JP2021197418A - 太陽電池 - Google Patents

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Ryosuke Kikuchi
太佑 松井
Tasuke Matsui
智康 横山
Tomoyasu Yokoyama
悠 熊谷
Yu Kumagai
史康 大場
Fumiyasu Oba
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Abstract

【課題】高い光電変換効率を有する太陽電池を提供する。【解決手段】本開示の太陽電池100は、第1電極2、電子輸送層3、光電変換層4、及び第2電極6をこの順で備え、電子輸送層3は、化学式KBi1-xSbxO2(0≦x≦1)により表される化合物を含む。【選択図】図1

Description

本開示は、太陽電池に関する。
近年、ペロブスカイト太陽電池が研究及び開発されている。ペロブスカイト太陽電池では、化学式ABX3により表されるペロブスカイト化合物が光電変換材料として用いられる。ここで、Aは1価のカチオン、Bは2価のカチオン、及びXはハロゲンアニオンである。
非特許文献1は、ペロブスカイト太陽電池の光電変換材料として、化学式CH3NH3PbI3(以下、「MAPbI3」という)により表されるペロブスカイト化合物が用いられているペロブスカイト太陽電池を開示している。非特許文献1に開示されているペロブスカイト太陽電池では、MAPbI3により表されるペロブスカイト化合物、TiO2、及びSpiro−OMeTADが、それぞれ、光電変換材料、電子輸送材料、及び正孔輸送材料として用いられている。
本開示の目的は、高い光電変換効率を有する太陽電池を提供することにある。
本開示による太陽電池は、
第1電極、電子輸送層、光電変換層、及び第2電極をこの順で備え、
前記電子輸送層は、化学式KBi1-xSbx2(0≦x≦1)により表される化合物を含む。
本開示は、高い光電変換効率を有する太陽電池を提供する。
図1は、本開示の実施形態による太陽電池の断面図を示す。 図2は、KSbO2及びKBiO2の結晶構造を示す。 図3は、アナターゼ型TiO2の結晶構造を示す。 図4は、SnO2の結晶構造を示す。 図5は、アナターゼ型TiO2の酸素空孔形成エネルギーのフェルミ準位依存性を示すグラフである。 図6は、SnO2の酸素空孔形成エネルギーのフェルミ準位依存性を示すグラフである。 図7は、KSbO2の酸素空孔形成エネルギーのフェルミ準位依存性を示すグラフである。 図8は、KBiO2の酸素空孔形成エネルギーのフェルミ準位依存性を示すグラフである。 図9は、CsPbI2Br及び電子輸送層のバンドラインナップの模式図を示す。
<用語の定義>
本明細書において用いられる用語「ペロブスカイト化合物」とは、化学式ABX3(ここで、Aは1価のカチオン、Bは2価のカチオン、及びXはハロゲンアニオンである)により表されるペロブスカイト結晶構造体及びそれに類似する結晶を有する構造体を意味する。
本明細書において用いられる用語「ペロブスカイト太陽電池」とは、ペロブスカイト化合物を光電変換材料として含む太陽電池を意味する。
<本開示の基礎となった知見>
ペロブスカイト太陽電池においても、近年、変換効率が大きく向上している。太陽電池の変換効率は、電圧値と電流値との積により算出される。ペロブスカイト太陽電池に関し、理論限界値に近い電流値が報告されている。しかし、報告される電圧値と理論限界値との間には依然として乖離が残る。電圧値の向上が、変換効率の向上において重要な因子である(非特許文献2を参照)。
一般に、太陽電池において、電圧値の損失は界面損失に起因するとされる。電圧値を向上させるために、界面損失の低減が考えられる。本発明者らは、化学式KBi1-xSbx2(0≦x≦1)により表される化合物を含む電子輸送層を光電変換層と電極との間に配置することで、損失要因となりうる深い欠陥準位が界面に形成され難く、界面損失が抑制されることを見出した。なお、同質の材料から構成される界面(すなわち、ホモ界面)を有する従来の結晶型太陽電池、例えば、ガリウムヒ素系太陽電池及びシリコン系太陽電池では、界面における欠陥の密度の低減により、比較的容易に界面損失を低減させることが可能である。一方、ペロブスカイト太陽電池は、異なる材料から構成される界面(すなわち、ヘテロ界面)を有している。このため、ペロブスカイト太陽電池では、界面における欠陥の密度の低減が困難である。しかし、上記知見に基づく本開示の技術によれば、ペロブスカイト太陽電池における電圧値及び変換効率の向上が達成可能となる。また、当該技術は、CIS系太陽電池及び有機系太陽電池にも適用しうる。なお、電圧値の向上は、開放電圧の向上として確認できる。
<本開示の実施形態>
以下、本開示の実施形態が、図面を参照しながら説明される。
図1は、本実施形態による太陽電池の断面図を示す。
図1に示されるように、本実施形態による太陽電池100は、第1電極2、電子輸送層3、光電変換層4、及び第2電極6を、この順で備える。すなわち、第1電極2は、電子輸送層3及び光電変換層4が第1電極2及び第2電極6の間に配置されるように、第2電極6と対向している。第1電極2及び第2電極6からなる群より選ばれる少なくとも1つの電極は、透光性を有する。本明細書において、「電極が透光性を有する」とは、200nm以上2000nm以下の波長を有する光のうち、いずれかの波長において、10%以上の光が当該電極を透過することを意味する。
電子輸送層3は、化学式KBi1-xSbx2(0≦x≦1)により表される化合物を含む。化合物Aは、通常、半導体である。化合物Aは、結晶であってもよい。
化合物Aは、KSbO2及びKBiO2からなる群より選ばれる少なくとも1つであってもよい。言い換えると、電子輸送層3は、KSbO2及びKBiO2からなる群より選ばれる少なくとも1つを含んでいてもよい。
電子輸送層3は、組成の異なる2種以上の化合物Aを含んでいてもよい。電子輸送層3がKBi1-xSbxO2(0≦x≦1)の結晶を含むことは、X線回折(XRD)により確認できる。
電子輸送層3は、同一の組成を有する複数の層から形成されていてもよく、互いに異なる組成を有する複数の層から形成されていてもよい。電子輸送層3が複数の層から形成される場合、光電変換層4側の層が化合物Aを含んでいてもよい。
電子輸送層3は、化合物A以外の物質を含んでいてもよい。当該物質は、通常、半導体である。電子輸送層3が含みうる当該物質は、例えば、3.0eV以上のバンドギャップを有する半導体S1である。電子輸送層3が半導体S1及び化合物Aを含む場合、電子輸送層3を介した光電変換層4への可視光及び赤外光の透過がより確実となる。半導体S1の例は、有機のn型半導体、及び無機のn型半導体である。
有機のn型半導体の例は、イミド化合物、キノン化合物、フラーレン、及びその誘導体である。無機のn型半導体の例は、金属元素の酸化物及びペロブスカイト酸化物である。金属元素の例は、Cd、Zn、In、Pb、Mo、W、Sb、Bi、Cu、Hg、Ti、Ag、Mn、Fe、V、Sn、Zr、Sr、Ga、及びCrである。金属元素の酸化物の例は、TiO2である。ペロブスカイト酸化物の例は、SrTiO3及びCaTiO3である。
電子輸送層3は、6.0eVよりも大きなバンドギャップを有する物質を含んでいてもよい。6.0eVよりも大きなバンドギャップを有する物質の例は、
(i)フッ化リチウムのようなアルカリ金属のハロゲン化物、
(ii)フッ化カルシウムのようなアルカリ土類金属のハロゲン化物、
(iii)酸化マグネシウムのような卑金属酸化物、及び
(iv)二酸化ケイ素
である。電子輸送層3が当該物質を含む場合、電子輸送性を確保するために、電子輸送層3の厚さは、例えば、10nm以下である。
電子輸送層3は、光電変換層4に接していてもよい。電子輸送層3は、第1電極2に接していてもよい。
図1に示される太陽電池100では、基板1上に、第1電極2、電子輸送層3、光電変換層4、正孔輸送層5、及び第2電極6がこの順に積層されている。本開示の太陽電池では、基板1上に、第2電極6、正孔輸送層5、光電変換層4、電子輸送層3、及び第1電極2がこの順に積層されていてもよい。本開示の太陽電池は、基板1を備えていなくてもよい。本開示の太陽電池は、正孔輸送層5を備えていなくてもよい。
太陽電池100の基本的な作用効果が説明される。
太陽電池100に光が照射されると、光電変換層4が光を吸収し、励起された電子及び正孔を発生させる。励起された電子は、電子輸送層3に移動する。正孔は、正孔輸送層5に移動する。電子輸送層3及び正孔輸送層5は、それぞれ、第1電極2及び第2電極6に電気的に接続されている。負極及び正極としてそれぞれ機能する第1電極2及び第2電極6から、電流が取り出される。
以下、太陽電池100の各構成要素が、具体的に説明される。
(基板1)
基板1は、太陽電池100を構成する各層を保持する。基板1は、透明な材料から形成されうる。基材1の例は、ガラス基板及びプラスチック基板である。プラスチック基板は、プラスチックフィルムであってもよい。各層を保持できる十分な強度を第1電極2が有する場合、太陽電池100は基板1を備えていなくてもよい。
(第1電極2及び第2電極6)
第1電極2及び第2電極6は、導電性を有する。第1電極2及び第2電極6からなる群より選ばれる少なくとも1つの電極は、透光性を有する。透光性を有する電極を、例えば、可視から近赤外に至る領域に属する光が透過する。透光性を有する電極は、例えば、透明であり、かつ導電性を有する金属酸化物から構成されうる。透明であり、かつ導電性を有する金属酸化物の例は、
(i)インジウム−錫複合酸化物、
(ii)アンチモンがドープされた酸化錫、
(iii)フッ素がドープされた酸化錫、
(iv)ホウ素、アルミニウム、ガリウム及びインジウムからなる群より選ばれる少なくとも一種の元素がドープされた酸化亜鉛、並びに
(v)これらの複合物
である。
透光性を有する電極は、透明ではない材料から構成され、かつ光が透過しうるパターン形状を有する電極であってもよい。光が透過しうるパターン形状の例は、線状(ストライプ状)、波線状、格子状(メッシュ状)、及び多数の微細な貫通孔が規則的又は不規則に配列されたパンチングメタル状である。上記パターン形状を有する電極では、当該電極における電極材料が存在しない開口部分を光が透過できる。透明ではない材料の例は、白金、金、銀、銅、アルミニウム、ロジウム、インジウム、チタン、鉄、ニッケル、スズ、亜鉛、及びこれらのいずれかを含む合金である。当該材料は、導電性を有する炭素材料であってもよい。
太陽電池100は、第1電極2及び光電変換層4の間に電子輸送層3を備えている。このため、第1電極2は、光電変換層4から移動する正孔をブロックする特性を有していなくてもよい。第1電極2は、光電変換層4との間でオーミック接触を形成可能な材料から構成されうる。
太陽電池100が正孔輸送層5を備えていない場合、第2電極6は、光電変換層4から移動する電子をブロックする特性(以下、「電子ブロック性」と記載される)を有する。この場合、第2電極6は、光電変換層4とオーミック接触しない。本明細書において、電子ブロック性とは、光電変換層4で発生した正孔のみを通過させ、かつ電子を通過させない特性を意味する。電子ブロック性を有する材料のフェルミエネルギー準位は、光電変換層4の伝導帯下端のエネルギー準位に比べて低い。電子ブロック性を有する材料のフェルミエネルギー準位は、光電変換層4のフェルミエネルギー準位に比べて低くてもよい。電子ブロック性を有する材料の例は、白金、金、及びグラフェンのような炭素材料である。なお、これらの材料は透光性を有さない。したがって、これらの材料を用いて透光性の電極を形成する場合は、例えば、上述のようなパターン形状を有する電極が採用される。
太陽電池100が第2電極6及び光電変換層4の間に正孔輸送層5を備える場合、第2電極6は、電子ブロック性を有していなくてもよい。この場合、第2電極6は、光電変換層4との間でオーミック接触を形成可能な材料から構成されうる。
第1電極2及び第2電極6の光の透過率は、50%以上であってもよく、80%以上であってもよい。電極を透過する光の波長は、光電変換層4の吸収波長に依存する。第1電極2及び第2電極6のそれぞれの厚さは、例えば、1nm以上1000nm以下である。
(光電変換層4)
光電変換層4は、1価のカチオン、2価のカチオン、及びハロゲンアニオンにより構成されるペロブスカイト化合物を光電変換材料として含んでいてもよい。この場合、太陽電池100は、ペロブスカイト太陽電池である。上述のように、ペロブスカイト化合物は、化学式ABX3により表されるペロブスカイト結晶構造体及びそれに類似する結晶を有する構造体である。Aは1価のカチオン、Bは2価のカチオン、及びXはハロゲンアニオンである。1価のカチオンAの例は、アルカリ金属カチオン及び有機カチオンである。カチオンAの具体例は、メチルアンモニウムカチオン(CH3NH3 +)、ホルムアミジニウムカチオン(NH2CHNH2 +)及びセシウムカチオン(Cs+)である。2価のカチオンBの例は、Pbカチオン(鉛カチオン)及びSnカチオン(スズカチオン)である。2価のカチオンBは、Pbカチオン及びSnカチオンからなる群より選ばれる少なくとも1つを含んでいてもよい。2価のカチオンBは、Pbカチオンであってもよい。カチオンA、カチオンB及びアニオンXのそれぞれのサイトは、複数の種類のイオンによって占有されていてもよい。
光電変換層4は、ペロブスカイト化合物を主として含んでいてもよい。光電変換層4は、ペロブスカイト化合物から実質的になってもよい。本明細書において、ある物質を「主として含む」とは、当該物質の含有率が50質量%以上であることを意味し、当該物質の含有率は60質量%以上、70質量%以上、さらには80質量%以上であってもよい。本明細書において、ある物質から「実質的になる」とは、当該物質の含有率が90質量%以上であることを意味し、当該物質の含有率は95質量%以上であってもよい。光電変換層4は、ペロブスカイト化合物以外の化合物をさらに含んでいてもよい。光電変換層4は、不純物を含みうる。
光電変換層4は、上記例に限定されない。光電変換層4は、CIS系太陽電池が備える光電変換層を構成する化合物半導体を主として含んでいてもよいし、当該化合物半導体から実質的になってもよい。化合物半導体の典型的な例は、銅(Cu)、インジウム(In)及びセレン(Se)を主として含む。
本開示の技術は、ヘテロ界面を有することにより変換効率の向上が難しいペロブスカイト太陽電池にとって特に有利である。
光電変換層4の厚さは、例えば、100nm以上10μm以下である。光電変換層4の厚さは、100nm以上1000nm以下であってもよい。光電変換層4の厚さは、光電変換層4の光吸収の大きさに依存しうる。
(正孔輸送層5)
図1に示される太陽電池100は、第2電極6及び光電変換層4の間に位置する正孔輸送層5をさらに備える。正孔輸送層5は、例えば、有機半導体又は無機半導体により構成される。正孔輸送層5は、互いに異なる組成を有する材料から構成される複数の層を有していてもよい。
有機半導体の例は、3級アミンを骨格内に含むフェニルアミン及びトリフェニルアミン誘導体、並びにチオフェン構造を含むPEDOT化合物である。有機半導体の分子量は限定されない。有機半導体は、高分子体であってもよい。有機半導体の代表的な例は、
(i)spiro−OMeTAD:2,2',7,7'-tetrakis-(N,N-di-p-methoxyphenylamine)-9,9'-spirobifluorene、
(ii)PTAA:poly[bis(4-phenyl)(2,4,6-trimethylphenyl)amine]、
(iii)P3HT:poly(3-hexylthiophene-2,5-diyl)、
(iv)PEDOT:poly(3,4-ethylenedioxythiophene)、及び
(v)CuPC:Copper(II) phthalocyanine triple-sublimed gradeである。
無機半導体の例は、Cu2O、CuGaO2、CuSCN、CuI、CuPC、NiOx、MoOx、V25、及び酸化グラフェンのようなカーボン系材料である。
正孔輸送層5の厚さは、1nm以上1000nm以下であってもよく、10nm以上500nm以下であってもよい。この範囲の厚さを有する正孔輸送層5は、高い正孔輸送性を有しうる。
正孔輸送層5は、支持電解質及び溶媒を含んでいてもよい。支持電解質及び溶媒は、正孔輸送層5中の正孔を安定化させうる。
支持電解質の例は、アンモニウム塩、及びアルカリ金属塩である。アンモニウム塩の例は、過塩素酸テトラブチルアンモニウム、六フッ化リン酸テトラエチルアンモニウム、イミダゾリウム塩、及びピリジニウム塩である。アルカリ金属塩の例は、LiN(SO2n2n+12、LiPF6、LiBF4、過塩素酸リチウム、及び四フッ化ホウ素カリウムである。
正孔輸送層5に含まれうる溶媒は、高いイオン伝導性を有していてもよい。当該溶媒は、水系溶媒及び有機溶媒のいずれであってもよい。溶質の安定化の観点からは、当該溶媒は有機溶媒であってもよい。有機溶媒の例は、tert−ブチルピリジン、ピリジン、n−メチルピロリドンのような複素環化合物である。
正孔輸送層5に含まれうる溶媒は、イオン液体であってもよい。イオン液体は、単独で、又は他の溶媒と混合されて用いられうる。イオン液体のメリットは、低い揮発性及び高い難燃性である。
イオン液体の例は、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムテトラシアノボレートのようなイミダゾリウム化合物、ピリジン化合物、脂環式アミン化合物、脂肪族アミン化合物、及びアゾニウムアミン化合物である。
(他の層)
太陽電池100は、上述した以外の他の層を備えうる。他の層の例は、多孔質層である。多孔質層は、例えば、電子輸送層3及び光電変換層4の間に位置する。多孔質層は、多孔質体を含む。多孔質体は、空孔を含む。電子輸送層3及び光電変換層4の間に位置する多孔質層に含まれる空孔は、電子輸送層3と接する部分から光電変換層4と接する部分に至るまで繋がっている。当該空孔は、典型的には、光電変換層4を構成する材料によって充填されており、電子は、直接、光電変換層4から電子輸送層3に移動しうる。
上記多孔質層は、第1電極2及び電子輸送層3の上に光電変換層4を形成する際の土台となりうる。多孔質層は、光電変換層4の光吸収、及び光電変換層4から電子輸送層3への電子の移動を阻害しない。
上記多孔質層を構成しうる多孔質体は、例えば、絶縁体又は半導体の粒子の連なりにより構成される。絶縁性粒子の例は、酸化アルミニウム粒子、及び酸化ケイ素粒子である。半導体粒子の例は、無機半導体粒子である。無機半導体の例は、金属元素の酸化物、金属元素のペロブスカイト酸化物、金属元素の硫化物、及び金属カルコゲナイドである。金属元素の酸化物の例は、Cd、Zn、In、Pb、Mo、W、Sb、Bi、Cu、Hg、Ti、Ag、Mn、Fe、V、Sn、Zr、Sr、Ga、Si、及びCrの各金属元素の酸化物である。金属元素の酸化物の具体例は、TiO2である。金属元素のペロブスカイト酸化物の例は、SrTiO3及びCaTiO3である。金属元素の硫化物の例は、CdS、ZnS、In23、PbS、Mo2S、WS2、Sb23、Bi23、ZnCdS2及びCu2Sである。金属カルコゲナイドの例は、CdSe、In2Se3、WSe2、HgS、PbSe及びCdTeである。
上記多孔質層の厚みは、0.01μm以上10μm以下であってもよく、0.1μm以上1μm以下であってもよい。多孔質層は、大きな表面粗さを有していてもよい。具体的には、実効面積/投影面積から算出される多孔質層の表面粗さ係数が10以上であってもよく、100以上であってもよい。なお、投影面積とは、物体を真正面から光で照らしたときに、当該物体の後ろにできる影の面積である。実効面積とは、物体の実際の表面積のことである。実効面積は、(i)物体の投影面積及び厚さから求められる体積、(ii)物体を構成する材料の比表面積、及び(iii)物体を構成する材料の嵩密度から算出できる。
太陽電池100は、例えば、以下の方法により作製される。
まず、第1電極2が、基板1の表面に形成される。第1電極2の形成には、化学気相蒸着(以下、「CVD」と記載される)法、又はスパッタ法が採用可能である。
次に、電子輸送層3が、第1電極2の上に形成される。電子輸送層3の形成には、スピンコート法のような塗布法が採用可能である。電子輸送層3は、化学式KBi1-xSbx2(0≦x≦1)により表される化合物を含む。塗布法により電子輸送層3を形成する場合、K原料、並びに、Sb原料及びBi原料からなる群より選択される少なくとも1つを所定の割合で溶媒に溶解させた溶液が、スピンコート法のような塗布手法によって、第1電極2の上に塗布される。形成された塗膜は、所定の温度にて空気中で焼成されうる。所定の温度は、例えば、300℃以上500℃以下である。またはK原料、並びに、Sb原料及びBi原料からなる群より選択される少なくとも1つを所定の割合で含むターゲットを用いたスパッタ法が採用可能である。ターゲット材料はKBi1-xSbx2(0≦x≦1)であってもよい。
次に、光電変換層4が、電子輸送層3の上に形成される。ペロブスカイト化合物を光電変換材料として含む光電変換層4の形成には、スピンコート法のような塗布法が採用可能である。
次に、正孔輸送層5が、光電変換層4の上に形成される。正孔輸送層5の形成には、塗布法、又は印刷法が採用可能である。塗布法の例は、ドクターブレード法、バーコート法、スプレー法、ディップコーティング法、及びスピンコート法である。印刷法の例は、スクリーン印刷法である。複数の材料を混合して膜を形成し、次いで、加圧又は焼成して正孔輸送層5が形成されてもよい。有機の低分子物質、又は無機半導体から構成される正孔輸送層5は、真空蒸着法によって形成されてもよい。
次に、第2電極6が、正孔輸送層5の上に形成される。第2電極6の形成には、CVD法又はスパッタ方が採用可能である。
このようにして、太陽電池100が得られる。ただし、太陽電池100の作製方法は、上記の方法例に限定されない。
(KBi1-xSbx2(0≦x≦1))
図2は、KSbO2及びKBiO2の結晶構造を示す。図3は、アナターゼ型TiO2の結晶構造を示す。図4は、SnO2の結晶構造を示す。アナターゼ型TiO2及びSnO2は、従来電子輸送層に用いられてきた。図2から4に示された結晶構造を用いて、第一原理計算による結晶構造の最適化が行われた。第一原理計算は、密度汎関数理論に基づき、PAW(Projector Augmented Wave)法を用いて行われた。結晶構造最適化において、電子間の相互作用である交換相関項を表現する電子密度の記述には、PBEsolが用いられた。最適化された結晶構造を用いて、第一原理計算によって、バンドギャップ、電子の有効質量、及び正孔の有効質量が算出された。バンドギャップ、電子の有効質量、及び正孔の有効質量の計算には、誘電率依存型のハイブリッド汎関数をnon−selfconsistentに適用する手法(nsc−hybrid)が用いられた。nsc−hybridを用いると、半導体の物性値を高い精度で予測可能なことが知られている(非特許文献3)。電子の有効質量は、エネルギー分散における伝導帯の底が放物線状であると仮定し、状態密度より計算された。同様に、正孔の有効質量は、エネルギー分散における価電子帯の頂上が放物線状であると仮定し、状態密度より計算された。酸素空孔準位の計算は、単位格子を整数倍拡張したスーパーセルを用い、原子位置の最適化を、PBEsolを用いて行った。KSbO2及びKBiO2は2×2×2、アナターゼ型TiO2は3×3×1、SnO2は2×2×3のスーパーセルを用いた。スーパーセル中の酸素原子を1個取り除き、酸素空孔を有する結晶構造を作成し、様々な電荷を有する酸素空孔を含む結晶構造のエネルギーを計算した。一般にバンドギャップを有する物質中における電荷qを持つ欠陥種Dの形成エネルギーEf[Dq]は、熱力学に基づいた次の式(1)で計算される。
Ef[Dq]={E[Dq]+Ecorr[Dq]}−EP−Σiniμi+q{eVBM+ΔεF} (1)
ここで、上記式(1)において、E[Dq]は欠陥を含むスーパーセルの全エネルギーを表す。EPは欠陥導入前のスーパーセルの全エネルギーを表す。niは欠陥を含むスーパーセルを構築する際に追加もしくは取り除いた元素iの原子数を表し、原子を導入する場合は正、取り除く場合は負となる。Ecorr[Dq]は補正項である。μiは元素iの化学ポテンシャルを表す。eVBMは価電子帯上端(VBM)のエネルギー位置を表す。ΔεFはVBMからのフェルミ準位のエネルギー位置を表す。補正項Ecorr[Dq]は拡張FNV法(非特許文献4)に基づいて算出された。
表1は、KSbO2及びKBiO2のバンドギャップ、電子の有効質量、及び正孔の有効質量を示す。表1には、電子の有効質量及び正孔の有効質量について、電子の静止質量(m0)に対する電子の有効質量(me*)の比(表1中では「me*/m0」と表記されている)、及び、電子の静止質量(m0)に対する正孔の有効質量(mh*)の比(表1中では「mh*/m0」と表記されている)が示されている。
表1より、KSbO2及びKBiO2は、大きなバンドギャップと小さな電子の有効質量を有していることがわかる。太陽電池において、電子輸送層は可能な限り光を透過させることが求められる。KSbO2及びKBiO2は3eV以上のバンドギャップを有しており、紫外線しか吸収しないため、電子輸送層として非常に好適である。さらに電子輸送層では抵抗が小さいことが求められるため、電子の有効質量が小さいこと、例えば電子の静止質量に対する電子の有効質量の比(以下、「電子の有効質量比」ということがある)が、それぞれ0.5を下回ること、が望ましい。KSbO2及びKBiO2は、電子の有効質量比が0.5を下回っている。したがって、KSbO2及びKBiO2は、半導体材料としては非常に小さな有効質量を有しており、電子輸送層として非常に好適である。
図5は、アナターゼ型TiO2の酸素空孔形成エネルギーのフェルミ準位依存性を示すグラフである。図6は、SnO2の酸素空孔形成エネルギーのフェルミ準位依存性を示すグラフである。図7は、KSbO2の酸素空孔形成エネルギーのフェルミ準位依存性を示すグラフである。図8は、KBiO2の酸素空孔形成エネルギーのフェルミ準位依存性を示すグラフである。図5から図8において、図中の変曲点(●で示された点)は酸素空孔が形成する局在準位(EVO)である。アナターゼ型TiO2、SnO2、KSbO2、及びKBiO2の伝導帯底(EC)とEVOのエネルギー差(EC−EVO)は表2に示される。
ここで、電子輸送層とペロブスカイト化合物であるCsPbI2Brが接合した場合を考える。図9は、CsPbI2Br及び電子輸送層のバンドラインナップの模式図を示す。電子輸送層の伝導帯底とCsPbI2Brの伝導帯底のエネルギーが整合していると仮定すると、図9に示すようなバンドラインナップとなる。一般に、励起キャリアの再結合速度はShockley−Read−Hall(SRH)統計に従うといわれている。SRH統計によると、局在準位が半導体のバンドの中央(Ei)に近いほど再結合速度が大きくなることが知られている。ここで、CsPbI2Brのバンドギャップ中央のエネルギー(Ei)との各電子輸送層におけるEVOのエネルギー差(|Ei−EVO|)を表2に示す。なお、変曲点(局在準位(EVO))が2つ存在する場合は、エネルギー差(|Ei−EVO|)がより小さくなるEVOが採用された。さらに、電子輸送層にアナターゼ型TiO2またはSnO2を用いた場合のペロブスカイト太陽電池の変換効率が表2に示される。|Ei−EVO|が小さいSnO2を電子輸送層として用いた場合、変換効率は9%と低かった。SnO2と比較して|Ei−EVO|が大きいアナターゼ型TiO2を電子輸送層として用いた場合、変換効率11%が高くなっている。この傾向を考えると、アナターゼ型TiO2およびSnO2よりもさらに大きい|Ei−EVO|を有するKSbO2またはKBiO2を電子輸送層として用いたペロブスカイト太陽電池は、さらに高い変換効率を期待できる。
上記のペロブスカイト太陽電池は、図1に示される太陽電池100と同じ構成を有し、特性が評価された。太陽電池を構成する各要素は、以下のとおりである。
[試料1]
・基板1:ガラス基板
・第1電極2:スズドープIn23層(表面抵抗10Ω/sq.ジオマテック製)
・電子輸送層3:TiO2 厚さ10nm (ジオマテック製)
・光電変換層4: CsPbI2Br
・正孔輸送層5:PTAA(Aldrich社製)、添加剤として4−tert−butylpyridine(すなわち、tBP)(Aldrich社製)及びLiN(SO2252を(東京化成製)含む。
・第2電極6:金 厚さ80nm
試料1のペロブスカイト太陽電池は、以下のようにして作製した。
スズドープIn23層150nm及びTiO2層15nmが形成された厚さ1mmの導電性ガラス基板(日本板硝子製)が用いられた。基板1の上には、スズドープIn23層及びTiO2が、それぞれ第1電極2及び電子輸送層3として配置されている。
次に、PbI2(0.5M,東京化成製)、PbBr2(0.5M、東京化成製)、CsI(1M,岩谷産業製)を含むジメチルスルホキシド(DMSO、acros社製):N,N−ジメチルホルムアミド(DMF、acros社製)=1:1(体積比)の溶液を調整し、電子輸送層3の上に6000rpmでスピンコートしたのち、40℃で5分間、180℃で10分間アニールすることで光電変換層4が形成された。
さらに、10mgのPTAA、5μLのtBP、及びLiN(SO2252を1.8Mの濃度でアセトニトリル(acros社製)に溶解した溶液4μLを含むトルエン(acros社製)溶液を1mL用意した。この溶液を光電変換層4上にスピンコートすることによって、正孔輸送層5が形成された。
最後に、正孔輸送層5上に金を80nm蒸着し、第2電極6が形成された。
このようにして、試料1の太陽電池を得た。
上述したすべての工程は、−40℃以下の露点を有するドライルーム中で行われた。
[太陽電池特性の評価]
デバイスの評価は、ソーラーシミュレータ(ALS440B、BAS)を100mW/cm2の出力に設定し、疑似太陽光下で評価した。そして、変換効率を算出した。
[試料2]
スズドープIn23層150nm及びSnO2層15nmが形成された厚さ1mmの導電性ガラス基板(日本板硝子製)を用いた。基板1の上には、スズドープIn23層及びSnO2層が、それぞれ第1電極2及び電子輸送層3として配置されている。電子輸送層3上に、試料1の太陽電池と同様の方法で光電変換層4、正孔輸送層5、及び第2電極6が形成された。このようにして、試料2の太陽電池が得られた。得られた試料2の太陽電池の特性評価は、試料1の太陽電池と同様の方法、すなわち上記の[太陽電池特性の評価]に記載された方法で行われた。
KSbO2は、公知の製法により作製し得る。例えば、文献「Christian Hirschle und Caroline Rohr; Z. Anorg. Allg. Chem. (2000) 626, pp. 1305-1312」に開示されているKSbO2の製法は、以下のとおりである:
KO2とSbを混合し、アルゴン雰囲気中600℃で焼成する。
KBiO2は、公知の製法により作製し得る。例えば、文献「Von B. Schwedes and R. Hoppe; Z. Anorg. Allg. Chem. (1972) 392, pp. 97-106」に開示されているKBiO2の製法は、以下のとおりである:
KO0.64とBi23を混合し、アルゴン雰囲気中700℃で焼成する。
さらに、文献「N. Zoche and M. Jansen; Z. Anorg. Allg. Chem. (1998) 624, pp. 205-208」に開示されているKBiO2の製法は、以下のとおりである:
1.997OとBi23を混合し、アルゴン雰囲気中700℃で焼成する。
Figure 2021197418
Figure 2021197418
本開示の太陽電池は、従来の太陽電池の用途を含む種々の用途に使用できる。
1 基板
2 第1電極
3 電子輸送層
4 光電変換層
5 正孔輸送層
6 第2電極
100 太陽電池

Claims (6)

  1. 太陽電池であって、
    第1電極、電子輸送層、光電変換層、及び第2電極をこの順で備え、
    前記電子輸送層は、化学式KBi1-xSbx2(0≦x≦1)により表される化合物を含む、
    太陽電池。
  2. 前記電子輸送層は、KBiO2及びKSbO2からなる群より選ばれる少なくとも1つを含む、
    請求項1に記載の太陽電池。
  3. 正孔輸送層、をさらに備え、
    前記正孔輸送層は、前記第2電極及び前記光電変換層の間に設けられた、
    請求項1または2に記載の太陽電池。
  4. 前記光電変換層は、ペロブスカイト化合物を含む、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の太陽電池。
  5. 前記ペロブスカイト化合物は、1価のカチオン、2価のカチオン、及びハロゲンアニオンから構成される、
    請求項4に記載の太陽電池。
  6. 前記2価のカチオンは、鉛カチオン及びスズカチオンからなる群より選ばれる少なくとも1つを含む、
    請求項5に記載の太陽電池。
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