JP2021192788A - ゴルフボール配置システム及びその操作方法 - Google Patents

Abstract

【課題】ゴルフをしているユーザーのためにプレー面上のボール配置位置を通信するためのユーザーインターフェースを生成するための装置及び方法を提供する。【解決手段】ゴルフシステムは、少なくとも１つのランドマークオブジェクトを有するプレー面にいるユーザーに関連付けられた演算装置を含む。演算装置は、プロセッサ５０２と、プロセッサに結合されたメモリ５０６とを含む。メモリは、実行されるとプロセッサを次のように構成するプロセッサ実行可能命令を格納してもよい：仮想ゴルフボールの仮想ゴルフホールに関連する地形データを取得する；地形データ及び予想される仮想ゴルフボールの軌道に基づいて、プレー面上の仮想ゴルフボールのターゲット目的地を決定する；及び、ターゲット目的地とプレー面上のボール配置位置とを通信するための信号を生成する。【選択図】図５

Description

関連出願の相互参照

本出願は、２０２０年６月５日に出願された「ゴルフボール配置システム及びその操作方法」と題する米国仮特許出願番号６３／０３５，５２２号の優先権を主張するものであり、その内容全体を、ここに参照のために取り込む。

本開示の実施形態は、概してゴルフ技術に関し、特に、プレーエリア内にゴルフボールを配置するシステム、装置及び方法に関する。

ゴルフのパッティンググリーン上では、プレーヤーは、できるだけ少ないストロークでターゲットホールにゴルフボールを入れることを意図して、ゴルフボールを打つ。パッティンググリーンは、ミニゴルフコース、マルチホールゴルフコース、又は仮想ゴルフコースの一連のパッティンググリーンであってもよい。競技中、ターゲットホールに対するゴルフボールの位置決めは、ゴルフボールをターゲットホールに打ち込むのがどれほど簡単か、又はどれほど難しいかということと相関している場合がある。

本開示は、ゴルフをしているユーザーのためにプレー面上のボール配置位置を通信するためのユーザーインターフェースを生成するための装置及び方法の実施形態を説明する。いくつかの状況では、前記ボール配置位置は、ゴルフユーザーが以前に除去されたゴルフボールを取り替えるプレー面上の位置であってもよい。いくつかの状況では、前記ボール配置位置は、仮想ゴルフホールをエミュレートするように構成された前記プレー面上の位置であってもよい。

いくつかの実施形態において、装置は、ゴルフユーザーが前記プレー面（例えば、パッティンググリーン）を横切る時に前記プレー面の実質的にリアルタイムの画像フィードを有するユーザーインターフェースを生成するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、クライアントは、実質的にリアルタイムの画像フィード上に方向インターフェース要素をオーバーレイして、プレー面の拡張現実ビューを提供してもよい。

いくつかの実施形態において、クライアント装置は、選択されたターゲット目的地（例えば、ゴルフホール）に基づいて前記ボール配置位置を決定するように構成されてもよい。クライアント装置は、仮想ゴルフホールの相関形状、前記仮想ゴルフホールの周囲の特徴、及び／又は前記仮想ゴルフホールの属性(例えば、とりわけ芝の長さ、硬さ、色を含む表面特性）に基づいて、複数の目的地を有するプレー面上のターゲット目的地を選択するように構成されてもよい。本例では、前記プレー面は仮想ゴルフシステム用であってもよい。

いくつかのシナリオでは、クライアント装置は、ゴルフホールの地形データ及び予想される仮想ゴルフボールの軌道に基づいて、仮想ゴルフホールの仮想ゴルフボール位置をエミュレートするためのターゲット目的地を決定するように構成されてもよい。

前記仮想ゴルフボールと仮想ゴルフホールとの間の予想されるパッティング面を表す地形データに基づいて前記ターゲット目的地（例えば、ターゲットゴルフホール）を特定することにより、前記クライアント装置は、大量の仮想ゴルフホール特性のセットを考慮する必要がなくなり、前記予想されるゴルフボールの軌道に沿ったプレーエリアに関連するゴルフホールの特性部分のみを考慮すればよくなる。そのような操作は、前記プレー面上の前記ターゲット目的地を決定するための計算要件を減らすことができ、前記プレー面上のターゲットゴルフホールの識別に関連する効率の向上につながり得る。

一態様において、本開示は、ゴルフシステムについて説明する。前記ゴルフシステムは、少なくとも１つのランドマークオブジェクトを有するプレー面にいるユーザーに関連付けられた演算装置を含んでもよい。前記演算装置は、プロセッサと、前記プロセッサに結合されたメモリとを含んでもよい。前記メモリは、実行時に前記プロセッサを次のように構成するプロセッサ実行可能命令を格納してもよい：仮想ゴルフボールの仮想ゴルフホールに関連する地形データを取得する；前記地形データ及び予想される仮想ゴルフボールの軌道に基づいて、前記プレー面上の前記仮想ゴルフボールのターゲット目的地を決定する；及び、前記ターゲット目的地及び前記プレー面上のボール配置位置を通信するための信号を生成する。

いくつかの実施形態において、前記プレー面は、ランドマークオブジェクトにそれぞれ関連する複数の目的地を含んでもよく、前記ターゲット目的地を決定することは、以下を含んでもよい：前記プレー面上の目的地のサブセットを、適切なターゲット目的地として特定する；及び、前記仮想ゴルフホールをエミュレートするために、前記予想されるゴルフボールの軌道に関連する地形データ部分に基づいて、前記目的地のサブセットから前記ターゲット目的地を決定する。

いくつかの実施形態において、決定されたターゲット目的地は、前記プレー面上のそれぞれの目的地でゴルフボールをプレーするゴルフユーザーの数、プレー面摩耗パターン、又は前記プレー面に出入りするゴルフユーザーの流れのうち、少なくとも１つを最適化することに基づいてもよい。

上記の実施形態のいずれかにおいて、前記地形データは、前記仮想ゴルフホールに関連する仮想ターゲット目的地に対する仮想境界データを含んでもよい。

上記の実施形態のいずれかにおいて、前記ターゲット目的地及び前記プレー面上のボール配置位置を通信するための信号を生成することは、以下を含んでもよい：ユーザーを前記ボール配置位置に案内するために、前記ターゲット目的地に近接するランドマークオブジェクトを含む画像データ上にオーバーレイするための方向インターフェース要素を表示すること、前記方向インターフェース要素は、前記ランドマークオブジェクト及びユーザー現在位置に関連するアンカーデータに基づいて生成される。

いくつかの実施形態において、方向インターフェース要素は、前記ランドマークオブジェクトを中心とする環状方向と、前記ランドマークオブジェクトに基づく半径方向の変位方向とを提供する極座標系に基づいてもよい。

いくつかの実施形態において、前記演算装置において前記実質的にリアルタイムの画像フィード上に前記方向インターフェース要素のオーバーレイすることは、ユーザーが前記プレー面を横切る時に前記プレー面の拡張現実ビューを提供してもよい。

いくつかの実施形態において、前記ターゲット目的地及び前記プレー面上の前記ボール配置位置を通信するための信号を生成することは、以下を含んでもよい: 前記ランドマークオブジェクトに対する更新されたユーザー位置を取得することに応答して、更新されたインターフェース要素を表示して、前記ボール配置位置へ向かうその後の方向を提供する。

いくつかの実施形態において、前記ユーザー現在位置は、ユーザーに近接する前記演算装置の位置、又はユーザーが着用可能な追跡装置の位置のうち、少なくとも一方に基づいてもよい。

いくつかの実施形態において、前記追跡装置の位置は、前記プレー面上の既知の位置に配置された１つ以上のセンサーに基づいてもよい。

上記の実施形態のいずれかにおいて、前記ランドマークオブジェクトは、フラグピン、又は前記プレー面における前記ターゲット目的地に近接する固定位置にあるオブジェクトのうち、少なくとも一方を含んでもよい。

別の態様において、少なくとも１つのランドマークオブジェクトを有するプレー面にいるユーザーに関連付けられた演算装置を含むゴルフシステムのための方法を提供する。前記方法は、以下を含んでもよい：仮想ゴルフボールの仮想ゴルフホールに関連する地形データを取得すること；前記仮想ゴルフホールをエミュレートするために、前記地形データ及び予想される仮想ゴルフボールの軌道に基づいて、前記プレー面上の前記仮想ゴルフボールのターゲット目的地を決定すること；及び、前記ターゲット目的地及び前記プレー面上のボール配置位置を通信するための信号を生成すること。

いくつかの実施形態において、前記プレー面は、ランドマークオブジェクトにそれぞれ関連する複数の目的地を含んでよく、前記ターゲット目的地を決定することは、以下を含んでもよい：前記プレー面上の目的地のサブセットを、適切なターゲット目的地として特定すること；及び、前記仮想ゴルフホールをエミュレートするために、予想されるゴルフボールの軌道に関連する地形データ部分に基づいて、前記目的地のサブセットから前記ターゲット目的地を決定すること。

いくつかの実施形態において、前記決定されたターゲット目的地は、前記プレー面上のそれぞれの目的地でゴルフボールをプレーするゴルフユーザーの数、プレー面摩耗パターン、又は前記プレー面に出入りするゴルフユーザーの流れのうち、少なくとも１つを最適化することに基づいてもよい。

上記の実施形態のいずれかにおいて、前記ターゲット目的地及び前記プレー面上の前記ボール配置位置を通信するための信号を生成することは、以下を含んでもよい：ユーザーを前記ボール配置位置に案内するために、前記ターゲット目的地に近接するランドマークオブジェクトを含む画像データ上にオーバーレイするための方向インターフェース要素を表示すること、前記方向インターフェース要素は、前記ランドマークオブジェクト及びユーザー現在位置に関連するアンカーデータに基づいて生成される。

いくつかの実施形態において、前記方向インターフェース要素は、前記ランドマークオブジェクトを中心とする環状方向と、前記ランドマークオブジェクトに基づく半径方向の変位方向とを提供する極座標系に基づいてもよい。

いくつかの実施形態において、前記演算装置において前記実質的にリアルタイムの画像フィード上に前記方向インターフェース要素をオーバーレイすることは、ユーザーが前記プレー面を横切る時に、前記プレー面の拡張現実ビューを提供してもよい。

いくつかの実施形態において、前記ターゲット目的地と前記プレー面上の前記ボール配置位置とを通信するための信号を生成することは、以下を含んでもよい：前記ランドマークオブジェクトに対する更新されたユーザー位置を取得することに応答して、更新されたインターフェース要素を表示して、前記ボール配置位置へのその後の方向を提供する。

いくつかの実施形態において、前記ユーザー現在位置は、ユーザーに近接する前記演算装置の位置、又はユーザーが着用可能な追跡装置の位置のうち、少なくとも一方に基づいてもよい。

別の態様において、ゴルフシステムを提供する。前記ゴルフシステムは、少なくとも１つのランドマークオブジェクトを有するプレー面にいるユーザーに関連付けられた演算装置を含んでもよい。前記演算装置は、プロセッサと、前記プロセッサに結合されたメモリとを含んでもよい。前記メモリは、実行時に前記プロセッサを次のように構成するプロセッサ実行可能命令を格納してもよい：前記プレー面上の前記仮想ゴルフボールのターゲットの目的地を取得する；ユーザーをボール配置位置に導くために、前記ターゲット目的地に近接するランドマークオブジェクトを含む画像データ上にオーバーレイするための方向インターフェース要素を表示する、前記方向インターフェース要素は、前記ランドマークオブジェクト及びユーザー現在位置に関連するアンカーデータに基づいて生成される；及び、前記ランドマークオブジェクトに対する更新されたユーザー位置を取得することに応答して、更新されたインターフェース要素を表示して、前記ボール配置位置に向かうその後の方向を提供する。前記演算装置において実質的にリアルタイムの画像フィード上に前記方向インターフェース要素をオーバーレイすることは、ユーザーが前記プレー面を横切る時に前記プレー面の拡張現実ビューを提供してもよい。

いくつかの実施形態において、前記方向インターフェース要素は、前記ランドマークオブジェクトを中心とする環状方向と、前記ランドマークオブジェクトに基づく半径方向の変位方向とを提供する極座標系に基づいてもよい。

いくつかの実施形態において、前記ユーザー現在位置は、ユーザーに近接する演算装置の位置、又はユーザーが着用可能な追跡装置の位置のうち、少なくとも一方に基づく。

いくつかの実施形態において、前記追跡装置の位置は、プレー面上の既知の位置に配置された１つ以上のセンサーに基づく。

上記の実施形態のいずれかにおいて、前記ランドマークオブジェクトは、フラグピン、又は前記プレー面における前記ターゲット目的地に近接する固定位置にあるオブジェクトのうち、少なくとも一方を含む。

別の態様において、機械解釈可能な命令を格納した１つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって実行されると、本明細書に記載の１つ以上の方法をプロセッサに実行させることができる。

種々のさらなる態様において、本開示は、対応するシステム及び装置、並びにそのようなシステム、装置、及び方法を実装するための機械実行可能なコード化命令のセットなどの論理構造を提供する。

この点に関して、少なくとも１つの実施形態を詳細に説明する前に、実施形態は、構造の詳細及び以下の説明に記載されている又は図面に示されている構成要素の配置への適用に限定されないことを理解されたい。また、本明細書で使用される表現及び用語は、説明を目的としたものであり、限定するものであると見なすべきではないことを理解されたい。

本明細書に記載の実施形態に関する多くのさらなる特徴及びそれらの組み合わせは、本開示を読むことにより当業者に明らかになるであろう。

図面において、実施形態は例として示されている。記載及び図は、説明を目的として理解を助けるためのものであることを明確に理解されたい。
ここで、例示のみとして実施形態を添付の図面を参照して説明する、図面において：
図１は、本開示の一実施形態による、ゴルフホールのパッティンググリーンの平面図である。 図２は、本開示の一実施形態による仮想ゴルフシステムの平面図である。 図３は、図２のパッティングエリアの平面図である。 図４は、本開示の一実施形態による、クライアント装置における画像フィード上にオーバーレイされたグラフィカルインターフェース要素を示すグラフィカルユーザーインターフェースを示す図である。 図５は、本開示の一実施形態によるゴルフシステムを示す図である。 図６Ａ及び６Ｂは、本開示の実施形態によるユーザーインターフェースを示す図である。 図７Ａ、７Ｂは、本開示の実施形態による、クライアント装置において画像フィード上にオーバーレイされたグラフィック要素を有するグラフィカルユーザーインターフェースを示す図である。 ８Ａ、及び８Ｂは、本開示の実施形態による、クライアント装置において画像フィード上にオーバーレイされたグラフィック要素を有するグラフィカルユーザーインターフェースを示す図である。 図９Ａ、９Ｂは、本開示の別の実施形態による、ユーザーをターゲットボール配置位置に動的に案内するためのグラフィカルユーザーインターフェースを示す図である； 図１０Ａ、１０Ｂは、本開示の別の実施形態による、ユーザーをターゲットボール配置位置に動的に案内するためのグラフィカルユーザーインターフェースを示す図である。 図11は、本開示の別の実施形態による、ユーザーをターゲットボール配置位置に動的に案内するためのグラフィカルユーザーインターフェースを示す図である。 図１２Ａ、１２Ｂは、本開示の実施形態による、ユーザーをターゲットボール配置位置に動的に案内するためのグラフィカルユーザーインターフェースを示す図である。 図１３Ａ、１３Ｂは、本開示の実施形態による、ユーザーをターゲットボール配置位置に動的に案内するためのグラフィカルユーザーインターフェースを示す図である。 図１４Ａ、及び１４Ｂは、本開示の実施形態による、ユーザーをターゲットボール配置位置に動的に案内するためのグラフィカルユーザーインターフェースを示す図である。 図１５は、本開示の一実施形態による、追跡装置が取り付けられたユーザーの腕の部分図である。 図１６は、本開示の実施形態による、ゴルフシステムの方法のフローチャートである。 図１７は、本開示の別の実施形態による、ゴルフシステムの方法のフローチャートである。

本開示は、ゴルフシステムの装置及び方法の実施形態を説明する。ゴルフシステムは、プレー面上のボール配置位置にゴルフボールを配置するための指示又は案内をユーザーに提供するための装置を含んでもよい。いくつかの例において、プレー面は、プレーヤーがそこに向けてゴルフボールを打つ可能性のあるターゲットホールを有するパッティンググリーンであってもよい。

ゴルフのパッティンググリーンは、比較的短い芝のエリアであってもよい。プレーヤーは、パター(例えば、特殊なゴルフクラブ)を利用して、ゴルフボールをターゲットホールに打ち込んでもよい。ある状況において、ターゲットホール又は周囲の地形特性に対してゴルフボールを配置することは、ターゲットホールへのゴルフボールの打ち込みの難易度と相関している場合がある。例えば、ゴルフボールがターゲットホールにより近い位置にある時、ゴルフボールをターゲットホールに打ち込むのは比較的容易な場合がある。別の例では、短い芝を有する比較的平坦な地形にゴルフボールが配置されている場合、より厚い又はより長い芝を有するパッティング面又はフリンジエリアにゴルフボールが配置されている場合と比較して、ゴルフボールをターゲットホールに打ち込むのが比較的容易な場合がある。

ある状況において、他のプレーヤーのパットの邪魔をしないように、ゴルファーがゴルフホールのパッティンググリーンからゴルフボールを拾うことが礼儀である場合がある。例えば、プレー中、各ゴルファーのゴルフボールがパッティンググリーンに到達すると、ゴルフホールからボールが最も遠くにあるプレーヤーが、最初にパットをプレーするプレーヤーとなることがある。残りのプレーヤーは、パッティンググリーンから各自のゴルフボールを拾ってもよい。いくつかの例において、ゴルフボールの位置は、パッティンググリーン上に置かれたコイン型マーカーなどのボールマーカーを使用してマークされてもよい。ボールマーカーは、パッティンググリーンの表面から突出して、各プレーヤーに視覚的な邪魔をする若しくは物理的な障害となる可能性がある。ボールマーカーがプレーヤーのパットを妨げる可能性がある状況では、ボールマーカーは、ゴルフクラブ又はパターヘッドの長さ又はそれらの２つ分の長さだけ、若しくはその他の作業によって、再配置されてもよい。元の位置でボールを交換する作業は、元の位置からずれている可能性のある位置に意図せずにボールを配置することになりやすい。

ゴルフグリーン上でのゴルフボールを配置することは、プレーヤーがその後にゴルフボールをターゲットホールに打ち込むことができる相対的な容易さ又は相対的な可能性と相関している可能性があるため、ゴルフボールの位置を追跡する装置及び方法、並びにその後実質的に同様のゴルフボール位置にゴルフボールを配置するための方向を提供することは有益である場合がある。

いくつかの実施形態において、プレー面は、仮想ゴルフシステムの複数のプレー面のうちの１つであってもよい。仮想ゴルフシステムは、ティーショットターゲット／打撃エリア、アプローチショットターゲット／打撃エリア、ピッチングターゲット／打撃エリアなど、複数のターゲット／打撃エリアのペアとパッティングエリアとを含んでもよい。後述するように、それぞれのターゲット／打撃エリアのペアは、異なる範囲の距離に関連付けられていてもよい。

仮想ゴルフシステムのいくつかの実施形態において、プレーヤーは仮想の９ホールゴルフコースでプレーしてもよい。一例として、仮想ゴルフシステムは、プレーヤーが９つの仮想ゴルフホールの複数のティーショットを連続して打つことができるように、複数のターゲットエリア及び打撃エリアを提供してもよい。次に、プレーヤーは、９つの仮想ゴルフホールのそれぞれのアプローチショットを連続して打ってもよい。さらに、プレーヤーは、その後、９つの仮想ゴルフホールのそれぞれに対してチップショットを連続して打ってもよい。９ゴルフホールのラウンドを終了するために、プレーヤーは、９つの仮想ゴルフホールのそれぞれのパッティングエリアで多数のパットをプレーしてもよい。そのような仮想ゴルフシステムの例は、米国特許第１１，０１３，９７６号の開示に記載されており、その全体を参照によりここに取り込む。

仮想ゴルフホールをエミュレートするために、９個の仮想ゴルフホールそれぞれの仮想ゴルフボール位置に基づいて、実際のパッティングエリアにゴルフボールを配置するための指示をそれぞれのゴルファーに提供するための装置及び方法を提供することが有益な場合がある。

図１を参照する、これは本開示の一実施形態による、ゴルフホールのパッティンググリーン１００の平面図を示す。パッティンググリーン１００は、ターゲット目的地１１０を有するプレー面であってもよい。各プレーヤーは、自分のゴルフボールをパッティンググリーン１００上に打ってもよい（例えば、アプローチショット）。例えば、プレーヤー１６０は、自分のゴルフボールをパッティンググリーン１００上に打ち、その後、ボール配置位置１６２で停止してもよい。ゴルフボールがパッティンググリーン１００に到達すると、そのプレーヤーは、ターゲット目的地１１０に向かってゴルフボールを前進させるために、ボール配置位置１６２から自分のゴルフボールを打ってもよい（例えば、パッティング）。

パッティンググリーン１００は、様々な地形を有してもよい。例えば、パッティンググリーン１００は、プレー面全体に変化する傾斜した地形又は起伏を有してもよい。ある状況において、真のボール配置位置１６２から数インチ離れた位置にゴルフボールを配置することにより、ターゲット目的地１１０へのパットが比較的容易又は困難になる可能性があり、それにより、プレーヤー１６２がゴルフホールに登録するストロークの数に影響を与える。

プレーヤー１６０が自分のゴルフボールを拾い上げ、その後、自分のゴルフボールを配置位置１６２に戻す必要がある状況では、各プレーヤーのためにボール配置位置１６２を追跡するための、及びその後各プレーヤーをそれぞれのボール配置位置１６２に導くための、装置及び方法を提供することが望ましい場合がある。

いくつかの実施形態において、パッティンググリーン１００は、ゴルフボール位置決めシステムがインストールされていてもよい。本開示で説明するように、ゴルフシステムは、パッティンググリーン１００などのプレー面と、プレー面上のターゲット目的地１１０に関連する少なくとも１つのランドマークオブジェクトとを含んでもよい。いくつかの実施形態において、前記ランドマークオブジェクトは、旗竿１１２、木１７０、又は他の容易に識別可能なオブジェクトを含んでもよい。いくつかの実施形態において、ランドマークオブジェクトは、ユーザー（例えば、ゴルファー）に関連付けられた追跡装置を検出するために、プレーエリアの周辺に配置された１つ以上のセンサー１２０を含んでもよい。ランドマークオブジェクトの実施形態は、プレー面の周辺の固定位置又は既知の位置に配置してもよく、仮想位置とプレー面における実際の位置とを相関させるための共通の基準フレームとして構成してもよい。

いくつかの実施形態において、ゴルフシステムは、プレーヤー１６０の１つ以上の装置に関連する検出された位置データに基づいて、パッティンググリーン１００上のプレーヤー１６０の位置を決定してもよい。例えば、ゴルフシステムは、ユーザーが手首、腰、足首、頭などに着用しているウェアラブル追跡装置、又はゴルフクラブに取り付けられた追跡装置に基づいて、プレーヤー１６０の位置を決定してもよい。いくつかの例において、ゴルフシステムは、プレーヤー１６０によって運ばれるクライアント装置に関連する位置データに基づいて、プレーヤー１６０の位置を決定してもよい。前記クライアント装置は、スマートフォン装置、タブレット装置などの携帯装置であってもよい。プレーヤー１６０に関連する他のタイプの追跡装置を使用して、パッティンググリーン１００上のプレーヤー１６０の位置を特定してもよい。

いくつかの実施形態において、ゴルフシステムは、プレー面の周囲に配置された１つ以上のセンサー１２０から回収したセンサーデータに基づいて、プレーヤー１６０の位置を決定してもよい。前記１つ以上のセンサー１２０は、赤外線センサー又は他のタイプの短距離通信センサーなどの視線センサーであってもよい。センサー１２０の組み合わせからのセンサーデータを使用して、三角測量又は同様の操作に基づいてプレーヤー１６０の位置を決定してもよい。いくつかの実施形態において、前記１つ以上のセンサー１２０は、ランドマークオブジェクトとして構成された受動センサーであってもよい。例えば、前記１つ以上のセンサー１２０は、拡張現実に基づいて動作を実行する装置に視覚的基準点を提供することができるランドマークオブジェクトであってもよい。

仮想ゴルフシステムの実施形態において、旗竿１１２は、パッティング面上の複数の旗竿のうちの１つであってもよい。各旗竿は、特徴的な色や他の特徴的なテキスト(例えば、番号等)などの特徴的な識別子を含んでもよく、仮想ゴルフホールのターゲット目的地（例えば、ゴルフホール）に近接するボール配置位置への実際の方向を提供するための共通の座標系を提供するように構成されていてもよい。

図２を参照する、これは、本開示の実施形態による仮想ゴルフシステム２００の平面図を示す。仮想ゴルフシステム２００は、複数のターゲット／打撃エリアのペアを含んでもよい。

例えば、仮想ゴルフシステム２００は、参照番号２２０で全体的に識別されるティーショットターゲットエリア／打撃エリアを含んでもよい。仮想ゴルフシステム２００は、参照番号２２２で全体的に特定されるアプローチショットターゲットエリア／打撃エリア、及び参照番号２２４で全体的に識別されるチップショットターゲットエリア／打撃エリアを含んでもよい。各ターゲットエリア／打撃エリアは、異なる距離範囲に関連付けられていてもよい。

仮想ゴルフシステム２００は、仮想ゴルフゲームを容易にしてもよい。例えば、各プレーヤーは、仮想の９ホールゴルフコースをプレーしてもよい。プレーヤーは、仮想の９ホールのゴルフコースのすべてのティーショットを連続して打ち、続いて各９つの仮想ゴルフホールのすべてのアプローチショットを打ち、さらに続いて各９つの仮想ゴルフホールのチップショットを打ってもよい。９つのゴルフホールのラウンドを終えるために、プレーヤーは、９つの仮想ゴルフホールそれぞれのために、多数のパットをパッティングエリア２２６でプレーしてもよい。そのような仮想ゴルフシステムの例は、米国特許第１１，０１３，９７６号の開示に記載されている。

本例では、パッティングエリア２２６は、複数のゴルフホール及び関連するピンフラグを含んでもよい。図２において、複数のゴルフホールは、１から８までの番号によって識別されてもよい。いくつかの実施形態において、パッティングエリア２２６は、様々な地形（例えば、傾斜、特徴など）で構成されて、様々な距離範囲（例えば、短い５フィートパット、３０フィートパットなど)に関連付けられていてもよい。９つの仮想ゴルフホールのそれぞれのパットのボール配置位置へ向かう案内をプレーヤーに提供するように構成された装置及び方法を提供することが有益である場合がある。

いくつかの実施形態において、パッティングエリア２２６は、複数のプレーヤーに同時に対応するために複数のゴルフホールを含んでもよい。いくつかの実施形態において、仮想ゴルフボールの位置は、仮想ゴルフホールをエミュレートするために、１つ又は１８個の例示的なゴルフホールと相関してもよい。例示として、仮想ゴルフホール番号１のパットは、数値識別子９、１０又は１２によって識別されるゴルフホールのいずれかに近接するボール配置位置によって表してもよい。従って、システムは、任意の数のゴルフホールに基づいて実際のパッティングエリア２２６上の仮想ゴルフホールをエミュレートすることによって、多数のプレーヤーによるパッティング面の使用を最適化するように構成されてもよい。本開示で説明するように、いくつかの実施形態において、システムは、実際のパッティングエリア２２６上の仮想ゴルフホールをエミュレートするために、仮想ゴルフホールの地形及び予想される仮想ゴルフボールの軌道に基づいて、プレーヤーのボール配置位置を決定してもよい。予想される仮想ゴルフボールの軌道は、ボール配置位置及びターゲット目的地(例えば、ゴルフホール)からパッティングエリア／ゴルフグリーンに沿った推定される又は予想されるボール経路を含んでもよい。本例では、仮想ゴルフシステム２００は、仮想ゴルフシステムのそれぞれの打撃エリアから打たれた実際のゴルフボールの移動を感知するように構成された感知装置に基づいて、仮想ゴルフホール上の仮想ゴルフボールの仮想位置を決定してもよい。本明細書に記載のいくつかの実施形態において、ゴルフシステムは、仮想ゴルフボールの仮想位置及び実際のプレー面に関連する空間アンカーデータに基づいて、実際のボール配置位置を決定するように構成されてもよい。

図３を参照する、これは、図２のパッティングエリア２２６の平面図である。パッティングエリア２２６は、ゴルフボールのそれぞれのターゲット目的地を表す複数のゴルフホールを有するプレー面であってもよい。各ゴルフホールは、少なくとも１つのランドマークオブジェクトに関連付けられてもよい。いくつかの実施形態において、前記ランドマークオブジェクトは、特徴的な色を有するか、又は特徴的な記章を有するフラグピンであってもよい。いくつかの実施形態において、前記ランドマークオブジェクトは、パッティングエリア２２６上の固定位置又は既知の位置にある他のオブジェクトであってもよい。

いくつかの実施形態において、パッティングエリア２２６は、１人以上のプレーヤーのために複数の仮想ゴルフホールをエミュレートするように構成されてもよい。パッティングエリア２２６は複数のゴルフホールを含むことができるため、前記システムは、仮想ゴルフホールのためにそれぞれのパットショットをプレーする複数の同時プレーヤーに方向を提供し、及び彼らに対応するように構成してもよい。

いくつかの実施形態において、１つ以上のゴルフホール及び関連するフラグピン（例えば、番号６、７、８、又は９で表される旗）は、比較的平坦な地形を有する１０フィートのパットをエミュレートするように構成されてもよい。システムは、パッティングエリア２２６の使用を最大化するために、プレーヤーをランドマークオブジェクトに対するボール配置位置に導くことによってパッティングエリア２２６の使用を最適化するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、システムは、人の流れを均等に分散するようにプレーヤーをボール配置位置に導くことによって、パッティングエリア２２６全体の不均一なプレー面の摩耗を最小限にするように構成されてもよい。

いくつかの実施形態において、システムは、フラグビンなどの少なくとも１つのランドマークオブジェクトと対話するための、プレーヤーに関連付けられたクライアント装置を含んでもよい。プレーヤーは、パッティングエリア２２６を移動しながらクライアント装置を操作してもよい。

いくつかの実施形態において、クライアント装置は、スマートフォン装置、タブレット装置、ウェアラブル演算装置などであってもよく、ＧＰＳ追跡操作又は他の位置追跡操作に基づいて、パッティングエリア２２６上のプレーヤーの位置を追跡するように構成されてもよい。パッティングエリア２２６上のプレーヤーの位置を追跡することにより、クライアント装置は、パット用の仮想ゴルフホールをエミュレートするために、ボール配置位置にゴルフボールを配置するための方向案内を、プレーヤーに提供してもよい。

いくつかの実施形態において、クライアント装置は、画像キャプチャ装置を含んでもよい。プレーヤーがクライアント装置をボール配置位置の方向に持っている場合、クライアント装置は、パッティングエリア２２６の視野を示す実質的にリアルタイムのビデオフィードを表示するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、クライアント装置は、プレーヤーをターゲットボール配置位置に導くための拡張現実ベースの方向及びフィードバックを提供するために、実質的にリアルタイムのビデオフィード上にグラフィカルインターフェース要素をオーバーレイするように構成されてもよい。

後述するように、それぞれのゴルフホール又はランドマークオブジェクトは、実際のパッティングエリア２２６と仮想ゴルフシステムの仮想ゴルフホールとの間の共通の基準枠を提供するために、空間アンカーデータに関連付けられていてもよい。

図４を参照する、これは、本開示の一実施形態による、クライアント装置において画像フィード上にオーバーレイされたグラフィカルインターフェース要素を示すグラフィカルユーザーインターフェース４００を示す。グラフィカルユーザーインターフェース４００は、ターゲット目的地４１０（例えば、ゴルフホール）及び関連するランドマークオブジェクト４２０を示す。図４において、ランドマークオブジェクト４２０は、ゴルフホール上に配置されたフラグピンであってもよい。ランドマークオブジェクト４２０は、ゴルフコース上の他のランドマークオブジェクトに対して独特の色などの独特の標識、若しくはロゴ又はテキストを含む独特の標識などを有してもよい。

プレーヤーがゴルフホールに向かって歩いている間にプレーヤーがクライアント装置を保持する時、クライアント装置は、ディスプレイ画面上に実質的にリアルタイムの画像フィードを表示してもよい。グラフィカルユーザーインターフェースは、カメラ視野の実質的にリアルタイムの画像フィードを含む。前記リアルタイムの画像フィードは、ゴルフホール(例えば、ターゲット目的地)及びランドマークオブジェクト４２０(例えば、フラグピン)を示してもよい。

グラフィカルユーザーインターフェース４００は、プレーヤーをパッティンググリーン上のエリアに向けるための矢印などの方向インターフェース要素４３０のオーバーレイを含んでもよい。いくつかの実施形態において、グラフィカルユーザーインターフェース４００は、ターゲットボール配置位置を示す標識４４０のオーバーレイを含んでもよい。ターゲットボール配置位置は、プレーヤーのために仮想ゴルフホールをエミュレートするために、パッティンググリーン上の実際の位置に関連付けられてもよい。プレーヤーが他のプレーヤーへの礼儀としてゴルフグリーン上で自分のゴルフボールを拾う可能性がある場合(例えば、パット中の視覚的な邪魔を減らすため)、ターゲットボール配置位置は、ゴルフボールが拾われた実際の位置、及びその後プレーヤーがプレーを続けるためにゴルフボールを取り替えなければならない位置に関連付けられてもよい。

いくつかの実施形態において、クライアント装置の位置がランドマークオブジェクトに対して変化しているとの検出に応答して、クライアント装置は、更新されたインターフェース要素を動的に表示して、ボール配置位置に向かうその後の方向を提供してもよい。

図５を参照する、これは、本開示の一実施形態によるシステム５００を示す。システム５００は、実際のゴルフコース又は仮想ゴルフコースに関連付けられてもよく、ゴルファー及びゴルファーの関連するゴルフボールをプレー中に追跡するように構成されてもよい。

システム５００は、ネットワーク４５０を介して、クライアント装置５１０、追跡装置５２０、又はセンサー装置５３０との間でデータメッセージを送信及び／又は受信してもよい。ネットワーク５５０は、有線又は無線の広域ネットワーク（ＷＡＮ）、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、又はそれらの組み合わせなどを含んでもよい。いくつかの実施形態において、ネットワーク通信は、ＨＴＴＰポスト要求又はＴＣＰ接続に基づいてもよい。他のネットワーク通信操作又はプロトコルが考慮されてもよい。

システム５００は、実行されると本開示で説明される動作を実行するようにプロセッサ５０２を構成するプロセッサ可読命令を実施するように構成されたプロセッサ５０２を含む。例えば、システム５００は、ターゲット目的地、ランドマークオブジェクト、ボール配置位置、又はゴルフシステムの他の特徴に関連するアンカーデータを生成又は格納するための操作を行うように構成されてもよい。

いくつかの実施形態において、システム５００は、仮想ゴルフシステムの動作のために、又はゴルフコースのプレー面上のボール配置位置にプレーヤーを導くためにクライアント装置において画像データ上にオーバーレイするための方向インターフェース要素を生成するように、構成されてもよい。

システム５００は、プロセッサ５０２を含んでもよい。プロセッサ５０２は、マイクロプロセッサ又はマイクロコントローラ、デジタル信号処理プロセッサ、集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、再構成可能プロセッサ、又はそれらの組み合わせであってもよい。

システム５００は、他の演算装置と通信するための、ネットワークリソースにアクセス又は接続するための、若しくはデータを運ぶことができる１つ以上のネットワークに接続することによって他のコンピューティングアプリケーションを実行するための、通信回路５０４を含む。いくつかの実施形態において、ネットワーク５５０は、インターネット、イーサネット、旧式の電話サービス（ＰＯＴＳ）回線、公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）、総合デジタル通信網（ＩＳＤＮ）、デジタル加入者回線（ＤＳＬ）、同軸ケーブル、光ファイバー、衛星、モバイル、ワイヤレス(例えば、Ｗｉ−Ｆｉ、ＷｉＭＡＸ)、ＳＳ７信号ネットワーク、固定回線、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、その他、及びこれらの組み合わせを含んでもよい。いくつかの例において、通信回路５０４は、１つ以上のバス、相互接続、ワイヤ、回路、及び／又は任意の他の接続及び／又は制御回路、若しくはそれらの組み合わせを含んでもよい。通信回路５０４は、単一の装置又は回路のコンポーネント間でデータを通信するためのインターフェースを提供してもよい。

システムは、メモリ５０６を含んでもよい。メモリ５０６は、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、電気光学メモリ、磁気光学メモリ、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ、及び電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ、強誘電体ランダムアクセスメモリなどのコンピュータメモリのうち１つ又はそれらの組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態において、メモリ５０６は、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、光学ドライブ、又はそれらの組み合わせなどの記憶媒体であってもよい。

メモリ５０６は、本明細書に記載の操作を実行するためのプロセッサ可読命令を含む測位アプリケーション５１２を格納してもよい。いくつかの例において、測位アプリケーション５１２は、ゴルフホールのターゲット目的地に関連するアンカーデータを生成及び格納するための操作を含んでもよい。

前記アンカーデータは、拡張現実出力を提供するための実際の位置データと仮想的位置データとの間の共通の基準枠に対する空間アンカーデータであってもよい。例示として、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ Ａｚｕｒｅ（登録商標）空間アンカープラットフォームによる操作に基づいて、空間アンカーデータを生成してもよい。

システム５００は、データストレージ５１４を含んでもよい。いくつかの実施形態において、データストレージ５１４は、セキュアデータストレージであってもよい。いくつかの実施形態において、データストレージ５１４は、既知の基準点に対して３次元空間内の物体を方向付けるための座標系に関連する仮想位置決めデータ、仮想位置データをプレイエリアに関連する地形データに関連する実際の位置データに変換するための変換データ、又は本開示に記載の操作に関連する他のデータを格納してもよい。

例えば、データストレージ５１４は、１つ以上のクライアント装置５１０が、本開示に説明する拡張現実機能の動作を実行するために空間アンカーデータを検索できるように、空間アンカーデータを格納してもよい。いくつかの実施形態において、空間アンカーデータは、アンカー識別子に関連付けられていてもよく、及びプレー面上のターゲット目的地に関連付けられていてもよい。

クライアント装置５１０は、システム５００の例示的なプロセッサ、メモリ、又は通信インターフェースと同様に、プロセッサ、メモリ、又は通信インターフェースを含む演算装置であってもよい。いくつかの実施形態において、クライアント装置５１０は、スマートフォン装置、タブレット装置、ウェアラブル演算装置などの演算装置であってもよく、及び、ローカルエリアネットワークに関連付けられていてもよい。

クライアント装置５１０は、ローカルエリアネットワークに接続されて、１つ以上のデータセットをシステム５００に送信してもよい。いくつかの実施形態において、クライアント装置５１０は、ゴルフボールを配置するための実際のボール配置位置に向かってプレーヤーを案内するための１つ以上のプロンプトを提供するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、クライアント装置５１０は、方向（例えば、左に移動、右に移動、前方に移動、後方に移動など）に関連する方向インターフェース要素のオーバーレイを表示するためのディスプレイを備えて構成されてもよい。いくつかの例において、前記１つ以上のプロンプトは、グラフィカルユーザーインターフェースを介した視覚的なプロンプトであってもよい。いくつかの例において、前記１つ以上のプロンプトは、ラウドスピーカー装置を介した可聴プロンプトであってもよい。いくつかの例において、前記１つ以上のプロンプトは、振動アラート又は他の触覚ベースのアラートを介した触覚フィードバックプロンプトであってもよい。

前記システムは、１つ以上の追跡装置５２０を含んでもよい。追跡装置５２０は、ゴルフエリア内で追跡することができるユーザー又はオブジェクトに関連付けられてもよい。いくつかの実施形態において、前記１つ以上の追跡装置５２０は、ウェアラブル演算装置、固有の識別機能(例えば、固有のバーコード機能など)を含むリストブレスレット、又はセンサー装置５３０に応答し、追跡対象のユーザー又はオブジェクトに取り付け可能なその他のオブジェクトであってもよい。いくつかの実施形態において、追跡装置５２０は、ユーザーの脚、ユーザーの胴など、身体の他のいずれかの部分にユーザーが着用してもよい。いくつかの実施形態において、システム２００は、１つ以上の追跡装置５２０を識別するセンサーデータに基づいて、１つ以上の追跡装置５２０の位置を決定してもよい。

いくつかの実施形態において、追跡装置５２０は、ユーザーの手首に着用される着用可能なブレスレットであってもよい。着用可能なブレスレットは、ゴルフボールをパッティンググリーン上に置くために最も頻繁に使用される手に関連するユーザーの手首に装着してもよい。例えば、右手でパッティンググリーン上にゴルフボールを置くことに慣れている右利きのゴルファーの場合、追跡装置５２０は、ユーザーの右手の手首に装着されていてもよい。いくつかの実施形態において、ユーザーをユーザー位置から実際のボール配置位置に案内するための指示を含む決定された軌道経路は、追跡装置５２０の特定された位置に基づいてもよい。いくつかの実施形態において、追跡装置５２０は、ユーザーの手首上で追跡装置５２０が滑ったり位置を変更したりしないようにユーザーが着用するように構成されてもよい。

いくつかの実施形態において、１つ以上のセンサー装置５３０は、超音波ソナーセンサー、赤外線センサー、無線周波数識別技術、近距離通信センサー、画像センサー、又はセンサー装置５３０の感知範囲内にある物体を識別するための他のセンサーのうち、少なくとも１つであってもよい。

いくつかの実施形態において、システム５００は、プレー面に近接する又はプレー面内にある追跡装置５２０を検出する１つ以上のセンサー装置５３０に基づいて、ユーザー又はオブジェクトの位置を決定してもよい。いくつかの実施形態において、システム５００は、ネットワーク５５０を介して追跡装置５２０から位置データを受信することに基づいて、ユーザー又はオブジェクトの位置を決定してもよい。本例において、追跡装置５２０は、追跡装置５２０に関連する位置データを特定するための全地球測位システム要素を含んでいてもよく、追跡装置５２０は、位置データをシステム５００に送信してもよい。プレイエリア内のユーザー又はオブジェクトの位置を決定するための、他の方法も考えられる。

いくつかの実施形態において、追跡装置５２０は、１つ以上のセンサー装置５３０によって特定され得る、若しくは位置データ又は軌道データに関連するデータセットをネットワーク５５０を介してシステム５００に送信及び／又はシステム５００から受信するように構成され得る、実質的にスタンドアロンのウェアラブル演算装置であってもよい。

いくつかの実施形態において、追跡装置５２０に関連する位置データを決定するための展開の前に、センサー装置５３０又はプレーエリア内の他のランドマークの位置データを較正するための操作を実行することによって、システム５００を初期化してもよい。センサー装置５３０又は他のランドマークの位置データは、１つ以上のゴルフホール（例えば、実際の環境）に関連する地形データに関連付けられていてもよい。いくつかの実施形態において、ゴルフシーズンの開始時に、システム２００は、ゴルフコースの実際の要素をマッピングし、マッピングされた要素を、地形データを定義するゴルフコースデータとして格納するための較正操作を行ってもよい。例えば、サンドトラップ、ティーグラウンド、又はパッティンググリーンの位置は、季節ごとに移動する場合がある。従って、システム５００は、ゴルフコースの実際の要素をマッピングする操作を行ってもよく、その後、システム５００は、実際の要素を仮想ゴルフコース又は仮想配置位置にマッピングしてもよい。

いくつかの実施形態において、クライアント装置５１０、追跡装置、若しくはセンサー装置５３０から特定された又は取得された位置データは、異なる空間座標空間の間で仮想位置データを実際のボール配置位置データと相関させるための変換操作中に使用してもよい。

いくつかの実施形態において、１つ以上のクライアント装置５１０を使用して、パッティングエリア２２６（図３）などの実際のプレー面に関連する空間アンカーデータを生成してもよい。空間アンカーデータは、パッティングエリア２２６上のランドマークオブジェクトに関連付けられてもよく、パッティングエリア２２６の実際の特徴と仮想ゴルフホールの特徴を相関させるための共通の基準フレームに関連付けられてもよい。いくつかの実施形態において、空間アンカーデータは、ランドマークオブジェクト、空間アンカーデータ生成操作中に生成された画像フレームなどの視覚データなどと相関させるためのアンカー識別子を含んでもよい。従って、１つ以上のクライアント装置５１０は、ゴルフコースシーズンの開始時に、若しくはターゲット目的地（例えば、ゴルフホール）又はランドマークオブジェクトが再配置され得るような時に、空間アンカーデータを生成するように構成されてもよい。

図６Ａ及び図６Ｂを参照する、これらは、それぞれ、本開示の実施形態による、図５のクライアント装置５１０に表示される第１ユーザーインターフェース６００Ａ及び第２ユーザーインターフェース６００Ｂを示す。

本明細書に記載される例では、各ゴルフホール（例えば、ターゲット目的地）又はランドマークオブジェクトは、実際のパッティングエリア２２６(図３)及び仮想ゴルフシステムの仮想ゴルフホールとの間の共通基準枠を提供するための空間アンカーデータと関連付けられていてもよい。パッティングエリア２２６が最初に設定される時、又はそれぞれのゴルフホールの位置が変更される可能性がある時(例えば、メンテナンスのために、又はパッティングエリア２２６の構成を更新するために、ゴルフホールを再配置する時)、技術者は、パッティングエリア２２６に関連する空間アンカーを生成するために、クライアント装置５１０を操作してもよい。いくつかの実施形態において、クライアント装置５１０は、環境に関連するデータを生成するために、とりわけ、画像センサー、磁力計、加速度計から受信されたセンサーデータの１つ以上のセットを監視するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、クライアント装置５１０は、環境におけるクライアントの位置を同時に追跡しながら、未知の環境のマップを生成するための操作（例えば、同時ローカリゼーション及びマッピング（ＳＬＡＭ）操作）を含んでもよい。従って、クライアント装置５１０は、取得したセンサーデータに基づいて空間アンカーデータを生成してもよい。いくつかの例において、クライアント装置５１０は、仮想ゴルフホールをエミュレートするために、ターゲット目的地（例えば、ゴルフホール）に近接する環境の表現を生成するためにアンカーデータを利用してもよい。

図６Ａにおいて、第１ユーザーインターフェース６００Ａは、ターゲット目的地に近接する技術者ユーザーを描写してもよい。前記技術者ユーザーは、クライアント装置５１０によって検出された現在位置が、空間アンカーデータを生成するためのターゲット目的地であり得るという指示を提供してもよい。クライアント装置５１０は、ターゲット目的地の位置データを格納するために、ＧＰＳ座標データ、磁力計データなどの位置データを生成してもよい。

その後、技術者ユーザーは、空間アンカーデータが生成されているターゲット目的地に近接するパッティンググリーンを横断しながら、クライアント装置５１０を操作してもよい。技術者ユーザーがクライアント装置５１０を持ってパッティンググリーンを歩き回ると、クライアント装置５１０は、同時ローカリゼーション及びマッピング（ＳＬＡＭ）操作、ＧＰＳ座標検出、並びに磁力計のうち１つ又はそれらの組み合わせに基づいて、パッティングエリア２２６をマッピングするための一連の画像データをキャプチャしてもよい。

図６Ｂの第２ユーザーインターフェース６００Ｂに示すように、クライアント装置５１０は、実質的にリアルタイムのカメラフィード上に表面ポリゴンをオーバーレイするためのグラフィカルインターフェースを生成して、パッティングエリア２２６の地形データを示してもよい。いくつかの実施形態において、前記表面ポリゴンは、境界によって囲まれた平面的表面に関連するデータを含んでもよい。前記表面ポリゴンは、地形データが利用できるプレー面の部分を示してもよい。

地形データは、プレー面の形状、プレー面の特徴（例えば、とりわけランドマークオブジェクト）、又は属性（例えば、とりわけ、芝の長さ、プレー面の硬さ、色などの表面特性）に関連するデータセットを含んでもよい。いくつかの例において、プレー面の形状は、プレー面の特徴から抽象化された方法でプレー面を示すジオメトリックメッシュによって表されてもよい。

クライアント装置５１０は、その表面ポリゴンに関連する空間アンカーデータを生成するために、表示された表面ポリゴン上のゴルフホールの位置（例えば、ターゲット目的地）を指定するためのユーザー入力を受信してもよい。いくつかの実施形態において、空間アンカーデータは、座標情報を含むデータ構造、及び全地球測位システム及びコンパスデータ測定値などの他の位置マーカーデータを含んでもよい。

いくつかの実施形態において、ランドマークオブジェクトは、ターゲット目的地に関連付けられていてもよい。ランドマークオブジェクトはフラグピンであってもよく、フラグピンとゴルフグリーンとの視覚的比較は、高い視覚的コントラスト、エッジなどを明らかにしてもよい。クライアント装置５１０は、空間アンカーデータと関連付けるために、パッティングエリア２２６に関連する画像フレームとランドマークオブジェクトを関連付けてもよい。本明細書に記載される例に示されるように、クライアント装置５１０は、空間アンカーデータに基づいて、実質的にリアルタイムのカメラフィード上に方向インターフェース要素のオーバーレイを提供してもよい。

クライアント装置５１０が空間アンカーデータを生成するように操作されると、クライアント装置５１０は、空間アンカーデータ又はそのような空間アンカーデータを生成するためのデータを、データストレージ５１４（図５）に格納するためにシステム５００に送信してもよい。システム５００は、クライアント装置５１０がユーザーをプレー面上のボール配置位置に案内するために、画像データ上に方向インターフェース要素のオーバーレイを生成できるように、それぞれのターゲット目的地又は関連するランドマークオブジェクトに関連する空間アンカーデータを、任意の数のクライアント装置５１０に送信してもよい。

図７Ａ、７Ｂ、８Ａ、及び８Ｂを参照する、これらは、本開示の実施形態による、クライアント装置における画像フィード上にオーバーレイされたグラフィカル要素を有するグラフィカルユーザーインターフェースを示す。画像フィードは、クライアント装置のカメラ視野を実質的にリアルタイムで示す画像フレームの組み合わせ又はビデオフィードであってもよい。ユーザーは、カメラレンズをパッティンググリーンに向けてクライアント装置を保持してよく、クライアント装置は、ユーザーがパッティンググリーンを歩き回っている間、ディスプレイ上に画像フィードを表示してもよい。

図７Ａにおいて、ユーザーインターフェース７００Ａは、ユーザーをターゲットゴルフホールに案内するための標識７０２を含んでもよい。例えば、標識７０２は、ユーザーが「ホール１」とラベル付けされたゴルフホールに向かって歩くべきことを示すテキストを含んでもよい。別の例では、標識７０２は、フラグピンに対応するロゴ又は色などのグラフィカルな標識を含んでもよい。

図７Ａにおいて、ユーザーインターフェース７００Ａは、パッティング面２２６及びターゲット目的地７１０の画像フィードを示す。ターゲット目的地７１０は、ターゲットゴルフホールであってもよい。パッティング面２２６は主に緑色であり、高コントラスト又は鮮明な視覚的エッジを有する特徴を含まない場合があるため、ターゲット目的地７１０の位置を特定することは困難である場合がある。いくつかの実施形態において、ターゲット目的地７１０は、独特の色又はパッティング面２２６と対照的な特徴を有するフラグピンなどのランドマークオブジェクト７２０に関連付けられてもよい。とりわけ樹木又はゴルフコースマーカーなどの、他のランドマークオブジェクトも考えられる。

いくつかの実施形態において、ユーザーは、カメラ視野がランドマークオブジェクト７２０をキャプチャできるようにクライアント装置を配置してもよい。クライアント装置は、パッティング面２２６上のボール配置位置にユーザーを導くための方向インターフェース要素を生成するために、ランドマークオブジェクト７２０に基づいて、ランドマークオブジェクト７２０に関連するアンカーデータ及びクライアント装置の現在位置データ（例えば、全地球測位システムデータ）を取得してもよい。

いくつかの実施形態において、クライアント装置は、ランドマークオブジェクト７２０が画像ビューファインダ７５０の上部近くに配置されるように、カメラの視野を調整するようにユーザーに指図するための指示を表示してもよい。

いくつかの実施形態において、クライアント装置は、ユーザーをターゲットボール配置位置に導くための一連の指示を生成するために、ターゲットボール配置位置に関連する位置データとクライアント装置に関連する現在位置データとを比較する操作を行ってもよい。

図７Ｂにおいて、ユーザーインターフェース７００Ｂは、クライアント装置によって表示される画像フィード上にオーバーレイするための方向インターフェース要素７３０を動的に表示する。画像フィードは、ユーザーをボール配置位置７４０に案内するための視覚的基準点として、ターゲット目的地７１０及びランドマークオブジェクト７２０を含んでもよい。

いくつかの実施形態において、方向インターフェース要素７３０は、ボール配置位置７４０に到着するようにユーザーが歩くための提案された方向を示すための矢印であってもよい。ボール配置位置７４０は、ハッシュマーク又は他の標識によって示されてもよい。

ユーザーがパッティング面２２６を歩き回ることに応答して、画像フィードを実質的にリアルタイムで更新して、ターゲット目的地７１０及び関連するランドマークオブジェクト７２０の更新された視野を表示してもよい。ユーザーがパッティング面２２６を歩き回る時、クライアント装置は、ターゲット目的地７１０に対するユーザー位置を追跡するために位置データ(例えば、更新された全地球測位システム座標)を動的に取得してもよく、及び、ターゲットボール配置位置７４０又はランドマークオブジェクト７２０に対するクライアント装置の現在位置に基づいて、更新された方向インターフェース要素を動的に生成してもよい。

いくつかの実施形態において、ランドマークオブジェクト７２０に関連するアンカーデータは、実際のパッティング面２２６と仮想ゴルフボール位置とを関連付けるための参照座標系を提供するように構成されてもよい。

ユーザーが図７Ｂの方向インターフェース要素７３０（例えば、矢印）に実際に従うと、クライアント装置は以下を表示してもよい：（ｉ）図８Ａに示すように、ランドマークオブジェクト７２０及びターゲットボール配置位置７４０に対するターゲット目的地７１０の更新された画像フィード。図示の例では、更新された画像フィールド８００Ａは、ランドマークオブジェクト７２０を中心とするか、又はその周辺を回転する視点に基づいている。

クライアント装置がランドマークオブジェクト７２０に対する更新されたクライアント装置の位置データを取得することに応答して、クライアント装置は、更新されたユーザーインターフェース要素８３２を動的に表示して、ボール配置位置７４０に向かうその後の方向を提供してもよい。図８Ａに示す例では、ユーザーへの更新された方向は、ランドマークオブジェクト７２０に向かって横断する／前進することである。

クライアント装置がボール配置位置を横切る又はール配置位置に近づくように歩くと、画像フィードは、パッティング面２２６の徐々に「ズームイン」した画像を表示してもよい。クライアント装置が、ユーザーがターゲットボール配置位置７４０に実質的に近接していると決定したことに応答して、クライアント装置は、標識によって示されるターゲットボール配置位置７４０にゴルフボールを配置するようにユーザーを案内するための指示を動的に表示してもよい。

上記の例では、ユーザーは、パッティング面２２６を横断しながらクライアント装置を操作して、実質的にリアルタイムで、自分の視野を表す画像フィードをキャプチャしてもよい。ターゲットボール配置位置７４０にゴルフボールを配置するためにパッティング面２２６上の位置にユーザーを案内するために、画像フィードを方向インターフェース要素で拡張してもよい。従って、本開示で説明される装置及び方法の実施形態は、パッティング面２２６上のユーザーの実際の位置を追跡し、仮想ゴルフホールをエミュレートするために実際のターゲットボール配置位置にユーザーを導くためのツールを提供してもよい。

いくつかの実施形態において、本開示に記載される装置及び方法は、仮想ゴルフシステム用に構成されてもよい。いくつかの実施形態において、本開示に記載される装置及び方法は、従来のゴルフコース用に構成されてもよく、それによって、ゴルフゲーム中に連続するゴルフボールの位置を追跡するためのツールであってもよい。

図９Ａ、９Ｂ、１０Ａ、１０Ｂ、及び１１を参照する、これらは、本開示の別の実施形態による、ユーザーをターゲットボール配置位置に動的に案内するためのグラフィカルユーザーインターフェースを示す。

いくつかのシナリオでは、クライアント装置は、実質的なリアルタイム画像を受信してディスプレイ上に画像フィードを表示するための画像キャプチャ装置を備えて構成されない場合がある。クライアント装置は、パッティング表面の理論上のマップに対する方向インターフェース要素を提供するように構成されてもよい。

図９Ａにおいて、グラフィカルユーザーインターフェース９００Ａは、パッティング表面の理論マップ９６０を含んでもよい。理論マップ９６０は、ランドマークオブジェクト９２０（例えば、フラグピン）及びターゲット目的地９１０（例えば、ゴルフホール）のグラフィック表現を含んでもよい。クライアント装置の現在位置データに基づいて、クライアント装置は、ユーザーをパッティング面上のボール配置位置に案内するための１つ以上の方向インターフェース要素９３０を生成してもよい。

クライアント装置は、ユーザーに案内を提供するためにディスプレイ上にリアルタイムの画像フィードを提供するように構成されていない場合があるため、クライアント装置は、クライアント装置の画面を見ているユーザーの観点から、実際のランドマークオブジェクトがクライアント装置の表示画面の上部に沿うか、又はその近位に位置するように、実際の空間にクライアント装置を向けるようにユーザーに指示してもよい。図９Ｂにおいて、グラフィカルユーザーインターフェース９００Ｂは、クライアント装置ディスプレイの上部を実際のランドマークオブジェクトに向ける命令を提供するための案内標識を提供してもよい。

図１０Ａ及び図１０Ｂにおいて、グラフィカルユーザーインターフェースは、プレー面上のボール配置位置にユーザーを案内するために、パッティング面の理論マップ９６０と組み合わせて方向インターフェース要素を動的に表示してもよい。生成された方向インターフェース要素９３０は、クライアント装置の検出された位置変更に応じて動的に更新されてもよい。ユーザーがクライアント装置を持ってパッティング面を歩き回ると、クライアント装置の位置は、パッティング面上のユーザー位置の変化を特定するためのプロキシであってもよい。

ユーザーがターゲットボール配置位置に向かってパッティング面を横断することに応答して、理論マップ９６０は、ターゲットボール配置位置１１４０に到達するために、ユーザーがランドマークオブジェクト９２０に近づくように又はランドマークオブジェクト９２０から離れるように歩くべきかどうかに関連する詳細な方向を提供するための指標を動的に提供してもよい。図１１において、理論マップ９６０と組み合わせたランドマークオブジェクト９２０は、動的に更新する方向インターフェース要素９６２を提供して、ボール配置位置１１４０に向かってユーザーを反復的に案内してもよい。

いくつかの実施形態において、理論マップ９６０は、ランドマークオブジェクト９２０の周囲の一連の同心領域を含んでもよく、前記同心領域は、ユーザーをランドマークオブジェクト９２０に近づくように、又はランドマークオブジェクト９２０から離れるように案内するために、異なる色又は標識で強調表示されていてもよい。

図１２Ａ、１２Ｂ、１３Ａ、１３Ｂ、１４Ａ、及び１４Ｂを参照する、これらは、本開示の実施形態による、ユーザーをターゲットボール配置位置に動的に案内するためのグラフィカルユーザーインターフェースを示す。上述の図面におけるグラフィカルユーザーインターフェースは、ターゲット目的地１２１０及び関連するランドマークオブジェクト１２２０を示す。前記ターゲット目的地１２１０は、ターゲットゴルフホールであってもよく、前記ランドマークオブジェクト１２２０は、特有の標識を有するフラグピンであってもよい。

いくつかの実施形態において、グラフィカルユーザーインターフェースは、ランドマークオブジェクト１２２０からの１つ以上の相対距離を半径方向に示すために、ランドマークオブジェクト１２２０の周辺の１つ以上の同心リング要素を含んでもよい。

グラフィカルユーザーインターフェースは、ターゲットボール配置位置アイコン１２４０及びクライアント装置位置アイコン１２６０を含んでもよい。ターゲットボール配置位置アイコン１２４０は、実際のパッティング面と相関付けられた仮想ボール配置位置を表してもよい。

クライアント装置位置アイコン１２６０は、クライアント装置の現在位置の表示を提供してもよく、これは、ランドマークオブジェクト１２２０及びターゲットボール配置位置に対するユーザー位置のプロキシであってもよい。

いくつかの実施形態において、方向インターフェース要素は、ユーザーをパッティング面上のボール配置位置に案内するように構成されてもよい。例えば、環状方向インターフェース要素１２３０ａは、ランドマークオブジェクト１２２０の周辺の環状方向の経路を横断するための案内を提供してもよい。別の例では、前進方向インターフェース要素１２３０ｂは、ランドマークオブジェクト１２２０に対して半径方向の経路を横断するための案内を提供してもよい。

説明のために、クライアント装置の位置データが、円形リングオブジェクトの円周の環状方向の経路に沿ったクライアント装置の移動を示す場合、図１２Ａ〜図１２Ｂのグラフィカルユーザーインターフェースの比較に示すように、クライアント装置位置アイコン１２６０を動的に更新することができる。

クライアント装置の位置データが、ランドマークオブジェクト１１２０により近い半径方向の経路に沿ったクライアント装置の移動を示す場合、クライアント装置位置アイコン１２６０は、図１２Ｂ〜図１３Ａのグラフィカルユーザーインターフェースの比較に示すように、動的に更新されてもよい。図１３Ａにおいて、半径方向の経路に沿ったクライアント装置の移動はランドマークオブジェクト１２２０により近い可能性があるため、前進方向インターフェース要素１２３０ｂは、反対方向（例えば、図１３Ａの図中下向き）に経路を横断するための案内を提供するように更新されてもよい。

クライアント装置の位置データが、円形リングオブジェクトの円周の環状方向の経路に沿ったクライアント装置の移動を示す場合、環状方向インターフェース要素１２３０ａを更新して、その後の案内をユーザーに提供してもよい。図１３Ａ〜図１３Ｂのグラフィカルユーザーインターフェースの比較に示されるように、クライアント装置は、ターゲットボール配置位置を越えて環状方向に経路を進んでいる可能性があり、環状方向インターフェース要素１２３０ａは、図１３Ａに示すものと比較して反対方向を指すように更新されてもよい。

図１３Ｂ〜図１４Ａのグラフィカルユーザーインターフェースを比較すると、クライアント装置は、経路に沿って半径方向に移動して、ランドマークオブジェクト１２２０からターゲットボール配置位置と実質的に同様の半径距離内にある可能性がある。従って、クライアント装置は、方向インターフェース要素を更新して、環状方向インターフェース要素１２３０ａのみを含み、前進方向インターフェース要素１２３０ｂを削除してもよい。クライアント装置は、ターゲットボール配置位置（ターゲットボール配置位置アイコン１２４０によって示される）と比較して、ランドマークオブジェクト１２２０に対して実質的に同様の半径方向の位置に配置されているため、ユーザーは、ターゲットボール配置位置に到達するために、環状方向に目印オブジェクト１２２０の周辺の円形経路に沿って経路を移動してもよい。

図１４Ａ〜図１４Ｂのグラフィカルユーザーインターフェースの比較に示されるように、ランドマークオブジェクト１２２０の周辺の環状経路に沿って環状方向に移動することによって、クライアント装置がターゲットボール配置位置に配置される。

上述の例は、基準点及び基準位置からの角度に基づく位置情報を有する極座標系に基づいているが、他のタイプの座標系を使用してもよい。

上記の一連の例は、少なくとも以下に基づいて更新され得る動的に生成されたユーザーインターフェース要素の実施形態を示している：クライアント装置の現在位置（ゴルフユーザー位置のプロキシとして）、ターゲットボール配置位置、又はランドマークオブジェクト１２２０。

本開示に記載されるいくつかの実施形態において、ユーザーをターゲットボール配置位置に案内するためのユーザーインターフェース要素は、全地球測位システムデータ、磁力計センサーデータ、又は座標系でクライアント装置の位置を追跡するための他のセンサーデータに、少なくとも部分的に基づいてもよい。プレー面上のボール配置位置にユーザーをより高い精度で動的に案内するゴルフシステムを構成することは、有益である場合がある。

図１５を参照する、これは、本開示の一実施形態による、追跡装置５２０（図５）が取り付けられたユーザーの腕１５００の部分図を示す。追跡装置５２０は、ユーザーの手首に装着することができ、この手首は、ゴルフボールをゴルフのパッティンググリーン上に置くための手と関連付けられていてもよい。

ある状況において、真の配置位置から数インチ離れた位置にゴルフボール１５８０を配置することは、他のプレーヤーに対する不当なアドバンテージ(例えば、ターゲットホールへのパットが潜在的に容易になる)をプレーヤーに提供することがある。ある状況において、真の配置位置からのずれを引き起こす不正確さが、プレーヤーの手とプレーヤーが装着している追跡装置５２０の位置との間のオフセット距離１５３０によって生じる可能性がある。真のボール配置位置１６２にゴルフボールを配置するための指示又はプロンプトをプレーヤーに提供することに関連する、不正確さを減らすことを目的としたシステム及び方法を提供することは有益である可能性がある。

図１５に示すように、追跡装置５２０は、プレーヤーの手首に装着されるウェアラブル装置であってもよい。いくつかの実施形態において、システム５００は、追跡装置５２０とプレーヤーの指先との間の距離に関連するオフセットベクトルを決定するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、決定されたオフセットベクトルは、ゴルフボールの直径１５８０及びプレーヤーがゴルフボールをパッティンググリーン上に置くことができる時の手の位置などの特徴に基づいて決定されてもよい。従って、システム５００は、より詳細に又は精度良く、ゴルフボールの位置（例えば、「真の」ボールの位置）を決定することができる。

いくつかの実施形態において、追跡装置５２０はシステム５００に登録されてもよい。登録処理中に、システム５００は、追跡デバイス５２０とプレーヤーの手の指先との間の距離に関連するオフセットベクトルを決定するために、追跡デバイス５２０を較正するプロセッサ実行可能命令を実行してもよい。

一例では、追跡装置５２０は、既知の／固定の位置におけるセンサー又は他の演算装置（例えば、登録演算装置）との相互作用に基づいて、システム５００に登録されてもよい。プレーヤーが追跡装置５２０を着用すると、プレーヤーは、そのプレーヤーに関連する追跡装置５２０又はクライアント装置５１０を介して較正操作を開始してもよい。初期化操作に応答して、システム５００は、登録演算装置のセンサーに近接し得る追跡装置５２０を特定してもよい。登録演算装置は、グラフィカルユーザーインターフェースに「較正」ボタンを表示してもよく、追跡装置５２０が取り付けられている手首に関連する手を使用してプレーヤーが「較正」ボタンと対話すると、システム５００は、追跡装置５２０に関連する位置データを受信してもよく、追跡装置５２０と「較正」ボタンと対話するために使用されたプレーヤーの指先との間の距離に関連するオフセットベクトルを決定してもよい。

本例では、オフセットベクトルは、以下の間の特定された距離に基づいてよい：（１）プレーヤーが「較正」ボタンと対話したときの追跡装置５２０の位置、及び（２）登録演算装置の位置（位置／場所、既知の場合もあり）。システム５００は、決定されたオフセットベクトルをその追跡装置５２０及びその特定のプレーヤーに関連付けてもよい。

上記の例は、追跡装置５２０とプレーヤーの指先との間の距離に関連するオフセットベクトルを決定することを含む。いくつかの実施形態において、追跡装置５２０は、ユーザーの体の他の部分に着用することができ、オフセットベクトルは、追跡装置５２０とターゲット配置位置までの相対距離との間の距離に基づいてもよい。

例えば、追跡装置５２０は、ユーザーの足首に装着することができ、オフセットベクトルは、ユーザーがパッティンググリーン上のターゲット配置位置にゴルフボールを置くためにしゃがむ、又は前かがみになった時の、ユーザーの足とターゲット配置位置との間の典型的な距離との間の距離に関連付けられてもよい。従って、いくつかの例において、オフセットベクトルは、ユーザーの身長、腕の長さ、又はユーザーの他の解剖学的特徴の関数であってもよい。

いくつかの例において、追跡装置５２０がアンクレットとして構成される場合、システム５００は、前記アンクレットとプレーヤーの足のつま先との間の距離に基づいてオフセットベクトルを決定してもよい。プレーヤーに関連するオフセットベクトルが決定されると、いくつかの状況においては、システムは、ボール配置位置でユーザーのつま先をタップするユーザーに基づいて、ボール配置位置を決定してもよい。すなわち、システムは、アンクレットの位置を決定して、オフセットベクトルによってアンクレットの位置をオフセットすることにより、ボール配置位置を決定してもよい。

本明細書に記載されるいくつかの実施形態において、システム５００は、追跡装置と実際の配置位置との間の相対位置に関連するオフセットベクトルを決定するように構成されてもよく、及び、ユーザーがゴルフボールを実際の配置位置に配置する際にユーザーが着用するウェアラブルデバイスと実際の配置位置との間の距離を補正するために、オフセットベクトルに基づいて更新された軌道経路を生成するように構成されてもよい。

いくつかの実施形態において、クライアント装置５１０は、少なくとも以下に基づいてユーザーをボール配置位置に案内するために、クライアント装置５１０上の実質的にリアルタイムの画像データ上にオーバーレイするためのユーザーインターフェース要素を生成するように構成されてもよい：（ｉ）パッティング面上のランドマークオブジェクトに関連するアンカーデータ；(ii)ゴルフユーザーの現在地のプロキシとしてのクライアント装置の現在地データ；又は、（iii）追跡装置５２０の現在位置及びシステムによって決定された関連するオフセットベクトル１５３０。

図１６を参照する、これは、本開示の実施形態による、ゴルフシステムの方法１６００のフローチャートを示す。方法１６００は、システム５００（図５）のクライアント装置５１０などの演算装置のプロセッサによって実行されてもよい。他の演算装置が、図１６の方法１６００を実行するように構成されてもよい。プロセッサ実行可能命令は、メモリに格納されて、及び、プロセッサ実行可能アプリケーションに関連付けられていてもよい。方法１６００は、データ検索、データ操作、データ格納、又は他の操作などの操作を含んでよく、及び、コンピュータ実行可能操作を含んでもよい。

いくつかの実施形態において、クライアント装置５１０は、少なくとも１つのランドマークオブジェクトを有するプレー面にいるユーザーに関連付けられていてもよい。例えば、プレー面は、図１のパッティンググリーン１００であってもよい。図１のパッティンググリーン１００を用いて、クライアント装置５１０は、プレー面上のボール配置位置又はゴルフボールのターゲット目的地を通信するための操作を行ってもよい。例えば、クライアント装置５１０は、ゴルファーがプレー面からボールを拾った後に（例えば、それぞれのゴルフボールを置いている可能性のある他のゴルファーへの礼儀として）、ゴルフボールをどこに置くかについてゴルファーに案内を提供するように構成されてもよい。

いくつかの実施形態において、クライアント装置５１０は、図３のパッティングエリア２２６上のボール配置位置及びゴルフボールのターゲット目的地を通信するための操作を行ってもよい。例えば、パッティングエリア２２６は、仮想ゴルフシステムの構成要素として構成されてもよい。本明細書のいくつかの例で説明するように、他のプレー面ですべてのティーショット、アプローチショット、又はチップショットを打った後、ユーザーは、パッティングエリア２２６上で仮想ゴルフゲームの全１８ホールの全てのパッティングショットを連続してプレーしてもよい。例えば、仮想ゴルフゲームのそれぞれの仮想ホールについて、クライアント装置５１０は、どの位置から及びどのターゲット目的地(例えば、ゴルフホール)にユーザーがゴルフボールを打つべきかを通信するための操作を実行してもよい。

操作１６０２において、クライアント装置は、仮想ゴルフボールの仮想ゴルフホールに関連する地形データを取得してもよい。いくつかの実施形態において、地形データは、プレー面の形状、プレー面の特徴（例えば、とりわけランドマークオブジェクト）、又は属性（例えば、とりわけ芝の長さ、プレー面の硬さ、色などの表面特性）に関連するデータセットを含んでもよい。いくつかの例において、前記属性は、パッティンググリーン／プレー面がどの程度「速い」又は「遅い」かに関する客観的な測定値を含んでもよい。

例示として、仮想ゴルフボール位置に関連する地形データは、仮想ゴルフボールの位置とターゲットゴルフホールの位置との間のプレー面特性に関連するデータを含んでもよい。例えば、地形データは、とりわけ、仮想ボール位置とターゲットゴルフホールとの間の距離が１５フィートであることを示すデータを含んでもよい。クライアント装置は、地形データに基づいて、実際のプレー面におけるボール配置位置又はターゲット目的地を特定するためのその後の操作を行ってもよい。

いくつかの実施形態において、クライアント装置は、空間アンカーデータを受信することができ、これは仮想ゴルフホールに関連する地形データを含んでもよい。いくつかの実施形態において、クライアント装置は、クライアント装置におけるセンサーデータ（例えば、とりわけ画像データ、加速度計データ、磁力計データ）に基づいて地形データを取得してもよい。いくつかの実施形態において、地形データは、システム５００（図５）に格納されて、クライアント装置に送信されてもよい。

操作１６０４において、クライアント装置は、地形データ及び予想される仮想ゴルフボールの軌道に基づいて、プレー面上の仮想ゴルフボールのターゲット目的地を決定してもよい。いくつかの実施形態において、前記予想される仮想ゴルフボール軌道は、プレー面に沿った予想されるボール軌道であってもよい。例えば、前記予想されるボールの経路は、ボールが転がる経路に関連していてもよい。

いくつかの実施形態において、プレー面上の仮想ゴルフボールのターゲット目的地の決定は、プレー面の属性を除外した、プレー面の形状又はプレー面の特徴(例えば、フラグピンランドマークオブジェクトに関して)に基づいてもよい。プレー面の形状、特徴、又は属性のうちの１つ又はそれらの組み合わせに基づいて、ターゲット目的地を決定するための他の操作が使用されてもよい。

いくつかの実施形態において、図３に示されるようなパッティングエリア２２６は、複数の可能な目的地を含んでもよい。可能な目的地（例えば、ゴルフホール）のそれぞれは、フラグピンなどのランドマークオブジェクトに関連付けられてもよい。クライアント装置は、適切なターゲット目的地であり得る、パッティングエリア２２６内の目的地のサブセットを特定してもよい。

例えば、クライアント装置は、参照番号９、１０、又は１２で特定される目的地を可能な目的地として特定してもよく、これは、少なくとも、これらのゴルフホールがより長いパット（例えば、１５フィート以上）に起因するゴルフボールを受け入れるように配置され得るからである。

クライアント装置は、仮想ゴルフホールをエミュレートするために、予想されるゴルフボールの軌道に関連する地形データ部分に基づいて、目的地のサブセットからターゲット目的地を決定してもよい。例えば、オーガスタナショナルゴルフクラブの３番ホールの仮想表現に実質的に対応するパッティングエリア２２６の部分を特定する必要はない場合があり、むしろ、クライアント装置は、パッティングエリア２２６にマッピングするために、仮想ゴルフボールと仮想ゴルフホールとの間の予想されるパッティング面を表す地形データのサブセットに基づいて、ターゲット目的地を特定してもよい。

仮想ゴルフボールと仮想ゴルフホールとの間の予想されるパッティング面を表す地形データに基づいてターゲット目的地を特定することにより、クライアント装置は、大量の仮想ゴルフホール特性のセットを考慮する必要がなく、むしろ予想されるゴルフボールの軌道に沿ったプレーエリアに関連するゴルフホール特性の部分を考慮してもよい。そのような操作は、パッティングエリア２２６上のターゲット目的地を決定するための計算要件を減らすことができ、パッティングエリア２２６上のターゲットゴルフホールを特定することに関連する効率性を提供することができる。

いくつかの実施形態において、決定されたターゲット目的地は、以下のうちの少なくとも１つを最適化することに基づいてもよい: 所与の時間におけるプレー面上のユーザー数、プレー面摩耗パターン(例えば、人通りによる芝の摩耗)、又は、パッティングエリア２２６を横断するユーザーの流れ。例えば、所与の時間におけるプレー面上のユーザーの数を最適化することは、利用を最適化すること、又はプレー面上のそれぞれのターゲット目的地でゴルフボールをプレーするゴルフユーザーの数を最大化することを含んでもよい。例えば、図３のパッティングエリア２２６を再び参照すると、目的地（例えば、ターゲットゴルフホール）が参照番号９、１０、又は１２で識別されるゴルフホールのいずれかである場合、クライアント装置は、パッティングエリア２２６の利用を最適化するターゲット目的地（例えば、ターゲットゴルフホール）を決定してもよい。別の例では、パッティングエリア２２６を横切るユーザーの流れを最適化することは、ユーザーがパッティングエリア２２６に沿って前後に移動(例えば、ジグザグ)することを避けるように、ユーザーに指示を与えることを含んでもよい。別の例では、摩耗パターンを最適化することは、人通りが比較的少ないエリアにあるゴルフホールを狙うようにユーザーに指示することを含んでもよい。

説明のために、他のゴルファーが、参照番号９及び１０によって特定される目的地によってのみエミュレートできる仮想ゴルフボールを持っている可能性がある場合(ただし、参照番号１２によって特定されるゴルフホールではない)、クライアント装置は、参照番号９及び１０に関連するゴルフホールを他のユーザーが利用できるようにするために、ターゲット目的地を参照番号１２に関連するゴルフホールに決定してもよい。

操作１６０６において、クライアント装置は、ターゲット目的地及びプレー面上のボール配置位置を通信するための信号を生成してもよい。

いくつかの実施形態において、ターゲット目的地とプレー面上のボール配置位置とを通信するための信号を生成することは、ユーザーをボール配置位置に案内するために、ターゲット目的地に近接するランドマークオブジェクトを含む画像データ上にオーバーレイするための方向インターフェース要素を表示することを含んでもよい。

例えば、方向インターフェース要素(図７Ｂに示すようなもの)は、ユーザーがターゲットのボール配置位置に向かって進む時にプレー面の拡張現実ビューを提供するために、クライアント装置において実質的にリアルタイムの画像フィードの上にオーバーレイされたインターフェース要素を含んでもよい。

いくつかの実施形態において、方向インターフェース要素は、ランドマークオブジェクトを中心とする環状方向を提供するための極座標系に基づいてもよい。例えば、図７Ｂに示す方向インターフェース要素７３０は、ランドマークオブジェクト（例えば、フラグピン）上に中心を有する実質的に円形の経路をたどるようにユーザーに案内を提供する。

いくつかの実施形態において、方向インターフェース要素は、ランドマークオブジェクトに対する半径方向の変位方向であってもよい。例えば、図８に示す方向インターフェース要素８３２は、ランドマークオブジェクト（例えば、フラグピン）に対して半径方向にゴルフホールに近づくように、ユーザーに案内を提供してもよい。

ランドマークオブジェクトに対する更新されたユーザー位置を取得することに応答して、クライアント装置は、更新されたインターフェース要素を表示して、ボール配置位置へのその後の方向を提供してもよい。例えば、クライアント装置の位置はユーザー位置のプロキシである場合があるため、ユーザーがボール配置位置に近づく時に、クライアント装置は、クライアント装置上の実質的なリアルタイム画像フィードに示されるように、実質的にリアルタイムでボール配置位置への更新された方向を提供してもよい。

いくつかの実施形態において、ユーザー現在位置は、クライアント装置又はユーザーが着用可能な追跡装置のうち、少なくとも一方に基づいてもよい。ユーザーがクライアント装置を保持することができる実施形態において、クライアント装置の位置は、ユーザー位置を決定するためのプロキシであってもよい。いくつかの実施形態において、クライアント装置の位置は、全地球測位システム座標に基づくか、又は無線信号の三角測量操作に基づいてもよい。

いくつかの実施形態において、パッティングエリア２２６の周囲の既知の位置に配置されたセンサーは、ユーザー位置を決定するために追跡装置の位置を追跡するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、追跡装置の位置を追跡することは、クライアント装置の位置データを補足するためのより詳細な位置情報に代わるか、又はそれを提供してもよい。

本明細書に記載のいくつかの実施形態において、ランドマークオブジェクトは、ゴルフホールに関連するフラグピンであってもよい。いくつかの実施形態において、ランドマークオブジェクトは、木や他のコースマーカーなどの他のオブジェクトであってよく、プレー面のターゲット目的地に近接する既知の位置にあってもよい。

図１７を参照する、これは、本開示の実施形態による、ゴルフシステムの方法１７００のフローチャートを示す。方法１７００は、システム５００（図５）のクライアント装置５１０などの演算装置のプロセッサによって実行されてもよい。他の演算装置が、図１７の方法１７００を実行するように構成されてもよい。プロセッサ実行可能命令は、メモリに格納され、プロセッサ実行可能アプリケーションに関連付けられてもよい。方法１７００は、データ検索、データ操作、データ格納、又は他の操作などの操作を含んでもよく、及びコンピュータ実行可能操作を含んでもよい。

操作１７０２において、クライアント装置は、プレー面上の仮想ゴルフボールのターゲット目的地を取得してもよい。いくつかの実施形態において、プレー面上の仮想ゴルフボールのターゲット目的地は、地形データ及び予想される仮想ボールの軌道に基づいてもよい。クライアント装置はまた、仮想ゴルフボールに関連するプレー面上のボール配置位置を取得してもよい。

操作１７０４において、クライアント装置は、ユーザーをボール配置位置に案内するために、ターゲット目的地に近接するランドマークオブジェクトを含む画像データ上にオーバーレイするための方向インターフェース要素を表示してもよい。方向インターフェース要素は、ランドマークオブジェクト及びユーザー現在位置に関連するアンカーデータに基づいて生成されてもよい。

いくつかの実施形態において、方向インターフェース要素は、ランドマークオブジェクトを中心とする環状方向と、ランドマークオブジェクトに基づく半径方向の変位方向とを提供する極座標系に基づいてもよい。いくつかの実施形態において、クライアント装置において実質的にリアルタイムの画像フィードの上に方向インターフェース要素をオーバーレイすることは、ユーザーがプレー面を横断する時にプレー面の拡張現実ビューを提供してもよい。

更新されたユーザー位置を取得することに応答して、クライアント装置は、操作１７０６において、更新されたインターフェース要素を表示して、ボール配置位置に向かうその後の方向を提供してもよい。

本明細書に記載されるいくつかの例は、ゴルフグリーン又は他のゴルフプレーエリア上の実際の配置位置に向けてユーザーを案内するプロンプトを提供するためのシステム及び方法を含む。いくつかの実施形態において、前記システム及び方法は、ゴルフゲーム中にボールマーキング情報を受信するように構成されてもよい。例えば、プレーヤーがゴルフのグリーンに到着した時に、プレーヤーは、ゴルフボールをゴルフホールに入れるために、２回以上のパットを行う必要がある場合がある。ある状況において、プレーヤーがゴルフパットを行い、続いて、別のプレーヤーがそれぞれのゴルフパットを連続して又は順に行うことができるように、ゴルフボールを拾い上げることが慣例である場合がある。パッティンググリーン上のその後のゴルフボール配置位置を動的に特定するために、いくつかの実施形態において、追跡装置は、ボール位置情報を提供するためにパター（例えば、特殊なゴルフクラブ）又はボールマーカーを用いて構成されてもよい。

例えば、パターは、パターヘッドの既知の位置（例えば、打球面）に配置された追跡装置を含むように構成されてもよい。追跡装置は、中心方向インジケーター又はパターヘッドの中心にあるハッシュマークに配置されてもよい。プレーヤーは、ゴルフグリーン上でパターヘッドをタップすることによって、クライアント装置(例えば、携帯装置)にコマンドを入力することによって、又は他の入力信号手段によって、ボール位置情報を決定するための操作をトリガーすることができる。システムは、ボールの位置情報を次のように決定することができる：(１)パターヘッドに取り付けられた追跡装置の位置に基づく；（２）ボールとパターヘッド上の既知の位置における追跡装置との間の距離を表すオフセットベクトルにさらに基づく。本例では、プレーヤーがパターヘッドを使用する前に、追跡装置とゴルフボールが中心方向インジケーター又は他の参照マークに隣接して置かれる位置との間の距離を特定するために、ここに記載される例に類似したオフセット較正処理に基づいて、そのパターヘッドに関連するオフセットベクトルを特定する操作をシステムが行った可能性がある。

別の例では、ボールマーカーは、そのボールマーカーの表面上の既知の位置に追跡装置の位置を含むように構成されてもよい。ボールマーカーは、プレーヤーがパッティンググリーン上のゴルフボールの位置をマークするためにゴルフボールの横に置くことができるコインサイズの装置であってもよい。ボールマーカーがゴルフグリーン上に置かれると、プレーヤーはゴルフボールを拾ってもよい。本開示のいくつかの実施形態において、ボールマーカーは、既知の位置でそのボールマーカーの表面に取り付けられた追跡装置を含むように構成されてもよい。ボールマーカーは、プレーヤーがボールマーカーをゴルフグリーン上のゴルフボールに位置合わせできるように、実際の配置案内としてハッシュマーク、矢印などの視覚的インジケーターをさらに含んでもよい。プレーヤーは、ボールマーカーをゴルフボールの隣の視覚的インジケーター（例えば、ハッシュマークなど）に対して配置し、ボールマーカーをゴルフグリーンの表面に押し込むことによって、ボール位置情報を決定するための操作をトリガーしてよい。システムは、以下のようにボール位置情報を決定することができる：(１)ボールマーカーに取り付けられた追跡装置の位置に基づく；及び（２）ゴルフボールとボールマーカー上の既知の位置にある追跡装置との間の距離を表すオフセットベクトルにさらに基づく。本例では、プレーヤーが較正されたボールマーカーを使用する前に、システムは、追跡装置と、ゴルフボールが視覚的インジケーター又は他の基準マークに隣接して配置される位置との間の距離を特定するための、本明細書に記載の例と同様のオフセット較正処理に基づいて、そのボールマーカーに関連するオフセットベクトルを特定する操作を行った可能性がある。

本例では、プレーヤーが各自のゴルフボールをパッティンググリーンに置く時、システムは、基準マーク（例えば、ボールマーカー上の視覚的インジケーター又はパターヘッド上の中心方向インジケーター)に隣接する位置が真のボール配置位置になるように、ユーザーがボールマーカーを配置するように、又はユーザーがパターヘッドをパッティンググリーン上に配置するようにユーザーを案内する、１つ以上のプロンプトをユーザーの携帯装置に提供する操作を行ってもよい。

本明細書に記載のいくつかの実施形態において、システム及び方法は、次のように適合された追跡装置に基づく：（ｉ）ユーザーの体の既知の及び／又は固定された位置に装着される；若しくは、（ｉｉ）機器(例えば、ボールマーカー、ゴルフクラブヘッドなど)の既知の及び／又は固定された位置に配置される。いくつかの状況において、プレーヤーの体の既知又は固定された位置に追跡装置を装着できない場合がある。プレーヤーは、ベルト、帽子、又はその他の衣類に追跡装置を(急いでいる間に)取り付けている場合がある。さらにいくつかの状況では、プレーヤーは、ゴルフコースでゴルフのプレーを開始する前に、それぞれの追跡装置を較正していない場合がある。

これらの後者の状況では、システム及び方法の実施形態は、プレーヤーが割り当てられた追跡装置をプレーヤーの体のどこかに装着しているという推論に基づいて、推定されたオフセットベクトルをオンザフライで繰り返し決定する操作を含んでもよい。例えば、ユーザーがゴルフボールを地面に置く時、システムはクライアント装置を介してユーザー入力を受信し、追跡デバイスがプレーヤーの体のどこに装着されているかに関するあいまいな情報に基づいて、追跡装置に対するボール配置位置を推定する操作を実行してもよい。本例では、システムは、距離範囲（例えば、指定された誤差範囲)に基づいて、きめの粗いボール配置位置情報を決定する操作を実行してもよく、前記距離範囲は、ユーザーの腕の長さ、ユーザーの身長などに関連づけられていてもよい。

追跡装置がプレーヤーの体の既知の／固定された位置に着用されない可能性がある上記の状況では、システムは、ゴルフボール配置を提供する際の不確実性を平均化するために、追跡装置と推定ゴルフボール配置位置との間の中間の位置又は他の何らかの比率にある可能性がある位置に向かってユーザーを導くプロンプトを生成する操作を実行してもよい。別の実施形態において、システムは、身長、歩行動作中における腕、脚、胴体、又は体の他の部分の典型的な解剖学的動き、ボール配置動作などの、プレーヤーの身体的寸法の事前知識／データに基づいて、ユーザーをゴルフボール配置位置に導くプロンプトを生成する操作を実行してもよい。つまり、システムの実施形態は、ユーザーをゴルフボール配置位置に案内するためのプロンプトを生成するための操作がより正確に実行され得るように、プレーヤーの身体的寸法の事前知識を利用して、きめの粗いオフセットベクトルを推測してもよい。

「接続された」又は「結合された」という用語は、直接結合（互いに結合された２つの要素が互いに接触する)及び間接結合（少なくとも１つの追加要素が２つの要素の間に配置される）の両方を含んでもよい。

実施形態を詳細に説明してきたが、本明細書では、その範囲から逸脱することなく、様々な変更、置換、及び改変を行うことができることを理解されたい。さらに、本出願の範囲は、本明細書に記載されている処理、機械、製造、物質の組成、手段、方法、及びステップの特定の実施形態に限定されることを意図していない。

当業者は、本開示から容易に理解されるように、本明細書に記載の対応する実施形態と実質的に同じ機能を実行するか、又は実質的に同じ結果を達成する、現在存在するか又は後に開発される、プロセス、機械、製造、物質の組成、手段、方法、またはステップを利用することができる。従って、添付の特許請求の範囲は、そのような処理、機械、製造、物質の組成、手段、方法、又はステップをその範囲内に含むことを意図している。

本明細書は、本発明の主題の多数の例示的な実施形態を提供する。各実施形態は発明要素の単一の組み合わせを表しているが、本発明の主題は、開示された要素のすべての可能な組み合わせを含むと見なされる。従って、一実施形態が要素Ａ、Ｂ、及びＣを含み、第２の実施形態が要素Ｂ及びＤを含む場合、明示的に開示されていなくても、本発明の主題もまたＡ、Ｂ、Ｃ、又はＤの他の残りの組み合わせを含むと見なされる。

本明細書に記載の装置、システム、及び方法の実施形態は、ハードウェアとソフトウェアの両方の組み合わせで実装することができる。これらの実施形態は、プログラム可能なコンピュータ上に実装することができ、各コンピュータは、少なくとも１つのプロセッサ、データ格納システム（揮発性メモリ、不揮発性メモリ、他のデータ格納要素、又はそれらの組み合わせを含む）、及び少なくとも１つの通信インターフェースを含む。

本明細書に記載の機能を実行し、出力情報を生成するために、プログラムコードが入力データに適用される。出力情報は、１つ以上の出力装置に適用される。いくつかの実施形態において、通信インターフェースはネットワーク通信インターフェースであってもよい。要素を組み合わせることができる実施形態において、通信インターフェースは、処理間通信用などのソフトウェア通信インターフェースであってもよい。さらに他の実施形態において、ハードウェア、ソフトウェア、及びそれらの組み合わせとして実装される通信インターフェースの組み合わせがあってもよい。

前述の議論を通じて、サーバ、サービス、インターフェース、ポータル、プラットフォーム、又は演算装置から形成される他のシステムに関して、多くの言及がなされるであろう。そのような用語の使用は、コンピュータ可読有形の非一時的媒体に格納されたソフトウェア命令を実行するように構成された少なくとも１つのプロセッサを有する１つ以上の演算装置を表すと見なされることを理解されたい。例えば、サーバは、記載された役割、責任、又は機能を果たす方法で、ウェブサーバー、データベースサーバー、又は他のタイプのコンピューターサーバーとして動作する、１つ以上のコンピュータを含んでもよい。

実施形態の技術的解決策は、ソフトウェア製品の形態であってもよい。前記ソフトウェア製品は、コンパクトディスク読み取り専用メモリ（CD-ROM）、USBフラッシュディスク、若しくはリムーバブルハードディスクなどの不揮発性又は非一時的記憶媒体に格納してもよい。ソフトウェア製品は、コンピュータ装置（パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置）が実施形態によって提供される方法を実行できるようにする多くの命令を含む。

本明細書に記載の実施形態は、演算装置、サーバ、受信機、送信機、プロセッサ、メモリ、ディスプレイ、及びネットワークを含む、実際のコンピュータハードウェアによって実装される。本明細書に記載の実施形態は、有用な実際の機械及び特別に構成されたコンピュータハードウェア構成を提供する。

理解できるように、上記で説明し図示した例は、単なる例示を意図したものである。

Claims (20)

1. ゴルフシステムは以下を含む：
   少なくとも１つのランドマークオブジェクトを有するプレー面にいるユーザーに関連付けられた演算装置であって、前記演算装置は、プロセッサと、前記プロセッサに結合されたメモリとを含み、前記メモリは、実行時にプロセッサを次のように構成するプロセッサ実行可能命令を格納する：
   仮想ゴルフボールの仮想ゴルフホールに関連する地形データを取得する；
   前記地形データ及び予想される仮想ゴルフボールの軌道に基づいて、前記プレー面上の前記仮想ゴルフボールのターゲット目的地を決定する；及び
   前記ターゲット目的地及び前記プレー面上のボール配置位置を通信するための信号を生成する。
2. 請求項１に記載のゴルフシステムにおいて、前記プレー面は、ランドマークオブジェクトにそれぞれ関連する複数の目的地を含む、
   ここで、前記ターゲット目的地を決定することには、以下を含む：
   適切なターゲット目的地として、前記プレー面上の目的地のサブセットを特定する；及び
   前記仮想ゴルフホールをエミュレートするために、前記予想されるゴルフボールの軌道に関連する地形データ部分に基づいて、前記目的地のサブセットから前記ターゲット目的地を決定する。
3. 請求項２に記載のゴルフシステムにおいて、前記決定されたターゲット目的地は、前記プレー面上のそれぞれの目的地でゴルフボールをプレーするゴルフユーザーの数、プレー面摩耗パターン、又は前記プレー面に出入りするゴルフユーザーの流れのうちの、少なくとも１つを最適化することに基づく。
4. 請求項１に記載のゴルフシステムにおいて、前記地形データは、前記仮想ゴルフホールに関連する仮想ターゲット目的地に対する仮想境界データを含む。
5. 請求項１に記載のゴルフシステムにおいて、前記ターゲット目的地と前記プレー面上の前記ボール配置位置とを通信するための信号を生成することは、以下を含む：
   ユーザーを前記ボール配置位置に案内するために、前記ターゲット目的地に近接するランドマークオブジェクトを含む画像データ上にオーバーレイするための方向インターフェース要素を表示すること、前記方向インターフェース要素は、前記ランドマークオブジェクト及びユーザー現在位置に関連するアンカーデータに基づいて生成される。
6. 請求項５に記載のゴルフシステムにおいて、前記方向インターフェース要素は、前記ランドマークオブジェクトを中心とする環状方向及び前記ランドマークオブジェクトに基づく半径方向の変位方向を提供する極座標系に基づく。
7. 請求項５に記載のゴルフシステムにおいて、前記演算装置において実質的にリアルタイムの画像フィード上に前記方向インターフェース要素をオーバーレイすることは、ユーザーがプレー面を横切る時にプレー面の拡張現実ビューを提供する。
8. 請求項５に記載のゴルフシステムにおいて、前記ターゲット目的地と前記プレー面上の前記ボール配置位置とを通信するための信号を生成することは、
   前記ランドマークオブジェクトに対する更新されたユーザー位置を取得することに応答して、更新されたインターフェース要素を表示して、前記ボール配置位置へ向かうその後の方向を提供することを含む。
9. 請求項５に記載のゴルフシステムにおいて、前記ユーザー現在位置は、ユーザーに近接する前記演算装置の位置、又はユーザーが着用可能な追跡装置の位置のうち、少なくとも一方に基づく。
10. 請求項９に記載のゴルフシステムにおいて、前記追跡装置の前記位置は、前記プレー面上の既知の位置に配置された１つ以上のセンサーに基づく。
11. 請求項１に記載のゴルフシステムにおいて、前記ランドマークオブジェクトは、フラグピン又は前記プレー面上の前記ターゲット目的地に近接する固定位置にあるオブジェクトのうち、少なくとも一方を含む。
12. 少なくとも１つのランドマークオブジェクトを有するプレー面にいるユーザーに関連付けられた演算装置を含むゴルフシステムのための方法は、以下を含む：
    仮想ゴルフボールの仮想ゴルフホールに関連する地形データを取得する；
    前記仮想ゴルフホールをエミュレートするために、前記地形データ及び予想される仮想ゴルフボールの軌道に基づいて、前記プレー面上の前記仮想ゴルフボールのターゲット目的地を決定する；及び
    前記ターゲット目的地と前記プレー面上のボール配置位置とを通信するための信号を生成する。
13. 請求項１２に記載の方法において、前記プレー面は、ランドマークオブジェクトにそれぞれ関連する複数の目的地を含み、
    ここで、前記ターゲット目的地を決定することは、以下を含む：
    前記プレー面上の目的地のサブセットを適切なターゲット目的地として特定する；及び
    前記仮想ゴルフホールをエミュレートするために、前記予想されるゴルフボールの軌道に関連する地形データ部分に基づいて、前記目的地のサブセットから前記ターゲット目的地を決定する。
14. 請求項１３に記載の方法において、前記決定されたターゲット目的地は、前記プレー面上のそれぞれの目的地でゴルフボールをプレーするゴルフユーザーの数、プレー面摩耗パターン、又は前記プレー面に出入りするゴルフユーザーの流れのうち、少なくとも１つを最適化することに基づく。
15. 請求項１２に記載の方法において、前記ターゲット目的地と前記プレー面上の前記ボール配置位置とを通信するための信号を生成することは、以下を含む：
    ユーザーを前記ボール配置位置に案内するための前記ターゲット目的地に近接するランドマークオブジェクトを含む画像データ上にオーバーレイするための方向インターフェース要素を表示すること、前記方向インターフェース要素は、前記ランドマークオブジェクト及びユーザー現在位置に関連するアンカーデータに基づいて生成される。
16. 請求項１５に記載の方法において、前記方向インターフェース要素は、前記ランドマークオブジェクトを中心とする環状方向と、前記ランドマークオブジェクトに基づく半径方向の変位方向とを提供する極座標系に基づく。
17. 請求項１５に記載の方法において、前記演算装置において前記実質的にリアルタイムの画像フィード上に前記方向インターフェース要素をオーバーレイすることは、ユーザーが前記プレー面を横切る時に前記プレー面の拡張現実ビューを提供する。
18. 請求項１５に記載の方法において、前記ターゲット目的地と前記プレー面上の前記ボール配置位置とを通信するための信号を生成することは、
    前記ランドマークオブジェクトに対する更新されたユーザー位置を取得することに応答して、更新されたインターフェース要素を表示して、前記ボール配置位置に向かうその後の方向を提供することを含む。
19. 請求項１５に記載の方法において、前記ユーザー現在位置は、ユーザーに近接する前記演算装置の位置、又はユーザーが着用可能な追跡装置の位置のうち、少なくとも一方に基づく。
20. プロセッサによって実行されると、前記プロセッサにゴルフシステムのためのコンピュータ実装方法を実行させる機械解釈可能な命令を格納した１つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記ゴルフシステムは、少なくとも１つのランドマークオブジェクトを有するプレー面にいるユーザーに関連付けられた演算装置を含む、前記方法は以下を含む：
    仮想ゴルフボールの仮想ゴルフホールに関連する地形データを取得する；
    前記仮想ゴルフホールをエミュレートするために、前記地形データ及び予想される仮想ゴルフボールの軌道に基づいて、前記プレー面上の前記仮想ゴルフボールのターゲット目的地を決定する；及び
    前記ターゲット目的地と前記プレー面上のボール配置位置とを通信するための信号を生成する。

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