JP2021509750A - アイテムとモーメントとの間の関係を特徴付け、決定するための方法及び装置 - Google Patents

アイテムとモーメントとの間の関係を特徴付け、決定するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

モーメントエンジンが、ワインなどのアイテム、又はイベント、感情的な体験及び/又は活動などのモーメントの間の関係を特徴付け及び/又は決定するように構成される。アイテム又はモーメントに対する特性を使用して、アイテム又はモーメントが2次元グリッドにどのように関連するか定義することができ、例えば、アイテム又はモーメントをX−Yグリッドに表示することを可能にすることができる。アイテム及び/又はモーメント間の関係は、X−Yグリッド上のアイテム/モーメント特徴付けに基づいて決定することができ、例えば、特定のモーメントに対するアイテムの推奨、又は特定のアイテムに対するモーメントの推奨を可能にすることができる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、全体として参照により本明細書に援用される、“Moment Engine”と題された、2018年1月5日に申請された米国仮特許出願第62/614,046号の米国特許法第119条(e)の下での利益を同様に主張する、“Method and Apparatus for Characterizing and Determining Relationships Between Items and Moments”と題された、2018年8月17日に申請された米国特許出願第16/104,428号の優先権を主張する。
発明の背景
本発明は、一般に、例えば、イベント、体験又は活動と関係を有する食物を推奨するために、アイテム及び/又はモーメント(イベント、感情的な体験若しくは活動)を特徴付け、アイテム及び/又はモーメントを空間的にマッピングするためのシステム及び方法に関する。
発明の概要
例えば、推奨されるワイン/食物のペアリングを作るために、味又はにおいの特徴などのワイン特性を他の食物に関係付けるシステムが説明されているが、本発明者らは、休暇中の全般的な気候、又は人が史跡を周遊する間にどのように感情的に感じるかなどの、イベント、感情的な体験又は活動の特徴に対するワイン又は他の食物の特性の相互関係に基づいてワイン又は他の食物を推奨するためのシステムが存在しないことを認識している。例えば、目標を定めた広告を提供することを目的とした、特定の製品又はサービスを特定のイベントに関連付けるいくつかのシステム、製品又はサービス(そのような「ビール」)を(「スポーツイベント」などの)イベントに単純に関係付け「スポーツイベント」に参加する人に「ビール」広告を提供するための行動をとるようなシステムが説明されている。しかしながら、そのようなシステムは、ワインの味特性などの製品の特性を、ビーチ訪問と一般に関連付けられる通常暖かい気温、サンタンローションのにおい及び塩辛い味などの、イベント、感情的な体験又は活動の特徴にマッピングしない。本発明の少なくともいくつかの実施態様によるシステム及び方法は、これを正確に行い、タイヤがパンクするイベント、出産、又はカヌー旅行などの、食物推奨のために通常考慮されないものを含む、さまざまな異なるイベント、感情的な体験又は活動に対して、ユニーク且つ意外なワイン又は他の食物の推奨を提供することができる。したがって、本発明の実施態様によるシステム及び方法は、人の人生における多種多様な「モーメント」に対してユニークな食物推奨を提供することができ、最も意外な時に対してさえも記憶関連付けを作成することができる。
本明細書で使用するとき、「モーメント」は、(休暇、スポーツ試合、誕生日パーティなどの)イベント、(婚約、仕事からの解雇、ゲームで勝つことなどの)感情的な体験及び/又は(ハイキング旅行、ピクニック、映画を見ること、読書、博物館を訪問すること、音楽を聴くこと、ボードゲームをすることなどの)活動である。もちろん、上記の例から分かるように、「モーメント」は、イベント、感情的な体験及び活動のうちの任意の1つ又は複数とすることができる(例えば、主要な陸上競技会で金メダルを勝ち取ることは、3つすべてであり得る)。本発明の実施態様によるシステム及び方法は、「辛い」又は「フルーティ」又は「甘い」のような味特徴、「明るい赤」又は「白」のような外観特徴、「フランス」又は「Napa valley」のような原産地域特徴などの、ワイン又は他の食物の特性を、ビーチ訪問活動に対する「晴れた」、又は葬儀体験への「厳粛」、又はボクシング試合への「エネルギッシュ」のような「モーメント」の特徴にマッピングすることができる。そのようなマッピングにより、「モーメント」に対する特定のワイン又はワインのセット(又は他の食物)の相互関係又は他の関係を可能にすることができるため、推奨食物によって補完又は拡張された、ユニークで、適切で、楽しく、及び/又は記憶に残る体験を人に提供することができる。マッピングにより、同様に、人が、その人の現在のコレクションの中のワインなどの、その人がすでに持っている食物にどの「モーメント」が最もよく適しているか決定できるようにすることができる。
ワインなどの食品に関係するいくつかの実施例について説明しているが、本発明の実施態様は、任意の物理的なもので使用することができる。すなわち、本明細書に説明したさまざまな特徴と、物理的なものと1つ又は複数のモーメント(又は他の物理的なもの)との間に識別された関係とを使用して、食品だけではなく、任意の物理的なものを特徴付け、マッピングすることができる。一例として、花束は、発明の技術を使用して特徴付け、それから、1つ若しくは複数のモーメント及び/又は1つ若しくは複数の他の物理的なものとの関係を決定するためにマッピングすることができる。したがって、本発明の実施態様は、ワイン及び他の食品とモーメントとの間の関係を決定することに限定されない。
本発明の実施態様によれば、1つ又は複数の食物(又は他のアイテム)は、味特性(甘い、酸っぱい、塩辛い、熱い、冷たい、フルーティ、渋い、苦い、薄味など)、外観特性(色、不透明度、粘度など)、原産地域特性(食物が作られたか、又は別な方法で生まれた国又は地域、原産地域の気候など)、価格、この食物とよく合う他の食物などの、1つ又は複数のアイテム特性と関連付けることができる。そのような関連付けは、直接的又は1対1とすることができ、例えば、色が赤く味がフルーティなワインは、他のアイテム特性ではなく、アイテム特性「赤」及び「フルーティ」のみと関連付けることができる。又は、そのような関連付けは、例えば、食物が複数のアイテム特性のそれぞれとどれほど密接に関連付けられているかを示す係数を使用して、重み付けされてもよい。例えば、色が赤く味がフルーティなワインは、アイテム特性「赤」及び「フルーティ」に対する「1」の重み付け値、食物特性「白」に対する「0」の重み付け値を有し得るが、ワインはやや甘いが他のワインほど甘くない場合があるので、食物特性「甘い」に対する0.5の重み付け値を有し得る。(この例で、1の重み付け値は強い相互関係を示すのに対して、0は弱い相互関係を示し、0〜1の間の値は相対的な相互関係スケールを提供する。もちろん、他の番号付け構成又はスケールを使用してもよい)。
同じく、1つ又は複数のモーメントは、感情の状態(興奮した、退屈した、意気消沈した、浮き浮きした、幸福な、など)、典型的な天気又は気候(雨降りの、陰鬱な、晴れた、暖かい、暑い、凍結した、など)、(例えば、辛い、脂っこい、塩辛いなどの、モーメントと関連付けられた食物の)文化的な味、場所(屋外、屋内、南半球、山、湖畔、特定の国など)、(年間通算日、時刻などの)時/日付、(アカデミック、知的、快適、友好的などの)モーメントと関連付けられた概念、及び他の特徴などのモーメント特性と関係付けることができる。アイテム特性と同じように、モーメントとモーメント特性との間の相互関係は、直接的/1対1であってもよく、又は何らかの方法で重み付けされてもよい。例えば、一部は屋外であるものの、多くの誕生日パーティは屋内で起こるので、「誕生日パーティ」モーメントは、「0.2」の重み付け値又は重み付けを使用してモーメント特徴「屋外」と関係付け、「0.8」の重み付け値を使用してモーメント特徴「屋内」と関係付けることができる。同様に、重み付け値は、他の相互関係情報に基づいて調節することができ、例えば、「誕生日パーティ」とモーメント特徴「屋内」との間の重み付け値は、「誕生日パーティ」が1日のうち夕方の時間とより強く関係付けられている場合、増加させることができる(夜に行われる誕生日パーティは屋内である可能性がより高い場合があるため)。
アイテムとアイテム特性との間、及びモーメントとモーメント特性との間の相互関係を使用して、マッピングエンジンは、1つ又は複数のアイテムと1つ又は複数のモーメントとの間の関係を決定することができる。マッピングエンジンは、異なる方法でアイテムとモーメントとの間の関係を決定してもよく、いくつかの実施形態で、モーメントと強い関係を有するアイテムを識別するために、アイテムと関連付けられたアイテム特性と、モーメントと関連付けられたモーメント特性との一致を識別することができる。例えば、ワインがアイテム特性「フルーティ」と関連付けられ、「リンゴ狩り」などのモーメントがモーメント特徴「フルーティ」と関連付けられている場合、マッピングエンジンは、ワインがモーメントと強い関係を有すると決定して、活動「リンゴ狩り」に対してそのワインを勧めることができる。しかしながら、マッピングエンジンは、アイテムとモーメントとの間の関係を決定するために他の方法で動作する場合があり、アイテムがモーメントに付随することを示唆するためにアイテムとモーメントとの間に十分な関係が存在すると決定することが何らかの方法である前に、アイテム特性/モーメント特徴相互関係の特定の閾値を必要とする場合がある。例えば、食物特性「フルーティ」とモーメント特徴「フルーティ」の単純な一致は、「リンゴ狩り」活動に対して特定のワインを勧めるのに十分ではない場合がある。その代わりに、モーメント特徴に対する食物特性の2つ以上の一致又は相互関係が必要とされる場合があり、例えば、ワインは、マッピングエンジンからの推奨を保証するために、「リンゴ狩り」モーメントと十分な関係を有するようにアイテム特性「フルーティ」及び「酸っぱい」と関連付けられなければならない場合がある。(この場合、「リンゴ狩り」は、モーメント特性「フルーティ」及び「酸っぱい」と同様に関係付けられることになり、ワイン及び「リンゴ狩り」が関係付けられる特性の比較が関係を引き出すことになる。)
マッピングエンジンは、アイテム特性とモーメント特性との間の相互関係を識別してアイテム/モーメント関係を識別するために、より複雑な分析を使うことができる。例えば、テキストベースでアイテム特性とモーメント特性との間の一致を識別するよりむしろ、マッピングエンジンは、(辞書定義、同義語リスト、自然言語評価ツールなどを使用して)アイテム特性及びモーメント特徴の用語の意味を評価して、それらの用語が類似の意味を有するか、又は別の方法で何らかの形で関連付けられる場合に、食物特性及びモーメント特徴の用語間の相互関係を決定することができる。例えば、食物は、食物特性「熱い」又は「熱」と関係付けることができ、モーメントは、モーメント特徴「晴れた」と関係付けることができる。マッピングエンジンは、用語「熱い」と「晴れた」が少なくともある程度強く関係付けられると決定することができ、したがって、食物及びモーメントに対する他のアイテム特性とモーメント特性との間の相互関係と同様に、その相互関係に基づいて対応する食物とモーメントとの間の関係を評価することができる。一例として、上記の食物は、同様に、食物特性「塩辛い」と関係付けることができ、モーメントは、モーメント特徴「ビーチ」と関係付けることができる。マッピングエンジンは、(例えば、ビーチは塩水と関連付けられることが多いので)用語「塩辛い」と「ビーチ」との間の強い相互関係を決定することができ、上記の「熱い」及び「晴れた」の相互関係と組み合わせて、マッピングエンジンは、モーメントを体験しながら消費するためか、又は後にモーメントを思い出しながら消費するためかにかかわらず、食物を推奨するために食物とモーメントとの間に十分な関係が存在すると決定することができる。もちろん、食物特性及びモーメント特徴の用語の類似性は、マッピングエンジンが関係を決定する唯一の基礎である必要はない。例えば、多くの人々は、塩辛い風味及び甘い風味が混合する食物の組み合わせを楽しむ。したがって、モーメント特徴「甘い」と関係付けられる(キャンディ製造設備を周遊するなどの)モーメントは、食物特性「塩辛い」と関係付けられる食物と強い関係を有すると決定され得る。
上に指摘したように、アイテム特性とモーメント特性との間の相互関係は、単純なマッチング又は(類似の意味を持つ、又は何らかの形で互いに補完する意味を持つ用語を識別する)テキスト分析に基づいてマッピングエンジンによって決定され得るが、相互関係は他の方法で決定されてもよい。例えば、モーメントに対する食物推奨をするために(又は逆に、人がすでに持っている食物に適したモーメントを識別するために)マッピングエンジンを使うシステムのユーザ及び/又は開発者は、アイテム特性をモーメント特性と関係付けるために使用される情報を提供することができる。単に1つの例として、開発者が、食物特性「苦い」及びモーメント特徴「甘い」に0.6の相互関係値を、並びに食物特性「渋い」及びモーメント特徴「山」に0.7の相互関係値を任意に割り当てることができる。アイテム特性とモーメント特性との間の他の任意の相互関係が同様に提供され得る。そのような相互関係は、特定のモーメントに対する予想外に効果的な食物の推奨、又は特定の食物に対するモーメントの推奨を提供することができる。マッピングエンジンは、訓練のために所定の関係強度を有する特定の食物及びモーメントを提供され得る、ニューラルネットワーク又は他の学習型若しくは訓練可能なシステムを使ってもよいことに同様に留意されたい。これらの所定の関係強度をマッピングエンジンが使用して、アイテム特性とモーメント特性との間の適当な相関係数を決定することができるため、マッピングエンジンは、アイテム/モーメント組み合わせに対して所望の関係結果を提供するように訓練され又は学習する。例えば、それらの食物及びモーメントに対する関係付けられたアイテム特性及びモーメント特性とともにデータベースに記憶された食物及びモーメントのセットを用いて、マッピングエンジンは、学習又は訓練によってアイテム特性とモーメント特性との間の相互関係を決定することができるため、マッピングエンジンがモーメントを提供されてそのモーメントに強い関係を持つ食物を示すように依頼された場合、マッピングエンジンは、訓練されたシステムを使用して、モーメントと強い関係を有するように訓練段階において予め決定された食物を決定することができる。(マッピングエンジンは、同様に、訓練プロセス中に、食物とアイテム特性との間、及びモーメントとモーメント特性との間の相互関係値を調節してもよいことに留意されたい。)そのうえ、マッピングエンジンは、例えば、訓練のためにシステムに当初提供された食物とモーメントとの間の関係情報が何らかの方法で調節されるべきであることを示唆する、後に提供されるユーザ情報に基づいて、その学習又は訓練で改良することができる。一例として、システム開発者は、当初、ワイン1がワイン2よりもモーメントAとより強い関係を有するようにシステムを訓練することができる。しかしながら、ユーザが、ワイン2が実際にワイン1よりもモーメントAによく適していることを示してもよく、マッピングエンジンが後の動作でワイン1とモーメントAとの間よりもワイン2とモーメントAとの間により強い関係を返すことになるように、マッピングエンジンを(例えば、アイテム特性及びモーメント特性の相互関係値を調節することによって)動作中に調節することができる。
本発明の実施態様によるシステムは、1つ又は複数のコンピュータ上に実装することができ、ユーザ定義モーメントに対するアイテム推奨を提供するように、及び/又はユーザ定義アイテムに対するモーメント推奨を提供するように構成することができる。1つの実施形態で、システムのユーザは、例えば、ユーザのスマートフォン又は他のコンピュータ上に実装された、ユーザインタフェースと対話することができる。ユーザは、アイテム(又はモーメント)を識別し、推奨モーメント(又はアイテム)をリクエストすることができる。マッピングエンジンは、記憶されたアイテム/アイテム特性情報及びモーメント/モーメント特徴情報を使用し、ユーザのコンピュータ又はネットワークによって接続されたリモートコンピュータ上で動作して、ユーザ供給アイテム情報を受け取り、上述の1つ又は複数のプロセスを使用して推奨を決定することができる。マッピングエンジンは、ユーザからの追加情報をリクエストし受け取ることができ、例えば、ユーザは、特定の食物を識別することができ、マッピングエンジンは、4時間、又は2週間又は1年以内などの、ある将来の時間枠内に起こる推奨モーメントをユーザが受け取りたいかどうか尋ねることができる。マッピングエンジンは、この追加情報を使用して、ユーザによって識別された食物に対して適当なモーメントを識別するのに役立つことができる。ユーザは、同様に、ユーザインタフェースと対話して、例えば、ユーザ定義モーメントに対する推奨食物の適合性に関してのフィードバックを提供することによって、マッピングエンジンを訓練するのに役立つことができる。マッピングエンジンは、この情報を使用して、システムの動作を調節することができる。
いくつかの実施形態で、アイテム及び/又はモーメントは、1つ又は複数の特性の相互関係値に基づいて2次元グリッド上にマッピングすることができる。この種のマッピングにより、(本明細書でX−Yグリッドと呼ばれる)2次元グリッド上の1つ又は複数のアイテムの表示を可能にすることができ、したがって、アイテムが空間コンテキスト内でどこにあるかをユーザが視覚化することが可能になる。これは、アイテムの特性の視覚的感覚をユーザに与えるために有用であり得る。一例として、1つ又は複数のワインは、アルコールレベル、ワインが処理を受けたかどうか(例えば、ワインがオークで熟成されたかどうか)、ヴィンテージ又は瓶詰めされた年、ワインを作るためにブドウが栽培された気候などの、ワインの1つ又は複数の特性の相互関係値に基づいてX−Yグリッド上にマッピングすることができる。これにより、ユーザが、ワイン又はワインのセットがX−Yグリッド上のどこに位置するかを視覚化することを可能にし、ユーザが、ワインが特定の目的に適し得るかどうか識別することを可能にすることができる。一例として、ユーザは通常、X−Yグリッドの右上部の象限にあるワインを楽しむことを知ることができる。したがって、ユーザのよく知らないワインがX−Yグリッドの右上部の象限にマッピングされる場合、ユーザは、この未知のワインが同様に楽しまれることになるといういくらかの自信を持つことができる。ユーザの貯蔵室内のワインなどの複数のワインのX−Yグリッド表示は、ユーザが、重要な保有物がX−Yグリッド上のどこに位置しているか、及びX−Yグリッドのある特定のエリアのワインを補う必要があり得るかどうかを識別するのに役立つことができる。
いくつかの実施形態で、X−Yグリッド上の1本のワインなどのアイテムに対する指標は、アイテムに対するX及びY相互関係値を示すのに役立つ色又は他の視覚的指標を含み得る。例えば、白ワインに対するX−Yグリッド表示は、X相互関係値が青色と関連付けられ、Y相互関係値が緑色と関連付けられるように構成することができる。より高い相互関係値は、より低い相互関係値よりも暗い色合いと関連付けることができ、例えば、相対的により低いX相互関係値は、明るい青とすることができ、より高いX相互関係値は、より暗い青色とすることができる。例えば、明るい緑から暗い緑まで、類似物をY相互関係値に対して使用することができる。したがって、白ワインがX−Yグリッドの右上部の象限の範囲に入る場合、ワインに対する指標は、暗い青及び緑の組み合わせとすることができるが、ワインが左下部の象限に入る場合、指標は、明るい青及び緑の組み合わせとすることができる。X及びY軸に対する表示のこの勾配は、ユーザがワイン又は他のアイテムの特性をより容易に識別するのに役立つことができる。
ワイン及び他のアイテムと同じように、モーメントを同様にX−Yグリッド上にマッピングすることができる。このマッピングは、ワイン又は他のアイテムと同じように類似の方法でなされ得るが、モーメントをマッピングするために使用される特性は、異なっていてもよく、又はそれらは同じであってもよく、又は同じ若しくは類似の特性の少なくとも一部を有してもよい。例えば、ワインは、ヴィンテージ、アルコールレベル及び気候の特性に基づいてマッピングされ得るのに対して、モーメントは、同じX−Yグリッド上に、しかし(少なくとも部分的に)異なる特性を使用してマッピングされ得る。一例として、ビーチへの旅行モーメントは、塩辛い、暑い、乾燥した、ココナッツ、打ち寄せる波の音などの特性に基づいてマッピングすることができる。特定のワイン及びモーメントは、異なる特性を使用してマッピングされ得るが、それらは、両者間の関係を示し得る、X−Yグリッド上の同じ場所に最終的にマッピングされる場合がある。この関係は、2つのペアリング、例えば、ワイン及びビーチへの旅行が一緒に楽しまれるべきであるというペアリング推奨を提案するのに適し得る。マッピングシステムは、特定のワイン及びモーメントが互いに適しているという情報を提供することができるだけでなく、ユーザが特定のモーメント(又はワイン)に対するペアリングをリクエストすることに応答して特定のワイン(又はモーメント)を推奨することもできることに留意されたい。
本発明の1つの実施態様で、X−Yグリッド上にアイテム又はモーメントをマッピングするためのシステムは、複数アイテム又はモーメントのそれぞれに対する特性のセットにおける各特性のX及びY相互関係値を生成し記憶するように構成された特性モジュールを含み、ここで各モーメントは、イベント、感情的な体験及び/又は活動である。マッピングエンジンは、アイテム又はモーメントに対する特性のセットにおける各特性のX及びY相互関係値に基づいて、複数のアイテム又はモーメントのそれぞれに対する複合X及びY値を決定するように構成することができ、ユーザインタフェースは、アイテム又はモーメントの少なくとも一部に対する複合X及びY値を示すX−Yグリッド上の情報を表示するか、又は少なくとも2つのアイテム又はモーメントに対する複合X及びY値に基づいて少なくとも2つのアイテム又はモーメント間の関係に関しての情報を提供するように、構成することができる。システムは、少なくとも部分的に、コンピュータ又は他のデータ処理システム上に実装することができる。
1つの実施形態で、特性モジュールは、各特性のX及びY相互関係値ごとに重み付け値を生成し記憶するように構成され、マッピングエンジンは、X及びY相互関係値、並びにX及びY相互関係値ごとの重み付け値に基づいて、複数のアイテム又はモーメントのそれぞれに対する複合X及びY値を決定するように構成される。ユーザインタフェースは、アイテム又はモーメントの少なくとも一部に対する複合X及びY値を示すX−Yグリッド上の情報を表示することができる。例えば、ユーザインタフェースは、少なくとも2つのアイテム又はモーメントに対する複合X及びY値に基づいて、少なくとも2つのアイテム又はモーメント間の関係に関しての情報を提供することができる。
1つの実施形態で、特性モジュールは、複数のワインに対する特性のセットにおける各特性のX及びY相互関係値を生成し記憶するように構成される。例えば、特性のセットは、気候、ヴィンテージ処理、新世界対旧世界、品種及びアルコールレベルのワインの特徴、又は別な方法でワインと関連付けられた特徴を含み得る。1つの実施形態で、ワインに対するアルコールレベルの特性のX相互関係値はゼロに等しく、ワインに対する気候、ヴィンテージ処理、新世界対旧世界及び品種の特性のY相互関係値はゼロに等しい。したがって、アルコールレベル特性は、Y軸上の情報によって表すことができ、他の特性情報は、X軸上で組み合わせて表すことができる。特性モジュールは、ワインに対する各特性のX及びY相互関係値ごとに重み付け値を生成し記憶するように構成することができ、マッピングエンジンは、X及びY相互関係値並びにX及びY相互関係値ごとの重み付け値に基づいて、複数のワインのそれぞれに対する複合X及びY値を決定するように構成することができる。ユーザインタフェースは、複数のワインのそれぞれに対する複合X及びY値に対応する、X−Yグリッド上の複数のワインのそれぞれに対する指標を表示するように構成することができる。
別の実施形態で、特性モジュールは、例えば、複数のワインに対する特性のX及びY相互関係値とともに、複数のモーメントに対する特性のセットにおける各特性のX及びY相互関係値を生成し記憶するように構成される。複数のワインのそれぞれに対する特性のセットは、複数のモーメントのそれぞれに対する特性のセットと異なる場合がある。ユーザインタフェースは、例えば、複合X及びY値の比較に基づいて、ワイン及びモーメントに対する複合X及びY値に基づいて、ワインとモーメントとの間の関係に関しての情報を提供するように構成することができる。場合によっては、ユーザインタフェースは、ワイン及びモーメントに対する複合X及びY値に基づいてワイン及びモーメントのペアリングを推奨するように構成される。例えば、ユーザインタフェースは、ワイン及びモーメントに対する複合X及びY値間の差分が閾値未満の場合、ペアリングを推奨するように構成することができる。いくつかの実施形態で、ユーザインタフェースは、ワインを識別するユーザからの情報と、ワインに対する推奨ペアリングのリクエストとを受け取るように構成され、ユーザインタフェースは、ワインに対する複合X及びY値とモーメントに対する複合X及びY値との比較に基づいて推奨ペアリングのためのモーメントを識別することができ、比較に基づくワインに対する推奨ペアリングとしてモーメントを示すことができる。代替として、又は追加として、ユーザインタフェースは、モーメントを識別するユーザからの情報と、モーメントに対する推奨ペアリングのリクエストとを受け取ることができ、モーメントに対する複合X及びY値とワインに対する複合X及びY値との比較に基づいて推奨ペアリングのためのワインを識別することができ、比較に基づくモーメントに対する推奨ペアリングとしてワインを示すことができる。
いくつかの実施形態で、ユーザインタフェースは、アイテム又はモーメントの少なくとも一部に対する複合X及びY値を示すX−Yグリッド上の情報を表示するように構成され、グリッドのX及びY軸のそれぞれは、第1及び第2の色勾配にそれぞれ対応し、アイテム又はモーメントに対する複合X及びY値を示す情報は、第1及び第2の色勾配の組み合わせを含む。例えば、第1及び第2の色勾配は、複合X及びY値の値が増加するにつれて、より明るい色合いからより暗い色合いへ、それぞれ変化することができる。したがって、ユーザインタフェースは、色勾配スキームを使って複数のワインに対する複合X及びY値を示すX−Yグリッド上の情報を表示することができる。
本発明の別の実施態様で、X−Yグリッド上にアイテム又はモーメントをマッピングするためのコンピュータ実装された方法は、複数のアイテム又はモーメントのそれぞれに対する特性のセットにおける各特性のX及びY相互関係地を生成することであって、ここで各モーメントは、イベント、感情的な体験及び/又は活動であることと、アイテム又はモーメントに対する特性のセットにおける各特性のX及びY相互関係値に基づいて、複数のアイテム又はモーメントのそれぞれに対する複合X及びY値を決定することと、アイテム若しくはモーメントの少なくとも一部に対する複合X及びY値を示すX−Yグリッド上の情報を表示すること、又は少なくとも2つのアイテム若しくはモーメントに対する複合X及びY値に基づいて少なくとも2つのアイテム若しくはモーメント間の関係に関しての情報を提供することを含む。複数のワインのそれぞれに対する特性のセットは、複数のモーメントのそれぞれに対する特性のセットと異なる場合がある。いくつかの実施形態で、X及びY相互関係値を生成するステップは、各特性のX及びY相互関係値ごとに重み付け値を生成することを含み、複合X及びY値を決定するステップは、X及びY相互関係値、並びにX及びY相互関係値ごとの重み付け値に基づいて、複数のアイテム又はモーメントのそれぞれに対する複合X及びY値を決定することを含む。複合X及びY値を決定するステップは、アイテム又はモーメントごとに、各X及びY相互関係値に対応する重み付け値を乗算して重み付きX及びY相互関係値を決定することと、重み付きX及びY相互関係値を加算して複合X及びY値を決定することとを含み得る。
情報が表示される場合に、X−Yグリッド上の情報を表示するステップは、アイテム又はモーメントの少なくとも一部に対する複合X及びY値を示すX−Yグリッド上の情報を表示することを含む。関係情報が提供される場合に、関係に関しての情報を提供するステップは、類似の複合X及びY値を有する少なくとも2つのアイテム又はモーメント間の関係に関しての情報を提供することを含む。
1つの実施形態で、X及びY相互関係値を生成するステップは、複数のワインに対する特性のセットにおける各特性のX及びY相互関係値を生成することを含む。例えば、特性のセットは、気候、ヴィンテージ処理、新世界対旧世界、品種及びアルコールレベルを含み得る。場合によっては、ワインに対するアルコールレベルの特性のX相互関係値はゼロに等しく、ワインに対する気候、ヴィンテージ処理、新世界対旧世界及び品種の特性のY相互関係値はゼロに等しい。
いくつかの実施形態で、X及びY相互関係値を生成するステップは、ワインに対する各特性のX及びY相互関係値ごとに重み付け値を生成することを含み、複数のワインのそれぞれに対する複合X及びY値を決定するステップは、X及びY相互関係値、並びにX及びY相互関係値ごとの重み付け値に基づいて、複合X及びY値を決定することを含む。複数のワインのそれぞれに対する複合X及びY値に対応するX−Yグリッド上の複数のワインのそれぞれに対する指標を表示することができる。同じく、X及びY相互関係値を生成するステップは、複数のモーメントに対する特性のセットにおける各特性のX及びY相互関係値を生成することを含んでもよく、重み付け値を使用してもよい。ワインとモーメントとの間の関係に関しての情報は、ワイン及びモーメントに対する複合X及びY値の比較に基づいて提供することができる。場合によっては、関係に関しての情報を提供するステップは、ワイン及びモーメントに対する複合X及びY値に基づいてワイン及びモーメントのペアリングを推奨することを含む。例えば、ワイン及びモーメントに対する複合X及びY値間の差分が閾値未満の場合、ペアリングを推奨することができる。
いくつかの実施形態で、情報は、ワイン及びワインに対する推奨ペアリングのリクエストを識別するユーザから受け取ることができ、関係に関しての情報を提供するステップは、ワインに対する複合X及びY値とモーメントに対する複合X及びY値との比較に基づいて推奨ペアリングのためのモーメントを識別することを含み得る。同じく、情報は、モーメント及びモーメントに対する推奨ペアリングのリクエストを識別するユーザから受け取ることができ、関係に関しての情報を提供するステップは、モーメントに対する複合X及びY値とワインに対する複合X及びY値との比較に基づいて推奨ペアリングのためのワインを識別することを含み得る。
情報は、アイテム又はモーメントの少なくとも一部に対する、例えばワインに対する、複合X及びY値を示すX−Yグリッド上に表示することができ、グリッドのX及びY軸のそれぞれは、第1及び第2の色勾配にそれぞれ対応し、アイテム又はモーメントに対する複合X及びY値を示す情報は、第1及び第2の色勾配の組み合わせを含む。例えば、第1及び第2の色勾配は、複合X及びY値の値が増加するにつれて、より明るい色合いからより暗い色合いへ、それぞれ変化する。
デバイスのさまざまな代表的な実施形態が以下にさらに描写され説明される。
図面の簡単な説明
本発明の実施態様は、さまざまな実施形態、及び図を参照して説明される。
複数のアイテム、アイテム特性、モーメント及びモーメント特性、並びに食物とモーメントとの間の関係を決定するためのマッピングエンジンを描写する概略図を示す。 4つのワインがそれらのそれぞれの複合X及びY値に従って表示されたX−Yグリッドを示す。 複数のワインを示し、色勾配を使って各ワインに対する複合X及びY値を示す、X−Yグリッドを示す。 特性のセット、特性のX及びY相互関係値、特性の重み付け値、並びにアイテムに対する複合X及びY値のセットとともにアイテムに対するチャートを示す。 例示的な実施形態でワインを特徴付けるために使用される特性の表を示す。 特性のセット、特性のX及びY相互関係値、特性の重み付け値、並びにモーメントに対する複合X及びY値のセットとともにモーメントに対するチャートを示す。 X−Yグリッド上のモーメントに対する複合X及びY値並びに図2のX−Yグリッドからのワインのマッピングを示し、モーメントとアイテムとの間の関係がどのように決定され得るかを例示する。 関連アイテム特性及びモーメント特性に基づいてアイテムとモーメントとの間の関係を決定するように構成されたコンピュータシステムの概略図を示す。
詳細な説明
本発明の実施態様が例示的な実施形態に関連して以下に説明されるが、本発明の実施態様は、説明される具体的な実施形態から判断して狭く解釈されるべきでないことを理解するべきである。したがって、本発明の実施態様は、本明細書に説明される実施形態に限定されない。本発明のさまざまな実施態様は、単独で及び/又は互いとの任意の適当な組み合わせで使用することができ、したがってさまざまな実施形態は、特徴のいかなる特定の1つ又は複数の組み合わせも必要とすると解釈されるべきでないことを、同様に理解するべきである。その代わりに、説明される実施形態の1つ又は複数の特徴は、他の実施形態の任意の他の適当な特徴と組み合わせることができる。
図1は、複数のアイテム1及びアイテム特性2、複数のモーメント3及びモーメント特性4、並びにアイテム特性及びモーメント特性をマッピングするためのマッピングエンジン5を描写する概略図を示す。以下により詳細に説明されるように、マッピングエンジン5を使用してアイテム1とモーメント3との間の関係を決定するため、例えば、対応するアイテム特性2及びモーメント特性4のマッピングに基づいてモーメント3と最も強い関係を有するアイテム1が識別され得る。例えば、ユーザは、ユーザがモーメント中に、又は後にモーメントを熟考しながらワインを楽しむことができるように、自動車のタイヤがパンクするイベントなどの特定のモーメントと強い関係を有するワインを識別したい場合がある。この例示的な実施形態で、アイテム1はワインであるが、任意の食物又は他のアイテム若しくはサービスをシステムで使用することができる。図1に示されるように、複数のアイテム1が識別され、例えば、複数のワインが、ブドウ園名、ヴィンテージ年、ボトルラベルの画像、食物識別番号などのワインを識別するための対応する情報とともにデータベースに記憶される。一例として、レストラン若しくはワイン販売店で入手可能なワイン又はユーザの貯蔵室内のワインはすべて、レストラン/店舗/貯蔵室内のそれらの場所とともにデータベースに記憶することができる。ワインの味特性、外観特性、原産地域特性、ヴィンテージ、使用されるブドウの種類、アルコールレベル、価格、ワインとうまく合う食物などを含み得る、複数のアイテム特性2がコンピュータデータベースに同様に記憶される。例えば、「赤」、「白」、「ロゼ」、「フルーティ」、「甘い」、「乾燥した」、「酸味」、「苦味」、「高温」、「塩辛い」、「渋い」、及び/又は他の既知の若しくはまだ未定義のワインの特性などの特性2を記憶することができる。この場合ワインである、各アイテム1は、1つ又は複数のアイテム特性2と関係付けるか、又は関連付けることができる。例えば、色が赤く、味がフルーティで、(おそらくアルコール度に起因して)相対的に高い「熱」を有するワイン1は、対応するアイテム特性2と関係付けることができる。場合によっては、ワイン1と食物特性2との間の相互関係は、ワイン1が各食物特性2とどれほど強い(又は弱い)関係があるかを表す相互関係又は重み付け値によって表すことができる。一例として、色が赤いワインは、食物特性「赤」とは「1」の相互関係又は重み付け値を有し得るが、食物特性「白」とは「0」の相互関係又は重み付け値を有し得る。色がバラ色のワインは、アイテム特性「赤」及び「白」とは0.5の相互関係又は重み付け値を有し得るが、食物特性「ロゼ」に対しては1の相互関係又は重み付け値を有し得る。このようにして、各ワイン1は、ワインの特性のセットを定義するようにワインと何らかの形で関係付けられ又は関連付けられた対応するアイテム特性2のセットを有し得る。図1でアイテム1をアイテム特性2と結び付けている線は、そのような相互関係を概略的に例示するように意図される。
同じく、複数のモーメント3は、複数のモーメント特性4とともにコンピュータデータベースに記憶することができる。モーメント3は、さまざまなイベント(スポーツ試合、宗教的及び非宗教的休日など)、感情的な体験(仕事からの解雇、仕事に雇用されること、結婚すること、出産など)及び/又は活動(魚釣り、トランプをすること、クッキーを焼くこと、さまざまなスタイルの音楽のいずれかを聴くこと、又はスクリーンで特定の映画若しくはショーを見ることなど)を含み得る。複数のモーメント特性4は、同様に記憶し、アイテム1及びアイテム特性2のための方法と類似の方法でモーメント3と関係付けるか、又は関連付けることができる。一例として、「Cinco de Mayo」祝日イベントは、他のモーメント特性4と同様に、「メキシカン」及び「辛い」及び「食物」に関係付けることができる。再び、相互関係又は重み付け値を使用してモーメント3をモーメント特性4と関連付けることができ、例えば、「Cinco de Mayo」イベントは、(それはメキシコの祝日なので)モーメント特徴「メキシコ」と1の相互関係又は重み付け値、モーメント特徴「中国」と0の相互関係又は重み付け値を有し得るが、(祝日は、通常フランスと関連付けられないが、フランス軍に対するメキシコの勝利を祝うため)モーメント特徴「フランス」と0.5の相互関係又は重み付け値を有し得る。同じく、「7月4日」イベントは、直接的に1対1で、及び/又は相互関係又は重み付け係数を使用して、「食物」及び「グリル」及び「晴れた」及び「アメリカ合衆国」と対応させることができる。他のモーメント3とモーメント特性4との間の対応は、当業者によって認識されることになる。例えば、「トランプをすること」モーメントは、「人々の小グループ」及び「身体的に活動していない」及び「社会的」及び「面白い」のモーメント特性と関係付けることができる。したがって、各モーメント3に対応したモーメント特性4のセットは、事実上、任意の適当な用語でモーメントの性質を定義することができる。
マッピングエンジン5は、アイテム特性2とモーメント特性4との間の相互関係又は関連付けに基づいて、ワイン1とモーメント3との間の対応又は他の関係を決定することができる。いくつかの実施形態で、ワイン1(又は他の食物)とモーメント4との間の関係を決定することは、比較的単純でアイテム特性2及びモーメント特性4のマッチングに基づくことができる。例えば、上に述べた「Cinco de Mayo」モーメントで、(そのワインはメキシコで作られるので)「メキシカン」及び「辛い」というアイテム特性2と関連付けられているワインは、「メキシカン」及び「辛い」というモーメント特性4と関連付けられている「Cinco de Mayo」イベントと強い関係を有すると決定することができる。しかしながら、マッピングエンジン5は、アイテム1とモーメント4との間の関係を決定するために、一致するアイテム特性2及びモーメント特性4を識別することによって動作する必要がない。他の場合には、マッピングエンジン5は、テキストの意味で互いに一致しないアイテム特性2とモーメント特性4との間の相互関係を定義することができる。例えば、上に指摘したように「7月4日」イベントは、「食物」及び「グリル」及び「晴れた」及び「アメリカ合衆国」という特性と対応させることができる。マッピングエンジン5は、「食物」及び「晴れた」というモーメント特性4と「フルーティ」及び「クリスプ」というアイテム特性2との間の相互関係をそれぞれ定義することができる。明らかに、これらの用語は一致しないが、少なくともある程度、互いに関係を共有するように定義され得る。このマッピングに基づいて、「フルーティ」及び「クリスプ」というアイテム特性2と関連付けられたワインは、7月4日と強い関係を有すると識別することができ、したがって7月4日イベントのために推奨することができる(又は逆も同様である)。当業者は、この種のマッピングが、ユーザ又はシステム開発者がアイテム特性とモーメント特性との間の関係を定義することによって、アイテム特性とモーメント特性との間の関係を定義するユーザ入力を受け取ることによって、(例えば、モーメントのために推奨されたワイン又は他の食物が適当と思われたか、又はそうでなかったかを示す)ユーザフィードバックに基づいてアイテム特性とモーメント特性との間の相互関係を識別するように訓練され得るニューラルネットワーク又は学習型システムを使うことによってなどの、さまざまな異なる方法でなされ得ることを認識することになる。
いくつかの実施形態で、アイテム及び/又はモーメントは、本明細書でX−Yグリッドと呼ばれる、2次元平面又はグリッドに関連してマッピングすることができる。これにより、アイテム及びモーメントがどのように特徴付けられるかの視覚化を可能にすることができるだけでなく、特にアイテム及びモーメントが異なる特性のセットを使用して特徴付けられる場合に、アイテム及び/又はモーメント間の関係を決定及び/又は視覚化することを可能にすることもできる。例えば、ワインがX−Yグリッドの右上部の象限に「位置している」ように、ワインをX−Yグリッド上にマッピングすることができる。異なる特性のセットに基づいても、モーメントを同じ場所にマッピングして、ワインとモーメントとの間の関係を決定することを可能にすることができる。当然のことながら、これにより、アイテム及びモーメントをマッピングするために異なる特性を使用するときでも、多種多様な異なるアイテム及び/又はモーメントを同じX−Yグリッド上にマッピングすることを可能にすることができる。この手法により、同様に、特定種類又はクラスのアイテム又はモーメント、例えば、異なる種類のワインをX−Yグリッドにマッピングすることを可能にすることができるため、ワイン間の相違及び/又は類似性を視覚化し、又は別な方法で評価することができる。
図2は、X−Yグリッド上の複数のワインの例示的なマッピングを示す。第1のワインである、ワイン1は、第2のワインであるワイン2とともに右上部の象限に位置している。第3のワインである、ワイン3は、左上部の象限に位置しており、第4のワインであるワイン4は、Y軸の左にX軸に沿って、すなわち左上部の象限と左下部の象限との間に位置している。図2は、各ワインをX−Yグリッド上にプロットするために使用された、ワイン1〜4のそれぞれに対する複合X及びY相互関係値を同様に示す。複合X及びY相互関係値の表は、X−Yグリッドと同じ一般情報を示すが、X−Yグリッドでの例示の方が、一部のユーザにとっては、ワイン(又は他のアイテム)の相対的な特性を評価しやすい場合があり、例えば、特に表及びX−Yグリッド表示に多数のワインがあるとき、類似のワインのずっと容易な識別を可能にすることができる。図2では、各ワイン指標は単純な「ドット」型指標を含むが、ワイン指標は任意の適当な情報を含み得る。例えば、X−Yグリッド上のワイン指標は、赤ワイン用の赤いドット及び白ワイン用の白いドットなどの、色を含み得る。他の実施例は、ワインの種類(カベルネの場合「C」、ソーヴィニヨン・ブランの場合「SB」など)、ワインのブドウ園又はブランドなどを示すアイコン、ロゴ、名称又はイニシャルを含む。図3に例示される1つの実施形態で、グリッドのX及びY軸のそれぞれは、第1及び第2の色勾配にそれぞれ対応する。例えば、X軸は、対応するX値の増加に伴ってより明るい緑からより暗い緑に変化する色勾配と関連付けることができ、Y軸は、対応するY値の増加に伴ってより明るい青からより暗い青に変化する色勾配と関連付けることができる。もちろん、青及び緑の色は一例に過ぎず、他の色を使用してもよい。図3の構成は、白ワインの表示とともに使用するために効果的であり得るのに対して、異なる色勾配のセット、例えば、X軸用に赤及びY軸用に青を、赤ワインのために使用してもよい。結果として、右上部の象限に表示されるワインは、より暗い色合いの緑及び青を含む表示を有することになるのに対して、左下部の象限に表示されるワインは、より明るい色合いの緑及び青を含むことになる。右下部の象限に表示されるワインは、より暗い色合いの緑及びより明るい色合いの青を含むことになり、左上部の象限に表示されるワインは、より明るい色合いの緑及びより暗い色合いの青を含むことになる。より低いX及び/又はY値でより暗く、より高いX及び/又はY値でより明るい勾配などの、色勾配の他の変形形態を使用してもよい。加えて、色勾配は、X及び/又はY値の増加に伴う色の変化を含んでもよく、例えば、X軸は、X値の増加に伴って明るい黄色からより暗いオレンジ色に変化する色勾配と関連付けることができる。
X−YグリッドのX及びY軸は、ワイン又は他のアイテム若しくはモーメントの特徴付けを提供するために、任意の適当な特性又は特性のセットと関連付けることができる。図3及び図4の実施例で、X軸は、気候、ヴィンテージ、処理、旧世界対新世界、及び品種の特性(以下により詳細に説明される)を含む、複数の特性と関連付けられ、Y軸は、アルコールレベルのみと関連付けられる。本実施例で、X軸は「アーシー」から「フルーティ」値に変化すると言われ、Y軸は「ライト」から「ボールド」に変化すると言われるが、他の記述子を使用することもできる。理解されるべきであるように、特に、特性の組み合わせがワイン又は他のアイテムの/モーメントの特徴に関しての有用な情報を提供する場合、特性の他の組み合わせを使用してもよい。一例として、タンニン特性は、アルコールレベルだけを使用する代わりに、アルコールレベルと組み合わせてY軸と関連付けることができる。
図4は、複合X及びY相互関係値が図2に表示されたワインに対してどのように決定されるかを例示する。複合X及びY相互関係値は、ワイン2について示されているが、他のワインに対する値が同じように決定された。気候、ヴィンテージ、処理、旧世界対新世界、品種及びアルコールレベルの各特性のX及びY相互関係値が示され、本実施形態では、X及びY相互関係値のそれぞれが0〜100まで変化するが、他の値スケールが使われてもよい。同様に、本実施形態では、気候、ヴィンテージ、処理、旧世界対新世界及び品種は、Y軸でなく、X軸に対応し、したがってこれらの特性のY相互関係値は、0に等しい。アルコールレベルはそのX相互関係値が0になるようにY軸のみに対応することを除いて、同じことがアルコールレベルに当てはまる。これらのX及びY相互関係値がどのように決定され得るかについて以下により詳細に論じるが、X及びY相互関係値は、客観的情報、主観的情報、又は両方の情報タイプの組み合わせを使用して決定することができる。複合X及びY相互関係値を決定するために、各特性のX及びY相互関係値は、何らかの方法で組み合わされる。この例示的な実施形態では、X及びY相互関係値のそれぞれに重み付け値を乗算して重み付きX及びY相互関係値を決定し、それから、重み付きX及びY相互関係値を合計して複合X及びY相互関係値を決定する。他の手法を使用して複合X及びY値を決定することができ、それらの手法については以下により詳細に論じる。重み付け値は、一般に、各特性が複合X及びY相互関係値に及ぼすことになる影響を示すが、同様に、異なる特性のために使用される異なる得点スケールの調整をすることができる。例えば、1つの特性が0〜100ではなく0〜50のスケールで採点された場合、その重み付け係数は、X及びY相互関係値を0〜100スケールに効果的に入れるように調節され得る。複合X及びY相互関係値が決定されると、この場合左下コーナーに原点(X=0,Y=0)を有する、すなわち、X軸とY軸が(X=50,Y=50)で交差する、X−Yグリッド上に各ワインをプロットすることができる。任意の適当なスケール又はスケールの組み合わせが使用され得ることは、理解されるであろう。
図5は、特性である気候、ヴィンテージ、処理、旧世界対新世界、品種及びアルコールレベル、並びにこれらの特性をどのように採点又は評価してX及びY相互関係値を提供することができるかを示す表を示す。(図2及び図4の実施形態で、気候、ヴィンテージ、処理、旧世界対新世界及び品種の特性は、Y軸と関連付けられておらず、したがってY重み及びY相互関係値が0であるが、これは他の実装で当てはまる必要がない。X軸と関連付けられておらず、したがってX重み及びX相互関係値が0である、アルコールレベル特性に類似のことが当てはまる。)本実施形態で、「気候」は、気候がどれほど涼しいか、又は暖かいかの尺度であり、より暖かい気候がよりフルーティなワインを作り出す傾向があるという概念に基づいている。ここで、気候特性は、0〜100のスケールで決定され、問題のワインを作るためにブドウが栽培される地域の平均気温Tと最低気温MinTとの差分を最高気温MaxTとMinTとの差分と乗算することによって、図5に示されるように決定される。最高気温及び最低気温MaxT及びMinTは、単純に、アルゴリズムによって使用される最高気温及び最低気温であり、本実施例では、それぞれ18℃及び8℃である。MaxT及びMinTの値は、要望通りに変更することができる。図4の実施例で、ワインのブドウが栽培される地域の平均気温Tは16℃であり、それは80の相互関係値(すなわち、(16−8)*(18−8)=80)を与える。しかしながら、気候のX及びY相互関係値を決定するための他の手法が可能である。例えば、1つの実施形態で、初期気候値は、5が最も暖かい気候を表す0.5値ステップで0〜5のスケールで決定される。初期気候値は、初期気候値を決定するための生育シーズン中のブドウ園の場所の平均気温などの客観的情報、又は、異なるブドウ栽培地域を評価してそれぞれに0〜5の気候スケールで値を割り当てる、経験豊富なブドウ栽培者パネルなどの主観的情報を使用して決定することができる。この代替実施形態で、0〜5の間の初期気候値は、気候値を0〜100のスケールに載せるために20を乗算することができ、気候のX相互関係値として使用することができる。図4の実施例で、ワインの気候に「4」の気候値が割り当てられた場合、気候特性の相互関係値は、80になり、すなわち、4に20を乗算して80のX相互関係値に到達することになる。上に指摘したように、気候の重み値は、他の値スケールを考慮するために調節することができ、例えば、「4」のX相互関係値を気候に対して提供し、6.0の重み値を使用して、0〜100スケールでの使用に適した重み付きX及びY相互関係値を提供することができる。
「ヴィンテージ」の特性は、ワインの熟成の尺度であり、より多くの熟成が「よりアーシーな」風味を作り出す傾向があるという概念に基づいている。本実施形態で、ヴィンテージ特性は、0〜100のスケールで測定され、より熟成されたワインは、より低い初期ヴィンテージ値で評価され、より熟成が少ないワインは、より大きい初期ヴィンテージ値で評価される。図4の本実施形態で、ワインは55のX相互関係値を有する。図5は、ヴィンテージ特性の相互関係値を決定するために本実施形態で使用されるアルゴリズムを示す。アルゴリズムで、CYは現在の年(この場合2018)であり、Vはヴィンテージ又はワインが瓶詰めされた年(この場合2009)であり、MAX関数は、[20−(CY−V)]の値又は0のうちの大きい方を与える。したがって、図4のワインは、55のX相互関係値を有する。本実施形態で、現在の年CYから20年よりも古いヴィンテージは、0の同じ最小値を割り当てられるが、これは任意の望ましい方法で調節され得る。本実施形態で、MAX関数によって返されるヴィンテージ得点は、20の最大値を有し、したがって得点を0〜100スケールに載せるために5を乗算される。しかしながら、生まれて20年よりも古いワインに対して異なる値を与えるように得点ルールが調節された場合、ヴィンテージ相互関係値を0〜100のスケールに載せるために、MAX関数によって返されるヴィンテージ得点に異なる数を乗算することができる。例えば、最大で生まれて40年のワインに対して異なるヴィンテージ相互関係値を提供するように得点ルールが修正された場合、得点ルールは、2.5*MAX[40−(CY−V),0]に修正することができる。もちろん、非線形得点スケールの使用を含む、他の構成が可能である。)
「処理」の特性は、オーク樽での熟成などの、「よりアーシーな」品質を提供する何らかの方法でワインが処理されたかどうかの尺度である。本実施形態で、処理特性は、0〜100のスケールで測定され、最も長い又はより芳醇な処理を有するワインに0の初期処理値を割り当て、いくらかの処理を有するワインに1の初期処理値を割り当て、処理がないワインに2の値を割り当てる。処理得点は、図5に示されるように、得点を0〜100スケールに載せるために50を乗算される。図4のワインは、0の処理相互関係値と評価された。初期処理値は、ワインが生産される地域に基づいて割り当てることができ、ワインの地域がこの種の処理を提供するかどうかに関して利用可能な情報がない場合、1のデフォルト初期値を使用することができる。
「新世界対旧世界」の特性は、「旧世界」生産者によって生産されたワインは「よりアーシー」である傾向があるので、ワインが「旧世界」生産者対別の生産者によって生産されるかどうかの尺度である。本実施形態で、「旧世界対新世界」の得点は、0〜100スケール上で、旧世界生産者に0の値が割り当てられ、新世界生産者に100の値が割り当てられた。もちろん、他のスケールを使用してもよい。生産者が旧世界であるか又は新世界であるかを決定することは、生産者がどれほど長く連続的に稼働してきたかに応じて客観的に、又はより旧式の技術と協調する傾向があるワイン生産の技術又は他の特徴に基づいて主観的になどの、さまざまな方法でなされ得る。本実施例で、ワインが任意のヨーロッパ又は地中海の国から来る場合、ワインは旧世界ワインであると決定される。他のワインは「新世界」である。図4のワインは、X相互関係値として100の値を割り当てられた。
「品種」の特性は、いくつかのブドウがよりフルーティ又はよりアーシーな風味を作り出す傾向がある、及び/又は、ある特定の種類のブドウが、上記で使用された気候、ヴィンテージ、処理及び旧世界対新世界のために使用されるアルゴリズムによってよく特徴付けられていないという考えを反映する尺度である。したがって、品種特性は、本実施形態では一種の補正係数として使用され、以下でさらに解説するように、品種特性の重み付け値は負である。本実施形態で、品種特性は、12のステップで0〜24のスケールで採点された。すなわち、ワインは、品種特性の下で3つの一般的なグループに分類され、品種グループAのワインには0の相互関係値が与えられ、品種グループBのワインには12の相互関係値が与えられ、品種グループCのワインには24の相互関係値が与えられる。図4のワインは、0のX相互関係値に対応する品種Aに割り当てられた。品種特性は、ブドウの種類、若しくは糖度、水分量、タンニン含有量などの測定されたブドウの特徴などによって客観的に、又は複数のブドウのそれぞれによって作り出されるワインの種類に関しての専門テイスターの意見に基づいて主観的に、決定され得る。
「アルコールレベル」の特性は、ワインのアルコール度の尺度であり、本実施形態では、0〜6のスケールで測定され、10%のアルコール度には0の値が与えられ、16%には6の値が与えられる。各初期アルコールレベル値は、アルコール値を0〜100のスケールに載せるために16.66を乗算され、本実施例では、ワインは、100のスケールで83の値に対応する、5の初期値と評価された。他の特性尺度と同じように、アルコールレベル特性は、例えば、測定されたアルコール度に単純に基づいて、客観的に、及び/又は、例えば、各個人の味覚に基づいて見かけ上のアルコールレベルを見積もるテイスター情報に基づいて、主観的に、決定することができる。アルコールレベル特性は、Y軸にのみ関連しているので、X相互関係値は、本実施形態では0である。アルコールレベルが、例えばデータベースで、利用可能でない場合、ワインの種類若しくはワイン地域に対する平均アルコールレベル、又は地域内の他のワインの平均アルコールレベルを代わりに使用してもよく、又はアルコールレベルを実際に測定して、アルコールレベル相互関係値を決定するために使用してもよい。
図4に示されるように、各X及びY相互関係値は、各特性の重み付きX及びY相互関係値を決定するために使用される重み付け値を有する。重み付け値は、各特性が複合X及びY相互関係値の決定に及ぼす影響を示すことができ、及び/又は複合X及びY相互関係値が最終的に1〜100に及ぶことになるように、又はアイテム若しくはモーメントを測定するためにどんな他のスケールでも使用されるように構成することができる。本実施例で、重み付きX及びY相互関係値を合計して複合X及びY相互関係値を決定し、この場合それらは、複合X値が59で、複合Y値が83である。本実施形態で、アルコールレベル、気候、ヴィンテージ、処理及び旧世界対新世界の重み付け値は正であるが、品種の重み付け値は負である。したがって、気候、ヴィンテージ、処理及び旧世界対新世界の比較的高い相互関係値のセットは、マルベックなどの一部の種類のブドウについて下方に調節される場合がある。もちろん、相互関係値が決定される方法及びそれらに対する重み付け値を任意の適当な方法で構成することができ、異なる特性のセットを使用して要望通りにX及びY軸と関連付けることができる。X及びX値を決定するために使用される方程式はいずれも、上述のように線形であっても、又はさまざまな要因に応じて非線形であってもよい。
上述の一般的な手法は、ワインだけでなく他のアイテム及びモーメントで使うことができるため、アイテム/モーメントをX−Yグリッドに関して特徴付けることができる。図6は、「ミートローフディナー」のアイテムに対するX及びY相互関係値の表を示すが、図6の表手法は、以下に論じるように任意の他の適当なアイテム又はモーメントで使用することができる。図6は、アイテム/モーメントが関連して評価され得るいくつかの特性を示すが、数十、数百、数千又はより多くの特性を使うことができる。本実施形態で、各特性は対応するX及びY相互関係値を有し、すなわち、図6に示されるX及びY相互関係値は、特定の特性がX−Yグリッドに関連してどのように特徴付けられるかを示す。本実施例で、「地中海サラダ」の特性は、X及びY相互関係値が75及び75であり、「パイクラスト」の特性は、X及びY相互関係値が75及び50であり、「コンフォート」の特性は、X及びY相互関係値が50及び50である、などである。再び、本実施例で使用されるX−Yグリッドは、上記で使用された0〜100スケール上にある。上に論じたように、特性のX及びY相互関係値は、客観的に、例えば、特性の測定された構成要素又は特徴に基づいて、及び/又は主観的に、例えば、ユーザ入力、専門家入力、素人及び専門家入力の組み合わせ、大衆調査などに基づいて、決定することができる。図6は、各特性の重み付け値又は係数を同様に例示する。重みは、X及びY両方の軸に提供することができ、各軸の重み付け値は異なってもよい。例えば、図4の実施形態で、X及びY軸の重みを提供することができる。「アルコールレベル」特性について、X軸の重みは0になり、Y軸の重みは1.0になるため、「アルコールレベル」特性は、Y軸のみに関連している。対照的に、他の特性については、X軸の重み付け値は図示された重み付け値になり、Y軸の重み付け値は0になり、したがってこれらの特性は、X軸のみに関連している。図6の実施形態で、重みは、アイテム又はモーメントが特定の特性とどれほど密接に関係付けられているか、又は特定の特性が複合X及びY相互関係値にどれほどの影響を及ぼすことになるかを示すために使用される。本実施例で、「地中海サラダ」及び「コンフォート」の特性は、「ミートローフディナー」アイテムと比較的密接に関係付けられるが、他の特性は相互関係がより少ない。本実施例で複合X及びY相互関係値を決定するために、重み付きX及びY相互関係値をそれぞれ合計し、結果をX及びYの重みの合計でそれぞれ割ることができる。しかしながら、これは、複合X及びY値セットを決定するための1つの方法に過ぎず、他の手法が可能である。例えば、X及びYの相互関係データ及び重み付け値の統計分析を行って、複合X及びY値を決定することができる。一例として、重み付け値は、各対応するX及びY相互関係値の出現回数として処理することができ、すべての特性のすべてのX及びY相互関係値のヒストグラムは、各相互関係値の頻度として重み付け値を使用して作り出すことができる。ヒストグラムを使用して、最も高い出現回数を有するX及びY相互関係値を複合X及びY相互関係値として選択することができる。X及びY相互関係値は、個別に評価することができ、すなわち、すべてのX相互関係値をグループとして評価し、すべてのY相互関係値を別個のグループとして評価し、最も多く起こるX及びY相互関係値を複合X及びY値として選択することができることに留意されたい。代わりに、X及びY相互関係値は、順列ペアとして評価することができ、すなわち、各特性のX及びY相互関係値セットは分割されず、ペアとして一緒に保たれ、すべての特性のすべての値ペアが互いに比較されて、どのX及びY相互関係値ペアが最も頻繁に起こるかが決定され、アイテム又はモーメントに対する複合X及びY相互関係値が決定される。平均又は中間を表すX及びY相互関係値又は値セットを選択すること、又は他の技術などの、他の統計分析を同様に使用することができる。さらなる一例として、X及びY相互関係値ペアは、各相互関係値ペアに対する重み付け値に基づいて決定された頻度情報を用いてX−Yグリッド上に散布プロットすることができる。頻度情報は、ディスプレイ上のシェーディング濃度を変更することによってX−Yグリッド上に示すことができ、例えば、より濃いシェーディングは、相互関係値ペアがより高い頻度を有するところを示すことができ、それほど濃くないシェーディングは、相互関係値ペアのより低い頻度を示すことができる。この種の表示により、ユーザが、アイテム又はモーメントがグリッド上の特定のX−Yの場所とより強い相互関係又は関係を有するところを視覚化することを可能にすることができる。他のアイテム及び/又はモーメントに対する特徴付け情報は、同じX−Yグリッド上に表示することができ、それにより、ユーザが、アイテム及び/又はモーメントが互いに関係を有し得るところを視覚化することが可能になる。例えば、図7は、図2からのワインとともにモーメントに対するX及びY相互関係値ペアの散布図を例示する。本実施形態で、モーメントは、左下部の象限で密集し又はより頻度が高い傾向があるX及びY相互関係値を有するが、X−Yグリッドの中心に、及び右上部の象限の中に起こっているX及びY相互関係値がある。ワイン1及び4は、一般に、モーメントに対するより高密度のX及びY相互関係値発生の範囲に入り、したがってワイン1及び4は、推奨ペアリングのためにモーメントと適当に近い関係を有するように選択され得る。他方、ワイン2及び3は、モーメントに対するX及びY相互関係値の大多数から離れて位置しており、モーメントと弱い関係を有すると決定することができる。
アイテム及び/又はモーメント間の関係は、例えば、X−Yグリッド上でアイテム及び/又はモーメントの特徴付けを視覚化し、互いに近い特徴付けを有するアイテム及び/又はモーメントを選択することによって、ユーザが決定することができる。他の実施形態で、アイテム及び/又はモーメント間の関係は、アイテム及び/又はモーメントのX及びY相互関係値を評価し、類似のX及びY相互関係値を有するアイテム及び/又はモーメントを識別する、コンピュータシステムが決定することができる。いくつかの実施形態で、ユーザは、アイテム又はモーメントを表すコンピュータシステムへの情報と、ユーザによって識別されたアイテム又はモーメントと関係を有する別のアイテム又はモーメントの識別を求めるリクエストとを提供することができる。一例として、ユーザは、例えば、ユーザの貯蔵室内に、又はパーティにゲストによってもたらされた、1つ又は複数のワインを有することができ、ユーザは、ユーザによって識別されたワインに対するアイテム及び/又はモーメントの推奨ペアリングをリクエストすることができる。ユーザは、ワインに付随する(食品、引出物などの)アイテム及び/又は(映画、音楽、ゲーム、活動などの)モーメントを識別するようにシステムにリクエストすることができる。応答して、システムは、ワインと合う1つ又は複数のアイテム及び/又はモーメントを識別することができる。推奨ペアリングを楽しんだ後、ユーザは、ワイン及び推奨アイテム又はモーメントがどれほどうまく一緒に楽しまれたかの指標などの、システムへのフィードバックを提供することができる。システムは、このフィードバックから学習することができ、例えば、将来の推奨をユーザフィードバックとよりよく整合させることができるように、ワイン及び/又は他のアイテム又はモーメントに対するX及びY相互関係値及び/又は重み付け値を調節することができる。上記の実施例で、ユーザがワインを識別し、ワインと合う別のアイテム又はモーメントに対する推奨をリクエストすると説明されるが、システムは逆方向に動作することもでき、すなわち、ユーザは、システムに対してアイテム又はモーメントを識別することができ、システムは、ユーザによって識別されたアイテム又はモーメントと合う1つ又は複数のワインを識別することができる。
図8は、アイテム及び/又はモーメント間の関係を決定するためのコンピュータシステムの概略図を示す。この例示的な実施形態で、システム10は、所望の入出力機能、記憶及び検索機能、アイテムとアイテム特性及びモーメントとモーメント特性の関連付け又は相互関係、マッピングエンジン機能を行うことによってアイテムとモーメントとの間の関係を決定することなどを行うようにプログラムされているか、又はそれらをコンピュータに行わせるのに適した実行可能命令を別な方法で有する、1つ又は複数の汎用コンピュータなどの1つ又は複数のデータ処理デバイス上に実装することができる。したがって、システムの制御は、必要に応じて分散され、任意の適当な制御回路によって行われてもよく、それは、プログラムされた汎用コンピュータ及び/又は適当なソフトウェア又は他の動作命令と併せた他のデータ処理デバイス、(ソフトウェア及び/又は他の動作命令を記憶し得る非一時的記憶媒体を含む)1つ又は複数のメモリ、制御回路及び/又は他のシステム構成要素用の電源、(例えば、ユーザに情報を表示し、及び/又はユーザから入力を受け取るユーザインタフェース11などの)入力/出力インタフェース、通信バス又は他のリンク、ディスプレイ、スイッチ、リレー、トライアック、モータ、機械的リンク機構及び/又はアクチュエータ、又は所望の入力/出力若しくは他の機能を行うために必要な他の構成要素を含み得る。システム10は、インターネット、携帯電話ネットワーク、ローカル・エリア・ネットワーク、及びネットワークの任意の組み合わせなどの1つ又は複数のネットワーク上に実装してもよいことに留意されたい。例えば、1つの実施形態で、インターネットベースのサーバ又は他のコンピュータは、マッピングエンジン機能を行って、ユーザの電話又は他のリモートデバイス上で動作し携帯電話ネットワーク及び/又はインターネットを介してサーバと通信するユーザインタフェース11を介してユーザから情報を受け取りユーザに情報を送ることができる。
ユーザインタフェース11は、異なる方法で実装されてもよく、異なる機能を行うために要望通りにさまざまな異なる構成要素を含み得る。例えば、スマートフォンなどのユーザのコンピュータ上にユーザインタフェース11を実装することができ、システム10に対してアイテム1又はモーメント4を識別するために、ユーザがユーザインタフェース11と対話することができる。1つの実施形態で、ユーザインタフェース11は、ワインボトル上のラベルを撮像することができる、カメラなどの撮像デバイスだけでなく、ラベル上の英数字及び/又は他の記号を識別して、ブドウ園、原産地域、ブドウの種類又はワインのブレンド、ヴィンテージ年などの、ワインのさまざまな特性を決定する画像解析ソフトウェアも含み得る。したがって、ユーザは、スマートフォンを使用してワインボトルのラベルを撮像することができ、したがってユーザインタフェース11は、ユーザが関連モーメント又は他のアイテムの推奨を受け取りたいワインを識別するユーザからの入力を受け取ることができる。もちろん、ユーザは、キーボード、音声入力などによってなどの他の方法でユーザインタフェース11に入力を提供してもよい。ユーザインタフェース11は、ワインに関しての情報及びワインに対するアイテム特性情報を同様に受け取ることができる。本実施形態で、撮像デバイスは、同様に又は代替として、バーコードなどの機械可読特徴を読み取って復号することができ、復号された情報を使用して、インターネット又は他のネットワーク接続を介してリモートデータベース又は他の情報記憶装置にアクセスすることなどによって、ワインに関しての所望の特性情報を検索することができる。代わりに、又は加えて、ユーザインタフェース11は、特定のワイン及びその特性に関してユーザから(音声、タッチ、又はその他によってであるかにかかわらず)入力を受け取るためにタッチスクリーン、キーパッド、マイクロフォン/スピーカなどを含み得る。したがって、場合によっては、ワイン又は他のアイテムと関連付けられたアイテム特性は、ユーザ定義であってもよく、及び/又は(ワイン格付けサービス若しくはエージェント、又はワイン販売店などの)別のサード・パーティ・ソースによって、又はソースのさまざまな組み合わせによって定義されてもよい。異なるソースからのアイテム特性は、異なる方法で重み付けすることができ、例えば、ユーザの食物特性情報は、味情報などのある特定の種類の特性に対してより高く、しかしヴィンテージ又はブドウ園などのより客観的な情報に対してより低く、重み付けされ得る。
相互関係情報を含むアイテム及びアイテム特性情報は、アイテム特性モジュール12が受け取り、生成し、及び/又は記憶することができる。すなわち、アイテム特性モジュール12は、ユーザインタフェース11からアイテム識別情報及び/又はアイテムに対するアイテム特性情報を受け取ることができ、その情報をデータベースに記憶することができる。したがって、相互関係情報は、ユーザから入力を受け取るか、又はデータベース若しくは他のソースから相互関係情報を検索することによって、生成することができる。代わりに、アイテム特性モジュール12は、複数のアイテムに対するアイテム特性情報のセットをすでに有することができ、したがってユーザによって識別されたアイテムに対する関係を評価するための適当な情報をアイテム特性モジュール12が有することを確認するために、ユーザインタフェース11からアイテム識別情報のみを受け取ることができる。場合によっては、アイテム特性モジュール12は、アイテム特性モジュール12がそれからワインと関係付けることができるワイン味情報などの、ある特定の種類のユーザ入力を求めるようユーザインタフェース11に指示することなどによって、アイテム特性データについてユーザ又は他の情報源に問い合わせることができる。アイテム特性モジュール12は、ユーザのコンピュータ、例えば、スマートフォン上に実装することができ、又はインターネット若しくは他のネットワークによってユーザのコンピュータに接続されたサーバなどのリモートコンピュータ上に実装することができる。
同じく、モーメント特徴モジュール13は、モーメント及びモーメント特性に関しての情報を受け取り、生成し、及び/又は記憶することができる。そのような情報は、リモート若しくはローカルのデータベース若しくは他の情報記憶装置から(例えば、休日、スポーツ試合又は他のイベントに関してのデータは、所望のソース、音楽若しくは映画ストリーミングサービス、又はオンライン・ショッピング・システムから取得することができる)、又は他のソースから、ユーザインタフェース11を介してユーザによって提供され得る。ユーザは、ユーザインタフェース11を介してモーメントとモーメント特性との間の相互関係情報を提供することができ、モーメント特徴モジュール13は、それに応じて相互関係重み付け又は係数値を生成し記憶することができる。例えば、「クリスマスの日」イベントは、普通は「寒い」又は「雪」と関連付けることができるが、これは特定のユーザの場所について当てはまらない場合があり、例えば、南半球では、12月25日は、通常ユーザの場所で暖かい日であり得る。したがって、モーメント特徴モジュール13は、ユーザ入力、又はユーザの場所などの他の情報に基づいて、相互関係データを調節することができる。アイテム特性モジュール12のように、モーメント特徴モジュール13は、ユーザのコンピュータ、例えば、スマートフォン上に実装することができ、又はインターネット若しくは他のネットワークによってユーザのコンピュータに接続されたサーバなどのリモートコンピュータ上に実装することができる。
マッピングエンジン14は、マッピングエンジン14がユーザのリクエスト通りにアイテムとモーメントとの間の関係を識別することができるように、アイテム特性モジュール12及びモーメント特徴モジュール13からの情報を使用してもよい。マッピングエンジン14がアイテムとモーメントとの間の関係を識別するためにアイテム特性とモーメント特性との間の直接的なテキストの一致を探す場合に、マッピングエンジン14は、異なるアイテムに対するアイテム特性セットをユーザによって識別されたモーメントに対するモーメント特性セットと比較し、モーメントとの十分な数の一致する用語を有するアイテムを、推奨を保証するためにモーメントと適当に強い関係を有すると識別するように単純に動作することができる。(もちろん、ユーザがアイテムを識別してモーメント推奨を探索する場合に、ユーザによって識別されたアイテムに対するアイテム特性のセットは、異なるモーメントに対するモーメント特性セットと比較することができる。)しかしながら、上述のように、アイテム特性とモーメント特性との間の相互関係を識別するための他の技術がマッピングエンジン14によって使われてもよい。例えば、異なるアイテム特性及びモーメント特性の用語は、ユーザ入力、ニューラルネットワーク又は他の学習アルゴリズム、システム管理者又は設計者の設定などに基づいて、例えば、異なる相関係数に従って、互いに関連付けることができる。そのような相互関係は、アイテム特性「辛い」をモーメント特性「刺激的」と関連付けるなど、任意であってもよく、又はテキスト分析又は語義に基づいていてもよく、例えば、ここでアイテム特性及びモーメント特性は、同義語であるか、又は自然言語ツールによって用語が何らかの方法で接続されると決定される。同様に、上に指摘したように、マッピングエンジン14は、特定のアイテムが特定のモーメント又はモーメントのセットと近い又は強い関係を有するという訓練入力に基づいて、アイテム特性及びモーメント特性の相互関係を定義するように訓練され得る、ニューラルネットワーク又は他の学習型若しくは訓練可能なアルゴリズムを使ってもよい。訓練は、1つ又は複数のモーメントと強い(又は弱い又は別な方法で識別された)関係を有すると識別された複数のアイテムに対してだけでなく、1つ又は複数のアイテムと強い(又は弱い又は別な方法で識別された)関係を有すると識別された複数のモーメントに対してもなされ得る。この情報に基づいて、ニューラルネットワークは、アイテム特性/モーメント特性相互関係値を調節することができるため、マッピングエンジン14は、ユーザによって識別されたアイテム又はモーメントを提供されたとき、アイテム/モーメントが強い関係を有する所定のモーメント又はアイテムを識別することになる。そのような訓練は、ニューラルネットワーク又は他のマッピングエンジン14機能を構築するように複数のモーメント/アイテム組み合わせに対してなすことができ、1人又は複数人のユーザからの入力を使用して、そのようなマッピングエンジン14を訓練するか、又は別な方法で構築することができる。マッピングエンジン14は、図4及び/又は図6に関連して説明された技術を同様に使用して、アイテムとモーメントとの間の関係を決定することができ、例えば、ここで特性のX及びY相互関係値を使用してアイテムとモーメントとの間の類似性又は関係を決定することができる。
マッピングエンジン14は、ユーザのコンピュータ、例えば、スマートフォン上に実装することができ、又はインターネット若しくは他のネットワークによってユーザのコンピュータに接続されたサーバなどのリモートコンピュータ上に実装することができる。マッピングエンジン14の訓練のためか、及び/又はマッピングエンジン14からより均一な推奨製品を提供するためか、及び/又はアイテム特性モジュール12及びモーメント特徴モジュール13の情報と同様にマッピングエンジン14に対して集中型の更新をする能力を可能にするためかにかかわらず、複数のユーザにマッピングエンジン14と対話させようと努めるとき、インターネットサーバ又は同等の構成上でマッピングエンジン14を動作させることが望ましい場合がある。上に論じたように、マッピングエンジン14は、アイテム特性とモーメント特性との間の相互関係値を調節することができるだけでなく、訓練又は学習時に、アイテムとアイテム特性との間、及び/又はモーメントとモーメント特性との間の相互関係値を調節することもできる。同様に、アイテム特性とモーメント特性との間、及び/又はアイテムとアイテム特性との間、及び/又はモーメントとモーメント特性との間の相関係数は、異なるユーザのために、少なくとも部分的に異なる場合がある。したがって、マッピングエンジンは、すべてのユーザのために共通のアーキテクチャを使いつつ、各ユーザにユニークでカスタマイズされた推奨体験を提供することができる。
マッピングエンジン14が、複数の特性、X及びY相互関係値及び重み付け値を使用してアイテム及びモーメントの特徴付けを行って、上述の方法のいずれかで複合X及びY相互関係値を決定することができることは、同様に認識されるべきである。例えば、アイテム特性モジュール12は、アイテムに対する適当な数の特性を、アイテムのそれぞれに対する対応するX及びY相互関係値とともに記憶することができる。アイテム特性モジュール12は、同様に、複数のアイテムに対する識別情報を、アイテム特性のそれぞれに対する対応するX及びY重みとともに記憶することができ、すなわち、上に論じたように、マッピングエンジンがアイテムのそれぞれに対する複合X及びY相互関係値を決定することを可能にすることができる。同じことがモーメント特徴モジュール13について当てはまり、すなわち、モジュール13は、モーメントに対する適当な数の特性を、モーメントのそれぞれに対する対応するX及びY相互関係値とともに記憶することができ、同様に複数のモーメントに対する識別情報並びにモーメント特性のそれぞれに対する対応するX及びY重みを記憶することができ、すなわち、上に論じたように、マッピングエンジンがモーメントのそれぞれに対する複合X及びY相互関係値を決定することを可能にすることができる。これらのモジュールは、異なるように動作することができ、例えば、アイテム及びモーメントに対する異なる特性のセットを記憶することができるので、アイテム特性モジュール12及びモーメント特徴モジュール13は、本明細書で2つの構成要素に概念的に分割されている。しかしながら、これらのモジュールは、すべての又は少なくとも何らかの方法で、同じように動作することができ、例えば、アイテム及びモーメントに対して同じ特性のセットを使用することができ、重み又は他の係数を使用して、各特性が各アイテム及び/又はモーメントのマッピング又は他の特徴付けにおいてどれほどの影響を及ぼし得るかを指定することができる。したがって、アイテム特性モジュール12及びモーメント特徴モジュール13はともに、両方のモジュール12及び13の機能を行う特徴付けモジュールである。
本発明の実施態様が例示的な実施形態を参照して示され説明されてきたが、添付の特許請求の範囲によって網羅される本発明の範囲から逸脱することなく、それらに形態及び詳細のさまざまな変更がなされ得ることは、当業者に理解されるであろう。

Claims (39)

  1. X−Yグリッド上にアイテム又はモーメントをマッピングするためのシステムであって、
    複数アイテム又はモーメントのそれぞれに対する特性のセットにおける各特性のX及びY相互関係値を生成し記憶するように構成された特性モジュールであって、各モーメントは、イベント、感情的な体験及び/又は活動である、特性モジュールと、
    前記アイテム又はモーメントに対する特性の前記セットにおける各特性の前記X及びY相互関係値に基づいて、前記複数のアイテム又はモーメントのそれぞれに対する複合X及びY値を決定するように構成されたマッピングエンジンと、
    前記アイテム若しくはモーメントの少なくとも一部に対する前記複合X及びY値を示す前記X−Yグリッド上の情報を表示するように、又は少なくとも2つのアイテム若しくはモーメントに対する前記複合X及びY値に基づいて前記少なくとも2つのアイテム若しくはモーメント間の関係に関しての情報を提供するように構成されたユーザインタフェースと、
    を含む、システム。
  2. 前記特性モジュールは、各特性のX及びY相互関係値ごとに重み付け値を生成し記憶するように構成され、前記マッピングエンジンは、前記X及びY相互関係値、並びにX及びY相互関係値ごとの前記重み付け値に基づいて、前記複数のアイテム又はモーメントのそれぞれに対する前記複合X及びY値を決定するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記ユーザインタフェースは、前記アイテム又はモーメントの少なくとも一部に対する前記複合X及びY値を示す前記X−Yグリッド上の情報を表示するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記ユーザインタフェースは、少なくとも2つのアイテム又はモーメントに対する前記複合X及びY値に基づいて、前記少なくとも2つのアイテム又はモーメント間の関係に関しての情報を提供するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記特性モジュールは、複数のワインに対する特性のセットにおける各特性のX及びY相互関係値を生成し記憶するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  6. 特性の前記セットは、気候、ヴィンテージ処理、新世界対旧世界、品種及びアルコールレベルを含む、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記ワインに対するアルコールレベルの前記特性の前記X相互関係値はゼロに等しく、前記ワインに対する気候、ヴィンテージ処理、新世界対旧世界及び品種の特性のY相互関係値はゼロに等しい、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記特性モジュールは、前記ワインに対する各特性のX及びY相互関係値ごとに重み付け値を生成し記憶するように構成され、前記マッピングエンジンは、前記X及びY相互関係値並びにX及びY相互関係値ごとの前記重み付け値に基づいて、前記複数のワインのそれぞれに対する前記複合X及びY値を決定するように構成される、請求項6に記載のシステム。
  9. 前記ユーザインタフェースは、前記複数のワインのそれぞれに対する前記複合X及びY値に対応する、前記X−Yグリッド上の前記複数のワインのそれぞれに対する指標を表示するように構成される、請求項6に記載のシステム。
  10. 前記特性モジュールは、複数のモーメントに対する特性のセットにおける各特性のX及びY相互関係値を生成し記憶するように構成される、請求項5に記載のシステム。
  11. 前記ユーザインタフェースは、ワイン及びモーメントに対する前記複合X及びY値に基づいて前記ワインと前記モーメントとの間の関係に関しての情報を提供するように構成される、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記ユーザインタフェースは、前記ワイン及び前記モーメントに対する前記複合X及びY値に基づいて前記ワイン及び前記モーメントのペアリングを推奨するように構成される、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記ユーザインタフェースは、前記ワイン及び前記モーメントに対する前記複合X及びY値間の差分が閾値未満の場合、前記ペアリングを推奨するように構成される、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記ユーザインタフェースは、前記ワインを識別するユーザからの情報と、前記ワインに対する推奨ペアリングのリクエストとを受け取るように構成され、前記ユーザインタフェースは、前記ワインに対する前記複合X及びY値と前記モーメントに対する前記複合X及びY値との比較に基づいて前記推奨ペアリングのための前記モーメントを識別するように構成され、前記ユーザインタフェースは、前記比較に基づく前記ワインに対する推奨ペアリングとして前記モーメントを示すように構成される、請求項12に記載のシステム。
  15. 前記ユーザインタフェースは、前記モーメントを識別するユーザからの情報と、前記モーメントに対する推奨ペアリングのリクエストとを受け取るように構成され、前記ユーザインタフェースは、前記モーメントに対する前記複合X及びY値と前記ワインに対する前記複合X及びY値との比較に基づいて前記推奨ペアリングのための前記ワインを識別するように構成され、前記ユーザインタフェースは、前記比較に基づく前記モーメントに対する推奨ペアリングとして前記ワインを示すように構成される、請求項12に記載のシステム。
  16. 前記複数のワインのそれぞれに対する特性の前記セットは、前記複数のモーメントのそれぞれに対する特性の前記セットと異なる、請求項10に記載のシステム。
  17. 前記ユーザインタフェースは、前記アイテム又はモーメントの少なくとも一部に対する前記複合X及びY値を示す前記X−Yグリッド上の情報を表示するように構成され、前記グリッドのX及びY軸のそれぞれは、第1及び第2の色勾配にそれぞれ対応し、アイテム又はモーメントに対する複合X及びY値を示す前記情報は、前記第1及び第2の色勾配の組み合わせを含む、請求項1に記載のシステム。
  18. 前記第1及び第2の色勾配は、前記複合X及びY値の値が増加するにつれて、より明るい色合いからより暗い色合いへ、それぞれ変化する、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記ユーザインタフェースは、複数のワインに対する前記複合X及びY値を示す前記X−Yグリッド上の情報を表示するように構成される、請求項18に記載のシステム。
  20. X−Yグリッド上にアイテム又はモーメントをマッピングするためのコンピュータ実装された方法であって、
    複数アイテム又はモーメントのそれぞれに対する特性のセットにおける各特性のX及びY相互関係値を生成することであって、各モーメントは、イベント、感情的な体験及び/又は活動であることと、
    前記アイテム又はモーメントに対する特性の前記セットにおける各特性の前記X及びY相互関係値に基づいて、前記複数のアイテム又はモーメントのそれぞれに対する複合X及びY値を決定することと、
    前記アイテム若しくはモーメントの少なくとも一部に対する前記複合X及びY値を示す前記X−Yグリッド上の情報を表示すること、又は少なくとも2つのアイテム若しくはモーメントに対する前記複合X及びY値に基づいて前記少なくとも2つのアイテム若しくはモーメント間の関係に関しての情報を提供することと、
    を含む、コンピュータ実装された方法。
  21. X及びY相互関係値を生成する前記ステップは、各特性のX及びY相互関係値ごとに重み付け値を生成することを含み、複合X及びY値を決定する前記ステップは、前記X及びY相互関係値、並びにX及びY相互関係値ごとの前記重み付け値に基づいて、前記複数のアイテム又はモーメントのそれぞれに対する前記複合X及びY値を決定することを含む、請求項20に記載の方法。
  22. 複合X及びY値を決定する前記ステップは、アイテム又はモーメントごとに、各X及びY相互関係値に前記対応する重み付け値を乗算して重み付きX及びY相互関係値を決定することと、前記重み付きX及びY相互関係値を加算して前記複合X及びY値を決定することとを含む、請求項21に記載の方法。
  23. 前記アイテム又はモーメントの少なくとも一部に対する前記複合X及びY値を示す前記X−Yグリッド上の情報を表示することを含む、前記X−Yグリッド上の情報を表示する前記ステップを含む、請求項20に記載の方法。
  24. 類似の複合X及びY値を有する少なくとも2つのアイテム又はモーメント間の関係に関しての情報を提供することを含む、関係に関しての情報を提供する前記ステップを含む、請求項20に記載の方法。
  25. X及びY相互関係値を生成する前記ステップは、複数のワインに対する特性のセットにおける各特性のX及びY相互関係値を生成することを含む、請求項20に記載の方法。
  26. 特性の前記セットは、気候、ヴィンテージ処理、新世界対旧世界、品種及びアルコールレベルを含む、請求項25に記載の方法。
  27. 前記ワインに対するアルコールレベルの前記特性の前記X相互関係値はゼロに等しく、前記ワインに対する気候、ヴィンテージ処理、新世界対旧世界及び品種の特性のY相互関係値はゼロに等しい、請求項26に記載の方法。
  28. X及びY相互関係値を生成する前記ステップは、前記ワインに対する各特性のX及びY相互関係値ごとに重み付け値を生成することを含み、前記複数のワインのそれぞれに対する前記複合X及びY値を決定する前記ステップは、前記X及びY相互関係値、並びにX及びY相互関係値ごとの前記重み付け値に基づいて、前記複合X及びY値を決定することを含む、請求項26に記載の方法。
  29. 前記複数のワインのそれぞれに対する前記複合X及びY値に対応する、前記X−Yグリッド上の前記複数のワインのそれぞれに対する指標を表示することを含む、請求項26に記載の方法。
  30. X及びY相互関係値を生成する前記ステップは、複数のモーメントに対する特性のセットにおける各特性のX及びY相互関係値を生成することを含む、請求項25に記載の方法。
  31. ワイン及びモーメントに対する前記複合X及びY値の比較に基づいて前記ワインと前記モーメントとの間の関係に関しての情報を提供することを含む、請求項30に記載の方法。
  32. 関係に関しての情報を提供する前記ステップは、前記ワイン及び前記モーメントに対する前記複合X及びY値に基づいて前記ワイン及び前記モーメントのペアリングを推奨することを含む、請求項31に記載の方法。
  33. 前記ワイン及び前記モーメントに対する前記複合X及びY値間の差分が閾値未満の場合、前記ペアリングを推奨することを含む、請求項32に記載の方法。
  34. ワインを識別するユーザからの情報と、前記ワインに対する推奨ペアリングのリクエストとを受け取ることをさらに含み、関係に関しての情報を提供する前記ステップは、前記ワインに対する前記複合X及びY値と前記モーメントに対する前記複合X及びY値との比較に基づいて前記推奨ペアリングのためのモーメントを識別することと、前記比較に基づく前記ワインに対する推奨ペアリングとして前記モーメントを示すこととを含む、請求項30に記載の方法。
  35. モーメントを識別するユーザからの情報と、前記モーメントに対する推奨ペアリングのリクエストとを受け取ることをさらに含み、関係に関しての情報を提供する前記ステップは、前記モーメントに対する前記複合X及びY値と前記ワインに対する前記複合X及びY値との比較に基づいて前記推奨ペアリングのためのワインを識別することと、前記比較に基づく前記モーメントに対する推奨ペアリングとして前記ワインを示すこととを含む、請求項30に記載の方法。
  36. 前記複数のワインのそれぞれに対する特性の前記セットは、前記複数のモーメントのそれぞれに対する特性の前記セットと異なる、請求項30に記載の方法。
  37. 前記アイテム又はモーメントの少なくとも一部に対する前記複合X及びY値を示す前記X−Yグリッド上の情報を表示することを含み、前記グリッドのX及びY軸のそれぞれは、第1及び第2の色勾配にそれぞれ対応し、アイテム又はモーメントに対する複合X及びY値を示す前記情報は、前記第1及び第2の色勾配の組み合わせを含む、請求項20に記載の方法。
  38. 前記第1及び第2の色勾配は、前記複合X及びY値の値が増加するにつれて、より明るい色合いからより暗い色合いへ、それぞれ変化する、請求項37に記載の方法。
  39. 複数のワインに対する前記複合X及びY値を示す前記X−Yグリッド上の情報を表示することを含む、請求項38に記載の方法。
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