JP2021192425A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Hwajun Jung
雅弘 鈴木
Masahiro Suzuki
勇貴 保坂
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Abstract

【課題】基板エッジにおけるチルティングを制御しつつ、基板の中央及び中間領域におけるプロセス変化を抑制できること。【解決手段】プラズマ処理装置は、プラズマ処理容器と、プラズマ処理容器内に配置され、静電チャックを含む基板支持部と、静電チャック上の基板を囲むように静電チャック上に配置され、内側環状部分、中間環状部分及び外側環状部分を含む第1のリングであり、内側環状部分の上面は、中間環状部分の上面よりも高く、外側環状部分の上面は、内側環状部分の上面よりも高い、第1のリングと、第1のリングの中間環状部分の上面に配置される第2のリングと、第2のリングの上面を第1の高さに維持するように第2のリングを縦方向に移動させるように構成されるアクチュエータであり、第1の高さは、第1のリングの内側環状部分の上面の高さよりも大きく、且つ、第1のリングの外側環状部分の上面の高さよりも小さい、アクチュエータと、を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、プラズマ処理装置に関する。
プラズマ処理装置は、半導体ウエハ(以下、ウエハ又は基板ともいう。)等の被処理体に対して、エッチング等のプラズマ処理を行う。プラズマ処理装置では、プラズマ処理に伴いチャンバ内のパーツが消耗することで、プラズマ処理の結果に影響を及ぼすことになる。例えば、プラズマの均一化のためにウエハの外周部に設置されたフォーカスリングは、消耗して上面の高さが低下すると、ウエハとフォーカスリング上のプラズマシースの高さにズレが生じ、プラズマ処理の均一性等に影響を及ぼす。このため、フォーカスリングを昇降機構により上昇させることが提案されている。
特開2019−071369号公報 米国特許出願公開第2017/0236741号明細書
本開示は、基板エッジにおけるチルティングを制御しつつ、基板の中央及び中間領域におけるプロセス変化を抑制できるプラズマ処理装置を提供する。
本開示の一態様によるプラズマ処理装置は、プラズマ処理容器と、プラズマ処理容器内に配置され、静電チャックを含む基板支持部と、静電チャック上の基板を囲むように静電チャック上に配置され、内側環状部分、中間環状部分及び外側環状部分を含む第1のリングであり、内側環状部分の上面は、中間環状部分の上面よりも高く、外側環状部分の上面は、内側環状部分の上面よりも高い、第1のリングと、第1のリングの中間環状部分の上面に配置される第2のリングと、第2のリングの上面を第1の高さに維持するように第2のリングを縦方向に移動させるように構成されるアクチュエータであり、第1の高さは、第1のリングの内側環状部分の上面の高さよりも大きく、且つ、第1のリングの外側環状部分の上面の高さよりも小さい、アクチュエータと、を有する。
本開示によれば、基板端部におけるチルティングを制御しつつ、基板の中央及び中間領域におけるプロセス変化を抑制できる。
図1は、本開示の第1実施形態におけるプラズマ処理システムの一例を示す図である。 図2は、第1実施形態におけるエッジリング近傍の断面の一例を示す拡大図である。 図3は、第1実施形態における第2のリングを上昇させた状態のエッジリング近傍の断面の一例を示す拡大図である。 図4は、第1実施形態におけるエッジリング近傍の等価回路の一例を示す図である。 図5は、基板端部におけるチルト角の一例を示す図である。 図6は、基板端部におけるチルト角の一例を示す図である。 図7は、第2実施形態におけるエッジリング近傍の断面の一例を示す拡大図である。 図8は、第3実施形態におけるエッジリング近傍の断面の一例を示す拡大図である。 図9は、第3実施形態における実験結果の一例を示す図である。 図10は、第3実施形態における実験結果の一例を示す図である。
以下に、開示するプラズマ処理装置の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態により開示技術が限定されるものではない。
フォーカスリングを昇降機構により上昇させることで高さを変更すると、ウエハの端部におけるインピーダンスが変化する。このため、ウエハの中央、及び、中央と端部との間である中間領域では、例えば、エッチングレートの変化といったプロセス変化が発生する。また、チルティング制御のためにフォーカスリングをウエハより5mm以上上昇させた場合、ウエハの端部におけるRF電力の比率が変化したり、処理ガスの流れを妨げたりすることで、同様にプロセス変化が発生する。そこで、ウエハ(基板)端部におけるチルティングを制御しつつ、ウエハの中央及び中間領域におけるプロセス変化を抑制することが期待されている。
(第1実施形態)
[プラズマ処理システム1の構成]
図1は、本開示の第1実施形態におけるプラズマ処理システムの一例を示す図である。図1に示すように、一実施形態において、プラズマ処理システム1は、プラズマ処理装置10及び制御部100を含む。プラズマ処理装置10は、ICP(Inductively Coupled Plasma)方式のプラズマ処理装置であり、プラズマ処理チャンバ11、ガス供給部50、RF(Radio Frequency)電力供給部300及び排気システム15を含む。また、プラズマ処理装置10は、基板支持部20、ガス噴射部41及びアンテナ62を含む。基板支持部20は、プラズマ処理チャンバ11内のプラズマ処理空間11sの下部領域に配置される。ガス噴射部41は、基板支持部20の上方に配置され、誘電体窓61の中央開口部に取り付けられる。アンテナ62は、プラズマ処理チャンバ11(誘電体窓61)の上部又は上方に配置される。
基板支持部20は、プラズマ処理空間11sにおいて基板Wを支持するように構成される。基板支持部20は、載置台の一例である。一実施形態において、基板支持部20は、下部電極21、静電チャック22、及びエッジリング23を含む。静電チャック22は、下部電極21上に配置され、静電チャック22の上面で基板Wを支持するように構成される。下部電極21は、バイアス電極として機能する。エッジリング23は、下部電極21の周縁部上面において基板Wを囲むように配置される。また、図示は省略するが、一実施形態において、基板支持部20は、静電チャック22及び基板Wのうち少なくとも1つをターゲット温度に調節するように構成される温調モジュールを含んでもよい。温調モジュールは、ヒータ、流路、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。流路には、冷媒、伝熱ガスのような温調流体が流れる。
エッジリング23は、第1のリング23aと、第2のリング23bとを有する。第1のリング23aは、上部に第2のリング23bが配置される配置部を有し、第1のリング23aの配置部より内周側の厚さは、配置部より厚くなっている。つまり、第1のリング23aは、静電チャック22上の基板Wを囲むように静電チャック22上に配置される。また、第1のリング23aは、配置部より内周側である内側環状部分、及び、配置部を含む外側環状部分を含み、内側環状部分の上面の高さは、外側環状部分の上面の高さよりも高い。
第2のリング23bは、幅が第1のリング23aの幅より狭く、厚さが第1のリング23aの最薄部である配置部の厚さより薄く又は同一に構成されている。第2のリング23bの幅は、例えば、15mm未満とすることができる。つまり、第2のリング23bは、第1のリング23aの外側環状部分の上面に配置される。また、第2のリング23bの内径は、第1のリング23aの内径よりも大きく、第2のリング23bの外径は、第1のリング23aの外径よりも小さい。すなわち、第2のリング23bの幅は、第1のリング23aの外側環状部分の幅よりも小さい。
エッジリング23の外周側には、カバーリング24が配置される。カバーリング24は、アイソレータ25を介して支持部26上に載置されている。カバーリング24は、第1のリング23aの上面の一部及び外周側面を覆うように、且つ、第2のリング23bを囲むように配置される。また、カバーリング24の上面は、第1のリング23aの内側環状部分の上面よりも高い。なお、第1のリング23a及び第2のリング23bは、導電材料、例えばシリコン(Si)又は炭化シリコン(SiC)で構成され、カバーリング24は、絶縁材料、例えば石英(SiO2)で構成されている。
また、第2のリング23bには、第1のリング23a、下部電極21及び静電チャック22内に設けた穴27を貫通する駆動ピン28が接触している。駆動ピン28は、下部電極21の下方に設けた駆動機構であるアクチュエータ29によって上下に移動可能である。駆動ピン28は、導電体又は絶縁体で構成されている。導電体としては、例えばAl、Si、SiC及びY2O3等が挙げられる。絶縁体としては、例えば石英、アルミナ及びセラミックス等が挙げられる。また、駆動ピン28及びアクチュエータ29は、第2のリング23bを均等に持ち上げられるように、例えば第2のリング23bの円周上の複数箇所、例えば4箇所に設けられる。すなわち、第2のリング23bは、第1のリング23aとの距離が調節可能な構成となっている。
言い換えると、アクチュエータ29は、第2のリング23bの上面を第1の高さに維持するように第2のリング23bを縦方向に移動させるように構成される。なお、この場合のアクチュエータ29には、駆動ピン28を含む。また、第1の高さは、第1のリング23aの内側環状部分の上面の高さよりも大きく(高く)、且つ、カバーリング24の上面の高さよりも小さい(低い)。
ガス噴射部41は、ガス供給部50からの1又はそれ以上の処理ガスをプラズマ処理空間11sに供給するように構成される。一実施形態において、ガス噴射部41の上部には、ガス噴射部41内に処理ガスを導入するための導入口42a,42bが設けられている。導入口42a,42bには、それぞれ配管56a,56bが接続されている。ガス噴射部41の下部は、誘電体窓61の下面から下方に突出している。ガス噴射部41の下部には、処理ガスを下方に噴射する噴射口43aと、処理ガスを横方向へ噴射する噴射口43bとが形成されている。
ガス供給部50は、1又はそれ以上のガスソース51、1又はそれ以上の流量制御器52、バルブ53、配管54、及び、フロースプリッタ(ガス流量分配部)55を含んでもよい。一実施形態において、ガス供給部50は、1又はそれ以上の処理ガスを、それぞれに対応のガスソース51からそれぞれに対応の流量制御器52及びバルブ53、並びに、配管54、フロースプリッタ55及び配管56a,56bを介してガス噴射部41に供給するように構成される。各流量制御器52は、例えばマスフローコントローラ(MFC;Mass Flow Controller)又は圧力制御式の流量制御器を含んでもよい。
RF電力供給部300は、RF電力、例えば1又はそれ以上のRF信号を、下部電極21及びアンテナ62に供給するように構成される。これにより、プラズマ処理空間11sに供給された1又はそれ以上の処理ガスからプラズマが生成される。従って、RF電力供給部300は、プラズマ処理チャンバにおいて1又はそれ以上の処理ガスからプラズマを生成するように構成されるプラズマ生成部の少なくとも一部として機能し得る。一実施形態において、RF電力供給部300は、第1のRF電力供給部71及び第2のRF電力供給部30を含む。
第1のRF電力供給部71は、第1のRF生成部及び第1の整合回路を含む。一実施形態において、第1のRF電力供給部71は、第1のRF信号を第1のRF生成部から第1の整合回路を介してアンテナ62に供給するように構成される。一実施形態において、第1のRF信号は、100MHz以下の周波数を有するソースRF信号である。
第2のRF電力供給部30は、第2のRF生成部及び第2の整合回路を含む。一実施形態において、第2のRF電力供給部30は、第2のRF信号を第2のRF生成部から第2の整合回路を介して下部電極21に供給するように構成される。一実施形態において、第2のRF信号は、27MHz以下の周波数を有するバイアスRF信号である。
アンテナ62は、ガス噴射部41と同軸上に配置された外側コイル621及び内側コイル622を有する。内側コイル622は、ガス噴射部41を囲むようにガス噴射部41の周囲に配置される。外側コイル621は、内側コイル622を囲むように内側コイル622の周囲に配置される。外側コイル621は、第1のRF電力供給部71が接続された一次コイルとして機能する。一実施形態において、外側コイル621は、平面コイルであり、略円形の渦巻き状に形成される。内側コイル622は、一次コイルと誘導結合する二次コイルとして機能する。すなわち、内側コイル622は、第1のRF電力供給部71に接続されていない。一実施形態において、内側コイル622は、平面コイルであり、略円形のリング状に形成される。一実施形態において、内側コイル622は、可変コンデンサに接続され、可変コンデンサの容量を制御することによって、内側コイル622に流れる電流の向きや大きさが制御される。外側コイル621及び内側コイル622は、同じ高さに配置されてもよく、異なる高さに配置されてもよい。一実施形態において、内側コイル622は、外側コイル621より低い位置に配置される。
排気システム15は、例えばプラズマ処理チャンバ11の底部に設けられた排気口13に接続され得る。排気システム15は、圧力弁及び真空ポンプを含んでもよい。真空ポンプは、ターボ分子ポンプ、粗引きポンプ又はこれらの組み合わせを含んでもよい。
一実施形態において、制御部100は、本開示において述べられる種々の工程をプラズマ処理装置10に実行させるコンピュータ実行可能な命令を処理する。制御部100は、ここで述べられる種々の工程を実行するようにプラズマ処理装置10の各要素を制御するように構成され得る。一実施形態において、制御部100の一部又は全てがプラズマ処理装置10に含まれてもよい。制御部100は、例えばコンピュータ101を含んでもよい。コンピュータ101は、例えば、処理部(CPU:Central Processing Unit)102、記憶部103、及び通信インターフェース104を含んでもよい。処理部102は、記憶部103に格納されたプログラムに基づいて種々の制御動作を行うように構成され得る。記憶部103は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。通信インターフェース104は、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介してプラズマ処理装置10との間で通信してもよい。
[エッジリング23のインピーダンス]
次に、図2から図4を用いてエッジリング23のインピーダンスについて説明する。図2は、第1実施形態におけるエッジリング近傍の断面の一例を示す拡大図である。図3は、第1実施形態における第2のリングを上昇させた状態のエッジリング近傍の断面の一例を示す拡大図である。なお、図2及び図3では、穴27及び駆動ピン28は省略している。
図2は、エッジリング23の第2のリング23bが消耗していない状態を示す。プラズマ処理空間11sで生成されたプラズマからのRF電力は、第2のリング23b及びカバーリング24の表面に達すると、インピーダンスが低いカバーリング24側から、第1のリング23aの外側環状部分及び静電チャック22を介して下部電極21に至る経路80を流れる。なお、図2の状態であっても、第1のリング23aと、第2のリング23bとの間には、微小なエアギャップが存在する。
次に、図3に示すように、第2のリング23bが消耗し、第2のリング23bが上昇した状態では、第1のリング23aの外側環状部分と、第2のリング23bとの間のエアギャップが、エアギャップ35に示すように拡大する。この場合も、RF電力は、インピーダンスが低いカバーリング24側から、第1のリング23aの外側環状部分及び静電チャック22を介して下部電極21に至る経路80を流れる。なお、エアギャップ35は、5mm未満であるので、基板Wの中央や中間領域におけるプロセス変化は軽微である。
図4は、第1実施形態におけるエッジリング近傍の等価回路の一例を示す図である。図4では、第2のリング23bのインピーダンスをZA1、エアギャップ(微小なエアギャップ及びエアギャップ35)のインピーダンスをZA2で表し、ZA1とZA2の合成インピーダンスをZで表している。また、カバーリング24のインピーダンスをZ、第1のリング23aのインピーダンスをZで表している。また、エッジリング23近傍の合成インピーダンスZtotalは、下記の式(1)で表すことができる。
Figure 2021192425
式(1)に示すように、Ztotalは、Z、Z、及び、Zの合成インピーダンスである。Zは、エアギャップが存在するため高くなる。一方、Zは、Zと比較してインピーダンスが低くなるように、つまり、Zをバイパスするバイパスインピーダンスとして機能するように設定する。例えば、RF電力に対するインピーダンスが低下するように、カバーリング24の厚さを調整する。式(1)では、エアギャップが広がると、ZA2が増加しZも増加するが、Zが支配的であり、Ztotal≒Z+Zとなる。なお、Zに比べてZが非常に小さい値である場合も同様である。このため、エアギャップが変化しても、エッジリング23近傍の合成インピーダンスの変化は小さく、一定に保たれることになる。すなわち、本実施形態では、第2のリング23bを上昇させても、基板Wの中央及び中間領域におけるプロセス変化を抑制できる。
[チルト角]
続いて、図5及び図6を用いてチルト角について説明する。図5及び図6は、基板端部におけるチルト角の一例を示す図である。図5は、第2のリング23bが消耗し、第2のリング23b上のプラズマシースが基板W上のプラズマシースより低下して傾いた状態でエッチングが行われた場合を示す。この場合、基板Wの端部に作成されたホール90は、マイナス方向のチルト角91を有する。チルト角91は、インサイドチルティングともいう。
図6は、第2のリング23bを上昇させ、第2のリング23b上のプラズマシースが基板W上のプラズマシースより上昇して傾いた状態でエッチングが行われた場合を示す。この場合、基板Wの端部に作成されたホール92は、プラス方向のチルト角93を有する。チルト角93は、アウトサイドチルティングともいう。すなわち、本実施形態では、第2のリング23bを上昇させて、第1のリング23aと、第2のリング23bとの距離を調節することで、基板Wの端部におけるチルティングを制御することができる。
(第2実施形態)
上記の第1実施形態では、RF電力の経路80における第1のリング23aの厚さは、第2のリング23bが配置される配置部の厚さ、つまり、第1のリング23aの最薄部の厚さと同じとしたが、配置部の厚さより厚くしてもよい。この場合について、以下、第2実施形態として説明する。
図7は、第2実施形態におけるエッジリング近傍の断面の一例を示す拡大図である。図7に示すエッジリング23Eは、第1実施形態のエッジリング23と比較して、第1のリング23aに代えて、第1のリング23cと、第3のリング23dとを有する。また、第2実施形態の基板支持部20では、第1実施形態のカバーリング24に代えて、カバーリング24aを有する。なお、図7では、穴27及び駆動ピン28は省略している。
第1のリング23cは、第1のリング23aよりも半径方向の幅が狭く、第1のリング23cの外周側の端部は、第2のリング23bの外周側の端部と略同一の位置となっている。つまり、第1のリング23cは、静電チャック22上の基板Wを囲むように静電チャック22上に配置される。また、第1のリング23cは、配置部より内周側である内側環状部分、及び、配置部を含む外側環状部分を含み、内側環状部分の上面は、外側環状部分の上面よりも高い。第2のリング23bは、第1のリング23cの外側環状部分の上面に配置される。また、第2のリング23bの幅は、第1のリング23cの外側環状部分の幅と同一である。
第3のリング23dは、第1のリング23cと、第2のリング23bとを取り囲むように、さらに外周側に配置される。つまり、第3のリング23dは、第1のリング23c及び第2のリング23bを囲むように配置される。第3のリング23dは、第1のリング23aのうち、カバーリング24に覆われている部分を分離して、第1のリング23aの配置部よりも厚くした部材である。つまり、第1のリング23cと第3のリング23dとの間には、間隙が形成される。また、第3のリング23dの少なくとも一部は、静電チャック22上に配置される。
また、カバーリング24aは、カバーリング24と比較して、第3のリング23dの厚さに応じて、第3のリング23dを覆う部分の厚さを薄くしている。つまり、カバーリング24aは、第3のリング23dの上面及び外周側面を覆うように配置される。また、カバーリング24aの上面は、第1のリング23cの内側環状部分の上面よりも高い。
第1のリング23cは、第1のリング23aと同様に、導電材料、例えばシリコン(Si)又は炭化シリコン(SiC)で構成される。また、第3のリング23dは、導電材料、例えばシリコン(Si)又は炭化シリコン(SiC)で構成されてもよいが、さらに導電率が高い導電性セラミックスを用いてもよい。つまり、第3のリング23dは、第1のリング23c及び第2のリング23bより高い導電率を有する材料で構成されるようにしてもよい。また、カバーリング24aは、カバーリング24と同様に、絶縁材料、例えば石英(SiO2)で構成されている。
また、アクチュエータ29は、第1実施形態と同様に、第2のリング23bの上面を第1の高さに維持するように第2のリング23bを縦方向に移動させるように構成される。なお、この場合のアクチュエータ29には、駆動ピン28を含む。また、第1の高さは、第1のリング23cの内側環状部分の上面の高さよりも大きく(高く)、且つ、カバーリング24aの上面の高さよりも小さい(低い)。
図7では、プラズマ処理空間11sで生成されたプラズマからのRF電力は、第2のリング23b及びカバーリング24aの表面に達すると、インピーダンスが低いカバーリング24a側から、第3のリング23d及び静電チャック22を介して下部電極21に至る経路81を流れる。つまり、カバーリング24aと、第3のリング23dの第1のリング23aとの厚さの差分との合成インピーダンスが、図4に示すZに対応する。また、第2のリング23bが上昇した状態においても、RF電力は、インピーダンスが低いカバーリング24a側から、第3のリング23d及び静電チャック22を介して下部電極21に至る経路81を流れる。このように、エッジリング23Eを用いた場合であっても、第1実施形態と同様に、基板Wの端部におけるチルティングを制御しつつ、基板Wの中央及び中間領域におけるプロセス変化を抑制することができる。
(第3実施形態)
上記の第2実施形態では、RF電力の経路81における第3のリング23dを第1のリング23cと別体としたが、これらを一体化してもよく、この場合について、以下、第3実施形態として説明する。
図8は、第3実施形態におけるエッジリング近傍の断面の一例を示す拡大図である。図8に示すエッジリング23Gは、第2実施形態のエッジリング23Eと比較して、第1のリング23c及び第3のリング23dに代えて、第1のリング23fを有する。また、第3実施形態の基板支持部20では、第2実施形態のカバーリング24aに代えて、カバーリング24bを有する。なお、図8では、穴27及び駆動ピン28は省略している。
第1のリング23fは、第1のリング23c及び第3のリング23dを一体化し、配置部よりも外周側をさらに厚くした部材である。第1のリング23fは、配置部の外周側の厚さが、配置部の内周側の厚さよりも厚くなっている。つまり、第1のリング23fは、静電チャック22上の基板Wを囲むように静電チャック22上に配置される。また、第1のリング23fは、配置部より内周側である内側環状部分、配置部である中間環状部分、及び、配置部より外周側である外側環状部分を含む。ここで、第1のリング23fにおいて、内側環状部分の上面は、中間環状部分の上面よりも高く、外側環状部分の上面は、内側環状部分の上面よりも高い。第2のリング23bは、第1のリング23fの中間環状部分の上面に配置される。第2のリング23bの幅は、第1のリング23fの中間環状部分の幅と同一又はそれよりも小さい幅である。
カバーリング24bは、第1のリング23fを囲むように配置される。カバーリング24bは、カバーリング24aと比較して、第1のリング23fの外側環状部分を覆う部分を無くしている。第1のリング23fは、第1のリング23cと同様に、導電材料、例えばシリコン(Si)又は炭化シリコン(SiC)で構成される。カバーリング24bは、カバーリング24と同様に、絶縁材料、例えば石英(SiO2)で構成されている。
また、アクチュエータ29は、第1実施形態と同様に、第2のリング23bの上面を第1の高さに維持するように第2のリング23bを縦方向に移動させるように構成される。なお、この場合のアクチュエータ29には、駆動ピン28を含む。また、第1の高さは、第1のリング23fの内側環状部分の上面の高さよりも大きく(高く)、且つ、第1のリング23fの外側環状部分の上面の高さよりも小さい(低い)。
図8では、プラズマ処理空間11sで生成されたプラズマからのRF電力は、第2のリング23b、第1のリング23f及びカバーリング24bの表面に達すると、インピーダンスが低い第1のリング23fの外側環状部分から、静電チャック22を介して下部電極21に至る経路82を流れる。つまり、第1のリング23fの外側環状部分における第1のリング23aとの厚さの差分のインピーダンスが、図4に示すZに対応する。また、第2のリング23bが上昇した状態においても、RF電力は、インピーダンスが低い第1のリング23fの外側環状部分から、静電チャック22を介して下部電極21に至る経路82を流れる。このように、エッジリング23Gを用いた場合であっても、第1及び第2実施形態と同様に、基板Wの端部におけるチルティングを制御しつつ、基板Wの中央及び中間領域におけるプロセス変化を抑制することができる。
[実験結果]
続いて、図9及び図10を用いて第3実施形態における実験結果について説明する。図9及び図10は、第3実施形態における実験結果の一例を示す図である。図9及び図10では、第1のリング23fの半径方向の幅を14mm、配置部(中間環状部分)の厚さを2.2mm、第1のリング23fの外側環状部分の厚さを4.4mmとした。また、第2のリング23bの半径方向の幅を7mm、厚さを1.8mm(1.8t)とした。
また、図9及び図10では、第2のリング23bが上昇していない場合(図中1.8tと表す。)と、消耗していない第2のリング23bを1mm上昇させた場合(図中1.8t+1mm upと表す。)、及び、2mm上昇させた場合(図中1.8t+2mm upと表す。)とを比較している。また、基板Wは、300mmウエハを用いた。
図9は、基板Wに対してエッチングを行った場合のエッチングレートの半径方向の分布を示している。図9に示すように、第2のリング23bが上昇していない場合と比較して、1mm上昇させた場合及び2mm上昇させた場合は、基板Wの端部においてエッチングレートが大きく変化している。一方、基板Wの中央及び中間領域(直径280mm)におけるエッチングレートの変化は、0.5%となっている。このことから、第2のリング23bを上昇させた場合であっても、基板Wの中央及び中間領域におけるプロセス変化を抑制できていることがわかる。なお、基板Wの端部については、第2のリング23bが消耗した状態で上昇させた場合、消耗していない状態のエッチングレートに近づくことになる。
図10は、基板Wの端部におけるチルト角を示す。図10に示すように、第2のリング23bが上昇していない場合、マイナス方向のチルト角となり、1mm上昇させた場合及び2mm上昇させた場合は、プラス方向のチルト角となっている。また、2mm上昇させた場合は、1mm上昇させた場合よりチルト角がプラス方向に大きくなっている。このように、第2のリング23bを上昇させる量に応じて、基板Wの端部におけるチルティングを制御することができる。
以上、第3実施形態によれば、プラズマ処理装置10は、プラズマ処理容器(プラズマ処理チャンバ11)と、プラズマ処理容器内に配置され、静電チャックを含む基板支持部20と、静電チャック22上の基板Wを囲むように静電チャック22上に配置され、内側環状部分、中間環状部分及び外側環状部分を含む第1のリング23fであり、内側環状部分の上面は、中間環状部分の上面よりも高く、外側環状部分の上面は、内側環状部分の上面よりも高い、第1のリング23fと、第1のリング23fの中間環状部分の上面に配置される第2のリング23bと、第2のリング23bの上面を第1の高さに維持するように第2のリング23bを縦方向に移動させるように構成されるアクチュエータ29であり、第1の高さは、第1のリング23fの内側環状部分の上面の高さよりも大きく、且つ、第1のリング23fの外側環状部分の上面の高さよりも小さい、アクチュエータ29と、を有する。その結果、基板Wの端部におけるチルティングを制御しつつ、基板Wの中央及び中間領域におけるプロセス変化を抑制できる。また、エッジリング23G近傍の合成インピーダンスの変化を小さくすることができる。
また、第3実施形態によれば、第2のリング23bの幅は、第1のリング23fの中間環状部分の幅と同一又はそれよりも小さい。その結果、基板Wの端部におけるチルティングを制御しつつ、基板Wの中央及び中間領域におけるプロセス変化を抑制できる。また、エッジリング23G近傍の合成インピーダンスの変化を小さくすることができる。
また、第3実施形態によれば、第1のリング23f及び第2のリング23bは、シリコン又は炭化シリコンで構成される。その結果、エッジリング23G近傍の合成インピーダンスの変化を小さくすることができる。
また、第3実施形態によれば、第1のリング23fを囲むように配置され、絶縁材料で構成されるカバーリング24bをさらに有する。その結果、エッジリング23G近傍の合成インピーダンスの変化を小さくすることができる。
また、第2実施形態によれば、プラズマ処理装置10は、プラズマ処理容器(プラズマ処理チャンバ11)と、プラズマ処理容器内に配置され、静電チャック22を含む基板支持部20と、静電チャック22上の基板Wを囲むように静電チャック22上に配置され、導電材料で構成される第1のリング23cであり、第1のリング23cは、内側環状部分及び外側環状部分を含み、内側環状部分の上面は、外側環状部分の上面よりも高い、第1のリング23cと、第1のリング23cの外側環状部分の上面に配置され、導電材料で構成される第2のリング23bと、第1のリング23c及び第2のリング23bを囲むように配置され、導電材料で構成される第3のリング23dと、第3のリング23dの上面及び外周側面を覆うように配置され、絶縁材料で構成されるカバーリング24aであり、カバーリング24aの上面は、第1のリング23cの内側環状部分の上面よりも高い、カバーリング24aと、第2のリング23bの上面を第1の高さに維持するように第2のリング23bを縦方向に移動させるように構成されるアクチュエータ29であり、第1の高さは、第1のリング23cの内側環状部分の上面の高さよりも大きく、且つ、カバーリング24aの上面の高さよりも小さい、アクチュエータ29と、を有する。その結果、基板Wの端部におけるチルティングを制御しつつ、基板Wの中央及び中間領域におけるプロセス変化を抑制できる。また、エッジリング23E近傍の合成インピーダンスの変化を小さくすることができる。
また、第2実施形態によれば、第3のリング23dは、第1のリング23c及び第2のリング23bより高い導電率を有する材料で構成される。その結果、よりエッジリング23E近傍の合成インピーダンスの変化を小さくすることができる。
また、第2実施形態によれば、第1のリング23cと第3のリング23dとの間に間隙が形成される。その結果、第3のリング23d側から下部電極21に、よりRF電力を流すことができる。
また、第2実施形態によれば、第3のリング23dの少なくとも一部は、静電チャック22上に配置される。その結果、よりエッジリング23E近傍の合成インピーダンスの変化を小さくすることができる。
また、第2実施形態によれば、第2のリング23bの幅は、第1のリング23cの外側環状部分の幅と同一である。その結果、基板Wの端部におけるチルティングを制御しつつ、基板Wの中央及び中間領域におけるプロセス変化を抑制できる。
また、第2実施形態によれば、第1のリング23c、第2のリング23b及び第3のリング23dは、シリコン又は炭化シリコンで構成される。その結果、エッジリング23E近傍の合成インピーダンスの変化を小さくすることができる。
また、第1実施形態によれば、プラズマ処理装置10は、プラズマ処理容器(プラズマ処理チャンバ11)と、プラズマ処理容器内に配置され、静電チャック22を含む基板支持部20と、静電チャック22上の基板Wを囲むように静電チャック22上に配置され、導電材料で構成される第1のリング23aであり、第1のリング23aは、内側環状部分及び外側環状部分を含み、内側環状部分の上面の高さは、外側環状部分の上面の高さよりも高い、第1のリング23aと、第1のリング23aの外側環状部分の上面に配置され、導電材料で構成される第2のリング23bであり、第2のリング23bの内径は、第1のリング23aの内径よりも大きく、第2のリング23bの外径は、第1のリング23aの外径よりも小さい、第2のリング23bと、第1のリング23aの上面の一部及び外周側面を覆うように、且つ、第2のリング23bを囲むように配置され、絶縁材料で構成されるカバーリング24であり、カバーリング24の上面は、第1のリング23aの内側環状部分の上面よりも高い、カバーリング24と、第2のリング23bの上面を第1の高さに維持するように第2のリング23bを縦方向に移動させるように構成されるアクチュエータ29であり、第1の高さは、第1のリング23aの内側環状部分の上面の高さよりも大きく、且つ、カバーリング24の上面の高さよりも小さい、アクチュエータ29と、を有する。その結果、基板Wの端部におけるチルティングを制御しつつ、基板Wの中央及び中間領域におけるプロセス変化を抑制できる。
また、第1実施形態によれば、第2のリング23bの幅は、第1のリング23aの外側環状部分の幅よりも小さい。その結果、エッジリング23近傍の合成インピーダンスの変化を小さくすることができる。
また、第1実施形態によれば、第1のリング23a及び第2のリング23bは、シリコン又は炭化シリコンで構成される。その結果、エッジリング23近傍の合成インピーダンスの変化を小さくすることができる。
以上、種々の例示的実施形態について説明してきたが、上述した例示的実施形態に限定されることなく、様々な追加、省略、置換、及び変更がなされてもよい。また、異なる実施形態における要素を組み合わせて他の実施形態を形成することが可能である。
また、上記した各実施形態では、プラズマ源として誘導結合型プラズマを用いて基板Wに対してエッチング等の処理を行うプラズマ処理装置10を例に説明したが、開示の技術はこれに限られない。プラズマを用いて基板Wに対して処理を行う装置であれば、プラズマ源は誘導結合プラズマに限られず、例えば、容量結合プラズマ、マイクロ波プラズマ、マグネトロンプラズマ等、任意のプラズマ源を用いることができる。
1 プラズマ処理システム
10 プラズマ処理装置
11 プラズマ処理チャンバ
20 基板支持部
21 下部電極
22 静電チャック
23,23E,23G エッジリング
23a,23c,23f 第1のリング
23b 第2のリング
23d 第3のリング
24,24a,24b カバーリング
27 穴
28 駆動ピン
29 アクチュエータ
100 制御部
W 基板

Claims (13)

  1. プラズマ処理容器と、
    前記プラズマ処理容器内に配置され、静電チャックを含む基板支持部と、
    前記静電チャック上の基板を囲むように前記静電チャック上に配置され、内側環状部分、中間環状部分及び外側環状部分を含む第1のリングであり、前記内側環状部分の上面は、前記中間環状部分の上面よりも高く、前記外側環状部分の上面は、前記内側環状部分の上面よりも高い、第1のリングと、
    前記第1のリングの前記中間環状部分の上面に配置される第2のリングと、
    前記第2のリングの上面を第1の高さに維持するように前記第2のリングを縦方向に移動させるように構成されるアクチュエータであり、前記第1の高さは、前記第1のリングの前記内側環状部分の上面の高さよりも大きく、且つ、前記第1のリングの前記外側環状部分の上面の高さよりも小さい、アクチュエータと、
    を有するプラズマ処理装置。
  2. 前記第2のリングの幅は、前記第1のリングの前記中間環状部分の幅と同一又はそれよりも小さい、
    請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記第1のリング及び前記第2のリングは、シリコン又は炭化シリコンで構成される、
    請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記第1のリングを囲むように配置され、絶縁材料で構成されるカバーリングをさらに有する、
    請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  5. プラズマ処理容器と、
    前記プラズマ処理容器内に配置され、静電チャックを含む基板支持部と、
    前記静電チャック上の基板を囲むように前記静電チャック上に配置され、導電材料で構成される第1のリングであり、前記第1のリングは、内側環状部分及び外側環状部分を含み、前記内側環状部分の上面は、前記外側環状部分の上面よりも高い、第1のリングと、
    前記第1のリングの前記外側環状部分の上面に配置され、導電材料で構成される第2のリングと、
    前記第1のリング及び前記第2のリングを囲むように配置され、導電材料で構成される第3のリングと、
    前記第3のリングの上面及び外周側面を覆うように配置され、絶縁材料で構成されるカバーリングであり、前記カバーリングの上面は、前記第1のリングの前記内側環状部分の上面よりも高い、カバーリングと、
    前記第2のリングの上面を第1の高さに維持するように前記第2のリングを縦方向に移動させるように構成されるアクチュエータであり、前記第1の高さは、前記第1のリングの前記内側環状部分の上面の高さよりも大きく、且つ、前記カバーリングの上面の高さよりも小さい、アクチュエータと、
    を有するプラズマ処理装置。
  6. 前記第3のリングは、前記第1のリング及び前記第2のリングより高い導電率を有する材料で構成される、
    請求項5に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記第1のリングと前記第3のリングとの間に間隙が形成される、
    請求項5又は請求項6に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記第3のリングの少なくとも一部は、前記静電チャック上に配置される、
    請求項5〜7のうちいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記第2のリングの幅は、前記第1のリングの前記外側環状部分の幅と同一である、
    請求項5〜8のうちいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記第1のリング、前記第2のリング及び前記第3のリングは、シリコン又は炭化シリコンで構成される、
    請求項5〜9のうちいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  11. プラズマ処理容器と、
    前記プラズマ処理容器内に配置され、静電チャックを含む基板支持部と、
    前記静電チャック上の基板を囲むように前記静電チャック上に配置され、導電材料で構成される第1のリングであり、前記第1のリングは、内側環状部分及び外側環状部分を含み、前記内側環状部分の上面の高さは、前記外側環状部分の上面の高さよりも高い、第1のリングと、
    前記第1のリングの前記外側環状部分の上面に配置され、導電材料で構成される第2のリングであり、前記第2のリングの内径は、前記第1のリングの内径よりも大きく、前記第2のリングの外径は、前記第1のリングの外径よりも小さい、第2のリングと、
    前記第1のリングの上面の一部及び外周側面を覆うように、且つ、前記第2のリングを囲むように配置され、絶縁材料で構成されるカバーリングであり、前記カバーリングの上面は、前記第1のリングの前記内側環状部分の上面よりも高い、カバーリングと、
    前記第2のリングの上面を第1の高さに維持するように前記第2のリングを縦方向に移動させるように構成されるアクチュエータであり、前記第1の高さは、前記第1のリングの前記内側環状部分の上面の高さよりも大きく、且つ、前記カバーリングの上面の高さよりも小さい、アクチュエータと、
    を有するプラズマ処理装置。
  12. 前記第2のリングの幅は、前記第1のリングの前記外側環状部分の幅よりも小さい、
    請求項11に記載のプラズマ処理装置。
  13. 前記第1のリング及び前記第2のリングは、シリコン又は炭化シリコンで構成される、
    請求項11又は請求項12に記載のプラズマ処理装置。
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