JP2021501698A - 切削ヘッド、および切削ヘッドが合わせピンによってシャンクに解放可能に締め付けられる回転切削工具 - Google Patents

切削ヘッド、および切削ヘッドが合わせピンによってシャンクに解放可能に締め付けられる回転切削工具 Download PDF

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Abstract

回転切削工具(20)は、軸線方向当接面(図3の66、図6の102)と複数の駆動用の面(図3の52、図6の88)とをそれぞれ有する、切削ヘッド(22)および工具シャンク(24)を含む。この2つ(22、24)のうちの一方は合わせピン(38)を含み、もう一方はピン受け部(80)と、ピン受け部(80)に開口する少なくとも1つの締め付け用通し穴(84)とを含む。合わせピン(38)は、ピン受け部(80)に受け入れられる。切削ヘッド(22)と工具シャンク(24)とは、少なくとも1つの締め付け用通し穴(84)を通って合わせピン(38)に作用する少なくとも1つの締め付け部材(28)によって、解放可能に互いに締め付けられるので、各パーツ(22、24)の駆動用の面(52、88)および軸線方向当接面(66、102)が互いに当接する。【選択図】図2

Description

本出願の主題は、解放可能に締め付けられる2つのパーツ、すなわち、少なくとも1つの切削インサートが解放可能に取り付けられる切削ヘッドと工具シャンク、を有する回転切削工具であって、これらパーツのうちの一方は合わせピンを有し、更に、特に、これら2つのパーツは、合わせピンに作用する締め付け部材によって、互いに解放可能に締め付けられる、回転切削工具に関する。
回転切削工具は、少なくとも1つの切削インサートが解放可能に取り付けられる切削ヘッドを工具シャンクに確実に取り付けるための連結機構を備え得る。回転切削工具は、更に、切削ヘッドを工具シャンクに対して精確な所定位置に位置付ける位置決め機構を備え得る。一般に、このような位置決め機構は、ピン受け部に受け入れ可能な合わせピンを含む。更に、工具シャンクからのトルクを切削ヘッドに伝達するために、回転切削工具は駆動機構を含むことができる。一般に、このような駆動機構は、工具シャンクに配置された駆動面を介してトルク力が伝達される、切削ヘッドに配置された被動面を複数含む。
このような回転切削工具のうちの一部においては、各被動面が横リブ上に配置され、各駆動面は中心間隙によって互いに離間されている。このような回転切削工具の一例が、例えば、特許文献1に開示されている。
他のこのような回転切削工具において、本体からの回転力をドリルヘッドに変換する表面は、本体のばち形溝の面およびドリルヘッドのばち形突起の面である。このような回転切削工具の一例が、例えば特許文献2に開示されている。
特許文献3は、基体の相補的な心合わせ兼キャッチ部と噛み合う回転キャッチを有する交換式先端部を有する穴あけ工具を開示している。
特許文献4は、互いに離間した少なくとも2つの継手対を有するドライバ接続を有する穴あけ工具を開示している。各継手対は、噛み合う継手要素、すなわち受入ポケットとドライバピン、によって形成されている。
米国特許第7,556,458号明細書 米国特許第9,498,829号明細書 米国特許第6,012,881号明細書 米国特許第9,079,255号明細書
本出願の主題の一目的は、改良された新しい切削ヘッドおよび回転切削工具を提供することである。
本出願の主題の第1の態様によると、相対する前方および後方方向を規定する工具中心軸線を有し、この工具中心軸線を中心に回転方向に回転可能な回転切削工具が提供される。本回転切削工具は、
切削ヘッドであって、
工具中心軸線を中心に周方向に延在するヘッド周面であって、後方に向いた第1ヘッド端面の境界を形成するヘッド周面と、
第1ヘッド端面上に位置するヘッド軸線方向当接面と、
周方向に互いに離間した、且つヘッド周面から半径方向内方に離された、複数のヘッド被動面であって、回転方向とは逆の第1周方向にほぼ向いた複数のヘッド被動面と、
切削ヘッドに解放可能に取り付けられた少なくとも1つの切削インサートと、
を備えた切削ヘッドと、
工具シャンクであって、
工具中心軸線を中心に周方向に延在するシャンク周面であって、前方に向いた第1シャンク端面の境界を形成するシャンク周面と、
第1シャンク端面上に位置するシャンク軸線方向当接面と、
周方向に互いに離間した、且つシャンク周面から半径方向内方に離された、複数のシャンク駆動面であって、第1周方向とは逆の第2周方向にほぼ向いた複数のシャンク駆動面と、
を備えた工具シャンクと、
第1ヘッド端面および第1シャンク端面のどちらか一方から突出する合わせピンであって、周面に配設された締め付け用凹部を少なくとも1つ有する合わせピンと、
第1ヘッド端面および第1シャンク端面のうちのもう一方に凹設されたピン受け部と、
少なくとも1つの締め付け用通し穴であって、ピン受け部に開口するように、ピン受け部が凹設された方のヘッド周面およびシャンク周面のどちらか一方に形成された少なくとも1つの締め付け用通し穴と、
を含む回転切削工具であって、
回転切削工具は、解放位置と係止位置との間で調整可能であり、係止位置において、
合わせピンはピン受け部に受け入れられ、
少なくとも1つの締め付け部材は少なくとも1つの締め付け用通し穴に通されて合わせピンの少なくとも1つの締め付け用凹部に作用するので、
各シャンク駆動面は、ヘッド被動面のうちの対応する1つに当接し、
ヘッド軸線方向当接面は、シャンク軸線方向当接面に当接し、
切削ヘッドと工具シャンクとは、互いに解放可能に締め付けられる。
本出願の主題の第2の態様によると、相対する前方および後方方向を規定するヘッド中心軸線を有する切削ヘッドが提供される。本切削ヘッドは、
ヘッド中心軸線を中心に周方向に延在するヘッド周面であって、後方に向いた第1ヘッド端面の境界を形成するヘッド周面と、
ヘッド端面上に位置するヘッド軸線方向当接面と、
周方向に互いに離間した、且つヘッド周面から半径方向内方に離された、複数のヘッド被動面であって、回転方向とは逆の第1周方向にほぼ向いた複数のヘッド被動面と、
切削ヘッドに解放可能に取り付けられた少なくとも1つの切削インサートと、
第1ヘッド端面から突出する合わせピンであって、周面に配設された少なくとも1つの締め付け用凹部を有する合わせピン、または、
第1ヘッド端面に凹設されたピン受け部、
のどちらか一方と、
ヘッド周面に形成された、ピン受け部に開口する少なくとも1つの締め付け用通し穴と、
を備える。
上記は概要であり、以下に記載の諸特徴は、何れの組み合わせでも本出願の主題に該当し得る、例えば、以下の諸特徴の何れも切削ヘッドまたは回転切削工具に該当し得る、ことを理解されたい。
合わせピンは第1ヘッド端面から突出し得る。ピン受け部は第1シャンク端面に凹設され得る。少なくとも1つの締め付け用通し穴は、シャンク周面に形成され得る。
ヘッド軸線方向当接面は、複数のヘッド被動面と合わせピンとの間に軸線方向にそれぞれ配設され得る。シャンク軸線方向当接面は、複数のシャンク駆動面とピン受け部との間に軸線方向にそれぞれ配設され得る。
第1ヘッド端面は、そこに凹設された複数の雌部材を備え得る。複数の雌部材は、周方向に互いに離間し、且つ、第1ヘッド端面の狭いヘッド帯状部分によって、ヘッド周面から半径方向内方に離される。各ヘッド被動面は、複数の雌部材のうちの対応する1つに配置され得る。第1シャンク端面は、そこから突出する複数の雄部材を備え得る。複数の雄部材は、周方向に互いに離間し、且つ、第1シャンク端面の狭いシャンク帯状部分によって、シャンク周面から半径方向内方に離される。各シャンク駆動面は、複数の雄部材のうちの対応する1つに配置され得る。
切削ヘッドは、対応する雌部材において開口するヘッド冷媒流路を備え得る。工具シャンクは、対応する雄部材において少なくとも部分的に開口するシャンク冷媒流路を備え得る。ヘッド冷媒流路とシャンク冷媒流路とは、互いに流体連通し得る。
ヘッド冷媒流路とシャンク冷媒流路とは、雌および雄部材の間に形成された間隙によって画成された冷媒溜まりを介して流体連通し得る。
雌および雄部材は、係止位置において、半径方向には互いに当接し得ない。
第1ヘッド端面は、直径方向に互いに対向する正確に2つの雌部材を備え得る。第1シャンク端面は、直径方向に互いに対向する正確に2つの雄部材を備え得る。
各雌部材は、非円形の径方向断面を有し得る。各雄部材は、非円形の径方向断面を有し得る。
各雌部材は、ヘッド軸線方向当接面によって完全に囲まれ得る雌部材開口面において第1ヘッド端面に開口し得る。
各雌部材は、雌部材軸線を中心に周方向に延在して雌部材底面の境界を形成する雌部材内周面を備え得る。切削ヘッドは、雌部材底面において開口するヘッド冷媒流路を備え得る。
ヘッド周面は、工具中心軸線を中心に第1ヘッド端面まで螺旋状に延在して複数の切削アームを形成する複数のヘッド溝を備え得る。各切削アームは、2つの隣接ヘッド溝の間に形成され、回転方向に対向する切削リーディング面およびトレーリング面を備える。各雌部材は、切削アームに配置され得る。雌部材内周面は、回転方向に対向する複数の雌部材側面と、これら雌部材側面を接続する径方向に対向する雌部材の内方および外方の面とを備え得る。工具中心軸線から雄部材を通る何れの半径方向距離においても、回転方向前方の雌部材側面とそれが位置する切削アームの切削リーディング面との間の距離はリーディング距離を画定でき、回転方向後方の雌部材側面とそれが位置する切削アームの切削トレーリング面との間の距離はトレーリング距離を画定できる。両距離は、周方向に測定される。リーディング距離はトレーリング距離より大きくなり得る。
各雄部材は、工具シャンクと単一の一体構造を有するように、工具シャンクと一体に形成され得る。
各雄部材は、シャンク軸線方向当接面によって完全に包囲可能な雄部材ベース面において第1シャンク端面から突出し得る。
各雄部材は、雄部材軸線を中心に周方向に延在して雄部材上面の境界を形成する雄部材外周面を備え得る。雄部材外周面は、回転方向に対向する複数の雄部材側面と、これら雄部材側面を接続する径方向に対向する雄部材の内方および外方の面とを備え得る。工具シャンクは、回転方向後方の雄部材側面、雄部材上面、および第1シャンク端面において開口するシャンク冷媒流路を備え得る。
ヘッド周面は、工具中心軸線を中心に第1ヘッド端面まで螺旋状に延在可能な複数のヘッド溝を備え得る。
合わせピンは、第1ヘッド端面から突出し得る。複数のヘッド溝は、合わせピンまで続かなくてもよい。
シャンク周面は、工具中心軸線を中心に第1シャンク端面まで螺旋状に延在可能な複数のシャンク溝を備え得る。係止位置において、各ヘッド溝は、複数のシャンク溝のうちの対応する1つに位置合わせされ得る。
回転切削工具は、中心に配設された単一の合わせピンと中心に配設された単一のピン受け部とを備え得る。
ヘッドおよびシャンク軸線方向当接面は、ヘッドおよびシャンク周面までそれぞれ延在し得る。
ヘッドおよびシャンク軸線方向当接面は、平坦で工具中心軸線に垂直に延在し得る。
各ヘッド被動面および各シャンク駆動面は、平坦で工具中心軸線に平行に延在し得る。
回転切削工具は、正確に2つの締め付け部材と正確に2つの締め付け用通し穴とを備え得る。合わせピンは、正確に2つの締め付け用凹部を備え得る。
各締め付け用凹部は、略円錐台形状を有し得る締め付け用凹部内周面を備え得る。
各締め付け部材は、堅牢に形成され得る。
各締め付け用通し穴は雌ねじ部を備え得る。各締め付け部材は雄ねじ部を備え得る。係止位置において、雄ねじ部は雌ねじ部に螺合し得る。
各締め付け部材は、少なくとも1つの締め付け用凹部のうちの対応する1つに作用可能な締め付け部を備え得る。締め付け部は、円錐台形状を有することが好ましい。
切削ヘッドと工具シャンクとを同じ硬度にし得る。
合わせピンは、第1シャンク端面から突出し得る。ピン受け部は、第1ヘッド端面に凹設され得る。少なくとも1つの締め付け用通し穴は、ヘッド周面に形成され得る。
以下においては、本出願のより深い理解のために、および本出願を実際に実施し得る方法を示すために、添付の図面を参照する。
図の簡素化および明瞭化のために、これらの図に示されている要素は必ずしも一定の比率で描かれてはいないことを理解されるであろう。例えば、明瞭化のために、一部の要素の寸法は、他の要素より誇張されていることがある。または、いくつかの物理的構成要素が1つの機能ブロックまたは要素に含まれていることもある。更に、適切と考えられた場合、対応する、または類似の、要素を示すために、参照符号がこれらの図の間で繰り返されていることもある。
本出願の第1の実施形態による回転切削工具の斜視図である。 図1に示されている回転切削工具の分解斜視図である。 図1および図2に示されている切削ヘッドの2つの雌部材を示す第1の斜視図である。 図3に示されている切削ヘッドの第2の斜視図である。 図3に示されている切削ヘッドの端面図である。 図1および図2に示されている工具シャンクの2つの雄部材を示す斜視図である。 図6に示されている工具シャンクの端面図である。 締め付け用通し穴を通る平面に沿った工具シャンクの軸線方向断面を示す、図1の回転切削工具の側面図である。 図8の線IX−IXに沿った回転切削工具の半径方向断面図である。 図1の線X−Xに沿った回転切削工具の断面図である。 本出願の第2の実施形態による回転切削工具の分解図である。
以下の説明においては、本出願の主題のさまざまな態様を説明する。説明目的のために、本出願の主題の完全な理解をもたらすように、特定の構成および詳細を十分に詳細に説明する。ただし、本出願の主題は、本願明細書に提示されている特定の構成および詳細なしに、実施することも可能であることは当業者には明らかであろう。
最初に、本出願の主題の複数の実施形態による、穴あけ加工に使用される種類の回転切削工具20、120を示す図1および図2に注目する。図面に示されているこの非限定例において、回転切削工具20、120は、穴をあけるための穴あけ用工具である。回転切削工具20、120は、相対する前方および後方方向D、Dを規定する工具中心軸線Aを有する。回転切削工具20、120は、工具中心軸線Aを中心に回転方向Rに回転可能である。回転切削工具20、120は、工具中心軸線Aを中心に回転対称を示し得る。図面に示されているこの非限定例において、回転切削工具20、120は、工具中心軸線Aを中心に180°の回転対称を示す。
明細書本文および特許請求の範囲の全体を通して、用語「前方」および「後方」の使用は、図2、図8、図10、および図11において、左および右に向かう工具中心軸線Aの方向における相対位置をそれぞれ示していることを理解されたい。
回転切削工具20、120は、2つのパーツ、すなわち、切削ヘッド22、122と、これに解放可能に締め付け可能な相補的な工具シャンク24、124、を含む。前記両パーツは、一般に、同じ材料製、例えば鋼製、にし得る。すなわち、両パーツは、同じ硬度を有し得る。工具シャンク24、124上に位置する切削ヘッド22、122のインサートポケット27に、少なくとも1つの切削インサート26が解放可能に取り付けられる。したがって、回転切削工具20、120はモジュール式である。図面に示されているこの非限定例において、回転切削工具20、120は、3つの切削インサート26を含む。これら切削インサート26のうちの1つが中心に配設され、その他の切削インサート26が周面に配設される。ただし、回転切削工具20、120は、回転切削工具20、120の直径方向の全範囲にわたって延在する単一の連続切刃を有する単一の切削インサートを有することもできる。各切削インサート26は、一般に超硬合金製とすることができ、切削ヘッド22、122の前方端部に位置するポケット27内に取り付けられる。回転切削工具20、120は、解放位置と係止位置との間で調整可能である。回転切削工具20、120の係止位置において、切削ヘッド22、122は、少なくとも1つの締め付け部材28によって、工具シャンク24、124に解放可能に締め付けられている。
図3〜図5を参照すると、切削ヘッド22、122は、対向する第1および第2ヘッド端面34a、34bと、それらの間に延在するヘッド周面36とを含む。ヘッド周面36は工具中心軸線Aを中心に周方向に延在し、第1および第2ヘッド端面34a、34bの境界を形成する。工具中心軸線Aは、第1および第2ヘッド端面34a、34bに交差する。切削ヘッド22、122は、それ自体のヘッド中心軸線Bを有する。回転切削工具20、120が係止位置にあるとき、ヘッド中心軸線Bは工具中心軸線Aに一致する。
図6および図7を参照すると、工具シャンク24、124は、対向する第1および第2シャンク端面76a、76bと、それらの間に延在するシャンク周面78とを含む。シャンク周面78は、工具中心軸線Aを中心に周方向に延在し、第1および第2シャンク端面76a、76bの境界を形成する。工具中心軸線Aは、第1および第2シャンク端面76a、76bに交差する。工具シャンク24、124はそれ自体のシャンク中心軸線Cを有する。回転切削工具20、120が係止位置にあるとき、シャンク中心軸線Cは工具中心軸線Aに一致する。
図3および図11において最もよく分かるように、回転切削工具20、120は、合わせピン38を含む。合わせピン38は、第1ヘッド端面34aおよび第1シャンク端面76aのどちらか一方から、合わせピンベース面40において、突出する。本出願の主題の第1の実施形態(すなわち図3)によると、合わせピン38は第1ヘッド端面34aから突出し得る。あるいは、本出願の主題の第2の実施形態(すなわち図11)によると、合わせピン38は第1シャンク端面76aから突出し得る。
合わせピン38の目的は、2つある。第1に、切削ヘッド22、122を工具シャンク24、124に対して精確な所定位置に位置付けることである。第2に、切削ヘッド22、122と工具シャンク24、124との間の連結手段を提供することである。合わせピン38は、第1ヘッド端面34aから離れた位置にあるピン裏面42と、ピン裏面42と第1ヘッド端面34aとの間に延在するピン周面44とを含む。本出願の主題の一部の実施形態によると、回転切削工具20、120は、中心に配設可能な単一の合わせピン38を含み得る(すなわち、合わせピン38は、工具中心軸線Aに沿って延在し得る)。図5を参照すると、合わせピン38は円柱形状を有し得る。したがって、合わせピンベース面40は環状、すなわちリング状、であり得る。
図3および図4において分かるように、ピン周面44は、少なくとも1つの締め付け用凹部46を含む。言い換えると、少なくとも1つの締め付け用凹部46は、合わせピン38の周面に配設される。少なくとも1つの締め付け用凹部46は、対応する締め付け部材28の一部分を受け入れるように設計される。締め付け用凹部46の数は、締め付け部材28の数に一致する。本出願の主題の一部の実施形態によると、合わせピン38は、直径方向に互いに対向配置可能な正確に2つの締め付け用凹部46を含み得る。各締め付け用凹部46は、ピン裏面42から距離を置いて配置され得る。同様に、各締め付け用凹部46は、第1ヘッド端面34aから距離を置いて配置され得る。各締め付け用凹部46は、ピン周面44から延在する締め付け用凹部内周面48を含み得る。締め付け用凹部内周面48は、略円錐台形状を有し得る。各締め付け用凹部内周面48は、締め付け部材28との接触のための締め付け用凹部当接面50を含み得る。締め付け用凹部当接面50は、平坦であり得る。
切削ヘッド22、122は、周方向に互いに離間した、且つヘッド周面36から半径方向内方に離された、複数のヘッド被動面52を含む。各ヘッド被動面52は、工具中心軸線Aに対して偏心配置される。各ヘッド被動面52は、回転方向Rとは逆方向の第1周方向C1にほぼ面する。本出願の主題の一部の実施形態によると、各ヘッド被動面52は平坦で工具中心軸線Aに平行に延在し得る。
図3および図5において分かるように、本出願の主題の一部の実施形態によると、第1ヘッド端面34aは、そこに凹設された、周方向に離間した複数の雌部材54を含み得る。第1ヘッド端面34aは、直径方向に互いに対向配置可能な正確に2つの雌部材54を含み得ることが好ましい。各ヘッド被動面52は、複数の雌部材54のうちの対応する1つに配置され得る。各雌部材54は、雌部材開口面56において第1ヘッド端面34aに開口し得る。雌部材開口面56は面取りされ得る。
本出願の主題の一部の実施形態によると、各雌部材54は、雌部材内周面58を含み得る。雌部材内周面58は、雌部材軸線Dを中心に周方向に延在し、雌部材開口面56とは軸線方向反対側に配設された雌部材底面60の境界を形成する。雌部材軸線Dは、工具中心軸線Aに平行であり得る。各雌部材54は、非円形の半径方向断面を雌部材軸線Dに垂直な平面に有し得る。雌部材内周面58は、回転方向に対向する雌部材側面62a、62bと、雌部材側面62a、62bを接続する径方向に対向する雌部材の内方および外方の面64a、64bとを含み得る。工具中心軸線Aに沿った図において、雌部材の内方の面64aは、周方向C1、C2に凸状に湾曲可能であり、雌部材の外方の面64bは、周方向C1、C2に凹状に湾曲可能である。すなわち、雌部材54は、端面図(すなわち図5)において腎臓形状の基本輪郭を有し得る。
図3および図5において分かるように、切削ヘッド22、122は、第1ヘッド端面34aに位置するヘッド軸線方向当接面66を含む。ヘッド軸線方向当接面66は、工具シャンク24、124上の対応する表面への当接用である。本出願の主題の一部の実施形態によると、ヘッド軸線方向当接面66は、複数のヘッド被動面52と合わせピン38との間にそれぞれ軸線方向に配設され得る。ヘッド軸線方向当接面66は、半径方向外方にヘッド周面36まで延在し得る。合わせピンベース面40は、ヘッド軸線方向当接面66によって完全に囲まれ得る。同様に、各雌部材開口面56は、ヘッド軸線方向当接面66によって完全に囲まれ得る。換言すると、雌部材54は、第1ヘッド端面34aの狭いヘッド帯状部分35によって、ヘッド周面36から半径方向内方に離される。すなわち、複数の雌部材54は、合わせピン38およびヘッド周面36から離され得る。工具中心軸線Aを含む、且つ締め付け用通し穴を通る、平面に沿った工具シャンク24、124の軸線方向断面と共に、回転切削工具20、120の側面図を示す図8において分かるように、ヘッド軸線方向当接面66は、平坦で工具中心軸線Aに垂直に延在し得る。
本出願の主題の一部の実施形態によると、ヘッド周面36は、工具中心軸線Aを中心に螺旋状に延在する複数のヘッド溝68を含み得る。ヘッド溝68は、切粉の排出用に設計される。複数のヘッド溝68は、第2ヘッド端面(send surface)34bから第1ヘッド端面34aまで延在し得る。ただし、複数のヘッド溝68は、通常、合わせピン38まで続かない。図5を参照すると、複数のヘッド溝68は、半径方向外方に延在可能な複数の切削アーム70を形成し得る。各切削アーム70は2つの隣接ヘッド溝68の間に形成され、回転方向に対向する切削リーディング面およびトレーリング面72a、72bを含む。切削インサート26の各々は、複数の切削アーム70のうちの対応する1つに解放可能に取り付けられ得る。同様に、各雌部材54は1つの切削アーム70に配置され得る。図5において分かる(see)ように、工具中心軸線Aから雄部材90を通る何れの半径方向距離においても、回転方向前方の雌部材側面62aとそれが位置する切削アーム70の切削リーディング面72aとの間の距離はリーディング距離Lを画定し、回転方向後方の雌部材トレーリング面62bとそれが位置する切削アーム70の切削トレーリング面72bとの間の距離はトレーリング距離Tを画定する。両距離は、周方向C1、C2に測定される。リーディング距離Lはトレーリング距離Tより大きくなり得る。
図3および図5を参照すると、本出願の主題の一部の実施形態によると、切削ヘッド22、122は、それぞれの雌部材54において開口可能なヘッド冷媒流路74を含み得る。特に、ヘッド冷媒流路74は、雌部材底面60において開口し得る。冷媒を切削インサート26に供給するために、ヘッド冷媒流路74は第2ヘッド端面34bにおいても開口し得る。工具中心軸線Aに平行な、且つヘッド冷媒流路74を通る、平面に沿った回転切削工具20、120(22、122)の断面を示す図10を参照すると、ヘッド冷媒流路74は、雌部材54と第2ヘッド端面34bとの間に直線状に延在し得る。切削ヘッド22、122は、1つのヘッド冷媒流路74を各切削アーム70に含み得ることが好ましい。
図6において最もよく分かるように、回転切削工具20、120は、第1ヘッド端面34aおよび第1シャンク端面76aのうちのもう一方に凹設された(すなわち、合わせピン38が突出しない第1ヘッド端面34aまたは第1シャンク端面76aに凹設された)ピン受け部80を含む。ピン受け部80は、ピン受け部開口面82において開口する。本出願の主題の第1の実施形態によると、ピン受け部80は、第1シャンク端面76aに凹設され得る。あるいは、本出願の主題の第2の実施形態によると、ピン受け部80は、第1ヘッド端面34aに凹設され得る。
本出願の主題の一部の実施形態によると、回転切削工具20、120は、中心に配設可能な単一のピン受け部80を含み得る。すなわち、ピン受け部80は、工具中心軸線Aに沿って延在し得る。合わせピン38がピン受け部80に受け入れられるように、ピン受け部80は、合わせピン38の直径より僅かに大きい直径を有する円筒形状を有し得る。
図6および図7を参照すると、回転切削工具20、120は、少なくとも1つの締め付け用通し穴84を含む。締め付け用通し穴84がピン受け部80に開口するように、締め付け用通し穴84はピン受け部80が凹設された方のヘッド周面36およびシャンク周面78のどちらか一方に形成される(すなわち、少なくとも1つの締め付け用通し穴84は、ピン受け部80と同じパーツに形成される)。締め付け用通し穴84は、本明細書で後述するように、締め付け部材28を受け入れるように設計される。締め付け用通し穴84の数は、締め付け部材28の数に一致する。本出願の主題の一部の実施形態によると、回転切削工具20、120は、直径方向に互いに対向配置可能な正確に2つの締め付け用通し穴84を含み得る。各締め付け用通し穴84は、雌ねじ部86を含み得る。
工具シャンク24、124は、複数のシャンク駆動面88を含む。これらシャンク駆動面88は、周方向に互いに離間し、シャンク周面78から半径方向内方に離される。各シャンク駆動面88は、工具中心軸線Aに対して偏心配置される。各シャンク駆動面88は、第1周方向とは逆の、回転方向Rに相当する、第2周方向C2にほぼ面する。本出願の主題の一部の実施形態によると、各シャンク駆動面88は平坦で工具中心軸線Aに平行に延在し得る。
図6において分かるように、本出願の主題の一部の実施形態によると、第1シャンク端面76aは、そこから突出する周方向に離間した複数の雄部材90を含み得る。これら雄部材90は、第1シャンク端面76aの狭いシャンク帯状部分77によって、シャンク周面78から半径方向内方に離される。したがって、これら雄部材90で形成された表面は、シャンク周面78の軸線方向延長部分とは見做され得ない。第1シャンク端面76aは、直径方向に互いに対向配置された正確に2つの雄部材90を含み得ることが好ましい。各雄部材90は、工具シャンク24と単一の一体構造を有するように、工具シャンク24と一体に形成され得る。各シャンク駆動面88は、複数の雄部材90のうちの対応する1つに配置され得る。各雄部材90は、雄部材ベース面92において第1シャンク端面76aから突出し得る。雄部材ベース面92は、半径を有し得る。
本出願の主題の一部の実施形態によると、各雄部材90は、雄部材外周面94を含み得る。雄部材外周面94は、雄部材軸線Eを中心に周方向に延在し、雄部材ベース面92とは軸線方向反対側に配設された雄部材上面96の境界を形成する。雄部材軸線Eは、工具中心軸線Aに平行であり得る。各雄部材90は、非円形の径方向断面を雄部材軸線Eに垂直な平面に有し得る。雄部材外周面94は、回転方向に対向する雄部材側面98a、98bと、雄部材側面98a、98bを接続する半径方向に対向する雄部材の内方および外方の面100a、100bとを含み得る。工具中心軸線Aに沿った図において、雄部材の内方の面100aは、周方向C1、C2に凹状に湾曲可能であり、雄部材の外方の面100bは、周方向C1、C2に凸状に湾曲可能である。すなわち、雄部材90は、端面図(すなわち図7)において、腎臓形状の基本輪郭を有し得る。
図6および図7において分かるように、工具シャンク24、124は、第1シャンク端面76aに位置するシャンク軸線方向当接面102を含む。本出願の主題の一部の実施形態によると、シャンク軸線方向当接面102は、複数のシャンク駆動面88とピン受け部80との間に軸線方向にそれぞれ配設され得る。シャンク軸線方向当接面102は、半径方向外方にシャンク周面78まで延在し得る。ピン受け部開口面82は、シャンク軸線方向当接面102によって完全に囲まれ得る。同様に、各雄部材ベース面92は、シャンク軸線方向当接面102によって完全に囲まれ得る。したがって、複数の雄部材90は、シャンク周面78に加え、ピン受け部80からも半径方向に離され得る。図8において分かるように、シャンク軸線方向当接面102は平坦で工具中心軸線Aに垂直に延在し得る。
本出願の主題の一部の実施形態によると、シャンク周面78は、工具中心軸線Aを中心に螺旋状に延在する複数のシャンク溝104を含み得る。複数のシャンク溝104は、第1シャンク端面76aから第2シャンク端面76bまで延在し得る。
本出願の主題の一部の実施形態によると、工具シャンク24、124は、対応する雄部材90において少なくとも部分的に開口するシャンク冷媒流路106を含み得る。特に、シャンク冷媒流路106は、回転方向後方の雄部材側面98b、雄部材上面96、および第1シャンク端面76aにおいて開口し得る。シャンク冷媒流路106は、第2シャンク端面76bにおいて開口し得る。そこで、冷媒源に流体連通する。
図8を参照すると、本出願の主題の一部の実施形態によると、回転切削工具20、120は、正確に2つの締め付け部材28を含み得る。各締め付け部材28は、堅牢に形成され得る。各締め付け部材28は、雄ねじ部108を含み得る。各締め付け部材28は、少なくとも1つの締め付け用凹部46のうちの対応する1つに作用するように設計された締め付け部110を含む。各締め付け部110は、円錐台形状を有し得る。締め付け部110および雄ねじ部108は、締め付け部材28の両端に配置され得る。
本出願の主題の一部の実施形態によると、解放位置において、合わせピン38はピン受け部80内に位置し得る。少なくとも1つの締め付け部材28は、ピン受け部80内に突出せず、したがって合わせピン38に作用しない。切削ヘッド22、122および工具シャンク24、124は、工具中心軸線Aを中心に互いに対して回転可能であるので、ヘッド被動面52はシャンク駆動面88に当接しない。また、切削ヘッド22、122は工具シャンク24、124に対して軸線方向に移動可能であるので、ヘッド軸線方向当接面66はシャンク軸線方向当接面102に当接しない。したがって、切削ヘッド22、122と工具シャンク24、124とは互いに締め付けられない。
回転切削工具20、120の組み立て(すなわち、係止位置への回転切削工具20、120の調整)は、以下のステップを行うことによって実現される。ヘッド軸線方向当接面66がシャンク軸線方向当接面102に当接するまで、合わせピン38はピン受け部80に挿入される。このステップ中に、雄部材90は雌部材54に挿入され得る。次に、締め付け部材28のうちの1つが少なくとも1つの締め付け用通し穴84のうちの対応する1つに通されるので、締め付け部110はピン受け部80に入り、少なくとも1つの締め付け用凹部46のうちの対応する1つに、締め付け用凹部当接面50において、接触する。
図8および図9を参照すると、締め付け用凹部当接面50の場所および向きおよび位置の故に、締め付け部材28を更に挿入すると、合わせピン38の少なくとも1つの締め付け用凹部46に同時に作用する第1および第2締め付け力F1、F2が発生する。第1締め付け力F1は軸線方向に作用し、切削ヘッド22、122および工具シャンク24、124を付勢して互いに向かって変位させるので、ヘッド軸線方向当接面66はシャンク軸線方向当接面102に強く当接する。第2締め付け力F2は周方向に作用し、切削ヘッド22、122を付勢して工具中心軸線Aを中心に回転方向Rとは逆方向に回転させるので、各ヘッド被動面52は複数のシャンク駆動面88のうちの対応する1つに強く当接する。したがって、回転切削工具22、122は、少なくとも1つの締め付け部材28によって、工具シャンク24、124に解放可能に締め付けられる。最後に、追加の何れの締め付け部材28も作動される。雌および雄部材54、90を通る平面に沿った、締め付け部材28、合わせピン38、およびピン受け部80が重畳された、係止位置にある回転切削工具22の径方向断面を示す図9において分かるように、雌および雄部材54、90の内方および外方の面64a、64b、100a、100bは、半径方向には互いに当接しておらず、狭い間隙Gによって互いに離間されている。したがって、切削ヘッド22、122および工具シャンク23、124は、雌および雄部材54、90の間の半径方向の締め付けによっては互いに解放可能に取り付けられていない。
本出願の主題の一部の実施形態によると、係止位置において、各ヘッド溝68は、複数のシャンク溝104のうちの対応する1つに位置合わせされ得る。雄ねじ部108は、雌ねじ部86に螺合され得る。
本出願の主題の一部の実施形態によると、回転切削工具20、120の係止位置において、ヘッド冷媒流路74とシャンク冷媒流路106とは互いに流体連通され得る。工具中心軸線Aに平行な、且つ雌および雄部材54、90を通る、平面に沿った回転切削工具の断面図を示す図10において分かるように、ヘッド冷媒流路74とシャンク冷媒流路106とは、雌および雄部材54、90の間に形成された間隙によって画成された冷媒溜まり112を介して互いに流体連通され得る。
上記から分かることは、1つの実施形態において、合わせピン38は切削ヘッド22に形成され、ピン受け部80および少なくとも1つの締め付け用通し穴84は工具シャンク24に形成されるが、別の実施形態において、合わせピン38は工具シャンク124に形成され、ピン受け部80および少なくとも1つの締め付け用通し穴84は切削ヘッド122に形成されることである。
回転切削工具20の一部の実施形態においては、ピン受け部80および複数の雄部材90がどちらも工具シャンク24に位置することに注目されたい。したがって、(同じく工具シャンク24に位置する)締め付け用通し穴84は、例えば複数の雌部材54によって、邪魔されないので、如何なる所望の深さにも配置され得る。
合わせピン38と複数の雌部材54とが設けられたパーツの製造は、ピン受け部80と複数の雄部材90とが設けられたパーツの製造より容易且つ安価であることにも注目されたい。したがって、損傷等の故の切削ヘッド22、122の交換は工具シャンク24、124の交換より著しく頻繁に起こるので、合わせピン38と複数の雌部材54とは切削ヘッド22に設けられること(すなわち、上記構成のうちの第1の構成)が好ましい。
ピン受け部80と複数の雄部材90とが設けられた切削ヘッド122(すなわち、第2の実施形態)は、ピン受け部80の長さによって画定される長さが最小であることにも注目されたい。
複数の雌部材54がヘッド周面36から半径方向内方に離れ、ヘッド周面36に開口していないと、回転方向前方にある、且つ軸線方向にヘッド被動面52と同じ高さにある、切削ヘッド22の部分がより堅牢になり、屈曲または破断し難いので有利であることに更に注目されたい。
上記の回転切削工具20、120は、切削ヘッド22、122と工具シャンク24、124との間の安定した連結を維持しながら、350〜400mmの間の範囲内の深さを有する穴を最小のふれで特に効果的にあけることが証明されている。
本出願の主題をある程度まで詳細に説明したが、添付の特許請求の範囲に記載されている本発明の精神または範囲から逸脱せずに、さまざまな変更および修正を行えることを理解されたい。例えば、工具シャンク24、124は、上記種類の連結機構を介して互いに連結された複数の部分で形成され得る。

Claims (22)

  1. 相対する前方および後方方向(D、D)を規定する工具中心軸線(A)を有し、前記工具中心軸線(A)を中心に回転方向(R)に回転可能な回転切削工具(20、120)であって、前記回転切削工具(20、120)は、
    切削ヘッド(22、122)であって、
    前記工具中心軸線(A)を中心に周方向に延在して、後方に向いた第1ヘッド端面(34a)の境界を形成するヘッド周面(36)と、
    前記第1ヘッド端面(34a)に位置するヘッド軸線方向当接面(66)と、
    周方向に互いに離間した、且つ前記ヘッド周面(36)から半径方向内方に離された、複数のヘッド被動面(52)であって、前記回転方向(R)とは逆の第1周方向(C1)にほぼ向いた複数のヘッド被動面(52)と、
    前記切削ヘッド(22、122)に解放可能に取り付けられる少なくとも1つの切削インサート(26)と、
    を備えた切削ヘッド(22、122)と、
    工具シャンク(24、124)であって、
    前記工具中心軸線(A)を中心に周方向に延在して、前方に向いた第1シャンク端面(76a)の境界を形成するシャンク周面(78)と、
    前記第1シャンク端面(76a)に位置するシャンク軸線方向当接面(102)と、
    周方向に互いに離間した、且つ前記シャンク周面(78)から半径方向内方に離された、複数のシャンク駆動面(88)であって、前記第1周方向(C1)とは逆の第2周方向(C2)にほぼ向いた複数のシャンク駆動面(88)と、
    を備えた工具シャンク(24、124)と、
    前記第1ヘッド端面(34a)および前記第1シャンク端面(76a)のどちらか一方から突出する合わせピン(38)であって、周面に配設された少なくとも1つの締め付け用凹部(46)を有する合わせピン(38)と、
    前記第1ヘッド端面(34a)および前記第1シャンク端面(76a)のうちのもう一方に凹設されたピン受け部(80)と、
    前記ピン受け部(80)が凹設された方の、前記ヘッド周面(36)および前記シャンク周面(78)のどちらか一方に形成された少なくとも1つの締め付け用通し穴(84)であって、前記ピン受け部(80)に開口する少なくとも1つの締め付け用通し穴(84)と、
    を含み、
    前記回転切削工具(20、120)は解放位置と係止位置との間で調整可能であり、前記係止位置において、
    前記合わせピン(38)は前記ピン受け部(80)に受け入れられ、
    少なくとも1つの締め付け部材(28)が前記少なくとも1つの締め付け用通し穴(84)に通されて、前記合わせピン(38)の前記少なくとも1つの締め付け用凹部(46)に作用するので、
    各シャンク駆動面(88)は、前記ヘッド被動面(52)のうちの対応する1つに当接し、
    前記ヘッド軸線方向当接面(66)は、前記シャンク軸線方向当接面(102)に当接し、
    前記切削ヘッド(22、122)と工具シャンク(24、124)とは、互いに解放可能に締め付けられる、
    回転切削工具(20、120)。
  2. 前記合わせピン(38)は前記第1ヘッド端面(34a)から突出し、
    前記ピン受け部(80)は前記第1シャンク端面(76a)に凹設され、
    前記少なくとも1つの締め付け用通し穴(84)は前記シャンク周面(78)に形成される、
    請求項1に記載の回転切削工具(20)。
  3. 前記ヘッド軸線方向当接面(66)は、前記複数のヘッド被動面(52)と前記合わせピン(38)との間に軸線方向にそれぞれ配設され、
    前記シャンク軸線方向当接面(102)は、前記複数のシャンク駆動面(88)と前記ピン受け部(80)との間に軸線方向にそれぞれ配設される、
    請求項2に記載の回転切削工具(20)。
  4. 前記第1ヘッド端面(34a)は、そこに凹設された複数の雌部材(54)を備え、前記複数の雌部材(54)は周方向に互いに離間され、前記第1ヘッド端面(34a)の狭いヘッド帯状部分(35)によって前記ヘッド周面(36)から半径方向内方に離され、
    各ヘッド被動面(52)は、前記複数の雌部材(54)のうちの対応する1つに配置され、
    前記第1シャンク端面(76a)は、そこから突出する複数の雄部材(90)を備え、前記複数の雄部材(90)は周方向に互いに離間され、前記第1シャンク端面(76a)の狭いシャンク帯状部分(77)によって前記シャンク周面(78)から半径方向内方に離され、
    各シャンク駆動面(88)は、前記複数の雄部材(90)のうちの対応する1つに配置される、
    請求項2または3に記載の回転切削工具(20)。
  5. 前記切削ヘッド(22)は、それぞれの雌部材(54)において開口するヘッド冷媒流路(74)を備え、
    前記工具シャンク(24)は、それぞれの雄部材(90)において少なくとも部分的に開口するシャンク冷媒流路(106)を備え、
    前記ヘッド冷媒流路(74)およびシャンク冷媒流路(106)は、互いに流体連通している、
    請求項4に記載の回転切削工具(20)。
  6. 前記ヘッド冷媒流路(74)とシャンク冷媒流路(106)とは、前記雌および雄部材(54、90)の間に形成された間隙によって画成された冷媒溜まり(112)を介して、互いに流体連通している、請求項5に記載の回転切削工具(20)。
  7. 前記雌および雄部材(54、90)は、前記係止位置において、半径方向には互いに当接していない、請求項4〜6のいずれか一項に記載の回転切削工具(20)。
  8. 前記第1ヘッド端面(34a)は、直径方向に互いに対向する正確に2つの雌部材(54)を備え、
    前記第1シャンク端面(76a)は、直径方向に互いに対向する正確に2つの雄部材(90)を備える、
    請求項4〜7のいずれか一項に記載の回転切削工具(20)。
  9. 各雌部材(54)は、前記ヘッド軸線方向当接面(66)によって完全に囲まれた雌部材開口面(56)において前記第1ヘッド端面(34a)に開口し、
    各雄部材(90)は、前記シャンク軸線方向当接面(102)によって完全に囲まれた雄部材ベース面(92)において前記第1シャンク端面(76a)から突出する、
    請求項4〜8のいずれか一項に記載の回転切削工具(20)。
  10. 各雌部材(54)は、雌部材軸線(D)を中心に周方向に延在して雌部材底面(60)の境界を形成する雌部材内周面(58)を備え、
    前記切削ヘッド(22)は、前記雌部材底面(60)において開口するヘッド冷媒流路(74)を備え、
    前記ヘッド周面(36)は、前記工具中心軸線(A)を中心に螺旋状に前記第1ヘッド端面(34a)まで延在して複数の切削アーム(70)を形成する複数のヘッド溝(68)を備え、各切削アーム(70)は2つの隣接ヘッド溝(68)の間に形成され、回転方向に対向する切削リーディング面およびトレーリング面(72a、72b)を備え、
    各雌部材(54)は、切削アーム(70)に配置され、
    前記雌部材内周面(58)は、回転方向に対向する雌部材側面(62a、62b)と、前記雌部材側面(62a、62b)を接続する径方向に対向する雌部材の内方および外方の面(64a、64b)とを備え、
    前記工具中心軸線(A)から前記雄部材(90)を通る何れの半径方向距離においても、前記回転方向前方の雌部材側面(62a)とそれが位置する前記切削アーム(70)の前記切削リーディング面(72a)との間の距離はリーディング距離(L)を画定し、前記回転方向後方の雌部材側面(62b)とそれが位置する前記切削アーム(70)の前記切削トレーリング面(72b)との間の距離はトレーリング距離(T)を画定し、両距離は周方向(C1、C2)に測定され、前記リーディング距離(L)は前記トレーリング距離(T)より大きい、
    請求項4〜9のいずれか一項に記載の回転切削工具(20)。
  11. 各雄部材(90)は、雄部材軸線(E)を中心に周方向に延在して雄部材上面(96)の境界を形成する雄部材外周面(94)を備え、前記雄部材外周面(94)は、
    回転方向に対向する雄部材側面(98a、98b)と、
    前記雄部材側面(98a、98b)を接続する、径方向に対向する雄部材の内方および外方の面(100a、100b)と、
    を備え、
    前記工具シャンク(24)は、前記回転方向後方の雄部材側面(98b)、前記雄部材上面(96)、および前記第1シャンク端面(76a)において開口するシャンク冷媒流路(106)を備える、
    請求項4〜10のいずれか一項に記載の回転切削工具(20)。
  12. 前記ヘッド周面(36)は、前記工具中心軸線(A)を中心に前記第1ヘッド端面(34a)まで螺旋状に延在する複数のヘッド溝(68)を備える、請求項1〜11のいずれか一項に記載の回転切削工具(20、120)。
  13. 前記合わせピン(38)は前記第1ヘッド端面(34a)から突出し、
    前記複数のヘッド溝(68)は前記合わせピン(38)まで続かない、
    請求項12に記載の回転切削工具(20)。
  14. 前記回転切削工具(20、120)は、中心に配設された単一の合わせピン(38)と、中心に配設された単一のピン受け部(80)とを備える、請求項1〜13のいずれか一項に記載の回転切削工具(20、120)。
  15. 各締め付け用通し穴(84)は雌ねじ部(86)を備え、
    各締め付け部材(28)は雄ねじ部(108)を備え、
    前記係止位置において、前記雄ねじ部(108)は前記雌ねじ部(86)に螺合する、
    請求項1〜14のいずれか一項に記載の回転切削工具(20、120)。
  16. 各締め付け部材(28)は、前記少なくとも1つの締め付け用凹部(46)のうちの対応する1つに作用する締め付け部(110)を備え、前記締め付け部(110)は円錐台形状を有する、請求項1〜15のいずれか一項に記載の回転切削工具(20、120)。
  17. 前記合わせピン(38)は前記第1シャンク端面(76a)から突出し、
    前記ピン受け部(80)は前記第1ヘッド端面(34a)に凹設され、
    前記少なくとも1つの締め付け用通し穴(84)は前記ヘッド周面(36)に形成される、
    請求項1〜16のいずれか一項に記載の回転切削工具(120)。
  18. 相対する前方および後方方向(D、D)を規定するヘッド中心軸線(B)を有する切削ヘッド(22、122)であって、
    前記ヘッド中心軸線(B)を中心に周方向に延在して、後方に向いた第1ヘッド端面(34a)の境界を形成するヘッド周面(36)と、
    前記ヘッド端面(34a)上に位置するヘッド軸線方向当接面(66)と、
    周方向に互いに離間した、且つ前記ヘッド周面(36)から半径方向内方に離された、複数のヘッド被動面(52)であって、前記回転方向(R)とは逆の第1周方向(C1)にほぼ向いている複数のヘッド被動面(52)と、
    前記切削ヘッド(22、122)に解放可能に取り付けられる少なくとも1つの切削インサート(26)と、
    前記第1ヘッド端面(34a)から突出する合わせピン(38)であって、周面に配設された少なくとも1つの締め付け用凹部(46)を有する合わせピン(38)、または、
    前記第1ヘッド端面(34a)に凹設されたピン受け部(80)であって、前記ヘッド周面(36)に形成された少なくとも1つの締め付け用通し穴(84)がそこに開口する、ピン受け部(80)、
    のどちらか一方と、
    を備えた、切削ヘッド(22、122)。
  19. 前記ヘッド周面(36)は、前記ヘッド中心軸線(B)を中心に前記第1ヘッド端面(34a)まで螺旋状に延在する複数のヘッド溝(68)を備える、請求項18に記載の切削ヘッド(22、122)。
  20. 前記合わせピン(38)は前記第1ヘッド端面(34a)から突出し、
    前記複数のヘッド溝(68)は前記合わせピン(38)まで続かない、
    請求項19に記載の切削ヘッド(22)。
  21. 前記合わせピン(38)は前記第1ヘッド端面(34a)から突出し、
    前記第1ヘッド端面(34a)はそこに凹設された複数の雌部材(54)を備え、前記雌部材(54)は周方向に互いに離間し、且つ、前記第1ヘッド端面(34a)の狭いヘッド帯状部分(35)によって、前記ヘッド周面(36)から半径方向内方に離され、
    各ヘッド被動面(52)は、前記複数の雌部材(54)のうちの対応する1つに配置される、
    請求項18〜20のいずれか一項に記載の切削ヘッド(22)。
  22. 前記合わせピン(38)は正確に2つの締め付け用凹部(46)を備える、請求項21に記載の切削ヘッド(22、122)。
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