JP2021506481A - 寛骨臼骨切り術のための切断ガイドおよび寛骨臼骨切り術のためのキット - Google Patents

寛骨臼骨切り術のための切断ガイドおよび寛骨臼骨切り術のためのキット Download PDF

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Abstract

寛骨臼骨切り術のための切断ガイドは、切断器具(30)の挿入のための長手方向の開口部(3)を有する少なくとも第1の本体(2)であって、前記開口部(3)が当該第1の本体(2)の第1の端部(2a)から第2の端部(2b)まで延びる第1の本体(2)と、前記第1の本体(2)を骨に正しく配置して締結部材(7)を介して当該骨に固定するために、前記長手方向の開口部(3)に対して両側から前記第1の本体(2)から離れるように延びる少なくとも2つの位置決めおよび固定アーム(4a、4b)と、を備える。

Description

本発明は、寛骨臼骨切り術のための切断ガイドに関する。
寛骨臼骨切り術は、大腿骨頭が寛骨臼から徐々に外れるように股関節が異常に発達する状態である股関節異形成を治療するために実行されなければならない外科手術である。
股関節は寛骨臼と大腿骨頭によって形成される。股関節異形成が発生すると、大腿骨頭が寛骨臼にしっかりとフィットせず、容易に脱臼する。したがって、関節の2つの部分(凹と凸)が完全に合わず、これは関節系の全体的に不安定な状態につながる可能性があり、股関節を非常に脱臼しやすくさせる。
寛骨臼骨切り術、すなわちPAOは、長年にわたって進化してきた非常に特殊な処置であり、その目的は、関節の生理学的形態を復元するために寛骨臼を再調整することである。
異形成の外科的治療の目的は、関節の調和を復元すること、および、したがって正常な生体力学的力を復元することである。すなわち、寛骨臼骨切り術は、接触面積を増やし、不安定性関連のストレスを減らし、負荷力を正常化するために行われる。
寛骨臼骨切り術は、寛骨臼の周囲の骨を切断し、寛骨の上部と下部の間の骨の連続性を妨げることなく、寛骨から完全にそれを分離することを含む。換言すると、それは、骨を2つの部分に分離するために、寛骨と寛骨臼の間の骨に破砕を生成することにある。寛骨臼の断片は、その後、寛骨臼が正しい位置にくるように平行移動および方向転換され、ネジと金属ワイヤを使用して骨盤に固定される。
この高度に専門化された外科手術は、経験豊富な外科医により実施される場合、骨の2つの部分を新しい機械的に正しい位置に再調整することにより、優れた臨床的、放射線学的および機能的結果をもたらす。
この方法は現在、寛骨臼を完全に解放してそれを最適な位置に方向転換および固定できるようにするために、関節周囲の多くの骨切り術を伴う。
しかしながら、すべての切断は、術前段階で事前に決定された線に従って、外科医によってフリーハンドで行われる。
手術の成功は完全に外科医の経験とスキルにかかっているので、この切断方法は明らかに困難を伴い、患者にいくつかのリスクをもたらす。
骨切断器具によって引き起こされる振動のために、切断に適切に従わなかったり、軟組織に触れたりするリスクが常にある。
骨切り術が完了すると、寛骨臼の断片は完全に可動になり、術中の画像増強装置の制御下で必要な大腿骨頭のカバレッジとバージョン角度を得るために方向転換される。
したがって、骨が切断されて得られた2つの部分も目で確認することによって回転されて再調整され、外科医は外科手術中に骨盤全体の前後の突起を検査することによって正しい位置合わせが得られるまで寛骨臼を回転させる。
確実に、再調整ステップの間に人為的ミスの高いリスクがある。
本発明の目的は、したがって、切断ステップ中に外科医を支援し、人為的ミスによる患者のリスクを最小限に抑え、手術時間を短縮する、寛骨臼骨切り術のための切断ガイドを提供することである。
本発明のさらなる目的は、軟組織に触れたり所定の切断線から外れたりするリスクなしに正確な切断を達成するために、切断線を画定して外科医に明確に示す、寛骨臼骨切り術のための切断ガイドを提供することである。
本発明のさらに別の目的は、寛骨臼骨切り術を実施するためのキットを提案することであり、これは、正確な切断を達成するだけでなく、関節の生理学的形態に従って、骨が切断されて得られた2つの部分の正確な再調整も可能にする。
寛骨臼骨切り術のための切断ガイドおよび寛骨臼骨切り術のためのキットのこれらの特徴およびさらなる特徴、並びにそれぞれの利点は、添付図面に単に非限定的な例の目的で表される好ましい非排他的な実施形態の以下の説明からより明らかになるであろう。
本発明による寛骨臼骨切り術のための切断ガイドの第1の本体の上からの斜視図である。 図1に示される寛骨臼骨切り術のための切断ガイドの第1の本体の下からの斜視図である。 本発明による寛骨臼骨切り術のための切断ガイドの第2の本体の上からの斜視図である。 図3に示される寛骨臼骨切り術のための切断ガイドの第2の本体の下からの斜視図である。 寛骨臼骨切り術のためのキットに含まれるアライナの上からの斜視図である。 図5に示されるアライナの下からの斜視図である。 骨切断器具を示す。
添付の図面において、参照番号1は、本発明による、寛骨臼骨切り術のための切断ガイドを全体的に示す。
切断ガイド1は、骨切断器具30(図7)が従うべき一義的な切断経路を規定することによって、手術ステップ中、特に骨Bの切断中に外科医を支援するために使用されるデバイスである。
切断ガイド1は、切断器具30を挿入するための長手方向開口部3を有する少なくとも1つの第1の本体2(図1および2)を含む。この第1の本体2はまた、近位ガイドと呼ばれることもある。
前記長手方向開口部3は、本質的に、第1の本体2の長手方向延長軸に沿って、第1の本体2の第1の端部2aから第2の端部2bまで延びる。
前記開口部3は、近位ガイド2が骨に連結されると、下にある骨がそれを通して見えるようになっている。
第1の本体2は、第1の端部2aから中間セクション2cまで延びる第1の部分2’と、中間セクション2cから第2の端部2bまで延びる第2の部分2’’とを有する。
骨に沿って行われる切断は直線的ではなく、寛骨臼骨切り経路に従う必要がある。そのため、切断線に従う長手方向開口部3を含む第1の本体2は直線的ではなく、曲線的な形状を持っている。同様に、開口部3は、寛骨臼骨切り経路の正確な曲線形状に従う。
第1の本体2は、第1の部分2’に対応して、第1の本体2から離れるように延びる少なくとも2つの位置決めおよび固定アーム4aおよび4bを備える。各アーム4aおよび4bは、長手方向開口部3に対して両側から、第1の本体2から離れるように第1の端部2aに向かって延びる。
前記アーム4aおよび4bの目的は、切断ガイド1、特にガイド1の第1の本体2を切断される骨B上に正確に位置決めすることである。
第1の本体2と位置決めおよび固定アーム4a、4bの両方は、下面5、すなわち、患者の骨に結合される、患者の骨の解剖学的構造に対して形作られた表面を有し、その正確且つ一義的な位置決めを可能にする。言い換えれば、下面5は、第1の本体2が結合されなければならない骨の表面の反転形状(negative)である。
さらに、位置決めおよび固定アーム4a、4bは、切断される骨の縁を掴むのに適しており且つ、下面5と同様に、患者の解剖学的構造に対して形作られた下縁部を有する少なくとも1つの締結縁部6を有する。
各位置決めおよび固定アーム4a、4bは、切断される骨に固定するために、対応するそれぞれの締結部材7に結合される。
典型的な締結部材は、例えば、図1、3および9に見られるように、外科用ネジ、ピン、または皮質ネジ(シャンツネジ)である。
第1の本体2が結合される締結部材7は、いくつかの図面でのみ示されている。
具体的には、各位置決めおよび固定アーム4a、4bは、対応するそれぞれのスリーブ、すなわち第1のスリーブ8aおよび第2のスリーブ8bを含み、それらの中に対応する締結部材7を挿入することができる。
図1および2に示されるように、スリーブ8a、8bは、カラーを有する対応するそれぞれのアーム4a、4bから突出する。
第1の本体2と締結部材7との間の安定した接続を達成するために、それぞれのカラーに対応して各スリーブ8a、8b上に取り付けることができるブッシング9があってもよい。
この追加の接続は、構造の、したがって近位ガイドすなわち第1の本体2の締結部材7へのより確実な締結を達成するのに役立ち、切断器具によってデバイス全体に伝達される、その後のガイドの位置ずれのリスクを伴う振動を制限する。
第1のスリーブ8aおよび第2のスリーブ8bはそれぞれ、側部開口部8’を有してもよく、近位ガイドすなわち第1の本体2が取り外された後に締結部材7が引き抜かれなければならない、または締結部材7が適所に残されなければならない場合に、第1の本体2を締結部材7から簡単に外すことを可能にする。その構成において、第1の本体2の第1のスリーブ8aおよび第2のスリーブ8bは、実質的にC字状の断面を有している。代替的に、第1のスリーブ8aおよび第2のスリーブ8bは、側部において閉じられており、円形断面を有する。
第1の本体2は、第1の本体2の第2の端部2bから突出し且つそれに近接して配置された位置決めピン10をさらに備える。
前記ピン10の目的は、アーム4aおよび4bのように、切断される骨上に第1の本体2を正確に位置決めし、骨をしっかりと把持することを可能にすることである。安定した一義的な接続を提供するために、ピン10は、患者の骨の解剖学的構造に対して形作られた、骨に当接する下面10bを有する。さらに、ピンはまた、患者の解剖学的構造に対して形作られた、切断される骨の縁を把持する少なくとも1つの締結縁部11も含む。
第1の本体2は、その長手方向の延長部に沿って、本質的に中間セクション2cに対応して、第3の締結部材7の挿入に適合した第3のスリーブ12(図1および図2に見える)を有し、第1の本体2を切断される骨に接続するための第3の点を得る。
図1および2に見られるように、第3のスリーブ12はまた、第3のスリーブ12に挿入された締結部材7からの第1の本体2の取り外しを可能にする側部開口部12’を有する。第3のスリーブ12に結合される締結部材7をより明確に規定するために、この締結部材は、以下、第3の締結部材7または締結および基準部材とも呼ばれる。以下により詳細に説明されるように、この第3の締結部材7は、第1の本体2および本発明の一部である他の2つの要素の正しい位置決めのための基準部材として使用される。他の2つの要素は、特にアライナ21のさらなる本体22と切断ガイド1の第2の本体13である。これらの要素は、この文書の後半で詳しく説明される。
第1の本体2に戻ると、この場合、第3のスリーブ12に挿入された締結部材7は、第1の本体2が取り外された後も骨の適所に留まる。したがって、ネジまたは部分的に切断された骨のいかなる位置ずれも引き起こさずに、第1の本体2を締結ネジから容易に分離することが可能でなければならない。
具体的には、前記第3の締結部材7は、後で説明されるように、追加の要素を正確に位置決めするためのさらなる基準点として機能するので、手術の終了まで所定の位置に留まる。
本発明による切断ガイド1は、第2の本体13(図3および4)をさらに含み、第2の本体13はまた、以前に第1の本体2で使用された同じ切断器具30を挿入するための長手方向開口部14を有する。
この第2の本体13はまた、遠位ガイドと呼ばれることもある。
また、第2の本体13は、第1の端部13aから第2の本体13の中間セクション13cまで延びる第1の部分13’と、この中間セクション13cから第2の本体13の第2の端部13bまで延びる第2の部分13’’とを有する。
第2の本体13の長手方向開口部14は、第2の本体13の第1の端部13aから第2の端部13bまで延びる。
第2の本体13は、また、骨に沿って行われるべき切断の経路に従い、したがって寛骨臼骨切り経路に従うような曲線形状を有する。
したがって、第2の本体13の長手方向開口部14も直線的ではなく、正確な寛骨臼骨切り経路に従うように曲線形状を有する。
図3および図4から分かるように、第2の本体13は、第1の本体2の第2の部分2’’に重ね合わせることができる第1の部分13’を有する。
2つのガイド、つまり近位ガイドと遠位ガイドの部分的な重ね合わせは、外科手術中に2つのガイドが使用される順序による。第1の切断部分は、第1の本体2(近位ガイド)をガイドとして、したがって切断器具のテンプレートとして使用して実行され、一方、第2の切断部分は、第2の本体13(遠位ガイド)を切断テンプレートとして使用して実行される。第1の切断部分を生成するために使用された近位ガイドが取り外され、遠位ガイドが取り付けられると、外科医が切断を正しく続行することを確実にするために、第2の本体13の第1の部分13’と第1の本体2の第2の部分2’’の部分的な重なりがある。換言すれば、第2の本体13の長手方向開口部14と、既に行われた切断との、特に第2の本体13の長手方向開口部14の第1の部分と、既に行われ且つ第1の本体2の第2の部分’’に対応して生成された最後の切断部分との部分的な重なりがある。この部分的な重なりに続いて、第2の本体13の長手方向開口部14は、寛骨臼骨切り経路に沿って正確な切断線を続け、骨全体の切断を完了する。
第2の本体13は、第2の本体13の第1の端部13aに近接して配置された、対応する締結部材7の挿入に適合した第1のスリーブ15を有する。
第2の本体13の第1のスリーブ15は、第1のスリーブ15に挿入された締結部材7(または第3の締結部材)からの第2の本体13の取り外しを可能にする側部開口部15’を有する。
この開口部により、第2の本体13を骨の適所に既にある締結部材7に迅速且つ確実に接続することができる。
実際には、第2の本体13の第1のスリーブ15は、第1の本体2の第3のスリーブ12に予め挿入された締結部材7に結合されている。上述したように、これは、第2の本体13の第1の部分13’が第1の本体2の第2の部分2’’に重ね合わせることができるためである。
さらに、第2の本体13は、第2の本体13の第1の端部13aに近接して配置された、対応する締結部材7の挿入に適した第2のスリーブ16を有する。
この第2のスリーブ16は閉じられており、したがって、前述のスリーブとは異なり、側部開口部を有しない。
第2の本体13と第1のスリーブ15に挿入された締結部材7との間の安定した接続を得るために、ブッシング17がスリーブ15上に取り付けられる。
上述したように、第2の本体13の第1のスリーブ15に結合可能な締結部材7は、第1の本体2の第3のスリーブ12に以前に結合されたものと同じ締結部材7であるが、第2の本体13の第2のスリーブ16に挿入される締結部材7は、もっぱら第2の本体13専用の皮質ネジである。
第2の本体13が切断される骨に安定かつ一義的に結合されるために、第2の本体13の下面18、すなわち、骨に面し且つ骨に結合される表面は、患者の骨の解剖学的構造に対して形作られ、したがって、骨の表面の反転形状に従う。
切断される骨に対する第2の本体13のより高い安定性且つより正確な位置決めのために、第2の本体13の中間セクション13cに対応して第2の本体13から延びる位置決めピン19もある。
位置決めピン19はさらに、切断される骨の縁を把持するための締結縁部20を含み、および患者の骨の解剖学的構造に対して形作られた、骨に直接結合される下面19aを有し、第2の本体13の正しい位置決めを可能にする。
本発明はまた、上述した切断ガイド1と、少なくとも1つの締結部材7、例えば、少なくとも第1の手術ステップにおいて、切断ガイドに連結できる外科用ネジ、ピンまたは皮質ネジ(シャンツネジ)と、少なくとも第2の手術ステップにおいて、少なくとも、第1の本体2および第2の本体13によって共有されるスリーブに挿入できる締結部材7(または第3の締結部材)に結合され得るアライナ21とを含む、寛骨臼骨切り術のためのキットに関する。
前記アライナ21(図5および6)は、上面22aと、患者の骨に結合される下面22bとを有する本体22を含む。
前記下面22bは、患者の骨の最終的且つ正確に位置合わせされた解剖学的構造に対して形作られ、骨の表面の反転形状に従う。それが正確に位置合わせされた構成にある必要があるからである。
図6に見ることができる下面22bは、平面ではなく、骨が切断されて得られた2つの部分が正しい相互配置をとるために当接する当接面を規定する肩部または段差部23(図6)によっておよび/または隆起またはリブ24(図5および6)によって生成された少なくとも1つの高さの相違を持つ。
アライナ21の形状、特に下面22bの形状は、術前の計画段階で規定され確立される。
アライナ21の本体22は、少なくとも2つの位置決めおよび固定アーム25aおよび25bをさらに備える。各アーム25aおよび25bは、アライナ21の本体22から離れるように第1の端部22’に向かって延びる。
前記アーム25aおよび25bの目的は、切断された骨上にアライナ21を正確に配置することである。詳細には、アーム25bは固定された骨セグメントに配置され、アーム25aは、アライナ21の下面22bの当接面23および24上に移動されるよう骨セグメントを運ぶことによって手動で再調整した後、アーム25aが再配置された場合にのみ移動される骨セグメントに配置される。
位置決めおよび固定アーム25a、25bは、骨が切断されて得られたそれぞれの部分の縁を把持するのに適した少なくとも1つの締結縁部26を有し、各々が、下面23と同様に、患者の解剖学的構造に対して形作られるように成形されたそれぞれの下面27を有する。
アライナ21は、本体22の第2の端部22’’に近接して、切断される骨に固定される対応する締結部材7(第3の締結部材)の挿入に適した軸方向貫通孔29が設けられたスリーブ28を有する。特に、第1の手術ステップにおいて第1の本体2の第3のスリーブ12に結合され、次に第2の本体13の第1のスリーブ15に結合された同じ締結部材7が、このスリーブ28に挿入される。
前記第3の締結部材7は、骨が切断される第1の手術ステップにおいて切断ガイド1の2つの本体2および13の正しい位置決めのための基準点を規定し、骨が再配置され再調整される第2の手術ステップにおいてアライナ21のための基準点を規定する。
骨を切断した後、アライナ21の下面22bの形状、特に、肩部23および/または隆起24によって与えられる高さおよび傾斜の相違が、骨が切断されて得られた2つの部分を、術前の計画段階で規定された正しい解剖学的配置に従って、強制的に互いとの関連で配置する。
骨の2つの部分は、アライナ21の本体22の下面22bの形状によって提案され且つ決定される新しい構成に従って、外科医によって手動で回転および平行移動される。
骨が切断されて得られた2つの部分が互いとの関連で正しい位置に配置されると、それらは特定の位置決めおよび固定ネジを使用してその位置に固定される。
手術ステップ中、第1の本体2は、下面5によってだけでなく、それぞれ締結縁部6が設けられた位置決めおよび固定アーム4a、4bによっても、一義的且つ所定の位置で切断される骨上に位置決めされる。
第1の本体2が位置決めされると、締結部材7は、アーム4aおよび4bのスリーブ8a、8bに挿入される。そして、第1の本体2は、ブッシング9によって締結部材7に安定して固定される。
代替的に、本体が側部において閉じられたスリーブを有する場合には、前記ブッシング9を取り付ける必要はないかもしれない。
第1の本体2は、第2の本体2の中間セクション2cに対応して配置された第3のスリーブ12に挿入された第3の締結部材7によって骨に固定される。
このように第1の本体2を切断対象の骨に固定した状態で、骨切断器具30を用いて実際の切断を行うことができる。
骨切断器具は、図7によく示されるように、一般に骨カッターであり、第1の本体2の開口部3に挿入される。
したがって、骨カッターは、術前段階で規定された正確な寛骨臼骨切り経路に沿って骨を切断するために、開口部3によって案内される。
切断器具30は、第1の本体2の第1の端部2aから第2の端部2bまでの開口部全体をたどる。このようにして骨の最初の部分が切断される。
第1の切断が完了すると、カッター30が患者の身体から離れるよう移動され、第1の本体2を締結部材7から外すことを可能にするためにブッシング9が取り外されて、その後、締結部材7が取り外される。
第3のスリーブ12に挿入された第3の締結部材7は、その代わりに、骨の再調整ステップを含む手術の終了まで所定の位置に留まる必要がある。換言すると、第3のスリーブ12に挿入された締結部材7も、骨に連結された第2の本体13すなわち遠位ガイドを用いて行われる第2の切断部分の間、および、前述のように、3つの本体の基準点、すなわち切断ガイド1の第1の本体2および第2の本体13並びにアライナ21の本体22の基準点であるので、位置合わせステップの間、骨内に留まらなければならない。
締結部材7が骨に挿入される角度は、第1の本体2に対するスリーブ8aおよび8bの傾斜によって確立される。
前記傾斜は、骨構造に損傷を与えることなく且つ骨と締結部材との間の相互作用の可能な最大領域を作り出すように、骨構造に締結部材7を安定して固定する必要性によって決定される。これらの理由により、傾斜は、骨の解剖学的構造に基づいて、術前の計画段階で規定される。
本体2は、スリーブ8aおよび8bに沿って得られた側部開口部8’および第3のスリーブ12に沿った開口部12’を介して骨に結合されている位置から取り外される。
スリーブ8aおよび8bが側部開口部8’を有しない場合、本体2を取り外すために、締結要素7を最初に取り外すことができる。
したがって、第1の本体2は、第2の本体13を使用して完成されなければならない第1の切断部分を作るために使用される。第1の本体2を取り外した後、第2の本体13が配置される必要がある。
特に、遠位ガイドの正しい位置合わせを確実にして且つ正しい方向に切断し続けることができるように、前記ガイドは、近位ガイド2の第2の部分2’’に重ね合わせることができる第1の部分13’を有する。
実際には、以前に第3のスリーブ12に挿入され且つ依然として骨に固定されている締結部材7は、それを第2の本体13の第1のスリーブ15に接続するために使用される。
遠位ガイド13の位置決めピン19は、近位ガイド2の位置決めピン10が取り付けられた場所に正確に配置される。
第2の本体13が適所にある場合に、第3の締結部材7および位置決めピン19を基準として使用して、新しい締結部材7、すなわち第4の締結部材は第2のスリーブ16に挿入される。
カッターによって伝達される振動が前記遠位ガイドのいかなる動きを引き起こすのを防ぐために、接続ブッシング17が第2のスリーブ16に接続されて締結部材を第2の本体13にしっかりと接続する。
次に、骨切断器具30を第1の端部13aから第2の端部13bまで長手方向開口部14に挿入することにより、実際の切断が行われる。
第2の切断部分も完了すると、ブッシング17を第2のスリーブ16から分離して、次に第2のスリーブ16の内側から締結部材7を引き抜くことにより、第2の本体13が取り外される。
このようにして、第2の本体13を手術部位から取り外すことができる。第1のスリーブ15に結合された締結部材7は、その代わりに、骨に固定されて適所に残らねばならない。外科手術の次のステップは、後で説明するように、骨が切断されて得られた2つの部分B’、B’’を再調整して、それらが正しい解剖学的位置をとることである。
第3のスリーブ12に対応する第1の本体2、および第1のスリーブ15に対応する第2の本体13の両方を固定するために使用された締結部材7(第3の締結部材)のみが骨に固定されたままである。
骨が再調整される第2の手術ステップでは、アライナ21はこの締結部材7に接続されなければならない。
アライナ21、特にスリーブ28は、この締結部材7上に上から取り付けられる。
アライナ21の下面22bの形状は、術前の計画段階で予め規定されており、骨が切断されて得られた2つの部分が正しく位置合わせされた場合にとる必要がある相互位置を規定している。言い換えると、アライナ21が、骨が切断されて得られた2つの部分に、第3の締結部材7および骨が切断されて得られた2つの部分の1つにそれぞれ結合されるアーム25aおよび25bを介して、結合されると、アライナ21は、骨が切断されて得られた2つの部分に強制的に、骨が切断されて得られた前記2つの部分が当接する当接面を規定する下面22bの高さの違いにより、正しい相互位置合わせをとらせる。
上述のように、アライナ21の下面22bは、肩部または段差部23、隆起またはリブ24、またはその両方を有してもよい。
骨が切断されて得られた2つの部分が正しく回転および平行移動して正しい最終的な解剖学的配置をとれるようにするために、カッターよって切断されていない場合には2つの端縁部を分割して、骨を2つの部分に物理的に分離した後、外科医は骨の2つの部分を手動で動かし、それらをアライナ21の下面22bに合わせて、骨の一方または他方の部分が隆起24または肩部23に当接するようにする。
骨の2つの部分が位置合わせされ且つ2つの部分の最終的な相対位置が規定されると、骨が切断されて得られた2つの部分の間に接続ネジが挿入され、それらをブロックしてそれらの位置および相対的な回転を安定させる。
最後に、第3の締結部材7およびアライナ21が取り外される。
本発明は、上述のように、切断ガイドの使用を想定せず、骨カッターを使用して骨をフリーハンドで切断する現在の手術技術に関して顕著な利点をもたらす。
一方、本発明は、正確且つ安全に切断を行うために切断ガイドを提案し、これは、以前に確立された切断経路を規定するという点で、手術ステップ中に外科医にかなりの助けとなる。
さらに、本発明の重要な利点は、現在知られている方法と比較して、これが手作業によりまたは透視下でのみ行われる場合に、最終的な再調整に対して達成される制御である。
本明細書に提示されるように、切断ガイドは、実際には、連続して使用される2つの切断ガイドを想定している。ただし、行われる切断の経路全体を規定する単一の切断ガイドを想定できる。
外科医は、ガイドの位置を合わせるだけでよく、その下面は、結合する必要のある骨の反転形状であり、適切な締結部材を使用してそれを骨に固定する。
ガイドが骨に安定して接続されると、外科医は、骨切断器具、例えばカッターを、ガイドに沿って長手方向に得られるチャネルまたは中央開口部に挿入するだけでよい。この開口部は、術前段階で規定された切断経路に従う。カッターは、スライドされて前記開口部に沿って移動され、患者のリスクなしに正確且つ安全に骨を切断する。
切断を行った後、アライナを使用して骨の2つの部分を移動し、強制的にそれらに正しい配置をとらせる。外科医はこの第2の手術ステップで再び支援され、最も正確な位置合わせを達成できるようにする器具を持ち、手術部位の視野を妨げる血液または軟組織の存在のために困難であり得る、その場で行われる視覚的な評価にただ単に頼る必要がない。
寛骨臼骨切り術用のキットが使用される場合には、エラーのリスクが最小限に抑えられ、外科医が行う切断がより簡単になり、寛骨臼が術前計画に従ってより正確に再調整され、手術時間が大幅に短縮され、患者にとって手術がより低い侵襲性となり、手術の全体的な成功率が向上する。

Claims (26)

  1. 寛骨臼骨切り術のための切断ガイドであって、
    切断器具(30)の挿入のための長手方向の開口部(3)を有する少なくとも第1の本体(2)であって、前記開口部(3)が当該第1の本体(2)の第1の端部(2a)から第2の端部(2b)まで延びる第1の本体(2)と、
    前記第1の本体(2)を骨に正しく配置して対応するそれぞれの締結部材(7)を介して当該骨に固定するために、前記長手方向の開口部(3)に対して両側から前記第1の本体(2)から離れるように延びる少なくとも2つの位置決めおよび固定アーム(4a、4b)と、を備える切断ガイド。
  2. 前記少なくとも2つの位置決めアームおよび固定アーム(4a、4b)の各々が、正確且つ一義的な位置決めを可能にするために患者の骨の解剖学的構造に対して形作られた下面(5)と、切断される骨の縁を把持するための少なくとも1つの締結縁部(6)とを備え、前記少なくとも2つの位置決めおよび固定アーム(4a、4b)は、前記第1の本体(2)の前記第1の端部(2a)に向かって延びる、請求項1に記載の切断ガイド。
  3. 前記第1の本体(2)が、前記第1の端部(2a)から中間セクション(2c)まで延びる第1の部分(2’)と、前記中間セクション(2c)から前記第2の端部(2b)まで延びる第2の部分(2'')とを有する、 請求項1または2に記載の切断ガイド。
  4. 前記少なくとも2つの位置決めおよび固定アーム(4a、4b)が、それぞれの締結部材(7)を内部に挿入することができる、対応するそれぞれの第1のスリーブ(8a)および第2のスリーブ(8b)を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の切断ガイド。
  5. 前記第1のスリーブ(8a)および前記第2のスリーブ(8b)の各々が、前記対応するそれぞれの締結部材(7)からの前記第1の本体(2)の取り外しを可能にする側部開口部(8')を有する、請求項4に記載の切断ガイド。
  6. 前記第1の本体(2)を切断される前記骨の上に正確に位置決めするために、前記第1の本体(2)から突出する位置決めピン(10)を備える、請求項1から5のいずれか1項に記載の切断ガイド。
  7. 前記位置決めピン(10)が、正確且つ一義的な位置決めを可能にするために患者の骨の解剖学的構造に対して形作られた下面(10b)と、切断される前記骨の縁を把持するための少なくとも1つの締結縁部(11)とを有し、前記位置決めピン(10)は、前記第1の本体(2)の前記第2の端部(2b)の近くに配置される、請求項6に記載の切断ガイド。
  8. 前記第1の本体(2)を切断される前記骨に接続するための第3の点を提供するために対応する締結部材(7)の挿入のために適合した、前記第1の本体(2)にその長手方向延長部に沿って接続された第3のスリーブ(12)を備える、請求項1から7のいずれか1項に記載の切断ガイド。
  9. 前記第3のスリーブ(12)が、前記第3のスリーブ(12)に挿入された前記対応する締結部材(7)からの前記第1の本体(2)の取り外しを可能にする側部開口部(12')を有する、請求項8に記載の切断ガイド。
  10. 前記第1の本体(2)と前記それぞれの締結部材(7)との間の安定した接続を得るためにそれぞれのスリーブ(8a、8b)に接続できるブッシング(9)を備える、請求項4に記載の切断ガイド。
  11. 前記第1の本体(2)が曲線形状を有する、請求項1から10のいずれか1項に記載の切断ガイド。
  12. 切断器具(30)の挿入のための長手方向の開口部(14)を有する第2の本体(13)であって、前記開口部(14)が当該第2の本体(13)の第1の端部(13a)から第2の端部(13b)まで延びる第2の本体(13)を含む、請求項1から11のいずれか1項に記載の切断ガイド。
  13. 前記第2の本体(13)が、前記第2の本体(13)の第1の端部(13a)から中間セクション(13c)まで延びる第1の部分(13')と、前記中間セクション(13c)から前記第2の本体(13)の前記第2の端部(13b)まで延びる第2の部分(13'')とを有する、請求項12に記載の切断ガイド。
  14. 前記第2の本体(13)の前記第1の部分(13’)は、前記第1の本体(2)の第2の部分(2'')に重ね合わせることができる、請求項3および13に記載のガイド。
  15. 前記第2の本体(13)が曲線形状を有する、請求項12に記載の切断ガイド。
  16. 前記第2の本体は、前記第2の本体(13)の前記第1の端部(13a)の近くに配置された、対応する締結部材(7)の挿入に適合した第1のスリーブ(15)を有する、請求項12に記載の切断ガイド。
  17. 前記第2の本体(13)の前記第1のスリーブ(15)が、前記第1のスリーブ(14)に挿入された前記対応する締結部材(7)からの前記第2の本体(13)の取り外しを可能にする側部開口部(15’)を有する、請求項16に記載の切断ガイド。
  18. 前記第2の本体(13)は、前記第2の本体(13)の前記第1の端部(13a)の近くに配置された、対応する締結部材(7)の挿入に適合した第2のスリーブ(16)を有する、請求項12から17のいずれかに記載の切断ガイド。
  19. 前記第2の本体(13)の前記第1のスリーブ(15)がブッシング(17)に接続され、前記第2の本体(13)と前記対応する締結部材(7)との間の安定した接続を提供する、請求項18に記載の切断ガイド。
  20. 前記第2の本体(13)を切断される前記骨の上に正確に位置決めするための、前記第2の本体(13)から延びる位置決めピン(19)を備え、前記位置決めピン(19)は、前記第2の本体(13)の前記中間セクション(13c)の近くに配置される、請求項12または13に記載の切断ガイド。
  21. 前記位置決めピン(19)が、正確且つ一義的な位置決めを可能にするために患者の骨の解剖学的構造に対して形作られた下面(18)と、切断される前記骨の縁を把持するための少なくとも1つの締結縁部(20)とを有する、請求項20に記載の切断ガイド。
  22. 請求項1から21の1または複数に記載の切断ガイド(1)と、第1の手術ステップで前記切断ガイド(1)に挿入できる少なくとも1つの締結部材(7)と、第2の手術ステップで少なくとも前記1つの締結部材(7)に結合することができるアライナ(21)とを含む、寛骨臼骨切り術のためのキット。
  23. 前記アライナ(21)が、上面(22a)と、互いに位置合わせされる2つの骨部分と結合することができる下面(22b)とを有する本体(22)を有し、前記下面(22b)は、前記2つの骨部分の正しい相互配置を有する最終的な解剖学的構造に対して形作られる、請求項22に記載のキット。
  24. 前記下面(22b)が、骨が切断されて得られた前記2つの部分が前記正しい相互配置をとるように当接する当接面を規定する肩部または段差部(23)によっておよび/または隆起またはリブ(24)によって生成される少なくとも1つの高さの相違を有する、請求項23に記載のキット。
  25. 前記アライナ(21)の前記本体(22)が、少なくとも2つの位置決めおよび固定アーム(25a、25b)を含み、各アーム(25a、25b)は、前記アライナ(21)の前記本体(22)から離れるように第1の端部(22’)に向かって延在して且つ前記骨が切断されて得られたそれぞれの部分の縁をつかむように適合されている、請求項23または24に記載のキット。
  26. 前記アライナ(21)の前記本体(22)が、切断される前記骨に固定される締結部材(7)の挿入に適合された軸方向貫通孔(29)が設けられたスリーブ(28)を有する、請求項23から25のいずれか1項に記載のキット。
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