JP2021197325A - パターニング発光可能な有機el素子、有機el照明装置、およびパターニング発光可能な有機el素子の製造方法 - Google Patents

パターニング発光可能な有機el素子、有機el照明装置、およびパターニング発光可能な有機el素子の製造方法 Download PDF

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【課題】 有機EL素子の非発光時に、パターニング発光の発光部と非発光部との境界が見えにくい、パターニング発光可能な有機EL素子を提供する。【解決手段】 本発明のパターニング発光可能な有機EL素子(1)は、基板(10)、第1の電極(11)、有機EL層(12)、および第2の電極(13)を含み、基板(10)、第1の電極(11)、有機EL層(12)、および第2の電極(13)が、この順序で積層されており、第1の電極(11)および第2の電極(13)は、一方が陽極であり、他方が陰極であり、第1の電極(11)および第2の電極(13)の少なくとも一方は、透明電極であり、有機EL層(12)は、発光層(122)、および注入層(121)を含み、注入層(121)は、正孔注入層および電子注入層の少なくとも一方であり、有機EL層(12)内において、注入層(121)が、パターニング形成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、パターニング発光可能な有機EL素子、有機EL照明装置、およびパターニング発光可能な有機EL素子の製造方法に関する。
従来、有機EL素子のパターニング発光を実現する方法として、例えば、図10に示すような、電極上に、絶縁体である絶縁層をフォトリソグラフィー等の手法を用いてパターニング形成する技術が知られている。これにより、絶縁層の形成されていない箇所は電流が流れ、絶縁層の形成された箇所は電気が流れないことから、パターニング発光を実現させることができる。
しかし、このような絶縁層によるパターニング手法では、有機EL素子の非発光時に、絶縁層の形成されていない箇所(発光部)と、500〜1000nm程度の厚さを有する絶縁層の形成された箇所(非発光部)との境界が見えてしまい、非点灯時の見栄えが悪くなるという課題があった。
そこで、本発明は、有機EL素子の非発光時に、パターニング発光の発光部と非発光部との境界が見えにくい、パターニング発光可能な有機EL素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のパターニング発光可能な有機EL素子は、
基板、第1の電極、有機EL層、および第2の電極を含み、
前記基板、前記第1の電極、前記有機EL層、および前記第2の電極が、この順序で積層されており、
前記第1の電極および前記第2の電極は、一方が陽極であり、他方が陰極であり、
前記第1の電極および前記第2の電極の少なくとも一方は、透明電極であり、
前記有機EL層は、発光層、ならびに、注入層および輸送層の少なくとも一方を含み、
前記注入層は、正孔注入層および電子注入層の少なくとも一方であり、
前記輸送層は、正孔輸送層および電子輸送層の少なくとも一方であり、
前記有機EL層内において、前記注入層および前記輸送層の少なくとも一方が、パターニング形成されている。
本発明の有機EL照明装置は、前記本発明のパターニング発光可能な有機EL素子を含む。
本発明のパターニング発光可能な有機EL素子の製造方法は、
第1の電極形成工程、有機EL層形成工程、および第2の電極形成工程を含み、
前記第1の電極形成工程は、基板上に、第1の電極を形成し、
前記有機EL層形成工程は、前記第1の電極上に、有機EL層を形成し、
前記第2の電極形成工程は、前記有機EL層上に、第2の電極を形成し、
前記第1の電極および前記第2の電極は、一方が陽極であり、他方が陰極であり、
前記第1の電極および前記第2の電極の少なくとも一方は、透明電極であり、
前記有機EL層形成工程は、発光層形成工程、ならびに、注入層形成工程および輸送層形成工程の少なくとも一方を含み、
前記発光層形成工程は、発光層を形成し、
前記注入層形成工程は、注入層をパターニング形成し、
前記輸送層形成工程は、輸送層をパターニング形成し、
前記注入層は、正孔注入層および電子注入層の少なくとも一方であり、
前記輸送層は、正孔輸送層および電子輸送層の少なくとも一方である。
本発明によれば、有機EL素子の非発光時に、パターニング発光の発光部と非発光部との境界が見えにくい、パターニング発光可能な有機EL素子を提供することができる。
実施形態1に係る有機EL素子の模式図(断面図)である。 図1に示す有機EL素子を基板側から見た場合の模式図である。 実施形態1に係る有機EL素子の製造方法の一例を示すフローチャートである。 変形例の有機EL素子の模式図(断面図)である。 実施形態2に係る有機EL素子の模式図(断面図)である。 作製した有機EL素子を基板側から見た場合の模式図である。 実施形態2に係る有機EL素子の製造方法の一例を示すフローチャートである。 実施形態3に係る有機EL素子の模式図(断面図)である。 実施形態3に係る有機EL素子の模式図(断面図)、および有機EL素子を基板側から見た場合の模式図である。 従来例の有機EL素子の模式図(断面図)である。
つぎに、本発明の実施形態について、図を用いて説明する。本発明は、下記の実施形態によって何ら限定および制限されない。なお、以下の図面において、同一部分には、同一符号を付している。各実施形態における説明は、それぞれ、互いを援用できる。さらに、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。また、図面においては、説明の便宜上、各部の構造は適宜簡略化して示す部分があり、各部の寸法比等は、実際とは異なり、模式的に示す場合がある。
以下の説明において、前記有機EL層に含まれる、前記注入層および前記輸送層の少なくとも一方が、前記注入層である場合を例にあげて、説明を行う。ただし、本発明は、これには制限されない。前記注入層のパターニング形成についての以下の説明は、前記輸送層のパターニング形成にも援用することができる。
[実施形態1]
図1は、本実施形態における有機EL素子1を横から見た模式図(断面図)である。本実施形態において、有機EL素子1は、ボトムエミッションタイプの有機EL素子である。前記ボトムエミッションタイプの有機EL素子としては、例えば、逆構造OLED(Organic Light Emitting Diode)等があげられる。有機EL素子1は、後述するように、トップエミッションタイプの有機EL素子でもよいし、両面発光の有機EL素子でもよい。
本実施形態の有機EL素子1は、基板である透明基板10と、第1の電極である陽極11と、有機EL層12と、第2の電極である陰極13とを含む。有機EL素子1は、透明基板10上に、陽極11と、有機EL層12と、陰極13とが、前記順序で積層されている。有機EL層12は、正孔注入層121、および、発光層122を含む。
図1に示すように、有機EL層12内において、正孔注入層121が、パターニング形成されている。本実施形態において、正孔注入層121を「パターニング形成する」とは、正孔注入層121が形成されている領域と形成されていない領域とを設けることをいう。ただし、これには制限されず、後述する変形例において示すように、例えば、正孔注入層121が、それぞれ膜厚の異なる複数の領域(例えば、膜厚の大きい正孔注入層121a、および膜厚の小さい正孔注入層121b)を含むように設けられることにより、「パターニング形成」してもよい。
正孔注入層121が、パターニング形成されていることにより、正孔注入層121の形成された箇所と正孔注入層121の形成されていない箇所とに電圧差が生じるため、例えば、正孔注入層121の形成された箇所のみを、選択的に発光させることができる。また、例えば、正孔注入層121の形成の有無や膜厚の違いにより、異なる発光量とすることもできる。
なお、本実施形態において、正孔注入層121が、パターニング形成されているが、これには制限されず、後述するように、電子注入層123がパターニング形成されていてもよく、また、正孔輸送層、および電子輸送層が、パターニング形成されていてもよい。前記注入層をパターニングする場合、例えば、電圧の差が生じやすく、選択的な発光を実現しやすいと考えられる。ただし、これには制限されない。
図1において、透明基板10、陽極11、有機EL層12(発光層122)、および陰極13の各層が形成された領域を、領域Aとして示す。透明基板10、陽極11、有機EL層12(正孔注入層121および発光層122)、ならびに陰極13の各層が形成された領域を、領域Pとして示す。有機EL素子1は、図中、矢印で示すように、領域Pにおいて、パターニング発光可能である。
有機EL素子1において、透明基板10、陽極11、正孔注入層121、発光層122、および陰極13の材料は、特に制限されず、公知の材料を用いることができる。
透明基板10は、有機EL素子1における発光層122の発光を透過させる透過率の高いものであることが好ましい。透明基板10の形成材料としては、例えば、無アルカリガラス、ソーダガラス、ソーダライムガラス、硼珪酸ガラス、アルミノ珪酸ガラス、石英ガラス等のガラス;ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル;ポリイミド;ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル等のアクリル系樹脂;ポリエーテルサルフォン;ポリ炭酸エステル;等があげられる。透明基板10の大きさ(長さおよび幅)は、特に制限されず、例えば、所望の有機EL素子1の大きさに応じて、適宜設定すればよい。透明基板10の厚さも、特に制限されず、その形成材料、使用環境等に応じて、適宜設定でき、例えば、1mm以下である。なお、例えば、有機EL素子1がトップエミッションタイプの有機EL素子である場合等において、前記基板は、透明基板以外の基板でもよい。
本実施形態において、前記第1の電極である陽極11は、透明電極である。前記透明電極を形成する材料としては、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)等があげられる。なお、例えば、有機EL素子1がトップエミッションタイプの有機EL素子である場合等において、前記第1の電極は、透明電極以外の電極でもよい。
発光層122は、電極から注入された電子と正孔とを再結合させ、蛍光、燐光等を発光させる層である。発光層122の厚みは、適宜設定でき、特に制限されず、例えば、数nm〜数10nmである。
発光層122は、発光材料を含む。前記発光材料は、例えば、トリス(8−キノリノール)アルミニウム錯体(Alq)、ビスジフェニルビニルビフェニル(BDPVBi)、1,3−ビス(p−t−ブチルフェニル−1,3,4−オキサジアゾールイル)フェニル(OXD−7)、N,N’−ビス(2,5−ジ−t−ブチルフェニル)ペリレンテトラカルボン酸ジイミド(BPPC)、1,4ビス(N−p−トリル−N−4−(4−メチルスチリル)フェニルアミノ)ナフタレン等の低分子化合物、または、ポリフェニレンビニレン系ポリマー等の高分子化合物等があげられる。
また、前記発光材料は、例えば、ホストとドーパントとの二成分系からなり、ホスト分子で生成した励起状態のエネルギーがドーパント分子へ移動してドーパント分子が発光する材料でもよい。このような発光材料は、具体的には、例えば、ホストのAlq等のキノリノール金属錯体に、ドーパントの4−ジシアノメチレン−2−メチル−6−(p−ジメチルアミノスチリル)−4H−ピラン(DCM)、2,3−キナクリドン等のキナクリドン誘導体、もしくは、3−(2’−ベンゾチアゾール)−7−ジエチルアミノクマリン等のクマリン誘導体をドープしたもの、ホストの電子輸送性材料であるビス(2−メチル−8−ヒドロキシキノリン)−4−フェニルフェノール−アルミニウム錯体に、ドーパントのペリレン等の縮合多環芳香族をドープしたもの、または、ホストの正孔輸送層材料である4,4’−ビス(m−トリルフェニルアミノ)ビフェニル(TPD)に、ドーパントのルブレン等をドープしたもの、ホストの4,4’−ビスカルバゾリルビフェニル(CBP)、4,4’−ビス(9−カルバゾリル)−2,2’−ジメチルビフェニル(CDBP)等のカルバゾール化合物に、ドーパントの白金錯体、トリス−(2フェリニルピリジン)イリジウム錯体(Ir(ppy))、(ビス(4,6−ジ−フルオロフェニル)−ピリジネート−N,C2’)ピコリネートイリジウム錯体(FIr(pic))、(ビス(2−(2’−ベンゾ(4,5−α)チエニル)ピリジネート−N,C2’)(アセチルアセトネート)イリジウム錯体(BtpIr(acac))、Ir(pic)、BtIr(acac)等のイリジウム錯体をドープしたもの等があげられる。前記発光材料は、例えば、有機EL素子1の目的とする発光色に応じて、適宜選択できる。
本実施形態において、例えば、さらに、発光層122が、パターン形成されていてもよい。発光層122のパターン形成により、例えば、パターン形成された各領域が、それぞれ異なる発光色となるように塗り分けをすることができる。
正孔注入層121を形成する材料としては、例えば、銅フタロシアニン(Cu−Pc)、m−MTDATA、2−TNATA、およびTCTA等のスターバースト型芳香族アミン等のアリールアミン誘導体、スピロ−TAD、2,3,6,7,10,11−ヘキサシアノ−1,4,5,8,9,12−ヘキサアザトリフェニレン(HAT−CN)、ならびに、正孔注入性有機材料に五酸化バナジウムや三酸化モリブデン等を化学ドーピングしたもの等があげられる。
正孔注入層121の厚みは、適宜設定でき、特に制限されず、例えば、数nm〜数10nmである。正孔注入層121の厚みは、例えば、正孔注入層121の機能を発揮する範囲で、より薄いことが好ましい。正孔注入層121の厚みが、より薄いことで、例えば、後述するように、正孔注入層121の有無により、有機EL素子1の厚みの変化(段差)が生じにくくすることができる。
有機EL層12は、例えば、さらに、電子注入層を含んでもよい。前記電子注入層を形成する材料としては、例えば、リチウムおよびセシウム等のアルカリ金属、カルシウム等のアルカリ土類金属のフッ化物や酸化物、ならびに、マグネシウム銀、リチウムアルミニウム合金等があげられる。前記電子注入層の厚みは、適宜設定でき、特に制限されず、例えば、数nm〜数10nm、0.5〜3nmである。
有機EL層12は、例えば、さらに、正孔輸送層、および電子輸送層を含んでもよい。前記正孔輸送層を形成する材料としては、例えば、ビス(ジ(p−トリル)アミノフェニル)−1,1−シクロヘキサン、N,N’−ジフェニル−N−N−ビス(1−ナフチル)−1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(α−NPD)、4,4'−ビス(m−トリルフェニルアミノ)ビフェニル(TPD)、TAPC等のトリフェニルジアミン類、トリフェニルアミンをさらに多量化したTPTR、TPTE、NTPA、スターバースト型芳香族アミン等があげられる。前記電子輸送層を形成する材料としては、例えば、2−(4−ビフェニリル)−5−(4−t−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(Bu−PBD)、2,9‐ジメチル‐4,7‐ジフェニル‐1,10‐フェナントロリン(BCP)、1,3−ビス(p−t−ブチルフェニル−1,3,4−オキサジアゾールイル)フェニル(OXD−7)等のオキサジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、キノリノール系の金属錯体、トリフェニルジアミン誘導体等があげられる。前記正孔輸送層、および前記電子輸送層の厚みは、適宜設定でき、特に制限されず、例えば、それぞれ、数nm〜数10nmである。
有機EL層12が、さらに、電子注入層、正孔輸送層、電子輸送層を含む場合においては、有機EL層12は、例えば、正孔注入層121、正孔輸送層、発光層122、電子輸送層、電子注入層が、順次積層された積層構造とすることができる。
前記第2の電極である陰極13は、例えば、金属(例えば、アルミニウム等)等の対向電極である。なお、例えば、有機EL素子1がトップエミッションタイプの有機EL素子である場合等において、前記第2の電極を形成する材料として、透明な材料、光が透過する材料、および半透過材料(例えば、マイクロキャビティ構造の場合等)を用いてもよい。
有機EL素子1は、例えば、さらに、封止基板、および、中間層(例えば、保護層、充填層、および接着層等)等を含んでもよい。
次に、正孔注入層121のパターニング形成について、図1および図2を参照して、説明する。図2は、図1に示す有機EL素子1を透明基板10側から見た場合の模式図である。
前述のように、有機EL素子1は、有機EL層12(領域A)内の領域Pにおいて、正孔注入層121が、パターニング形成されている。
有機EL層12(領域A)の大きさ(面積)は、特に制限されない。本実施形態の有機EL素子1は、例えば、照明装置として用いられることから、有機EL層12(領域A)の大きさは、例えば、1×10−4〜10m、2.5×10−3〜1.0m、1×10−2〜5×10−1である。
前記パターニング形成における、正孔注入層121の大きさ、形状、数、および領域Aに対する面積比等は、特に制限されず、所望の発光パターンに応じて、様々なデザインにすることができる。図2の場合、例えば、3×10−2の領域Aにおいて、領域Pとして、正孔注入層121を、それぞれ、2×10−5の円形形状となるように、等間隔に形成している。
本発明によれば、図10に示すような従来の絶縁層によるパターニング手法と比較して、例えば、有機EL素子1における正孔注入層121の厚みが薄いことから、正孔注入層121の有無により、有機EL素子1の厚みの変化(段差)が生じにくい。このため、有機EL素子1の非発光時に、発光部(領域P)と非発光部(領域Aにおける領域P以外の部分)との境界を見えにくくすることができる。
図1において、有機EL素子1は、透明基板10側に、前記第1の電極である陽極11が配置され、透明基板10とは反対側に、前記第2の電極である陰極13が配置されている。本実施形態の有機EL素子1は、これには制限されず、例えば、陽極11と陰極13とが、前記順序とは逆に積層されている形態であってもよい。この形態において、有機EL素子1は、例えば、透明基板10と、前記第1の電極である陰極13と、有機EL層12と、前記第2の電極である陽極11とを含む。この場合、有機EL素子1は、透明基板10上に、陰極13と、有機EL層12と、陽極11とが、前記順序で積層されており、有機EL層12において、発光層122と、正孔注入層121とが、前記順序で積層されている。陰極13は、例えば、MgAg合金等の透明性を有する電極を用いることができる。この場合、有機EL素子1は、トップエミッションタイプの有機EL素子でもよいし、両面発光タイプの有機EL素子でもよい。
図1には、透明基板10の一方の表面に1つの有機EL素子部(有機EL層12、領域A)が配置された例を示したが、本実施形態の有機EL素子1は、この例に限定されず、例えば、透明基板10の一方の表面に複数(2以上)の有機EL素子部が配置されてもよい。この場合、例えば、1色の発光を有する有機EL素子部が複数個配置されてもよいし、複数色の発光を有する有機EL素子部が、それぞれ1つずつ配置されてもよい。
つぎに、本実施形態の有機EL素子1の製造方法について、図3を用いて説明する。図3は、有機EL素子1の製造方法の一例を示すフローチャートである。ただし、この製造方法は例示に過ぎず、本実施形態の有機EL素子1は、いかなる方法で製造してもよい。
まず、第1の電極形成工程として、透明基板10上に、前記第1の電極である陽極11を形成する(S101)。陽極11は、例えば、シャドーマスクを介して、前述の形成材料を、スパッタ法、化学気相蒸着(CVD)法等の従来公知の方法で成膜することで形成可能である。また、陽極11は、前述の形成材料を、透明基板10上に一様に成膜し、フォトリソグラフィーにより所望の形状にパターニングすることでも形成可能である。
つぎに、有機EL層形成工程として、陽極11上に、有機EL層12を形成する(S102)。前記有機EL層形成工程(S102)は、注入層形成工程(S102A)、および発光層形成工程(S102B)を含む。なお、前記有機EL層形成工程(S102)において、前記注入層形成工程(S102A)、および前記発光層形成工程(S102B)を実施する順番は、製造する有機EL素子1の層構造に応じて、適宜設定できる。また、有機EL素子1が、例えば、前述のように、さらに、正孔注入層121および発光層122以外の層を含む場合、前記有機EL層形成工程(S102)は、さらに、前記層を形成する工程を含んでもよい。
有機EL層12を構成する各層は、例えば、従来公知の材料を用いて、抵抗加熱による真空蒸着法、MBE(分子線エピタキシー)法、レーザーアブレーション法等の従来公知の方法でシャドーマスクを介して形成可能である。また、各層の形成に高分子材料を用いる場合、前記高分子材料を液状にしてインクジェット等の印刷により各層を形成することも可能であり、また、感光性塗布液にして、スピンコートまたはスリットコートし、フォトリソグラフィーにより各層を形成することも可能である。
前記注入層形成工程(S102A)は、正孔注入層121をパターニング形成する。本実施形態において、前記注入層形成工程(S102A)は、陽極11上に、正孔注入層121をパターニング形成することができる。前記パターニング形成は、例えば、蒸着材料の場合は、メタルマスク、塗布材料の場合は、インクジェット等の方法により行うことできる。
前記発光層形成工程(S102B)は、発光層122を形成する。本実施形態において、前記発光層形成工程(S102B)は、前記パターニング形成された正孔注入層121を覆うようにして、発光層122を形成する。
そして、第2の電極形成工程として、有機EL層12上に、前記第2の電極である陰極13を形成し(S103)、終了する(END)。本実施形態において、前記第2の電極形成工程(S103)は、発光層122上に、陰極13を形成する。陰極13が金属材料(例えば、アルミニウム等)により形成される場合、陰極13は、例えば、前述の有機EL層12と同様にして、シャドーマスクを介した真空蒸着法等により、形成することができる。また、陰極13が透明電極である場合、陰極13は、例えば、前述の陽極11と同様にして、形成することができる。
なお、前記第2の電極形成工程(S103)後、例えば、さらに、陰極13上に、封止基板を形成する工程を含んでもよい。
(変形例)
つぎに、実施形態1の変形例について説明する。図4に示すように、本変形例の有機EL素子1は、正孔注入層121が、それぞれ膜厚の異なる複数の領域(膜厚の大きい正孔注入層121a、および膜厚の小さい正孔注入層121b)を含むように設けられることにより、パターニング形成されている。この点以外は、前記実施形態と同様である。有機EL素子1は、図中、矢印(大きい矢印および小さい矢印)で示すように、パターニング発光(強い光および弱い光)可能である。
正孔注入層121aおよび正孔注入層121bの膜厚は、適宜設定でき、特に制限されず、例えば、正孔注入層121aおよび正孔注入層121bの一方(図4の場合、正孔注入層121a)の膜厚を、最も発光量が大きくなるような最適値とし、他方(図4の場合、正孔注入層121b)の膜厚を、前記最適値とは異なる値に設定することができる。なお、この場合、前記他方の膜厚は、前記最適値よりも大きい値でも小さい値でもよく、適宜設定できる。
正孔注入層121aおよび正孔注入層121bを形成する方法は、前述の正孔注入層121の形成方法を参照できる。正孔注入層121aおよび正孔注入層121bを形成する方法は、例えば、まず、正孔注入層121aおよび正孔注入層121bの一方をパターン形成し、その後、他方をパターン形成してもよい。また、例えば、膜厚の小さい正孔注入層121bの膜厚で、正孔注入層121aの一部および正孔注入層121bをパターン形成した後、膜厚の大きい正孔注入層121aの残りの膜厚を追加で形成してもよい。
本変形例によっても、前記実施形態と同様に、図10に示すような従来の絶縁層によるパターニング手法と比較して、例えば、有機EL素子1における正孔注入層121aおよび正孔注入層121bの厚みがいずれも薄いことから、正孔注入層121aおよび正孔注入層121bの厚みの違いにより、有機EL素子1の厚みの変化(段差)が生じにくい。このため、有機EL素子1の非発光時に、正孔注入層121aに対応する発光部と正孔注入層121bに対応する発光部との境界を見えにくくすることができる。
[実施形態2]
本実施形態の有機EL素子1は、電子注入層123がパターニング形成されている。この点以外は、前記実施形態の有機EL素子1と同様である。
図5は、本実施形態における有機EL素子1を横から見た模式図(断面図)である。本実施形態において、有機EL素子1は、ボトムエミッションタイプの有機EL素子である。有機EL素子1は、トップエミッションタイプの有機EL素子でもよいし、両面発光の有機EL素子でもよい。
本実施形態の有機EL素子1は、透明基板10と、前記第1の電極である陽極11と、有機EL層12と、前記第2の電極である陰極13とを含む。有機EL素子1は、透明基板10上に、陽極11と、有機EL層12と、陰極13とが、前記順序で積層されている。有機EL層12は、発光層122、および、電子注入層123を含む。
図5に示すように、有機EL層12内において、電子注入層123が、パターニング形成されている。このようにパターニング形成することにより、電子注入層123の形成された箇所と電子注入層123の形成されていない箇所とに電圧差が生じるため、電子注入層123の形成された箇所のみを、選択的に発光させることができる。前記パターニング形成については、前述の、正孔注入層121の前記パターニング形成と同様である。
図5において、透明基板10、陽極11、有機EL層12(発光層122)、および陰極13の各層が形成された領域を、領域Aとして示し、透明基板10、陽極11、有機EL層12(発光層122および電子注入層123)、ならびに陰極13の各層が形成された領域を、領域Pとして示す。有機EL素子1は、図中、矢印で示すように、領域Pにおいて、パターニング発光可能である。
透明基板10、陽極11、有機EL層12(発光層122および電子注入層123)、ならびに陰極13の各層を形成する材料等は、前述の通りである。
本実施形態における有機EL素子1によっても、図10に示すような従来の絶縁層によるパターニング手法と比較して、例えば、有機EL素子1における電子注入層123の厚みが薄いことから、電子注入層123の有無により、有機EL素子1の厚みの変化(段差)が生じにくい。このため、有機EL素子1の非発光時に、発光部(領域P)と非発光部(領域Aにおける領域P以外の部分)との境界を見えにくくすることができる。
つぎに、有機EL素子1を作製し、有機EL素子1の非発光時に、パターニング発光の発光部と非発光部の境界が見えにくいことを確認した。
まず、デバイス構成を、ガラス基板/ITO(陽極)/正孔注入層/正孔輸送層/発光層(白色)/正孔ブロック層/電子輸送層/電子注入層/AL(アルミニウム、陰極)として、有機EL素子を作製した。前記各層のうち、前記電子注入層を、図6(A)〜(D)に示すパターンとなるようにパターニング形成した。図6(A)〜(D)は、それぞれ、作製した前記有機EL素子を透明基板側から見た場合の模式図である。有機EL層(正孔注入層〜電子注入層)および陰極の形成は、全て、真空蒸着法による蒸着で行い、パターニング形成は、メタルマスクを利用して行った。ITO(陽極)の形成は、スパッタ成膜により一様に形成した後、フォトリソグラフィーによるパターニング形成を行った。前記各層を形成後、堀込ガラスおよびUV硬化樹脂を用いて封止した。
作製した前記有機EL素子において、有機ELパネルの大きさは、約10cm×10cmとし、発光エリアの大きさは、図6(A)〜(D)の各パターンにおいて、それぞれ、9.60×10−4、1.92×10−4、4.48×10−4、および9.60×10−4とし、有機ELパネルの厚みは、約1.8mm(ガラス基板0.7mm+堀込ガラス1.1mm)とした。
そして、作製した前記有機EL素子について、発光条件を、定電流駆動(10、25、75、および100A/m)として発光させた。この結果、図6(A)〜(D)に示す各パターンのいずれの前記有機EL素子においても、前記パターニング形成した領域において、パターン発光可能であることを確認した。
さらに、非発光時に、前記各パターンにおける発光部と非発光部との境界が見えるか否かについて、確認した。前記境界の確認は、目視での確認、および光学顕微鏡下での確認をそれぞれ実施した。前記光学顕微鏡下での確認は、対物レンズを1.25倍、5倍、10倍、および20倍とし、それぞれにおいて、非発光時に発光部と非発光部の境界が見えるか否かを確認した。この結果、図6(A)〜(D)に示す各パターンのいずれの前記有機EL素子においても、確認を行った上記全ての条件において、前記境界は確認されなかった。
さらに、デバイス構成を、ガラス基板/ITO(陽極)/正孔注入層/正孔輸送層/電子ブロック層/発光層(赤色)/電子輸送層/電子注入層/CGL(charge generation layer)層(複数層)/ITO(陰極)として、両面発光の透明タイプの有機EL素子とした以外は同様にして、有機EL素子を作製した。
この結果、前記両面発光の有機EL素子においても、図6(A)〜(D)に示す各パターンのいずれの前記有機EL素子において、パターン発光可能であること、および、発光部と非発光部との境界が確認されないこと、を確認することができた。
以上のように、有機EL素子1を作製し、有機EL素子1の非発光時に、パターニング発光の発光部と非発光部の境界が見えにくいことを確認することができた。
つぎに、本実施形態の有機EL素子1の製造方法について、図7を用いて説明する。図7は、有機EL素子1の製造方法の一例を示すフローチャートである。ただし、この製造方法は例示に過ぎず、本実施形態の有機EL素子1は、いかなる方法で製造してもよい。
まず、実施形態1の有機EL素子1の製造方法における前記第1の電極形成工程と同様にして、透明基板10上に、前記第1の電極である陽極11を形成する(S101)。
つぎに、有機EL層形成工程として、陽極11上に、有機EL層12を形成する(S202)。前記有機EL層形成工程(S202)は、発光層形成工程(S202A)および、注入層形成工程(S202B)を含む。
前記発光層形成工程(S202A)は、発光層122を形成する。本実施形態において、前記発光層形成工程(S202A)は、陽極11上に、発光層122を形成する。発光層122の形成は、前述の通りである。
前記注入層形成工程(S202B)は、電子注入層123をパターニング形成する。本実施形態において、前記注入層形成工程(S202B)は、発光層122上に、電子注入層123をパターニング形成する。前記パターニング形成は、例えば、蒸着材料の場合は、メタルマスク、塗布材料の場合は、インクジェット等の方法により行うことができる。
そして、実施形態1の有機EL素子1の製造方法における前記第2の電極形成工程と同様にして、有機EL層12上に、前記第2の電極である陰極13を形成し(S103)、終了する(END)。本実施形態において、前記第2の電極形成工程(S103)は、前記パターニング形成された電子注入層123を覆うようにして、陰極13を形成する。
[実施形態3]
本実施形態の有機EL素子1は、正孔注入層121および電子注入層123が、それぞれ、パターニング形成されている。この点以外は、前記実施形態の有機EL素子1と同様である。
図8は、本実施形態における有機EL素子1を横から見た模式図(断面図)である。図8に示すように、本実施形態の有機EL素子1は、透明基板10と、前記第1の電極である陽極11と、有機EL層12と、前記第2の電極である陰極13とを含む。有機EL素子1は、透明基板10上に、陽極11と、有機EL層12と、陰極13とが、前記順序で積層されている。有機EL層12は、正孔注入層121、発光層122、および、電子注入層123を含む。そして、有機EL層12内において、正孔注入層121および電子注入層123が、それぞれ、パターニング形成されている。
なお、図8では、有機EL層12内において、正孔注入層121および電子注入層123が、それぞれ、同じ形状および面積となるようにパターニング形成されている。ただし、これには制限されず、図9に示すように、正孔注入層121および電子注入層123が、異なる形状および異なる面積となるようにパターニング形成されてもよい。これにより、例えば、より多様な発光パターンのデザインを可能にすることができる。
なお、本実施形態において、パターニング形成するのは、正孔注入層121および電子注入層123の2つの層には限定されず、前記注入層および前記輸送層の各層のいずれの組み合わせとしてもよいし、2つ以上の層を組み合わせてもよい。
本実施形態における有機EL素子1によっても、図10に示すような従来の絶縁層によるパターニング手法と比較して、例えば、有機EL素子1における正孔注入層121および電子注入層123の厚みが薄いことから、正孔注入層121および電子注入層123の有無により、有機EL素子1の厚みの変化(段差)が生じにくい。このため、有機EL素子1の非発光時に、発光部(領域P)と非発光部(領域Aにおける領域P以外の部分)との境界を見えにくくすることができる。
[実施形態4]
本実施形態の有機EL照明装置は、前記実施形態の有機EL素子1を含むことを特徴とする。前記有機EL照明装置は、例えば、1つまたは複数の有機EL素子1を、照明基板上に配置することにより、作製できる。本実施形態の有機EL照明装置は、パターニング発光可能である。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
本発明によれば、有機EL素子の非発光時に、パターニング発光の発光部と非発光部との境界が見えにくい、パターニング発光可能な有機EL素子を提供することができる。
1 有機EL素子
10 基板
11 陽極
12 有機EL層
121 正孔注入層
122 発光層
13 陰極

Claims (5)

  1. 基板、第1の電極、有機EL層、および第2の電極を含み、
    前記基板、前記第1の電極、前記有機EL層、および前記第2の電極が、この順序で積層されており、
    前記第1の電極および前記第2の電極は、一方が陽極であり、他方が陰極であり、
    前記第1の電極および前記第2の電極の少なくとも一方は、透明電極であり、
    前記有機EL層は、発光層、ならびに、注入層および輸送層の少なくとも一方を含み、
    前記注入層は、正孔注入層および電子注入層の少なくとも一方であり、
    前記輸送層は、正孔輸送層および電子輸送層の少なくとも一方であり、
    前記有機EL層内において、前記注入層および前記輸送層の少なくとも一方が、パターニング形成されている、
    パターニング発光可能な有機EL素子。
  2. 前記注入層および前記輸送層の少なくとも一方が、前記注入層である、請求項1記載のパターニング発光可能な有機EL素子。
  3. 請求項1または2記載のパターニング発光可能な有機EL素子を含む、有機EL照明装置。
  4. 第1の電極形成工程、有機EL層形成工程、および第2の電極形成工程を含み、
    前記第1の電極形成工程は、基板上に、第1の電極を形成し、
    前記有機EL層形成工程は、前記第1の電極上に、有機EL層を形成し、
    前記第2の電極形成工程は、前記有機EL層上に、第2の電極を形成し、
    前記第1の電極および前記第2の電極は、一方が陽極であり、他方が陰極であり、
    前記第1の電極および前記第2の電極の少なくとも一方は、透明電極であり、
    前記有機EL層形成工程は、発光層形成工程、ならびに、注入層形成工程および輸送層形成工程の少なくとも一方を含み、
    前記発光層形成工程は、発光層を形成し、
    前記注入層形成工程は、注入層をパターニング形成し、
    前記輸送層形成工程は、輸送層をパターニング形成し、
    前記注入層は、正孔注入層および電子注入層の少なくとも一方であり、
    前記輸送層は、正孔輸送層および電子輸送層の少なくとも一方である、
    パターニング発光可能な有機EL素子の製造方法。
  5. 前記注入層形成工程および前記輸送層形成工程の少なくとも一方が、前記注入層形成工程である、請求項4記載のパターニング発光可能な有機EL素子の製造方法。

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