JP2021195610A - 変形誘起ジルコニウム基合金 - Google Patents

変形誘起ジルコニウム基合金 Download PDF

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Abstract

【課題】B2相からB33相、又はアモルファス相からB2相、及びB2相からB33相への変形誘起による高強度、及び高延性を示す変形誘起ジルコニウム基合金を提供する。【解決手段】必須成分金属として、ジルコニウム(Zr)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、及び銅(Cu)を含有し、任意成分としてチタン(Ti)、及び/又はニオブ(Nb)を含有し、Zr100−x−y−zTixNbyMz(M=Fe、Co、Ni、及びCuであり、原子%で、0%<x≦10%、0%<y≦5%、48%≦z≦52%;又はy=0の時、0≦x≦15%;又はx=0の時、0≦y≦7%)で示される組成を有し、Mに含まれる金属成分Fe、Co、Ni、及びCuの含有量がそれぞれ11%以上14%以下である。【選択図】なし

Description

本発明は、変形誘起ジルコニウム基合金に係り、B2相からB33相、又はアモルファス相からB2相、かつB2相からB33相への変形誘起による高強度・高延性ジルコニウム基合金に関する。詳細には、本発明は、B2相からB2+B33相、又はB33相への変形誘起による高強度・高延性鋳造金属間化合物合金、もしくはアモルファス単相、アモルファス+B2相、又はアモルファス+B2+B33相からアモルファス+B2+B33相、又はアモルファス+B33相への変形誘起による高強度・高延性急速凝固アモルファス合金である変形誘起ジルコニウム基合金に関する。
現在、形状記憶合金として知られているTiNi合金、及びCuZn合金等、並びに形状記憶挙動を示すZr-Cu系合金、Zr−Co系合金、及びZr−Ni系合金等が、金属ガラス合金として挙げられる。これらの形状記憶挙動を示すアモルファス合金は、立方晶(B2構造)へのマルテンサイト変態の逆変態に付随して顕著な形状記憶効果、及び超弾性を示すことが知られている。しかしながら、これらのアモルファス合金は、脆く、特に、脆性的に破壊することが知られている。
一方、新しい疑似高エントロピー組成のバルク金属ガラス(BMG:Bulk Metallic Glass)合金として、アモルファス金属複合体が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に開示のアモルファス金属複合体は、アモルファス合金から成る実質的に連続したマトリックスと、このマトリックス中にある延性金属の第2相とから構成されるものであり、第2相の初期組成が、52〜68原子%のジルコニウム(Zr)、3〜17原子%のチタン(Ti)、2.5〜8.5原子%の銅(Cu)、2〜7原子%のニッケル(Ni)、5〜15原子%のベリリウム(Be)、及び3〜20原子%のニオブ(Nb)である。
このアモルファス金属複合体は、ガラスマトリクス中に存在する延性金属相に応力誘起マルテンサイト変態する性質があるものである。
特許文献1に開示のアモルファス金属複合体においては、破壊靭性、及び高サイクル疲労といった機械的性質を大幅に向上することができるとしている。
特表2002−544368号公報
ところで、特許文献1に開示のアモルファス金属複合体は、破壊靭性、及び高サイクル疲労といった機械的性質を大幅に向上することができるとしているが、破壊靭性、及び高サイクル疲労の具体的な向上効果を提示できておらず、また、強度、及び延性についても具体的に提示できていないという問題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、B2相からB33相、又はアモルファス相からB2相、及びB2相からB33相への変形誘起による高強度、及び高延性を示す変形誘起ジルコニウム基合金を開発し、提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、必須成分金属として、ジルコニウム(Zr)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、及び銅(Cu)を含有し、任意成分としてチタン(Ti)、及び/又はニオブ(Nb)を含有し、Zr100−x−y−zTiNb(M=Fe、Co、Ni、及びCuであり、原子%で、0%<x≦10%、0%<y≦5%、48%≦z≦52%;又はy=0の時、0≦x≦15%;又はx=0の時、0≦y≦7%)で示される組成を有し、Mに含まれる金属成分Fe、Co、Ni、及びCuの含有量がそれぞれ11%以上14%以下であり、これらの4種の金属成分の含有量の総和zが48%以上52%以下である変形誘起ジルコニウム基合金を提供するものである。
ここで、Zr100−x−y−zTiNb(M=Fe、Co、Ni、及びCuであり、原子%で、0%<x≦10%、0%<y≦5%、48%≦z≦52%)で示される組成を有することが好ましい。
また、Zr100−x−zTi(M=Fe、Co、Ni、及びCuであり、原子%で、0≦x≦15%、48%≦z≦52%)で示される組成で示される組成を有することが好ましい。
また、Zr100−y−zNb(M=Fe、Co、Ni、及びCuであり、原子%で、0≦y≦7%、48%≦z≦52%)で示される組成を有することが好ましい。
また、金属成分Fe、Co、Ni、及びCuは、等比組成であることが好ましく、金属成分Fe、Co、Ni、及びCuの含有量は、いずれも、原子%で、12.5%であることがより好ましい。
また、鋳造した状態ではB2構造の金属間化合物であり、引張り変形、又は圧縮変形した状態では、B2+B33構造、又はB33構造の金属間化合物となる鋳造金属間化合物合金であることが好ましい。
また、鋳造金属間化合物合金は、B2構造の金属間化合物から、B2+B33構造、又はB33構造の金属間化合物に変化する際において、最高強度が1300MPa以上であることが好ましい。
また、鋳造金属間化合物合金は、B2構造の金属間化合物から、B2+B33構造、又はB33構造の金属間化合物に変化する際において、塑性ひずみ(ε)が、20%以上であり、塑性伸びが3%以上であることが好ましい。
また、急速凝固薄帯の状態では、アモルファス相を含む合金であり、引張り変形、又は圧縮変形した状態では、アモルファス相がB2相に、B2相がB33相に変形誘起してアモルファス+B2+B33構造、又はアモルファス+B33構造のアモルファスと金属間化合物との複合体合金となる急速凝固アモルファス合金であることが好ましい。
また、急速凝固アモルファス合金は、アモルファス相を含む合金から、複合体合金に変化する際において、最高強度が1100MPa以上であり、塑性伸びが1%以上であることが好ましい。
また、アモルファス相を含む合金は、アモルファス単相の合金、アモルファス+B2+B33構造の複合体合金、又はアモルファス+B2+B33構造の複合体合金であることが好ましい。
本発明によれば、B2相(立方晶)からB33相(斜方晶)、又はアモルファス相からB2相、及びB2相からB33相への変形誘起による高強度・高延性変形誘起ジルコニウム基合金を提供することができる。
以下に、本発明の変形誘起ジルコニウム基合金を詳細に説明する。
本発明に係る変形誘起ジルコニウム基合金は、必須成分金属として、ジルコニウム(Zr)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、及び銅(Cu)を含有し、任意成分としてチタン(Ti)、及び/又はニオブ(Nb)を含有する。
本発明の変形誘起ジルコニウム基合金は、Zr100−x−y−zTiNb(M=Fe、Co、Ni、及びCuであり、原子%で、0%<x≦10%、0%<y≦5%、48%≦z≦52%;又はy=0の時、0≦x≦15%;又はx=0の時、0≦y≦7%)で示される組成を有する。
即ち、本発明の変形誘起ジルコニウム基合金は、Zr100−x−y−zTiNb(M=Fe、Co、Ni、及びCuであり、原子%で、0%<x≦10%、0%<y≦5%、48%≦z≦52%)で示される組成を有することが好ましい。
又は、本発明の変形誘起ジルコニウム基合金は、Zr100−x−zTi(M=Fe、Co、Ni、及びCuであり、原子%で、0≦x≦15%、48%≦z≦52%)で示される組成で示される組成を有することが好ましい。
又は、本発明の変形誘起ジルコニウム基合金は、Zr100−y−zNb(M=Fe、Co、Ni、及びCuであり、原子%で、0≦y≦7%、48%≦z≦52%)で示される組成を有することが好ましい。
Mに含まれる金属成分Fe、Co、Ni、及びCuの含有量が、原子%で、それぞれ11%以上14%以下であり、これらの4種の金属成分の含有量の総和zが、原子%で、48%以上52%以下である。即ち、M48−52=Fe11−14Co11−14Ni11−14Cu11−14で示される組成として表すことができる。
ここで、金属成分Fe、Co、Ni、及びCuは、等比組成であることが好ましい。
更に、金属成分Fe、Co、Ni、及びCuの含有量は、いずれも原子%で、12.5%であることがより好ましい。即ち、M50=(Fe0.25Co0.25Ni0.25Cu0.2550=Fe12.5Co12.5Ni12.5Cu12.5で示される組成として表すことができる。
このような組成を有する本発明の変形誘起ジルコニウム基合金の基本組成としては、Zr50(Fe0.25Co0.25Ni0.25Cu0.2550=Zr50Fe12.5Co12.5Ni12.5Cu12.5を挙げることができる。
本発明の変形誘起ジルコニウム基合金は、上記組成式を満足するもので、鋳造組織の鋳造凝固合金の形態をとる鋳造金属間化合物合金と、アモルファス単相合金、又はアモルファス相と金属間化合物との複相、即ち複合体合金の形態をとる急速凝固アモルファス合金であることが好ましい。
ここで、鋳造金属間化合物合金は、B2相(立方晶)からなるB2構造(型)の金属間化合物からなるものであり、急速凝固アモルファス合金は、B2構造の金属間化合物を含む、又は引張変形、又は圧縮変形によってアモルファス相の一部が変化してB2、及びB2+B33構造の金属間化合物となるものである。
このように、B2構造を持った鋳造金属間化合物合金、及びB2構造を持った、又は持つことになる急速凝固アモルファス合金を含む本発明の変形誘起ジルコニウム基合金は、B2相からB33相(斜方晶)への変形誘起によって高強度、及び高延性を発現するものである。なお、B2構造の金属間化合物は、立方晶化合物、又はL1型化合物であるともいうことができ、B33構造の金属間化合物は、斜方晶化合物ということができる。
B2相からB33相への変形誘起とは、張り応力、圧縮応力、又は冷間圧延加工等により、B2構造を持った、又は持つことになる本発明の変形誘起ジルコニウム基合金を変形させた時に、変形する際に同時に、鋳造金属間化合物合金の場合には、B2相からB2+B33相に、又はB2相からB33相に、急速凝固アモルファス合金の場合には、アモルファス相からB2相に、かつアモルファス相からB2+B33相に変化することを意味する。
本発明の変形誘起ジルコニウム基合金は、上述した各成分金属を溶解した後、臨界冷却速度以上で冷却することにより得られるものである。
本発明の変形誘起ジルコニウム基合金は、鋳造組織の鋳造凝固合金、例えば直径2mmの鋳造凝固材においては、鋳造した状態ではB2構造の金属間化合物であり、引張り変形、又は圧縮変形した状態では、B2+B33構造、又はB33構造の金属間化合物となる鋳造金属間化合物合金であることが好ましい。
即ち、本発明の変形誘起ジルコニウム基合金が、鋳造金属間化合物合金であり、鋳造したままのB2相である場合には、引張り変形、又は圧縮変形によって、B2+B33相、あるいはB33相に変化し、その際に強度と塑性伸びを示し、高強度、及び高延性が得られる。
ここで、鋳造金属間化合物合金は、B2相からなるB2構造の金属間化合物合金、並びにB2相からB33相への変形誘起によるB2相+B33相からなるB2+B33構造の金属間化合物合金、及びB33相からなるB33構造の金属間化合物合金を挙げることができる。
このように、本発明の変形誘起ジルコニウム基合金は、鋳造金属間化合物合金である場合には、変形前の状態では、B2構造の金属間化合物であり、このB2構造の金属間化合物から、B2+B33構造、あるいはB33構造の金属間化合物に変化する際において、高強度であるという特徴を持ち、最高強度が1300MPa以上であることが好ましい。
また、本発明の変形誘起ジルコニウム基合金は、同様に鋳造金属間化合物合金である場合には、変形前の状態では、B2構造の金属間化合物であり、このB2構造の金属間化合物から、B2+B33構造、あるいはB33構造の金属間化合物に変化する際において、高延性であるという特徴を持ち、塑性ひずみ(ε)が14%(ε≧14%)であることが好ましく、20%以上(ε≧20%)であることがより好ましい。また、本発明の変形誘起ジルコニウム基合金は、鋳造金属間化合物合金である場合には、塑性伸びが2%以上であることが好ましく、3%以上であることがより好ましい。
これに対し、上述したZr5050(M=Ni、あるいはCo)で表されるB2構造の金属間化合物、及びアモルファス合金では、1200MPa以上の高強度と2%以上の塑性伸びの高延性は、得られていない。
本発明の変形誘起ジルコニウム基合金は、急速凝固組織、例えば急速凝固薄帯の状態では、アモルファス相を含む合金、例えばアモルファス単相の合金、アモルファス相+B2相の金属間化合物からなるアモルファス+B2構造の複合体合金、又はアモルファス相+B2相+B33相の金属間化合物からなるアモルファス+B2+B33構造の複合体合金であり、引張り変形、又は圧縮変形した状態では、アモルファス相がB2相に、B2相がB33相に変形誘起してアモルファス+B2+B33構造、又はアモルファス+B33構造のアモルファスと金属間化合物との複合体合金となる急速凝固アモルファス合金であることが好ましい。
即ち、本発明の変形誘起ジルコニウム基合金は、急速凝固アモルファス合金、例えば単ロール法で作製した急速凝固薄帯(厚さ0.08mm以下)である場合には、アモルファス相が生成し、引張り変形時、又は圧縮変形時に、アモルファス相からB2相、かつB2相からB33相に変化し、その際に強度と塑性伸びを示し、高強度、及び高延性が得られる。
このように、本発明の変形誘起ジルコニウム基合金は、急速凝固アモルファス合金である場合には、変形前の状態では、アモルファス相単相の合金、アモルファス+B2構造の複合体合金、又はアモルファス+B2+B33構造の複合体合金等のアモルファス相を含む合金であり、このアモルファス相を含む合金からアモルファス+B2構造の金属間化合物の複合体合金、又はアモルファス+B2+B33構造の金属間化合物の複合体合金に変化する際において、最高強度が1100MPa以上であることが好ましく、塑性伸びが1%以上であることが好ましい。
本発明の変形誘起ジルコニウム基合金が、高強度、及び高延性であるという特徴を持つ理由は、多元素化により、B2及びB33構造の金属間化合物では、高密度の内部欠陥やひずみを含むと共に、長範囲な規則的原子配列構造の発達が妨げられた結果、化学量論組成の通常の金属間化合物では得られない高強度、及び高延性が得られると考えられるからである。また、アモルファス相を含む合金では、多元素化により、アモルファス相中のランダム原子配列がより乱れ且つ自由体積比が増加することにより、従来の如何なるアモルファス合金においても得られなかった高強度、高延性、及び高加工硬化性が同時に初めて発現すると考えられるからである。即ち、本発明の変形誘起ジルコニウム基の高強度、及び高延性という特徴は、溶質元素多元化効果により特性が発現していることが鍵と考えられる。
本発明の変形誘起ジルコニウム基を製造する際には、各成分金属の粉末を溶解して、各成分金属の母合金の溶融物を作製後、この母合金の溶融物を、過冷却液体状態を保ったまま冷却し固化する必要がある。
したがって、本発明の変形誘起ジルコニウム基合金を、アモルファス単相、アモルファス+B2相、又はアモルファス+B2+B33相のからなる急速凝固アモルファス合金の急速凝固薄帯として製造する際には、同様に、アーク溶解法等により、上述した含有量の各成分金属から母合金を作製後、この母合金を、単ロール急冷法を用いて、厚さ0.08mm(80μm)、好ましくは0.06mm(60μm)以下の急速凝固薄帯を連続した薄帯材として作製することができる。
アーク溶解においては、電流を一定の値にして溶解するのではなく、出力をコントロールしながら、例えば、当初30%〜40%(電流100A〜200A)からスタートし、徐々に電流電圧を上昇させます。溶解中の最大電流出力60〜75%(電流300A〜400A程度)の間で調整し、溶解終了時は40%〜60%(200A〜300A)となるように行うこと、及び被溶解物と電極先端の距離が変化すること等により、電圧、及び電流が共に変化する。したがって、初期状態から溶解終了までの電圧、及び電流の変動は、例えば、20gの試料溶解の際は、電圧20V〜40V、電流100A〜400とAなる。
即ち、アーク溶解による母合金作製では、一回の各成分金属の総和量を所定量、例えば20gとして、減圧アルゴンガス雰囲気下で、電圧20V〜40V、電流100A〜400Aの条件下でのアーク溶解を少なくとも4回以上繰り返して母合金を作製する。
こうして作製した母合金を石英ノズルに挿入し、真空中で高周波溶解し、溶解後アルゴンガスを挿入し、0.13〜0.15MPaで溶湯(母合金の溶融液)を石英管ノズルから、例えば10〜45m/s、好ましくは30〜45m/sの周速で回転している銅製の回転ロール上に噴出させる単ロール急冷法のプロセスで、例えば、厚み15−80μm、好ましくは15〜60μmの連続薄帯材を作製する。
こうして、急速凝固薄帯の形態のアモルファス・金属化合物複合体合金としては、厚み15−80μm、幅1−3mmの長尺薄帯を作製することができる。
一方、本発明の変形誘起ジルコニウム基合金を、B2相、及びB2+B33相の鋳造凝固合金材として製造する際には、アーク溶解法等により、上述した含有量の各成分金属から母合金を作製後、作製された母合金を用いて、融体噴出銅鋳型鋳造法、融体吸引鋳造法、融体型締め鍛造法、又は融体傾角鋳造法等により、直径1mm以上の丸棒材、板材、及び複雑ネット材を作製することができる。
このような鋳造凝固合金材作成の場合、上述したように、高周波溶解で作製した石英管ノズル中で溶解した母合金を、例えば銅鋳型に噴出鋳造する融体噴出銅鋳型鋳造法のプロセスで直径1mm以上、例えば直径2mmの丸棒材を作製する。
こうして、鋳造凝固合金の形態のB2構造の金属間化合物合金としては、直径2mm、長さ30〜50mmの丸棒材を作製することができる。
例えば、融体噴出銅鋳型鋳造法では、丸(φ1mm〜φ4mm)、又は角等の任意の形状を有する二つ割の鋳造用銅鋳型の注入口中央部に、圧縮ガスによる圧力(0.01〜0.03MPa)を利用して高周波電源等に接続された高周波コイル等を用いて石英管、又は石英るつぼ中で溶融した母合金試料を噴射する。溶融した母合金試料は、高速で銅鋳型に移動し急冷されて固化し、即ち鋳造されて、非晶質構造となる。
また、融体吸引鋳造法、又は融体差圧鋳造法では、水冷鋳型上に金属材料を充填し、この金属材料を急激に溶融可能な上記アーク溶解を用いて金属材料を溶解後、得られた溶融金属を、ガスの差圧、あるいは重力を利用して鋳型下部より下方に設けられた縦型の水冷鋳型に瞬時に鋳込み、金属溶湯の移動速度を速くし、大きな冷却速度を得て、大型の金属ガラスを製造する。
また、融体型締め鍛造法では、ハース上に金属材料を充填し、この金属材料を溶融可能な高エネルギー熱源を用いて金属材料を溶解後、得られた融点以上の溶融金属を、冷却界面どうしを重ね合わせることなく押圧して、融点以上の溶融金属に圧縮応力および剪断応力の少なくとも一方を与えて所望の形状に変形し、変形後もしくは変形と同時に溶融金属を臨界冷却速度以上で冷却して、所望の形状のバルク状の金属ガラスを製造する。
また、融体傾角鋳造法では、上面が開放された溶解炉にて合金材料を溶解し、成型用のキャビティーを有する強制冷却金型内に、合金材料の溶湯を再溶解させながら傾動させて注入する傾角鋳造を行うと同時に、強制冷却金型のキャビティー内湯面の上面をほぼ覆う大きさの冷却促進を兼ねた上パンチにて、加圧冷却して、金属ガラスを製造する。
こうして作製された本発明の変形誘起ジルコニウム基合金の組織の構造は、X線回折、光学顕微鏡観察、透過電子顕微鏡観察、電子線回折、エネルギー分散X線分析法、又はX線マイクロアナライザー等により確認することができる。
また、最高強度は、インストロン試験機により引張り荷重下、又は圧縮荷重下で、室温で、所定のひずみ速度、例えば2x10−4〜9x10−4/秒で応力―伸び曲線、あるいは応力―ひずみ曲線を得て、その曲線から測定することができる。
また、塑性ひずみ(ε)は、圧縮試験法により測定した応力―ひずみ曲線から測定することができる。一方、塑性伸びは、引張り試験法で測定した応力―伸び曲線から測定することができる。
以上、本発明の変形誘起ジルコニウム基について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良または変更をしてもよいのはもちろんである。
以下、本発明に係る変形誘起ジルコニウム基合金の実施例について具体的に説明するが、本発明は、この実施例によって限定されるものではない。
(実施例1−1〜5−2、比較例1−1〜6−2)
下記表1、及び2に示す含有量の各成分金属の粉末を、一回の各成分金属の総和量を約15gとして、減圧アルゴンガス雰囲気下で、電圧20V〜40V、電流100A〜400Aの条件下で、アーク溶解を4回以上繰り返して溶解して、母合金の溶融物を作成後、作製した母合金の溶融液を石英ノズルに挿入し、石英管ノズルを用いた高周波コイル、周波数500kHzの電源を用いた溶解法を用いて、真空中で高周波溶解し、溶解後アルゴンガスを挿入し、0.15MPaで母合金の溶融液を石英管ノズルから銅鋳型に噴出鋳造して、融体噴出銅鋳型鋳造法のプロセスにより、冷却し固化して、鋳造組織の試料径2mmの丸棒材のそれぞれの試料を製作した。
また、鋳造組織の試料径2mmの丸棒材の作製の場合と同様にして、下記表1、及び2に示す含有量の各成分金属の粉末をアーク溶解で溶解し、母合金の溶融物を作成後、作製した母合金の溶融物を石英ノズルに挿入し、真空中で高周波溶解し、溶解後アルゴンガスを挿入し、0.15MPaで溶湯を石英管ノズルから、40m/sの周速で回転している銅製の回転ロール上に押し出す単ロール急冷法のプロセスで、急速凝固組織の厚さ60μm以下の厚さの異なる2種類、又は1種類の連続した薄帯材のそれぞれの試料を製作した。
こうして作製したこれらの各試料を用いて、組織、及び構造を検査し、引張最高強度(MPa)、圧縮最高強度(MPa)、引張破断強度(MPa)、引張強度(MPa)、塑性ひずみε(%)、及び塑性伸び(%)の各項目について測定し、評価した。
その結果を、表1、及び表2に示す。
ここで、組織、及び構造は、X線回折によって検査し、確認した。表1中、「B2相」は、B2構造の金属間化合物であることを示し、「アモルファス相」は、アモルファスのみの層であることを示し、「アモルファス+B2相」は、アモルファスとB2相との混相であることを示す。
また、引張破断強度(MPa)、引張強度(MPa)、圧縮降伏強度(MPa)、及び圧縮最高強度(MPa)は、インストロン試験機により引張荷重下、圧縮荷重下で、室温で、ひずみ速度2x10−4−9x10−4/秒で応力―伸び曲線あるいは応力―ひずみ曲線を得て、その曲線から測定した。
また、塑性ひずみ(ε)は、圧縮試験法により測定した応力―ひずみ曲線から測定した。
また、塑性伸びは、引張り試験法で測定した応力―伸び曲線から測定した。
Figure 2021195610
Figure 2021195610
表2において、鋳造組織の構造の欄に記載のZrは、Zr(Fe,Co,Ni,Cu)を表し、立方晶の結晶化合物である。
表1に示すように、各元素の含有量が本発明の範囲に入る実施例1−1、2−1、3−1、4−1、及び5−1に示す鋳造組織の試料は、いずれも、試料径が2mmであり、構造は、B2相、即ち、B2構造の金属間化合物であることが確認された。
また、これらの実施例の鋳造組織の試料は、その最高強度、即ち圧縮降伏強度、及び圧縮最高強度が共に、いずれも1300MPa以上であり、高強度であることが分かった。
また、これらの実施例の鋳造組織の試料は、その塑性ひずみ(ε)が14%以上であり、かつ塑性伸びが2%以上であり、高延性であることが分かった。
表1に示すように、各元素の含有量が本発明の範囲に入る実施例1−2、1−3、2−2、2−3、3−2、及び4−2に示す急速凝固組織の試料は、いずれも、試料厚みが60μm以下であり、その構造が、アモルファス相、即ち、アモルファス合金であることが確認された。また、実施例3−3、4−3、及び5−2に示す急速凝固組織の試料は、いずれも、試料厚みが60μm以下であり、その構造が、アモルファス+B2相、即ち、アモルファスとB2構造の金属間化合物との複合体(アモルファス相とB2相が共存している状態、詳しくは、アモルファス相中にB2金属間化合物、及びB2+B33化合物が析出している状態)であることが確認された。
また、これらの実施例の急速凝固組織の試料は、その最高強度、即ち引張破断強度が、いずれも、1100MPa以上であり、高強度であることが分かった。
また、これらの実施例の急速凝固組織の試料は、その塑性伸びが1%以上であり、高延性であることが分かった。
一方、表2に示すように、本発明範囲を逸脱する比較例1−1〜6−2は、いずれも、本発明の効果を得ることができなかった。
即ち、全ての比較例1−1〜6−2においては、鋳造組織の試料では、塑性ひずみが3%以下であり、急速凝固組織の試料では、塑性伸びが0%であり、いずれも、延性が乏しいことが分かった。
また、比較例1−2、4−2、5-2、及び6−2に示す急速凝固組織の試料は、引張破断強度が1100MPa未満であり、強度が低いことが分かった。
以上から、本発明の効果は明らかである。
本発明の多元系金属間化合物・アモルファス合金は、ばね材、眼鏡フレーム材、医療用器具用ピンセット、及びハサミ、並びにセンサー材等の用途に適用することができる。

Claims (12)

  1. 必須成分金属として、ジルコニウム(Zr)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、及び銅(Cu)を含有し、任意成分としてチタン(Ti)、及び/又はニオブ(Nb)を含有し、Zr100−x−y−zTiNb(M=Fe、Co、Ni、及びCuであり、原子%で、0%<x≦10%、0%<y≦5%、48%≦z≦52%;又はy=0の時、0≦x≦15%;又はx=0の時、0≦y≦7%)で示される組成を有し、Mに含まれる金属成分Fe、Co、Ni、及びCuの含有量がそれぞれ11%以上14%以下である変形誘起ジルコニウム基合金。
  2. Zr100−x−y−zTiNb(M=Fe、Co、Ni、及びCuであり、原子%で、0%<x≦10%、0%<y≦5%、48%≦z≦52%)で示される組成を有する請求項1に記載の変形誘起ジルコニウム基合金。
  3. Zr100−x−zTi(M=Fe、Co、Ni、及びCuであり、原子%で、0≦x≦15%、48%≦z≦52%)で示される組成で示される組成を有する請求項1に記載の変形誘起ジルコニウム基合金。
  4. Zr100−y−zNb(M=Fe、Co、Ni、及びCuであり、原子%で、0≦y≦7%、48%≦z≦52%)で示される組成を有する請求項1に記載の変形誘起ジルコニウム基合金。
  5. 前記金属成分Fe、Co、Ni、及びCuは、等比組成である請求項1〜4のいずれかに記載の変形誘起ジルコニウム基合金。
  6. 前記金属成分Fe、Co、Ni、及びCuの含有量は、いずれも、原子%で、12.5%である請求項5に記載の変形誘起ジルコニウム基合金。
  7. 鋳造した状態ではB2構造の金属間化合物であり、引張り変形、又は圧縮変形した状態では、B2+B33構造、又はB33構造の金属間化合物となる鋳造金属間化合物合金である請求項1〜6のいずれかに記載の変形誘起ジルコニウム基合金。
  8. 前記鋳造金属間化合物合金は、前記B2構造の金属間化合物から、前記B2+B33構造、又は前記B33構造の金属間化合物に変化する際において、最高強度が1300MPa以上である請求項7に記載の変形誘起ジルコニウム基合金。
  9. 前記鋳造金属間化合物合金は、前記B2構造の金属間化合物から、前記B2+B33構造、又は前記B33構造の金属間化合物に変化する際において、塑性ひずみ(ε)が、14%以上であり、塑性伸びが2%以上である請求項7、又は8に記載の変形誘起ジルコニウム基合金。
  10. 急速凝固薄帯の状態では、アモルファス相を含む合金であり、引張り変形、又は圧縮変形した状態では、前記アモルファス相がB2相に、B2相がB33相に変形誘起してアモルファス+B2+B33構造、又はアモルファス+B33構造のアモルファスと金属間化合物との複合体合金となる急速凝固アモルファス合金である請求項1〜9のいずれかに記載の変形誘起ジルコニウム基合金。
  11. 前記急速凝固アモルファス合金は、前記アモルファス相を含む合金から、前記複合体合金に変化する際において、最高強度が1100MPa以上であり、塑性伸びが1%以上である請求項10に記載の変形誘起ジルコニウム基合金。
  12. 前記アモルファス相を含む合金は、アモルファス単相の合金、アモルファス+B2+B33構造の複合体合金、又はアモルファス+B2+B33構造の複合体合金である請求項10、又は11に記載の変形誘起ジルコニウム基合金。
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