JP2021196463A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】残留電荷に起因して感光ドラムの表面電位が変動しても、感光ドラムを適正な目標電位に帯電可能な画像形成装置の提供。【解決手段】制御部は、メモリに記憶されている「補正電圧値テーブル」を参照し、回転する感光ドラムの周速に応じた「補正電圧値」を選択する(S5)。「補正電圧値テーブル」には、感光ドラムの周速に応じた「補正電圧値」が規定されている。制御部は、放電開始電圧と目標電位とにより決まる基準電圧値から「補正電圧値」を減算して、帯電電圧に設定する(S6)。制御部は、設定した帯電電圧を帯電電源により帯電ローラに印加させることで、感光ドラムの周速に関わらず、感光ドラムを目標電位に帯電させることができる。こうして、帯電ローラに印加する帯電電圧が、残留電荷に影響する「感光ドラムの周速」に応じた「補正電圧値」を用いて設定されるので、残留電荷に関わらず、感光ドラム目標電位に帯電できる。【選択図】図6
Description
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機など、電子写真技術を用いた画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置では、帯電装置により帯電された感光ドラム上に露光装置により静電潜像が形成され、この静電潜像が現像装置により現像剤を用いてトナー像に現像される。帯電装置としては、コロナ放電器に比べて放電生成物(オゾン、窒素酸化物など)が発生し難く、また帯電のために印加する電圧が低くて済む帯電ローラが用いられている(特許文献1)。帯電ローラは回転する感光ドラムの表面に対し当接位置で当接され、感光ドラムは帯電ローラに直流電圧が印加されることに応じて生じる放電により帯電される(直流帯電系などと呼ばれる)。
ところで、感光ドラムは、帯電ローラに印加する電圧が放電を開始する放電開始電圧以上であれば、帯電される。そして、感光ドラムを目標電位に帯電させるために、放電開始電圧に目標電位を加算して設定される基準電圧値が帯電ローラに印加される。ただし、実際の画像形成装置では、当該装置を使用する場所の環境(例えば、温度や湿度など)によって、あるいは長期使用によって感光ドラムや帯電ローラが劣化するなどして、感光ドラムや帯電ローラの電気抵抗が変わる。感光ドラムや帯電ローラの電気抵抗が変わるにも関わらず、放電開始電圧を更新しないまま、その放電開始電圧をもとに設定される基準電圧値を帯電ローラに印加すれば、感光ドラムは目標電位に帯電され得ない。そこで、従来では、帯電ローラに電圧を可変しながら印可することに応じて感光ドラムに流れる電流を実測し、それら電圧値と電流値とに基づいて放電開始電圧を更新していた。
しかしながら、従来では、当接位置に到達する前の感光ドラムの表面に電荷が残って(残留電荷と呼ぶ)、この残留電荷に起因して帯電前の感光ドラムの表面電位が変わることがあった。そうした場合に、上記のように放電開始電圧を更新し、それをもとに設定した基準電圧値(放電開始電圧+目標電位)を帯電ローラに印加したとしても、感光ドラムを目標電位に帯電するのが難しかった。
本発明は、感光ドラム表面の残留電荷に起因して、帯電ローラとの当接位置に到達する帯電前の感光ドラムの表面電位が変動しても、感光ドラムを目標電位に帯電するのに適正な電圧を設定して帯電ローラに印加可能な画像形成装置の提供を目的とする。
本発明の画像形成装置は、記録材に画像を形成する画像形成装置において、感光体と、前記感光体を周速可変に回転させる駆動手段と、前記感光体に当接位置で当接し、電圧の印加により前記感光体の表面を帯電する帯電部材と、帯電された前記感光体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、前記感光体からトナー像を別の像担持体に転写する転写手段と、前記帯電部材に直流電圧を印加する電源と、前記感光体の周速に応じた複数の補正電圧値を保持する情報保持手段と、前記転写手段を通過した後の前記感光体の表面を所定の目標電位に帯電するために帯電電圧を設定し、前記電源により印加させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記帯電部材と前記感光体との間で放電が開始される放電開始電圧と前記目標電位とにより決まる基準電圧を、前記感光体の周速が第一速度である場合に、前記複数の補正電圧値のうち第一補正値で補正し、前記感光体の周速が前記第一速度よりも速い第二速度である場合に、前記複数の補正電圧値のうち前記第一補正値よりも大きい第二補正値で補正し、前記帯電電圧に設定する、ことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、記録材に画像を形成する画像形成装置において、回転する感光体と、前記感光体に当接位置で当接し、電圧の印加により前記感光体の表面を帯電する帯電部材と、帯電された前記感光体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、前記感光体からトナー像を別の像担持体に転写する転写手段と、前記帯電部材に直流電圧を印加する電源と、環境水分量を検出可能な湿度検出手段と、環境水分量に応じた複数の補正電圧値を保持する情報保持手段と、前記転写手段を通過した後の前記感光体の表面を所定の目標電位に帯電するために帯電電圧を設定し、前記電源により印加させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記帯電部材と前記感光体との間で放電が開始される放電開始電圧と前記目標電位とにより決まる基準電圧を、前記湿度検出手段により検出される環境水分量が第一水分量である場合に、前記複数の補正電圧値のうち第一補正値で補正し、前記湿度検出手段により検出される環境水分量が前記第一水分量よりも少ない第二水分量である場合に、前記複数の補正電圧値のうち前記第一補正値よりも大きい第二補正値で補正し、前記帯電電圧に設定する、ことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、記録材に画像を形成する画像形成装置において、回転する感光体と、前記感光体に当接位置で当接し、電圧の印加により前記感光体の表面を帯電する帯電部材と、帯電された前記感光体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、前記感光体からトナー像を別の像担持体に転写する転写手段と、前記帯電部材に直流電圧を印加する電源と、記録材の枚数に応じた複数の補正電圧値を保持する情報保持手段と、前記転写手段を通過した後の前記感光体の表面を所定の目標電位に帯電するために帯電電圧を設定し、前記電源により印加させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、画像形成した記録材の枚数をカウントし、前記帯電部材と前記感光体との間で放電が開始される放電開始電圧と前記目標電位とにより決まる基準電圧を、カウントした記録材の枚数が第一枚数である場合に、前記複数の補正電圧値のうち第一補正値で補正し、カウントした記録材の枚数が前記第一枚数よりも多い第二枚数である場合に、前記複数の補正電圧値のうち前記第一補正値よりも大きい第二補正値で補正し、前記帯電電圧に設定する、ことを特徴とする。
本発明によれば、転写手段の通過後の感光体表面の残留する電荷に起因して、帯電部材との当接位置に到達する帯電前の感光体の表面電位が変動しても、感光体を目標電位に帯電するのに適正な帯電電圧を設定して帯電部材に印加することができる。
[第一実施形態]
<画像形成装置>
以下、本実施形態の画像形成装置について説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1に示す画像形成装置100は、中間転写体(別の像担持体)としての中間転写ベルト10に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを複数備えたタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。画像形成装置100は、図示を省略したが、装置本体に接続された原稿読取装置あるいは装置本体に対し通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等の外部機器からの画像情報に応じて、記録材Pに画像を形成する。記録材Pとしては、普通紙、厚紙、ラフ紙、凹凸紙、コート紙等の用紙、プラスチックフィルム、布など、といった様々な種類のシート材が挙げられる。
<画像形成装置>
以下、本実施形態の画像形成装置について説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1に示す画像形成装置100は、中間転写体(別の像担持体)としての中間転写ベルト10に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを複数備えたタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。画像形成装置100は、図示を省略したが、装置本体に接続された原稿読取装置あるいは装置本体に対し通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等の外部機器からの画像情報に応じて、記録材Pに画像を形成する。記録材Pとしては、普通紙、厚紙、ラフ紙、凹凸紙、コート紙等の用紙、プラスチックフィルム、布など、といった様々な種類のシート材が挙げられる。
画像形成部Paでは、感光ドラム1aにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト10に一次転写される。画像形成部Pbでは、感光ドラム1bにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト10上のイエロートナー像に重ねて一次転写される。画像形成部Pc、Pdでは、感光ドラム1c、1dにそれぞれシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト10に順次重ねて一次転写される。中間転写ベルト10に一次転写された各色のトナー像は、中間転写ベルト10に担持されて二次転写部T2へ搬送されることで記録材Pへ二次転写される。中間転写ベルト10は、テンションローラ11、駆動ローラ12、二次転写内ローラ13に掛け渡して支持され、駆動ローラ12に駆動されて所定の移動方向(矢印R2方向)に移動可能に設けられている。
記録材Pは給紙カセット18内に積載される形で収納され、給紙ローラ17により画像形成タイミングに合わせて給紙カセット18から送り出される。給紙ローラ17により送り出された記録材Pは、搬送パスの途中に配置されたレジストレーションローラ16へと搬送される。そして、レジストレーションローラ16において記録材Pの斜行補正やタイミング補正を行った後、記録材Pは二次転写部T2へと送られる。二次転写部T2は、二次転写内ローラ13と二次転写外ローラ14とにより形成される転写ニップ部であり、二次転写外ローラ14に不図示の高圧電源によって二次転写電圧が印加されることに応じて記録材上にトナー像が二次転写される。トナー像が二次転写された記録材Pは、定着装置15へ搬送される。定着装置15は、記録材Pを搬送しつつ加熱、加圧して当該記録材Pにトナー像を定着させる。定着装置15によりトナー像の定着された記録材Pは、機体外へ排出される。
画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdについて説明する。画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、現像装置4a、4b、4c、4dで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外はほぼ同様に構成され、また同様の制御に従ってそれぞれ動作し得る。そこで、以下では、代表としてイエローの画像形成部Paについて説明し、その他の画像形成部Pb、Pc、Pdについては説明を省略する。なお、以下の説明において上流、下流とは、特に断りのない限り、感光ドラム1aの回転方向上流、回転方向下流をそれぞれ指す。
図2に示すように、画像形成部Paには、感光ドラム1aを囲んで、帯電ローラ2a、露光装置3a、現像装置4a、一次転写ローラ5a、クリーニング装置6aが設けられている。感光体としての感光ドラム1aは、例えば導電性のアルミニウム製シリンダ(基体)の外周面に、有機物質の感光層、表面保護層が順次積層された円筒状の有機感光体(OPC)ドラムである。感光ドラム1aは、駆動手段としてのドラム駆動モータ70によって例えば「320mm/sec」の周速で回転方向(矢印R1方向)に回転可能に設けられている。ドラム駆動モータ70は、例えば画像形成する記録材Pの種類などに応じて、感光ドラム1aを異なる周速で周速可変に回転し得る。
帯電部材としての帯電ローラ2aは、ローラ状に形成された接触帯電部材である。帯電ローラ2aは感光ドラム1aに対し当接位置aで当接し、感光ドラム1aに従動回転可能に設けられている。そうするために、帯電ローラ2aは感光ドラム1aに向けて所定の当接圧で加圧されている。帯電ローラ2aは、帯電電源D2により直流電圧が印加されると、回転する感光ドラム1aとの間で放電を生じさせて、感光ドラム1aの表面を一様に帯電する。なお、帯電ローラ2aは感光ドラム1aに従動回転させることに限らず、モータ等によって感光ドラム1aとは別に回転可能に設けてよい。なお、ここで言う直流電圧は、直流成分のみを有するものに限られず、直流成分と交流成分(直流成分に対し数%程度)とを有するものを含む。
本実施形態の場合、帯電ローラ2aには、帯電電源D2により直流電圧が印加されたときに、感光ドラム1aとの間に流れた電流量を検出する電流検出手段としての電流計23が接続されている。帯電電源D2により直流電圧が印加されることから、電流計23は直流電流成分を時間分解することにより電流量を検出可能なものである。なお、電流計23の時間分解能は、好ましくは「5msec」以下であり、望ましくは「1msec」以下である。
帯電ローラ2aは、軸部となる基体に導電性芯金21が使用され、その上に弾性層22が設けられている。導電性芯金21としては、例えば鉄、銅、ステンレス、アルミニウムなどの金属材料を用いることができ、本実施形態ではアルミニウムを用いた。導電性芯金21には、導電性を失わない程度に、防錆や耐傷性付与のためのメッキ処理が施されていてもよい。帯電ローラ2aの弾性層22は、感光ドラム1aへの加圧時の撓みを考慮して、回転軸線方向に関し中央部が太く両端部が細いクラウン形状に形成されている。これは、帯電ローラ2aの両端部が不図示の加圧機構により感光ドラム1aに向けて所定の加圧力を受ける構造となっているからである。つまり、帯電ローラ2aの中央部の感光ドラム1aへの当接圧は両端部に比べて小さくなる傾向があるため、これを防止するためである。また、帯電ローラ2aの弾性層22は、弾性材であるゴム(EPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム))に導電剤であるカーボンブラックを分散させることで、「1×1010Ωcm」未満に抵抗が調整されている。ここでは一例として、導電性芯金21の直径が「8mm」で、弾性層22に導電剤を添加して抵抗を「1×106Ωcm」に調整した、外径が「12mm」の帯電ローラ2aを用いた。
なお、帯電ローラ2aの導電剤としては、グラファイト、導電性金属酸化物などの電子導電系のものや、アルカリ金属塩などのイオン導電系のものを使用しても構わない。また帯電ローラ2aの、弾性材としては、天然ゴム、SBR、シリコンゴム、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム、IR、BR、NBR及びCRなどの合成ゴムや、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂を使用しても構わない。
感光ドラム1aは、上記した帯電ローラ2aにより所定の目標電位に一様に帯電処理された後、露光装置3aによって画像露光(レーザー光L)を受ける。露光手段としての露光装置3aは、分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調した例えば波長「780nm」のレーザー光Lをレーザー発光素子から発生し、これを回転ミラーで走査して帯電させた感光ドラム1aに静電潜像を形成する。現像手段としての現像装置4aは現像位置bで、感光ドラム1aに形成された静電潜像を現像剤によりトナー像に現像する。
転写手段としての一次転写ローラ5aは、中間転写ベルト10を挟んで感光ドラム1aに対向配置され、感光ドラム1aと中間転写ベルト10との間にトナー像の一次転写ニップ部T1を形成する。一次転写ローラ5aには一次転写電源D1が接続されており、一次転写電源D1によりトナーの帯電極性と逆極性の直流電圧(一次転写電圧)が印加されることで、感光ドラム1a上のトナー像が中間転写ベルト10に一次転写される。
帯電ローラ2aよりも上流且つ一次転写ローラ5aよりも下流には、クリーニング装置6aが設けられている。クリーニング装置6aは、感光ドラム1aに当接して、一次転写後に感光ドラム1a上に残る転写残トナーを機械的に掻き落として除去する、例えばポリウレタンゴム製のクリーニングブレード6eを有する。
本実施形態の場合、クリーニングブレード6eよりも上流且つ一次転写ローラ5aよりも下流には、感光ドラム1aの表面を除電するための除電露光装置7aが設けられている。除電手段としての除電露光装置7aは、一次転写後に感光ドラム1aの表面に残留する電荷(残留電荷と呼ぶ)を減少させ、感光ドラム1aの表面電位を低下させるよう、露光装置3aと異なる強度のレーザー光を感光ドラム1aの表面に照射する。具体的に、除電露光装置7aは図示を省略したが、導光部材であるライトガイドに配置したLEDランプから光を照射させ、ライトガイドに反射されることで導光される光により感光ドラム1aの表面を除電する。ライトガイドには、透光率の優れた樹脂(例えばアクリル、ポリカーボネート、ポリスチレン等)やガラスなどが用いられる。LEDランプは、ライトガイドに1個だけ設けることに限らず、光量が不足する場合などには、ライトガイドに2個以上設けてもよい。なお、図1では除電露光装置の図示を省略している。
<制御部>
また、画像形成装置100は、図1に示すように、画像形成装置100の動作を全般的に制御可能な制御部50を備えている。制御部50について、ここでは主に感光ドラム1aを帯電するための帯電制御系に関し、図1、図2を参照しながら図3を用いて説明する。制御部50には図示した以外にも、画像形成装置100を構成する各部や、それら各部を動作させるための駆動源(モータや電源等)などの各種機器が接続されている。しかし、ここでは発明の本旨でないので、それらの図示及び説明を省略する。
また、画像形成装置100は、図1に示すように、画像形成装置100の動作を全般的に制御可能な制御部50を備えている。制御部50について、ここでは主に感光ドラム1aを帯電するための帯電制御系に関し、図1、図2を参照しながら図3を用いて説明する。制御部50には図示した以外にも、画像形成装置100を構成する各部や、それら各部を動作させるための駆動源(モータや電源等)などの各種機器が接続されている。しかし、ここでは発明の本旨でないので、それらの図示及び説明を省略する。
制御手段としての制御部50は、画像形成に関する各種動作を制御するものであり、例えばCPU51(Central Processing Unit)と、メモリ52とを有する。情報保持手段としてのメモリ52は、例えばROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などにより構成されている。メモリ52は、画像形成装置100を制御するための各種プログラムや、画像形成のために帯電ローラ2aに印加する電圧(以下、帯電電圧と呼ぶ)を設定するのに用いる後述の「放電開始電圧」や「電圧補正テーブル」などの各種データが記憶される。また、制御部50は画像形成した記録材Pの枚数をカウントすることができ、カウントした記録材Pの枚数をメモリ52に記憶し得る。
本実施形態の場合、制御部50は、帯電電源D2による帯電ローラ2aに印加する電圧を制御可能である。そして、制御部50は、帯電電源D2による帯電ローラ2aへ電圧を印加した場合に、帯電ローラ2aから感光ドラム1aに流れる電流の電流値を、電流計23から取得し得る。
制御部50は、記録材Pに画像を形成する「画像形成ジョブ処理」(不図示)、後述する「実測処理」や「帯電電圧設定処理」などの各種プログラムを実行可能であり、それら各種プログラムを実行して画像形成装置100の各部の動作を制御し得る。制御部50は「帯電電圧設定処理」を実行した場合、メモリ52から読み出した「放電開始電圧」と「電圧補正テーブル」の補正値とを用いて、帯電電源D2により帯電ローラ2aに印加する帯電電圧の設定を行い得る。これについては後述する。なお、メモリ52は、各種プログラムの実行に伴う演算処理結果や、原稿読取装置や外部機器から受信した画像情報などを一時的に記憶することもできる。
また、本実施形態では、湿度検出手段としての温湿度センサ60が画像形成装置100の装置本体内に配置されている。そして、制御部50は、温湿度センサ60から取得した温度や湿度に基づき、環境水分量を特定し得る。
ところで、本実施形態の場合、制御部50は、感光ドラム1aと帯電ローラ2aとの間で放電が開始される放電開始電圧(Vth)を実測する「実測処理」(実測モード)を実行可能である。そこで、この「実測処理」について説明する。図4は、帯電ローラ2aに印加した印加電圧(−V)と、電圧印加に応じて帯電ローラ2aを通じて感光ドラム1aに流れる電流(−μA)との関係を示すグラフである。図5は、放電開始電圧の実測方法を説明するためのグラフである。
帯電ローラ2aに直流電圧を印加した場合、図4に示すように、印加した直流電圧(便宜的に印加電圧と呼ぶ)が上記の放電開始電圧(Vth)以上であれば、感光ドラム1aと帯電ローラ2aとの間で放電が開始され、感光ドラム1aの表面が帯電される。従来、感光ドラム1aの表面を目標電位(Vd)に帯電するため、制御部50は、放電開始電圧(Vth)に目標電位(Vd)を加えた電圧「Vth+Vd」(区別するため、基準電圧値と呼ぶ)を、帯電ローラ2aに印加する帯電電圧に設定している。
ただし、放電開始電圧(Vth)は、例えば画像形成装置100が設置された場所の環境(例えば、温度や湿度等)の変化や、感光ドラム1aあるいは帯電ローラ2aの継時劣化(例えば、削れによる膜厚の減少等)などの影響を受けて変わり得る。こうした放電開始電圧(Vth)の変化を考慮しないで帯電電圧を設定した場合、感光ドラム1aは目標電位に帯電され難くなる。そこで、従来から、帯電ローラ2aに印加する印加電圧と、電圧印加に伴い帯電ローラ2aを通じて感光ドラム1aに流れる電流とにより放電開始電圧(Vth)を実測し、実測した放電開始電圧(Vth)に基づいて帯電電圧を設定できるようにしている。
具体的に、図1、図2を参照しながら説明する。制御部50は、先ず除電露光装置7aによって感光ドラム1aを除電する。感光ドラム1aの除電後、制御部50は、図5に示すように、帯電開始電圧(放電開始電圧)Vth以上の2つの電圧V1、V2を帯電電源D2により帯電ローラ2aに印加させ、それぞれの電圧印加に伴い流れる電流I1、I2を電流計23によって検出する。図5において、電流(I)が「0」のときの印加電圧が「放電開始電圧(Vth)」であり、制御部50は以下の式(1)によって放電開始電圧(Vth)を求め得る。
Vth=(V1×I2−V2×I1)/(I2−I1)・・・式(1)
Vth=(V1×I2−V2×I1)/(I2−I1)・・・式(1)
こうして放電開始電圧(Vth)を実測し、これに基づいて帯電電圧を設定できるようにすると、画像形成装置100に感光ドラム1aの表面電位を想定する電位測定器等を設ける必要がないので、部品点数の削減や装置の小型化などに寄与するので好ましい。
しかしながら、従来では、上記のように、実測した放電開始電圧(Vth)に基づいて帯電電圧(Vc)を設定しているにも関わらず、感光ドラム1aを目標電位に帯電できないことがあった。発明者らが調べたところ、一次転写後、図2に示す「当接位置a」に到達する前の感光ドラム1aの表面の残留電荷の電荷量が変動し、帯電前の感光ドラム1aの表面電位が変わることがわかった。そうした場合、上記のように実測した放電開始電圧(Vth)に目標電位(Vd)を加えた基準電圧値(Vth+Vd)を帯電電圧(Vc=Vth+Vd)に設定しても、感光ドラム1aの表面は目標電位に帯電され得ない。つまり、帯電ローラ2aを通過した後の感光ドラム1aの表面電位は、放電により供給される電荷に加えて残留電荷の影響を受ける。そこで、本実施形態では、放電開始電圧(Vth)と目標電位(Vd)とにより決まる基準電圧値(Vth+Vd)を、「残留電荷に関する情報」に基づいて補正して、帯電電圧に設定するようにしている。以下、そうした処理を実現する本実施形態の「帯電電圧設定処理」について、説明する。
<帯電電圧設定処理>
まず、第一実施形態の「帯電電圧設定処理」について、図2、図3、図5を参照しながら図6を用いて説明する。「帯電電圧設定処理」は、画像形成装置100の電源オンにあわせて制御部50によって開始され、電源オフまで繰り返し実行される。
まず、第一実施形態の「帯電電圧設定処理」について、図2、図3、図5を参照しながら図6を用いて説明する。「帯電電圧設定処理」は、画像形成装置100の電源オンにあわせて制御部50によって開始され、電源オフまで繰り返し実行される。
制御部50は、図6に示すように、「放電開始電圧」の実測タイミングである場合(S1)、ステップS2〜S4に示す処理を行い、上述した「放電開始電圧」を実測する。即ち、制御部50は、帯電電源D2により帯電ローラ2aに電圧(V1、図5参照)を印加し、その電圧印加に応じて電流計23により電流(I1、図5参照)を計測する(S2)。その後、制御部50は、帯電電源D2により帯電ローラ2aに電圧(V1)より大きい電圧(V2、図5参照)を印加し、その電圧印加に応じて電流計23により電流(I2、図5参照)を計測する(S3)。そして、制御部50は、上記した式(1)によって放電開始電圧(Vth)を求め、メモリ52に記憶する(S4)。つまり、ステップS2〜S4の処理は、上述の「実測処理」に該当する。なお、制御部50は、「放電開始電圧」の実測タイミングでない場合、上記ステップS2〜S4に示す処理を行わない。その場合、以下の処理で用いる放電開始電圧(Vth)は、メモリ52に記憶済みのものである。
制御部50は、メモリ52に記憶されている「補正電圧値テーブル」を参照し、ドラム駆動モータ70により回転されている感光ドラム1aの周速に応じた「補正電圧値」を選択する(S5)。表1に、「残留電荷に関する情報」として感光ドラム1aの周速を採用した場合の「補正電圧値テーブル」の一例を示す。
表1に示す「補正電圧値テーブル」には、感光ドラム1aの周速に応じた「補正電圧値」が規定されている。ここでは、ドラム駆動モータ70が感光ドラム1aを、「320mm/sec」、「250mm/sec」、「130mm/sec」の3つの周速のいずれかに回転できる場合を例に示している。制御部50は「補正電圧値」として、周速が「320mm/sec」である場合に「35V」、周速が「250mm/sec」である場合に「25V」、周速が「130mm/sec」である場合に「0V」を選択する。つまりは、感光ドラム1aの周速が「第一速度」である場合には、「補正電圧値テーブル」に規定された複数の補正電圧値のうち「第一補正値」が選択される。感光ドラム1aの周速が「第一速度」よりも速い「第二速度」である場合には、「補正電圧値テーブル」に規定された複数の補正電圧値のうち「第一補正値」よりも大きい「第二補正値」が選択される。
感光ドラム1aの周速が速いと、一次転写後の感光ドラム1aの表面が「当接位置a」に到達するまでの時間が短くなって、残留電荷が多く残り、表面電位が高い状態で感光ドラム1aの表面が「当接位置a」に到達する。例え除電露光装置7aにより除電を行ったとしても、感光ドラム1aの周速が速いと、残留電荷を除電しきれずに表面電位が高い状態で、感光ドラム1aの表面が「当接位置a」に到達する。その場合に、既に述べたように、上記の基準電圧値を帯電電圧として帯電ローラ2aに印加しても、感光ドラム1aを目標電位に帯電し得ない。
そこで、制御部50は、感光ドラム1aの周速に応じて選択した「補正電圧値」によって基準電圧値を補正し、帯電電圧に設定する。具体的に、制御部50は、以下の式(2)によって帯電電圧(Vc)を設定する(S6)。制御部50は、こうして設定した帯電電圧(Vc)を帯電電源D2により帯電ローラ2aに印加させることで、感光ドラム1aの周速に関わらず、感光ドラム1aの表面電位を目標電位(Vd)に帯電させることができる。
帯電電圧(Vc)=基準電圧値(Vth+Vd)−補正電圧値・・・式(2)
帯電電圧(Vc)=基準電圧値(Vth+Vd)−補正電圧値・・・式(2)
以上のように、本実施形態では、感光ドラム1aを帯電するために帯電ローラ2aに印加する帯電電圧(Vc)が、感光ドラム1aの表面に残留する残留電荷に影響する「感光ドラム1aの周速」に応じた「補正電圧値」を用いて設定される。こうして設定した帯電電圧(Vc)を帯電ローラ2aに印加することで、感光ドラム1aの周速に左右される感光ドラム1aの表面に残留する残留電荷に関わらず、感光ドラム1aの表面電位を適正な電位(目標電位)に帯電させることができる。即ち、感光ドラム1aの表面に残留する残留電荷に起因して、帯電ローラ2aとの当接位置に到達する帯電前の感光ドラム1aの表面電位が変動しても、感光ドラム1aを目標電位に帯電できるので、記録材Pに残留電荷に起因する画像不良が生じ難い。
[第二実施形態]
上述した第一実施形態では、「残留電荷に関する情報」として感光ドラム1aの周速を採用した場合を例に説明したが、これに限らない。「残留電荷に関する情報」としては、画像形成装置100が設置された場所の環境(詳しくは環境水分量)を採用してよい。そうした場合における第二実施形態の「帯電電圧設定処理」について、図2、図3を参照しながら図7を用いて説明する。ただし、第二実施形態の「帯電電圧設定処理」は、上記した第一実施形態の「帯電電圧設定処理」(図6参照)とステップS1〜S4の処理が同様であるので、それらの説明は省略する。
上述した第一実施形態では、「残留電荷に関する情報」として感光ドラム1aの周速を採用した場合を例に説明したが、これに限らない。「残留電荷に関する情報」としては、画像形成装置100が設置された場所の環境(詳しくは環境水分量)を採用してよい。そうした場合における第二実施形態の「帯電電圧設定処理」について、図2、図3を参照しながら図7を用いて説明する。ただし、第二実施形態の「帯電電圧設定処理」は、上記した第一実施形態の「帯電電圧設定処理」(図6参照)とステップS1〜S4の処理が同様であるので、それらの説明は省略する。
図7に示すように、制御部50は、メモリ52に記憶されている「補正電圧値テーブル」を参照し、温湿度センサ60から取得した温度及び湿度に基づき特定した環境水分量に応じた補正電圧値を選択する(S11)。表2に、「残留電荷に関する情報」として環境水分量を採用した場合の「補正電圧値テーブル」の一例を示す。
表2に示す「補正電圧値テーブル」には、環境水分量に応じた「補正電圧値」が規定されている。ここでは、環境水分量(単位g/kgDA)が「0.86」以下で「50V」、「0.86〜3.5」で「47V」、「3.5〜6.12」で「44V」、「6.12〜8.73」で「41V」に規定されている。また、「8.73〜12.21」で「38V」、「12.21〜15.69」で「35V」、「15.69〜18.62」で「32V」、「18.62〜21.54」で「30V」に規定されている。したがって、環境水分量が「第一水分量」である場合には、「補正電圧値テーブル」に規定された複数の補正電圧値のうち「第一補正値」が選択される。環境水分量が「第一速度」よりも少ない「第二水分量」である場合には、「補正電圧値テーブル」に規定された複数の補正電圧値のうち「第一補正値」よりも大きい「第二補正値」が選択される。
環境水分量が少ない場合、一次転写後の感光ドラム1aの表面が「当接位置a」に到達するまでに残留電荷が消失し難く、残留電荷が多く残り、表面電位が高い状態で感光ドラム1aの表面が「当接位置a」に到達する。例え除電露光装置7aにより除電を行ったとしても、環境水分量が少ないと、残留電荷が消失し難く表面電位が高い状態で、感光ドラム1aの表面が「当接位置a」に到達する。その場合に、既に述べたように、上記の基準電圧値を帯電電圧として帯電ローラ2aに印加しても、感光ドラム1aを目標電位に帯電し得ない。
そこで、制御部50は、環境水分量に応じて選択した補正電圧値」によって基準電圧値を補正し、帯電電圧に設定する。制御部50は、上記した式(2)によって帯電電圧(Vc)を設定する(S6)。こうして設定される帯電電圧(Vc)が帯電ローラ2aに印加されることで、環境水分量に左右される感光ドラム1aの表面に残留する残留電荷に関わらず、感光ドラム1aの表面電位を目標電位(Vd)に帯電させることができる。
[第三実施形態]
また、「残留電荷に関する情報」としては、画像形成装置100により画像形成した記録材Sの枚数を採用してよい。そうした場合における第三実施形態の「帯電電圧設定処理」について、図2、図3を参照しながら図8を用いて説明する。ただし、第三実施形態の「帯電電圧設定処理」は、上記した第一実施形態の「帯電電圧設定処理」(図6参照)とステップS1〜S4の処理が同様であるので、それらの説明は省略する。
また、「残留電荷に関する情報」としては、画像形成装置100により画像形成した記録材Sの枚数を採用してよい。そうした場合における第三実施形態の「帯電電圧設定処理」について、図2、図3を参照しながら図8を用いて説明する。ただし、第三実施形態の「帯電電圧設定処理」は、上記した第一実施形態の「帯電電圧設定処理」(図6参照)とステップS1〜S4の処理が同様であるので、それらの説明は省略する。
図8に示すように、制御部50は、メモリ52に記憶されている「補正電圧値テーブル」を参照し、カウントした記録材Pの枚数に応じた補正電圧値を選択する(S21)。表3に、「残留電荷に関する情報」として記録材Pの枚数を採用した場合の「補正電圧値テーブル」の一例を示す。
表3に示す「補正電圧値テーブル」には、記録材Pの枚数に応じた「補正電圧値」が規定されている。ここでは、記録材Pの枚数(単位千枚)が「0〜50未満」で「35V」、「50〜100未満」で「40V」、「100〜150未満」で「45V」、「150〜200未満」で「50V」に規定されている。また、「200〜250未満」で「55V」、「250〜300未満」で「60V」、「300以上」で「65V」に規定されている。したがって、記録材Pの枚数が「第一枚数」である場合には、「補正電圧値テーブル」に規定された複数の補正電圧値のうち「第一補正値」が選択される。記録材Pの枚数が「第一枚数」よりも多い「第二枚数」である場合には、「補正電圧値テーブル」に規定された複数の補正電圧値のうち「第一補正値」よりも大きい「第二補正値」が選択される。
画像形成した記録材Pの枚数が多いということは、それだけ互いに接触して回転する感光ドラム1aや帯電ローラ2aの継時劣化(例えば、削れによる膜厚の減少等)が進んでいる虞がある。感光ドラム1aや帯電ローラ2aの継時劣化が進んだ場合、一次転写後の感光ドラム1aの表面が「当接位置a」に到達するまでに、残留電荷が多く残り表面電位が高い状態で、感光ドラム1aの表面が「当接位置a」に到達しやすくなる。例え除電露光装置7aにより除電を行ったとしても、継時劣化が進むにつれて残留電荷が残りやすく、表面電位が高い状態で感光ドラム1aの表面が「当接位置a」に到達する。その場合に、既に述べたように、上記の基準電圧値を帯電電圧として帯電ローラ2aに印加しても、感光ドラム1aを目標電位に帯電し得ない。
そこで、制御部50は、記録材Pの枚数をカウントしておき、カウントした枚数に応じて選択した「補正電圧値」によって基準電圧値を補正し、帯電電圧に設定する。制御部50は、上記した式(2)によって帯電電圧(Vc)を設定する(S21)。こうして設定される帯電電圧(Vc)が帯電ローラ2aに印加されることで、感光ドラム1aや帯電ローラ2aの継時劣化に左右される感光ドラム1aの表面に残留する残留電荷に関わらず、感光ドラム1aの表面電位を目標電位(Vd)に帯電させ得る。
なお、「残留電荷に関する情報」として、上記した「感光ドラム1aの周速」に「環境水分量」や「記録材Pの枚数」を組み合わせて採用してもよい。その場合、感光ドラム1aの周速(例えば、上記した320、250、130(mm/sec))毎に、表2に示した「補正電圧値テーブル」や表3に示した「補正電圧値テーブル」をそれぞれ規定したようなテーブルがメモリ52に記憶されていればよい。
[補正電圧値の変更]
ところで、感光ドラム1aは、帯電ローラ2a、クリーニング装置6a、除電露光装置7a(図2参照)などと組み合わされ、ドラムカートリッジとして一体的にユニット化された状態で、画像形成装置100の装置本体に対し交換可能な場合がある。その場合、図示を省略したが、画像形成装置100にはドラムカートリッジ交換用の扉が設けられており、ユーザがその扉を開けてドラムカートリッジの交換を行い得る。
ところで、感光ドラム1aは、帯電ローラ2a、クリーニング装置6a、除電露光装置7a(図2参照)などと組み合わされ、ドラムカートリッジとして一体的にユニット化された状態で、画像形成装置100の装置本体に対し交換可能な場合がある。その場合、図示を省略したが、画像形成装置100にはドラムカートリッジ交換用の扉が設けられており、ユーザがその扉を開けてドラムカートリッジの交換を行い得る。
図3に示すように、ドラムカートリッジ90にはメモリタグ91が設けられている。記憶手段としてのメモリタグ91は、例えば不揮発メモリである。本実施形態の場合、メモリタグ91には、ドラムカートリッジ90を製造する際に、特定の条件下で測定した「補正電圧値」(区別するため、代表補正値と呼ぶ)が「測定条件データ」と共に記憶されている。ユーザによりドラムカートリッジ90が交換された場合、メモリタグ91は制御部50にデータ入手出力可能に接続され、制御部50はメモリタグ91に記憶されているデータを取得し得る。
メモリタグ91に「代表補正値」と「測定条件データ」とを記憶する理由について述べる。図9に、同じ測定条件で実測した多数の感光ドラム1aの代表補正値の分布を示す。ここでは、測定条件が温度(23℃)且つ湿度(50%)の環境下で、感光ドラム1aの周速を「320mm/sec」である場合に、100台のドラムカートリッジ90に関する実測結果を示している。図9に示すように、上記測定条件で実測した代表補正値は、感光ドラム1a毎に「10〜15V」程度でバラついている。それ故、ドラムカートリッジ90を交換した場合には、メモリ52に記憶されている「補正電圧値テーブル」(表1〜表3参照)をそのまま用いて帯電電圧(Vc)を設定すると、目標電位から最大15V程度ずれた電位に感光ドラム1aが帯電される虞がある。
そこで、交換によって感光ドラム1aが目標電位に帯電され難くなるのを抑制するために、メモリタグ91に「代表補正値」と「測定条件データ」とを記憶させ、これに基づいて「補正電圧値テーブル」の「補正電圧値」を変更できるようにした。即ち、ドラムカートリッジ90が交換された場合、制御部50は、「代表補正値」を「測定条件データ」と共にメモリタグ91から読み出し、それらに基づいて「補正電圧値テーブル」の「補正電圧値」を適宜変更し、帯電電圧の設定(式(2)参照)に用いる。
ここで、メモリタグ91に「代表補正値」と「測定時データ」とを記憶する手順について説明する。図示を省略したが、ドラムカートリッジ90毎に「代表補正値」を測定する測定用装置には、感光ドラム1aの表面電位を現像位置b(図2参照)で測定可能な電位測定器が設けられている。以下、理解しやすくするために、図2を参照しながら説明する。
測定用装置にドラムカートリッジ90が装着されると、測定用装置は感光ドラム1aを回転して、除電露光装置7aによる除電を開始する。測定用装置は感光ドラム1aの周速が安定した状態で、放電開始電圧より大きい第一の印可電圧(V1)を帯電ローラ2aに印可する。測定用装置は、第一の印可電圧(V1)を印可した状態で、現像位置b(図2参照)での感光ドラム1aの表面電位(Vd1)と、帯電ローラ2aを通じて感光ドラム1aに流れる電流(I1)を測定する。次に、測定用装置は、第一の印加電圧(V1)より大きい第2の印可電圧(V2)を帯電ローラ2aに印可し、現像位置bでの感光ドラム1aの表面電位(Vd2)と、帯電ローラ2aを通じて感光ドラム1aに流れる電流(I2)を測定する。測定用装置は測定終了後、帯電ローラ2aへの電圧印加と感光ドラム1aの回転とを停止する。
測定用装置は、こうして得られた表面電位と電流から以下の式(3)を用いて「代表補正値」を求める。測定用装置は、求めた「代表補正値」をドラムカートリッジ90に設けられたメモリタグ91に記憶する。また、測定用装置は、上記した測定条件(測定時の温度や湿度、感光ドラム1aの周速等)を「測定条件データ」として、「代表補正値」とともにメモリタグ91に記憶する。このようにして「代表補正値」と「測定条件データ」とを記憶したメモリタグ91を有するドラムカートリッジ90が、梱包され製品として出荷される。
代表補正値=(V1×I2−V2×I1)/(I2−I1)−(V1×Vd2−V2×Vd1)/(Vd2−Vd1)・・・式(3)
代表補正値=(V1×I2−V2×I1)/(I2−I1)−(V1×Vd2−V2×Vd1)/(Vd2−Vd1)・・・式(3)
<補正値変更処理>
次に、新品のドラムカートリッジ90が画像形成装置100に設置された場合に、メモリ52に記憶済みの「補正電圧値テーブル」の「補正電圧値」を変更する「補正値変更処理」について、図2、図3を参照しながら図10を用いて説明する。本実施形態の「補正値変更処理」は、制御部50(図3参照)により実行される。制御部50は、ユーザによって新品のドラムカートリッジ90が設置された後の電源オン時に、図10に示す「補正値変更処理」を実行する。
次に、新品のドラムカートリッジ90が画像形成装置100に設置された場合に、メモリ52に記憶済みの「補正電圧値テーブル」の「補正電圧値」を変更する「補正値変更処理」について、図2、図3を参照しながら図10を用いて説明する。本実施形態の「補正値変更処理」は、制御部50(図3参照)により実行される。制御部50は、ユーザによって新品のドラムカートリッジ90が設置された後の電源オン時に、図10に示す「補正値変更処理」を実行する。
図10に示すように、制御部50は、ドラムカートリッジ90の交換後の初回の本体電源オンであるか否かを判定する(S31)。ドラムカートリッジ90の交換後の初回の本体電源オンでない場合(S31のNO)、制御部50は当該補正値変更処理を終了する。他方、交換後の初回の本体電源オンである場合(S31のYES)、制御部50はドラムカートリッジ交換用の扉(不図示)が閉じられるまで処理を待機する(S32)。そして、ドラムカートリッジ交換用の扉が閉じられることに応じて、制御部50は装着されたドラムカートリッジ90のメモリタグ91から「代表補正値」と「測定条件データ」を読み出す(S33)。
制御部50は、メモリ52に保持されている「補正電圧値テーブル」(表1〜表3参照)から、メモリタグ91から読みだした「測定条件データ」に対応する「補正電圧値」を特定する(S34)。例えば、メモリ52に表1に示した「補正電圧値テーブル」が保持されており、「測定条件データ」が「周速(320mm/sec)」である場合、対応する「補正電圧値」として「35V」が特定される。そして、制御部50は、メモリタグ91から読みだした「代表補正値」を、特定した「補正電圧値」により除算して「補正係数(γ)」を求め(S35)、求めた「補正係数(γ)」に基づいて「補正電圧値テーブル」の「補正電圧値」を変更する(S36)。
この場合、元の「補正電圧値」に「補正係数(γ)」を乗算して求めた変更後の「補正電圧値」が、「補正電圧値テーブル」としてメモリ52に保持される。したがって、上述した「帯電電圧設定処理」の実行時には、「補正係数(γ)」に基づいて変更した「補正電圧値」が用いられ、帯電電圧が設定される。つまり、実質的には以下の式(3)によって帯電電圧(Vc)が設定される。
帯電電圧(Vc)=基準電圧値−元の補正電圧値×補正係数(γ)・・・式(3)
帯電電圧(Vc)=基準電圧値−元の補正電圧値×補正係数(γ)・・・式(3)
以上のように、感光ドラム1aが交換可能に設けられている場合には、個々の感光ドラム1a毎に異なり得る「代表補正値」に従って変更した変更後の「補正電圧値」を用い、帯電電圧(Vc)を設定できるようにしている。こうすると、図9に示したような感光ドラム1a毎の「代表補正値」のばらつきの影響を排除して、感光ドラム1aの表面電位を目標電位に帯電することができる。したがって、感光ドラム1aを交換しても、交換前後において感光ドラム1aの表面電位は適正な目標電位に帯電されることから、感光ドラム1aの交換に伴って画像不良が生じるのを抑制できる。
<他の実施形態>
なお、上述した各実施形態では、各色の感光ドラム1a〜1dから中間転写ベルト10に各色のトナー像を一次転写した後に、記録材Pに各色のトナー像を一括して二次転写する構成の画像形成装置100を例に説明したが、これに限らない。例えば、感光ドラム1a〜1dから記録材Pに直接転写する直接転写方式の画像形成装置であってもよい。
なお、上述した各実施形態では、各色の感光ドラム1a〜1dから中間転写ベルト10に各色のトナー像を一次転写した後に、記録材Pに各色のトナー像を一括して二次転写する構成の画像形成装置100を例に説明したが、これに限らない。例えば、感光ドラム1a〜1dから記録材Pに直接転写する直接転写方式の画像形成装置であってもよい。
1a(1b、1c、1d)…感光体(感光ドラム)、2a(2b、2c、2d)…帯電部材(帯電ローラ)、3a(3b、3c、3d)…露光手段(露光装置)、4a(4b、4c、4d)…現像手段(現像装置)、5a(5b、5c、5d)…転写手段(一次転写ローラ)、7a(7b、7c、7d)…除電手段(除電露光装置)、10…中間転写体(像担持体、中間転写ベルト)、23…電流検出手段(電流計)、50…制御手段(制御部)、52…情報保持手段(メモリ)、60…湿度検出手段(温湿度センサ)、70…駆動手段(ドラム駆動モータ)、80…電流検出手段(電流計)、90…ドラムカートリッジ、91…記憶手段(メモリタグ)、100…画像形成装置、D2…電源(帯電電源)、P…記録材
Claims (7)
- 記録材に画像を形成する画像形成装置において、
感光体と、
前記感光体を周速可変に回転させる駆動手段と、
前記感光体に当接位置で当接し、電圧の印加により前記感光体の表面を帯電する帯電部材と、
帯電された前記感光体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記感光体に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、
前記感光体からトナー像を別の像担持体に転写する転写手段と、
前記帯電部材に直流電圧を印加する電源と、
前記感光体の周速に応じた複数の補正電圧値を保持する情報保持手段と、
前記転写手段を通過した後の前記感光体の表面を所定の目標電位に帯電するために帯電電圧を設定し、前記電源により印加させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記帯電部材と前記感光体との間で放電が開始される放電開始電圧と前記目標電位とにより決まる基準電圧を、前記感光体の周速が第一速度である場合に、前記複数の補正電圧値のうち第一補正値で補正し、前記感光体の周速が前記第一速度よりも速い第二速度である場合に、前記複数の補正電圧値のうち前記第一補正値よりも大きい第二補正値で補正し、前記帯電電圧に設定する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 記録材に画像を形成する画像形成装置において、
回転する感光体と、
前記感光体に当接位置で当接し、電圧の印加により前記感光体の表面を帯電する帯電部材と、
帯電された前記感光体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記感光体に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、
前記感光体からトナー像を別の像担持体に転写する転写手段と、
前記帯電部材に直流電圧を印加する電源と、
環境水分量を検出可能な湿度検出手段と、
環境水分量に応じた複数の補正電圧値を保持する情報保持手段と、
前記転写手段を通過した後の前記感光体の表面を所定の目標電位に帯電するために帯電電圧を設定し、前記電源により印加させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記帯電部材と前記感光体との間で放電が開始される放電開始電圧と前記目標電位とにより決まる基準電圧を、前記湿度検出手段により検出される環境水分量が第一水分量である場合に、前記複数の補正電圧値のうち第一補正値で補正し、前記湿度検出手段により検出される環境水分量が前記第一水分量よりも少ない第二水分量である場合に、前記複数の補正電圧値のうち前記第一補正値よりも大きい第二補正値で補正し、前記帯電電圧に設定する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 記録材に画像を形成する画像形成装置において、
回転する感光体と、
前記感光体に当接位置で当接し、電圧の印加により前記感光体の表面を帯電する帯電部材と、
帯電された前記感光体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記感光体に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、
前記感光体からトナー像を別の像担持体に転写する転写手段と、
前記帯電部材に直流電圧を印加する電源と、
記録材の枚数に応じた複数の補正電圧値を保持する情報保持手段と、
前記転写手段を通過した後の前記感光体の表面を所定の目標電位に帯電するために帯電電圧を設定し、前記電源により印加させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、画像形成した記録材の枚数をカウントし、前記帯電部材と前記感光体との間で放電が開始される放電開始電圧と前記目標電位とにより決まる基準電圧を、カウントした記録材の枚数が第一枚数である場合に、前記複数の補正電圧値のうち第一補正値で補正し、カウントした記録材の枚数が前記第一枚数よりも多い第二枚数である場合に、前記複数の補正電圧値のうち前記第一補正値よりも大きい第二補正値で補正し、前記帯電電圧に設定する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記感光体から転写されたトナー像を担持して回転する中間転写体を備え、
前記別の像担持体は、前記中間転写体である、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記感光体は、装置本体に交換可能なドラムカートリッジに設けられ、
前記ドラムカートリッジは、前記感光体と共に当該感光体の補正電圧値を記憶した記憶手段を有し、
前記制御手段は、ドラムカートリッジが交換された場合、前記情報保持手段に保持されている複数の補正電圧値を、交換後のドラムカートリッジの前記記憶手段に記憶済みの補正電圧値に基づいて変更する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記帯電部材に流れる電流を検出する電流検出手段を備え、
前記制御手段は、前記電源により前記帯電部材に対し複数の異なる電圧を印加し、前記印加した電圧と前記電圧の印加に応じて前記感光体との間に流れる電流との関係に基づいて前記放電開始電圧を求める実測モードを実行可能である、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記帯電部材よりも前記感光体の回転方向上流に設けられ、帯電前の前記感光体の表面を除電する除電手段を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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JP2020102059A JP2021196463A (ja) | 2020-06-12 | 2020-06-12 | 画像形成装置 |
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