JP2021194274A - 症状管理支援装置、症状管理支援方法、及び症状管理支援プログラム - Google Patents

症状管理支援装置、症状管理支援方法、及び症状管理支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】呼吸器疾患の症状の管理を支援する症状管理支援装置、症状管理支援方法、及び症状管理支援プログラムを提供する。【解決手段】サーバ10の制御部12は、生体から測定した肺音に喘鳴が含まれるか否かを判定する喘鳴検出装置40によって喘鳴有りと判定された患者の位置情報を取得してデータベース13に記録し、記録した位置情報に基づいて、喘鳴有りと判定された患者の分布を示す分布画像30を表示させる制御を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、症状管理支援装置、症状管理支援方法、及び症状管理支援プログラムに関する。
特許文献1には、対象者による空気中の汚染物質の吸入を監視するための装置が開示されている。この装置は、対象者のまわりの空気中の汚染物質の量の測定値と、対象者により吸入された空気の量の測定値と、を決定又は受信し、これら測定値を組み合わせて、対象者により吸入された空気中の汚染物質の量の値を決定している。
特表2018−518673号公報
喘息等の呼吸器疾患の症状は、空気中の汚染物質の量等の様々な要因によって引き起こされる。そのため、この症状がなるべく発生しないよう管理するためには、こういった要因をできる限り排除することが望まれる。特許文献1は、対象者が吸入した汚染物質の量を求めるものであるが、実際に吸入した汚染物質の量が分かっても、未来の症状の発生を抑制するための行動をとることは難しい。
本発明の目的は、呼吸器疾患の症状の管理を支援する症状管理支援装置、症状管理支援方法、及び症状管理支援プログラムを提供することにある。
(1)
呼吸器疾患を持つ対象者の症状の管理を支援する症状管理支援装置であって、
生体から測定した肺音に喘鳴が含まれるか否かを判定するデバイスによって喘鳴有りと判定された上記対象者の位置情報を取得して記録し、上記位置情報に基づいて、喘鳴有りと判定された対象者の分布を示す分布画像を表示させる制御を行うプロセッサを備える症状管理支援装置。
(1)によれば、表示される分布画像によって、発症した各対象者がどこで発症したのかを把握することが可能になる。これにより、対象者又はその関係者は、発症が多い場所を知ることができる。例えば、対象者が発症の多い場所に行くのを避けるといった対策を行うことで、その対象者の発症の可能性を減らすことができ、症状の適切な管理が可能になる。
(2)
(1)記載の症状管理支援装置であって、
上記プロセッサは、上記分布画像として、上記位置情報を既定エリアの地図にマッピングした画像を表示させる制御を行い、更に、上記既定エリアにおける環境情報の実績を示す画像を表示させる制御を行う症状管理支援装置。
(2)によれば、発症した対象者がどのような環境にいたのかを更に把握することが可能になる。これにより、対象者又はその関係者は、発症者が多く発生した環境を知ることができる。例えば、対象者がその環境と同じ環境の場所に行くのを避けるといった行動をとることで、対象者の発症の可能性を減らすことができる。
(3)
(2)記載の症状管理支援装置であって、
上記プロセッサは、上記既定エリアの環境情報の予測を示す画像を表示させる制御を更に行う症状管理支援装置。
(3)によれば、環境情報の予測を示す画像によって、今後、既定エリアにおけるどの場所が、発症者が多く発生した場所と同じ環境になるのかを判断できる。これにより、発症しやすい環境となり得る場所への移動を避けるといった対応が可能となり、対象者の発症の可能性を減らすことができる。
(4)
(2)又は(3)記載の症状管理支援装置であって、
上記プロセッサは、登録されている電子機器から取得したその電子機器の位置と、上記位置情報と、上記既定エリアにおける環境情報の実績データと、上記既定エリアにおける環境情報の予測データとに基づいて、上記電子機器の位置における喘鳴の発生リスクを判定し、上記発生リスクが閾値を超える場合に、上記電子機器に通知を行う症状管理支援装置。
(4)によれば、電子機器の所持者に、喘鳴の発生リスクが高くなっていることを通知可能となる。これにより、薬を準備してから出かける又は予防的に投薬を行う等の必要な対応が可能となり、症状を適切に管理できる。
(5)
(2)又は(3)記載の症状管理支援装置であって、
上記プロセッサは、登録されている電子機器から取得したその電子機器の位置を含むエリアに属する上記位置情報の数に基づいて、上記位置における喘鳴の発生リスクを判定し、上記発生リスクが閾値を超える場合に、上記電子機器に通知を行う症状管理支援装置。
(5)によれば、電子機器の所持者に、所在場所では喘鳴の発生リスクが高いことを通知可能となる。これにより、薬を準備してから出かける又は予防的に投薬を行う等の必要な対応が可能となり、症状を適切に管理できる。
(6)
(1)から(5)のいずれか1つに記載の症状管理支援装置であって、
上記プロセッサは、上記喘鳴有りと判定された上記対象者の属性情報を更に取得し、その対象者の上記位置情報と対応付けて記録する症状管理支援装置。
(6)によれば、記録される情報によって、例えば、発症した対象者がどのような属性であるのかを把握することが可能になる。これにより、対象者又はその関係者は、その対象者と属性が同じ人達の発症の分布を知ることができる。例えば、同じ年代の人が発症した場所、又は、同じ薬を使用している人が発症した場所等のように条件を絞って症状が発生している場所を知ることができ、症状の管理に役立てることができる。
(7)
(6)記載の症状管理支援装置であって、
上記プロセッサは、上記位置情報を記録した対象者のうち、特定の上記属性情報を持つ上記対象者の分布を示す上記分布画像を表示させる制御を行う症状管理支援装置。
(7)によれば、特定の属性の対象者に絞って、発症した位置の分布を確認することができる。このため、症状の管理をより適切に行うことができる。
(8)
呼吸器疾患を持つ対象者の症状の管理を支援する症状管理支援方法であって、
生体から測定した肺音に喘鳴が含まれるか否かを判定するデバイスによって喘鳴有りと判定された上記対象者の位置情報を取得して記録し、上記位置情報に基づいて、喘鳴有りと判定された対象者の分布を示す分布画像を表示させる制御をプロセッサが行う症状管理支援方法。
(9)
呼吸器疾患を持つ対象者の症状の管理を支援する症状管理支援プログラムであって、
生体から測定した肺音に喘鳴が含まれるか否かを判定するデバイスによって喘鳴有りと判定された上記対象者の位置情報を取得して記録し、上記位置情報に基づいて、喘鳴有りと判定された対象者の分布を示す分布画像を表示させる制御をプロセッサに行わせる症状管理支援プログラム。
本発明によれば、呼吸器疾患の症状が生じないよう管理を行うことができる。
喘息の症状管理支援システムの概略構成例を示す模式図である。 データベースに記録されるデータを例示する模式図である。 分布画像の一例を示す模式図である。 分布画像の別の例を示す模式図である。 分布画像の更に別の例を示す模式図である。
(概要)
本発明の症状管理支援装置の一実施形態であるサーバを含む症状管理支援システムの概要について説明する。喘息等の呼吸器疾患を持つ患者又はその保護者は、症状(具体的には、気道の狭窄により発生する喘鳴)がなるべく生じないように、患者の体調、患者の行動、又は患者への投薬等の管理を行う必要がある。症状管理支援システムは、このような患者の症状の管理を支援するものである。
患者又はその保護者は、生体から測定した肺音に基づいて上記肺音に喘鳴が含まれるか否かを判定するデバイスを用いて、患者に喘息の症状が発生しているかどうかを判断する。このデバイスにより、喘鳴有りの判定がなされると、その判定が行われたときの時刻と、その判定が行われたときの患者の位置とが、症状管理支援システムのサーバに送信される。サーバは、この位置及び時刻の情報をデータベースに蓄積していく。サーバは、データベースに蓄積された所定期間分の情報に基づいて、この所定期間における喘息の症状を発生した各患者の地理的な分布を示す分布画像を表示するための表示用データを生成する。サーバは、外部の電子機器から要求があると、この表示用データに基づく分布画像を、その電子機器の表示デバイスに表示させる制御を行う。
上記の分布画像を見ることによって、患者又はその保護者は、喘息の症状があった不特定多数の患者がどの場所にどのように分布しているのかを確認できる。これにより、例えば、喘息の症状があった患者の多い地域に行くのを避けるといった対策を行うことで、患者の発症の可能性を減らすことができ、患者の症状の適切な管理が可能になる。以下、実施形態の詳細について説明する。
(実施形態)
図1は、喘息の症状管理支援システムの概略構成例を示す模式図である。図1に示す症状管理支援システム100は、症状管理支援装置を構成するサーバ10と、喘息を患う児童(以下、患者と記載)の親の所持する第一電子機器20と、喘鳴検出装置40と、を備える。喘鳴検出装置40及び第一電子機器20のペアは、症状管理支援システム100を利用する患者の数だけ存在する。このペアは、日本の全国に存在し得る。
第一電子機器20は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、又はタブレット型端末等の電子機器である。第一電子機器20は、インターネット等のネットワークNWを介してサーバ10にアクセス可能に構成されている。第一電子機器20は、ペアリングされた喘鳴検出装置40と、有線通信又は無線通信によって通信可能である。
喘鳴検出装置40は、肺音センサ41と、プロセッサ及びメモリを含む制御部42と、通信インタフェース(IF)43と、を備える。通信インタフェース43は、第一電子機器20と通信を行うためのインタフェースである。以下では、患者に対して喘鳴検出装置40が使用されるときには、その喘鳴検出装置40と、これとペアリングされている第一電子機器20とが通信可能な状態にあるものとして説明を行う。
肺音センサ41は、患者の体表面に接触した状態にて、マイクロフォン等の音測定素子によって患者の肺音を測定するセンサである。
制御部42は、肺音センサ41により測定された肺音信号に基づいて、患者(被測定者)の肺音に喘鳴が含まれるか否かを判定する。このように、喘鳴検出装置40は、生体から測定した肺音に喘鳴が含まれるか否かを判定するデバイスを構成している。
制御部42は、喘鳴有りと判定(換言すると喘鳴を検出)した場合には、その判定を行った時刻(以下、検出時刻と記載)を第一電子機器20に送信する。この検出時刻は、肺音センサ41によって肺音の測定が開始されてから、判定結果が出るまでの間の任意の時刻(例えば、肺音の測定開始時刻、肺音の測定終了時刻、又は喘鳴有無の判定終了時刻等)を採用すればよい。
第一電子機器20は、GPS(Global Positioning System)受信機等の位置情報を取得可能な位置検出用デバイスと、液晶表示装置又は有機EL(Electro Luminescence)表示装置等の表示デバイスと、を有する。第一電子機器20には、症状管理支援システム100の運営者によって提供されるアプリケーションプログラムがインストールされている。
このアプリケーションプログラムの機能により、第一電子機器20は、喘鳴検出装置40から検出時刻を受信すると、位置検出用デバイスから取得した自機器の位置情報と、受信した検出時刻と、予め登録された患者の属性情報とを含む発症データを、ネットワークNWを介してサーバ10にアップロードする。患者の属性情報は、第一電子機器20の利用者により、上記のアプリケーションプログラムを介して登録される。患者の属性情報は、年齢、喘息の罹病期間、又は服薬している薬の内容等の情報である。
ここでの自機器の位置情報の取得時刻と、喘鳴検出装置40から受信した検出時刻との差はごく僅かである。そのため、検出時刻と共にサーバ10にアップロードされる位置情報は、喘鳴有りの判定結果が得られたとき(換言すると、喘息の症状が発生したとき)の患者の位置を示す情報ということができる。
サーバ10は、ネットワークNWに接続された機器と通信を行うための通信インタフェース11と、制御部12と、データベース13と、を備える。データベース13は、サーバ10に外付けされるストレージであってもよいし、ネットワークNWに接続されたネットワークストレージであってもよい。
制御部12は、サーバ10全体を統括制御するものであり、ハードウェア的な構造は、プログラムを実行して処理を行う各種のプロセッサである。各種のプロセッサとしては、プログラムを実行して各種処理を行う汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。これら各種のプロセッサの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
図示省略されているが、サーバ10には、制御部12が実行するプログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)と、ワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)等が設けられる。このROMには、症状管理支援プログラムを含むプログラムが記憶されている。
この症状管理支援プログラムにしたがって動作する制御部12は、通信インタフェース11にて受信した検出時刻、位置情報、及び属性情報からなる発症データをデータベース13に記録する。図2は、データベース13に記録される発症データの一例を示す模式図である。図2に示すように、データベース13には、日本全国の各地において喘息の症状を生じた患者の発症データが記録されていく。図2の例では、属性情報を患者の年齢としている。
制御部12は、データベース13に記録された発症データの位置情報に基づいて、所定期間のうちに喘鳴有りと判定された患者の位置の分布を示す分布画像を生成する。分布画像は、喘鳴有りと判定された患者(喘息の症状を発した発症者)の発症地点の分布を示す画像である。制御部12は、ネットワークNWに接続された電子機器(第一電子機器20に限らず、他の電子機器でもよい)から分布画像の閲覧要求を受けると、その時点で生成している最新の分布画像を、要求元の電子機器の表示デバイスに表示させる制御を行う。
制御部12は、例えば10分おき等の定期的なタイミングで、データベース13に記録されている発症データのうち、そのタイミングから例えば30分又は60分等の既定時間前までの所定期間に検出時刻が含まれる発症データを抽出し、抽出した各発症データに含まれる位置情報を既定エリアの地図上にマッピングした画像を分布画像として生成する。既定エリアは、任意に決められるエリアであり、一例としては、日本の国土全体である。
図3は、分布画像の一例を示す模式図である。図3に示す分布画像30には、日本の本州の一部の地図31と、日本の四国の地図32と、が含まれている。地図31及び地図32には、上記の所定期間において喘鳴有りの判定結果が得られた各患者のその判定結果が得られたときの位置を示すマーク34が付されている。制御部12は、電子機器から分布画像の閲覧要求を受けると、その電子機器の位置情報を取得し、図3に示すように、その電子機器の位置を示すマーク33を付加した分布画像30を、その電子機器の表示デバイスに表示させる。なお、マーク33の表示は必須ではない。分布画像30は、更に、府県毎に拡大表示させられるようにしてもよい。
制御部12は、上記の抽出した各発症データに含まれる位置情報が、既定エリアを分割した複数の分割エリアのどれに属するかを判定し、判定した分割エリア毎の位置情報の数をグラフ又は表にした画像、或いは、既定エリアの地図における各分割エリアの色をその分割エリアに属する位置情報の数に応じて変えた画像、を分布画像として生成してもよい。既定エリアを日本の国土全体とした場合の上記の分割エリアは、例えば日本の47都道府県のそれぞれである。
具体的には、制御部12は、図3に示した地図31及び地図32の各府県の色を、その府県に含まれるマーク34の数が多いほど濃くした分布画像を生成してもよい。或いは、制御部12は、地図31及び地図32の各府県に、その府県に含まれるマーク34の総数に比例する大きさの図形(例えば棒グラフ)を重ねた分布画像を生成してもよい。このようにすることで、所定期間における都道府県毎の発症者の延べ人数の多さを直感的に把握可能になる。
制御部12は、閲覧要求元の電子機器から、特定の属性情報を持つ患者の分布のみの閲覧要求を受けた場合には、分布画像の生成に用いている発症データのうち、その特定の属性情報を含む各発症データに含まれる位置情報に基づく分布画像を生成して、その電子機器の表示デバイスに表示させてもよい。これにより、例えば、年齢が同じ患者、或いは、服薬している薬が同じ患者が、どの場所でどの程度発症していたのかを知ることができる。
(症状管理支援システムの効果)
症状管理支援システム100によれば、サーバ10から提供される分布画像によって、直近の所定期間において発症した各患者がどこで発症したのかを把握することが可能になる。これにより、分布画像の閲覧者(患者又はその保護者)は、日本において発症が多い場所を知ることができる。分布画像の閲覧者が患者である場合には、例えば、発症が多い地域に行くのを避けるといった対策を行うことで、その患者の発症の可能性を減らすことができ、症状の適切な管理が可能になる。
また、症状管理支援システム100によれば、特定の属性情報を持つ患者に絞って、その患者がどこでどのくらい発症したのかを分布画像によって確認することができる。このため、患者は、自身と条件の近い人たちの発症状況を知ることができ、より適切な行動をとることが可能になる。
(症状管理支援システムの第一変形例)
サーバ10の制御部12は、分布画像として、更に、上記の所定期間における環境情報の実績(過去の環境情報)を示す画像を含むものを生成してもよい。環境情報は、空気中の微小物質(花粉又はPM2.5等)の量、気温、又は湿度等である。制御部12は、全国各地に設置されている環境情報測定装置からの情報を収集して提供するサービスサーバ等から、環境情報の実績データを取得し、この実績データに基づいて、環境情報の実績を示す画像を生成すればよい。
図4は、分布画像30の変形例である分布画像30Aを示す模式図である。分布画像30Aは、分布画像30に対し、所定期間におけるPM2.5の実績値の分布を示す実績分布図35が追加されたものとなっている。
実績分布図35は、所定期間におけるPM2.5の測定値の平均値が閾値以上となっている地図上の範囲に重畳されている。実績分布図35は、所定期間において測定された気温の平均値の分布を色分けして示す気温分布図、所定期間において測定された湿度の平均値の分布を色分けして示す湿度分布図、又は所定期間において測定された花粉飛散量の多さの分布を色分けして示す花粉分布図に変更されてもよい。分布画像30Aは、実績分布図35、気温分布図、湿度分布図、及び花粉分布図のうちの2つ以上が分布画像30に追加されたものであってもよい。
第一変形例によれば、分布画像30Aを見ることで、所定期間において発症した各患者がどのような環境にいたのかを更に把握することが可能になる。これにより、発症が多くなっている地域の環境と同じ環境の地域に行くのを避けるといった行動をとることで、患者の発症の可能性を減らすことができる。
(症状管理支援システムの第二変形例)
サーバ10の制御部12は、分布画像として、更に、上記の所定期間よりも後の期間における環境情報(未来の環境情報)の予測を示す画像を含むものを生成してもよい。制御部12は、上記のサービスサーバから、環境情報の予測データを取得し、この予測データに基づいて、環境情報の予測を示す画像を生成すればよい。
図5は、分布画像30の変形例である分布画像30Bを示す模式図である。分布画像30Bは、分布画像30に対し、所定期間よりも後の予め決められた期間(例えば所定期間の終わりから1時間の期間)におけるPM2.5の予測量の分布を示す予測分布図36が追加されたものとなっている。予測分布図36は、所定期間よりも後の期間におけるPM2.5の予測値の平均値が閾値以上となっている地図上の範囲に重畳されている。
予測分布図36は、所定期間よりも後の期間における平均気温の予測値の分布を色分けして示す予測気温分布図、所定期間よりも後の期間における平均湿度の予測値の分布を色分けして示す予測湿度分布図、又は所定期間よりも後の期間における花粉飛散量の予測値の分布を色分けして示す予測花粉分布図に変更されてもよい。分布画像30Bは、予測分布図36、予測気温分布図、予測湿度分布図、及び予測花粉分布図のうちの2つ以上が分布画像30に追加されたものであってもよい。
また、制御部12は、閲覧要求元の電子機器からの指示に応じて、図4に示す分布画像30Aと、図5に示す分布画像30Bと、を切り替えて表示させる制御を行ってもよい。
第二変形例によれば、分布画像に環境情報の予測を示す画像が含まれることで、今後、日本のどの場所が、発症者が多く発生した場所と同じ環境になる可能性があるのかを判断できる。これにより、発症しやすい環境となり得る場所への移動を避けるといった判断が可能となり、患者の発症の可能性を減らすことができる。
(症状管理支援システムの第三変形例)
第三変形例では、システムを利用する第一電子機器20の情報(ネットワーク上のアドレスと電子メールアドレス等)が予めサーバ10のデータベース13に登録されることを前提とする。サーバ10の制御部12は、データベース13に登録された各第一電子機器20から位置情報を定期的に取得する。制御部12は、取得した第一電子機器20の位置情報と、分布画像の生成に用いた所定期間分の位置情報と、この所定期間における環境情報の実績データと、この所定期間よりも後の期間における環境情報の予測データと、に基づいて、各第一電子機器20の現在位置における喘鳴の発生リスクを判定する。
例えば、環境情報がPM2.5である場合を例にする。まず、制御部12は、所定期間分の発症データに基づいて、既定エリアのうちの位置情報の総数が閾値を超えている分割エリア(都道府県)を特定する。制御部12は、特定した分割エリアのPM2.5の測定値(実績データ)と、第一電子機器20の現在位置におけるPM2.5の予測値(予測データ)と、を比較する。制御部12は、予測値が実績値以上となった場合には、その現在位置における喘鳴の発生リスクがリスク閾値を超えると判定し、予測値が実績値未満となった場合には、その現在位置における喘鳴の発生リスクがリスク閾値以下であると判定する。
または、制御部12は、所定期間分の発症データに含まれる位置情報のうち、第一電子機器20の現在位置を含む分割エリア(都道府県)に属する位置情報の総数を求める。制御部12は、この総数が閾値を超える場合に、その第一電子機器20の現在位置における喘鳴の発生リスクがリスク閾値を超えると判定し、この総数が閾値以下の場合に、その第一電子機器20の現在位置における喘鳴の発生リスクがリスク閾値以下であると判定してもよい。
制御部12は、発生リスクがリスク閾値を超える位置に存在している第一電子機器20対しては、その第一電子機器20の登録情報に基づき、喘鳴の発生リスクが高いことを通知する。通知は、電子メールで行ってもよいし、第一電子機器20にインストールされているアプリケーションプログラムによって行ってもよい。
第三変形例によれば、第一電子機器20の所持者に、その所持者の居る場所において喘鳴の発生リスクが高くなっていることを通知可能となる。これにより、所持者は、薬を準備してから出かける又は予防的に投薬を行う等の必要な対応が可能となり、患者の症状を適切に管理できる。
10 サーバ
11,43 通信インタフェース
12,42 制御部
13 データベース
20 第一電子機器
40 喘鳴検出装置
41 肺音センサ
100 症状管理支援システム
NW ネットワーク

Claims (9)

  1. 呼吸器疾患を持つ対象者の症状の管理を支援する症状管理支援装置であって、
    生体から測定した肺音に喘鳴が含まれるか否かを判定するデバイスによって喘鳴有りと判定された前記対象者の位置情報を取得して記録し、前記位置情報に基づいて、喘鳴有りと判定された対象者の分布を示す分布画像を表示させる制御を行うプロセッサを備える症状管理支援装置。
  2. 請求項1記載の症状管理支援装置であって、
    前記プロセッサは、前記分布画像として、前記位置情報を既定エリアの地図にマッピングした画像を表示させる制御を行い、更に、前記既定エリアにおける環境情報の実績を示す画像を表示させる制御を行う症状管理支援装置。
  3. 請求項2記載の症状管理支援装置であって、
    前記プロセッサは、前記既定エリアの環境情報の予測を示す画像を表示させる制御を更に行う症状管理支援装置。
  4. 請求項2又は3記載の症状管理支援装置であって、
    前記プロセッサは、登録されている電子機器から取得した当該電子機器の位置と、前記位置情報と、前記既定エリアにおける環境情報の実績データと、前記既定エリアにおける環境情報の予測データとに基づいて、前記電子機器の位置における喘鳴の発生リスクを判定し、前記発生リスクが閾値を超える場合に、前記電子機器に通知を行う症状管理支援装置。
  5. 請求項2又は3記載の症状管理支援装置であって、
    前記プロセッサは、登録されている電子機器から取得した当該電子機器の位置を含むエリアに属する前記位置情報の数に基づいて、前記位置における喘鳴の発生リスクを判定し、前記発生リスクが閾値を超える場合に、前記電子機器に通知を行う症状管理支援装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載の症状管理支援装置であって、
    前記プロセッサは、前記喘鳴有りと判定された前記対象者の属性情報を更に取得し、当該対象者の前記位置情報と対応付けて記録する症状管理支援装置。
  7. 請求項6記載の症状管理支援装置であって、
    前記プロセッサは、前記位置情報を記録した対象者のうち、特定の前記属性情報を持つ前記対象者の分布を示す前記分布画像を表示させる制御を行う症状管理支援装置。
  8. 呼吸器疾患を持つ対象者の症状の管理を支援する症状管理支援方法であって、
    生体から測定した肺音に喘鳴が含まれるか否かを判定するデバイスによって喘鳴有りと判定された前記対象者の位置情報を取得して記録し、前記位置情報に基づいて、喘鳴有りと判定された対象者の分布を示す分布画像を表示させる制御をプロセッサが行う症状管理支援方法。
  9. 呼吸器疾患を持つ対象者の症状の管理を支援する症状管理支援プログラムであって、
    生体から測定した肺音に喘鳴が含まれるか否かを判定するデバイスによって喘鳴有りと判定された前記対象者の位置情報を取得して記録し、前記位置情報に基づいて、喘鳴有りと判定された対象者の分布を示す分布画像を表示させる制御をプロセッサに行わせる症状管理支援プログラム。
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