JP2021503376A - 円盤状の切削本体を有する回転切削工具およびそのための割出し可能な切削インサート - Google Patents

円盤状の切削本体を有する回転切削工具およびそのための割出し可能な切削インサート Download PDF

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Abstract

円盤状の切削本体と、複数の同一のインサート受容ポケットと、その中に取り外し可能に保持される同数の割出し可能で、対向する上面および下面ならびに対向する第一および第二のインサート端面を有する切削インサートとを備えた回転切削工具。第一および第二の切れ刃は、それぞれ上面と第一および第二のインサート端面との交点に形成される。円周方向に隣接する切削インサートは、それらの第一および第二のインサート端面のうちの異なる1つを、インサート受容ポケット背壁に接触させて有する。第一および第二の平面は、切削本体の対向する側面から等距離にオフセットされ、第一の平面は、円周方向に交互に並ぶ切削インサートの第一の切れ刃とのみ交差し、第二の切れ刃のいずれとも交差せず、第二の平面は、円周方向に交互に並ぶ切削インサートの第二の切れ刃とのみ交差し、第一の切れ刃のいずれとも交差しない。【選択図】図6

Description

本発明は、一般的に金属切削プロセスで使用するため、特にスロット加工作業のための円盤状の切削本体と、そのための割出し可能な切削インサートとを有する回転切削工具に関する。
スロット加工作業で使用される回転切削工具の分野内では、複数のインサート受容ポケットと、その中に取り外し可能に保持された複数の切削インサートとを有する円盤状の切削本体の多くの例がある。
特許文献1は、複数の同一のインサート受容ポケットと、その中に取り外し可能に保持された同数の同一の割出し不可能な切削インサートとを有する円盤状の切削本体を有するスロット加工カッターを開示している。
特許文献2は、複数の同一でないインサート受容ポケットと、その中に取り外し可能に保持された同数で同一の割出し可能な切削インサートとを有する円盤状の切削本体を有するスロット加工カッターを開示している。
この分野では、複数の同一のインサート受容ポケットと、その中に取り外し可能に保持された同数の割出し可能な切削インサートとを有する円盤状の切削本体を有する改良された回転切削工具に対するニーズがある。
この分野では、それぞれの割出し可能な切削インサートが、そのそれぞれのインサート受容ポケットに高レベルの安定性で保持される改良された回転切削工具に対するニーズがある。
この分野では、高い送り速度で切削作業を行うことができる改良された回転切削工具に対するニーズがある。
国際公開第2010/083541A1号パンフレット 特開2015−196203号公報
本発明によれば、当分野における上述のニーズの1つまたは複数を満たすように設計された特徴を有する切削工具が提供される。この切削工具は、本発明の一態様では、
回転軸であって、その周りに回転方向を画定する回転軸、対向する第一および第二の本体端面、およびその間に延在する本体周面を有する円盤状の切削本体と、
本体周面の周りで円周方向に離間された複数の同一のインサート受容ポケット、およびその内部に取り外し可能に保持された同数の同一の割出し可能な切削インサートと、
を備え、
各インサート受容ポケットは、第一および第二の本体端面に開口し、座面と、座面に対して横方向をなす背壁を有し、
各切削インサートは、対向する上面および下面と、それらの間にインサート周面と、それを通って延在するインサート軸を有し、インサート周面は、対向する第一および第二のインサート側面によって離間された対向する第一および第二のインサート端面を有し、第一および第二の切れ刃は、それぞれ上面と第一および第二のインサート端面との交点に形成される、切削工具において、
各切削インサートの下面は、そのそれぞれのインサート受容ポケットの座面に接触し、
円周方向に隣接する切削インサートは、それらのそれぞれのインサート受容ポケットの背壁に接触するそれらの第一および第二のインサート端面とは異なる一方を有し、
回転軸に垂直な中央平面は、本体周面と交差し、
第一および第二の平面は、それぞれ中央平面の対向する第一および第二の側面から等距離にオフセットされ、
第一の平面は、第一の交点で円周方向に交互に並ぶ切削インサートの第一の切れ刃とのみ交差し、第二の切れ刃のいずれとも交差せず、
第二の平面は、第二の交点で円周方向に交互に並ぶ切削インサートの第二の切れ刃とのみ交差し、第一の切れ刃のいずれとも交差しない。
また、本発明によれば、割出し可能な切削インサートが提供され、
対向する上面および下面と、それらの間に延在するインサート周面と、それを通って延在するインサート軸とを備え、
下面は、軸受面と、それを横切る第一および第二の下部当接面を有し、
インサート周面は、対向する第一および第二のインサート側面によって離間された対向する第一および第二のインサート端面を有し、第一および第二の切れ刃は、それぞれ上面と第一および第二のインサート端面との交点に形成される、割出し可能な切削インサートにおいて、
インサート軸に垂直で、インサート周面と交差する水平面で取った断面では、
第一のインサート端面と第一および第二のインサート側面との交点に形成される第一および第二の周辺コーナー点は、それぞれ仮想鋭角台形の第一の脚の終点を画定し、
第二のインサート端面と第一および第二のインサート側面との交点に形成される第三および第四の周辺コーナー点は、それぞれ仮想鋭角台形の第二の脚の終点を画定し、
第一および第三の周辺コーナー点は、鋭角台形の短い底辺の終点を画定し、第二および第四の周辺コーナー点は、鋭角台形の長い底辺の終点を画定し、
切削インサートの底面図では、
第一および第二の下部当接面は、鈍角の第一の傾斜角を形成し、仮想鋭角台形の内側に位置する。
より良く理解するために、本発明は、単なる例として、添付図面を参照して説明される。添付図面において、一点鎖線は、部材の部分図のために切り取られた境界を示す。
本発明のいくつかの実施形態による切削工具の斜視図である。 図1に示す切削工具の詳細な分解斜視図である。 図1に示す切削工具の詳細な軸方向端面図である。 図1に示す切削工具の詳細な接線側面図である。 図1に示す切削工具の詳細な半径方向側面図であり、関連する切削インサートおよびクランプねじを取り外した状態で、例示の目的で「平坦化」されている。 図1に示された切削工具の詳細な半径方向側面図であり、関連する切削インサートがその中に保持された状態で、例示の目的で、「平坦化」されている。 本発明による切削インサートの上面図である。 図7に示す切削インサートの側面図である。 図7に示す切削インサートの端面図である。 図7に示す切削インサートの底面図である。 図9に示す切削インサートで、線XI−XIに沿って取られた断面図である。
図1〜図6に示すように、本発明は、回転軸Rであって、その周りに回転方向DRを画定する回転軸Rと、対向する2つの第一および第二の本体端面24a、24bと、その間に延在する本体周面26と、を有する円盤状の切削本体22を備える切削工具20に関する。
回転軸Rに垂直な中央平面Mは、本体周面26と交差し、第一および第二の平面P1、P2は、それぞれ中央平面Mの対向する第一および第二の側面S1、S2から等距離にオフセットされる。
本発明のいくつかの実施形態において、第一および第二の平面P1、P2のいずれもが、切削本体22と交差しなくてもよい。
本発明の他の実施形態(図示せず)では、第一および第二の平面P1、P2は環状形状であってもよく、こうして、第一および第二の平面P1、P2のいずれも切削本体22の隆起した中央部分と確実に交差しなくなる。
本発明の第一の態様によれば、図1〜図6に示すように、複数の同一のインサート受容ポケット28が本体周面26の周りに円周方向に離間して配置され、同数の同一の割出し可能な切削インサート30がその中に取り外し可能に保持される。
複数の同一のインサート受容ポケット28が同一であることにより、切削本体22をシンプルにコスト効率よく製造することができることが理解されるべきである。
本発明のいくつかの実施形態において、本体周面26は、全部でN個のインサート受容ポケット28を有してもよく、回転軸Rを中心としてN回の回転対称性を呈してもよい。
また、本発明のいくつかの実施形態において、切削工具20は、回転軸Rを中心としてN/2回の回転対称性を呈してもよい。
切削工具20が回転軸Rを中心としてN/2回の回転対称性を呈する本発明の実施形態において、Nが偶数であることを理解されるべきである。
本発明のいくつかの実施形態において、切削インサート30は、適切な硬質材料によって、好ましくは炭化タングステンなどの超硬合金を成形プレスし、焼結することによって製造することができ、切削本体22は、硬度の低い材料から製造することができる。
図2〜図5に示すように、各インサート受容ポケット28は、第一および第二の本体端面24a、24bに開口し、座面32および背壁34を有し、背壁34は、本実施形態において、座面32に対して横方向をなすものとして示されている。
また、図2〜図5に示すように、各インサート受容ポケット28は、チップガレット(chip gullet)35に開口してもよく、各チップガレット35は、それぞれのインサート受容ポケット28の前方に回転して配置されてもよく、こうして、チップの真空引きを支援する。
本発明のいくつかの実施形態において、各インサート受容ポケットの背壁34は、中央平面Mに対して垂直であってもよい。
また、本発明のいくつかの実施形態において、各インサート受容ポケットの背壁34は、回転方向DRに面していてもよい。
図5に示すように、各インサート受容ポケットの座面32は、床面36と、それを横切る第一および第二の横方向支持面38a、38bとを有してもよく、第一および第二の横方向支持面38a、38bは、中央平面Mの第一および第二の側面S1、S2にそれぞれ配置してもよい。
本発明のいくつかの実施形態において、各座面32の床面36と、第一および第二の横方向支持面38a、38bは、それぞれのチップガレット35と連続していてもよい。
また、本発明のいくつかの実施形態において、床面36と、第一および第二の横方向支持面38a、38bは、座面32の中央凹部40内に形成されてもよく、第一および第二の横方向支持面38a、38bは、互いに向かい合ってもよい。
さらに、本発明のいくつかの実施形態において、第一および第二の横方向支持面38a、38bは、中央平面Mに平行に延在してもよい。そのような実施形態において、複数の同一の座面32は、シンプルにコスト効率よく製造することができる。
さらに、本発明のいくつかの実施形態において、各座面32は、中央凹部40を部分的に取り囲む平坦で隆起した肩面41を含むことができる。
図7〜図11に示すように、各切削インサート30は、対向する上面42および下面44と、それらの間にあるインサート周面46と、それを通って延在するインサート軸A1とを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、インサート軸A1と同軸の貫通孔48は、上面42および下面44と交差してもよい。
また、本発明のいくつかの実施形態において、各切削インサート30は、そのインサート軸A1を中心とする回転対称性を呈しなくてもよい。
図8〜図10に示すように、下面44は、軸受面50と、それを横切る第一および第二の下部当接面52a、52bとを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、第一および第二の下部当接面52a、52bは、離間していてもよい。
また、本発明のいくつかの実施形態において、第一および第二の下部当接面52a、52bは、平坦であってもよい。
図8〜図10に示すように、軸受面50と、第一および第二の下部当接面52a、52bは、下面44から突出する中央ボス51上に形成されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態において、軸受面50は、少なくとも2つの同一平面上の軸受副面53a、53bを含んでもよい。
また、本発明のいくつかの実施形態において、下面44は、中央ボス51を取り囲む平坦な底面55を含んでもよい。
図10に示すように、切削インサート30の1つの底面図において、第一および第二の下部当接面52a、52bは鈍角の第一の傾斜角α1を形成する。
本発明のいくつかの実施形態において、第一の傾斜角α1は、170°より大きく180°未満であってもよく、図10に描かれた例では、178°で示されている。
また、本発明のいくつかの実施形態において、第一の傾斜角α1は、内角であってもよい。
本明細書および特許請求の範囲全体にわたって「内角」という用語の使用は、2つの平坦な表面構成要素またはゾーン間の角度を意味し、これらの表面構成要素またはゾーンがそれぞれ形成されている部材の内部で測定されることを理解されるべきである。
図7〜図11に示すように、インサート周面46は、対向する第一および第二のインサート側面56a、56bによって離間された対向する第一および第二のインサート端面54a、54bを有し、第一および第二の切れ刃58a、58bは、それぞれ上面42と第一および第二のインサート端面54a、54bとの交点に形成されている。
本発明のいくつかの実施形態において、第一の切れ刃58aは、第一のチップ分割ノッチ60aによって中断されてもよく、第二の切れ刃58bは、第二のチップ分割ノッチ60bによって中断されてもよい。
また、本発明のいくつかの実施形態において、第一および第二のインサート端面54a、54bは、第一のインサート側面56aに向かって収束してもよく、第一および第二の下部当接面52a、52bは、第二のインサート側面56bと同じ方向に面してもよい。
さらに、本発明のいくつかの実施形態において、各切削インサート30は、そのインサート軸A1を含み、その第一および第二のインサート側面56a、56bと交差する垂直平面PVの周りで鏡面対称性を呈してもよい。
本発明の第一の態様によれば、図3および図4に示すように、各切削インサートの下面44は、そのそれぞれのインサート受容ポケット28の座面32に接触しており、円周方向に隣接する切削インサート30は、それらのそれぞれのインサート受容ポケット28の背壁34に接触するそれらの第一および第二のインサート端面54a、54bとは異なる一方を有している。
本発明のいくつかの実施形態において、クランプねじ62は、貫通孔48を貫通して延在し、座面32のねじ孔64に螺合してもよい。
また、本発明のいくつかの実施形態において、図2および図5に示すように、ねじ孔64を床面36に形成してもよい。
さらに、本発明のいくつかの実施形態において、ねじ孔64は、中央平面Mに含まれるねじ軸A2を有してもよい。
さらに、本発明のいくつかの実施形態において、各切削インサート30のインサート軸A1は、そのそれぞれのインサート受容ポケット28のねじ軸A2と同軸でなくてもよく、したがって、各貫通孔48は、そのそれぞれのねじ孔64に対して偏心して配置されてもよい。
さらに、本発明のいくつかの実施形態において、各インサートの軸受面50は、そのそれぞれのインサート受容ポケット28の床面36と接触してもよい。
図4に示すように、底面55は、隆起した肩面41からギャップGだけ離間して配置されていてもよい。
図6に示すように、中央平面Mは、各切削インサート30の第一および第二の切れ刃58a、58bと交差してもよい。
本発明のいくつかの実施形態において、図6に示すように、各切削インサートの垂直平面PVは、中央平面Mに対して1°の偏差であっても、中央平面Mと垂直でなくてもよい。
本発明の第一の態様によれば、図6に示すように、第一の平面P1は、第一の交点I1で円周方向に交互に並ぶ切削インサート30の第一の切れ刃58aとのみ交差し、第二の切れ刃58bのいずれとも交差せず、第二の平面P2は、第二の交点I2で円周方向に交互に並ぶ切削インサート30の第二の切れ刃58bとのみ交差し、第一の切れ刃58aのいずれとも交差しない。
図6に示すように、第一および第二の平面P1、P2と交差する第一および第二の切れ刃58a、58bは、それぞれ作動し、背壁34と接触せずに、それぞれ第一および第二のインサート端面54a、54bと関連してもよい。
作動する第一および第二の切れ刃58a、58bが摩耗すると、各切削インサート30は、摩耗していない第一および第二の切れ刃58a、58bが作動するように、それぞれのインサート受容ポケット28内で割り出されてもよいことを理解されるべきである。
あるいは、作動する第一および第二の切れ刃58a、58bが摩耗すると、各切削インサート30を別のインサート受容ポケット28に再配置して、摩耗していない第一および第二の切れ刃58a、58bが作動するようにしてもよいことが理解されるべきである。ただし、操作者は、第一の平面P1が、円周方向に交互に並ぶ切削インサート30の第一の切れ刃58aとのみ交差し、第二の切れ刃58bのいずれとも交差せず、第二の平面P2が、円周方向に交互に並ぶ切削インサート30の第二の切れ刃58bとのみ交差し、第一の切れ刃58aのいずれとも交差しないように、確実にしなければならない。
本発明のいくつかの実施形態において、作動する第一の切れ刃58aに関連する第一のチップ分割ノッチ60aは、中央平面Mの一方の側に位置することができ、作動する第二の切れ刃58bに関連する第二のチップ分割ノッチ60bは、中央平面Mの反対側に位置することができる。
第一および第二のチップ分割ノッチ60a、60bは、切削インサート30を割り出し、交換するときに、操作者に有用な視覚的インジケータを提供することを理解されるべきである。
また、例えば、第一および第二の切れ刃58a、58bにそれぞれ隣接する「R」および「L」のような、異なる凹形状もしくはエンボス形状、または文字を含めることにより、操作者に代替の視覚的インジケータを提供することが理解されるべきである。
図6に示すように、各第一の切れ刃58aは、中央平面Mの両側に位置する第一および第二の終点NE1、NE2を有してもよく、各第二の切れ刃58bは、中央平面Mの両側に位置する第三および第四の終点NE3、NE4を有してもよい。
本発明のいくつかの実施形態において、各作動する第一の切れ刃58aの第一の終点NE1は、第一の平面P1に含まれ、したがって、その関連する第一の交点I1と一致し、各作動する第二の切れ刃58bの第三の終点NE3は、第二の平面P2に含まれ、したがって、その関連する第二の交点I2と一致してもよい。本発明のこのような実施形態において、第一の平面P1と第二の平面P2との間の横方向距離は、切削工具20の最大工具切削幅WMAXを画定することができる。
図6に示すように、各作動する第一の切れ刃58aの第二の終点NE2は、第一の平面P1から第一の切削幅W1に位置してもよく、各作動する第二の切れ刃58bの第四の終点NE4は、第二の平面P2から第二の切削幅W2に位置してもよい。
本発明のいくつかの実施形態において、第一の切削幅W1は、最大工具切削幅WMAXの少なくとも10分の9、すなわちW1≧WMAX×9/10とすることができ、第二の切削距離W2は、最大工具切削幅WMAXの少なくとも10分の9、すなわちW2≧WMAX×9/10とすることができる。
また、本発明のいくつかの実施形態において、第一の切削距離W1は、第二の切削距離W2に等しくてもよい。
図4に示すように、各作動する第一の切れ刃58aは、その第一の終点NE1から延在し、中央平面Mと60°未満の鋭角の第一の端角β1を形成する傾斜した第一の端部分66aを有してもよく、各作動する第二の切れ刃58bは、その第三の終点NE3から延在し、中央平面Mと60°未満の鋭角の第二の端角β2を形成する傾斜した第二の端部分66bを有してもよい。
本発明のいくつかの実施形態において、第一および第二の端角β1、β2は等しくてもよい。
60°未満の第一および第二の端角β1、β2を有する本発明の実施形態において、切削チップの厚さが適切かつ有利に低減されることを理解されるべきである。
本発明のいくつかの実施形態において、それぞれの作動する第一の切れ刃58aの傾斜した第一の端部66aは、第二の切削幅W2と横方向に重なってもよく、各作用する第二の切れ刃58bの傾斜した第二の端部66bは、第一の切削幅W1と横方向に重なってもよい。
傾斜した第一および第二の端部分66a、66bが第二および第一の切削幅W2、W1にそれぞれ横方向に重なり合う本発明の実施形態において、作動する第一および第二の切れ刃が「完全に有効」であると考えることができ、切削工具20が適切かつ有利に高い送り速度で切削作業を実行できることを理解されるべきである。
本発明のいくつかの実施形態において、作動する第一の切れ刃58aを有する各切削インサート30の第一の下部当接面52aは、中央平面Mの第一および第二の側面S1、S2の一方に位置する第一および第二の横方向支持面38a、38bの一方と接触することができ、作動する第二の切れ刃58bを有する各切削インサート30の第二の下部当接面52bは、中央平面Mの第一および第二の側面S1、S2の他方に位置する第一および第二の横方向支持面38a、38bの一方と接触することができる。
また、本発明のいくつかの実施形態において、各切削インサート30の第二の下部当接面52bは、その作動する第一の切れ刃58aを有し(例えば、図6の下側部分を参照)、第一および第二の横方向支持面38a、38bのいずれとも接触しなくてもよく、各切削インサート30の第一の下部当接面52aは、その作動する第二の切れ刃58bを有し(例えば、図6の上側部分を参照)、第一および第二の横方向支持面38a、38bのいずれとも接触しなくてもよい。
軸受面50は床面36と接触しており、第一および第二の下部当接面52a、52bの一方は第一および第二の横方向支持面38a、38bの一方と接触しており、各インサートの下面44のいかなる他の部分も、その各インサート受容ポケット28の座面32と接触していないことは、理解されるべきである。
各インサート受容ポケット28の背壁34が中央平面Mに対して垂直であり、各インサート受容ポケット28の第一および第二の横方向支持面38a、38bが中央平面Mに対して平行に延びる本発明の実施形態については、第一および第二のインサート端面54a、54bの一方が背壁34に接触し、第一および第二の下部当接面52a、52bの一方が第一および第二の横方向支持面38a、38bの一方に接触していることにより、各切削インサート30がそのそれぞれのインサート受容ポケット28を高レベルの安定性で保持することが理解されるべきである。
本発明のいくつかの実施形態において、作動する第一の切れ刃58aを有する各切削インサート30の第一の下部当接面52aは、第二の横方向支持面38bと接触してもよく、作動する第二の切れ刃58bを有する各切削インサート30の第二の下部当接面52bは、第一の横方向支持面38aと接触してもよい。
また、本発明のいくつかの実施形態において、作動する第一の切れ刃58aを有する各切削インサート30の第一の下部当接面52aは、第二の下部当接面52bよりも第一の交点I1から完全に遠くに配置されてもよく、作動する第二の切れ刃58bを有する各切削インサート30の第二の下部当接面52bは、第一の下部当接面52aよりも第二の交点I2から完全に遠くに配置されてもよい。
各切削インサート30の作動する第一または第二の下部当接面52a、52bが、その関連する第一または第二の交点I1、I2から中央平面Mの反対側にあり、その関連する第一または第二の交点I1、I2から、その隣接する作動しない第二または第一の下部当接面52b、52aよりもさらに離れている本発明の実施形態において、作動する第一または第二の下部当接面52a、52bが接触する第二または第一の横方向支持面38b、38aが、第一および第二の交点I1、I2を通る切削力成分を含む不均衡な切削力によって引き起こされる切削インサート30上のモーメントに有利に対抗することを理解されるべきである。
本発明のさらなる態様によれば、図11に示すように、インサート軸A1に垂直で、切削インサート30のうちの一つのインサート周面46と交差する水平面PHで取られた断面において、
第一のインサート端面54aと第一および第二のインサート側面56a、56bとの交点に形成された第一および第二の周辺コーナー点NC1、NC2は、それぞれ、仮想鋭角台形Tの第一の脚SL1の終点を画定し、
第二のインサート端面54bと第一および第二のインサート側面56a、56bとの交点に形成された第三および第四の周辺コーナー点NC3、NC4は、それぞれ、仮想鋭角台形Tの第二の脚SL2の終点を画定する。
本発明のいくつかの実施形態において、第一および第二の脚SL1、SL2は長さが等しくてもよく、仮想鋭角台形Tは等脚台形であってもよい。
また、本発明のいくつかの実施形態において、水平面PHは、下面44よりも上面42の近くに配置されてもよく、図11に示すように、水平面PHの下の切削インサート30のいずれの部分も、仮想鋭角台形Tの外側に延在しなくてもよい。
さらに本発明のいくつかの実施形態において、第一および第二の脚SL1、SL2は、第一および第二の横方向二等分線BL1、BL2によって二等分されてもよく、第一および第二の横方向二等分線BL1、BL2は、鈍角の第二の傾斜角α2を形成してもよい。
さらに、本発明のいくつかの実施形態において、第二の傾斜角α2は、第一の傾斜角α1に等しくてもよい。
図7に示すように、第一の切れ刃58aの第一および第二の終点NE1、NE2は、仮想の第一の直線L1を画定し、第二の切れ刃58bの第三および第四の終点NE3、NE4は、仮想の第二の線L2を画定する。
本発明のいくつかの実施形態において、仮想の第一の直線L1は、第一および第二の脚SL1、SL2の一方に平行であってもよく、仮想の第二の直線L2は、第一および第二の脚SL1、SL2の一方に平行であってもよい。
図7〜図11に示すように、仮想の第一の直線L1は、第一の脚SL1に平行であり、仮想の第二の直線L2は、第二の脚SL2に平行である。
図11に関して上述した本発明の「追加」の態様によれば、また、図10をさらに参照すると、切削インサート30のうちの1つの底面図において、第一および第二の下部当接面52a、52bは、仮想鋭角台形Tの内側に配置されている。
本発明のいくつかの実施形態において、第一および第二の下部当接面52a、52bは、仮想鋭角台形Tの内側に完全に位置し、インサート周面46と交差しなくてもよい。
また、本発明のいくつかの実施形態において、図10に示すように、第一および第二の下部当接面52a、52bにそれぞれ平行に延在する仮想の第三および第四の直線L3、L4は、第一および第二の脚SL1、SL2にそれぞれ垂直であってもよい。
図7〜図11に示すように、第一および第二のインサート端面54a、54bは、第一および第二の端部当接面68a、68bを含んでもよい。
本発明のいくつかの実施形態において、図8に示すように、水平面PHは、第一および第二の端部当接面68a、68bと交差してもよい。
図3に示すように、円周方向に隣接する切削インサート30は、それらのそれぞれのインサート受容ポケット28の背壁34に接触するそれらの第一および第二の端部接触面68a、68bとは異なる一方を有し、また、各インサートの水平面PHは、そのそれぞれのインサート受容ポケット28の背壁34と交差する。
本発明のいくつかの実施形態において、第一および第二の端部当接面68a、68bは、平坦であってもよい。
また、本発明のいくつかの実施形態において、図10および図11に示すように、第一の端部当接面68aによって画定される第一の端部平面E1は、第一の脚SL1を含んでもよく、第二の端部当接面68bによって画定される第二の端部平面E2は、第二の脚SL2を含んでもよい。
さらに、本発明のいくつかの実施形態において、第二の端部当接面68bは、第一の端部平面E1の一方の側に位置し得るが、切削インサート30のいかなる部分も、その他方の側に延在し得ず、第一の端部当接面68aは、第二の端部平面E2の一方の側に位置し得るが、切削インサート30のいかなる部分も、その他方の側に延在し得ない。
図11に示すように、第一および第三の周辺コーナー点NC1、NC3は、鋭角台形Tの短い底辺BSの終点を画定し、第二および第四の周辺コーナー点NC2、NC4は、鋭角台形Tの長い底辺BLの終点を画定する。
図10に示すように、第一および第二の下部当接面52a、52bは、長い底辺BLの方を向いていてもよい。
本発明のいくつかの実施形態において、第一および第二の下部当接面52a、52bは、短い底辺BSおよび長い底辺BLのうちの少なくとも1つを二等分する底辺二等分線BBの両側に完全に配置されてもよい。
また、本発明のいくつかの実施形態において、垂直平面PVは、底辺二等分線BBを含んでもよい。
本発明の他の実施形態(図示せず)では、仮想の第一の直線L1は、第二の脚SL2に平行であってもよく、仮想の第二の直線L2は、第一の脚SL1に平行であってもよく、こうして、作動する第一および第二の切れ刃58a,58bに関連する仮想の第一および第二の直線L1、L2は、中央平面Mに垂直であってもよい。
本発明を特定の程度まで説明してきたが、以下で特許請求される本発明の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正を行うことができることを理解されたい。

Claims (21)

  1. 回転軸(R)であって、その周りに回転方向(DR)を画定する回転軸(R)、対向する第一および第二の本体端面(24a、24b)、およびその間に延在する本体周面(26)を有する円盤状の切削本体(22)と、
    前記本体周面(26)の周りで円周方向に離間された複数の同一のインサート受容ポケット(28)、およびその内部に取り外し可能に保持された同数の同一の割出し可能な切削インサート(30)と、
    を備え、
    各インサート受容ポケット(28)は、前記第一および第二の本体端面(24a,24b)に開口し、座面(32)と、前記座面(32)に対して横方向をなす背壁(34)を有し、
    各切削インサート(30)は、対向する上面および下面(42、44)と、それらの間にインサート周面(46)と、それを通って延在するインサート軸(A1)を有し、前記インサート周面(46)は、対向する第一および第二のインサート側面(56a、56b)によって離間された対向する第一および第二のインサート端面(54a、54b)を有し、第一および第二の切れ刃(58a、58b)は、それぞれ前記上面(42)と前記第一および第二のインサート端面(54a、54b)との交点に形成される、切削工具(20)において、
    各切削インサートの下面(44)は、そのそれぞれのインサート受容ポケット(28)の前記座面(32)に接触し、
    円周方向に隣接する切削インサート(30)は、それらのそれぞれのインサート受容ポケット(28)の前記背壁(34)に接触するそれらの第一および第二のインサート端面(54a、54b)とは異なる一方を有し、
    前記回転軸(R)に垂直な中央平面(M)は、前記本体周面(26)と交差し、
    第一および第二の平面(P1、P2)は、それぞれ前記中央平面(M)の対向する第一および第二の側面(S1、S2)から等距離にオフセットされ、
    前記第一の平面(P1)は、第一の交点(I1)で円周方向に交互に並ぶ切削インサートの前記第一の切れ刃(58a)とのみ交差し、前記第二の切れ刃(58b)のいずれとも交差せず、
    前記第二の平面(P2)は、第二の交点(I2)で円周方向に交互に並ぶ切削インサートの前記第二の切れ刃(58b)とのみ交差し、前記第一の切れ刃(58a)のいずれとも交差しない、切削工具(20)。
  2. 前記本体周面(26)は、全部でN個のインサート受容ポケット(28)を有し、前記回転軸(R)を中心としてN回の回転対称性を呈する、請求項1に記載の切削工具(20)。
  3. 前記第一および第二の平面(P1、P2)と交差する前記第一および第二の切れ刃(58a、58b)は、それぞれ作動し、前記背壁(34)と接触せずに、それぞれ第一および第二のインサート端面(54a、54b)と関連する、請求項1または2に記載の切削工具(20)。
  4. 各インサート受容ポケットの座面(32)は、床面(36)と、それを横切る第一および第二の横方向支持面(38a、38b)とを有し、前記第一および第二の横方向支持面(38a、38b)は、それぞれ前記中央平面(M)の前記第一および第二の側面(S1、S2)上に位置し、
    各切削インサートの下面(44)は、軸受面(50)と、それを横切る第一および第二の下部当接面(52a、52b)を有し、
    各切削インサート(30)の前記第一の下部当接面(52a)は、作動するその第一の切れ刃(58a)を有し、前記中央平面(M)の第一および第二の側面(S1、S2)の一方に位置する前記第一および第二の横方向支持面(38a、38b)の一方と接触し、
    各切削インサート(30)の前記第二の下部当接面(52b)は、作動するその第二の切れ刃(58b)を有し、前記中央平面(M)の前記第一および第二の側面(S1、S2)の他方に位置する前記第一および第二の横方向支持面(38a、38b)の一方と接触する、請求項3に記載の切削工具(20)。
  5. 各切削インサート(30)の前記第二の下部当接面(52b)は、作動するその第一の切れ刃(58a)を有し、前記第一および第二の横方向支持面(38a、38b)のいずれとも接触せず、
    各切削インサート(30)の前記第一の下部当接面(52a)は、作動するその第二の切れ刃(58b)を有し、前記第一および第二の横方向支持面(38a、38b)のいずれとも接触しない、請求項4に記載の切削工具(20)。
  6. 前記切削インサート(30)のうちの1つの底面図において、
    前記第一および第二の下部当接面(52a、52b)は、鈍角の第一の傾斜角(α1)を形成する、請求項4または5に記載の切削工具(20)。
  7. 前記床面(36)と前記第一および第二の横方向支持面(38a,38b)とは、前記座面(32)の中央凹部(40)内に形成され、前記第一および第二の横方向支持面(38a,38b)が互いに向き合い、
    前記軸受面(50)と前記第一および第二の下部当接面(52a,52b)とは、前記下面(44)から突出する中央ボス(51)上に形成される、請求項4〜6のいずれか一項に記載の切削工具(20)。
  8. 各切削インサート(30)の前記第一の下部当接面(52a)は、作動するその第一の切れ刃(58a)を有し、前記第二の横方向支持面(38b)と接触し、
    各切削インサート(30)の前記第二の下部当接面(52b)は、作動するその第二の切れ刃(58b)を有し、前記第一の横方向支持面(38a)と接触する、請求項4〜7のいずれか一項に記載の切削工具(20)。
  9. 各第一の切れ刃(58a)は、前記中央平面(M)の両側に位置する第一および第二の終点(NE1、NE2)を有し、
    各第二の切れ刃(58b)は、前記中央平面(M)の両側に位置する第三および第四の終点(NE3、NE4)を有する、請求項3〜8のいずれか一項に記載の切削工具(20)。
  10. 各作動する第一の切れ刃(58a)の前記第一の終点(NE1)は、前記第一の平面(P1)に含まれ、
    各作動する第二の切れ刃(58b)の前記第三の終点(NE3)は、前記第二の平面(P1)に含まれ、
    前記第一と第二の平面(P1,P2)との間の横方向距離は、最大工具切削幅(WMAX)を画定する、請求項9に記載の切削工具(20)。
  11. 各作動する第一の切れ刃(58a)の前記第二の終点(NE2)は、前記第一の平面(P1)から第一の切削幅(W1)に位置し、
    各作動する第二の切れ刃(58b)の前記第四の終点(NE4)は、前記第二の平面(P2)から第二の切削幅(W2)に位置し、
    前記第一の切削幅(W1)は、前記最大工具切削幅(WMAX)の少なくとも10分の9であり、
    前記第二の切削幅(W2)は、前記最大工具切削幅(WMAX)の少なくとも10分の9である、請求項10に記載の切削工具(20)。
  12. 各切削インサート(30)が前記インサート軸(A1)を中心とした回転対称性を呈しない、請求項1〜11のいずれか一項に記載の切削工具(20)。
  13. 各インサート受容ポケットの背壁(34)が前記回転方向(DR)に面する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の切削工具(20)。
  14. 対向する上面および下面(42、44)と、それらの間に延在するインサート周面(46)と、それを通って延在するインサート軸(A1)とを備え、
    前記下面(44)は、軸受面(50)と、それを横切る第一および第二の下部当接面(52a、52b)を有し、
    前記インサート周面(46)は、対向する第一および第二のインサート側面(56a、56b)によって離間された対向する第一および第二のインサート端面(54a、54b)を有し、第一および第二の切れ刃(58a、58b)は、それぞれ前記上面(42)と前記第一および第二のインサート端面(54a、54b)との交点に形成される、割出し可能な切削インサート(30)において、
    前記インサート軸(A1)に垂直で、前記インサート周面(46)と交差する水平面(PH)で取った断面では、
    前記第一のインサート端面(54a)と前記第一および第二のインサート側面(56a、56b)との交点に形成される第一および第二の周辺コーナー点(NC1、NC2)は、それぞれ仮想鋭角台形(T)の第一の脚(SL1)の終点を画定し、
    前記第二のインサート端面(54b)と前記第一および第二のインサート側面(56a、56b)との交点に形成される第三および第四の周辺コーナー点(NC3、NC4)は、それぞれ前記仮想鋭角台形(T)の第二の脚(SL2)の終点を画定し、
    前記第一および第三の周辺コーナー点(NC1、NC3)は、前記仮想鋭角台形(T)の短い底辺(BS)の終点を画定し、前記第二および第四の周辺コーナー点(NC2、NC4)は、前記仮想鋭角台形(T)の長い底辺(BL)の終点を画定し、
    前記切削インサート(30)の底面図では、
    前記第一および第二の下部当接面(52a、52b)は、鈍角の第一の傾斜角(α1)を形成し、前記仮想鋭角台形(T)の内側に位置する、切削インサート(30)。
  15. 前記水平面(PH)は、前記下面(44)よりも前記上面(42)の近くに位置し、
    前記水平面(PH)の下の前記切削インサート(30)のいかなる部分も前記仮想鋭角台形(T)の外側に延在しない、請求項14に記載の切削インサート(30)。
  16. 前記底面図では、
    前記第一および第二の下部当接面(52a、52b)は、前記長い底辺(BL)に面する、請求項14または15に記載の切削インサート(30)。
  17. 前記底面図では、
    前記第一および第二の下部当接面(52a、52b)にそれぞれ平行に延在する仮想的な第三および第四の直線(L3、L4)は、前記第一および第二の脚(SL1、SL2)にそれぞれ垂直である、請求項14〜16のいずれか一項に記載の切削インサート(30)。
  18. 前記第一および第二の脚(SL1、SL2)は、第一および第二の横方向二等分線(BL1、BL2)によって二等分され、
    前記第一および第二の横方向二等分線(BL1、BL2)は、鈍角の第二の傾斜角(α2)を形成し、
    前記第二の傾斜角(α2)は、前記第一の傾斜角(α1)に等しい、請求項14〜17のいずれか一項に記載の切削インサート(30)。
  19. 前記インサート軸(A1)を含み、前記第一および第二のインサート側面(56a、56b)と交差する垂直平面(PV)を中心とした鏡面対称性を呈する、請求項14〜18のいずれか一項に記載の切削インサート(30)。
  20. 前記軸受面(50)と前記第一および第二の下部当接面(52a,52b)は、前記下面(44)から突出する中央ボス(51)上に形成される、請求項14〜19のいずれか一項に記載の切削インサート(30)。
  21. 前記第一の傾斜角(α1)は、内角である、請求項14〜20のいずれか一項に記載の切削インサート(30)。
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