JP2021197416A - 半導体装置の製造方法、及び、半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法、及び、半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ゲート絶縁層の側面における電流リークを抑制でき、かつ、酸化物半導体層の膜減りを抑制できる半導体装置の製造方法などを提供する。【解決手段】半導体装置の製造方法は、酸化物半導体層15と、ゲート電極18と、酸化物半導体層15及びゲート電極18の間に配置されるゲート絶縁層I1とを備える半導体装置の製造方法であって、酸化物半導体層15を形成し、酸化物半導体層15上に、ゲート絶縁層I1を形成し、ゲート絶縁層I1上に、ゲート導電膜18Mを形成し、ゲート絶縁層I1の少なくとも一部をエッチングストッパとして用いて、酸化物半導体層15を除去し得るエッチング材料によって、ゲート導電膜18Mの一部を除去することによってゲート電極18を形成する。【選択図】図1

Description

本開示は、半導体装置の製造方法、及び、半導体装置に関する。
近年、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を含む半導体装置が、様々な分野の電子機器に活用されている。薄膜トランジスタの半導体膜には、例えば、酸化物半導体材料を用いることができる(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された酸化物半導体材料を用いた薄膜トランジスタにおいては、比較的少ない工程数で寄生容量の小さい薄膜トランジスタを製造するために、トップゲートセルフアライン構造が採用されている。特許文献1に記載された半導体装置の製造方法においては、ゲート電極及びゲート絶縁層をドライエッチングによってパターニングした後に、ゲート絶縁層の側面を洗浄している。洗浄用の薬液として、酸化物半導体材料を溶解可能な薬液が用いられている。これにより、ゲート絶縁層の側面に付着した酸化物半導体材料に由来する成分(例えば、Inなど)を除去することで、ゲート絶縁層の側面における電流リークの発生を抑制しようとしている。
特開2019−192852号公報
しかしながら、特許文献1に記載された半導体装置の製造方法においては、ドライエッチングを行う際、及び、薬液で洗浄する際に、酸化物半導体層の一部がエッチングされる。酸化物半導体層が過剰にエッチングされた場合、薄膜トランジスタにおいて想定される特性を確保できなくなり得る。
本開示は、上記の問題を解決するためになされたものであり、ゲート絶縁層の側面における電流リークを抑制でき、かつ、酸化物半導体層の膜減りを抑制できる半導体装置の製造方法などを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の一態様に係る半導体装置の製造方法は、酸化物半導体層と、ゲート電極と、前記酸化物半導体層及び前記ゲート電極の間に配置されるゲート絶縁層とを備える半導体装置の製造方法であって、前記酸化物半導体層を形成し、前記酸化物半導体層上に、前記ゲート絶縁層を形成し、前記ゲート絶縁層上に、ゲート導電膜を形成し、前記ゲート絶縁層の少なくとも一部をエッチングストッパとして用いて、前記酸化物半導体層を除去し得るエッチング材料によって、前記ゲート導電膜の一部を除去することによって前記ゲート電極を形成する。
また、上記目的を達成するために、本開示の一態様に係る半導体装置は、酸化物半導体層と、前記酸化物半導体層の上方に配置されるゲート電極と、前記酸化物半導体層及び前記ゲート電極の間に配置されるゲート絶縁層とを備え、前記ゲート絶縁層は、前記酸化物半導体層上に配置される金属酸化膜を含み、前記ゲート電極の端縁は、前記ゲート電極の厚さ方向において、前記金属酸化膜と重なる位置に配置される。
本開示によれば、ゲート絶縁層の側面における電流リークを抑制でき、かつ、酸化物半導体層の膜減りを抑制できる半導体装置の製造方法などを提供できる。
図1は、実施の形態1に係る薄膜トランジスタの要部の構成を示す模式的な断面図である。 図2は、実施の形態1に係る薄膜トランジスタの製造方法における第一工程を示す模式的な断面図である。 図3は、実施の形態1に係る薄膜トランジスタの製造方法における第二工程を示す模式的な断面図である。 図4は、実施の形態1に係る薄膜トランジスタの製造方法における第三工程を示す模式的な断面図である。 図5は、実施の形態1に係る薄膜トランジスタの製造方法における第四工程を示す模式的な断面図である。 図6は、実施の形態1に係る薄膜トランジスタの製造方法における第五工程を示す模式的な断面図である。 図7は、実施の形態1に係る薄膜トランジスタの製造方法における第六工程を示す模式的な断面図である。 図8は、実施の形態1に係る薄膜トランジスタの製造方法における第七工程を示す模式的な断面図である。 図9は、比較例の薄膜トランジスタの要部の構成を示す模式的な断面図である。 図10は、比較例の薄膜トランジスタのエッチング工程を示す模式的な断面図である。 図11は、実施の形態2に係る薄膜トランジスタの要部の構成を示す模式的な断面図である。 図12は、実施の形態2に係る薄膜トランジスタの製造方法における第一工程を示す模式的な断面図である。 図13は、実施の形態2に係る薄膜トランジスタの製造方法における第二工程を示す模式的な断面図である。 図14は、実施の形態2に係る薄膜トランジスタの製造方法における第三工程を示す模式的な断面図である。 図15は、実施の形態3に係る薄膜トランジスタの要部の構成を示す模式的な断面図である。 図16は、実施の形態3に係る薄膜トランジスタの製造方法における第一工程を示す模式的な断面図である。 図17は、実施の形態3に係る薄膜トランジスタの製造方法における第二工程を示す模式的な断面図である。 図18は、実施の形態3に係る薄膜トランジスタの製造方法における第三工程を示す模式的な断面図である。 図19は、実施の形態3に係る薄膜トランジスタの製造方法における第四工程を示す模式的な断面図である。 図20は、実施の形態4に係る薄膜トランジスタの要部の構成を示す模式的な断面図である。 図21は、実施の形態4に係る薄膜トランジスタの製造方法における第一工程を示す模式的な断面図である。 図22は、実施の形態4に係る薄膜トランジスタの製造方法における第二工程を示す模式的な断面図である。 図23は、実施の形態4に係る薄膜トランジスタの製造方法における第三工程を示す模式的な断面図である。 図24は、実施の形態4に係る薄膜トランジスタの製造方法における第四工程を示す模式的な断面図である。 図25は、各実施の形態に係る薄膜トランジスタが適用される表示装置の機能構成を示すブロック図である。 図26は、各実施の形態に係る薄膜トランジスタが適用される撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 図27は、各実施の形態に係る薄膜トランジスタが適用される電子機器の機能構成を示すブロック図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示における一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、工程、並びに、工程の順序などは、一例であって本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示における最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、各図において縮尺などは必ずしも一致していない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
また、本明細書において、「上方」及び「下方」という用語は、絶対的な空間認識における上方向(鉛直上方)及び下方向(鉛直下方)を指すものではなく、積層構成における積層順を基に相対的な位置関係により規定される用語として用いる。また、「上方」及び「下方」という用語は、2つの構成要素が互いに間隔をあけて配置されて2つの構成要素の間に別の構成要素が存在する場合のみならず、2つの構成要素が互いに接する状態で配置される場合にも適用される。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。本実施の形態では、半導体装置の一例である薄膜トランジスタとその製造方法について説明する。
[1−1.構成]
まず、実施の形態に係る薄膜トランジスタの構成について図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ10の要部の構成を示す模式的な断面図である。本実施の形態に係る薄膜トランジスタ10は、後述する本実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法を用いて製造される。薄膜トランジスタ10は、トップゲート型の薄膜トランジスタであり、表示装置、撮像装置などの駆動素子に用いられる。薄膜トランジスタ10は、本開示に係る半導体装置の一具体例である。
図1に示されるように、薄膜トランジスタ10は、酸化物半導体層15と、ゲート電極18と、ゲート絶縁層I1とを備える。本実施の形態では、薄膜トランジスタ10は、基板11と、下部電極層12と、アンダーコート膜13及び14と、層間絶縁膜19、20及び21と、ソース・ドレイン電極22及び23とをさらに備える。
基板11は、薄膜トランジスタ10の基台となる板状部材である。本実施の形態では、基板11は、例えば、ガラス、石英及びシリコンなどから構成されている。基板11は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)などの樹脂材料から構成されていてもよい。また、基板11は、絶縁材料が成膜されたステンレス鋼(SUS)などの金属板であってもよい。
下部電極層12は、基板11とアンダーコート膜13との間に配置される導電層である。下部電極層12は、例えば、チタン(Ti)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、銀(Ag)、ネオジウム(Nd)、銅(Cu)のうちの1種を含む単体又は合金で構成される。また、下部電極層12は、上記の少なくとも1種の金属を含む化合物、又は、2種以上の金属を含む積層膜であってもよい。また、下部電極層12は、例えばITOなどの透明導電膜であってもよい。
アンダーコート膜13及び14は、基板11から上層へ、例えばナトリウムイオンなどの物質が移動するのを防ぐためのコート膜であり、窒化シリコン(SiN)膜、酸化シリコン(SiO)膜などの絶縁材料により構成されている。アンダーコート膜13は、基板11及び下部電極層12上に配置される層である。アンダーコート膜13は、例えば、窒化シリコン(SiN)膜である。アンダーコート膜14は、アンダーコート膜13上に配置される層である。アンダーコート膜14は、例えば、酸化シリコン(SiO)膜である。アンダーコート膜13及び14は、基板11の一方の主面の全面にわたって形成されている。
酸化物半導体層15は、薄膜トランジスタ10のチャネル領域を形成する半導体層であり、アンダーコート膜14上の所定の領域に配置される。酸化物半導体層15は、例えば、インジウム(In)、ガリウム(Ga)、亜鉛(Zn)、スズ(Sn)、チタン(Ti)及びニオブ(Nb)のうちの少なくとも1種の元素の酸化物を主成分として含む酸化物半導体から構成されている。酸化物半導体層15として、例えば、酸化インジウムスズ亜鉛(ITZO)、酸化インジウムガリウム亜鉛(IGZO:InGaZnO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)、酸化インジウムガリウム(IGO)、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化インジウム(InO)などを用いることができる。
ゲート絶縁層I1は、酸化物半導体層15及びゲート電極18の間に配置される絶縁層である。本実施の形態では、ゲート絶縁層I1は、金属酸化膜16と、第一絶縁層17とを含む。
金属酸化膜16は、酸化物半導体層15上に配置される層である。金属酸化膜16は、酸化物半導体層15とゲート電極18との間に配置される。金属酸化膜16としては、例えば、酸化アルミニウム(Al)膜を用いることができる。酸化物半導体層15上にこのような金属酸化膜16を配置することにより、酸化物半導体層15の電気抵抗を安定化させることができる。金属酸化膜16によって、酸化物半導体層15の電気抵抗を確実に安定化させるために、金属酸化膜16の厚さを5nm以上としてもよい。また、第一絶縁層17の下方の領域においては、第一絶縁層17から、金属酸化膜16を経由して、酸化物半導体層15へ酸素が供給される。これにより、酸化物半導体層15のうち、第一絶縁層17の下方の領域にi型領域を形成できる。したがって、酸化物半導体層15のうち、第一絶縁層17の下方の領域がチャネル領域として機能する。なお、酸素が金属酸化膜16を確実に透過できるように、金属酸化膜16の厚さを20nm以下としてもよい。
なお、金属酸化膜16として、例えば、酸化チタン(TiO)、酸化タングステン(WO)、タンタルオキサイド(Ta)、ジルコニウムオキサイド(ZrO)、酸化モリブデン(MoO)などを用いてもよい。
第一絶縁層17は、金属酸化膜16上に配置される絶縁層である。本実施の形態では、第一絶縁層17は、酸化物半導体層15のうち、チャネル領域の上方に配置される。第一絶縁層17は、他元素と未結合の酸素を含む。これにより、第一絶縁層17は、酸化物半導体層15に酸素を供給できる。また、第一絶縁層17は、ゲート電極18の直下に配置される。第一絶縁層17は、基板11の主面の上面視において、ゲート電極18と同一形状を有している。言い換えると、薄膜トランジスタ10は、セルフアライン構造を有する。第一絶縁層17は、第一絶縁層17の表面のうち、ゲート電極18及び金属酸化膜16のいずれとも接していない部分である側面17Sを有する。第一絶縁層17の側面17Sは、ゲート電極18の側面の各々と、第一絶縁層17の厚さ方向(つまり、基板11の主面に垂直な方向)において重なる位置に配置されている。本実施の形態に係る半導体装置の製造方法によれば、第一絶縁層17の側面17Sに、酸化物半導体層15に由来する成分が付着することを抑制できる。したがって、第一絶縁層17の側面17Sにおける電流リークを抑制できる。また、第一絶縁層17の側面17Sを、酸化物半導体層15を溶解可能な薬液を用いて洗浄する必要がないため、酸化物半導体層15の膜減りを抑制することができる。第一絶縁層17として、例えば、シリコン酸化膜(SiO)、シリコン窒化膜(SiN)、シリコン酸窒化膜(SiON)、酸化アルミニウム膜(AlO)、酸化ハフニウム(HfO)のうちの1種よりなる単層膜、又は、それらのうちの2種以上よりなる積層膜を用いることができる。
ゲート電極18は、酸化物半導体層15の上方に配置される導電層である。言い換えると、ゲート電極18は、ゲート絶縁層I1を介して酸化物半導体層15のチャネル領域と対向している。ゲート電極18は、印加されるゲート電圧によってチャネル領域中のキャリア密度を制御すると共に、電位を供給する配線としての機能を有する。ゲート電極18の端縁は、ゲート電極18の厚さ方向において、金属酸化膜16と重なる位置に配置される。これにより、ゲート電極18をエッチングによってパターニングする際に、金属酸化膜16をエッチングストッパとして用いることができる。したがって、金属酸化膜16の下方に配置される酸化物半導体層15がエッチングによって除去されることを抑制できる。これにより、酸化物半導体層15に由来する導電性の成分が第一絶縁層17の側面17Sに付着することを抑制できるため、側面17Sにおける電流リークを抑制できる。また、酸化物半導体層15に由来する成分を洗浄によって除去する必要がないため、洗浄による酸化物半導体層15の膜減りを抑制できる。
ゲート電極18は、例えば、チタン(Ti)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、銀(Ag)、ネオジム(Nd)及び銅(Cu)のうちの1種を含む単体、又は、合金で構成される。また、ゲート電極18は、上記の少なくとも1種の金属を含む化合物、又は、2種以上の金属を含む積層膜であってもよい。また、ゲート電極18は、例えばITOなどの透明導電膜であってもよい。
層間絶縁膜19、20及び21は、ゲート電極18の上方に配置される絶縁膜である。層間絶縁膜19、20及び21は、例えば基板11の一方の主面の全面に設けられている。層間絶縁膜19は、ゲート電極18及びゲート絶縁層I1上に配置される。また、層間絶縁膜19は、第一絶縁層17の側面17Sを覆う。層間絶縁膜19として、例えば、酸化シリコン(SiO)膜を用いることができる。層間絶縁膜19として、例えば、窒化シリコン(SiN)膜、酸窒化シリコン(SiON)膜などを用いてもよい。層間絶縁膜20は、層間絶縁膜19上に配置される絶縁膜である。層間絶縁膜20として、例えば、酸化アルミニウム(Al)膜を用いることができる。層間絶縁膜21は、層間絶縁膜20上に配置される絶縁膜である。層間絶縁膜21として、例えば、感光性を有する樹脂膜を用いることができる。具体的には、層間絶縁膜21として、例えば、ポリイミド樹脂膜が用いられる。層間絶縁膜21として、例えば、ノボラック樹脂、アクリル樹脂などを用いてもよい。
ソース・ドレイン電極22及び23は、薄膜トランジスタ10のソース又はドレインとして機能する電極であり、例えば、ゲート電極18の構成材料として列挙したものと同様の金属、透明導電膜などで構成されている。ソース・ドレイン電極22及び23としては、電気伝導性の良い材料が選択されてもよい。ソース・ドレイン電極22及び23は、層間絶縁膜19、20及び21、並びに、金属酸化膜16を貫通する接続孔を介して酸化物半導体層15の低抵抗領域に接続されている。
[1−2.製造方法]
次に、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ10の製造方法について、図2〜図8を用いて説明する。図2〜図8は、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ10の製造方法における各工程を示す模式的な断面図である。
まず、図2に示されるように、基板11の一方の主面の全面に、下部電極導電膜12Mを、例えば、スパッタ法などを用いて形成する。下部電極導電膜12Mは、下部電極層12を形成するための導電膜である。
続いて、図3に示されるように、下部電極導電膜12Mを、例えば、フォトリソグラフィ法及びウェットエッチング法を用いて所定形状にパターニングすることで、所定形状の下部電極層12を形成する。
続いて、図4に示されるように、基板11の一方の主面及び下部電極層12の上方に、アンダーコート膜13、14及び酸化物半導体膜15Mをこの順に形成する。アンダーコート膜13及び14は、例えば、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて形成される。酸化物半導体膜15Mは、酸化物半導体層15を形成するための半導体膜であり、例えば、スパッタ法を用いて形成される。
続いて、図5に示されるように、酸化物半導体膜15Mを、例えば、フォトリソグラフィ法及びウェットエッチング法を用いて所定形状にパターニングすることで、所定形状の酸化物半導体層15を形成する。
続いて、図6に示されるように、アンダーコート膜14及び酸化物半導体層15の上方に、金属酸化膜16、第一絶縁膜17M及びゲート導電膜18Mをこの順に形成する。第一絶縁膜17M及びゲート導電膜18Mは、それぞれ、第一絶縁層17及びゲート電極18を形成するための膜である。金属酸化膜16は、例えば、スパッタ法、又は、ALD(Atomic Layer Deposition)法を用いて形成される。第一絶縁膜17Mは、例えば、プラズマCVD法を用いて金属酸化膜16上に形成される。ゲート導電膜18Mは、例えば、スパッタ法などを用いて第一絶縁膜17M上に形成される。ここで、第一絶縁膜17Mは、第一絶縁層17となる領域を含む。つまり、本工程では、酸化物半導体層15上にゲート絶縁層I1を形成し、ゲート絶縁層I1上に、ゲート導電膜18Mを形成している。
続いて、図7に示されるように、第一絶縁膜17M及びゲート導電膜18Mを、例えば、フォトリソグラフィ法及びドライエッチング法を用いて所定形状にパターニングすることで、所定形状の第一絶縁層17及びゲート電極18を形成する。より詳しくは、ゲート絶縁層I1のうち、金属酸化膜16をエッチングストッパとして用いて、酸化物半導体層15を除去し得るエッチング材料によって、ゲート導電膜18Mの一部を除去することによってゲート電極18を形成する。酸化物半導体層15を除去し得るエッチング材料として、例えば、塩素(Cl)、四フッ化炭素(CF)を用いることができる。本実施の形態では、ドライエッチングによって、第一絶縁膜17Mの一部も除去される。なお、酸化物半導体層15を除去し得るエッチング材料は、上述した材料に限定されない。例えば、酸化物半導体層15を除去し得るエッチング材料は、上述したような化学反応を用いるエッチング材料でなくてもよく、例えば、Arプラズマなどであってもよい。
続いて、図8に示されるように、ゲート電極18及び金属酸化膜16の上方に、層間絶縁膜19、20及び21を形成する。層間絶縁膜19は、例えば、プラズマCVD法を用いて、ゲート電極18及び金属酸化膜16の上方に形成される。層間絶縁膜20は、例えば、スパッタ法を用いて、層間絶縁膜19の上方に形成される。層間絶縁膜21は、例えば、ポリイミド材料などから構成される感光性樹脂を層間絶縁膜20上に塗布し、塗布後、加熱処理(プリベーク)を行うことで形成される。
続いて、層間絶縁膜21上に、ソース・ドレイン電極22及び23を形成する。このようにして、図1に示したトランジスタ10を完成させる。
[1−3.効果]
次に、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ10及びその製造方法の効果について、比較例と比較しながら図9及び図10を用いて説明する。図9は、比較例の薄膜トランジスタ910の要部の構成を示す模式的な断面図である。図10は、比較例の薄膜トランジスタ910のエッチング工程を示す模式的な断面図である。
比較例の薄膜トランジスタ910は、図9に示されるように、基板11と、下部電極層12と、アンダーコート膜13及び14と、酸化物半導体層15と、第一絶縁層17と、ゲート電極18と、金属酸化膜916と、層間絶縁膜19、20及び21と、ソース・ドレイン電極22及び23とを備える。比較例の薄膜トランジスタ910は、金属酸化膜916が第一絶縁層17及びゲート電極18の上方に配置される点において、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ10と相違し、その他の点において一致する。
比較例の薄膜トランジスタ910の第一絶縁層17及びゲート電極18をエッチングによって形成する工程においては、図10に示されるように、第一絶縁層17の直下に配置される酸化物半導体層15がエッチングストッパとして機能する。このため、このエッチング工程において、酸化物半導体層15の一部がエッチングによって除去される。これに伴い、第一絶縁層17の側面17Sに酸化物半導体層15に由来する導電性の成分が付着する。この導電性の成分によって、側面17Sにおいてリーク電流が発生し得るため、この導電性の成分を洗浄によって除去する必要がある。この導電性の成分を確実に除去するために使用される洗浄液は、酸化物半導体層15の一部をも除去するため、洗浄に伴って酸化物半導体層15の一部が除去される。つまり、洗浄によって、酸化物半導体層15が膜減りする。このような膜減りにより、薄膜トランジスタ910において想定される特性を確保できなくなり得る。
一方、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ10においては、上述したとおり、第一絶縁膜17M及びゲート導電膜18Mのエッチング工程において、酸化物半導体層15を除去し得るエッチング材料が用いられる。しかしながら、このエッチング工程において、酸化物半導体層15上に配置されるゲート絶縁層I1のうち金属酸化膜16がエッチングストッパとして機能する。したがって、このエッチング工程において、酸化物半導体層15が除去されることを抑制できる。このため、酸化物半導体層15の膜減りを抑制できる。また、酸化物半導体層15が除去されることを抑制できるため、酸化物半導体層15に由来する導電性の成分が第一絶縁層17の側面17Sに付着することを抑制できる。したがって、側面17Sにおける電流リークを抑制できる。また、酸化物半導体層15に由来する成分を洗浄によって除去する必要がないため、洗浄による酸化物半導体層15の膜減りを抑制できる。
以上のように、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ10の製造方法によれば、ゲート絶縁層I1に含まれる第一絶縁層17の側面17Sにおける電流リークを抑制でき、かつ、膜減りが抑制された酸化物半導体層15を備える薄膜トランジスタ10を実現できる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。本実施の形態では、半導体装置の一例である薄膜トランジスタとその製造方法について説明する。本実施の形態に係る薄膜トランジスタは、主に、ゲート絶縁層のうち第一絶縁層がエッチングストッパとして機能する点において、実施の形態1に係る薄膜トランジスタ10と相違する。以下、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ及びその製造方法について、実施の形態1に係る薄膜トランジスタ10及びその製造方法との相違点を中心に説明する。
[2−1.構成]
まず、本実施の形態に係る薄膜トランジスタの構成について、図11を用いて説明する。図11は、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ110の要部の構成を示す模式的な断面図である。本実施の形態に係る薄膜トランジスタ110は、後述する本実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法を用いて製造される。
薄膜トランジスタ110は、図11に示されるように、酸化物半導体層15と、ゲート電極18と、ゲート絶縁層I2とを備える。本実施の形態では、薄膜トランジスタ110は、基板11と、下部電極層12と、アンダーコート膜13及び14と、層間絶縁膜120及び21と、ソース・ドレイン電極22及び23とをさらに備える。
本実施の形態に係るゲート絶縁層I2は、第一絶縁層117と、金属酸化膜16とを含む。
第一絶縁層117は、金属酸化膜16上に配置される絶縁層である。本実施の形態では、第一絶縁層117は、酸化物半導体層15の全面の上方に配置される。また、ゲート電極18は、第一絶縁層117の上方の領域の一部だけに配置される。第一絶縁層117として、例えば、シリコン酸化膜(SiO)、シリコン窒化膜(SiN)、シリコン酸窒化膜(SiON)、酸化アルミニウム膜(AlO)のうちの1種よりなる単層膜、又は、それらのうちの2種以上よりなる積層膜を用いることができる。
また、本実施の形態では、第一絶縁層117が、金属酸化膜16の全面の上方に配置されている。これに伴い、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ110は、実施の形態1に係る薄膜トランジスタ10が備えるような層間絶縁膜19を備えない。
層間絶縁膜120は、ゲート電極18の上方に配置される絶縁膜である。本実施の形態では、層間絶縁膜120は、ゲート電極18及び第一絶縁層117の上方に配置される。層間絶縁膜120として、例えば、酸化アルミニウム(Al)膜を用いることができる。
ゲート絶縁層I2は、図11に示されるように、ゲート電極18と酸化物半導体層15との間に配置される。ゲート電極18の端縁は、ゲート電極18の厚さ方向において、第一絶縁層117及び金属酸化膜16と重なる位置に配置される。したがって、ゲート電極18の端縁と酸化物半導体層15との間の電流リークを抑制できる。また、ゲート電極18をエッチングによってパターニングする際に、第一絶縁層117をエッチングストッパとして用いることができる。したがって、第一絶縁層117の下方に配置される酸化物半導体層15がエッチングによって除去されることを抑制できる。したがって、酸化物半導体層15の膜減りを抑制できる。また、酸化物半導体層15に由来する成分を洗浄によって除去する必要がないため、洗浄による酸化物半導体層15の膜減りを抑制できる。
[2−2.製造方法]
次に、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ110の製造方法について、図12〜図14を用いて説明する。図12〜図14は、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ110の製造方法における各工程を示す模式的な断面図である。
まず、図12に示されるように、実施の形態1と同様に、基板11上に、下部電極層12、アンダーコート膜13、14、酸化物半導体層15、及び、金属酸化膜16を形成する。続いて、実施の形態1の第一絶縁膜17Mと同様に、第一絶縁層117を形成する。続いて、第一絶縁層117上に実施の形態1と同様に、ゲート導電膜18Mを形成する。
続いて、図13に示されるように、ゲート導電膜18Mを、例えば、フォトリソグラフィ法及びドライエッチング法を用いて所定形状にパターニングすることで、所定形状のゲート電極18を形成する。より詳しくは、ゲート絶縁層I2のうち、第一絶縁層117をエッチングストッパとして用いて、酸化物半導体層15を除去し得るエッチング材料によって、ゲート導電膜18Mの一部を除去することによってゲート電極18を形成する。
続いて、図14に示されるように、ゲート電極18及び第一絶縁層117の上方に、層間絶縁膜120を形成する。
続いて、実施の形態1と同様に、層間絶縁膜21、ソース・ドレイン電極22及び23を形成することで、図11に示されるような薄膜トランジスタ110を製造できる。
以上のように、本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、ゲート導電膜18Mのエッチング工程において、酸化物半導体層15を除去し得るエッチング材料が用いられる。しかしながら、このエッチング工程において、酸化物半導体層15上に配置されるゲート絶縁層I2のうち第一絶縁層117がエッチングストッパとして機能する。したがって、このエッチング工程において、酸化物半導体層15が除去されることを抑制できる。このため、酸化物半導体層15の膜減りを抑制できる。
また、本実施の形態では、上述のとおりゲート導電膜18Mのエッチング工程において、第一絶縁層117はエッチングストッパとして機能し、その大部分はエッチングされずに残る。このため、ゲート電極18の端縁は、ゲート電極18の厚さ方向において、第一絶縁層117及び金属酸化膜16と重なる位置に配置される。したがって、ゲート電極18と酸化物半導体層15との間の電流リークを抑制できる。
また、本実施の形態では、酸化物半導体層15が除去されることを抑制でき、酸化物半導体層15に由来する成分を洗浄によって除去する必要がないため、洗浄による酸化物半導体層15の膜減りを抑制できる。
以上のように、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ110の製造方法によれば、ゲート絶縁層I2に含まれる第一絶縁層117の側面における電流リークを抑制でき、かつ、膜減りが抑制された酸化物半導体層15を備える薄膜トランジスタ110を実現できる。
また、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ110は、実施の形態1に係る層間絶縁膜19を備えないため、構成及び製造方法の簡素化が可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態3に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。本実施の形態では、半導体装置の一例である薄膜トランジスタとその製造方法について説明する。本実施の形態に係る薄膜トランジスタは、主に、金属酸化膜が酸化物半導体層のチャネル領域と対向する位置に開口部を有する点において実施の形態1に係る薄膜トランジスタ10と相違する。つまり、本実施の形態に係る薄膜トランジスタは、チャネルエッチ型の薄膜トランジスタである。以下、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ及びその製造方法について、実施の形態1に係る薄膜トランジスタ10及びその製造方法との相違点を中心に説明する。
[3−1.構成]
まず、本実施の形態に係る薄膜トランジスタの構成について、図15を用いて説明する。図15は、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ210の要部の構成を示す模式的な断面図である。本実施の形態に係る薄膜トランジスタ210は、後述する本実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法を用いて製造される。
薄膜トランジスタ210は、図15に示されるように、酸化物半導体層15と、ゲート電極18と、ゲート絶縁層I3とを備える。本実施の形態では、薄膜トランジスタ210は、基板11と、下部電極層12と、アンダーコート膜13及び14と、層間絶縁膜19、20及び21と、ソース・ドレイン電極22及び23とをさらに備える。
本実施の形態に係るゲート絶縁層I3は、第一絶縁層17と、金属酸化膜216とを含む。
金属酸化膜216は、第一開口部216hを有する点において、実施の形態1に係る金属酸化膜16と相違し、その他の点において一致する。第一開口部216hは、酸化物半導体層15のチャネル領域に対向する位置、つまり、金属酸化膜216のゲート電極18と対向する位置に形成される貫通孔である。ゲート電極は、第一開口部216hの上方に配置される。ゲート電極18の端縁は、ゲート電極18の厚さ方向において、金属酸化膜216と重なる位置に配置される。第一開口部216hは、基板11の主面の上面視において、ゲート電極18とほぼ同一の形状を有し、ゲート電極18の内側に配置される。ゲート電極18の厚さ方向において、ゲート電極18と金属酸化膜216とが重なる領域の幅は、ゲート電極18と金属酸化膜216とのアライメント誤差以上であればよい。また、当該幅をアライメント誤差程度としてもよい。このように、当該幅を最小限とすることで、薄膜トランジスタ210における寄生容量を最小限に抑制できる。
また、本実施の形態では、第一絶縁層17から、金属酸化膜216を介さずに、酸化物半導体層15へ酸素を供給できるため、金属酸化膜216の厚さは、20nmより大きくてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ210においては、図15に示されるようにゲート電極18の端縁は、ゲート電極18の厚さ方向において、金属酸化膜16と重なる位置に配置される。これにより、ゲート電極18をエッチングによってパターニングする際に、金属酸化膜216をエッチングストッパとして用いることができる。したがって、金属酸化膜216の下方に配置される酸化物半導体層15がエッチングによって除去されることを抑制できる。このため、酸化物半導体層15の膜減りを抑制できる。また、酸化物半導体層15が除去されることを抑制できるため、酸化物半導体層15に由来する導電性の成分が第一絶縁層17の側面17Sに付着することを抑制できる。したがって、側面17Sにおける電流リークを抑制できる。また、酸化物半導体層15に由来する成分を洗浄によって除去する必要がないため、洗浄による酸化物半導体層15の膜減りを抑制できる。
また、本実施の形態では、金属酸化膜216が第一開口部216hを有するため、第一絶縁層17から酸化物半導体層15へ、確実に酸素を供給できる。これにより、酸化物半導体層15のうち、第一開口部216hの下方の領域にi型領域を確実に形成できる。
[3−2.製造方法]
次に、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ210の製造方法について、図16〜図19を用いて説明する。図16〜図19は、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ210の製造方法における各工程を示す模式的な断面図である。
まず、図16に示されるように、実施の形態1と同様に、基板11上に、下部電極層12、アンダーコート膜13、14、酸化物半導体層15、及び、金属酸化膜16を形成する。
続いて、図17に示されるように、金属酸化膜16に第一開口部216hを形成することで、本実施の形態に係る金属酸化膜216を形成する。第一開口部216hは、例えば、フォトリソグラフィ法及びドライエッチング法を用いて形成される。
続いて、図18に示されるように、実施の形態1と同様に、第一絶縁膜17M及びゲート導電膜18Mを形成する。
続いて、図19に示されるように、第一絶縁膜17M及びゲート導電膜18Mを、例えば、フォトリソグラフィ法及びドライエッチング法を用いて所定形状にパターニングすることで、所定形状の第一絶縁層17及びゲート電極18を形成する。より詳しくは、ゲート絶縁層I3のうち、金属酸化膜216をエッチングストッパとして用いて、酸化物半導体層15を除去し得るエッチング材料によって、第一絶縁膜17M及びゲート導電膜18Mの一部を除去することによって第一絶縁層17及びゲート電極18を形成する。
続いて、実施の形態1と同様に、層間絶縁膜19、20、21、ソース・ドレイン電極22及び23を形成することで、図15に示されるような薄膜トランジスタ210を製造できる。
以上のように、本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、ゲート導電膜18Mのエッチング工程において、酸化物半導体層15を除去し得るエッチング材料が用いられる。しかしながら、このエッチング工程において、酸化物半導体層15上に配置されるゲート絶縁層I3のうち金属酸化膜216がエッチングストッパとして機能する。したがって、このエッチング工程において、酸化物半導体層15が除去されることを抑制できる。このため、酸化物半導体層15の膜減りを抑制できる。
また、酸化物半導体層15が除去されることを抑制できるため、酸化物半導体層15に由来する導電性の成分が第一絶縁層17の側面17Sに付着することを抑制できる。したがって、側面17Sにおける電流リークを抑制できる。また、酸化物半導体層15に由来する成分を洗浄によって除去する必要がないため、洗浄による酸化物半導体層15の膜減りを抑制できる。
(実施の形態4)
実施の形態4に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。本実施の形態では、半導体装置の一例である薄膜トランジスタとその製造方法について説明する。本実施の形態に係る薄膜トランジスタは、実施の形態3に係る薄膜トランジスタ210と同様にチャネルエッチ型の薄膜トランジスタである。本実施の形態に係る薄膜トランジスタは、主に、エッチングストッパとして機能する第二絶縁層を備える点において、実施の形態3に係る薄膜トランジスタ210と相違する。以下、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ及びその製造方法について、実施の形態3に係る薄膜トランジスタ210及びその製造方法との相違点を中心に説明する。
[4−1.構成]
まず、本実施の形態に係る薄膜トランジスタの構成について、図20を用いて説明する。図20は、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ310の要部の構成を示す模式的な断面図である。本実施の形態に係る薄膜トランジスタ310は、後述する本実施の形態に係る薄膜トランジスタの製造方法を用いて製造される。
薄膜トランジスタ310は、図20に示されるように、酸化物半導体層15と、ゲート電極318と、ゲート絶縁層I4とを備える。本実施の形態では、薄膜トランジスタ310は、基板11と、下部電極層12と、アンダーコート膜13及び14と、層間絶縁膜20及び21と、ソース・ドレイン電極22及び23とをさらに備える。
本実施の形態に係るゲート絶縁層I4は、第一絶縁層317と、金属酸化膜216と、第二絶縁層319とを含む。
本実施の形態に係る金属酸化膜216は、実施の形態3に係る金属酸化膜216と同様の構成を有する。また、本実施の形態では、第一絶縁層317から、金属酸化膜216を介さずに、酸化物半導体層15へ酸素を供給できるため、金属酸化膜216の厚さは、20nmより大きくてもよい。
第二絶縁層319は、金属酸化膜216上に配置される絶縁層である。第二絶縁層319は、第一開口部216hと対向する位置に配置される第二開口部319hを有する。第二開口部319hは、第一開口部216hとほぼ同じ形状及び大きさを有する。第一開口部216hと第二開口部319hとが組み合わせられることで一つの開口部が形成される。第二開口部319hは、基板11の主面の上面視において、ゲート電極318とほぼ同一の形状を有し、ゲート電極318の内側に配置される。ゲート電極318の厚さ方向において、ゲート電極318と第二絶縁層319とが重なる領域の幅は、ゲート電極318と第二絶縁層319とのアライメント誤差以上であればよい。また、当該幅をアライメント誤差程度としてもよい。このように、当該幅を最小限とすることで、薄膜トランジスタ310における寄生容量を最小限に抑制できる。
第二絶縁層319として、例えば、酸化シリコン(SiO)膜を用いることができる。第二絶縁層319として、例えば、窒化シリコン(SiN)膜、酸窒化シリコン(SiON)膜などを用いてもよい。
第一絶縁層317は、酸化物半導体層15上に配置される層である。第一絶縁層317は、酸化物半導体層15と、ゲート電極318との間に配置される。また、第一絶縁層317は、ゲート電極318の直下に配置される。第一絶縁層317は、基板11の主面の上面視において、ゲート電極318と同一形状を有している。本実施の形態では、第一絶縁層317は、第一開口部216h及び第二開口部319hに充填される。
ゲート電極318は、酸化物半導体層15の上方に配置される導電層である。本実施の形態では、ゲート電極318は、第二開口部319hの上方に配置され、ゲート電極318の端縁は、ゲート電極318の厚さ方向において、第二絶縁層319と重なる位置に配置される。
以上のように、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ310においては、図20に示されるようにゲート電極318の端縁は、ゲート電極318の厚さ方向において、第二絶縁層319と重なる位置に配置される。したがって、第一絶縁層317及びゲート電極318をエッチングによってパターニングする際に、第二絶縁層319をエッチングストッパとして用いることができる。したがって、第二絶縁層319の下方に配置される酸化物半導体層15がエッチングによって除去されることを抑制できる。したがって、酸化物半導体層15の膜減りを抑制できる。また、酸化物半導体層15が除去されることを抑制できるため、酸化物半導体層15に由来する導電性の成分が第一絶縁層317の側面317Sに付着することを抑制できる。したがって、側面317Sにおける電流リークを抑制できる。また、酸化物半導体層15に由来する成分を洗浄によって除去する必要がないため、洗浄による酸化物半導体層15の膜減りを抑制できる。
また、本実施の形態では、金属酸化膜216及び第二絶縁層319がそれぞれ第一開口部216h及び第二開口部319hを有するため、第一絶縁層317から酸化物半導体層15へ、確実に酸素を供給できる。これにより、酸化物半導体層15のうち、第一開口部216hの下方の領域にi型領域を確実に形成できる。
[4−2.製造方法]
次に、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ310の製造方法について、図21〜図24を用いて説明する。図21〜図24は、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ310の製造方法における各工程を示す模式的な断面図である。
まず、図21に示されるように、実施の形態1と同様に、基板11上に、下部電極層12、アンダーコート膜13、14、酸化物半導体層15、及び、金属酸化膜16を形成する。続いて、金属酸化膜16上に、第二絶縁膜319Mを形成する。第二絶縁膜319Mは、例えば、プラズマCVD法を用いて金属酸化膜16上に形成される。
続いて、図22に示されるように、金属酸化膜16及び第二絶縁膜319Mにそれぞれ第一開口部216h及び第二開口部319hを形成することで、本実施の形態に係る金属酸化膜216及び第二絶縁層319を形成する。第一開口部216h及び第二開口部319hは、例えば、フォトリソグラフィ法及びドライエッチング法を用いて形成される。
続いて、図23に示されるように、第一絶縁膜317M及びゲート導電膜318Mを形成する。第一絶縁膜317M及びゲート導電膜318Mは、それぞれ、実施の形態1に係る第一絶縁膜17M及びゲート導電膜18Mと同様に形成することができる。
続いて、図24に示されるように、第一絶縁膜317M及びゲート導電膜318Mを、例えば、フォトリソグラフィ法及びドライエッチング法を用いて所定形状にパターニングすることで、所定形状の第一絶縁層317及びゲート電極318を形成する。より詳しくは、ゲート絶縁層I4のうち、第二絶縁層319をエッチングストッパとして用いて、酸化物半導体層15を除去し得るエッチング材料によって、第一絶縁膜317M及びゲート導電膜318Mの一部を除去することによって第一絶縁層317及びゲート電極318を形成する。
続いて、実施の形態1と同様に、層間絶縁膜20、21、ソース・ドレイン電極22及び23を形成することで、図20に示されるような薄膜トランジスタ310を製造できる。
以上のように、本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、ゲート導電膜318Mのエッチング工程において、酸化物半導体層15を除去し得るエッチング材料が用いられる。しかしながら、このエッチング工程において、酸化物半導体層15上に配置されるゲート絶縁層I4のうち第二絶縁層319がエッチングストッパとして機能する。したがって、このエッチング工程において、酸化物半導体層15が除去されることを抑制できる。このため、酸化物半導体層15の膜減りを抑制できる。
また、酸化物半導体層15が除去されることを抑制できるため、酸化物半導体層15に由来する導電性の成分が第一絶縁層317の側面317Sに付着することを抑制できる。したがって、側面317Sにおける電流リークを抑制できる。また、酸化物半導体層15に由来する成分を洗浄によって除去する必要がないため、洗浄による酸化物半導体層15の膜減りを抑制できる。
(適用例1)
上記各実施の形態に係る薄膜トランジスタの適用例1について図25を用いて説明する。図25及び図26は、それぞれ、上記各実施の形態に係る薄膜トランジスタが適用される表示装置2A及び撮像装置2Bの機能構成を示すブロック図である。
図25に示される表示装置2Aは、外部から入力された映像信号、又は、内部で生成した映像信号を、映像として表示する装置である。表示装置2Aは、例えば、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、液晶ディスプレイなどである。表示装置2Aは、機能的には、例えば、タイミング制御部31と、信号処理部32と、駆動部33と、表示画素部34とを備える。
タイミング制御部31は、各種のタイミング信号(つまり、制御信号)を生成するタイミングジェネレータを有しており、これらの各種のタイミング信号を基に、信号処理部32などの駆動制御を行う処理回路である。
信号処理部32は、例えば、外部から入力されたデジタルの映像信号に対して所定の補正を行い、それにより得られた映像信号を駆動部33に出力する処理回路である。
駆動部33は、例えば走査線駆動回路、信号線駆動回路などを含み、各種制御線を介して表示画素部34の各画素を駆動する回路である。
表示画素部34は、例えば有機EL素子、液晶表示素子などの表示素子と、表示素子を画素毎に駆動するための画素回路とを含む表示回路である。
表示装置2Aの上記各回路のうち、例えば、駆動部33及び表示画素部34の一部を構成する各種回路に、上述の薄膜トランジスタが適用される。
図26に示される撮像装置2Bは、例えば、画像を電気信号として取得する固体撮像装置であり、例えばCCD(Charge-Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどを備える。撮像装置2Bは、機能的には、例えば、タイミング制御部35と、駆動部36と、撮像画素部37と、信号処理部38とを備える。
タイミング制御部35は、各種のタイミング信号(つまり、制御信号)を生成するタイミングジェネレータを有しており、これらの各種のタイミング信号を基に、駆動部36の駆動制御を行う処理回路である。
駆動部36は、例えば、行選択回路、AD変換回路、水平転送走査回路などを含み、各種制御線を介して撮像画素部37の各画素から信号を読み出す回路である。
撮像画素部37は、例えば、フォトダイオードなどの撮像素子(つまり、光電変換素子)と、信号読み出しのための画素回路とを含む撮像回路である。
信号処理部38は、撮像画素部37から得られた信号に対して様々な信号処理を施す処理回路である。
撮像装置2Bの上記各回路のうち、例えば、駆動部36及び撮像画素部37の一部を構成する各種回路に、上記各実施の形態に係る薄膜トランジスタが適用される。
(適用例2)
上記各実施の形態に係る薄膜トランジスタの適用例2について図27を用いて説明する。図27は、上記各実施の形態に係る薄膜トランジスタが適用される電子機器3の機能構成を示すブロック図である。
電子機器3は、上記表示装置2A、撮像装置2Bなどを備える機器である。電子機器3としては、例えばテレビジョン装置、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、タブレット型PC、携帯電話機、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなどが挙げられる。
電子機器3は、例えば上述の表示装置2A(又は撮像装置2B)などを含む画像装置2と、インターフェース部40とを有している。インターフェース部40は、外部から各種の信号、電力などが入力される入力部である。このインターフェース部40は、例えばタッチパネル、キーボード、操作ボタンなどのユーザインターフェースを含んでいてもよい。
このように、上記各実施の形態に係る薄膜トランジスタは、電子機器3にも適用される。
(その他の実施の形態)
以上、本開示に係る半導体装置などについて、実施の形態に基づいて説明したが、本開示に係る半導体装置などは、上記実施の形態に限定されるものではない。各実施の形態における任意の構成要素を組み合わせて実現される別の実施の形態や、各実施の形態に対して本開示の主旨を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本開示に含まれる。
例えば、本開示に係る半導体装置は、上記各実施の形態に係る薄膜トランジスタが備えるすべての構成要素を必ずしも備えなくてもよい。例えば、本開示に係る半導体装置は、下部電極層12、アンダーコート膜13及び14、層間絶縁膜19、20、21及び120を備えなくてもよい。
本開示は、薄膜トランジスタを用いる表示装置、撮像装置などの電子機器に有用である。
10、110、210、310、910 薄膜トランジスタ
2 画像装置
2A 表示装置
2B 撮像装置
3 電子機器
11 基板
12 下部電極層
12M 下部電極導電膜
13、14 アンダーコート膜
15 酸化物半導体層
15M 酸化物半導体膜
16、216、916 金属酸化膜
17、117、317 第一絶縁層
17M、317M 第一絶縁膜
17S、317S 側面
18、318 ゲート電極
18M、318M ゲート導電膜
19、20、21、120 層間絶縁膜
22、23 ソース・ドレイン電極
31、35 タイミング制御部
32、38 信号処理部
33、36 駆動部
34 表示画素部
37 撮像画素部
40 インターフェース部
216h 第一開口部
319 第二絶縁層
319h 第二開口部
319M 第二絶縁膜
I1、I2、I3、I4 ゲート絶縁層

Claims (11)

  1. 酸化物半導体層と、ゲート電極と、前記酸化物半導体層及び前記ゲート電極の間に配置されるゲート絶縁層とを備える半導体装置の製造方法であって、
    前記酸化物半導体層を形成し、
    前記酸化物半導体層上に、前記ゲート絶縁層を形成し、
    前記ゲート絶縁層上に、ゲート導電膜を形成し、
    前記ゲート絶縁層の少なくとも一部をエッチングストッパとして用いて、前記酸化物半導体層を除去し得るエッチング材料によって、前記ゲート導電膜の一部を除去することによって前記ゲート電極を形成する
    半導体装置の製造方法。
  2. 前記ゲート絶縁層は、
    前記酸化物半導体層上に配置される金属酸化膜と、
    前記金属酸化膜上に配置される第一絶縁層とを含む
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記金属酸化膜は、第一開口部を有し、
    前記ゲート電極は、前記第一開口部の上方に配置され、
    前記ゲート電極の端縁は、前記ゲート電極の厚さ方向において、前記金属酸化膜と重なる位置に配置される
    請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記ゲート絶縁層は、
    前記酸化物半導体層上に配置される金属酸化膜及び第一絶縁層と、
    前記金属酸化膜上に配置される第二絶縁層とを含み、
    前記金属酸化膜は、第一開口部を有し、
    前記第二絶縁層は、前記第一開口部と対向する位置に配置される第二開口部を有し、
    前記第一絶縁層は、前記第一開口部及び前記第二開口部に充填され、
    前記ゲート電極は、前記第二開口部の上方に配置され、
    前記ゲート電極の端縁は、前記ゲート電極の厚さ方向において、前記第二絶縁層と重なる位置に配置される
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記金属酸化膜は、前記エッチングストッパとして機能する
    請求項2又は3に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第一絶縁層は、前記エッチングストッパとして機能する
    請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第二絶縁層は、前記エッチングストッパとして機能する
    請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記金属酸化膜の厚さは、5nm以上、20nm以下である
    請求項2〜7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 酸化物半導体層と、
    前記酸化物半導体層の上方に配置されるゲート電極と、
    前記酸化物半導体層及び前記ゲート電極の間に配置されるゲート絶縁層とを備え、
    前記ゲート絶縁層は、前記酸化物半導体層上に配置される金属酸化膜を含み、
    前記ゲート電極の端縁は、前記ゲート電極の厚さ方向において、前記金属酸化膜と重なる位置に配置される
    半導体装置。
  10. 前記金属酸化膜の厚さは、5nm以上、20nm以下である
    請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記金属酸化膜は、第一開口部を有し、
    前記ゲート電極は、前記第一開口部の上方に配置される
    請求項9又は10に記載の半導体装置。
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