JP2021194956A - 船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】船舶の手動操船モードと自動操船モードとを適切に実現する。【解決手段】船舶は、操舵部と、舵部と、前記操舵部と前記舵部とを接続し、前記操舵部に対する入力操作を前記舵部に機械的に伝達する伝達部と、前記操舵部に対する入力操作の必要なく、前記舵部を作動させる駆動部と、前記駆動部を制御する船舶制御装置とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラムに関する。
従来から、パーソナルウォータークラフト(PWC)オートリターンシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載されたPWCオートリターンシステムは、ユーザデバイスと、PWC内に配置されたオートパイロットユニットとを備えている。ユーザデバイスは、乗船者位置決定ユニットと、ユーザインタフェースと、通信ユニットとを備えている。特許文献1に記載された技術では、ユーザデバイスを携帯する乗船者がPWCから離れる(落水する)と、PWCが、ユーザインタフェースからの要求を受信し、自動操船によってユーザデバイスの位置まで進む。
ところで、特許文献1には、PWCの自動操船を実現するための具体的な構成について記載されていない。そのため、特許文献1に記載された技術によっては、PWCから離れた位置の乗船者に向かってPWCを自動で戻す自動操船を適切に実現できないおそれがある。
ところで、特許文献1には、PWCの自動操船を実現するための具体的な構成について記載されていない。そのため、特許文献1に記載された技術によっては、PWCから離れた位置の乗船者に向かってPWCを自動で戻す自動操船を適切に実現できないおそれがある。
上述した問題点に鑑み、本発明は、船舶の手動操船モードと自動操船モードとを適切に実現することができる船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、操舵部と、舵部と、前記操舵部と前記舵部とを接続し、前記操舵部に対する入力操作を前記舵部に機械的に伝達する伝達部と、前記操舵部に対する入力操作の必要なく、前記舵部を作動させる駆動部と、前記駆動部を制御する船舶制御装置とを備える船舶である。
本発明の一態様は、操舵部と、舵部と、前記操舵部と前記舵部とを接続し、前記操舵部に対する入力操作を前記舵部に機械的に伝達する伝達部と、前記操舵部に対する入力操作の必要なく、前記舵部を作動させる駆動部と、前記伝達部と前記駆動部との間に設けられる電磁クラッチとを備える船舶に備えられる船舶制御装置であって、前記駆動部の制御と、前記電磁クラッチの制御とを実行する、船舶制御装置である。
本発明の一態様は、操舵部と、舵部と、前記操舵部と前記舵部とを接続し、前記操舵部に対する入力操作を前記舵部に機械的に伝達する伝達部と、前記操舵部に対する入力操作の必要なく、前記舵部を作動させる駆動部と、前記伝達部と前記駆動部との間に設けられる電磁クラッチとを備える船舶の船舶制御方法であって、前記駆動部を制御する駆動部制御ステップと、前記電磁クラッチを制御する電磁クラッチ制御ステップとを備える、船舶制御方法である。
本発明の一態様は、操舵部と、舵部と、前記操舵部と前記舵部とを接続し、前記操舵部に対する入力操作を前記舵部に機械的に伝達する伝達部と、前記操舵部に対する入力操作の必要なく、前記舵部を作動させる駆動部と、前記伝達部と前記駆動部との間に設けられる電磁クラッチとを備える船舶に搭載されたコンピュータに、前記駆動部を制御する駆動部制御ステップと、前記電磁クラッチを制御する電磁クラッチ制御ステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、船舶の手動操船モードと自動操船モードとを適切に実現することができる船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラムを提供することができる。
<第1実施形態>
以下、本発明の船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラムの第1実施形態について説明する。
以下、本発明の船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラムの第1実施形態について説明する。
図1は第1実施形態の船舶11が適用された自動操船システム1の一例を概略的に示す図である。図2は図1に示す船舶11の操舵部11B1から舵部11A1までの操舵系統の概略構成の一例を示す図である。
図1および図2に示す例では、自動操船システム1が、船舶11と、通信装置12とを備えている。
第1実施形態の船舶11は、例えば特許第5196649号公報の図1に記載されたパーソナルウォータークラフト(PWC、水上オートバイ)が有する機能と同様の機能を有するPWCである。船舶11は、アクチュエータ11Aと、操作部11Bと、船舶制御装置11Cと、伝達部11Dと、駆動部11Eと、動力伝達切替部11Fと、トリガー発生部11Gと、船舶位置検出部11Hと、船首方位検出部11Iと、通信部11Jと、角度検出部11Kとを備えている。
アクチュエータ11Aは、舵部11A1と、推力発生部11A2とを備えている。舵部11A1は、船舶11に回頭モーメントを発生させる機能を有する。推力発生部11A2は、船舶11の推進力を発生する機能を有する。アクチュエータ11Aには、例えば特開2019−171925号公報の図1に記載されたエンジン、ノズル、デフレクタ、トリムアクチュエータ、バケット、バケットアクチュエータなどが含まれる。
操作部11Bは、操舵部11B1と、スロットル操作部11B2とを備えている。操舵部11B1は、舵部11A1を作動させる操船者の入力操作を受け付ける。スロットル操作部11B2は、推力発生部11A2を作動させる操船者の入力操作を受け付ける。操作部11Bは、例えば特許第5196649号公報の図1に記載されたステアリングハンドル装置、特開2019−171925号公報の図1に記載されたステアリングユニットなどと同様に構成されている。
図1および図2に示す例では、自動操船システム1が、船舶11と、通信装置12とを備えている。
第1実施形態の船舶11は、例えば特許第5196649号公報の図1に記載されたパーソナルウォータークラフト(PWC、水上オートバイ)が有する機能と同様の機能を有するPWCである。船舶11は、アクチュエータ11Aと、操作部11Bと、船舶制御装置11Cと、伝達部11Dと、駆動部11Eと、動力伝達切替部11Fと、トリガー発生部11Gと、船舶位置検出部11Hと、船首方位検出部11Iと、通信部11Jと、角度検出部11Kとを備えている。
アクチュエータ11Aは、舵部11A1と、推力発生部11A2とを備えている。舵部11A1は、船舶11に回頭モーメントを発生させる機能を有する。推力発生部11A2は、船舶11の推進力を発生する機能を有する。アクチュエータ11Aには、例えば特開2019−171925号公報の図1に記載されたエンジン、ノズル、デフレクタ、トリムアクチュエータ、バケット、バケットアクチュエータなどが含まれる。
操作部11Bは、操舵部11B1と、スロットル操作部11B2とを備えている。操舵部11B1は、舵部11A1を作動させる操船者の入力操作を受け付ける。スロットル操作部11B2は、推力発生部11A2を作動させる操船者の入力操作を受け付ける。操作部11Bは、例えば特許第5196649号公報の図1に記載されたステアリングハンドル装置、特開2019−171925号公報の図1に記載されたステアリングユニットなどと同様に構成されている。
船舶制御装置11Cは、操作部11Bが受け付けた操船者の入力操作に基づいてアクチュエータ11Aを作動させる制御などを行う。船舶制御装置11Cは、操作部11Bに対する入力操作に基づいてアクチュエータ11Aを作動させる手動操船モードと、操作部11Bに対する入力操作の必要なくアクチュエータ11Aを作動させる自動操船モードとを有する。
船舶制御装置11Cは、第1制御部11C1と、第2制御部11C2と、第3制御部11C3とを備えている。
第1制御部11C1は、推力発生部11A2の制御を行う。詳細には、手動操船モード時に、第1制御部11C1は、スロットル操作部11B2が受け付けた操船者の入力操作に基づいて、推力発生部11A2を作動させる制御を行う。自動操船モード時には、第1制御部11C1が、船舶11と通信装置12との相対位置と船首方位とに基づいて、推力発生部11A2を作動させる制御を行う。
第2制御部11C2は、駆動部11Eの制御を行う。詳細には、手動操船モード時に、第2制御部11C2は、駆動部11Eを作動させない。一方、自動操船モード時には、第2制御部11C2が、船舶11と通信装置12との相対位置と船首方位とに基づいて、駆動部11Eを作動させる制御を行う。
第3制御部11C3は、後述する電磁クラッチ11F1の制御を行う。詳細には、手動操船モード時に、第3制御部11C3は、電磁クラッチ11F1を作動させない(電磁クラッチ11F1をオフにする)。一方、自動操船モード時には、第3制御部11C3が、電磁クラッチ11F1を作動させる(電磁クラッチ11F1をオンにする)。
船舶制御装置11Cは、第1制御部11C1と、第2制御部11C2と、第3制御部11C3とを備えている。
第1制御部11C1は、推力発生部11A2の制御を行う。詳細には、手動操船モード時に、第1制御部11C1は、スロットル操作部11B2が受け付けた操船者の入力操作に基づいて、推力発生部11A2を作動させる制御を行う。自動操船モード時には、第1制御部11C1が、船舶11と通信装置12との相対位置と船首方位とに基づいて、推力発生部11A2を作動させる制御を行う。
第2制御部11C2は、駆動部11Eの制御を行う。詳細には、手動操船モード時に、第2制御部11C2は、駆動部11Eを作動させない。一方、自動操船モード時には、第2制御部11C2が、船舶11と通信装置12との相対位置と船首方位とに基づいて、駆動部11Eを作動させる制御を行う。
第3制御部11C3は、後述する電磁クラッチ11F1の制御を行う。詳細には、手動操船モード時に、第3制御部11C3は、電磁クラッチ11F1を作動させない(電磁クラッチ11F1をオフにする)。一方、自動操船モード時には、第3制御部11C3が、電磁クラッチ11F1を作動させる(電磁クラッチ11F1をオンにする)。
伝達部11Dは、操舵部11B1と舵部11A1とを接続する例えば機械式ケーブルなどを有する。伝達部11Dは、操舵部11B1に対する入力操作を舵部11A1に機械的に伝達する。
駆動部11Eは、例えばモータなどを有し、自動操船モード時に舵部11A1を作動させる。詳細には、自動操船モード時に、駆動部11Eは、操舵部11B1に対する入力操作の必要なく舵部11A1を作動させる。一方、手動操船モード時には、駆動部11Eが舵部11A1を作動させない。
動力伝達切替部11Fは、手動操船モード時と自動操船モード時とで、駆動部11Eから舵部11A1への動力伝達の切り替えを行う。動力伝達切替部11Fは、伝達部11Dと駆動部11Eとの間に設けられている。動力伝達切替部11Fは、駆動部11Eと舵部11A1とを接続する接続機構の一部として機能する。動力伝達切替部11Fは、電磁クラッチ11F1を備えている。つまり、接続機構は、電磁クラッチ11F1を備えている。
上述したように、手動操船モード時に、電磁クラッチ11F1は、第3制御部11C3によって作動させられず(オフにされ)、自動操船モード時に、電磁クラッチ11F1は、第3制御部11C3によって作動させられる(オンにされる)。
具体的には、手動操船モード時には、電磁クラッチ11F1に対する通電が行われないため、電磁クラッチ11F1は、駆動部11Eと伝達部とを接続せず、駆動部11Eと舵部11A1との間の動力伝達を行わない。また、手動操船モード時には、駆動部11Eが作動させられない(例えばモータに対する通電が行われない)。つまり、手動操船モード時には、電磁クラッチ11F1が駆動部11Eと舵部11A1との間の動力伝達を行わないため、駆動部11Eが抵抗になることなく(例えば停止しているモータが抵抗になることなく)、操舵部11B1に対する入力操作に応じて、舵部11A1の角度(舵角)は変更可能である。
一方、自動操船モード時には、電磁クラッチ11F1に対する通電が行われ、電磁クラッチ11F1は、駆動部11Eと伝達部とを接続し、駆動部11Eと舵部11A1との間の動力伝達を行う。また、自動操船モード時には、駆動部11Eが、船舶11と通信装置12との相対位置と船首方位とに基づいて作動させられる(例えばモータに対する通電が行われる)。つまり、自動操船モード時には、電磁クラッチ11F1によって駆動部11Eから舵部11A1への動力伝達が行われ、その動力によって、舵部11A1の角度(舵角)は変更可能である。
詳細には、自動操船モードの開始時に、電磁クラッチ11F1に対する通電を行うことによって、電磁クラッチ11F1が、駆動部11Eと舵部11A1とを接続する。次いで、電磁クラッチ11F1が駆動部11Eと舵部11A1とを接続している状態で、駆動部11Eが舵部11A1を作動させる。
上述したように、図1および図2に示す例では、手動操船モード時に、駆動部11Eが舵部11A1を作動させないため、駆動部11Eを小型化することができる。
駆動部11Eは、例えばモータなどを有し、自動操船モード時に舵部11A1を作動させる。詳細には、自動操船モード時に、駆動部11Eは、操舵部11B1に対する入力操作の必要なく舵部11A1を作動させる。一方、手動操船モード時には、駆動部11Eが舵部11A1を作動させない。
動力伝達切替部11Fは、手動操船モード時と自動操船モード時とで、駆動部11Eから舵部11A1への動力伝達の切り替えを行う。動力伝達切替部11Fは、伝達部11Dと駆動部11Eとの間に設けられている。動力伝達切替部11Fは、駆動部11Eと舵部11A1とを接続する接続機構の一部として機能する。動力伝達切替部11Fは、電磁クラッチ11F1を備えている。つまり、接続機構は、電磁クラッチ11F1を備えている。
上述したように、手動操船モード時に、電磁クラッチ11F1は、第3制御部11C3によって作動させられず(オフにされ)、自動操船モード時に、電磁クラッチ11F1は、第3制御部11C3によって作動させられる(オンにされる)。
具体的には、手動操船モード時には、電磁クラッチ11F1に対する通電が行われないため、電磁クラッチ11F1は、駆動部11Eと伝達部とを接続せず、駆動部11Eと舵部11A1との間の動力伝達を行わない。また、手動操船モード時には、駆動部11Eが作動させられない(例えばモータに対する通電が行われない)。つまり、手動操船モード時には、電磁クラッチ11F1が駆動部11Eと舵部11A1との間の動力伝達を行わないため、駆動部11Eが抵抗になることなく(例えば停止しているモータが抵抗になることなく)、操舵部11B1に対する入力操作に応じて、舵部11A1の角度(舵角)は変更可能である。
一方、自動操船モード時には、電磁クラッチ11F1に対する通電が行われ、電磁クラッチ11F1は、駆動部11Eと伝達部とを接続し、駆動部11Eと舵部11A1との間の動力伝達を行う。また、自動操船モード時には、駆動部11Eが、船舶11と通信装置12との相対位置と船首方位とに基づいて作動させられる(例えばモータに対する通電が行われる)。つまり、自動操船モード時には、電磁クラッチ11F1によって駆動部11Eから舵部11A1への動力伝達が行われ、その動力によって、舵部11A1の角度(舵角)は変更可能である。
詳細には、自動操船モードの開始時に、電磁クラッチ11F1に対する通電を行うことによって、電磁クラッチ11F1が、駆動部11Eと舵部11A1とを接続する。次いで、電磁クラッチ11F1が駆動部11Eと舵部11A1とを接続している状態で、駆動部11Eが舵部11A1を作動させる。
上述したように、図1および図2に示す例では、手動操船モード時に、駆動部11Eが舵部11A1を作動させないため、駆動部11Eを小型化することができる。
トリガー発生部11Gは、船舶制御装置11Cを手動操船モードから自動操船モードに切り替えるためのトリガーを発生する。トリガー発生部11Gは、落水検知部11G1と、自動操船開始指示部11G2と、入力部11G3とを備えている。
落水検知部11G1は、船舶11の乗船者(例えば操船者、操船者以外の乗船者など)の落水を検知する。第1実施形態の落水検知部11G1は、例えば特許第4205261号公報の段落0002に記載されたランヤードコードおよびスイッチと同様に構成されている。具体的には、ランヤードコードの一端が、落水の検知対象者(例えば操船者、操船者以外の乗船者など)に接続される。ランヤードコードの他端は、船舶11内に配置されたスイッチ(図示せず)に接続される。
検知対象者が船舶11から落水すると、ランヤードコードの他端がスイッチから外れ、スイッチが検知対象者の落水を検知する。その結果、トリガー発生部11Gがトリガーを発生し、船舶制御装置11Cが、手動操船モードから自動操船モードに切り替わる。
自動操船開始指示部11G2は、通信装置12から送信された自動操船開始要求(「自動操船開始要求」については後述する。)に基づいて自動操船開始指示を出力する。
自動操船開始指示部11G2が自動操船開始指示を出力すると、船舶制御装置11Cは、操作部11Bが入力操作を受け付ける必要なくアクチュエータ11Aを作動させる制御(自動操船モードの制御)を開始する。船舶制御装置11Cは、自動操船モードにおいて、船舶11と通信装置12との相対位置と船首方位とに基づいて、アクチュエータ11Aを制御する。
つまり、図1および図2に示す例では、落水検知部11G1が船舶11の乗船者の落水を検知していない時(手動操船モード時)に、電磁クラッチ11F1は、伝達部11Dと駆動部11Eとを接続しない。一方、落水検知部11G1が船舶11の乗船者の落水を検知した時(自動操船モード時)には、電磁クラッチ11F1が、伝達部11Dと駆動部11Eとを接続する。
他の例では、トリガー発生部11Gが、自動操船開始指示部11G2を備えていなくてもよい。この例では、落水検知部11G1が船舶11の乗船者の落水を検知すると、トリガー発生部11Gがトリガーを発生し、船舶制御装置11Cが、手動操船モードから自動操船モードに切り替わると共に、自動操船モードの制御も開始する。
図1および図2に示す例では、入力部11G3が、例えば船舶11の操船者による自動操船開始要求(例えば、通信装置12を携帯して船舶11から下船しようとしている操船者による自動操船開始要求)を受け付ける。
自動操船開始指示部11G2は、入力部11G3が自動操船開始要求を受け付けた場合にも、自動操船開始指示を出力する。自動操船開始指示部11G2が自動操船開始指示を出力すると、船舶制御装置11Cは、操作部11Bが入力操作を受け付ける必要なくアクチュエータ11Aを作動させる制御(自動操船モードの制御)を開始する。船舶制御装置11Cは、自動操船モードにおいて、船舶11と通信装置12(詳細には、船舶11から下船した操船者によって携帯されている通信装置12)との相対位置と、船舶11の船首方位とに基づいて、アクチュエータ11Aを制御する。
他の例では、トリガー発生部11Gが、入力部11G3を備えていなくてもよい。
落水検知部11G1は、船舶11の乗船者(例えば操船者、操船者以外の乗船者など)の落水を検知する。第1実施形態の落水検知部11G1は、例えば特許第4205261号公報の段落0002に記載されたランヤードコードおよびスイッチと同様に構成されている。具体的には、ランヤードコードの一端が、落水の検知対象者(例えば操船者、操船者以外の乗船者など)に接続される。ランヤードコードの他端は、船舶11内に配置されたスイッチ(図示せず)に接続される。
検知対象者が船舶11から落水すると、ランヤードコードの他端がスイッチから外れ、スイッチが検知対象者の落水を検知する。その結果、トリガー発生部11Gがトリガーを発生し、船舶制御装置11Cが、手動操船モードから自動操船モードに切り替わる。
自動操船開始指示部11G2は、通信装置12から送信された自動操船開始要求(「自動操船開始要求」については後述する。)に基づいて自動操船開始指示を出力する。
自動操船開始指示部11G2が自動操船開始指示を出力すると、船舶制御装置11Cは、操作部11Bが入力操作を受け付ける必要なくアクチュエータ11Aを作動させる制御(自動操船モードの制御)を開始する。船舶制御装置11Cは、自動操船モードにおいて、船舶11と通信装置12との相対位置と船首方位とに基づいて、アクチュエータ11Aを制御する。
つまり、図1および図2に示す例では、落水検知部11G1が船舶11の乗船者の落水を検知していない時(手動操船モード時)に、電磁クラッチ11F1は、伝達部11Dと駆動部11Eとを接続しない。一方、落水検知部11G1が船舶11の乗船者の落水を検知した時(自動操船モード時)には、電磁クラッチ11F1が、伝達部11Dと駆動部11Eとを接続する。
他の例では、トリガー発生部11Gが、自動操船開始指示部11G2を備えていなくてもよい。この例では、落水検知部11G1が船舶11の乗船者の落水を検知すると、トリガー発生部11Gがトリガーを発生し、船舶制御装置11Cが、手動操船モードから自動操船モードに切り替わると共に、自動操船モードの制御も開始する。
図1および図2に示す例では、入力部11G3が、例えば船舶11の操船者による自動操船開始要求(例えば、通信装置12を携帯して船舶11から下船しようとしている操船者による自動操船開始要求)を受け付ける。
自動操船開始指示部11G2は、入力部11G3が自動操船開始要求を受け付けた場合にも、自動操船開始指示を出力する。自動操船開始指示部11G2が自動操船開始指示を出力すると、船舶制御装置11Cは、操作部11Bが入力操作を受け付ける必要なくアクチュエータ11Aを作動させる制御(自動操船モードの制御)を開始する。船舶制御装置11Cは、自動操船モードにおいて、船舶11と通信装置12(詳細には、船舶11から下船した操船者によって携帯されている通信装置12)との相対位置と、船舶11の船首方位とに基づいて、アクチュエータ11Aを制御する。
他の例では、トリガー発生部11Gが、入力部11G3を備えていなくてもよい。
図1および図2に示す例では、船舶位置検出部11Hが、船舶11の位置を検出する。船舶位置検出部11Hは、例えばGPS(Global Positioning System)装置を備えている。GPS装置は、複数のGPS衛星からの信号を受信することによって、船舶11の位置座標を算出する。船舶位置検出部11Hによって検出された船舶11の位置は、上述した船舶制御装置11Cの自動操船モードの制御に用いられる。
船首方位検出部11Iは船舶11の船首方位を検出する。船首方位検出部11Iは、例えば方位センサを備えている。方位センサは、例えば地磁気を利用することによって、船舶11の船首方位を算出する。船首方位検出部11Iによって検出された船舶11の船首方位は、船舶制御装置11Cの自動操船モードの制御に用いられる。
他の例では、方位センサが、高速回転するジャイロスコープに指北装置と制振装置とを付加し、常に北を示すようにした装置(ジャイロコンパス)であってもよい。
更に他の例では、方位センサが、複数のGPSアンテナを備え、複数のGPSアンテナの相対的な位置関係から船首方位を算出するGPSコンパスであってもよい。
船首方位検出部11Iは船舶11の船首方位を検出する。船首方位検出部11Iは、例えば方位センサを備えている。方位センサは、例えば地磁気を利用することによって、船舶11の船首方位を算出する。船首方位検出部11Iによって検出された船舶11の船首方位は、船舶制御装置11Cの自動操船モードの制御に用いられる。
他の例では、方位センサが、高速回転するジャイロスコープに指北装置と制振装置とを付加し、常に北を示すようにした装置(ジャイロコンパス)であってもよい。
更に他の例では、方位センサが、複数のGPSアンテナを備え、複数のGPSアンテナの相対的な位置関係から船首方位を算出するGPSコンパスであってもよい。
図1および図2に示す例では、通信部11Jが、通信装置12との通信を行う。
通信装置12は、上述した落水の検知対象者(乗船者)によって携帯される。通信装置12は、通信装置位置検出部12Aと、通信部12Bと、入力部12Cとを備えている。
通信装置位置検出部12Aは通信装置12の位置を検出する。通信装置位置検出部12Aは、例えばGPS装置を備えている。GPS装置は、複数のGPS衛星からの信号を受信することによって、通信装置12の位置座標を算出する。
入力部12Cは、例えば船舶11の操船者による自動操船開始要求(例えば、通信装置12を携帯して船舶11から落水した操船者による自動操船開始要求)を受け付ける。
通信部12Bは、通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置を示す情報を船舶11に送信する。船舶11の通信部11Jは、通信部12Bによって送信された通信装置12の位置を示す情報を受信する。通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置は、船舶制御装置11Cの自動操船モードの制御に用いられる。
また、通信部12Bは、入力部12Cが受け付けた自動操船開始要求を船舶11に送信する。船舶11の通信部11Jは、通信部12Bによって送信された自動操船開始要求を受信する。上述したように、船舶11の自動操船開始指示部11G2は、通信装置12から送信された自動操船開始要求に基づいて自動操船開始指示を出力する。
他の例では、通信装置12が、入力部12Cを備えていなくてもよい。この例では、通信部12Bが自動操船開始要求を船舶11に送信せず、船舶制御装置11Cは、トリガー発生部11Gが発生したトリガーに基づいて、自動操船モードの制御を開始する。
図1および図2に示す例では、船舶11のトリガー発生部11Gが、船舶制御装置11Cを手動操船モードから自動操船モードに切り替えるためのトリガーを発生するが、他の例では、船舶制御装置11Cを手動操船モードから自動操船モードに切り替えるためのトリガーを発生する機能が通信装置12に備えられていてもよい。
図1および図2に示す例では、上述したように、船舶位置検出部11Hによって検出された船舶11の位置と、通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置とに基づいて、船舶11と通信装置12との相対位置が算出され、船舶制御装置11Cの自動操船モードの制御に用いられる。他の例では、船舶11が、例えばカメラ、レーダーなどの相対位置検出部を備え、その相対位置検出部によって船舶11と通信装置12との相対位置が検出され、船舶制御装置11Cの自動操船モードの制御に用いられてもよい。
通信装置12は、上述した落水の検知対象者(乗船者)によって携帯される。通信装置12は、通信装置位置検出部12Aと、通信部12Bと、入力部12Cとを備えている。
通信装置位置検出部12Aは通信装置12の位置を検出する。通信装置位置検出部12Aは、例えばGPS装置を備えている。GPS装置は、複数のGPS衛星からの信号を受信することによって、通信装置12の位置座標を算出する。
入力部12Cは、例えば船舶11の操船者による自動操船開始要求(例えば、通信装置12を携帯して船舶11から落水した操船者による自動操船開始要求)を受け付ける。
通信部12Bは、通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置を示す情報を船舶11に送信する。船舶11の通信部11Jは、通信部12Bによって送信された通信装置12の位置を示す情報を受信する。通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置は、船舶制御装置11Cの自動操船モードの制御に用いられる。
また、通信部12Bは、入力部12Cが受け付けた自動操船開始要求を船舶11に送信する。船舶11の通信部11Jは、通信部12Bによって送信された自動操船開始要求を受信する。上述したように、船舶11の自動操船開始指示部11G2は、通信装置12から送信された自動操船開始要求に基づいて自動操船開始指示を出力する。
他の例では、通信装置12が、入力部12Cを備えていなくてもよい。この例では、通信部12Bが自動操船開始要求を船舶11に送信せず、船舶制御装置11Cは、トリガー発生部11Gが発生したトリガーに基づいて、自動操船モードの制御を開始する。
図1および図2に示す例では、船舶11のトリガー発生部11Gが、船舶制御装置11Cを手動操船モードから自動操船モードに切り替えるためのトリガーを発生するが、他の例では、船舶制御装置11Cを手動操船モードから自動操船モードに切り替えるためのトリガーを発生する機能が通信装置12に備えられていてもよい。
図1および図2に示す例では、上述したように、船舶位置検出部11Hによって検出された船舶11の位置と、通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置とに基づいて、船舶11と通信装置12との相対位置が算出され、船舶制御装置11Cの自動操船モードの制御に用いられる。他の例では、船舶11が、例えばカメラ、レーダーなどの相対位置検出部を備え、その相対位置検出部によって船舶11と通信装置12との相対位置が検出され、船舶制御装置11Cの自動操船モードの制御に用いられてもよい。
図1および図2に示す例では、角度検出部11Kが、例えばポテンショメータを備えており、舵部11A1の角度(舵角)を検出する。自動操船モード時に、船舶制御装置11Cは、角度検出部11Kによって検出された舵部11A1の角度に基づいて駆動部11Eを制御する。例えば、船舶制御装置11Cは、自動操船モード時に、角度検出部11Kによって検出される舵部11A1の角度が、船舶11と通信装置12との相対位置と船首方位とに基づいて算出される舵部11A1の目標角度に一致するように、駆動部11Eを制御する。
図3は第1実施形態の自動操船システム1において実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図3に示す例では、ステップS1において、船舶11の例えば船舶制御装置11Cは、自動操船モードであるか否か(詳細には、落水検知部11G1が船舶11の乗船者の落水を検知したか否か)を判定する。自動操船モードでない場合(詳細には、落水検知部11G1が船舶11の乗船者の落水を検知していない場合)には、ステップS2に進む。一方、自動操船モードである場合(詳細には、落水検知部11G1が船舶11の乗船者の落水を検知した場合)には、ステップS4に進む。
ステップS2では、船舶制御装置11Cの第3制御部11C3が、電磁クラッチ11F1をオフにする。
また、ステップS3では、船舶制御装置11Cの第2制御部11C2が、駆動部11Eを作動させない(例えばモータに対する通電を行わない)。
図3に示す例では、ステップS1において、船舶11の例えば船舶制御装置11Cは、自動操船モードであるか否か(詳細には、落水検知部11G1が船舶11の乗船者の落水を検知したか否か)を判定する。自動操船モードでない場合(詳細には、落水検知部11G1が船舶11の乗船者の落水を検知していない場合)には、ステップS2に進む。一方、自動操船モードである場合(詳細には、落水検知部11G1が船舶11の乗船者の落水を検知した場合)には、ステップS4に進む。
ステップS2では、船舶制御装置11Cの第3制御部11C3が、電磁クラッチ11F1をオフにする。
また、ステップS3では、船舶制御装置11Cの第2制御部11C2が、駆動部11Eを作動させない(例えばモータに対する通電を行わない)。
ステップS4では、船舶制御装置11Cの第3制御部11C3が、電磁クラッチ11F1をオンにする。
また、ステップS5では、船舶制御装置11Cの第2制御部11C2が、船舶11と通信装置12との相対位置と船首方位とに基づいて、駆動部11Eを作動させる(例えばモータに対する通電を行う)。
また、ステップS5では、船舶制御装置11Cの第2制御部11C2が、船舶11と通信装置12との相対位置と船首方位とに基づいて、駆動部11Eを作動させる(例えばモータに対する通電を行う)。
<第2実施形態>
以下、本発明の船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラムの第2実施形態について説明する。
第2実施形態の自動操船システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様に構成されている。従って、第2実施形態の自動操船システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラムの第2実施形態について説明する。
第2実施形態の自動操船システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様に構成されている。従って、第2実施形態の自動操船システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様の効果を奏することができる。
図4は第2実施形態の船舶11が適用された自動操船システム1の一例を概略的に示す図である。
図4に示す例では、自動操船システム1が、船舶11と、通信装置12とを備えている。
第2実施形態の船舶11は、例えば特許第5196649号公報の図1に記載されたPWCが有する機能と同様の機能を有するPWCである。船舶11は、第1実施形態のアクチュエータ11Aと同様に構成されたアクチュエータ11Aと、第1実施形態の操作部11Bと同様に構成された操作部11Bと、第1実施形態の船舶制御装置11Cと同様に構成された船舶制御装置11Cと、第1実施形態の伝達部11Dと同様に構成された伝達部11Dと、第1実施形態の駆動部11Eと同様に構成された駆動部11Eと、第1実施形態の動力伝達切替部11Fと同様に構成された動力伝達切替部11Fと、トリガー発生部11Gと、第1実施形態の船舶位置検出部11Hと同様に構成された船舶位置検出部11Hと、第1実施形態の船首方位検出部11Iと同様に構成された船首方位検出部11Iと、第1実施形態の通信部11Jと同様に構成された通信部11Jと、第1実施形態の角度検出部11Kと同様に構成された角度検出部11Kとを備えている。
図4に示す例では、自動操船システム1が、船舶11と、通信装置12とを備えている。
第2実施形態の船舶11は、例えば特許第5196649号公報の図1に記載されたPWCが有する機能と同様の機能を有するPWCである。船舶11は、第1実施形態のアクチュエータ11Aと同様に構成されたアクチュエータ11Aと、第1実施形態の操作部11Bと同様に構成された操作部11Bと、第1実施形態の船舶制御装置11Cと同様に構成された船舶制御装置11Cと、第1実施形態の伝達部11Dと同様に構成された伝達部11Dと、第1実施形態の駆動部11Eと同様に構成された駆動部11Eと、第1実施形態の動力伝達切替部11Fと同様に構成された動力伝達切替部11Fと、トリガー発生部11Gと、第1実施形態の船舶位置検出部11Hと同様に構成された船舶位置検出部11Hと、第1実施形態の船首方位検出部11Iと同様に構成された船首方位検出部11Iと、第1実施形態の通信部11Jと同様に構成された通信部11Jと、第1実施形態の角度検出部11Kと同様に構成された角度検出部11Kとを備えている。
トリガー発生部11Gは、船舶制御装置11Cを手動操船モードから自動操船モードに切り替えるためのトリガーを発生する。トリガー発生部11Gは、自動操船開始指示部11G2と、入力部11G3とを備えている。
入力部11G3は、船舶11の乗船者(詳細には、落水していない乗船者)による自動操船開始要求を受け付ける。入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けると、トリガー発生部11Gがトリガーを発生し、船舶制御装置11Cが、手動操船モードから自動操船モードに切り替わる。
自動操船開始指示部11G2は、入力部11G3が受け付けた自動操船開始要求に基づいて自動操船開始指示を出力する。自動操船開始指示部11G2が自動操船開始指示を出力すると、船舶制御装置11Cは、操作部11Bが入力操作を受け付ける必要なくアクチュエータ11Aを作動させる制御(自動操船モードの制御)を開始する。船舶制御装置11Cは、自動操船モードにおいて、船舶11と通信装置12(詳細には、船舶11から落水していない操船者によって携帯されている通信装置12)との相対位置と船舶11の船首方位とに基づいてアクチュエータ11Aを制御する。
つまり、図4に示す例では、入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けていない時(手動操船モード時)に、電磁クラッチ11F1は、伝達部11Dと駆動部11Eとを接続しない。一方、入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けた時(自動操船モード時)には、電磁クラッチ11F1が、伝達部11Dと駆動部11Eとを接続する。
他の例では、トリガー発生部11Gが、自動操船開始指示部11G2を備えていなくてもよい。この例では、入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けると、トリガー発生部11Gがトリガーを発生し、船舶制御装置11Cが、手動操船モードから自動操船モードに切り替わると共に、自動操船モードの制御も開始する。
入力部11G3は、船舶11の乗船者(詳細には、落水していない乗船者)による自動操船開始要求を受け付ける。入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けると、トリガー発生部11Gがトリガーを発生し、船舶制御装置11Cが、手動操船モードから自動操船モードに切り替わる。
自動操船開始指示部11G2は、入力部11G3が受け付けた自動操船開始要求に基づいて自動操船開始指示を出力する。自動操船開始指示部11G2が自動操船開始指示を出力すると、船舶制御装置11Cは、操作部11Bが入力操作を受け付ける必要なくアクチュエータ11Aを作動させる制御(自動操船モードの制御)を開始する。船舶制御装置11Cは、自動操船モードにおいて、船舶11と通信装置12(詳細には、船舶11から落水していない操船者によって携帯されている通信装置12)との相対位置と船舶11の船首方位とに基づいてアクチュエータ11Aを制御する。
つまり、図4に示す例では、入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けていない時(手動操船モード時)に、電磁クラッチ11F1は、伝達部11Dと駆動部11Eとを接続しない。一方、入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けた時(自動操船モード時)には、電磁クラッチ11F1が、伝達部11Dと駆動部11Eとを接続する。
他の例では、トリガー発生部11Gが、自動操船開始指示部11G2を備えていなくてもよい。この例では、入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けると、トリガー発生部11Gがトリガーを発生し、船舶制御装置11Cが、手動操船モードから自動操船モードに切り替わると共に、自動操船モードの制御も開始する。
図4に示す例では、通信装置12が、船舶11の乗船者(詳細には、落水していない乗船者)によって携帯される。通信装置12は、通信装置位置検出部12Aと、通信部12Bとを備えている。
通信装置位置検出部12Aは通信装置12の位置を検出する。
通信部12Bは、通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置を示す情報を船舶11に送信する。船舶11の通信部11Jは、通信部12Bによって送信された通信装置12の位置を示す情報を受信する。通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置は、船舶制御装置11Cの自動操船モードの制御に用いられる。
通信装置位置検出部12Aは通信装置12の位置を検出する。
通信部12Bは、通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置を示す情報を船舶11に送信する。船舶11の通信部11Jは、通信部12Bによって送信された通信装置12の位置を示す情報を受信する。通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置は、船舶制御装置11Cの自動操船モードの制御に用いられる。
図4に示す例では、船舶11の乗船者が落水していないため、通信装置位置検出部12Aによって検出される通信装置12の位置と、船舶位置検出部11Hによって検出される船舶11の位置とが概略一致する。その結果、自動操船モード時に、推力発生部11A2は、船舶11の推進力を発生しない。また、自動操船モード時に、船舶制御装置11Cの第3制御部11C3は、電磁クラッチ11F1を作動させる(電磁クラッチ11F1をオンにする)。更に、船舶制御装置11Cの第2制御部11C2は、角度検出部11Kによって検出された舵部11A1の角度(舵角)に基づいて、駆動部11Eを作動させる。詳細には、船舶制御装置11Cの第2制御部11C2は、角度検出部11Kによって検出された舵部11A1の角度(舵角)が維持されるように、駆動部11Eを作動させる(例えばモータをホールドする)。
そのため、図4に示す例では、自動操船モード時に、船舶11の乗船者は、操舵部11B1を操作する必要なく(例えば操舵部11B1から手を離した状態で)、船舶11を安定させ、休憩などを行うことができる。
そのため、図4に示す例では、自動操船モード時に、船舶11の乗船者は、操舵部11B1を操作する必要なく(例えば操舵部11B1から手を離した状態で)、船舶11を安定させ、休憩などを行うことができる。
<第3実施形態>
以下、本発明の船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラムの第3実施形態について説明する。
第3実施形態の自動操船システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様に構成されている。従って、第3実施形態の自動操船システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラムの第3実施形態について説明する。
第3実施形態の自動操船システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様に構成されている。従って、第3実施形態の自動操船システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様の効果を奏することができる。
図5は第3実施形態の船舶11が適用された自動操船システム1の一例を概略的に示す図である。
図5に示す例では、自動操船システム1が、船舶11と、通信装置12とを備えている。
第3実施形態の船舶11は、例えば特許第5196649号公報の図1に記載されたPWCが有する機能と同様の機能を有するPWCである。船舶11は、第1実施形態のアクチュエータ11Aと同様に構成されたアクチュエータ11Aと、第1実施形態の操作部11Bと同様に構成された操作部11Bと、船舶制御装置11Cと、伝達部11Dと、駆動部11Eと、動力伝達切替部11Fと、第1実施形態のトリガー発生部11Gと同様に構成されたトリガー発生部11Gと、第1実施形態の船舶位置検出部11Hと同様に構成された船舶位置検出部11Hと、第1実施形態の船首方位検出部11Iと同様に構成された船首方位検出部11Iと、第1実施形態の通信部11Jと同様に構成された通信部11Jと、第1実施形態の角度検出部11Kと同様に構成された角度検出部11Kとを備えている。
図5に示す例では、自動操船システム1が、船舶11と、通信装置12とを備えている。
第3実施形態の船舶11は、例えば特許第5196649号公報の図1に記載されたPWCが有する機能と同様の機能を有するPWCである。船舶11は、第1実施形態のアクチュエータ11Aと同様に構成されたアクチュエータ11Aと、第1実施形態の操作部11Bと同様に構成された操作部11Bと、船舶制御装置11Cと、伝達部11Dと、駆動部11Eと、動力伝達切替部11Fと、第1実施形態のトリガー発生部11Gと同様に構成されたトリガー発生部11Gと、第1実施形態の船舶位置検出部11Hと同様に構成された船舶位置検出部11Hと、第1実施形態の船首方位検出部11Iと同様に構成された船首方位検出部11Iと、第1実施形態の通信部11Jと同様に構成された通信部11Jと、第1実施形態の角度検出部11Kと同様に構成された角度検出部11Kとを備えている。
船舶制御装置11Cは、操作部11Bが受け付けた操船者の入力操作に基づいてアクチュエータ11Aを作動させる制御などを行う。船舶制御装置11Cは、操作部11Bに対する入力操作に基づいてアクチュエータ11Aを作動させる手動操船モードと、操作部11Bに対する入力操作の必要なくアクチュエータ11Aを作動させる自動操船モードとを有する。
船舶制御装置11Cは、第1制御部11C1と、第2制御部11C2とを備えている。
第1制御部11C1は、推力発生部11A2の制御を行う。詳細には、手動操船モード時に、第1制御部11C1は、スロットル操作部11B2が受け付けた操船者の入力操作に基づいて、推力発生部11A2を作動させる制御を行う。自動操船モード時には、第1制御部11C1が、船舶11と通信装置12との相対位置と船首方位とに基づいて、推力発生部11A2を作動させる制御を行う。
第2制御部11C2は、駆動部11Eの制御を行う。詳細には、手動操船モード時に、第2制御部11C2は、駆動部11Eを作動させない。一方、自動操船モード時には、第2制御部11C2が、船舶11と通信装置12との相対位置と船首方位とに基づいて、駆動部11Eを作動させる制御を行う。
船舶制御装置11Cは、第1制御部11C1と、第2制御部11C2とを備えている。
第1制御部11C1は、推力発生部11A2の制御を行う。詳細には、手動操船モード時に、第1制御部11C1は、スロットル操作部11B2が受け付けた操船者の入力操作に基づいて、推力発生部11A2を作動させる制御を行う。自動操船モード時には、第1制御部11C1が、船舶11と通信装置12との相対位置と船首方位とに基づいて、推力発生部11A2を作動させる制御を行う。
第2制御部11C2は、駆動部11Eの制御を行う。詳細には、手動操船モード時に、第2制御部11C2は、駆動部11Eを作動させない。一方、自動操船モード時には、第2制御部11C2が、船舶11と通信装置12との相対位置と船首方位とに基づいて、駆動部11Eを作動させる制御を行う。
伝達部11Dは、操舵部11B1と舵部11A1とを接続する例えば機械式ケーブルなどを有する。伝達部11Dは、操舵部11B1に対する入力操作を舵部11A1に機械的に伝達する。伝達部11Dは、従動歯車11D1(図6および図7参照)を備えている。
駆動部11Eは、例えばモータなどを有し、自動操船モード時に舵部11A1を作動させる。詳細には、自動操船モード時に、駆動部11Eは、操舵部11B1に対する入力操作の必要なく舵部11A1を作動させる。一方、手動操船モード時には、駆動部11Eが舵部11A1を作動させない。駆動部11Eは、舵部11A1を作動させる駆動力を出力する出力歯車として、間欠歯車11E1(図6および図7参照)を備えている。間欠歯車11E1は、伝達部11Dの従動歯車11D1と噛合可能に構成されている。
動力伝達切替部11Fは、手動操船モード時と自動操船モード時とで、駆動部11Eから舵部11A1への動力伝達の切り替えを行う。動力伝達切替部11Fは、伝達部11Dと駆動部11Eとの間に設けられている。動力伝達切替部11Fは、駆動部11Eと舵部11A1とを接続する接続機構の一部として機能する。動力伝達切替部11Fは、間欠歯車機構11F2(図6および図7参照)を備えている。間欠歯車機構11F2には、少なくとも間欠歯車11E1と従動歯車11D1とが含まれている。つまり、接続機構は、間欠歯車機構11F2を備えている。
手動操船モード時に、間欠歯車11E1は、従動歯車11D1と噛合せず、駆動部11Eの駆動力は、舵部11A1に伝達されない。
一方、自動操船モード時には、間欠歯車11E1が従動歯車11D1と噛合可能な状態になり、間欠歯車11E1が従動歯車11D1と噛合することによって、駆動部11Eの駆動力が、舵部11A1に伝達される。
駆動部11Eは、例えばモータなどを有し、自動操船モード時に舵部11A1を作動させる。詳細には、自動操船モード時に、駆動部11Eは、操舵部11B1に対する入力操作の必要なく舵部11A1を作動させる。一方、手動操船モード時には、駆動部11Eが舵部11A1を作動させない。駆動部11Eは、舵部11A1を作動させる駆動力を出力する出力歯車として、間欠歯車11E1(図6および図7参照)を備えている。間欠歯車11E1は、伝達部11Dの従動歯車11D1と噛合可能に構成されている。
動力伝達切替部11Fは、手動操船モード時と自動操船モード時とで、駆動部11Eから舵部11A1への動力伝達の切り替えを行う。動力伝達切替部11Fは、伝達部11Dと駆動部11Eとの間に設けられている。動力伝達切替部11Fは、駆動部11Eと舵部11A1とを接続する接続機構の一部として機能する。動力伝達切替部11Fは、間欠歯車機構11F2(図6および図7参照)を備えている。間欠歯車機構11F2には、少なくとも間欠歯車11E1と従動歯車11D1とが含まれている。つまり、接続機構は、間欠歯車機構11F2を備えている。
手動操船モード時に、間欠歯車11E1は、従動歯車11D1と噛合せず、駆動部11Eの駆動力は、舵部11A1に伝達されない。
一方、自動操船モード時には、間欠歯車11E1が従動歯車11D1と噛合可能な状態になり、間欠歯車11E1が従動歯車11D1と噛合することによって、駆動部11Eの駆動力が、舵部11A1に伝達される。
図6は手動操船モード時における間欠歯車11E1と従動歯車11D1との関係の一例を示す図である。詳細には、図6(A)は手動操船モードの船舶11の直進時における間欠歯車11E1と従動歯車11D1との関係の一例を示しており、図6(B)は手動操船モードの船舶11の左舵時における間欠歯車11E1と従動歯車11D1との関係の一例を示しており、図6(C)は手動操船モードの船舶11の右舵時における間欠歯車11E1と従動歯車11D1との関係の一例を示している。
図6に示すように、手動操船モード時に、間欠歯車11E1は、従動歯車11D1と噛合しない。そのため、駆動部11Eの駆動力は、舵部11A1に伝達されない。詳細には、手動操船モード時に、駆動部11Eは駆動力を発生しない(例えばモータは回転しない)。
図6に示す例では、手動操船モードの船舶11の左舵時に、操舵部11B1に対する船舶11の操船者の入力操作によって、従動歯車11D1は、手動操船モードの船舶11の直進時と比較して、反時計回りに回転した状態になる(図6(B)参照)。一方、手動操船モードの船舶11の右舵時には、操舵部11B1に対する船舶11の操船者の入力操作によって、従動歯車11D1は、手動操船モードの船舶11の直進時と比較して、時計回りに回転した状態になる(図6(C)参照)。
図6に示すように、手動操船モード時に、間欠歯車11E1は、従動歯車11D1と噛合しない。そのため、駆動部11Eの駆動力は、舵部11A1に伝達されない。詳細には、手動操船モード時に、駆動部11Eは駆動力を発生しない(例えばモータは回転しない)。
図6に示す例では、手動操船モードの船舶11の左舵時に、操舵部11B1に対する船舶11の操船者の入力操作によって、従動歯車11D1は、手動操船モードの船舶11の直進時と比較して、反時計回りに回転した状態になる(図6(B)参照)。一方、手動操船モードの船舶11の右舵時には、操舵部11B1に対する船舶11の操船者の入力操作によって、従動歯車11D1は、手動操船モードの船舶11の直進時と比較して、時計回りに回転した状態になる(図6(C)参照)。
図7は自動操船モード時における間欠歯車11E1と従動歯車11D1との関係の一例を示す図である。詳細には、図7(A)は手動操船モードから自動操船モードへの切り替わり時における間欠歯車11E1と従動歯車11D1との関係の一例を示しており、図7(B)は自動操船モード時における間欠歯車11E1の回転に伴う従動歯車11D1の回転を示している。
図7(A)に示すように、手動操船モードから自動操船モードへの切り替わり時には、間欠歯車11E1の回転に伴って、間欠歯車11E1が従動歯車11D1と噛合していない状態から、間欠歯車11E1が従動歯車11D1と噛合している状態に変化する。
図7(B)に示すように、自動操船モード時には、間欠歯車11E1が従動歯車11D1と噛合し、例えば間欠歯車11E1が反時計回りに回転すると、従動歯車11D1は時計回りに回転する。つまり、駆動部11Eの駆動力が、伝達部11Dを介して舵部11A1に伝達される。
図7(A)に示すように、手動操船モードから自動操船モードへの切り替わり時には、間欠歯車11E1の回転に伴って、間欠歯車11E1が従動歯車11D1と噛合していない状態から、間欠歯車11E1が従動歯車11D1と噛合している状態に変化する。
図7(B)に示すように、自動操船モード時には、間欠歯車11E1が従動歯車11D1と噛合し、例えば間欠歯車11E1が反時計回りに回転すると、従動歯車11D1は時計回りに回転する。つまり、駆動部11Eの駆動力が、伝達部11Dを介して舵部11A1に伝達される。
第3実施形態の船舶11では、落水検知部11G1が船舶11の乗船者の落水を検知していない時(手動操船モード時)に、図6に示すように、従動歯車11D1は、間欠歯車11E1と噛合しない。落水検知部11G1が船舶11の乗船者の落水を検知した時(自動操船モード時)には、図7に示すように、従動歯車11D1が、間欠歯車11E1と噛合可能な状態になる。
つまり、自動操船モードの開始時には、駆動部11Eが舵部11A1を作動させるための駆動力を出力することによって、間欠歯車機構11F2が駆動部11Eと舵部11A1とを接続し、舵部11A1が駆動部11Eによって作動させられる状態になる。
つまり、自動操船モードの開始時には、駆動部11Eが舵部11A1を作動させるための駆動力を出力することによって、間欠歯車機構11F2が駆動部11Eと舵部11A1とを接続し、舵部11A1が駆動部11Eによって作動させられる状態になる。
<第4実施形態>
以下、本発明の船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラムの第4実施形態について説明する。
第4実施形態の自動操船システム1は、後述する点を除き、上述した第3実施形態の自動操船システム1と同様に構成されている。従って、第4実施形態の自動操船システム1によれば、後述する点を除き、上述した第3実施形態の自動操船システム1と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラムの第4実施形態について説明する。
第4実施形態の自動操船システム1は、後述する点を除き、上述した第3実施形態の自動操船システム1と同様に構成されている。従って、第4実施形態の自動操船システム1によれば、後述する点を除き、上述した第3実施形態の自動操船システム1と同様の効果を奏することができる。
図8は第4実施形態の船舶11が適用された自動操船システム1の一例を概略的に示す図である。
図8に示す例では、自動操船システム1が、船舶11と、通信装置12とを備えている。
第4実施形態の船舶11は、例えば特許第5196649号公報の図1に記載されたPWCが有する機能と同様の機能を有するPWCである。船舶11は、第3実施形態のアクチュエータ11Aと同様に構成されたアクチュエータ11Aと、第3実施形態の操作部11Bと同様に構成された操作部11Bと、第3実施形態の船舶制御装置11Cと同様に構成された船舶制御装置11Cと、第3実施形態の伝達部11Dと同様に構成された伝達部11Dと、第3実施形態の駆動部11Eと同様に構成された駆動部11Eと、第3実施形態の動力伝達切替部11Fと同様に構成された動力伝達切替部11Fと、トリガー発生部11Gと、第3実施形態の船舶位置検出部11Hと同様に構成された船舶位置検出部11Hと、第3実施形態の船首方位検出部11Iと同様に構成された船首方位検出部11Iと、第3実施形態の通信部11Jと同様に構成された通信部11Jと、第3実施形態の角度検出部11Kと同様に構成された角度検出部11Kとを備えている。
図8に示す例では、自動操船システム1が、船舶11と、通信装置12とを備えている。
第4実施形態の船舶11は、例えば特許第5196649号公報の図1に記載されたPWCが有する機能と同様の機能を有するPWCである。船舶11は、第3実施形態のアクチュエータ11Aと同様に構成されたアクチュエータ11Aと、第3実施形態の操作部11Bと同様に構成された操作部11Bと、第3実施形態の船舶制御装置11Cと同様に構成された船舶制御装置11Cと、第3実施形態の伝達部11Dと同様に構成された伝達部11Dと、第3実施形態の駆動部11Eと同様に構成された駆動部11Eと、第3実施形態の動力伝達切替部11Fと同様に構成された動力伝達切替部11Fと、トリガー発生部11Gと、第3実施形態の船舶位置検出部11Hと同様に構成された船舶位置検出部11Hと、第3実施形態の船首方位検出部11Iと同様に構成された船首方位検出部11Iと、第3実施形態の通信部11Jと同様に構成された通信部11Jと、第3実施形態の角度検出部11Kと同様に構成された角度検出部11Kとを備えている。
トリガー発生部11Gは、船舶制御装置11Cを手動操船モードから自動操船モードに切り替えるためのトリガーを発生する。トリガー発生部11Gは、自動操船開始指示部11G2と、入力部11G3を備えている。
入力部11G3は、船舶11の乗船者(詳細には、落水していない乗船者)による自動操船開始要求を受け付ける。入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けると、トリガー発生部11Gがトリガーを発生し、船舶制御装置11Cが、手動操船モードから自動操船モードに切り替わる。
自動操船開始指示部11G2は、入力部11G3が受け付けた自動操船開始要求に基づいて自動操船開始指示を出力する。自動操船開始指示部11G2が自動操船開始指示を出力すると、船舶制御装置11Cは、操作部11Bが入力操作を受け付ける必要なくアクチュエータ11Aを作動させる制御(自動操船モードの制御)を開始する。船舶制御装置11Cは、自動操船モードにおいて、船舶11と通信装置12(詳細には、船舶11から落水していない操船者によって携帯されている通信装置12)との相対位置と船舶11の船首方位とに基づいてアクチュエータ11Aを制御する。
つまり、図8に示す例では、入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けていない時(手動操船モード時)に、図6に示すように、従動歯車11D1は、間欠歯車11E1と噛合しない。一方、入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けた時(自動操船モード時)には、図7に示すように、従動歯車11D1が、間欠歯車11E1と噛合可能な状態になる。
他の例では、トリガー発生部11Gが、自動操船開始指示部11G2を備えていなくてもよい。この例では、入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けると、トリガー発生部11Gがトリガーを発生し、船舶制御装置11Cが、手動操船モードから自動操船モードに切り替わると共に、自動操船モードの制御も開始する。
入力部11G3は、船舶11の乗船者(詳細には、落水していない乗船者)による自動操船開始要求を受け付ける。入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けると、トリガー発生部11Gがトリガーを発生し、船舶制御装置11Cが、手動操船モードから自動操船モードに切り替わる。
自動操船開始指示部11G2は、入力部11G3が受け付けた自動操船開始要求に基づいて自動操船開始指示を出力する。自動操船開始指示部11G2が自動操船開始指示を出力すると、船舶制御装置11Cは、操作部11Bが入力操作を受け付ける必要なくアクチュエータ11Aを作動させる制御(自動操船モードの制御)を開始する。船舶制御装置11Cは、自動操船モードにおいて、船舶11と通信装置12(詳細には、船舶11から落水していない操船者によって携帯されている通信装置12)との相対位置と船舶11の船首方位とに基づいてアクチュエータ11Aを制御する。
つまり、図8に示す例では、入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けていない時(手動操船モード時)に、図6に示すように、従動歯車11D1は、間欠歯車11E1と噛合しない。一方、入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けた時(自動操船モード時)には、図7に示すように、従動歯車11D1が、間欠歯車11E1と噛合可能な状態になる。
他の例では、トリガー発生部11Gが、自動操船開始指示部11G2を備えていなくてもよい。この例では、入力部11G3が船舶11の乗船者による自動操船開始要求を受け付けると、トリガー発生部11Gがトリガーを発生し、船舶制御装置11Cが、手動操船モードから自動操船モードに切り替わると共に、自動操船モードの制御も開始する。
図8に示す例では、通信装置12が、船舶11の乗船者(詳細には、落水していない乗船者)によって携帯される。通信装置12は、通信装置位置検出部12Aと、通信部12Bとを備えている。
通信装置位置検出部12Aは通信装置12の位置を検出する。
通信部12Bは、通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置を示す情報を船舶11に送信する。船舶11の通信部11Jは、通信部12Bによって送信された通信装置12の位置を示す情報を受信する。通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置は、船舶制御装置11Cの自動操船モードの制御に用いられる。
通信装置位置検出部12Aは通信装置12の位置を検出する。
通信部12Bは、通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置を示す情報を船舶11に送信する。船舶11の通信部11Jは、通信部12Bによって送信された通信装置12の位置を示す情報を受信する。通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置は、船舶制御装置11Cの自動操船モードの制御に用いられる。
図8に示す例では、船舶11の乗船者が落水していないため、通信装置位置検出部12Aによって検出される通信装置12の位置と、船舶位置検出部11Hによって検出される船舶11の位置とが概略一致する。その結果、自動操船モード時に、推力発生部11A2は、船舶11の推進力を発生しない。また、自動操船モード時には、図7に示すように、従動歯車11D1が、間欠歯車11E1と噛合する。更に、船舶制御装置11Cの第2制御部11C2は、角度検出部11Kによって検出された舵部11A1の角度(舵角)に基づいて、駆動部11Eを作動させる。詳細には、船舶制御装置11Cの第2制御部11C2は、角度検出部11Kによって検出された舵部11A1の角度(舵角)が維持されるように、駆動部11Eを作動させる(例えばモータをホールドする)。
そのため、図8に示す例では、自動操船モード時に、船舶11の乗船者は、操舵部11B1を操作する必要なく(例えば操舵部11B1から手を離した状態で)、船舶11を安定させ、休憩などを行うことができる。
そのため、図8に示す例では、自動操船モード時に、船舶11の乗船者は、操舵部11B1を操作する必要なく(例えば操舵部11B1から手を離した状態で)、船舶11を安定させ、休憩などを行うことができる。
<第5実施形態>
以下、本発明の船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラムの第5実施形態について説明する。
第5実施形態の自動操船システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様に構成されている。従って、第5実施形態の自動操船システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラムの第5実施形態について説明する。
第5実施形態の自動操船システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様に構成されている。従って、第5実施形態の自動操船システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様の効果を奏することができる。
上述したように、第1実施形態の自動操船システム1では、船舶11の落水検知部11G1が、例えば特許第4205261号公報の段落0002に記載されたランヤードコードおよびスイッチと同様に構成され、ランヤードコードの他端がスイッチから外れた場合に、船舶11の乗船者(例えば操船者、操船者以外の乗船者など)の落水を検知する。
一方、第5実施形態の自動操船システム1では、落水検知部11G1が、船舶位置検出部11Hによって検出された船舶11の位置と、通信装置12の通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置との距離に基づいて、船舶11の乗船者の落水を検知する。詳細には、落水検知部11G1は、船舶11の位置と通信装置12の位置との距離が所定の閾値より大きくなった場合に、船舶11の乗船者が落水したと推定する。その結果、トリガー発生部11Gがトリガーを発生し、船舶制御装置11Cが、自動操船モードになり、船舶11と通信装置12との相対位置と船舶11の船首方位とに基づいてアクチュエータ11Aを作動させる。つまり、船舶制御装置11Cが、自動操船モードの制御を開始する。
一方、第5実施形態の自動操船システム1では、落水検知部11G1が、船舶位置検出部11Hによって検出された船舶11の位置と、通信装置12の通信装置位置検出部12Aによって検出された通信装置12の位置との距離に基づいて、船舶11の乗船者の落水を検知する。詳細には、落水検知部11G1は、船舶11の位置と通信装置12の位置との距離が所定の閾値より大きくなった場合に、船舶11の乗船者が落水したと推定する。その結果、トリガー発生部11Gがトリガーを発生し、船舶制御装置11Cが、自動操船モードになり、船舶11と通信装置12との相対位置と船舶11の船首方位とに基づいてアクチュエータ11Aを作動させる。つまり、船舶制御装置11Cが、自動操船モードの制御を開始する。
<第6実施形態>
以下、本発明の船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラムの第6実施形態について説明する。
第6実施形態の自動操船システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様に構成されている。従って、第6実施形態の自動操船システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の船舶、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラムの第6実施形態について説明する。
第6実施形態の自動操船システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様に構成されている。従って、第6実施形態の自動操船システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動操船システム1と同様の効果を奏することができる。
上述したように、第1実施形態の船舶11は、例えば特許第5196649号公報の図1に記載されたパーソナルウォータークラフト(PWC、水上オートバイ)が有する機能と同様の機能を有するPWCである。
一方、第6実施形態の船舶11は、例えば特許第6198192号公報の図1に記載された船舶が有する機能と同様の機能を有する船舶である。
第6実施形態の船舶11のアクチュエータ11Aは、舵部11A1と、推力発生部11A2とを備えている。舵部11A1は、船舶11に回頭モーメントを発生させる機能を有する。推力発生部11A2は、船舶11の推進力を発生する機能を有する。アクチュエータ11Aには、例えば特許第6198192号公報の図1に記載された船外機、エンジン、アクチュエータ、シフト機構などが含まれる。
第6実施形態の船舶11の操作部11Bは、操舵部11B1と、スロットル操作部11B2とを備えている。操舵部11B1は、舵部11A1を作動させる操船者の入力操作を受け付ける。スロットル操作部11B2は、推力発生部11A2を作動させる操船者の入力操作を受け付ける。操作部11Bは、例えば特許第6198192号公報の図1に記載された操舵輪、リモートコントロール装置、操作レバーなどと同様に構成されている。第6実施形態の船舶11の操作部11Bに、例えばジョイスティックなどが含まれていてもよい。
一方、第6実施形態の船舶11は、例えば特許第6198192号公報の図1に記載された船舶が有する機能と同様の機能を有する船舶である。
第6実施形態の船舶11のアクチュエータ11Aは、舵部11A1と、推力発生部11A2とを備えている。舵部11A1は、船舶11に回頭モーメントを発生させる機能を有する。推力発生部11A2は、船舶11の推進力を発生する機能を有する。アクチュエータ11Aには、例えば特許第6198192号公報の図1に記載された船外機、エンジン、アクチュエータ、シフト機構などが含まれる。
第6実施形態の船舶11の操作部11Bは、操舵部11B1と、スロットル操作部11B2とを備えている。操舵部11B1は、舵部11A1を作動させる操船者の入力操作を受け付ける。スロットル操作部11B2は、推力発生部11A2を作動させる操船者の入力操作を受け付ける。操作部11Bは、例えば特許第6198192号公報の図1に記載された操舵輪、リモートコントロール装置、操作レバーなどと同様に構成されている。第6実施形態の船舶11の操作部11Bに、例えばジョイスティックなどが含まれていてもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。上述した各実施形態および各例に記載の構成を組み合わせてもよい。
なお、上述した実施形態における自動操船システム1が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
1…自動操船システム、11…船舶、11A…アクチュエータ、11A1…舵部、11A2…推力発生部、11B…操作部、11B1…操舵部、11B2…スロットル操作部、11C…船舶制御装置、11C1…第1制御部、11C2…第2制御部、11C3…第3制御部、11D…伝達部、11D1…従動歯車、11E…駆動部、11E1…間欠歯車、11F…動力伝達切替部、11F1…電磁クラッチ、11F2…間欠歯車機構、11G…トリガー発生部、11G1…落水検知部、11G2…自動操船開始指示部、11G3…入力部、11H…船舶位置検出部、11I…船首方位検出部、11J…通信部、11K…角度検出部、12…通信装置、12A…通信装置位置検出部、12B…通信部、12C…入力部
Claims (18)
- 操舵部と、
舵部と、
前記操舵部と前記舵部とを接続し、前記操舵部に対する入力操作を前記舵部に機械的に伝達する伝達部と、
前記操舵部に対する入力操作の必要なく、前記舵部を作動させる駆動部と、
前記駆動部を制御する船舶制御装置とを備える船舶。 - 前記伝達部と前記駆動部との間に設けられる動力伝達切替部を備える、
請求項1に記載の船舶。 - 前記駆動部と前記舵部とを接続する接続機構を備える、
請求項1に記載の船舶。 - 前記接続機構は、電磁クラッチを備える、
請求項3に記載の船舶。 - 前記船舶は、前記駆動部が前記舵部を作動させる自動操船モードを有し、
前記自動操船モードの開始時には、
前記電磁クラッチに対する通電を行うことによって、前記電磁クラッチが、前記駆動部と前記舵部とを接続し、
前記電磁クラッチが前記駆動部と前記舵部とを接続している状態で、前記駆動部が前記舵部を作動させる、
請求項4に記載の船舶。 - 前記船舶は、前記駆動部が前記舵部を作動させない手動操船モードと、前記駆動部が前記舵部を作動させる自動操船モードとを有し、
前記手動操船モード時に、前記電磁クラッチは、前記伝達部と前記駆動部とを接続せず、
前記自動操船モード時に、前記電磁クラッチは、前記伝達部と前記駆動部とを接続する、
請求項4に記載の船舶。 - 前記船舶の乗船者の落水を検知する落水検知部を備え、
前記落水検知部が前記船舶の乗船者の落水を検知していない時に、前記電磁クラッチは、前記伝達部と前記駆動部とを接続せず、
前記落水検知部が前記船舶の乗船者の落水を検知した時に、前記電磁クラッチは、前記伝達部と前記駆動部とを接続する、
請求項6に記載の船舶。 - 前記船舶の自動操船開始要求を受け付ける入力部を備え、
前記入力部が前記自動操船開始要求を受け付けていない時に、前記電磁クラッチは、前記伝達部と前記駆動部とを接続せず、
前記入力部が前記自動操船開始要求を受け付けた時に、前記電磁クラッチは、前記伝達部と前記駆動部とを接続する、
請求項6に記載の船舶。 - 前記接続機構は、間欠歯車機構を備える、
請求項3に記載の船舶。 - 前記船舶は、前記駆動部が前記舵部を作動させる自動操船モードを有し、
前記自動操船モードの開始時には、
前記駆動部が前記舵部を作動させるための駆動力を出力することによって、前記間欠歯車機構が前記駆動部と前記舵部とを接続し、前記舵部が前記駆動部によって作動させられる状態になる、
請求項9に記載の船舶。 - 前記駆動部は、前記舵部を作動させる駆動力を出力する出力歯車として、間欠歯車を備え、
前記伝達部は、前記間欠歯車と噛合する従動歯車を備え、
前記間欠歯車機構には、少なくとも前記間欠歯車と前記従動歯車とが含まれ、
前記従動歯車が前記間欠歯車と噛合することによって、前記駆動力が前記舵部に伝達される、
請求項9に記載の船舶。 - 前記船舶は、前記駆動力が前記舵部に伝達されない手動操船モードと、前記駆動力が前記舵部に伝達される自動操船モードとを有し、
前記駆動部が前記舵部を作動させない手動操船モード時に、前記従動歯車は、前記間欠歯車と噛合せず、
前記駆動部が前記舵部を作動させる自動操船モード時に、前記従動歯車は、前記間欠歯車と噛合可能な状態になる、
請求項11に記載の船舶。 - 前記船舶の乗船者の落水を検知する落水検知部を備え、
前記落水検知部が前記船舶の乗船者の落水を検知していない時に、前記従動歯車は、前記間欠歯車と噛合せず、
前記落水検知部が前記船舶の乗船者の落水を検知した時に、前記従動歯車は、前記間欠歯車と噛合可能な状態になる、
請求項12に記載の船舶。 - 前記船舶の自動操船開始要求を受け付ける入力部を備え、
前記入力部が前記自動操船開始要求を受け付けていない時に、前記従動歯車は、前記間欠歯車と噛合せず、
前記入力部が前記自動操船開始要求を受け付けた時に、前記従動歯車は、前記間欠歯車と噛合可能な状態になる、
請求項12に記載の船舶。 - 前記舵部の角度を検出する角度検出部を備え、
前記自動操船モード時に、前記船舶制御装置は、前記角度検出部によって検出された前記舵部の角度に基づいて前記駆動部を制御する、
請求項5、請求項6、請求項10および請求項12のいずれか一項に記載の船舶。 - 操舵部と、
舵部と、
前記操舵部と前記舵部とを接続し、前記操舵部に対する入力操作を前記舵部に機械的に伝達する伝達部と、
前記操舵部に対する入力操作の必要なく、前記舵部を作動させる駆動部と、
前記伝達部と前記駆動部との間に設けられる電磁クラッチとを備える船舶に備えられる船舶制御装置であって、
前記駆動部の制御と、
前記電磁クラッチの制御とを実行する、
船舶制御装置。 - 操舵部と、
舵部と、
前記操舵部と前記舵部とを接続し、前記操舵部に対する入力操作を前記舵部に機械的に伝達する伝達部と、
前記操舵部に対する入力操作の必要なく、前記舵部を作動させる駆動部と、
前記伝達部と前記駆動部との間に設けられる電磁クラッチとを備える船舶の船舶制御方法であって、
前記駆動部を制御する駆動部制御ステップと、
前記電磁クラッチを制御する電磁クラッチ制御ステップとを備える、
船舶制御方法。 - 操舵部と、
舵部と、
前記操舵部と前記舵部とを接続し、前記操舵部に対する入力操作を前記舵部に機械的に伝達する伝達部と、
前記操舵部に対する入力操作の必要なく、前記舵部を作動させる駆動部と、
前記伝達部と前記駆動部との間に設けられる電磁クラッチとを備える船舶に搭載されたコンピュータに、
前記駆動部を制御する駆動部制御ステップと、
前記電磁クラッチを制御する電磁クラッチ制御ステップとを実行させるためのプログラム。
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