JP2021508359A - 抑制剤を含むスズまたはスズ合金電気めっき用組成物 - Google Patents

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Abstract

スズイオンと式Iの少なくとも1つの化合物を含む水性組成物であって、
【化1】
Figure 2021508359

式中、
,Xは、独立して、任意にOまたはSによって中断されてよい直鎖状または分枝状のC〜C12アルカンジイルから選択され、
11は、式−(O−CH−CHR41−OR42の1価の基であり、
12,R13,R14は、独立して、H、R11及びR40から選択され;
15は、H,R11,R40及び−X−N(R21から選択され、
は、(a)直鎖状または分枝状のC〜C12アルカンジイル、(b)式−(O−CH−CHR41−から選択される2価の基であり、
21は、R11およびR40から選択され、
40は、直鎖状または分枝状のC〜C20アルキルであり、
41は、Hおよび直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルから選択され、
42は、Hおよび任意にヒドロキシ、アルコキシまたはアルコキシカルボニルで置換されてよい直鎖状または分枝状のC〜C20アルキルから選択され、
nは、1〜6までの整数であり、
mは、2〜250の整数であり、
oは、1〜250の整数である、水性組成物。

Description

本発明は、抑制剤を含むスズまたはスズ合金電気めっき用組成物、それらの使用、およびスズまたはスズ合金電気めっきの方法に関する。
金属および金属合金は、商業的に重要であり、特に、電気接点、最終仕上げ、およびはんだとしてしばしば使用されるエレクトロニクス産業において重要である。スズ、スズ−銀、スズ−銅、スズ−ビスマス、スズ−銀−銅などの無鉛はんだは、はんだに使用される一般的な金属である。これらのはんだは、しばしば、金属電気めっきのめっき浴によって半導体基板上に堆積される。
典型的なスズめっき液は、溶解したスズイオン、水、浴に導電性を付与するのに十分な量のメタンスルホン酸のような酸性電解質、酸化防止剤、及びめっきの均一性および面粗度およびボイド形成の点で金属堆積物の品質を向上させるための独自の添加剤を含む。そのような添加剤は、とりわけ、しばしば界面活性剤とも呼ばれる抑制剤、および結晶粒微細化剤を含む。
無鉛はんだめっきの特定の適用は、エレクトロニクス産業において課題を提示している。例えば、銅ピラー上のキャッピング層として使用される場合、スズまたはスズ−銀はんだなどの比較的少量の無鉛はんだが銅ピラー上に堆積される。このような少量のはんだをめっきする場合、ダイ内及びウェハ全体の両方において、各ピラーの上に均一な高さのはんだ組成物をめっきすることは、多くの場合困難である。公知のはんだ電気めっき浴の使用もまた、比較的粗い表面形態を有する堆積物をもたらす。
US4135991およびGB1567235は、それぞれ、ポリオキシアルキレンならびにC〜C22またはC12〜C18脂肪酸アルキル基を含む、特定のアルコキシル化アミン光沢剤を含む、スズおよび/または鉛の電気めっきのための浴を開示している。
EP2141261A2は、N、N−ジポリオキシアルキレン−N−アルキルアミン、アミンオキシド、またはこれらの混合物、特に6〜28個の炭素原子を有するアルキル基を含むもの、を含むスズめっき浴を開示している。
許容される形態を有し、ボイドを実質的に含まないスズ堆積物を提供するために、US2015/122661A1は、スズイオン源、酸性電解質、0.0001〜0.045g/lの特定の第1結晶粒微細化剤、0.005〜0.75g/lの第2の結晶粒微細化剤としてのα,β−不飽和脂肪族カルボニル化合物、および非イオン性界面活性剤を含むスズ電気めっき用組成物を提案している。非イオン性界面活性剤は、多くの他のものの他に、エチレンジアミンに異なるアルキレンオキシドを付加して得られる、好ましくはプロピレンオキシドとエチレンオキシドから得られる四官能性ポリエーテルであってもよい。化合物中のアルキレンオキシ部分は、ブロック配列、交互配列またはランダム配列であってもよい。式3、4におけるx:yのモル比は、典型的には10:90〜90:10、好ましくは10:90〜80:20である。より機能的なユニットを、より小さなスペースに適合させる必要性は、集積回路産業をパッケージ接続のためのバンププロセスに駆り立てる。第2の要因は、所与の領域に対する入力/出力接続の量を最大にすることである。バンプの直径及びバンプ間の距離の減少により、接続密度が増大し得る。これらのアレイは、スズまたはスズ合金のはんだキャップがその上にめっきされた銅バンプまたはマイクロピラーによって実現される。すべてのバンプがウェハにわたって接触していることを確実にするため、滑らかな表面と均一な堆積高さを有するスズまたはスズ合金のはんだバンプが必要とされる
しかし、エレクトロニクス産業において、コプラナリティ(COP)とも呼ばれる改良された高さの均一性と組み合わされた良好な形態、特に低粗度を有するはんだ堆積物をもたらす純スズまたはスズ合金の電気めっき浴に対する要求が依然としてあった。
本発明の目的は、良好な形態、特に低粗度を示し、および、実質的に欠陥、例えば限られないがボイドを形成することなく、マイクロメートルスケールのフィーチャーを充填することができるスズまたはスズ合金堆積物を提供する、スズ電気めっき組成物を提供することにある。さらに、本発明の目的は、特に1マイクロメートルから200マイクロメートル幅のフィーチャーにおける均一で平面的なスズまたはスズ合金堆積物を提供する、スズまたはスズ合金の電気めっき浴を提供することにある。
本発明は、スズイオンおよび式Iの少なくとも1つの化合物とを含む水性組成物を提供する。
Figure 2021508359
式中、
,Xは、独立して、直鎖状または分枝状のC〜C12アルカンジイルから選択され、任意にOまたはSによって中断されていてもよく、
11は、式−(O−CH−CHR41−OR42の1価の基であり、
12,R13,R14は、独立して、H、R11及びR40から選択される;
15は、H,R11,R40及び−X−N(R21から選択され、
は、(a)直鎖状または分枝状のC〜C12アルカンジイル、(b)式−(O−CH−CHR41−から選択される2価の基である。
21は、R11およびR40から選択され、
40は、直鎖状または分枝状のC〜C20アルキルであり、
41は、Hおよび直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルから選択され、
42は、Hおよび任意にヒドロキシ、アルコキシまたはアルコキシカルボニルで置換され得る直鎖状または分枝状のC〜C20アルキルから選択され、
nは、1〜6までの整数であり、
mは、2〜250の整数であり、および、
oは、1〜250までの整数である。
本発明による抑制剤は、500nm〜500μm、特に1〜200μmの開口サイズを有する凹設されたフィーチャーの充填に特に有用である。
抑制剤の抑制効果により、デンドライト成長が抑制され、より小さい粒径およびより滑らかな表面が、改善されためっきスズまたはスズ合金のはんだバンプのコプラナリティを伴って、得られる。
本発明はさらに、500nm〜500μmの開口サイズを有するフィーチャーを含む基板上にスズまたはスズ合金を堆積させるための、本明細書で定義される組成物を含むスズまたはスズ合金めっき浴の使用に関する。
本発明はさらに、
a)本明細書で定義される組成物を基板に接触させること、および
b)基板上にスズまたはスズ合金の層を堆積させるのに十分な時間、基板に電流を印加すること、
によって、基板上にスズまたはスズ合金層を堆積させる方法に関し、該方法では、基板は、500nm〜500μmの開口サイズを有する形状を含み、堆積物は、これらのフィーチャーを充填するように行われる。
比較例2.1による電気めっきされたスズバンプのSEM画像を示す。 比較例2.2による電気めっきされたスズバンプのSEM画像を示す。 実施例2.3による電気めっきされたスズバンプのSEM画像を示す。 実施例2.4による電気めっきされたスズバンプのSEM画像を示す。 実施例2.5による電気めっきされたスズバンプのSEM画像を示す。 実施例2.6による電気めっきされたスズバンプのSEM画像を示す。 実施例2.7による電気めっきされたスズバンプのSEM画像を示す。 実施例2.8による電気めっきされたスズバンプのSEM画像を示す。
・発明の詳細な説明
・本発明による抑制剤
以下に記載するような少なくとも1つの抑制剤を含む本発明によるスズおよびスズ合金電気めっき用組成物は、マイクロメートルサイズのフィーチャーの充填において著しい性能を示すことが見出された。ここで使用されるとき、「抑制剤」とは、スズ電着中の過電圧を増加させる添加剤である。「界面活性剤」および「抑制剤」という用語は、ここに記載されている抑制剤は表面活性物質でもあるため、同義語として使用される。
スズイオンの他に、本発明よる水性組成物は、以下にさらに記載される、式Iの少なくとも1つの化合物を含む。
Figure 2021508359
式Iの化合物は、ポリアミンスターターを1つ以上のC〜Cアルキレンオキシドと反応させて、それぞれのアミン系抑制剤を形成することにより調製され得る。
一般に、nは1〜6の整数であってもよい。好ましくは、nは1〜4の整数であり、最も好ましくは、nは1または2である。
及びXは、ポリアミンスターター内の2価のスペーサー基である。それらは独立して、直鎖状または分枝状のC〜C12アルカンジイルから選択されてよい。このようなアルカンジイルスペーサーは、非置換であるが、任意にOまたはSによって中断されてもよい。XおよびXは、同じであっても異なっていてもよく、好ましくは同じである。第1の好ましい実施形態では、X及びXは、C〜Cアルカンジイル、より好ましくはC〜Cアルカンジイル、最も好ましくはメタンジイル、エタンジイルまたはプロパンジイルである。第2の好ましい実施形態では、ヘテロ原子が存在し、X及びXは、−(CHR41−[Q−(CHR41−であってもよく、QはOまたはSから選択され、q+r・sはスペーサー中のC原子の数である。特に好ましいのは、Q=O及びq=r=1または2であるスペーサーである。
11は、式−(O−CH−CHR41−ORの1価の基であり、mは2〜250、好ましくは3〜120、最も好ましくは10〜65の整数である。R11は、1つ以上のアルキレンオキシドのポリアルコキシ化によって調製することができるため、ここでは「ポリアルキレンオキシド」または「ポリオキシアルキレン」とも呼ばれる。R41は、Hおよび直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルから、好ましくはHおよび直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルから、より好ましくはH、メチル、エチルおよびn−プロピルから、最も好ましくはHまたはメチルから選択される。R42は、Hおよび任意にヒドロキシ、アルコキシまたはアルコキシカルボニルで置換されていてもよい直鎖状または分枝状のC〜C20アルキルから選択され、好ましくはHおよび直鎖状または分枝状のC〜C10アルキルから、より好ましくはHおよびメチル、エチル、プロピルまたはブチルから、最も好ましくはHから選択される。
一般に、R12、R13、R14は、独立して、H、R11およびR40から、好ましくはR11およびR40から、最も好ましくはR11から選択される。
40は、直鎖状または分枝状のC〜C20アルキルである。好ましくは、R40はC〜C10アルキルであり、さらに好ましくはC〜Cアルキルであり、最も好ましくはメチル、エチルまたはプロピルである。
42は、任意にヒドロキシ、アルコキシまたはアルコキシカルボニルで置換されていてもよい直鎖状または分枝状のC〜C20アルキルである。好ましくは、R42は、非置換の直鎖状または分枝状のC〜C20アルキルである。
一般に、R15は、H、R11、R40、および−X−N(R21から選択され、該R21は、R11およびR40から、好ましくはR11から選択される。
好ましい実施形態では、R15は、R11および−X−N(R11から選択される。別の好ましい実施形態では、R15は、R40および−X−N(R40から選択される。
一実施形態では、Xは、直鎖状または分枝状のC〜C12アルカンジイルである。好ましくは、Xは、C〜Cアルカンジイルであり、より好ましくは、メタンジイル、エタンジイル、プロパンジイルまたはブタンジイルであり、最も好ましくは、メタンジイルまたはエタンジイルである。
別の実施形態では、Xは、式−(O−CH−CHR41)o−のC〜Cのポリオキシアルキレン基(以下、ポリアルキレンオキシド基ともいう)から選択される2価の基である。ここで、oは1〜250、好ましくは2〜120、最も好ましくは5〜65の整数であり得る。C〜Cのポリオキシアルキレン基は、1つ以上の対応のアルキレンオキシドから調製してもよい。好ましくは、少なくとも1つのC〜Cポリオキシアルキレン基は、ポリオキシエチレン(エチレンオキシドから調製される)、ポリオキシプロピレン(プロピレンオキシドから調製される)、およびポリオキシブチレン(ブチレンオキシドから調製される)から選択される。より好ましくは、Xのポリオキシアルキレン基は、エチレンオキシドと少なくとも1つのさらなるC〜Cアルキレンオキシドとのコポリマーである。さらなるアルキレンオキシドは、好ましくは、プロピレンオキシドおよび1,2−ブチレンオキシド、またはそれらの任意の異性体から選択される。別の好ましい実施形態では、C〜Cアルキレンオキシドは、プロピレンオキシド(PO)から選択される。この場合、EO/POコポリマーの側鎖は、出発分子から生成される。このようなエチレンオキシドと少なくとも1つのさらなるアルキレンオキシドとのコポリマーは、ランダム、ブロック、交互、または任意の他の配列を有していてもよい。
本明細書で使用される場合、「ランダム」とは、コモノマーが、混合物から重合し、したがって、それらの共重合パラメーターに応じて、統計的方法で配列することを意味する。
本明細書で使用される場合、「ブロック」とは、コモノマーが互いの後に重合し、任意の所定の順序でそれぞれのコモノマーのブロックを形成することを意味する。例として、EOおよびプロピレンオキシド(PO)コモノマーの場合、このようなブロックは、限定されることなく:−EO−PO、−PO−EO、−EO−PO−EO、−PO−EO−POなどであってよい。好ましいブロック型アルキレンオキシドは、−PO−EO、及び−EO−PO−EOであって、式中、xは2〜300の範囲、yは2〜300の範囲、zは2〜300の範囲である。
好ましい実施形態では、末端エチレンオキシドブロックを含むブロック−PO−EOまたは−EO−PO−EOコポリマーが使用され、ここでPO単位は、別のC〜Cアルキレンオキシドによって交換されていてもよい。エチレンオキシド(EO)とさらなるC〜Cアルキレンオキシドのコポリマーが使用される場合、EO含有量は一般的に3〜95重量%であってよい。好ましくは、EO含有量は、5〜80重量%、より好ましくは5〜60重量%、さらにより好ましくは50重量%未満、さらにより好ましくは40重量%未満、さらにより好ましくは5〜40重量%、さらにより好ましくは5〜30重量%、さらにより好ましくは6〜25重量%、最も好ましくは8〜20重量%である。
一般に、抑制剤の分子量Mは、約500g/molから約30000g/mol、好ましくは約2000g/molから約15000g/molであってもよい。一実施形態では、抑制剤の分子量Mは、約500g/molから約8000g/mol、最も好ましくは約1500g/molから約3500g/molである。別の実施形態では、抑制剤の分子量Mは、約5000g/molから約20000g/mol、特に約6000g/molから約15000g/molである。
第1の好ましい実施形態では、式Iの化合物が使用され、そこではnが1、2または3、最も好ましくは1または2であり;R12、R13、R14およびR15は、独立して、C〜Cポリオキシアルキレン基R11から選択される。このような化合物は、限られることなく、ジエチレントリアミン、トリエチレントリアミン、ジプロピレントリアミン、トリプロピレンテトラアミン、メチルジエチレントリアミン、ジメチルトリエチレンテトラアミンなどの対称性ジアルキレントリアミン、トリアルキレンテトラアミン、テトラアルキレンペンタミンから出発することによって調製することができる。
第2の好ましい実施形態では、式Iの化合物が使用され、そこではnが1、2または3、最も好ましくは1または2であり;R12、R13、R14は、独立して、C〜Cポリオキシアルキレン基R11から選択され;およびR15は、X−N(R11から選択される。このようにして、より分枝したポリオキシアルキレン抑制剤が受け取られる。このような化合物は、分枝したアミンスターター、例えば、これらに限定されるものではないが、トリスアミノエチルアミンなどから出発することによって調製することができる。
第3の好ましい実施形態では、nが1、2または3、最も好ましくは1または2であり;R12、R13およびR14は、C〜Cのポリオキシアルキレン基R11から選択され;およびR15は、R40、および−X−N(R40から選択される。このようにして、ポリオキシアルキレン側鎖に加えて、1つ以上のアルキル置換基も含む直鎖状または分枝状の抑制剤が受け取られる。このような化合物は、第二級アミノ基がアルキル置換されている上述のような直鎖状アミンから出発するか、または、1つ以上のアミノ基がアルキル置換されている分枝アミン、例えばこれに限られないが、トリスアルキルアミノエチルアミン等から出発することによって調製することができる。
第4の好ましい実施形態では、nは1、2または3、好ましくは1または2、最も好ましくは1であり;R12はR11から選択され;R13およびR14はR40から選択され;およびR15はR21から選択される。このような化合物は、対称的にアルキル置換されたジアルキレンテトラアミンまたはトリアルキレンテトラアミン、例えば、これらに限定されるものではないが、N,N−ジメチルジエチレントリアミン、N,N,N−トリメチルジエチレントリアミンなどから出発することによって調製することができる。
第5の好ましい実施形態では、nは1、2または3、好ましくは1または2、最も好ましくは1であり;およびR13は、R11から選択され;R12およびR14のうちの少なくとも1つは、R40から選択され;およびR15はR21から選択される。このような化合物は、非対称ジアルキレンテトラアミンまたはトリアルキレンテトラアミン、例えば、これらに限定されるものではないが、1−N−メチルジエチレントリアミン、1,3−N−ジメチルジエチレントリアミンなどから出発することによって調製することができる。
特に好ましい実施形態の式Iの抑制剤は、
a) XおよびXは、エタンジイルまたはプロパンジイルであり、R11、R12、R13、R14およびR15は、ポリオキシアルキレン、特にオキシエチレン−コ−オキシプロピレンポリマーであり、
b) XおよびXは、エタンジイルまたはプロパンジイルであり、R11、R12、R13およびR14は、ポリオキシアルキレン、特にオキシエチレン−コ−オキシプロピレポリマーであり、R15は、C〜Cアルキルまたはポリオキシアルキレンで置換されたC〜Cアルキルであり、そして、
c) XおよびXは、エタンジイルまたはプロパンジイルであり、R11、R12、R13およびR14は、ポリオキシアルキレン、特にオキシエチレン−コ−オキシプロピレンポリマーであり、R15は、ポリオキシアルキレン、特にオキシエチレン−コ−オキシプロピレンポリマーでさらに置換されたC1〜C6アミンである。
1つ以上の抑制剤が使用され得ることは当業者により理解されるであろう。めっき浴組成物中の抑制剤として、本発明による1つ以上の化合物のみを使用することが好ましい。
多種多様なさらなる添加剤が、通常、めっきされたスズまたはスズ合金のバンプに所望の表面仕上げを提供するために、浴中で使用され得る。通常、複数の添加剤が、それぞれの添加剤が所望の機能を形成して使用される。有利には、電気めっき浴は、界面活性剤、結晶粒微細化剤、合金堆積の場合の錯化剤、酸化防止剤、およびこれらの混合物の1つ以上を含有し得る。最も好ましくは、電気めっき浴は、本発明による抑制剤に加えて、レベラーおよび任意に結晶粒微細化剤を含む。他の添加剤も、本発明の電気めっき浴で適切に使用され得る。
その他の抑制剤または界面活性剤
任意の他の非イオン性界面活性剤が本組成物で使用され得る。典型的には、非イオン性界面活性剤は、200から100,000、好ましくは500から50,000、より好ましくは500から25,000、さらに好ましくは750から15,000の平均分子量を有する。このような非イオン性界面活性剤は、典型的には、組成物の重量に基づいて1ppmから10,000ppm、より好ましくは5ppmから10,000ppmの濃度で電解質組成物中に存在する。好ましいアルキレンオキシド化合物は、ポリアルキレングリコール、例えば、これらに限定されるものではないが、少なくとも1つのヒドロキシ基を有し、かつ20個以下の炭素原子を有する有機化合物のアルキレンオキシド付加生成物、および低分子量ポリアミン化合物への異なるアルキレンオキシドの付加に由来する四官能性ポリエーテルなどを含む。
好ましいポリアルキレングリコールは、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコールである。このようなポリアルキレングリコールは、一般に様々な供給源から市販されており、さらなる精製なしに使用することができる。末端水素の1つ以上がヒドロカルビル基で置換されたキャップされたポリアルキレングリコールもまた、好適に使用され得る。好適なポリアルキレングリコールの例は、式R−O−(CXYCX’Y’O)nR’のものであり、ここで、RおよびR’は、H、C〜C20アルキル基およびC〜C20アリール基から独立して選択され;X、Y、X’およびY’の各々は、水素、メチル、エチルまたはプロピルなどのアルキル、フェニルなどのアリール、またはベンジルなどのアラルキルから独立して選択され;そしてnは、5〜100,000の整数である。典型的には、X、Y、X’およびY’のうちの1つ以上は水素である。
適切なEO/POコポリマーは、一般に、10:90から90:10、好ましくは10:90から80:20のEO:POの重量比を有する。そのようなEO/POコポリマーは、好ましくは750〜15,000の平均分子量を有する。そのようなEO/POコポリマーは、様々な供給源から入手可能であり、例えば、「PLURONIC(登録商標)」という商品名でBASFから入手可能である。
少なくとも1つのヒドロキシ基および20個以下の炭素原子を有する有機化合物の適切なアルキレンオキシド縮合生成物は、1〜7個の炭素原子を有する非置換芳香族化合物またはUS 5,174,887に開示されているようなアルキル部分に6個以下の炭素を有するアルキル化芳香族化合物を含む。脂肪族アルコールは、飽和であっても不飽和であってもよい。適切な芳香族化合物は、2つまでの芳香環を有するものである。芳香族アルコールは、エチレンオキシドで誘導体化する前は20個までの炭素原子を有する。このような脂肪族および芳香族アルコールは、スルフェート基またはスルホネート基などさらに置換されてもよい。
レベラー
スズまたはスズ合金めっき浴中には、1つ以上のレベラーが存在していてもよい。
レベラーのクラスには、式L1の構造単位を含む直鎖状または分枝状のポリイミダゾリウム化合物がある。
Figure 2021508359
一般に、RおよびRは、H原子または1〜20個の炭素原子を有する有機ラジカルであってもよい。ラジカルは、分枝していても、分枝していなくてもよく、または、例えば、ポリマーイミダゾリウム化合物のさらなる架橋に寄与することができる官能基を含むことができる。好ましくは、RおよびRは、それぞれ互いに独立に、水素原子または1〜6個の炭素原子を有する炭化水素ラジカルである。最も好ましくはRおよびRは、H原子である。一般に、Rは、H原子または1〜20個の炭素原子を有する有機ラジカルであってもよい。好ましくは、RはH原子またはメチル、エチルまたはプロピルである。最も好ましくは、RはH原子である。
一般に、Xは、C〜C20アルカンジイルから選択される直鎖状、分枝状または環状の脂肪族ジラジカルであってもよく、これは、分枝によるイミダゾリウム化合物の1以上の連続を含んでもよい。
本明細書で使用される場合、「分枝によるポリイミダゾリウム化合物の連続」とは、それぞれのスペーサー基Xが、ポリイミダゾールの分枝が開始される1個以上、好ましくは1個または2個の基を含むことを意味する。好ましくは、Xは、分枝によるポリイミダゾリウム化合物の任意の連続を含まない、すなわち、ポリイミダゾリウム化合物は直鎖状ポリマーである。
第1の実施形態において、Xは、C〜C14アルカンジイル、最も好ましくはC〜C12アルカンジイルであり、これらは、OR、NR42、およびRがC〜Cアルキル基であるSRで置換されていなくても、または、置換されていてもよい。特定の実施形態では、Xは、官能基を有しない純粋な炭化水素ラジカルである。
特に好ましい基Xは、直鎖状または分枝状のブタンジイル、ペンタンジイル、ヘキサンジイル、ヘプタンジイル、オクタンジイル、ノナンジイル、デカンジイル、ウンデカンジイル、およびドデカンジイルから選択され、これらはOR、NRによって置換されていなくても、または、置換されていてもよい。特に好ましい基Xは、直鎖状ブタンジイル、ヘキサンジイルおよびオクタンジイルから選択される。
第2の実施形態では、基X1は、下式の環状アルカンジイルであり得、
Figure 2021508359
式中、
は、独立して、C〜Cアルカンジイルから選択され、これらはOおよびNRから選択される1つまたは2つによって中断されていてもよく、Xは、独立して、(a)化学結合、または(b)C〜Cアルカンジイルから選択され、それらはOまたはRがC〜Cアルキル基であるNRによって中断されていてもよい。
本明細書で使用される場合、「化学結合」は、対応部分が存在しないが、隣接部分がこれらの隣接部分の間に直接化学結合を形成するように、架橋されていることを意味する。例として、X−Y−Zにおいて、部分Yが化学結合である場合、隣接部分のXおよびZは、一緒になって基X−Zを形成する。XまたはXのいずれか、またはXとXの両方が、分枝によるイミダゾリウム化合物の1つ以上の連続を含み得、好ましくはXのみが分枝によるイミダゾリウム化合物のそのような連続を含み得る。
この第2の実施形態では、最も好ましくは、一方のXがメタンジイルから選択され、他方のXがプロパンジイルから選択されるか、または両方のXがエタンジイルから選択される。特に好ましいのは、Xが、イソホロンジアミン、ビスシクロヘキシルジアミノメタン、およびメチルシクロヘキシルジアミン(MDACH)から選択される基である。
第3の実施形態では、Xは、Y−Y−Yから選択される(ヘテロ)アリールアルキルジラジカルであってよい。ここで、Yは、C〜C20アリール基であってもよく、Yは、独立して、直鎖状または分枝状のC〜Cアルカンジイルから選択されてもよい。また、ここで、YおよびYの両方は、分枝によるイミダゾリウム化合物の1つ以上の連続を含み得る。
好ましい基Yは、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジル、フラニルから選択され、最も好ましくはフェニルである。好ましい基Yは、直鎖状または分枝状のC〜Cアルカンジイルから、好ましくはメタンジイル、エタンジイル、1,3−プロパンジイルおよび1,4−ブタンジイルから選択される。
有機ラジカルXは、炭素および水素のみならず、酸素、窒素、硫黄またはハロゲンなどのヘテロ原子も含み得、例えば、ヒドロキシル基、エーテル基、アミド基、芳香族複素環、第一級、第二級、または第三級アミノ基またはイミノ基などの官能基の形で含み得る。
特に、有機ラジカルXは、ヘテロ原子、特にエーテル基を含む官能基によって置換されまたは中断され得る炭化水素ジラジカルであってもよい。置換されている場合、Xはヒドロキシル基を含まないことが好ましい。
nは一般に2〜約5000、好ましくは約5〜約3000、さらに好ましくは約8〜約1000、さらに好ましくは約10〜約300、さらに好ましくは約15〜約250、最も好ましくは約25〜約150の整数であってもよい。
添加剤の質量平均分子量Mは、一般に500g/molから1,000,000g/mol、好ましくは1000g/molから500,000g/mol、より好ましくは1500g/molから100,000g/mol、さらに好ましくは2,000g/molから50,000g/mol、さらに好ましくは3,000g/molから40,000g/mol、最も好ましくは5,000g/molから25,000g/molであり得る。
好ましくは、少なくとも1つの添加剤は対イオンYo−を含み、ここで、oは添加剤全体が電気的に中性であるように選択された正の整数である。好ましくは、oは1、2または3である。より好ましくは、対イオンYo−は、塩化物、硫酸塩、メタンスルホン酸塩または酢酸塩から選択される。
好ましくは、ポリマーイミダゾリウム化合物の数平均分子量Mは、ゲル浸透クロマトグラフィーによって決定されるところ、500g/molより大きい。
好ましくは、ポリマーイミダゾリウム化合物は、式L1の構造単位を、80重量%より多く含み得る。
さらなる詳細および代替案は、未公開の欧州特許出願第17173987.3号、特許公開WO 2016/020216および国際特許出願番号PCT/EP2017/050054にそれぞれ記載されており、これらは参照により本明細書に組み込まれる。
他の適切なレベリング剤は、限定されるものではないが、ポリアミノアミドおよびその誘導体、ポリアルカノールアミンおよびその誘導体、ポリエチレンイミンおよびその誘導体、四級化ポリエチレンイミン、ポリグリシン、ポリ(アリルアミン)、ポリアニリン、ポリウレア、ポリアクリルアミド、ポリ(メラミン−コ−ホルムアルデヒド)、アミンとエピクロロヒドリンとの反応生成物、アミンとエピクロロヒドリンおよびポリアルキレンオキシドとの反応生成物、アミンとポリエポキシド、ポリビニルピリジン、ポリビニルイミダゾール、ポリビニルピロリドン、またはそれらのコポリマーとの反応生成物、ニグロシン、ペンタメチル−パラ−ロサニリンヒドロハライド、ヘキサメチル−パラ−ロサニリンヒドロハライド、または式N−R−Sの官能基を含む化合物であり、ここで、Rは置換アルキル、非置換アルキル、置換アリール、または非置換アリールである。典型的には、アルキル基はC〜Cアルキル、好ましくはC〜Cアルキルである。一般に、アリール基は、C〜C20アリール、好ましくはC〜C12アリールを含む。このようなアリール基は、硫黄、窒素及び酸素などのヘテロ原子をさらに含んでいてもよい。アリール基がフェニルまたはナプチルであることが好ましい。式N−R−Sの官能基を含む化合物は、一般に公知であり、一般に市販されており、さらに精製することなく使用することができる。
N−R−S官能基を有するこのような化合物においては、硫黄(「S」)および/または窒素(「N」)が単結合または二重結合でそのような化合物に結合され得る。硫黄がそのような化合物に単結合で結合している場合、硫黄は、別の置換基、例えば、これらに限定されるものではないが、水素、C〜C12アルキル、C〜C12アルケニル、C〜C20アリール、C〜C12アルキルチオ、C〜C12アルケニルチオ、C〜C20アリールチオなどの置換基を有する。同様に、窒素は、1つ以上の置換基、例えばこれらに限定されるものではないが、水素、C〜C12アルキル、C〜C12アルケニル、C〜C10アリール等の置換基を有する。N−R−S官能基は、非環状であっても環状であってもよい。環状のN−R−S官能基を有する化合物は、環系内に、窒素または硫黄のいずれ一方か、あるいは、窒素と硫黄の両方を有する化合物を含む。
さらなるレベリング剤は、未公開の国際特許出願PCT/EP2009/066581に記載されているようなトリエタノールアミン縮合物である。
一般に、電気めっき浴中のレベリング剤の総量は、めっき浴の総重量に基づいて0.5ppmから10000ppmである。本発明によるレベリング剤は、より多い量またはより少ない量が使用されてもよいが、典型的には、めっき浴の総重量に基づいて約100ppmから約10000ppmの総量で使用される。
結晶粒微細化剤
スズまたはスズ合金電気めっき浴は、結晶粒微細化剤をさらに含んでもよい。結晶粒微細化剤は、式G1またはG2の化合物から選択され得る。
Figure 2021508359
式中、各Rは、独立して、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ヒドロキシ、またはハロゲンであり;RおよびRは、独立して、HおよびC〜Cアルキルから選択され;Rは、H、OH、C〜CアルキルまたはC〜Cアルコキシであり;mは、0から2までの整数であり;各Rは、独立して、C〜Cアルキルであり;各Rは、独立して、H、OH、C〜Cアルキル、またはC〜Cアルコキシから選択され;nは1または2であり;およびpは0、1または2である。
好ましくは、各Rは、独立して、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、またはヒドロキシであり、より好ましくは、C1〜C4アルキル、C〜Cアルコキシ、またはヒドロキシである。好ましくは、RおよびRは、独立して、HおよびC〜Cアルキルから、より好ましくはHおよびメチルから選択される。好ましくは、Rは、H、OH、C〜CアルキルまたはC〜Cアルコキシ、より好ましくはH、OH、またはC〜Cアルキルである。Rは、C〜Cアルキル、より好ましくはC〜Cアルキルであることが好ましい。各Rは、好ましくはH、OH、またはC〜Cアルキルから、より好ましくはH、OH、またはC〜Cアルキルから、さらに好ましくはHまたはOHから選択される。mは0または1であることが好ましく、より好ましくは、mは0である。好ましくは、nは1である。pは0または1であることが好ましく、より好ましくは0である。第1の結晶粒微細化剤の混合物、例えば、式1の2つの異なる結晶粒微細化剤、式2の2つの異なる結晶粒微細化剤、または式1の結晶粒微細化剤と式2の結晶粒微細化剤の混合物が使用されてもよい。
そのような結晶粒微細化剤として有用な例示的な化合物は、これらに限定されるものではないが、ケイ皮酸、シンナムアルデヒド、ベンザルアセトン、ピコリン酸、ピリジンジカルボン酸、ピリジンカルボキサルデヒド、ピリジンジカルボキシアルデヒド、またはそれらの混合物を含む。好ましい結晶粒微細化剤は、ベンザルアセトン、4−メトキシベンズアルデヒド、ベンジルピリジン−3−カルボキシレート、および1,10−フェナントロリンを含む。
さらなる結晶粒微細化剤が、α,β−不飽和脂肪族カルボニル化合物から選択されてもよい。適切なα,β−不飽和脂肪族カルボニル化合物は、α,β−不飽和カルボン酸、α,β−不飽和カルボン酸エステル、α,β−不飽和アミド、およびα,β−不飽和アルデヒドを含む。好ましくは、そのような結晶粒微細化剤は、α,β−不飽和カルボン酸、α,β−不飽和カルボン酸エステル、およびα,β−不飽和アルデヒドから選択され、より好ましくは、α,β−不飽和カルボン酸、およびα,β−不飽和アルデヒドから選択される。例示的なα,β−不飽和脂肪族カルボニル化合物は、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、C〜Cアルキルメタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、C〜Cアルキルクロトネート、クロトンアミド、クロトンアルデヒド、(メタ)アクロレイン、またはそれらの混合物を含む。好ましいα,β−不飽和脂肪族カルボニル化合物は、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、クロトンアルデヒド、(メタ)アクリルアルデヒド、またはそれらの混合物である。
一実施形態では、結晶粒微細化剤は、0.0001g/l〜0.045g/lの量でめっき浴中に存在し得る。好ましくは、結晶粒微細化剤は、0.0001g/l〜0.04g/lの量で、より好ましくは0.0001g/l〜0.035g/lの量で、さらに好ましくは0.0001g/l〜0.03g/lの量で存在する。第1の結晶粒微細化剤として有用な化合物は、一般に様々な供給源から市販されており、そのまま使用してもよく、さらに精製してもよい。
別のより好ましい実施形態では、スズまたはスズ合金電気めっきのための組成物は、単一の結晶粒微細化剤を含み、より好ましくは、α,β−不飽和脂肪族カルボニル化合物ではない単一の結晶粒微細化剤を含み、最も好ましくは、本質的に結晶粒微細化剤を含まないか、または全く結晶粒微細化剤を含まない。驚くべきことに、特に、50μm未満の開口サイズを有する凹設されたフィーチャーを充填する場合、如何なる結晶粒微細化剤も使用する必要はなく、抑制剤が、如何なる結晶粒微細化剤を使用しなくても良好なコプラナリティをもたらすことが見出された。
本組成物は、任意に、酸化防止剤、有機溶媒、錯化剤、およびこれらの混合物などのさらなる添加剤を、含んでもよい。
酸化防止剤
酸化防止剤は、スズを溶解した二価の状態に保つことを助けるために、本組成物に、任意に添加されてよい。1つ以上の酸化防止剤が本組成物に使用されることが好ましい。酸化防止剤の例としては、これらに限定されるものではないが、ヒドロキノン、およびこのような芳香族化合物のスルホン酸誘導体を含む、ヒドロキシル化および/またはアルコキシ化芳香族化合物が含まれ、好ましくは:ハイドロキノン;メチルハイドロキノン;レゾルシノール;カテコール;1,2,3−トリヒドロキシベンゼン;1,2−ジヒドロキシベンゼン−4−スルホン酸;1,2−ジヒドロキシベンゼン−3,5−ジスルホン酸;1,4−ジヒドロキシベンゼン−2−スルホン酸;1,4−ジヒドロキシベンゼン−2,5−ジスルホン酸、2,4−ジヒドロキシベンゼンスルホン酸およびp−メトキシフェノールである。このような酸化防止剤は、US 4,871,429に開示されている。他の適切な酸化防止剤または還元剤としては、これらに限定されるものではないが、バナジルアセチルアセトネート、バナジウムトリアセチルアセトネート、ハロゲン化バナジウム、オキシハロゲン化バナジウム、バナジウムアルコキシドおよびバナジルアルコキシドなどのバナジウム化合物が含まれる。このような還元剤の濃度は、当業者に周知であるが、典型的には、0.1g/l〜10g/l、好ましくは1g/l〜5g/lの範囲である。このような酸化防止剤は、一般に、様々な供給源から市販されている。
錯化剤
スズまたはスズ合金電気めっき浴は、スズおよび/または組成物中に存在する任意の他の金属を錯化するための錯化剤をさらに含み得る。典型的な錯化剤は、3,6−ジチア−1,8−オクタンジオールである。
典型的な錯化剤は、ポリオキシモノカルボン酸、ポリカルボン酸、アミノカルボン酸、ラクトン化合物、およびこれらの塩である。
他の錯化剤は、US 7628903、JP 4296358 B2、EP 0854206 AおよびUS 8980077 B2に開示されているような、チオウレア、チオールまたはチオエーテルのような有機チオ化合物である。
電解質
一般に、本明細書で使用される場合、「水性」とは、本発明の電気めっき組成物が、少なくとも50%の水を含む溶媒を含むことを意味する。好ましくは、「水性」とは、組成物の大部分が水であり、より好ましくは、溶媒の90%が水であり、最も好ましくは、溶媒が本質的に水からなることを意味する。蒸留水、脱イオン水、水道水など、任意のタイプの水を使用することができる。
スズ
スズイオン源は、電気めっき浴中に十分な量で堆積金属イオンを放出することができ、すなわち、電気めっき浴中に少なくとも部分的に可溶である任意の化合物であってよい。金属イオン源は、めっき浴に可溶であることが好ましい。適切な金属イオン源は、金属塩であり、これらに限定されるものではないが、金属硫酸塩、金属ハロゲン化物、金属酢酸塩、金属硝酸塩、金属フルオロホウ酸塩、金属アルキルスルホン酸塩、金属アリールスルホン酸塩、金属スルファミン酸塩、金属グルコン酸塩などを含む。
金属イオン源は、本発明において、基板上に電気めっきのための十分な金属イオンを供給する任意の量で使用され得る。金属がスズのみである場合、スズ塩は、典型的には、めっき液の約1g/l〜約300g/lの範囲の量で存在する。好ましい実施形態では、めっき液は鉛を含まない、すなわち、1重量%以下の鉛を含み、より好ましくは0.5重量%以下、さらに好ましくは0.2重量%以下、さらに好ましくは鉛を含まない。別の好ましい実施形態では、めっき溶液は本質的に銅を含まない、すなわち、それらは1重量%の銅、より好ましくは0.1重量%未満、さらにより好ましくは0.01重量%未満、さらにより好ましくは銅を含まない。
合金化金属
任意に、本発明によるめっき浴は、1つ以上の合金化金属イオンを含んでもよい。適切な合金化金属は、これらに限定されるものではないが、銀、金、銅、ビスマス、インジウム、亜鉛、アンチモン、マンガン、およびそれらの混合物を含む。好ましい合金化金属は、銀、銅、ビスマス、インジウム、およびそれらの混合物であり、より好ましくは銀である。合金化金属の任意の浴溶性塩は、合金化金属イオンの供給源として好適に使用され得る。このような合金化金属塩の例は、これらに限定されるものではないが、金属酸化物;金属ハロゲン化物;金属フルオロホウ酸塩;金属硫酸塩;金属メタンスルホン酸塩、金属エタンスルホン酸塩、金属プロパンスルホン酸塩などの金属アルカンスルホン酸塩;金属フェニルスルホネート、金属トルエンスルホネート、金属フェノールスルホネートなどの金属アリールスルホネート;金属グルコネートおよび金属アセテートなどの金属カルボキシレート;などを含む。好ましい合金化金属塩は、金属硫酸塩;金属アルカンスルホン酸塩;金属アリールスルホネートである。1つの合金化金属が本発明の組成物に添加されると、二元合金堆積が得られる。2、3またはそれ以上の異なる合金化金属が本発明の組成物に添加されると、三元、四元またはそれ以上の高元合金堆積が得られる。本発明の組成物に使用されるそのような合金化金属の量は、所望の特定のスズ合金に依存する。合金化金属のこのような量の選択は、当業者の能力の範囲内である。特定の合金化金属、例えば銀などが使用される場合、追加の錯化剤が必要とされ得ることは、当業者には理解されよう。そのような錯化剤(またはコンプレッサー)は、当技術分野で周知であり、所望のスズ合金組成物を得るために任意の適切な量で使用され得る。
本発明の電気めっき組成物は、スズ含有層を堆積するのに適しており、該スズ含有層は純粋なスズ層またはスズ合金層であってもよい。例示的なスズ合金層は、これらに限定されるものではないが、スズ−銀、スズ−銅、スズ−インジウム、スズ−ビスマス、スズ−銀−銅、スズ−銀−銅−アンチモン、スズ−銀−銅−マンガン、スズ−銀−ビスマス、スズ−銀−インジウム、スズ−銀−亜鉛−銅、およびスズ−銀−インジウム−ビスマスを含む。好ましくは、本発明の電気めっき組成物は、純粋なスズ、スズ−銀、スズ−銀−銅、スズ−インジウム、スズ−銀−ビスマス、スズ−銀−インジウム、およびスズ−銀−インジウム−ビスマス、より好ましくは純粋なスズ、スズ−銀またはスズ−銅を堆積させる。
本発明の電気めっき浴から堆積される合金は、原子吸着分光法(AAS)、蛍光X線(XRF)、誘導結合プラズマ質量分析法(ICP−MS)のいずれかによって測定され、合金の重量に基づいて、0.01重量%〜99.99重量%の範囲のスズの量、および99.99重量%〜0.01重量%の範囲の量の1つ以上の合金化金属を含む。好ましくは、本発明を用いて堆積されたスズ−銀合金は、90重量%〜99.99重量%のスズと、0.01重量%〜10重量%の銀と、任意の他の合金化金属とを含む。より好ましくは、スズ−銀合金堆積物は、95重量%〜99.9重量%のスズと0.1重量%〜5重量%の銀と他の任意の合金化金属を含む。スズ−銀合金は好ましいスズ合金堆積物であり、好ましくは、90重量%〜99.9重量%のスズと10重量%〜0.1重量%の銀を含む。より好ましくは、スズ−銀合金堆積物は、95重量%〜99.9重量%のスズと5重量%〜0.1重量%の銀を含む。多くの用途では、合金の共晶組成が使用され得る。本発明による堆積合金は、実質的に鉛を含まない、すなわち、1重量%以下の鉛、より好ましくは0.5重量%以下の鉛、さらに好ましくは0.2重量%以下の鉛、さらに好ましくは鉛を含まない。

一般に、金属イオン源および抑制剤の少なくとも1つに加えて、本発明の金属電気めっき組成物は、好ましくは、電解質、すなわち酸性またはアルカリ性の電解質、1つ以上の金属イオン、任意にハロゲン化物イオンの源、および任意に界面活性剤および結晶粒微細化剤などの他の添加剤を含む。このような浴は、典型的には水性である。水は、広範囲の量で存在してもよい。蒸留水、脱イオン水、または水道水など、任意のタイプの水を使用することができる。
好ましくは、本発明のめっき浴は酸性であり、すなわち、7未満のpHを有する。典型的には、スズまたはスズ合金電気めっき組成物のpHは、4未満、好ましくは3未満、最も好ましくは2未満である。
本発明の電気めっき浴は、これらの成分を任意の順序で組み合わせることによって調製することができる。無機成分、例えば金属塩、水、電解質、任意のハロゲン化物イオン源などが先に浴槽に添加され、次いで界面活性剤、結晶粒微細化剤、レベラーなどの有機成分が添加されることが好ましい。
典型的には、本発明のめっき浴は、10℃〜65℃、またはこれより高い任意の温度で、使用され得る。めっき浴の温度は、10℃〜35℃、より好ましくは15℃〜30℃であることが好ましい。
適切な電解液は、これらに限定されるものではないが、硫酸、酢酸、フルオロホウ酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸およびトリフルオロメタンスルホン酸などのアルキルスルホン酸、フェニルスルホン酸およびトルエンスルホン酸などのアリールスルホン酸、スルファミン酸、塩酸、リン酸、水酸化テトラアルキルアンモニウム、好ましくは水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどを含む。酸は、典型的には、約1g/lから約300g/lの範囲の量で存在する。
一実施形態では、少なくとも1つの添加剤は、メタンスルホン酸塩、硫酸塩または酢酸塩から選択される対イオンYoを含み、oは正の整数である。
このような電解質は、任意に、塩化スズまたは塩酸にある塩化物イオンなどのハロゲン化物イオン源を含んでもよい。約0ppmから約500ppmなどの広い範囲のハロゲン化物イオン濃度が、本発明で使用されてよい。典型的には、ハロゲン化物イオン濃度は、めっき浴に基づいて約10ppmから約100ppmの範囲である。電解質は、硫酸またはメタンスルホン酸、好ましくは硫酸またはメタンスルホン酸と塩化物イオン源の混合物であることが好ましい。本発明で有用な酸およびハロゲン化物イオン源は、一般に市販されているものであり、さらに精製することなく使用することができる。
用途
本発明のめっき組成物は、スズ含有層が所望される様々なめっき方法、特に、複数の導電性結合フィーチャーを含む半導体ウェハ上にスズ含有はんだ層を堆積させる方法において有用である。めっき方法は、これらに限定されるものではないが、水平または垂直ウェハめっき、バレルめっき、ラックめっき、リールトゥリールおよびジェットめっき等の高速めっき、ラックレスめっき等を含み、好ましくは水平または垂直ウェハめっきである。多種多様な基板が、本発明により、スズ含有堆積物でめっきされ得る。めっきされる基板は、導電性であり、銅、銅合金、ニッケル、ニッケル合金、ニッケル−鉄含有材料を含むことができる。このような基板は、(a)リードフレーム、コネクタ、チップコンデンサ、チップ抵抗器、および半導体パッケージ、(b)回路基板などのプラスチック、(c)半導体ウェハなどの電子部品の形態であってもよい。好ましくは、基板は半導体ウェハである。従って、本発明はまた:複数の導電性結合フィーチャーを含む半導体ウェハを提供すること;半導体ウェハを前述の記組成物と接触させること;導電性結合フィーチャー上にスズ含有層を堆積させるのに十分な電流密度を適用すること、を含む半導体ウェハ上にスズ含有層を堆積させる方法を提供する。好ましくは、結合フィーチャーは銅を含み、該銅は純銅層、銅合金層、または銅を含む任意の相互接続構造の形態であってもよい。銅柱は、好ましい導電性結合フィーチャーの1つである。任意に、銅柱は、ニッケル層などのトップメタル層を含むことができる。導電性結合フィーチャーがトップメタル層を有する場合、純スズはんだ層が、結合フィーチャーのトップメタル層上に堆積される。ボンディングパッド、銅柱などの導電性結合フィーチャーは、当技術分野でよく知られており、例えば、US 7,7781,325、US 2008/0054459 A、US2008/00296761 A、US2006/0094226 Aに記載されている。
方法
一般に、本発明が基板上にスズまたはスズ合金を堆積させるために使用されるとき、めっき浴は使用中は撹拌される。任意の適切な撹拌方法が本発明で使用されることができ、そのような方法は当技術分野で周知である。適切な撹拌方法は、これらに限定されるものではないが、不活性ガスまたは空気の散布、ワークピースの撹拌、衝突などが含まれる。そのような方法は当業者に知られている。本発明を使用して、ウェハなどの集積回路基板をめっきする場合、ウェハは1rpm〜150rpmなどのように回転させ、ポンピングまたはスプレーなどの方法で、めっき液を回転しているウェハに接触させてもよい。代替的には、めっき浴の流れが所望の金属堆積物を提供するのに十分である場合、ウェハを回転させる必要はない。
スズまたはスズ合金は、金属堆積物内に実質的にボイドを形成することなく、本発明に従って凹部内に堆積される。「実質的にボイドを形成しない」という用語は、金属堆積物内に1000nm、好ましくは500nm、最も好ましくは100nmよりも大きいボイドが存在しないことを意味する。
半導体基板をめっきするためのめっき装置は周知である。めっき装置は、スズまたはスズ合金電解質を保持し、プラスチック、または電解めっき溶液に不活性な他の材料などの適切な材料で作成された電気めっきタンクを有している。タンクは、特にウェハめっきのためには、円筒状であってもよい。カソードは、タンクの上部に水平に配置されており、開口部を有するシリコンウェハ等の任意のタイプの基板であってもよい。
これらの添加剤は、アノードからカソードを分離する単数または複数の膜の存在下または非存在下で、可溶性アノードおよび不溶性アノードと併用することができる。カソード基板およびアノードは、配線によって、それぞれ電源に、電気的に接続されている。直流またはパルス電流のためのカソード基板は、正味で負の電荷を有するため、溶液中の金属イオンがカソード基板で還元され、カソード表面にメッキ金属が形成される。酸化反応は、アノードで起こる。カソードおよびアノードは、タンク中に水平または垂直に配置されてよい。
一般に、スズまたはスズ合金バンプを製造するとき、フォトレジスト層が、半導体ウェハに適用され、続いて、標準的なフォトリソグラフィック露光および現像技術によって、開口部またはビアを有するパターン化フォトレジスト層(またはめっきマスク)が形成される。めっきマスクの寸法(めっきマスクの厚さおよびパターンの開口部のサイズ)は、I/OパッドおよびUBM上に堆積されるスズまたはスズ合金層のサイズおよび位置を規定する。このような堆積物の直径は、典型的には1μm〜300μmの範囲、好ましくは2μm〜100μmの範囲である。
すべてのパーセント、ppmまたは相当の値は、他に指示がない限り、それぞれの組成物の総質量に対する重量を指す。すべての引用した文献は、参照によって、本明細書に組み込まれる。
以下の実施例は、本発明の範囲を限定することなく、本発明をさらに説明する。
分析方法
抑制剤の分子量は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)により決定した。ポリスチレンを標準として使用し、溶出液としてテトラヒドロフランを使用した。カラムの温度は30℃、注入量は30μL(μリットル)、流速は1.0ml/分であった。抑制剤の重量平均分子量(M)、数平均分子量(M)および多分散指数PDI(M/M)を決定した。アミン数は、DIN 53176に従って、酢酸中のポリマーの溶液を過塩素酸で滴定することによって決定した。コプラナリティおよび形態(粗さ)は、レーザー走査顕微鏡によって基板の高さを測定することによって、決定した。
パターン化されたフォトレジストは、8μmの直径および15μmの深さのビア、ならびに予め形成された5μmの高さの銅のマイクロバンプを含んでいた。分離した(iso)領域は、中心間距離(ピッチ)が32μmのピラーの3×6配列で構成される。高密度領域は、中心と中心の距離(ピッチ)が16μmのピラーの8×16配列からなる。ダイ内のコプラナリティを計算するために、iso領域の3つのバンプおよび高密度領域の中心から3つのバンプが取られる。
ダイ内(WID)のコプラナリティ(COP)は、以下の式

COP=(Hiso−Hdense)/HAv

を使用することによって、決定した。
式中、Hiso及びHdenseは、iso領域/高密度領域におけるバンプの平均高さであり、HAvは、上述したiso領域および高密度領域における全てのバンプの全体平均高さである。
平均粗さRは、以下の式を用いて算出した。
Figure 2021508359
式中、Hは、特定のバンプ上の位置iの高さである。1つのバンプの表面のレーザースキャンの間に、n個の位置の高さが決定される。Hmeanは、1つのバンプのn個の位置のすべての平均高さである。
実施例1:サプレッサーの調製
実施例1.3
ジエチレントリアミン(346.5g)を3.5リットルのオートクレーブに入れた。窒素中和後、圧力を1.5バールに調整した。次いで、エチレンオキシド(739.8g)を120℃で8時間かけて添加し、最大圧力5バールに達した。反応を完了させるために、混合物を、120℃で8時間、後反応させた。次に、温度を80℃に下げ、揮発性化合物を真空中80℃で除去した。前工程1は、528mgKOH/gのアミン価を有する褐色がかった液体(1085.5g)として得られた。
前工程1(97g)およびカリウムtert−ブトキシド(15.8g)を、3.5リットルのオートクレーブに入れた。窒素中和後、圧力を1.5バールに調整し、混合物を130℃で1時間均質化した。次いで、プロピレンオキシド(918.2g)およびエチレンオキシド(35.7g)を130℃で6時間かけて添加し、最高圧力5バールに達した。反応を完了するために、混合物を7バールの圧力で130℃で15時間、後反応させた。次に、温度を80℃に下げ、揮発性化合物を真空中80℃で除去した。界面活性剤3は、47.5mg/gのアミン価を有する黄色がかった液体(998グラム)として得られた。
実施例1.4
ジエチレントリアミン(245.2g)を3.5リットルのオートクレーブに入れた。窒素中和後、圧力を1.5バールに調整した。次いで、プロピレンオキシド(689g)を90℃で10時間かけて添加し、最大圧力5バールに達した。反応を完了させるために、混合物を、130℃で8時間、後反応させた。次に、温度を80℃に下げ、揮発性化合物を真空中80℃で除去した。前工程2は、419.8mgKOH/gのアミン価を有する褐色がかった液体(901g)として得られた。
前工程2(144.5g)およびカリウムtert−ブトキシド(0.9g)を、3.5リットルのオートクレーブに入れた。窒素中和後、圧力を1.5バールに調整し、混合物を130℃で1時間均質化した。次いで、プロピレンオキシド(319.9g)を130℃で4時間かけて添加し、最高圧力6バールに達した。混合物を6時間、後反応させた。その後、エチレンオキシド(105.1g)を130℃で3時間かけて添加し、最大圧力は4バールに達した。反応を完了させるために、混合物を、130℃で6時間、後反応させた。次に、温度を80℃に下げ、揮発性化合物を真空中80℃で除去した。界面活性剤4は、105.2mg/gのアミン価を有する橙色の液体(591g)として得られた。
実施例1.5
ジエチレントリアミン(619g)を5.0リットルのオートクレーブに入れた。窒素中和後、圧力を1.5バールに調整した。次いで、エチレンオキシド(1320g)を90℃で10時間かけて添加し、最大圧力5バールに達した。反応を完了させるために、混合物を、8時間、後反応させた。次に、温度を80℃に下げ、揮発性化合物を真空中80℃で除去した。前工程3は、516.8mg/gのアミン価を有する褐色がかった液体(1085.5g)として得られた。
前工程3(80.9g)およびカリウムtert−ブトキシド(0.94g)を、3.5リットルのオートクレーブに入れた。窒素中和後、圧力を1.5バールに調整し、混合物を130℃で1時間均質化した。次いで、プロピレンオキシド(493.7g)とエチレンオキシド(55.1g)を130℃で12時間かけて添加し、最高圧力6バールに達した。反応を完了させるために、混合物を、7バールの圧力で、130℃で12時間、後反応させた。次に、温度を80℃に下げ、揮発性化合物を真空中80℃で除去した。界面活性剤5は、49.7mg/gのアミン価を有する黄色がかった液体(1219g)として得られた。
実施例1.6
ジエチレントリアミン(346.5g)を3.5リットルのオートクレーブに入れた。窒素中和後、圧力を1.5バールに調整した。次いで、エチレンオキシド(739.8g)を120℃で8時間かけて添加し、最大圧力5バールに達した。反応を完了させるために、混合物を、120℃で8時間、後反応させた。次に、温度を80℃に下げ、揮発性化合物を真空中80℃で除去した。前工程1は、516.8mg/gのアミン価を有する褐色がかった液体(1085.5g)として得られた。
前工程1(157.4g)およびカリウムtert−ブトキシド(0.93g)を、3.5リットルのオートクレーブに入れた。窒素中和後、圧力を1.5バールに調整し、混合物を130℃で1時間均質化した。次いで、プロピレンオキシド(348.5g)とエチレンオキシド(114.5g)を130℃で12時間かけて添加し、最高圧力6バールに達した。反応を完了させるために、混合物を、7バールの圧力で、130℃で12時間、後反応させた。次に、温度を80℃に下げ、揮発性化合物を真空中80℃で除去した。界面活性剤6は、109.3mg/gのアミン価を有する黄色がかった液体(601g)として得られた。
実施例1.7
トリスアミノエチルアミン(396g)を3.5リットルのオートクレーブに入れた。窒素中和後、圧力を1.5バールに調整した。次いで、プロピレンオキシド(943.7g)を90℃で10時間かけて添加し、最大圧力6バールに達した。反応を完了させるために、混合物を、12時間、後反応させた。次に、温度を80℃に下げ、揮発性化合物を真空中80℃で除去した。前工程4は、334.1mgKOH/gのアミン価を有する褐色がかった液体(1336g)として得られた。
前工程4(237.2g)およびカリウムtert−ブトキシド(1.2g)を、3.5リットルのオートクレーブに入れた。窒素中和後、圧力を1バールに調整し、混合物を130℃で1時間均質化した。次いで、プロピレンオキシド(751.9g)を130℃で7時間かけて添加し、最高圧力5バールに達した。次いで、エチレンオキシド(226g)を3時間かけて添加した。反応を完了させるために、混合物を、7バールの圧力で、130℃で12時間、後反応させた。次に、温度を80℃に下げ、揮発性化合物を真空中80℃で除去した。界面活性剤7は、65mg/gのアミン価を有する黄色がかった液体(1221g)として得られた。
実施例1.8
トリスアミノエチルアミン(277.8g)を3.5リットルのオートクレーブに入れた。窒素中和後、圧力を1.5バールに調整した。次いで、エチレンオキシド(501.6g)を90℃で10時間かけて添加し、最大圧力5バールに達した。反応を完了させるために、混合物を、12時間、後反応させた。次に、温度を80℃に下げ、揮発性化合物を真空中80℃で除去した。前工程5は、526.2mgKOH/gのアミン価を有する褐色がかった液体(1346g)として得られた。
前工程5(143.7g)およびカリウムtert−ブトキシド(1.3g)を、3.5リットルのオートクレーブに入れた。窒素中和後、圧力を1バールに調整し、混合物を130℃で1時間均質化した。次いで、プロピレンオキシド(691.2g)とエチレンオキシド(61.7g)を130℃で12時間かけて添加し、最高圧力6バールに達した。反応を完了させるために、混合物を、7バールの圧力で、130℃で12時間、後反応させた。次に、温度を80℃に下げ、揮発性化合物を真空中80℃で除去した。界面活性剤8は、97mg/gのアミン価を有する黄色がかった液体(853g)として得られた。
実施例2:スズ電気めっき
比較例2.1
メタンスルホン酸スズとして40g/lのスズ、165g/lのメタンスルホン酸、1g/lの市販の酸化防止剤、及び1g/lのLugalvan(登録商標)BNO 12(スズめっき用の一般的な最新技術の界面活性剤、BASFから入手可能)を含有するスズめっき浴を調製した。Lugalvan(登録商標)BNO 12は、β−ナフトール1モルあたり12モルのエチレンオキシドでエトキシ化されたβ−ナフトールである。
5μmのスズを、銅マイクロバンプを被覆したニッケル上に、電気めっきした。銅マイクロバンプは、8μmの直径および5μmの高さを有していた。ニッケル層は、1μmの厚さであった。15μmの厚さのパターン化フォトレジスト層を有する2cm×2cm大の切り出しウェハを、上記に記載のめっき浴に浸漬し、16ASDの直流を25℃で37秒間印加した。めっきされたスズバンプをレーザー走査顕微鏡(LSM)と走査型電子顕微鏡(SEM)で検査した。0.4μmの平均粗さ(Ra)および4%のコプラナリティ(COP)が決定された。
比較例2.2
追加の0.02g/lのベンザルアセトン(結晶粒微細化剤)および10ml/lのイソプロパノールを含む比較例2.1に記載したスズめっき浴を調製した。めっき手順は、比較例2.1に記載したものであった。めっきされたスズバンプをレーザー走査顕微鏡(LSM)と走査型電子顕微鏡(SEM)で検査した。0.12μmの平均粗さ(Ra)および−11%のコプラナリティ(COP)が決定された。
図2から導かれるように、比較例2.2のベンザルアセトンの存在は、比較例2.1と比較して、表面粗さの減少をもたらすが、コプラナリティに悪影響、すなわち、より不均一なめっき高さを伴う。
実施例2.3
Lugalvan BNO 12に代えて1g/lの界面活性剤3を含有する比較例2.1に記載したスズめっき浴を調製した。めっき手順は比較例2.1に記載したものであった。めっきされたスズバンプをレーザー走査顕微鏡(LSM)と走査型電子顕微鏡(SEM)で検査した。0.17μmの平均粗さ(Ra)および1%のコプラナリティ(COP)が決定された。
結果を表1にまとめ、図3に示す。
比較例2.1(図1)と比較例2.3(図3)の結果を比較すると、Lugalvan BNO 12と比較して、界面活性剤3を使用した場合、スズ電気めっきは、はるかに滑らかな表面をもたらす。
さらに、実施例2.2と実施例2.3のCOPの結果を比較すると、結晶粒微細化剤としてLugalvan BNO 12とベンザルアセトンの組み合わせを使用する場合と比較して、界面活性剤3を使用する場合、スズ電気めっきは、はるかに良好なコプラナリティをもたらすことが示されている。
実施例2.4
Lugalvan BNO 12に代えて1g/lの界面活性剤4を含有する比較例2.1に記載したスズめっき浴を調製した。めっき手順は比較例2.1に記載したものであった。めっきされたスズバンプをレーザー走査顕微鏡(LSM)と走査型電子顕微鏡(SEM)で検査した。0.17μmの平均粗さ(Ra)および3%のコプラナリティ(COP)が決定された。
結果を表1にまとめ、図4に示す。
実施例2.4のめっき浴で界面活性剤4を使用すると、比較例2.1および比較例2.2のLugalvan BNO 12の使用とは対照的に、均一なめっき高さと組み合わされた滑らかな表面がもたらされる。
実施例2.5
Lugalvan BNO 12に代えて1g/lの界面活性剤5を含有する比較例2.1に記載したスズめっき浴を調製した。めっき手順は比較例2.1に記載したものであった。めっきされたスズバンプをレーザー走査顕微鏡(LSM)と走査型電子顕微鏡(SEM)で検査した。0.17μmの平均粗さ(Ra)および4%のコプラナリティ(COP)が決定された。
結果を表1にまとめ、図5に示す。
実施例2.5のめっき浴で界面活性剤5を使用すると、比較例2.1および比較例2.2のLugalvan BNO 12の使用とは対照的に、均一なめっき高さと組み合わされた滑らかな表面がもたらされる。
実施例2.6
Lugalvan BNO 12に代えて1g/lの界面活性剤6を含有する比較例2.1に記載したスズめっき浴を調製した。めっき手順は比較例2.1に記載したものであった。めっきされたスズバンプをレーザー走査顕微鏡(LSM)と走査型電子顕微鏡(SEM)で検査した。0.16μmの平均粗さ(Ra)および4%のコプラナリティ(COP)が決定された。
結果を表1にまとめ、図6に示す。
実施例2.6のめっき浴で界面活性剤6を使用すると、比較例2.1および比較例2.2のLugalvan BNO 12の使用とは対照的に、均一なめっき高さと組み合わされた滑らかな表面がもたらされる。
実施例2.7
Lugalvan BNO 12に代えて1g/lの界面活性剤7を含有する比較例2.1に記載したスズめっき浴を調製した。めっき手順は比較例2.1に記載したものであった。めっきされたスズバンプをレーザー走査顕微鏡(LSM)と走査型電子顕微鏡(SEM)で検査した。0.16μmの平均粗さ(Ra)および3%のコプラナリティ(COP)が決定された。
結果を表1にまとめ、図7に示す。
実施例2.7のめっき浴で界面活性剤7を使用すると、比較例2.1および比較例2.2のLugalvan BNO 12の使用とは対照的に、均一なめっき高さと組み合わされた滑らかな表面がもたらされる。
実施例2.8
Lugalvan BNO 12に代えて1g/lの界面活性剤8を含有する比較例2.1に記載したスズめっき浴を調製した。めっき手順は比較例2.1に記載したものであった。めっきされたスズバンプをレーザー走査顕微鏡(LSM)と走査型電子顕微鏡(SEM)で検査した。0.17μmの平均粗さ(Ra)および3%のコプラナリティ(COP)を決定した。
結果を表1にまとめ、図8に示す。
実施例2.8のめっき浴で界面活性剤8を使用すると、比較例2.1および比較例2.2のLugalvan BNO 12の使用とは対照的に、均一なめっき高さと組み合わされた滑らかな表面がもたらされる。
Figure 2021508359

Claims (16)

  1. スズイオンと式Iの少なくとも1つの化合物とを含む水性組成物であって、
    Figure 2021508359
    式中、
    ,Xは、独立して、任意にOまたはSによって中断されてよい直鎖状または分枝状のC〜C12アルカンジイルから選択され、
    11は、式−(O−CH−CHR41−OR42の1価の基であり、
    12,R13,R14は、独立して、H、R11及びR40から選択され;
    15は、H,R11,R40及び−X−N(R21から選択され、
    は、(a)直鎖状または分枝状のC〜C12アルカンジイル、(b)式−(O−CH−CHR41−から選択される2価の基であり、
    21は、R11およびR40から選択され、
    40は、直鎖状または分枝状のC〜C20アルキルであり、
    41は、Hおよび直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルから選択され、
    42は、Hおよび任意にヒドロキシ、アルコキシまたはアルコキシカルボニルで置換されてよい直鎖状または分枝状のC〜C20アルキルから選択され、
    nは、1〜6までの整数であり、
    mは、2〜250の整数であり、
    oは、1〜250の整数であり、
    前記水性組成物の銅含有量が1質量%未満である、
    水性組成物。
  2. 前記X及びXは、C〜Cアルカンジイル、好ましくはメタンジイル、エタンジイルまたはプロパンジイルから独立して選択される、請求項1に記載の水性組成物。
  3. 前記X及びXは、−(CHR41−[Q−(CHR41−であって、QはOまたはSから選択され、q+r・sはスペーサー中のC原子の数である、請求項1に記載の水性組成物。
  4. Q=O及びq=r=1または2である、請求項3に記載の水性組成物。
  5. 前記R41は、H、メチル、エチルから、好ましくはH及びメチルから選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の水性組成物。
  6. 前記R12、R13及びR14は、前記R11から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の水性組成物。
  7. 前記R15は、前記R11および−X−N(R21から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の水性組成物。
  8. 前記R11は、エチレンオキシドとさらなるC〜Cアルキレンオキシドのコポリマーである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の水性組成物。
  9. 前記エチレンオキシドとさらなるC〜Cアルキレンオキシドのコポリマー中のエチレンオキシドの含有量は、5〜50重量%、好ましくは5〜40重量%である、請求項8に記載の水性組成物。
  10. 前記エチレンオキシドとさらなるC〜Cアルキレンオキシドのコポリマー中のエチレンオキシドの含有量は、5〜30重量%、好ましくは8〜20重量%である、請求項8に記載の水性組成物。
  11. α,β−不飽和脂肪族カルボニル化合物ではない単一の結晶粒微細化剤を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の水性組成物。
  12. 本質的に結晶粒微細化剤を含まない、請求項1〜11のいずれか一項に記載の水性組成物。
  13. 前記水性組成物の銅含有量が0.1質量%未満である、請求項1〜12のうちいずれか1項に記載の水性組成物。
  14. 500nm〜500μmの開口サイズを有するフィーチャーを有する基板上にスズまたはスズ合金を堆積させるための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の水性組成物の使用。
  15. 基板上に、以下の工程によってスズまたはスズ合金を電着させる方法であって、
    a)請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物を前記基板と接触させること、及び、
    b)前記基板上にスズまたはスズ合金の層を堆積させるのに十分な時間、前記基板に電流を印加すること、
    ここで、前記基板は、500nm〜500μmの開口サイズを有するフィーチャーを有し、堆積物は、これらのフィーチャーを充填するために行われる、方法。
  16. 前記開口サイズが1μm〜200μmである、請求項15に記載の方法。
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