6及び図7を参照して本願の実施形態における通信方法について詳述する。
図6は、本願の実施形態に従う他の通信方法の略フローチャートである。方法は、次のステップを含む。
S310.第1コアネットワーク要素は、端末デバイスから要求メッセージを受信する。
第1コアネットワーク要素は、第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスから要求メッセージを受信し、このとき、要求メッセージは、サービスフローを新たに追加又は更新するよう要求し、要求メッセージは第1識別子を含み、第1識別子は、サービスフローを決定するために使用可能である。
第1アクセス技術及び第2アクセス技術は、端末デバイスとUPFネットワーク要素との間のマルチアクセスPDUセッションにおける2つの異なるアクセス技術である。要求メッセージは、図3の場合1における要求メッセージと同じであり、複数のタイプの情報を運び得る。詳細は、ここで再び記載されない。
方法は、第1コアネットワーク要素がサービスフローに対応するアクセス技術を決定することを更に含む。
第1コアネットワーク要素は、要求メッセージ及び第1コアネットワーク要素ポリシーに基づいて、サービスフローが第2アクセス技術又は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって、伝送されるべきであることを決定する。コアネットワークポリシーは、PCF又はSMFで設定されたフロー分割ポリシー情報である。PCFがフロー分割ポリシーを設定する場合に、PCFはフロー分割ポリシーをSMFへ送信する。任意に、PCFからSMFへ送信されるPCC(Policy and Charging Control)規則は、フロー分割ポリシーを含む。フロー分割ポリシーは、サービスフロー記述(更なるパケットフィルタの1つ)又はサービスデータフローテンプレート(SDFテンプレート)とアクセス技術との間の対応と、任意のルーティングファクタとを含む。アクセス技術は、第1アクセス技術、第2アクセス技術、第1アクセス技術及び第2アクセス技術、又はマルチアクセス指示である。第1アクセス技術及び第2アクセス技術、又はマルチアクセス指示は、サービスフローが第1アクセス技術及び第2アクセス技術のいずれか1つ又は2つを使用することによって伝送され得ることを示すために使用可能である。フロー分割ポリシーが第1アクセス技術及び第2アクセス技術の両方を含む場合に、ルーティングファクタ(routing factor)はアクセス技術ごとに更に含まれる。ルーティングファクタが“NULL”にセットされる場合に、それは、各アクセス技術を使用することによって実行されるべき伝送内のデータ量が制限されないことを示す。ルーティングファクタが特定の値(例えば、a:b)である場合に、各アクセス技術を使用することによって実行されるべき伝送内の特定のデータ量、バンド幅値、データ量比、又はバンド幅比が示される。フロー分割ポリシーがフロー記述1又はフローテンプレート1を含み、第1アクセス技術に対応するルーティングファクタがaであり、第2アクセス技術に対応するルーティングファクタがbである場合に、総データ量又は総バンド幅のa/(a+b)は、第1アクセス技術を使用することによって実行されるべき伝送内にあり、総データ量又は総バンド幅のb/(a+b)は、第2アクセス技術を使用することによって伝送されるべき伝送内にある。同じフロー分割ポリシー情報は、代替的に、SMFで設定されてもよい。代替的に、PCFのフロー分割ポリシー情報は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を示し、SMFは、ネットワークリンクステータスに基づいて各アクセス技術のルーティングファクタを決定する。
いくつかの実施形態において、端末デバイスは、第1アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送するよう要求する。この場合に、端末デバイスが、要求を変更することを第1コアネットワーク要素に許す場合に、第1コアネットワーク要素は、サービスフローを伝送するために第2アクセス技術を使用することによってリソースを割り当てる。
いくつかの他の実施形態において、端末デバイスは、第2アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送するよう要求する。第1コアネットワーク要素は、サービスフローを伝送するために第2アクセス技術を使用することによってリソースを割り当てる。
いくつかの他の実施形態において、端末デバイスは、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送するよう要求する。第1コアネットワーク要素は、サービスフローを伝送するために第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによってリソースを割り当てる。
任意に、第1コアネットワーク要素は、要求メッセージに含まれている、第3識別子とマルチアクセス技術に基づく伝送指示との間の対応を受信する。第1コアネットワーク要素がTFCPプロトコルをサポートする場合に、第1コアネットワーク要素は、第3識別子に基づいて決定された第3サービスフローのマルチアクセス技術に基づく伝送を許可するか、あるいは、第3識別子に基づいて決定された第3サービスフローのTFCPベースのカプセル化を許可する。
S320.第1コアネットワーク要素は、応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
第1コアネットワーク要素は、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによって応答メッセージを端末デバイスへ送信し、このとき、応答メッセージは、第1識別情報及び第2アクセス技術の指示情報を含む。
代替的に、応答メッセージは、第1識別情報、第1アクセス技術の指示情報、及び第2アクセス技術の指示情報を含み、サービスフローが第1アクセス技術又は第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであることを示すために使用可能である。
任意に、応答メッセージは、第3識別子及びマルチアクセス技術に基づく伝送指示を含む。第3識別子及びマルチアクセス技術に基づく伝送指示は、第1コアネットワーク要素が、第3識別子に基づいて決定された第3サービスフローのマルチアクセス技術に基づく伝送を許可/認証するか、あるいは、第3識別子に基づいて決定された第3サービスフローのTFCPベースのカプセル化を許可/認証することを示す。第3識別子は、サービスフロー記述(1つ以上のパケットフィルタ)、サービスフローテンプレート(Service data flow template,SDFテンプレート)、QFI、又はPDUセッションIDである。マルチアクセス技術に基づく伝送指示は、TFCPプロトコル指示、TFCPプロトコルベースカプセル化指示、又はパケット粒度フロー分割指示である。
いくつかの実施形態において、第1コアネットワーク要素が応答メッセージを端末デバイスへ送信することは、次の方法を含み、第1アクセス技術の指示情報/第2アクセス技術の指示情報はまた、第1アクセス技術指示/第2アクセス技術指示又は第1アクセス技術識別子/第2アクセス技術識別子としても定義されてよい。
方法1:
第1コアネットワーク要素(図2に示されるSMFネットワーク要素)は、第1メッセージを第2コアネットワーク要素(図2に示されるAMFネットワーク要素)へ送信し、このとき、第1メッセージは、第1アクセス技術の指示情報及び応答メッセージを含む。
第2コアネットワーク要素は、第1アクセス技術の指示情報に基づいて応答メッセージを第1アクセスネットワークデバイスへ送信し、第1アクセスネットワークデバイスは、応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
方法2:
第1コアネットワーク要素は、第1メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、このとき、第1メッセージは、第2アクセス技術の指示情報及び応答メッセージを含む。
第2コアネットワーク要素は、第2アクセス技術の指示情報に基づいて応答メッセージを第2アクセスネットワークデバイスへ送信し、第2アクセスネットワークデバイスは、応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
方法3:
第1コアネットワーク要素は、第1メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、このとき、第1メッセージは、応答メッセージ及び、第2アクセス技術と第1アクセス技術との間の対応を含む。
第2コアネットワーク要素は、応答メッセージを第1アクセスネットワークデバイス及び第2アクセスネットワークデバイスへ送信し、第1アクセスネットワークデバイス及び第2アクセスネットワークデバイスは、応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
方法4:
第1コアネットワーク要素は、第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、このとき、第3メッセージは、第1アクセス技術と応答メッセージとの間の対応と、第2アクセス技術と第2指示情報との間の対応を含む。
第2コアネットワーク要素は、第1アクセス技術と応答メッセージとの間の対応に基づいて、応答メッセージを第1アクセスネットワークデバイスへ送信し、第1アクセスネットワークデバイスは、応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
代替的に、第3メッセージが第2アクセス技術と応答メッセージとの間の対応、又は第2アクセス技術及び、第2アクセス技術と応答メッセージとの間の対応を含む場合に、第2コアネットワーク要素は、対応に基づいて、応答メッセージを対応するアクセスネットワークデバイスへ送信してよい。
いくつかの実施形態において、サービスフローが第2アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであることは、次を含む。
方法1:
第1コアネットワーク要素は、第2メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、このとき、第2メッセージは、第2アクセス技術の指示情報及び第2指示情報を含む。第2指示情報は、N2セッション管理情報(N2 Session management information,N2 SM情報)であってよい。
第1コアネットワーク要素は、第2アクセス技術の指示情報に基づいて、第2指示情報を、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信し、このとき、第2指示情報はQoSプロファイルを含み、QoSプロファイルは、サービスフローに関するQoSパラメータを含む。
方法2:
第1コアネットワーク要素は、第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、このとき、第3メッセージは、第1アクセス技術の指示情報と応答メッセージとの間の対応と、第2アクセス技術の指示情報と第2指示情報との間の対応とを含む。
第2コアネットワーク要素は、第2アクセス技術のQoSパラメータを更新するよう第2アクセスネットワークデバイスに指示するために、第2アクセス技術の指示情報と第2指示情報との間の対応に基づいて第2指示情報を第2アクセスネットワークデバイスへ送信し、それにより、サービスフローは、第2アクセスネットワークデバイスを使用することによって伝送可能である。
いくつかの実施形態において、サービスフローが第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであることは、次を含む。
方法1:
第1コアネットワーク要素は、第1メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、このとき、第1メッセージは、第1アクセス技術の指示情報、第3指示情報、及び応答メッセージを含む。第3指示情報はQoSプロファイルを含み、QoSプロファイルは、サービスフローに関するQoSパラメータを含む。
第3指示情報は、第1アクセス技術のQoSパラメータを更新するよう指示するために使用されるN2セッション管理情報(N2 Session management information,N2 SM情報)であってよい。
第1コアネットワーク要素は、第2メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、このとき、第2メッセージは、第2アクセス技術の指示情報及び第2指示情報を含む。第2指示情報は、第2アクセス技術のQoSパラメータを更新するよう指示するために使用されるセッション管理情報(Session management information,SM情報)であってよい。
第2コアネットワーク要素は、第1アクセス技術のQoSパラメータを更新するよう第1アクセスネットワークデバイスに指示するために、第3指示情報及び応答メッセージを第1アクセスネットワークデバイスへ送信し、それにより、サービスフローは、第1アクセスネットワークデバイスを使用することによって伝送可能である。更に、第1アクセスネットワークデバイスは、引き続き応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
第2コアネットワーク要素は、第2アクセス技術のQoSパラメータを更新するよう第2アクセスネットワークデバイスに指示するために、第2指示情報を第2アクセスネットワークデバイスへ送信し、このとき、第2指示情報はQoSプロファイルを含み、QoSプロファイルは、サービスフローに関するQoSパラメータを含む。それにより、サービスフローは、第2アクセスネットワークデバイスを使用することによって伝送可能である。
方法2:
第1コアネットワーク要素は、第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、このとき、第3メッセージは、第1アクセス技術の指示情報と第3指示情報及び応答メッセージの組み合わせとの間の第1の対応と、第2アクセス技術と第2指示情報との間の第2の対応とを含む。
第2コアネットワーク要素は、第1の対応に基づいて、第3指示情報及び応答メッセージを、第1アクセス技術の指示情報に対応する第1アクセスネットワークデバイスへ送信して、第1アクセス技術のQoSパラメータを更新するよう第1アクセスネットワークデバイスに指示し、それにより、サービスフローは、第1アクセスネットワークデバイスを使用することによって伝送可能である。更に、第1アクセスネットワークデバイスは、応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
更に、第2コアネットワーク要素は、第2の対応に基づいて、第2指示情報を、第2アクセス技術の指示情報に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信して、第2アクセス技術のQoSパラメータを更新するよう第2アクセスネットワークデバイスに指示し、それにより、サービスフローは、第2アクセスネットワークデバイスを使用することによって伝送可能である。
第1コアネットワーク要素(図1に示されるSMFネットワーク要素)は、N4セッションメッセージを第3コアネットワーク要素(図1に示されるUPFネットワーク要素)へ送信するよう更に構成されてよい。N4セッションメッセージは、第4識別子及びマルチアクセス伝送指示を含む。第4識別子は、サービスフロー記述(1つ以上のパケットフィルタ)、サービスフローテンプレート(Service data flow template,SDFテンプレート)、QFI、PDUセッションID、又はN4セッション識別子である。N4セッションは、PDUセッションと一対一の対応にある。マルチアクセス技術に基づく伝送指示は、TFCPプロトコル指示、TFCPベースカプセル化指示、又はパケット粒度フロー分割指示である。UPFは、第4識別子とマルチアクセス伝送指示との間の対応を記憶し、UPFは、対応に基づいてユーザプレーンデータに対してTFCPヘッダ構文解析を実行する。
具体的に、ユーザプレーンUPFネットワーク要素は、ユーザプレーンで受け取られたQFIに基づいて、データパケットがTFCPヘッダを含むことを決定するか、あるいは、ユーザプレーントンネル識別子に基づいて、PDUセッションにおけるデータパケットがTFCPヘッダを含むことを決定するか、あるいは、エンドマーカ(end marker)データパケットに基づいて、エンドマーカデータパケットの後に受信されたデータパケットがTFCPヘッダを含むことを決定する。ユーザプレーンUPFネットワーク要素は、TFCPパケットヘッダに含まれているシーケンス番号に基づいてデータパケットを順位付けする。
図7は、本願の実施形態に従う他の通信方法の略フローチャートである。方法は、次のステップを含む。
S311.第1コアネットワーク要素は、アクセスネットワークデバイスからネットワークステータス情報を受信する。
第1コアネットワーク要素は、アクセスネットワークデバイスからネットワークステータス情報を受信し、このとき、ネットワークステータス情報は、アクセスネットワークデバイスのデータ伝送ステータスを示すために使用可能である。
いくつかの実施形態において、第1コアネットワーク要素は、第1アクセスネットワークデバイスから第1ネットワークステータス情報を受信する。
いくつかの実施形態において、第1コアネットワーク要素は、第2アクセスネットワークデバイスから第2ネットワークステータス情報を受信する。
いくつかの実施形態において、第1ネットワークステータス情報は、第1アクセス技術によって現在サポートされている伝送内のデータ量又は伝送バンド幅を示すために使用可能である。例えば、第1ネットワークステータス情報は、第1アクセス技術によってサポートされ得る伝送内のバンド幅値、遅延、パケット損失レート、又は信号強度のうちの少なくとも1つを示す。
いくつかの他の実施形態において、第1ネットワークステータス情報は、サービスフローの伝送リソースが第1アクセス技術を使用することによって解放されることを示すために使用可能であり、サービスフローは、第1アクセス技術を使用することによって伝送される任意のサービスフローである。例えば、第1ネットワークステータス情報は、第1アクセス技術が品質に起因してサービスフロー1の伝送をサポートしないことを示し、サービスフロー1の伝送リソースは、第1アクセス技術を使用することによって解放される。
方法は、第1コアネットワーク要素がネットワークステータス情報に対応するQoSプロファイルを決定することを更に含む。
第1コアネットワーク要素は、ネットワークステータス情報に基づいてアクセスネットワークデバイスのQoSプロファイルを決定する。
いくつかの実施形態において、第1コアネットワーク要素は、ネットワークステータス情報に基づいて第1アクセス技術のQoSプロファイル、例えば、第1アクセス技術におけるバンド幅値又は遅延値を設定する。
いくつかの他の実施形態において、第1コアネットワーク要素は、ネットワークステータス情報に基づいて第2アクセス技術のQoSプロファイル、例えば、第2アクセス技術におけるバンド幅値又は遅延値を設定する。
いくつかの他の実施形態において、第1コアネットワーク要素は、ネットワークステータス情報に基づいて第2アクセス技術のQoSプロファイルを設定し、それにより、第1アクセス技術を使用することによって解放されるリソースに対応するサービスフローは、第2アクセス技術を使用することによって伝送可能である。
S322.第1コアネットワーク要素は、指示情報をアクセスネットワークデバイスへ送信する。
第1コアネットワーク要素は、指示情報をアクセスネットワークデバイスへ送信し、このとき、指示情報は、アクセスネットワークデバイスへ送信される、ネットワークステータス情報に対応するクオリティ・オブ・サービスQoSプロファイルを含む。
例えば、第1コアネットワーク要素は、第1アクセス技術を使用することによって第4指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信する。第4指示情報は、第1アクセス技術のQoSプロファイルを更新することを第1アクセスネットワークデバイスに示す。
いくつかの実施形態において、第4指示情報は、第1アクセス技術におけるバンド幅値又は遅延値を含む。
いくつかの他の実施形態において、第4指示情報は、サービスフローに対応する伝送リソースが第1アクセス技術を使用することによって解放された後の第1アクセス技術のQoSプロファイルを含む。
他の例として、第1コアネットワーク要素は、第2アクセス技術を使用することによって第5指示情報を第2アクセスネットワークデバイスへ送信する。第5指示情報は、第2アクセス技術のQoSプロファイルを更新することを第2アクセスネットワークデバイスに示す。
いくつかの実施形態において、第5指示情報は、第2アクセス技術におけるバンド幅値又は遅延値を含む。
いくつかの他の実施形態において、第5指示情報は、サービスフローに対応する伝送リソースが第1アクセス技術を使用することによって解放された後の第2アクセス技術のQoSパラメータを含み、第2アクセス技術は、第2アクセス技術のQoSパラメータが設定された後にサービスフローの伝送をサポートすることができる。
第1コアネットワーク要素によって第4指示情報及び第5指示情報を送信することは、図6に示される、応答メッセージを端末デバイスへ送信することと同様であり、第1コアネットワーク(SMF)ネットワーク要素が2つのメッセージを第2コアネットワーク(AMF)ネットワーク要素へ送信し、第2コアネットワーク要素がその2つのメッセージを対応するアクセスネットワークデバイスへ送信することであってよい。
代替的に、第1コアネットワーク要素は、メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信し、第2コアネットワーク要素は、第1コアネットワーク要素によって送信されたメッセージに含まれている、夫々の指示情報とアクセス技術との間の対応に基づいて、メッセージ内の指示情報を対応するアクセスネットワークデバイスへ別々に送信する。
異なる実施形態における通信システム内の部分の機能は、端末デバイス、アクセスネットワークデバイス、及び第1コアネットワーク要素の機能の観点から、図3乃至図7を参照して詳述されている。
この実施形態では、説明は、第1アクセスネットワークデバイスがNG−RANであり、第2アクセスネットワークデバイスがN3IWFであり、第1アクセス技術が3GPPアクセス技術であり、第2アクセス技術が非3GPPアクセス技術であり、サービスフローがマルチアクセスPDUセッションにおける新たに追加又は更新されたサービスフロー1であるところの例を使用することによって、与えられる。
図8は、本願の第1の具体的な実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
本願の方法では、端末デバイスが、3GPPアクセス技術を使用することによってPDUセッション変更要求メッセージを開始し、それにより、端末デバイスは、非3GPPアクセス技術を使用することによってサービスフロー1を伝送することができる。
本願の方法は、次のステップを含む。
S410.端末デバイスは、要求メッセージをNG−RANへ送信し、このとき、要求メッセージは、PDUセッション変更要求(PDU session Modification Request)メッセージである。
可能な実施では、PDUセッション変更要求メッセージは、非アクセス層転送(Non-Access-Stratum transport,NAS転送)メッセージにおいて運ばれてよい。
PDUセッション変更要求メッセージは、図3の要求メッセージであってよい。具体的に、要求メッセージは、第1識別子、第2識別子、要求されているQoSパラメータ、要求されているアクセス技術、又はQoS規則識別子のうちの少なくとも1つを含む。例えば、第1識別子は、サービスフロー1のフロー記述情報であり、第2識別子は、PDUセッションIDであり、アクセス技術は、非3GPPアクセス技術である。可能な実施では、要求メッセージは、サービスフロー1とアクセス技術との間の対応を変更することをSMFが許可されていることを示す第1指示情報を更に含む。その上、サービスフロー記述又はQFI又はPDUセッション識別子とマルチアクセス技術に基づく伝送指示との間の対応が送信される。
S420.NG−RANは、要求メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。
可能な実施では、NAS転送メッセージがAMFへ送信され、NAS転送メッセージは要求メッセージを含む。
S430.AMFネットワーク要素は、NAS転送メッセージを受信し、要求メッセージをSMFネットワーク要素へ送信する。
S440.SMFネットワーク要素がPDUセッション変更要求メッセージ及びSMFポリシーに基づいて非3GPPアクセス技術側でのサービスフロー1の伝送を許可する場合には、SMFは、非3GPPアクセス技術のQoSプロファイルを更新する。SMFポリシーは、ローカルで設定されたフロー分割規則又はPCFから送信されたフロー分割規則を含む。SMFは、非3GPPアクセス技術のQoSプロファイルを送信し、それにより、新たに追加又は更新されたサービスフロー1は、非3GPPアクセス技術を使用することによって伝送可能である。SMFポリシーに関する情報は、PCFから取得され得る。取得方法は、既存の情報伝送におけるそれと同様であり、図示されない。
要求メッセージを受信し、非3GPPアクセス技術のQoSプロファイルを決定した後、SMFは、非3GPPアクセス技術の対応するQoSプロファイルを更新し、そして、PDUセッション変更応答メッセージを端末デバイスへ送信するようN3IWFに指示する必要がある。PDUセッション変更応答メッセージは、第1識別子と認証されたアクセス技術との間の対応を含み、認証されたアクセス技術は、非3GPPアクセス技術である。その上、メッセージは、サービスフロー記述又はQFI又はPDUセッション識別子とマルチアクセス技術に基づく伝送指示との間の対応を含み、ネットワーク側が対応するサービスフロー又はQFI又はPDUセッションのマルチアクセス技術に基づく伝送又はTFCPベースのカプセル化を許可/認証することを示すために使用可能である。
プロセスは、次のステップを含む。
方法1:
S450.SMFネットワーク要素は、第1メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。第1メッセージは、アクセス技術タイプが3GPPアクセスにセットされることを示す情報と、PDUセッション変更応答(PDU session Modification command)メッセージとを含む。PDUセッション変更応答メッセージは、サービスフロー1のフロー記述情報と非3GPPアクセス技術との間の対応、又はサービスフロー1のフロー記述情報とQoS規則1との間の対応を含む。QoS規則1は、非3GPP側でのQoS規則である。その上、任意に、サービスフロー記述又はQFI又はPDUセッション識別子とマルチアクセス技術に基づく伝送指示との間の対応が含まれる。マルチアクセス技術に基づく伝送指示は、対応するサービスフロー又はQFI又はPDUセッションにおけるデータパケットがマルチアクセス技術に基づく伝送をサポートするか、TFCPベースのカプセル化をサポートするか、あるいは、パケット粒度フロー分割をサポートすることを示すために使用可能である。
S460.SMFネットワーク要素は、第2メッセージをAMFネットワーク要素へ送信し、このとき、第2メッセージは、アクセス技術タイプが非3GPPにセットされることを示す情報と、N2セッション管理情報(N2 Session Management information,N2 SM情報)とを含み、NS SM情報は、非3GPPのために設定されたQoSプロファイルを含む。
S470.AMFネットワーク要素は、3GPPアクセスに基づいて第1のN2セッション要求メッセージをNG−RANへ送信し、このとき、第1のN2セッション要求メッセージは、PDUセッション変更応答メッセージを含む。
S480.AMFネットワーク要素は、第2のN2セッション要求メッセージをN3IWFへ送信し、このとき、第2のN2セッション要求メッセージは、S460のN2 SM情報を含み、非3GPP側での現在のQoSプロファイルを更新することをN3IWFに示し、それにより、サービスフロー1は、非3GPPを使用することによって伝送可能である。
方法2:
S450.SMFネットワーク要素は、第3メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。第3メッセージは、アクセス技術タイプが3GPPアクセスにセットされることを示す情報とPDUセッション変更応答メッセージとの間の対応と、アクセス技術タイプが非3GPPアクセスにセットされることを示す情報とN2 SM情報との間の対応とを含む。
S470.AMFネットワーク要素が第3メッセージを受信した後、AMFネットワーク要素は、アクセス技術タイプが3GPPアクセスにセットされることを示す情報とPDUセッション変更応答メッセージとの間の対応に基づいて、N2セッション要求メッセージをNG−RANへ送信し、このとき、N2セッション要求メッセージは、PDUセッション変更応答メッセージを含む。
S480.AMFネットワーク要素が第3メッセージを受信した後、AMFネットワーク要素は、アクセス技術タイプが非3GPPアクセスにセットされることを示す情報とN2 SM情報との間の対応に基づいて、N2セッション要求メッセージをN3IWFへ送信し、このとき、N2セッション要求メッセージは、N2 SM情報を含み、非3GPP側での現在のQoSプロファイルを更新することをN3IWFに示し、それにより、サービスフロー1は、非3GPPを使用することによって伝送可能である。
S490.NG−RANは、PDUセッション変更応答メッセージを端末デバイスへ送信する。PDUセッション変更応答メッセージは、サービスフロー1のフロー記述情報と非3GPPとの間の対応、又はサービスフロー1のフロー記述情報とQoS規則との間の対応を含み、対応は、端末デバイスの新たに追加されたサービスフロー1が非3GPPを使用することによって伝送されることを示すために使用可能である。その上、PDUセッション変更応答メッセージは、サービスフロー記述又はQFI又はPDUセッション識別子とマルチアクセス技術に基づく伝送指示との間の対応を含む。マルチアクセス技術に基づく伝送指示は、対応するサービスフロー又はQFI又はPDUセッションにおけるデータパケットがマルチアクセス技術に基づく伝送をサポートするか、TFCPベースのカプセル化をサポートするか、あるいは、パケット粒度フロー分割をサポートすることを示すために使用可能である。
S491.NG−RANは、NG−RANがN2セッション要求メッセージの受信に成功したことを示すために、N2セッション返答メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。
S492.端末デバイスは、端末デバイスが更新要求の完了に成功したことを示すために、PDUセッション変更応答回答メッセージをSMFネットワーク要素へ送信する。
S493.SMFネットワーク要素は、PDUセッションが変更されることを決定するために、N4セッション確立又は更新要求メッセージをUPFネットワーク要素へ送信する。任意に、N4セッション確立又は更新要求メッセージは、マルチアクセス技術に基づく伝送指示と、サービスフロー記述、サービスフローテンプレート、QFI、PDUセッションID、又はN4セッション識別子のうちの少なくとも1つとの間の対応を含む。マルチアクセス技術に基づく伝送指示は、対応するサービスフロー又はサービスフローテンプレート又はQFI又はPDUセッションにおけるデータパケットがマルチアクセス技術に基づく伝送をサポートするか、TFCPベースのカプセル化をサポートするか、あるいは、パケット粒度フロー分割をサポートすることを示すために使用可能である。
図8は、単に、具体的な実施形態を示すにすぎないことが理解されるべきである。サービスフロー1が加えられ、要求メッセージが3GPPを使用することによって送信される所の例は、一例にすぎず、本願の保護範囲を制限することはできない。例えば、代替的に、元のマルチアクセスPDUセッションにおけるサービスフロー1は変化する可能性があり、従って、セッションにおけるアクセス技術は更新される必要がある。代替的に、要求メッセージは、3GPP QoSプロファイルを更新するよう要求するために非3GPPを使用することによって送信されてもよい。
図8は、端末デバイスが、3GPPを使用することによって、非3GPPを更新するために使用される要求メッセージを開始するところの実施形態を示す。アクセスネットワークデバイスがマルチアクセスPDUセッションにおけるアクセス技術の更新を開始するプロシージャは、図9を参照して以下で簡単に記載される。
図9は、本願の第2の具体的な実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
この実施形態の方法では、NG−RANが、3GPPを使用することによって、マルチアクセスPDUセッションにおける非3GPP変更要求メッセージを開始し、それにより、3GPPを使用することによって削除されたサービスフロー1は、非3GPPを使用することによって伝送可能である。
S510.NG−RANは、要求メッセージをAMFネットワーク要素へ送信し、このとき、要求メッセージは、N2要求メッセージである。例えば、3GPPは、品質低下に起因してサービスフロー1の通常の伝送をサポートすることができない。この場合に、N2要求メッセージは、3GPP側でサービスフロー1を伝送するために使用されかつNG−RANによって解放されるリソースを含む。
S520.AMFネットワーク要素は、アクセスネットワークデバイスNG−RANのステータス変化をSMFネットワーク要素に通知する。
S530.SMFネットワーク要素は、N2 SM情報をN3IWFへ送信し、このとき、N2 SM情報は、更新された非3GPP QoSプロファイルを運ぶ。従って、サービスフロー1は、非3GPPを使用することによって伝送可能である。その上、非3GPP側でのQoSプロファイルは、3GPPを使用することによってサービスフロー1を伝送するために使用されかつNG−RANによって解放されるQoSパラメータに基づいて、設定される。
SMFネットワーク要素が非3GPP側でのQoSプロファイル及び3GPP側でのQoSプロファイルを更新することは、N3IWFが対応する非3GPP QoSプロファイルを変更するよう指示される必要があり、かつ、NG−RANが対応する3GPP QoSプロファイルを変更するよう指示される必要があることを含む。プロセスは、次のステップを含む。
方法1:
S540.SMFネットワーク要素は、第1メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。第1メッセージは、アクセス技術タイプが3GPPアクセスに設定されることを示す情報と、任意のPDUセッション変更応答メッセージと、第1更新メッセージとを含む。第1更新メッセージは、第1のN2セッション管理情報(N2 Session Management information,N2 SM情報)であり、第1のN2 SM情報は、3GPPのために設定されたQoSプロファイルを含む。
S550.SMFは、第2メッセージをAMFへ送信し、このとき、第2メッセージは、アクセス技術タイプが非3GPPアクセスにセットされることを示す情報と、任意のPDUセッション変更応答メッセージと、第2更新メッセージとを含む。第2更新メッセージは、第2のN2セッション管理情報(N2 Session Management information,N2 SM情報)であり、第2のN2 SM情報は、非3GPPのために設定されたQoSプロファイルを含む。
PDUセッション変更応答メッセージはS540又はS550でしか存在しないことが理解されるべきである。例えば、PDUセッション変更応答メッセージがS540に含まれる場合には、PDUセッション変更応答メッセージはS550に含まれない。
S560.AMFネットワーク要素は、現在の3GPP QoSパラメータを更新するようNG−RANに指示するために、第1のN2 SM情報をNG−RANへ送信する。
S570.AMFネットワーク要素は、現在の非3GPP QoSパラメータを更新するようN3IWFに指示するために、第2のN2 SM情報をN3IWFへ送信し、それにより、サービスフロー1は、非3GPPを使用することによって伝送可能である。
PDUセッション変更応答メッセージを受信した後、NG−RAN又はN3IWFは、引き続きPDUセッション変更応答メッセージを端末デバイスへ送信することが理解されるべきである。
方法2:
S540.SMFネットワーク要素は、第3メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。第3メッセージは、アクセス技術タイプが3GPPアクセスにセットされることを示す情報と第1のN2 SM情報との間の対応と、アクセス技術タイプが非3GPPアクセスにセットされることを示す情報と第2のN2 SM情報との間の対応とを含む。その上、PDUセッション変更応答メッセージは、3GPPアクセス又は非3GPPアクセスに対応する。
S560.AMFネットワーク要素が第3メッセージを受信した後、AMFネットワーク要素は、アクセス技術タイプが3GPPアクセスにセットされることを示す情報と第1のN2 SM情報との間の対応に基づいて、N2セッション要求メッセージをNG−RANへ送信し、このとき、N2セッション要求メッセージは、第1のN2 SM情報を含む。PDUセッション変更応答メッセージが3GPPアクセスに対応する場合に、N2セッション要求メッセージは、PDUセッション変更応答メッセージを更に含む。
S570.AMFネットワーク要素が第3メッセージを受信した後、AMFネットワーク要素は、アクセス技術タイプが非3GPPアクセスにセットされることを示す情報と第2のN2 SM情報との間の対応に基づいて、N2セッション要求メッセージをN3IWFへ送信し、このとき、N2セッション要求メッセージは、第2のN2 SM情報を含み、現在の非3GPP QoSパラメータを更新することをN3IWFに示し、それにより、サービスフロー1は、非3GPPを使用することによって伝送可能である。PDUセッション変更応答メッセージが非3GPPアクセスに対応する場合に、N2セッション要求メッセージは、PDUセッション変更応答メッセージを更に含む。
S580.N3IWFは、非3GPP QoSパラメータが更新されていることを示すために、N2セッション要求メッセージに返答するようN2セッション返答メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。
S590.NG−RANは、3GPP QoSパラメータが更新されていることを示すために、N2セッション要求メッセージに返答するようN2セッション返答メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。
S591.SMFネットワーク要素は、マルチアクセスPDUセッションが変更されていることを決定するために、N4セッション確立又は変更メッセージをUPFネットワーク要素へ送信する。
図8は、端末デバイスが、3GPPを使用することによって、非3GPPを更新するために使用される要求メッセージを開始するところの実施形態を示す。端末デバイスが、3GPPを使用することによって、3GPP及び非3GPPを更新するために使用される要求メッセージを開始するプロシージャは、図10を参照して以下で簡単に記載される。
図10は、本願の第3の具体的な実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
本願の方法では、端末デバイスが、3GPPアクセス技術を使用することによってPDUセッション変更要求メッセージを開始し、それにより、サービスフロー1がデータパケットフロー分割をサポートする場合に、端末デバイスは、3GPP技術及び非3GPP技術の両方を使用することによってサービスフロー1を伝送することができる。
S610.端末デバイスは、3GPPを使用することによって要求メッセージをNG−RANへ送信し、このとき、要求メッセージは、PDUセッション変更要求(PDU session Modification Request)メッセージである。PDUセッション変更要求メッセージは、NAS転送メッセージにおいて運ばれてよい。
PDUセッション変更要求メッセージは、図3の要求メッセージである。具体的に、要求メッセージは、PDUセッションID、サービスフロー1のフロー記述情報、要求されているQoSパラメータ、及びサービスフロー1と要求されている3GPPアクセス技術及び要求されている非3GPPアクセス技術の組み合わせとの間の対応又はサービスフロー1と要求されているQoS規則1との間の対応を含む。QoS規則1は、3GPPアクセス技術側及び非3GPPアクセス技術側に適用可能なQoS規則である。
S620.NG−RANは、NAS転送メッセージをAMFネットワーク要素へ送信し、このとき、NAS転送メッセージは、PDUセッション変更要求メッセージを含む。
S630.AMFネットワーク要素は、NAS転送メッセージを受信し、PDUセッション変更要求メッセージをSMFネットワーク要素へ送信する。
S640.SMFネットワーク要素は、PDUセッション変更要求メッセージ及び第1コアネットワーク要素ポリシーに基づいて、サービスフロー1が3GPP側及び非3GPP側で伝送可能であることを決定し、SMFは、3GPP QoSプロファイル及び非3GPP QoSプロファイルを更新する。その上、SMFは、PCFによって配信されたフロー分割ポリシー、ローカルポリシー、又は2つの側でのネットワーク層のうちの少なくとも1つに従ってルーティングファクタを決定し、具体的に言えば、3GPPアクセス技術及び3GPPアクセス技術のルーティングファクタaと、非3GPPアクセス技術及び非3GPPアクセス技術のルーティングファクタbとを決定する。例えば、3GPP側でのQoSプロファイル及び非3GPP側でのQoSプロファイルは、QoSプロファイルのためのサービスフロー1の要件に基づいてセットされ、それにより、新たに追加されたサービスフロー1は、3GPPアクセス技術及び非3GPPアクセス技術の両方を使用することによって伝送可能である。具体的に、サービスフロー1によって必要とされる保証されたバンド幅がAであり、非3GPPアクセス技術側でのルーティングファクタに対する3GPP側でのルーティングファクタの比がa:bである場合に、3GPPアクセス技術側でのQoSプロファイル内の保証バンド幅はA×a/(a+b)であり、非3GPPアクセス技術側でのQoSプロファイル内の保証バンド幅はA×b(a+b)である。
PDUセッション変更要求メッセージを受信し、3GPPアクセス技術のQoSプロファイル及び非3GPPアクセス技術のQoSプロファイルを決定した後、SMFネットワーク要素は、3GPP側での対応するQoSプロファイル及び非3GPPアクセス技術での対応するQoSプロファイルを更新し、そして、PDUセッション変更応答メッセージを端末デバイスへ送信するようNG−RAN及びN3IWFに指示する必要がある。PDUセッション変更応答メッセージは、第1識別子と第1アクセス技術及び第2アクセス技術の組み合わせとの間の対応を含む。その上、任意に、第1アクセス技術のルーティングファクタ及び第2アクセス技術のルーティングファクタが含まれる。ルーティングファクタの比は、ヌルにセットされてよく、あるいは、特定の値a:bであってもよい。プロセスは、次のステップを含む。
方法1:
S650.SMFネットワーク要素は、第1メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。第1メッセージは、アクセス技術タイプが3GPPアクセスにセットされることを示す情報と、PDUセッション変更応答(PDU session Modification command)メッセージと、第1更新情報とを含む。第1更新情報は、第1のN2セッション管理情報(N2 Session Management information,N2 SM情報)であってよい。
S660.SMFネットワーク要素は、第2メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。第2メッセージは、アクセス技術タイプが非3GPPにセットされることを示す情報と、第2更新情報とを含む。第2更新情報は、第2のN2セッション管理情報(N2 Session Management information,N2 SM情報)であってよい。
PDUセッション変更コマンドは、第1メッセージ及び/又は第2メッセージにおいて運ばれてよいことが理解されるべきである。PDUセッション変更コマンドが第1メッセージにおいて運ばれるところの例が、ここでは使用される。
S670.AMFネットワーク要素は、N2セッション要求メッセージをNG−RANへ送信し、このとき、N2セッション要求メッセージは、第1更新情報及びPDUセッション変更応答メッセージを含み、3GPP側での対応するQoSプロファイルを更新すること及びPDUセッション変更応答を端末デバイスへ伝送することをNG−RANに示す。
S680.AMFネットワーク要素は、N2セッション要求メッセージをN3IWFへ送信し、このとき、N2セッション要求メッセージは、第2更新情報を含み、非3GPP側での対応するQoSプロファイルを更新することをN3IWFに示す。
方法2:
S650.SMFネットワーク要素は、第3メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。第3メッセージは、アクセス技術タイプが3GPPアクセスにセットされることを示す情報と第1更新情報及びPDUセッション変更応答メッセージの組み合わせとの間の対応と、アクセス技術タイプが非3GPPアクセスにセットされることを示す情報と第2更新情報との間の対応とを含む。
S670.AMFネットワーク要素が第3メッセージを受信した後、AMFネットワーク要素は、アクセス技術タイプが3GPPアクセスにセットされることを示す情報と第1更新情報及びPDUセッション変更応答メッセージの組み合わせとの間の対応に基づいて、N2セッション要求メッセージをNG−RANへ送信し、このとき、N2セッション要求メッセージは、第1更新情報及びPDUセッション変更応答メッセージを含み、サービスフロー1が3GPPを使用することによって伝送可能であるように、かつ、PDUセッション変更応答メッセージを端末デバイスへ送信するようNG−RANに指示するために、現在の3GPP QoSプロファイルを更新することをNG−RANに示す。
S680.AMFネットワーク要素が第3メッセージを受信した後、AMFネットワーク要素は、アクセス技術タイプが非3GPPアクセスにセットされることを示す情報と第2更新情報との間の対応に基づいて、N2セッション要求メッセージをN3IWFへ送信し、このとき、N2セッション要求メッセージは、現在の非3GPP QoSプロファイルを更新することをN3IWFに示し、それにより、サービスフロー1は、非3GPPを使用することによって伝送可能である。
S690.NG−RANは、PDUセッション変更応答メッセージを端末デバイスへ送信する。PDUセッション変更応答メッセージは、サービスフロー1のフロー記述と3GPPアクセス技術及び非3GPPアクセス技術の組み合わせとの間の対応、又はサービスフロー1のフロー記述とQoS規則1との間の対応を含む。QoS規則1は、3GPP側及び非3GPP側に適用可能なQoS規則である。対応は、端末デバイスの新たに追加されたサービスフロー1が3GPP及び非3GPPを使用することによって伝送されることを示すために使用可能である。その上、サービスフロー記述又はQFI又はPDUセッションIDとマルチアクセス伝送指示との間の対応が更に含まれる。マルチアクセス伝送指示は、ネットワーク側が対応するサービスフロー又はQFI又はPDUセッションにおけるデータパケットがマルチアクセス技術に基づく伝送又はTFCPベースのカプセル化を許可することを示すために使用可能である。
S691.NG−RANは、NG−RANがN2セッション要求メッセージの受信に成功したことを示すために、N2セッション返答メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。
S692.端末デバイスは、端末デバイスが更新要求の完了に成功したことを示すために、PDUセッション変更応答回答メッセージをSMFネットワーク要素へ送信する。
S693.SMFネットワーク要素は、PDUセッションが変更されることを決定するために、N4セッション確立又は更新要求メッセージをUPFネットワーク要素へ送信する。メッセージは、フロー記述又はフローテンプレート又はQFI又はPDUセッションID又はN4セッション識別子とマルチアクセス技術に基づく伝送指示との間の対応を運ぶ。マルチアクセス技術に基づく伝送指示は、トラフィック制御プロトコル(Traffic flow control policy,TFCP)指示又はパケット粒度フロー分割指示である。上記のパラメータの機能は、ユーザプレーン機能UPFネットワーク要素が、対応するサービスフロー又はQoSフロー又はPDUセッションにおけるデータパケットに対してマルチアクセス技術に基づく伝送又はTFCPベースのカプセル化を実行することをサポートすることを示すことである。
S694.端末デバイスは、アップリンクデータをNG−RANへ伝送する。端末デバイスは、サービスフローデータパケットをユーザプレーン上でNG−RANへ送信する。
NG−RANは一例であり、アクセスネットワークデバイスは、3GPP側のNG−RAN、非3GPP側のN3IWF、高信頼性アクセスゲートウェイ、固定ネットワークアクセスゲートウェイデバイス(Access Gateway Function,AGF)、などであってよい。
サービスフロー1は、パケット粒度フロー分割をサポートし、具体的に言えば、サービスフロー1は、複数のアクセス技術を使用することによって伝送され得る。サービスフロー1は、TFCPベースのカプセル化をサポートし、具体的に言えば、サービスフロー1内の全てのデータパケットは、TFCPパケットヘッダを運ぶ。
パケット粒度フロー分割又はTFCPプロトコルベースのカプセル化は、3つの粒度、すなわち、サービスフロー粒度、QoSフロー粒度、又はPDUセッション粒度で実行される。サービスフロー粒度は、パケット粒度フロー分割又はTFCPプロトコルベースのカプセル化が、関連するサービスフロー内の全てのデータパケットに対して行われることを示す。QoSフロー粒度は、パケット粒度フロー分割又はTFCPプロトコルベースのカプセル化が、関連するQoSフロー内の全てのデータパケットに対して行われることを示す。PDUセッション粒度は、パケット粒度フロー分割又はTFCPプロトコルベースのカプセル化が、関連するPDUセッション内の全てのデータパケットに対して行われることを示す。以下は、3つの実行粒度について独立して記載する。
実行粒度1:パケット粒度フロー分割又はTFCPプロトコルベースのカプセル化は、サービスフロー粒度で実行される。
いくつかの実施形態において、端末デバイスがサービスフロー1に対してマルチアクセスフロー分割を実行すると決定する場合に、端末デバイスは、サービスフロー1内のデータパケットをTFCPヘッダにカプセル化する。更に、TFCPヘッダベースのカプセル化が実行されるデータパケットについて、端末デバイスは、TFCP指示情報をNG−RANへ送信する。TFCP指示情報は、TFCPヘッダベースのカプセル化がサービスフロー1内のデータパケットに対して実行されることを示すか、あるいは、TFCP指示情報は、データパケットの上位層プロトコルがTFCPプロトコルであることを示す。
いくつかの他の実施形態において、端末デバイスがサービスフロー1に対してマルチアクセスフロー分割を実行すると決定する場合に、端末デバイスは、サービスフロー1内のデータパケットのシーケンス番号をNG−RANへ送信する。シーケンス番号は、サービスフロー1内のデータパケットの順位を示す。
例えば、サービスフロー1は、データパケット1及びデータパケット2を含む。データパケット1が1番目のデータパケットである場合に、データパケット1のシーケンス番号1がNG−RANへ送信され、データパケット2が2番目のデータパケットである場合に、データパケット2のシーケンス番号2がNG−RANへ送信される。このようにして、たとえデータパケット1及びデータパケット2が異なるアクセス技術を使用することによって伝送され、データパケット2が最初に成功裏に伝送され、次いでデータパケット1が成功裏に伝送されるとしても、データ受信エンドは、データパケットのシーケンス番号に基づいてデータパケットの順位を決定し、正確にサービスフロー1を受信することができる。
端末デバイスがデータパケットを送信する前に、端末デバイスは、データパケットに対してマルチアクセス技術に基づく伝送を実行するよう要求するために、要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信することが理解されるべきである。要求メッセージは、第3識別子とマルチアクセス伝送指示との間の対応を含み、第3識別子は、パケット粒度フロー分割又はTFCPプロトコルヘッダベースのカプセル化が実行されるべきであるサービスフローを決定するために使用可能であり、マルチアクセス伝送指示は、サービスフローが複数のアクセス技術を使用することによる伝送をサポートすることを示すために使用可能である。
マルチアクセス伝送指示は、TFCPプロトコル指示、TFCPプロトコルベースカプセル化指示、又はパケット粒度フロー分割指示であってよい。
S695.NG−RANは、データパケットを送信する。
いくつかの実施形態において、NG−RANは、データパケット及びTFCP指示をUPFへ送信する。具体的に、NG−RANがTFCP指示を取得した後、NG−RANは、UPFへ送信されるべきデータパケットヘッダにTFCP指示を付加する。UPFは、TFCP指示に基づいて、プロトコルレイヤでの上位層プロトコルがTFCPプロトコルであることを知るか、あるいは、UPFは、TFCP指示に基づいて、TFCPベースのカプセル化が内部データパケットに対して実行されていることを知る。その後に、UPFは、TFCPプロトコルに従って構文解析を通じてデータパケットを取得する。
いくつかの他の実施形態において、NG−RANは、データパケット及びデータパケットのシーケンス番号をUPFへ送信する。具体的に、アクセスネットワークデバイスがデータパケットのシーケンス番号を取得した後、NG−RANは、UPFへ送信されるべきメッセージヘッダにデータパケットのシーケンス番号を付加し、メッセージヘッダをUPFへ送信する。UPFは、シーケンス番号に基づいてデータパケットを再順位付けし、構文解析を通じてサービスフロー1を正確に取得する。
S694及びS695のアップリンクデータは、本願のこの実施形態について記載するために一例として使用されていることが理解されるべきである。サービスフローがパケット粒度フロー分割をサポートする場合に、マルチアクセスフロー分割指示は、サービスフローに対してパケット粒度フロー分割を実行するよう指示するために、アップリンクメッセージに付加される必要がある。ダウンリンクデータは、アップリンクデータと同様である。詳細は、ここで再び記載されない。
実行粒度2:パケット粒度フロー分割又はTFCPプロトコルベースのカプセル化は、QoSフロー粒度で実行される。
S694.端末デバイスは、アップリンクデータをNG−RANへ伝送する。端末デバイスは、サービスフローデータパケットをユーザプレーン上でNG−RANへ送信する。端末デバイスは、NG−RANに対して、データパケットが属するQoSフロー識別子、すなわち、QFIを送信する。
S695.NG−RANは、データパケットを送信する。
NG−RANは、データパケットをUPFへ送信するとともに、QFIをUPFへ送信する。具体的に、NG−RANがQFIを取得した後、NG−RANは、UPFへ送信されるべきデータパケットヘッダにQFIを付加する。UPFは、QFIに基づいて、プロトコルレイヤでの上位層プロトコルがTFCPプロトコルであることを知るか、あるいは、UPFは、QFIに基づいて、TFCPプロトコルヘッダベースのカプセル化が内部データパケットに対して実行されていることを知る。その後に、UPFは、TFCPプロトコルに従って構文解析を通じてデータパケットを取得する。具体的に、UPFは、TFCPプロトコルヘッダ内のデータパケットのシーケンス番号を取得し、シーケンス番号に基づいてデータパケットを順位付けする。
ダウンリンクデータは、アップリンクデータと同様である。詳細は、ここで再び記載されない。
端末デバイスがデータパケットを送信する前に、端末デバイスは、データパケットに対してマルチアクセス技術に基づく伝送を実行するよう要求するために、要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信することが理解されるべきである。要求メッセージは、第3識別子とマルチアクセス伝送指示との間の対応を含む。第3識別子は、QoSフロー識別子QFIである。マルチアクセス伝送指示は、TFCPプロトコル指示、TFCPプロトコルベースカプセル化指示、又はパケット粒度フロー分割指示であってよい。第3識別子は、パケット粒度フロー分割又はTFCPプロトコルヘッダベースのカプセル化が実行されるべきであるQoSフローを決定するために使用可能であり、マルチアクセス伝送指示は、QoSフロー内の全てのサービスフローが複数のアクセス技術を使用することによる伝送をサポートすることを示すために使用可能である。
実行粒度3:パケット粒度フロー分割又はTFCPプロトコルヘッダベースのカプセル化は、PDUセッション粒度で実行される。
S694.端末デバイスは、アップリンクデータをNG−RANへ伝送する。端末デバイスは、サービスフローデータパケットをユーザプレーン上でNG−RANへ送信する。端末デバイスは、データパケットが属するPDUセッションに対応するアクセス側接続を通じてNG−RANへサービスフローデータパケットを送信する。
S695.NG−RANは、データパケットを送信する。
NG−RANは、データパケットをUPFへ送信する。具体的に、NG−RANは、データパケットが属するPDUセッションに対応するユーザプレーントンネルでUPFへデータパケットを送信する。UPFは、トンネル識別子に基づいて、データパケットが属するPDUセッションを識別し、PDUセッションに基づいて、上位層プロトコルがTFCPプロトコルであることを決定する。代替的に、UPFは、PDUセッションに基づいて、TFCPベースのカプセル化が内部データパケットに対して実行されていることを知る。その後に、UPFは、TFCPプロトコルに従って構文解析を通じてデータパケットを取得する。具体的に、UPFは、TFCPプロトコルヘッダ内のデータパケットのシーケンス番号を取得し、シーケンス番号に基づいてデータパケットを順位付けする。
ダウンリンクデータは、アップリンクデータと同様である。詳細は、ここで再び記載されない。
端末デバイスがデータパケットを送信する前に、端末デバイスは、データパケットに対してマルチアクセス技術に基づく伝送を実行するよう要求するために、要求メッセージを第1コアネットワーク要素へ送信することが理解されるべきである。要求メッセージは、第3識別子とマルチアクセス伝送指示との間の対応を含む。第3識別子は、PDUセッション識別子(PDUセッションID)である。マルチアクセス伝送指示は、TFCPプロトコル指示、TFCPプロトコルベースカプセル化指示、又はパケット粒度フロー分割指示であってよい。第3識別子は、パケット粒度フロー分割又はTFCPプロトコルヘッダベースのカプセル化が実行されるべきであるPDUセッションを決定するために使用可能であり、マルチアクセス伝送指示は、PDUセッション内の全てのサービスフローが複数のアクセス技術を使用することによる伝送をサポートすることを示すために使用可能である。
図9は、RANが、3GPPを使用することによって、非3GPPを更新するために使用される要求メッセージを開始するところの実施形態を示す。RANが3GPPを使用することによって3GPP及び非3GPPの更新を開始するプロシージャは、図11を参照して以下で簡単に記載される。
図11は、本願の第4の具体的な実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
この実施形態の方法では、NG−RANが、3GPP及び非3GPPを更新するために、3GPP技術側でのネットワークステータス報告を開始する。
S710.NG−RANは、NG−RANに対応する3GPP側での現在のネットワーク接続ステータスを示すよう、ネットワークステータス情報をAMFネットワーク要素へ送信する。例えば、ネットワークステータス情報は、NG−RANによってサポートされる伝送内のバンド幅値、遅延値、パケット損失レート、又は信号強度のうちの少なくとも1つであってよい。
S720.AMFネットワーク要素は、ネットワークステータス情報をSMFネットワーク要素へ送信する。
SMFネットワーク要素がネットワークステータス情報を受信した後、セッション管理機能ネットワーク要素は、第1ネットワークステータス情報に基づいて3GPP及び非3GPP QoSプロファイルを変更し、NG−RAN及びN3IWFに通知する必要がある。プロセスは、次のステップを含む。
方法1:
S730.SMFネットワーク要素は、第1メッセージをAMFネットワーク要素へ送信し、このとき、第1メッセージは、アクセス技術タイプが3GPPアクセスに設定されることを示す情報と、第1更新メッセージとを含む。第1更新メッセージは、第1のN2セッション管理情報(N2 Session Management information,N2 SM情報)であり、第1のN2 SM情報は、第1ネットワークステータス情報に基づいて3GPPのために設定されたQoSプロファイルを含む。
S740.SMFは、第2メッセージをAMFへ送信し、このとき、第2メッセージは、アクセス技術タイプが非3GPPアクセスにセットされることを示す情報と、第2更新メッセージとを含む。第2更新メッセージは、第2のN2セッション管理情報(N2 Session Management information,N2 SM情報)であり、第2のN2 SM情報は、第1ネットワークステータス情報に基づいて非3GPPのために設定されたQoSプロファイルを含む。
PDUセッション変更コマンド(PDU session Modification command)は、代替的に、第1メッセージ又は第2メッセージで運ばれてよいことが理解されるべきである。メッセージは、サービスフローと第1アクセス技術及び第2アクセス技術の組み合わせとの間の対応と、各アクセス技術に対応するルーティングファクタとを運ぶ。ルーティングファクタは、第1ネットワークステータス情報に基づいてセットされる。
S750.AMFネットワーク要素は、現在の3GPP QoSプロファイルを更新するようNG−RANに指示するために、第1のN2 SM情報をNG−RANへ送信する。
S760.AMFネットワーク要素は、現在の非3GPP QoSプロファイルを更新するようN3IWFに指示するために、第2のN2 SM情報をN3IWFへ送信する。
PDUセッション変更応答(PDU session Modification command)は、NG−RAN又はN3IWFからUEへ送信されることが理解されるべきである。
方法2:
S730.SMFネットワーク要素は、第3メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。第3メッセージは、アクセス技術タイプが3GPPアクセスにセットされることを示す情報と第1のN2 SM情報との間の対応と、アクセス技術タイプが非3GPPアクセスにセットされることを示す情報と第2のN2 SM情報との間の対応とを含む。PDUセッション変更応答(PDU session Modification command)は、代替的に、3GPPアクセス又は非3GPPアクセスに対応してよい。メッセージは、サービスフローと第1アクセス技術及び第2アクセス技術の組み合わせとの間の対応と、各アクセス技術に対応するルーティングファクタとを運ぶ。ルーティングファクタは、第1ネットワークステータス情報に基づいてセットされる。
S750.AMFネットワーク要素が第3メッセージを受信した後、AMFネットワーク要素は、アクセス技術タイプが3GPPアクセスにセットされることを示す情報と第1のN2 SM情報との間の対応に基づいて、N2セッション要求メッセージをNG−RANへ送信し、このとき、N2セッション要求メッセージは、第1のN2 SM情報を含む。
S760.AMFネットワーク要素が第3メッセージを受信した後、AMFネットワーク要素は、アクセス技術タイプが非3GPPアクセスにセットされることを示す情報と第2のN2 SM情報との間の対応に基づいて、N2セッション要求メッセージをN3IWFへ送信し、このとき、N2セッション要求メッセージは、第2のN2 SM情報を含む。
S770.N3IWFは、非3GPP QoSパラメータが更新されていることを示すために、N2セッション要求メッセージに返答するようN2セッション返答メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。
S780.NG−RANネットワーク要素は、3GPP QoSパラメータが更新されていることを示すために、N2セッション要求メッセージに返答するようN2セッション返答メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。
PDUセッション変更応答(PDU session Modification command)は、NG−RAN又はN3IWFからUEへ送信されることが理解されるべきである。
S790.SMFネットワーク要素は、マルチアクセスPDUセッションが変更されていることを決定するために、セッション変更メッセージをUPFネットワーク要素へ送信する。
図8は、端末デバイスが、第1アクセス技術を使用することによって、第2アクセス技術を更新するために使用される要求メッセージを開始するところの実施形態を示す。端末デバイスが、第1アクセス技術を使用することによって、第2アクセス技術を削除するために使用される要求メッセージを開始するプロシージャは、図12を参照して以下で簡単に記載される。
図12は、本願の第5の具体的な実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
本願の方法では、端末デバイスが、マルチアクセスPDUセッションにおける非3GPP側での接続を削除するために、3GPPアクセス技術を使用することによってPDUセッション変更要求メッセージ又はPDUセッション解放要求メッセージを開始し、それにより、マルチアクセスPDUセッションは、シングルアクセスPDUセッションへと更新される。
S810.端末デバイスは、要求メッセージを3GPP側のNG−RANへ送信し、このとき、要求メッセージは、PDUセッション変更要求メッセージ又はPDUセッション解放要求メッセージであり、メッセージは、非3GPP側での接続を削除するために使用される。具体的な実施形態において、PDUセッション変更要求メッセージは、図3の要求メッセージである。具体的に、要求メッセージは、第1識別子及び任意の削除命令を含む。第1識別子は、削除される非3GPPアクセスを示し、削除命令は、第1識別子によって示されるアクセス技術側でのセッション接続を削除することを指示する。
S820.NG−RANは、PDUセッション変更要求メッセージ又はPDUセッション解放要求メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。
S830.AMFネットワーク要素は、PDUセッション変更要求メッセージ又はPDUセッション解放要求メッセージをSMFネットワーク要素へ送信する。
S840.SMFネットワーク要素は、PDUセッション変更要求メッセージ又はPDUセッション解放要求メッセージに基づいて非3GPP側でのセッション接続を削除する。
SMFネットワーク要素が要求メッセージを受信し、非3GPP側でのセッション接続を削除することは、SMFネットワーク要素が、N3IWFに対して、対応するセッションリソースを削除し、応答メッセージを端末デバイスへ送信するよう指示する必要があることを含む。プロセスは、次のステップを含む。
方法1:
S850.SMFネットワーク要素は、第1メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。第1メッセージは、アクセス技術タイプが3GPPアクセスにセットされることを示す情報と、PDUセッション変更応答メッセージ又はPDUセッション解放応答メッセージとを含む。
S860.SMFネットワーク要素は、第2メッセージをAMFネットワーク要素へ送信し、このとき、第2メッセージは、アクセス技術タイプが非3GPPにセットされることを示す情報と、N2リソース解放要求とを含む。N2リソース解放要求は、PDUセッションIDを含む。N3IWFは、PDUセッションIDに基づいて、削除されるべきPDUセッションリソースを決定する。
S870.AMFネットワーク要素は、第1のN2セッション要求メッセージをNG−RANへ送信し、このとき、第1のN2セッション要求メッセージは、PDUセッション変更応答メッセージ又はPDUセッション解放応答メッセージを含む。
任意に、非3GPPが削除される前に、サービスフローは、非3GPPを使用することによって伝送され、非3GPPが削除された後に、サービスフローは、3GPPを使用することによって伝送される必要がある。この場合に、PDUセッション変更応答メッセージ又はPDUセッション解放応答メッセージは、サービスフローが3GPPを使用することによって伝送されるべきであることを示すために、サービスフローのフロー記述情報と3GPPとの間の対応を含む。
S880.AMFネットワーク要素は、第2のN2セッション要求メッセージをN3IWFへ送信し、このとき、第2のN2セッション要求メッセージは、非3GPP側でのセッションリソースを削除するようN3IWFに指示するために、N2リソース解放要求を運ぶ。N2リソース解放要求は、PDUセッションIDを含む。N3IWFは、PDUセッションIDに基づいて、削除されるべきPDUセッションリソースを決定する。
方法2:
S850.SMFネットワーク要素は、第3メッセージをAMFネットワーク要素へ送信する。第3メッセージは、アクセス技術タイプが3GPPアクセスにセットされることを示す情報とPDUセッション変更応答メッセージ又はPDUセッション解放応答メッセージとの間の対応と、アクセス技術タイプが非3GPPアクセスにセットされることを示す情報とN2リソース解放要求との間の対応とを含む。
S870.AMFネットワーク要素が第3メッセージを受信した後、AMFネットワーク要素は、アクセス技術タイプが3GPPアクセスにセットされることを示す情報とPDUセッション変更応答メッセージ又はPDUセッション解放応答メッセージとの間の対応に基づいて、PDUセッション変更応答メッセージ又はPDUセッション解放応答メッセージをNG−RANへ送信する。
S880.AMFネットワーク要素が第3メッセージを受信した後、AMFネットワーク要素は、非3GPP側でのセッション接続を削除するようN3IWFに指示するために、アクセス技術タイプが非3GPPアクセスにセットされることを示す情報とN2リソース解放要求との間の対応に基づいて、N2リソース解放要求をN3IWFへ送信する。N2リソース解放要求は、PDUセッションIDを含む。N3IWFは、PDUセッションIDに基づいて、削除されるべきPDUセッションリソースを決定する。
S890.NG−RANは、非3GPPが削除されることを端末デバイスに通知するために、PDUセッション変更応答メッセージ又はPDUセッション解放応答メッセージを端末デバイスへ送信する。
代替的に、PDUセッション変更応答メッセージ又はPDUセッション解放応答メッセージは、非3GPPを使用することによって伝送されるサービスフローが3GPPを使用することによって伝送されるべきであることを示す。
S891.NG−RANは、NG−RANがAMFから送信されたN2セッション要求メッセージを受信することを識別するために、N2セッション返答メッセージをAMFへ送信する。
S892.端末デバイスは、PDUセッション変更応答メッセージ又はPDUセッション解放応答メッセージの回答メッセージをSMFネットワーク要素へ送信する。
S893.SMFネットワーク要素は、マルチアクセスPDUセッションが変更されることを決定するために、セッション変更情報をUPFネットワーク要素へ送信する。
上記の方法の実施形態に基づいて、本願の実施形態は、図13を参照してサービスフロー分割方法を提供する。ここでのサービスフローは、PDUセッション内のサービスフロー、フロー内のサービスフロー、又は新たに追加されたサービスフローである。
具体的に言えば、この実施形態のサービスフロー分割は、サービスフロー粒度でのパケット粒度フロー分割、QoSフロー粒度でのパケット粒度フロー分割、又はPDUセッション粒度でのパケット粒度フロー分割であってよい。
図13は、本願の第6の具体的な実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。データ送信ネットワーク要素1210、データ受信ネットワーク要素1220、及びステップS1210乃至S1230が含まれる。
データ送信ネットワーク要素1210は端末デバイスであってよく、データ受信ネットワーク要素1220はUPFであってよい。代替的に、データ送信ネットワーク要素1210はUPFであってよく、データ受信ネットワーク要素1220は端末デバイスであってよい。
S1210.データ送信ネットワーク要素は、リンクステータスを決定する。
データ送信ネットワーク要素は、第1リンクのリンクステータス及び/又は第2リンクのリンクステータスを決定する。フロー分割を通じてデータパケットを送信する前に、データ送信ネットワーク要素は最初に、データパケットが送信される必要がある複数のリンクが、送信がフロー分割を通じて実行される状態を満足するかどうかを判定する。
例えば、データ送信ネットワーク要素は、第1リンクの第1ラウンドトリップ時間(Round Trip Time,RTT)及び第2リンクの第2RTTが第1の前もってセットされた条件を満足することを決定する。第1の前もってセットされた条件は、第1RTTと第2RTTとの間の差が第1の前もってセットされた閾値以下であることであってよい。第1の前もってセットされた閾値は、0以上の値である。
他の例として、データ送信ネットワーク要素は、第1リンクの第1リンク遅延及び第2リンクの第2リンク遅延が第2の前もってセットされた条件を満足することを決定する。第2の前もってセットされた条件は、第1リンク遅延と第2リンク遅延との間の差が第2の前もってセットされた閾値以下であることであってよい。第2の前もってセットされた閾値は、0以上の値である。
具体的に、データ送信ネットワーク要素が、第1RTTと第2RTTとの間の差が第1の前もってセットされた閾値以下であることを決定することは、次の通りであってよい:データ送信ネットワーク要素がデータパケットを送信する最初の時点で、第1リンク及び第2リンクで実行される送信においてデータ量は等しく、それから、第1リンク及び第2リンクで実行される送信におけるデータ量は、第1リンク及び第2リンクのRTTが変化して、第1リンク及び第2リンクのRTT間の差が、第1の前もってセットされた閾値よりも大きくなるか又はそれに近くなるか、あるいは、第1リンク又は第2リンクのRTTの値が、サービスフローに受け入れられる最大のRTTに近くなるまで、別々に増加する。
第1の前もってセットされた閾値が0にセットされ得るならば、第1RTTと第2RTTとの間の差が0に等しい場合に、第1リンク及び第2リンクは、フロー分割を通じてサービスフローを伝送するために使用され得る。
具体的に、データ送信ネットワーク要素が、第1リンク遅延と第2リンク遅延との間の差が第2の前もってセットされた閾値以下であることを決定することは、次の通りであってよい:データ送信ネットワーク要素がデータパケットを送信する最初の時点で、第1リンク及び第2リンクで実行される送信においてデータ量は等しく、それから、第1リンク及び第2リンクで実行される送信におけるデータ量は、第1リンク及び第2リンクのリンク遅延間の差が、第2の前もってセットされた閾値よりも大きくなるか又はそれに近くなるか、あるいは、第1リンク又は第2リンクのリンク遅延の値が、サービスフローに受け入れられる最大のリンク遅延に近くなるまで、別々に増加する。
第2の前もってセットされた閾値が0にセットされ得るならば、第1リンク遅延と第2リンク遅延との間の差が0に等しい場合に、第1リンク及び第2リンクは、フロー分割を通じてサービスフローを伝送するために使用され得る。
S1220.データ送信ネットワーク要素は、データパケットを送信する。
第1リンクのリンクステータス及び/又は第2リンクのリンクステータスに基づいて、データ送信ネットワーク要素は、第1リンクで第1データパケットを伝送し、第2リンクで第2データパケットを伝送し、このとき、第1データパケット及び第2データパケットは同じサービスフローに属し、第1データパケットは第1TFCPヘッダを含み、第1TFCPヘッダは第1データパケットのシーケンス番号を含み、第2データパケットは第2TFCPヘッダを含み、第2TFCPヘッダは第2データパケットのシーケンス番号を含む。
同じサービスフロー内の異なるデータパケットが異なるリンクで伝送される場合に、データパケットは、サービスフロー内のデータパケットの順位を示すことができる識別情報を運ぶ必要があり、それにより、データ受信ネットワーク要素1220は、サービスフローを正確に受信することができる、ことが理解されるべきである。
具体的に、第1データパケット及び第2データパケットは、同じデータパケットであってよい。この場合に、データ送信ネットワーク要素は、両方のリンクでサービスフローを送信することが理解され得る。サービスフローを送信する方法は、サービスフローが高信頼性要件を伴ったサービスフローである場合に適用されてよい。
代替的に、図3において、サービスフローが第1サイドリンクで伝送される状態は、サービスフローが第2サイドリンクで伝送される状態に変更される必要がある。サービスフローが第1サイドリンクから第2サイドリンクへ移されるプロセスにおいて、データ送信ネットワーク要素は、両方のサイドリンクでサービスフロー内のデータパケットを送信する必要がある。任意に、サービスフローが第1サイドリンクで伝送される場合に、データ送信ネットワーク要素は、第1サイドリンクで伝送される最後のデータパケットとして使用されるエンドマーカデータパケットを送信する。代替的に、任意に、第1サイドリンク及び第2サイドリンクの両方でのサービスフローの伝送が開始及び/又は終了する場合に、データ送信ネットワーク要素は、第1リンクサイド及び/又は第2リンクサイドでエンドマーカデータパケットを送信し、このとき、エンドマーカデータパケットは、伝送の開始及び/又は終了の指示として使用される。伝送が第1サイドリンクで完了していることをデータ送信ネットワーク要素がいかにして決定するかは、この実施形態において制限されない。エンドマーカデータパケットが送信されてよく、あるいは、データが第1サイドリンクで伝送される継続期間が第1の前もってセットされた継続期間に達する。
代替的に、図3のフロー分割ポリシーにおける第1リンク及び第2リンクの両方のフロー分割割合が100%である場合に、端末デバイスは、第1データパケット及び第2データパケットが同じデータパケットであると決定する。
S1230.データ受信ネットワーク要素は、データパケットをキャッシュに格納する。
データ受信ネットワーク要素は、第1リンクで、データ送信ネットワーク要素から送信された第1データパケットを受信し、このとき、第1データパケットは、第1TFCPヘッダを含み、第1TFCPヘッダは、第1データパケットのシーケンス番号を含む。データ受信ネットワーク要素は、第2リンクで、データ送信ネットワーク要素から送信された第2データパケットを受信し、このとき、第2データパケットは、第2TFCPヘッダを含み、第2TFCPヘッダは、第2データパケットのシーケンス番号を含み、第1データパケット及び第2データパケットは同じサービスフローに属する。データ受信ネットワーク要素は、第1データパケットのシーケンス番号及び第2データパケットのシーケンス番号に基づいて第1データパケット及び/又は第2データパケットをキャッシュに格納する。
データ送信ネットワーク要素が複数のリンクでデータパケットを送信する場合に、データ受信ネットワーク要素は、データパケットを含むサービスフローを正確に受信するために、サービスフロー内のデータパケットの順位と、データパケットの順序を示す、受信されたデータパケット内の識別情報とに基づいて、受信されたデータパケットを正確にキャッシュに格納する必要がある、ことが理解されるべきである。
データ受信ネットワーク要素が第1データパケットのシーケンス番号及び第2データパケットのシーケンス番号に基づいて第1データパケット及び/又は第2データパケットをキャッシュに格納することは、データ受信ネットワーク要素が、第1データパケットのシーケンス番号及び第2データパケットのシーケンス番号に基づいて第1データパケット及び第2データパケットをバッファに格納することを含む。
例えば、データ送信ネットワーク要素がシーケンス番号1及び3を有するデータパケットを第1リンクで送信し、シーケンス番号2及び4を有するデータパケットを第2リンクで送信する場合に、データ受信ネットワーク要素は、第1リンク及び第2リンクで送信されたデータパケットのシーケンス番号に基づいて順番に、シーケンス番号1、2、3及び4を有するデータパケットをキャッシュに格納する。
任意に、いくつかの実施形態において、データ受信ネットワーク要素が第1データパケットのシーケンス番号及び第2データパケットのシーケンス番号に基づいて第1データパケット及び/又は第2データパケットをキャッシュに格納することは:
バッファが第1データパケット及び/又は第2データパケットを含む場合に、データ受信ネットワーク要素が第1データパケット及び/又は第2データパケットを捨てることを含む。
例えば、シーケンス番号1を有するデータパケットがバッファに格納されている。データ受信ネットワーク要素がシーケンス番号1を有する第1データパケット及び/又は第2データパケットを受信する場合に、データ受信ネットワーク要素は、その第1データパケット及び/又は第2データパケットを捨てる。
具体的に、データ受信ネットワーク要素は、バッファの長さをLにセットするとともに、バッファに格納されているデータパケットの最小シーケンス番号Xを保持し、このとき、Xは正の整数である。
任意に、いくつかの実施形態において、データ受信ネットワーク要素が第1データパケットのシーケンス番号及び第2データパケットのシーケンス番号に基づいて第1データパケット及び/又は第2データパケットをキャッシュに格納することは:
第1データパケットのシーケンス番号及び/又は第2データパケットのシーケンス番号がバッファ内のデータパケットの最小シーケンス番号よりも小さい場合に、データ受信ネットワーク要素は、第1データパケット及び/又は第2データパケットを捨てることを含む。
例えば、バッファに格納されているデータパケットの最小シーケンス番号はXである。MがXよりも小さいとして、データ受信ネットワーク要素がシーケンス番号Mを有する第1データパケット及び/又は第2データパケットを受信する場合に、データ受信ネットワーク要素は、その第1データパケット及び/又は第2データパケットを捨てる。
第1データパケット及び第2データパケットは、複数のデータパケットであってよく、「第1」及び「第2」は、単に、伝送が第1リンク又は第2リンクで実行されるかどうかを判定するために使用される、ことが理解されるべきである。
具体的に、データ受信ネットワーク要素は、バッファ内のデータパケットのステータスを決定する。データパケットのステータスは、喪失状態又はキャッシュ状態を含む。
具体的に、データ受信ネットワーク要素が前もってセットされた継続期間を越えてデータパケットを受信しない場合に、データ受信ネットワーク要素は、データパケットのステータスが喪失状態であると決定する。データ受信ネットワーク要素は、第1リンクのリンク遅延及び/又は第2リンクのリンク遅延に基づいて、前もってセットされた継続期間を決定するか、あるいは、データ受信ネットワーク要素は、第1リンクのラウンドトリップ時間RTT及び/又は第2リンクのラウンドトリップ時間に基づいて、前もってセットされた継続期間を決定する。例えば、前もってセットされた継続期間は、第1RRTの半分の期間にセットされてよい。代替的に、前もってセットされた継続期間は、第2RRTの半分の期間にセットされてよい。代替的に、前もってセットされた継続期間は、第1RRTの半分の期間及び第2RRTの半分の期間のうちの最大値にセットされてよい。
前もってセットされた継続期間がL1であり、第1RRTがRRT1であり、第2RRTがRRT2であるとすれば、L1=max(RTT1/2,RTT2/2)。
他の例として、前もってセットされた継続期間は、第1リンクのリンク遅延D1にセットされてよい。代替的に、前もってセットされた継続期間は、第2リンクの遅延D2にセットされてよい。代替的に、前もってセットされた継続期間は、2つのリンクの遅延のうちの最大値にセットされてよい。
前もってセットされた継続期間がL1であり、L=max(D1,D2)が考えられ、このとき、D1及びD2は、第1RRT及び第2RRTに基づいて計算により求められてよく、経験値に基づいて求められてもよく、あるいは、システムによって指定されてもよい。
具体的に、前もってセットされた継続期間を越える期間は、残存期間であり、残存期間は、現在の時間とデータパケットの推定受信時間との間の差であり、データパケットの推定受信時間は、データパケットの前のデータパケットの受信時間及び/又はデータパケットの次のデータパケットの受信時間に基づいて取得される。
例えば、データ受信ネットワーク要素は、データパケットの前のデータパケットの受信時点T1を記録し、かつ/あるいは、データ受信ネットワーク要素は、データパケットの次のデータパケットの受信時点T2を記録する。
データ受信ネットワーク要素は、T1及び/又はT2に基づいて計算によりデータパケットの受信時点T3を得る。例えば、T3=T1+l、このとき、lは、各データパケット伝送で消費される前もってセットされた時間であり、あるいは、T3=T2−l、あるいは、T1及びT2が知られている場合に、T3=T1+(T2−T1)/2又はT3=T2−(T2−T1)/2。
データ受信ネットワーク要素は、T3及び現在の時点T4に基づいて計算によりデータパケットの残存期間L2を求め、例えば、L2=T4−T3。
残存期間L2が前もってセットされた継続期間L1以上である場合に、データ受信ネットワーク要素は、データパケットが喪失状態にあると決定する。
他の例として、データ受信ネットワーク要素は、データパケットの前のデータパケットの受信時間及び/又はデータパケットの次のデータパケットの受信時間に基づいて、前もってセットされた継続期間タイマを開始する。前もってセットされた継続期間タイマが経過した後、データパケットは喪失状態にある。具体的に、データパケットの前のデータパケットの受信時点がT1である場合に、データパケットの前もってセットされた継続期間タイマはT1で開始される。代替的に、データパケットの次のデータパケットの受信時点がT2である場合に、データパケットの前もってセットされた継続期間タイマはT2で開始される。代替的に、データパケットの前もってセットされた継続期間タイマは、T1からT2の間の如何なる時点でも開始される。
他の例として、Nが正の整数であるとして、シーケンス番号Nを有するデータパケットがデータ受信ネットワーク要素によってバッファに格納されており、シーケンス番号Nを有するデータパケットと、シーケンス番号Nを有するデータパケットの最初のN−1個のデータパケットとが順番に出力される必要がある場合に、N個のデータパケットの中で3番目のデータパケットが失われているならば、その3番目のデータパケットは、喪失状態にあると見なされる。
この場合に、3番目のデータパケットの残存期間L2は前もってセットされた継続期間L1以下であり、データ受信ネットワーク要素は3番目のデータパケットを受信することをもはや待たない、ことが理解され得る。
具体的に、データ受信ネットワーク要素がバッファ内のデータパケットを出力することは:
データ受信ネットワーク要素がシーケンス番号Yを有するデータパケットを受信し、シーケンス番号Yを有するデータパケットをキャッシュに格納し、シーケンス番号がYよりも小さい全てのデータパケットがバッファ内にある場合に、データ受信ネットワーク要素は、バッファから、シーケンス番号Yを有するデータパケットと、シーケンス番号Yよりも小さいバッファ内の全てのデータパケットとを出力することを含み、このとき、YはX以上である。代替的に、シーケンス番号がYよりも小さい全てのデータパケットのうちの一部が喪失状態にあり、シーケンス番号がYよりも小さい全てのデータパケットのうちの喪失状態にないデータパケットがバッファ内にある場合に、データ受信ネットワーク要素は、バッファから、シーケンス番号Yを有するデータパケットと、シーケンス番号がYよりも小さい全てのデータパケットのうちの喪失状態にないバッファ内のデータパケットとを出力する。
更に、データ受信ネットワーク要素は、XをY+1に更新する。
データ受信ネットワーク要素がシーケンス番号Yを有するデータパケットを受信し、シーケンス番号がYよりも小さい全てのデータパケットがバッファ内にある場合に、データ受信ネットワーク要素は、バッファから、シーケンス番号Yよりも小さいバッファ内の全てのデータパケットを出力し、このとき、YはX以上である。代替的に、シーケンス番号がYよりも小さい全てのデータパケットのうちの一部が喪失状態にあり、シーケンス番号がYよりも小さい全てのデータパケットのうちの喪失状態にないデータパケットがバッファ内にある場合に、データ受信ネットワーク要素は、バッファから、シーケンス番号がYよりも小さい全てのデータパケットのうちの喪失状態にないバッファ内のデータパケットを出力する。
更に、データ受信ネットワーク要素は、XをYに更新する。
図3乃至図13を参照して、上記は、単一のデバイスの実行状態及びデバイス間のインタラクションの挙動から、本願の実施形態で提供される通信方法について独立して記載している。図14乃至図16を参照して、以下は、本願の実施形態で提供される通信装置について記載する。
図14は、通信装置100の略構造図である。装置100は、上記の方法の実施形態で記載された方法を実装するよう構成されてよい。詳細については、上記の方法の実施形態における記載を参照されたい。通信装置100は、チップ、端末デバイス、などであってよい。
通信装置100は、1つ以上の処理ユニット110を含む。処理ユニット110は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、などであってよく、例えば、ベースバンドプロセッサ又は中央演算処理装置であってよい。ベースバンドプロセッサは、通信プロトコル及び通信データを処理するよう構成されてよく、中央演算処理装置は、通信装置(例えば、基地局、端末、又はチップ)を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、かつ、ソフトウェアプログラムのデータを処理するよう構成されてよい。
通信装置は、信号を出力(送信)するよう構成された送信ユニット120を含んでよい。例えば、通信装置はチップであってよく、送信ユニット120は、チップの出力回路又は通信インターフェースであってよい。チップは、端末デバイスに適用されてよい。他の例として,通信装置は端末デバイスであってよく、送信ユニット120は、トランシーバ、無線周波数チップ、などであってよい。
通信装置は、信号を入力(受信)するよう構成された受信ユニット130を含んでよい。例えば、通信装置はチップであってよく、受信ユニット130は、チップの入力回路又は通信インターフェースであってよい。チップは、端末デバイスに適用されてよい。他の例として、通信装置は端末デバイスであってよく、受信ユニット130は、トランシーバ、無線周波数チップ、などであってよい。
通信装置100は、1つ以上の処理ユニット110を含む。1つ以上の処理ユニット110は、図3乃至図13に示されている実施形態における端末デバイスの通信方法を実装してよい。通信装置100は:
サービスフローを新たに追加又は更新するよう要求する要求メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素へ送信するよう構成される送信ユニットと、
第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによって、第1コアネットワーク要素から要求メッセージの応答メッセージを受信するよう構成される受信ユニットと
を含む。
送信ユニットは、第2アクセス技術又は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって、応答メッセージに基づいてサービスフローを伝送するよう更に構成される。
可能な設計で、要求メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含み、第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。
応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報を含む。
代替的に、応答メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
他の可能な設計では、要求メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを有し、第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。
応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
代替的に、応答メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
他の可能な設計では、要求メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報とを含み、第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。
応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
代替的に、応答メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
他の可能な設計では、要求メッセージは:
第1コアネットワーク要素がサービスフローに対応するアクセス技術を変更することを許可されることを示すために使用可能である第1指示情報を更に含む。
可能な設計で、第1識別情報は:
サービスフローの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、又はパケットデータユニットPDUセッション識別子のうちの少なくとも1つを含む。
可能な設計で、第1アクセス技術の指示情報は、第1アクセスタイプであり、第2アクセス技術の指示情報は、第2アクセスタイプである。
代替的に、第1アクセス技術の指示情報は、第1アクセスタイプに対応するクオリティ・オブ・サービスQoS規則であり、第2アクセス技術の指示情報は、第2アクセスタイプに対応するQoS規則である。
代替的に、第1アクセス技術の指示情報及び第2アクセス技術の指示情報は、第1アクセスタイプ及び第2アクセスタイプに対応するクオリティ・オブ・サービスQoS規則である。
可能な設計で、応答メッセージは、フロー分割規則を含み、処理ユニットは、フロー分割規則に従って、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量を決定するよう構成され、送信ユニットが、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって、応答メッセージに基づいてサービスフローを伝送することは:
送信ユニットが、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって、データ量に基づいてサービスフローを伝送することを含む。
可能な設計で、フロー分割規則は、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値、及び/又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値を含む。
代替的に、フロー分割規則は、第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量に対する、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量の比、又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値に対する、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値の比を含む。
図14に示される通信装置100は、図3乃至図13に示される実施形態における端末デバイスの通信方法を実装する。具体的な実施において、通信装置100は:
マルチアクセスPDUセッションにおいて第2アクセス技術を削除するよう要求する要求メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素へ送信するよう構成される送信ユニットと、
第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素から応答メッセージを受信するよう構成される受信ユニットとを含み、応答メッセージは、マルチアクセスPDUセッションにおける第2アクセス技術が成功裏に削除されることを示すために使用可能である。
可能な設計で、要求メッセージは、削除命令及び第2アクセス技術の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含み、削除命令は、マルチアクセスPDUセッションにおいて第2アクセス技術を削除するよう指示し、第2アクセス技術の指示情報は、第2アクセス技術を示すために使用可能である。
可能な設計で、応答メッセージは、第1識別子及び第1アクセス技術の指示情報を含み、第1識別子は、サービスフローが第1アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであることを示すために使用可能であり、第2アクセス技術が削除されていない場合に、サービスフローは、第2アクセス技術を使用することによって伝送されるサービスフローである。
図14に示される通信装置100は、図3乃至図13に示される実施形態における端末デバイスの通信方法を実装する。具体的な実施において、通信装置100は:
第3サービスフローを新たに追加又は更新するよう要求するか、あるいは、PDUセッションを確立するよう要求する要求メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって第1コアネットワーク要素へ送信するよう構成される送信ユニットと、
第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによって、第1コアネットワーク要素から送信された応答メッセージを受信するよう構成される受信ユニットとを含む。
送信ユニットは、複数のアクセス技術を使用することによって、応答メッセージに基づいて第3サービスフロー又はPDUセッションを伝送するよう更に構成される。
可能な設計で、第3識別子は、サービスフローの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、又はパケットデータユニットPDUセッション識別子のうちの少なくとも1つを含む。
他の可能な設計では、マルチアクセス伝送指示は、TFCPプロトコル指示、TFCPプロトコルベースカプセル化指示、又はパケット粒度フロー分割指示である。
他の可能な設計では、処理ユニットは、QFIに基づいて、データパケットがTFCPヘッダを含むことを決定し、あるいは、データパケットが属するPDUセッションに基づいて、データパケットがTFCPヘッダを含むことを決定し、あるいは、エンドマーカ(end marker)データパケットに基づいて、エンドマーカデータパケットの後に受信されたデータパケットがTFCPヘッダを含むことを決定するよう構成される。
他の可能な設計では、処理ユニットは、TFCPパケットヘッダに含まれるシーケンス番号に基づいて、データパケットを順位付けするよう構成される。
可能な設計で、通信装置100は、対応する命令を記憶するよう構成された記憶ユニット140を更に含んでよい。処理ユニットは、上記の方法の実施形態における端末デバイスの動作を実装するよう記憶ユニット内の命令を実行する。
図15は、通信装置200の略構造図である。装置200は、上記の方法の実施形態で記載された方法を実装するよう構成されてよい。詳細については、上記の方法の実施形態における記載を参照されたい。通信装置200は、チップ、アクセスネットワークデバイス、などであってよい。
通信装置200は、1つ以上の処理ユニット210を含む。処理ユニット210は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、などであってよく、例えば、ベースバンドプロセッサ又は中央演算処理装置であってよい。ベースバンドプロセッサは、通信プロトコル及び通信データを処理するよう構成されてよく、中央演算処理装置は、通信装置(例えば、基地局、端末、又はチップ)を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、かつ、ソフトウェアプログラムのデータを処理するよう構成されてよい。
通信装置は、信号を出力(送信)するよう構成された送信ユニット220を含んでよい。例えば、通信装置はチップであってよく、送信ユニット220は、チップの出力回路又は通信インターフェースであってよい。チップは、アクセスネットワークデバイスに適用されてよい。他の例として,通信装置はアクセスネットワークデバイスであってよく、送信ユニット220は、トランシーバ、無線周波数チップ、などであってよい。
通信装置は、信号を入力(受信)するよう構成された受信ユニット230を含んでよい。例えば、通信装置はチップであってよく、送信ユニット120は、チップの入力回路又は通信インターフェースであってよい。チップは、アクセスネットワークデバイスに適用されてよい。他の例として、通信装置はアクセスネットワークデバイスであってよく、受信ユニット230は、トランシーバ、無線周波数チップ、などであってよい。
通信装置200は、1つ以上の処理ユニット210を含む。1つ以上の処理ユニット210は、図3乃至図13に示されている実施形態におけるアクセスネットワークデバイスの通信方法を実装してよい。通信装置200は:
アクセスネットワークデバイスのデータ伝送ステータスを示すために使用可能であるネットワークステータス情報を第1コアネットワーク要素へ送信するよう構成される送信ユニットと、
第1コアネットワーク要素から、アクセスネットワークデバイスへ送信される、ネットワークステータス情報に対応するクオリティ・オブ・サービスQoSプロファイルを含む指示情報を受信するよう構成される受信ユニットと、
指示情報に基づいてQoSプロファイルを更新するよう構成される処理ユニットとを含む。
可能な設計で、ネットワークステータス情報は、第1アクセスネットワークデバイスのペイロード、バンド幅、遅延、パケット損失レート、又は信号強度のうちの少なくとも1つを含む。
可能な設計で、指示情報は、第1識別子及びアクセス技術の指示情報を含み、アクセス技術の指示情報によって示されるアクセス技術を使用することによってサービスフローが伝送されるべきであることを示すために使用可能であり、第1識別子は、サービスフローを決定するために使用可能である。
図15に示される通信装置200は、図3乃至図13に示される実施形態におけるアクセスネットワークデバイスの通信方法を実装してよい。具体的な実施において、通信装置200は:
端末デバイスから送信された第1データパケットを受信するよう構成され、第1データパケットのパケットヘッダは第5識別子を運び、第5識別子は、第1データパケットが複数のアクセス技術を使用することによってフロー分割をサポートすることを示すために使用可能である、受信ユニットと、
第2データパケットを第1コアネットワーク要素へ送信するよう構成され、第2データパケットのパケットヘッダは第6識別子を含み、第6識別子は、第2データパケットが複数のアクセス技術を使用することによってフロー分割をサポートすることを示すために使用可能であり、第2データパケットは、第2データパケットのデータコンテンツを含む、送信ユニットとを含む。
可能な設計で、第5識別子又は第6識別子が、データパケットが複数のアクセス技術を使用することによってフロー分割をサポートすることを示すために使用可能であることは、第5識別子又は第6識別子が、データパケットがTFCPプロトコルをサポートすること、又はデータパケットがTFCPパケットヘッダ又はデータパケットのシーケンス番号を含むことを示すために使用可能であることを含む。
他の可能な設計では、第1コアネットワーク要素が第6識別子に基づいてデータパケットを取得することは、第6識別子に基づいて、第1コアネットワーク要素がTFCPパケットヘッダをパースし、又はデータパケットを順位付けすることを含む。
可能な設計で、通信装置200は、対応する命令を記憶するよう構成された記憶ユニット240を更に含んでよい。処理ユニットは、上記の方法の実施形態におけるアクセスネットワークデバイスの動作を実装するよう記憶ユニット内の命令を実行する。
図16は、通信装置300の略構造図である。装置300は、上記の方法の実施形態で記載された方法を実装するよう構成されてよい。詳細については、上記の方法の実施形態における記載を参照されたい。通信装置300は、チップ、コアネットワークデバイス、などであってよい。
通信装置300は、1つ以上の処理ユニット310を含む。処理ユニット310は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、などであってよい。中央演算処理装置は、通信装置(例えば、基地局、端末、又はチップ)を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、かつ、ソフトウェアプログラムのデータを処理するよう構成されてよい。
通信装置は、信号を出力(送信)するよう構成された送信ユニット320を含んでよい。例えば、通信装置はチップであってよく、送信ユニット320は、チップの出力回路又は通信インターフェースであってよい。チップは、コアネットワークデバイスに適用されてよい。他の例として,通信装置はコアネットワークデバイスであってよく、送信ユニット320は、トランシーバ、無線周波数チップ、などであってよい。
通信装置は、信号を入力(受信)するよう構成された受信ユニット330を含んでよい。例えば、通信装置はチップであってよく、受信ユニット330は、チップの入力回路又は通信インターフェースであってよい。チップは、コアネットワークデバイスに適用されてよい。他の例として、通信装置はコアネットワークデバイスであってよく、受信ユニット330は、トランシーバ、無線周波数チップ、などであってよい。
通信装置300は、1つ以上の処理ユニット310を含む。1つ以上の処理ユニット310は、図3乃至図13に示されている実施形態におけるコアネットワーク内の第1コアネットワーク要素の通信方法を実装してよい。通信装置300は:
第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスから、サービスフローを新たに追加又は更新するよう要求する要求メッセージを受信するよう構成される受信ユニットと、
要求メッセージの応答メッセージを、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによって端末デバイスへ送信するよう構成される送信ユニットと
を含む。
応答メッセージは、第2アクセス技術又は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによってサービスフローを伝送するよう端末デバイスに指示する。
可能な設計で、要求メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含み、第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。
応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の前記指示情報を含む。
代替的に、応答メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
他の可能な設計では、要求メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含み、第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。
応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
代替的に、応答メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
他の可能な設計では、要求メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報とを含み、第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。
応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
代替的に、応答メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
他の可能な設計では、要求メッセージは:
第1コアネットワーク要素がサービスフローに対応するアクセス技術を変更することを許可されることを示すために使用可能である第1指示情報を更に含む。
可能な設計で、第1識別情報は:
サービスフローの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、又はパケットデータユニットPDUセッション識別子のうちの少なくとも1つを含む。
可能な設計で、第1アクセス技術の指示情報は、第1アクセスタイプであり、第2アクセス技術の前記指示情報は、第2アクセスタイプである。
代替的に、第1アクセス技術の指示情報は、第1アクセスタイプに対応するクオリティ・オブ・サービスQoS規則であり、第2アクセス技術の指示情報は、第2アクセスタイプに対応するQoS規則である。
代替的に、第1アクセス技術の指示情報及び第2アクセス技術の指示情報は、第1アクセスタイプ及び第2アクセスタイプに対応するクオリティ・オブ・サービスQoS規則である。
可能な設計で、応答メッセージは、フロー分割規則を含み、端末デバイスは、フロー分割規則に従って、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量を決定する。
端末が、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって、応答メッセージに基づいてサービスフローを伝送することは:
端末デバイスが、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって、データ量に基づいてサービスフローを伝送することを含む。
可能な設計で、フロー分割規則は、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量、及び/又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量を含む。
代替的に、フロー分割規則は、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値、及び/又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値を含む。
代替的に、フロー分割規則は、第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量に対する、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量の比、又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値に対する、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値の比を含む。
処理ユニット310は、サービスフローのポリシー情報を取得するよう更に構成される。
送信ユニットは、要求メッセージの応答メッセージを、第1コアネットワーク要素及び/又は第2アクセス技術を使用することによって端末デバイスへ送信するよう構成される。
送信ユニットは、ポリシー情報に基づいて、要求メッセージの応答メッセージを、第1コアネットワーク要素及び/又は第2アクセス技術を使用することによって端末デバイスへ送信する。
可能な設計で、ポリシー情報は:
第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量、及び/又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量、あるいは、
第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値、及び/又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値、あるいは、
第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量に対する、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのデータ量の比、又は第2アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にあるサービスフローのバンド幅値に対する、第1アクセス技術を使用することによって実行される伝送内にある前記サービスフローのバンド幅値の比
を含む。
可能な設計で、サービスフローが第2アクセス技術を使用することによって伝送されることは:
送信ユニットが、第2指示情報を、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成され、第2指示情報は、QoSプロファイルを含み、QoSプロファイルは、サービスフローに対応するQoSパラメータを含む、ことを含む。
他の可能な設計では、サービスフローが第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって伝送されることは:
送信ユニットが、第3指示情報を、第1アクセス技術に対応する第1アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成され、第3指示情報は、QoSプロファイルを含み、QoSプロファイルは、サービスフローに対応するQoSパラメータを含み、
送信ユニットが、第2指示情報を、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成され、第2指示情報は、QoSプロファイルを含み、QoSプロファイルは、サービスフローに対応するQoSパラメータを含む、ことを含む。
可能な設計で、送信ユニットが、第2指示情報を、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信することは:
送信ユニットが、第2メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信するよう構成されることを含み、第2メッセージは、第2アクセス技術の指示情報と、第2指示情報とを有し、第2アクセス技術の指示情報は、第2指示情報を、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信することを示す。
可能な設計で、送信ユニットが、第2指示情報を、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信することは:
送信ユニットが、第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信するよう構成され、第3メッセージは、第3指示情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含み、
第3メッセージ内にある第2指示情報及び第2アクセス技術の指示情報が、第2指示情報を、第2アクセス技術に対応する第2アクセスネットワークデバイスへ送信することを示す、ことを含む。
可能な設計で、送信ユニットが、第3指示情報を、第1アクセス技術に対応する第1アクセスネットワークデバイスへ送信することは:
送信ユニットが、第1メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信するよう構成され、第1メッセージは、第1アクセス技術の指示情報と、第3指示情報とを含み、第1アクセス技術の指示情報は、第3指示情報を、第1アクセス技術に対応する第1アクセスネットワークデバイスへ送信することを示す、ことを含む。
可能な設計で、送信ユニットが、第3指示情報を、第1アクセス技術に対応する第1アクセスネットワークデバイスへ送信することは:
送信ユニットが、第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信するよう構成され、第3メッセージは、第3指示情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含み、
第3メッセージ内にある第3指示情報及び第1アクセス技術の指示情報が、第3指示情報を、第1アクセス技術に対応する第1アクセスネットワークデバイスへ送信することを示す、ことを含む。
可能な設計で、第1メッセージ、第2メッセージ、及び第3メッセージのうちの少なくとも1つは、応答メッセージを含む。
図16に示される通信装置300は、図3乃至図13に示される実施形態におけるコアネットワーク内の第1コアネットワーク要素の通信方法を実装してよい。具体的な実施において、通信装置300は:
第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスから、マルチアクセスPDUセッションにおいて第2アクセス技術を削除するよう要求する要求メッセージを受信するよう構成される受信ユニットと、
応答メッセージを、第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスへ送信するよう構成される送信ユニットとを含み、
応答メッセージは、マルチアクセスPDUセッションにおける第2アクセス技術が成功裏に削除されることを示すために使用可能である。
可能な設計で、要求メッセージは、削除命令及び第2アクセス技術の指示情報のうちの少なくとも1つを更に含み、削除命令は、マルチアクセスPDUセッションにおいて第2アクセス技術を削除するよう指示し、第2アクセス技術の指示情報は、第2アクセス技術を示すために使用可能である。
可能な設計で、応答メッセージは、第1識別子及び第1アクセス技術の指示情報を含み、第1識別子は、サービスフローが第1アクセス技術を使用することによって伝送されるべきであることを示すために使用可能であり、第2アクセス技術が削除されていない場合に、サービスフローは、第2アクセス技術を使用することによって伝送されるサービスフローである。
図16に示される通信装置300は、図3乃至図13に示される実施形態におけるコアネットワーク内の第1コアネットワーク要素の通信方法を実装してよい。具体的な実施において、通信装置300は:
第1アクセス技術を使用することによって第1アクセスネットワークデバイスからネットワークステータス情報を受信するよう構成される受信ユニットと、
ネットワークステータス情報に基づいて、第1アクセス技術に対応するQoSプロファイルを設定するよう構成される処理ユニットと、
第1アクセス技術に対応するQoSプロファイルを更新することを第1アクセスネットワークデバイスに示す第4指示情報を、第1アクセス技術を使用することによって第1アクセスネットワークデバイスへ送信するよう構成される送信ユニットとを含む。
可能な設計で、ネットワークステータス情報は、第1アクセスネットワークデバイスのペイロード、バンド幅、遅延、パケット損失レート、又は信号強度のうちの少なくとも1つを含む。
図16に示される通信装置300は、図3乃至図13に示される実施形態におけるコアネットワーク内の第1コアネットワーク要素の通信方法を実装してよい。具体的な実施において、通信装置300は:
第1アクセス技術を使用することによって端末デバイスから、第3サービスフローを新たに追加又は更新するよう要求するか、あるいは、PDUセッションを確立するよう要求する要求メッセージを受信するよう構成される受信ユニットと、
応答メッセージを、第1アクセス技術及び/又は第2アクセス技術を使用することによって端末デバイスへ送信するよう構成される送信ユニットとを含み、
応答メッセージは、第3サービスフロー又はPDUセッションが複数のアクセス技術を使用することによる伝送を許すことを示すために使用可能である。
可能な設計で、要求メッセージ又は応答メッセージは、第3識別子及びマルチアクセス技術ベース伝送指示を更に含み、マルチアクセス技術ベース伝送指示は、端末デバイスが第3識別子に基づいて決定される第3サービスフロー又はPDUセッションに対してマルチアクセス技術ベース伝送又はTFCPプロトコルベースカプセル化を実行するよう要求することを示すために使用可能である。
可能な設計で、第3識別子は、サービスフローの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、又はPDUセッション識別子のうちの少なくとも1つを含む。
可能な設計で、マルチアクセス伝送指示は、TFCPプロトコル指示、TFCPプロトコルベースカプセル化指示、又はパケット粒度フロー分割指示である。
可能な設計で、送信ユニットは、第4識別子及びマルチアクセス技術ベース伝送指示をユーザプレーンネットワーク要素へ送信するよう構成される。
可能な設計で、第4識別子は、サービスフローの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、PDUセッション識別子、又はN4セッション識別子のうちの少なくとも1つである。
可能な設計で、QFIは、端末デバイスによって、データパケットがTFCPヘッダを含むことを決定するために使用され、あるいは、トンネル識別子は、端末デバイスによって、PDUセッション内のデータパケットがTFCPヘッダを含むことを決定するために使用され、あるいは、エンドマーカ(end marker)データパケットは、端末デバイスによって、エンドマーカデータパケットの後に受信されたデータパケットがTFCPヘッダを含むことを決定するために使用される。
可能な設計で、TFCPパケットヘッダに含まれるシーケンス番号は、データパケットを順位付けするために使用される。
可能な設計で、通信装置300は、対応する命令を記憶するよう構成された記憶ユニット340を更に含んでよい。処理ユニットは、上記の方法の実施形態における第1コアネットワーク要素の動作を実装するよう記憶ユニット内の命令を実行する。
図17は、通信装置400の略構造図である。装置400は、上記の方法の実施形態で記載された方法を実装するよう構成されてよい。詳細については、上記の方法の実施形態における記載を参照されたい。通信装置400は、チップ、データ送信ネットワーク要素、などであってよい。
通信装置400は、1つ以上の処理ユニット410を含む。処理ユニット410は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、などであってよい。中央演算処理装置は、通信装置(例えば、端末デバイス、UPF、又はSMF)を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、かつ、ソフトウェアプログラムのデータを処理するよう構成されてよい。
通信装置は、信号を出力(送信)するよう構成された送信ユニット420を含んでよい。例えば、通信装置はチップであってよく、送信ユニット420は、チップの出力回路又は通信インターフェースであってよい。チップは、コアネットワークデバイスに適用されてよい。他の例として,通信装置は、端末デバイス、UPF、又はSMFであってよく、送信ユニット420は、トランシーバ、無線周波数チップ、などであってよい。
通信装置は、信号を入力(受信)するよう構成された受信ユニット430を含んでよい。例えば、通信装置はチップであってよく、受信ユニット430は、チップの入力回路又は通信インターフェースであってよい。チップは、コアネットワークデバイスに適用されてよい。他の例として、通信装置は端末デバイス、UPF、又はSMFであってよく、受信ユニット430は、トランシーバ、無線周波数チップ、などであってよい。
通信装置400は、1つ以上の処理ユニット410を含む。1つ以上の処理ユニット410は、図4及び図13に示されている実施形態におけるデータ送信ネットワーク要素の通信方法を実装してよい。通信装置400は:
データ受信ネットワーク要素に対して、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを送信するよう構成される送信ユニットと、
データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示す、データ受信ネットワーク要素から送信される肯定応答情報を受信するよう構成される受信ユニットとを含む。
送信ユニットが、データ受信ネットワーク要素に対して、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを送信することは、具体的に:
送信ユニットが、データ受信ネットワーク要素に対して制御プレーンを使用することによって、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを送信するか、あるいは、
送信ユニットが、データ受信ネットワーク要素に対してユーザプレーンを使用することによって、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを送信する、ことを含む。
可能な設計で、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータは、データの識別情報と、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示す指示情報とを含む。
可能な設計で、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータは、第1ウィンドウ長さを更に含み、第1ウィンドウ長さは、データ送信ネットワーク要素の第2ウィンドウ長さを示すために使用可能である。データ送信ネットワーク要素は端末デバイスであり、データ受信ネットワーク要素はユーザプレーンネットワーク要素であり、あるいは、データ送信ネットワーク要素はユーザプレーンネットワーク要素であり、データ受信ネットワーク要素は端末デバイスであり、あるいは、データ送信ネットワーク要素はセッション管理機能ネットワーク要素であり、データ受信ネットワーク要素は端末デバイス又はユーザプレーンネットワーク要素である。
可能な設計で、データの識別情報は、サービスフローの記述情報、クオリティ・オブ・サービスフロー識別子QFI、パケットデータユニットPDUセッション識別子、又はN4セッション識別子のうちの少なくとも1つを含む。
可能な設計で、指示情報は、トラフィックフロー制御プロトコル(TFCP)指示、TFCPベースカプセル化指示、パケット粒度フロー分割指示、コンバージドトンネル指示、コンバージドトンネル識別子、又はネットワーク要素インターネットプロトコル(IP)アドレスのうちの少なくとも1つを含み、コンバージドトンネル指示は、コンバージドトンネルがサービスフローのために確立されることを示すために使用可能であり、ネットワーク要素IPアドレスは、データ送信ネットワーク要素のIPアドレス及び/又はデータ受信ネットワーク要素のIPアドレスである。
可能な設計で、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示す肯定応答情報は、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを含み、あるいは、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示す肯定応答情報は、肯定応答メッセージを含む。
可能な設計で、データ送信ネットワーク要素は、端末デバイスであり、データ受信ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素であり、あるいは、データ送信ネットワーク要素は、ユーザプレーンネットワーク要素であり、データ受信ネットワーク要素は、端末デバイスであり、あるいは、データ送信ネットワーク要素は、セッション管理機能ネットワーク要素であり、データ受信ネットワーク要素は、端末デバイス及びユーザプレーンネットワーク要素である。
可能な設計で、複数のリンクは、3GPPリンク及び非3GPPリンクを含み、あるいは、複数のリンクは、具体的に、異なるアクセス技術が使用されるリンクであって、異なるアクセスネットワークデバイスへ接続されるリンクを含み、あるいは、複数のリンクは、具体的に、同じアクセス技術が使用されるリンクであって、異なるアクセスネットワークデバイスへ接続されるリンクを含む。
図17に示される通信装置300は、図4及び図13に示されている実施形態におけるデータ送信ネットワーク要素の通信方法を実装してよい。具体的な実施において、詳細は、次の通りである:
処理ユニットは、第1リンクのリンクステータス及び/又は第2リンクのリンクステータスを決定するよう更に構成される。
送信ユニットは、第1リンクのリンクステータス及び/又は第2リンクのリンクステータスに基づいて、第1リンクで第1データパケットを伝送し、第2リンクで第2データパケットを伝送するよう更に構成され、第1データパケット及び第2データパケットは同じサービスフローに属し、第1データパケットは第1TFCPヘッダを含み、第1TFCPヘッダは、第1データパケットのシーケンス番号を含み、第2データパケットは第2TFCPヘッダを含み、第2TFCPヘッダは、第2データパケットのシーケンス番号を含む。
処理ユニットは第1リンクの第1ラウンドトリップ時間RTT及び第2リンクの第2RTTが第1の前もってセットされた条件を満足することを決定するか、あるいは、第1リンクの遅延及び第2リンクの遅延が第2の前もってセットされた条件を満足することを決定するよう更に構成される。
可能な設計で、第1の前もってセットされた条件は、第1RTTと第2RTTとの間の差が第1の前もってセットされた閾値以下であることを含み、あるいは、第2の前もってセットされた条件は、第1リンクの遅延と第2リンクの遅延との間の差が第2の前もってセットされた閾値以下であることを含む。
可能な設計で、第1データパケット及び第2データパケットは、同じデータパケットである。
可能な設計で、フロー分割ポリシーにおける第1リンク及び第2リンクの両方のフロー分割割合が100%である場合に、処理ユニットは、第1データパケット及び第2データパケットが同じデータパケットであると決定する。
図18は、通信装置500の略構造図である。装置500は、上記の方法の実施形態で記載された方法を実装するよう構成されてよい。詳細については、上記の方法の実施形態における記載を参照されたい。通信装置500は、チップ、データ受信ネットワーク要素、などであってよい。
通信装置500は、1つ以上の処理ユニット510を含む。処理ユニット510は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、などであってよい。中央演算処理装置は、通信装置(例えば、端末デバイス、UPF、又はSMF)を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、かつ、ソフトウェアプログラムのデータを処理するよう構成されてよい。
通信装置は、信号を出力(送信)するよう構成された送信ユニット520を含んでよい。例えば、通信装置はチップであってよく、送信ユニット520は、チップの出力回路又は通信インターフェースであってよい。チップは、コアネットワークデバイスに適用されてよい。他の例として,通信装置は、端末デバイス、UPF、又はSMFであってよく、送信ユニット520は、トランシーバ、無線周波数チップ、などであってよい。
通信装置は、信号を入力(受信)するよう構成された受信ユニット530を含んでよい。例えば、通信装置はチップであってよく、受信ユニット530は、チップの入力回路又は通信インターフェースであってよい。チップは、コアネットワークデバイスに適用されてよい。他の例として、通信装置は端末デバイス、UPF、又はSMFであってよく、受信ユニット530は、トランシーバ、無線周波数チップ、などであってよい。
通信装置500は、1つ以上の処理ユニット510を含む。1つ以上の処理ユニット510は、図4及び図13に示されている実施形態におけるデータ受信ネットワーク要素の通信方法を実装してよい。通信装置500は:
第1リンクで、データ送信ネットワーク要素から送信された第1データパケットを受信するよう構成され、第1データパケットは第1TFCPヘッダを含み、第1TFCPヘッダは、第1データパケットのシーケンス番号を含む、よう構成される受信ユニットであり、受信ユニットは、第2リンクで、データ送信ネットワーク要素から送信された第2データパケットを受信するよう更に構成され、第2データパケットは第2TFCPヘッダを含み、第2TFCPヘッダは、第2データパケットのシーケンス番号を含み、第1データパケット及び第2データパケットは同じサービスフローに属する、受信ユニットと、
第1データパケットのシーケンス番号及び第2データパケットのシーケンス番号に基づいて第1データパケット及び/又は第2データパケットをキャッシュに格納するよう構成される処理ユニットとを含む。
可能な設計で、処理ユニットが、第1データパケットのシーケンス番号及び第2データパケットのシーケンス番号に基づいて第1データパケット及び/又は第2データパケットをキャッシュに格納するよう構成されることは:
処理ユニットが、第1データパケットのシーケンス番号及び第2データパケットのシーケンス番号に基づいて第1データパケット及び第2データパケットをバッファに格納するよう構成される、ことを含む。
処理ユニットは、バッファ内のデータパケットのステータスを決定するよう更に構成される。可能な設計で、データパケットのステータスは、喪失状態を含み、データ受信ネットワーク要素が前もってセットされた継続期間を越えてデータパケットを受信しない場合に、処理ユニットは、データパケットのステータスが喪失状態であると決定する。
処理ユニットは、第1リンクのリンク遅延及び/又は第2リンクのリンク遅延に基づいて、前もってセットされた継続期間を決定するか、あるいは。第1リンクのラウンドトリップ時間RTT及び/又は第2リンクのラウンドトリップ時間に基づいて、前もってセットされた継続期間を決定するよう更に構成される。
可能な設計で、前もってセットされた継続期間を越える期間は、残存期間であり、残存期間は、現在の時間とデータパケットの推定受信時間との間の差であり、データパケットの推定受信時間は、データパケットの前のデータパケットの受信時間及び/又はデータパケットの次のデータパケットの受信時間に基づいて取得される。
処理ユニットが、第1データパケットのシーケンス番号及び第2データパケットのシーケンス番号に基づいて第1データパケット及び/又は第2データパケットをキャッシュに格納することは:
バッファが第1データパケット及び/又は第2データパケットを含む場合に、受信ユニットが、第1データパケット及び/又は第2データパケットを捨てること、あるいは、
第1データパケットのシーケンス番号及び/又は第2データパケットのシーケンス番号がバッファ内のデータパケットの最小シーケンス番号より小さい場合に、受信ユニットが、第1データパケット及び/又は第2データパケットを捨てること、を含む。
本願の実施形態において、処理ユニットは、中央演算処理装置(central processing unit,CPU)であってよいことが理解されるべきである。代替的に、処理ユニットは、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit,ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field programmable gate array,FPGA)若しくは他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェア部品、などであってもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは如何なる従来のプロセッサなどであってもよい。
本願の実施形態において、記憶ユニットは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってよく、あるいは、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよい、ことが更に理解されるべきである。不揮発性メモリは、リード・オンリー・メモリ(read-only memory,ROM)、プログラム可能なリード・オンリー・メモリ(programmable ROM,PROM)、消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(electrically EPROM,EEPROM)、又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリ及びは、外部キャッシュとして使用されるランダム・アクセス・メモリ(random access memory,RAM)であってよい。例において、制限なしに、多くの形態のランダム・アクセス・メモリ(random access memory,RAM)が使用されてよく、例えば、静的ランダム・アクセス・メモリ(static RAM,SRAM)、動的ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)、同期型動的ランダム・アクセス・メモリ(synchronous DRAM,SDRAM)、ダブル・データ・レート同期型動的ランダム・アクセス・メモリ(double data rate SDRAM,DDR SDRAM)、エンハンスト同期型動的ランダム・アクセス・メモリ(enhanced SDRAM,ESDRAM)、シンクリンク動的ランダム・アクセス・メモリ(synchlink DRAM,SLDRAM)、及びダイレクト・ラムバス型ランダム・アクセス・メモリ(direct rambus RAM,DR RAM)がある。
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせを使用することによって実装されてよい。ソフトウェアが実施形態を実装するために使用される場合に、上記の実施形態は、完全に又は部分的にコンピュータプログラム製品の形で実装されてよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令又はコンピュータプログラムを含む。コンピュータ命令又はコンピュータプログラムがコンピュータでロード又は実行される場合に、本願の実施形態に従うプロシージャ又は機能は、完全に又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよく、あるいは、コンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタへ有線(例えば、赤外線、電波、又はマイクロ波)で伝送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を組み込むサーバ若しくはデータセンタのようなデータ記憶デバイスであってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、若しくは磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、又は半導体媒体であってよい。半導体媒体は、固体状態ドライブであってよい。
本明細書中の「及び/又は」という語は、単に、関連するオブジェクトについて記載するための関連付け関係を記載し、3つの関係が存在する可能性があることを表す、ことが理解されるべきである。例えば、A及び/又はBは、次の3つの場合:Aのみが存在する,A及びBの両方が存在する,及びBのみが存在する、を表すことができる。更に、本明細書中の「/」という文字は、関連するオブジェクトの間の「論理和」関係を通常は示す。
プロセスの順序番号は、本願の様々な実施形態において実行順序を意味しない、ことが理解されるべきである。プロセスの実行順序は、プロセスの内部ロジック及び機能に基づいて決定されるべきであり、本願の実施形態の実施プロセスに対する如何なる限定としても解釈されるべきではない。
当業者であれば、本明細書で開示される実施形態を参照して記載される例の中のユニット及びアルゴリズムは、電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実施可能であると気付くことができる。機能がハードウェア又はソフトウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定の用途及び設計制約に依存する。当業者であれば、夫々の特定の用途のために、異なる方法を使用して、記載されている機能を実装することができるが、実施が本願の範囲を超えることは考えられるべきではない。当業者に当然ながら、便宜上、かつ、簡潔な記載のために、上記のシステム、装置、及びネットワーク要素の詳細な作動プロセスについては、上記の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。本願で提供されるいくつかの実施形態において、開示されているシステム、装置、及び方法は、他の様態で実装されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載されている装置の実施形態は、一例にすぎない。例えば、ネットワーク要素への分割は、単に、論理的な機能分割であり、実際の実施では他の分割であってもよい。例えば、複数のネットワーク要素又はコンポーネントは、他のシステムに結合又は一体化されてよく、あるいは、いくつかの特徴は、無視されても又は実行されなくてもよい。更に、表示又は議論されている相互結合又は直接的な結合若しくは通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装されてよい。装置又はネットワーク要素間の間接的な結合又は通信接続は、電子的な、磁気的な、又は他の形態で実装されてよい。
別々の部分として記載されているネットワーク要素は、物理的に分離していてもしていなくてもよく、ネットワーク要素として表示されている部分は、物理的なネットワーク要素であってもなくてもよく、1つの場所に配置されてよく、あるいは、複数のネットワーク要素で分布してもよい。ネットワーク要素の一部又は全部は、実施形態の解決法の目的を達成すべく実際の要件に基づいて選択されてよい。更に、本願の実施形態における機能ネットワーク要素は、1つの処理ネットワーク要素に一体化されてよく、あるいは、ネットワーク要素の夫々は、物理的に単独で存在してよく、あるいは、2つ以上のネットワーク要素が1つのネットワーク要素に一体化されてもよい。機能がソフトウェア機能ネットワーク要素の形で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合に、機能は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。かような理解に基づいて、本願の技術的解決法は本質的に、又は先行技術に寄与する部分、若しくは技術的解決法のいくつかは、コンピュータソフトウェア製品の形で実装されてよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又は第1コアネットワーク要素であってよい)に、本願の実施形態における方法のステップの全部又は一部を実行するよう指示するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体には、USBフラッシュドライブ、リムーバブル型ハードディスク、リード・オンリー・メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクのような、プログラムコードを記憶することができる如何なる媒体も含まれる。
上記の説明は、本願の具体的な実施にすぎず、本願の保護範囲を制限する意図はない。本願で開示されている技術範囲内で当業者によって容易に考え付かれる如何なる変形又は置換も、本願の保護範囲内に入るべきである。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。
本願は、「COMMUNICATION METHOD AND COMMUNICATIONS APPARATUS」と題されて2018年4月10日付けで出願された中国出願第201810317721.3号に対する優先権を主張するとともに、「COMMUNICATION METHOD AND COMMUNICATIONS APPARATUS」と題されて2018年5月21日付けで出願された中国出願第201810487920.9号に対する優先権を主張する。これらの中国出願は、それらの全文を参照により本願に援用される。
第1の態様を参照して、第1の態様の実施において、要求メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報とを含み、第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含むか、あるいは、応答メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
第4の態様を参照して、第4の態様の実施において、要求メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報とを含み、第1識別情報は、サービスフローを決定するために使用可能である。応答メッセージは、第1識別情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含むか、あるいは、応答メッセージは、第1識別情報と、第1アクセス技術の指示情報と、第2アクセス技術の指示情報とを含む。
第6の態様及び第6の態様の上記の実施を参照して、第6の態様の他の実施において、第1コアネットワーク要素によって、第5指示情報を、第2アクセス技術を使用することによって第2アクセスネットワークデバイスへ送信することは、第1コアネットワーク要素によって、第2メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信することであり、第2メッセージは、第2アクセス技術の指示情報及び第5指示情報を含む、ことと、第2コアネットワーク要素によって、第5指示情報を、第2アクセス技術を使用することによって第2アクセスネットワークデバイスへ送信することとを含み、あるいは、第1コアネットワーク要素によって、第3メッセージを第2コアネットワーク要素へ送信することであり、第3メッセージは、第4指示情報、第1アクセス技術の指示情報、第5指示情報、及び第2アクセス技術の指示情報を含み、第4指示情報は、第1アクセス技術の指示情報に対応し、第5指示情報は、第2アクセス技術の指示情報に対応する、ことと、第2コアネットワーク要素によって、第2アクセス技術を使用することによって、対応に基づいて第5指示情報を第2アクセスネットワークデバイスへ送信することとを含む。
本願のこの実施形態における通信方法に従って、サービスフローがパケット粒度フロー分割をサポートし、端末デバイスがマルチアクセスフロー分割をサービスフローに対して実行すると決定する場合に、端末デバイスは、サービスフローのデータパケットを第1データパケット内にカプセル化し、第1データパケットをアクセスネットワークデバイスへ送信して、サービスフローがパケット粒度フロー分割をサポートするサービスフローであることを示す。アクセスネットワークデバイスは、第6識別子及び第1データパケットを第2データパケットヘッダにおいてカプセル化し、第2データパケットヘッダを第1コアネットワーク要素へ送信する。第2データパケットヘッダ内の第6識別子に基づいて、第1コアネットワーク要素は、TFCPデータパケットヘッダをパースし、又はデータパケットを順位付けする。
第13の態様に従って、通信装置が提供される。装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従って通信装置の動作を実行するよう構成されてよい。具体的に、通信装置は、第1の態様で記載されるステップ又は機能を実行するよう構成された対応するコンポーネント(手段)を含み、コンポーネントは、第1の態様における端末デバイスであってよい。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されてよい。
第15の態様に従って、通信装置が提供される。装置は、第3の態様又は第3の態様の可能な実施のうちのいずれか1つに従って通信装置の動作を実行するよう構成されてよい。具体的に、通信装置は、第3の態様で記載されるステップ又は機能を実行するよう構成された対応するコンポーネント(手段)を含み、コンポーネントは、第3の態様におけるアクセスネットワークデバイスであってよい。ステップ又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装されてよい。
更に、本願の実施形態における態様又は特徴は、標準のプログラミング及び/又はエンジニアリング技術を使用する方法、装置、又は製品として実装されてよい。本願で使用される「製品」という語は、如何なるコンピュータ可読デバイスからもアクセス可能なコンピュータプログラム、担体、又は媒体を網羅する。例えば、コンピュータ可読媒体には、制限なしに、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク、又は磁気テープ)、光ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(Compact Disc,CD)、デジタル・バーサタイル・ディスク(Digital Versatile Disc,DVD))、スマートカード、及びフラッシュメモリデバイス(例えば、消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory,EPROM)、カード、スティック、又はキードライブ)が含まれ得る。更に、本明細書で記載される様々な記憶媒体は、情報を記憶するよう構成される1つ以上のデバイス及び/又は他のマシン可読媒体を示し得る。「マシン可読媒体」という用語には、制限なしに、無線チャネルと、命令及び/又はデータを記憶し、含み、及び/又は運ぶことができる様々な他の媒体が含まれ得る。
場合2において、端末デバイスからUPFへ送信される要求メッセージは、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータを運ぶ必要がなくてもよく、UPFがマルチアクセス伝送指示を開始する、ことが理解されるべきである。UPFがマルチアクセス伝送指示を開始する場合に、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータは、場合1におけるそれと同様である。詳細は、ここで再び記載されない。違いは、データが複数のリンクで伝送されるべきであることを示すパラメータがUPFから端末デバイスへ送信される場合に、第1ウィンドウ長さがUPFの伝送ウィンドウ長さを示すために使用可能である点にある。第1ウィンドウ長さは、伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol,TCP)レイヤでのUPFの伝送ウィンドウ長さにセットされてよい。
例えば、第1アクセス技術におけるサービスフロー1の伝送品質が満足され得ない場合に、第1アクセスネットワークデバイスは、第1アクセス技術においてサービスフロー1を伝送するために使用される伝送リソースを削除し、ネットワークステータス情報を、第1コアネットワーク要素に通知するために送信する。第1コアネットワーク要素は、サービスフロー1の通常の伝送を確かにするために、サービスフロー1が第2アクセス技術を使用することによって伝送可能であるように、第2アクセス技術のQoSプロファイルをセットする必要がある。目下、第2アクセス技術のQoSプロファイルに含まれるQoSパラメータは、QoS1である。サービスフロー1の通常の伝送は、QoS1がQoS2に更新される場合にのみ満足され得る。この場合に、第1コアネットワーク要素から送信された第5指示情報はQoS2を含み、第2アクセスネットワークデバイスは、第5指示情報を受信してQoS1をQoS2に更新する。
第1コアネットワーク要素は、要求メッセージ及び第1コアネットワーク要素ポリシーに基づいて、サービスフローが第2アクセス技術又は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を使用することによって、伝送されるべきであることを決定する。コアネットワークポリシーは、PCF又はSMFで設定されたフロー分割ポリシー情報である。PCFがフロー分割ポリシーを設定する場合に、PCFはフロー分割ポリシーをSMFへ送信する。任意に、PCFからSMFへ送信されるPCC(Policy and Charging Control)規則は、フロー分割ポリシーを含む。フロー分割ポリシーは、サービスフロー記述(1つ以上のパケットフィルタ)又はサービスデータフローテンプレート(SDFテンプレート)とアクセス技術との間の対応と、任意のルーティングファクタとを含む。アクセス技術は、第1アクセス技術、第2アクセス技術、第1アクセス技術及び第2アクセス技術、又はマルチアクセス指示である。第1アクセス技術及び第2アクセス技術、又はマルチアクセス指示は、サービスフローが第1アクセス技術及び第2アクセス技術のいずれか1つ又は2つを使用することによって伝送され得ることを示すために使用可能である。フロー分割ポリシーが第1アクセス技術及び第2アクセス技術の両方を含む場合に、ルーティングファクタ(routing factor)はアクセス技術ごとに更に含まれる。ルーティングファクタが“NULL”にセットされる場合に、それは、各アクセス技術を使用することによって実行されるべき伝送内のデータ量が制限されないことを示す。ルーティングファクタが特定の値(例えば、a:b)である場合に、各アクセス技術を使用することによって実行されるべき伝送内の特定のデータ量、バンド幅値、データ量比、又はバンド幅比が示される。フロー分割ポリシーがフロー記述1又はフローテンプレート1を含み、第1アクセス技術に対応するルーティングファクタがaであり、第2アクセス技術に対応するルーティングファクタがbである場合に、総データ量又は総バンド幅のa/(a+b)は、第1アクセス技術を使用することによって実行されるべき伝送内にあり、総データ量又は総バンド幅のb/(a+b)は、第2アクセス技術を使用することによって伝送されるべき伝送内にある。同じフロー分割ポリシー情報は、代替的に、SMFで設定されてもよい。代替的に、PCFのフロー分割ポリシー情報は、第1アクセス技術及び第2アクセス技術を示し、SMFは、ネットワークリンクステータスに基づいて各アクセス技術のルーティングファクタを決定する。
任意に、応答メッセージは、第3識別子及びマルチアクセス技術に基づく伝送指示を含む。第3識別子及びマルチアクセス技術に基づく伝送指示は、第1コアネットワーク要素が、第3識別子に基づいて決定された第3サービスフローのマルチアクセス技術に基づく伝送を許可/認証するか、あるいは、第3識別子に基づいて決定された第3サービスフローのTFCPベースのカプセル化を許可/認証することを示す。第3識別子は、サービスフロー記述(1つ以上のパケットフィルタ)、サービスデータフローテンプレート(Service data flow template,SDFテンプレート)、QFI、又はPDUセッションIDである。マルチアクセス技術に基づく伝送指示は、TFCPプロトコル指示、TFCPプロトコルベースカプセル化指示、又はパケット粒度フロー分割指示である。
第1コアネットワーク要素(図1に示されるSMFネットワーク要素)は、N4セッションメッセージを第3コアネットワーク要素(図1に示されるUPFネットワーク要素)へ送信するよう更に構成されてよい。N4セッションメッセージは、第4識別子及びマルチアクセス伝送指示を含む。第4識別子は、サービスフロー記述(1つ以上のパケットフィルタ)、サービスデータフローテンプレート(Service data flow template,SDFテンプレート)、QFI、PDUセッションID、又はN4セッション識別子である。N4セッションは、PDUセッションと一対一の対応にある。マルチアクセス技術に基づく伝送指示は、TFCPプロトコル指示、TFCPベースカプセル化指示、又はパケット粒度フロー分割指示である。UPFは、第4識別子とマルチアクセス伝送指示との間の対応を記憶し、UPFは、対応に基づいてユーザプレーンデータに対してTFCPヘッダ構文解析を実行する。