JP2021193407A - 光源装置、露光装置、及び物品の製造方法 - Google Patents

光源装置、露光装置、及び物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発光性能が異なるLEDチップを混用した場合の光出力の低下を抑制すること。【解決手段】発光性能に基づいてランク付けされた第1のランクの複数のLEDチップのみが直列に接続された第1チップ列と、第1のランクとは異なる第2のランクの複数のLEDチップのみが直列に接続された第2チップ列が配置された基板と、電源を含む制御部を有する光源装置であって、制御部は、光源装置で照明する照明面が目標照度となるように、複数のLEDチップが直列に接続されたチップ列に流れる電流及び電源に印加する電圧の少なくとも一方を制御することを特徴とする光源装置。【選択図】図6

Description

本発明は、光源装置、露光装置、及び物品の製造方法に関する。
半導体デバイスやフラットパネルディスプレイ(FPD)の製造工程において露光装置が用いられている。露光装置は、リソグラフィ工程において、原版であるレチクルやマスクのパターンを、投影光学系を介して感光性の基板(例えば、表面にレジスト層が形成されたウエハやガラスプレート)に転写する。
露光装置の光源として、例えば水銀ランプが用いられているが、近年、水銀ランプの代わりに、省エネルギーである発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)へ置換することが期待されている。LEDは発光を制御する基板回路に電流を流してから、光の出力が安定するまでの時間が短く、水銀ランプのように常時発光させる必要がないため、長寿命でもある。
ただし、LEDチップ1個当たりの光出力は極めて小さい。そこで、光源として水銀ランプの代わりにLEDを用いる場合、複数のLEDチップ(一例としては1000個程度)を基板に整列させたLEDアレイを用いて光の総出力を大きくすることが求められる。
また、同じ型式のLEDチップであったとしても、LEDチップを製造する際の製造誤差によって発光性能に差がある場合がある。特許文献1には、LEDチップに発光性能の差が生じている場合でも、LEDの発光の輝度ムラを均一にするための技術が開示されている。具体的には、発光性能が高いLEDチップでは、発光性能が低いLEDチップよりも広い間隔で配置することによりLEDの輝度ムラを均一にする内容が開示されている。
特許第4848654号公報
LEDチップからの光出力を向上させるためには、LEDチップに接続されている電源の印加電圧を増加させてLEDチップの電流を増加させる必要がある。しかしながら、発光性能が異なるLEDチップを混用した場合、それぞれのLEDチップの発熱量も変わってしまう。LEDチップには、正常に動作する上で許容できる発熱量の上限があるため、LEDチップに流れる電流量の増加には限界がある。また、発光性能が高いLEDチップに比べて、発光性能が低いLEDチップの方が先に発熱量の上限に達してしまうため、LEDチップに流すことができる電流量は発光性能が低いLEDチップによって決まってしまうため、光出力の低下を招きうる。
そこで、本発明は、発光性能が異なるLEDチップを混用した場合の光出力の低下を抑制するために有利な技術を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての光源装置は、発光性能に基づいてランク付けされた第1のランクの複数のLEDチップのみが直列に接続された第1チップ列と、前記第1のランクとは異なる第2のランクの複数のLEDチップのみが直列に接続された第2チップ列が配置された基板と、電源を含む制御部を有する光源装置であって、前記制御部は、前記光源装置で照明する照明面が目標照度となるように、複数のLEDチップが直列に接続されたチップ列に流れる電流及び前記電源に印加する電圧の少なくとも一方を制御することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、発光性能が異なるLEDチップを混用した場合の光出力の低下を抑制するために有利な技術を提供することができる。
光源装置の平面図である。 ランクを説明する図である。 Vfランクを説明する図である。 ランクとVfランクの分布情報を示す図である。 第1実施形態における光源装置の平面図である。 ランク別のチップ列の数を示す図である。 変形例1における光源装置の平面図である。 変形例2における光源装置の平面図である。 変形例3における光源装置の平面図である。 変形例4における光源装置の平面図である。 第3実施形態における光源装置の平面図である。 照明光学系の概略図である。 光源部の断面概略図である。 露光装置の概略図である。 照射装置の概略図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1を用いて光源装置1について説明する。図1は本実施形態の光源装置1の平面図である。光源装置1は、電気基板2、LEDチップ3、冷却器4、アノード側コネクタ5、カソード側コネクタ6、及び制御部7を有する。電気基板2上には、複数のLEDチップ3が配置されており、以下では、電気基板2と複数のLEDチップ3をまとめてLEDアレイと呼ぶ。電気基板2には銅配線がLEDチップ3に接続・実装されており、LEDチップ3を駆動するための回路が形成されている。回路に電流を流すことで、LEDチップ3から所定の波長の光が出力され、LEDチップ3が発熱する。
電気基板2は酸化アルミニウム等の材料から形成される。冷却器4は、電気基板2のLEDチップ3が配置されている面とは反対側の面に接している。冷却器4は、冷却器4内部を冷媒が流れることにより、電気基板2から熱を奪ってLEDアレイを冷却する。電気基板2から熱を奪った後の冷媒は、例えば、冷凍機へと循環することで、再びLEDアレイを冷却することが可能である。
冷媒が単位時間あたりにLEDアレイから除去できる熱量で定義される冷却力を向上させるため、冷却器4には冷媒入口側から冷媒出口側の方向に沿って複数の仕切り(不図示)が延在している。これにより、冷却器4全体に冷媒を行き届かせる流路を形成する。冷媒は仕切り間を流れて、熱交換により電気基板2から熱を奪い、LEDアレイを冷却する。冷媒には、例えば、冷却力が優れている水を主成分とする液体や、電気絶縁性に優れたオイルを主成分する液体が用いられる。上記の冷却力を向上させるために、冷却器4には、熱伝導率が高い材料、例えば、銅やアルミニウムを用いることが好ましい。
本実施形態におけるLEDアレイは、複数のLEDチップ3が電気的に直列に配置されたチップ列を形成している。図1に示すようにチップ列を複数含んでLEDアレイが形成されても良く、チップ列は、アノード側コネクタ5とカソード側コネクタ6を介して制御部7に接続されている。
制御部7は、電源を含み、アノード側コネクタ5からカソード側コネクタ6に向かって、LEDチップ3を流れる電流や電源に印加する電圧を制御し、LEDチップ3から出力される光量を制御する。制御部7は、光源装置1で照明する照明面で目標照度となるようにLEDチップ3に流れる電流や電源に印加する電圧を制御しても良い。制御部7は、1つの制御部が複数のチップ列に接続されても良いし、複数の制御部がチップ列のまとまり毎に接続されて、制御部毎にLEDチップ3に流れる電流や電源に印加する電圧を制御しても良い。
(LEDチップのランク)
LEDチップ3の製造には、製造誤差が発生しうる。そのため、同じ発光性能となるようにLEDチップ3を製造しても、その性能にバラつきが生じる。そこで、LEDチップ3は、発光性能に基づいてランク付けされる。発光性能とは、LEDチップ3にかかる電力量に対するLEDチップ3の光出力の大きさの割合で定義される発光効率や、電源に印加される電圧に対するLEDチップ3に流れる電流量で定義される順方向の電圧降下である。
図2は、LEDチップ3の発光効率を示す図である。LEDチップ3に流れる電流とLEDチップ3にかかる電力量(電流と電圧の積)の関係を示す。LEDチップ3に電流が流れると、電流の大きさに応じて、LEDチップ3から光が出力される。電流に対するLEDチップ3の光出力量は、LEDチップ3の発光効率により決まる。
図2(a)は発光効率が低い例であり、LEDチップにかかる電力量に対するLEDチップの光出力の割合が小さく、発熱量の割合が大きい。一方、図2(b)は発光効率が高い例であり、LEDチップにかかる電力量に対するLEDチップの光出力の割合が大きく、発熱量の割合が小さい。発光効率が異なるLEDチップで同じ光出力を得るためには、発光効率が低いLEDチップに流す電流値を大きくする必要がある。また、発光効率が低いLEDチップでは、発光効率が高いLEDチップに比べて発熱量が大きくなる。図2で示した、ある電力量における発熱量と光出力の割合に基づくランクを、以下ではPランクと呼ぶ。また、上記の発光性能が高いLEDチップのことをPランクが高いLEDチップであると定義する。即ち、図2(a)はPランクが低いLEDチップの例を示しており、図2(b)はPランクが高いLEDチップの例を示している。
また、図3は、LEDチップ3の順方向の電圧降下を示す図である。ある電圧値を電源に印加した際にLEDチップに流れる電流値を示す。図3(a)はLEDチップに電流が流れにくい例であり、ある電流値に達するまでに大きな印加電圧を必要とする。図3(b)はLEDチップに電流が流れやすい例であり、図3(a)に比べて、ある電流値に達するのに大きな印加電圧を必要としない。即ち、電流の流れやすさが異なるLEDチップで同じ電流値を得るためには、電流が流れにくいLEDチップに接続されている電源に印加する電圧値を大きくする必要がある。図3で示した、順方向の電圧降下に基づいたランクを、以下ではVfランクと呼ぶ。また、上記の発光性能が高いLEDチップのことをVfランクが高いLEDチップであると定義する。即ち、図3(a)はVfランクが低いLEDチップの例を示しており、図3(b)はVfランクが高いLEDチップの例を示している。
また、図3のVfランクは、一般的に図2で示したPランクが高いとVfランクも高くなる関係であることから、Pランクと同様に、発光効率に基づいていると言っても差し支えない。上記では、発光性能に基づくランクの例として、VfランクとPランクについて説明しているが、これに限らず、LEDチップ3の発光性能に関する情報に基づいて定義されるものであれば他の定義によるランクでも良い。
LED製造業者は、LEDチップの製造時にPランクやVfランクのランク付けを行い、ユーザが指定したランクのLEDチップを出荷する。しかしながら、ユーザがランクを指定して同一ランクのLEDチップを使用する場合、LEDチップの購入コストが高くなってしまう。図4は、LEDチップの製造時に発生するPランク、及びVfランクのバラつきの分布を示す図である。図4では、Pランクを1〜4の4種類、Vfランクを1〜3の3種類にそれぞれ分類した12種類のランク分布をマトリクス表示している。Pランクは、ランクの数字が大きい程、発光効率が高いことを示す。Vfランクは、ランクの数字が大きい程、順方向の電圧降下が大きいことを示す。
また、図4に示す例では、(Vfランク,Pランク)=(2,2)、(2,3)のランクとなるようLEDチップを製造している。しかしながら、LEDチップの製造時の製造誤差によって一定割合のLEDチップが、(Vfランク,Pランク)=(2,2)、(2,3)以外のランクになってしまっている。LEDチップの製造時の製造誤差は、正規分布に従ってランクの分布にバラつきが生じることが考えられるがこれに限らず、その他のバラつきであっても良い。
(ランクを考慮したLEDチップの配置)
ランクやVfランクのランクを考慮したLEDチップ3の配置について図5を用いて説明する。図5は、本実施形態の光源装置を示す図である。電気基板2上には、チップ列群8、9が構成される。チップ列群8にはチップ列8a〜8dが構成され、チップ列群9にはチップ列9a〜9dが構成される。本実施形態では、チップ列内に配列されるLEDチップは、同一のランクのLEDチップで構成される。これは、LEDチップからの光出力の低下を抑制するためである。
ここで、本実施形態の光源装置の比較例として、1つのチップ列に複数のランクのLEDチップが混在している場合を想定する。LEDチップからの光出力の低下を抑制するためには、LEDチップに接続されている電源の印加電圧を増加させてLEDチップの電流を増加させる必要がある。しかしながら、異なるPランクやVfランクのLEDチップでは、ランクによって発熱量も異なる。LEDチップには許容できる発熱量があるため、LEDチップの電流を増加させる際に、高いランクのLEDチップに比べて低いランクのLEDチップが先に許容できる発熱量に達してしまう。チップ列に配列されているLEDチップのうち、1つでも許容できる発熱量を超えてしまうと、そのチップ列に配列されているLEDチップに電流が流れなくなってしまうため、チップ列全体が不点灯となってしまう。即ち、チップ列に配列されている最も低いランクのLEDチップ発光性能によって光出力の向上が制限されてしまう。
図5を用いた説明に戻る。本実施形態では、チップ列8aには同一ランクのLEDチップが配列されている。同様に、チップ列8b〜8d、9a〜9dにもそれぞれ同一のランクのLEDチップが配列されている。また、図5では、チップ列8a〜8dには同一のランクのLEDチップにより構成されているチップ列群8が配置されている。チップ列9a〜9dには、チップ列8a〜8dのランクとは異なるランクであり、同一のランクのLEDチップにより構成されているチップ列群9が配置されている。図5で示すように、同一ランクのLEDチップのチップ列を近くにまとめて配置しても良いし、同一のランクのLEDチップのチップ列を近くにまとめて配置していなくとも良い。
本実施形態におけるLEDチップの配置では、チップ列内のLEDチップの発熱量が均一になるため、電流を最大限まで流す事が可能となる。したがって、比較例におけるLEDチップの配置と比べて、光出力の低下を抑制することができる。
次に、電気基板2上に配置されるランク毎のチップ列の数を、それぞれどのように決定するかについて説明する。LEDチップの製造時に生じた製造誤差により製造されてしまうLEDチップについても無駄なく利用することが望ましい。図6では、図4で示した製造時に発生するランクのバラつきの分布情報に基づいて、それぞれのランクのチップ列数を算出した結果をマトリクス表示している。(Vfランク,Pランク)=(2,2)、(2,3)のランク以外のLEDチップも利用するようにチップ列の本数が決定されていることを示す。
チップ列の本数の決定方法の一例を説明する。LEDチップの総数をM、LEDチップの総数のうち特定ランクのLEDチップの数をM1、電気基板2上に構成されるチップ列の総数をNとする。このときの特定ランクのチップ列の数は、
N×(M1/M)・・・(1)
に従う。チップ列の数は、式(1)で計算された計算結果の小数点以下の数値を切り捨て、又は切り上げた整数値とする。この計算を全てのランクのLEDチップでも行う。これにより、光源装置1に構成されるランク別のチップ列の本数を決定する。尚、LEDアレイに配置されるチップ列の総本数Nが設計値としてあらかじめ決められているため、その本数に合うようにそれぞれのランクのチップ列の本数を決定しなければならない。例えば、2つのランクの片方の小数点以下の数値を切り上げた場合には、もう一方の小数点以下の数値を切り捨てることで、チップ列の総本数を設計値の本数となるように調整する。
本実施形態の説明では、チップ列内のLEDチップ数を34個、チップ列の総数N=30本としたがこれに限らず、異なる数に置き換えても良い。また、ランクの分類数についてもPランクが4種類、Vfランクが3種類として説明したがこれに限らず、異なる分類数に置き換えても良い。
本実施形態では、LEDチップの製造時に生じた製造誤差により製造されてしまうLEDチップを無駄なく利用することが可能であり、特定のランクのLEDチップのみを使用する場合に比べて光源装置1の製造コストを下げることができる。また、ランクの異なるLEDチップをランダムに配置した場合に比べて、光出力の低下を抑制することができるため、基板処理の生産性が向上する。
<第2実施形態>
本実施形態では、第1実施形態とLEDチップ又はチップ列の配置が異なる光源装置の例について説明する。以下で説明する変形例1〜4では、第1実施形態と異なる構成についてのみ説明する。変形例1〜4で言及しない事項については、第1実施形態に従う。
(変形例1)
図7を用いて変形例1を説明する。図7は、1つのコネクタによりチップ列が接続されている光源装置の図である。それぞれのチップ列には、第1実施形態と同様に、同一ランクのLEDチップ3が配列されている。第1実施形態の説明で用いた図5におけるアノード側コネクタ5とカソード側コネクタ6の両方の役割をコネクタ10が果たしている。第1実施形態におけるチップ列は、1つの直線状にLEDチップ3が配列されている例について説明したが、変形例1では、直列に配列されたチップ列を折り返すように配置されている。
変形例1では、第1実施形態と実質的に同じ効果を得ることができる。また、変形例1では、第1実施形態の例と比べて1本のチップ列に多くのLEDチップを配列させることが可能であるため、回路の設計の自由度が高まる。図7では、チップ列を1回折り返すように図示されているが、これに限らず、チップ列を複数回折り返した構成の回路であっても良い。また、コネクタ10は1つにまとめることは必須ではなく、コネクタ10を2つ以上用いた上でチップ列を折り返した構成の回路となっていても良い。
以上より、変形例1でも第1実施形態と同様に、LEDチップの製造時に生じた製造誤差により製造されてしまうLEDチップを無駄なく利用することが可能であり、特定のランクのLEDチップのみを使用する場合に比べて製造コストを下げることができる。また、ランクの異なるLEDチップをランダムに配置した場合に比べて、光出力の低下を抑制することができるため、基板処理の生産性が向上する。
(変形例2)
図8を用いて変形例2を説明する。図8は、チップ列内部で2本の列が並列となるように回路が構成されている光源装置を示す図である。変形例2では、上記のように複数のチップ列が並列となっている構成であっても、アノード側コネクタ5とカソード側コネクタ6に接続される際に1つにまとまって接続されている場合は、1本のチップ列と呼ぶ。それぞれのチップ列には、第1実施形態と同様に、同一ランクのLEDチップ3が配列されている。
変形例2では、第1実施形態と実質的に同じ効果を得ることができる。また、変形例2では、第1実施形態の例と比べて1本のチップ列に多くのLEDチップを配列させることが可能であるため、回路の設計の自由度が高まる。図8では、チップ列内部で2本の列が並列となるように回路が構成されるよう図示されているが、これに限らず、チップ列内部で複数本の列が並列となるように回路が構成されても良い。また、変形例1と組み合わせた回路を構成しても良い。
以上より、変形例2でも第1実施形態と同様に、LEDチップの製造時に生じた製造誤差により製造されてしまうLEDチップを無駄なく利用することが可能であり、特定のランクのLEDチップのみを使用する場合に比べて製造コストを下げることができる。また、ランクの異なるLEDチップをランダムに配置した場合に比べて、光出力の低下を抑制することができるため、基板処理の生産性が向上する。
(変形例3)
変形例3では、LEDチップのランクによって、LEDチップが配置される間隔を定める例について説明する。変形例3では、チップ列内に配列されたLEDチップの間隔をLEDチップのランクによって定めることについて説明する。図9は、チップ列に配列されるLEDチップ3のランクによって、チップ列内のLEDチップの間隔を異ならせることを示す図である。それぞれのチップ列には、第1実施形態と同様に、同一ランクのLEDチップ3が配列されている。
チップ列11には、チップ列10よりも低いランク(即ち、低い発光性能)のLEDチップ3が配列されているとする。ここでのランクとは、第1実施形態で説明したVfランクやPランクである。チップ列11やチップ列12のLEDチップに流れる電流量が同じである場合、チップ列11に比べてチップ列12における1つあたりのLEDチップの光出力は大きくなる。
そこで、変形例3では、チップ列に配列されているLEDチップのランクを考慮し、それぞれのチップ列に配列されるLEDチップの数を変える。チップ列11と比較してチップ列12に配列させるLEDチップの数を減らすことで、高いランクのチップ列と低いランクのチップ列からの光出力を均一にすることができる。即ち、チップ列11に配列されているLEDチップ間の距離ΔZ1に比べて、チップ列12に配列されているLEDチップ間の距離ΔZ2を大きくすることで、使用するLEDチップを減少させることができる。
ここで、チップ列11に配列されている1つあたりのLEDチップの光出力量をP1、チップ列11に配列されている1つあたりのLEDチップの光出力量をP2とする。高いランクのチップ列と低いランクのチップ列からの光出力を均一にするには、例えば、
ΔZ2=ΔZ1×(P2/P1)・・・(2)
の関係となるようにLEDチップ間の距離ΔZ1とΔZ2が定められれば良い。即ち、LEDチップ間の距離とチップ列に配列されている1つあたりのLEDチップの光出力量が比例するような関係であれば良い。
また、上記で説明したLEDチップのランクが高いチップ列で使用するLEDチップを減少させることも考慮して、第1実施形態で説明したチップ列の本数の決定を行っても良い。例えば、式(1)で計算された計算結果の小数点以下の数値を切り捨て、又は切り上げをする際、ランクが高いチップ列に対しては小数点以下の数値を切り上げ、ランクが低いチップ列に対しては小数点以下の数値を切り捨てるといった調整を行っても良い。これは、ランクの高いLEDチップの方が1本あたりに配列されるLEDチップの数が少ないため、同じLEDチップの数でも多くのチップ列を構成できるためである。
以上より、変形例3でも第1実施形態と同様に、LEDチップの製造時に生じた製造誤差により製造されてしまうLEDチップを無駄なく利用することが可能であり、特定のランクのLEDチップのみを使用する場合に比べて製造コストを下げることができる。また、ランクの異なるLEDチップをランダムに配置した場合に比べて、光出力の低下抑制することができるため、基板処理の生産性が向上する。また、変形例3では、使用するLEDチップの数を減少させることができるため、光源装置1の製造コストを下げる点でも有利である。
(変形例4)
変形例4では、変形例3と同様に、LEDチップのランクによって、LEDチップが配置される間隔を定める例について説明する。変形例3ではチップ列内に配列されたLEDチップの間隔について説明したが、変形例4では、チップ列間の間隔をLEDチップのランクによって定めることについて説明する。図10は、チップ列に配列されるLEDチップ3のランクによって、チップ列間の間隔を異ならせることを示す図である。それぞれのチップ列には、第1実施形態と同様に、同一ランクのLEDチップ3が配列されている。
チップ列13a〜13cには、チップ列14a〜14cよりも低いランク(即ち、低い発光性能)のLEDチップ3が配列されているとする。ここでのランクとは、第1実施形態で説明したVfランクやPランクである。チップ列13a〜13cやチップ列14a〜14cのLEDチップに流れる電流量が同じである場合、チップ列13a〜13cに比べてチップ列14a〜14cにおける1つあたりのLEDチップの光出力は大きくなる。
そこで、変形例4では、チップ列に配列されているLEDチップのランクを考慮し、チップ列間の間隔を変える。チップ列13a〜13cと比較してチップ列14a〜14cのチップ列間の間隔を広くすることで、高いランクのチップ列と低いランクのチップ列からの光出力を均一にすることができる。即ち、チップ列13a〜13cのチップ列間の間隔ΔW1に比べて、チップ列14a〜14cのチップ列間の間隔ΔW2を大きくすることで、光源装置1に構成されるLEDチップの総数も減少させることができる。
ここで、チップ列13a〜13cに配列されている1つあたりのLEDチップの光出力量をP1、チップ列14a〜14cに配列されている1つあたりのLEDチップの光出力量をP2とする。高いランクのチップ列と低いランクのチップ列からの光出力を均一にするには、例えば、
ΔW2=ΔW1×(P2/P1)・・・(3)
の関係となるようにLEDチップ間の距離ΔW1とΔW2が定められれば良い。即ち、チップ列間の間隔とチップ列に配列されている1つあたりのLEDチップの光出力量が比例するような関係であれば良い。
以上より、変形例4でも第1実施形態と同様に、LEDチップの製造時に生じた製造誤差により製造されてしまうLEDチップを無駄なく利用することが可能であり、特定のランクのLEDチップのみを使用する場合に比べて製造コストを下げることができる。また、ランクの異なるLEDチップをランダムに配置した場合に比べて、光出力の低下を抑制することができるため、基板処理の生産性が向上する。また、変形例4では、使用するLEDチップの数を減少させることができるため、光源装置1の製造コストを下げる点でも有利である。
<第3実施形態>
本実施形態では、異なるランクのLEDチップ毎に制御部が接続されている例について説明する。尚、本実施形態で言及しない事項については、第1実施形態に従う。図11を用いて本実施形態について説明する。図11は電源を含む制御部が3つ構成されている光源装置1を示す図である。それぞれのチップ列には、第1実施形態と同様に、同一ランクのLEDチップ3が配列されている。制御部7a〜7cは、それぞれアノード側コネクタ5a〜5c、カソード側コネクタ6a〜6cに対応するように接続されている。アノード側コネクタ5a〜5c、カソード側コネクタ6a〜6cは、それぞれ同一のVfランクのチップ列が一対のコネクタにまとまるように回路が構成されている。
制御部7aに接続されているチップ列のLEDチップのVfランクは、Vf=1、制御部7bに接続されているチップ列のLEDチップのVfランクは、Vf=2、制御部7cに接続されているチップ列のLEDチップのVfランクは、Vf=3である。したがって、Vfランクが高い(即ち、発光性能が高い)方から順番に、制御部7cに接続されているチップ列、制御部7bに接続されているチップ列、制御部7aに接続されているチップ列となる。このとき、それぞれのチップ列で目標照度となるようにするために必要な電源への印加電圧は、Vfランク毎に異なる。
そこで、本実施形態では、異なるVfランク毎に制御部7a〜7cを接続することで、異なるVfランク毎に電源への印加電圧量を調整する。例えば、制御部7aに接続されているチップ列は、Vfランクが比較的低いため、目標照度となるようにするための電源への印加電圧量は大きい。一方、制御部7cに接続されているチップ列は、Vfランクが比較的高いため、目標照度となるようにするための電源への印加電圧量は小さい。本実施形態では制御部が複数あるため、制御部7aに含まれる電源の印加電圧量よりも、制御部7cに含まれる電源の印加電圧量を増加させることができる。したがって、光源装置1全体としての光出力の低下を低減させることができる。
また、制御部7a〜7cは、それぞれに接続されているチップ列の異常を検出し、異常状態を解消するための保護機能や、異常状態を外部に通知するための通知機能を有していても良い。一例として、チップ列の短絡または断線により、チップ列に流れる電流や順方向の電圧降下が規定の範囲を超えて、過電流、過電圧になった場合、それらの異常を検出して、電流または電圧の出力を制限する機能を有していても良い。
また、本実施形態では、異なるVfランク毎に制御部が構成されるように説明したが、これに限らず、あるチップ列のまとまり毎に制御部が構成され、チップ列を流れる電流をそれぞれ制御できるようにすれば良い。例えば、VfランクとPランクの両方を考慮して、複数の制御部が構成されても良い。即ち、Vfランクが同一であっても、Pランクが異なる場合に、別の制御部が構成されていても良い。また、Vfランクは考慮せずにPランクのみを考慮しても良い。
以上より、本実施形態でも第1実施形態と同様に、LEDチップの製造時に生じた製造誤差により製造されてしまうLEDチップを無駄なく利用することが可能であり、特定のランクのLEDチップのみを使用する場合に比べて製造コストを下げることができる。また、ランクの異なるLEDチップをランダムに配置した場合に比べて、光出力の低下を抑制することができるため、基板処理の生産性が向上する。また、本実施形態では、不要な電流や電圧の入力を低減させることができる。
<照明光学系の実施形態>
次に、図12を用いて照明光学系の例を説明する。図12は照明光学系の概略断面図である。照明光学系50は、光源部51、コンデンサレンズ52、インテグレータ光学系53、コンデンサレンズ54を有する。光源部51から出た光束は、コンデンサレンズ52を通過して、インテグレータ光学系53に至る。コンデンサレンズ52は、光源部51の射出面位置とインテグレータ光学系53の入射面位置が、光学的にフーリエ共役面になるように設計されている。このような照明系をケーラー照明とよぶ。コンデンサレンズ52は、図12では平凸レンズ1枚を描いているが、実際は複数のレンズ群で構成されることが多い。インテグレータ光学系53を用いることにより、インテグレータ光学系53の射出面位置には、光源部51の射出面と共役な複数の二次光源像が形成される。インテグレータ光学系53の射出面から射出された光は、コンデンサレンズ54を介して照明面55に至る。
図13を用いて光源部51を説明する。図13は、光源部51の概略図である。光源部51は、光源装置1、集光レンズ56、集光レンズ57を有する。図13では光源装置1の一部として、電気基板2、LEDチップ3を図示している。集光レンズ56、57は、各LEDチップ3に対応して設けられた各レンズを有するレンズアレイである。集光レンズ56の各レンズは各LEDチップ3上に設けられている。レンズは、図13のような平凸レンズであっても良いし、その他のパワーがついた形状をとっても良い。レンズアレイとしては、エッチングや切削等で連続的にレンズを形成したレンズアレイや、個々のレンズを接合したレンズアレイを用いることができる。LEDチップ3から出た光は、半角で50°〜70°程度の広がりを持っているが、集光レンズ56、57によって、それらは30°以下程度に変換される。集光レンズ56はLEDチップから所定の間隔だけ離されて設けられ、電気基板2とともに一体的に固定されていてもよい。
図12の説明に戻る。インテグレータ光学系53は、光強度分布を均一化させる機能を有する。インテグレータ光学系53には、オプティカルインテグレータレンズやロッドレンズが用いられ、照射面55の照度均一度を改善する。
コンデンサレンズ54は、インテグレータ光学系53の射出面と照明面55が光学的にフーリエ共役面になるように設計されており、インテグレータ光学系53の射出面またはその共役面は照明光学系の瞳面となる。その結果、照明面55において、ほぼ均一な光強度分布を作成することができる。
光源装置1におけるLEDチップ3のランクが異なるため、LEDアレイ全面での照度は不均一となる。しかしながら、照明光学系50には、上述した光強度分布を均一化させるインテグレータ光学系53が備えられているため、光源装置1から出射された不均一な光は、照明面55において均一な照度を得ることができる。
上記の光源装置1や照明光学系50は各種照明装置に適用でき、光硬化性樹脂を照明する装置、被検物を照明して検査する装置、リソグラフィ装置などにも用いることができる。例えば、マスクのパターンを基板に露光する露光装置、マスクレス露光装置、型を用いて基板にパターンを形成するインプリント装置、又は、平坦層形成装置に適用することできる。
<露光装置の実施形態>
本実施形態では、上記の光源装置1や照明光学系50を露光装置に適用した場合について説明する。図14は、露光装置100の構成を示す概略図である。露光装置100は、半導体素子や液晶表示素子の製造工程であるリソグラフィ工程に採用され、基板上にパターンを形成するリソグラフィ装置である。露光装置100は、マスクを介して基板を露光して、マスクのパターンを基板に転写する。露光装置100は、本実施形態では、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装置、所謂、走査型露光装置であるが、ステップ・アンド・リピート方式やその他の露光方式を採用してもよい。
露光装置100は、マスク101を照明する照明光学系50、マスク101のパターンを基板102上に投影する投影光学系103を有する。投影光学系103はレンズからなる投影レンズや、ミラーを用いた反射型投影系でもよい。
照明光学系50は、光源装置1からの光をマスク101に照明する光学系である。マスク101には、基板102に形成すべきパターンに対応するパターンが形成されている。マスク101は、マスクステージ104に保持されており、基板102は、基板ステージ105に保持されている。
マスク101と基板102とは、投影光学系103を介して、光学的にほぼ共役な位置に配置されている。投影光学系103は、物体を像面に投影する光学系である。投影光学系103には、反射系、屈折系、反射屈折系を適用することができる。投影光学系103は、本実施形態では、所定の投影倍率を有し、マスク101に形成されたパターンを基板102に投影する。そして、マスクステージ104及び基板ステージ105を、投影光学系103の物体面と平行な方向に、投影光学系103の投影倍率に応じた速度比で走査する。これにより、マスク101に形成されたパターンを基板102に転写することができる。
<照射装置の実施形態>
本実施形態では、上記の光源装置1や照明光学系50を照射装置に適用した場合について説明する。図15は、照射装置300の構成を示す概略図である。照射装置300は、被照射物301に紫外線の波長領域である照射光302を照射する紫外線照射装置として機能する。照射装置300は、光源装置1、制御部7、照射制御装置303を有する。
被照射物301は、紫外線の照射を受けるものであれば、特に限定はされない。固体、液体、気体やその組み合わせであっても良い。照射光302は、被照射物301に何らかの作用を与える波長特性を有する紫外線である。照射光302の作用としては、殺菌処理、表面処理等が考えられる。
照射制御装置303は、光源装置1の電源を含む制御部7と接続され、制御部7との通信を行う。照射制御装置303から制御部7へ、電流出力のオンオフ信号、出力電流の指令値等を出力し、光源装置1の電源を含む制御部7を制御するものとする。また、制御部7がチップ列の故障を検出した場合、制御部7から照射制御装置303に故障検知信号が出力される。
<物品の製造方法の実施形態>
本実施形態では、上記の露光装置を利用した物品の製造方法について説明する。物品とは、例えば、フラットパネルディスプレイ(FPD)である。物品の製造方法は、基板上に塗布された感光剤に上記の露光装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板を露光する工程)と、かかる工程で潜像パターンが形成された基板を現像する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
1 光源装置
2 電気基板
3 LEDチップ

Claims (17)

  1. 発光性能に基づいてランク付けされた第1のランクの複数のLEDチップのみが直列に接続された第1チップ列と、前記第1のランクとは異なる第2のランクの複数のLEDチップのみが直列に接続された第2チップ列が配置された基板と、
    電源を含む制御部を有する光源装置であって、
    前記制御部は、前記光源装置で照明する照明面が目標照度となるように、複数のLEDチップが直列に接続されたチップ列に流れる電流及び前記電源に印加する電圧の少なくとも一方を制御することを特徴とする光源装置。
  2. 前記第1チップ列及び前記第2チップ列の数は、前記光源装置を構成するLEDチップに含まれる前記第1のランクのLEDチップと前記第2のランクのLEDチップの割合に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記第1のランクの複数のLEDチップの数が前記第2のランクの複数のLEDチップの数よりも多いとき、前記第1チップ列の数を前記第2チップ列の数よりも多くなるように前記第1チップ列及び前記第2チップ列の数が決定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光源装置。
  4. 前記複数のLEDチップの総数をM、前記第1ランクの複数のLEDチップの数をM1、前記基板上に構成されるチップ列の総数をNとしたとき、前記基板上に構成される第1チップ列の数は、
    N×(M1/M)
    で計算された計算結果の小数点以下の数値を切り捨て、又は切り上げた整数値であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光源装置。
  5. 前記発光性能は、前記複数のLEDチップの製造時における製造誤差によって異なり、
    前記複数のLEDチップは、前記製造時にランク付けされることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光源装置。
  6. 前記発光性能は、LEDチップの発光効率に関する性能であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光源装置。
  7. 前記発光効率は、LEDチップにかかる電力量とLEDチップの光出力の大きさの割合で定義されることを特徴とする請求項6に記載の光源装置。
  8. 前記発光性能は、LEDチップの順方向の電圧降下に関する性能であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光源装置。
  9. 前記順方向の電圧降下は、電源に印加される電圧に対するLEDチップに流れる電流量で定義されることを特徴とする請求項8に記載の光源装置。
  10. 前記第1ランクのLEDチップの発光性能は、前記第2ランクのLEDチップの発光効率よりも高い発光性能であり、
    前記第1チップ列内に配列されたLEDチップの間隔は、前記第2チップ列内に配列されたLEDチップの間隔より広い間隔であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光源装置。
  11. 前記第1ランクのLEDチップの発光性能は、前記第2ランクのLEDチップの発光効率よりも高い発光性能であり、
    前記第1チップ列のチップ列間の間隔は、前記第2チップ列のチップ列間の間隔より広い間隔であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光源装置。
  12. 前記制御部は、第1電源を含む第1制御部と、第2電源を含む第2制御部を含み、
    前記第1制御部は、第1のランクの複数のLEDチップが直列に接続された第1チップ列に流れる電流及び前記第1電源に印加する電圧の少なくとも一方を制御し、
    前記第2制御部は、第2のランクの複数のLEDチップが直列に接続された第2チップ列に流れる電流及び前記第2電源に印加する電圧の少なくとも一方を制御することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の光源装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の光源装置と、
    コンデンサレンズと、
    オプティカルインテグレータを有し、
    前記複数のLEDチップのそれぞれからの光強度分布を、前記コンデンサレンズを介して、前記オプティカルインテグレータの入射面において重ね合わせることを特徴とする照明装置。
  14. 前記オプティカルインテグレータはレンズ群を有することを特徴とする請求項13に記載の照明装置。
  15. 請求項13又は14に記載された照明装置からの光でマスクを照明する照明光学系と、
    前記マスクのパターンを基板に露光する露光手段を有することを特徴とする露光装置。
  16. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の光源装置を用いて被照射物に光を照射する照射装置であって、
    前記光は、前記被照射物の殺菌処理、及び表面処理の少なくとも一方の処理を行うことを特徴とする照射装置。
  17. 請求項15に記載の露光装置を用いて基板を露光する露光工程と、
    前記露光工程で露光された基板を現像する現像工程と、
    前記現像工程で現像された基板に対して、酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージングのうち、少なくとも1つの処理を行う処理工程と、を含み、
    前記処理工程で処理された基板から物品を製造することを特徴とする物品の製造方法。
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