JP2021513887A - 光放射を拡散するための光ガイド、経皮照射、特に経頭蓋照射のためのモジュールおよび装置 - Google Patents

光放射を拡散するための光ガイド、経皮照射、特に経頭蓋照射のためのモジュールおよび装置 Download PDF

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Abstract

本発明は主に、表面を介して光放射を拡散するための光ガイドに関し、光ガイドは本質的に、少なくとも1本の拡散ロッド2、2a、35a、35b、35cを含むか保持できる基部3、31を備え、拡散ロッドの下部の拡散端7、7a、38a、38b、38cは、基部3から突出し、且つ表面またはその近くに適用されるように意図されており、拡散ロッドの上部の収集端6、6a、37a、37b、37cは、電力供給された光源36a、36b、36cに対向して光源の近くに配置されるように意図されており、拡散ロッド2、2a、35a、35b、35cは、収集端6、6a、37a、37b、37cから拡散端7、7a、38a、38b、38cまで光を透過できる材料を含むことを特徴とする。本発明はまた、光放射による経頭蓋照射および/または経皮照射に適合された照射モジュールおよび照射装置に関する。【選択図】図11

Description

本発明は、特に表面を通る光放射の伝導および拡散を確実にする光ガイドの分野内にある。
本発明は、より具体的には、経皮光照射による治療の分野内にある。
経皮照射は、皮膚との接触時に波または粒子の放射が放出され、深く浸透する既知の技術である。
この技術の応用として、レーザーダイオードおよび/または発光ダイオード(LED)を使用し、損傷した組織を修復および再生することを可能にする光生体変調および低レベルレーザー治療(LLLT)が知られている。この手法は、患者の皮膚にプローブを配置し、損傷した組織領域のレベルで一定時間フォトニック放射を実行することから成る。たとえば、THOR社によって販売されているプローブは、皮膚に配置された放射ヘッドと、放射ヘッドを保持するハンドルと、制御ユニットに接続された電源ケーブルとを含む。放射ヘッドは、セッション中、施術者によって所定の位置に保持される。
特に光線療法によるこれらの経皮照射技術は、神経学的治療および精神医学的治療にも適用される。これは経頭蓋照射と呼ばれる。この場合、上記のタイプの可視から赤外の発光プローブは、施術者によって患者の頭部の表面に配置され、保持される。この手法によって神経学的障害に治療的方法で作用して、神経学的能力および認知能力を回復または改善したり、アルツハイマー型の神経変性疾患などの神経精神障害の進行を止めたり、生活の質を維持したりすることができる。
経皮照射の別の用途に酸素測定がある。この技術は、赤色光と赤外光を放射し、血流によるそれらの吸収や反射を測定することで構成される。これに関しては、脳酸素飽和度の測定を保証する経頭蓋脳酸素飽和度測定法が知られている。
患者の頭部の表面で照射が行われるこれらの2つの技術を活用するには、可能な限り光損失の少ない、光放射の最適化された拡散を必要とする。従来使用されている光ガイドは、平坦な放出面を含む。しかし、拡散が頭蓋骨の表面で実行されると、毛髪が、頭皮を通る光放射の拡散を妨げる障壁を形成する。1つの解決策は、患者を局所的に剃ることであり、これには明らかな欠点がある。
本発明は、主に、前述の欠点を克服することを可能にする、光放射を拡散するための光ガイドに関する。
本発明はまた、被照射面の非平面構成、例えば、患者の頭皮の表面または恥骨などの患者の毛髪で覆われた領域に適応することができる光ガイドに関する。本発明は、毛髪のない領域にも適用される。
本発明はさらに、特に神経学的治療および精神医学的治療のための、1つまたは複数の標的領域に向かう光放射の拡散を最適化するための、光放射の正確で効率的かつ制御された拡散を確実にする経皮照射モジュールおよび経皮経頭蓋照射装置に関する。
この目的のために、本発明の表面を介して光放射を拡散するための光ガイドは、少なくとも1本の拡散ロッドを含むか保持できる基部を備え、拡散ロッドの下部の拡散端は、上記基部から突出し、且つ上記表面またはその近くに適用されるように意図されており、拡散ロッドの上部の収集端は、電力供給された光源に対向して(つまり向き合って)光源の近くに配置されるように意図されており、拡散ロッドは、収集端から拡散端まで光を透過できる材料を含むことを本質的に特徴とする。
本発明の光ガイドは、個別にまたはすべての可能な技術的組み合わせで考慮される以下の随意的な特徴を含んでもよい。
・拡散ロッドの収集端は、収束レンズまたは発散レンズを含む。
・下部の拡散端が平面である。
・基部は、光を透過できる材料でできている。
・基部は複数の貫通オリフィスを含み、それらのそれぞれを通して取り外し可能な拡散ロッドが収容されている。
・光ガイドは、拡散ロッドを一体化した一体物で作られている。
・拡散ロッドは、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ガラス、ポリカーボネート、透明コポリエステル(PETG)、または透明度の高いその他の同等の材料でできている。
本発明はまた、上記の光ガイドを含み、光ガイドは、拡散ロッドの収集端に対向して収集端の近くに配置された少なくとも1つの電力供給された光源を含む環状ケーシングに取り付けられていることを特徴とする経皮照射モジュールに関する。
モジュールは、個別にまたはすべての可能な技術的組み合わせで考慮される以下の随意的な特徴を含んでもよい。
・複数の光源を含み、各々の光源は、拡散ロッドの収集端に対向して収集端の近くに配置されている。
・光源が、赤外線レーザーダイオード若しくは赤色スペクトル放射発光ダイオード(LED)、または赤外線放出発光ダイオード(LED)を含む。
・少なくとも1つの赤外線レーザーダイオード、および/または赤外線スペクトル放射発光ダイオード、および/または赤色スペクトル放出発光ダイオードを含む複数の光源と、複数の拡散ロッドと、を含み、各々の拡散ロッドが光源に関連付けられている。
・赤外線レーザーダイオードはパルス型である。
・パルス型レーザーダイオードは、700〜1,200ナノメートルの波長で赤外線を放出し、20〜200ナノ秒のパルス持続時間、1〜10kHz、好ましくは1〜20kHz、通常15kHzのパルス列、0.5〜12ワットのパルス出力を有する。
・発光ダイオードおよび赤外線レーザーに適用される変調周波数が1〜1,000Hzである。
本発明はまた、ユーザの頭部への位置決め手段と、弾性材料および/または可撓性材料でできており、上述した経皮照射モジュールの弾性グリップによる取り付けを確実にすることができる少なくとも1つのリングと、を含むことを本質的に特徴とする経皮経頭蓋照射装置に関する。
好ましくは、装置は、接合要素によって一緒に接続された複数のリングを含み、リングは、装置がユーザの頭部の上の所定の位置にあるとき、頭部の正中軸と一致する軸の両側に対称的に配置され、リングは、少なくともいくつかが接合要素によって互いに接続されていない周辺リングを含む。
最後に、本発明は、ユーザの頭皮を通して光放射を拡散するための、上述した光ガイドの使用に関する。
本発明の他の特徴および利点は、添付の図面を参照して、限定することなく、情報提供のみを目的として、以下の説明から明らかになるであろう。
光源側に位置するその内面(図1)からの、本発明の第1の変形例による本発明の光ガイドの基部の概略斜視図である。 照射面側に位置するその外面(図2)からの、本発明の第1の変形例による本発明の光ガイドの基部の概略斜視図である。 特にその剛性を確実にするために光ガイドを取り囲むことを意図した第1の変形例による本発明の光ガイドの環状ケーシングの概略斜視図である。 図1および2の第1の変形例による光ガイドの基部および図3の環状ケーシングの固定を確実にする弾性リングの概略斜視図である。 図1および2の第1の変形例による光ガイドの基部に取り付けられることが意図された拡散ロッドの概略図である。 2つの部分からなる拡散ロッドの概略図である。 基部に取り付けられた拡散ロッドを含む第1の変形例による、本発明の光ガイドの光源側の下面の概略斜視図であり、基部は、特に弾性リングによって環状ケーシングに固定されている。 被照射面に取り付けられることが意図された外面からの第1の変形例による図6の本発明の光ガイドの概略斜視図である。 図6および図7の第1の変形例による本発明の光ガイドの概略断面図である。 第2の変形例による本発明の光ガイドの概略斜視図および断面図であり、基部および上記基部に取り付けられた複数の拡散ロッドを含む。 図9の第2の変形例による本発明の光ガイドに適合された拡散ロッドの概略図である。 本発明の第3の変形例による光ガイドを組み込んだ本発明のモジュールの概略斜視図および断面図である。 第3の変形例による本発明の光ガイドの概略斜視図である。 各拡散ロッドの上端に向けられた光源を統合する電子ボードによって乗り越えられて表された、第3の変形例による本発明の光ガイドの概略斜視図である。 光源の位置を示す図11のモジュールの電子ボードの上面図である。 被照射面側の外面からの本発明の光ガイド、および光ガイドが固定されることが意図されているスリーブの分解斜視図である。 図15に表されるスリーブに固定するための手段を形成するフィンを示す、第3の変形例による本発明の光ガイドの一部の概略斜視図である。 図15のXVIIで囲まれた部分の概略図であり、図16のフィンのスリーブ上の保持要素を示している。 赤外放射発光ダイオード(LED)の光拡散を確実にすることを意図した拡散ロッドの側面図である。 赤色放射発光ダイオード(LED)の光拡散を確実にすることを意図した拡散ロッドの側面図である。 赤外線放射レーザーダイオード(LED)の光拡散を確実にすることを意図した拡散ロッドの側面図である。 第3の変形例による本発明の光ガイドを組み込んだ本発明のモジュールの分解概略図である。 本発明の第4の変形例による光ガイドを組み込んだ本発明のモジュールの概略斜視上面図である。 本発明の第4の変形例による光ガイドを組み込んだ本発明のモジュールの分解概略透視上面図である。 平面レンズすなわち透明板を含む照射モジュールを用いて実行される照射処理を受けた剃毛マウス、本発明による光ガイドを含む照射モジュールを用いて実行される照射処理を受けた無剃毛マウス、および照射処理を受けていない対照マウスについて、Aβ25−35アミロイドペプチドが注入されたマウスの自発的空間記憶の変化を示す図である。 平面レンズすなわち透明板を含む照射モジュールを用いて実行される照射処理を受けた剃毛マウス、本発明による光ガイドを含む照射モジュールを用いて実行される照射処理を受けた無剃毛マウス、および照射処理を受けていない対照マウスについて、Aβ25−35アミロイドペプチドが注入されたマウスの第1の試験による長期空間記憶の変化を示す図である。 平面レンズすなわち透明板を含む照射モジュールを用いて実行される照射処理を受けた剃毛マウス、本発明による光ガイドを含む照射モジュールを用いて実行される照射処理を受けた無剃毛マウス、および照射処理を受けていない対照マウスについて、Aβ25−35アミロイドペプチドが注入されたマウスの第2の試験による長期空間記憶の変化を示す図である。 平面レンズすなわち透明板を含む照射モジュールを用いて実行される照射処理を受けた剃毛マウス、本発明による光ガイドを含む照射モジュールを用いて実行される照射処理を受けた無剃毛マウス、および照射処理を受けていない対照マウスについて、Aβ25−35アミロイドペプチドが注入されたマウスの海馬における脂質過酸化のレベルを示す図である。 平面レンズすなわち透明板を含む照射モジュールを用いて実行される照射処理を受けた剃毛マウス、本発明による光ガイドを含む照射モジュールを用いて実行される照射処理を受けた無剃毛マウス、および照射処理を受けていない対照マウスについて、Aβ25−35アミロイドペプチドが注入されたマウスの海馬において酵素結合免疫吸着測定法ELISAにより測定されたTNFα(腫瘍壊死因子)のレベルを示す図である。 第1、第2および第3の変形例のうちの1つによる本発明の光ガイドを組み込んだ本発明の少なくとも1つのモジュールを受けることを意図した照射モジュールの支持体の概略上面図である。 照射モジュール支持体の概略側面図である。 ユーザの頭部の所定の位置にあるモジュール支持体の概略上面図である。 ユーザの頭部の所定の位置にあるモジュール支持体の概略側面図である。 ユーザの頭部の所定の位置にあるモジュール支持体の概略正面図である。 ユーザの頭部の所定の位置にあるモジュール支持体の概略背面図である。 上記支持体を保持するためのストラップも示されている照射モジュール支持体の概略側面図である。 内側溝が設けられたモジュール支持体のリングの図33の線XXXII−XXXIIに沿った断面図である。 前頭葉の高さに位置する4つのリングに配置された照射モジュール支持体および4つのモジュールを含む、本発明の照射装置の全体斜視正面図である。
全ての図において、類似の要素には同一の参照が付されている。
本発明の光ガイドは、被照射面に対して取り付けられることが意図された1つ、または好ましくはいくつかの光拡散ロッドを有する。ロッドは、光源の近くに配置された第1の端部から被照射面の近くに配置された反対側の端部まで光を透過する材料で作られてもよい。あるいは、ロッドは、光源の近くに配置された第1の端部から被照射面の近くに配置された反対側の端部まで光を伝達する材料を含み得る。この代替案によれば、光を伝達する材料で作られた光ファイバを導管内に配置することができる。下記の第1および第2の変形例によれば、拡散ロッドは、光ガイドに取り付けられた独立した部品である。第3の変形例によれば、光ガイドは、拡散ロッドを一体化することによって一体物で作られる。どちらの場合も、ロッド側の光源側の端から反対側の照射面側まで光を確実に拡散させる必要がある。
第1の変形例によれば、各ロッドは、2つの完全な部品を形成することで光ガイドを構成することによって基部に取り付けられる。したがって、ロッドの第1の端部の高さで透過する光放射は、基部の厚さ内での拡散の損失のリスクなしに反対側の端部まで一体的に伝導される。
好ましくは、各ロッドは、被照射面の近くに配置されたその端部に、光放射の目標とされる拡散を確実にする収束レンズを含む。
さらに、ロッドの第1の端部の高さで透過しない光放射を失わないようにするために、基部は、光も透過する材料で作られることが有利である。
さらに、例えばこの表面が頭皮である場合、被照射面に適応するべく、基部は可撓性材料でできている。したがって、基部は、被照射面の構成に適合し、ロッドとこの表面との表面接触を確実にすることができる。
図1〜図8を参照して、第1の変形例による本発明の光ガイドを構成する要素を説明する。
図6、図7および図8を参照すると、本発明の光ガイド1は、基部3に取り付けられた複数の拡散ロッド2(この例では、数は9)を含み、基部3は、特に弾性リング5によって環状ケーシング4に保持される。
図5を参照すると、一実施形態によれば、各拡散ロッド2は一体に作られ、光源の近くに配置されることが意図される第1の下部収集端6から、被照射面、例えばユーザの頭皮に取り付けられることが意図される反対の拡散端7まで長手方向に延在する。光源(この図には示されていない)によって生成された光放射の収集を最も確実にするために、収集端6の直径D1は、拡散端7の直径D2よりも大きい。拡散ロッド2は、ロッド2の直径D1の下部9を直径D2の上部10に接続する切頭円錐セットバック8を長手方向に含む。たとえば、直径D1は2ミリメートルであり、直径D2は1.5ミリメートルである。
ロッド2の上部10は、3〜15ミリメートルの間、この例では10ミリメートルの長さLを有する。この長さLは、光ガイドを頭皮に使用する場合、毛髪の厚みがある場合でも、拡散端7が被照射面に接触するのに十分でなければならないが、長すぎてはならず、さもなければ皮膚が損傷する。
光放射の収集と拡散の最適化は、次の独立したパラメータ、すなわち、ロッド2が、光を効果的に拡散する材料、この例ではポリメチルメタクリレート(PMMA)、またはガラス、またはポリカーボネートまたは透明コポリエステル(PETG)または高い透明度を有する他の同等の材料でできていることによって保証される。さらに、ロッド2の拡散端7は、意図された標的に向かって光を正確に伝導する収束レンズ11を含む。最後に、収集端6は、この収集端6の近くに配置された対応する光源から導出された光放射を効率的に収集することを可能にする収束レンズ12も含む。
拡散ロッド2は、円形の平面膜13と環状の周辺リム14とを含む基部3に取り付けられている。基部3は、この例では、例えばシリコーンの可撓性透明材料で作られている。例えば、基部3は、40ミリメートルの直径、5ミリメートルの高さ、および1.7ミリメートルの厚さを有する。円形膜13は、貫通オリフィス15(図1および2)を含み、貫通オリフィス15を通ってロッド2が強制的に挿入され、弾性摩擦によって保持される。オリフィス15でのロッド2の保持を強化し、特にロッド2が皮膚の側面にあるオリフィス15から引き抜かれるのを防ぐために、ロッド2の下部9(図5)には、支持膜3の円形基部13の内面17に当接する(図6)円形の突出した支台が含まれている。したがって、ロッド2は支持膜3上にしっかりと保持される。
図2を参照すると、基部3の周辺リム14の外面18は、環状ケーシング4の内面21に配置された対応する円形溝20に収容されるように意図された円形リブ19を含む。この環状ケーシング4は、支持膜よりも剛性の高い材料、例えば、ポリカーボネートまたは金属でできている。したがって、例えば図6に見られるように、環状ケーシング4は、後述するように光ガイド1をモジュールに統合することを可能にする剛性を光ガイド1に与えることにより、その周縁14で支持プレート3を囲む。
環状ケーシング4に対する支持板3の固定を強化するために、「サークリップ」としても知られる弾性リング5(図4)が設けられ、弾性リング5は、近くに位置し、それぞれが突出部23を含む2つの端部22を含み、ほぼ環状の開放形状を有している。突出部23により、弾性リング5の直径を減少させ、その挿入および除去を可能にするために、2つの端部22が接触するまでまとめることができる。
弾性リング5は、基部3の周縁部14の内面24、およびこの内面24に配置された円形溝25内に取り付けられる。リング5の弾性は、基部3および環状ケーシング4の固定を強化することにより、環状ケーシング4(図6)に対して基部3の周縁14を押し戻す。
拡散ロッドの数と位置は、光源の数と位置に対応している。図1に見られるように、この例では、9つの貫通オリフィス15、したがって9つの関連する拡散ロッド2が設けられている。9つのオリフィス15(したがって9つのロッド2)は、3つの中央オリフィスと5つの周辺オリフィスとを備えた円形膜13の中心Oの周りに分配され、すべて均一に円形に分配されている。
上述の例では、光ガイド1は、ユーザの頭皮に取り付けられ、脳のいくつかの領域を可視スペクトルから赤外線までの範囲の電磁放射に曝すために使用される。この種の暴露は、神経学的治療および/または精神医学的治療、例えばアルツハイマー型の神経変性病変に適用される。また、光ガイドを使用して経頭蓋脳酸素飽和度測定を行うこともできる。この場合、各ロッド2のいくつかの拡散レンズ11は放射拡散体として機能し、各ロッド2の他の拡散レンズ11はコレクタとして機能する。
図9および図10を参照し、本発明の第2の変形例によれば、基部3aは、実質的に円形の形状を有し、2つの実質的に平行な部分からなり、且つ環状ケーシング4cの環状内面4bに作られた一致するリブ4aを受け入れるための溝3a2を区切る周辺縁部3a1を含む。この環状ケーシング4cは、第1の変形例の環状ケーシング4とは構造的に幾分異なるが、光ガイド1aを照射モジュール内に保持する同じ機能を有することが意図されている。
この変形例では、拡散ロッド2a(この例では7つ)が、基部3の一部を形成するスリーブ3bであって、拡散ロッド2aが圧入されるときに関連するロッド2aを囲むスリーブ3bによって基部3a上の所定の位置に保持されるようになっている。この目的のために、基部3は、拡散ロッド2aが対応するスリーブ3bに圧入され得るように、十分に柔軟な材料で作られており、各スリーブ3bの内面を構成する材料は、基部3a上に拡散ロッド2aを維持することに関与するような摩擦係数を有する。好ましくは、基部3は一体に作られ、したがって均一な摩擦係数を有し、それにより、基部3aの対応する円形溝3a2に環状ケーシング4cのリブ4aを保持することも可能になる。
この変形例では、拡散ロッド2aは、スリーブ3bの存在に対する構造的適合を有する。したがって、特に図10を参照すると、各拡散ロッド2aは、本質的に管状の取り付け部分2a1を有し、その直径および長さは、ベース3aのスリーブ3bの直径および長さに適合されている。この取り付け部分2a1は、収集端6a側の上部肩部2a2と、反対側の拡散端7a側の下部肩部2a3とによって区切られている。この肩部2a3は、関連するスリーブ3aの下部に形成されたリブ3c(図9)と協働するので、この第2の肩部2a3は、ロッド2aを基部3a上に保持する手段も形成する。
また、第1の変形の拡散ロッド2とは異なり、第2の変形のガイドの拡散ロッド2aは、その収集端6aに、関連する光源(図示せず)の近くに配置されることが意図された発散レンズ12aを有しており、第1の変形例のように収束レンズ11aを含む拡散端7までの収集端6aからの光放射の拡散を最良に保証することにより、この光源の拡散半径に適応することに留意されたい。
第1の変形例に関して、光源によって生成された光放射の収集を最もよく保証するために、収集端6aの直径D1は、拡散端7aの直径D2よりも大きい。基部3から被照射面の方向に露出するロッド2aの上部10aの長さLは、頭皮に光ガイドを使用するときに毛髪の厚みがある場合でも、拡散端部7aが被照射面と接触するのに十分でなければならないが、長過ぎてはならず、さもなければ、皮膚が損傷する。
第1の変形に関しては、拡散ロッド2aは、光を効果的に拡散する材料、この例ではポリメチルメタクリレート(PMMA)、またはガラス、またはポリカーボネートまたは透明コポリエステル(PETG)または透明度の高い他の同等の材料でできている。
次に、図11〜図19を参照して、ガイドが一体に作られている本発明の光ガイドの第3の変形例を組み込んだ本発明のモジュールを説明する。
図11および図12を参照すると、第3の変形例の光ガイド30は、後述するように、本発明のモジュール41に光ガイド30を固定する手段を形成することを意図した3つのフィン34a、34b、34cがそこから径方向に外向きに突出する環状スカート33によって延在する円形平面32からなる基部31を含む。光ガイド30は、関連する光源36a、36b、36cに従って3つのグループ35a、35b、35cに分割された10本の拡散ロッドを含む。
図11および図13に示されているように、光ガイド30の平面32は、モジュール内において、電子基板35から電子基板35およびモジュールの主軸XXに平行に、光ガイド30に向かって、関連する拡散ロッド35a、35b、35cと同軸に突出した複数の光源を含む電子基板35に対向して近くに配置されるように意図されている。
光源は以下の3つのグループに分けられる(図14)。
・700〜1200ナノメートル、好ましくは850ナノメートルの波長で赤外発光する3つの発光ダイオード(LED)36a。3つの赤外線LED36aは、電子基板35およびモジュールの主軸XX’の周りおよびその近くに円形かつ均一に分布している。
・600〜700ナノメートル、好ましくは625ナノメートルの波長で赤色発光する3つの発光ダイオード(LED)36b。3つの赤色LED36bは、赤外線LEDの周りに、主軸XX’から赤外線LEDよりも遠い距離で、円形かつ均一に分布している。
・700〜1200ナノメートルの間の波長で、好ましくは850ナノメートルで赤外発光する4つのパルス型レーザー36c。これらのレーザーのそれぞれは、20〜200ナノ秒のパルス持続時間、1〜10kHz、好ましくは1〜20kHz、通常15kHzのパルス列、および0.5〜12ワット、好ましくは1〜6ワットのパルス出力を含む。第1のレーザー14sは、軸XX’を中心とし、他の3つのレーザーは、赤色LED36bと同じ円周上に、赤外線LEDの周りに、主軸XX’から赤外線LEDよりも大きな距離で円形かつ均一に分布する。あるいは、軸XX’の周りに円状かつ均一に分布される3つのパルスレーザー14aが設けられ得る。あるいは、3つ未満のレーザー、例えば、軸XX’を中心とする単一のパルスレーザーを設けてもよい。
発光ダイオードおよびパルスレーザーに適用される全体的な変調周波数は、0〜4,000Hz、好ましくは1〜1,000Hz、好ましくは10Hzである。
図18A、図18Bおよび図18Cを参照すると、各拡散ロッド35a、35b、35cは、関連する光源36a、36b、36cの近位かつ同軸上に配置された第1の下部の収集端37a、37b、37cから、被照射面、例えばユーザの頭皮に固定されるように意図された反対の拡散端38a、38b、38cまで、関連する軸YY’a、YY’b、YY’cに沿って長手方向に延在する。この変形例では、拡散端38a、38b、38cは平面であり、頭皮上に拡散端38a、38b、38cが取り付けられているユーザに快適さを提供する。各拡散ロッド35a、35b、35cは、その収集端37a、37b、37cからその拡散端38a、38b、38cまで実質的に円錐形である。
光放射の収集と分布の最適化は、以下の独立したパラメータによって保証される。特に、各拡散ロッド35a、35b、35cは、光を効果的に拡散する材料、例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)、またはガラス、またはポリカーボネートまたは透明コポリエステル(PETG)または透明度の高い他の同等の材料でできている。
赤外放射および赤色放射に関して、赤外放射発光ダイオード36aおよび赤色放射発光ダイオード36bにそれぞれ関連付けられた拡散ロッド35a、35bはそれぞれ、関連する拡散端38a、38bの方向に光を正確に伝導する収束レンズ40a、40bを備える収集端37a、37bを含む。
さらに、拡散ロッド35a、35bの長さL1a、L1bは、関連する収束レンズ40a、40bの焦点距離に調整されるので、例えば約120°の拡散角度から始まる赤色LEDおよび赤外線LEDによって放出される総発光の少なくとも40%、好ましくは少なくとも60%は、対応する平面拡散端38a、38bに到達する。図18cを参照すると、レーザー36cに関連する拡散ロッド35cは、拡散半径が軸YYc’と一致するレーザービームに垂直に配置された平面レンズ40c(言い換えれば、透明板)を含む。この垂直配置により、光源36cから拡散端38cまでのレーザービームの直線の伝播が確実になる。拡散ロッド35cの収集端37cとレーザー36cとの間の距離は、1〜3ミリメートルの間、好ましくは2ミリメートルである。
例えば、上記で定義された基準を満たすために、各拡散ロッド35a、35b、35cは、17〜18ミリメートルの間の長さL1a、L1b、L1cと、収集端37a、37b、37c側の約3ミリメートルのより大きな直径と、平面状の拡散端38a、38b、38c側の2.2〜2.4ミリメートルの間のより小さい直径とを有する。したがって、赤外線LED36a、赤色LED36b、およびレーザー36cによって放出される光放射の全てまたは大部分(40%を超える)は、関連する収集端38a、38b、38cに向かって拡散ロッド35a、35b、35c内で拡散される。
図11および図19を参照すると、本発明の光ガイド30は、その3つを図19に示す4つのねじ43によるねじ止めによってしっかりと保持された上部カバー42aおよび下部カバー42bからなる環状ケーシング42を含むモジュール41内に配置される。ケーシング42は、特に、光ガイド30と、光源36a、36b、36cを含む電子基板35との同軸の保持を確実にする。この変形例では、電子基板35と光ガイド30との間に環状磁石43も存在し、50〜300ミリテスラの静磁場を生成する。磁石43は、ケーシング42の下カバー42bの環状縁部49の上面に配置された円形溝44であって、光ガイド30を取り囲む円形溝44内に収容されている。したがって、光源36a、36b、36cによって生成される光放射は、磁石43の平面Pに垂直に、この磁石43の内部に延びる。本発明の範囲内に留まると、モジュール41は磁石を含まない。
電子基板35は、少なくとも磁石43の直径に等しい直径を有し、図示しないねじ込みシステムまたはスナップによってケーシング42の上部カバー42aに固定されつつ、磁石43上に置かれる。電子基板35は、モジュール41の外側に延びる電気ケーブル46(図11)を介して電力供給される。電気ケーブル46はまた、データ線(例えば、CANバスまたはRS485シリアルタイプのもの)、照射源に電力を供給するための線、1本または複数本の接地線を含み、シールドされ得る。
図19の分解図に見られるように、モジュール41の主要構成要素(ケーシング42、電子基板35、磁石43および光ガイド30)は、モジュール41の主軸XX’の周りに同軸に配置される。
光ガイド30とカバー42の下部カバー42bとの間の固定、ならびにこの固定に関連する手段は、図15〜図17を参照して説明される。
光ガイド30のベース33のスカート33上に突出して均一に分布した3つのフィン34a、34b、34cは、その上面44が磁石43を受け入れるための溝を形成するケーシング42の下カバー42bの環状縁部49の下面48に配置されたグリップ部材47に係合するように意図されている。グリップ部材47は、対応するフィン34a、34b、34cの当接部を形成する第1の部分47aと、第1の部分47aに実質的に垂直であり、環状縁部49の下面48に対して、この面48からフィン34a、34b、34cの厚さEと一致する距離で平行に延び、グリップ部材47内でフィン34a、34b、34cをグリップできるようにする第2の部分47bとを有するL字形である。
さらに、図16に見られるように、各フィン34aは、グリップ部材47に当接するように意図された自由端52の反対側のその自由端51近くのフィン34aの全幅にわたって配置されたボス50を有する。このボス50は、下カバー42の環状縁部49の下面48の幅の全部または一部にわたって配置された別のボス53と一致するので、フィン34aがグリップ部材74に収容されると、フィン34aのボス50は、(図17の点線で示されるように)ボス53の下流に配置される。これにより、フィン34aがグリップ部材47に確実に保持される。
最後に、フィン34aのグリップ部材47への挿入を容易にするために、フィン34aの下面は、グリップ部材に当接するように意図された自由端52に、グリップ部材47の第2の部分47bの下面に配置されたベベル55と一致するベベル54を有する。
本発明の第4の変形による本発明の光ガイドは、光ガイド30を本発明のモジュール41に固定するための手段の代替を提示する。これらの固定手段は、光ガイド30の基部31の高さに配置され、直径方向に対向し、環状スカート33の高さで延びる2つのスナップインタブ34a1を含む。各スナップインタブ34a1は、ケーシング42の下カバー42bの内面の高さに配置されたハウジング47a1と一致し、このハウジング47a1は、光ガイドがケーシング42内に収容されているとき、および弾性復帰の際に、モジュール41からの光ガイド30の取り外しを防止するボス47a2を含む。スナップインタブ34a1は、下部カバー42bの内面に対してベアリング接触する。モジュール41からの光ガイド30の取り外しは、2つのスナップインタブ34a1に加えられ、モジュール41の中心に向けられた付随する力によって行われることが理解される。
モジュール41内の光ガイド30の正確な位置決めと、特にケーシング42に対する回転におけるその保持は、光ガイド30の基部31に配置され、直径方向に対向し、スナップインタブ34a1に対して90°に配置された2つの剛性タブ34a2の存在により改善される。各剛性タブ34a2は、光ガイドの環状スカート33の平面において、環状スカート33に作られたセットバック34a3で突出する。下カバー42bの環状縁部には、2つの一致する凹部47a3が形成される。図20に示すように、光ガイド30がケーシング42に取り付けられると、剛性タブ34a2は凹部47a3に収容される。
光ガイド30およびケーシング42の他のすべての要素は、図11〜図19の第3の変形例と比較して変更されていない。
[試験および手順]
本発明の装置の有効性を評価するために試験が行われた。マウスへのベータアミロイド注射によって誘発される病状の緩和に対する本発明の装置の有効性は、より正確に評価されている。また、これらのテストにより、アルツハイマー病などの神経変性疾患に作用可能な照射手順を決定することが可能となった。
本発明の装置を試験するために使用される動物モデルは、オリゴマー形態のAβ25−35アミロイドペプチドのマウスへの脳室内注射からなるアルツハイマー病の非トランスジェニックモデルAβ25−35である。アルツハイマー病患者の脳でアミロイドペプチドの存在が確認されており、Aβ25−35ペプチドは、最も神経毒性の高いものの1つである。Aβ25−35ペプチドの脳室内注射は、神経炎症および反応性神経膠症の存在下では、7日後に脳のレベルでアポトーシス促進性カスパーゼの活性化、酸化ストレス、海馬の錐体細胞数の減少、コリン作動性ニューロンの喪失および深刻な記憶障害が起こることが示されている。非常に興味深い手法では、Aβ25−35ペプチドの注入により、アルツハイマー病の生理病理学で観察されたように、特に内因性Aβ種の蓄積だけでなく、タウタンパク質の過剰リン酸化を伴うヒトのアルツハイマー病の全ての特性を示す病理の確立がもたらされる。
1日目に、アミロイド毒性を引き起こすために、Aβ25−35アミロイドペプチドをマウスのグループに9nmol/マウスの割合で注射し、別のグループの対照マウスにSc.Aβペプチド(スクランブルアミロイド−βタンパク質25−35)を9nmol/マウスの割合で注射した。
Aβ25−35アミロイドペプチドが注入されたマウスのグループの一部は、1日目(Aβ25−35アミロイドペプチドの注入後2時間)から10日目まで経皮的放射線治療を受けた。照射治療は頭部および腹部に行われた。使用された照射装置は、本発明によるもの(図22〜図26の参照番号59)または本発明の範囲外(図22〜図26の参照番号58)のいずれかである。
8〜10日目に、全てのグループのマウスに対して行動試験が実施される(処理なしSc.Aβ、処理なしAβ25−35、処理ありAβ25−35)。
8日目に実行される第1の行動試験は、Y迷路での交替パフォーマンスを評価するための試験によって、マウスの自発的空間記憶の変化を評価する。したがって、迷路には3つの腕が含まれる。各マウスは腕の先端に配置され、8分間のセッション中に迷路内を自由に移動できる。同じ腕の戻りを含む各マウスの動きは視覚的にチェックされる。変化は、3つの腕に連続して3回侵入することとして定義される。最大変化数は、腕への侵入の総数から2を引いたものである。変化の割合は、(実際の変化数/最大変化数)×100として計算される。この第1の行動試験の結果を図10、図16、および図22に示す。
9日目と10日目に実行される第2の行動試験は、「受動的回避試験」としても知られる長期的な文脈記憶を評価する。この試験は、9日目に行われるトレーニングセッションとともに、10日目に2段階で実行される。試験対象の装置は、2区画箱であり、1つは照明付きで、もう1つは暗闇に入れられ、格子状の床がある。ギロチン型の閉鎖ドアが2つの区画を分離する。暗い区画の格子状の床で衝撃が発生し得る。最初に、2つの区画を分離しているドアが閉じられる。トレーニングセッションでは、各マウスを照明付きの区画に配置する。5秒後にドアが開く。マウスが暗い区画に入ると、格子に電気ショックが発生する。10日目に、ドアを閉めた状態でマウスを照明付きの区画に再び配置する。ドアが開き、2つのパラメータ、つまり、待ち時間すなわちマウスが暗い区画に入るまでの時間、および脱出時間すなわちマウスが暗い区画を離れるまでの時間が測定される。これらの2つのサブ試験の結果(待ち時間および脱出時間)を図12、図18、図24および図13、図19、図25に示す。
10日目にマウスを安楽死させる。マウスの海馬と前頭皮質とを解剖する。海馬における脂質過酸化のレベルは、組織のミリグラムあたりのCHP当量で、対照グループ(処理なしSc.Aβ)に対する割合として特定される。結果を図24に示す。酵素結合免疫吸着アッセイELISAによりTNFα(腫瘍壊死因子)のレベルも海馬で特定される。結果は、対照グループ(処理なしSc.Aβ)に対する割合として表され、図26に示されている。
図22〜図26に示す結果の場合、Sc.Aβを注射せずに得られた結果は、マウスの行動や試験したマーカのレベルを変更しなかったため、第1の参照対照となることに留意されたい。処理なしのAβ25−35の注入によって得られた結果は、第2の参照対照を構成する。
また、表示###および##は、それぞれ、対照グループ(処理なしSc.Aβ)との全体的および優れた妥当性を意味し、表示***は、対照(処理なしSc.Aβ)を意味することにも留意されたい。
図22〜図26を参照すると、これらの図は、以下の動作条件下で1日に1回実行される照射処理について上記の試験によって得られた結果を示す。
・参照56:治療を伴うSc.Aβの注射(対照1)。
・参照57:治療を伴うAβ25−35の注射(対照2)。
・参照58:照射モジュールが、予め剃毛したマウスの皮膚に適用される平面状の透明レンズと、850ナノメートルで赤外線を放出する3つの発光ダイオード(LED)と、640ナノメートルで赤色を放出する3つの発光ダイオード(LED)と、パルス幅が80〜100ナノ秒、10kHz(すなわち0.1ミリ秒)のパルス列、好ましくは1〜20kHz、典型的には15kHzであり、850ナノメートルで放出し、1ワットのパルス電力を有するパルス型レーザーダイオードと、を含む照射装置Aによる頭部および腹部への同時の1日1回6分間の治療を伴うAβ25−35の注射。治療は、頭部および腹部への10ヘルツのパルスモードで確立される。
・参照59:照射モジュールが、図20および図21に示される第4の変形の本発明による光ガイドを含み、無剃毛マウスの頭部および腹部に適用される照射装置Bによる頭部および腹部への同時の1日1回6分間の治療を伴うAβ25−35の注射。モジュールは、850ナノメートルで赤外線を放出する発光ダイオード(LED)と、640ナノメートルで赤色を放出する発光ダイオード(LED)と、パルス持続時間80〜100ナノ秒、10kHz(すなわち0.1ミリ秒)のパルス列、好ましくは1〜20kHz、通常15kHzであり、850ナノメートルで発光し、1ワットのパルス電力を有するパルス型レーザーダイオードと、を含む。治療は、頭部および腹部への10ヘルツのパルスモードで確立される。
図22〜図26に示される結果は、本発明による照射装置B(参照59)にとって非常に重要であることが観察され得る。これらの結果は、従来技術の装置Aについて得られた結果と同等であることも観察される。したがって、本発明の光ガイドは、皮膚に毛髪が存在する場合でも良好な治療効率を保証することを可能にする。
上記の3つの変形について、光ガイド1、1a、30は、非常に特定の領域でユーザの頭部の所定の位置に保持されなければならない。そうするために、光ガイド1は、光ガイドの第3の変形例用の図11および図19のものとすることができる経皮照射モジュール、光ガイドの第4の変形例を含む照射モジュール、または、拡散ロッドの収集端の反対側で光源を近位に同軸で保持することを保証するその他の適切なモジュールに取り付けられる。モジュールは、電子基板に電力を供給するための手段も提供する。
モジュールは、関係する領域のみを照射するために、ユーザの頭部に正確に配置する必要がある。そうするために、図27〜図35を参照して説明されたモジュール支持体が提供される。
モジュール支持体は、弾性グリップによって経頭蓋照射モジュールの固定保持を確実にすることを可能にする、可撓性材料および/または弾性材料で作られた1つまたはいくつかのリングを含む。可撓性材料および/または弾性材料とは、上記リングの間隔およびモジュールに対する弾性戻りによって本質的に円筒形の外面モジュールのリングへの挿入を可能にする材料、例えばエラストマーまたはゴム材料を意味する。材料は、伸縮性がなくても柔軟であり、モジュールの挿入および取り付けのための間隔は材料の大幅な延長を意味し、リングによるモジュールの保持は摩擦によって確保され得る。支持体はまた、被照射領域に配置するための手段を含む。これらの手段は、ストラップの形をとることができるが、治療の対象となる領域に寄りかかることによってこの領域に適合し、この適切な支持形態により所定の位置に保持される支持体の形をとることもできる。
本発明のモジュール支持体を説明するために、図27〜図32を参照する。
支持体61は、ヘッド63の表面上に分散されたモジュールを保持するための複数のリング62を含む(明確にするために、図では全てのリングは参照されていない)。非限定的な例として、各リングはシリコーンで作られ、25ミリメートルの外半径、23ミリメートルの内半径(すなわち2ミリメートルの厚さ)、および6ミリメートルの高さを有する。高さは、後述するモジュールの強度に対して十分でなければならない。シリコーンの使用の変形例として、リングは、ゴム、エラストマー材料、または本質的に円筒形の外面モジュールの挿入および保持を可能にするのに十分な柔軟性がある他のポリマーまたは非ポリマー材料でできていてもよい。
リング62は支持体上に対称的に分布しているので、それらが頭部63上に配置されると、支持体の対称軸XX’は、ユーザの頭部63の中央軸XX’と一致する。リング62は、例えばリングと同じ材料から作られた、この例ではシリコーンで作られた可撓性接合要素64によって互いに接続されている。詳細については後述するが、接合要素64は、支持体61上に正確に配置され、支持体61がユーザの頭部63の形状に適合し、支持体を頭部63上に保持できるようにする。
リング62は以下のように分配される:支持体61は、10個の周辺リング62a、4個の第2周辺リング62bおよび4個の中央リング62cを提供する。リングのこの正確な数およびこの正確な配置は、非限定的な例として与えられていることが理解される。リング62の数は、本発明の範囲内に留まりながら、それらの位置も変えることができる。
リング62a、62b、62cに62a1、62a2、62a3、62a4、62a5、62b1、62b2、62b3、62b4、62c1、62c2と番号が付けられている図28を参照して、それらの機能を説明する。この図28は、支持体61の半分のみを表し、ヘッド63の前部に向かって配置された4つの周辺リング62a1、62a2および2つの第2の周辺リング62b1は、前頭葉に到達することを意図していることが理解される。第2の前方周辺リングから延びる6つの周辺リング62a2、62a3、62a4は、側頭葉に到達するように意図されている。患者の耳の上方に配置された4つの中央リング62c1、62c2および4つの第2の周辺リング62b2、62b3は、頭頂葉に到達することを意図している。最後の4つの周辺リング62a4、62a5は、小脳に到達することを目的としている。そして、最後方の周辺リングの上方に位置する2つの第2の周辺リング62b4、および最後方の周辺リング62a5の前の2つの周辺リング62a4は、後頭葉に到達するように意図されている。すべてのリング62は、視床、海馬、扁桃へのより深いアクセスも可能にする。
4つの中央リング62cは、中央接合部64aによって互いに接続されている。第2の周辺リング62bは、第2の周辺接続部64bによって中央リング62cに接続されている。一部の第2の周辺リング62bもまた、第2の周辺接合部64bによって互いに接続される。周辺リング62aはそれぞれ、周辺接合部64aによって第2周辺リング62bに接続される。一方、周辺リング62aは、接合部によって互いに接続されていない。接合部64a、64b、64cの1つは、そこに患者の識別ラベルを固定することを可能にする平坦な領域を含むことを提供することが可能である。
周辺リング62a間の接続がないことにより、支持部61は、多少開くことによって患者の頭の形状に適応することができる。本発明の範囲内に留まり、この適応機能を付与しながら、いくつかの周辺リング62aを互いに接続することができる。一方、すべての周辺リング62aが互いに接続されている場合、支持体61は、異なる形状のヘッドに適合できない。
第2の周辺リング62bに関しては、支持体が頭部の所定の位置に留まり、モジュールをリングの所定の位置に維持するのに十分な強度を有するように、いくつかが互いに接続される。一部の第2の周辺リング62bが一緒に接続されていないという事実はまた、支持体61を任意の頭部形状に適合させる機能を維持することを可能にする。
第2の周辺接合部64bおよび周辺接合部64aの存在または不在および位置は、患者の頭部上の位置にモジュールが保持されることを可能にするために必要な支持体61の剛性と、任意の頭部形状への支持体61の適合性との間の妥協において当業者によって理解される。これらの接合部の有無は、特に、支持体61上に存在するリングの数、またはリング62および接合部64を作製するために使用される材料の剛性によってさえ変化し得る。
いずれにせよ、周辺リング62aの少なくとも一部が互いに接続されていないこと、好ましくはすべての周辺リング62aが一緒に接続されていないことが不可欠である。反対に、中央リング62cが接合部64aによって互いに接続されることも、支持の剛性にとって重要である。中央リング62cの一体的接続は、使用される中央リング62cの数に依存する。
例えば、支持体61は、シリコーン成形によって一体に作製することができる。
図33を参照すると、頭部上の支持体61の保持をさらに改善し、リング62を治療される脳の領域に向けて正確に配置するために、制御されたクランプストラップ65が設けられている。このストラップ65は、各周辺リング62aの下部周辺エッジに配置された管状要素66を介して各周辺リング62aを接続する第1の接続部分65aを含む。
ストラップ65はまた、患者の耳の両側で2つずつ通過する4つの接続要素65cによって第1の接続部分65aに接続された顎ストラップ65bを含む。あるいは、ストラップ65がベルクロ(登録商標)タイプのバンドによって所定の位置に保持されるようにすることができる。
3つのクランプ点67a、67b、67cがあり、そのうち2つのクランプ点67a、67bは、接続要素65cと第1の接続部分65aとの接合部に位置し、第3のクランプ点は、顎ストラップ65bおよび2つの接続要素65c相互間の接合部に位置する。
リング62内のモジュール(後で説明する)の強度をさらに改善するために、図32を参照して、リング62の内面のレベルに溝68の存在を提供することができる。この溝68は、関連するモジュールの外面に配置された円形リブと一致するように意図されている。溝68の存在は、モジュールの強度を改善することを可能にするだけでなく、放射線が脳の標的領域に向けて正確に向けられるように、モジュールのより正確な位置決めも提供する。
本発明の光ガイドを含むモジュール、例えば、第3の変形例のモジュール41のリング62への組み立ては、リング62の内側へのモジュール41の同軸挿入によって行われる。モジュール41は、この目的のために、概して円筒形の形状を有しており、リング62におけるその同軸保持を確実にすることを可能にする。この同軸構成は、専用リングの軸におけるモジュール41の位置決めおよび固定保持を確実にすることができるため、重要である。
上述のように、リング62に内側溝68が設けられると、モジュール41の外面は、溝68に収容された対応する円形リブを有し、リング62の軸におけるモジュール41の固定された正確な位置決めを確実にする。
したがって、照射モジュール41上の光ガイド1、1a、30の存在、および支持体61による照射モジュール41の保持は、神経学的治療の有効性を増加することによって脳の標的領域を正確かつ効果的に照射することを可能にする。
モジュール支持体はまた、例えば、光ガイドが差し込まれる、患者の頭部に配置されることが意図されるキャップ(または可撓性膜)の形態をとることもできる。また、それは、光ガイドを収容するためにオリフィスが提供されるキャップであり得る。
本発明の光ガイドはまた、身体の他の部分、例えば腹部への照射と独立してまたは同時に脳への照射に適用される。
あるいは、図5aを参照すると、拡散ロッド2は、2つの要素、すなわち、下端6’から反対端7’に光を伝導することを可能にする少なくとも1つの光ファイバFOが収容される導管Cからなる。光ファイバFOは、導管FOの内部で長手方向に延在する。導管Cは、第1の下端6’から反対側の拡散端7’まで長手方向に延在し、照射される表面に取り付けられることが意図されている。導管Cは、図5のロッド2と同じ形状を有する。つまり、下側部分9’は直径D1を有し、上側部分10’は直径D2を有し、D2<D1である。この実施形態による拡散ロッド2’は、拡散ロッド2と同じ方法でベース3に配置することができる。
同様に、図10の拡散ロッド2aの形状は、少なくとも1本の光ファイバを配置できる導管の形状にすることができ、導管は、拡散ロッド2aと同じ方法で図9のベース3aに配置することができる。
また、2ピースの拡散ロッドを考慮して、ロッド2、2aが配置される導管を提供することができる。
導管は、有利には、プラスチック材料でできており、光ファイバによる光の拡散を促進するために、好ましくは、内部が反射材料で覆われている。
拡散ロッドが2つの要素から構成される場合は、上端にレンズ等を設ける必要はない。
ワンピースの拡散ロッド2、2aのように、導管を備えた2ピースの変形例は、光ガイドが環状ケーシング4、4a、42に取り付けられており、光ファイバがレーザーまたは赤外線光源に接続されている経皮照射モジュールの構成要素にすることができる。少なくとも1本の光ファイバの場合に関して、光源は、光ファイバによって互いに接続される1つまたはいくつかの光源、たとえばレーザー光源で構成することができる。
補足的に、上記のすべての変形例では、ロッドの下端はいくつかの形、すなわち、円形、三角形、正方形などを取ることができる。さらに、ここで、代替的または補足的に、プリズムをレンズの前に配置して、光の拡散を改善することができる。

Claims (21)

  1. 表面を介して光放射を拡散するための光ガイドであって、少なくとも1本の拡散ロッド(2、2a、35a、35b、35c)を含むか保持できる基部(3、31)を備え、前記拡散ロッドの下部の拡散端(7、7a、38a、38b、38c)は、前記基部(3)から突出し、且つ前記表面またはその近くに適用されるように意図されており、前記拡散ロッドの上部の収集端(6、6a、37a、37b、37c)は、電力供給された光源(36a、36b、36c)に対向して前記光源の近くに配置されるように意図されており、前記拡散ロッド(2、2a、35a、35b、35c)は、前記収集端(6、6a、37a、37b、37c)から前記拡散端(7、7a、38a、38b、38c)まで光を透過できる材料を含むことを特徴とする光ガイド。
  2. 前記拡散ロッドは一体物であり、前記収集端(6、6a、37a、37b、37c)から前記拡散端(7、7a、38a、38b、38c)まで光を透過できる材料でできていることを特徴とする、請求項1に記載の光ガイド。
  3. 前記拡散ロッド(35a、35b)の前記収集端(37a、37b)は、収束レンズを含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の光ガイド。
  4. 前記下部の拡散端(38a、38b、38c)が平面であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光ガイド。
  5. 前記拡散ロッド(35a、35b、35c)は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ガラス、ポリカーボネート、透明コポリエステル(PETG)、または透明度の高いその他の同等の材料でできていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光拡散ガイド。
  6. 前記拡散ロッドは2つの部品で構成されており、且つ少なくとも1本の光ファイバ(FO)が配置された導管(C)から構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の光ガイド。
  7. 前記導管は内部が反射性材料で覆われていることを特徴とする、請求項6に記載の光ガイド。
  8. 前記基部(3、31)は、光を透過できる材料でできていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の光拡散ガイド。
  9. 前記基部(3)は複数の貫通オリフィス(15)を含み、該貫通オリフィスのそれぞれを通して取り外し可能な拡散ロッド(2、2a)が収容されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の光拡散ガイド。
  10. 前記光ガイドは、前記拡散ロッド(35a、35b、35c)を一体化した一体物で作られていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の光ガイド。
  11. 前記拡散端(7、7a、38a、38b、38c)は、収束レンズおよび/またはプリズムを含むことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の光ガイド。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の光ガイド(1、1a;30)を含み、前記光ガイド(30)は、拡散ロッド(2、2a、35a、35b、35c)の収集端(6、6a、37a、37b、37c)に対向して前記収集端の近くに配置された少なくとも1つの電力供給された光源(36a、36b、36c)を含む環状ケーシング(4、4a;42)に取り付けられていることを特徴とする経皮照射モジュール。
  13. 複数の光源(36a、36b、36c)を含み、各々の前記光源(36a、36b、36c)は、前記拡散ロッド(2、2a、35a、35b、35c)の収集端(6、6a、37a、37b、37c)に対向して前記収集端の近くに配置されていることを特徴とする請求項12に記載の経皮照射モジュール。
  14. 前記光源が、赤外線レーザーダイオード若しくは赤色スペクトル放射発光ダイオード(LED)、または赤外線放射発光ダイオード(LED)を含むことを特徴とする、請求項12又は13に記載の経皮照射モジュール。
  15. 少なくとも1つの赤外線レーザーダイオード(36c)、1つの赤色スペクトル放射発光ダイオード(36b)、および1つの赤外線放射発光ダイオード(36a)を含む複数の光源と、複数の拡散ロッド(35a、35b、35c)と、を含み、各々の拡散ロッド(35a、35b、35c)が光源(36a、36b、36c)に関連付けられていることを特徴とする請求項14に記載の経皮照射モジュール。
  16. 前記赤外線レーザーダイオードがパルス型であることを特徴とする、請求項15に記載の経皮照射モジュール。
  17. 前記パルス型レーザーダイオードは、700〜1,200ナノメートルの波長で赤外線を放出し、20〜200ナノ秒のパルス持続時間、1〜10kHz、好ましくは1〜20kHz、通常15kHzのパルス列、0.5〜12ワットのパルス出力を有することを特徴とする、請求項16に記載の経皮照射モジュール。
  18. 前記発光ダイオードおよび前記赤外線レーザーに適用される変調周波数が1〜1,000Hzであることを特徴とする、請求項15〜17のいずれか一項に記載の経皮照射モジュール。
  19. ユーザの頭部への位置決め手段(62、64、65)と、弾性材料および/または可撓性材料でできており、請求項12〜18のいずれか一項に記載の経皮照射モジュールの弾性グリップによる取り付けを確実にすることができる少なくとも1つのリング(62)と、を含むことを特徴とする経皮経頭蓋照射装置。
  20. 接合要素(64)によって一緒に接続された複数のリング(62)を含み、前記リング(62)は、前記装置が前記ユーザの頭部の上の所定の位置にあるとき、前記頭部の正中軸と一致する軸(XX’)の両側に対称的に配置され、前記リング(62)は、少なくともいくつかが接合要素(64)によって互いに接続されていない周辺リング(62a〜62a1、62a2、62a3、62a4、62a5)を含むことを特徴とする、請求項19に記載の経皮経頭蓋照射装置。
  21. ユーザの頭皮を通して光放射を拡散するための、請求項1〜11のいずれか一項に記載の光ガイドの使用。
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