JP2021197795A - 無停電電源システムおよび無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源システムおよび無停電電源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無停電電源装置に加えて、無停電電源装置の入力側の受電盤や出力側の母線盤を含めた試験を行うことが可能な無停電電源システムを提供する。【解決手段】この無停電電源システム600は、交流電源1からの交流電力が供給される受電盤2と負荷4が接続される母線盤3との間に互いに並列に接続される複数の無停電電源装置100〜500を備える。複数の無停電電源装置100〜500は、各々、受電盤2からの交流電力を直流電力に変換可能とする整流部11と、整流部11からの直流電力を交流電力に変換して、変換した交流電力を母線盤3に供給可能とするインバータ12とを含む。複数の無停電電源装置100〜500は、各々、通常動作させる通常動作モードと負荷を模擬する負荷模擬モードとを切り替え可能に構成されている。【選択図】図1

Description

この発明は、無停電電源システムおよび無停電電源装置に関する。
従来、電気試験が行われる無停電電源装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1では、交流電源からの交流電力を直流電力に変換するコンバータと、コンバータによって変換された直流電力を交流電力に変換するインバータと、コンバータおよびインバータに並列に接続されるバイパス回路とを備える無停電電源装置が開示されている。バイパス回路は、交流電源からの交流電力を、コンバータおよびインバータを介さずに負荷に交流電力を供給するように構成されている。
上記特許文献1の無停電電源装置では、無停電電源装置の電気試験の際には、インバータから出力された交流電力を、バイパス回路を介して交流電源側(コンバータの上流側)に回生するように構成されている。これにより、コンバータ、インバータおよびバイパス回路を介する閉回路が構成される。そして、コンバータ、インバータおよびバイパス回路を介して電流が流されることにより無停電電源装置の電気試験が行われる。また、コンバータ、インバータおよびバイパス回路を介する閉回路によって電気試験が行われるので、負荷を模擬する機器を別途接続することなく無停電電源装置の電気試験を行うことが可能になる。
国際公開第2018/163397号
上記特許文献1の無停電電源装置では、コンバータ、インバータおよびバイパス回路を介して電流が流されることにより無停電電源装置の電気試験を行うことが可能である。しかしながら、無停電電源装置の内部のコンバータ、インバータおよびバイパス回路を介して電流を流すことにより電気試験が行われているため、無停電電源装置の外部に設けられる、無停電電源装置の入力側の受電盤や出力側の母線盤を含めた電気試験を行うことができないという問題点がある。
また、一般的に、無停電電源装置のインバータは、電圧波形制御にて動作し、出力電圧波形の歪率、電圧精度、応答などを規定する必要がある。一方、上記特許文献1では、インバータは本来の製品動作である電圧制御にて動作していないと考えられる。たとえば、上記特許文献1では、試験時の負荷波形の周波数や電圧値が、交流入力の値に制限される(インバータ出力波形を交流入力に合わせないといけない)。すなわち、上記特許文献1は、無停電電源装置としての電気試験を実施しているものではなく、単なる電気通流試験のみが評価できる試験に限定されている。つまり、上記特許文献1では、無停電電源装置が通常動作している状態での試験を行うことができないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、模擬的な負荷を接続することなく、無停電電源装置に加えて無停電電源装置の入力側の受電盤や出力側の母線盤を含めた、無停電電源装置が通常動作している状態での試験を行うことが可能な無停電電源システムおよび無停電電源装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による無停電電源システムは、交流電源からの交流電力が供給される受電盤と負荷が接続される母線盤との間に互いに並列に接続される複数の無停電電源装置を備え、複数の無停電電源装置は、各々、受電盤からの交流電力を直流電力に変換可能とする整流部と、整流部からの直流電力を交流電力に変換して、変換した交流電力を母線盤に供給可能とするインバータとを含み、通常動作させる通常動作モードと負荷を模擬する負荷模擬モードとを切り替え可能に構成されている。
この発明の第1の局面による無停電電源システムでは、上記のように、複数の無停電電源装置は、各々、通常動作させる通常動作モードと負荷を模擬する負荷模擬モードとを切り替え可能に構成されている。これにより、並列に接続される複数の無停電電源装置のうちの一部の無停電電源装置を通常動作モードとし、他の無停電電源装置を負荷模擬モードとすることによって、通常動作モードの無停電電源装置と、母線盤と、負荷模擬モードの無停電電源装置と、受電盤とによって、閉回路が構成される。そして、通常動作モードの無停電電源装置から電流を出力し、負荷模擬モードの無停電電源装置によって回生動作を行うことによって、この閉回路に電流が流れる。また、試験対象となる無停電電源装置は、通常動作モードである。これにより、模擬的な負荷を接続することなく、無停電電源装置に加えて無停電電源装置の入力側の受電盤や出力側の母線盤を含めた、無停電電源装置が通常動作している状態での試験を行うことができる。
上記第1の局面による無停電電源システムにおいて、好ましくは、複数の無停電電源装置は、各々、制御部をさらに含み、制御部は、通常動作モードと負荷模擬モードとを切り替える制御を行い、制御部によって通常動作モードに切り替えられた無停電電源装置と、母線盤と、負荷模擬モードに切り替えられた無停電電源装置と、受電盤とを介して電流が流されることにより試験が行われる。このように構成すれば、制御部により通常動作モードと負荷模擬モードとを容易に切り替えることができるので、通常動作モードの無停電電源装置と、母線盤と、負荷模擬モードの無停電電源装置と、受電盤とを介して電流を流す試験を容易に行うことができる。また、制御部により通常動作モードの無停電電源装置と負荷模擬モードの無停電電源装置とを入れ替えるように切り替えることにより、複数の無停電電源装置のうちのいずれの無停電電源装置についても試験を行うことができる。
この場合、好ましくは、複数の無停電電源装置の各々に設けられる制御部同士は、自身の無停電電源装置と他の無停電電源装置との並列連動動作を行うための並列連動信号を送受信可能に構成されているとともに、並列連動信号の送受信を遮断可能に構成されており、複数の無停電電源装置のうちの負荷模擬モードに切り替えられた無停電電源装置は、並列連動信号の送受信が遮断されている。このように構成すれば、負荷模擬モードの無停電電源装置が並列連動動作を行う無停電電源装置から独立しているので、負荷模擬モードの無停電電源装置の負荷動作に関わらずに、通常動作モードの無停電電源装置の並列連動動作の試験を行うことができる。
上記無停電電源装置と母線盤と受電盤とを介して電流が流されることにより試験が行われる無停電電源システムにおいて、好ましくは、無停電電源装置の試験は、通常動作モードに切り替えられた無停電電源装置と、母線盤と、負荷模擬モードに切り替えられた無停電電源装置と、受電盤とを介して電流が流されることにより行われる、負荷変動の試験と、交流電源の停電の試験とのうちの少なくとも一方を含む。このように構成すれば、受電盤および母線盤を含めた、負荷変動の試験と交流電源の停電の試験とのうちの少なくとも一方の試験を行うことができる。
上記無停電電源装置と母線盤と受電盤とを介して電流が流されることにより試験が行われる無停電電源システムにおいて、好ましくは、複数の無停電電源装置は、各々、整流部およびインバータに並列に接続され、受電盤からの交流電力を母線盤に供給するバイパス回路部を含み、無停電電源装置の試験は、通常動作モードに切り替えられた無停電電源装置と、母線盤と、負荷模擬モードに切り替えられた無停電電源装置と、受電盤とを介して電流が流されることにより行われる、バイパス回路部を介する電流の経路と、整流部およびインバータを介する電流の経路との切り替え試験を含む。ここで、整流部、インバータおよびバイパス回路部により閉回路を構成し、この閉回路に電流を流すことにより試験を行う場合、試験の最中はこの閉回路の状態を維持する必要があるので、バイパス回路部を介する電流の経路と、整流部およびインバータを介する電流の経路との切り替え試験を行うことができない。そこで、上記のように構成することによって、容易に、バイパス回路部を介する電流の経路と、整流部およびインバータを介する電流の経路との切り替え試験を行うことができる。
上記無停電電源装置と母線盤と受電盤とを介して電流が流されることにより試験が行われる無停電電源システムにおいて、好ましくは、複数の無停電電源装置は、通常動作モードの無停電電源装置、負荷模擬モードの無停電電源装置、および、停止状態の無停電電源装置を含み、停止状態の無停電電源装置の制御部は、負荷模擬モードの無停電電源装置の制御部に電流指令を送信するとともに、複数の無停電電源装置を互いに接続する出力母線の電圧を検出して通常動作モードの無停電電源装置および負荷模擬モードの無停電電源装置の制御部に送信し、通常動作モードの無停電電源装置の制御部および負荷模擬モードの無停電電源装置の制御部は、各々、送信された出力母線の電圧に基づいて、母線盤までの配線インピーダンスを算出する。このように構成すれば、算出された配線インピーダンスに基づいて複数の無停電電源装置の各々を制御することにより、無停電電源システムの特性を向上する(複数の無停電電源装置の出力電流バランスなどを調整する)ことができる。
この場合、好ましくは、通常動作モードの無停電電源装置の制御部は、算出した配線インピーダンスに基づいて、配線インピーダンスによる電圧降下を補償するように自身の無停電電源装置のインバータを制御する。このように構成すれば、配線インピーダンスに起因して母線盤の出力電圧が低下するのを抑制することができる。つまり、母線盤の出力電圧を定格の電圧に制御することができる。
上記配線インピーダンスが算出される無停電電源システムにおいて、好ましくは、互いに並列運転する複数の無停電電源装置の各々の制御部は、算出した配線インピーダンスに基づいて、互いに並列運転する複数の無停電電源装置の間に流れる横流を抑制するためのパラメータを調整する。このように構成すれば、算出した配線インピーダンスに基づいて、複数の無停電電源装置の各々の出力側の配線の配線インピーダンスのアンバランスに起因する横流を容易に抑制することができる。
上記第1の局面による無停電電源システムにおいて、好ましくは、無停電電源システムは、他の無停電電源システムと並列運転可能に構成されており、通常動作モードと負荷模擬モードとのうちの一方に切り替えられた自身の無停電電源システムと、通常動作モードと負荷模擬モードとのうちの他方に切り替えられた他の無停電電源システムとを介して電流が流されることにより試験が行われる。このように構成すれば、互いに並列に接続した無停電電源システムにおいて、模擬的な負荷を接続することなく、無停電電源装置に加えて、無停電電源装置の入力側の受電盤や出力側の母線盤を含めた試験を行うことができる。
この発明の第2の局面による無停電電源装置は、交流電源からの交流電力が供給される受電盤と負荷が接続される母線盤との間に互いに並列に接続される無停電電源装置であって、受電盤からの交流電力を直流電力に変換可能とする整流部と、整流部からの直流電力を交流電力に変換して、変換した交流電力を母線盤に供給可能とするインバータと、整流部とインバータとの間の直流中間部に接続される蓄電部とを含み、通常動作させる通常動作モードと負荷を模擬する負荷模擬モードとを切り替え可能に構成されている。
この発明の第2の局面による無停電電源装置は、上記のように、通常動作させる通常動作モードと負荷を模擬する負荷模擬モードとを切り替え可能に構成されている。これにより、並列に接続される複数の無停電電源装置のうちの一部の無停電電源装置を通常動作モードとし、他の無停電電源装置を負荷模擬モードとすることによって、通常動作モードの無停電電源装置と、母線盤と、負荷模擬モードの無停電電源装置と、受電盤とによって、閉回路が構成される。そして、通常動作モードの無停電電源装置から電流を出力し、負荷模擬モードの無停電電源装置によって回生動作を行うことによって、この閉回路に電流が流れるので、無停電電源装置に加えて、無停電電源装置の入力側の受電盤や出力側の母線盤を含めた試験を行うことが可能な無停電電源装置を提供することができる。
本発明によれば、上記のように、無停電電源装置に加えて無停電電源装置の入力側の受電盤や出力側の母線盤を含めた、無停電電源装置が通常動作している状態での試験を行うことができる。
一実施形態による無停電電源システムの無停電電源装置の構成を示したブロック図である。 一実施形態による無停電電源システムの制御部の制御ブロック図である。 一実施形態による無停電電源システムの全体の構成を示したブロック図である。 無停電電源装置と母線盤との間の配線インピーダンスを説明するための図である。 無停電電源装置と母線盤との間の配線インピーダンスに基づいた並列バランス制御を説明するための図である。 変形例による並列運転される複数の無停電電源システムにおける無停電電源装置の試験を説明するための図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5を参照して、本実施形態による無停電電源システム600の構成について説明する。
(無停電電源システムの構成)
図1に示すように、無停電電源システム600は、交流電源1からの交流電力が供給される受電盤2と、負荷が接続される母線盤3との間に互いに並列に接続される複数の無停電電源装置(UPS:無停電電源装置100〜500)を備えている。なお、図1では、2つの無停電電源装置100および200が図示されているが、図3などに示すように、無停電電源システム600は、5つの無停電電源装置100〜500を含む。なお、無停電電源装置の数は、5つに限られない。
受電盤2には、交流電源1からの交流電力が入力される。また、受電盤2には、複数の無停電電源装置100〜500の数に応じたスイッチ2a(図3参照)が設けられている。スイッチ2aは、交流電源1と無停電電源装置100〜500の各々との間の電気的な接続状態および非接続状態を切り替える。
母線盤3には、複数の無停電電源装置100〜500から交流電力が入力される。また、母線盤3には、複数の無停電電源装置100〜500の数に応じたスイッチ3a(図3参照)が設けられている。また、母線盤3には、複数の無停電電源装置100〜500の出力側を連結する母線盤連結点3b(図4参照)が設けられている。スイッチ3aは、複数の無停電電源装置100〜500の各々と、母線盤連結点3bとの間の電気的な接続状態および非接続状態を切り替える。
(無停電電源装置の構成)
次に、無停電電源装置100〜500の構成について説明する。なお、複数の無停電電源装置100〜500の構成は、同様であるので、無停電電源装置100の構成について説明する。
無停電電源装置100は、受電盤2からの交流電力を直流電力に変換可能とする整流部11を含む。また、無停電電源装置100は、整流部11からの直流電力を交流電力に変換して、変換した交流電力を母線盤3に供給可能とするインバータ12を含む。
また、無停電電源装置100は、整流部11とインバータ12との間の直流中間部に接続される蓄電部13を含む。また、蓄電部13は、複数の無停電電源装置100〜500に対して共通に設けられてもよいし、複数の無停電電源装置100〜500の各々に対して個別に設けられていてもよい。
また、蓄電部13と直流中間部との間には、チョッパ14が設けられている。チョッパ14は、蓄電部13に蓄電された直流電力の充放電を制御する。なお、後述する負荷模擬モードの無停電電源装置では、蓄電部13が設けられていてもよいし、設けられていなくてもよい。
また、整流部11の交流入力端子15側には、直列にフィルタリアクトル16が接続され、並列にフィルタコンデンサ17が接続されている。また、インバータ12の交流出力端子18側には、直列にフィルタリアクトル19が接続され、並列にフィルタコンデンサ20が接続されている。また、チョッパ14の蓄電部13側には、直列にフィルタリアクトル21が接続され、並列にフィルタコンデンサ22が接続されている。また、整流部11とインバータ12との間の直流中間部には、直流中間コンデンサ23が接続されている。
また、交流入力端子15とフィルタリアクトル16との間には、電磁接触器24が設けられている。また、交流出力端子18とフィルタリアクトル19との間には、電磁接触器25が設けられている。また、蓄電部13と蓄電池接続端子26との間には、電磁接触器27が設けられている。
また、無停電電源装置100は、整流部11およびインバータ12に並列に接続され、受電盤2からの交流電力を母線盤3に供給するバイパス回路部28を含む。バイパス回路部28のバイパス入力端子29と交流出力端子18との間には電磁接触器30およびサイリスタスイッチ31が設けられている。
また、無停電電源装置100は、母線電圧検出部32を含む。母線電圧検出部32は、交流出力端子18の電圧を検出するとともに、検出した電圧を制御部(CTRL)35に送信する。また、無停電電源装置100は、インバータ電流検出部33を含む。インバータ電流検出部33は、インバータ12から出力される電流を検出するとともに、検出した電流を制御部35に送信する。また、無停電電源装置100は、母線電流検出部34を含む。母線電流検出部34は、交流出力端子18から無停電電源装置100の外部に出力される電流を検出するとともに、検出した電流を制御部35に送信する。
また、無停電電源装置100は、制御部35を含む。制御部35は、整流部11、インバータ12およびチョッパ14に制御信号を送信する。また、本実施形態では、複数の無停電電源装置100〜500の各々に設けられる制御部35同士は、自身の無停電電源装置(たとえば無停電電源装置100)と、他の無停電電源装置(たとえば無停電電源装置200)との並列連動動作を行うための並列連動信号を送受信可能に構成されているとともに、並列連動信号の送受信を遮断可能に構成されている。具体的には、制御部35と、他の無停電電源装置200の制御部35とを接続する配線にスイッチ36が設けられている。なお、スイッチ36を設けずに制御部35が並列連動信号の送受信を遮断するように制御演算を構成してもよい。
ここで、本実施形態では、複数の無停電電源装置100〜500は、各々、通常動作させる通常動作モードと負荷を模擬する負荷模擬モードとを切り替え可能に構成されている。具体的には、制御部35は、通常動作モードと負荷模擬モードとを切り替える制御を行う。図1では、無停電電源装置200が、通常動作モードであり、無停電電源装置100が、負荷模擬モードである。負荷模擬モードの無停電電源装置100は、回生動作を行う。すなわち、負荷模擬モードの無停電電源装置100では、インバータ12は、直流中間部に電力を流入させる。整流部11は、直流中間部から入力される電力を、交流入力端子15に出力する(回生する)。すなわち、電力の流れは、破線の矢印の向きとなる。なお、通常動作モードの無停電電源装置200、および、負荷模擬モードの無停電電源装置100の各々の、整流部11およびチョッパ14の制御は、従来通りの手法によって行われる。なお、負荷模擬モードの無停電電源装置100は、受動負荷または能動負荷として動作する。
次に、図2を参照して、負荷模擬モード(回生動作)における無停電電源装置100の制御部35の制御(制御ブロック)について説明する。
制御部35は、回生電力指令演算部41を含む。回生電力指令演算部41は、入力される回生負荷力率指令値と回生皮相電力指令値とから、下記の演算を行うことによって、回生有効電力指令値と回生無効電力指令値とを生成する。なお、回生負荷力率指令値と回生皮相電力指令値とをまとめで、以下では、負荷電力指令値という。
(回生有効電力指令値)=(回生皮相電力指令値)×(回生負荷力率指令値)
(回生無効電力指令値)=(回生皮相電力指令値)×√{1−(回生負荷力率指令値)
なお、負荷電力指令値は、模擬する負荷の特性に基づいて予め生成された指令値テーブルから入力されてもよいし、試験員が無停電電源装置100の表示部などを介して直接入力してもよい。また、回生有効電力指令値と回生無効電力指令値とを、試験員が無停電電源装置100の表示部などを介して直接入力してもよい。
制御部35は、有効電流指令演算部42を含む。有効電流指令演算部42は、回生電力指令演算部41から入力される回生有効電力指令値と、母線電圧検出部32に検出された検出値(電圧)とに基づいて、有効電流指令値を生成する。
制御部35は、無効電流指令演算部43を含む。無効電流指令演算部43は、回生電力指令演算部41から入力される回生無効電力指令値と、母線電圧検出部32に検出された検出値(電圧)とに基づいて、無効電流指令値を生成する。
制御部35は、インバータ電流指令演算部44を含む。インバータ電流指令演算部44は、有効電流指令演算部42から入力される有効電流指令値と、無効電流指令演算部43から入力される無効電流指令値とに基づいて、電流指令値を生成する。そして、インバータ電流指令演算部44は、生成した電流指令値とインバータ電流検出部33によって検出された検出値との偏差に、比例ゲインとを乗算することにより、インバータ電流制御値を生成する。なお、本実施形態では、制御部35は、比例制御を用いているが、比例積分制御などの比例制御以外の一般的な制御方法を用いることも可能である。
制御部35は、インバータ電圧指令演算部45を含む。インバータ電圧指令演算部45は、インバータ電流指令演算部44により生成されたインバータ電流制御値と、母線電圧検出部32により検出された検出値とに基づいて、インバータ電圧指令値を生成する。
制御部35は、PWMパルス生成回路46を含む。PWMパルス生成回路46は、インバータ電圧指令演算部45によって生成されたインバータ電圧指令値に基づいて、パルス幅変調を行うことによりインバータPWMパルスを生成する。そして、制御部35は、生成したインバータPWMパルスをインバータ12に送信する。インバータ12は、PWMパルス生成回路46から送信されたインバータPWMパルスに基づいて動作する。つまり、インバータ12は、与えられた皮相電力指令値と、負荷力率指令値とに従うように電流制御を行う。
次に、図3を参照して、無停電電源装置100〜500の試験を行う際の並列システムについて説明する。図3では、互いに並列に5つの無停電電源装置100〜500が接続されている。また、無停電電源装置100および200を試験対象とする。試験対象の無停電電源装置100および200は、通常動作モードである。無停電電源装置300および400は、負荷模擬モードであり、回生動作を行う。また、母線盤3の負荷接続端子3cに負荷が接続されない状態で試験が行われる。無停電電源装置500は、試験に関与しておらず、停止されているか、または、受電盤2および母線盤3から遮断されている。
本実施形態では、複数の無停電電源装置100〜500のうちの負荷模擬モードに切り替えられた無停電電源装置300および400は、並列連動信号の送受信が遮断されている。すなわち、試験を開始する前に、通常動作する無停電電源装置100および200と、回生動作する無停電電源装置300および400との協調(連動)を防止するために、回生動作する無停電電源装置300および400に設けられた並列連動信号の送受信を遮断するスイッチ36をOFF状態にする。なお、無停電電源装置300および400の各々の制御部35が並列連動信号の送受信を遮断するように制御演算を構成してもよい。
試験の開始時には、最初に、通常動作する無停電電源装置100および200を起動する。この時、無停電電源装置100および200は、無負荷で並列運転をしている状態となる。その後、無停電電源装置100および200が出力している電圧に同期するように、無停電電源装置300および400を起動する。そして、無停電電源装置300および400の各々のインバータ12に対する回生負荷電力指令を有効にする。これにより、無停電電源装置300および400の交流出力端子18に、無停電電源装置100および200から出力された電力が流入する。また、母線の電圧変動を補償するために、並列連動する無停電電源装置100および200が母線に電力を供給する。
無停電電源装置100〜400の整流部11は、直流中間部の電圧を内部指令値(自身の制御部35からの指令値)に一致させようとする。このため、通常動作する無停電電源装置100および200の整流部11は、交流電力から直流電力に電力を変換する。また、回生動作する無停電電源装置300および400の整流部11は、直流電力から交流電力に電力を変換する。これにより、電力は、図3の破線の矢印の向きに流れる。
すなわち、本実施形態では、制御部35によって通常動作モードに切り替えられた無停電電源装置100および200と、母線盤3と、負荷模擬モードに切り替えられた無停電電源装置300および400と、受電盤2とを介して電流が流されることにより試験が行われる。このように、回生動作する無停電電源装置300および400が、試験対象となる無停電電源装置100および200に対する負荷として制御され、無停電電源装置100および200に加えて受電盤2および母線盤3を含めた試験を行うことが可能になる。
また、本実施形態では、無停電電源装置100および200の試験は、通常動作モードに切り替えられた無停電電源装置100および200と、母線盤3と、負荷模擬モードに切り替えられた無停電電源装置300および400と、受電盤2とを介して電流が流されることにより行われる、負荷変動の試験と、交流電源1の停電の試験とのうちの少なくとも一方(本実施形態では、両方)を含む。
負荷変動の試験では、無停電電源装置300および400では、負荷変化速度が、「急変」と「緩変」とに切り替え可能に構成されており、負荷変動の試験は、負荷変化速度が「急変」および「緩変」のいずれの速度においても行うことが可能である。また、負荷変動の試験では、負荷増加方向の負荷変化試験と、負荷減少方向の負荷変化試験とが可能である。たとえば、負荷電力の変更値が、XkWからYkW(X、Yは、任意の値であり、X<Yである。)まで増加するように設定される。これにより、無停電電源装置300および400の負荷が、XkWからYkWまで増加(急変または緩変)しながら電流が流れる。また、負荷電力の変更値が、YkWからXkWまで減少するように設定される。これにより、無停電電源装置300および400の負荷が、YkWからXkWまで減少(急変または緩変)しながら電流が流れる。このように、無停電電源装置100および200に対する負荷変動の試験が行われる。なお、負荷変動の試験の終了後、負荷変化速度は「急変」にされてもよいし「緩変」にされてもよい。
交流電源1の停電の試験では、まず、無停電電源装置100および200の入力停電を模擬するために、受電盤2内の無停電電源装置100および200に対応するスイッチ2aをOFFにする。無停電電源装置100および200は、入力停電を検出し、バッテリ運転(蓄電部13からの電力を供給する運転)に切り替わる。次に、無停電電源装置100および200の入力復電を模擬するために、受電盤2内の無停電電源装置100および200に対応するスイッチ2aをONにする。無停電電源装置100および200は、入力復電を検出し、徐々に交流運転(整流部11およびインバータ12を介して交流電力を供給する運転)に切り替わってゆく。このように、無停電電源装置100および200に対する交流電源1の停電の試験が行われる。
また、本実施形態では、無停電電源装置100および200の試験は、通常動作モードに切り替えられた無停電電源装置100および200と、母線盤3と、負荷模擬モードに切り替えられた無停電電源装置300および400と、受電盤2とを介して電流が流されることにより行われる、バイパス回路部28を介する電流の経路(以下、バイパス給電という)と、整流部11およびインバータ12を介する電流の経路(以下、インバータ給電という)との切り替え試験を含む。この試験では、まず、無停電電源装置100および200の操作盤(図示せず)から、バイパス給電に切り替えるよう指令される。これにより、無停電電源装置100および200は、インバータ給電からバイパス給電に切り替わる。また、無停電電源装置100および200の操作盤(図示せず)から、無停電電源装置100および200は、インバータ給電に切り替えるよう指令される。これにより、無停電電源装置100および200は、バイパス給電からインバータ給電に切り替わる。このように、無停電電源装置100および200に対するインバータ給電とバイパス給電との切り替え試験が行われる。
また、無停電電源装置の試験は、過負荷の試験を含む。過負荷の試験では、(試験対象となる通常モードの無停電電源装置の合計負荷量)<(負荷模擬モードの無停電電源装置の合計定格容量)の関係を満たすように、過負荷(通常動作モード)の無停電電源装置の台数と、負荷模擬モードの無停電電源装置の台数とが設定される。たとえば、過負荷の試験対象として、無停電電源装置100および200を通常動作モードとして起動する。なお、無停電電源装置100および200では、インバータ給電が行われる。次に、無停電電源装置300〜500を、負荷模擬モードとして起動する。その後、無停電電源装置300〜500の負荷を増大させる。これにより、無停電電源装置100および200は過負荷の状態となり、一定時間後、バイパス給電に切り替わる。その後、無停電電源装置300〜500の負荷を低下させる。これにより、無停電電源装置100および200の過負荷の状態が解消され、インバータ給電に切り替わる。このように、無停電電源装置100および200に対する過負荷の試験が行われる。また、通常動作モードの無停電電源装置を1台とし、負荷模擬モードの無停電電源装置を複数台としてもよい。
図3では、無停電電源装置100および200を試験対象としているが、通常動作モードの無停電電源装置と、負荷模擬モードの無停電電源装置と、停止状態の無停電電源装置との組み合わせを切り替えることにより、無停電電源装置100〜500のいずれの無停電電源装置に対する試験を行うことが可能である。なお、図3において、停止状態の無停電電源装置500などのように、試験(通流試験)に関与しない無停電電源装置は、受電盤2と母線盤3とから切り離しておくことも可能である。
このように、負荷接続端子3cに模擬負荷装置を接続することなく、無停電電源システム600の無停電電源装置100および200の試験を行うことが可能になる。また、試験時に発生する損失は、無停電電源装置100および200、母線盤3、無停電電源装置300および400、および、受電盤2を介して電流が流れる経路内に発生する損失のみであるため、比較的損失を小さくすることが可能になる。このため、無停電電源装置100および200が並列に設けられた構成の試験において、省エネルギ―化を図ることができる。
上記の動作説明においては、無停電電源装置の動作特性、過負荷試験などの電気試験の実施形態を示したが、以下では、並列接続された複数の無停電電源装置100〜500の母線盤3までの給電特性に関しての特性改善の実施形態を示す。
図4を参照して、複数の無停電電源装置100〜500の各々の交流出力端子18と、母線盤3内の母線盤連結点3bとの間の配線インピーダンスの算出について説明する。なお、図4では、受電盤2側の構成を省略している。また、図4では、無停電電源装置100〜500と、母線盤連結点3bとの間の配線インピーダンスを、それぞれ、Za〜Zeとして表している。また、図4では、抵抗素子とインダクタ素子により、配線インピーダンスZa〜Zeを表している。また、上記図3の説明においては、停止状態の無停電電源装置は試験(通流試験)に関与しないため、受電盤2と母線盤3とから切り離しておくことも可能と記載している一方、配線インピーダンスの算出のためには停止状態の無停電電源装置も使用されるため、少なくとも1台の停止状態の無停電電源装置を受電盤2と母線盤3に接続する必要がある。
また、図4に示すように、本実施形態では、複数の無停電電源装置100〜500は、通常動作モードの無停電電源装置100、負荷模擬モードの無停電電源装置200、および、停止状態の無停電電源装置300、400および500を含む。そして、停止状態の無停電電源装置(たとえば、無停電電源装置300)の制御部35は、負荷模擬モードの無停電電源装置200の制御部35に電流指令(力率1.0の電流を流す回生負荷力率指令値)を送信する。また、無停電電源装置300の制御部35は、複数の無停電電源装置100〜500を互いに接続する出力母線の電圧(母線盤連結点3bの電圧)を検出して通常動作モードの無停電電源装置100の制御部35に送信する。なお、停止中の無停電電源装置300〜500には、電流が流れない。このため、無停電電源装置300〜500と母線盤連結点3bとの間の配線インピーダンスに起因する電圧降下は発生しない。これにより、無停電電源装置300の母線電圧検出部32の電圧と母線盤連結点3bの電圧とが等しくなるので、無停電電源装置300の母線電圧検出部32によって母線盤連結点3bの電圧を検出することが可能になる。
これにより、通常動作モードの無停電電源装置100と負荷模擬モードの無停電電源装置200との間に、力率が1.0の電流が流れるので、無停電電源装置100の母線電圧検出部32の検出値と母線盤連結点3bの電圧値とを比較することにより、配線インピーダンスZaの抵抗成分により発生する電圧降下を検出することができる。また、無停電電源装置100の母線電流検出部34の検出値と、検出された電圧降下とに基づいて、配線インピーダンスZaの抵抗成分を算出することができる。
また、負荷模擬モードの無停電電源装置200の母線電流検出部34の検出値と、母線盤連結点3bの電圧値とを比較することにより、配線インピーダンスZbの抵抗成分により発生する電圧降下を検出することができる。また、無停電電源装置200の母線電流検出部34の検出値と、検出された電圧降下とに基づいて、配線インピーダンスZbの抵抗成分を算出することができる。
また、停止状態の無停電電源装置(たとえば、無停電電源装置300)の制御部35は、負荷模擬モードの無停電電源装置200の制御部35に、力率1.0より遅れ、かつ低い力率(たとえば、遅れ力率0.8)の電流を流す回生負荷力率指令値を送信する。これにより、配線インピーダンスZaの抵抗成分およびインダクタンス成分により発生する電圧降下、および、配線インピーダンスZbの抵抗成分およびインダクタンス成分により発生する電圧降下を検出することができる。そして、上記のように算出された配線インピーダンスZaおよびZbの抵抗成分と、無停電電源装置100および無停電電源装置200の各々の母線電流検出部34の検出値とに基づいて、配線インピーダンスZaおよびZbのインダクタンス成分を算出することができる。
これにより、本実施形態では、通常動作モードの無停電電源装置100の制御部35および負荷模擬モードの無停電電源装置200の制御部35は、各々、送信された出力母線の電圧に基づいて、母線盤3(母線盤連結点3b)までの配線インピーダンスZaおよびZbを算出する。また、通常動作モードの無停電電源装置と負荷模擬モードの無停電電源装置と停止状態の無停電電源装置との組み合わせを変更することにより、無停電電源装置300〜500の各々の配線インピーダンスZc〜Zeを算出することができる。
次に、図5を参照して、上記のように算出した配線インピーダンスを用いて、無停電電源システム600における並列バランス制御について説明する。
図5では、無停電電源装置100と無停電電源装置200とを互いに並列に接続した状態における並列バランス制御について説明する。また、無停電電源装置100と無停電電源装置200とは、通常動作モードである。また、母線盤3の負荷接続端子3cには、負荷4が接続されており、無停電電源装置100および無停電電源装置200から、負荷4に電力が供給される。
まず、無停電電源装置100は、母線電流検出部34により母線電流を検出する。そして、検出された検出値は、母線電流加算部51aおよび無停電電源装置200の母線電流加算部51bにおいて加算される。同様に、無停電電源装置200は、母線電流検出部34により母線電流を検出する。そして、検出された検出値は、母線電流加算部51bおよび無停電電源装置100の母線電流加算部51aにおいて加算される。これにより、母線電流加算部51aおよび母線電流加算部51bの各々において、無停電電源装置100と無停電電源装置200とが出力する電流の総和が取得される。なお、母線電流加算部51aおよび母線電流加算部51bの構成は、電流情報(検出値)の加算が可能であればよく、制御部35のソフトウェア上で加算を行ってもよいし、オペアンプなどのハードウェアで加算を行ってもよい。
取得された無停電電源装置100と無停電電源装置200とが出力する電流の総和は、無停電電源装置100において分担電流算出ゲイン52aが乗算されるとともに、無停電電源装置200において分担電流算出ゲイン52bが乗算される。これにより、無停電電源装置100および無停電電源装置200の各々が出力するべき分担電流(分担電流指令)が算出される。なお、図5では、無停電電源装置100および200の並列数が2であるので、ゲインは1/2である。なお、この実施形態では、無停電電源装置の並列数がn(自然数)である場合、ゲインは、1/nとなる。一方、無停電電源装置の各々における分担電流を算出するためのゲインの配分は、合計が100%になるように自由に設定することが可能である。たとえば、無停電電源装置の定格容量が異なる場合、定格容量の比率に基づいてゲインの配分を設定してもよい。
本実施形態では、通常動作モードの無停電電源装置100および200の制御部35は、算出した配線インピーダンスZaおよびZbに基づいて、配線インピーダンスZaおよびZbによる電圧降下を補償するように自身の無停電電源装置100および200のインバータ12を制御する。具体的には、無停電電源装置100では、算出された分担電流指令に、上記のように取得された配線インピーダンスZaを反映した電圧降下補償ゲイン53aを乗算することにより、分担電流が流れた際に発生する電圧降下を推定(演算)することができる。この電圧降下分を補償値として従来の無停電電源装置100の制御によって算出されたインバータ定格出力電圧指令54aに加算する。
同様に、無停電電源装置200では、算出された分担電流指令に、上記のように取得された配線インピーダンスZbを反映した電圧降下補償ゲイン53bを乗算することにより、分担電流が流れた際に発生する電圧降下を推定(演算)することができる。この電圧降下分を補償値として従来の無停電電源装置200の制御によって算出されたインバータ定格出力電圧指令54bに加算する。これにより、母線盤3の出力電圧が定格電圧に制御される。
また、本実施形態では、互いに並列運転する複数の無停電電源装置100および200の各々の制御部35は、算出した配線インピーダンスZaおよびZbに基づいて、互いに並列運転する複数の無停電電源装置100および200の間に流れる横流を抑制するための横流制御ゲイン55aおよび55bを調整する。具体的には、無停電電源装置100において、分担電流指令値と、無停電電源装置100の母線電流検出部34の検出値との偏差に、横流制御ゲイン55aを乗算することにより、横流を抑制するための補正を行う。同様に、無停電電源装置200において、分担電流指令値と、無停電電源装置200の母線電流検出部34の検出値との偏差に、横流制御ゲイン55bを乗算することにより、横流を抑制するための補正を行う。なお、横流制御ゲイン55aおよび55bは、特許請求の範囲の「横流を抑制するためのパラメータ」の一例である。
従来、無停電電源装置100および200と母線盤3との間の各々の配線インピーダンスZaおよびZbが不明であるので、横流制御ゲイン55aおよび55bは、無停電電源装置100および200において全て同じ値にされることが一般的であった。この場合、無停電電源装置100および200と母線盤3との間の各々の配線インピーダンスZaおよびZbにばらつきがある場合、出力電流に対する横流抑制制御の影響が配線インピーダンスZaおよびZbの大きさによって変わってしまうので、無停電電源装置100および200の各々からの出力電流が完全に一致せずに、横流を抑制することができなかった。
一方、本実施形態では、横流制御ゲイン55aおよび55bの比率を、算出された配線インピーダンスZaおよびZbの比率にすることにより、出力電流に対する横流抑制制御の影響が、無停電電源装置100および200の各々において等しくなるので、横流の抑制制御の精度の向上を図ることができる。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、複数の無停電電源装置100〜500は、各々、通常動作させる通常動作モードと負荷を模擬する負荷模擬モードとを切り替え可能に構成されている。これにより、並列に接続される複数の無停電電源装置100〜500のうちの一部の無停電電源装置を通常動作モードとし、他の無停電電源装置を負荷模擬モードとすることによって、通常動作モードの無停電電源装置と、母線盤3と、負荷模擬モードの無停電電源装置と、受電盤2とによって、閉回路が構成される。そして、通常動作モードの無停電電源装置から電流を出力し、負荷模擬モードの無停電電源装置によって回生動作を行うことによって、この閉回路に電流が流れるので、模擬的な負荷を接続することなく、無停電電源装置に加えて、無停電電源装置の入力側の受電盤2や出力側の母線盤3を含めた試験を行うことができる。
また、本実施形態では、制御部35は、通常動作モードと負荷模擬モードとを切り替える制御を行い、制御部35によって通常動作モードに切り替えられた無停電電源装置と、母線盤3と、負荷模擬モードに切り替えられた無停電電源装置と、受電盤2とを介して電流が流されることにより試験が行われる。これにより、制御部35により通常動作モードと負荷模擬モードとを容易に切り替えることができるので、通常動作モードの無停電電源装置と、母線盤3と、負荷模擬モードの無停電電源装置と、受電盤2とを介して電流を流す試験を容易に行うことができる。また、制御部35により通常動作モードの無停電電源装置と負荷模擬モードの無停電電源装置とを入れ替えるように切り替えることにより、複数の無停電電源装置100〜500のうちのいずれの無停電電源装置についても試験を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、複数の無停電電源装置100〜500の各々に設けられる制御部35同士は、自身の無停電電源装置と他の無停電電源装置との並列連動動作を行うための並列連動信号を送受信可能に構成されているとともに、並列連動信号の送受信を遮断可能に構成されており、複数の無停電電源装置100〜500のうちの負荷模擬モードに切り替えられた無停電電源装置は、並列連動信号の送受信が遮断されている。これにより、負荷模擬モードの無停電電源装置が並列連動動作を行う無停電電源装置から独立しているので、負荷模擬モードの無停電電源装置の負荷動作に関わらずに、通常動作モードの無停電電源装置の並列連動動作の試験を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、無停電電源装置100〜500の試験は、通常動作モードに切り替えられた無停電電源装置と、母線盤3と、負荷模擬モードに切り替えられた無停電電源装置と、受電盤2とを介して電流が流されることにより行われる、負荷変動の試験と、交流電源1の停電の試験とのうちの少なくとも一方を含む。これにより、受電盤2および母線盤3を含めた、負荷変動の試験と交流電源1の停電の試験とのうちの少なくとも一方の試験を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、無停電電源装置100〜500の試験は、通常動作モードに切り替えられた無停電電源装置と、母線盤3と、負荷模擬モードに切り替えられた無停電電源装置と、受電盤2とを介して電流が流されることにより行われる、バイパス回路部28を介する電流の経路と、整流部11およびインバータ12を介する電流の経路との切り替え試験を含む。ここで、整流部11、インバータ12およびバイパス回路部28により閉回路を構成し、この閉回路に電流を流すことにより試験を行う場合、試験の最中はこの閉回路の状態を維持する必要があるので、バイパス回路部28を介する電流の経路と、整流部11およびインバータ12を介する電流の経路との切り替え試験を行うことができない。そこで、上記のように構成することによって、容易に、バイパス回路部28を介する電流の経路と、整流部11およびインバータ12を介する電流の経路との切り替え試験を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、複数の無停電電源装置100〜500は、通常動作モードの無停電電源装置、負荷模擬モードの無停電電源装置、および、停止状態の無停電電源装置を含み、停止状態の無停電電源装置の制御部35は、負荷模擬モードの無停電電源装置の制御部35に電流指令を送信するとともに、複数の無停電電源装置100〜500を互いに接続する出力母線の電圧を検出して通常動作モードの無停電電源装置および負荷模擬モードの無停電電源装置の制御部35に送信し、通常動作モードの無停電電源装置の制御部35および負荷模擬モードの無停電電源装置の制御部35は、各々、送信された出力母線の電圧に基づいて、母線盤3までの配線インピーダンスを算出する。これにより、算出された配線インピーダンスに基づいて複数の無停電電源装置100〜500の各々を制御することにより、無停電電源システム600の特性を向上する(複数の無停電電源装置100〜500の出力電流バランスなどを調整する)ことができる。
また、本実施形態では、上記のように、通常動作モードの無停電電源装置の制御部35は、算出した配線インピーダンスに基づいて、配線インピーダンスによる電圧降下を補償するように自身の無停電電源装置のインバータ12を制御する。これにより、配線インピーダンスに起因して母線盤3の出力電圧が低下するのを抑制することができる。つまり、母線盤3の出力電圧を定格の電圧に制御することができる。
また、本実施形態では、上記のように、互いに並列運転する複数の無停電電源装置100〜200の各々の制御部35は、算出した配線インピーダンスに基づいて、互いに並列運転する複数の無停電電源装置100〜200の間に流れる横流を抑制するための横流制御ゲイン55aおよび55bを調整する。これにより、算出した配線インピーダンスに基づいて、複数の無停電電源装置100〜200の各々の出力側の配線の配線インピーダンスのアンバランスに起因する横流を容易に抑制することができる。なお、無停電電源装置100〜500が互いに並列運転する場合、無停電電源装置100〜500の間に流れる横流を抑制するために、無停電電源装置100〜500の各々の横流制御ゲインを調整する必要がある。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、無停電電源システム600に、5つの無停電電源装置100〜500が設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、無停電電源システム600に、2つ以上の無停電電源装置が設けられていればよい。
また、本実施形態の無停電電源装置を、負荷分岐盤などを用いて、他の系の単機の無停電電源装置や、他の系の無停電電源並列システムと連結することによって、同様な試験を行うことが可能である。
また、上記実施形態では、無停電電源装置100〜500の試験として、負荷変動の試験と、交流電源1の停電と、インバータ給電およびバイパス給電の切り替えの試験が含まれる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、これらの試験以外の試験を行ってもよい。
また、上記実施形態では、無停電電源装置100〜500がバイパス回路部28を含む例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、バイパス回路部28を含まない無停電電源装置に対しても適用することは可能である。
また、上記実施形態では、直流中間部と蓄電部13との間にチョッパ14が設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。チョッパ14が設けられていない無停電電源装置に対しても本願を適用することは可能である。
また、上記実施形態では、1つの無停電電源システム600の内部において、複数の無停電電源装置100〜500が、通常動作モード、負荷模擬モードまたは停止状態に切り替えられて試験が行われる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図6に示すように、無停電電源システム600を、他の無停電電源システム700と並列運転可能に構成する。そして、通常動作モードと負荷模擬モードとのうちの一方に切り替えられた自身の無停電電源システム600と、通常動作モードと負荷模擬モードとのうちの他方に切り替えられた他の無停電電源システム700とを介して電流が流されることにより試験を行ってもよい。
たとえば、無停電電源システム600内の全ての無停電電源装置100〜500を通常動作モードで動作させ、無停電電源システム700内の全ての無停電電源装置100〜500を負荷模擬モードで動作(回生動作)させる。試験の手順については上記の実施形態と同様に、無停電電源システム600の無停電電源装置100〜500が通常動作モードで動作している状態で、無停電電源システム700の無停電電源装置100〜500において、負荷電力指令が有効にされる。これにより、無停電電源システム600、母線盤3、無停電電源システム700および受電盤2を介して電流が流れる。その結果、負荷接続端子3cに模擬負荷装置を接続することなく、無停電電源システム600の無停電電源装置100〜500の試験を行うことが可能になる。また、試験時に発生する損失は、無停電電源システム600、母線盤3、無停電電源システム700および受電盤2を介して電流が流れる経路内に発生する損失のみであるため、比較的損失を小さくすることが可能になる。このため、定格容量が大きくなる無停電電源システム600および700が並列に設けられた構成の試験においても、省エネルギ―化を図ることができる。
このように、互いに並列に接続した無停電電源システム600および700において、模擬的な負荷を接続することなく、無停電電源装置100〜500に加えて、無停電電源装置100〜500の入力側の受電盤2や出力側の母線盤3を含めた試験を行うことができる。
1 交流電源
2 受電盤
3 母線盤
4 負荷
11 整流部
12 インバータ
13 蓄電部
28 バイパス回路部
35 制御部
55a、55b 横流制御ゲイン(パラメータ)
100、200、300、400、500 無停電電源装置
600、700 無停電電源システム
Za、Zb、Zc、Zd、Ze 配線インピーダンス

Claims (10)

  1. 交流電源からの交流電力が供給される受電盤と負荷が接続される母線盤との間に互いに並列に接続される複数の無停電電源装置を備え、
    前記複数の無停電電源装置は、各々、
    前記受電盤からの交流電力を直流電力に変換可能とする整流部と、
    前記整流部からの前記直流電力を交流電力に変換して、変換した前記交流電力を前記母線盤に供給可能とするインバータとを含み、
    通常動作させる通常動作モードと負荷を模擬する負荷模擬モードとを切り替え可能に構成されている、無停電電源システム。
  2. 前記複数の無停電電源装置は、各々、制御部をさらに含み、
    前記制御部は、通常動作モードと負荷模擬モードとを切り替える制御を行い、
    前記制御部によって通常動作モードに切り替えられた前記無停電電源装置と、前記母線盤と、負荷模擬モードに切り替えられた前記無停電電源装置と、前記受電盤とを介して電流が流されることにより試験が行われる、請求項1に記載の無停電電源システム。
  3. 前記複数の無停電電源装置の各々に設けられる前記制御部同士は、自身の無停電電源装置と他の無停電電源装置との並列連動動作を行うための並列連動信号を送受信可能に構成されているとともに、前記並列連動信号の送受信を遮断可能に構成されており、
    前記複数の無停電電源装置のうちの負荷模擬モードに切り替えられた前記無停電電源装置は、前記並列連動信号の送受信が遮断されている、請求項2に記載の無停電電源システム。
  4. 前記無停電電源装置の試験は、通常動作モードに切り替えられた前記無停電電源装置と、前記母線盤と、負荷模擬モードに切り替えられた前記無停電電源装置と、前記受電盤とを介して電流が流されることにより行われる、負荷変動の試験と、前記交流電源の停電の試験とのうちの少なくとも一方を含む、請求項2または3に記載の無停電電源システム。
  5. 前記複数の無停電電源装置は、各々、前記整流部および前記インバータに並列に接続され、前記受電盤からの前記交流電力を前記母線盤に供給するバイパス回路部を含み、
    前記無停電電源装置の試験は、通常動作モードに切り替えられた前記無停電電源装置と、前記母線盤と、負荷模擬モードに切り替えられた前記無停電電源装置と、前記受電盤とを介して電流が流されることにより行われる、前記バイパス回路部を介する電流の経路と、前記整流部および前記インバータを介する電流の経路との切り替え試験を含む、請求項2〜4のいずれか1項に記載の無停電電源システム。
  6. 前記複数の無停電電源装置は、通常動作モードの前記無停電電源装置、負荷模擬モードの前記無停電電源装置、および、停止状態の前記無停電電源装置を含み、
    停止状態の前記無停電電源装置の前記制御部は、負荷模擬モードの前記無停電電源装置の前記制御部に電流指令を送信するとともに、前記複数の無停電電源装置を互いに接続する出力母線の電圧を検出して通常動作モードの前記無停電電源装置および負荷模擬モードの前記無停電電源装置の前記制御部に送信し、
    通常動作モードの前記無停電電源装置の前記制御部および負荷模擬モードの前記無停電電源装置の前記制御部は、各々、送信された前記出力母線の電圧に基づいて、前記母線盤までの配線インピーダンスを算出する、請求項2〜5のいずれか1項に記載の無停電電源システム。
  7. 通常動作モードの前記無停電電源装置の前記制御部は、算出した前記配線インピーダンスに基づいて、前記配線インピーダンスによる電圧降下を補償するように自身の前記無停電電源装置の前記インバータを制御する、請求項6に記載の無停電電源システム。
  8. 互いに並列運転する前記複数の無停電電源装置の各々の前記制御部は、算出した前記配線インピーダンスに基づいて、互いに並列運転する前記複数の無停電電源装置の間に流れる横流を抑制するためのパラメータを調整する、請求項6または7に記載の無停電電源システム。
  9. 前記無停電電源システムは、他の無停電電源システムと並列運転可能に構成されており、
    通常動作モードと負荷模擬モードとのうちの一方に切り替えられた自身の前記無停電電源システムと、通常動作モードと負荷模擬モードとのうちの他方に切り替えられた他の前記無停電電源システムとを介して電流が流されることにより試験が行われる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の無停電電源システム。
  10. 交流電源からの交流電力が供給される受電盤と負荷が接続される母線盤との間に互いに並列に接続される無停電電源装置であって、
    前記受電盤からの交流電力を直流電力に変換可能とする整流部と、
    前記整流部からの前記直流電力を交流電力に変換して、変換した前記交流電力を前記母線盤に供給可能とするインバータと、
    前記整流部と前記インバータとの間の直流中間部に接続される蓄電部とを含み、
    通常動作させる通常動作モードと負荷を模擬する負荷模擬モードとを切り替え可能に構成されている、無停電電源装置。







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