JP2021196660A - 支援システム、支援方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

支援システム、支援方法及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2021196660A
JP2021196660A JP2020100362A JP2020100362A JP2021196660A JP 2021196660 A JP2021196660 A JP 2021196660A JP 2020100362 A JP2020100362 A JP 2020100362A JP 2020100362 A JP2020100362 A JP 2020100362A JP 2021196660 A JP2021196660 A JP 2021196660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
researcher
offer
company
data
support system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020100362A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7048670B2 (ja
Inventor
哲也 江田
Tetsuya Eda
洋一 山野
Yoichi Yamano
英理 増子
Eri MASHIKO
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSOL Corp
Original Assignee
JSOL Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JSOL Corp filed Critical JSOL Corp
Priority to JP2020100362A priority Critical patent/JP7048670B2/ja
Publication of JP2021196660A publication Critical patent/JP2021196660A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7048670B2 publication Critical patent/JP7048670B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】研究者と、研究者が持つ知識及び技術を利用したい企業との間のマッチングを支援する支援システム、支援方法及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】支援システムは、研究者及び企業が各々使用する複数のクライアント装置及び前記複数のクライアント装置が通信接続するサーバ装置を含み、研究者が使用するクライアント装置から、企業所有のデータを企業にて用いた連携プロジェクトに協力する条件を含むオファーを受け付け、企業で使用されるクライアント装置から、前記オファーを出した研究者の選択を受け付け、前記サーバ装置は、選択された研究者のクライアント装置へ、前記オファーに対する前記企業からの回答を通知する。【選択図】図1

Description

本発明は、研究者と、研究者が持つ知識及び技術を利用したい企業との間のマッチングを支援する支援システム、支援方法及びコンピュータプログラムに関する。
大学法人、国立開発法人等の研究機関と、民間企業との産学連携又は産官学連携(以下、単に産学連携という)が、多種多様な分野で推し進められている。産学連携では、研究者と企業とが適切にマッチングされることが望まれる。マッチングは一般的に、コーディネーターが民間企業のニーズを把握して研究者をピックアップし、民間企業に提案する形で実施されている。
特許文献1には、マッチング支援システムが開示されている。特許文献1には、研究者のリストと研究内容とのデータベースから研究者の研究情報を取得して検索を可能とし、検索された研究者の選択を受け付けると、研究者の所属機関宛てにマッチング依頼を送信することが可能なマッチング支援システムが開示されている。
特開2017−182392号公報
研究者は、企業側が持つデータ、即ち、実際の企業活動によって得られるデータを扱うことによって、自分の研究分野に限られず、データ分析に関する知識及び技術、新たな研究テーマにつながるヒントや知見などを得たいと考える場合がある。企業側もこのような研究者と協力することを望む。研究分野や背景となる学術分野を分類するテキストをキーとして企業側から研究者が選択されるようなマッチングでは、研究者及び企業双方が満足できる協力機会が失われている可能性がある。
本発明は、斯かる事情を鑑みてなされたものであり、研究者と、研究者が持つ知識及び技術を利用したい企業との間のマッチングを支援する支援システム、支援方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一実施形態の支援システムは、研究者及び企業が各々使用する複数のクライアント装置及び前記複数のクライアント装置が通信接続するサーバ装置を含み、研究者が使用するクライアント装置から、企業所有のデータを企業にて用いた連携プロジェクトに協力する条件を含むオファーを受け付け、企業で使用されるクライアント装置から、前記オファーを出した研究者の選択を受け付け、前記サーバ装置は、選択された研究者のクライアント装置へ、前記オファーに対する前記企業からの回答を通知する。
本開示の一実施形態の支援方法は、研究者と企業との連携プロジェクトのためのマッチングを支援する支援方法において、研究者から、企業所有のデータを企業にて用いた連携プロジェクトに協力する条件を含むオファーを受け付け、企業から、前記オファーを出した研究者の選択を受け付け、選択された研究者へ、前記オファーに対する前記企業からの回答を通知する。
本開示の一実施形態のコンピュータプログラムは、複数のクライアントコンピュータと通信接続が可能なサーバコンピュータに、研究者のアカウントに対応するクライアントコンピュータへ、企業所有のデータを企業にて用いた連携プロジェクトに協力する条件を含むオファーを受け付けるオファー画面の画面データを送信し、前記画面データに基づくオファー画面上で前記オファーを受け付け、企業のアカウントに対応するクライアントコンピュータへ、前記オファーの研究者の選択を受け付けるための選択画面の画面データを送信し、前記画面データに基づく選択画面上で、研究者の選択を受け付け、選択された研究者に対応するクライアントコンピュータへ、前記オファーに対する企業からの回答を通知する処理を実行させる。
本開示の支援システム、支援方法、及びコンピュータプログラムでは、研究者からオファーが受け付けられる。研究者からのオファーがまず受け付けられることによって、研究者は能動的に、研究範囲に限られない興味分野も含めた分野において自身の技術を役立てられるプロジェクトへ協力できる。オファーには望む企業を特定するデータは含まれなくてよい。これによって企業側も、研究者の研究分野に限られないバックグラウンドを根拠に、広く研究者を探すことができる。
本開示の一実施形態の支援システムでは、前記オファーに含まれる条件は、前記連携プロジェクトにて使用される企業所有のデータの種別を含む。
本開示の一実施形態の支援システムでは、研究者は研究範囲に限られない連携プロジェクトの対象として、データの種別を指定することで、研究者側の興味・関心の対象が企業側に伝わる。研究範囲に限られない興味・関心の分野が把握できることで、企業側からは協力を望む人材を選択することが期待できる。
本開示の一実施形態の支援システムでは、前記オファーに対する回答は、企業所有のデータであって前記連携プロジェクトで使用が許可されるデータの種別、及び企業が求める課題を含む。
本開示の一実施形態の支援システムでは、研究者からのオファーに対し、企業が研究者へ、オファーに含まれる条件への回答をする。回答に、データの種別及び課題を含めることで、研究者からのオファーにどれだけ適合するかを示すことができる。研究者は企業を選択する際の指標とすることができる。
本開示の一実施形態の支援システムでは、前記サーバ装置は、前記研究者からのオファーに含まれる条件と、前記企業からのデータの種別及び課題との適合度を算出し、前記クライアント装置は、前記企業への研究者のオファー又は研究者への回答と共に前記サーバ装置にて算出された適合度を表示する。
本開示の一実施形態の支援システムでは、研究者のクライアント装置と企業のクライアント装置との間のサーバ装置が、研究者からのオファーと企業からのオファーに対する回答との間の適合度を算出する。適合度は、オファーの表示の際、又は、オファーに対する回答の表示の際に、共に提示される。研究者は企業を選択する際に、企業は研究者を選択する際に、この適合度を指標とすることができる。
本開示の一実施形態の支援システムでは、前記クライアント装置にて前記研究者の選択を受け付ける際に、前記研究者の属性データが前記クライアント装置にて表示される。
本開示の一実施形態の支援システムでは、企業が研究者を選択する際の指標として、研究者の研究範囲に限られない興味・関心分野のデータも含む属性データが表示される。属性データは、研究者の氏名、所属機関、研究分野、及び興味関心分野を含んでもよいし、論文の識別情報を含んでもよく、研究者のSNS(Social Networking Service )アカウントのデータを含んでもよい。
本開示の一実施形態の支援システムは、研究者から受け付けられたオファーに対し、複数の企業による選択を受け付け、前記オファーを選択した前記複数の企業のリストを、前記オファーに回答として前記研究者のクライアント装置へ通知し、前記研究者から、前記リストから、前記複数の企業の内のいずれかの選択を受け付ける。
本開示の一実施形態の支援システムでは、研究者からのオファーに対する企業からの回答が研究者へ通知される際に、オファーに対して回答した複数の企業のリストが表示される。複数の企業からの回答があった場合に、企業のリストが表示されることで、研究者にとって比較選択がしやすくなる。
本開示の一実施形態の支援システムでは、前記研究者と前記企業との間のマッチングに対する評価を、前記研究者又は企業から受け付ける。
本開示の一実施形態の支援システムでは、マッチングの結果に対する評価を受け付けることで、その後に、マッチングされた研究者及び企業を、他の企業又は研究者が選択する際の指標となる。
本開示の一実施形態の支援システムは、前記研究者と企業とのマッチングの履歴を、前記研究者又は企業のクライアント装置に表示する。
本開示の一実施形態の支援システムでは、マッチングの履歴が記憶され、クライアント装置に表示される。これにより、研究者及び企業が、企業又は研究者を選択する際の指標として、その企業又は研究者のこれまでのプロジェクトの履歴を参考にすることができる。公開範囲は設定できることが好ましい。
本開示の支援システム、支援方法及びコンピュータプログラムによれば、研究者からのオファーを起点に、研究者と、研究者が持つ知識及び技術を利用したい企業との間を、研究者の研究範囲に限られない興味分野も含めた分野でのマッチングを支援することができる。
支援システムの概要図である。 支援システムの構成を示すブロック図である。 支援システムにおける研究者からのオファー受付処理手順の一例を示すフローチャートである。 研究者向けのオファー登録画面の例を示す図である。 研究者データベースに記憶されるオファー内容の例を示す。 支援システムにおける企業担当者側からのオファー受付処理手順の一例を示すフローチャートである。 企業向けのオファー検索画面の例を示す図である。 オファー詳細画面の例を示す図である。 オファーに対する回答受付画面の例を示す図である。 企業データベースに記憶されるオファー回答の内容例を示す図である。 支援システムにおけるオファー回答通知処理手順の一例を示すフローチャートである。 回答リスト画面の内容例を示す図である。 マッチングデータベースに記憶されるマッチング内容の例を示す図である。 処理部による評価受付処理手順の一例を示すフローチャートである。 研究者のクライアント装置に表示される評価受付画面の例を示す。 研究者からの評価の表示例を示す図である。 企業の履歴の表示例を示す図である。
本開示をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。以下の実施の形態では、本開示の研究者及び企業のマッチングに対する支援システムについて説明する。
図1は、支援システム100の概要図である。支援システム100は、複数のデータベース101〜103と接続されたサーバ装置1を含む。支援システム100は、研究者及び企業担当者夫々が用いるクライアント装置2を含む。クライアント装置2は、公衆通信網を含むネットワークNを介してサーバ装置1と通信接続が可能である。
本開示の支援システム100では、サーバ装置1にて研究者から、クライアント装置2を介してオファーを受ける。オファーは、研究者が扱いたいデータを特定するための情報(データの種別)、研究者自身の技術、及び、興味・関心分野に関する情報を含む。研究者にとって、研究所に所属し、研究費を得て進める研究対象と、興味・関心分野とが一致するとは限らないところ、ここでは、趣味嗜好を含めた研究者自身の経験・体験と知識・技術とが活かされるデータをオファーの対象とする。また、本開示の支援システム100では、企業側のローカルなネットワーク、また限られた権限者からのみアクセスできるデータを扱うことを考慮するため、オファーには研究者の勤務場所を含む勤務条件が含まれるとよい。
サーバ装置1は、企業からもクライアント装置2を介して企業からのニーズを受ける。企業からのニーズは、オファーに対する回答として、産学連携のプロジェクトの対象としたいデータ種別、研究の課題、勤務条件等の情報が含まれる。
サーバ装置1が閲覧可能なデータベース101〜103は、例えば研究者のオファーを記憶した研究者データベース101と、企業からのオファーへの回答を含む企業データベース102と、マッチングの結果を記録したマッチングデータベース103とを含む。その他サーバ装置1は、ネットワークNを介して特許データベース、論文データベース、又は科研費のデータベース等から研究者の研究実績のデータを取得することができる。サーバ装置1は、ネットワークNから研究者のSNSに関するデータを取得することもできる。
サーバ装置1は、研究者からのオファーと、企業のニーズとの適合度を各研究者からのオファーに対して算出する。オファーを送ってきた研究者に対し、そのオファーに対する適合度が高い企業のリストを作成して送信し、選択を受け付ける。選択された企業に対し、研究者とのマッチングが成立したことを通知する。
企業と研究者との連携プロジェクトによる研究内容は、履歴としてマッチングデータベース103に蓄積される。サーバ装置1は、研究者及び企業の各々から、マッチング成立後の連携プロジェクトで得られた結果に対する評価を受け付け、履歴としてマッチングデータベース103に記憶する。サーバ装置1は以後、ある研究者がどのような企業とどのような協力を行なったのかの履歴を、公開可能と設定されている範囲で参照することを許可する。公開されるものはスクリーニング、及び抽象化されることが好ましい。企業側にとって、より望ましい研究者と協力できる可能性を高める。
図2は、支援システム100の構成を示すブロック図である。支援システム100のサーバ装置1は、サーバコンピュータである。サーバ装置1は、処理部10、記憶部11、及び通信部12を含む。
処理部10は、CPU(Central Processing Unit)及び/又はGPU(Graphics Processing Unit)、タイマー、RAM(Random Access Memory)を含む。処理部10は、記憶部11に記憶されている支援プログラム1Pに基づき、通信部12を介してデータベース101〜103にアクセスし、後述の処理を実行する。
記憶部11は、ハードディスク、又はSSD(Solid State Drive )を用いる。記憶部11は、支援プログラム1Pを記憶している。記憶部11は、クライアント装置2にて表示されるWeb画面用のデータを記憶している。記憶部11は、その他、処理部10が支援プログラム1Pに基づく処理で参照するデータを記憶する。支援プログラム1Pは、コンピュータから読み取り可能な記憶媒体9に記憶されていた支援プログラム9PをCPUが読み出してメモリに記憶したものであってもよい。
通信部12は、ネットワークNを介した通信、及び、ローカルネットワークLNを介した実現する通信デバイスである。通信部12は例えばネットワークカードである。通信部12は、ルータ等の通信機器を介して外部のネットワークNに接続されている一方で、ローカルネットワークLNを介してデータベース101〜103を構成する記憶装置に接続されている。
クライアント装置2は、パーソナルコンピュータである。クライアント装置2は、デスクトップ型、ラップトップ型、タブレット端末、又はスマートフォン等のコンピュータである。クライアント装置2は、研究者及び企業担当者によって使用される。研究者が使用するクライアント装置2であるのか、企業担当者が使用するクライアント装置2であるのかは、サーバ装置1へのアクセスに必要なアカウントの種別によって区別される。
クライアント装置2は、処理部20、記憶部21、通信部22、表示部23、及び操作部24を備える。
処理部20は、CPU及び/又はGPU、タイマー、RAMを含む。処理部20は、記憶部21に記憶されている端末プログラム2Pに基づき、サーバ装置1に通信接続し、データの受付、送受信等の処理を実行する。
記憶部21は、端末プログラム2Pを記憶している。端末プログラム2Pは例えば汎用Webブラウザである。記憶部21は、サーバ装置1にて発行されるアカウントデータを記憶してもよい。
通信部22は、ネットワークNを介したサーバ装置1への通信接続を実現する通信デバイスである。通信部22は、ネットワークカード、又は無線通信デバイスである。
表示部23は、液晶パネル又は有機ELディスプレイ等のディスプレイを含む。操作部24は、キーボード及びマウス、又は、ディスプレイ内蔵のタッチパネルを含む。処理部20は、表示部23に表示させる画面上で、操作部24によってテキストの入力操作、アイコン等の選択操作を受け付ける。
研究者、企業側担当者は夫々、予め支援システム100におけるアカウントの発行を受けておく。サーバ装置1は、記憶部11又はデータベース101,102の一部に、研究者及び企業のアカウントを、アカウント種別に記憶しておく。
図3は、支援システム100における研究者からのオファー受付処理手順の一例を示すフローチャートである。サーバ装置1は、研究者の種別のアカウントからのログインを受けると、以下の処理を実行する。
サーバ装置1の処理部10は、研究者向けのポータルサイトの画面データを、ログインした研究者のクライアント装置2へ送信する(ステップS101)。ポータルサイトの画面には、オファー登録画面へ遷移するためのインタフェースが含まれている。ポータルサイトの画面には例えば、研究者向けの広告、研究者向けのお知らせの他に、ログインした研究者向けの特定のレコメンド情報が表示される。レコメンド情報の内容は後述する。
処理部10は、クライアント装置2で表示されている画面をオファー登録画面へ遷移させる(ステップS102)。処理部10は、クライアント装置2に表示させているオファー登録画面にて、研究者の氏名、所属、専門分野、論文等の属性データと、扱いたいデータの種別、データに対してどのようにアプローチするかのアイディア等のオファー内容との入力を受け付ける(ステップS103)。属性データには、研究者の公開されたSNSアカウントが含まれてよい。処理部10は、予めアカウントを発行する際に属性データの入力を求め、入力された属性データをアカウントに対応付けて記憶しておいてもよい。
ステップS103にて処理部10は、勤務条件、研究成果の他への公開に関する希望を受け付ける(ステップS104)。
処理部10は、ステップS103で受け付けた属性データ、オファー内容、ステップS104で受け付けた勤務条件、公開に関する希望を、マッチング前のステータスと共に研究者のアカウントに対応付けて研究者データベース101に記憶する(ステップS105)。以後の処理でマッチングが進むと、ステータスはマッチング中となり、マッチングの末に晴れてプロジェクトが開始されると、オファーはマッチングデータベース103に転記される。
処理部10は、登録完了メッセージをオファー登録画面に表示させ(ステップS106)、処理を終了する。
図3のフローチャートにおける画面遷移は、Webページの変換又は、Webブラウザのバックグラウンドプロセスによって実現される。図3に示した処理手順については、処理部20はサーバ装置1のWebサーバ機能へ接続せずに、端末プログラム2Pに基づき、クライアント装置2内で実現してもよい。
図4は、研究者向けのオファー登録画面の例を示す図である。図4に示すオファー登録画面300には、氏名等の属性データの入力欄301、オファー内容の入力欄302が含まれている。属性データの入力欄301には、研究者の氏名、所属、専門分野、SNSなどの公開URL 、論文が含まれる。論文の欄には、論文題名、ISSN(International Standard Serial Number)、又はDOI(Digital Object Identifier)等の識別情報が入力可能である。
図4に示すオファー登録画面300には、入力欄301,302に入力された内容をサーバ装置1へ送信するための登録ボタン303が含まれている。登録ボタン303が操作部24にて選択された場合、サーバ装置1にて処理部10がステップS103,104の処理を実行し、研究者データベース101にこれらのデータを記憶する。
図5は、研究者データベース101に記憶されるオファー内容の例を示す。研究者データベース101には、オファー内容を識別するオファーIDに対応付けて、研究者のアカウント、研究者の属性データ、オファー内容が記憶される。属性データには図5に示すように、アカウントに対応付けて氏名、所属、専門分野、SNSなどの公開URL 、論文の識別情報、特許出願情報が含まれる。キーはアカウントではなく、数字列からなる他のIDが付与されていてもよい。なお属性データは、図5に示すように、1つの研究者アカウントに対して予め属性テーブルとして記憶しておき、オファー内容に含まれる属性データは、属性テーブルから内容が参照されるとよい。オファー内容には、データの種別、研究アイディア、勤務条件、公開に関する希望が含まれる。オファー内容に含まれるデータの種別は例えば、金融データ、為替データ、医療データ、交通データ、衛星データ、市場調査データ(市場別)、言語データ等である。データの種別には、研究者がこだわりを持つ項目、件数、期間などの希望が対応付けられるとよい。
オファー内容には、回答の有無、オファーに基づく連携プロジェクトの進行等を示すステータスが対応付けられている。図5の例では、オファー内容には、回答待ち状態であることが対応付けられている。
図6は、支援システム100における企業担当者側からのオファー受付処理手順の一例を示すフローチャートである。サーバ装置1は、企業に対し発行されたアカウントからのログインを受けると、以下の処理を実行する。
処理部10は、企業担当者向けのポータルサイトの画面データを、ログインした企業担当者のクライアント装置2へ送信する(ステップS201)。企業担当者向けのポータルサイトには、オファー検索画面へ遷移するためのインタフェースが含まれている。企業担当者向けのポータルサイトの画面には例えば、企業担当者向けのお知らせ、レコメンド情報が表示される。レコメンド情報は例えば、後述するオファーへの回答の履歴に基づき、適合度が高いオファーを予め抽出しておいたものである。
処理部10は、クライアント装置2で表示されている画面をオファー検索画面へ遷移させる(ステップS202)。処理部10は、クライアント装置2に表示させているオファー検索画面にて、企業側からの条件の入力を受け付ける(ステップS203)。条件には、研究者に提供できるデータの種別、提供するデータを用いた連携プロジェクトの課題、勤務条件、成果の公開に関する希望等が含まれている。
処理部10は、受け付けた条件の一部又は全部を用いて、研究者データベース101に記憶されているオファー内容夫々との適合度を算出する(ステップS204)。適合度は、予め算出したものを読み出してもよい。
ステップS204の適合度は、例えば以下のようにして算出される。第1の方法において処理部10は、企業担当者からの条件に含まれる提供データの種別の名称に対し、類語、共起語等を登録した辞書データに基づいて、類似の程度を適合度として算出する。その他、処理部10は、提供データの種別と、オファー内容に含まれるデータの種別との間で、言語処理的に統計的距離を算出して類似の高さを求めてもよい。第2の方法において処理部10は例えば、企業担当者からの条件に含まれる課題について、第1の方法同様に、言語処理によって類似度、共起確率等を基に適合度を算出する。第3の方法において処理部10は、勤務条件に含まれる勤務場所が地理的な合致、所属機関と勤務場所との距離を算出して近い程に適合度が高くなるように適合度を算出する。第4の方法において処理部10は、公開に関する希望が合致する割合が高い程に適合度が高くなるように適合度を算出する。処理部10は、第1〜第4の方法による適合度、即ち、提供データの種別、課題、勤務条件、公開に関する希望に対する適合度を掛け合わせ、又は積算して最終的に適合度を算出するとよい。
処理部10は、ステップS204で算出される適合度が高い順に、研究者データベース101に記憶されているオファー内容をソートし、所定数分だけ抽出する(ステップS205)。処理部10は、抽出されたオファー内容をリスト化して表示させる(ステップS206)。
ステップS204の適合度の算出、及びステップS205−S206のリストの表示は、クライアント装置2のWebブラウザプログラムのバックグラウンドプロセスによって、オファー検索画面で条件が入力される都度に実行される。オファー検索画面において条件のテキストが入力される都度、テキストがサーバ装置1へ送信されて実行され、処理部10が研究者からのオファーに対する適合度を更新し、適合度が高い順にオファーをソートし、上位数件を抽出してリスト表示する。処理手順はこれに限らず、オファー検索画面にて検索条件を入力した後に検索を受け付ける検索ボタンを設け、検索ボタンが選択されると検索条件をサーバ装置1へ送信し、処理部10がこれを受信し、適合度を算出し、リストを別ページで表示するようにしてもよい。
処理部10は、リストからいずれかのオファー内容の選択を受け付ける(ステップS207)。処理部10は、選択されたオファー内容及びオファー元の研究者に関する詳細データをクライアント装置2に表示させる(ステップS208)。ステップS208に表示されるオファー詳細画面には、研究者へのオファー回答を受け付けるためのインタフェースが含まれる。オファー詳細画面には、オファー元の研究者のアカウントに対応付けられた属性データに基づく情報が表示されるとよい。
属性データに基づく情報とは例えば、研究者が執筆した論文について、引用/被引用の関係をネットワーク図で示したものを含む。具体的には、論文をノード、引用/被引用をエッジとするネットワーク図である。論文は、研究者が執筆した全ての論文ではなく、属性データで指定された論文、またその中でも、研究のアイディアに近い(キーワードが共通する)ものが選択されるとよい。
属性データに基づく情報は他に、研究者が発明者となった特許文献と、引用/被引用の関係、又は類似する特許文献をネットワーク図で示したものでもよい。この場合のネットワーク図は、特許文献を各々ノードとし、引用/被引用、又は類似の関係をエッジとして示したものである。
属性データに基づく情報は他に、研究者のSNSアカウントのフォロー/フォロワーの関係、及び/又は、リプライ関係をネットワーク図で示したものであってもよい。この場合のネットワーク図は、SNSアカウントをノードとし、フォロー/フォロワーの関係をエッジとして示したものである。これにより、周辺の研究者仲間、バックグラウンドを同じくする研究者、又は異なるバックグラウンドの研究者等の情報を、企業担当者が知ることができる。ネットワーク図は、投稿をノード、投稿間のリプライ、引用/被引用関係をエッジとして示した図であってもよい。研究者のSNSアカウントへの投稿の内、オファー内容のデータ種別に関連する投稿を抽出し、抽出した投稿のネットワーク図を示してもよい。
処理部10は、オファー元の研究者へのオファー回答を、オファー詳細画面から遷移される回答受付画面にて受け付け(ステップS209)、回答受付画面にて受け付けたオファー回答の内容を、企業のアカウントに対応付けて企業データベース102に記憶する(ステップS210)。回答内容には、回答先の研究者のアカウントが含まれており、研究者のアカウントをキーに抽出可能である。
処理部10は、回答完了メッセージを回答受付画面に表示させ(ステップS211)、処理を終了する。
図6に示した処理手順の一部、特に画面表示及び入力受け付けについては、処理部20は、サーバ装置1のWebサーバ機能へ接続せずに、端末プログラム2Pに基づいてクライアント装置2で実現してもよい。サーバ装置1は、オファー回答を受け付け、データベースに記憶すればよく、他の処理についてはクライアント装置2及びサーバ装置1のどちらで実施されてもよい。
図7は、企業向けのオファー検索画面400の例を示す図である。図7の例では、オファー検索画面は、オファーの検索条件の入力欄401と、リスト402とを含む。上述のステップS204−S206について説明したように、入力欄401のいずれかの項目にテキストを入力する都度、リスト402が更新される。リスト402は、研究対象としたいデータの種別、アイディア、勤務条件、公開に関する希望欄の項目を含む。図7に示す例では、リスト402では基本的には、全ての項目についての適合度の高い順に表示される。リスト402の項目はいずれも選択可能にリンク又はコントロールが表示されており、項目毎の適合度の昇順又は降順のソートし直しが可能である。リスト402のオファー内容のリストではいずれかを選択することが可能であり、いずれかが選択されるとオファー検索画面からオファー詳細画面へ遷移する。図7のオファー検索画面400では、研究者の氏名のリンクが選択可能にしてある。その他、チェックボックス及び選択ボタン等のインタフェースであってもよい。
図8は、オファー詳細画面403の例を示す図である。図8に示す例においてオファー詳細画面403は、オファー内容と、オファー元の研究者の属性データに基づく情報とを含む。図8の例では、属性データに基づく情報として、執筆論文に関するネットワーク図404、特許文献に関するネットワーク図405、及び、SNSアカウントに関するネットワーク図406が含まれている。論文に関するネットワーク図404においては、研究者が執筆した論文夫々に対応するノードのオブジェクトと、引用/被引用の関係を示すエッジとが表示されている。SNSアカウントに関するネットワーク図406には、研究者のアカウントに対応するノードのオブジェクトと、研究者との間でフォロー又はやり取り等がある他のSNSアカウントに対応するノードのとの関係がエッジで示されている。
ネットワーク図404,405,406内のオブジェクトは夫々、操作部24によって選択可能である。例えば論文のネットワーク図404内のオブジェクトが選択された場合、論文の識別コードに基づく公開された文献のWebページが表示部23に表示されるとよい。同様にして特許文献に関するネットワーク図405における各特許文献に対応するオブジェクトが操作部24によって選択された場合、対応する特許文献のWebページ、又はドキュメントデータが表示されるとよい。
図9は、オファーに対する回答受付画面407の例を示す図である。図9の例に示す回答受付画面407は、企業名、課題等の入力欄、及び、提供できるデータの種別、データの件数、データのフォーマット等の詳細な情報、勤務条件、処遇を含む研究者に求める条件の入力欄を含む。企業名等は、企業のアカウントに対応付けられている企業の属性データから自動的に転記されてもよい。
回答受付画面407には、入力された内容に基づくオファー回答を受け付ける回答ボタン408が含まれている。回答ボタン408が操作部24によって選択された場合、処理部10は、オファー回答を受け付け(S209)、記憶する(S210)。
図10は、企業データベース102に記憶されるオファー回答の内容例を示す図である。オファー内容は、図10に示すように、オファーを識別するオファーIDに対応付けて、回答者である企業のアカウント、回答先の研究者のアカウント、企業から提供できるデータの詳細情報、連携プロジェクトの課題、及び研究者に求める条件が記憶されている。オファー回答は、ステータスと対応付けて記憶される。図10の例では、オファー回答には、選択待ち状態であるステータスが対応付けられている。
図5に示したオファー内容及び図10に示したオファー回答については夫々、回答待ち、選択待ちのステータスである場合、研究者及び企業側担当者から、削除が可能である。サーバ装置1の処理部10は、ポータルサイトから回答待ち、選択待ちのオファー内容及びオファー回答への削除指示を受け付ける。処理部10は、削除指示を受けたオファー内容及びオファー回答について、研究者データベース101及び企業データベース102から削除せずに、削除済み(取り下げ)であることを対応付けて履歴として残しておいてもよい。この場合、履歴に基づくレコメンド情報を作成する際に参照される。
図11は、支援システム100におけるオファー回答通知処理手順の一例を示すフローチャートである。図11のフローチャートに示す処理手順は、図6のフローチャートに示したオファー回答の受付処理後に、回答先の研究者を対象にして直ちに実行されてもよいし、研究者のアカウントによってログインがされたタイミングで実行されてもよい。
処理部10は、対象の研究者に対するオファー回答の存在を通知する(ステップS301)。ステップS301の通知の方法は、研究者のアカウントに対応付けて記憶されている電子メールアドレスへのメール送信、メッセージアプリのアカウントに対するメッセージ送信、又は、研究者向けのポータルサイトの画面での通知でよい。
処理部10は、通知を受けた研究者向けのポータルサイトに、回答リスト画面への遷移を受け付けるインタフェースを追加した画面データを、クライアント装置2へ送信し(ステップS302)、回答リスト画面への遷移させる(ステップS303)。
処理部10は、回答リスト画面で、研究者からのオファーに対する回答リストをクライアント装置2に表示させ(ステップS304)、回答リストの内のいずれかのオファー回答の選択を受け付ける(ステップS305)。
処理部10は、選択されたオファー回答に対するコメントを研究者のクライアント装置2にて受け付け(ステップS306)、コメントを含む選択通知を企業側担当者へ通知する(ステップS307)。処理部10は、選択通知完了メッセージを回答受付画面に表示させる(ステップS308)。
処理部10は、選択されたオファー回答及び対象のオファー内容を対応付けてマッチング内容としてマッチングデータベース103に記憶し(ステップS309)、処理を終了する。
処理部10はステップS310において、選択されたオファー内容、及びオファー回答に対応付けられたステータスを、マッチング完了又は進行中へ変更してデータベース101,102を更新するとよい。
図11に示した処理手順の一部、特に画面表示及び選択の受け付けについては、処理部20は、サーバ装置1のWebサーバ機能へ接続せずに、端末プログラム2Pに基づいてクライアント装置2で実現してもよい。サーバ装置1は、回答の選択を受け付け、マッチングデータベースに記憶できればよく、他の処理についてはクライアント装置2及びサーバ装置1のどちらで実施されてもよい。
図12は、回答リスト画面500の内容例を示す図である。図12の例に示す回答リスト画面500は、企業名、提供されるデータの種別、勤務条件、処遇等のリスト501を含む。回答リスト画面500は、企業へのあいさつ、又は問い合わせ内容等のコメントを受け付けるための入力欄502を含む。回答リスト画面500は、企業の選択を受け付ける選択ボタン503を含む。クライアント装置2にて選択ボタン503が操作部24によって選択された場合、処理部10は、回答リストのオファー回答の選択(S305)、及びコメントの入力を受け付ける(S306)。
図13は、マッチングデータベース103に記憶されるマッチング内容の例を示す図である。マッチング内容は、識別データに対応付けて、マッチングされた研究者のアカウント、及び企業のアカウント、オファー内容、及びオファー回答を含む。オファー内容及びオファー回答は、研究者データベース101に記憶されているオファー内容及び企業データベース102に記憶されているオファー回答へのリンクデータ(キー、オファーID、回答ID)であってもよい。マッチング内容には、ステータスが対応付けられており、図13の例では、マッチングされた企業及び研究者による連携プロジェクトは開始前状態であることが記憶されている。実際の連携プロジェクトが開始されると、企業側からの申告によってサーバ装置1は、ステータスを進行中へ変更し、プロジェクトが完了した申告を受けるとステータスを完了へ変更し、マッチングデータベース103に履歴として記憶しておく。
図13に示したようなマッチングの結果、同一の研究者に対する回答の内、選択されなかった企業からのオファー回答については、ステータスが「選択待ち」から「非選択」へと変更され、そのまま企業データベース102に履歴として残るとよい。選択されなかった企業へ、サーバ装置1は、選択されなかった旨の通知を実行する。
マッチングによって連携プロジェクトが進行した後、サーバ装置1は、マッチング又は連携プロジェクト自体に対する評価を受け付ける。図14は、処理部10による評価受付処理手順の一例を示すフローチャートである。サーバ装置1の処理部10は、研究者のアカウントからのログインに対し、研究者をマッチング対象とした完了した連携プロジェクトが存在する場合に、以下の処理を実行する。
処理部10は、ログインした研究者のアカウントを含むマッチング内容をマッチングデータベース103から抽出し(ステップS401)、マッチング内容を含む評価受付画面を研究者が使用するクライアント装置2に表示させる(ステップS402)。
処理部10は、評価受付画面で、マッチング内容に対する評価を、複数の項目について受け付け(ステップS403)、受け付けた評価内容を、マッチング内容を識別する識別データに対応付けてマッチングデータベース103に記憶する(ステップS404)。
処理部10は、評価受付完了メッセージを表示させ(ステップS405)、処理を終了する。
図15は、研究者のクライアント装置2に表示される評価受付画面600の例を示す。評価受付画面600は、マッチングされた結果行なった研究に対する複数の評価項目を含む。評価受付画面600は、評価項目毎に、評価レート及びコメントの入力欄601を含む。評価レートは、図15に示すように、複数段階の星の数の選択によって受け付ける。評価レートの受付方法はこれに限らない。例えば評価レートは、数字の入力によって受け付けられてもよい。評価受付画面600は、評価を送信するための評価ボタン602を含む。評価ボタン602が操作部24によって選択された場合、サーバ装置1は評価受付画面600にて選択又は入力されている内容を受け付ける(S403)。
図15に示したような評価受付画面600によってマッチング内容に対する評価が記憶され、次に研究者側から企業を選択する場合、逆に、企業側から研究者を選択する場合の参考データとして利用できる。
図16は、研究者からの評価の表示例を示す図である。図16に示す画面は例えば、図8に示したオファー詳細画面403の「履歴」が選択された場合に表示される。履歴として、選択中の研究者がこれまで協力した連携プロジェクトの相手企業、協力の期間、その連携プロジェクトで扱ったデータのデータ種別、課題、研究者による評価が表示される。図16の例では、菓子関連に興味・関心を持つ研究者である「A」氏の実績として、銀行及び製菓企業との連携プロジェクトを実行した実績があることが示されている。このように、例えば通常の研究分野がプロジェクトの対象のデータと直接的に関係がなくとも、興味・関心を持つ分野に関連した企業所有の実際のデータを用いた連携プロジェクトが実現される。興味・関心を普段から持つ研究者との連携によるプロジェクトの成功が期待される。
このように、履歴として評価結果も含まれることによって、次回、企業が研究者へオファー回答を出す際の資料としてその評価を参照することができ、企業及び研究者双方にとってより適切なマッチング期待できる。なお、研究者が協力した企業が、公開を希望しない場合、企業名を明示せずに例えば「金融」、「食品」といった職種のみに抽象化して表示されてもよい。
図17は、企業の履歴の表示例を示す図である。図17に示す画面は、図12に示した回答リスト画面500の「履歴」が選択された場合に表示される。対応する企業に対してこれまで協力した研究者、協力の期間、その研究プロジェクトで扱ったデータのデータ種別、課題、研究者による評価が表示される。対象の企業にて研究に携わった経験がある他の研究者のリスト、研究者の氏名の公開が不可である場合には、属性データ、関心のあるデータ等の情報のみ表示されるとよい。このように研究者が協力企業を選択する際の資料として、履歴を参照することができ、企業及び研究者双方にとってより適切なマッチングが期待できる。
研究者向けのポータルサイトにおけるレコメンド情報として、その研究者と属性が共通する他の研究者が携わった経験がある研究の企業がリストアップされるように履歴が使用されてもよい。この場合、他の研究者からの評価が高かったマッチング内容に対応する企業が優先的にリストアップされてもよい。
適合度の算出は、上述の実施の形態では、類似、共起等の辞書データに基づいて統計的に算出された。しかしながら、マッチングデータベース103における企業と研究者とのマッチングの実績を用いて学習した学習モデルを用いてもよい。この場合学習モデルは例えば、企業の属性データ及び研究者の属性データ、並びにデータ種別を入力として、研究結果に対する研究者からの評価を報酬としてスコアを出力するように学習する。報酬は、オファーから企業の選択までの期間の短いほどに高い評価であってもよい。この場合、処理部10は、学習モデルから出力されるスコアを適合度として用いる。
上述のように開示された実施の形態は全ての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。
1 サーバ装置
10 処理部
11 記憶部
101 研究者データベース
102 企業データベース
103 マッチングデータベース
12 通信部
1P 支援プログラム
2 クライアント装置
20 処理部
21 記憶部
23 表示部
24 操作部
2P 端末プログラム

Claims (13)

  1. 研究者及び企業が各々使用する複数のクライアント装置及び前記複数のクライアント装置が通信接続するサーバ装置を含み、
    研究者が使用するクライアント装置から、企業所有のデータを企業にて用いた連携プロジェクトに協力する条件を含むオファーを受け付け、
    企業側のクライアント装置から、前記オファーを出した研究者の選択を受け付け、
    前記サーバ装置は、選択された研究者のクライアント装置へ、前記オファーに対する前記企業からの回答を通知する
    支援システム。
  2. 前記オファーに含まれる条件は、前記連携プロジェクトにて使用される企業所有のデータの種別を含む
    請求項1に記載の支援システム。
  3. 前記オファーに対する回答は、企業所有のデータであって前記連携プロジェクトで使用が許可されるデータの種別、及び企業が求める課題を含む
    請求項1又は2に記載の支援システム。
  4. 前記サーバ装置は、前記研究者からのオファーに含まれる条件と、前記企業からのデータの種別及び課題との適合度を算出し、
    前記クライアント装置は、前記企業への研究者のオファー又は研究者への回答と共に前記サーバ装置にて算出された適合度を表示する
    請求項3に記載の支援システム。
  5. 企業側のクライアント装置にて前記研究者の選択を受け付ける際に、前記研究者の属性データが前記クライアント装置にて表示される
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の支援システム。
  6. 前記属性データは、前記研究者の氏名、所属機関、研究分野、及び興味関心分野を含む
    請求項5に記載の支援システム。
  7. 前記属性データは、前記研究者の論文の識別情報を含む
    請求項5に記載の支援システム。
  8. 前記属性データは、前記研究者のSNS(Social Networking Service )アカウントのデータを含む
    請求項5に記載の支援システム。
  9. 研究者から受け付けられたオファーに対し、複数の企業による選択を受け付け、
    前記オファーを選択した前記複数の企業のリストを、前記オファーに回答として前記研究者のクライアント装置へ通知し、
    前記研究者から、前記リストから、前記複数の企業の内のいずれかの選択を受け付ける
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の支援システム。
  10. 前記研究者と前記企業との間のマッチングに対する評価を、前記研究者又は企業から受け付ける
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の支援システム。
  11. 前記研究者と企業とのマッチングの履歴を、前記研究者又は企業のクライアント装置に表示する
    請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の支援システム。
  12. 研究者と企業との連携プロジェクトのためのマッチングを支援する支援方法において、
    研究者から、企業所有のデータを企業にて用いた連携プロジェクトに協力する条件を含むオファーを受け付け、
    企業から、前記オファーを出した研究者の選択を受け付け、
    選択された研究者へ、前記オファーに対する前記企業からの回答を通知する
    支援方法。
  13. 複数のクライアントコンピュータと通信接続が可能なサーバコンピュータに、
    研究者のアカウントに対応するクライアントコンピュータへ、企業所有のデータを企業にて用いた連携プロジェクトに協力する条件を含むオファーを受け付けるオファー画面の画面データを送信し、
    前記画面データに基づくオファー画面上で前記オファーを受け付け、
    企業のアカウントに対応するクライアントコンピュータへ、前記オファーの研究者の選択を受け付けるための選択画面の画面データを送信し、
    前記画面データに基づく選択画面上で、研究者の選択を受け付け、
    選択された研究者に対応するクライアントコンピュータへ、前記オファーに対する企業からの回答を通知する
    処理を実行させるコンピュータプログラム。
JP2020100362A 2020-06-09 2020-06-09 支援システム、支援方法及びコンピュータプログラム Active JP7048670B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020100362A JP7048670B2 (ja) 2020-06-09 2020-06-09 支援システム、支援方法及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020100362A JP7048670B2 (ja) 2020-06-09 2020-06-09 支援システム、支援方法及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021196660A true JP2021196660A (ja) 2021-12-27
JP7048670B2 JP7048670B2 (ja) 2022-04-05

Family

ID=79196274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020100362A Active JP7048670B2 (ja) 2020-06-09 2020-06-09 支援システム、支援方法及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7048670B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007179118A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Produce Media:Kk マネージメントシステム
JP2008004563A (ja) * 2007-08-24 2008-01-10 Seiko Epson Corp 有機elヘッドとその作製方法及びそれを用いた画像形成装置
KR20170140877A (ko) * 2016-06-14 2017-12-22 한국생산기술연구원 전문가 매칭 시스템을 이용하는 온라인 플랫폼 시스템.

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007179118A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Produce Media:Kk マネージメントシステム
JP2008004563A (ja) * 2007-08-24 2008-01-10 Seiko Epson Corp 有機elヘッドとその作製方法及びそれを用いた画像形成装置
KR20170140877A (ko) * 2016-06-14 2017-12-22 한국생산기술연구원 전문가 매칭 시스템을 이용하는 온라인 플랫폼 시스템.

Also Published As

Publication number Publication date
JP7048670B2 (ja) 2022-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ebrahim The role of trust in understanding the impact of social media marketing on brand equity and brand loyalty
Anshari et al. E-government with big data enabled through smartphone for public services: Possibilities and challenges
US6202062B1 (en) System, method and article of manufacture for creating a filtered information summary based on multiple profiles of each single user
CN101981590B (zh) 利用社交网络访问受信任的用户生成的内容
TW550484B (en) A system, method and article of manufacture for advanced mobile bargain shopping
US20120173512A1 (en) System, Method and Article of Manufacture for Advanced Information Gathering for Targeted Activities
US20030154232A1 (en) Facilitating improved workflow
EP2816512A1 (en) Automated sourcing and screening of candidate profiles
US20040093255A1 (en) Method and apparatus for managing sales data
US20140172732A1 (en) Psychographic based methods and systems for job seeking
US20090319314A1 (en) Methods of collecting and visualizing group information
US9251260B2 (en) Social network interaction facilitation from search results interface
US20140030688A1 (en) Systems, methods and program products for collecting and displaying query responses over a data network
US9251297B2 (en) Semantic note taking system
US8856179B2 (en) Method to send a short message service (SMS) campaign to a related object by selecting the base object
US20120221565A1 (en) Providing relevant information based on data space activity items
JP2017509079A (ja) 数字urlサービス提供方法
TW573406B (en) A method, apparatus and computer-readable medium for obtaining or providing health care on a mobile computing environment
WO2003058371A2 (en) Facilitating improved workflow
Abdulhamid et al. Design Evaluation of Some Nigerian University Portals: A Programmer's Point of View
JP7048670B2 (ja) 支援システム、支援方法及びコンピュータプログラム
JP2021033497A (ja) 求人者と求職者とのマッチング方法
TW468135B (en) A system, method and article of manufacture for a client intention application experience
JP2002230271A (ja) 問合せ回答方法及びプログラム
JP2022080995A (ja) ビジネス支援装置、ビジネス支援方法、及びビジネス支援プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210329

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210329

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20210420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7048670

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350