JP2021502684A - 特に燃料電池システムのためのターボコンプレッサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に燃料電池システム(1)のためのターボコンプレッサ(10)。【解決手段】 ターボコンプレッサ(10)は、第1の圧縮機ユニット(101)と第2の圧縮機ユニット(102)とを有する。第1の圧縮機ユニット(101)は、駆動ユニット(20)により駆動可能な第1のシャフト(14)に配置された第1の圧縮機(11)を含む。第2の圧縮機ユニット(102)は、第2の圧縮機(12)と排気ガスタービン(13)とを含む。第2の圧縮機(12)と排気ガスタービン(13)は第2のシャフト(24)に配置される。【選択図】 図3

Description

本発明はターボコンプレッサ、特に燃料電池システムのためのターボコンプレッサに関する。
燃料電池システムのためのターボコンプレッサは従来技術から知られており、たとえば先公開されていない特許文献1から知られている。公知のターボコンプレッサは、駆動ユニットにより駆動可能なシャフトを有している。このシャフトに2つの圧縮機と、1つの排気ガスタービンが配置されている。
独国特許出願公開第102017205704号明細書
それに対して本発明によるターボコンプレッサは、特にそれが燃料電池システムで利用されたときに、向上した性能とダイナミクスとを有する。さらにこのターボコンプレッサは、発展形となる実施形態においては軸受負荷の低減を実現することができる。
そのためにターボコンプレッサは、第1の圧縮機ユニットと第2の圧縮機ユニットとを含む。第1の圧縮機ユニットは、駆動ユニットにより駆動可能な第1のシャフトに配置された第1の圧縮機を含む。第2の圧縮機ユニットは、第2の圧縮機と排気ガスタービンとを含む。第2の圧縮機と排気ガスタービンは第2のシャフトに配置される。
それにより第1の圧縮機の回転数が、第2の圧縮機および排気ガスタービンの回転数に依存しない。したがって、両方の圧縮機が並列につながれるか直列につながれるかに応じて、第1の圧縮機によって生成される圧力ないし質量流量が、第2の圧縮機によって生成される圧力ないし質量流量に依存しなくなる。それにより、ターボコンプレッサが一方ではその動作点に関していっそうフレキシブルとなり、他方では、いっそう迅速に動作点に到達することができる。
両方の圧縮機と排気ガスタービンは、圧縮機動作でも応力緩和動作でも非常に効率的であるラジアル羽根車として設計されるのが好ましい。
好ましい実施形態では、第2のシャフトは第2の駆動ユニットにより駆動可能である。それにより、第2の圧縮機ユニットを第2の駆動ユニットによりブーストすることができる。ターボコンプレッサの設計形態に応じて、第1の圧縮機または第2の圧縮機がマスタ圧縮機として施工されていてよく、これらに要求される質量流量の大部分について担当していてよい。そして、それぞれ他方の圧縮機は追加圧縮機として施工されて、たとえば負荷ピークのときに作動開始することができ、ないしは第2の駆動ユニットによって補助され得る。この実施形態では、ターボコンプレッサがその負荷点に関して特別にフレキシブルになる。マスタ圧縮機として施工される圧縮機−ないしその駆動ユニット−は高電圧で作動し、追加圧縮機として施工される圧縮機−ないしその駆動ユニット−は低電圧で作動するのが好ましい。高電圧は48V、低電圧は12Vであるのが好ましい。
好ましい発展例では、駆動ユニットは−および任意選択として第2の駆動ユニットも−それぞれステータとロータとを有し、すなわち電動モータとして施工されるのが好ましい。それにより、両方の圧縮機ユニットを非常に迅速に制御することができ、第1のシャフトと第2のシャフトの回転数の変更を非常に迅速に具体化可能であり、このことはターボコンプレッサの高いダイナミクスにつながる。
第2の駆動ユニットにより、高電圧圧縮機に不具合が生じても必ずしも燃料電池システムの失陥にはつながらない。低電圧圧縮機もその熱に関わる設計に依存して、低減された空気質量流量を比較的長期間にわたって送出することができ、それに伴い、少なくとも燃料電池システムの非常運転を可能にする。
第1の駆動ユニットは高電圧電動モータとして施工され、第2の駆動ユニットは低電圧電動モータとして施工されるのが特別に好ましい。それにより、第1の圧縮機ユニットが電動モータによって比較的強力に駆動される。第2の圧縮機ユニットは通常動作のとき主として排気ガスタービンにより駆動されるのが好ましい;しかしながら負荷ピークについては、第2の圧縮機をブーストするために第2の駆動ユニットを作動開始させることができる。
好ましい実施形態では、第1の圧縮機と第2の圧縮機が並列につながれる。それにより一方の圧縮機を、負荷ピークのための追加の質量流量を供給する追加圧縮機として施工することができる。
別案の好ましい実施形態では、第1の圧縮機と第2の圧縮機が直列につながれる。それにより、2段階ないし多段階の圧縮が行われることによって、送出される流体の圧力をいっそう高めることができる。
好ましい発展例では、第1の圧縮機と第2の圧縮機の間に熱交換器が配置される。熱交換器は、両方の圧縮機により送出される流体を冷却するための役目を果たす。それによって圧縮の効果が高められる。
好ましい実施形態では、第2のシャフトは少なくとも1つのシャフト軸受によって支承される。第1の圧縮機と第2の圧縮機は空気供給配管に配置される。第1の圧縮機と第2の圧縮機の間で、軸受配管がシャフト軸受に流体圧力を供給するために空気供給配管から分岐する。少なくとも1つのシャフト軸受は、第1の圧縮機によって送出される、圧力のもとにある流体の供給を受ける気体軸受として施工されるのが好ましい。このような流体圧力によって流体力学的な潤滑膜がシャフト軸受に生成され、それによりシャフト軸受における摩耗が低減され、ないしはさらに排除される。後置された第2の圧縮機によって引き続き流体が、たとえば燃料電池に酸化剤を供給するために必要な圧力にされる。さらに、シャフト軸受を冷却するためにも流体を利用することができる。
好ましい発展例では、軸受配管の分岐部と第2の圧縮機との間で軸受配管弁が空気供給配管に配置される。そのようにして軸受配管弁は、第2の圧縮機への流体の質量流を開放または遮断することができる。それによって第2の圧縮機が、およびそれに伴って第2のシャフトが、シャフト軸受が十分な流体圧力で付勢されたときに初めて回転することを保証することができる。
上記に応じて、燃料電池システムを始動させる方法は次の各方法ステップを有する:
−軸受配管弁が閉じられ、ないしは閉じたままに保たれ、
−次いで、駆動ユニットが始動することによって、空気供給配管での酸化剤の送出が始動し、
−最後に、シャフト軸受における最低圧力に達したときに軸受配管弁が開かれる。
このとき最低圧力は1.5バールから2.0バールの間であるのが好ましい。燃料電池システムは、燃料電池と、燃料電池へ酸化剤を供給するための空気供給配管と、反応した酸化剤を燃料電池から運び出すための排気ガス配管とを含む。さらに燃料電池システムは、特にシャフト軸受と、軸受配管と、軸受配管弁とを有する、上に説明したターボコンプレッサを含む。したがって、ターボコンプレッサによって送出される流体は酸化剤である。
上記に準じて、燃料電池システムを停止させる方法は次の各方法ステップを有する:
−軸受配管弁が閉じられ、
−次いで、第2のシャフトの回転数が限界回転数を下回ったときに駆動ユニットを停止させる。
このとき限界回転数は0から5,000回転の範囲内にあり、このことは排気ガスターボチャージャにとっての低い回転数に相当する。燃料電池システムを始動および停止させる方法により、シャフト軸受が特別に低摩耗で作動する。なぜならシャフト軸受での流体力学的な潤滑膜を補助するための流体圧力が常に十分に形成されるからである。さらに、特に第1の圧縮機と軸受配管への分岐部との間に、流体を冷却するための熱交換器が配置されていれば、酸化剤によってシャフト軸受を冷却することもできる。
好ましい実施形態では、第1の圧縮機と第2の圧縮機は燃料電池システムの空気供給配管に配置され、排気ガスタービンは燃料電池システムの排気ガス配管に配置される。このとき空気供給配管は燃料電池へ酸化剤を流入させるための役目を果たし、排気ガス配管は酸化剤ないし反応した酸化剤ないしこれらの混合物を燃料電池から排出するための役目を果たす。
ターボコンプレッサの好ましい発展例では、第3の圧縮機が第1のシャフトに配置される。この圧縮機は、さらに別の圧縮機段または質量流量の増大が具体化されるべきであるか否かに応じて、第1の圧縮機と並列または直列につながれていてよい。
それに応じて第1の圧縮機、第2の圧縮機、および第3の圧縮機は燃料電池システムの空気供給配管に配置され、排気ガスタービンは燃料電池システムの排気ガス配管に配置されるのが好ましい。
特別に好ましい実施形態では、第2の圧縮機と並列に圧縮機バイパス弁が配置される。それにより、送出されるべき流体ないし酸化剤の質量流を、選択的に、第2の圧縮機を通るように案内するか、または圧縮機バイパスを通って第2の圧縮機のそばを通過するように案内することができる。第2の圧縮機を通る質量流量を正確に調量するための中間位置も可能である;このことは特に、第1の圧縮機に対する第2の圧縮機の並列回路の場合に好ましい。第2の圧縮機が第2の駆動ユニットにより駆動されるとき、ターボチャージャの動作点が第2の圧縮機の使用を必要としない場合には、圧縮機バイパスによってこれをエネルギー節減式に迂回することができる。さらに、好ましい始動・停止ストラテジーのために圧縮機バイパス弁を利用することもできる。
別の好ましい実施形態では、排気ガスタービンと並列に排気ガスバイパス弁が配置される。それにより、送出されるべき流体ないし反応した酸化剤の質量流を、選択的に、排気ガスタービンを通るように案内するか、または排気ガスバイパスを通って排気ガスタービンのそばを通過するように案内することができる。排気ガスタービンを通る質量流量を正確に調量するための中間位置も可能である;このことは特に、第2の圧縮機ユニットが減速される場合に好ましい。
それに応じて燃料電池システムを始動させる方法は、次の各方法ステップを有する:
−圧縮機バイパス弁と排気ガスバイパス弁が開かれ、ないしは開いたままに保たれ、
−次いで、駆動ユニットの始動によって空気供給配管での酸化剤の送出が始動し、
−最後に、シャフト軸受で最低圧力に達したときに、圧縮機バイパス弁と排気ガスバイパス弁が閉じられる。
このとき最低圧力は1.5バールから2.0バールの間であるのが好ましい。燃料電池システムは、燃料電池と、燃料電池へ酸化剤を供給するための空気供給配管と、反応した酸化剤を燃料電池から運び出すための排気ガス配管とを含む。さらに燃料電池システムは、特にシャフト軸受と、軸受配管と、圧縮機バイパス弁と、排気ガスバイパス弁とを有する、上に説明したターボコンプレッサを含む。したがって、ターボコンプレッサによって送出される流体は酸化剤である。
上記に準じて、燃料電池システムを停止させる方法は次の各方法ステップを有する:
−圧縮機バイパス弁と排気ガスバイパス弁が開かれ、
−次いで、第2のシャフトの回転数が限界回転数を下回ったときに駆動ユニットが停止する。
このとき限界回転数は0から5,000回転の範囲内にあり、このことは排気ガスターボチャージャにとっての低い回転数に相当する。燃料電池システムを始動および停止させる方法により、シャフト軸受が特別に低摩耗で作動する。なぜならシャフト軸受での流体力学的な潤滑膜を補助するための流体圧力が常に十分に形成されるからである。さらに、特に第1の圧縮機と軸受配管への分岐部との間に流体を冷却するための熱交換器が配置されていれば、酸化剤によってシャフト軸受を冷却することもできる。
第2のシャフトに圧縮空気ブレーキが配置されるのが好ましく、圧縮空気ブレーキは軸受配管に接続される。圧縮機バイパス弁と排気ガスバイパス弁はある程度の圧力損失を有し得るので、そのようなケースでは、バイパス弁が完全に開いているときでも流体が排気ガスターボチャージャを通って流れて、これを回転開始させ得る。そこで、圧縮空気ブレーキが第2のシャフトに取り付けられる。圧縮空気ブレーキは、好ましくはシャフト軸受の最小の供給圧力を上回る圧力閾値に達したときに初めて解除され、それにより、シャフト軸受での流体圧力が低いときの第2のシャフトの回転開始が回避される。
ターボコンプレッサの上述した各実施形態は、燃料電池システムで適用されるのが好ましい。燃料電池システムは、燃料電池と、燃料電池へ酸化剤を供給するための空気供給配管と、酸化剤を燃料電池から運び出すための排気ガス配管とを含む。運び出される酸化剤は、燃料電池で全面的または部分的に化学反応することができる。ターボコンプレッサの圧縮機と第2の圧縮機は空気供給配管に配置される。そして、ターボコンプレッサの排気ガスタービンは排気ガス配管に配置される。両方の圧力段、ないし両方の圧縮機を通る酸化剤の合算された質量流は、空気供給配管で特別に効果的である。さらに、このようにして第1のシャフトおよび/または第2のシャフトのシャフト軸受も、特に熱交換器が事前につながれている場合に、酸化剤によって潤滑、冷却することができる。燃料電池から流出する反応した酸化剤を、排気ガスタービンのための出力源として非常に効果的に利用することができる。
燃料電池システムは、自動車の駆動ユニットを駆動するためにセットアップされていてよいのが好ましい。
本発明のその他の任意選択の具体的事項や構成要件は、図面に模式的に示されている好ましい実施例についての以下の説明から明らかとなる。
従来技術に基づくターボコンプレッサを有する燃料電池システムを模式的に示す図である。 従来技術に基づくターボコンプレッサを示す模式的な断面図である。 燃料電池システムにおける本発明のターボコンプレッサを模式的に示す図であり、主要な領域だけが図示されている。 燃料電池システムにおける本発明の別のターボコンプレッサを模式的に示す図であり、主要な領域だけが図示されている。 燃料電池システムにおける本発明のさらに別のターボコンプレッサを模式的に示す図であり、主要な領域だけが図示されている。 燃料電池システムにおける本発明のさらに別のターボコンプレッサを模式的に示す図であり、主要な領域だけが図示されている。 燃料電池システムにおける本発明のさらに別のターボコンプレッサを模式的に示す図であり、主要な領域だけが図示されている。
図1は、特許文献1から公知となっている燃料電池システム1を示している。この燃料電池システム1は、燃料電池2と、空気供給配管3と、排気ガス配管4と、圧縮機11と、排気ガスタービン13と、圧力低減のためのバイパスフラップ5と、燃料電池2への燃料の詳しくは図示しない供給配管とを含んでいる。バイパスフラップ5は、たとえば制御フラップであってよい。バイパスフラップ5として、たとえばウェイストゲートバルブを利用することができる。
燃料電池2は、図示しない燃料供給配管を介して供給される燃料と、ここに示す実施形態では燃料電池2の空気供給配管3を介して供給される吸込空気である酸化剤との化学反応エネルギーを電気エネルギーに変換するガルバニ電池である。燃料は水素またはメタンまたはメタノールであってよいのが好ましい。燃料電池2は、たとえば自動車の駆動ユニットを駆動するようにセットアップされる。たとえば燃料電池2によって生成される電気エネルギーが、自動車の電気モータを駆動する。
圧縮機11は空気供給配管3に配置されている。排気ガスタービン13は排気ガス配管4に配置されている。圧縮機11と排気ガスタービン13はシャフト14を介して機械的に結合されている。シャフト14は駆動ユニット20により電気駆動可能である。排気ガスタービン13は、シャフト14ないし圧縮機11を駆動する駆動ユニット20を補助するための役目を果たす。圧縮機11、シャフト14、および排気ガスタービン13が共同でターボコンプレッサ10を構成する。
図2は、特に燃料電池システム1で使用するための、特許文献1から公知となっているターボコンプレッサ10を同じく示している。このターボコンプレッサ10は、駆動ユニット20と、第1の圧縮機11と、排気ガスタービン13と、第2の圧縮機12とを含んでいる。第1の圧縮機11、第2の圧縮機12、および排気ガスタービン13は共通のシャフト14に配置されており、それによりシャフト14の回転時にこれらが同じ仕方で回転する。
駆動ユニット20は電気モータとして施工されており、ロータ22とステータ21を含んでいる。ロータ22は同じくシャフト14に配置されている。ステータ21は、ターボコンプレッサ10の図示しないハウジングで定置に位置決めされている。シャフト14は駆動ユニット20の両方の側で、それぞれ1つの軸受23によって回転可能に支承されている。
空気通路31が空気供給配管3の一部として、外部からターボコンプレッサ10へと通じ、そこで第1の圧縮機11に軸方向で連通して半径方向に第1の圧縮機11から出て、さらに第2の圧縮機12へと通じ、そこで同じく第2の圧縮機12へ軸方向に連通し、半径方向に第2の圧縮機12から出て、引き続いてターボコンプレッサ10から導出されるように構成されている。その後、空気供給配管3は燃料電池2へと通じているが、これは図2には示されていない。
排気ガス配管4は燃料電池2からターボコンプレッサ10へと通じていて、そこで半径方向に排気ガスタービン13に連通して軸方向に排気ガスタービン13から出て、引き続き同じくターボコンプレッサ10から再度導出される。
第2の圧縮機12を利用することで、空気供給配管3を介して吸い込まれる空気−ないし吸い込まれる酸化剤−を、ただ1つの圧縮機11がターボコンプレッサ10に存在する場合よりも強力に圧縮することができる。さらに、第1の圧縮機11、第2の圧縮機12、および排気ガスタービン13はそれぞれの流動案内と圧力勾配に関して、ターボコンプレッサ10の作動時にシャフト14に対して生じる軸方向の合力がほぼゼロになるように構成することができる。それに伴ってターボコンプレッサ10が圧力補償され、それにより、軸受23がほぼ軸方向力を受け止めなくてよくなる。
図3は、燃料電池システム1における本発明のターボコンプレッサ10を示している。このターボコンプレッサ10は、第1の圧縮機ユニット101と第2の圧縮機ユニット102を有している。第1の圧縮機ユニット101は、第1の圧縮機11と、第1のシャフト14と、駆動ユニット20とを含んでおり、第1の圧縮機11は第1のシャフト14に配置され、第1のシャフト14は駆動ユニット20により駆動される;このとき駆動ユニット20は電動モータであるのが好ましい。第2の圧縮機ユニット102は、第2の圧縮機12と、第2のシャフト24と、排気ガスタービン13とを含んでおり、第2の圧縮機12と排気ガスタービン13は第2のシャフト24に配置されている。
第1の圧縮機11と第2の圧縮機12は、ラジアル羽根車として施工されるのが好ましい。これらは空気供給配管3で直列に配置されているが、別案の実施形態では、空気供給配管3で並列回路に配置されていてもよい。第2のシャフト24は排気ガスタービン13によって駆動され、これを通って排気ガスないし反応した酸化剤が排気ガス配管4に流れる。このように、第2の圧縮機ユニット102は排気ガスターボチャージャとして施工されている。
このように、燃料電池2のために必要なたとえば3バールの空気圧が、好ましくは電気駆動される圧縮機11のΠ11=1.8の第1の圧力比と第2の圧縮機12の同じくΠ12=1.8の第2の圧力比とをもって、2つの段階で生成される。こうして燃料電池2を3バールを超えて作動させることができ、それに伴って排気ガスタービン13は第2の圧縮機ユニット102の駆動のために−および第2の圧力比Π12=1.8の生成のために−、約3の圧力比を利用することができる。このように高い圧力比によって排気ガスタービン13は、第2の圧縮機12を駆動することができる。
それにより両方の圧縮機11,12は、1段階の圧縮機の通常ケースにおけるよりも控えめな圧力比で設計されている。それに伴って設計可能性がいっそう広くロバストになっており、したがって、好ましくはラジアル羽根車として設計される圧縮機11,12の比較的低い円周速度によって、いっそう低コストな材料を使用することができる。
それぞれ最善の回転数も選択することができる:電気駆動される第1の圧縮機11については比較的低い回転数(たとえば1分あたり約70,000回転)であり、第2の圧縮機12についてはこれより明らかに高い回転数(たとえば1分あたり約200,000回転)である。このように、第1の圧縮機ユニット101の軸受コンセプトを簡素化することができる。転がり軸受を使用可能である。さらに、駆動ユニット20による駆動をいっそう好都合に具体化できる。というのも、出力需要が低く、制御周波数が低下するからである。それに対して第2の圧縮機ユニット102は、最善の効率で作動させることができる。排気ガス配管4で利用可能な排気ガスエンタルピーをいっそう効果的に利用することができる。
駆動ユニット20の出力需要が比較的低いことにより、燃料電池2での保留出力を低減することができ、これは燃料電池システム1のコストにポジティブな影響を有する。寄生出力が低減されるので、燃料消費量−たとえば水素−も減少する。
本発明の思想により、第1の圧縮機ユニット101の第1の圧縮機11の慣性モーメントが低減される。なぜなら電気駆動される圧縮が、1段階の圧縮の通常ケースにおけるよりも小さいからである。それにより、第1の圧縮機ユニット101のパワーエレクトロニクスをいっそう小型にディメンショニングすることができる。なぜならその設計は駆動ユニット20の、特にロータの高加速に依存して決まるからである。加速時には、駆動ユニット20が一時的にいっそう大きいモーメントを放出する。このことはパワーエレクトロニクスにとっていっそう高い電流を意味し、チップ面積と冷却コンセプトに関わる帰結を伴う。加速要求事項はいわゆるt90−加速時間として設定される。典型的な要求事項はt90_max=1.0sである。
第1の圧縮機11と第2の圧縮機12による2段階の圧縮によって、燃料電池2における圧力のいっそうの引上げを、たとえば4バールへの引き上げを、具体化可能である。それに伴って燃料電池2の内部湿潤が改善され、場合により外部の加湿器を省略することができ、燃料電池システム1のコストにさらにポジティブな影響がもたらされる。このとき両方の圧縮機11,12は設計に関して調節可能であり、排気ガスタービン13による出力回収がいっそう増大する。
好ましい発展例では図3の実施形態は、空気供給配管3から第1の圧縮機11と第2の圧縮機12の間へ分岐する軸受配管243をさらに有する。軸受配管243は、第2のシャフト24を支承するシャフト軸受241,242の潤滑と冷却のための役目を果たす。ここでは軸受配管243は、図3に示すように、第2の圧縮機12の上流側で再び空気供給配管3へ帰還することができ、またはスタブ配管として施工されていてよい。
第2の圧縮機ユニット102はターボチャージャとして施工されるのが好ましく、したがって第2のシャフト24の回転数が非常に高いので、シャフト軸受241,242は気体軸受として施工されるのが好ましい。気体軸受は少なくとも部分的に空気静力学的な作用を有し、すなわち、軸受配管243を介して外部の空気圧が供給されることで、第2のシャフト24とシャフト軸受241,242のコンポーネントとの間の接触を妨げる。
第2のシャフト24が動くのは、排気ガスタービン13よりも圧力比が優勢になったときに限られる。このことが可能であるのは、駆動ユニット20により駆動される第1の圧縮機11が制御されたときに限られる。システムにおける圧力損失によって、シャフト軸受241,242の領域で空気静圧がその供給のために生じる。
このような動圧をさらに引き上げるために、軸受配管弁244を第2の圧縮機12の手前に取り付けることができる。軸受配管弁244は、たとえばスロットルフラップまたは逆止め弁として施工されていてよい。起動時にターボコンプレッサ10を制御する方法は次の各ステップを設ける:空気供給配管3を通しての空気送出ないし酸化剤の送出が始動されるべきである場合、軸受配管弁244がまず完全に閉じられる。駆動される第1の圧縮機11を通じての空気送出が始動する。シャフト軸受241,242の作動のために十分な空気圧に達したときに初めて、軸受配管弁244が制御されながら開く。その制御によって、シャフト軸受241,242の軸受領域の空気圧が所要の閾値ないし最低圧力を常に上回ることが保証される。
ターボコンプレッサ10を停止させる別の方法は次のとおりである:軸受配管弁244がまず閉じられ、それにより燃料電池2への酸化剤の送出が終了する。その後、反応した酸化剤の質量流が排気ガスタービン13になくなったために第2のシャフト24の回転数がゼロに等しくなったときに初めて、駆動ユニット20が第1のシャフト14を駆動しなくなることによって、駆動される圧縮機11の動作が調整される。
軸受配管弁244が逆止め弁として施工されているとき、このことは、リリース圧力を上回ったときに初めて空気が第2の圧縮機12を介して燃料電池2へと流れるように作用する。このリリース圧力は、シャフト軸受241,242の供給圧力ないし最低圧力を上回っているのが好ましい。それに伴い、シャフト軸受241,242がすでに圧力の供給を受けているときに初めて第2のシャフト24が回転することが保証される。それによって混合摩擦が理想的には完全に防止され、それによって生じるシャフト軸受241,242の耐用寿命の制約が取り除かれる。
図4は、ターボコンプレッサ10を有する燃料電池システム1の別の実施形態を示している。ここでは第1の圧縮機ユニット101は第1の圧縮機11に追加して、同じく第1のシャフト14に位置決めされ、第1の圧縮機11に対して並列回路で空気供給配管3に配置された第3の圧縮機15を有している。別案として、第3の圧縮機15が圧縮機11に対して直列につながれていてもよく、それにより、後置される第2の圧縮機12との協同作用で3段階の圧縮が生じる。
さらにこの燃料電池システム1は、フィルタ18と熱交換器19を有している。フィルタ18は空気供給配管3で第1の圧縮機ユニット101の上流側に配置され、熱交換器19は第1の圧縮機ユニット101と第2の圧縮機ユニット102の間に配置されるのが好ましい。熱交換器19は、第1の圧縮機11と第2の圧縮機12の間で酸化剤−ないし周囲空気−を冷却し、それにより、第2の圧縮機12での圧縮をいっそう効率的に形成することができる。
第1のシャフト14に第1の圧縮機11と第3の圧縮機15が配置されることで、第1のシャフト14に対して生じる軸方向の合力を低減ないし除去することができる。それによりターボコンプレッサ10のコストを、特に第1のシャフト14を支承するためのコストを、いっそう削減することができる。さらに、それによって圧縮ないし質量流量を高めることができる。
第1の圧縮機11、第3の圧縮機15、および第2の圧縮機12が直列につながれているとき、燃料電池2についていっそう高い圧力比を具体化することができる。3つの圧縮機11,12,15の個々の圧縮機ホイールを、その代替ないし補足として、比較的控えめな圧力比について設計することもできる。このように設計可能性がいっそう広く、いっそうロバストになる;比較的低い円周速度によって、たとえば圧縮機11,12,15のホイールにいっそう好都合な材料を使用することもできる。
好ましい発展例では第2の圧縮機ユニット102は、燃料電池システム1を始動させるために、ないしは燃料電池2における圧力を制御するために、2つのバイパス弁16,17を有する:圧縮機バイパス弁16により、排気ガスターボチャージャの第2の圧縮機12が始動をする場合に、十分な圧力と質量流量が排気ガスタービン13に来るまでバイパスされる。排気ガスタービン13が第2の圧縮機12を駆動できるようになるとただちに、圧縮機バイパス弁16が次第に閉じられる。そして通常動作時には、圧縮機バイパスないし圧縮機バイパス弁16は閉じたままに保たれ、それにより質量流の全体が第2の圧縮機12を通るように案内される。圧力制御は、特に、第2のバイパス弁すなわち排気ガスバイパス弁17を通じて行われる:比較的低い圧力が設定されるべきときには、排気ガス配管の排気ガス質量流が少なくとも部分的に排気ガスタービン13を迂回する。排気ガスタービン13が相応に低速で回転し、圧力生成が低減される。
凍結状態のもとでのコールドスタートの場合には、両方のバイパス弁16,17が開く。このようにして、場合により凍結している排気ガスタービン13が迂回され、第1の圧縮機ユニット101によって生成される低減された圧力で燃料電池システム1を作動させることができる。ただし、このことは動作の制約にはつながらない。なぜならシステムが低温のときには、高い圧力が必要ないからである。排気ガス配管4の排気ガスが十分に温まるとただちに、温まった排気ガスが排気ガスタービン13を霜取りできるようにするために、排気ガスバイパス弁17が若干閉まる。それに伴い、排気ガスタービン13の霜取りのための追加の加熱器を省略することができる;燃料電池システム1をただちに始動させることができる。
第1のシャフト14からの排気ガスタービン13の分断は、排気ガスタービン13を介して駆動ユニット20へ水分が侵入するのも防止する。ターボコンプレッサ10でのシールコンセプトがそれによって簡易化される。
負荷の飛躍が生じると、圧縮機バイパス弁16が完全に開かれる。このようにして、第1の圧縮機ユニット101により送出される酸化剤の質量流が、燃料電池2のカソードへいっそう迅速に到達することが保証される。高い質量流量を比較的迅速に引き出すことができ、第1の圧縮機ユニット101の低減される慣性モーメントに基づき、1段階の圧縮機の標準の動的挙動よりも動的挙動が良好になる。第2の圧縮機12は、たとえば燃料電池2が温度上昇したときにさらに高い圧力が必要になった場合に初めて作動開始する。
複数の−すなわち2つまたは3つの−段階での圧縮により、ポンプ防護措置を省略することができる。従来技術のバイパスフラップ5を省略することができ、ポンプ防護制御ストラテジーが必要なくなり、燃料電池2への空気質量流量を、第1の圧縮機ユニット101の手前の低電圧領域のセンサによって一義的に測定することができる。
好ましい発展例では図4の実施形態も、シャフト軸受241,242に流体圧力を供給するための軸受配管243を有する。図4の実施形態では軸受配管はスタブ配管として施工されているが、空気供給配管3へ戻るように案内することもできる。軸受配管243と圧縮機バイパス弁16および排気ガスバイパス弁17との組み合わせは特別に好ましい。なぜならそれにより、第2のシャフト24の不慮の回転開始を防止することができるからであり、そのようにして、シャフト軸受241,242が十分な流体圧力で付勢されたときに初めて第2のシャフト24が回転するように、燃料電池システム1の制御を設定することができる。
ターボチャージャ10のスタート・ストップ・プロセスのための動作ストラテジーは次のとおりである:空気供給配管3で燃料電池2への空気送出ないし酸化剤の送出が始動されるべきであるとき、まず圧縮機バイパス弁16と排気ガスバイパス弁17が完全に開く。そして第1の圧縮機ユニット101が作動化され、燃料電池2のスタックおよびその他のコンポーネントの動圧に基づき、シャフト軸受241,242で圧力が上昇していく。好ましくは空気静力学式のシャフト軸受241,242への十分な供給のための最低圧力に達したときに初めて第2のシャフト24が回転し、そのようにして、第2の圧縮機ユニット102が第2の圧縮機12を通じて燃料電池2への酸化剤供給に加わるように、圧縮機バイパス弁16と排気ガスバイパス弁17が制御されて閉じられる。
第2のシャフト24には、軸受配管243を介して流体の供給を受ける圧縮空気ブレーキが配置されるのが好ましい。圧縮空気ブレーキは特定の圧力を過ぎたときに初めて、好ましくはシャフト軸受241,242の最小の供給圧力を過ぎたときに初めて解除される。それにより、混合摩擦領域でのシャフト軸受241,242の動作が妨げられる。シャフト軸受241,242の耐用寿命が長くなる。
図5は、ターボコンプレッサ10を有する燃料電池システム1のさらに別の実施形態を示している。このターボコンプレッサ10は第1の圧縮機ユニット101と第2の圧縮機102を含んでおり、第1の圧縮機11と第2の圧縮機12は空気供給配管3で並列につながれている。第1の圧縮機11は駆動ユニット20により、好ましくは電動モータにより駆動される。第2の圧縮機12は排気ガスタービン13により駆動され、すなわち、第2の圧縮機ユニット102は排気ガスターボチャージャとして施工されている。そのために、排気ガスタービン13と第2の圧縮機12は第2のシャフト24に配置されている。
このようにターボコンプレッサ10は、空気供給配管3での酸化剤の複流式の圧縮を有している。
図5の燃料電池システム1の実施形態は、特に、少なくとも300g/sの高い空気質量流量と、多くともΠ=2の控えめな圧力比のときに好ましい。
燃料電池2の作動のために必要な300g/sの空気質量流量が両方の並列の圧縮機11,12で生成され、たとえば、電気駆動される第1の圧縮機11のたとえば100g/sの第1の空気質量流量と、第2の圧縮機のたとえば200g/sの第2の空気質量流量とをもって生成される。そして排気ガスターボチャージャの排気ガスタービンが、300g/sの全体の空気質量流量を利用することができる。
図5の実施形態でも、上で説明したようにバイパス弁と熱交換器を利用することができる。
図6も、空気供給配管3での第1の圧縮機11と第2の圧縮機12の並列回路を示している。第1の圧縮機ユニット101は、第1のシャフト14と、第1の圧縮機11と、駆動ユニット20とを含んでおり、駆動ユニット20は低電圧電動モータとして施工されるのが好ましい。しかし第2の圧縮機12を有する第2のシャフト24は、高電圧電動モータとして施工されるのが好ましい第2の駆動ユニット25により駆動される。このように第2の圧縮機ユニット102は、第2のシャフト24と、第2の圧縮機12と、第2の駆動ユニット25と、排気ガスタービン13とを含んでいる。このように、第2の圧縮機ユニット102はマスタ圧縮機として施工されており、第1の圧縮機ユニット101は追加圧縮機として施工されている。両方の圧縮機11,12は、空気供給配管3でのそれぞれ受動経路を通しての漏れないし逆流を回避するために、それぞれ逆止め弁111,121を有している。このことは、両方の圧縮機11,12の一方だけが作動する場合に、常に重要であり得る。通常動作のとき、図6の実施形態では第2の圧縮機102が作動することが意図され、第1の圧縮機ユニット101は、燃料電池2のために酸化剤のさらに多い質量流量が必要になったときに作動開始する。
燃料電池2によって電気出力を迅速に生成できるようにするためには、特に、十分に高い空気質量流ないし酸化剤流が空気供給配管3で必要である。高い圧力は主として定常動作でシステム温度が高いときに必要なので、圧力生成ダイナミクスに関わる要求事項は低くなる。システムはある程度の熱慣性を有しているので、燃料電池システム1の全負荷への負荷の飛躍が必ずしも高いシステム温度にはつながらない。以上により、高い圧力を生成することができる第2の圧縮機ユニット102のダイナミクスが、第1の圧縮機ユニット101のダイナミクスよりもはるかに低速であることが許容されるのは明らかである。その帰結として、第2の圧縮機ユニット102のパワーエレクトロニクスを連続出力に合わせて設計することができる。それに伴い、動的ケースに備えた過剰ディメンショニングやコンポーネントコストの増大が回避される。
第1の圧縮機11は通常動作のとき、圧力を一時的に高めるために、ないしはブーストするために利用することもできる。それに伴って燃料電池システム1の一時的な負荷を、熱に関わる連続定格を超えて可能にすることができる;そのようにして、空気供給配管3の圧力と質量流量を一時的に高めることができる。
図7の実施形態は、図4の燃料電池システム1ないしターボコンプレッサ10の発展例を示している。図7の実施形態では第2の圧縮機ユニット102は、排気ガスタービン13と第2の圧縮機12の間で第2のシャフト24に配置されるのが好ましい第2の駆動ユニット25を有している。ここでも図4の実施形態に準じて、空気フィルタ18、熱交換器19、および両方のバイパス弁16,17−すなわち圧縮機バイパス弁16および排気ガスバイパス弁17−は任意選択である。図7の実施形態では、第1の圧縮機ユニット101の第1の圧縮機11と第3の圧縮機15が直列につながれている。あるいは別案として並列回路も考えられる;さらに別の実施形態では、第3の圧縮機15を省略することもできる。
第2の駆動ユニット25によって第2の圧縮機ユニット102をブーストすることができ、すなわち図7の実施形態では、排気ガスタービン13が第2の駆動ユニット25によって補助される。第2の駆動ユニット25は−特に12Vの動作電圧を有する−低電圧モータとして施工されるのが好ましく、駆動ユニット20は−特に48Vの動作電圧を有する−高電圧モータとして施工される。電気式に補助をする排気ガスターボチャージャとして施工される第2の圧縮機ユニット102は第2の駆動ユニット25によって、カソード圧力生成のシステムダイナミクスに対して非依存的である。このように第1の圧縮機11での圧力生成を、第2の圧縮機12での圧力生成と適合させることができる。
第2の駆動ユニット25による燃料電池システム1の利点は次のとおりである:
−駆動ユニット20の高電圧供給への非依存性による燃料電池システム1のいっそう高いフォールトトレランス;第2の駆動ユニット25の低電圧供給のみによって非常動作(リンプホーム)が可能である。
−酸化剤による燃料電池2の供給がいっそうダイナミックになることによる、いっそう高い空気システムダイナミクスによる燃料電池システム1の改善された全体システムダイナミクス。
−駆動ユニット20に関わる低減されたダイナミクス要求事項によるシステムコストの削減。
−使用される両方の圧縮機11,12−および任意選択で第3の圧縮機15−を、ダイナミクスと連続動作に関して最善に設計することができる。
−高電圧駆動ユニット20により作動する第1の圧縮機11を電圧状況に関してプラットフォーム適合的かつ最善に設計することが可能である。
第2の駆動ユニット25は、排気ガスタービン13にまだ圧力が印加されていないとき、すでに第2の圧縮機ユニット102を高加速させることができる。このことは、第1の圧縮機ユニット101に関わるダイナミクス要求事項が低減され、ないしはターボコンプレッサ10のダイナミクスが全体的に改善されるという帰結をもたらす。特に第1の圧縮機11ないし第1の圧縮機ユニット101に関わるダイナミクス要求事項は、パワーエレクトロニクスのディメンショニングに基づいてコストドライバーとなる。空気供給のダイナミクス、ないし燃料電池2への酸化剤の供給のダイナミクスは、ひいては燃料電池システム1のダイナミクスに対して直接的に制限をするように作用する。燃料電池車両の電気駆動のための燃料電池システム1の不十分なダイナミクスは、ひいてはハイブリッドバッテリを使用する理由ともなる。このように、燃料電池システム1のダイナミクスの向上は、ハイブリッドバッテリに関わる要求事項がある場合にもこれを低減する。
第2の駆動ユニット25の設計は、熱的に安定的である必要はない。能動的な冷却のなされない実施形態が考えられる。なぜなら第2の駆動ユニット25は大半の実施形態においてまず第1にターボコンプレッサ10の起動のために利用されるからである。このことはシステム設計に関して利点を有する。なぜならそれによって燃料電池システム1の冷却回路への接続が必要なくなり、第2の駆動ユニット25の出力密度を非常に高く選択することができるからである。このことはひいては、好ましくは電動モータとして施工される第2の駆動ユニット25の設計にあたって利点を有する:すなわち、比較的少ない材料使用量(銅、磁石材料)である。単純なブラシレスDC機械の使用、あるいは単純な機械式に整流される機械の使用さえも考えられる。後者は非常にコストが低いという点で優れている。
好ましい発展例では図7の実施形態も、図3ないし図4についての説明で述べたように、第2のシャフト24のシャフト軸受241,242に加圧流体を供給するための軸受配管243を有する。一般にこのことは、第1の圧縮機11と第2の圧縮機12が直列につながれている場合に好ましい。
1 燃料電池システム
2 燃料電池
3 空気供給配管
4 排気ガス配管
10 ターボコンプレッサ
11 第1の圧縮機
12 第2の圧縮機
13 排気ガスタービン
14 第1のシャフト
15 第3の圧縮機
16 圧縮機バイパス弁
17 排気ガスバイパス弁
19 熱交換器
20 第1の駆動ユニット
24 第2のシャフト
25 第2の駆動ユニット
101 第1の圧縮機ユニット
102 第2の圧縮機ユニット
241,242 シャフト軸受
243 軸受配管
244 軸受配管弁

Claims (22)

  1. 第1の圧縮機ユニット(101)と第2の圧縮機ユニット(102)とを有し、前記第1の圧縮機ユニット(101)は第1の駆動ユニット(20)により駆動可能な第1のシャフト(14)に配置された第1の圧縮機(11)を含み、前記第2の圧縮機ユニット(102)は第2の圧縮機(12)と排気ガスタービン(13)とを含む、特に燃料電池システム(1)のためのターボコンプレッサにおいて、
    前記第2の圧縮機(12)と前記排気ガスタービン(13)が第2のシャフト(24)に配置されることを特徴とするターボコンプレッサ(10)。
  2. 前記第2のシャフト(24)は第2の駆動ユニット(25)により駆動可能であることを特徴とする、請求項1に記載のターボコンプレッサ(10)。
  3. 前記第1の駆動ユニット(20)は高電圧電動モータとして施工され、前記第2の駆動ユニット(25)は低電圧電動モータとして施工されることを特徴とする、請求項2に記載のターボコンプレッサ(10)。
  4. 前記第1の駆動ユニット(20)は低電圧電動モータとして施工され、前記第2の駆動ユニット(25)は高電圧電動モータとして施工されることを特徴とする、請求項2に記載のターボコンプレッサ(10)。
  5. 前記第1の圧縮機(11)と前記第2の圧縮機(12)は並列につながれることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のターボコンプレッサ(10)。
  6. 前記第1の圧縮機(11)と前記第2の圧縮機(12)は直列につながれることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のターボコンプレッサ(10)。
  7. 前記第1の圧縮機(11)と前記第2の圧縮機(12)の間に熱交換器(19)が配置されることを特徴とする、請求項6に記載のターボコンプレッサ(10)。
  8. 前記第2のシャフト(24)は少なくとも1つのシャフト軸受(241,242)によって支承され、前記第1の圧縮機(11)と前記第2の圧縮機(12)は空気供給配管(3)に配置され、前記第1の圧縮機(11)と前記第2の圧縮機(12)の間で軸受配管(243)が前記シャフト軸受(241,242)への流体圧力の供給のために前記空気供給配管(3)から分岐することを特徴とする、請求項6または7に記載のターボコンプレッサ(10)。
  9. 前記第2のシャフト(24)に圧縮空気ブレーキが配置され、前記圧縮空気ブレーキは前記軸受配管(243)に接続されることを特徴とする、請求項8に記載のターボコンプレッサ(10)。
  10. 前記軸受配管(243)の分岐部と前記第2の圧縮機(12)の間で軸受配管弁(244)が前記空気供給配管(3)に配置されることを特徴とする、請求項8または9に記載のターボコンプレッサ(10)。
  11. 前記第1の圧縮機(11)と前記第2の圧縮機(12)は燃料電池システム(1)の空気供給配管(3)に配置され、前記排気ガスタービン(13)は前記燃料電池システム(1)の排気ガス配管(4)に配置されることを特徴とする、請求項1から10のいずれか1項に記載のターボコンプレッサ(10)。
  12. 第3の圧縮機(15)が前記第1のシャフト(14)に配置されることを特徴とする、請求項1から10のいずれか1項に記載のターボコンプレッサ(10)。
  13. 前記第1の圧縮機(11)と前記第3の圧縮機(15)は並列につながれることを特徴とする、請求項12に記載のターボコンプレッサ(10)。
  14. 前記第1の圧縮機(11)と前記第3の圧縮機(15)は直列につながれることを特徴とする、請求項12に記載のターボコンプレッサ(10)。
  15. 前記第1の圧縮機(11)、前記第2の圧縮機(12)、および前記第3の圧縮機(15)は燃料電池システム(1)の空気供給配管(3)に配置され、前記排気ガスタービン(13)は前記燃料電池システム(1)の排気ガス配管(4)に配置されることを特徴とする、請求項12から14のいずれか1項に記載のターボコンプレッサ(10)。
  16. 前記第2の圧縮機(12)と並列に圧縮機バイパス弁(16)が配置されることを特徴とする、請求項1から15のいずれか1項に記載のターボコンプレッサ(10)。
  17. 前記排気ガスタービン(13)と並列に排気ガスバイパス弁(17)が配置されることを特徴とする、請求項1から16のいずれか1項に記載のターボコンプレッサ(10)。
  18. 燃料電池(2)と、前記燃料電池(2)に酸化剤を供給するための空気供給配管(3)と、前記燃料電池(2)から酸化剤を運び出すための排気ガス配管(4)とを有する燃料電池システム(1)において、前記燃料電池システム(1)は請求項1から17のいずれか1項に記載のターボコンプレッサ(10)を有し、前記第1の圧縮機(11)と前記第2の圧縮機(12)は前記空気供給配管(3)に配置され、前記排気ガスタービン(13)は前記排気ガス配管(4)に配置されることを特徴とする燃料電池システム(1)。
  19. 燃料電池システム(1)を始動させる方法であって、前記燃料電池システム(1)は、燃料電池(2)と、前記燃料電池(2)に酸化剤を供給するための空気供給配管(3)と、前記燃料電池(2)から酸化剤を運び出すための排気ガス配管(4)とを含み、前記燃料電池システム(1)は請求項10に記載のターボコンプレッサ(10)を有する、そのような方法において、次の各方法ステップ:
    軸受配管弁(244)が閉じられ、ないしは閉じたままに保たれ、
    前記第1の駆動ユニット(20)が始動することによって前記空気供給配管(3)での酸化剤の送出が始動し、
    前記シャフト軸受(241,242)における最低圧力に達したときに前記軸受配管弁(244)が開かれる、方法ステップを有することを特徴とする方法。
  20. 燃料電池システム(1)を停止させる方法であって、前記燃料電池システム(1)は、燃料電池(2)と、前記燃料電池(2)に酸化剤を供給するための空気供給配管(3)と、前記燃料電池(2)から酸化剤を運び出すための排気ガス配管(4)とを含み、前記燃料電池システム(1)は請求項10に記載のターボコンプレッサ(10)を有する、そのような方法において、次の各方法ステップ:
    前記軸受配管弁(244)が閉じられ、
    前記第2のシャフト(24)の回転数が限界回転数を下回ったときに前記第1の駆動ユニット(20)を停止させる、方法ステップを有することを特徴とする方法。
  21. 燃料電池システム(1)を始動させる方法であって、前記燃料電池システム(1)は、燃料電池(2)と、前記燃料電池(2)に酸化剤を供給するための空気供給配管(3)と、前記燃料電池(2)から酸化剤を運び出すための排気ガス配管(4)とを含み、前記燃料電池システム(1)は請求項8に記載のターボコンプレッサ(10)を有し、第2の圧縮機(12)と並列に圧縮機バイパス弁(16)が配置され、前記排気ガスタービン(13)と並列に排気ガスバイパス弁(17)が配置される、そのような方法において、次の各方法ステップ:
    前記圧縮機バイパス弁(16)と前記排気ガスバイパス弁(17)が開かれ、ないしは開いたままに保たれ、
    前記第1の駆動ユニット(20)の始動によって前記空気供給配管(3)での酸化剤の送出が始動し、
    前記シャフト軸受(241,242)で最低圧力に達したときに前記圧縮機バイパス弁(16)と前記排気ガスバイパス弁(17)が閉じられる、方法ステップを有することを特徴とする方法。
  22. 燃料電池システム(1)を停止させる方法であって、前記燃料電池システム(1)は、燃料電池(2)と、前記燃料電池(2)に酸化剤を供給するための空気供給配管(3)と、前記燃料電池(2)から酸化剤を運び出すための排気ガス配管(4)とを含み、前記燃料電池システム(1)は請求項8に記載のターボコンプレッサ(10)を有し、前記第2の圧縮機(12)と並列に圧縮機バイパス弁(16)が配置され、前記排気ガスタービン(13)と並列に排気ガスバイパス弁(17)が配置される、そのような方法において、次の各方法ステップ:
    前記圧縮機バイパス弁(16)と前記排気ガスバイパス弁(17)が開かれ、
    前記第2のシャフト(24)の回転数が限界回転数を下回ったときに前記第1の駆動ユニット(20)が停止される、方法ステップを有することを特徴とする方法。
JP2020526374A 2017-11-22 2018-11-14 ターボコンプレッサ、該ターボコンプレッサを含む燃料電池システム、および該燃料電池システムを始動または停止させる方法 Active JP7058732B2 (ja)

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